平成22年村上市議会第1回定例会会議録(第6号) 〇議事日程 第6号 平成22年3月9日(火曜日) 午後1時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(29名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        市  民  部                   増   子   要   作   君        環境衛生課長        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        産業観光部長     増   子   太   平   君        産 業 観 光 部                   本   間   誠   一   君        農林水産課長        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上下水道部長     渡   辺   成   一   君        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        教  育  部                   百   武   勇   一   君        生涯学習課長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    佐   藤   健   吉   君        山 北 支 所 長    富   樫   昌   平   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    伊   藤   良   子           午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 大変ご苦労さまでございます。ただいまの出席議員数は全員です。定足数に 達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、6番、冨樫宇栄一君、29番、板垣一徳君を指名い たします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   最初に、6番、冨樫宇栄一君の一般質問を許します。   冨樫宇栄一君。           〔6番 冨樫宇栄一君登壇〕 〇6番(冨樫宇栄一君) どうもお疲れさまでございます。一般質問も4日目に入りましたが、しば らくの間おつき合いをよろしくお願いしたいと思います。   それでは、私の質問は3項目というふうに一応なっておりますが、関連するようなものが多いわ けでありますが、一応3項目に分けて質問をいたします。   1項目めは、自主防災の組織についてということでありますが、前にも既に取り上げられた議題 ではありますけれども、この当村上市は県内で一番面積も広くて、山間地も多い、この村上市におい ては自主防災組織は重要な防災対策であるということであります。市としても力を入れて取り組んで いるわけでありますが、本年度の22年度の施政方針の中でも防災意識の高揚と地域自主防災の育成、 支援を行い、災害対応能力の強化を図ると言われておりますが、特に結成された地域自主防災組織へ の育成、支援策が不十分のように思います。組織率を上げるための取り組みと結成後の育成、支援の 取り組みについてお伺いいたします。具体的には4つの点でお答えをいただきたいと思います。   現在の村上市の自主防災組織の組織率は幾らになっているのか。   2点目は、自主防災組織の未結成地区の問題点は何なのか。   3番目として、結成された自主防災組織への育成、支援策は具体的にどうするのか。   4点目、自主防災組織の育成、強化のためには、補助金の弾力的な運用が必要ではないのかとい うふうに思うわけでありますが、どのように認識されているのか、お伺いをいたします。   2項目めでありますが、市民協働のまちづくりについて、既にこの一般質問の中でも議論もされ ておりますが、なかなかイメージがいま一つわかないという面が非常にあるわけでありますので、協 働のまちづくりを進めるに当たって、平成21年度から質の高い情報提供と職員の意識改革を進め、平 成22年度にはリーダーとなる団体、人材の育成のための支援や研修会を実施するというふうになって おりますが、それを率先して担う市職員に対する指導、教育はどのように行っているのか、市長にお 伺いをするものであります。   3項目めでは、市役所の休日、夜間の対応について、本庁と支所の業務の取り扱いについて差が あるようであります。特に金銭の取り扱いをめぐって支所ではやっていないあるいは本庁ではやって いるという大きな違いがあるように思いますが、なぜそうなっているのか。あるいはこの休日、夜間 の業務については警備会社に委託をされておるわけでありますが、業者に対する指導はどのようにな っているのか、お伺いをしたいと思います。   この3項目についてよろしくお願いいたします。答弁をいただいた後にまた再質問をさせていた だきます。よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 大変ご苦労さまでございます。また、山北地区の議員の皆さんには、午前中 中学校の卒業式大変ご苦労さまでございました。また、明後日は神林地区の中学校の卒業式がありま すので、よろしくお願いをいたします。   それでは、冨樫議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、自主防災組織の1点目、現在の組織率はどのくらいかとのお尋ねでございます が、今現在で149の自治会で結成されており、世帯数で申し上げますと67.3%の組織率となります。 なお、平成21年度でこれまでに27の組織が新たに結成をされております。   次に2点目、未結成地区の問題点は何かとのお尋ねについてでございますが、自主防災会の必要 性は十分ご理解をいただいているものと考えておりますが、自治会役員の高齢化もあり、リーダーの なり手が見つからないことや役割分担のための人員不足などでなかなか結成には至らないことが挙げ られると考えられます。   次に3点目、結成後の育成、支援策はとのお尋ねについてでございますが、自主防災会活動に要 する防災資機材の整備に対する助成をはじめ、毎年開催しております自主防災セミナーや自治会単位 の防災出前講座を通じ、ほかの自主防災会の活動事例の紹介などの情報提供とあわせ、自主防災組織 の結成も呼びかけるなどの支援を行っているところであります。   次に4点目、助成金の弾力的運用が必要ではないかとのお尋ねについてでございますが、現在組 織結成初年度には上限を5万円とし、次年度からは2万円を上限として、その2分の1を助成をいた しております。現在のところ補助金の額や対象となる資機材等について特に改善のご要望は受けてお りませんが、さらなる自主防災組織の組織率向上のため、機会を通じ自主防災会のご意見を聞かせて いただきたい、そのように考えております。   次に2項目め、市民協働のまちづくりについて、市職員に対する指導、教育はどのように行って いるのかとのお尋ねについてでございますが、現在企画部政策推進課において市民協働のまちづくり 推進に向けての準備や市役所内部の調整を行っております。協働の言葉だけが先行することがないよ う、その推進に当たっては行政の一方的な思いだけでなく、各地域の実情を反映した取り組みとなる ように地域での取り組みに対する市職員のかかわり方などについてまとめた市民協働のまちづくり推 進プログラムを策定中であります。でき次第全職員で共有できるよう取り組んでまいります。   協働のまちづくりは、何といっても市民の皆さんとともにつくり上げていくものであるというこ とを職員一人一人が理解しなければなりませんので、平成22年度に全職員を対象に先進地事例等を交 えた講演会の開催などを計画をいたしております。   市職員の大半が本市で生まれ育ち、生活を送っていることから、全職員の意識が地域との協働の まちづくりに向けられることでこれまでの行政サービスの検証がなされ、住民目線での職務遂行とな ることもあわせて期待をいたしておるところであります。   次に3項目め、市役所の休日、夜間の対応について、受付事務、業務に本庁と支所で差があるよ うだがなぜか、どのように指導しているのかとのお尋ねについてでございますが、本庁、支所とも休 日及び夜間は警備保障会社に夜間の宿直及び休日の日直業務を委託しております。その業務内容につ いては、主に庁舎内外の巡視、戸締まりや施錠の点検、文書、郵便物の処理、死亡届、婚姻届などの 戸籍関係書類の預かり、電話の応対や取り次ぎ、緊急時の指定先への連絡、外来者の対応などであり、 戸籍届の受領についての宿日直マニュアルなどにより、ともに共通した業務を取り扱っております。 この中で、議員ご指摘のとおり金銭の取り扱いに違いがある現状であります。本庁では税金や各種使 用料などを、山北支所では火葬場使用料のみですが、ともに金銭を受理しており、ほかの支所では取 り扱いを行っておりません。これは、合併前の各市町村での警備会社との契約をそのまま引き継いで きたものであり、特に調整は行っておりませんでした。なお、山北火葬場がこの4月から指定管理に 移行しますので、4月以降山北支所では金銭を取り扱うものはないことになります。今後この点につ いて地域の声をお聞きしながら十分に検討をしてまいりたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) ありがとうございました。   自主防災組織の現在の組織率は、自治会で149自治会、世帯数で67.8%ということでありますが、 これは県の平均から見てもまあまあというところ、率から言えばそういうことだろうというふうに思 いますが、全国的な組織率はもっと70何%というふうに言われておりますけれども、特に当市が悪い というわけではないとは思いますが、特にこの村上市は面積が大変広く、山間地も多いということで、 率だけで比較をしてまあまあと安心はしていられないというふうに言えると思います。そういう面で はもっともっと力を入れてやる必要があるというふうに思います。   特に組織率が67.8%という点は、各地区によってかなりアンバラがあるのではないかという気が するのでありますが、その辺についての把握はされておるでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 今平均で67.3%の組織率、世帯数割でございますが、申し上げま した。各地区におきます組織率、世帯数で申し上げますと、村上地区で65.2%、荒川地区で93.6%、 神林地区で74.8%、朝日地区で58.3%、山北地区で42.6%となっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) ありがとうございました。   地区別に見ますと、やはり山北地区、朝日地区が率は低いということになっておりますが、地理 的な条件だとかあるいは集落の戸数だとかによって結成がなかなか難しいという状況にあるかと思い ますが、ここに対する対策というものが、手当てというものが重要だというふうに思うわけでありま す。   結成されていない地区の問題点としては、自治会役員の高齢化でリーダーのなり手が見つからな いあるいは役割分担の人員不足で結成ができないなどというところがなかなか進まない現状だという ことでありますが、そういうところほどやはりこの自主防災組織の結成を急がなければならないとい うのですか、あるいは必要性が高いのではないかというふうに思うわけであります。いざというとき にどういう備えをしておくのか、そういうことをやはりもうちょっと柔軟な形でこの結成を促すよう なことが必要ではないのかというふうに思うわけであります。   市の防災係から発行しております自主防災結成の手引きという資料によりますと、自分たちの地 域は自分たちで守るという連帯感に基づき、自主的に結成するのが原則というふうになっていると。 そして、組織編成例として、いろいろ立派な組織図が示されておりまして、これを参考にしてといい ますか、これをもとにして結成の指導をされておるということでありますけれども、この組織、私の 地元では戸数がかなり多いですから、この市が示されている組織図だとか系統図なんかを参考にして 組織をしておるわけでありますけれども、小さな地域ではこれを見ただけではちょっとおじけづいて しまうのではないのかという感じがするわけであります。もうちょっと、もっともっと……当然これ をそのまま当てはめてやりなさいという指導はされてはいないというふうには思いますけれども、そ の地域に合わせたきめ細かいというのですか、余り形にはこだわらないようなそういう自主防災組織 をつくるように指導を強化すべきではないのかというふうに思っておりますが、その辺についての指 導方についてはどのようになっておりますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 議員おっしゃるとおりだと思います。私ども手引きとしてお示し しておりますのは、一つのマニュアルとして、結成に向けての考え方、またその後の活動の仕方を一 例として差し上げていると。これに限らず、その地域によって特性のある組織が結成されればなおそ れにこしたことはないわけでありますが、そういう参考資料にしていただきたいということでお示し をさせていただいております。   また、このものについて、いろいろお考えもございますし、やはり組織をつくることが目的では なく、その後の活動をいかに円滑に進めていくかということが大きなねらいでありますので、集落の ほうに要請があれば職員のほうを出向かせて、その組織についてのお話し合いをさせていただくなり、 また昨年11月には防災セミナーを開催して、約400名ほどのご出席をいただいたわけでありますが、 市内の防災組織の活動事例、また昨年は見附市のほうから先進事例として防災会の活動事例なんかも 発表していただきました。そういったものを参考にしながら手引きとしていただければ大変幸いだと 思ってこういったセミナーも開催をしているところでありますので、独自のあり方があってもしかる べきだというふうに思いますし、余り形にこだわらず、やれるところからやっていただきたいと、組 織を立ち上げていただきたい、そういうふうに願っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) もちろん指導は地域実態に合わせた指導ということでされておるというふ うに思いますけれども、なぜ今今回この問題を取り上げたかといいますと、今この1月から3月にか けては各集落で区の総会が開催をされまして、その中でこの自主防災の予算なんかも計上されている わけでありますが、自分の地区だけしかよくわかりませんが、はっきりとした計画にきちっと基づい て区の予算に計上しているというよりは、とりあえずは市から2万円の補助金をもらうには区として 2万円以上の予算を計上しなければ何もできないということから計上しているという感じがするわけ であります。そういう面で、結成後の活動についてもっともっと理解を深めるような取り組みという ものが必要ではないのかというふうに思うわけであります。防災セミナーだとかあるいは場合によっ ては出前講座もやりますよというふうに言われておりますけれども、現実的にでは自分のところで何 をするのかというふうになった場合については、それぞれの具体的なでは訓練だとかあるいは広報活 動だとか、何をやるのかということがはっきり定まっていないという面があるように思うわけであり ます。そういう未結成のところも、先つくったはいいけれども、その先どうするのだというこういう 心配というのですか、ことを考えるとなかなか結成に踏み切れないという面があるのではないのかと いう気がするのですが、そういう認識はありますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 現実的には、議員ただいまご指摘をいただいた感じは多分あると 思います。なかなか踏み切れない問題点、いろいろ地域の課題もたくさんあると思いますので、そう いった面は感じております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) なかなか踏み切れない理由だとかあるいは結成はしたけれども、うまくな かなか機能をしていないというその原因については、やはりそれを助成する、いわゆるこの補助金の 使い道というのですか、それに原因もかなりあるのではないのかという感じがするわけであります。   自主防災組織とは、住民一人一人がみずからの命をみずからが守る、自分たちの地域は自分たち で守るという考え方に立って自主的に防災活動を行う組織だというふうに規定をされておるわけであ りますが、それは言葉としてはそれは全くそのとおりなのでありますが、自分の命を自分で守る、こ れは自助と呼んでいるようでありますが、それは自前でやるのは当たり前のことでありますが、自分 たちの地域は自分たちで守るということは、これは自助ではないのではないのか、共助というのです か、共助というふうに規定をしているようでありますが、これはいわゆる公、公助の一部をなすもの だというふうに理解をすべきではないのかというふうに思うのですが、そうとすれば、基本的には公 費を投入してやるというのが本来の形ではないのかという感じがするのでありますが、この辺につい ては市長どういうふうにお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この自主防災組織につきましては、事火災に限ったことではありませんので、 いろいろな災害に対しての自分たちの地域は、今ほどおっしゃったように自分たちで守っていかなけ ればならないのだというような意識のもとに組織を結成していただこうということでありまして、最 近いろいろ頻繁に地震ばかり起きていまして、毎日毎日マスメディアを通じて映像も流れておりまし て、それらについての意識が高まってきている。けさもそうです、チリにおいては行政府が倒壊をし て行政の役割は果たしていないというようなことで、学生みずからが立ち上がったり、そういうよう な姿を見たりしていますと、やはり何とか自分たちの地域は自分たちの手でというようなことを考え ていかなければならないのだというようなところに意識がきちっとあるというようなことで、これか らもそれらのことについて私どもも説明をしながらご協力をいただくというようになっていくと思っ ております。   それについて、資金的に地域防災組織をつくるのに行政がどこまでお金を補助金という形でやっ ていいのか、やるべきところはどこなのかということになってまいりますと、今のところ、先ほど来 申し上げているように、今言っている補助金等でさほどそこに対して足りないとかもっとこういう資 機材が欲しいとか、当然この防災組織に対しての補助は資機材が主でありまして、日当を払うとかそ ういうことではありませんので、もし資機材等で必要なところがあれば、それは当然のことながら行 政で対応していくべきものであると考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) 自主防災の組織の活動の主たるものは、平常時においては防災訓練や広報 活動、災害時においては初期消火、救出、救護、集団避難所への給水、給食などの活動を行いますと いうふうになっておるわけでありまして、これを見ますと、平常時の……機材ももちろんいざという ときに大切でありますから、資機材を整備をするということはそれは必要でありましょうけれども、 日常的な教育あるいは訓練、これをどうやって継続をしてもらうのか、そういうことのフォローとい うものがないと、結成はしたあるいはそして機材はもう私らのところにもヘルメットだとかあるいは スコップだとか折り畳みのリヤカーだとかこんなものをそろえてはおりますけれども、それらをうま く活用したでは避難訓練だとかあるいは住民に対する教宣活動だとかがうまく有効に貫徹されている のかというふうになると、なかなかどうすればいいかわからぬというようなものが地域の実情ではな いのかというふうに思うわけです。そういう面では、資材、機材を買うのに補助金を出すということ ではなくて、活動それ自体を活発にするためのその補助というものが、助成というものが必要ではな いのかという気が非常にするわけであります。そういう面では、セミナーに参加を代表しても、では それを全体に広げるためには大勢の住民を集めなければならないあるいは出前講座をやるにしてもそ ういうわけです。そういうところにはいわゆる補助金は使えないという形になっているようでありま す。活動資金についても使ってもいいというふうにはなっていますけれども、それは活動についての 資料だとかを購入する場合には充当してもいいというふうにこの交付基準がなっているように思うわ けでありまして、これではやはりソフト面での活動を支援していくには極めて不十分ではないのかと。 したがって、もうちょっと弾力的な運用というようなものをできるような補助金要綱にする必要があ るのではないかというふうに思うのでありますが、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ふだんの放水、消火栓からの放水訓練とか、いわゆる避難訓練とかは、防災 組織が組織されていない集落においても消防の人たちが多分やっていると思います、定期的に。その ほかにいわゆる出前講座とかあるいはセミナーに参加をするというようなことになっても、それほど のお金がかかるというようなことではないのではないかと。恐らくそんなに資料とかも、市役所に要 求すればあるわけでありますので、さほどそのようなお金が必要だとは私は今のところは考えており ません。どうしても何かのことがあって必要であるということであれば、それはそれとして、当然の ことながら行政として手当てをしていかなければならないと考えておりますが、今冨樫議員がおっし ゃるような形でのものに対して、そのように多くのお金が必要だということではないのではないかな と、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) もちろんその活動に大きな経費がかかるということはないわけであります。   ですけれども、活動に使えるものは資料の作成費だとかそういうものに限定をされているという ことにせっかくの2万円の補助金が有効になかなか活用されていないということにつながっているの ではないのかという気が非常にするわけであります。別に飲み食いに使ってしまうということは、そ れはあれでしょうけれども、例えば大勢の人を集めるために、例えばの話、お茶菓子程度のものをし て大勢集める場を持つだとか、こういうことにも使えるようにしたほうがもっともっとそういう面で はその活動を活発にするということにつながるように私は思うのですけれども、その辺は補助金の支 給方については村上市だけがやっているわけではないわけですから、他との関係だとかもいろいろあ るのかもしれませんけれども、そういう補助金を弾力的に使えるような活動にやるのだとかも含めて、 もうちょっとつくった組織の活動全体をスムーズにというか、活発にできるようなそういう援助とい うのですか、かかわり、行政からの指導、出前講座どういうふうにやっているのか私もわかりません けれども、そういうことに対して、できたところはそこの実態それぞれあるでしょうけれども、それ に合わせたアドバイスだとか、こういう指導をもっと強化をすべきではないのかということを私は言 いたいわけでありますが、その辺についての指導についてはどうなっておりますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) でき上がっている組織に対して出前講座あるいはセミナーを通じてその防災 組織に対する意識の向上、高揚とかそういうものは、当然のことながら要請があれば市として幾らで も出向いていって話をするということであります。そこにはお金がかからいないわけです。   ただ、その後にみんなでやっぱり飲む場合もあります。私の町内も自主防災組織を持って全国で 表彰された組織でありますけれども、飲みます。しかし、それは防災、金の出どころはここから出て いるはずではないのです。恐らく何かの形でみんなで出し合っているかどうかしているわけなので、 そのときの話でもお金が足りないとかもっと補助金が欲しいとか、そういうようなことは聞いたこと が一度もないと。私の酒席では、私に多分一杯飲み始めるとどういうのだとかと始まってくるのが通 例ですけれども、余りそういうことがない。やはりこの自主防災組織においては、資機材、必要な資 機材等についてはやはり市として十分な対応をしていかなければならない問題であると思っておりま すので、そういうような必要な資機材も含めて、資金についての不足しているところはやっていかな ければならないと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) 各地域でそのお金が足りないからとか活動費が足りないからということを 直接声としては挙がってはいないというふうに思います。私のところでもそういうことは直接は言っ ているわけではありませんけれども、せっかく2万円補助金を出している割には、自主防災組織の活 動を活発にするふうには生きてはいないと、なっていないので、もう少し補助金の使途について、い ろいろ基準見ると指定されているようでありますが、もう少し弾力化する必要があるのではないのか という気がするわけでありまして、これについては先ほどのご答弁にも機会を通して自主防災会の意 見を聞くというふうにおっしゃっていますが、そういうことも含めて、もうちょっと結成をした自主 防災組織が常に訓練をされて、いざというときになったら有効に機能するようなそういう自主防災組 織に育てていくための指導、援助というものをさらに強化をしていただきたいということをお願いを して、一応この問題については終わりたいと思います。   次に、市民協働のまちづくりの推進についてでありますけれども、今市長の答弁にも協働の言葉 だけが先行することのないように、一方的な行政の思いではなくて、地域実情を反映した取り組みに なるように市の職員のかかわり方をまとめて、推進プログラムの作成中だということでありますが、 そしてこれをもとに全職員を対象にした先進地事例の講演会だとかも計画をするということでありま すが、これは大いにやっていただきたいと思いますが、私も含めて多くの市民の方々は、やっぱりこ の協働のまちづくりといってもイメージがどうもはっきりしないという面が多いのではないかという ふうに思いますので、我々も含めた市民に対する講演会、特に先進地事例の紹介などはぜひ多くの市 民の皆さんにも知ってもらう、我々にも教えてもらう、そういう場を持つ必要があるように思います が、その辺についてはいかがお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さっき答弁でも述べさせていただいておりますが、全くそのとおりでありま して、協働のまちづくりというものは今始まった新しい言葉ではありますけれども、そのまちづくり 自体は今やっていることの沿線上にあるわけです。当然のことながら、地域づくりといいますのは、 行政と地域の人たちが一体となって地域づくりを今までもやってきましたし、さらにそれを強力にこ れから協働のまちづくりをやる必要があるのですよというようなことではないかなと、そういうふう にとらえていただければありがたいなと。   そして、私も含めまして、行政の職員というものは、地域に帰ったら地域のリーダー的役割も果 たしていかなければならないわけでございますので、いろいろな面で地域の人たちと話し合ったり、 そしていろいろな行事に参加したり、そしてそういう中でこの地域をどういうふうにして将来的に盛 り上げていったらいいか、地域の活性化を図っていったらいいのかというようなことをお互いに話し 合っていくというような、その場が協働のまちづくりでありますので、その点についてしっかりと職 員はもちろんでありますけれども、地域の方々にも事あるごとにお話をしていきたいと、そのように 考えているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) 今市長が言われたこと、そのとおりではあるわけでありますが、前にも市 長も言っておりましたけれども、市の職員に対しては地域に積極的に出なさいとあるいはそれこそ今 言ったように地域のむしろリーダーとして活躍をするようにという指導をしておるということであり ますが、どうも余り積極的にやっているなどという声は聞こえないように思うのでありますが、これ は私の思いなのかどうかわかりませんけれども、冨樫宇栄一一人の意見ではなくて、何人かからそう いう声が聞こえてくるわけであります。そういう面では、市長が言われているようなことが全職員に 貫徹をされているのかというふうになると、非常に疑問を持たざるを得ないのではないかというふう に私の認識です。そういうふうに思っておるわけでありまして、もっともっと指導を強化をしていた だきたいというふうに思うところであります。   非常に市の職員の皆さんは優秀な人が多いわけでありまして、能力も非常に持っております。で すけれども、地域とのかかわりというふうになると、どうもなと。もっともっと遠くへ通勤している 人だとかそういう人と比較してもちょっとなという感じがするので、まだまだそういう面での、市の 職員の皆さんにこういうことを言っては大変失礼で、怒られるかもしれませんけれども、どうも仕事 が終わっていてもやっぱりかみしもがなかなか脱げないのでないのかという感じがしないでもないわ けです。それを突破をするのは、まさに市長の指導力、リーダーシップにかかわっているというふう に私は思うのでありますが、その辺について市長は十分やっているというふうに言われておることに さらに言ってあれですけれども、もう少し組織を見直して、これから新しいやり方で市民協働のまち づくりを進めていく段階においては、今までよりもっと一歩踏み越えた職員の指導というものを強化 をしてもらいたいというふうに思うのでありますが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 例えば私は事あるごとに職員に言っております。職員は、ある意味で住民の サービス業であるということを忘れてもらっては困るのだと。来庁者に対して、すれ違ったら「おは ようございます」、「こんにちは」、そしてどこに行くかわからない人がいたら「どちらに御用でい らっしゃいましたか」とそこまで案内してやるのが私どもの仕事ではないかというようなことを言っ て、事あるごとに言って、徹底をしていただきたいというようなことを話しておりますけれども、と かくこの本庁内には250人から300人近い職員がいるのです。   そして、大抵そうであっても、中の一部の人が何も言わなかったり、それをしないと、そういう 人がいること、一握りの人がそういう職員がいると、総じて「市役所の連中はな」ということになっ てくるのですよ。だから、そういうことのないようにというような指導をしているわけですけれども、 今の地域づくりもそう、同じです。確かに集落これくらいありますから、非常に集落によっては一生 懸命に出てきて、一生懸命に集落の皆さんと地域づくりをやったりあるいは地域の活動をやっている 集落の職員もいます。ただ、職員の中にはそうでない人もいるので、そうでない人に対しては、そう いう人がいると総じて「かみしも脱がないで、あいつらは頭が高い」とか、そういうふうになってき ますので、そういうことのないようにきちっと指導をしていかなければならないなと。一生懸命にや っている人もいるのです。ところが、一部にやっぱりそういうような職員がいると総じてそういうよ うな傾向になってきますので、そういうことのないようにこれからも徹底して、先ほど来言っており ますように、職員というものは地域に帰ったら地域のリーダー役にならなければならないのだと、地 域の牽引役になって地域を引っ張っていく役目、それも職員の私は仕事の一つなのだよというような ことも教えていますので、それらについても今後はやはり徹底をしていくことによってこの協働のま ちづくりが完結に向かっていくと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) 職員も一生懸命にやっている人も多いとは思います。だから、一部の人の ことを言ってどうこうだとかそういうことではなくて、総体としてもうちょっとではないかという感 じがするということです。   例えばですよ……いいか、余りあれですけれども、一例を挙げれば、公民館だとかあるいは各地 域にある協議会だとかの集会だとかそういうところにあるいはそんなところに講師を呼んで講演会や ったりするわけです。そのときに市の職員の顔見ると、関係する課の人たちは何人か来ているけれど も、なかなか職員そんなに大勢参加をしていないというのが目につくあるいは関係外の人が出てきて、 何人かの課長が出てきても、部課職員はだれも来ていないだとか、こんなところを見ると、もうちょ っとこういうものをせっかく課長参加するのだったら何人かをその中から連れて参加するだとか、こ ういうことをやればいいのになというふうに我々は感ずるのですけれども、なかなかそれはそういう ふうにはならない雰囲気というのか、体質があるのではないのかなと。うがった見方かもしれません けれども、そういう気がするということです。たまに講師から皮肉言われたりしたこともあるわけで す。「非常に参加がご立派で」などというようなことを言われたら、主催した者とすれば、もうちょ っとサクラでもいいから集めようというふうに考えることが必要ではないのかという気がするもので すから、そんなことを言って。業務が悪いだとかなどと言っている人ではないと思います。職員は一 生懸命仕事はやっていますし、十分なその能力を発揮しているというふうに思いますけれども、その 地域のかかわりは、せっかくな優秀なリーダーになれるような職員の皆さんがいっぱいいるのに、ち ょっとその地域の問題になると一歩、もう一歩踏み込みが足りないなという感じがするということで すので、ご指導をよろしくお願いしたいということなのでありますが、そういうことをこれはお願い して、これで終わりたいというふうに思います。   それから、3番目の休日、夜間の対応ということでありますが、先ほど答弁がありましたように、 大きな違いと言えるものは金銭の〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕取り扱いをしているかどうか ということなわけでありますが、これは旧市町村でいろいろ対応が警備会社との契約でそういうふう になったのだというふうには思いますが、なぜ村上市だけが金銭を取り扱ってきたのかということに ついて、もしあれだったらお聞かせいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) このただいまの点につきましては、市長が申し上げましたとおり、 旧自治体で宿日直業務については警備会社に委託をしておったわけです。旧山北町におきましては、 20年9月から警備会社への業務委託というふうに切りかえがされましたけれども、その中では今取り 扱っている事案については、旧村上市と旧山北町で金銭の預かりをさせていただいたと。そのほかの 自治体につきましては、警備会社との契約上使用料等の金銭の扱いはしておらなかったというような ことをそのまま踏襲させていただいたということで、特段の調整を行わないで現状のままに来ている ということでこのような違いが生じておるところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) 休日、夜間に受け付けをしている金額だとか件数だとか、そんな多くはな いのではないかという気がするのでありますが、現実の話として、荒川地区からここの本庁に税金だ か料金だか知りませんが、納めに来ている人もあるそうでありますので、だったら各支所でも扱った ほうが収納率を高めるというほどの効果があるかどうかはわかりませんけれども、やってはどうかな という気がするのでありますが、この年間の受け付けの件数だとか金額だとかわかりましたら教えて いただきたいと思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 金額については、詳細を把握しておりません。件数につきまして は、時期的な問題もございますけれども、ならして大体70件程度の納入がされているというふうに承 知しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) その辺についても、そこまで手間をかける必要がないものであれば別に各 支所にまで拡大する必要ないのかもわかりませんけれども、その辺について金額だとか収納の場合だ とかを検討をされて、やはり扱いとしては統一をしたものにされるようにお願いをいたしまして、私 の質問を終わりたいと思います。   ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで冨樫宇栄一君の一般質問を終わります。   午後2時まで休憩します。           午後 1時50分  休 憩                                                        午後 2時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、18番、滝沢武司君の一般質問を許します。   滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) それでは、議長からお許しが出ましたので、私の一般質問を行います。   いつもですと、一般質問私は相当前のほうでやるものですから、あと残り2人ということになり ますと、皆さん方も大変お疲れのことと思いますので、少し元気を出してやっていきますので、よろ しくお願いをいたします。   私の一般質問は、通告書のとおり3つの点についてであります。第1は、市の補助金制度のあり 方についてであります。その1は、平成21年度における各所管部別補助金の交付件数はどのようにな っているかということであります。   2は、現状の補助金交付での問題点や改善が必要と考えられている点をどのようにお考えかとい うことであります。   3点目は、平成20年11月制定の市補助金等に関する基本指針及び交付基準等で重点とした考え方 や内容の中で、特に村上らしさをどのようにとらえ、育成しようと考えているかであります。   4は、補助金制度の改正、実施に当たっては、行政としてどのような役割や支援が必要と考えて いるかということの4点であります。   2番目は、県立村上中等教育学校と市立小中学校とのかかわりについて伺います。その1は、県 立村上中等教育学校に進学中の市内在住の生徒数及びこれまでの推移はどうであったかということで あります。   2は、同校が学校創立8年目を迎えた現在、これまでの経過を含めて、市内小中学校に与えた影 響をどのように受けとめ、今後どのような連携や相乗的な効果を期待しているかということを問うも のであります。   3は、同校に対する村上市としての支援内容はどのようになっているか。また、今後どのような 支援や連携などが必要と考えているかを伺います。   第3は、市発行文芸誌の統合についてであります。1は、市内各地区で発行されていた文芸誌の 事業統合は現在どのように進んでいるか。   2、今年度新体制での発行に向けて、具体的な発行計画をどのように予定しているかということ であります。   3は、発行を支える編集体制の整備をどのように考えているかという3点であります。   以上のことについての答弁をいただいた後再質問をさせていただこうと思いますので、よろしく お願いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、滝沢議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、市補助金制度のあり方についての1点目、平成21年度における各所管部別補助 金の交付件数はとのお尋ねについてでございますが、平成21年度当初予算における部局ごとの件数は、 議会事務局1件、総務部8件、企画部6件、市民部11件、福祉保健部28件、産業観光部53件、都市整 備部3件、教育部32件、農業委員会事務局1件の計143件であります。   次に2点目、現状の補助金交付での問題点や改善が必要と考えられる点をどのようにとらえてい るかとのお尋ねについてでございますが、合併をした平成20年度では交付する市側と交付を受ける市 民、団体等双方に情報が不足している、一たん補助が確定すると長期にわたり形式的な交付が続く場 合がある、旧市町村間で支援内容や補助率に違いがある、地域の活性化や産業興しなどを支援し、元 気なまちづくりを支える全市的な補助制度が必要になってくるといった課題があり、補助金等に関す る基本指針及び交付基準を定めるに当たっては、公平性、公正性、透明性を高めるために、補助金に 関する情報を公表し、市民に周知していくことを基本といたしました。   次に3点目、補助金等に関する基本指針及び交付基準等で重点とした考え方や内容の中で、特に 村上らしさをどのようにとらえ、育成、支援しようと考えているのかとのお尋ねについてでございま すが、補助金等に関する基本指針にありますように、地域の特性を生かした産業政策を進めるため、 地域資源を活用した新品種、新製品等の開発や地域ブランドの構築、取引先の開拓等の販路拡大、商 店街の活性化事業、観光イベント事業等の取り組みを支援する産業等の活性化を支援する補助制度を 平成21年度に創設しました、また、市民協働のまちづくりを積極的に推進し、地域の資源や人材を生 かした地域分権型社会の形成を目的とした活動や事業に対し、地域コミュニティー活動助成制度を創 設するとしたことが村上市の特徴的なことであると考えております。   次に4点目、補助金制度の改正、実施に当たっては、行政としてどのような役割や支援が必要と 考えるかとのお尋ねでございますが、何よりも補助金交付対象団体等に改正、実施の趣旨や内容につ いて十分に説明することが重要であると考えており、このたびの改正の際も迅速で十分な説明を行う よう所管課に対し指示をし、また市民に対しても平成21年5月1日号の市報でその旨をお知らせした ところであります。   次に2項目め、県立村上中等教育学校と市立小中学校とのかかわりについて及び3項目め、市発 行文芸誌の統合については、教育長に答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは2項目め、県立村上中等学校と市立小中学校とのかかわりについ ての1点目、県立村上中等教育学校に進学中の市内在住の生徒数及びこれまでの推移はどうかとのお 尋ねについてでございますが、現在同校の在学生は6学年463人であり、そのうち市内在住者は341人 で、74%を占めております。なお、構成の内訳を見ますと、市外在住者の割合は増加傾向で、市内在 住者は減少傾向となっております。   次に2点目、同校が学校創立8年目を迎えた現在、市内小中学校に与えた影響をどのように受け とめ、今後どのような連携や相乗的な効果を期待しているかとのお尋ねについてでございますが、同 校は県内初、全国で2番目に開校した中高一貫教育校でありますが、設立に当たりましては、県教委 と郡市内各教育委員会や校長会が設置に向けた研究を重ね、開校が地元小中学校、高校教育の活性化 につながる体制を整備してきました。   具体的には、小学校卒業段階での進路先の複数化が可能になり、みずからの生き方や進路意識の 早期形成が図られたこと、中学校段階では各学校の特色や地域性を生かした学習の多様化と学習習慣 形成の強化での学力向上が得られるなどの成果が市内の学校には見られます。今後とも市立小中学校 と中等教育学校がお互いの特色を生かし、切磋琢磨しながら、本市の学校教育の向上が図られるよう 市教育委員会としても各校の指導に努めてまいります。   次に3点目、同校に対する市としての支援内容はどのようになっているか、また今後どのような 支援や連携などが必要と考えているかとのお尋ねについてでございますが、学校の設置が県立と市立 の違いがあり、財政面での直接支援はありませんが、教育活動においては多様な連携があります。例 えば学校給食は、瀬波小学校で調理したものを配食提供しております。また、市教育委員会主催の校 長会、教頭会や職員の研修には、中等教育学校の職員も参加し、協力しながら指導力の向上を推進し ています。さらに、中体連等の大会には同校も参加し、競技力の向上とともに、交流の輪を確かなも のとしております。このような生徒、教員に対する支援は、多岐にわたっております。今後とも一層 の連携内容の工夫を進めながら、本市の人材育成に一層の効果が上がるよう支援してまいりたいと考 えております。   次に3項目め、市発行文芸誌の統合についての1点目、市内各地区で発行されていた文芸誌の事 業統合はどのように進んでいるかとのお尋ねについてでございますが、これまでそれぞれの地区で文 芸協会や公民館で発行されていました文芸誌について、合併後における文芸誌の発行の方向性を見い だすために、平成20年10月29日に5地区の文芸編集委員長等の皆様にお集まりいただき、ご意見を伺 ったところ、今後の方向性については一本化した発行を目指すということでの確認がなされました。 この確認を受けて、昨年3月25日に統合に向けた準備会を開催し、文芸誌の統合は平成22年度から実 施すること、文芸誌の題名は「文芸むらかみ」とし、発行号数は創刊号とすること、作品のジャンル は6部門とすることなどを合議により決定されたところであります。   続く5月26日の準備会におきまして、編集委員の選任については、各地区公民館職員等が連携し て人材の情報収集等を行いながら選定していくこと、創刊号の募集要綱は平成21年度に各地区が発行 する文芸誌の最終ページに募集要綱を記載することなどを合議により決定し、準備会を終了いたしま した。これを受けまして、各地区の文芸誌は平成21年度の発行をもって最終号としているところであ ります。   次に2点目、今年度新体制での発行に向けて具体的な発行計画をどのように予定しているかとの お尋ねについてでございますが、今後統合後の文芸誌発行事業は、市教育委員会が主催となり、文芸 誌を発行することにより、市民の創作意欲を高め、文芸の振興を図ることとしております。   創刊号の発行に向けての具体的な行動といたしましては、平成21年度で最終号となりました各地 区の文芸誌に「文芸むらかみ」創刊号作品募集要綱として、募集期間を平成22年6月1日から7月30 日までとし、応募資格は市内に在住、在勤、在学する原則16歳以上の人、部門は短歌、俳句、随筆な ど6部門とすることなどの内容を記載していただき、多くの方々から作品が寄せられるよう早目にお 知らせしております。また、4月下旬ごろに第1回の編集会議を開催し、表紙絵や挿絵、題字の揮毫 者の選定、頒布価格や今後の編集スケジュールなどの細部について協議を行い、原稿締め切り後は原 稿の点検、添削、校正作業などを行い、10月末の発刊を目指しております。   次に3点目、発行を支える編集体制の整備をどのように考えているかとのお尋ねについてでござ いますが、統合した文芸誌の創刊号は、記念すべきものとして認識しておりますので、編集体制につ いては長年編集に携わられた知識や経験、技術を生かしていただける方と今後の人材育成を考慮した 編集委員を選任するという考えのもとに、これまで4回にわたり各地区公民館職員等による編集委員 選任のための会議や情報交換などを行い、短歌部門3名、俳句部門3名、川柳部門2名、随筆部門6 名、その他詩、コント部門に3名、計17名の編集委員を選任して委嘱することと考えております。ま た、事務局体制につきましても、これまで培われてきました編集作業のノウハウについて、引き継ぎ に際しては遺漏のないよう心して、記念すべき創刊号の発刊に努力してまいります。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) ありがとうございました。   質問4分、答弁16分という今の段階でありますので、もう少しやっぱり精査したお答えをいただ ければと、大変勝手ながらお願いをまず申し上げておきます。   まず、第1点の市の補助金制度のあり方についてでありますが、これは私は旧市議会でもこのこ とについてはいろいろお話を申し上げてきました。特にこの補助金制度の改正あるいは実施のあり方 について、よくスクラップ・アンド・ビルドという言葉でこの問題をとらえられてくるのはいいので すけれども、結果としてスクラップ・アンド・スクラップになってしまうということが一番私は危惧 しながらこの問題についていろいろこれまでも考えてきましたし、今回もまず前段は総括的な部分で の質問、後段それぞれの個々の問題についてお伺いをいたしますので、よろしくお願いをいたします。   こういった視点から、私は今回配付されました22年度の予算書、そして昨年21年度の予算書の中 から最初は1款の政務調査費の補助金から最後の10款の総合型スポーツクラブ支援というところまで 全部見せて、一つ一つ洗い出してみました。私の洗い出した中から見ますと、今149件の補助対象項 目があるということだったのですが、予算書で洗い出しますと、私は104件しか拾い出せなかったと いうことであります。昨年もほぼそれと同じ115件くらいであったようです。そうすると、答弁と私 の拾い上げた数とでは約40件くらい違うということになりますと、各款項目の説明欄のところにある 補助金という名目でないものが補助金として今カウントされているのではないかと思うのですが、そ の辺についてもしそういうものがあるとすればお示しいただきたいし、どんなものをどんな項目でと いうことについてまずお伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 数は、先ほど市長が申し上げた数でございまして、今議員が 言われる補助金のくくりの中には、例えば何々費助成金というものについても補助金等の扱いにして ございますので、それらの件数も含めた数で先ほど市長のほうからお知らせいたしました。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そうすると、さきに配られました平成20年11月21日制定の基本指針の中に、 20年度当初予算においては149件7億9,438万3,000円計上していて、一般会計については2.幾らの パーセンテージを占めているというふうになるのですが、21年、22年と数値はもちろん違ってくると 思うのですが、当初予算の概要というプリント、とじたプリントをもらいました中で見ますと、21年 度はこれは補助金等ということでまとめてありますが、21年は19億6,800万円くらいと。今年度配ら れたものを見ますと約12億5,000万円ということになります。もちろん負担金とかそのほかその等と いうものは含まれていることはもちろんわかるのですが、今の答弁でいきますと、22年度の予算書の、 先ほど言いました104件のトータルが約8億4,000万円ということに、104件だけでですよ、というふ うになっているのです。そうすると、147件ということになると、まだ補助として上げられているも のは相当あるだろうと思うのです。この21年と22年の補助金という先ほど挙げました104件の中で大 きく違っているのが国体の実行委員会というものが1億幾ら減額されていると。これは終わりました から当然なのですけれども、ではこのことしの補助金等の12億5,000万円のうち、先ほど言いました ように147件ということになるとどのくらいの金額になるわけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 先ほどの数え方をすると、22年度の当初は125件ということ で、議員が言われた補助金、負担金の負担金の部分は外してございますけれども、いわゆる補助金に まとめた助成金についても含めて125件ということで計上してございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) その辺がわからないのです。私らもらうのは予算書だけですから、それをず っと洗い上げていくと私は104件、課長は125件と。そうすると、そのトータルも恐らく出ていないの だろうと思うのですけれども。私の104件では8億4,000万円くらいだというふうに全部まとめたので すが、127件というとどのくらいになるのですか、まとまっていなければそれでいいですけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 件数はふえていますけれども、合計では8億超ということで、 ほぼ議員言われる数字の額でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そのように補助金という等も含まれているものですから、補助金の指針ある いは基準を見てもなかなかどんなふうにこれを運用していくというか、実際に移していくかというあ たりについては、非常に判断の難しさが感じられました。もちろん今答弁がありましたように、21年 の5月ですかに広報で皆さんにお知らせをしたということですと、平成21年の補助金のいわゆる申請 といいますか、それと22年のこの予算を組むに当たっての申請、そういった経過が当然出てくるかと 思うのですが、そういう広報をし、そして市民にお知らせをしたことによって、どのような市民から のあるいは団体からの申請が出されたのか、その辺の様子についてお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) まず、5月1日には、新しい制度でこれから動くように基準 をつくったということで、その周知も兼ねまして広報いたしました。先ほど市長が申し上げたように、 合併で持ち込んだ支援のあり方が大きいものであれば7割とか、それから今基準に定めた3分の1と か2分の1とかとさまざまでございましたので、ある程度の年数をかけてそれを同じような考え方に 持っていくというような経過も含めた基準でございましたので、事業費を中心とした補助体系に持っ ていきたい、それから補助率にはこういうふうな考え方でいるという根本的なものを上げまして、21 年度中にそれぞれの担当部署から変更していく旨の周知をし、22年度から順次緩やかに変わるものは 変えていこうというような周知をしたところであります。   なお、これとあわせまして、先ほども申し上げたように、新しい市の特色として、産業の活性化 についての支援の制度というものを新たにやはり起こすべきだということでつくって、担当部のほう で、これも5月1日に広報いたしまして、当該年度の分等について申請をし、審査会で審査をし、事 業化をしたというような経緯でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そうすると、市民のあるいは市民団体のほうからこういう補助金が出しても らえないかというような、いわゆる公募型といいますか、そういったことは念頭にないというふうに 今の答弁だと受けとめているわけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 今の制度で公募型をイメージしているのは、この産業等の活 性化のところをまずつくったということでありまして、これから協働のまちづくり等で地域の活性化 のためにどういう仕組みがというようなものは今準備し、これから第2弾としてつくるものでありま す。そのものについては、新たに広げていく形またはそのあり方が地域にそれぞれ協議会というもの をつくりたいというふうに思っていますので、そこへの支援のあり方と連動しながら多様な支援の仕 方を考えていくということが第2弾として考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 昨年11月、私も所属しています総務常任委員会で、この公募あるいは補助金 のあり方については先進的だろうということで、千葉県の我孫子市に視察に行ってまいりました。や はりここで中心にしているのは、市民からの公募というものが非常に重きを置かれた向かい方であっ たわけです。   ちなみにこの指針にあるいろいろな経過とかあるいは補助金にかかわる背景、そういったものに ついては、千葉県も村上市もそう違いはないと。我孫子市の場合は、12年から出発していますから、 時間的なものは別にして、課題は同じことから発想していると。そこでいきますと、補助金の区分を 国とか県からの、県補助金とか国の補助金とかという上位の制度によって、当然補助金として予算に 上げなければならない、実行しなければならないというもの、それからいわゆる市があるいは市長が こういうことをことしはやっていきたいということで補助金をつけるもの、いわゆる政策的な補助金、 もう一つはやっぱり一般市民から公募して補助金を、いろいろその過程には、交付までにはいろいろ の経過があるでしょうけれども、いわゆる公募型、この3つに分けているのです。今は、課長の答弁 からいくと、特に公募ということは第2段階のような答弁なのですが、答弁はそうすると補助金とい うものは現在あるものといいますか、そういったものが主になって、それについて各部課が精査して いくというような受けとめのようですが、やはり私は、市長も答弁の中にあったように、これからは 協働のまちづくりということを考えると相当、先ほど言った我孫子市の3つの枠組みから考えると、 政策的なものがどうも中心になって、公募による市民の協働のまちづくりというような観点がまだ薄 いように思うのですけれども、市長はその辺についていかがお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどの答弁にもお答えいたしましたが、今村上市が目指しているのは市民 協働のまちづくりというようなことでございまして、これになお積極的に支援していこうと、支援し なければならないわけでございますので、そこに地域の資源や人材を生かした地域分権型社会の形成 をつくるためにどのような補助金が必要であるかということを我々は精査しながら、新しい補助金を つくり出していきたいと、そのように考えているところでございます。   十分かどうかは別といたしまして、そうやることによって、地域とともに協働のまちづくりを目 指していきたいと、そういうことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 協働のまちづくりあるいはこれから各地区、地域の活動をもっと活発にさせ るためには、やっぱり公募的な補助金のあり方というものも大切だなというふうに受けとめてよろし いですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 先ほど産業等の活性化については、まず早速スタートさせて いただいたと申し上げました。基本的な方針の中にも、今議員言われる地域のあり方等についてこれ からとても大事になるだろうということで、協働のまちづくりを進める仕組みの中で、例えば補助と いう支援がいいのか、地域に自由に使えるような支援のあり方がいいのかというようなところも含め て十分に議論したいというふうに思っておりまして、地域づくりの支援の制度については、今議員が 言われるような公募のあり方もあっていいのでないかというふうな議論を内部でやっております。   これと、地域でこれからコミュニティーをつくっていただこうというところの助成金制度もある べきだということを2つ挙げておりますので、この中では多様な支援のあり方を検討しているという ことであります。そのように地域づくり、またコミュニティーについても、自由な発想で、それに支 援するというようなことはぜひともつくっていきたいというふうには思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま公募というお話がございましたが、かつて山北地区におきましては 魅力ある集落づくり事業という予算を持っておりまして、その集落からいろいろな意見を上げてよこ してくださいと、それに対して行政としても応援していきますよというようなことでやってきたわけ でございますので、いわゆる今私どもが言っているように、自治振興室というところを今つくり上げ ていきますので、それらの中で本当にこの地域にはどういうものが必要であるかということを私ども に教えていただいて、地域の意見を吸い上げていって、その中で公募とまではいかないまでも、公募 と同じような効果が出てくるのではないかなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今市長言うように、地域の活動団体とかあるいはNPOとかあるいはボラン ティア組織とか、こういったところをもっともっと、私一番最後に、これからどんな行政が支援して いくかということを考えると非常に大事なやっぱりポイントになるのだろうと。もちろん産業とかそ ういったことをおろそかにしてということは考えません。   ですけれども、そういうことで、個々の例でいきますと、例えば消費者団体、消費者協会かな、 それから村上生活学校とか、こういったものはもう年々、活動にもよるのかもしれませんが、五、六 年前だと5万円くらいだったのが現在は3万円とか4万円になっていると。そういったことへの支援、 金だけでなくて、アドバイスも必要でしょうし、いろいろあるのですが、そういったこととかあるい は今回の予算書では、私の見落としかもしれませんが、地域ジュニア競技スポーツクラブ育成8万円、 武道祭10万円、これは村上地区が中心なのかもしれませんが、健民少年団の活動補助37万8,000円、 朝日、山北にあります緑の少年団運営費71万8,000円、すとんと去年に比べると落ちているのですけ れども、この辺、特に教育委員会から恐らく今の話だとこういう団体の補助をお願いしたいというこ とでいくのだと思うのですが、この落ちた理由というものはどういうことにありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 今お尋ねの件でありますけれども、緑の少年団、それからスポーツ少年 団とあと健民少年団ですか、緑の少年団、健民少年団の活動につきましては、新たな基準を作成いた しまして、事業費の補助というふうなことで22年度も継続というふうなことで今考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) その辺については、恐らく予算の審査の中で説明があるのだと思うのですが、 私はその所管でありませんのでお伺いしました。   やはり予算書でもこういうことを大事にこれからやっていくのだというものが見えるものでない と、せっかく汗をかいてつくった予算書があれもない、これもないあるいはこれはどうなっているの だなどということでの問題ばかり出てくるように思います。こればかりやっていられませんので、次 へ移りますけれども、教育長の答弁についてお伺いします。   平成13年1月5日に村上中等教育学校誘致促進協議会というものが始まりまして、村上市に中等 教育学校が県内では最初に立ち上がることになりました。だから、今答弁のあったように、いろいろ な経過あるいは効果、影響を与えながらやっていきますが、ちょっとこれ時間ありませんので、また いつかの機会にお伺いしますが、そのうちの1点だけ。   教育部長は、中等教育学校の教頭さんを経験され、しかも出身がこの村上地区でありますので、 村上の小中学校のことについてもまた非常によくご承知だろうというふうに思います。村上中等教育 学校に赴任されて、質問書の中にもありますように、市立小中学校と中等教育学校の連携の面で、効 果は今教育長から話されましたが、こういうところはもう少し考えても、お互いになると思うのです けれども、考えてもいいのではないかなというような感想を持たれたことがあったらお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 発足して8年が経過というふうなことで、中等教育学校も〔質問時間5 分前の予告ブザーあり〕卒業生を出しているような段階であります。こうしたほうがいいというふう なことがというふうなことでありますが、たくさんそれは私自身も思い浮かんでくるのですけれども、 これはというふうなことは、一つ二つというふうなことはなかなかちょっと申し上げられないのが正 直なところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) また後でゆっとりお伺いします。   特に中等教育学校に対する市としての支援ということについては、かなりの経過がありますし、 今学校給食とかいろいろありましたが、市発行の文芸誌の統合についてでありますが、答弁の1点目 と2点目はこれまでの経過とこれからの予定ということでありますので、特に3点目の広報について、 これからどういうふうにやっていくかということについてお伺いします。   その1点目は、これまで培われてきた編集作業のノウハウをということでありますが、特にそこ で必要なものは事務局体制だと思うのです。私も教職退職してから議員になるまで11カ月間公民館で 社会教育指導員というのでお手伝いをさせてもらったのですが、なかなかこの文芸誌についてはやっ ている人のご苦労が絶えないというふうに私は見ました。簡単にいくものではないと。しかも、それ を専門にやってもいろんな人から、これは文芸の場合は一字一句間違ってもクレームがつきますから、 そういったことへの対応とかいろいろな連絡あるいは調整、そういったことが必要になってくると思 うのですけれども、そういったことで本当にしっかり責任の持てる事務局体制が必要ではないかなと いうことを強く思うのです。事務局はどこへ置く予定ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) 一応事務局として考えておりますのは、中央公民館が担当す るべきだというふうには思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) どういう職員がこれを担当されます、先ほど言ったように大変容易でない仕 事なのだけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) どなたが担当するかというところは、今のところまだ決まっ ておりません。近日中に決める予定で現在検討中です。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 事務局の置く場所もそうですけれども、やっぱり専門的なこれを担当する職 員が私は絶対必要だと、特に今教育長から答弁があったように記念すべき発刊号だということから考 えると。何かこれまでの経過というものがここで途切れて新たに出発をするということから考えると、 しっかりしたやっぱり職員の配置、責任の持ち方、そういったことを考えないと私は後から悔いを残 すのではないかなというふうに思いますので、教育長にはそのことについてはぜひお願いをしておき ます。   最後ですが、この3月に勇退が予定されておられます小田企画部長、増子産業観光部長、それか ら阿部市民部長、佐藤消防長、それから佐藤朝日支所長、富樫山北支所長、それぞれの皆さん方、本 当にご苦労さまでありました。これまで職務に尽瘁され、またそれぞれの立場から市政に尽くされて こられたことに深甚な感謝と敬意を表し、またご勇退後も健康に留意され、今後とも市民として村上 の一層の発展のためにご活躍くださるように祈念をしまして、私の一般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで滝沢武司君の一般質問を終わります。   午後3時5分まで休憩します。           午後 2時50分  休 憩                                                        午後 3時05分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 最後に、11番、平山耕君の一般質問を許します。   平山耕君。           〔11番 平山 耕君登壇〕 〇11番(平山 耕君) 本会議最後の一般質問者に立ちました。たまたま私がくじ最後に引いたもの ですから、最後が当たりました。文字どおりくじの順番であります。   それでは、通告に従って3点についてお聞きしたいと思います。   最初に、地球温暖化防止に向けての市の取り組みはということで質問したいと思います。イギリ スの科学者の研究チーム「モデリング」は、CO2の累積排出量を1兆トン以下に抑えなければ人類 は生きていけなくなるとしています。しかし、私たちは既に50%を排出してしまっており、かつその 排出量はふえ続けています。   お隣の大国中国、世界で最大のCO2の排出国なのですけれども、この100年で平均気温が1.1度、 北方地方では4度上がったということが気象庁から報告されております。それを受けて、政府は先般 2020年度までに国内の温暖化ガス排出量を1990年比で25%削減する目標達成に向けた行程表を明らか にしました。25%のうち最低6割の15%分を国内削減で実現し、残りを海外からの排出枠などで賄う という内容で、ハイブリッド車の普及率や太陽光発電の導入目標も示されました。特に太陽光発電で は、家庭用で現在の30倍以上の1,000万世帯に普及させたいとしています。市としても何らかの方策 を考えるべきで、市民のモデルとなる事業を早急に構築しなければならないと思いますが、市長の考 えをお伺いします。   次に、農業問題について。(1)、2010年度から実施される米の戸別所得補償制度に市はどのよ うに対応するのか。このことについては、昨日中山議員のほうから懇切丁寧に質問がされていますの で、簡単にしますけれども、昨年9月、自民党から民主党へ歴史的な政権交代がなされ、農業分野に おいても水田経営所得安定対策から米の戸別所得補償制度へと移行します。政府主導での減反で米の 下落を防ぎ、生産者を保護する制度から価格下落時に生産者へ直接補償金を支払う方式で、まさしく 農政の大転換となる政策です。本年度はモデル事業の段階ですが、市としてはどのように取り組むの か。   (2)、岩船米ブランドのPR強化に向けて市でできることは。近年新潟県産コシヒカリの販売 状況が悪化しており、我が岩船産コシヒカリも例外ではなく、JAにいがた岩船、JAかみはやしで もその販売には苦慮しております。各農家においても、全地域で減農薬、減化学肥料、いわゆる3割 減減栽培に取り組んで、その品質向上には努力をしています。しかるに売れません。その原因はさま ざまあると考えられますが、その最たるものは米の産地間競争が激化し、新潟県産あるいは岩船産コ シヒカリというだけでは店頭で埋没してしまうということです。力のない農家は、その販売を農協に 頼るしかないわけです。市としても、岩船米PR強化に市内2農協と連携して取り組むべきだと考え ますが。   3番目、吹雪対策について。2月6日の猛烈な吹雪では、当市においても各所で吹きだまりに突 っ込み立ち往生している車がありました。除雪対策に絡めて吹雪防止さくの設置を再び検討するべき だと考えますが。   答弁の後再質問します。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、平山議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、地球温暖化防止に向けて市の取り組みはとのお尋ねについてでございますが、 議員ご質問のとおり、本市としましても地球温暖化問題につきましては積極的な取り組みが重要であ ることを認識しております。このため、平成21年度と22年度の2年をかけ環境基本計画の策定に合わ せ、地球温暖化対策の推進に関する法律第20条の3に基づき、地球温暖化対策地方公共団体実行計画 を策定いたしております。   京都議定書目標達成計画を勘案し、本市の自然的、社会的条件に応じて、温室効果ガスの排出の 抑制等のために、国の施策との連携を図った具体的な施策を盛り込んだ本市全体の計画を策定してま いります。計画策定のためには、現状を把握する必要があることから、現在市内の事業者の協力も得 ながら温室効果ガス排出量の調査等を行っております。また、市民の地球温暖化対策を含めた環境問 題への意識についても、本年1月に村上市環境基本計画市民アンケート調査、同事業所アンケート調 査及び環境に関する中学生アンケート調査を実施し、現在集計、分析しているところであります。   市民アンケート調査では、市内に在住する20歳以上の方3,000人余りのうち半数以上の方から回 答をいただきました。集計の途中ではありますが、関心を持っている環境問題はという質問の中で一 番関心のあったものが地球温暖化問題でありました。また、環境保全につながる取り組みのうち、現 在行っていること、今後行いたいことは、節電に努めている、冷暖房を適正な温度に設定している、 リサイクルへの協力など温室効果ガス削減につながる取り組みへの関心が高い結果が出ております。 自由に意見等を記載していただく欄には、自然エネルギー等への関心はあるが、機器、例えば太陽光 発電パネルが高価で手が出にくいため購入補助をしてほしいという内容の意見や要望も出されており ます。   今後取り組む本市独自の地球温暖化対策の事業は、今通常国会に提出が予定されている地球温暖 化対策基本法案、仮称ではありますが、の動向を注視し、ハイブリッド車等、いわゆるエコカーの普 及や太陽光発電パネルの導入等国の施策と連携を図りつつ、本市の温室効果ガス排出量や市民の意識 を踏まえて構築をいたしてまいります。また、県内にも太陽光発電パネルの個人住宅への設置単独補 助制度を設けている市や町があるなど全国には市民への地球温暖化対策の支援制度を設けている自治 体があります。これら先進自治体の例も参考にしてまいります。   既に取り組みを始めている事業もあります。林業分野で策定した村上市特定間伐等促進計画は、 平成20年度からの5年間に実施する間伐などの計画を定め、地球温暖化防止に向けた森林吸収源の確 保に努めるものであります。   農業分野で平成21年度に村上市地産地消推進協議会が設立されましたが、地産地消の取り組みも、 また環境衛生分野で22年度に市内全域で統一されるごみの分別収集も温室効果ガス削減につながるも のと考えております。   これまで述べました計画や活動を着実に実行し、本市の環境、地球環境保全のため、地球温暖化 への対策を進める所存であります。また、市の庁舎内での具体的な取り組みとして、冷房温度の28℃ の設定、6月から9月までの夏期におけるクールビズの励行、ノーカーデーの設定、節電、節水、エ コマーク製品の選択、再生紙の使用、低排出ガス車の導入のほか、庁舎内の資源ごみの定期的な回収、 紙類及び物品の再利用も温室効果ガス排出抑制につながるものとして実施をしており、これらについ てもさらに進めてまいります。   次に2項目め、農業問題についての1点目、2010年度から実施される米の戸別所得補償制度に市 はどのように対応するのかとのお尋ねについてでございますが、平成22年度から実施される戸別所得 補償モデル対策には、米戸別所得補償モデル事業と水田利活用自給力向上事業の2つの事業がござい ます。米戸別所得補償モデル事業は、米の生産数量目標に従って生産する販売農家、集落営農の皆さ んに対して、主食用米の作付面積10アール当たり1万5,000円を定額交付し、米の価格が下落した場 合には追加の補てんを行うというものであり、水田利活用自給力向上事業は食料自給率の向上のため に水田で主食用米以外の作物を生産する販売農家、集落営農の皆さんに主食用米と同等の所得を確保 できる水準の支援を行うというものであります。いずれの事業につきましても、農業者が国へ申請し、 交付金は国から直接農業者に交付されるという直接支払い方式により実施されるとなっております。   しかしながら、農家の皆さん一人一人が直接国へ申請を行うことは、現実的に困難であり、制度 の内容の周知をはじめ、交付金の申請手続の支援、作付状況の確認などについては、国や県、水田農 業推進協議会と連携しながら支援をしてまいりたいと考えております。   次に2点目、岩船米ブランドのPR強化に向けて市でできることはとのお尋ねについてでござい ますが、全国的に米の消費量が減っていることに加え、景気低迷による消費者の低価格志向などから、 価格の高い新潟県のコシヒカリは販売に苦労しているのが現状であります。平成22年産米の生産目標 数量については、平成21年産米に比べ、全国で2万トン減ったとなったうちの約6割に当たる1万2, 000トンが新潟県の生産目標数量から減じられ、本市においても約786トン、面積に換算いたしますと 約148ヘクタール、対前年比で約3%の減となりました。長引く不況とデフレが進行する中、一定の 価格を維持しながら販売を伸ばしていくことは非常に困難な状況であると言えます。   しかしながら、岩船米は日本穀物検査検定協会による食味ランキングで4年連続特Aを取得する など市場でも高い評価を得ております。全国一のブランド米であるコシヒカリを基本として、消費者、 実需者に支持される安全、安心で高品質な米づくりを今後とも継続するとともに、一定水準以上の食 味、品質の確保による販売力、ブランド力の強化や多様な品ぞろえ等により、岩船米の需給の維持、 拡大を図り、良質米産地としての地位を一層確固たるものにしていく必要があると考えております。   また、岩船米以外にも本市には豊かな農林水産物と多くの特産物がございます。あらゆる機会を 活用し、JAや農業者、関係機関、団体と連携しながら、都会で暮らす地元出身者の方々も含め、全 国に向けて豊かな地域資源をPRし、農林水産業の活性化を推進してまいります。   次に3項目め、吹雪対策についてのお尋ねでございますが、新市の除雪計画では除排雪委託単価 及び出動基準等は統一を図りましたが、除雪路線や委託業者等は合併以前と変わりない計画で、冬期 間の交通確保に努めております。   議員ご指摘の2月6日土曜日でございますが、の寒波では、新潟市で地吹雪による100台以上の 車両が立ち往生する事態が発生をいたしております。本市でも一部地域で地吹雪による交通障害が発 生し、市民からの情報で職員、業者によるパトロール及び除雪作業を実施し、幸いにも大事には至り ませんでしたが、緊急時の迅速な対応を再度指示したところであります。また、地吹雪に対し早目の 対応が図られるようパトロール等に万全を期すとともに、地吹雪防止さくの設置についても今後検討 をする必要があると考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 私ども清流会では、昨年の11月に山梨県の北杜市へ太陽光発電と農業用水を 使った小規模水力発電施設へ視察へ行ってまいりました。北杜市というところは、平成16年の11月に 7町村で合併し、その後1つの町が加わり、現在5万人の市で、我が村上市よりも若干小さくて、経 済規模も小さいのですけれども、そうした試みをやっております。   北杜市では、平成18年度より住宅用の太陽光発電設備に補助を行い、普及、促進を図っています。 今後さらに太陽光発電の導入量を増加するために、発電所のような大規模太陽光発電設備が必要不可 欠と考えて、2度の技術開発機構の委託事業を受けてさまざまな種類の太陽光発電を設置して、そう した取り組みを積極的に行っております。また、小規模水力発電なのですけれども、これについては 非常に能力が安定しており、メンテナンスも容易で、二酸化炭素排出もないクリーンエネルギーの優 等生です。本市にも水資源は豊富にあるわけですけれども、その多面的な活用として、その経済効果 とともに、地域住民の意識向上や対外的地域のイメージ向上のために役立てているそうです。また、 本市でもそういう取り組みは可能だと考えるのですけれども、その点ではいかがですか、市民部長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 今市長のほうからお話ししたとおりでございますけれども、やはり今太 陽光発電設備等の単独事業等は、各市町村でやっている。県内では8市町がやっているわけですけれ ども、これについてもハイブリッド、地球温暖化に向けてでございますけれども、太陽光発電パネル の導入等、それからエコカーの導入等の普及につきましても、この地球温暖化対策基本法案、仮称で はございますけれども、その動向等を注視しながら、本市としても今市長のほうからお話あったよう な計画を盛り込んでおりますので、これらの集計等が終わった時点で、やはり市民の意識を踏まえて、 先進地の事例等を参考にして今後市で取り組むべきを考えて実施していきたいというようなことで考 えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 今の発言で言うと、村上市でも当然そういうようなことを考えているという ことだったのですけれども、新潟県の例えば新潟市なんかでも太陽光発電に対して補助は行っていま すよね。それなのですけれども、国では2008年度の第2次補正予算から太陽光発電のシステムへの補 助金が出るようになったのです。現在太陽光発電の設置には、3キロワットの標準タイプで200万前 後の費用がかかります。確かにかかるのですけれども、そうした中で国、県の補助額は大体1キロワ ット当たり7万円、3キロワットを目標にいたすなら21万円が国から補助されます。それと同額のや つが県からも補助され、市でも同額が補助されれば63万円という補助金が入るわけです。そしてまた、 売電価格も2倍の、現在今までの2倍のキロワット当たり48円に引き上げられましたので、それらを 計算していくと、確かに設置にはものすごくお金がかかるのですけれども、その設置には10年くらい でもと取れるのではないかというようなことが試算されているのです。そうしたことをやっぱり、今 後計画に入れ込むというのですけれども、やはり早急にできたら市民に知らせることが肝要だと思う のですけれども、その点についてはいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 今議員の言われたように、この太陽光発電につきましてはキロワット当 たり7万円というのが、新潟市では補助額7万円、上限額35万円ということでうたって補助してござ います。各市町とも大分差はございますけれども、やはり国の制度にのっとった、それに上乗せした ような形で補助を行っているわけです。   今昨年度の21年の4月1日からことしの1月29日まで受け付けして、全部この部分については応 募がありまして、補助をやったという経過でございます。そういうことで、今住宅の改修等について もそれらを上げたいといって、余ったものは売電してそれに充てたいというのが長期に見てやってい けるのだというようなことで大分普及しておりますけれども、それについてもやはり内容を精査して、 これからやはりPRをしながら実施の方向に持っていけばいいかなというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 我が村上市でも方々に太陽光発電の設置パネルが見られます。本当に先ほど 言いましたけれども、我が村上市でもそうした取り組みを始めるということですので、それはそれで よろしいのですけれども、そしてエネファームという言葉ご存じですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) すみません、今ちょっと聞こえなかった。           〔「エネファーム。エネファームです」と呼ぶ者あり〕 〇市民部長(阿部正一君) すみません、承知しておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) エネファームというシステム、天然ガスを使ったコージェネレーションシス テムといいまして、発電と同時に熱をも供給できるような蓄熱、燃料電池のことなのです。それで、 昨年我が村上市でも1軒の方がそれを設置しているのです。発電する装置なのですけれども、電気と 同時に熱をも得られるというすぐれ物の機械です。それを導入しますと、建て主には140万円を上限 に民生用燃料電池導入支援補助金というものが国から支払われるのです。そうした制度があります。 昨年5月にそれが定められているのです。   なぜそんなことを申しますかというと、そうした取り組みというものは、その温暖化ガス削減の ために国はさまざまなことを考えているのです。だから、ことしなくても来年、去年なくてもことし ができるというようなさまざまな支援策が考えられると思います。そのことを早く、いち早く取り入 れて、多くの市民にそれを知らしめることが大事であろうということなのですけれども、いかがです か。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 大変勉強不足で申しわけありません。そういうものを模索しながら、や はりそれらを選択していただく上にもやはりそれらを内容的なものを精査してPRしていくというこ とは必要かと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 昨年3月一般質問で環境衛生係の中にそうした環境問題の専門家を置かない かというようなことを私提案したのですけれども、これからはさまざまなそういう施策が次から次へ と出てくると思うのです。我々だって、例えば市の職員だってそんなことは知らないと思うのです。 そうしたことをいち早く取り入れるような専門の課員を私は置く必要があると思うのですけれども、 市長いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 専門的にそれを置く必要あるかどうかということになってくると、いささか 疑問があると思っております。やはり今いるそれを担当している職員が当然のことながらそれらの知 識を得るべきであると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 専門の職員を置くというのは大げさかもしれないけれども、そうした係をや っぱり置く必要、係というか、そうしたものに強い人を置くべきだと私は考えますけれども、市民部 長いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 今市長のほうから答弁あったとおりだと思います。           〔「はい、わかりました」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) この環境問題に関しては、やはりどっちかというと新しい問題だと思うので す。新しい問題でなおかつ重要で喫緊の問題だというように考えております。だものですから、国で も県でもさまざまなことを打ち出してくると思います。そうしたことをやはり市でもってもいち早く キャッチして、それらを速やかに市民に伝えて、そして市民の啓発を図って、市民一人一人からCO 2削減を図るというような方法が一番お金がかからなくて、この村上市が世間に対してアピールでき ることだと思うのですけれども、市長はいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、日本の国はあれだけ大見え切ったのですから、2020年ま ででしたか、25%を削減すると。どうして削減するつもりか、本当にあれを発表したときには私も首 をかしげたわけですが、しかしいずれにしてもこれからその目標に向かっていろいろな施策を恐らく 講じていかないとそれに追いつかないはずですので、それらをいち早くとっていく必要があろうと、 そのように考えておりますので、担当部局においてもそういうようなことを手抜かりのないようにと いうことはこれから指導してまいりたいと思っておりますし、そしてこの村上市は何といっても84% 近くが林野で占められているわけです。ですから、先ほども少し申し上げましたが、やはりいわゆる 間伐等山を利用して、林野、森林を利用したいわゆる温暖化対策、これらについても非常に大きな私 はこれから力を入れていく必要があろうと。例えば間伐を促進しながら削減をいたしまして、そして 間伐材においてはペレットによって発熱をしていくと、そういうようなことも十分に考えられる地域 でありますので、林野がない地域と私どもみたいに森林、林野が非常に多くある地域とではやはり施 策の方向もおのずとある程度は違ってくるのではないかというふうに考えております。   いずれにいたしましても、これから25%国が2020年までに削減するということでありますので、 いろいろな方策をあるいは補助制度等も出してくるはずでありますので、それらに抜かりのないよう な対応をして、市民の皆様にお知らせしながら、村上市として一番適切な対応をしていきたいと、そ のように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 冒頭申し上げました小規模水力発電所のことなのですけれども、そのことに ついては我が村上市においても今後課題として、課題としては、今すぐやれということではないので すけれども、課題として取り組むべき、できることではないかなと私は思うのです。特に朝日地区、 荒川地区、神林地区、そういうところに設置すれば、幾らかでもそういう電力というかクリーン燃料 のエネルギーが得られるのではないかと思いますけれども、その点についていかがですか、今後の課 題として。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま申し上げましたように、それぞれの地域、広い広い地域、市町村に は特色があるわけです。村上も決して水の面においては他に負けないものがありますので、そういう 点からいくと、いわゆる小さい水力発電等を設置して発電をするというようなことは可能な地域では ないかなと、そのように考えておりますので、適地であるか適地でないかということからまず始めて いかないとなりませんので、その点についても十分に考慮をしていきたいなと、そのように考えてお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 農業問題にいきたいと思います。   戸別所得補償方式には何点か問題があります。まず、財源の問題なのですけれども、今年度はモ デル事業ですから、国全体で約3,371億円、軽度でおさまりますけれども、次年度以降本格実施すれ ば約1兆円という財源が必要になるわけです。それに対して、果たして次年度以降その施策が続くか どうかというものは、国の問題ですから答えようがないとは思いますけれども、そうした心配があり ます。   そして、10アール当たり1万5,000円を各農家に配分するわけですけれども、その配分方法は国 から直接農家へという方式であります。先ほど答弁にもありましたけれども、その申請は農家が直接 やるわけですので、何か手抜かりがあると農家にいかない可能性があるというようなことが心配され ます。それは、先ほど市長がおっしゃってくれましたので、その心配はないのではないかなと思いま すけれども、十分それに対応してもらいたいというように思います。   民主党政権は、やはり余り好きではない団体として、土地改良区団体、全農、そして全農にいが たがあるわけですので、国から、農政局から必ずしも農協へはいかないわけです、お金は。郵便局、 銀行とかが多分活用されるだろうと。そうした中で、市のほうがやっぱりリードしてそういうことを 申請しなければならないと思いますけれども、増子部長いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 交付金の関係につきましては、今市長のほうから答弁申し上げたわ けでございますが、直接支払いというようなことで、私ども市としては交付金の申請事務から転作確 認、あくまでもこの事業は生産調整に協力した農家だと、そしてなおかつその耕作面積から10アール 引いた部分について所得補償しましょうというような流れになっているわけでございますので、まだ 今の段階で地域間、農協へ振り込むのか郵便局なのか銀行なのかというようなものはまだ明確になっ ていませんけれども、機会あれば農協を経由したもので何とかできないのかどうか国のほうへまた聞 いたり、何か市に意見とか物があればそんなことでお答えしていきたいなということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 今は、生産調整については方針作成者といって、農協だけではないのです。 各大農家もそれはできるのですけれども、そうしたときに農協がだめなのか、はっきり言って。そう した方は、農協の支援は受けられないということですので、市の職員がやっぱり出向いていって説明 しなければならない問題だと私は思っています。   うちの集落でも3日の日にあったのですけれども、それに私行けなかったのです。それで、どう した形になっているかちょっとわからないのですけれども、やはり市の職員と農協職員とか行ったと 思うのですけれども、そうしたものをうまく連携をとりながら、農家に漏れのないようにしてもらい たいと思いますけれども、もう一度いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) その点につきましては、交付金が農家に渡らないようなことのない ように私どもも一生懸命に対応しますし、農家個人も私の口座はここですからここへ振り込んでくれ ということになれば、国も拒否する何物もないのかなというような気もしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) その問題については、ぜひともひとつ心して取り組んでもらいたいと思いま す。   次に、県内でも米の独自ブランドのPRを強化しています。佐渡市では、トキのすみやすい環境 で栽培した米を認証米として売り出し、2キロ1,200円前後で魚沼産コシヒカリに迫る高値で販売し ています。同市で佐渡で生産する米の15%弱を認証米とする計画でいます。新潟市でも昨年から農薬 や化学肥料を5割以上減らして、1等米比率が100%の農業者を米マイスターとして認定し、その事 業を始めています。認定者には助成金を出す計画で、初年度は300件程度の認定している見通しです。 安全性の高い米の比率を高め、地場産のブランド化につなげています。   我が村上市でも有志の農家が5割減減の米を特栽米として認証し、販売しておりますが、その努 力は着々と実を結んでいます。しかしながら、大部分の農家はそれができなく、その販売については 農協頼みの状況だろうと思っています。今市でできることは、やはりそうした農家を育てていくこと だろうと思っています。   例えば神林地区にある有機リサイクルセンターの堆肥でありますけれども、その販売には苦慮し ております。なぜ苦慮するかと申しますと、堆肥をやった米とやらない米ではお金がそう違わないわ けです。岩船産コシヒカリであれば3割減減は当たり前なわけですので、そうした区別がつきにくい、 堆肥を入れなくても3割減減になるわけですので、来にくい、なかなか堆肥を入れた米を高く売るこ とは難しいわけです。それを高く売るには、やはり市が主導して、そうした生産者を多くつくらなけ ればいけないと。当然農協もやっているのです。努力はしているのですけれども、各農家も努力はし ているのですけれども、やはり市でもってある程度主導権を握りながら、市の商業者とも連携しなが ら、村上の米というものをやはりブランド化していかなければならないと思いますけれども、その点 についていかがですか、部長。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今現在村上ブランド品というようなことで、県含めて会議をさまざ ま展開しているわけでございます。当然岩船産のコシヒカリも村上ブランド品というのは間違いござ いません。そんな中で、私ども現在地産地消推進計画つくってございますが、22年からはこのブラン ド品をどういうふうにPRしていくのかあるいは商品開発をどうすべきなのかというようなものは、 22年度の課題として取り組むというようなことにしているわけでございます。シールつくるのがいい のかどうすればいいのかというようなものは、その推進計画の中でどういうふうにPR、アピールす ればいいのか、岩船産のコシヒカリだけでなくて、村上牛も含めた中でもう確立できたものはPRし て売り込むしかないというような考え方で進めているわけでございます。   また、いい米つくるには、やっぱり土づくりも大事な部分だというようなことで、先般うちの市 民経済常任委員会では神林、朝日の有機センターの管理している方々からもおいで願って、有効に土 づくりをできる方策というものを検討している最中でございます。そんな中で、きちっとしたレッテ ルをつけるようなPRをしていきたいというような考え方で今進めております。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 幸い我が村上市には、うまいもの、例えば村上牛に代表されるうまいもの、 また柳カレイとか、魚でも皆おいしいのですけれども、お酒もそうです。それに絡めて、やっぱり村 上の米というものもおいしいところもたくさんあるのです。そういうものは、決して魚沼に負けない と思うのです。そうしたブランドをやはり岩船米とは違った意味でつくる必要があるだろうと。管内 全部の米をそうする必要はないかもしれないけれども、せめてやはりその堆肥を使って安全な米、そ してブランド品というものを構築する必要があるのではないかと思いますけれども、もう一度お願い します。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今議員の言われるとおり、やっぱり安くていいものをつくらなけれ ばこれからは産地間競争に勝てないというのは私も十分理解しておりますので、そんな方向で進めて いきたいということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 先ほど認証制度といいますけれども、そういうものをつくるお考えはないで すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今後の課題として、私どもとしてはやっぱり市独自の認証制度ある いは地産地消をやっている例えば飲食店であればそれなりの、ここは6割以上地産地消のものをやっ ているのだという表示がいいのか、何か皆さん来てわかるようなものをつくっていったらなというこ とで、今後の課題として、商品については認定制度あるいはマークとかシールをつけていったらと、 あるいはその地産地消を使う店につきましてはそれなりのものを店頭に出すようなものを考えていっ たらということで、22年度の取り組みの課題として上げているつもりでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) あと主食用の米ではなくて、他用途米のことなのですけれども、現在新潟県 というものは非常に米菓の工業が盛んで、亀田製菓を筆頭にしてあるわけですけれども、最近他県産 の米が新潟県に進出しているのです。それに対抗して、新潟県でもたしか1俵につき2,000円ぐらい を補助して、新潟市でもそれにつけ足して補助している制度があるそうなのですけれども、知ってい ますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 加工米については、そんな市町村も、1,500円とか2,000円とかつけ 足してやっている部分の市町村もあります。うちのほうでは、今回新たに22年度予算でお願いしてい るのが約2,000万ほどあるわけですが、これは国の自給力向上対策事業の上乗せを考えていきたいと いうことで、それをやることによって耕作放棄地をある一定の歯どめで抑えていくあるいは自給力向 上をさせるというようなことで、市独自のもので上乗せというのは自給力向上対策の部分では考えて おりますし、今ほどの個々の加工用米、米粉用米、これらについてはそれなりの取り組みした人にそ の金が回るようなシステムというようなことで考えています。   いずれにせよ、菓子メーカーとかあるいは私ども飼料米としては村上牛あるいは養豚農家、ここ らと構築、地区の部分との連携もやっぱりこれから考えるべきかなというようなことでは考えており ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) いずれにしても、個々の農家の努力も確かに大事なのでありますけれども、 ある程度行政の介入というものも必要だと思うのです。それらをリードするというようなやっぱり理 論武装していかなければこれからは産地間競争に勝てないと思うのです。当然要は村上市全体で他県 産あるいは他町村の米に負けないというような取り組みが必要かと思います。   増子部長、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 当然議員の言われるとおりでございますし、JAの中には良質米の その生産組織もできておりますので、市も〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕十分介入しながら、 安くてうまい米づくりに励まれるように積極的に協力していきたいという考え方でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 最後に吹雪対策だったのですけれども、その吹雪というものはそんなにあち こちあるわけではないのです。やっぱり一番ひどいのが神林地区の下助渕にある集落センターの前あ たりが一番ひどいのです。あそこのところがたまたま毎年防雪さくをしていたところがことしはなか ったということなのです。そのために猛吹雪になって、そこが吹きだまりになって突っ込んだという ことが発端です。そのほかにも二、三カ所突っ込んでいたのですけれども、そこがやっぱり一番ひど かったと思います。そんなものですから、もう一度そういう防雪さくの検討をお願いしたいわけです。   当然市でもってもそんなことは1年にいっぺんあるかないか、本当にそのために膨大もない準備 をしろというわけではないのだけれども、そういうことがあったら職員一丸となって休みであろうと 取り組むべきだろうということなのですけれども、最後に市長いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この前の2月のあれは、今おっしゃったように異常と言っていいほどの私は 猛烈な暴風雪だったと思っております。あの日を見ていろいろなところに吹きだまりや、本当にわず かな間に吹きだまりできるのです。それをあの日に限って全部のところをそれをつくるということで は私はないと思っております。やはりそういう日、天気予報を見ながら、そういうときは除雪体制を しっかりとやっていくと。   後で市の担当する人に聞いたのですが、ずっと行っても、またけつからまた吹きだまりになると いうことで、異常事態というようなことでありますので、当然今言ったことは参考にさせていただい て、大体決まっていますので、吹きだまりができるところは。そういうところは対策を講じていかな ければならないと思っておりますけれども、全部が全部そうするというわけにもいかないということ で、除雪体制のほうでしっかりと万全を期していきたいなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 平山耕君。 〇11番(平山 耕君) 阿部市民部長、増子産業観光部長、ことしで退職されるみたいですけれども、 今おっしゃられたことをぜひとも次代の人に伝えてくださるようにお願いをして、一般質問を終わり ます。 〇議長(佐藤宮吉君) これで平山耕君の一般質問を終わります。   以上で今定例会の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   なお、明日から各常任委員会が開催されますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでした。           午後 3時54分  散 会