平成22年村上市議会第1回定例会会議録(第5号) 〇議事日程 第5号 平成22年3月8日(月曜日) 午後1時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(29名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        福 祉 保 健 部                   遠   山   た   つ   君        保健医療課長        福 祉 保 健 部                   斎   藤       勉   君        社会福祉課長        産業観光部長     増   子   太   平   君        産 業 観 光 部                   本   間   誠   一   君        農林水産課長        産 業 観 光 部                   瀬   賀       功   君        商工観光課長        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上下水道部長     渡   辺   成   一   君        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    佐   藤   健   吉   君        山 北 支 所 長    富   樫   昌   平   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    伊   藤   良   子           午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は29名全員です。定足数に達しておりますので、これ から本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、5番、川村敏晴君、28番、山田勉君を指名いたし ます。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、5日に引き続き一般質問を行います。   最初に、23番、大滝国吉君の一般質問を許します。   大滝国吉君。           〔23番 大滝国吉君登壇〕 〇23番(大滝国吉君) 大変ご苦労さまでございます。議長のお許しをいただきましたので、さきに 通告しております3件について一般質問をさせていただきます。   その前に、平成22年度村上市当初予算の編成に当たりましては、依然として大変厳しい経済状況 にある中、市政においては前年度を下回る現状の中で一般会計3.8%増、301億8,000万円の予算を編 成するに当たり、大変ご苦労さまでございました。特別会計においてもそのとおりでございます。本 市を取り巻く現状は大変厳しいものがありますが、しっかりとその現状を把握した上でこの予算が通 りました後には主要事業の予算執行をしていただきたいと思います。   それでは、最初に(1)、今後の支所のあり方と職員改革について伺います。昨年12月に決議い たしました本市基本構想をもとに、第1次村上市総合計画ができ上がりました。それによると平成20 年に982人いた職員を、平成28年までに733名の職員体制を目指すという予定でおります。   @、これによって支所の体制、役割はどのようになるのか。A、支所機能、住民サービスを低下 させないようにするためにはどのような取り組みを考えておられるのか。B、職員の意識改革をどの ように進めていくのか伺うものでございます。   次に、(2)、日本海東北自動車道についてでございますが、@、この3月28日には神林岩船港 インターまでが開通されます、また、朝日まほろばインターまでの開通が平成22年度中ということで 予定されております。ですが、朝日から山形温海までの区間は基本計画区間であり、いまだ着工の予 定も決まっておりません。山北地区と山形県温海地区では毎年いろいろな要望活動を行い、早期実現 に向けて努力はしていますが、なかなか見えてきておりません。今後の見通しと取り組みについて伺 うものでございます。   A、本年6月より荒川胎内インターチェンジから新潟中央ジャンクション間の無料化社会実験が 開始されます。これに伴い神林岩船港インターチェンジから新潟市までが無料となります。本市の産 業、物流に大きな影響をもたらし、期待するところも大きいものがありますが、その反面本市の地域 住民の消費圏も拡大され、地元消費が減少するのではないかと危惧されます。その対策にどのような 考えをし、どのように取り組むのかお考えをお伺いいたします。   (3)、協働のまちづくりについて伺います。合併して本市は270を超える集落、町内となりま した。各地域には特色ある歴史文化があり、それを維持するために大変その地域ではご苦労をしてお ります。その中においても中山間地の集落では少子高齢化が進み、さまざまな作業や業務を行うのに 大変苦慮しております。一集落の一例を挙げますと、春一番には市道、県道のごみ拾い、また林道の 補修、手入れ。次には春、秋の川をきれいにする運動、川の草刈り、そして集落山道、市道、県道の 草刈り、缶拾いなど。また、公民館や神社などの草むしりや掃除、そして冬囲いや取り外し、冬にな ると屋根の雪おろしなど、本当にいろいろな行事を行っております。小さな集落やひとり暮らしをは じめ高齢者のみの家庭では大変な負担となっております。このことについてどのように考え、これか ら協働のまちづくりをする上でどのように取り組んでいくのか伺うものであります。   以上、3項目について一般質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 大変ご苦労さまでございます。そして、村上地区、荒川地区、朝日地区の皆 さんには午前中中学校の卒業式、大変ご苦労さまでございました。それでは、大滝議員の3項目のご 質問に順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、今後の支所のあり方と職員改革についての1点目、第1次村上市総合計画に よると、平成28年度まで200人以上の削減を計画しているが、支所の体制、役割はどうなるのかとの お尋ねについてでございますが、村上市行政改革大綱でお示しのとおり、支所機能のあり方について は利用しやすい窓口サービス部門と地域に根差した自治振興部門に重点を置き、行政内部事務など集 約できるものについては本庁へのさらなる集約を進め、一方地域の課題や地域自治活動などについて は最も身近な支所が中心となり、完結できるよう組織再編を進めていくつもりにしております。   次に、2点目、支所機能、住民サービスを低下させないためにどのような取り組みを考えている のかとのお尋ねについてでございますが、本庁、支所間での事務分掌の重複や連携不足などにより、 事務の効率化が図られていない現状がありましたので、平成23年度の組織再編に向けて本庁へのさら なる集積を進めるためにいま一度本庁、支所間の業務の見直しを行っております。また、現在の支所 では係制をとっているわけでありますが、窓口業務など支所で必要とされているサービスを効率よく 行っていくために23年度からはすべての係を廃止いたします。そして室体制へ移行することにしてお ります。   次に、3点目、職員の意識改革をどのように進めていくのかとのお尋ねについてでございますが、 支所の職員に限らず、すべての職員に対し市民ニーズの多様化、複雑化及び地方分権や権限移譲の進 展により、地方公共団体の業務が増大する一方、職員一人一人は常に市民の視点に立ち、効率的な行 政運営、財政運営に参画する意識をより高めることがこれまで以上に求められている現状を十分認識 し、業務に当たってほしいと機会あるごとに訓示しているところであります。この点も踏まえ、より 一層職員間における意識の差の解消に努めるとともに、その育成に当たっては既存の研修制度や専門 研修等を効果的に活用し、職員の能力開発やレベルアップを図るとともに、職員の意識、教育改革と して評価する制度を構築した人事考課制度の導入を図ることとし、現在制度設計を行っているところ であり、職員の士気高揚につながる人事管理に努めてまいります。また、職員の地域活動への積極的 な参加を促し、直接市民との対話を通じ、意識の改革にも努めていきたいと考えております。   次に、2項目め、日本海東北自動車道についての1点目、山形県境までの基本計画区間の今後の 見通しと取り組みについてのお尋ねでございますが、平成20年12月開催の日沿道朝日温海間早期事業 化を目指す緊急市民集会で、蒲萄峠道路を優先的に整備する提言を受けましたので、新潟県知事と私 とともに国土開発幹線自動車道建設会議の早期開催と、朝日温海間の整備計画路線への格上げを国に 強く要望してまいったところであります。平成21年4月に開催された国土開発幹線自動車道建設会議 では、日沿道の酒田みなと遊佐間は整備計画路線に格上げされましたが、朝日温海間の格上げは見送 られた現状であります。その後の政権交代による同盟会の総会や建設促進大会等に国土交通省が一人 も出席していないことや、地方の声を届ける要望行動においても国土交通省の幹部職員には提出でき ないなど、以前と大きくさま変わりしているのが現状であります。このように今後の高速道路のあり 方が不透明な状況ではありますが、あらゆる機会を通じて情報の収集に努めながら、朝日温海間の早 期事業化が図られるよう国に働きかけてまいりますし、大滝議員もご承知のとおりさきの山形新聞、 荘内日報には民主党の小沢幹事長と北前舟庄内の新田社長が会談し、日沿道の県境区間を含めた早期 全線開通を要望した際、日沿道につきましては4年をめどにつなげたいと報道されていますので、こ れに大きな期待をいたしているところでございます。   次に、2点目、本年6月から荒川胎内インターチェンジから新潟中央ジャンクション間の無料化 により、生活圏拡大による地元消費の減少が危惧されるが、その対策をどのように考えるかとのお尋 ねについてでございますが、現在の地域住民の商圏範囲は新発田、新潟まで及んでおり、高速道の無 料化の影響はありますが、逆に新潟、新発田をターゲットに交流人口の拡大のために季節ごとのさま ざまなイベントを広く宣伝しながら、食を通じたおもてなしや幅広い地域観光の魅力をさらに充実発 展させ、地元消費の拡大を図ってまいりたい、そういう計画をつくっていきたいと思っております。 また、地元消費の拡大を図るために、この時期にあわせ今定例会新年度予算に予算化をお願いしてあ りますプレミアム商品券の発行や、地元商店街等による売り出し関係団体と連携を密にし、対応した いと考えておりますし、さらには個々の商店の皆様方よりも一層の自助努力が必要であると考えてお ります。   次に、3項目め、協働のまちづくりについてのお尋ねでございますが、過疎化や少子高齢化によ る集落コミュニティの維持が困難になっている集落等が出てきていることは承知をいたしております。 特に中山間地においては集落間が遠距離である地域が多い上、高齢者が著しい集落では先ほど来お話 がありますように、長年行われてきた道普請など季節ごとの共同作業が難しい現状になってきており ます。少子高齢化のほかにもさまざまな要因が考えられますが、町内、集落のコミュニティがいかに して存続していくことが可能か、活性化に何が必要なのか、また集落間連携による新たな地域コミュ ニティ等のあり方などを住民の皆様と情報を共有し、これから進める市民協働のまちづくりの中で課 題解決や地域活性化を図っていきたいと考えております。具体的には市全域に一定規模の地域ごとに (仮称)例えば何々地域まちづくり協議会というようなものを組織していただき、人、財政両面から 市が支援する仕組みづくりを進めてまいりたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) ありがとうございます。市民協働のまちづくり指針というのを21年の11月に お示しでありますが、その中によりますと、職員の意識改革のための研修実施、これが22年度に行わ れるというような予定でおりますが、どのような研修でどのような成果が上がっておるのか、お聞か せ願います。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 先ほど市長のほうからも全体の取り組み申し上げましたけれ ども、来る22年度におきましては協働の仕組みづくりを23年度に本格的に動き出したいということで、 いろんな意味で準備作業にかかる年だというふうに位置づけております。その中でも協働という新し い名前だけがひとり歩きするのではなくて、今まで積み上げてきたものをこれからもこういうふうに やっていくという、そういう意味なのだなという考え方を共有するのとあわせまして、まずもって今 900名おる職員がこの思いを共有していかなければなかなか住民に伝わらないというようなことで、2 2年度におきましては全国でもいろいろな取り組みをしておるところに深くかかわっておられる先生 方おりますので、ぜひとも講演またはその現状をお聞かせいただくような機会を全職員に提供して、 それらを中心に職員がまずもって市が進めようとしているものを共有していきたいというふうなこと で研修会、その他を予定しているものであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) この予定でおりますと、21年度中にそういう研修実施を行うというふうなも のが載っておりますが、これは来年度から行うということなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 全体の研修については22年度、先ほど申し上げたようなこと をやります。本年度につきましては、特にこれまで中心となって進めてきました教育委員会の生涯学 習部門とこれから自治振興の部署、市長部局でやるところを今取りまとめを政策推進課がやっており ますので、この辺の職員間の業務のあり方等について何度となく情報交換をし、進めているのが21年 度、大きくは急進に諸課題を解決しなければならない部門から21年度は取りかかっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) 先ほど市長が本庁、支所との事務の重複や連携不足があり、そのようなこと をこれから煮詰めていって本庁でやる部門、支所でやる部門をきちんと明確にしていきたいというよ うなことをおっしゃられましたが、どのようなことが今まであったのか、重複、連携不足というのは どのような点を言われておるのか、お聞かせ願いたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 本庁、支所の間の業務というものについては、合併当初からいろ いろ精査をしてまいったわけですが、事務の取り扱いの違いとかというようなことでなかなか統一し た形ができていないところもございまして、迷惑をかけている点も多々あったと思います。それから、 あわせて支所、本庁の職員数につきましても減少していく計画でおりますので、大体支所の中での業 務を本庁へ集約させるという、先ほど市長のほうで申し上げましたように、できるだけ本庁でできる ものはしていって、支所につきましては先ほど申し上げたような目的を持って支所の体制を整備して いきたいというようなことで、重複している業務がないかどうかをいま一度精査をして市民のサービ スにこたえられるように体制を整えていきたいということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) これから28年度以降になりますと、支所が前回の説明によると35名にしてい きたいのだということもおっしゃられておりますが、市長は今までも言われておりますが、本庁まで の距離が大変長い距離を来なければならない支所、支所間の交流もあるわけですが、そういう点につ いて全部一律に支所は35名体制をとっていくのか、そういう地域のバランスを考え、これから考えて いくのか、その点についてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら何が何でもそういうふうな定数にしていくということでな くて、やっぱり特色あるところあるいは逆におくれているようなところ、あるいは遠距離にあるとか いろいろな問題が出てきますので、そういうところには弾力的に対応していく必要があろうと。しか しながら、将来的に村上市を運営していくには、やはりある程度のことはしっかりと腹を据えて取り 組んでいかなければならないと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) 財政も厳しくなり、それに伴い職員も削減される。その地域に本当にこれか ら住民にこたえるサービスができるかということが、本当にこれから危惧されるわけですが、職員一 人一人が先ほども言われましたが意識を改革し、本当に地域のために、本当にこれからこの村上市の ために一生懸命頑張ってもらえると、やっぱりそういう意識改革が大変必要だと私も考えております。 そういう面で今職員の給料にしても、まだまだ統制がとれていないような感じがしております。今ま でも何回も問題にされておりますが、同じ世代でも格差があるというのは今否めない現状であると思 いますが、その点については市長その考えでよろしいでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず一つには、将来的に村上市を継続させていくためには、やはりある程度 の組織改革をしたり行政改革をやったり財政改革をやりながら維持をしていかなければならない。そ の中においてそれをやったから住民サービスが低下するということでは困るわけでありますので、よ り一層私どもはじめ職員の資質の向上が問われるわけでございます。それらについて私どもは職員に お話をし、そして理解をし、話し合っていかなければならない、そして認識をしてもらわなければな らないと考えております。   職員の給与の面ですけれども、同じ年代で差があるというのは、やはりそれは能力の差とかいろ いろな面でそういうのが出てくる可能性はあると思いますが、その点については担当課長から説明を いたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) この場で職員の給与の格差についてのお尋ねがございましたが、 私どものほうといたしましては、新しい昇格基準、給料表を設定することによりまして、それぞれ違 いがございました5町村の中の昇級の基準というものを統一することによりまして、その差というも のが格差ではないということをこれまでもお話をさせていただいております。新しい基準になりまし て、2年を経過しようとしておりますけれども、当初差があるというふうな概念が職員組合のほうで もお持ちでありましたけれども、聞いてみますと、その辺も組合員のほうで実態調査をした結果、そ ういうところは余り思ったほどではなかったというようなお話も承っておりますので、一時そういう ようなものは従来の自治体の基準で設けたわけですので、一時的にそういう差が感じられるというの はごく当然だと思われますが、現在感におきましてはそういったものはかなり是正をされてきている というふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) 格差がないけれども、給料に差はあるということなのでしょうけれども、や はり職員の意識の改革についても市長、やはり同じ世代でいて、片一方はいっぱいもらって片一方は 少ないと。そして一生懸命やれやれと言ったって、やはりそこには私は矛盾がくるのではないかと。 やはりそこにやっぱり市長がそういうこともありますが、この村上市のために、この村上市がこれか らこの住民が暮らしやすいようにするために、職員が皆さん一丸となってこの地域を盛り上げてもら いたいと、やはりそういう意気込みを市長が言うことによって職員の意識も私は変わってくるのでは ないかと、こう思うのですが、市長どう思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 職員の格差ということでございますが、例えば採用時初級職員として採用さ れた人と、上級職員として採用された方はおのずと差がついているのはそれは私は格差というもので はないと、そのように考えておりまして、また早く係長になり、課長補佐になり、課長になる人もい ますし、それが遅くなる人もいますので、それはいたし方ない事実であるわけでございますので、そ れは格差というべきものではないと考えております。   今言ったように、そういうようなことを乗り越えてこの村上市のため、将来的なために村上市役 所の職員としてやらなければならないことはきっちりとやっていただきたいというようなことは事あ るごとにお願いをしておりますし、また喚起を促しているということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) 幾らすばらしい施策を立てても、すばらしいやり方をしても、やはりそこに いる人が本気になってそのものに対して一生懸命みんなで向かっていくという姿勢がなければ、私は 何にもならないことになるのではないかと、このように危惧しております。やはり本当に気持ちと気 持ちでぶつかって、そこで分かち合って同じ目標に向かってもらいたいと、このような姿勢を市長、 副市長みずからが職員の先頭に立ってこの地域を盛り上げていっていただきたいと、このように思っ ておりますが、どう思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら職員の皆さんにはこの改革をやることは最終的に職員の皆 さんの職場を守ることになるのですよと、そう言っています。こういうことをやっていかなければ、 最終的には職場がなくなるのですよと。ですから、みんなでやっていく。それも一つの皆さんに対し てのお願いですと、そういうことも言ってありますので、職員もこれだけの合併して計画を立てて、 そしてこれから改革をやっていこうというわけですから、急にその気になれなんて言ったってそれは 無理かもしれませんけれども、徐々に徐々に、徐々に徐々にたってそんなゆっくりではだめですね、 やはりある程度のスピード感を持ってその対応をしていくように私どもも努力をしてまいりますし、 副市長も同じ気持ちでいると思います。もしよかったら聞いていただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) 副市長もその気持ちだと思いますので、あえて聞きませんが、そのようによ ろしくお願いいたします。   次に、高速道路ですが、我々が山北時代、先ほど市長も国幹審にうちのところ入れなかったと。 そのときにうちらに一番言われたのは環境アセスメント、環境調査ですか、そういう猛禽類とかそう いう調査がきちんとなされていないから少しおくれたなということもあの当時聞いておりましたが、 その点については今どのような進みぐあいになっているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのとおりでありまして、酒田みなとと遊佐間については環境アセスメント がもう終わって何年もたっているのです。そしてようやく格上げされていったということでありまし て、朝日温海間についてはまだ環境アセスメント調査が終わっていない区間でありますので、環境ア セスメントを今やるようにお願いをしていますし、国土交通省においてもそのような方向でいくとい うようなことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) あの当時、うちらが山北の議員になっていたころからうちの山北地区にはそ ういう調査員が入られまして、いろいろ調査しているのですが、いまだ調査員が見られます。あれか ら10年ぐらいになるのですが、何かそういう調査がまだまだしなければならないいろいろな項目があ ってそういう調査が今までなされているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 環境影響評価でございますけれども、すべてやると22項目の調査 項目あるというふうに聞いています。それで山北地区のほうで新潟国道事務所のほうでも調査はして います。ただ、この調査は国道の交通の状況、また今後の改良なり整備に伴いまして周辺の環境がど んなふうになるかという把握をするために、平成10年から継続してやっているということで、高速道 路のための環境影響評価ではないということでちょっと聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) 整備路線に格上げされれば問題なく予定どおり整備路線に、民主党になって 国幹審が廃止されるような話も聞いておるのですが、その調査が関係なく格上げはなられるというこ とでよろしいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 格上げにつきましては、国幹審が一応今回一部法律の改正という ことで仕組みが変わるというふうにちょっと情報は得ていますが、どんなふうになるかまだ不透明と いうことでございますので、その辺は今後の動向を見ながらまた要望なりしていきたいというふうに 考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) 先ほど市長大会をやっても来賓が余り来なくなったということで、大会の意 味が薄れてきているということでございましたけれども、来年度も村上市と鶴岡の決起大会などの予 定はやる予定でおりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大会に来なくなったというか行くなということなのです。そういう大会には 出なくていいというような政府からのお達しが国土交通省に行っているということでございまして、 国土交通省の職員はほとんどといっていいぐらい出れないということであります。国会議員は来ます けれども、大体国会議員というのはすぐ帰りますけれども、大会はやるなとはだれも言っていません ので、大会は粛々と私どもはやっていきたいと考えています。大会をやることによって直接その場に 来なくても、例えばそれ終わって私なら私が行ってきのうこういう大会やりましたと、こういうこと で決議しましたので、お願いします。そういうことは一向に差し支えないので、私一人で行くのは、 国土交通省に。ただし、民主党の国会議員を同行して行くことは余り好ましくないということであり ますので、私が県庁へ行ったり国会へ行って、国土交通省に行って、農林水産省に行って、こういう ことがありましたので、覚えておいてくださいと、今後もよろしくお願いしますというぐらいは一向 に差し支えないわけでございます。   そして、一番私どもがこれから考えていかなければならないのは、先ほど来申し上げているよう に朝日まほろばインターまで、22年度中ですから、来年の3月31日には開通するわけです。そうする と全部の車がそこでおりるわけです。そして全部7号に入ってくるわけです。7号に入ってきて朝日 の蒲萄のあの狭い道路を猛スピードで走っていく、集落間を。非常に蒲萄の総代も気にしていますけ れども、大きな影響があるだろうなと。危なくて本当に外にも出れないような状況になる可能性があ るし、また民家に突っ込む可能性もあるというようなことで、それを見ながらこんな危険なことをし ていてもいいのですかというような感じで、そこだけをまず何とかバイパスみたいにしてどんとぶち 抜いていく方法もあろうかと思っておりますので、その点についても交通量あるいは開通後の動向を 見ながら対処していきたいなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) 市長、大会は粛々と行うということでございますし、蒲萄は大変危険になる ということであれば、なおさら早期実現しなければならないものだと思いますが、せっかく市長も小 沢一郎さんが4年をめどに通すのだと明言をされておるようでありますし、うちの市の議員にも民主 党の方々がたくさんおられますし、新潟県にも民主党の方々がたくさんおられるわけですが、その中 においてその大会に小沢一郎氏を呼んできて講演してもらえればなお大会を盛り上げるし、実現が近 くなるのではないかと思いますが、市長その考えはないですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大滝議員もあの新聞ごらんになったと思います。私もあの新聞を見てびっく りしまして、本当に国土交通省へ行ったりありとあらゆるところ配ってきました。こうやってやって いるのですが、お願いします。どう考えても4年でめどが立つなんていうことはあり得ない話。でも わかりませんよ、小沢さんのことですから何やるかわからないので、できてもらえば最高だと思って おりますが、順番を踏んでいくと非常に難しいかなと。だから今言ったとおり、正規のルートではな くても要するに別なルートをつくりながら、それを格上げしていくという方法もあるのではないかな と、いろんなことを考えているのではないかなと思っております。   私の感触とすれば日沿道はやはりつなげるだろう、つなげる気があるなと、そういうふうに踏ん でおりますので、大会に来てくださいなんたってそれは、ここにもいますけれども、そこの党の人に 無理やりお願いして来ていただくとしても、ちょっと無理なのではないかなと思いますけれども、や ってみましょうか、あの新聞で。   いずれにしても、それは冗談としても、この前知事と私と会談をいたしまして、知事においても 大滝市長、小沢さんのところに私とあなたと一緒に行ってきましょうかというような話もありますの で、近々またお会いしますので、日程を調整いたしまして、2人で行ってくるような段取りにしてい きたいと、お願いをしたいと、ぜひとも一緒に行っていただきたいというようなことをお願いしてま いりたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) ぜひこれからも強い要望をいたしまして、一歩でも二歩でも前進するような 取り組みをしていただきたいと思います。   次に、無料化の件でございますが、市長も前回の議員の質問にもこの地域からの若者が新潟市、 新発田市に買い物に出る機会が多くなるということは危惧しているということもお聞きしました。ま た、プレミアム商品で6月にそれを発行するのだということも聞かれました。今この村上市にも人形 さま巡りでたくさんの方々が来ておられますが、なかなかそれが商店街の方々に還元されていないと いうところではないかと思っております。それでこの地元商店街、飲食店の方々も本当に今非常に厳 しい状況である中でいろいろな市の制度資金をいただきながら、一生懸命頑張っているようでござい ます。それでもまだまだ追いつかない状況でありますし、本当にそういう商店街の方々の声を聞くな らば、市長を先頭にプレミアム商品券を議会も職員もみんなで給料を上げて買ってでもそれを市に反 映して、物心両面ともこの地域の商店街、飲食店を盛り上げてほしいと、そういうような気持ちも強 く持っておられるようでございますが、その点についてこういうことができるものではございません が、また別な角度の発想の考えはございませんでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) プレミアム商品券につきましては、昨年3億円分を発売したわけでございま して、市がプレミアム分10%、3,000万を市が補助として出したわけでございますが、プレミアム商 品券自体は大滝議員ご承知のとおり100%完売しているのです。そして、99.9%ぐらい商品化されて いるのも事実であるわけなので、それについては何もそんなに問題ないのではないかなと。これが売 れないで残っているという状況であれば、市の職員も買っていただきたいと思っておりますし、私は じめ皆さんにもお願いをしてプレミアム商品券が売れ行きが悪いというようなことでお願いするとい うことがあろうかと思いますけれども、プレミアム商品券自体は完売をしているという現状でありま すので、そして商品化がなされている、商品の物流がされているということでありますので、その点 についてはさほど心配したものではないのではないかなと思っております。   しかしながら、やはり中央ジャンクションまで高速道路が無料化になるというようなことになる と、そこに人が流れていく可能性はあると思っております。それはなぜかというと、それは私どもだ けではなくて、この地域発信、村上発のものが必要であると。逆にこの前も答弁いたしましたが、新 潟、新発田からこっちのほうへお客を呼べるような魅力のあるものを私どもはつくらなければならな いし、もちろん市がそういうようなアクションを起こしていく必要があろうと思っておりますし、さ らに個々の商店、その方々も今の店以上に魅力を発信してあれを買うのであればあの店、村上のこの 店に行ったほうがいい、村上に行かなければこれは買えないあるいは神林に行かなければ、荒川へ行 かなければ、山北へ行かなければ買えないというようなものをやはり勉強してつくっていく必要があ ろうと。例えばおそば屋さんでも何でもそうです、お昼に並んでいるのです、30人も40人も。30分、 1時間かけてもそこのそば食いたいというので並んでいる。あれが本当の姿だと私は思っています。 やはり自分のお店の魅力をもっともっと勉強して考えて発信していく、そうすればお金をかけて遠く からでも食べに来る可能性がある地域であるし、それだけの魅力を持った食材が私はあると考えてい ますので、それらについても市はもちろんでございますが、商工会議所あるいは商工会を通じて意識 の改革を訴えていきたい、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) まだまだ村上市の商店街も大変厳しいところがありますし、市長が言われた ように本当に市が率先してそういう人たちを〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕うまくリード していってこの地域が今以上に活性化し、盛り上がることを期待いたしまして、私の一般質問とさせ ていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) これで大滝国吉君の一般質問を終わります。   午後2時まで休憩します。           午後 1時47分  休 憩                                                        午後 2時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、1番、板垣千代子さんの一般質問を許します。   板垣千代子さん。           〔1番 板垣千代子君登壇〕 〇1番(板垣千代子君) 公明党の板垣千代子でございます。議長のお許しをいただきましたので、 私の一般質問をさせていただきます。私の質問は2項目となっております。   1、平成22年度村上市施政方針についてお伺いいたします。@、子育て支援の充実について、村 上市の不妊治療について昨年9月一般質問を行いました。市長には早速平成22年度の予算に計上して いただきましたことは、不妊で悩んでいるご夫婦の方々の大きな力となっています。詳細については 後ほどお伺いいたします。   A、AEDの配備計画について、AEDの配備計画が上がっていますが、平成22年度の配備箇所 と台数をお伺いいたします。   B、商工業の振興について、昨年大きな反響がありましたダブルプレミアム商品券を平成22年度 も継続するとありますが、詳細についてお伺いいたします。   C、保健医療の充実について、女性特有のがん検診が昨年は全額国費でしたが、ことしは国費50 %、市町村が50%となっています。市の対応をお伺いいたします。   2、思いやり駐車場について、車いす使用者、身体障害者、知的障害者、要介護認定者、妊産婦 の方たちが安心して利用できる利用証交付の取り組みについて伺います。   以上、ご答弁をいただきました後、再質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、板垣議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、平成22年度村上施政方針についての1点目、子育て支援の充実についての不 妊治療費助成事業についてのお尋ねでございますが、本事業は施政方針でも述べましたように、不妊 に悩むご夫婦に不妊治療に要する費用の一部を助成することにより、経済的な負担の軽減を図ること を目的としており、本市に住所を要するご夫婦で特定不妊治療以外の治療法によっては妊娠の見込み が極めて少ないと医師が判断し、新潟県事業で助成を受けた方を対象に県の助成額を控除した自己負 担額の2分の1、上限10万円を年1回、通年5年度まで助成するものであります。本市の不妊治療費 助成制度については、市報、ホームページはもとより、病院、保健所に周知し、制度の活用を図って まいりたいと考えております。   次に、2点目、AEDの配備計画についての平成22年度の配備箇所と台数についてのお尋ねでご ざいますが、平成22年度の配備計画として市内20施設の保育園、8施設の児童館及び学童保育所の全 施設にそれぞれ1台ずつの28台を。高齢者福祉施設では寿山荘、神林いこいの家、荒川いこいの家に それぞれ1台ずつの3台を配備する予定としております。   次に、3点目、商工業の振興についてのダブルプレミアム商品券の発行の詳細についてのお尋ね でございますが、昨年11月に開催いたしました経済不況に伴う企業懇談会、商工団体からの要望も踏 まえ、平成22年度も予算計上をさせていただきました。詳細については村上市プレミアム付商品券発 行事業補助金交付要綱により、補助金申請者となる商工会議所、商工会と連携しながら地元消費拡大 につながる内容でお願いしたいと考えております。   平成21年度の実績といたしましては、使用可能期間を平成21年4月28日から9月30日とし、4月 28日発売開始後6月5日に完売いたしました。換金状況は99.9%でありました。中規模、大規模小売 店舗での利用状況は全体の18%、地域内商店での利用割合は72%で地元消費にも貢献できたものと考 えております。また、このダブルプレミアム商品券の発行にあわせて、村上市中央商店振興組合では 加盟店で使用可能なまごころクーポン券を先着希望者500人に配布し、商品券購入に拍車を加えまし た。クーポン券は1枚50円券でプレミアム商品券1枚につき1枚使用でき、10枚つづり500円分の クーポン券となっております。また、今年度におきましては、瀬波温泉の旅館組合の方々が今話し合 っているそうでございますが、プレミアム商品券のところに温泉の優待券も自分たち独自でつけてや りたいというようなことも聞いております。   次に、4点目、保健医療の充実についての女性特有のがん検診の市の対応についてのお尋ねでご ざいますが、本市では乳がん検診、子宮がん検診について近隣の医療機関や健康機関と連携して取り 組んでまいりました。国の補正予算で平成21年度のみの事業として、一定の年齢の女性を対象として 乳がん、子宮がんの検診を無料で実施した場合、10割補助することとなり、本市でも医療機関等と相 談して実施をいたしました。平成22年度については、国が検診料の2分の1の補助をするとし、審議 中でありますが、対象者など国の動向を注視しながら今後検討してまいりたいと考えております。   次に、2項目め、思いやり駐車場について、車いす使用者、身体障害者、要介護認定者、妊産婦 の方たちが安心して利用できる利用証交付の取り組みについてのお尋ねでございますが、障害者用駐 車スペースに健常者が駐車しているケースは現実にあると思いますので、障害者自立支援においても 安心して外出できるよう、また思いやり駐車場の利用についてはモラルの問題でありますので、今後 適切な利用について計画をしていく必要があると考えております。利用証の発行については個人情報 に配慮する必要もありますので、これらのことを踏まえ、今後障害者団体等と協議してまいりたいと 考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) それでは、1項目め、子育て支援の充実についてお伺いいたします。   不妊治療についてですが、大きく分けて人工授精と体外授精がありますが、この10万円というの は体外授精のみに使われるということですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) お答えいたします。   不妊治療にはいろいろな種類がございますが、今回の対象になっておりますのは、健康保険の適 用の対象外になっております体外授精と顕微授精というものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) そうしますと、もし今ちょっと市長の答弁聞き漏らしたところあると思う のですけれども、市のほうにこの助成をお願いするときにはどういうものが必要ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) これは県のまず助成の対象になった方がお金が大変いっ ぱいかかりますので、まず県のほうで確かに対象でありますということになった方につきまして、県 が15万円の助成をいたします。しかし、それでは不足でございますので、その不足な部分につきまし て市が上乗せするような形で、それ以外の部分につきまして半分助成するということになります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 市のほうに来る前にまず県のほうに行って助成をお願いすると、お医者さ んのほうで認めた者に対して県のほうも助成してくださると思うのですけれども、体外授精、顕微授 精、これについて県の助成と市の助成を一緒に使うことができるわけですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) はい、そうなります。まず県のほうに申請をしていただ きまして、そこで確かに該当であるということで補助を受けた方が、さらに市のほうで残った分につ いて半分助成するということになります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) この体外授精、顕微授精というのは1年に何度ぐらい挑戦というかできる のですか。1回ですか、それとも二、三回できるものですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) これは1回目が大変時間がかかるものでございます。ま ず、排卵誘発剤のようなものをあれして卵を取り出してというか、それが全身麻酔をかけるなどして ちょっと入院したりしてしなくてはいけないことになります。そして幾つかの卵とそれから精子を顕 微鏡のもとですとか体外で授精させて、そしていいものを2個、最高でも3個以上入れてはならない ことになっていますので、2個程度体内のほうに入れて、そして妊娠すればそれでいいのですが、も ししない場合は冷凍しておいたものを解凍してまた入れるということになります。ですけれども、そ んなにしょっちゅうはできないかと思います。やはり2回か3回程度だと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 1年で県のほうも1度だけ15万出していただけるということですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 県のほうは2回までということになっています。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 県のほうは1年で2回助成をしていただけるということで、30万というこ とですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 治療が終わってから請求するということになりますので、 もしそうであればそういうことになります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) それでは、市のほうは1年で1回だけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 1回でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。私が聞いた話を申し上げますと、これは成功し た例だと思うのですけれども、本当に精神的に奥様のほうがかなりまいってしまうと。精神的、体力 的に大変な思いをされるということなのです。その中で本当にご主人の支えがなければとても続けら れない。それぐらい授精させるというのが大変なことだとお聞きしました。また、治療を始めること で夫婦のきずなが改めて確認できたというような話です。これはお一人の方にお聞きしたのですけれ ども、まず成功例ということなのです。人工授精に関してもご主人と一緒に学んで2人でいろんな面 で成長することができた。夫婦が土台であってこそ子供を育てられるのだというお話を聞いてこれま した。苦労して苦労して悩んで本当にやっと子供ができて喜んだ。喜んでいる2人に水をかけるよう な、何事も賛否ありますので、よかったねと言ってくださる方、へえーとちょっと変な目で見るとい うようなお話も聞きました。本当に子供さん欲しいご夫婦の気持ちがわかっていただけないという状 態の世の中だということを、少し涙を浮かべながらお話を聞いてきました。排卵は月に1回ですし、 チャンスも成功率も本当に少ないと、こんなに私たちが悩んでいるのに、周りの人は冷ややかだった というお話を聞いてきました。   一人一人悩みは違いますけれども、県なり今回市でも助成をしてくださるくらい大変なことであ りますし、また子育て支援ということで市長も大きく早速すぐにという形で予算づけをしてくださっ たということで本当に喜んでいらっしゃいましたし、また不妊に悩んでいる方にぜひ教えたいという ふうに言っていました。ありがとうございました。   それでは、Aのほうに進んでいきたいと思います。AではAEDの配備計画なのですけれども、 今ほどお聞きしますと、22年度は31台でよろしいのでしょうか。これからまた取りつけていかなけれ ばいけないような箇所があればお聞きしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 22年度の保育園あるいは児童館等でこれで恐らくこういう関係施設は全部配 備をされると考えております。そのほかにということになってきますと、いろいろな施設があります ので、どこにどういう、人のいるところでなければつけたって意味がありませんので、どういうとこ ろが本当に必要としているのかということも、これからいろいろな意見を拝聴しながら取りかかって いかなければならないなと、そのように考えております。全部かどうかは担当のほうから答弁いたし ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) ただいまのAEDの設置ですけれども、児童福祉施設、それと老人 福祉施設については私の把握しているところではこれですべての設置になるということがございます し、実はこれから検討しなければならないのですが、やまびこの家、これにつきましては今回計画に 上がっていませんので、早急につける方向で検討したいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。私がAEDの配備ということで一般質問をしてき て、本当にたくさんの施設にAEDをつけていただいた。また、AEDの操作講習を本当にたくさん の方に講習をしていただいたということで、本当にありがたいと思っています。これからもいろいろ なところ、必要なところはすぐにつけていただければと思います。また、数が多くなっていきますと、 AEDの充電を忘れて使うときに使えなかったというニュースも聞いたことがありますので、その点 もぜひそういう充電が切れていたというようなことのないようにお願いしたいと思います。ありがと うございます。AEDのほうもこれで終わらせていただきます。   先ほどの@の不妊症のことで、済みません、もう一度お伺いしてよろしいでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 不妊になるということに関して、女性は体を冷やすと男性よりも成人して から少し不妊になる方もいらっしゃるということで、私子供のときから体を冷やさないようにしたほ うがいいのではないかと思いまして、学校の調理場のほうに行きまして、冬場の献立ということで栄 養士さんのほうにいろいろお伺いしてきました。冬場の献立、まず食べ物によって熱になるものをど んなふうにお料理されているかということを聞いてきまして、このように献立表なんかもいただいて きましたし、献立表の後ろのほうがまず空白になっている部分があるのです。そちらのほうに学校の 給食だけですと、まず1週間に5日、5回だけの食事ということになりますし、何とか冬場は家庭の ほうでもそういう熱にかわる食物と言えばいいのですか、そういうものを使った料理方法なんかを各 家庭に配布していただけないかと、この献立表と一緒に、裏のほうで結構なのでしていただけないか というようなことも話はしてきて、それは可能ではないかというふうに言われました。   大昔のことになりますけれども、私が中学、高校というときには制服にズボンがあったのです。 今の制服は夏も冬も生地は同じですよね、どうでしょう、教育長。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) この前桜ケ丘高等学校の懇談会のときにそのことも問題になりました。そ れで女の人が冷えるから何とかならないのかというような父兄のご意見もありました。冷えるとやは り不妊になりやすいというふうな意見も出ましたので、そのことについて高等学校では考えるという ようなご意見もあったのでありますが、その辺高等学校はどうなっていくのか、私のほうもぜひ考え てほしいというような意見は述べてきたのでありますが、その辺の結果についてはわからないところ であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) よかったです。おうちの方もそういうことを心配されていたということで すし、本当に中学校、高校となると体が変化するときですので、そのときに体を冷やしてしまいます と、生理不順ですとか女性特有のものが出てきますので、ぜひスカートではなくてキュロットみたい な形ですとまた保温性がスカートと違ってあるのではないか。キュロットは冬場はくような形で冬の ちょっと毛足の長いような温かい生地でつくっていただいたらどうかなというふうな考えもあります ので、参考に聞いていただければと思います。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。   続きまして、Bのダブルプレミアムが昨年反響が大きくて、皆さん喜ばれたので、ことしもとい うか22年度もということなのですけれども、その詳細についてお聞きしたいと思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) それではお答えします。   昨年3億円に10%のプレミア出したわけでございますが、加入店は700店舗でございます。500円 券を3万セット、1,000円券3万セット出したのですが、村上市が1万4,200、荒川が5,800、神林4,0 50、朝日が4,530、山北が1,420ということで全部完売を終わりまして、換金した結果、99.9%の換金 率でございました。なお、地区別ではやっぱり圧倒的に村上市が多かったわけでございますが、続い て荒川地区、それから朝日地区、神林、山北地区と、こんな状況の販売実績になっております。主な ものは小売店関係で73%、飲食店で10%、宿泊2%、サービス14%、その他1%というような利用の 形態でありました。   なお、共通券と専用券2種類出したわけでございますが、これらの率を見ますと、大型小売店で 使用したものが全体の18%、あとは普通の小売店というようなのが72%ほどになっております。中規 模小売店というのは500平米から1,000平米以下のもの、それから大型店と表示しているものが売り場 面積が1,000平米以上のものというようなことで、うちのほうでは中規模小売店舗というのは8店舗 ありますし、大型店は全部で14店舗ということで、大型店でやったのが18%でございましたので、地 域の商工関係で使用したものが全体の72%ほどになったというのが実績でございます。   なお、肝心の手数料は商工会議所、商工会で2%ちょうだいしたわけでございますが、その1% はダブルプレミアム分として300万ほど皆さんに抽選券で地元の商品を配ったというか、当選された 方にはお渡ししたというようなことでございます。今年度もダブルプレミアでやれるのかどうかとい うのは今後会議所、商工会と相談しながら対応していきたいという考え方でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 昨年はお1人5万円までということで最初始まったのですけれども、22年 度はやっぱりそういう金額はどうなるのでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 昨年度は1人5万円までと。ただ、商工会二、三回ったり、あるい はあえて余計買った方もあるかもしれませんけれども、基本的な考え方は1人5万円までというふう なことでやったわけでございます。今年度についてはどうするのかというのはこれから会議を開きな がら時期あるいは500円券がいいのか1,000円券という声も話出ていますので、これら会議所あるいは 商工会と十分詰めながら検討したいということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 昨年はお1人5万円までということだったのですけれども、売れ行きが悪 いということで、5万円を取っ払ったということも聞いておりますけれども、それでよろしいのです ね。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 私ども会議の際には5万円までということだけれども、結果的には 売れ残りというか時間がちょっとかかったというようなことで各商工会、発売元ではそれなりの対応 をしたということで聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 昨年は定額給付金の1万2,000円があって、そこにプレミアム商品券を何 とかつけてほしいということで、私も個人的に市長に陳情というか話をしてお願いをしたという経過 もありまして、売れ行きをお伺いしたらなかなか思わしくないというようなことで、それなりに私も 駆けずり回りました。   それと隣の胎内市のほうでは毎年商品券を出しているので、市民の方がとてもよくその商品券が どれだけ得かということをご存じで、もう発売すると1週間たつかたたないかで完売してしまうとい うようなお話を聞いています。昨年も新聞折り込みに入ったのですよね、チラシが。それでこれ何と いう問い合わせがたくさん来まして、えっ、知らなかったのと。私たちは身近にいるのでわかってい るのですけれども、市民の方はちんぷんかんぷんだったという部分で売れ行きも最初伸びなかったよ うに感じますけれども、22年度の商品券、ダブルプレミアム商品券になるかどうかわからないのです けれども、その点の広告ですとか皆さんに周知してもらうにはどのような考えをお持ちですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 昨年度は急遽4月28日から発売開始しまして、結果的には39日間、 6月5日まで完売までかかったわけでございます。これは以前国がやった自治振興券という券出しま したけれども、あれ以外、荒川地区ではなじみあったわけですけれども、ほかの地区ではそう余り振 興券等についてはなじみがなかったというようなことで、今議員言われるようなことで時間かかった と思いますので、今回同じものを出すということであれば、これはすぐなくなるのでなかろうかなと いうふうなことで、当然広報あるいはホームページあるいはこういうチラシなんかも出しながら対応 したいということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ぜひそのように市民の方に周知していただくような形をとっていっていた だきたいと思います。なかなか市報に載せてもカラー版ではないので目にとまらないといいますか、 全然去年は周知されなかったというのがありましたので、22年度はそのあたりよろしくお願いします。 皆さん本当に得になりますし、ぜひ使っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) 今ほど板垣議員から新聞折り込みとおっしゃられました けれども、市報のほうに4月1日付の号で折り込みさせていただいたという状況でございます。   それから、一番問題だったのは商品券を販売するのを商工会議所と商工会だけ限定で当初は販売 したのでございます。そうしましたら、勤め人の皆様は平日は仕事をされているものですから、非常 に売れ行きが悪いということで、その後市内いろいろお話をさせていただきまして、市内の6店舗に 協力していただいたということで、その後売れ行きもよくなったということでございますので、来年 度につきましてはそういう部分を、プレミアム商品券の販売店につきましても商工会議所と商工会と よく相談しながら、売れ行きのいいような形にしていきたいというふうには思っております。すみま せん、ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。   続きまして、保健医療の充実について、女性特有のがん検診です。こちらのほうに入らせていた だきます。去年は一時補正のほうで国費で全額出たということなのですけれども、昨年の無料クーポ ンですか、これはまだ続いていますか、6月までですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) これにつきましては、村上市の場合は2月末で終了でご ざいます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) それでは、2月末現在でこのクーポン皆さんお使いになっていたようです か。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 2月の分の請求書がまだ来ていない部分もありますので、 見込みでございますけれども、乳がんのほうがご利用いただいた方が390人、子宮がんが270人でござ います。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) この人数というのは今までの検診に比べて多いのですか、そんなに変わら ないのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) おおむね100人程度多いです。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 女性特有ですので、乳がんですとか子宮がんという形になっていきますけ れども、乳がんであれば自分自身なりご主人なりで触診で見つかることも多々あると思うのですけれ ども、子宮頸がんとなればやはり検診を受けなければわからないわけですよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 早期のものは検診を受けていただかなければわかりませ んし、検診を受ければ早期のものはわかります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 子宮頸がんにつきましては、4日の日に小杉議員も質問されていらっしゃ いましたし、とにかく検診またはワクチンの接種するのも12歳から14歳までにすればいいようなこと も言われていますし、ただ金額が5万ぐらいかかるというようなことで、なかなか個人でするとなる と厳しい話があります。副作用という話もありましたけれども、テレビで見ただけなのですけれども、 副作用といっても注射したときに赤くはれるぐらいでほかには副作用はさほどありませんというよう な話も聞きましたけれども、それで正しいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 極小的な副作用は90%の方にあると言われておりますが、 重篤なものについてはそんなに多くはないというふうに言われております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 昨年無料クーポンが配られたということで、これは5歳刻みになって二十 歳からですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) この対象者は前年度に次のような年齢になった方という ことで、子宮がんが20、25、30、35、40の方、乳がんが40、45、50、55、60の方ということになって おります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 今課長が答弁してくださったように、子宮頸がんというのは若い方がなる と、二十歳、30、40の方に多く出ているということなのです。ですから、医療機関とはいうものの子 育て支援にもはまるのではないかというふうに考えます。無料クーポンで無料だから行ってみようと いう気持ちで検診を受けたところ子宮頸がんだったという実例もあります。この奥さんは4歳と3歳 のお子さんがいらっしゃったということなのです。本当に子育て真っ盛りの、またこれから結婚しよ うというような若い女性の方に多いがんだということを知っていただければと思います。本当に皆さ んのお母さん、奥さん、娘さんの命がかかっているということを知っておいていただければ、12歳か ら14歳までの間にワクチンを打てばその心配が随分なくなるというようなことが書いてありましたの で、ぜひこちらのほうでも取り組みをお願いしたいと思います。   時間もなくなってきましたので、最後の思いやり駐車場についてでございます。皆様のお手元に コピーしたものを置かせていただきました。皆さんも気づいていらっしゃると思いますが、大きな駐 車場、大きなお店ですとか〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕いろいろな施設ですとかに、車 いす等で体の弱い方のための駐車場が準備されておりますけれども、ショッピングセンターなんか行 きますと、ちょっとだけだからすぐ来るからという気持ちでまずとめてしまうと。でもお店の中に入 ってしまうと知り合いと長話になってしまったということもあるかと思います。そういう中でこの件 について取り上げたのは、私の知り合いの二十歳そこそこの女の子なのですけれども、この間は大変 なところを見てしまったと。高齢者の老夫婦が本当におばあちゃんが足を引きずりながら歩いてくる と。でもその車いすのところがあいてなくて、足を引きずりながら遠くから歩いてお店に行っている のを見たと。それを見たときにご自分もどきっとしたというのです。実際自分も使っていたと、とん でもないことをしたと。何とかそういう体の弱い方のためにそこはぜひあけておいてもらいたい。そ れをするには市のほうで何とか手だてはないのでしょうかというご相談がありました。   それで私もある課の課長のところに行って相談しましたけれども、いまいちいい案が出なかった のです。それで数カ月延び延びになってきました。お手元の利用者証というものを埼玉県の川口市で すか、そちらのほうでつくったということを知ることができまして、県としては12県の県がこういう ものをつくっているというふうに書かれていました。市としては川口市が初めてだったそうです。本 当に体が不自由であれば、あの人は見ただけでそこにとめてもいいのだなと思われるのですけれども、 知能障害のお子さんを持っているお母さんは見た感じは健常者なので、皆さんに見られている感じで とても居心地の悪い思いをしながら駐車場にとめていたということも書かれていまして、まず安心し て体の弱い方のために駐車場を用意していてくださるので、ぜひその方たちのために使っていってい ただきたい。市長も言われましたけれども、なかなかモラルというものも、ちょっとだけだからいい だろうという感じで、自分本位で使ってしまっている人たちがかなり多くいらっしゃると思います。 きのう私もショッピングセンターに行きましたけれども、大きなワゴンの車が堂々と駐車されていま した。ぜひ利用者証を村上市でも考えていただけないでしょうか、市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながらいろいろなショッピングモールとかショッピングセンター とか行きますと、電車なんかもそうですけれども、優待席、優待駐車場があるわけですので、本来で あればモラルの問題なので、そこに健常者がとめるということは本当はあってはならないことである と、こういうのを使うこと自体が本来であれば私ども恥じなければならないわけなのですけれども、 そうも言っていられないので、先ほど来答弁いたしておりますように、いろいろ個人情報等の問題も ありますので、これらの方々とどういうふうにして困っているのか、話を十分に聞いてみないとわか りませんので、〔質問時間終了のブザーあり〕聞いてから対応してまいりたいと、そのように考えて おります。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) これで板垣千代子さんの一般質問を終わります。   午後3時5分まで休憩します。           午後 2時51分  休 憩                                                        午後 3時05分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、7番、中山悌一君の一般質問を許します。   中山悌一君。           〔7番 中山悌一君登壇〕 〇7番(中山悌一君) 本日最後の質問になりますが、議長のお許しをいただきましたので、さきに 通告してあります3項目について市長にお伺いするものであります。   1項目めは、農業振興策についてであります。昨年9月には民主党中心の新しい政権が誕生いた しました。地域の活性化に少なからず期待もした一人でもあります。本市が基幹産業の一つとする農 業政策についても平成22年度の施策が大きくさま変わりをいたしました。そこでお伺いをいたします。 1つ目として政府は新たな取り組みとして戸別所得補償モデル対策事業を立ち上げました。この事業 は、今まで推進してきました集落営農や担い手育成の立場から市長はどのように考えているのかをお 伺いいたします。   次、Aとして食糧自給率を上げるための水田利活用自給率向上事業が行われました。この事業で は、新規需要米を自給率向上作物と位置づけて進めておりますが、販路までも求めたこの事業では現 在の農業者の生産現場では大きな伸びは期待できないと思いますが、どのようにお考えでありましょ うか。   3つ目として、農地制度が改革されました。昨年は農地集積加速化事業として補正が組まれた時 期があったわけでありますが、この事業は担い手の育成や規模拡大に大きな効果があるものと期待を いたしたものであります。しかしながら、政権交代により残念ながらこの事業は凍結されてしまいま した。このことをどのように考え、どのような独自の政策ができないものかをお伺いするものであり ます。   4つ目として、合併して2年を経過いたしますが、まだ村上市の中に水田利活用推進協議会が旧 市町村ごとにあります。それぞれが補助金や交付金で運営されてきた協議会でありますが、この統合 は考えておられるのかをお伺いいたします。   5つ目として、集落営農や地域の生産組織がようやく機械器具を調え、地域の活性化のために取 り組んできた集団転作、これの補助金が激減され、組織等が危機的状況になります。村上市として早 急な対策が必要と思いますが、どのように考えておられるのでしょうか。   次に、2項目めとして猿害対策についてお伺いいたします。被害の深刻な農家にとっては経済的 にもまた精神的にも大変大きな負担であります。昨年被害及び猿の行動調査をし、22年度には電気さ くの試験実施が計画されております。そこで1つとして、被害防止計画の中で当地域における防止対 策として考えられる対策はどのようなものかをお伺いいたします。   2つ目として、いずれの対策も地域ぐるみの対策が必要と思いますが、その周知方法についてお 伺いをいたします。   3つ目として、先般の一般質問の中で富山県の例も申し上げました。農業共済組合では全国270 余りありますが、組合では既に被害防止施設の設置助成や職員の狩猟免許の取得の奨励など実施して おりますが、改めて村上市として早急な具体的な対応についてお伺いをするものであります。   次に、職員給与について改めてお伺いいたします。先ほどの大滝議員の質問とも重複するかもし れませんが、お願いを申し上げます。職員給与は当然として職員の労働の対価として支払われるもの でありますが、規則に準じた支払いでなければなりません。そこでお伺いいたします。1つとして、 合併前の旧町村ごとの行政職給料表、それぞれ違いがあったかと思いますが、職務の級はどのように なっていたかをお伺いいたします。   2つ目として、現在の7級制での行政職給料表への調整はどのようにされたのかをお伺いをいた します。   3つ目として、行政職給料表級別職務分類表の職務の調整はどのようにされたかをお伺いいたし ます。   以上、3項目についてよろしくお願いを申し上げます。答弁をいただいた後、必要があれば再質 問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、中山議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   初めに、1項目め、農業振興策についての1点目、政府は新たな取り組みとして戸別所得補償モ デル対策事業を立ち上げたが、集落営農の担い手育成の立場からこの事業をどのように考えているか とのお尋ねについてでございますが、国の新たな制度は小規模農家も食糧の安定供給や多面的機能の 維持という重要な役割を担っていることを評価し、すべての農家が農業を継続できる環境を整え、創 意工夫ある取り組みを促していくことを目的としています。また、米戸別所得補償モデル事業は全国 一律単価で交付金を交付するものであることから、規模拡大や集落営農の組織化などで効率的な経営 を行えば、その分所得が増加する仕組みと言えます。本市といたしましても、多くの農業者がこの制 度に加入されるよう推進を図るとともに、集落営農の組織化や担い手の育成についても関係機関と連 携しながら今後も推進してまいりたいと考えております。   次に、2点目、水田利活用自給率向上事業では、新規需要米を自給率向上作物と位置づけ販路ま でも求めているが、大きな伸びは期待できないと思うが、どのように考えているかとのお尋ねについ てでございますが、この事業では米粉用米や飼料用米などの新規需要米の生産に対し、10アール当た り8万円の交付金が交付されることとなっておりますが、実需者との出荷契約を締結していることが 要件とされていることから、中山議員のご質問のとおり急激に取り組みが拡大することは困難かと思 っております。しかしながら、JAにおいても米粉用米として一定数量の契約を確保しているとお聞 きいたしておりますし、大豆や麦などこれまで集団転作で生産振興してきた作物とあわせ取り組みの 拡大を図るよう考えてまいります。   次に、3点目、農地集積加速化事業は政権交代により凍結されたが、このことをどのように考え、 独自の施策ができないものかとのお尋ねについてでございますが、前政権が今年度の補正予算に計上 していた農地集積加速化事業は、農地の貸し手に10アール当たり1万5,000円を最長5年間助成する という内容のものでありましたが、政権交代後の補正予算見直しで廃止とされました。しかし、農林 水産省では改正農地法の施行に伴い、農地の利用集積を促すため、農地貸借の仲介に対して助成する という内容の農地利用集積事業を設け、平成22年度予算に40億円を計上しております。詳細について はまだ明らかになっていない部分もありますが、農地利用集積円滑化事業によって6年間以上の利用 権が設定された農地面積に応じて、農地の貸借を仲介する組織が行う調整活動に対し10アール当たり 2万円の交付金が交付されるという内容であり、交付金の使途に関しては農地の貸し手や借り手への 奨励金等にも活用できるものとされております。今後具体的な内容が示されることから農業委員会や JA等と協議しながら取り組みを推進してまいります。   次に、4点目、まだ旧市町村ごとに水田利活用推進協議会があるが、統合は考えているかとのお 尋ねについてでございますが、農業関係の協議会では現在水田農業推進協議会と病害虫防除協議会が 旧市町村単位で残っており、その統合が合併当初からの懸案事項となっておりました。病害虫防除協 議会については本年度統合に向けた検討を行い、平成22年度から一本化することといたしました。水 田農業推進協議会については、政権交代による農業政策の大きな転換により今後の方向性が不透明で あったことから、新たな政策が明らかになってから改めて検討することとしておりました。市とJA の合併区域が異なることなど課題はありますが、協議会の構成団体と協議しながら統合を検討してま いります。   次に、5点目、集団転作への補助金が激減され、集団営農や地域の生産組織等が危機的状況にあ るが、市としての対策はとのお尋ねについてでございますが、大豆や麦などによる集団転作を推進し てきた本市においては、各水田農業推進協議会に交付される産地確立交付金を活用して、集団転作に よる大豆や麦に対しては10アール当たり6万円程度の助成を行ってまいりました。国の新たな施策で は作物ごとの交付単価を全国一律とし、大豆、麦については3万5,000円とされたことから、経営的 に困難と判断し、集団転作をやめる組織も出てきております。平成22年度については助成額の減少に よる影響をできるだけ緩和するため、激変緩和措置が講じられることから、1万5,000円程度の加算 が見込まれております。それでも、なお本市のこれまでの交付水準を下回る助成額ですが、平成22年 度はモデル事業という位置づけであり、平成23年度からの本格実施では米以外の作物の所得補償制度 も検討していると聞いておりますので、その際には十分な助成がなされるよう本市としても強く要望 をしてまいります。   これらを踏まえ、本市では大豆や麦も含め、食糧自給力の向上と耕作放棄地の発生防止に期する ため、生産調整水田における主食用米以外の作物の生産に対する新たな助成制度を平成22年度予算に 2,000万円計上いたしました。国の制度とあわせ今後も適正な需給調整が図られるよう支援してまい りますので、ご理解とご協力をお願いいたします。   次に、2項目め、猿害対策についてでございますが、市内山間部を中心に有害鳥獣による農作物 被害が増加し、被害の深刻な地域の農家の方々にとっては経済的にも精神的にも大きな負担となって いることから、被害防止対策が急務であると考えております。昨年10月には有害鳥獣に関する情報の 共有と連携強化、被害防止に向けた対策の検討、総合的かつ効率的な施策の推進を図ることを目的と して、村上市有害鳥獣被害防止対策協議会を設立いたしました。構成団体は市、村上地域振興局、農 業協同組合、農業共済組合、猟友会及び鳥獣保護員であります。鳥獣被害防止特措法に基づく被害防 止計画については、今年度JAにいがた岩船への委託により実施いたしました猿害パトロールによる 被害状況調査のデータ等に基づき、平成22年度から平成24年度までの3カ年の鳥獣被害対策を目的と した村上市有害鳥獣被害防止計画を本年1月に作成し、現在県と協議をいたしております。   ご質問の1点目、被害防止計画の中で防止対策として考えられる対策はどのようなものかとのお 尋ねについてでございますが、捕獲、駆除につきましては従来どおり猟友会に委託し、加害個体数の 調整を実施するほか、村上市有害鳥獣被害防止対策協議会では鳥獣被害防止総合対策交付金を活用し、 有効な電気さく設置手法の検討及び実証、猿の行動範囲や移動特性を把握するテレメトリー調査、一 定期間訓練を行った犬による追い払いのモンキードッグ等の導入を年次的に計画をいたしております。 また、他市町村の取り組みの情報等を得ながら有効な方策があれば取り入れていきたいと考えており ます。   次に、2点目、地域ぐるみの対策が重要であると思うが、その周知方法についてはとのお尋ねで ございますが、鳥獣害対策、特に猿対策については速効性のある対策がなかなかなく、地域ぐるみで 継続的に取り組んでいくことが重要であり、市民の皆さんと一体となって有効な対策を講じてまいり たいと考えております。防止計画においても集落単位での追い払いや放任野菜、果樹の撤去等の周知、 啓発を実施し、猿を誘引しにくい集落環境づくりの実現を図ることとしております。具体的な周知方 法等については市及び各構成団体の広報紙やホームページ等を活用し、協議会で実施する実証試験の 成果の公表及び有効な対策等を周知するほか、猿害対策研究会等の開催、猿害対策モデル集落の設置 等、協議会が主体となって地域ぐるみで対策が講じられるよう取り組んでまいりたいと考えておりま す。   次に、3点目、全国の農業共済組合は270余りあり、既に被害防止施設の助成や職員の狩猟免許 の取得の奨励など実施しているが、村上市としての早急な対応についてはとのお尋ねでございますが、 現在捕獲駆除を委託している猟友会村上支部における捕獲従事者は、村上地区47人、荒川地区10人、 神林地区9人、朝日地区46人、山北地区47人の計159人であります。地区により従事者数のばらつき があるほか、仕事を持っておられる方や高齢の方もおり、従事者の担い手不足の解消が課題でありま す。鳥獣被害防止特措法においては被害防止計画に基づく被害防止を適切に実施するため、鳥獣被害 実施隊を設けることができるとされており、民間の隊員は非常勤の市町村職員とすること、隊員につ いては狩猟税が軽減される等の措置があります。捕獲従事者の出没状況及び捕獲実績を比較しながら 猟友会と十分協議し、鳥獣被害実施隊の設置に向け検討してまいりたいと考えております。また、協 議会は農業共済組合も構成員となっていますので、情報を共有しながら関係機関、団体が連携して猿 害対策を実施してまいります。   次に、3項目め、職員給与についての1点目、合併前の旧市町村ごとの行政職給料表について、 職務級はどのようになっていたかとのお尋ねについてでございますが、合併前の行政職給料表は国に 準じた給料表を採用しており、旧山北町が5級制、その他の市町村は6級制でありました。   次に、2点目、現在の行政職給料表への調整はどのようにされたかとのお尋ねについてでござい ますが、給料表の金額は国に準じた同一の給料表を使用していることから、新市における職員の給料 の格付に当たっては、旧市町村の制度における平成20年4月1日に支給すべき給料月額を現給補償し ており、調整は行っておりません。   次に、3点目、行政職給料表級別分類表の職務の調整はどのようにされたのかとのお尋ねについ てでございますが、合併前の各市町村における職名が異なっておりますし、ただ給料表は同一であり ますので、合併時における職務に応じ、新たに定めた職務分類表に位置づけたものであります。   次に、4点目、職員組合との合意はどうなっているかとのお尋ねについてでございますが、合併 前の旧市町村では職員組合を組織していないところがありましたので、職員側では合併前に村上岩船 地域市町村合併対策協議会を組織し、合併協議会に対し申し入れや要求書の提出がありました。提出 のあった要求書には文書をもって回答し、またその内容についても直接説明を行っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 二、三再質問をさせていただきたいと思います。   まず、最初の戸別所得補償モデル対策事業でありますが、いわゆる岩盤対策と言われる1万5,00 0円の補償、交付金があるわけでありますけれども、これがあるために現実生産現場ではもう既に営 農組織からの離脱が始まっているという状況があります。先ほど答弁の中では集落営農あるいは組織 化や規模拡大を進めていくのだというご答弁をいただきました。全くそれと逆行する、弊害となるモ デル事業なのかなという思いがいたしますが、これをどのようにとらえられるでしょうか、市長お願 いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いずれにいたしましても、米の戸別所得補償モデル事業でございますが、今 現在まだ政府としても手をつけただけというようなことで非常にどうなるか、私どもも正直言ってわ からない現状でありますので、今おっしゃることも含めまして十分にこれから対応していかなければ ならないなと、いずれにいたしましても政府の動向を見ていかなければならないと、そのように考え ています。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 今県でもこの月末から農業基本法の策定が始まりますし、国でもまた新たな 基本法の策定が始まるわけであります。こういったモデルと言いながらも23年度には畜産が入ってま いります。これが一つの先例という形になると思いますが、そういう意味でいま一度確認をさせてい ただきたいと思います。   このチラシ、農家に出たチラシの中では米価のことは一切触れていません。この事業そのものの 内容になるわけでありますが、今2009年の政府買い入れが始まっているわけでありますが、本年度22 年度の買い入れが16万トンというふうに伺っております。第1回目の入札については、入札がゼロで ありました。第2回目は8万トンぐらいの希望出たのでありますが、残念ながら4万トン弱と。そし てまた2月4日の3回目の入札では約50%入札、残念ながらコシヒカリは一つも入っていないという ことであります。すべてが低価格米と言われる米の入札で終わっているという現状にありますが、こ れをどのように受けとめますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今までオールコシヒカリ、3割減減コシヒカリというようなことで 農協も行政も進めてきたわけでございますけれども、今後はコシヒカリばかりに頼る時代ではなくな ってきているというのは、私ども管内のJAの在庫を見てもわかるわけでございますが、米余りの時 代が、米がかなり余ってきていると。米が余るということになると23年以降の生産調整にも大きく影 響してくるというふうなことで、これらにつきましては農協とよく相談しながら、低価格志向でおい しいものというふうなことで、コシヒカリ一辺倒に頼るのは大きな危険があるというようなことで認 識をしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 確かに米余りの状態の中であるいは少子化、高齢化ということで米の消費が 落ち込んでいるという話は十分わかるのでありますが、今政府で行っている自給率向上、ちょっと年 度忘れましたけれども、将来的には60%と言われるような数字を出しているみたいでありますが、こ ういったことを達成するならば水稲の作付面積も不足している状況であります。増産に向けるという 言い方をしております。そんな中で今現在この施策が実施されている中で岩盤対策だけでも5,000億、 6,000億の金が必要であると。すべてとはいいませんが、農業の整備費のほうから調達しているとい う状況であります。これが今米価が年々下落するという中で、そういった変動補償額、考えられる変 動補償額が上がるとすれば、22年度、23年度にもう1兆円を超えてしまうという状況にあると思うの ですが、こういったことから考えてもこの施策がいいのか悪いのか、そこまで検討し、農業基本計画 に進言していっていただきたいというふうに思うわけですが、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) もちろんそのとおりだと思います。本当にこの補償制度をやっていって農家 のためにいいのかということになってきて、低迷した米価をだれが補償してくれるのかというような ことになってくると、私どもも一抹の不安を抱えていると。国がどういうようなこれから方針のもと でこれを本当に安定したものにしていくのか、私どもも首をかしげたくなるような部分も正直言って あります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ぜひそういったことを上のほうにつなげていっていただきたいというお願い を申し上げます。   また、もう一つ、新規需要米が組み込まれております。10アール当たり8万円の交付金があると いうことでありますが、確かにこの交付金8万円ということであれば、それなりに麦等々の競争はし ていけるのかなというふうに思うわけでありますが、今現在麦の価格がかなり下落をしております。 当然新規需要米の価格も下げざるを得ないでしょう。そうしたときに先ほど申し上げましたこの交付 金をいただくために販路までも契約をし、それで対応していくという状況にあるわけでありますが、 こういったことからこの新規需要米の伸びも期待できないのかなというふうに思っておりますし、現 実にそういった動きがあるわけでありますので、これらについてもあわせて進言をいただきたいとい うふうに思っております。   次に、農地制度の改革ということを申し上げました。先ほど農地利用集積円滑化事業というお話 をいただきました。農業委員会の局長にお伺いをいたします。先ほどは10アール当たり6年以上の利 用権がある場合には2万円というお話がありました。農家の貸し手、借り手も使えるような旨の答弁 があったわけでありますが、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農業事務局長。 〇農業委員会事務局長(渡辺正信君) 議員がおっしゃる、昨年農地集積加速化というものは凍結さ れまして、同じような名前なのですが、今10アール当たり2万円と、これをだれにやるかというのは 円滑化団体というところに交付しますよと。ただ、円滑化団体がそれをどのような形で交付するかと か何に使うかはまだ決まっていませんし、先ほど市長の説明の中でも制度についてもまだ国のほうで 詳細はされておりません。ただ、貸借をして2万円をくれるという話であれば、当然農家のほうの貸 し借りによって発生するわけですから、普通であれば、通常であれば農家に出しての助成というのが 主な要因になるのかなというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 交付金ですけれども、確かに利用集積円滑化団体あるいはJAであるとか農 業委員会とか土地改良普及のところの説明は今現在できていますよね。その中にあくまでも相談ある いは仲介という言い方をされておりまして、その要綱等々はできていないということかもしれません が、貸し手、借り手に交付できる道というのは確実にあるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農業事務局長。 〇農業委員会事務局長(渡辺正信君) 今皆さんのほうに伝われている話というのが6年間以上で要 するに10アール当たり2万円出しますよという話であれば、それは当然のように農家の、要するに所 有者とそれから今やっている認定農業者中心の借り手の人の間の契約になりますので、通常今までの 助成金のパターンでいけば当然貸し借りした当事者間の中に配分されるのだろうというふうに私は思 います。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 今円滑化事業、農業経営基盤強化促進法による事業ですよね。このパンフレ ットしかできていないのですよね、今。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今農業委員会の局長説明しているのは農地利用集積事業ということ で、今年度新たに国が打ち出した事業でございます。これは利用権設定された農地の面積に応じて10 アール当たり2万円というようなことで交付されるというようなことで聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) その2万円が確かに貸し手のほうにもらえるということであれば、それはそ れで結構なのでありますが、今我々提示している基盤強化促進法等々であくまでもそういった仲介を する組織というふうに言われているものですから、まだ農家の手取りにはならないのかなという思い がします。そしてまた昨年まではそういった水田農業産地確立交付金というのがあったわけでありま すし、その確立交付金の中から農地の流動化対策ということで2万円等々の金を出していたという事 例があるわけでありますけれども、朝日の支所長いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(佐藤健吉君) 転作関係の奨励金の中でそういう事情もございまして、先ほど産業観 光部長のほうから説明ありましたけれども、それぞれの協議会の事業の取り組みの中でそういうもの が取り組んでございました。それで先ほど農業委員会の局長のほうからも話ありましたように、農地 の貸し借りには農地法3条で貸し借りするものと、議員が今言われましたように経営基盤強化促進法 の事業の中で貸し借りをするというものがございますので、経営基盤強化促進法の中で貸し借りされ るというものがあれば、先ほど答弁にもありましたように、農地の貸し手や借り手等にこの事業での 奨励金が活用できるというふうに理解されるかと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) そういう事業で使われるのであれば結構でありますし、もしなかった場合に また改めて市の対応をお願いしたいということを申し上げておきたいと思います。   そしてまた今ほどそれぞれの組織で使い方が違うというお話もございまして、ぜひとも先ほど申 し上げました水田利活用推進協議会、これの統合についても早急に対策を講じていただきたい。この ことが水田農家にとって大きな不満や不安があるわけでありますので、ぜひとも対策をお願いしたい というふうに思っております。   また、集落営農あるいは生産組織とようやく軌道に乗った機械整備もできて地域の活性化に取り 組んでいるわけでありますが、これも同じように産地確立交付金の中からそれぞれの交付金を支給し ていたという実態があります。先ほど答弁の中では激変緩和措置で1万5,000円前後というお話もい ただきました。これらがないということであれば大変なことになると思いますので、ぜひそれの確保 もお願いをしたいというふうにお願いをいたします。   次に、猿害対策を二、三再質問させていただきます。先ほどご答弁いただきました中で、計画書 にうたわれている対策手段ということではおおむね5つに分けられるのかなという思いで確認をさせ ていただきました。何としても地域のやっぱり環境整備というものが一番大きくかかわってくるのだ ろうというふうに思います。先ほど答弁いただきましたように、地域ぐるみの対策という中でぜひ地 域の環境、森林整備も当然そうでありますし、また畑地の残りの野菜果樹等々の処理もそうでありま すが、そういったものの対策も事あるごとにやっぱり発信していかなければならないのだろうという ふうに思っております。   また、B番目としてお伺いをいたしました159名の猟友会会員がおられる。なかなか事猿なので す。やっぱり駆除したくないというのが本音だろうと思います。そういったことで事重要視をいろん な機会で、猟友会との総会もあるわけでありますから、そんな中でも説いていただきたいというふう に思うわけであります。   また、159名、老齢化もしていると、あるいは不足もしていると、地域ごとにばらつきがあると いう答弁をいただきました。それで改めてお伺いいたしますが、こういった防止対策をとるならば、 被害実施隊も当然設置できるわけでありますし、狩猟税の軽減措置も優遇措置してあるわけでありま す。そこで農業共済でもそういった狩猟免許あるいは免許の更新に助成をしながら、今全国約18万7, 000人の狩猟免許所持者がおります。270ほどの組合があるわけでありますが、延べで273の組合で何 らかの対策を実施しているという状況にもあるわけでありますし、先ほど申し上げましたように、富 山県の例も先般の議会で確認をさせていただきました。ぜひいつでも出動できるようなそういった職 員にも狩猟免許取得したらどうかというふうに改めてお願い方々お伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 猿の害については本当に正直なところ打つ手がないくらいのものではないか なと考えております。これだけ対策をしても逆にふえている傾向にある。といいますのは、先ほど子 供ができないというお話がありましたけれども、逆に猿は1年に2回子供が産めるというようなこと で、非常にこれだけ対策をしても数は一向に減らない、かえってふえているというようなことでござ いまして、今おっしゃったように狩猟の免許を持っている方に撃ってくださいと、駆除してください と、正直なところ快く撃っている方いないそうなのです。鉄砲を向けると拝むそうなのです。殺さな いでくれと。そして死んだ猿は手とか人間の赤ちゃんのものと全く同じだというようなことで、非常 に嫌々ながらやっているのだよというようなご意見も聞くわけでございますので、今新たに鉄砲の免 許を取ってあなた行ってきなさいと言ったって、当たるか当たらないかも恐らくわからないと思いま すし、本当にこれは何かいいアイデアないものかなと思っていますが、今のところおっしゃるように 狩猟による駆除しか一番有効な手だてはないのではないかなと思っておりますので、本当に新しく免 許を取ってそれをやってくれと言って、果たしてわかりましたと言うかどうかは別といたしまして、 何らかの方向をとっていく必要があろうと、その中の一つとして新しく狩猟免許を取っていただいて、 その方々に何とか駆除をお願いしていく方法も当然のことながら最良の方法だと思っていますので、 検討をさせていただきたいと、そのように思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ありがとうございます。ぜひそういう形でお願いしたいと思います。   時間もありませんので、次給料の話に移らせていただきます。先ほども答弁ございました、格差 はなかったという話がございました。格差はありませんけれども、差はあるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) どの時点の差というふうに申し上げたらよろしいかですか、いわ ゆる合併前の旧5市町村の段階におきましては、それぞれ昇格基準、用いている級数などが違ってお りますので、当然差が生じていたということは認識しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 給料そのものは現給補償したと、当然のことでありますし、調整はしていな いと先般お伺いした答弁にございました。確かに旧のものですと、昇格基準と職務の表が余りにも違 っていたというのが実態だと思います。   ここで先般12月議会で板垣議員からラスパイレスの話がございました。村上市では今現在91.幾 らかの数字が示されたわけでありますが、合併前のは承知をしていないというお話がございました。 これも事務事業の調整事項に入っておりましたよね。18年度申し上げますが、村上市が年々上がって いまして95.2であります。それから、山北町は年々下がって同じ18年で87.0であります。以下同じよ うに荒川町が87、神林が90.4、朝日村が90.7であります。この数字を聞いて差があるかないかいかが ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ラスパイレス指数はその地域によって非常にやっぱり差があってしかるべき ものであると私は考えておりますし、またその施策等によってもかなりの差があったのではないかな と、そのように考えております。国の公務員に対してのその地域の地方公務員の給料の対比でありま すので、地域によって差があってやはりいたし方ないのかなと、そのようにとらえています。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ラスパイレスの数字の差があるというのは、あくまでも国を100としてこの 地域が幾らというふうな差はあってもそれは当然なことなのです。この市の中で、一緒になった地域 が〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕これだけの大きな差があるということは、数字だけでは 比較できないかもしれませんが、かなりの差があるというふうに認識していただかないと困ると思う のです。それが職員のやっぱり士気に相当影響してくると思うのです。その辺総務部長いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 確かにラスパイレスはそれぞれ違っています。ただし、職員構成によっ ても当然違うわけでございますので、年齢構成あるいは職務の級、それぞれあわせて今現在21年度で 92.6まで上がりました。それで大体3級以下であれば統一されたものと、この間12月定例会で答弁し たとおりでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 10人、20人の職員であれば年齢構成によってもかなり違うということも言え ると思うのですが、100人、200人規模になりますと、それほど大きな違いは出てこないというのが通 常だろうと思います。また、今ほど合併2年、ほぼ直ったという答弁がございました。先般の職員組 合というのですか、合併前に職員協議会というのですか、つくられましたよね。そこでそれぞれの職 員組合から、名前ちょっと忘れたのですが、職員協議会というのですか、申し入れがあって文書で回 答されたという経緯があるようでありますが、給料確認は行ったのですよね。それぞれ全職員の給料 確認を行って、それを職員協議会に開示していないと。開示していないということはいわゆる格差あ るいは差があったというふうにとらえてよろしいですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 協議会の事前の合併前の協議の中ではそういう開示というような 形はとらせていただいておりません。いわゆる現給補償ですので、20年4月1日時点で現在支給され ている現給を補償した格付を行うというのが基本線でありますので、特に個々の職員の給与を開示す るという必要性もないというふうに認識しておりました。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 職員からはそれぞれ採用時から新しい昇格運用基準等々での再計算というお 願いが当然としてあったと思いますが、ございませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 合併前の協議会、ただいま申し上げました協議会からは再計算を していただきたいというご要望はいただきましたけれども、個々にどのような形で調整するかという のは不可能な状況でございますし、どの点をどうだというのはなかなか個々の事例がありますし、ま た前歴加算それぞれ任用の問題、そういったものを含めますと、調整するというのは現実的に不可能 でありますので、そういった考え方はありませんと回答させていただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 再計算をするつもりはありませんとあるいは必要がありませんと、大きな違 いがあるわけです。先ほど職員組合の了解も得られたというようなニュアンスのお話はございました。 私は今までの流れからすれば当然合意文書は取り交わしてはいないのだなというふうに思っています し、職員給料は大事な生活給であります。職員にやる気を持たせ、そしてまた公平感を与えるもので なければならないというように思っております。確かに昇格運用基準というのがかなり違いがござい ましたので、2年や3年で直るものではないというふうに思いますが、これからやっぱり長い目で見 て〔質問時間終了のブザーあり〕条例にもあるわけでありますから、そういった対応をしていただき たいというようにお願いを申し上げまして、一般質問を終わります。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで中山悌一君の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   明日も午後1時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでした。           午後 3時56分  散 会