平成21年村上市議会第4回定例会会議録(第5号) 〇議事日程 第5号 平成21年12月9日(水曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問 第 3  議案第170号 村上市基本構想の制定について                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(27名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   小  田  信  人  君    22番   相  馬  エ  イ  君   23番   大  滝  国  吉  君    24番   瀬  賀  秀  雄  君   25番   小  野  七 五 三  君    27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(2名)   16番   姫  路     敏  君    26番   石  嶋  修  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        企  画  部                   佐   藤   憲   昭   君        政策推進課長補佐        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        市民部税務課長    板   垣   純   一   君        市  民  部                   増   子   要   作   君        環境衛生課長        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        福 祉 保 健 部                   遠   山   た   つ   君        保健医療課長        福 祉 保 健 部                   西   村       治   君        介護高齢課長        福 祉 保 健 部                   斎   藤       勉   君        社会福祉課長        産業観光部長     増   子   太   平   君        産 業 観 光 部                   本   間   誠   一   君        農林水産課長        産 業 観 光 部                   瀬   賀       功   君        商工観光課長        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上下水道部長     渡   辺   成   一   君        上 下 水 道 部                   田   島   正   昭   君        下 水 道 課 長        上 下 水 道 部                   川   内   信   一   君        水 道 局 長        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    工   藤   泰   則   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        教  育  部                   百   武   勇   一   君        生涯学習課長        教  育  部                   斎   藤   敏   夫   君        スポーツ振興課長        教  育  部                   太   田       薫   君        文化行政課長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    佐   藤   健   吉   君        山 北 支 所 長    富   樫   昌   平   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    伊   藤   良   子           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は26名です。欠席の届け出ある者2名、遅参1名です。 定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、9番、山田昭夫君、17番、長谷川孝君を指名いた します。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   最後に、1番、板垣千代子さんの一般質問を許します。   板垣千代子さん。           〔1番 板垣千代子君登壇〕 〇1番(板垣千代子君) 皆様おはようございます。公明党の板垣千代子でございます。議長のお許 しをいただきましたので、平成21年第4回定例会、最後の一般質問をさせていただきます。   それでは、通告書のとおり一般質問をさせていただきます。私の質問は、3項目となっておりま す。   1、新型インフルエンザについて。村上市の小中学校においても新型インフルエンザのため、学 級閉鎖が多いと聞いております。現在の状況と授業の遅れに対する対応についてお伺いいたします。   2、本市の小中学校における携帯電話の利用状況と実態及び課題と対策について。小中学校にお いては、学校に携帯電話の持ち込みは禁止と思いますが、親が安全のため、また家族との連絡のため とのことで持たせている実態です。このような状況の中で、子供たちをネット被害から守っていく課 題についてお伺いいたします。   3、人権教育について。皆様ご存じのことではありますが、人権教育とは人種、国籍、性別、出 身地、障害のある、なしにかかわらず、すべての人は差別されず、平等な権利を有していることであ ります。学校で、家庭で何度も何度も子供たちに教えていくことが大切と考えますが、学校の対応に ついてお伺いいたします。   以上、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それでは、板垣議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、新型インフルエンザについて現在の状況と授業の遅れに対する対応について のお尋ねでございますが、全国的に新型インフルエンザの感染が拡大する中で、市内小中学校におい ても9月下旬から徐々に拡大し、12月7日現在で小学校が20校、中学校では6校、計26校において学 級閉鎖、学年閉鎖等の措置が行われ、感染者数も小中学校合わせて12月4日現在で1,765人となって おります。また、学級閉鎖等の措置に伴い、時間数の確保につきましては当該学校長の判断で実施す ることとされており、一部の学校においては既に授業時間の延長をするなどの対応を実施しておりま す。   なお、教育委員会としても、さきの校長会、教頭会等において保護者に対する理解を得ることな どを含め、適切な対応についてお願いしているところであります。今後とも関係機関との連携を密に 図りながら迅速な対応をしてまいりたいと考えております。   次に、2項目め、本市の中学校における携帯電話の利用状況と実態及び課題と対策についてのお 尋ねでございますが、議員がおっしゃるように学校には原則携帯電話を持ってこないことになってお りますが、安全確認や父母との連絡をとるなどの場合は必ず学校に連絡をして持ち込みの承認をもら い、朝学校に行ったら担任に預け、帰るときに担任から受け取って帰ることとなっております。また、 携帯電話を子供に所持させることについては児童生徒が犯罪に巻き込まれる危険があること、生徒指 導上のさまざまな問題も危惧されることから、有害サイトに接続できないようにフィルタリング機能 を付加したり、定期的に使用状況を確認したりするといった保護者による十分な管理監督をお願いす るとともに、携帯電話の所持の有無にかかわらず、父母、祖父母等の携帯電話が子供に使われていな いか随時点検をすることもあわせてお願いしているところであります。さらに、携帯電話によるさま ざまなトラブルに巻き込まれないよう、その対応策として各学校ではインターネットや携帯電話によ る有害情報や悪質な事件等についての情報提供とその対応について警察等の専門機関から講演をいた だき、児童生徒、保護者への啓発を図っているところであります。教育委員会といたしましても、指 導に当たる教職員の携帯電話、ネット犯罪などに関する知識や問題対応の技能を高めてもらうための 研修会を警察等の協力を得て研修会を実施しているところであり、今後もこのような取り組みを継続 していきたいと考えております。   次に、3項目め、人権教育についてのお尋ねでございますが、議員がおっしゃるように一人一人 の人権が尊重され、偏見や差別を生み出さない社会の実現を目指した取り組みを学校、家庭、地域に おいて進めていかなければならないと考えております。特に学校においてその責務は重要であり、児 童生徒一人一人に人権尊重の精神がはぐくまれますようしっかりとした指導が行われなければなりま せん。そのため、各学校では人権教育の全体計画や年間指導計画を作成し、さまざまな人権問題につ いて自分の問題としてとらえられるよう指導方法の工夫を行うとともに、子供たちの心に寄り添った 指導に努めております。また、指導に当たる教職員自身が人権問題に関する認識を深め、自分自身の 人権意識を高め、指導力向上を図るよう計画的に校内研修を行ったり、各種研修会へ積極的に参加し たりしております。教育委員会といたしましても、村上市の全教職員が参加する研修会を開催するな ど教職員の研修の充実に向けて取り組んでいるところであります。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。この新型インフルエンザについてでございます が、ただいまご答弁いただきましたことに関して小中学校で1,765人という大変大きな数、また学級 閉鎖、学年閉鎖ということでありますけれども、授業の遅れに対して取り組んでいらっしゃるという ことですが、どのような取り組みをされているのかお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 今ご質問の学級閉鎖等によって授業時数、授業日数が減少したことに対 する授業の遅れ、その対策というふうなことでありますけれども、1点大きなことで言えますのは長 期の休み、例えば冬休みの期間を短くするなどの対応をするというふうな学校が管内で出てきており ます。教育委員会の学校管理の規則を見ますと長期の休業については各学校の校長が定めることがで きるというふうになっておりますので、各学校の校長の判断で長期の休業を年間の計画よりも若干削 って、その分授業時数を生み出しながら遅れた分の授業を回復しているというふうな取り組み、また 定期的に行っております取り組みとしては、例えば午後5時間の授業の日にもう1時間授業をするな どの対応するというふうなことで、年間の計画がインフルエンザによる学級閉鎖等で授業時数の不足 が生じ、子供たちの教育活動に影響が出ないような対応を各学校では行っておりますし、教育委員会 としても各学校の指導に当たっているというようなところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 今のご答弁をいただきますと冬休みに授業を設ける、また5時間授業のと きに1時間多く設ける。この対策によって、今までの遅れはすべて取り戻せるという形になるという ことですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) まず、学級閉鎖等によって、例えば2日間なり3日間授業ができなくな ったとします。では、その分すべて冬休みの期間を2日間、3日間延長するというふうなことをとっ ている学校もありますし、そうでなくて授業の中の余裕のドリルの時間などを削って、そして教科書 の内容の不足分をそこに充てるなどして、各学校で今現在の教育活動の工夫をしながら遅れをなるべ く少なくなるようにというふうなことで対応しております。学校の授業というのは、年間を通して完 結するというふうなものでありますので、また1月以降年間の計画の見直しをしながら最終的には各 学年で学ぶべき内容、そして身につけなければならない内容が滞りなく完了するよう各学校の校長、 また各学校を教育委員会としても指導していきたいというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) これからの時期なのですけれども、これから収束するというようなことも 考えられないような時期にかかっている。また、小学校であれば中高一貫校に受験する子供さん、中 学校であれば高校受験というものが目の前にあるわけなのですけれども、これに関しては親御さんの ほうから心配のご意見をいただいていますもので、その点に関してはどのような取り組みをされてい くのかお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 今のお尋ねの件でありますが、先般行われました村上市のPTAの研究 大会におきましても、保護者の方から受験に対するインフルエンザ対応でどのような対応がされるの かというふうなことで、不安の声があったというふうなことを聞いております。ご存じのように大学 の受験等につきましては、今受験機会が複数のチャンスがありますので、インフルエンザの罹患に対 する対応というのはとられているところが多いように調査しておりますけれども、事高校受験、それ から中高一貫校の受験についてはチャンスが絞られるというふうなことで、大変当該児童生徒、そし て保護者の不安は高いものだというふうに感じておりますけれども、今のところ県の教育委員会から このような方針でいくというふうな明確なものが示されておりません。市の教育委員会としても、明 確な方針が示された後学校、そして児童生徒、保護者が混乱しないように情報の提供を速やかに行っ ていきたいというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) その受験なのですけれども、受験日に受験を希望していた生徒さんがイン フルエンザにかかっていて受けられないというようなことも起こる可能性があると思います。それに 関して教育委員会のほうで話し合いは持たれているか、どのような対策をこれから考えていかれるの かをお聞きしたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) お尋ねの件でありますけれども、今年度のように新型のインフルエンザ 含め、季節性のインフルエンザ等がこうやって蔓延して社会的な問題になる以前、例えば昨年度まで の状況について述べますと例えばインフルエンザ等で同じ教室の中で受験することができないという 場合それぞれの受験先の学校の裁量で例えば保健室とか、ほかの受験生がいない教室での受験という ことが認められておりました。これは、主体は各受験する学校の校長さん、そして県の教育委員会の 方針のもとにというふうに受けとめております。ただし、今年度のように大勢の児童生徒が今後もイ ンフルエンザの罹患が想定できるという場合については先ほども申し上げたようにどのような対応、 対策がとられるのかということを注視しながら、県の方針が出ましたら速やかに現場のほうへ情報を 流していきたいというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 受験日に発熱で受験できないというときにはどのようなことをお考えです か。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 発熱で受験できないというとき、市の教育委員会としてどうするという ことは、これは実はできない部分なのであります。ただ、言えることは受験の日にちが決まっていま すので、その受験日に向けて子供たちには体調管理には万全を期すというふうなことをまず全般的な 指導で行っていく。でも、それでもかつかかってしまうのがインフルエンザでありますので、その場 合発熱でどうしてもだめだという事例が発生したときは、前日等までにわかった場合は市の教育委員 会としても県の教育委員会、それから受験を希望する学校との連絡をとりながら、不利にならないよ うな配慮ができないものかどうか、それについて十分検討いただくよう働きかけをしていきたいとい うふうに今考えているところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。   続きまして、2項目めに移りたいと思います。こちらは携帯電話の利用状況ということでお聞き したいと思います。携帯電話の所持率が小学校で30%から35%、中学校で65%から70%というふうな 発表がされております。これは、全国の平均数だと思いますので、村上はこれよりぐっと少なくなる と思いますが、学校で把握している所持率をお聞かせいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) ただいまのご質問でございますが、小中学校の携帯の所持率 ということでございます。当市におきましては、市のほうで積極的に各学校の携帯の所持率について は調査をしてございません。これにつきましては、子供たちはこの手の調査には非常に敏感でござい まして、他人との比較等によりまして拡大につながるおそれがある、懸念されるというようなことか ら実施していないものでございますけれども、個々に中学校のほうでございますけれども、お聞きし ましたところ、4つの中学校でございますが、前年度のものもございますけれども、調査をしており ました。これによりますと中学校で20%の所持率ということでございます。先ほど申し上げましたよ うに、原則中学校に持ち込みは禁止となってございます。特別な事情があるときには学校のほうに預 けて、また帰るときに持って帰るというようなことでございますが、これについては今そういう生徒 はいないというようなことでございました。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 校内で使用禁止が徹底されているということは聞いておりますので、それ はありがたいなと思いますけれども、所持している子供さんというのは学校以外での使用に関しては 学校のほうではとめることができないという問題があります。それでは、家庭のほうでどういうふう に見ているかといいますと、やはり今の子供さんたち自分の部屋を一人一人お持ちですので、食事が 済んだ後、学校から帰ってきた後とかもう自分の部屋に閉じこもって、好きに使用をしているという ことが耳に入ってきております。便利さの裏には潜む危険性などが多くあるということに関して、先 ほど教育長もご答弁されていましたように警察ですか、のほうの研修をいただいているというような 答弁ございましたけれども、これは全校に対してその研修をされていらっしゃるのかお聞きしたいの ですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) お尋ねの件でありますけれども、学校によってはPTAと一体となって、 例えば県警の今ハイテク犯罪対策室というふうな専門の部署もありますので、こちらから専門の担当 の方をお呼びいただいて、やっぱり携帯電話の持つ危険性というふうなものを保護者の方からも十分 理解をしていただいた上で、ではその危険性から我が子を守るために親として、保護者としてどのよ うな取り組みができるのかというふうな具体的な事例をもとに、PTAという学校と保護者をつなぐ 活動体をてこに研修を進めているというふうな事例もあるというふうに聞いておりますし、また教員 としても、指導に当たる教員も先ほど教育長の答弁にもありましたけれども、研修を持ってして、保 護者が期待するような使い方を子供たちはなかなか携帯電話を持つと別な、親の願いとは違う使い方 をするというふうな現状がありますので、これについてはやっぱりどのような形で子供たちに携帯電 話、まず利便性とともにその裏にはらんでいる危険性をどのように伝えて指導していくかというふう なところに指導の重点を置きながら教職員の研修を進めているというふうなところもあります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ただいまのハイテク犯罪という研修、これは全29校で行われていると考え てよろしいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) ハイテク犯罪、例えば専門の外部の講師を招いてすべての学校で研修し ているかというふうなことについては調査しておりませんが、各学校ともそれぞれの発達段階に応じ て情報機器の正しい使い方等については今すべての学校で指導するというふうなことがうたわれてお りますので、その部分についてはすべての学校で指導している。ただ、その進捗状況、内容について はまだ各学校で差があるというふうなところがあります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 携帯電話、その機能の点から依存度が極めて高いというふうに聞いており ます。自分の部屋に入りますと友達ですとかメール、また電話、さまざまの形で自分の部屋で自由に 使っているということで、睡眠不足とか、家庭関係の、親御さんからいつまで電話しているのという ような言葉なり、使い過ぎという親御さんの言葉から家族関係の乱れという形、また学習意欲の減退、 寝不足による減退、学力の低下など悪い影響が少しずつ出始めているというふうにも聞いております が、その点に関しては各学校からそういうお話をいただいてはいるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 議員言われるとおりであります。これについては直接学校から教育委員 会の報告というよりも、各学校で保護者との面談等、それから先ほども申し上げたように保護者と学 校の教員をつなぐPTAの場での話し合い等で、やはりそれぞれの発達段階でいろんなさまざまな問 題があるというふうな情報が交換がされているというふうなことは承知しております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 俗に無人島に何か1つ持っていくとすれば何を持っていきますかという質 問があったそうです。その中で一番というのが携帯電話なのです。本当に携帯電話に大人も子供も依 存度がすごく高いということがうかがえるという言葉なのですけれども、その点についてどのような、 こういう言葉を聞かれたことがあるかということをまず初めにお聞きしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 無人島に何か1つ持っていけるとすれば何を持っていくか、私も聞いた ことがあります。ただ、私は携帯電話とは答えませんけれども、ただ今議員言われた多分それは子供 たち、中学生以上の年代の子供たちに、または青年に聞いたときの答えではないかというふうに受け とめておりますけれども、言われるように携帯電話はやっぱり生活と切っても切れない1つのツール ではないかというふうに考えております。大変便利なものですけれども、言われるようにこういった 携帯電話を介することによってやっぱり本当に恐ろしい問題行動の広域化、それから犯罪の匿名化と いうのでしょうか、そういったものが一部では報道されておりますし、実際にそういった事例がござ います。そして、そこに伴う悪質化、凶悪化というふうなことへの進展も十分考えられますので、こ ちらについて本当危険性を十分認識をしながら、教育委員会としてもそれは家庭の問題であるという ふうなことで片づけることではなくて、学校も、それから保護者も、そして地域も巻き込んでやっぱ り子供たちの健全な育成について、特に携帯電話に絡む利便性と危険性についてやっぱり話し合う場 を今後も設けていく必要があるというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。本当に携帯電話は便利で都合のいいものですけれ ども、一歩間違うと大きな犯罪にもつながるという心配もございます。私たち大人も、また子供たち にも被害者、加害者にならないように十分気をつけていきたいものだと考えておりますので、よろし くお願いいたします。   続きまして、3項目めのほうに移りたいと思います。3項目めは、人権教育についてお話をお聞 きしたいと思います。まず、私の家の前には朝日中学校がございます。朝、夕生徒たちは、とても気 持ちのいい声で「おはようございます」、「こんにちは」とあいさつをして登下校をしていきます。 本当にかわいい子供たちです。しかし、集団になると思いもよらぬことを起こしているというのが現 実というふうに考えております。まだ記憶に新しいと思いますが、11月20日、沖縄のほうで傷害致死 容疑で中学生5人が逮捕されるという事件がございました。このような事件が起こったときに教育委 員会としてどのような対応をされているかお聞きいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 今お尋ねの件でありますけれども、社会の中でさまざまなあってはなら ないような事例が起きております。各学校では、これも発達段階に応じてというふうな指導が大事な わけですけれども、例えば道徳の時間に命の大切さを題材にして学ぶとか、それから生徒会や児童会 の活動で思いやりの心を体験を通して学んでいくなどして、やっぱり議員も言われたように心の教育 というのでしょうか、お互いの人権を大切にする、思いやりを深めていくというふうな、高めていく というふうな指導は管内の学校、どこの学校も特色のある活動をしておりますし、特に当村上市は郷 育の考えを十分生かしまして、小学校、中学校が連携してそういった取り組みを行っているというふ うな取り組みもございますので、こういった取り組みをさらに推進していくことでやはり人権教育の 一層の推進が図られるというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ほかにどのようなかかわりが大事だかということなのですけれども、中学 校、十四、五歳となると思春期という段階でもありますし、いろんなことに興味を持つということも 考えられますが、いじめ問題に関しては全国の学校でいろいろ取り組みをされておりますが、日本人 の感性といいますか、考え方ということを考えると人と同じことをしていないといじめに遭う、そう いう傾向があるように思います。もし5人でいじめをしていたとして、1人の子に対していじめをし ていたとなると自分たちは5人でやっているのだから、責任は5分の1だというような考え方をして いる子供さんもいるというような話は聞いております。でも、5人にいじめられた1人の子は、その いじめの恐怖というのは5倍だと。この格差がとても大きいものがあるというふうに考えていかなけ ればいけないものと思います。   人権問題の中で、同じことをしていなければ自分が今度いじめの対象になるのではないかという 恐れといいますか、恐怖といいますか、そういうものがあるそうなのですけれども、実際1人の人間 として同じ人間はだれもいないわけです。同じ顔を持った人もいない。双子さんならば多少は似てい るということも考えられますけれども、性格ですとか育った家の環境ということも考え、一人として 同じ人間はいない。同じ生徒はいない。そういうことを一人一人異なる生き方をして、一人一人異な る考えを持っているのが当たり前というような考え方をこれからはどんどんと進めていかなければい けない問題だと思いますが、その点についてお伺いいたします。教育委員会としての考え方を。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) お尋ねの件でありますけれども、大変重要な部分でございます。議員お っしゃるとおりのことを今現在学校では力を入れて取り組んでおります。やはりお互いのことを思い やるということは、まず自分自身のよさに気づいたり、そして自分はこういったすばらしいことがあ るのだ、これができるのだ、そのことを集団の中でこんなふうにしてみんなのために役立てることが できるのだというふうなまず自分自身、一人一人が自分のよさに気づくというふうなことから周りに 対する思いやりの心が育っていくというようなことでありますので、当然いじめをなくする活動、さ まざまな教育活動ありますけれども、その根底としてあるのは一人一人のよさを自分自身がまず気づ くというふうなことを根底にどの学校も教育活動を今展開しているところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 自分のよさに気づく、なかなか難しいことです。また、自分のよさに気づ かなくても、友達のよさを口に出して言える子供さんに育っていただきたいというものを私は感じて おりますが、今ほども申しましたが、思春期の本当にあれもこれも疑問、あれもこれも知りたい、あ れもこれもあの人より自分は劣っているというような意外といろんなことに関して比べているという のがこの年齢だと思います。人間としてみれば、いつまでもそれはあるものとも考えられますけれど も、この十四、五歳の子供たちが抱えるストレスというものに関して、教育委員会さんのほうではど のようにお考えかお聞きいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 議員おっしゃるとおりであります。今現在子供たちは、今までにないほ どストレスの中に置かれている。これは、子供というのは大人社会の縮図であるというふうに言われ ますので、当然子供は大人よりも繊細な心の持ち主であります。したがって、そういったストレスに ついても人一倍、大人以上に敏感に感じ、それを重く受けとめている。そして、その子供によっては ストレスの解消の仕方について思い悩んでいる子供たちもいるというような状況もあるというふうな 前提のもとに、各学校では例えば担任の先生が定期的に面談をするとか、それから保健室の養護教諭 が心の相談の窓口になるとか、それから今相談員とかスクールカウンセラーの配置というものが進ん できておりますので、そういった専門職に事例によってはかかわっていただきながら一人一人のスト レスの度合い、そういったものを見ながら心のケアに努めているというようなところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) この子供のストレスということなのですけれども、やはり家庭のお母さん、 お父さん、おじいさん、おばあさんの見守り体制というのがここに来ると大きな力になってくると思 います。学校から帰ってきた子供さんの様子が違うというような敏感に察知するものがやはり必要で はないか。「きょうはどうしたの、元気ないね」と。「うるさい」と子供さんには言われると思いま すけれども、やはり一声かけることによって自分のことをわかってくれているという安心感があると 思うのです。そのことによって、大人社会でも子供社会でも心の余裕というものが大切になってくる のではないかと私は考えております。とにかく大事な子供さん、市長も言われていますようにお父さ ん、お母さんだけの家族だけの子育てではなく、地域として大きなかかわり合いをしていきたいとい うお話も毎たびお聞きしておりますけれども、とにかく今は2人担任制というものができていて、子 供たちの様子を、学校の中での様子をよく見ていてくださっているという話も聞いておりますが、こ の2人担任制というのは各学校で大きく広がっているものでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 今議員言われた2人担任制というふうな制度でありますけれども、これ については各学校で与えられた教職員の数によって完全な実施ができる学校と、それから例えば学年 を限定して行っている学校、それから明確な2人担任制はとりませんけれども、教科の学習で複数の 教員が教室に入って授業を行うなどして複数の目で、複数の教員で子供たちを丁寧に見ていくといっ た取り組みについてはどの学校も今工夫をしているところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ちょっと漠然としてしまいましてと思うところですけれども、とにかく1 人の人を大切にというお言葉もありましたし、この人権教育という問題に関してはもうこれから先ず っと長く続けていかなければいけない教育というふうに考えております。また、学校だけでなく、先 生と親御さんの話し合いというのも大切になってまいりますし、家庭教育の中に人権教育というのを 大きく広げていっていただきたいというふうに願っております。   以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで板垣千代子さんの一般質問を終わります。   以上で今定例会の一般質問を終わります。   この後議第170号の議案審議を行いますが、説明員席の準備等のため、午前11時5分まで休憩し ます。           午前10時46分  休 憩                                                        午前11時04分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              日程第3 議第170号 村上市基本構想の制定について                    〇議長(佐藤宮吉君) 日程第3、議第170号 村上市基本構想の制定についてを議題といたします。   なお、議第170号に対する質疑は回数制限なし、質疑時間は答弁を含め50分以内とし、質問席か ら退席後の再質疑はできないことといたします。質疑は一問一答とし、簡潔に願います。また、理事 者の方にも申し上げます。答弁は、質疑の要点をとらえて簡潔にされるよう特段のご協力をお願いい たします。また、質疑は議案となっております基本構想及び参考資料の基本計画の範囲としますので、 質疑はページをお示しの上、発言されるようあわせてご協力をお願いいたします。   質疑を予定されている方、挙手願います。           〔挙手〕 〇議長(佐藤宮吉君) ありがとうございました。   それでは、これから質疑を行います。   小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、質疑させていただきます。   まず最初に、じっくりといろんな声を聞いたり、会議を何回も開いてやられてきたと思うのです けれども、こちらの基本計画のほうの資料の128ページ、策定体制というのがありますが、かなり市 長とのふれあいトーク、まちづくり高校生アンケート、意見交換会、まちづくり市民アンケート等と って、市民の参画を得て練り上げられたものだと思うのですが、この辺のところ皆さん十分に練られ たような計画だったのかどうか、もう少しこういうところができればよかったなというのがありまし たら教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 今お示しいただきました128ページの策定体制でございます けれども、このほかに内部の体制を当然組んで積み上げをしてきました。総合計画を策定を全員協議 会で冒頭申し上げたときもお話ししましたように、今回の第1回の総合計画につきましては新しい合 併市の構想でありますので、合併基本計画等を十分尊重してつくり上げるというようなことで進めて きたものであります。結果といたしまして、それぞれの部署で十分なご審議をいただいたというふう に思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) また、基本計画のほうのページの130ページ、規則の中で第3条、委員25名 以内で組織するというのがありますけれども、これは一般的な人数なのか、それとも村上市独自で25 人と判断されたのか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 特別基本構想を定めるに当たりまして、各市町村でこうしな ければならないというのはありません。村上市のほうで定めたもので、詰めた人数でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、131ページのほうに一般公募の方が7名おります。一般公募の 方は、会議の中ではどんなふうだったか少し教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 7名おりますけれども、旧市町村からぐあいよくといいます か、1つに固まらず、応募していただきました。それぞれの立場も1つのほうに偏らず、いろんな見 識持っておられる方が応募されたというようなことで、例えば長く東京のほうで仕事されて戻ってこ られた方、地域のために意見を出したいというようなことで応募された方、またはこれまでまちづく りにいろんな角度から参画されておられた方等が応募をいただいたものであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 一般公募の方がもう少し多かったらよかったのかなという私はちょっと思い があったのですが、132ページのほうにいろんな5つの部会あります。4人でやられていますが、こ の部会の人数ももう少し多いほうがよかったのではないかと感じるのですが、その辺のところはいか がだったでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) さまざまなとらえ方あろうかと思います。私ども先ほど見て いただいた審議会の委員の中からそれぞれの部門を持っていただいたということで、この部会を設定 してございますので、いろいろ人数については議論あると思いますが、うまく機能させていただいた というふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 続きまして、議案書のほうの23ページに将来都市像というのがございます。 こちらのほうについて少し伺っていきたいと思います。   まちの将来像、「元気“eまち”村上市」ということでございますけれども、結構見なれないな というような感じがしましたので、ちょっと他市、他市のまねをしろというわけではありませんが、 ちょっと調べてみましたら新発田市は「愛せるまち 誇れるまち ふるさと新発田の創造」というよ うなことでございました。阿賀野市は、「人・まち・自然が輝く幸福祉都市」です。佐渡は、「愛せ る・誇れる島」。新潟県だけでは少しイメージが固定してくると悪いので、姉妹都市であります鯖江 市引いてみました。「自主・自立した個性ある分権のまちづくり」。それから、鶴岡は「人 くらし  自然 みんないきいき 心やすらぐ文化をつむぐ悠久のまち 鶴岡」ですか。それから、あと福島 相馬もちょっと見てみたのですが、「未来に向かって伸びゆく 福祉と文化の都市そうま」というよ うなことでございました。結構平仮名表記が多い中で、この下のところに意味合いもありますけれど も、かなり冒険もあったのかなという感じがあるのですが、こういうふうに至った経緯。   それから、この資料のほう107ページ、市報に出ました素案がまちの将来像というのは「自然い っぱい元気いっぱい魅力いっぱい村上市」ということでございましたが、なぜこのような形に変わっ ていったのか、その辺の経緯について教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) この基本計画の参考資料の今議員言われました百六、七ペー ジに概略を載せてございます。いろいろなアンケート、その他合併の基本計画等から導き出したのが ここに、107ページに書いてあるものでまとめられるのでないかというようなことで、実は若い高校 生たちの意見をこれから大事にしなければならないのではないかというようなことで、各高校からア ンケートをいただき、代表の皆さんに出ていただいて、市長とともに議論をしていただきました。そ の中でここにもちょっと書いてあるのですけれども、やはりこれからの時代で市民にもこのまちを将 来こういうまちにしたいのだという思いとやはり村上市を全国、また全世界にPRしていくにはもう 少し歯切れのいい表題であるべきだろうというようなのが若い皆さん方から多くいただきました。そ れらを十分整理をし、一部それをさらに総合計画の審議会に上げまして、提案しているような「元気 “eまち”村上市」というものに定めさせていただくということになった経緯がございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) この「e」という表記の部分は、何か審議会の中とか出ませんでしたか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) この「e」については下のほうに込められた意味等もありま すが、この議論の中ではそれなりに審議会の中からもいただきました。説明をつけなければこのこと がわからないようで本当の発信になるのだろうかというようなご疑念もいただきました。それから、 それと逆にこれからいろんなところで、例えばインターネットで検索等をする場合この「e」を引っ 張ったり、「元気」であったり、「村上」であったりとかとすれば必ず出てくるというようなことで、 やはり下に書いてあるようなこれからのまちのありようをここに込めたというような発信はとても大 切でないかというようなご議論いただきまして、「eまち」になりました。この中では、この「eま ち」のところを「eなか」というものも当初はあるのではないかと。「元気eなか村上市」と、「な か」もいいし、あれだしというようなことで提案もあったわけでありますが、最終的には「“eまち ”村上市」と、これにまとまったということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) わかりましたけれども、鯖江とか相馬市なんていうのはサブタイトルという のでしょうか、下に波のやつでついている部分もあるのですけれども、こういうのがあったらもう少 しわかりやすかったのかなという気はするのですが、その辺についていかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 将来像につきましては、ここにある「元気“eまち”村上 市」、これでいろんなPRをしていきたいと思いますけれども、委員会からもありましたようにここ に込められた意味、その他サブ等が今後これを市民、または外に発信していく場合必要であればそう いうことも検討は要るのかなというふうには思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 少しサブ的なものがあったら私はいいとは思います。   続きまして、27ページの重点戦略で定住の里づくり、定住化戦略というのがございますけれども、 いきなり定住というのが来ているのですが、この辺の経緯。書いてあるのを見ればわかるのですけれ ども、もう少し違うような重点戦略みたいなものがあったのか、なかったのか、その辺のところ伺い ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 戦略のプロジェクトの中に何本か掲げてあります。そもそも 重点戦略を幾つかあっていいのではないかというような議論もありました。でも、きのうですか、一 般質問にありましたように村上市が何を目指すのだというところを明確にして、そこにプロジェクト 集合させるべきでないかというようなことで、ここに書いてあるような意味合いを含めまして定住の 里づくり、定住化戦略というものをまず掲げるべきだと。そのためにはということで戦略のプロジェ クト、産業元気プロジェクトから以下それを支えるプロジェクトの2つも加えまして重点とすべきだ ということにまとめたものであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それと、こちらの議案書で28ページのほうに戦略プロジェクトの推進手法と しまして市民協働のまちづくりの推進というのがございます。協働、協働というのがはやりみたいに、 市民とともにというのでしょうか、市民ができることは市民で、行政ができることは行政でというよ うな取り組みだと思うのですけれども、進めていくときに結構会議とかいろんな形で市民の方と持ち ますよね。持っていって進んでいくと思うのですけれども、お昼でなければ出れない人もいれば、若 い人は特に夜でないと出れないというような場合もあるかもしれません。そういった場合その会議の 趣旨をとらえて夜の会議も辞さず、市民とともにやっていくのだというようなことの理解でよろしい でしょうか。市長に尋ねられるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 昼に限って会議を開くということではなくて、夜も開く場合もそれは当然あ ってしかるべきだと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 推進課長に。そういういろんな進め方あると思うのです。ですから、参加し やすい会議のやり方とか意見の吸い上げ方をぜひ希望したいのですが、何か考えておられる。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) この協働のまちづくりにつきましては、これまでも市長何度 も申し上げているように、これからまちづくりの柱にしていかなければならないというようなのはご 承知のとおりであります。具体的にそれを支える組織として役所の仕組みも23年から大きく変わろう としているということを加えまして、おとといですか、一般質問の中にもありましたように例えば地 域を支えるとても大事な1つとして公共交通の話をし、既に取り組んでおりますけれども、山北地区 で地域の懇談会を計画いたしました。すべて小俣、中継等の会場での懇談会もありますけれども、 我々夜の会場にお邪魔いたしました。当然夜一番集まるところ、またはどういうくくりでご議論いた だくのが一番いいのか。それが集落単位であったりとか、地域単位であったりとかというようなのは 場面場面であろうかと思いますので、当然議員が言われるような設定をこれからはしていくべきだし、 そのための組織の変更でもあるのだろうというふうにも思っております。 〇8番(小杉和也君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ご苦労さまでございます。   一番最初に出てくる部分で、総合計画の策定に当たってという第1節の文章の中、これ3ページ でございますが、よく出てきます文章の中に、下から6行目、7行目あたりなのですが、「合併によ る市民の不安を解消し」というようなことがよく出てきます。合併による市民の不安というのはどう いった不安のことを指しているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 5つの市町村が合併をいたしたわけでございまして、市民の皆さんまず将来 的に財政が大丈夫なのだろうかというような不安も抱いているでしょうし、また中山間地、海岸部、 都市部、いろいろな地域を抱えている村上市でありますので、中山間地の人たちは合併しても、冬場 は大丈夫なのだろうか、いろいろな不安を抱いていると感じていますので、それらを大丈夫なのだよ と、合併しても、今までどおりに冬場の交通体系はちゃんとやってやるよと、あるいは財政的にもこ うこう、こうこうして心配ないのだよというような今例を挙げましたが、そういうことをぬぐい去る ということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 続きまして、同じところで13ページです。これ市民意識から見たまちづくり ということで、アンケートいろいろございます。そのアンケートの中で、一番住みよいと感じる理由 が自然が豊か、あと海や山の幸に恵まれて食が豊か、いわゆる自然的なものが非常にいいのだという ようなことになっておりますが、逆に次のページに移りまして住みにくいと感じる理由は魅力ある働 く場が少ない、バスや鉄道などの交通の便がよくない、老後の生活が不安である、医療施設や福祉 サービスが不十分であるなどといういわゆる人的というか、そういう自然よりも逆に構築していかな ければいけないというような部分が非常に住みにくいと感じているという理由の中にありますが、こ ういったことが今回の総合計画の中にはどのように反映されているのかちょっとお聞きしたいと思い ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) もちろん合併のとき議論して、こういうまちをつくろうとし て計画したもの、またここにありますように市民の皆さんからいただいた思い、考え方等が出ており ますので、例えばその改善、それからよいものをさらに高めていくというところを先ほど言いました まちの基本理念であったり、将来像、都市像であったりというところにしました。これを具現化する ために先ほど言いましたように重点戦略として位置づけようということで、まずもってここに力を入 れていきたいというようなことであります。例をとりますと、こういうことから住みにくいのだとい うところにバス、鉄道の交通の便がよくないというようなのも確かにあります。JR等の改善と我が 市1市で可能かと言われればなかなか難しいところありますが、陸での公共交通等については早速改 善を手がけて、それらを不便でない、住みにくいというところを解消していくべきでないかというこ と、それから住みよい里でずっと住んでいくためでありますので、産業の元気であったりとかという ところに具体的な重点とするものを持って、今後それを具現化していくのがこの下につくというふう にまとめて、改善を図っていくというふうなつもりで構成してあります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ちょっとそれに伴って同じような質問なのですが、基本計画の参考資料の中 に111ページ、12ページのところでございますが、こちらが村上市への定住志向ということでのアン ケート、年代別にアンケートをとっているわけでありますけれども、村上市に住み続けたいと思う理 由で20代、30代、40代の方なんかですと家族がいる、仕事があるということで住み続けたいという理 由が一番になっているわけですが、その次のページ、112ページにいきますと住み続けたくない、住 み続けたいと思わない理由としては同じ20、30、40代の方、一番多いのが村上市での生活に不満があ るからなのだというようなことがここ一番出ています。このアンケート結果において住み続けたいと 思わない理由、そういったことを改善するための総合計画的なものというのはこの中ではどういった 項目に当たりますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 例えば働き場の確保であったり、それから先ほども申し上げ ましたように山北地区の懇談会に行ったときに70後半の人が70後半の人を送り迎えしているような状 況なのだというような状況等もあれば、なかなか住み続けたいと思わないというような状況も出るの かなというふうに思い、それらのところを改善していこうと。先ほど申し上げたようなことで、最も 重点的に考えていくべきでないかというようなことでプロジェクトに載せてございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ですから、それはどの辺のページ、どの部分に当たりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 今お持ちの参考資料、基本計画では8ページ、9ページ、よ ろしいでしょうか。よろしいですか。説明いたします。9ページの一番下、暮らし応援プロジェクト というところに重点施策というのがございます。参考資料、基本計画の9ページ、こちらに戦略プロ ジェクト一覧の一番後ろの暮らし応援プロジェクトというのがございます。この中に重点施策として 高齢社会への対応や低炭素社会とずっといきまして、広い市域に合った持続可能な公共交通体系の構 築、これは先ほど言いましたようにコミュニティバスを含めたいろいろな取り組みをやって、その改 善をしていくということ、それから安全で快適な生活道路を整備、ここにはこれからますます高齢化 していったときに例えば小さい集落で路地とかの道路を老人車、言葉はどうなのでしょう。押して歩 く高齢者の方、つえでなくて、4つ車の小さいものを押して生活するというようなのにとても重要に なりますので、それらの道路の改良というようなのは当然必要になってくるのでないかというような ことで、お住まいになっている皆さん方が安全で快適に生活できるようなところに重点を入れたいと いうようなことでこの言葉に含めております。一例を挙げればそういうことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、27ページ、今ほど言いました重点戦略。こちらのほうの重点戦略の 中に定住の里づくり、定住化戦略ということで書いてございます。きのうの新潟日報等にも出ており ました。今住宅ローンの破綻というか、そのローンの支払いが大変困難で、せっかく買ったマイホー ム、マンション等を今競売にかかったりとか、当時10年、15年前に買った物件が例えば給料が少なく なったりして今払えない状況があるのだというような記事が載っていまして、その割合も非常に半分 ほど、46%でしたか、の方がそういった状況に陥っているというようなことで今なっている時代だと いうようなことがちょっと新聞に載っておりました。その中でも定住の里づくりということを目指す のに、例えば今子育て支援や若者の働く場の支援の中でそういう住宅ローン、またここに家を建てて、 定住促進なのだというためには何かしらの市の支援としては何かを考えていらっしゃるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) こちらの計画が21年度、本年度から8年間の計画であります。 それから、議員が言われる昨年の世界的なもので、一挙に押し寄せてきたという部分もあろうかと思 います。具体的にそれを具現化していく実施計画等についてどういうものが有効かというものは、緊 急的に必要なもの、または長い時間をかけてこれを実現していくものというのがいろいろあろうかと 思いますので、それらについては十分整理をしていくことになろうかと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) あとは参考資料の基本計画のほうだけでちょっと進めさせていただきたいと 思いますが、まずページ数にしまして4ページでございます。その中に「市債の残高は、総額で900 億円を超えており、今後もこの傾向は続くものと考えられます」と。続くものと考えられますが、そ れは900億円という数字、それがずっと8年間例えば減るのか、ふえるのか、その辺はいかがでしょ うか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 20年度決算では市債残高915億円ほど計上しております。先般の 議会でもちょっとお話し申し上げたのですが、現在毎年50億ほど返済をして、40億ほどを新規に借り るというような財政計画を立てております。したがいまして、10億ほど市債が減っていくということ にはなりますが、新規の公共事業等を考えますとやはり900億前後で推移するのでないかなというふ うには考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 次のページでございますが、5ページ目なのですけれども、そのちょうど文 章の真ん中ぐらいに「住民を守るための蓄えとして充足できる金額ではなく、各種公共施設の老朽化 への対応などを考慮するとさらに積み増しする必要があります」という積み増しということについて、 大体その計画の中では年間どのくらいずつ積み立てるのだとか、そして8年後には例えば財政調整基 金をどのくらいまでには持っていくのだというような計画ではどうなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 現在そういった計画を立てつつございます。その中で今回の国の 事業でかなりの修繕等を前倒しですることができましたので、そういった意味では非常に予想外の恩 恵をいただいたという気がしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今後私の質問する中では、これからこれは計画であって、実施計画が、ここ で議会の承認を得て、これから実施計画になっていくのですから、私からの質問の中でこれから実施 計画でそれは進めさせていただくというような答弁ももしかしたら出てくる可能性もあろうかと思い ますが、気にせずちょっと私のほうで質問させていただきたいと思います。   10ページ目でございますが、10ページ目の6―2という財政改革の推進、その中に安定した財政 基盤を確立していくため、歳入及び歳出の徹底した見直しを実施していくのだと、そして市民にもわ かりやすく財政指標等を公表していくのだと、その説明責任を果たしていくのだというようなことも 書いておりますが、これ具体的にどういった形で説明責任だとか、公表していく計画でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 今回の11月号の市報に村上市の財政状況ということで公表して、 毎年これは公表してございますが、その中に公債費比率等が指標をもとにして毎年の経年変化をこれ から追っていくわけでございますが、国のほうでも公会計制度ということで、全自治体の比較ができ る仕組みづくりをやっておりますので、こういったことで説明責任を果たしていきたいというふうに は考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 続きまして、23ページでございます。こちらの1のほうの2、母子乳幼児の 保健、健康確保、それと増進ということの部分に「安心して妊娠・出産・育児ができる生活環境づく りおよび地域での子育てを支援する体制づくりを推進します」と。これ具体的に申しますとどういっ た形で推進していくのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 私どものほうでは、お母さんたちが安心して妊娠、出産 ができるように相談の体制をきちんとつくっていくことが重要であろうというふうに考えております し、また生まれた子供さんについてもなるべく早いうちに家庭訪問をするなどしてそういう体制づく りをしていくことが大事だと思っております。あるいは、また保育園とかとの連携、学校との連携な どもしっかりつくってまいりたいと思いますし、お母さんたちが孤独にならないように集まれるよう な場所につきましても福祉のほうと連携しながら、保健師が時々訪ねていって相談に乗るというよう なことを実施してまいりたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 同じページの1―5―3のほうなのですが、私立幼稚園の就園奨励費助成、 それを継続して保護者の経済的負担を軽減しますということで書いてございますが、これ今も実施さ れていたということで継続なのでしょうけれども、大体どういった基準でどのくらいの経済的負担を 軽減させる予定でございますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 幼稚園の援助費につきましては現在も行っているところでご ざいますが、今1園当たり幾ら、あるいは園児当たり幾らというふうなことでそれぞれの家庭状況、 収入状況に応じて援助をしているところでございます。これらについては、今後事業費ベースでの見 直しというふうなことで考えてございます。負担の軽減等につきましては、今ちょっと資料持ち合わ せてございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 同じ私立の助成に関連してなのですが、これ私立幼稚園等を経営する側も恐 らく今の少子化で、例えば定員が100名、80名に対してもう定数の半分ぐらいしか入園してこないの だというような状況もこれから多分出てくる可能性があると思うのです。そういった経営者側に対す る支援などというのも考えていらっしゃいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 今現在具体的なものについては検討は入っておりませんけれ ども、今後その辺についても協議をしてまいりたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 続きまして、31ページに移らさせていただきます。2―2―2、廃棄物対策 の推進でありますが、その2番目でございます。「ごみの不法投棄を防止し、不法投棄箇所をなくす ため、不法投棄巡回パトロールを実施するとともに看板の設置、広報紙等で啓発を行い、県との連携 を密にするとともに、不法投棄物の処分を促進します」という文言がございます。こちらはだれがど ういった形で巡回パトロールを実施されていく計画でございますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境衛生課長。 〇市民部環境衛生課長(増子要作君) 不法投棄につきましては、現在本庁職員、それから支所の職 員もそうですけれども、通報があったときとかそれ以外、荒川支所においては現在年間の予算を組ん で不法投棄の回りをやっております。それから、県のほう、環境センターのほうでも産業廃棄物の不 法投棄やっておりますので、それらと連携しながら、産業廃棄物については管轄が県なものですから、 県のほうと連携をしながら市町村においても見回りをしたり、不法投棄の防止、それから啓発に努め ているところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 続きまして、37ページ、農業の振興についてでございます。その3―1―3、 この中に2番目の項目ですが、「農村地域の魅力を発信するため、クラインガルテンなどの交流施設 の整備を推進します」と。これ総合計画というのは当然市長のいろんな公約ですとか、またマニフェ スト等、そういったものも一緒に構築しながら考えていくプランだとは思うのです。市長、前から旧 桑川小学校の跡地にそういった海を見ながらというか、利用したクラインガルテンというようなこと をずっと言ってこられていらっしゃいますけれども、何かしらの進捗、もしくは桑川小学校跡地とい うのがもうこの計画の中に入っているのかどうかお聞かせいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 長期滞在型、体験型の施設、いわゆるクラインガルテンでありますけれども、 前から私が申し上げているように新潟県でも幾つかあるわけでございますが、非常に効果を発揮して いるということでありまして、ただし海に面したクラインガルテンを持っているところはないという ことでありまして、幸いにも私どもの地域には海に面した廃校校舎等がありますので、それらを活用 して長期滞在型、できれば定住まで結びつけていくような、そういうような施設つくりをしていきた い。その中にはおっしゃったようなところも考えの中に入っているということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 41ページに移ります。水産業の振興でございますが、3―3―1、ここに 「水産資源の確保を目指し、海面及び内水面における放流事業を促進し、「とる漁業」から「つくり 育てる漁業」への転換を推進します」というふうに書いてございます。具体的に言いますとつくり育 てる漁業、どういったことを計画されていらっしゃいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(本間誠一君) 海面、また川、その辺の漁協とタイアップいたしまして、 稚魚の購入補助、それから稚魚の放流事業ということで、魚種に関しましては鮭からアユ、それから 柳カレイ等々につきまして補助をしていると、そういう状況でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 同じページの3―3―2ですが、「漁業拠点として、荒天時においても安心 して利用できる漁港の整備を推進します」ということですが、どういった漁港の整備を推進していく 予定なのでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) これは、漁港の整備でございまして、今現在やっている桑川漁港、 あるいは県でやっている寝屋漁港を整備したいという考え方でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 43ページに移ります。こちらの3―4―1、総合的な商工業等振興の推進で ありますが、この中の1番目の文章の中に「産業等の活性化支援補助制度を創設し、展示会・見本市 等で新技術や新製品の販路拡大を図る企業等を支援します」と。この活性化支援補助制度、その創設 と書いてありますが、これを具体的に説明していただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) これにつきましては、21年度新規の補助事業として市単独の産業等 の活性化支援事業というのを創設してあります。21年度は3事業くらい該当していますし、22年度に つきましても申請出てきていますので、当初予算にお願いしながら審議していただくというようなこ とで商品開発の問題、あるいは中心市街地の活性化の問題、さまざまなものでこの事業を活用して何 とかやっていきたいというようなことで、既に要綱等皆つくってあります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 3―4―3、企業誘致の推進の部分でございますが、現在の企業誘致優遇策、 この言葉が出てきておりまして、見直しなど首都圏の圏域での企業に関する情報収集に努めると。ま た、「既存工業団地への企業の誘致促進を図ります」という文言が続いているわけですが、この中で まず第1点目は企業誘致優遇策、こちらに関してはどういったものか内容を教えていただきたいと思 います。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) 新たに企業を設置した場合等に非課税措置がございまし て、期間は3年間の非課税措置ということでありますので、そういうものにつきましては現在あるそ ういう措置を期間延長するとか、そういうことの検討をするということでございます。すみません。 免除でございますので。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 一般質問等でも市長のほうから今既存工業団地への企業の誘致促進を図りま すということの中でいきますと、今正直言ってそういった企業は1つもないのだと、進捗状況も正直 言って芳しくないのだと。ただ、今ある既存企業がそちらに移ったりなんとかということに関しては いろんな計画もあるみたいだというようなお話はございました。書くだけではなくて、8年間の中の これ前期4年間の総合計画でありますから、何かしらかけ橋になるべき、例えば議会に対してもそう いった企業誘致特別委員会を設置したりとか、いろんな行政側もそういったプロジェクトを組んだり とかということでの対応ができようかと思うのですが、そういった部分での4年間どういったお考え でございますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私ども行政といたしましても、いつも言っているとおり積極的な取り組みを やっていきたいと、そのように考えております。議会側に企業誘致特別委員会、あるいは調査委員会 を設置する、設置しないは、それは議会側のことでありますので、私から口を挟むべきことではない なと。例えば医療問題研究に対しまして議会で組織をつくり上げたように、そのような組織も議会側 でつくっていただければ私どもと一緒になって歩調を合わせて取り組みをできるのではないかなと、 そのように期待をいたしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 45ページに移ります。今回一般質問等の中にもこれも入ってきました。「観 光協会の一本化を働きかけ」という文言が下から4行目出てきております。その中に「各種関係団体 との連帯強化も含めて市の観光推進体制の整備」ということに書いてありますが、観光協会を合併し たから、一本化にするのだということではなくて、一本化にすることによりましてどういったメリッ トが出てくるのでしょうか。一番こういったメリットが出てくるのだという部分を教えていただきた いなと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) それぞれとらえ方によってメリットあるかと思いますけ れども、今村上市内には3つの観光協会がございます。村上、朝日、山北、先ほど前の答弁にも、議 会の一般質問の中でもその話はしましたけれども、一本化することによりまして一体となった連携し た、市長がいつも申し上げているように点から線、線から面に移る部分が非常に連携しやすくなって いくということが一番大事なことかなと。あと、パンフレットとかそういうものの、マップとかつく るのも一体となった形でつくれますし、これから荒川から山北まで、荒川、神林もこれから観光協会 に合併していただきながら、大いに宣伝をしていただきながら全体としてのメリットを享受するとい うことになろうかと。一番の大きな点は、そこかなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 次のページなのですが、3―5―3、観光関連ハードの充実という中に、そ の2項目めなのですけれども、市営観光施設の活性化策を講じて入場者数の増加を目指すと。増加を 目指すと書いている割には施策の成果指標なんか見ますと目標値なんか、例えば市の関連観光施設、 さほど変わっていない。横ばいというか、そんな計画になっているわけですが、活性化策で入場者数 を増加するのだと。これどういった策なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) いつも申し上げていますようにやはりPRも大事でござ いますし、それぞれの施設におきましてはお客様に対するおもてなし、説明の仕方とかリピーターが ふえるような形の事業展開をしていきたいというふうには思ってございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 47ページに移ります。雇用の関係、先ほども働く場がないのだという、そう いったいろんな中にありましたけれども、3―6―2、雇用対策の充実、その2行目の中、2項目め の中に、下から2行目でありますが、先ほど出てきました企業設置奨励条例の見直し。先ほど3年間 税金を優遇するのだと、例えば固定資産税やらそういったものの減免措置ということなのでしょうけ れども、そのことをまた見直すのだということでここへ出てきておりますが、どういうふうに見直す のですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 現状の企業誘致条例でいいかということが非常に今私は問題視しなければな らない。もっともっとデフレスパイラルの中で、このような景気低迷の中で果たして今の企業誘致条 例、優遇条例でいいのかという点もこれから考えていく必要があるということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 51ページでありますが、その真ん中より下です。4―2―1、その中で2行 目でありますが、「浸水多発区域」という文言出てきております。こちらは今村上市内、大体多発地 域に皆さん指定されているというか、区域として見られているのは大体何カ所ぐらいで、どの辺にご ざいますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 私どもで計画した中では、一応2カ所ということで設定をしてご ざいます。 〇3番(本間清人君) 場所どの辺です。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 神林地区の滝矢川という平林地区にある河川のところと、あと岩 船地区でございます。備前屋関係でございますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 続きまして、53ページ、港の活性化推進なのですが、4―3―1のまず1行 目、航路及び岸壁の水深確保、そのために航路維持浚渫および漂砂防止対策というようなものが書い てございます。実質現在本当はあそこ7.5埠頭というふうになっておりますが、正直実際現在大体あ そこは何メートルぐらい。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) セメントサイロあるほうの新潟寄りのほうは、7.5確保されてご ざいます。あと、ほかは6メーターとかというようなことで、その岸壁によりまして水深が確保され てございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 砂の漂着で、結局いつも地元の方なんか、私も利用協の一員でございますの で、砂が大分たまってきているのだと。結局船底が危ないから、余り大型船入ってくることができな いのだということだと思うのですけれども、それに対する対策ですとか、またそれに対しての調査結 果などという資料はお持ちですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 航路の確保ということで、毎年県のほうに、これ新潟県の管理す る港湾でございますので、県のほうにお願いをしてしゅんせつはやっていただいています。あと、漂 砂ということで、冬期間の風浪によります砂の移動というのが根本でございますので、それの調査も 新潟県のほうではやってございますし、機会あるごとに漂砂防止ということで防波堤なのか、その辺 の要望はさせていただいていますけれども、順次改築はしていただいています。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 4―3―2、このにぎわいのある港湾、その中に岩船港の緑地帯整備して、 きれいになっております。いいねっか村上なども何度も会場に使わせていただいております。その施 設の有効活用を推進するのだということは言っておりますが、正直あの施設の使い勝手は非常に悪い のです。何が悪いかというと施設はいいのですけれども、申請が非常に面倒くさいのです。その辺市 に管理を委託されているのですから、市にだけ申請をすれば使えるというような方向に変えていただ くわけにはいかない。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 今岩船連絡所のほうでいろいろその事務取り扱ってもらっていま すけれども、今後はちょっと検討させていただきまして、漁協で例えばすぐ近くに事務所ございます ので、そういうところでできるかちょっと検討させていただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) そこの最後の3項目め、貨物船及び商業船等の出入り港の促進なのだと。前 回協議会等で資料説明受けた際には当然荷物量、物量等もどんどん、どんどん下がっていく一方なの だというような説明を受けました。それを今後は誘致活動や積極的に当然上げていかなければいけな いわけだから、努力をするのだということでいいのでしょうけれども、それに対する具体案などはあ りますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 昨年は姫川港が今リサイクルということで、セメント工場ありま すが、そっちに酒田のほうから廃材を持っていって燃やすというので酒田と姫川の航路が確立されて います。何とか岩船港に寄っていただいて、こちらからも廃材をというようなことでちょっと当たっ てはみたのですけれども、常にコンスタントに集積できないと寄れないとかいろんな問題ございまし て、ちょっとその話は実らなかったわけでございますが、何とか港から積み出すとかいうようなこと で、これからポートセールスのほうしていきたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 続きまして、56ページです。この4―4―4の消防の関係なのですが、私も 一消防団の団員として活動はさせていただいております。非常備消防については、長期計画に基づき、 消防団員の確保、資機材等の整備充実、こういった文言ございます。正直申しまして、集落単位での 生活の中ではやっぱり何かもうそれが通例というか、当たり前のように消防に行くのだというような 感じになっておりますけれども、どうしても村上市内でありますとか、まちの中ですね、特に。村上 は、旧元町にはそういった消防団組織もございませんし、これから先、ではそれでいいのかというこ とになりますとやはりそれではまずいのだろうという部分があろうかと思います。私も南町というと ころに住んでおりまして、非常に圏域は広いです。6部で持っている地域。ところが、南町の消防団 員私を含めて2人しかいないという、そんな状況なのです。その団員の確保ということに関しまして は、どういった策というか、どういった計画なんかお持ちでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 現状につきましては、議員ご指摘のとおりでございます。なかな か消防団員の確保については現実的に難しいところがございまして、地域の協力をいただけなければ 確保がままならないという状況でございますので、さらに地域の方に呼びかけをお願いいたしまして、 一体となって消防団員の加入を促進してまいりたいということでお願いをさせていただきたいと思っ ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 59ページに移ります。この中で4―6―3、良好な住環境の形成、「公営住 宅の適正な維持・管理を行い、老朽化した市営住宅の整備を計画的に進めます」と。実際にこの整備 進める計画、今現在ではございますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 中川原住宅が大分老朽化してございますので、少しその辺の検討 を加えたいというふうに考えてございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 67ページに進みます。68ページの施策の成果指標という5―3―1、5―3 ―2、いろいろな単位が人数で、最近の実績、目標値が24年と28年、前期、後期という形で数字が出 ております。これ単なる実績に1.1掛けて、市の人口比率なんていうことでの計算式で人数は出てき ているわけですが、本当に数字を守っていくというのは、この数字に対してこれに近づけようという 当然努力を行政側もまたしなければいけないはずでありますが、その数字になるための計画なんてい うのはあるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 文化行政課長。 〇教育部文化行政課長(太田 薫君) まず、美術展覧会応募者数ということで載っております。実 績掛ける1.1掛ける市の人口という形でございます。これについては、毎年開催しているわけでござ いますが、やはり応募者数が年々減少しているという状況でございます。当然この美術展につきまし ては村上市の美術協会も参加しておるわけでございますので、その辺の協会を通じましてPRに努め たいと考えております。また、各施設の入館者数でございますが、これについてはやはりPR、周知、 ネットを使って、いろいろな媒体を使いましてPRに努めたいと思っております。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 69ページに移ります。この5―4―1、スポーツの振興の中でライフステー ジに応じた生涯スポーツの推進をするのだということで、1行目に「ライフステージにあったスポー ツ活動をいつでも、どこでも、誰とでも、気軽に実施できる環境づくりを行い、市民の健康・体力づ くりを推進します」、言葉としては非常にいいのですが、いつでもどこでもだれとでも気軽にといっ たってなかなか気軽にできるものなのかと。その具体的なものというのはどういったものでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) スポーツ振興課長。 〇教育部スポーツ振興課長(斎藤敏夫君) どこでもというのはやはり体育施設いろいろあるわけで ございますけれども、53施設あります。その中でも総合体育館とかグラウンドとかあります。それら をいつでも気軽にスポーツをできるような環境に整えるというのが1つでございまして、だれとでも というのはやはり総合型スポーツクラブなど各社会団体、それから体育協会などありますので、それ らと連携しながらやっていくということでございますので、それらの環境づくりを行政としてもやっ ていくということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 73ページの財政の改革でございますが、その一番下、6―2―3、歳出改革。 これには「すべての補助金等について、その必要性・公平性・公益性や補助等による効果の検証を行 う制度を構築します」。この構築します、どのように構築していくのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 補助金等につきましては、行政改革を進める中で金額の小さ いものもあるのですけれども、市民の皆さんにとっては極めてかかわりの深いということで、行政改 革を進める最初の大きい柱として位置づけまして、先行してこちらのほうの検証をしてございます。 それによりまして、以前にも議会の皆さんにもご提示しましたように交付基準等〔質問終了時間5分 前の予告ブザーあり〕策定しまして、その中で市民の皆さんへの公表等やっていくというようなこと で掲げてあります。内容の詳しいものについては、いま少し制度設計をして、公表等していきたいと いうふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 75ページでありますが、この行政サービス改革。その中に6―3―1の真ん 中あたりですが、「各支所については、空いているスペースを有効に活用し、市民に密接な関係のあ る窓口のワンストップ化を推進していきます」。この中にちょっと関連して、我々議会のほうとして も今回もそうですが、常任委員会の順番制で、私も建設企業常任委員会は今回は山北支所で委員会を やるわけです。いろいろ私も見させていただきまして、あいているところ、また議場の待合室、また は旧町長、村長室などを見ますと備品等結構いいものもあるのです。置物等もすごいものもあるよう でございますが、そういったものを何か一斉にオークションしたりというような、そういった計画は ございませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 確かにおっしゃるようにそれぞれの支所についてはまだ使えるもの、あるい は何げなく置いてありますけれども、価値のあるもの等があるわけでございます。例えば山北支所に ありました名刀正宗だったかな。それが金庫の中に入っていましたので、それらを郷土資料館のほう に持ってきておりますし、あるいはまた棟方志功の作と言われておりますようなもの、あるいは色紙 等、歴代の方々が書いたような、著名人が書いたような色紙等を一堂にあれしたびょうぶ等もありま すので、そういうものはなるべく必要なところに、目のつくようなところに配置転換をするようにし ています。オークションをするという考えは持っていません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) これで最後の質問になります。82ページでありますが、この7―1―3、市 民、民間団体への支援ということで、この3項目めでございます。「平成23年4月1日から、本庁に は自治振興課、各支所に自治振興室を設置し、その部署ごとに、地域課題に対応することができる一 定の権限・予算を持たせ、各支所庁舎(本庁舎)を地域活動の拠点として、地域活動の活性化、市民 活動団体の育成、その他様々な地域課題に対して、市民と行政とが共に支え合いながら取り組んでい ける体制を整えます」ということで書いてございます。村上も5の地区が昭和29年に合併をいたしま して村上市となったわけですが、五十数年たった中でもまだまだ正直地域性が何か残っていて、本当 の意味での一体化というのにまだまだいっていない部分が非常にあるのだろうというふうに感じます。 この結局地域性を持たせるということに関しては、非常に私もいいことではあるのですが、合併して 一体化をしても、かえって一体化するのにこういったことを進めていきますと時間がかかってしまう のではないかというような気がいたしますけれども、その内容につきまして少し具体的に説明してい ただきたいなと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 23年に市の組織を大幅に見直して体制に臨みたいというのは これまでも申し上げているとおりであります。とりわけ来年度、22年度自治振興室を本庁に設置をい たしまして、その準備をするというような段取りで向かうことになろうかと思います。   今ほど言われた件については、それぞれの地域でできれば市民の皆さんが自主的にいろんな活動 できる何々地域の協議会、まちづくり協議会というものを立ち上げていただいて、そこである程度自 由に地域の課題等については整理をできる等の仕組みができないものかというようなことで今準備を 進めているところであります。場合によってはその地域だけにかかわらず、NPOの皆さんのお力を いただいたりとか、多様なまちづくりあろうかと思いますので、いろんなものを組み合わせて元気の ある地域づくりを目指したいと、こんなふうに思っております。 〇3番(本間清人君) どうもありがとうございました。〔質問時間終了のブザーあり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 午後1時20分まで休憩します。           午後 零時13分  休 憩                                                        午後 1時20分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   質疑のある方、どうぞ。   滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) お許しをいただきましたので、私の質疑を行わせていただきます。   たしか平成13年の第1回の臨時会のときに、旧村上市の第3回の総合計画について審議をしたか と思うのですけれども、随分前ですので、どんな視点で質問したか、あるいはその内容について若干 うろ覚えの点がありますけれども、私はこれから8年間の非常に大事な計画であり、しかもこれまで 大変な時間と努力をかけてこられましたこの議案をもらって1週間、あるいは10日くらいの中で精査 するということは非常に難しい面がありますので、この案を是としながら、さらにこういう点につい てはもっと配慮を願いたいとか、要望したいということを中心にして質問をしていきたいと思います ので、よろしくお願いをします。   私は、幾つかの視点、あるいは観点があるかと思いますが、1つは高齢者の視点、2つ目は子育 て、あるいは人づくりの観点、それから市民福祉の関係の観点、それから市民参加、あるいは市民参 画の視点などからこれから順を追って質問をしていきたいと思います。   何せ超高齢化社会ということでありますので、市民のもう3人に1人、4人に1人くらいの高齢 人口を抱えた当市にとって、これから高齢者に対する対策については非常に大きな課題だろうと思い ます。そういった意味合いから特に非常にいろいろなことをたくさん書いてあるのですけれども、ポ イントを絞ってといいますか、重点というのがなかなか見えてこないというようなことから、これか らの高齢化社会、特に村上市の高齢人口の増加という観点から、ここの計画に載っているこの点は特 に高齢者対策として積み上げていきたいということについて伺いたいと思います。その辺について、 まず総括的ですけれども、総括的といってもいろいろなところにばらばらにあるものですから、その うちのここについてはやはり非常に大事に考えているというような点があったらお伺いしたいと思い ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) お答えします。   この計画、今後の高齢者対策ということで、特に重視してありますのは1つは健康寿命の延伸と いうこととあわせて保健、それから介護予防対策の推進というようなこと、それから高齢者の生きが いづくり、これにつきましては社会参加であるとか、あるいは就労対策、あるいは老人クラブ、ある いは地域とのかかわりというか、地域活動への参加。   それから、3つ目は特に在宅福祉の充実ということで、当市においてはひとり暮らし高齢者のみ の世帯数が多いことから、在宅生活を支える日常生活の見守り、生活支援の事業を引き続き重視して 事業展開していくこと。   あと、もう一つは介護保険のこれからも安定した事業運営を進めていくというようなこと、一応 この4つが大きな柱かというふうに考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 高齢者問題については、私は1つは守りの姿勢ということと、もう一つは維 持といいますか、攻めの姿勢と2つあると思うのです。そういった意味合いから項目的に介護高齢課 長の言われることは書いてありますから、もっともで、そのことについて異存がないのですけれども、 やはりこの中で特に今ののは主として守りの姿勢からの課題として取り組んでいきたいという面が強 いのだろうと思うのです。私は、高齢者の皆さんが健康で暮らしていくためにはやっぱり守りだけで なくて維持をする、あるいは向上させるという視点が必要なのだろうと、特に必要になってくるだろ うというふうに思います。そういった意味合いから今いろいろ高齢者の方と話をしますと、元気のい い方はいろいろなサークルとかグループに入っていろいろなスポーツ等をしたり、あるいは文芸活動 等をしたりしてやっていますけれども、特にスポーツの関係でいきますと向かいの市の体育館、ある グループ、これはちょっと今グループ名忘れましたけれども、1週間に1回2時間、この程度しか割 り当てられないということになるとどうしても健康増進に心を砕きたいのだけれども、そういう施設 の不足がどうしても否めない。これは、あるいは旧村上の場合が強いかと思うのですけれども、そう いった高齢者の健康維持についての施設、いわゆるハード面での取り組みというのは余りここの中に ないのですけれども、そういったことでの全体的な観点から高齢者の健康増進、あるいは健康維持と いうことについての市長としてのお考えを伺います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま滝沢議員から攻めと守りというお話がありました。私ども、攻めの 行政といたしましては、先ほど課長がおっしゃいましたようにいわゆる健康寿命をいかに長くしてい くかということが大事であるわけでございます。そのためには今おっしゃったようなスポーツもそう です。ゲートボールも含めて、それから文化活動、生涯学習等が含まれるわけでございます。その中 で体育館、あるいは運動施設の不足ということでございますけれども、今あいているような校舎等も 出てまいりますので、それらも活用しながら恐らく屋内でやるとすればそんな真夏といいますか、天 気のいい日とかは外でやるようないろいろなものがあるわけでございますが、ただ学習をやるときに は公民館とかいろいろなものがあるわけでございますので、そういうような運動をするような場合、 特に冬期間の運動をするような場合あいているような施設等をこれから大いに活用するようなことを 考えていかなければならない、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) やはり財政的な、いわゆるハード面での財政的なものからも非常にこの計画 というのは大きなかかわりを持ってくるのだろうというふうに思います。それにしても、5ページの ところに今後の財政運営と課題というのが書かれておりますけれども、先般行政改革大綱という冊子 をいただきました。その行政改革大綱とこの総合計画とのかかわりがはっきりしないと行政改革大綱 はこっち、総合計画はこっちというわけにいかないのだろうというふうに思うのです。それで、行政 改革大綱のことなどについてもこの議案としての範疇の中で含めてもいいのかどうか、その辺若干伺 いたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然今お示ししてあります基本構想については、まずその大きな1つの土台 となっているのはこれです。合併市町村の基本計画、これに基づいて私どもは作成をしていかなけれ ばならないわけでございます。そして、当然財政も必要になってまいります。この合併の基本計画に は登載事業が掲載してありますので、それらをどういうふうにやっていくかというようなもちろん財 政計画等もついてくるわけでございます。これは、約束事でありますので、やはり登載をしている事 業については時の時代の変化によって大きくなったり、縮減されたりすることは当然あってしかるべ きだと思っておりますが、廃止をするようなことの事態が起こらないようにということで、十分に財 政の計画も立てていく必要があると。当然市町村合併基本計画と総合計画の基本構想、そしてそれに は村上市の行政改革大綱が相まっているということでありまして、この3つが当然のことながら整合 性を持っているという観点でとらえていただければありがたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今市長言われるように総合計画と行革大綱というのは表裏一体で進むものだ ろうというふうに私も思います。ただ、議案がこの総合計画ということで提案されているものですか ら、たしか11月に私どもに配付されたあの計画については一体どこでどんなふうに計画についての議 論なり、あるいはいろいろな意見集約をするのかなというふうに思いまして、あるいはここでやるの かななんていうことを考えたものですから、今のようにお伺いしたのですが、政策推進課長としては その辺のところどのようにお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 今回議案になっております基本構想の29ページを見ていただ けますか。 〇18番(滝沢武司君) 2つあるのですけれども、どっちのこと…… 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 議案になっている構想の29ページでございます。こちらのほ うに一覧にしてございます、構想の要点を。ありましたでしょうか。こういうページでございます。 この中にちょうど基本理念、それから将来の都市像を具現化するために基本目標なり、重点戦略等掲 げてあります。真ん中の基本目標に7つありますけれども、今回の第1次総合計画につきましては今 までこの圏域ではとっておらないまちづくりを進めるための基本目標5つと、それとそれを支える行 政経営ということの目標を2つ掲げてございます。総合計画の中に行政経営の2つの大きな柱は、行 政改革の材料を総合計画の中に取り組んで、市長が先ほど言いましたように表裏一体でなくて、それ を凝縮しまして、そのものとして進めたいのだというようなことで考えてございます。今回議長のほ うから冒頭説明ありましたように、お配りした参考資料と議案の中からということであれば、参考資 料としてこちらの厚い冊子の基本計画、63ページから以降の分に基本目標の6、基本目標の7という のがございます。こちらは行政改革の先ほど言った行政経営編の具体的な中身でございますので、間 違えました。71ページの前に表紙がございます。基本目標6です。これと、81ページからの協働のま ちづくりを含めたこの基本目標の大きな2つ、こちらのほうに行政改革のものを凝縮してございます ので、こちらのほうからのご質問等いただければ今この場でお答えできるというふうになろうかと思 います。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 表裏一体であるというふうに表現をしましたけれども、行革大綱については やはり非常に補助金の問題とか、いろいろ私らにとっても課題がたくさんあるものですから、これと 一緒に、総合計画が決まりましたから、行革大綱も決定なのですよというような流れでいくのか、今 言いましたように何か議会に説明なり、中間で1遍ありましたけれども、説明なり、あるいは要望な り、意見を聞く機会を持つのかどうか、これが決まったらあれもそのまま自動的にすべて決まりです よということなのかということなのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 行政改革大綱につきましては、これまで何度か全員協議会で ご説明してあるとおり行政改革の委員会に諮り、また市報等で市民の意見を聴取し、まとめてきたも のでありまして、その答申等を反映して11月に決定をしているというふうに理解していただきたいと 思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) これからのいろいろなこの計画を進めていく上に行革大綱というのは非常に 大きな役割を持つのだろうと思うし、内容的にも非常にかかわりが大きいものがあるということから、 今のようにぜひ細かい点についても、特に今例に挙げました補助金なんかの問題についてもぜひ議会 に説明なり、あるいはここはこういうふうになるのですよという具体的なお話がいただければという ことでお願いをしたいと思います。   11ページのところに第3章、分野別計画というのがございます。今政策推進課長がお話しになっ たように29ページですか、そこにあるように基本目標としての2つの大きな項目と7つの目標という ことでありますが、これずっと見まして一番この点はどうなのだろうかなという心配は、これは恐ら く先ほども言った総合計画ですから、いろんなところにいろんな項目が入っているという。散りばめ られているといいますか、そういったもので総合的にやるのですよということになるのかもしれませ んが、一番心配されるのはやっぱり先ほど言いましたように高齢化に伴う限界集落と言われる地域の 拡大とか、あるいは過疎に対する対策、そういったことはやはりこれからもう非常に大事な市として も課題なのだろうというふうに思うのです。そういった意味合いからすると過疎の問題とか、あるい はそこに住む人たちの生活の問題、本当に厳しくなる、そういったことについてのやはりポイントと なるといいますか、目標としてもやっぱりきちっとどこかに設定されていたらいいなというふうに考 えるのですけれども、それは全体にありますからということの答えになるのかもしれませんが、その 辺の検討についてはどのように進められたかお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 午前中のお答えにも目標1つ定めまして、これが定住戦略の ところに、そのためには若い人たちが暮らしやすい、また高齢者がずっとここに住みたいというよう なプランを持っていかなければならないというようなご説明をいたしたところであります。その中で 特に今のご指摘のところは、これから協働のまちづくりを大きな柱にしたいというふうに申し上げま した。先ほど午前中のときもでき得ればいろんな地域で住民の皆さんみずから協議会を立ち上げてい ただいて、行政とともにその地域のありようを支えていこうと。なかなか議員言われるように集落単 位で頑張っているところもありますけれども、高齢化等が進みましてその維持等も大変だというよう な中で、どうして支え合いをしていこうというところは大きく協働のまちづくりでくくっているつも りであります。   また、先ほど暮らし応援のところを例に挙げましたけれども、集落の中の小さい路地等を今とっ ても高齢者が移動するのに大変だと。そういう手だて等、それから公共交通の話であったりとかとい うところを議員言われるとあちこちに分散していて、高齢者の対策はこれだというようなのが先ほど 担当課長のほうからも話ありましたようにそれぞれの分野でまとめてありますけれども、そういう意 味では大きなくくりでとらえているので、ややもするとこの部分ではというふうなところはそれぞれ のプロジェクトの中に分散して入っているというようなところはあるのかもしれません。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今のようなお答えで私はやむを得ないのかなというふうには思いますけれど も、やはり市としての課題については例えばこういうふうに項目ごとに分けた中ではなかなか見えて こないけれども、例えば前文とか、あるいは計画の設定の理由とか、そういったことにはやっぱり強 くこれから市民の皆さんの中には大変心配される方も多いと思うし、それに対する対応がやはり行政 としての責任ということにもなりますので、その辺のところをひとつ留意して進めていただければと いうふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 議員ご承知のとおりこの総合計画基本構想につきましては市 の最上位計画でありますので、三層構造で第1次のものをつくり上げていくということですが、今ほ ど議員言われるそれぞれの分野のものについてはこの下に個別計画等も当然あるわけでございますの で、できるだけ明確化して、市民にわかるようにしていきたいと、そのように思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) ぜひそのようにお願いをしたいというふうに思います。   23ページの子育て支援の関係で、小さい項目ですけれども、そこに施策の成果指標、いわゆるマ ニフェストというかかわりになる数値提示になるのかなというふうには思いますが、支援センターの 設置数というのが現在6だと。直近というのは現在というふうに解釈したのですが、6だと。あと、 24年の欄では8になっています。恐らく具体的な計画の中にこういうのは出てくるのだろうと思うの ですけれども、非常に子育ての関係では市内に6カ所というのをふやしたいという意向の1つのあら われなのだろうと思うのですが、もしよかったら具体的にこの辺とこの辺といいますか、こことここ といいますか、そういったことがお答えできればお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 今現在の子育て支援センターは6カ所で現在行っており ますが、24年度に8カ所というふうに記載されておりますけれども、これは2カ所ふえさせていただ くということで、計画としては今現在前倒しで瀬波学童保育所、仮称ですが、そこに建設していると ころが1カ所と、それから荒川地区の今度統廃合の改築計画持っておりますが、その地区に1カ所を 予定させておるということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 31ページの生活環境の関係でお伺いします。   ここで特にやっぱり問題になるのはごみ処理の関係ということになるのだろうと思うのです。焼 却ごみと分別ごみ、資源ごみというようないろいろな分け方がされていますけれども、もう既に市内 全体が同じ基準で分別収集がされているのか現状についてちょっとお伺いしたいのですが、よろしい ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 統一は図りつつあるのですけれども、今のところ全部が全部統一されて いるとはなっておりません。当面22年度からは、プラスチックの分別のほうについては荒川区域等が 実施するということで統一を図ると。それによりまして、大体分別については統一できるものと考え ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そうすると、さらに細分をするというような考えはございますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 細分といいますか、やはり環境に優しいごみの資源の利用、資源化とい うものを対応してまいりますので、3R、これらを求めて分別はしていかなければならないというこ とで、統一的な暦等つくって分別を市民にPRしながら統一を図っていきたいというふうに考えてお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 環境問題については、直接市民一人一人にとっては今のごみの問題というの が非常に大きな問題になるのだろうと、そういった意味合いで総合計画でも大きく取り上げていると いうふうに受け取ったものですから、今のような方向性をお尋ねしたわけです。   次に、35ページの汚水処理の問題がここに計画されています。その成果指標、先ほどと同じなの ですけれども、現在は例えば水洗化率が52%を28年には大体20%くらい高めようということになると、 これ今行われている公共下水道のいろいろな工事が順調にいってこのくらい、水洗化ということにな るとちょっと違うのかもしれませんが、面積進捗率ということでいくと相当この7年間で高い数値ま で予想していますが、ここまで高めるためのいろいろな問題点という、例えば今の公共下水道事業の 進め方とか、そういったことでの何か非常にこういう点が難しさがあるのだけれどもというような問 題があったらお聞かせいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 上下水道課長。 〇上下水道部下水道課長(田島正昭君) 下水道事業については、今事業が残っているのが荒川地区 と村上地区でありまして、平成24年度には荒川地区が完了して、予定としては平成30年で村上地区も みんな下水道完成させるということで進んでおりますので、できるだけ私らのほうとしても普及に対 してPRをしながら下水道に接続していただけるようにということで説明会を開いたり、地区の説明 会に出向いたりして、できるだけ整備率を上げたいということで目標に定めております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 63ページの学校教育の関係でお伺いします。   63ページの5―1―1の郷育のまち村上ということについて、合併のときに基本構想というのが たしか出されて、皆さん方それについていろいろ今後の進め方についてお話をいただいたように記憶 していますが、基本構想と基本計画という点で、これまだ基本計画という、計画のほうはまだなので すよね。構想で今まではいっているということで、理解でいいですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) そのとおりであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) これは、そうすると基本計画のほうはいつころをめどに完了したいというふ うに考えておられますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 今年度中に作成したいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) その中で何か非常に大きく変わる、構想と基本計画の中で、もちろん表題違 うように中身が違うのは当然なのですけれども、大きくかかわって変わるというような点は、細かく なくてもいいですけれども、こんな点があるというようなことがあったらお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 今基本計画については策定中でございます。年度内に完成を 目指すということでございます。これにつきましては、基本的に教育基本構想を踏襲する形で計画を してございます。大きな部分について違いはございませんが、その中で基本施策としまして12の基本 施策、またそれに伴います36の構成となってございますけれども、基本構想を踏襲した形ということ で、大きな部分での違いはございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 成果指標のほうで、私はぜひここにあるような達成度あるいは達成率を待つ までもなく、これ以上に充実をしていただくようにここの学校教育の関係では非常にいろいろ問題も ありますし、また問題を発生させない上にもお願いをしたいというふうに思っています。   ただ1点、これ私ちょっと読み落としかもしれないのですけれども、支援教育についてのことが 余り触れられていないのかなというふうに思うのです。例えば村上、言葉の教室とかいろいろありま すし、また支援教育を受けなければならないような子供たちもふえているというような現状の中から この計画に余り載っていないように見たのですけれども、その辺はいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 今議員お尋ねの件でありますけれども、現在策定中であります教育基本 計画の中には基本施策の、先ほど課長が12の柱があるというふうなことで説明いたしましたけれども、 その12の柱のうちの一つというふうなことで、特別支援教育の推進というふうなことで柱を立ててお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) たしか市長の施政方針の中にもここにあるように健常児の学習支援員、教育 支援員ですか、そういったものの配置については補助員とかの配置はあるのですけれども、やはりど れだけ発生するかちょっとわからない部分なのかもしれませんが、そういう支援教育についてのそれ を支援する人々のことも非常に力強くお話しされていたものですから、その点はどうなったのかなと いうふうに感じたものですから、今のようにお伺いしました。ぜひ十分な対応ができるようにお願い をしたいと思います。冒頭申し上げましたように大変膨大なものですから、しかも余り自分の理解の 得ていない部分にまで手を突っ込むと間違いを起こすといかんので、そこは触れませんでしたけれど も、ぜひこのことを大事にしながら進めてもらいたいというふうに思います。   不易流行という言葉があります。私は、今これをつくり始めてから現在の状況でも相当大きな政 治的にいっても変化があると。これからもこのことは、この計画を実施していく上に非常に大きな検 討事項になるだろうと、背景として。そういったことから考えますと村上市として、村上市の行政と して変えることのできない部分、これはもう市民にとっても変えてもらって困るわけですけれども、 変えなければならない部分についてはぜひ柔軟な発想で対処していただきたいということをお願いし ます。特にこれにはいろいろな形で市民参加ということについては書いてありますけれども、では具 体的に進めるときにどのようにやっていくかという実施計画の段階ではぜひ市民が本当に喜んで参加 していただける、話に乗っていただける、話を出していただけるという方向を押さえていっていただ きたいと、こんなふうに思います。ぜひこの総合計画が決まったのだから、どうしてもこれに縛られ て、いいと思いながらそこを避けなければならないのだということのないようにお願いをしまして、 私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 午後2時10分まで休憩します。           午後 1時58分  休 憩                                                        午後 2時10分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   質疑のある方。   瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) それでは、許可いただきましたので、2点に絞ってお伺いをいたします。行 政と、それから財政ということについてお伺いをいたします。   今回出されたこの総合計画、市長、この議案書と、それから参考資料等の分厚いの我々議員いた だきましたけれども、この議会を通ってから市民の方々にはどのようなものが目に触れるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今までも財政改革等についてはやっていますよと、こういうところまでやっ ていますよということは市報等で知らせてある部分もありますので、今議会が通ったらどのような形 で、例えば縮刷版としてやったほうがいいのか、あるいはそのほかにも方法があるかということを検 討して、なるべく広く市民の皆様にお知らせできるような形でやっていきたい、そのように思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) この議案書に載っている文面と、それから参考資料でいただいているこの内 容と非常に合致しているようで合致していないのです。つまりここでは概念的なことが非常によく述 べられていますけれども、この参考資料というのは逆に言うともう少し突っ込んで、各部局の考え方 が入っているわけです。ですから、市民の方々の目にはどういう形でどこまでお知らせをするのか。 つまり見ていただくのか。盛んに市長も含めて皆さん方は、市民協働のいわゆる参画した市政をとい う形で一生懸命おっしゃっております。こういうものがどういう形でどこまで見せるのか、お知らせ をするのかということが私はまず非常に重要だと思っているのです。そこの部分をまず聞きたいと思 ったのですが、何かこれからのようなご答弁だったので、非常に何かがっかりしたというか、もうこ ういうものができるということは、よし、市民の皆さんにはこういう形でお見せしよう、こんなもの だというところまで当然できていると私は思ったのです。担当課長、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 概略市長のほうから申し上げましたけれども、この総合計画 につきましては審議会でずっと議論してきました。これについても議事録とあわせまして、この資料 等もこれまでも公開してきましたし、もちろんホームページ等ではこの基本構想、基本計画の部分に ついてはそういう形ではすべて公開当然していきます。それから、市報等では概要等のお知らせをす ることになろうかと思いますが、議案の5ページ、こちらのほうに計画の構成というのがございまし て、これまでも何度か申し上げているように今議員言われる構想の部分、これは議決の必要な部分と 計画、実施計画とあります。参考資料としてお上げいたしましたこの基本計画につきましては、この くだり、中にA3のものを広げていただきますと今回はこれまでの質問の中にもいろいろ出てきまし たように、できるだけの目標数値を定めるということで今回つくり込みをいたしました。具体的には 実施計画等ございますので、こちらのほうについてもできるだけ市民を含めた行政評価をしようとい うふうに思っております。ですから、この目標数値、目標年にどうだったかだけでなくて、できれば 毎年度ここまで来たというような形で市民の目に触れるような形を我々としてもやっていきたいと。 そういう形で具体的にお示ししていきたいというふうに思っておりますし、実施計画につきましては 先ほど言いましたように内部評価はもちろんでございますが、いろんな評価のありようを検討し、導 入していくと。それで、市民の皆さんにこの計画、またその具現化がどのように動いているかという ようなのはお示しできるというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 向こう8年間これが村上市の政策決定も含めた最上位に位置する計画になる わけですから、これが市民の目にやはり触れるということはまず大前提として重要だろうと私は思い ます。小冊子という格好で全戸配布するかしないか、これまた皆さん方のそれぞれの方の立場でのお 考えもあるでしょうけれども、例えば市のホームページもあります。要するに今回何回も言いますけ れども、資料としては非常に分厚いものなのです。これを全部お見せするというのは難しいかもしれ ないけれども、各支所には市民の方々がおいでになったらこういうものが1つの形として全部見られ るよというものはやはり用意すべきだというふうに思います。   議案書の中の本件170号の中の5ページで、実施計画というのが今ほど課長からもお話がありま した。前期4年、後期4年ということで、ローリングしないというお考えのようです。ローリングが いいか悪いかというのは、これはまたそれぞれの議論があるでしょうけれども、ローリングはしない のだよという、そのしないほうがいいという結論はどういうことなのでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) この実施計画のローリング方式採用しないというのは、今こ の春、3月に実施計画は議員の皆さん方にもまとめてお見せしたいというふうに思っております。そ のものが前期の計画ですから、24年まで動きませんよというローリングしないという意味ではござい ません。これまで我々旧村上もそうだったのですけれども、それぞれのところでどっちかというと実 施計画はローリング方式で3年ぐらいのものを定めて、1年たつと次の1年を足して計画というふう にしてきました。ややもするとどうしても懸案で3年目に調査費というような、一例を挙げればです。 上げてやろうと思ったのだけれども、なかなかそれが思いどおりにいかないと。次の年になったらま た3年目になるというような手法を我々とってきたというようなのもないとは言えないと。こういう 手法は、もう通用しないという意味でローリングはやらないのだというつもりであります。それで、 今ほどの経済状況、その他で毎年、国の政権交代も含めまして大幅に変わります。そういう意味では 実質毎年度検証して、その成果を実施計画に反映していくというふうなことは当然やっていきます。 ですから、ローリングしないとはいいながら、毎年実施計画のものが予算等提示するのに整合性とれ るものをつくり込んでいくと、そういう意味でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) ということですよね。ローリングしないということは、つまり単年度でその 成果というのをきちっと出していこうというあなた方の意気込みというのがここで私はあらわれてい るというふうに酌み取ったのですけれども、4年間の前期の実施計画、これを実行する中できちっと 単年度ごとに成果が出るように追いかけていってほしいということをつくづくまた思うわけでありま す。  本議案書の7ページなのですが、村上市の概況ということで一般的なことが書かれてあります。 地勢、村上市の位置、これはどこのホームページも同じようなこと書いてあります。今ちょっと休憩 時間、新潟市と新発田市改めて見てきたのですけれども、この地勢の文の中で新潟県の北端に位置し という、この文章はいい、悪いではなくて、私はできることならこれからさまざま市長の施政方針、 あるいは今後の意気込みの中に当然日本だけではなく、この村上市というのは世界に向けても発信し たいのだという意気込みを感じられたわけなので、私はここに村上市の座標をあえて括弧書きでもい いから、入れてみたらどうだと思うのです。その場所というのはどこかというと、これは支所がある わけですけれども、やはりこの本庁舎のある場所、ここを括弧書きで本庁の位置という格好で1行加 えられてやってみたらどうかと。新潟市、新発田市は、残念ながらその座標は入っておりませんでし たから、あえて何行もかかりませんので、空きスペースで結構ですから、私は入れたほうがいいので はないかと。ちなみに、村上市は北緯38度13分26秒に位置しています。東経が139度28分48秒。これ が何だということになれば何なのでしょうけれども、私はそういう意味では1つの村上市の意気込み であり、アピール、ほかのホームページどこもありませんから、載っけてもいいのではないかなとい うことをちょっと1つだけつけ加えます。   行政経営編ということで、25ページあります。ここに出ている文面では、簡素で効率のよい行政 経営という格好で出ております。この文だけ見ればもう数行で終わっております。行政経営の中で、 以前私も一般質問しておりますし、同僚議員の中からも何人か質問がたしか出ておりましたけれども、 いわゆる本庁と支所の関係の文なのですが、この分厚い参考資料の71ページ、ここで組織と職員の改 革という項目があります。これは、以前より市長も述べられておるとおり職員の削減をしていって70 0人体制にしていくのだという話は前々から聞いています。これは、行政改革の一つだというふうに 感じておりますが、本庁及び支所、きょうも支所長さん4人いらしていますけれども、本庁と支所の 関係に関しては特別大きくは触れられていないです。71ページの最下段に「経験年数などによる本庁 と支所、支所間の人事異動を積極的に実施します」、これは人事異動に関して積極的にやりますと、 これは当然でしょう。人事異動というのは市長の持っている最高の権限の中の一つですから、これは もう大いに活用し、人心の一新を図るということは大変いいことだと思うのです。ここで言っている この部分でなくて、支所のあり方ということに一行も触れていないのですが、支所というのはどうい うものかという位置づけ、平成23年度、新しく4月からは機構改革をし、部制を廃止して室、あるい は課にしてそれぞれの権限を与えるというような話は聞いております。どういう格好で組織が出てく るのか23年度の春を楽しみに待っておりますけれども、支所長というのは現職で言うと部長と同じ待 遇ということですので、支所長もなくなるわけです。支所長がなくなって、そのかわり地域振興課長 というのが支所のトップになる公算なのですか。人事関係はどなたですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 支所長は、23年4月におきまして存在しておりまして、地域振興 課長を兼ねるという扱いで、現在と同じでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 一般質問の中で支所が元気がないという、触れたと思います。大変それには 市長は反論されましたけれども、今の支所と本庁、このあり方自体、それから権限の移譲関係におい て非常に今バランス的に地域の住民の方々のためになっていないというふうに感じたので、私も一般 質問でそれを上げたのです。今後8年間、前期4年間の中で本庁と支所の力関係と言うと非常に何か 語弊がある言い方なので、本庁と支所のあり方、まずこれからではお聞きをします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) あり方といいますと、本庁と支所のあり方。もう少し具体的におっしゃって いただけますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) この前の一般質問で、支所に非常に活気がないのではないかという話の中で 議論を進めた経緯があります。それにはなぜかというと、権限の移譲がない。それから、それに伴う 財源も支所にはおりてきていない。決裁機能は、すべて本所の部でやる。つまり出先機関としての窓 口は、単なる御用聞きと一緒だというような意味合いが強過ぎて支所に元気がないのではないか、職 員の活気が見られないというようなことも含めて質問したのです。そこで、合併当初から私はこの村 上の本庁舎、本庁というのはあくまでも村上市所なのですよと、支所は5つありますよということを 自分なりにはずっと唱えてきましたし、そういう考えで今もいるのですが、それがどういうわけかあ くまでもここが一般の会社でいうと本社であり、あとは全部営業所、支社という関係のようなバラン スで物事が進んでいる。こういうようなやり方、こういうような組織をこの前期4年間の中で是正を する。市長は、今がいいのだというふうにおっしゃるかもしれませんけれども、是正をしていく、改 善をするという考えはないのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 瀬賀議員がおっしゃったような改善はいたさないということであります。支 所が元気がないというのはどこから来ているのかわかりませんけれども、例えば住民が行って支所で 物事が完結しない、本庁に聞かなければわからないというようなこともあるやに聞いておりますけれ ども、私どもの考えておりますのはやはり入札とか、あるいはそれらに付随したいろいろな手続等は 本庁でやはり統一して一本化していくということを考えております。支所はといいますと、やはり支 所の地域を元気を出していくために自治振興課、本庁には。そして、支所には自治振興室というよう なものを設けて専従の職員を配置して、そして地域づくり、地域の活性化、そして地域の意見を地域 におりていって、入っていって聞いて、そしてそこで完結する地域づくりをしていくと、そういうも のを自治振興室としてつくっていくということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 自治振興室、それは本庁舎内に置くということですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 本庁舎内には自治振興課、そして支所には自治振興室というものをつくりま して、そこには財源も伴った室を設けていくということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) その財源という言葉が聞こえたので、納得します。財源がなければ何もでき ないというところなのです、市長。前ずっと議論した中では財源という話が一切出てこなかったもの だから、今回そうすると自治振興室、これを各4つの支所に置くと。その中には財源を伴う、当然権 限もプラスされると、こういうことですね。そうするのであれば、今回やろうとしている行政改革、 あるいは行政経営の中で、私は私が大分指摘をさせてもらった支所の今後のあり方という部分では少 しは改善されるかなと。職員に対してもいい刺激になるのではないかと。それと同時に、やはり支所 といえども1つの大きな館ですから、これを預かっている地域振興課長、今の総務課長の話では支所 長という名前は残るのだと言っていましたから、支所長。それぞれの4人の支所長さん方のこれから のやっぱり働きぐあいというのも大きなものになってくると私は思います。ぜひ支所と本庁のあり方 というのは、私の考えているのと市長のとはやっぱりまだちょっとずれがあるというか、私のが全部 いいとは言いません。しかし、市長の考えているのも全部いいとは私は思わないです。この中で4年 間前期ありますから、大いにまた議論をしていきますし、皆さん方のほうでもぜひお考えいただけれ ばというふうに思います。この4年間の前期の中での効果を拝見していきたいというふうに思います。   財政の中でお伺いをします。73ページです。同僚議員からもこの財政のことでは触れておられま した。私それほど財政は詳しくありません。もうプロの方が目の前にいらっしゃるので、それぞれプ ロの課長さん方にお伺いいたしますが、まずこの8年間の中で、長いですね、スパンが。4年としま しょう。前期の中で財政課長、我々一般市民がわかりやすく教えていただきたいのですが、村上市は どういう格好で財政の健全化、財政を上向きにさせるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 現在合併の特例といたしまして、昨年でいいますと19億ほど多く いただいております。これらを利用して建設的な投資を行う反面、固定的経費、いわゆる人件費、物 件費でございますが、これらを縮減していくというのが構想等に入ってございますので、これらを着 実に実施していくことで財政の柔軟性を持たせるというのが基本方針になろうかと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 今新しい政権になったわけです、国は。少しタイムラグがあるかもしれませ んけれども、私たち村上市がこれから今取り組もうとしている前期の計画、ちょうど解散がなければ 我が国の政権と同じ4年間というような格好で同時進行するようなスタンスなわけです。現在旧政権 の場合もそうでしたけれども、恐らく新政権もこの前終わったばかりの仕分けという、ああいう作業 を見てもわかるように大事な地方の財源としての地方交付税、これはふえる方向には絶対ないのでは ないかというふうに思います。大事なところでは必ず補正、あるいは緊急な対策でつぎ込んでくるも のは当然あるでしょうけれども、我々の大事な財源の中の一つである地方交付税は減っていく。なお かつ私たちの市民の直接税である市税、これもふえる傾向には当然ないです、人口減というのがはっ きりしているわけですから。こういう中で今財政課長がおっしゃった円滑な市政運営というのは、幾 ら出るものを切り詰めたとしても、出るものというのはもうどうしても出なくてはいけないものもあ るわけ、例えば福祉にしろ教育にしろ。こういう格好で円滑な市政運営というのは可能なのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 合併協議のときの財政計画というのが示されてございますが、そ れを見ましても、20年度の水準でいいますと300億を想定しておりまして、その後290、280、最終年 につきましては270億程度の予算規模を想定してございますので、やはりそれらが目安になるのでな いかなというふうには考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) これも同僚議員の質問の中に出ていましたけれども、今の村上市の借金、20 年度決算の数値でいくと290億ちょっとでしたか、ですね。これは、債務負担入っているのかな。債 務負担入れるともう少しふえるのでしょうか。そうすると、債務負担だってこれは借金と一緒ですか ら、ツケだって払わなくてはいけないので、この債務負担入れると300に近い数字になるでしょう。 財政の指数の見方というのはさまざまな評論家いろいろ言っているようなので、これは財政課長の考 え方とまた違うかもしれませんけれども、一般的に言って、これも委員会で財政課長に対して質問し ましたけれども、借金の1割が基金として残っていればその市は、その自治体は健全と言えるだろう ということなのですけれども、20年度の決算規模で村上市は基金、財調も減債も入れて、それから目 的のやつ、特別のやつも入れて幾らだったですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 20年度の決算で、約37億だったと記憶しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) ということで、きのう私が一般質問で大変失礼な言葉を使ったのは村上市は 貧乏ですかという言葉を使った。しかしながら、市長はそうではないよと強く否定されました。大変 否定されたということは、今の数字ということをリンクしておっしゃったというふうに見ています。 ですから、村上市の財政は20年度決算はいいのです。さっき言ったように大事な地方交付税がどんど ん、どんどん減っていく傾向の中で、今回組まれている4年間の要は村上市の財政運営の中で私は非 常に硬直化することを懸念しているのです。人員をどんどん削っていったところで、決してプラスに はならないです。マンパワーというのは、大事なところは大事なのです。だから、ここら辺との整合 性を考えていかないと財政規模だけは何か縮小されて、あるいは人員が縮小されて非常にきれいに見 えるけれども、実は体力、それからそういう力というのがだんだん、だんだん弱まっているという、 そういうことも考えられますから、ここのところをやはり皆さん方、市を運営されるトップの方々ぜ ひお考えいただいて、私なんか素人はそんなこと言ったってあれなのでしょうけれども、一番交付税 のことを心配しております。ここら辺と4年間、現政権も解散がなければ4年、ここら辺との兼ね合 いをよく見きわめていかないと硬直化していくのではないかというふうに懸念されます。           〔「議長」と呼ぶ者あり〕 〇24番(瀬賀秀雄君) 市長、どうぞ。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さっきから交付税が減額、減額という言葉が出てきますけれども、減額が現 実にあるわけではありません。私どもは、合併で特例債を受けていますので、特例を受けていますの で、そういう観点からするとそれも破棄して今の政権が交付税を減らすということは私は考えられな いと思っておりますので、減額、減額ありきではないということも頭の隅に置いていただきたいと、 そのように思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 市長、合併特例債というのは時限ですから、限られていますから、ずっと未 来永劫続くわけではありませんので。   74ページです。見開きの右側ですけれども、施策の成果指標の中で、これもちょっと私が頭悪い のでしょうか。少し計算の仕方わかりませんでした。ちょっと教えてください。これは、税のほうな ので、税務課長のところでしょうか。6―2―2という表があります。現年度分の収納率は、当然の ように上げていくのだという、これも当たり前の話です。滞繰分があるのですが、この滞繰分の目標 値下げてきていると。収納率が下がったのかなというふうに今私一瞬見たのですが、分子と分母を見 ていったら滞納繰り越しの額を分母にして、収納済み額を分子にして、この割り算で収納率を出して 下げていったということなのでしょうけれども、一番上段の現年度の収納率が上がっているわけです。 現年度の収納率が上がるということは、滞繰に回る分が少なくなっていくという考え方ではないので しょうか。私のほうが頭悪いのか、私はそう考えたのです。滞繰に回る分が少なくなっていくという ことは分母が小さくなるのです。収入済額というのは、これは滞繰分の収入済額なのでしょう。違う のですか。滞繰分の収入済額が上がっていくということは、これ上がるわけですよね、一生懸命滞繰 分を回収しようと思うわけだから。そうすると、収納率は下がっていくのですか。これちょっとから くりだけ教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) パーセントにつきましては、直近の実績値につきましては20年度の決算 を主にして出しております。   それから、目標値につきましては20%ということで据え置いた額で算出してございますので、そ ういうことでこの計算式を出しています。ただ、今議員のおっしゃった滞繰分を送っていけばその分 の収入済額というのがふえるだろうということでございますけれども、パーセントに直しますと20% で推移していくということで想定してこれ出しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) ちょっとだめです。私の質問とあれで、私のほうが頭悪いから、わからない のでしょう。今の回答ではちょっとわかりませんでした。後で、ではこれは直接聞きに行きます。   財政指数の中で、一番大事な公債費等々も含めて県、国で示されている数値を公表する中で、5 項目あるいは6項目というのが大体出てくるのですが、今回この73ページ、市民に公表に当たり、わ かりやすくというところは先ほど質問もあったと思うのですが、その中で答えられた中でちょっと私 まだわからなかったので。わかりやすくということは、どういうふうにとらえてわかりやすくという ことを市民に公表していくのでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 公会計制度というのがございます。これは、一般企業の貸借対照 表、損益計算書と同等の考え方でございますが、具体的な例を挙げますと学校を1つ建てても借金が 残るだけになってしまうので、資産としては評価していないのが現在の私どもの役所の会計でござい ます。それが一番の欠点でございました。これを資産として評価するという制度を入れて、一般の会 社と同様の評価を得られるような仕組みづくりをするということで市民にわかりやすい方向を目指す と、こういうことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 今の財政課長の話ですと、そういう財政指標が一般の会社でいう損益計算な り、貸借対照なりという格好で出ると非常にこれはわかりやすい。企業会計だってその形で出ていま すから、こういうものを示していただくということであれば、これは非常にありがたいことだと思い ます。   最後になりますけれども、市長、本当に私別に交付税が減ることを望んでいるわけではないので す。ただ、心配で言っているので、市長は何か全然ご心配なさらないような顔なさっているから、安 心はしますけれども、状況が、今日本国という国の状況を見るとどうしても地方にそれだけのものが 潤沢に回ってくるような情勢ではないわけです。ここら辺はやはりきちっととらえて、その中でやり くりをしていかなくてはいけないのではないかなというふうに思います。この4年間の皆さん方のご 努力にエールを送りますので、頑張っていただきたいというふうに思います。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。           〔「休憩、休憩」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) しません。 〇22番(相馬エイ君) では、質疑させていただきます。   まず最初に、構想のほうの本体の3ページに「誕生したての本市を成熟させ、「合併して良かっ た」と真に実感できるようなまちづくりを行い」という表現があります。先ほどの瀬賀議員の質問で、 支所に対しての今後の改善というのでしょうか、方向性は少しはわかったような気がします。しかし、 市長がご説明した内容ではまだまだ不十分だと思っています。担当の地域振興室の職員の人たちだけ が英知を練って、そして振興策を練るのではなくて、支所で働く職員すべての人がこの地域をどうす るかという、その一人一人の職員の意識がどれだけ地域に貢献するという意識をつくり上げるかとい う、その点での施策もあわせてつくり上げていかなければその人が持っている英知とか、それから向 上力、そして自治体職員としての誇り等は生かされないのだろうと思うのですが、その点ではどんな ふうに考えているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、ごく当たり前のことであります。支所長を中心として、支所長が地 域振興課長を兼ねております。それが中心となってこの地域をどうするのだということで、今までと 違った形で自治振興室を設けるということでありまして、今相馬議員がおっしゃったように当然のこ とながら支所長を中心といたしまして支所のあり方、支所になったといっても地域を活性化するには どうしたらいいかと、地域を衰退させないためにはどうしたらいいかということを考え出して工夫し ていって、地域づくりをするのが支所の役目であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ちょっとすみません。何分まででしょうか、私の時間は。今から始まって50 分ぎりぎり使うとすると3時…… 〇議長(佐藤宮吉君) 3時40分ぐらいです。 〇22番(相馬エイ君) 40分ぐらい。   次に、質問いたします。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 35分です。 〇22番(相馬エイ君) はい。   基本指標、この計画の1ページの人口と世帯というところがございます。人口は、もう軒並みに 下りのグラフが載っております。社会の動向、それから国際的な国の政策面にも当然影響はしている でしょうけれども、人口が減っていくというのは当然10年前もその10年前もある程度予想されたこと でありまして、それに対して村上市が抜本的な対策をとれなかった。とったとしても、これを上りに することはできなかったのかもしれませんが、この数字を見る限りは10年間、20年間かかっても下り 坂なのかという。そういう点では国の政策が本当は一番影響していることはわかるのですけれども、 先日長谷川議員が話ししましたように下條村でしたっけ、町でしたっけ。そこは合併しなかった小さ なまちであるがゆえにああいう政策もできて、若い子育て世帯がどんどんと近くから集まったという 施策がとれたのだとは思いますが、そういう点では人口が少なくなりますと学校、保育所等が統合さ れますし、経済的な面でもものすごい影響力があるのです。ですから、一気に上りにならないにして も、やっぱりここで子供だけではないとはいいながらも、やっぱり若い方々が結婚していただき、そ して子供を産んでもらうというその施策は、抜本的な施策をとらなければならないのだろうと思って います。この人口のピラミッドを見て、どのようにお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これは、手をこまねいていればこうなるということです。だから、私たちは こうならないようにいろんな施策を講じていって、これをいかに食いとめて、この減少を少しでも改 善していくということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 次に、あっち行ったりこっち行ったりで大変申しわけないのですが、本体の 4ページに3として合併市町村基本計画の尊重というのが載っております。「合併後の本市のまちづ くりを旧市町村で検討・合意の上で策定された重要な計画です。このため、この計画の主要施策を最 大限に尊重しました」とあります。しかし、佐渡市においても、他の先に合併した自治体においても 合併基本計画の見直しというのをやっている自治体が幾つかあります。それは、なぜそういう基本計 画の見直しがされたのだと市長、思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、当然のことながら財政事情の変化、あるいは国の動向、県の動向の 変化によるものでありまして、社会的な変化がそうせざるを得なかったということでありますけれど も、1年でやったとか、そういうことは余り聞いたことないので、ある程度合併して行政運営をして いった中でそういうような事態が生じてくることは、いつも言っているとおりあり得る話ととらえて いかなければならないと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) つまりいろんな事業をするに当たっても、財政の裏づけが必要なのです。そ れで、先ほど前に質問した議員が収入が非常に少なくなるのではないかと心配をしておりましたが、 市民の暮らしが大変になればなるほど市の自主財源は少なくなってくるわけです。国が非常に厳しい 状況が、国の政治がありますので、それは当然国からのいろんな施策も今現在と同じだという保証は ありません。そのことを考えますと市債の残高、ここにありますように900億です。大きい数字です。 数字で書けば確かに900億と簡単に書けますけれども、これが実際借金だというこの認識を職員一人 一人の皆さんがどれだけ重く受けとめているか、一人一人に感想を聞いてみたいものであります。   そこで伺いますが、合併しますと数年後には、数年間いろんな施策がございますが、何年になり ますと一本算定で計算されてくるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 合併後8年間は特例になるということになっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そうしますと、何年から一本の算定になってくる。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 27年でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 一本算定というのは、この合併算定はそれぞれの自治体があったものとして、 合併現実的にしているけれども、合併しても、自治体があったものとしての計算でされますが、優遇 されますが、今度は自治体は1つという形で基本になる数字が削減されるわけです。そういう点では 現在もらっている平成20年度の交付税に比べてどのような変化になると推定されますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 20年度の決算の数字ということでお考えいただきたいのですが、 15億から19億ほどは入っているのでないかなという試算をしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そうではなくて、不安定要素というか、常の年度と違っていろんな国の政治 の影響がありますけれども、一本算定になったときには減るのでしょうと。減らないのですか、先ほ どの議員に答えていたようですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 15億から19億というのは、5つの市町村が合併の特例としていた だいているのは15億から19億を多くいただいているというふうに考えております。ですから、その分 減りますと。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それが一本算定といって、合併でしばらくは恩恵を与えているけれども、8 年後には厳しい現実が来ますよと。それが先ほど瀬賀さんちょっと時間なくて焦ったようであります が、そのことを瀬賀議員は市長に質問したのです。終わります。   それで、基金のことでお伺いします。この4ページの文章の中に「最後に自治体の貯金にあたる 積立金(基金)の残高ですが、使途が指定されない財政調整基金は平成20年の市町村合併の準備のた め、平成19年度において一部が取り崩され、約18億円程となりました」。確かにこのグラフを見ます と18年度49億あったのが19年度には32億、マイナス17億が減らされております。合併前の各市町村と の協定で、駆け込み基金の取り崩しはしないというのがたしか法定協議会の中でされたようでありま すが、結果的にはそれが守られなかったということがこの数字でも明らかであります。   それで、合併の計画との関係でちょっとお伺いしますが、山北では庁舎建てかえ基金というのを 持っておりました。それをたしかずっと積んでいたと思うのですが、合併前に庁舎建てかえ基金はた しかほとんどなくなって合併に入ったと思っていますが、残は幾らですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ちょっと詳しい金額については把握しておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ごめんなさい。私もちょっと手元に数字ないのですけれども、ほとんど取り 崩して合併に入ったということ。つまり庁舎の建てかえは、最初するつもりだったけれども、しなく てもいいという思いがあるから、そういう形で取り崩して合併したのかなと思われます。そうします と、合併の基本計画の中に計画があるからといって、矛盾が生じますので、やっぱり財政的な裏づけ が一番大事ですので、合併の基本計画はしっかりとやっぱり何が急いで、何が大事かという点ではこ れからの政策、市の事業のあり方では大事なことだと考えますが、市長、どのようにお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今そういうところまでの議論をしていいのかどうかということは不思議でな らないのですけれども、この合併市町村の基本計画、登載事業も含めまして、これはこういうことを やりますよと、合併したらやっていくのですよという約束のもとにつくったものなのです。ですから、 これを守らなければ本当はならないのです。ただし、ただしです。そのときの社会の変化、あるいは 国の変化、地変等によってやむなくできない場合は地域審議会、あるいは議会に対して承認を得なけ ればならない。しかし、先ほど申し上げましたように載っている登載事業についても縮減したり、あ るいは逆にふやすこともあり得る。しかし、やめるということになりますとそれは先ほど申し上げて いるように審議会と議会の承認が必要になってくる。これは、合併時の約束事なのです。そういうこ とです。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 次に、本体の23ページ、「元気“eまち”」、ローマ字の「e」、「“eま ち”村上市」というのがまちの将来像ということでここに書いてございます。説明でしたでしょうか。 若い方のご意見を参考にして、キャッチフレーズも元気のいいまちがいいという要望もあったようで あります。しかし、このまちを構成しているのはいろんな年代の方々がいます。ですから、将来像は 寂しいようなイメージをする言葉よりも、確かに元気のいいちょっと興味を引くような言葉がいいの かもしれませんが、しかしさっき小杉議員でしたっけ、最初に質問しましたけれども、私も同じこと を聞こうと思ったのです。下に「e」というのは何が込められているのかなといって、「e」という のは環境とか、永続性とか、誠実とかと、こういう意味があるから、この「e」。それと、住んでい いまちと訪ねていいまちも含まれているのだということで、これがわきにあれば初めてああ、なるほ どなと国語の試験のように理解ができるのです。しかし、キャッチフレーズとかそういうのはやっぱ りわきにこんな長い説明がなければ理解できないようなものではないのではないかという気がして、 若い人の意見を尊重してこういうものを決められたのかもしれませんが、私はちょっと、私が古いの でしょうか。くど過ぎるし、私はギャップがあるような気がしてなりません。次に、それで、そこは。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いろいろな意見があります。私であれば「元気“eまち”」、ネットで開い た場合おや、何だろう、次に入ってみたいと思いませんか。これ何意味しているのだろうと次に入り たいと思うでしょう。さっき言ったとおり何々のふるさと何々町、それで終わってしまうわけです。 だれも中に入ってみたいとは思わない。ですから、「元気“eまち”村上市」、これはどういうこと を言っているのだろう。また次にステップアップしていきたいというような期待もあるのではないか と私は思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 私は、新しくできたまちだったらこれでもいいと思うのです。しかし、この まち、基本理念の中には確かにこういう守る、はぐくむ、輝くとあります。しかし、ここで住んでい て、ここで新たなまちづくりをするという点ではちょっと跳びはねているかなと。だから、個人のこ れはあくまでも感想ですので、感想としてお聞きいただきたいと思います。           〔「考えが古いよ」と呼ぶ者あり〕 〇22番(相馬エイ君) 今川崎議員から考えが古いというやじがございましたが、確かに考えが古い のだと思いますので、ここではこれはこのぐらいにしておきます。   次、24の行政の将来像、「協働と自律 ムダのない行政」という言葉が載っております。「協働 と自律」、これはわかります。けちつけるのではないのです。いろんな意味で意見を述べさせていた だいているのです。「ムダのない行政」とわざわざ「ムダ」とつけてあります。「ムダのない行政」 というのは、ここで将来像で言葉に出さなくても、無駄のない行政をつくり上げていくのは行政で働 く人たちだったら当然、当たり前のことなのに、なぜわざわざ「ムダのない行政」なんていうことを 載せなければならないのかと、その点ではどう考えてこの言葉を出したのでしょうか。市長でなくて、 課長でも結構です。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 議員言われるのもわかります。そもそも行政は、そういうこ とでなくて、自治法で最少の経費で最大の福祉を住民にやっていくというのはこれは本旨であります から、そのとおりでありますけれども、やはり我々大きいところで1つになって、これからまちづく りを支える行政の将来像としては自分たちがこういうふうにしてみずからもしっかりしていこうとい うところもここに意味を込めたと思いますので、意見の分かれるのはあるかもしれませんが、私はこ れをうたって進むのでよいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 例えば無駄という言葉が出てこなかったら、それはわかっている人はいいで す。あなた方無駄を省かないのかと思われる可能性あると思いません。それは、知識のある方のあれ で、当然私はいかなる新しいものをつくろうが、やっぱり無駄を省くというようなことは当然出てく る言葉と考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それで、次お伺いします。   28ページ、そこで戦略プロジェクトの推進手法が載ってございます。行財政改革の推進の中に 「市民が必要とする行政サービスの本質を見極め、行政の無駄や肥大化した組織を見直し、有効的か つ適正な行財政の経営を積極的に推進します」とあります。   そこで伺いたいのですが、計画の中に各課のいろんな戦略というか、施策の方向性が載っており ますが、市の財政について市の職員が、財政課の職員だけではなくて、勉強する機会ってあるのでし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 私どもは、財政課とすれば当然日々鍛練しておりますし、各職員 につきましても日々の質問等の日常業務で財政の効率化については啓蒙しておりますし、市民に対し ても市報を通じて財政の運営については公表等、勉強会も出前講座でやっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 新しく市の職員になった新人の職員の人に対しての財政面での学習会みたい なのは実際やられているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 財政課単独ではやってございませんが、それぞれの階層の研修で は財政学というのは科目として入ってございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ちょっと戻りますが、24ページ、基本目標2の自然と景観を守る環境に優し いまちづくりの中の下のほうに「優れた田園や町並みの景観を守り、郷土に誇りが持てる「自然と景 観を守る環境に優しいまちづくり」を目指します」と載っておりますが、町並みの景観を守りという ことで、今、あしたもテレビであるようですが、旧村上の市街地の町屋を活かしたまちづくり、景観 が非常にまちづくりとあわせて注目されています。その点では結果的には道路拡張、これではまちの よさがなくなるということで吉川さんが本当に必死で動き出した。それが現在に全国から評価される きっかけをつくったわけですが、やっぱりこの市街地のまちづくりでの市の方向性をもうそろそろは っきりと持つ時期に来ているのではないかという気がしてならないのです。16メートル拡張で願って いる住民の人も一部いるようでありますが、そういう人たちにやっぱり振り回されていますとこの計 画が終わる10年後も何らあのところはあのまんまで空き家は残り、あのまんまばらばらの統一感のな いまち、市街地で終わってしまうのではないかというふうに考えますが、その点、市長、どんなふう に考えていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 歴史、文化が残る町並みを保存するのは私一回たりとも否定したことはあり ません。どちらかというとどうぞ、賛成だから、おやりください、国際会議でもそのように申し上げ ておりますし、道路の拡張とまちづくり、町並みを残すというのはそんなに極端に関係するものでは 私はないと考えています。道路を拡張しても町並みは残せるし、拡張しなくても残せると、それとこ れとは別の問題と私はとらえています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこに1つの矛盾がありますので、両方合意ができるような市長のイニシア チブがこれから発揮されるのだろうと思っています。そうでなければやっぱりあの不自然さは観光の まちとして生きる村上にとっては、非常に村上弁でめぐさいというか、決していいものではないのだ ろうと思います。その点では16メートル拡張に協力しますなんていう市長の考えは、やっぱりもうこ の段階に来て引っ込める時期に来ているのではないかと思います。市長、どのようにお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) だから、さっきから申し上げているように道路の幅の拡幅といわゆる町並み 保存、町並み景観を残す問題は別の問題だと私はとらえています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 次いきます。   次、各計画の中にそれぞれの課の分野ごとのプロジェクトごとの政策が載っております。そこで お伺いしますが、まず最初に高齢化支援の充実というところでお伺いさせていただきます。この現状 と課題の中では高齢者の単身世帯、高齢者のみの世帯数が増加している、高齢者対策は……           〔「ページ」と呼ぶ者あり〕 〇22番(相馬エイ君) 19ページです、この計画の中の。「本市の高齢者対策は重要かつ緊急の課題 となっています」と書いてあります。確かにそうです。   そこで、施設の待機者、合併になって現在、再度聞きますが、何人。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 今正確な数字はあれですけれども、私今把握している数 字では約延べ580人ぐらいかというふうに認識しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 老老介護の現実も実際数字つかんでいるかどうかわかりませんが、老老介護 の数というのもつかんでおりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) ちょっと今把握してございません、その数字については。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 相当な人数というか、世帯があると思うのです。そういう点で健康寿命を延 ばす保健、介護予防対策の推進、こういういろんな幾つかの手法が載っております。これらは当然な ことでありますが、やっぱり一番深刻な状況を抱えている人たちに対しての手だて、施策、それを早 急にまず市で考えたって国とか県の関係もあるかとは思いますが、一番深刻な状況に対応している人 たちに対してどのような形で行政は対応していくのか、そのことがまず安心して暮らせる思いやりの あるまちづくりの根本になければならないと思うのです。そういう点では市長、高齢者だけではなく、 障害者の方もあると思うのですけれども、深刻度に対しての対策はここではちょっとまだ浮き上がっ てきていないように見えるのですが、その点ではどのようにお考えでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まことに申しわけございません。余りよく質問の意味がわからないのですけ れども。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) では、部長にお伺いします。   一番深刻な状況にある人に手だてを差し伸べる、手を差し伸べる。それが行政の役割と思うので すが、そういう点ではここにはちょっと載ってきていないようなのですけれども、どのような計画を 持っているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 高齢化の支援の関係でございますが、先ほど課長からも申し上げま したようにいろんな入所の関係の待機者が非常に多うございます。こういった方々をどうやって支援 していくか、そんなことをこれから考える必要があるというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 今部長がおっしゃいましたが、それはこの中には具体的には言葉としてでい いのですけれども、載っていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 今議員の質問のあった分については介護保険事業のとこ ろで地域包括支援センターという相談機関もありますので、こういったところでいろいろ事細かく、 きめ細かくいろいろ相談受け、その中で必要なその人にふさわしい対応をとっていくというふうに考 えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 今担当課長から地域包括支援センターとのかかわりが話されました。そうい う点では現状の深刻な市民生活に対応する重要な役割を果たしているのが地域包括支援センターだと 思うのですが、地域包括支援センターが市の計画では民間委託、指定管理ですか、そういう方向をた しか持っていたようですが、それ認識をやっぱり改めることが必要なのではないかと考えますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 地域包括支援センターについては重要な行政としての機 関ですので、これは直営のまま継続することとしています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それで、子育て支援です。計画の23ページ、総合的な子育て支援といろいろ ずっと放課後児童健全育成の推進まで載っております。この中で、たしかどこかで言葉が出ていたよ うですが、つまり人づくりなのです。人づくりというか、人の心を育てるというか、その観点がこの 子育て支援の中には一貫して貫かれていなければならないと思うのです。ですから、子供たちが今学 校でものすごく心が荒れていまして、授業にならない学校がもう本当に幾つか出ているのです。そう しますと、母子乳幼児の健康の前の段階から母性である女性が若いとき、高校生ぐらいからでしょう か。そのぐらいからの母性の大切さ、そして妊娠したときのお母さんのおなかにいるときの胎教とい うのでしょうか。古いなんて言われるかもしれませんが、それが赤ちゃんの精神的安定にとっていか に大事かということをしっかりと若い段階から教育していくという、そのことが本当に生まれてくる 赤ちゃんの情操教育の大事な大事な役目をするのだと思うのですが、その点では担当の課長ではどん なふうな考えをお持ちでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 議員おっしゃるとおり本当に命の大切さというものをい ろんなところでしっかりと学ぶことが大事だと思います。それで、私どもでは中学3年生を対象とし まして各学校で命の大切さについて学んでもらう。その後妊婦さんは両親学級とか、いろんな場面で そのことをまた補強していきたいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それから、計画の43ページの商工業の振興の中で、「商業振興には地域コミ ュニティの核としての役割を持つ商店街の活性化が重要であり、個店の自助努力はもとより、商店街 環境の改善、空き店舗の解消など、商店街が抱える問題に対し、適切な支援を行っていくことが求め られています」ということで書いてございます。それから、別なページに交通手段としてコミュニテ ィバスも数年後には走る計画になっているようですけれども、市民の消費が、つまりこの地元にお金 が落ちるような仕組みを私は行政がもっともっと考えるべきだと思うのです。つまり金がここで回ら なければ、税金を納める個々の商店の人も商売をやめれば税金も納められなくなるし、そしてつまり 市民の消費のお金が大型店にどんどんと流れて、決して買い物するなということを言っているのでは ないのですけれども、圧倒的市民の消費が他のまちの財政に流れていっているという、その現実をし っかりと財政が厳しい村上市はもっともっと考えるべきだと思うのです、将来像をつくるとあわせて。 その点ではどなたに聞いたらいいでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ごくそれも当たり前のことでありまして、経済の有効需要論というのがあり まして、地元でお金が落ちる。それがぐるぐる回って、地元で回っていくということなのです。です から、買い物をするにも、例えば工事を発注するにもやはり地元の方にしてもらったほうがいい。そ うすると、お金が回るというのが経済の有効需要論なのです。ですから、そのようなことは当然行政 としても取り組んでいかなければならないことでありますし、また黙ってあぐらかいていたらだれも 来ませんので、それは商工会あるいは商工会議所を通じてどのような魅力ある商店街づくりというこ とになろうかと思いますが、それらについて行政と一体となってやっていく必要があると、そのよう に考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 今申し上げました点では私は非常に感覚が遅れていると思います。いろんな 事業の施策は各課でやりますけれども、市民の、つまりここにお金が回らなければ市の自主財源のも とになるものは当然少なくなっていくわけです。そういう点でのそれぞれの課の、課というのですか、 施策というか、そういう点を総合計画をつくるに当たって私はもっともっと生かされるものかなと思 っておりました。しかし、その点が見えないのは残念であります。当たり前といえば当たり前なので しょうけれども、その意識づけをしなければ、それは生きてこないのではないでしょうか。   次に、45ページの観光の振興についてお伺いいたします。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇22番(相馬エイ君) ちょっとすみません。ちょっと気が散るので、小さい声で話ししてくれませ んか。気が散るので、静かにしてください。   それで、ちょっと伺います。一番下の丸です。「観光振興によるまちづくりの推進に向けて、関 係機関および関係団体、関係者との定期的な情報交換を進めるとともに、観光ガイド育成等の研修シ ステムを整備します。(商工観光課)」とあります。この点で、最近ちょっとある出来事がありまし た。吉永小百合さん効果で、ここ本当に11月、12月、観光客がテレビを見て、ポスターを見ておいで になるのです。しかし、その場面に居繰網の漁の場面が出ます。ああ、すてきだといって、現に東京 から写真を撮りに来た方もいらっしゃいました。本当に何人かから声を聞くのですが、ほとんど観光 客の人はインターネットで調べてくると。それが12月の6日か10日ごろまでという表示になっていた のです。ところが、現場行ったら11月末でやめましたということで写真が撮れなかったと。それから、 一括採捕のところも時間があるのです。それが行けばいつでも見れると観光客の人は思って、タク シーを使って一括採捕の場所に行ったと。ところが、その時間ではなかったので、していなかったと いうようなことで、やっぱり現にそういう苦情というのでしょうか。わざわざ村上に行ったのにとい う、そういうような苦情です。やっぱり今後に生かしていく、そのことは村上をよりよいまちとして 印象を持ってもらう上からも大事なことだと思うのです。あんなまちだめだわと観光が全然されてい ないみたいにぱあっと広がれば、そういう人の声というのは本当に大きいですので、やっぱりその点 各関係の団体等の常に打ち合わせというのでしょうか、情報交換等はやっぱり必要なことだと思うの ですが、部長、どのようにお考えですか。課長でもいいです。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) 今ほど相馬議員がおっしゃるように春には鶴瓶効果とい うことで、秋には今吉永小百合の放映が全国とは言いませんけれども、JR東日本管内を中心に放映 されているということで、非常に本日午前中に瀬波温泉の大きい旅館の支配人が来まして、「どうで すか」と聞いたら「いや、吉永小百合効果ありました」ということで大変喜んでいまして、ことしの 前半、6月まで落ち込んでいましたけれども、それ以降非常にふえているということで喜んでおりま したので、一応吉永小百合効果とか鶴瓶効果があったということは非常にやはり宣伝効果というのが 大きいのだなということは感じております。   次に、今ほど議員がおっしゃいました居繰網関係、三面川の鮭産漁協関係の話なのでございます けれども、私どものほうでも居繰網漁始まる前に私どもとかイヨボヤの里開発公社のほうで居繰網漁 のお願いもしているような状況ございまして、私も行きましたし、そんな中で組合長とも話をしまし た。そういうことのないようにと、連絡を密にしながらやっていこうということで話を当初にはやっ ていたのでありますけれども、おっしゃるように中途でこちらのほうにやめたときの連絡来なかった という部分でホームページの削除がちょっと遅かったかなという部分ございました。今後そういうこ とのないように……           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) ええ。それで、漁協のほうでもホームページを立ち上げ るということで市の農林水産課のほうで指導しておりますし、今おっしゃいましたようにそのような ことのないように今後来られるお客様には迷惑かけないということでやっていきたいと思いますので、 ご理解いただきたいというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこで、今の質問したことと関係して、現在居繰網をする方が、漁協の方が 高齢化になっていると。そういう点ではその方たちが体を壊した、足が不自由になったということで できなくなったときの体制はとられていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) 現在3年ぐらいになりますか。居繰網漁の講習会という ことで、後継者育成のために三面川鮭産漁協にお願いしまして、市のほうから委託事業で後継者育成 を募集しながらやっているのでありますけれども、なかなか若い人たちが参加してくれないというこ とがございまして、本当に今巣立ったのがたった1人ということで、巣立った男は三面川で今居繰網 の一員として参加しているという状況でございまして、これからおっしゃるように高齢化した人たち が、全国でここしかないという居繰網漁がどうなっていくのだということも私も心配しておりまして、 これからどうすべきかということもまたこれ考えていかなければならないというふうに思っておりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 計画の63ページ、学校教育の充実とございます。ここに「本市児童生徒の学 力の実態は、教研式標準学力検査NRTの結果から、全国平均に達しない内容があり、各段階で身に 付けるべき基礎・基本を確実に身に付けさせていくとともに、将来に夢と希望をもち、学ぶ意欲や目 的意識をもって学習に取り組むことができるように」うんぬんと書いてございます。   そこで、私ちょっと教育長、教育部長にお聞きいたしますが、ご存じのように今学校で授業が成 り立たないという現状が起きています。そうしますと、先生がその子に手がとられて、それが日常茶 飯事そういうことがありますと小学校卒業まで、6年生までにこれだけの学力を身につけなければな らないはずが、結果的には授業が混乱されれば集中もしないし、時間がとられますので、80あるいは 75しかしっかりと身につけて中学校に行かない。そして、中学校行っても、結果的には今度小学校よ りもさらに英語も始まりますし、大変になります。先生が単科ごとにかわりますので。そうすれば、 小学校の段階で基礎がしっかりと身についてなければ中学校の授業が難しいというか、わからないと いうことになって、別なところに気持ちが動きます。その悪循環なのではないかという気がするので す。それで、やっぱり小学校の低学年のときにしっかりと勉強する、それは今社会も悪い、家庭もい ろいろと問題があると言われております。ですから、学校だけの問題ではないのかもしれませんが、 結果的にはそれはいろいろ騒ぐ子だけの問題でもなく、学校の生徒全体に気の毒な状況をつくり上げ ているという、そこをしっかりと認識をすることが大事なのだろうと思うのです。ですから、学校の 運営は現場の人たちの問題だというのではなくて、財政も預かる。そして、現場をしっかりと指導し、 援助をするのが教育委員会の役割だと思うので、私はぜひ…… 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬委員に申し上げます。簡潔にお願いします。 〇22番(相馬エイ君) そこをしっかりと〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕対策の中で意識 を持ってやっていただきたいと思うのですが、その点ではいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 今の学校の実態を見てみますというと、今議員が言われたようなそんなに ひどい、ひどく荒れているということではなくて、教職員が一生懸命にやっていて、徐々に落ちつい て静かな学校になりつつあります。この間小教研主催の授業研究会を私も見に行ってきましたが、学 び合いをする授業と。1人の先生が20人、30人の子供のことを教えるのはなかなか大変だと。それよ りもできる子ができない子に教えたり、それから走れない、あるいは跳べない、なかなか容易でない そういう子供に対しては走れる子、あるいは運動、スポーツのできる子がいろいろ援助したりしてい く。要するに助け合いの授業、そういうものをやることによってお互いが個性を伸ばし、伸び合う、 そういう授業をこれから各学校ではやっていこうと。そういう授業をすることによって生徒指導もで きるというようなことで研修会が持たれたわけでありますが、これからは学校の授業をそのような方 向に持っていって、授業の充実を図るということで改善をしていきたいと。また、家庭に向かっては 早寝早起き朝ごはんに家庭学習というようなことで、基本的な生活習慣を身につけるように呼びかけ ているところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 次に、文化行政担当にお伺いいたします。   67ページに文化財の保護と活用施策の充実とございます。そこでお伺いしますが、5つの自治体 が一緒になりまして、新しい村上になったわけであります。それで、それぞれの自治体が持っていた 文化財、それの名簿です。名簿というか、市民が見たいときにいつでも見れるような、そういうもの はきちんとつくられてあるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 文化行政課長。 〇教育部文化行政課長(太田 薫君) 5つの旧5市町村が合併しまして、トータル的に173の指定 文化財がございます。この中におきましては国指定、県指定、市指定ございます。その内訳も各資料 としてページを打ちまして資料が当課にございますので、お入りの際はぜひお越しください。よろし くお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 私が文化行政に行くのではなくて、市民が見れるようになっていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 文化行政課長。 〇教育部文化行政課長(太田 薫君) ホームページ上には現在掲示はしてございませんけれども、 一応資料として当課に保存してございますので、どなたが来られても、どなたから照会受けても差し 出せるような状況にございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 最後に、市長にお伺いいたします。   8年間の総合計画を立てるわけですので、行政の職員の方が今の現状を本気で解決するという姿 勢が、どなたかも受け身だというような言い方をされましたが、私はまだちょっとないような気がし ています。これが村上市でなくても、どこにも共通するのではないかという、背景を読めばこれは村 上市だというのがわかりますけれども、やっぱり非常に言葉はきれいに書いてございますが、深刻な 市民の暮らしに根差したそこをどう解決していくかという観点はやっぱりちょっと薄かったのではな いかなと、そんなふうに感じています。実施計画の中でそれは改善されるのかもしれませんが、一人 一人〔質問時間終了のブザーあり〕終わります。一人一人の皆さんが市長になったような形で、ぜひ 仕事を取り組んでいただきたいと思います。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 午後3時50分まで休憩します。           午後 3時34分  休 憩                                                        午後 3時50分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   確認のために申し上げます。質疑のある方、あと何人おられますか。           〔挙手〕 〇議長(佐藤宮吉君) ありがとうございました。   それでは、長谷川孝君の質疑を許します。 〇17番(長谷川 孝君) 簡潔に最後になると思いますので、やらせてもらいますので、よろしくお 願いします。   この総合計画というのは、合併の市町村基本計画というのが前にでき上がって、それ私も署名し た協定書もあるわけなのですが、どっちのほうが上位計画に当たるのか教えてもらいたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 定例会初日、市長が提案のときたしか申し上げたと思います けれども、合併の基本計画は合併に関する法律に基づいて策定しなければならない基本計画でありま す。今回提案しているのは地方自治法において基本構想を定めて、それに従ってまちづくりをすると いうことで、議会の議決が必要でありますので、そういう意味では根本的に土台が違いますので、ど ちらが一番上というものではないのだというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 合併の協定書には基本計画という部分がありまして、その中には財政計画 というのもちゃんとついた中で協定書ができ上がっております。それと今回の総合計画は別物だとい うふうに考えるとちょっと、ではシミュレーションした財政計画というのは今回の総合計画の中には 当てはまらないのだという考え方になってしまうのですけれども、その辺の整合性をきちんとやっぱ り我々理解しないとだめなのではないかというふうに思うのですが、もう一度もしあれでしたら市長 にお聞きしたいのですけれども、その辺どうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 長谷川議員おっしゃるとおりだと思っています。この合併市町村基本計画は、 合併するときにこういうことでやりますよと、こういうような登載計画のもとに、財政計画こういう ふうに合併をするのに異議ありませんというふうにみんな署名してやったわけでありますので、これ が今お示ししている基本構想にも盛り込まれると、そういうふうに理解していただきたいと思ってい ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今の市長の答弁で納得しました。   それで、ちょっと中身に入る前に私も実は十数年前に旧村上市の総合計画の策定委員やったこと があるのですが、ほとんど行政が考えたプランニングをまず答申されたようなところもあって、非常 に時間をかけてやった部分もあります。でも、なかなか自分たちの言い分というのは、策定委員の言 い分というのはなかなか聞いてくれなかったような形ででき上がったというのがあるのですが、今回 の場合今までですと例えば効率的な行政運営という言葉を我々よく使っているし、皆さんもそのよう な形を使っていたのではないかと思います。今回の場合に行政経営という言葉が頻繁に出てきますけ れども、この行政経営というのは従来の行政運営とどういうような形で違うのか。行政経営という言 葉を使ったということにはそれなりの意義があるのだと思いますけれども、その辺について教えてい ただきたいというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) まず、前段ですけれども、多分旧村上市の総合計画において も、その他の町村の総合計画においても、行政の役割のところを今回の総合計画のように大きな柱の 将来の柱として位置づけるのでなくて、分野のどっちかというと一番最後に行政改革もしっかりやっ ていきます的な位置づけをしておったと思います。旧村上ではそうでした。今回それをまちづくりと 行政経営の2つにしたというふうなのは、先ほど来言っておりますようにこれ2つ合わさって初めて 本当のまちづくりができるのではないかという思いを入れました。   そこで、経営の部分でございますけれども、一般的にはよく自治体、行政においてもやはりその 自治体を市民の皆さんとともにつくって経営していく、やっていく、つくって持続していくのだとい う思いを強く今回その言葉にも入れて、経営というような言葉を使わせていただいたと。いろいろな 意味もあるわけでありますが、大きくはそのようにとっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そこで、中身についてです。基本計画の部分をちょっと教えていただきた いところがありますので、お願いしたいと思います。分野別計画の中の15ページの1―1―5番、1 人当たりの医療費というのが現在1人当たり29万3,000円なのだけれども、平成24年が29万円、平成2 8年が29万円というふうに、これはどういう、総額が人口が減ってくると。平成28年になれば8,000人 近く人口が減少する推移があるわけですけれども、総額から割るということになれば現在の人口に比 べると平成28年は相当少なくなるわけなのですが、総額といいますと決してこれ自体は、医療費総額 はやはり下がっていくという見方をしていいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 医療費の総額につきましては、今診療報酬の改定なども 検討されておりますので、確実なところ、この後の見通しが十分に今難しいという状況ですが、下が っていくということはないのではないかというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今の課長の総額で下がっていくことがないというふうな答弁なわけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) こちらのほうの医療費は、国民健康保険の一般の被保険 者に係る医療費についてですが、調べてみますと昨年と比べて1人当たりのものは下がっております、 ことしあたり。経済的な要素もあるのかもしれないとも思いますけれども、診療報酬の改定がどれく らいのものになるのかちょっとつかめない状況なのですが、少し上がっていくのではないかというふ うに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 上がらないようにいろいろやっていくのだ、その具体的な中身については ちょっと触れる部分と触れられない部分があるので、やめますけれども、医療費をある程度削減しな がら皆さん、高齢者の方も含めて元気なまちづくりを目指してもらいたいというふうに要望しておき ますので、よろしくお願いします。   それから、19ページの先ほど同僚議員の答弁でもありましたが、多様化する高齢者、つまり今で すと30.5%ぐらいの高齢化率ですけれども、平成28年度の予想ですともっとずっと高くなる。38%ぐ らいになる予想が立てられていると思うのですが、そうなりますと高齢者皆さん元気でいてくれれば 一番いいのですけれども、なかなかそうもいかないと。ということを考えますと先ほど「在宅福祉や 施設福祉について幅広い高齢者福祉サービスの提供を進めます」という介護高齢化のここに書いてあ る文章なのですけれども、これは特別養護老人ホームもつくるような考え方の答弁と理解していいの でしょうか。その辺ちょっと教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) このたび21年度から23年度までの介護保険の事業計画、 高齢者保健福祉計画と一体で見直しをさせていただきましたけれども、先ほど申しましたとおり待機 者も多いというようなことで、今後これまで国の方針が非常に厳しい施設整備については目が向けら れてきましたけれども、今後どういうふうになっていくか。それと、確かに在宅福祉では負えない部 分もありますので、その辺のところにつきましては介護保険料のこともあわせて考える中で、その辺 についても次回さらに見直し時に検討していきたいというふうに考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) なかなか財源的な面とかいろんなことから考えますとつくれる範囲という のもある程度限られてきますけれども、その辺よく考えながら政策に生かしていただきたいというふ うに思います。   それから、豊かな心と文化を育むまちづくりのほうの、これ62ページになるでしょうか。学校の 教育なのですが、いろいろこの中を読ませていただいたのですが、現在少子化、私も一般質問しまし たけれども、少子化というのは本当に喫緊の対策、課題なのですが、それについてこのまま何もしな いでいくとやはり400人を割るような形で出生数が進むとなると今ある小学校、中学校が、先ほど一 般質問でも瀬賀議員が心配したように合併する前には旧村上市でも小中学校の整備等という検討委員 会がありました。多分神林地区でも今回の合併の基本計画の建設計画の中にも統合とかという話が出 ていたような、私策定委員でしたから。その辺が先ほどの教育長の話ですと地域の皆さんと話し合っ てということで、とりあえずそういうようなことがないというふうな理解の仕方したのですが、平成 28年までに今緊急対策等で耐震とか、そういう工事も進んできたせいか、校舎も非常に丈夫になって いるところも多くなっているから、少ない生徒でもある程度地域できちんと守っていただきながら、 今の現状の学校数を減らさないで平成28年ぐらいまではいく予定なのかどうかということをちょっと 教えていただきたいというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) 前に小中一貫校の話も出ました。それで、子供たちがその地域で勉強する。 郷育教育の基本にもかかわることでありますが、その地域で生まれて地域の人たちに愛されながら、 あるいは見守られながらその地域で学んでいくということは非常に重要なことだと考えておりますし、 それから…… 〇17番(長谷川 孝君) 教育長、今の現状のままでいくのか、いかないのかということの話なので、 前段はいいですから、ともかく結論だけちょっと答弁していただければ。 〇教育長(工藤泰則君) では、今のままでぜひいきたいものだと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 岩船地区では、この前おじいさんの方にお孫さんの兄のほうが中学校の運 動会に一緒についていったと。あなたも中学校になったらあれだけ走れるかという話ししたら、おれ たちが中学校になったときにはこの中学校なんかないのだよと、だれから聞いたかと。そういう心配 を子供たちがしているということは、親とか、学校の教員の皆さんとか、地域の人とかも心配してい るということなのです。ですから、こういうようなものの心配をやっぱり払拭する。心配してはなら ない、心配しないで結構、今までのこのままでいくのだったらいくというふうにやっぱり地域に入っ て、教育長中心になって言ってもらわないと、これ本当に岩船地区は昔からこの問題は非常に重要だ と思っているのです。できれば小学校と中学校一緒になって、そういう学校にしたほうがいいのでな いかということまで住民の皆さんが議論するぐらい非常に心配しているものだから、今教育長が言わ れたことを私は岩船の皆さんに今の工藤教育長が教育長である限り岩船地区ではそういうふうなこと は心配しないでいいというふうにお話ししますので、ぜひそういうような形でいっていただきたいと いうふうに思いますが、それで結構ですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(工藤泰則君) それで、この前小中学校一貫校の話が非常に参考になっておりますので、 もしそのようなことがあったりした場合にはそういう方向もあるというようなことを私は考えており ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) わかりました。   次に、71ページ、ここには今まで本庁、支所間の交流とかというのは余りなかったのだけれども、 これから支所と支所同士の人事異動を積極的に実施していくのだというようなことが掲げられてあり ます。この数値的な目標とかということはないわけですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 特に数値目標は持ってございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私が心配する部分もあるのです、これに関しては。地域のことを知らない で、何であの人がというようなことも言う人もいます。でも、私はやっぱり合併したということで、 支所間の垣根を取っ払ってそれぞれの地域を元気にするためにはやはりそこで生まれ育った人という のでない人もいっぱい入れながら交流し合ったほうが本当に活性化に結びつくということで、これは 大賛成なのですが、市長さんはどのように感じていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そこで生まれ育った人がそのまんま本庁あるいは支所にいるということは、 いいようで悪い面もあるわけでありますので、他の地域に行って他の地域の役所で仕事をするという ことは非常に大切なことだと。ある意味においては緊張もするでしょうし、勉強もしなければならな いということで、非常に私は積極的にそういうような体制をとっていきたい、そのように考えていま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 総務課長にお聞きしますけれども、今はほとんど交流ないですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 現在のところ、支所につきましては地元出身者の職員がメインと なっておりますので、こういった事例的な数字上は特にございません。 〇17番(長谷川 孝君) 今後活発な交流をしていただければというふうに思いますので、お願いし ます。   次に、81ページ、協働のまちづくりの推進。ここにまちづくり協議会の設置数、7―1―3のと ころに平成24年の目標値として10個の地域でつくりたいと。それで、平成28年度で22個の地域、どう いうエリアでつくるのかわからないですが、この数字上げた以上はある程度の考え方あるのではない かと思いますので、その辺教えていただければと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 考え方、当然検討しましてここに載せました。まず、それに してもこの協働のまちづくりのこういう団体といいますか、それこそ一番力になってもらわなければ ならないと。このところは我々の思いだけで、ここからこれのエリアで協議会つくってくれというだ けでいいとは思っておりません。まず、旧村上であれば5地区、山北地区も5地区であります。こう いうものを全部合わせますと22あります、今現在。そのイメージでこちらのほうには提示してありま す。ですけれども、議論していくときに旧村上が岩船、村上、山辺里と、こういう区分けの協議会で いいのかというような議論当然ありますので、この数はその議論によって違ってくると思いますけれ ども、協働のまちづくりを支える大きなものだというふうに位置づけておりますので、この計画期間 中にはここに上がっている数字は先ほど申しましたように全部の地域でこういう活発なものができる と、それを目指したいという、目指すのだという意気込みを上げさせていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) これは、非常に大切なことだというふうに思うのです。私もこれは賛成し ているのですが、問題は各地区に振興室を設けて、それで予算もつけると。でも、その予算が人につ けるのか、事業につけるのかという部分がちょっと私に見えないものだから、なかなかちょっと納得 できない面はあるのですが、その辺の具体的な考え方は決まっているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) まだまだ積み上げはこれから整理をしなければなりませんけ れども、我々が今いろいろ手本といいますか、こういうのが村上に合うのではないかということでや っているところはある程度の集落数、世帯数、そういうものをベースとして基本的な部分があってい いのではないかと。それに今議員言われた事業の取り組みで加算をしているところがあります。それ と、市が協働のまちづくりで地域でやってくれということで、何も手伝いしないというのではなくて、 それを支える、それだけのものが動くとすれば、当然それを担うどなたかが必要です。この人たちが 自分がまるっきりのボランティアでやっていくというようなのは多分育っていかないというふうに思 います。ですから、それがうまく機能するような支援のあり方は当然必要だろうというふうなものを 積み上げたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) さっきのちょっと戻らせてもらいますけれども、学校のほうの生涯学習課 長にお聞きしたいのですが、前に岩船地区の公民館長から、公民館の活動がちょっと委員も少なくな るというような話聞いたときに、非常に公民館長がやっぱり合併して、公民館活動というのがだんだ ん、だんだん狭められるのでないかというふうに私に言ったときに、これから地域の活動は公民館中 心にやるのでないのかなというような気がしたのですが、その辺がこれからどういうふうになってい くのかちょっと心配している人も多いので、その辺これからどういうふうな形になっていくのか教え ていただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) 岩船の分館のあり方について今後どうなるかということだと 思いますけれども、今ほど話が出ました協働のまちづくりの関係で、やはり岩船の分館というのは小 学校区にちょうどあるわけです。それらが目指す協働のまちづくりの何々まちづくり協議会というも のに一番近い格好だということでのモデル的なことになるかと思います。それで、分館が今担ってい る仕事、公民館の仕事の中には各種団体の会計事務とか、あるいはそういう共催でやる事業とか、そ れとまた本来の公民館が担うべき仕事といろいろな種々雑多な仕事が1つのところでやられていると いうこともありまして、これらをそういう何々まちづくり協議会というところの仕事と、それから本 来公民館がやるべき仕事というふうに整理をしまして、そのまちづくり協議会がやる部分については その分館のほうを仮に拠点としましてやっていただくと。公民館でやるべき仕事につきましては、村 上地区の公民館がそれを支援していくという格好で分かれていくというふうなことで理解しておりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) よくわかりました。   それと、行政の経営編のところに入るのではないかと思いますが、実際本庁と支所というのはわ かるのですが、今村上地区には議長の出身のところの上海府連絡所、そして私のところにも岩船連絡 所というのがございます。この連絡所というものの組織は、この前も区長さんが市長室に心配して押 しかけたということもありますけれども、今後どのような位置づけになるのか、その辺についての考 え方を教えていただきたいというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 上海府支所、岩船支所についての今後の…… 〇17番(長谷川 孝君) 連絡所です。 〇市長(大滝平正君) 連絡所ですね。連絡所につきましては、今生涯学習課長が言ったのと同じよ うな言い方になりますけれども、要は地域の公民館的な役割を果たすものになっていくと。この前も 岩船の区長会の皆さん方が私のところ来たのですけれども、もう一つは岩船連絡所行っても、完結し ない部分があるのです。岩船連絡所で全部これで書類がそろいましたという部分ではなくて、そこで できて、なおかつ神林支所か本庁に来なければならない部分もあるので、そういう部分は何も岩船連 絡所で取り扱わなくてもいいというようなことも申し上げておきましたし、単純な例えば印鑑証明と か住民票などは今までだと四六時中やっていたわけですけれども、そんなに利用回数もないのです。 ですから、時間帯を区切って発行するとか、そういう体制で本来の岩船連絡所は地域のいわゆる公民 館的役割というようなことに変えていくというようなことを考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) わかりました。   それで、最後なのですが、今神林の支所長さんもおられますけれども、今1万人切っていますよ ね、住民の皆さん。それで、旧村上市も大きいことは言えないです。もう3万人切っています。それ ぞれの地区が合併していなければ本当に大変な状況になっているのではないかと。今合併して、7万 人がまず6万8,500人ぐらいになっても余りぴんとこない人がいるかもしれないけれども、各5地区 が皆さん把握しているとは思うのですけれども、人口減少というのは大きいやっぱり課題があります。 一般質問で1人もし人口が少なくなると地方交付税と市税でどれぐらい、それは平均値を出した財政 課長の平均値ですから、1人28万減るのだよと言われれば、そうしますと平成28年度になれば8,419 人減るという推移を見ると12億6,285万円歳入が減るのです。本当に私は、貧乏とか、そういう金持 ちという言葉は私も嫌いですから、決して言いませんけれども、この財政の、これからずっと子々 孫々にこの村上市が持続していくにはやっぱり本当に財政的な健全化が一番大事な目標の一つだとい うふうに私は思います。ですから、事業もするのももちろん今合併のメリット、お互いに均衡ある発 展のためには必要だということももちろんわかりますけれども、最終的には市長にお願いしたいのは やはりこの人口減少、それを何とか歯どめをかけると。そのためにこの8年間、8年間市長でいれた らの話というのは仮の話だから、できないと言われればそれまでですけれども、8年間やるつもりで 自分の言葉で何とかこの部分を政策に生かして頑張りたいという部分がございましたらお話ししてい ただいて、私の質疑を終わらせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今長谷川議員がおっしゃったように、これが合併しないでそれぞれの市町村 が単独で歩んできたら、私は非常に苦しい時代が来るだろうなと思っております。そのために私ども は合併して、新たな道を選んだわけでありますので、8年後人口が幾ら幾ら減るということを今お話 ありました。非常に大きな問題であります。自治体には下限界人口というのがあるはずなのです、下 限界人口。これ以上減ったら自治体がもたないというのが下限界人口でありますので、絶対にそうい うことのないような施策を講じていく必要があると思っておりますので、そのような取り組みをさせ ていただきたい、そのように考えています。 〇17番(長谷川 孝君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。   初めに、原案に反対の討論を許します。   相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第170号 村上市基本構想の制定について、幾つかの意見を申し上げます。   きょうまで基本構想をつくるに当たって、担当課の職員の皆さん日夜かかわらず、市民と一緒に 会議を持って、そしてアンケートをとったり、その労力は大変並大抵のものではなかったと推測いた します。   先ほど質疑の場所で厳しい言葉を申し上げました。しかし、10年後どういう村上市になるのか、 それはこの基本構想をもとにして行政の皆さんが毎年毎年予算を組んでする仕事の成果にかかってい るわけであります。総合計画の策定に当たりまして、土台になるのは人口動態、財政状況、これがし っかりと全職員の心髄に、そして行政全体の施策に貫かれなければならないのではないかと考えます。 人口の推移では、平成28年には年少人口比11.1%に、老年人口比は36.0%になると予想されておりま す。そうしますと、この数字からどういうまちのどういう施策が大事かということが当然施策の中に 貫かねばなりませんし、財政を見ましても市債残900億。これは、借入金の額でありまして、ここに 利子がつきます。ですから、行政が返さなければならない額はこの900億プラス利子の分になるのだ ということを行政の皆さん、財政担当課の職員だけではなく、職員全員がしっかりと肝に銘じて事業 をやっていかなければならないのではないでしょうか。基金はわずかに残っています。これから基金 を積むにしても、大変な並大抵のものではないと推測されます。   政権もかわりまして、数々の施策も今後どのようになるかはちょっと若干不安な面、わからない 面もある。そういう中での村上市の市民の暮らしを守るこれからの計画づくり。そういう点で市の職 員の意識改革、それからいろんな自己啓発等述べられておりますが、私はまだまだこの基本計画を見 る限りに当たって生ぬるいと考えております。何人かの議員もおっしゃっていましたが、やっぱり市 民の暮らしを実行する、あるいは何日間実際体験してみるという、そういう市の職員の方の体験教育 みたいのもこれからの行政運営の中には求められるのではないのでしょうか。そして、政策を他の自 治体から学ぶというその意欲をもっともっとつくり上げる努力が市全体としてつくり上げられなけれ ばならないのではないでしょうか。前向きな職員もいるかと思いますが、しかし市の職員全体が他の まちのよい施策をこのまちにも取り入れるのだというその自己啓発的な姿勢が私ども、特に私には感 じられません。そういう点で職員の政策能力向上が、まさにこの総合計画を実のあるものにするのか どうか問われるのではないでしょうか。そして、計画づくりに当たっては過去10年間の計画、それは 自分たちがつくった計画ではないかもしれません。しかし、当時の計画を分析し、当時の計画と、そ してそれぞれの分野の現在の現状を照らし合わせるという、分析するという。そして、この10年間で はここが足りなかったというようなしっかりとした分析がされてはないのではないかという気がして なりません。市民の各質疑の中でも幾つか学校教育の現状、そして高齢化の在宅介護、老老介護の現 状など特徴的な面幾つか取り上げました。この面だけではございません。しかし、深刻な各分野の市 民の暮らしの現状をしっかりとまず向き合う。その姿勢がまず先にありき。そして、将来このような まちを目指す。それが私は一番大事なことではないのかと考えました。   厳しいことを申し上げました。この構想づくりに当たっての本当に関係の職員の皆さんにはご苦 労さまと申し上げますが、厳しい財政状況、そしてこれからのまちの人口の減少等を真剣に受けとめ るならば、まだまだこの構想自体手ぬるいとはっきり申し上げまして反対の意見とさせていただきま す。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、原案に賛成の討論を許します。   本間清人君。           〔3番 本間清人君登壇〕 〇3番(本間清人君) 私は、この基本計画並びに総合計画に対しまして賛成の討論をさせていただ きます。   このたび合併をいたしまして、最初に出された市の総合計画でございます。この総合計画をつく るに当たりまして、当初市民の参画、そして高校生、いわゆるこれからのまちをつくる皆さんからの 意見を集約し、また5地区にわたる地区地域審議会の意見をまとめ、答申をし、そして総合計画審議 会という会をつくり、そこで答申をされて、今この市議会に上がってきた案件であります。確かにそ の細かい内容に関しましてはまだまだこうしなければいけないこともあるのだろうというようなこと もあろうかと思いますが、まずは新しい新市、もう合併してしまったこの新市の門出でありますので、 この新しい総合計画、ぜひとも前期4年間、また後期4年間、8年間にわたりまして財政破綻をする ようなことのない本当に立派な村上市、そして先ほど言っていましたように合併をしてよかったのだ と、本当に合併の不安も解消され、いい地域に生まれ変われますよう行政の皆様と一緒になり、また 私も一議員としてこの計画に応援をさせていただくことで賛成の討論とさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、原案に反対の討論を許します。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、原案に賛成の討論を許します。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第170号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第170号は原案のとおり可決されました。   この際お諮りいたします。議第170号は議決されましたので、12月16日は休会としたいと思いま す。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、12月16日は休会とすることに決定しました。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   なお、明日から各支所において各常任委員会が開催されますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ありがとうございました。お疲れさまでした。           午後 4時34分  散 会