平成21年村上市議会第3回定例会会議録(第4号) 〇議事日程 第4号 平成21年9月7日(月曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(28名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   小  田  信  人  君    22番   相  馬  エ  イ  君   23番   大  滝  国  吉  君    24番   瀬  賀  秀  雄  君   25番   小  野  七 五 三  君    26番   石  嶋  修  平  君   27番   大  滝  久  志  君    28番   山  田     勉  君   29番   板  垣  一  徳  君    30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(1名)   12番   川  崎  健  二  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        福 祉 保 健 部                   遠   山   た   つ   君        保健医療課長        福 祉 保 健 部                   斎   藤       勉   君        社会福祉課長        産業観光部長     増   子   太   平   君        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上下水道部長     渡   辺   成   一   君        会 計 管 理 者    吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農 業 委 員 会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    寺   社   四   男   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        荒 川 支 所 長    平   野   俊   之   君        神 林 支 所 長    田   村       豊   君        朝 日 支 所 長    佐   藤   健   吉   君        山 北 支 所 長    富   樫   昌   平   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君        消 防 本 部                   伊   藤       功   君        警 防 課 長                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    伊   藤   良   子           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は28名です。欠席の届け出のある者1名です。定足数 に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表により議事を進めますので、よろしくご協力をお 願いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、1番、板垣千代子さん、20番、小田信人君を指名 いたします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、2日に引き続き一般質問を行います。   最初に、22番、相馬エイさんの一般質問を許します。   相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) これより私の一般質問をさせていただきます。   質問事項は、最初に国民健康保険の一部負担金減免についてであります。医療を受ける権利を低 所得者の方、生活に本当に苦しんでおられる方も含め、ひとしく保障していくために、村上市も低所 得者に対する一部負担金の減免制度を実施すべきではないかと考えます。市長のお考えをお伺いいた します。   2番目には、南町学童保育所「なんしょうクラブ」の環境改善をであります。なんしょうクラブ は、村上南小学校のプレイルームを借りております。環境は余りにも気の毒な状態であります。現在 の山辺里学童保育所の建物を山辺里地区統合小学校完成後に南小学校内に移転して活用すべきではな いのでしょうか、市長のお考えをお伺いいたします。   3つ目には、岩船港への海上自衛隊基地誘致の動きについてであります。昨年8月7日、日本共 産党村上市委員会と下越地区委員会で市長をお訪ねし、自衛隊の岩船港誘致の動きに追随しないこと の申し入れを行いました。市長は、仮にこうしたことがあれば市にとっても大きな転換になる、住民 からそのような声も聞いていないし、考えもないと回答いたしました。   しかし、いろいろな動きがあります。岩船港の軍事利用ということは、村上市民の暮らしの安全、 観光や漁業関係者にとっても重大な問題であります。市長のお考えをお伺いいたします。   答弁をいただきました後、再質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、相馬議員の3項目のご質問につい て順次お答えをいたします。   最初に1項目め、国民健康保険の一部負担金減免について、低所得者に対する一部負担金の減免 制度を実施すべきではないかとのお尋ねについてでございますが、国民健康保険法44条に保険者は一 部負担金の減額や免除を行うことができると規定をされております。   しかし、この減免または免除された医療費については、保険者が医療機関に支払うことになり、 原則として国民健康保険税で賄うことになります。これは、減免された一部負担金が国民健康保険税 の増税につながることになるため、この規定を実施している市町村はわずかであります。実際に一部 負担金の減免を実施している市町村においても、地震や水害など災害被災者に対する援護策として実 施している場合が多いようであります。本市では、低所得者に対する一部負担金の減額基準策定のた めのモデル事業の指定を受け、この9月から協力医療機関と連携しながら一部負担金の減免を実施い たします。この減免はモデル事業であることから、指定医療機関のみの減免であり、平成22年3月を もって終了しますので、その後は国の方針決定に基づき対応したいと考えております。   次に2項目め、南町学童保育所「なんしょうクラブ」の環境改善について。現在の山辺里学童保 育所の建物を南小学校内に移転して活用すべきとのお尋ねでございますが、南町学童保育所「なんし ょうクラブ」は、南小学校のプレイルームを利用して、また山辺里学童保育所についてはプレハブ教 室を利用して学童保育所を開設しております。いずれも教育委員会が所管する施設であり、移転活用 については、プレハブ建物がリース物件であることから、移転が可能か、また今後南小学校のプレイ ルームの利用状況等を考慮しながら、教育委員会と十分協議してまいりたいと考えております。   次に3項目め、岩船港への海上自衛隊基地誘致の動きについてのお尋ねでございますが、岩船港 は平成12年に特定地域振興重要港湾の指定を受け、観光を中心とした地域振興が期待されておること から、岩船港港湾振興ビジョンを策定し、港の埠頭用地を活用したにぎわい空間を提供するために、 交流や物販機能を持つ空間として、港湾緑地の整備、海を体験する空間としてプレジャーボートの係 留施設、浜辺と親しむ空間として瀬波温泉海岸の整備などが計画されており、市では各種団体が参加 している岩船港利用促進協議会と一緒に港を核としたにぎわい空間づくり、地域振興活性化に向けた 活動を続けているところであります。   お尋ねの誘致の動きにつきましては、昨年11月に岩船地区の有志の方々から港の利活用を積極的 に推進する施策の1つとして、新潟市にある海上自衛隊新潟基地分遣隊の岩船港移転についての調査 研究の要望を受けましたが、この移転計画は非常にメンタルな問題でもあり、十分な調査検討が必要 であることと市民の賛同や合意形成が絶対に必要であるとお答えしたところであります。この要望書 は、その後村上市議会議長にも同様に提出されていると聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ありがとうございました。   では、最初は2番目の学童保育所についてから再質問させていただきます。村上南小学校を借り てのなんしょうクラブ、このなんしょうクラブは間借りですので、ほかの学童クラブと違いまして環 境がものすごく違っています。   そこで担当にお伺いいたしますが、当然例えば二之町だったら二之町の学童保育所にある備品と 言うのでしょうか、子供たちがそこで学童の時間を過ごすに必要なものがいろいろあると思うのです が、例えばかばんかけとかげた箱とか、そういうものについてはなんしょうクラブの実態はどうなっ ているでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 市長からも先ほど答弁がありましたけれども、なんしょ うクラブには南小学校のプレイルームを利用いたしまして学童保育所を開設してございます。学校内 の施設であるということから、今議員がご指摘のとおり使い方が違っておるというふうな中で、他の 学童保育所と比べた場合、専用のげた箱がないということ、それから今申し上げたようにランドセル 置き場がないということ、それから雨具かけがないということ、それからクーラーの設備がないとい うことがございます。施設の有効利用につきましては、学校、それから保護者のご協力のもとに学童 保育所の運営をさせていただいている状況でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこで市長にお伺いいたします。   今担当から他の学童保育所に比べて今述べられたようなものがほとんどないと、つまり南小のプ レイルームの間借りですから。そこでお伺いいたします。なんしょうクラブは、主に南小学校の3年 生の児童がそこで放課後を過ごしておりますが、料金は同じなのでしょうか、それとも差があるので しょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳細については、担当課から答弁させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 利用料につきましては同額でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 学童保育所の料金は一律月5,000円、そして放課後を過ごす環境はまるっき りほかの学童にあるものはないという「南小の3年生よ我慢せよ」というのが南町学童保育所「なん しょうクラブ」の実態であります。   私がここで申し上げましたことは、例えばということで統合小学校完成後にあのプレハブ、山辺 里小学校の学童で使っているプレハブはどうなるのだろうと思いましたので一つの提案をいたしまし た。しかし、それは当然プレハブでなくても結構だろうと思うのですが、こういう子供たちに差があ ってはいけないと思うのです。料金は同じように取っているのに「南小の3年生よ我慢せよ」、そう いう教育の現状であってはいけないと思うのです。   そこで市長にお伺いいたします。こういう現状をやっぱり少しでも前向きに改善するという方向 はおありでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども申し上げましたとおり、今後南小学校のプレイルームの利用状況等 を考慮しながら、教育委員会と十分に検討してまいると、そういう答弁でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) つまり学童保育所は、学校を借りていますし、小学校の子供たちの環境の問 題でありますので、質問はしませんが、今後このような子供たちに差があってはいけないということ を皆さん十分今の私の質問でわかったと思うのです。ですから、子供たちの実情を教育長、教育部長、 南小に行くことがありましたら、その実態がいかに悲惨なものかという現状をしっかりと見ていただ きたいということで、今後ぜひ改善を期待いたしまして、この学童に関しましては終わりにいたしま す。よろしくお願いします。   次に、国民健康保険の一部負担金減免についてであります。担当課に、担当課というよりも市民 部長にお伺いいたします。現在の国民健康保険税の滞納の実態どのようになっておりますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 今のご質問の国保税の滞納の実数でございますけれども、1,820人。こ れは21年度、今年度の5月末の切りかえを現在としております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 主語がなかったのですが、つまりこれ滞納の人数ですよね。           〔「はい」と呼ぶ者あり〕 〇22番(相馬エイ君) それで、短期と資格証の割合はどのぐらいの人数になっていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) お答えいたします。   8月1日にこちらのほうから発行いたしました資格証は、世帯で165世帯、発行者で261人となっ ております。短期証につきましては、発行対象者1,147人でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 次に、国民健康保険税の減免制度があると思うのですが、その実態の数字は どのようになっていますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) それでは、減免でございますけれども、20年度は年度中の合計というこ とでご理解をお願いしたいと思いますが、これにつきましては件数で8件でございます。それから21 年度につきましては、8月末現在の数でございますけれども、10件ということになっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこでお伺いいたします。   国保の一部負担金減免がモデル事業が厚生省から指示されたということで、村上市が手を挙げた わけですが、なぜこのようなことが厚生省でやられたかとちょっとご説明をいたします。6月18日の 参議院厚労委員会で日本共産党の小池晃参議院議員が国保の一部負担金の減免制度を国の責任で制度 の拡充を求めるよう桝添大臣に質問をいたしました。つまり全国の自治体で約半分の自治体ではやっ ているのです。大変な中でご苦労してやっているのです。そして、桝添大臣はその質問に対して、減 免した費用の2分の1を国の特別調整交付金で補てんする考えを表明したのです。それで、厚労省は 7月1日、小池晃参議院議員の国会質問を受けまして通達を出しております。その通達の中身はどの ようなものですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 7月10日に厚生労働省のほうからモデル事業を実施する ようにということで連絡が来ております。生活困窮が原因である未収金の方があるということで、そ れに対しましてはそれを未然に防止するということが大切であるということで、一部減免制度と保険 者の徴収制度の運用について今後国のほうでも検討していきますというようなことで、市町村につい てもモデル事業を受けてもらうようにというような感じのというようなことで通達が来ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そのモデル事業の通達の前に、7月1日付で厚労省医政局指導課長から生活 に困窮する国民健康保険の被保険者に対する対応についてということで、医療機関の未収金問題に関 する検討委員会において、医療機関の未収金は生活困窮と悪質滞納が主要な発生原因であると指摘さ れているところである。このうち生活困窮が原因である未収金は、国保における一部負担金減免制度 の適切な運用や医療機関、国保、生活保護の連携によるきめ細やかな対応により一定程度未然防止が 可能であると考えられるということで、第1、医療機関等との連携による一部負担金減免等の適切な 運用、2番目、国保担当部局と生活保護担当部局との連携、2番目、というようなことで県にあてて 通達が出ているのです。そして、その後9月からモデル事業をやるところはということで、モデル事 業の新基準を示して、そしてやるところは手を挙げなさいということでしているのです。   それで県内、これは各都道府県はモデル事業を実施する市町村を1以上選定しとありますが、村 上以外この新潟県ではどこか手を挙げているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 新潟県では、村上市以外はございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それで、指定の病院はどちらで、それで住民はどのような手続をする形にな るのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 指定医療機関は、県立坂町病院ということになっており ます。9月から始まりますけれども、3カ月間の中のことでございまして、病院のほうでは未収金、 3カ月間の医療費が未収金の方につきまして、電話をかけたり、文書を出したりというような努力を した結果、なかなかお金が入ってこないという場合につきまして、市のほうに文書をよこしまして、 この方につきまして徴収の努力をしてくださいというようなことで連絡が来ます。その後、こちらの ほうでも相談等をいたしまして、その方につきまして減額がいいのか減免がいいのかまたは猶予する のがいいのかということを決めて、生活保護の係等と連携をとりながら実施していくということにな ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) この地域においては、坂町病院のほかに村上病院が大きい病院があるのです が、村上病院との関係は今後どのような対応になるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) ことしにつきましては、モデル事業ということですし、 病院にも相当の事務的な負担があるということもありまして、坂町病院が指定病院となっております。 今後国のほうでもそういったものが必要ではないかということで、まず最低各県1市町村で取り組ん で、そしてどのような減額割合とかが適切かというようなことあるいは事業をやってみてどういう問 題点があるかというようなことを検証した上で何かしら指示を出すということになっておりますので、 村上病院につきましてはその指示が出た段階で対応することになると思います。 〇22番(相馬エイ君) ありがとうございました。   モデル事業に手を挙げたということは、担当課としましては市民の暮らしを守るという意味で大 きな前に歩いたことではないかなと思って評価いたします。では、よろしくお願いいたします。   次に、3番目の質問に入ります。産業観光部長にお伺いいたします。8月の後半でしょうか、21 日、新潟県漁業協同組合岩船港支所の関係者が海上自衛隊の舞鶴に訪問している。そして、要望書、 陳情書なりを持っていったという話を聞いております。その持っていった要望書、陳情書、内容はど のようなものなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) それでは、お答えします。   要請書を出したと。出した先は、海上自衛隊掃海隊群司令あてでございます。月日は、今議員お っしゃった8月21日ということで、岩船港支所長と理事3名の名前で出ているわけです。内容につき ましては、先般7月31日から8月2日に岩船港へ寄航した掃海艇「いずしま」と「あいしま」という 2隻が立ち寄りして大変活性化につながり、ありがたかったという内容と今後村上沖でももしあれで あれば訓練の場所を検討していただきたいというようなことでの内容でございます。   海面調査することによって安全な漁業ができるあるいは長期間訓練やれば燃料あるいは食料、隊 員の補給等で港が活性化するというような内容の要請でございます。あくまでも村上沖を掃海艇の訓 練の場所の一角として考えていただきたいという内容でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこでお伺いいたします。   漁業関係者がこういう要請書を海上自衛隊に提出する、持っていくということは、何らかのこう いう要請内容が実現した場合、漁業関係者に補償金なり、そういうこともこの関係者の人は話を聞い ての行動なのでしょうか。その辺はどのようにつかんでいますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 万が一訓練海域になれば、漁業補償をどの程度もらえるのかなどと いうのは要請書にも書いてありませんし、具体的な内容については私どもとしては把握しておりませ ん。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 岩船沖、また日本海は、岩船港支所の人たちの海だけではないと思うのです。 日本海にここからここまでは新潟漁業協同組合岩船港支所の海ですというような線引きはないはずな のです。つまり日本の人々の海であり、アジアの人々の日本海でもあるのです。そこで掃海艇の訓練 をしてくださいという、まさに軍事の訓練をしてくださいという要請書を持っていくというこの非常 に私は怖さを感じる、ましてや漁業関係者が。   そこでお伺いいたします。わかりませんと部長答弁しておりましたが、これらの行動をするから には、練習をした場合には必ず補償金、それの話があると思いますので、それは担当部長としてしっ かりと漁協から聞き出しておきなさい。わからないなどということがあったら、その話もないのに、 海が荒れる、その間練習もできないのがわかりながら要請書を持っていくなどということは、子供で はあるまいし到底考えられません。部長にお願いいたします。その辺はどのような話になっているの かを、水産、そして観光を担当する部長としてしっかりと仕事をして、後で教えていただきたいと思 います。   次に、市長にお伺いいたします。市長は、8月20日、21、22、木金土と出張していらっしゃいま す。どちらに行かれたのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 舞鶴の群司令でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) つまり漁業関係者と21日同日ご一緒したということですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 21日の日に会うことができない群司令が会っていただけるというようなこと で、私も同席いたしまして、掃海艇が来たお礼、そして岩船港を利用した工場誘致ができないか、港 ポートセールスをしてきた次第であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) めったに会えない方とはどなたですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 海将です。 〇22番(相馬エイ君) 名字は何という方ですか。 〇市長(大滝平正君) ちょっとわかりません。 〇22番(相馬エイ君) 名刺いただいてこなかったのですか。 〇市長(大滝平正君) いや、今持っていません、後で。 〇22番(相馬エイ君) 後で教えてください。現役の海将ですね。 〇市長(大滝平正君) そうです。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) しかし、市長にお伺いいたします。   今の答弁では、めったに会えない方がその日だったら会えるということでお訪ねいたしました。 まさに一緒に行った漁業関係者は岩船沖で掃海艇の練習をしてくださって結構ですと、よろしくお願 いしますという要請書を持って行っているのです。そこに村上市長、大滝平正氏が何で同席するので すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ですから、私は掃海艇、岩船の方たちが掃海艇に来ていただきたい、そして 海と子供たちにも親しんで見ていただきたいというような強い要請があるのです。港だけではなくて、 岩船郡振興会もそうです。そして、要請をして来ていただいたそのお礼と、さっきから申し上げてい るように岩船港を利用したポートセールス、いわゆる工場的な誘致ができないか、海路を利用した工 場誘致はできないか、そういうこともお話しするという意味で、一番トップの方が時間がその時間で あればいいということで私も同席したということであります。私は私で同席したと。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ちょっと答弁おかしいと思います。   海上自衛隊の一番偉い方に工場誘致を頼む。では、そうしたらそれは関係する部署等も知っての ことだったのですか。総務部長も知らなかったです、どこに出張に行ったか。だれが知っていたので すか、市長が漁業関係者と舞鶴の海上自衛隊に21日訪問しているというのは。では、副市長は知って いたのですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 報告を受けております。 〇22番(相馬エイ君) では、掃海艇が岩船港に寄ったお礼と言っております。   しかし、その掃海艇が寄航したというのは、掃海艇の歓迎レセプションの文書が私どもに来まし た。そのときに、大湊での訓練の帰りに公報のために掃海艇が寄りますというレセプションへの案内 の文書に書いておりました。   しかし、調べてみますと、7月17日から7月29日まで陸奥湾、つまり大湊がある、海上自衛隊が ある陸奥湾で海上自衛隊と米海軍が訓練をしております。訓練海域、陸奥湾、訓練統制官、海上自衛 隊掃海隊群司令海将補、松本幸一郎、米海軍第5機動水中処分隊503小隊、スチーブンとなっており ます。参加部隊等海上自衛隊軍艦25隻、その内訳は掃海母艦2隻、掃海艦2隻、掃海艇20隻、航空機 20機、そして米海軍、航空機1機、水中処分員等約10名。その帰りそこに参加した2隻の掃海艇が岩 船港に寄った。この事実は間違いございません。   そこでお伺いいたします。副市長にお伺いいたします。副市長は、自衛隊の自衛艦船の寄港を歓 迎する実行委員会というものがつくられておりますが、そこの副会長になっておられますね。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) そのとおりでございます。 〇22番(相馬エイ君) そこで、たしかどなたかの一般質問で、9月1日でしたか、きょうで副市長 として就任してちょうど1年になっておりますということでありますが、その前からこの実行委員会 にはかかわっておられたのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 私は、自衛隊協力会の朝日地区の会長としてずっとやってまいりまし た。副市長という立場でそれは辞退させていただきましたけれども、国を守る自衛隊の皆さんと、ま た有事の際協力をしていただける自衛隊の皆さんと懇親といいますか、仲よくして、友好関係を今か ら築いて、その有事の際に本当に出動をスムーズにしていただけるようなそういう意味で副会長を引 き受けて、寄港を歓迎するということでありますので、そういうことで本当に自衛隊の意味、また地 域の活性化の要望もあり、そういうことで引き受けてやってきた経緯がございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 副市長にお伺いいたします。   7月7日、8日、自衛隊のかつての偉い方が村上においでになっていらっしゃいますね。そのと きに、8日の午後でしたでしょうか、そのご夫婦を副市長は某町屋の商店で接待をしておりましたが、 間違いありませんよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 一緒に同行をさせていただきました。ご案内を村上市の観光を主に一 緒に同席をさせていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 名札もつけておりましたし、当然公務の中の接待だったのだろうと思います。   そこで、おいでになられたのはどなたですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 自衛隊の前幕僚長でございます。自衛隊のトップの方でありますので、 そのときは3月に退官されたということで、フリーな立場でこの村上市に来たいというようなことも ありまして、観光振興の意味からもそういう意味からご案内をさせていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 岩船港に掃海艇が来るのがいざというときの非常事態があったときの訓練に もなるとか、そういうような活性化というようなことを副市長は今、市長もおっしゃっていますが、 海上自衛隊の基地、新潟にあります。そこは、このような位置づけになっているのです。そして、岩 船の関係者が望んでいることは、新潟の分遣隊よりも格上げをした港にというそういう要望を関係者 は持っているのです。その新潟の位置づけ、これをちょっとお話ししましょう。   新潟基地は、新潟西港山ノ下みなとタワーの近くにある舞鶴地方隊の基地である。艦船は配備さ れていないが、海上自衛隊艦船を受け入れるための施設が整備されており、基地の警備要員として舞 鶴警備隊新潟基地分遣隊が派遣されている。しばしば海上自衛隊やアメリカ海軍の艦船が入港し、艦 船乗員の休養及び入港した艦船の一般公開が行われている。日本海側最大の港湾である新潟港は、特 定重要港湾の1つであり、アメリカ海軍の空母の入港可能な能力を持つ港湾である。港の近くには新 潟空港、日本海東北自動車道があり、新潟市内には歓楽街や病院などが整っており、兵たんの拠点と しては好立地であり、陸上自衛隊新発田駐屯地にも近い。そのため、新潟港は日本有事の際には重要 な拠点となり得るというふうに海上自衛隊の新潟基地を引き出しますとこのようなものがしっかりと 位置づけられているのです。   市長と副市長にお伺いいたします、それぞれ。このようにだれもが見れる、ちゃんとインターネ ットで日本有事の際には重要な拠点となり得る。つまりこういう位置づけがされて、そういう背景が あるにもかかわらず、軽率と言ったら申しわけありませんが、職員も知らないうちに舞鶴の海上自衛 隊の幹部と会って、そして漁業関係者の要請書を出すところのわきに同席しているというその市長の 考えの軽さ、どのようにお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げましたように、分遣隊を新潟に持ってきてくれなどという話 は一切出ません。要望もしていないです。 〇22番(相馬エイ君) 今何ておっしゃいました。 〇市長(大滝平正君) 新潟分遣隊を岩船港に持ってきていただきたいとか、そういう要望もしてい ないし、お話も出していません。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) つまり背景があるわけです。質問事項にありますように、去年の8月7日、 日本共産党が岩船港への自衛隊誘致の動きに便乗するなと市長にしっかりと申し入れをしたはずです。 そのことは覚えていますよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当時の市議会議長ですか、それと県議会議員2名の連名によりましてそうい うような要請文をお持ちして、「市長、これ知っているか」と。いや、そのときは私は全然わからな かったことなので、「いや、わかりません」というお答えをさせていただきましたし、先ほどお答え しましたように、非常にメンタルな問題でありますので、今現在は私は何も考えていないということ であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) では、こういう動きが私が水面下では県議をはじめ自衛隊関係者で岩船港の 軍事利用の動きがあるというのは少しずつ情報は入っておりました。   しかし、去年の4月の合併選挙のさなか、前村上市議会議長、片野鉄雄さんから次のような文章 が私ども旧の村上市議会の議員に届きました。「ごめんください。連日ご苦労さまです。先般3月末 に片野猛県議より自衛隊についての陳情書を提出したい旨お話が小生のところにありました。任期切 れ直前でもあり、また陳情の趣旨に私としては賛成でもありましたので、応援し、県議のほうから当 局のほうへ提出をさせていただきました。皆様には事後報告で恐縮千万でございますが、一応ご報告 をさせていただきます」ということで、県会議員、片野猛、村上市議会議長、片野鉄雄という2人の 名前で海上自衛隊舞鶴地方総監海将、加藤耕司様あての陳情書が私どもに写しが送られてきました。   しかし、3月31日といえば、旧の村上の自治体、村上市議会が最後の日であります。そのときに このような卑劣なことをして、ましてや自分たちの印鑑もついて海上自衛隊の海将に提出をしている というその議員たる人たちのその軽率な行動。当時私は問題にしようと思いましたが、合併選挙のさ なかでありましたので、ちょっと今回一般質問でこれを披露させていただきます。   そこの中に、今新潟には海上自衛隊の新潟分遣隊があるけれども、場所も狭いし、そして格上げ を、今の新潟の、つまり要望事項、陳情の趣旨は、新潟市に在住する海上自衛隊新潟基地分遣隊を村 上市岩船港に移転し、艦船の配備など海上警備が可能な部隊への昇格と防衛、防災体制拡充を求める 陳情書であります。そして、最後のほうの文章には、岩船港には海上自衛隊新潟基地分遣隊が設置さ れ、自衛隊艦船が配備されることは、この地域を中心とした広範囲の地域の海上自衛隊の存在意義の 認識がさらに深まり、このことにより市民の、特に若者の国防意識の高揚が進み、多くの若者が海上 自衛隊員を志望することが期待されるというような文章にもなっております。つまりこういう文章が 2人の県議、元議長のこういう卑劣なやり方の中で海上自衛隊に届けられている。そういうものが背 景にあって、そしていろんな動きが岩船のまちの中でも、そして市長への働きかけもされているとい うことを7万市民の暮らしの安全、そして日本海の海が平和な海でなければ観光も水産も発展しない のです。地域の住民の安全も図られないのです。岩船港は、特定地域振興重要港湾として指定されて おります。そして、岩船港は県北唯一の地方港湾で、村上市岩船郡及び新潟県小国地方を背後地とし て、県北部における物流拠点、地方産業発展の基礎及び広域観光、レクリエーションの結節点として の役割を持っている商業港です。離島粟島との間にフェリー船等の行き来もあり、粟島の生活や観光 の拠点としても大きな役割を果たしておるのであって、そして新潟県、村上市、民間が共同して岩船 港を中心に瀬波温泉や粟島など地域の歴史や自然を生かした観光振興に役立つ施設の整備を進めてい ますとあります。   そこで市長にお伺いいたします。9月の最初の初日、村上市非核平和都市宣言を全会一致で…… すみません、6月議会で村上市非核平和都市宣言を全会一致でとおりました。今回行政も提出してい ただき、この宣言がこの村上市の大事な宣言として生きることになりました。この非核平和都市宣言 の精神と市長がやっている、舞鶴に行ってきた、そしてご本人は中身をよく知らないで、関係者から 一緒に行きましょうとつっつかれて行ったかもしれない。しかし、今市長がとった行動、そしてこれ からしようとしていることがいかに村上市の非核平和都市宣言に逆行するものであるかということは、 しっかりと7万市民の暮らしを守る立場から考えなければなりません。どのようにお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) るるお話を力説をしておりますけれども、その3月31日ですか、そういう要 望書が出たことも私は知りませんし、それが本当に海将のところまで要望書がいったかどうかも私は わかりません。私が就任する前の話であります。   非核都市宣言などというのは当たり前の話でありまして、だから私が宣言をすると言ったわけで ございます。何も岩船港を軍事利用するというような考えは毛頭ございません。岩船港は7.5メート ルしかないのです、水深。そういう観点から見ても、そういうのは非常に難しい問題であるし、ただ いわゆる掃海艇とか、そういうような岩船港に入港できるような艦船が途中で寄っていただくといっ たときには、地元の人たちがぜひ寄っていただきたい、そして地元の産物等をあるいは観光面で見て いただきたいというような強い熱望がありますので、それにはやはり私どもはこたえていく必要があ るのではないかというようなことでありますし、また当然これからも岩船港を利用した、軍事利用で はないです、工場立地、海路を利用した工場立地を何とか岩船港を利用したものはできないものか〔 質問時間5分前の予告ブザーあり〕、そういうことも積極的に話をしてお願いをしていきたい。その ように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 当然市長と一緒に舞鶴に行った漁業関係者あるいは岩船の港を活性化したい という方たちは軍事利用ではないとおっしゃるでしょう。   しかし、漁業関係者がどうぞ掃海艇の訓練をしてください。訓練をしてくださいと岩船の漁業関 係者が言えるものがどこにあるのですか。この海域は、粟島の漁業にも、粟島の生活の航路にも、そ して瀬波温泉の観光での立地条件にも、そして村上は観光のまちとして生きようとしている。新潟県 だって対アジアに対して観光県としてこれから動き出そうとして、そのときにそこで掃海艇の訓練し ていただきたいというその認識、これは1回の一般質問では終わりません、解決もいたしません。岩 船の漁業関係者だけの海ではないということを私はこの一般質問の中で言いたかったのです。多くの 関係者がこの不況の中で必死で生きております。ですから、こういう動きがあった、このことは関係 者にとっては大きな問題であります。   しかし、そこに8月21日、ただ出張としか出ていかなったのですが、いろいろ調べてみたら、市 長は漁業関係者と一緒に舞鶴海上自衛隊に行っている。どういうことですか。もう私は何も悪いこと していませんという答弁でした。だから、またかけたって同じ答弁が返ってくると思いますから、私 は答弁させませんが、このことが市民にわかったら、「何考えているのだ、大滝市長は」とあきれら れます。まだこのことを知っている人は一部の人しか知りません。ですから、このことは今回の一般 質問では私は決して終わらせない。なぜならば、この海は平和な海でなければならないからでありま す。アメリカも北朝鮮や中国に対して対話で、あのアメリカなどと言っては失礼ですが、あのアメリ カでさえも対話でこれから外交していこうとしている。それなのに目の前のこの日本海が海上自衛隊 の訓練の場所になる。どかん、どかんと米軍と一緒に訓練する。訓練といえども掃海艇だけの訓練で はないはずです。住民を安心させるために掃海艇という言葉だけ出していますが、さっき私が海上自 衛隊の訓練を読み上げましたら、戦艦も、そして米軍も一緒に参加しているではありませんか。その ことを想像できない市長であっては7万市民の暮らしを守るリーダーとしての責任は果たせないと思 います。ぜひこの今の日本の海上自衛隊の果たそうとしている役割、そしてこの日本海が軍事的にど のように利用されようとしているか、そのことをしっかりとこの一般質問の後勉強していただきたい。 新潟港を格上げできない事情があるから岩船に目をつけたのです。そこをしっかりと見抜けない市長 であっては私はいけないと思います。   最後にどうぞ。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどから聞いておりますと、いかにも岩船港を軍港にするというようなお 話ですけれども、そんなことは決してあり得る話ではないでしょう、岩船港の現状から見ても。   そして、掃海艇のうんぬんなどと言っているけれども、掃海艇が寄ったり、そういうことを地元 の人たちがどうしてもやっていきたい、そして皆さんに喜んでいただきたいと、そういうようなこと だけの話。もう話が岩船港がいかにも分遣隊が来たり……           〔「いいです。やめてください」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 基地になったりするというようなことですけれども、そんなことは決してな いと思います。 〇22番(相馬エイ君) やめてください。そのような答弁最後にもらうつもりはありませんでした。   認識不足であります。村上市長として、そのような認識しかできないのだったら海上自衛隊の舞 鶴なんか行きなさんな。   以上申し上げて、私の一般質問を終わらせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。           午前10時52分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。私の 一般質問は2項目ございます。   1項目めは、地域防災についてであります。災害時における防災活動を円滑にするとともに、防 災機関、関係団体と連絡を密にして防災対策を強化し、実践的能力の向上と住民の防災意識の高揚を 図ることを目的として、9月6日に村上市総合防災訓練が行われました。お天気にも恵まれましたが、 村上南小学校を会場に行われた防災訓練には、予想以上の住民の方が参加してくれました。消防団と 町内の方が合同で放水訓練を行ったり、子供たちを消防用ポンプ積載車に乗せたりして、有意義な訓 練になったと思います。   地域の安心、安全を守るためには、市、消防署、消防団、自主防災組織が一体となって取り組ま なければならないと考えますが、そのためにも消防署、消防団の装備、体制などはきちんと整ってい るのか、また自主防災組織の組織率やPR活動などはどうなっているのかをお伺いいたします。   2項目めは、外国語活動についてであります。文部科学省から示された新学習指導要領が平成23 年度から全面実施されますが、小学校では国が作成した教材である英語ノートを使い、外国語活動を 平成21年度から移行措置として先行している市町村もあります。多くの小学校で総合的な学習の時間 等を活用して外国語活動が行われてきましたが、取り組み内容にばらつきがあり、教育の機会均等や 中学校との接続の観点から、平成23年度からは小学校高学年で週1回、年35時間、外国語活動を必修 化させます。外国語を通じて言語や文化について体験的に理解を深め、積極的にコミュニケーション を図ろうとする態度の育成を図り、外国語の音声や基本的な表現になれ親しませながらコミュニケー ション能力の素地を養うことが目的ですが、多くの学校が手探り状態で行っているとも聞きます。そ こで力になるのが外国語指導助手(ALT)ですが、市ではその体制が十分整っているのか、また今 後は外国語教育をどのように取り組んでいくのかをお伺いいたします。   以上2項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小杉議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、地域防災について、消防署、地区消防団の装備、体制などは整っているか、ま た自主防災組織の組織率やPR活動はどうなっているのかとのお尋ねについてでございますが、万が 一災害が発生した場合においては、1つには被害を最小限に抑え、住民の生命、身体及び財産を守る こと、2つには被災した住民等を物心両面において援護し、正常な日常生活をできる限り速やかに回 復させること、3つには必要不可欠な機能を早急に回復させ、住民の社会活動の正常化と安定を図り、 復興を進めること。これら応急対策の目的を確実に実行するためには、迅速かつ柔軟に初動態勢を始 動させて対応することが不可欠であります。   このためには、市の対策本部等組織内の活動にとどまらず、住民の自主防災組織をはじめ、県、 その他防災機関等と相互に連携、協力し、応急対策を総合的に実施できる体制を確立し、取り組んで いかなければならないことは議員が述べられたとおりであり、平常時からの備えがいかに大事である かということでもあります。   消防団の体制につきましては、合併と同時に組織がえを行い、1本団5方面隊23分団143部に再 編成し、水防演習等各種訓練を実施し、非常時での対応に備えているところであります。また、消防 本部及び消防団の装備についてでありますが、施設や装備品などについては計画的にその整備を進め ているところであります。このほか今年度には、消防団に対し、消防車両積載用並びに携帯用として 相互通話可能な移動系無線機について、新規も含め235基を配備する予定であります。この整備によ り、消防団内の指示命令の伝達、情報の収集や共有などの通信手段として効果的な防災活動に寄与で きるものと期待をいたしております。   自主防災組織の組織率については、前議員のご質問にもお答えをしておりますけれども、8月末 現在で129の自主防災組織が結成されており、自治会の数から申し上げますと46.4%の組織化率で、 加入世帯数を見ますと62.1%となります。また、さまざまな機会を活用させていただき、自主防災組 織のPRに努めております。具体的には、直接自治会に出向き、防災講座を開いているほか、区長会 総会の際にも結成を呼びかけております。ことしの3月8日には、総合文化会館を会場に村上市自主 防災セミナーを開催し、約350人の参加をいただきました。今年度も秋ころにセミナーを開催したい と考えております。また、昨日実施いたしました総合防災訓練には1万1,700人強の大勢の市民から 参加をいただき、感謝を申し上げます。改めて防災に対する意識の高揚を図っていただきたいものと 考えております。今後ともこのような取り組みを継続しながら、自主防災組織の結成をさらに呼びか けてまいりたいと考えております。   次に2項目め、外国語活動については、教育長に答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) おはようございます。それでは、ご答弁申し上げます。   2項目めの外国語活動について、外国語指導助手(ALT)の体制が十分整っているか、また今 後は外国語教育をどのように取り組んでいくのかとのお尋ねについてでございますが、小学校の外国 語活動につきましては、平成23年度からの完全実施に向け、現在各校がそれぞれの児童の実態に合わ せた先行実施を行っております。小中学校の外国語活動の指導助手として、市で雇用している6人の ALTがその指導の補助に当たっております。また、現在国の緊急雇用創出事業を利用いたしまして、 専任の小学校外国語活動の補助として3人の臨時職員を雇用し、指導の充実が図られるよう各校へ支 援をしているところであります。本事業を利用した雇用は、今年度で終了いたしますが、事業の実施 に当たっては、ネイティブ・スピーカーの活用や外国語に堪能な地域の人々の協力を得るなどの指導 体制の充実が求められていることから、次年度においても小学校専任のALTを配置できるよう検討 を進めていきたいと、こう考えております。   なお、今後の外国語教育をどのように取り組んでいくかということについてでありますが、新学 習指導要領で示された内容に即した指導の充実が図られるように、ALTの配置のほか、教材、教具 の整備や各校での研修の推進が図られるよう支援に努めてまいりたいと、こう考えております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問させていただきます。   まず、市長にお伺いしますが、いろいろと今ご答弁いただいたのですが、村上市は他市に比べて、 消防車、救急車の部分でお伺いしたいのですけれども、他市に比べて充実しているとお思いでしょう か、どうお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 他市に比べてうんぬんという話でございますので、担当部署から詳細に説明 をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長の感想を少し……感想というか、思いを少し述べていただいてから詳し く述べていただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私も消防団に二十数年間在籍しておりましたし、充足率等については年次的 に充足をしているという意識を持っておりますので、他市町村に比べそんなに劣ってはいないのでは ないかなという認識は持っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 他市との比較でございますが、特別にそういう形で比較をしてご ざいませんけれども、この広い村上市でございます。旧村でも消防車両等の組織を計画的に進めてま いっておりますし、新市におきましても20年度、21年度も車両の更新等新規の購入等を進めてまいっ ておりますので、他市との比較について明確にはお答えできませんけれども、この地域におきまして は大変充足が高まっているというふうに認識しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 車両についてはちょっと比較はしていないのですが、人員については比 較したものがございますので、ご報告いたしますけれども、全国で消防団員1人当たりの人数という と143人になっております。新潟県が60人、当管内は30人ということで、県内でも倍くらいの人数を 抱えているということでありますので、充足率については十分だというふうな形で人数は見ておりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、総務課長にもう一回伺いますけれども、消防力の整備について、総務 省の消防庁のほうからこういう整備指針というものが出されていると思うのですけれども、こういう ものに基づいてやはり整備を進めていかれるのでしょうか、どうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 国のほうからの消防力の充足についての指導はいただいておりま すが、どうしてもこの地域におきまして何が足りているのか、何が不足しているのか、またどういう 点に問題点があるのかというような点については地域の事情がございますので、国の指針には基づき ますけれども、地域の実態に応じた消防力の向上ということでさまざまな取り組みをさせていただい ているというところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 6月の定例会で水槽付消防ポンプ自動車を荒川分署に配置する購入契約の締 結を議決しました。それで、高速道路の車両火災、交通事故による救助事案などに対応するために資 機材を装備した水槽付消防ポンプ自動車ということでありました。それで、荒川分署で使っていた16 年たったものをポンプ自動車を、朝日分署のほうが21年でしたか、たったということで、荒川で使っ ていたものを朝日に回したということですけれども、山北、朝日、関川、あと消防本部、これ700リ ットルの水槽つきということですが、それぞれ何年たっているのか教えていただけますでしょうか。   消防長。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) きょう正確に何年たっているかという資料を持ってきていないのですが、 配備計画では順次今言われました、朝日はことし荒川に導入すればかえますし、山北、関川、順次整 備していく予定でおります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、ちょっと後で資料いただきたいと思います。   それで、考え方として、古くなったものを新しくしていくというのが普通だと思うのですけれど も、今年度中に(仮称)神林の高速があきますよね。その荒川が高速道のことも考えてということが ありましたので、今年度中に仮称の神林インター、それから平成22年度中に朝日インターまであくの ですけれども、この辺の高速道路の兼ね合いも少し考えてくるのか、それともやはり古い順に更新し ていくのか、その辺のところはいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) 今私ども年次的には持っていないのですけれども、8年間、総務のほうか ら将来8年に向けて整備計画を出せということを言われていますので、その間にすべておさまってい るとたしか思っております。   もちろん今言われるように神林、朝日と延びていくわけですが、今回の荒川のように今具体的に 朝日にあるのが更新時期になったとしても、チェンジしながら、例えばそこに近いところを、高速に 近いところから順次配備していくというふうに、とっかえっこをしながらやっていくことを考えよう と思っています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 高速道路が開通することによって、防災上、出動の部分で多分時間的な短縮 とか出てくると思うのですが、何かそういうところのメリットとか有効に働く、高速道路が延びるこ とによってのメリットとか何かの部分がありましたらちょっと教えていただきたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) 消火活動という意味でございましょうか、それとも救急も含めて。           〔「両方含めて」と呼ぶ者あり〕 〇消防長(佐藤秀明君) 両方ですか。   消火活動については、高速の場合は火災の場合はかなり大規模な火災になるのでないかと、過去 の事例、よその事例なんかを見ますと。そうすると、どうしても水がないわけですから、タンク車が、 水を持っていった車が必要ですという意味で、順次これから延びてくるにしたがって、これからの各 分署、本署においては……本署にはあるのですけれども、分署にはそういう意味では水槽つきのタン クが必要であろうと。高速道路対応、もちろん一般道、一般のところにも水槽つきのポンプ車であれ ばいいわけですから、そういった意味でタンク車の整備が今後必要であろうということでありますし、 当然救急については高速にすぐ乗れるということが、新発田病院にしろ、実証されているわけです、 道がよくなったと。それから、とりわけ新潟市民病院、それから大学病院等については、もうこの荒 川インター、中条インターもできてもそうですが、荒川インターできてから村上病院から直接新潟へ 運ぶ救急車の時間はかなり短くなっております。だんだんそれはこっちに近くなるのにしたがって新 潟に運ぶ救急も有利になるというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 6月の総務委員会のときに資料をいただいたのですが、見ていましたら、朝 日の分署だけが高規格ではないというような資料だったのですが、この辺のところ、何か朝日のほう が高規格でないということの不都合みたいなものというのはないものですか、どうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) 今回荒川に高規格が入って、全部8台とも高規格になりました。問題ない です。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) すみません、ちょっと勘違いしました。それが行ったから全部高規格になっ たということですね。           〔「はい」と呼ぶ者あり〕 〇8番(小杉和也君) わかりました。   それと、今後の整備面ですが、例えばいろんな市町村で、さっき課長が地域に合ったものという ことでいろいろと取りそろえているというふうに聞きましたけれども、陽圧式化学防護服というので すか、そういったものとか、この辺森林が多いですので、林野火災工作車というものもほかの地域で はあるようには聞いているのですが、そういったものもぜひ整備していきたいとか、そんな思いもあ るのでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) その辺になりますと私も詳細はまだあれですが、問題は車両いっぱいあっ てもそれを動かす人も当然必要になってきますので、そういう場合は人員のことをどうしようかなと いうふうにも考えていかなければいけないのだと思いますが、実際山林火災ですと車両よりもヘリコ プターとか、そういったもののほうが有利ではないかなと思うのでございますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それでは、消防団の件で次にちょっとお伺いしていきたいのですが、課長に ちょっとお伺いしますが、きのうの火災、塩町のほうで。防災無線で入ったのが塩町中央部というこ とだったのですが、位置的には塩町の外れのほうだったのですが、この辺目的地というのでしょうか、 その辺わかりやすくなっているのか。それも消防長ですか。その辺のところいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) 確かにきのう防災無線では中央部ということで入ったそうでありまして、 私も外れなのに何で中央部と入ったのか、もう一度確認してみます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひその辺のところ、その目標地がきちっと正しいのか、もっとふやしたほ うがいいのか、あとその辺連絡関係を少し調べていただきたいと思います。   それから、消防団の方と常備消防の消防署の方との連携みたいなものというものはどんなふうな 形なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) それは、当然無線指令が入れば消防団にも一斉に入るわけですので、十分 連携はとれております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 現場においてもそうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) もちろんでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それから、各分団の部数というのでしょうか、いろいろ地区によって部とい うものが村上でもかなり違いますよね。その辺のところの見直しとか、そういったことも検討はされ ているのでしょうか。例えば村上地区であればかなり、6部しかないので少ないかなという印象はあ るのですけれども、その辺のところはいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 消防体制につきましては、旧市町村の体制を方面隊という組織が えにいたしまして、その以前に部、班の再編成もしてきました町村もございます。現在のところ、先 ほど申し上げました体制で臨んでいきたいと思いますが、将来的な問題として、団員不足等も懸念さ れておりますので、部の統廃合というものも十分視野に入るものと思っておりますが、現時点ではこ の体制で継続していきたいということで考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それから、平成20年度版の新潟県消防防災年鑑によりますと、平成20年4月 1日の段階ですが、消防団、県内で3万9,789名、それで内訳がサラリーマンが3万1,975名、80.4%、 自営業者2,702名、6.8%、家族従業者2,588、6.5%なのですが、この辺村上市の割合というものはわ かりますでしょうか、消防団の就業形態。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) パーセンテージではちょっと出しておりませんでしたが、総合計 の中で、いわゆるサラリーマン化をしております、いわゆる勤務されている団員につきましては、全 体が2,300余りでございますが、1,800人余りが就業としては勤務、サラリーマン化をしているという ことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 割合は県内よりは低いようですけれども、やはりサラリーマンの方が多いと いうのが現状だと思います。それで、やはり会社の理解が必要になってくるのかなと思います。   初日の板垣議員の質問で消防団協力事業所表示制度というものを言っておられました。5月の市 報にも載っておったのですが、現在37ということでホームページに載っておりました。この辺、どう もまだ認識がされていないのかなという感じがあるのですが、課長、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 市内約600の事業所にご案内をさせていただきました。先般では3 7事業所、きょう現在で2事業所ふえて39でございます。議員おっしゃったようにまだPR不足だと いう認識をしておりますので、市報等を通じてまたご案内をさせていただきたいというふうに思いま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) また、会議所なんかとも連携しているのでしょうか、いかがでしょうか、商 工会議所。どうなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 直接事業所のほうのご案内をさせていただきましたので、会議所 のほうについてはお話を申し上げてはおりませんでした。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) その辺もぜひやったらいいかなと思うので、3名以上ないとだめだというふ うに誤解している事業所も多いようですので、いろんな条件に当てはまればということですし、ぜひ ともそういったことで団員の理解を得るようにお願いいたします。   それから、消防庁のホームページの中で安全装備品、消防団の防火服とか防火帽とか防火用長靴 とか、交付税にある程度算入されるのだというふうなことが書いてあったのですが、村上市の消防団 の装備品等は充実しているのかどうか、その辺のところはどちらに聞いたらいいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 現在の消防団におきます今ただいま申し上げましたものについて は、その実情に応じて必要があれば購入をさせていただいて装備をしたいというふうに思っておりま すが、現時点ではそういうものよりもホースとか、そういったものの需要がまだ多いようであります ので、そういったものを優先させていただいております。   今おっしゃった点につきましては、十分ではないかもしれませんけれども、大きな声、消防団か らの声としては少のうございますので、要請があれば計画的に配備をしていきたいというふうに思い ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、要請があればということなので、そういった声が出てきたときにはぜ ひ前向きに検討していただきたいと思います。   では、市長にちょっとこの件でお伺いしますが、装備とかいろんな部分でやはり完璧というのは ないと思いますけれども、できるだけ要望が上がってきたらこたえていただきたいと、そんなふうに 思うのですけれども、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然地域の安全、安心という面からすれば、不足している装備品、機具、機 材については、そんなにばかに金かかるものでもありませんので、要望があって、不足しているなと いうところであれば対応していきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひそのところよろしくお願いします。安心、安全を守っていただいている 方の装備がないというのはやはり悲しいことですので、よろしくお願いします。   それから、自主防災組織ですが、こちら5月とか9月の市報にもPRが載っておりました。これ も板垣議員の答弁の中で、46.4%の組織率、62.1%の世帯数ということでありましたけれども、私は ちょっと新潟県の防災局から引っ張った資料は20年11月の段階なので、このときには53.5%になって いるのです。今62.1ということは、多少上がっていますし、PRがきいているのかなと思うのですが、 こうやって見てみますと、十日町が93%、上越市が88.9%、南魚沼市が92.9%と非常に高いのですが、 これ中越地震などの影響もあるのかなと思うのですが、これらの市の取り組みなんかというのは研究 されたことありますでしょうか、総務課長。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 今統計的にもおっしゃったとおりの市が非常に高い自主防災組織 率をしております。具体的にお尋ねしたことはございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) やはり兵庫に視察に行ったことがありまして、兵庫は阪神・淡路がありまし たので、非常に県の割合も高いのです。ほぼ100%に近いと。100%のところもいっぱいあるそうなの です。ですから、やっぱり何か要因があってのことだとは思うのですが、それ相応の組織率を上げて いくためのPRであったりとかいろんな手法があると思いますので、そういったことをぜひ研究して いただきたいなと思うのですが、課長、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) もちろんそういうふうにさせていただきます。   何といっても地域住民の防災に対する意識の高揚が大事だと思っております。昨日の防災訓練に も大勢の市民の方がご参加をいただきました。継続して事業を進めていくという点が大事だと思いま すので、さらに努力をしてまいりたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) あと市長も板垣議員の答弁でできる限り年次目標を立てていくというふうに 答弁されていましたけれども、ここで目標でもいいですので、自分の任期中に何%にするとかそうい うことがもし思いがありましたらぜひお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然任期中に100%にするのが目標でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひそのためにPR等、市長が出かけたときにも言っていただければもっと 上がっていくと思いますので、100%を目指して、あと2年半ですか、ぜひよろしくお願いいたしま す。   きのうの防災訓練、初めてなのかなと思うのですけれども、町内の方と消防団の方が村上南小学 校の場合ですけれども、筒を持って放水一緒に参加されていたのです。初めてやったので、例えば日 中ですとサラリーマンの方も多いので、人数がそろわなかったりするときにそんなふうにして地域の 方できると思います。とてもいい取り組みだなと思うのですけれども、その辺のところ、消防団の方 と地域の方というのはなぜそんなふうな訓練ということで出てきたのかわかりますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 他の方面隊のほうにおきましては、この総合防災訓練という機会 だけではなくて、常日ごろ消火栓についての放水訓練も消防団とともどもやっている方面隊もござい ますので、この訓練の中にも取り入れをさせていただいたということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) あらゆる形でその意識を高めていただける。かなり上がったと思うのです、 見ていた方も。それで、ぜひそんな取り組みをしていただきたい。   あと装備品については、市長が要望があればということで言っていましたので、その辺のところ 充実させていただきたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さっきの消火栓の訓練ですけれども、今課長おっしゃったように他の地域で はしょっちゅうそういうような、例えば防火週間とかになりますと地域の方を含めて消防団員が指導 してやっているわけですが、村上市の場合は、今課長に詳しく答弁させますけれども、恐らく水圧の 関係で火災になったときは住民だけでホース先を持ってやるということはできないのではないかなと、 水圧が高いのです、普通のほかの地域であれば住民だけでもやれる水圧なので。   その点、課長ひとつ説明していただけますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) ただいま市長が申し上げましたような事情も含めて、そのような 訓練が村上地区では少なかったということでございましたので、これを機会に手法についてはいろい ろご相談をさせていただきたいと思いますが、訓練に入れて、いざというときに対応ができるように 努めていきたいと。消防団のほうとも十分協議をさせて、慎重な取り扱いをお願いしなければなりま せんので、そういったところのPRも含めて取り組んでいきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 意識づけとしてはすごくよかったということを1つ申しておきたいと思いま す。   次に、外国語教育についてですが、外国語活動まだまだ賛否がいろいろあるように聞いておりま す。母国語の国語を充実させたほうがいいという人もいますし、私はきっかけづくりのためには必要 だし、学びたいという環境づくりは大切、支援体制を整えるべきだと考えますけれども、先ほどの教 育長の答弁で市で雇用しているということなのですが、ALTの派遣の流れを学校教育課長に少し教 えていただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) ALTにつきましては、当市におきましては6名お願いして いるところでありますし、派遣のその順序といいますか、これにつきましては県の国際課を通じまし て、財団法人国際化協会というものがございますが、ここにお願いして人的なものを派遣していただ いておる状況でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 県の国際課ということですが、その上になりますと総務省とか外務省、文部 科学省と財団法人自治体国際化協会というものが協力して語学指導等を行う外国青年招致事業という JETプログラムと言うのでしょうか、これによって派遣されていると思うのですけれども、ではこ の6名のALTですが、どんな形で村上市に来るのかをちょっと教えていただきたいのです。例えば ALTの方がこういう村上市を希望するとか、県の中でも国際課を通じてということですが、どんな ふうな割り振りにするのか、その辺のところを教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 人員の割り振りの方法等についてでございますが、これは1 つにはご本人のここに行きたいというような希望を最優先をしているようでございます。今回おいで 願った方につきましても、かなり日本語堪能な方もございますし、中にはレスリングをしていたとい うようなことで、新潟はレスリングが強いから希望したというようなことでおっしゃっている方もご ざいました。そんなようなことで、ご当人の希望を第一に考えながら派遣をしていただいているよう でございます。   なお、これにつきましては、私どものほうでこんな方というようなことを一応お願いをするので すけれども、それらはなかなか満たされないといいますか、向こうのほうで人選するような関係で、 なかなか希望に合った方に来ていただくというのは難しいようでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それから、6月の定例会の一般会計の補正で外国語指導助手招致経費として、 帰国の分も入っているのだというような説明があったと思うのですが、これ市の規則見ましたら、原 則1年契約だということなのですが、再契約も可能だというふうなことで書いてありました。1年で かわるよりは2年、3年いてくださったほうが子供たちもなれますし、そんなふうな形でいいと思う のですが、この帰られた5名の方は何年いた方なのでしょうか、帰られたALTの5名の方。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) ALTの任期につきましては、一応1年であります。それで、 最近までは最長が3年でございましたが、それが改正になりまして、今現在は5年まで可能というこ とでございます。   それで、先般交代されましたALTの方々につきましては、残念ながら長い方で2年、当然短い 方で1年でございました。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) その辺のところの村上市の待遇というのでしょうか、ALTの方に対して、 それは結構見劣りしないのですか。見劣りするから1年で帰ってしまうなどということはあるのでし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) ALTの方の報酬、待遇につきましては、これは全国一律で ございます。月30万を下回らないということでございますし、なおアパート代等につきましても当村 上市では半額助成してございます。そんなようなことで、決してほかの都市に比べて低いというよう なことはございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 新潟県のALTの数を調べてみたのですが、平成21年度は72名ということで ございました。そのうち6名が村上市ということなのですが、富山県は人口、ちょっと子供の数まで つかめなかったのですが、人口だけでいくと富山県は110万人で81名のALT、石川県は117万人の人 口で90名のALT、福井県は81万人の人口で90人のALT、各県によって考え方が違うのかもしれま せんけれども、この6名のALTというのはどのようにまず人数を決めているのか、この辺をお伺い します。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) ALTの人数につきましては、合併前の旧市町村でお願いし ていた人数でございます。それで、これらにつきましては、村上市につきましてはご承知のように中 学校の数が多いというようなことで2名でありますし、ほか地区につきましては1名でございます。 ALTについては、主に中学校をメインにして活動をお願いする部分でありますし、また週1回程度 でございますけれども、各小学校のほうに行って高学年の5、6年生の外国語活動の助手等について もお願いしているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 村上地区が2名ということなのですが、各地区が1名ということですが、現 場のほうではもっと欲しいという声はあるのでしょうか。6名が予算的な部分とかでぎりぎりだから ということで6名なのでしょうか。現場の声はどうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 学校の声はどうかということでございますが、当然いっぱい いれば、特に人数よりも質的なものが、要するに長くいてもらって子供たちが好きだというのが一番 大事かなということで、今現在学校のほうからALTをもっとふやしてもらいたいというふうな要望 は聞いてございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) このさっきのJETプログラムですか、これは市で契約しておるということ であれば、具体的な配置と活用については事業主体である市長が自主的に定めるというふうな形で書 いてあると思います。現場の要望がないと言えば、ちょっと6名でいいのかなと思うのですが、小学 校の英語が始まっていますよね。英語の教員免許を持つ小学校教諭は、文部省の調べでは3%だと。 全国都道府県教育長協議会の調査で公立小学校教員の8割以上が外国人講師などの援助なしに単独で 教えることに不安を感じていると、これは8月くらいの調査なのですが。こういうものが出ていまし た。   それで、私も市長にもっと充実すべきではないかと質問するつもりだったのですが、緊急雇用と いうことで国のほうで3名、9月からですか、入ることになったと。大変いいことだなと思うのです けれども、この辺3名が入ることによる学校の反応というものは聞いていますか。6名から3名ふえ るわけですよね。いかがでしょうか、課長。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 今回の緊急雇用創出事業で小学校のほうに3名配置をさせて いただきました。当然先ほど申し上げましたように、ALTにつきましてはメインが中学校というよ うなことで、小学校については全部の授業に出ることができません。それで、今3名を配置させてい ただきまして、小学校のほうからは残ったといいますか、全部の授業で英語が堪能な指導員の方とい いますか、この方々にお願いできるというようなことで、大変助かっているというようなことでお聞 きをしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 先ほどの答弁で教育長から小学校専任の人もぜひ来年度も考えていきたいと いうことがありますけれども、緊急雇用が切れますと市単独の予算をつけたりとかいろんな形になる と思うのですが、市長は来年度以降もやはりつけたらいいと思いますでしょうか、どうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今3名配置されましたので、その結果等を見て、そして学校現場から意見等 を聞いて、教育委員会と十分に話し合っていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) その結果、どうしても欲しいと、3名、5名も欲しいのだというようなこと も出てくるかもしれません。学校現場とか教育委員会からそういうものが出てきたときに市長はどん なふうな対応されますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) できればこういう制度を急場しのぎではなくて、継続してやっていくように 県並びに国に要望してまいりたいと思っておりますし、またそれがかなわなかった場合においても、 それはいないよりはいたほうがいいのです、財政が伴えば。だから、その点を十分に、どのくらいの 効果があるのか、また学校現場で本当に必要としているのか。必要としているのであれば、単独費で もやっぱり私はやるべきではないかと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひよろしくお願いします。その辺のところよく現場を聞いてください。   それから、2つの提案がやはりあります。1つは、小学校と中学校の、最初の質問にもあったの ですが、ばらつきがあったということで、小学校と中学校の英語の授業の連携をさせるという部分も 少し小学校の部分は入ってくるのかなと。これからきっと来年度ぐらいにモデル事業のようなものが 出てくるのではないかなと私は思っているのです。そのときに今の教員の方にやりなさいと言っても なかなか難しい部分もあるかもしれません。教員の加配なんかもそういうモデルケースですと出てく るかもしれません。この辺のところ、小中の英語の、例えば中学校の先生が小学校に行く、小学校の 先生が中学校に来て一緒にやりながら覚えて、それを小学校に持ち帰る。〔質問時間5分前の予告ブ ザーあり〕そういうふうな取り組みがあったらいいのかなと思うのですけれども、提案したいなと思 うのですけれども、教育部長、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 今のご提案でありますけれども、限られた人員の配置で学校が動いてお りますので、例えば小学校と中学校の兼務というふうなことは、現在の人員の配置では難しいという ふうなところであります。   ただ、現在の人員の配置でというふうなところでありますけれども、今現在保内小学校がこの英 語活動、外国語活動の、特にこれ英語ノートというふうな教材ですけれども、これを有効に活用した 指導の方法というふうなことで先行的に研究をしております。この保内小学校につきましては、非常 勤の講師ですけれども、1名加配をいただきまして、人員のゆとりのある中で研究を進めているとい うふうなことがあります。それをまた市内の学校に広めていくというふうなことで本格実施に向けて 動いていきたいと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それと、もう一つ教育部長にお伺いしますが、ほかの地域ですと大学とか学 との連携がいろいろ出てきていると思います。例えばこの地域少し大学遠いですけれども、その辺産 学官の学との連携のようなもの、例えば9月は結構学生まだ休みですよね。短期でもいいので、その 辺有効に使うような取り組みもやったらどうかという提案をしたいのですが、教育部長、いかがでし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 貴重なご提案だと思っております。実施していく上ではさまざまクリア していかなければならない部分がたくさんあると思いますので、一つ一つ解決しながら、有効に地域 の人材を活用していくような体制をつくり上げていきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それと、ALTの方の感想が出ているのですけれども、CDデッキのかわり をやらされたとの思いがあるとか、その方の感じ方だと思うのですけれども、やはり担任の教師の方 とうまく連携しながらやっていくというのが一番大事だと思います。今9月かわったばかりですよね。 今どういう方が来られたのかは私は詳しくわかりませんが、多分温度差というか個人差があると思い ます、その配置された場所によって。ですから、その辺のところを十分詰めていく。教育委員会とし ても、地域によって差がないようにきっちりと見ていくというのが大事だと思うのですが、教育長、 いかがでしょう、すみません。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 今一連の関係につきましては、部長、担当課長から話ありました。   今まで1年で、朝日の方は2年いらっしゃったのですが、あと1年で帰られるというようなこと で、非常に有能な人材を持った人にいてほしいと言っても、やっぱり1年で帰られるケースが余計で す。今回お見えになった方もカナダの方1名で、あとはアメリカの方でありますけれども、それぞれ 個性のある皆さんでいらっしゃいます。   ただ、さっき話あったJETの関係でありますけれども、人を選べないというのでしょうか、要 望してもなかなかそういうものがないというようなこともありますし、今回の緊急雇用の関係で日本 人の皆さんは6カ月間のわずか3名でありましたけれども、公募したら、非常に有能な方々がいらっ しゃると。アメリカのいわゆる滞在された方あるいは塾の講師の方、いろんな方応募されてください ました。その辺をとらえながら、今後ALT。ただ、さっき言ったネーティブ・スピーカー、要は外 国人の方、母国語の人というものもありますけれども、今後やっぱり補助だけでなくて、ALTも含 めてそういう人材といいますか、対応に当たる方を検討していきたいと、そんな今考え持っています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 最後に、電子黒板買えるようになりましたよね、国のほうからで。この辺英 語にもうまく生かせると思うのですが、教育部長、最後にいかがでしょうか。こういうもの有効に生 かせそうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) この英語ノートには、電子版というものもありまして、それを各学校で その電子黒板と併用しながら有効に使うことで、やっぱり視覚に訴えるとか、それから子供たちが実 際に参加する〔質問時間終了のブザーあり〕、活動する場面をふやすというふうなことで有効に活用 していけるものと考えています。 〇8番(小杉和也君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時56分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) ここで消防長から発言を求められておりますので、これを許します。   消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) 午前中の小杉議員さんから昨日の塩町の火災の際に同報無線で塩町中央と いうふうに流れたけれども、どういうことなのかということでございますが、本部で確認しました。   この同報無線の場合、できる限り町内には1つということで原則にしております。広い町内の場 合には複数の、いわゆる目標となるランドマークと言いますが、を使用すると。ただし、その場合で あっても、事業所名というものは使わない、町名、集落名を基本とすると。公の建物、建築物につい ては、ランドマークとして入れようというふうなことでございます。例えば公民館とか学校とか保育 園とかというものは使おうということになっております。   塩町の場合は、一応市との協定では、消防本部周辺、北線のエリア、それから中央というこの3 つで表現するということになっておりまして、きのうの火災の周辺については中央という表現をする ということであらかじめセットしてあります、機械の中で。それで中央というふうに流させていただ いたということでございます。   もちろん私ども消防職員、それから消防団の幹部の方、団長さん、班長さんには電話等で連絡す るわけでございますので、どこどこの何々様周辺から火災ですよということで、具体的になるべくそ ういう方々には連絡をしているということは当然でございますので、そういうことで一般の市民には そういうランドマークの表現のみにとどめさせていただいているということでご了承いただきたいと 思います。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの説明でご了承願います。   最後に、1番、板垣千代子さんの一般質問を許します。   板垣千代子さん。           〔1番 板垣千代子君登壇〕 〇1番(板垣千代子君) 公明党の板垣千代子でございます。議長のお許しをいただきましたので、 第3回定例会最後の一般質問をさせていただきます。私の質問は3項目となっております。   1、村上市の不妊治療支援について。不妊治療は、身体的負担、金銭的負担が大きく、続けてい くのに難しい問題が多くあります。しかし、行政としては、少子対策の一環として支援を行っていく べきと考えます。   2、村上市の自主防災について。ことし3月8日防災セミナーが開催されていますが、この大き な村上市の市民の皆様の命と財産を守るため、大きな力となる自主防災、地震、火災、風水害などい ざというときの自主防災が大きな力を発揮できるようどのように取り組んでいますか。   3、AEDの講習について。昨年と同様に実施していますか。   以上、答弁の後再質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、板垣議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、不妊治療の支援について、少子化対策の一環として支援を行っていくべきでは とのお尋ねについてでございますが、少子化問題は、本市のみならず、国全体の大きな課題でありま す。本市の出生数は、平成15年533人が平成20年には395人と急激に減少しております。村上管内の合 計特殊出生率は1.57人で、国の1.34人と比較すれば高くなっております。   新潟県は、平成16年度から特定不妊治療費助成事業を実施しております。県内では、現在31市町 村中18市町村が新潟県の助成額に上乗せした額を単独で助成している現状であります。   本市では、県の助成事業申請をした件数は、平成18年7件、19年14件、20年17件であります。実 際に不妊症に悩むご夫婦の状況は把握できていない現状でありますが、少子化対策は重要な課題でも ありますので、前向きに検討をしてまいりたいと考えております。   次に2項目め、自主防災についてのお尋ねでございますが、災害から住民の生命、身体及び財産 を守るためには、行政や関係機関の防災対策だけでなく、住民や事業所なども加わった地域ぐるみの 防災体制を確立することが大変重要となってきております。特に大規模な地震の発生時には、道路、 橋梁は損壊し、電話、電気、ガス、水道等のライフラインが寸断され、行政をはじめ防災機関の活動 は著しく制限され、十分な応急活動ができないことも予想されます。このような状況においては、住 民の自主的な防災活動が最も効果的であることは、阪神・淡路大震災や中越地震などの例でも明らか になったところであります。また、個々のばらばらの活動よりも組織として集約された活動のほうが はるかに有効的かつ効果的であることから、自主防災組織の必要性が生じてくることでありまして、 地域住民がお互いに助け合い、一緒に活動することがひいては被害の軽減につながるものと考えてお りますので、議員におかれましても自主防災組織の立ち上げにご尽力をお願いするものであります。   さきに板垣議員、小杉議員からも自主防災についてのお尋ねがございましたが、住民一人一人が みずからの命はみずから守る、そして自分たちの地域は自分たちが守るといった意識と行動が必要で あり、ふだんから災害に対する認識を持ち、いざというときには落ちついた行動をとられるよう日々 の訓練の積み重ねに加え、家庭では避難経路、避難場所の確認や家具の転倒防止の措置、非常持ち出 し品のチェックなど家族で非常時に備えた対応も大変大事なことであります。   このようなことから本市におきましては、総合防災訓練の実施、防災講座や防災セミナーの開催 などを通じ、住民の防災に対する意識改革を促すことにもさらに努めてまいりますし、いざというと きには自主防災組織の活動が大きな力となりますので、結成についてご理解いただけるよう今後とも 努力してまいりたいと考えております。   次に3項目め、AEDの講習について、昨年と同様に実施しているかとのお尋ねについてでござ いますが、基本的にはAEDの講習については、設置してある各種施設の管理者のもとで当該施設職 員に対し適時に実施するのが適当と考えております。   ことしの実施状況について申し上げますと、昨年に引き続き保育士、学童保育所指導員、ヘル パーなどを対象として、AED講習も含め、6月に5回に分けて救急法の研修会を開き、臨時職員も 含め82人が参加したほか、あかまつ荘やゆきわり荘などの高齢者福祉施設においても、既に受講済み もしくは予定しております。また、市内各学校での状況でありますが、小学校では既に夏休み前にP TAと教職員合同で行うなど全校で行ったほか、中学校では夏休み前の実施が4校、10月ころに予定 しているのが4校であります。事務職の職員に対しましては、秋ごろの開催を予定しております。今 後とも講習会の開催に努めてまいりたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ご答弁ありがとうございました。   それでは、1項目めの村上市の不妊治療支援についてお伺いいたします。不妊治療は、経済的な 負担が大きいこと、精神的にも追い詰められているケースが多く、メンタル面でのケアが必要なこと など切実な声を伺い、支援の必要性を痛感いたしました。なぜなら、社会通念的に赤ちゃんができな いと女性のほうに異常があるように言われたり、見られたりされてしまうことと、また不妊に悩む夫 婦は10組に1組と言われるほどです。総額が100万円を超える夫婦が全体の4割を占めているとも聞 いています。2009年度国の補正予算では、1回分の助成額が10万円から15万円に増額、通算5年間利 用をした場合、最大100万円から150万円へと増額されることになりますが、これの助成はあくまで特 定不妊治療に要する費用であり、凍結された精子、卵子、受精胚の管理費、入院費、食事代、文書代、 消費税は対象外なのです。病院も新潟県特定不妊治療費助成事業実施医療機関は、新潟まで行かなく てはなりません。県指定で6カ所、新潟市指定で7カ所と聞いております。少子化の一環としての支 援はどのように考えていらっしゃいますか、お伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 現状について、今詳しく板垣議員からお話がございましたので、私も認識を 新たにしたところでございますので、先ほども答弁をさせていただきましたように、これから検討を させていただくということでお願いをしたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 保健医療課長、お願いいたします。   新潟県の特定指定の病院についてですが、私がただいま申し上げた数でよろしいでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) それで。13医療機関ということになっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 市役所のほうにこの件について市民の方から説明を伺いに来たときには、 病院はどの病院を指定されるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 特に私どものほうで指定するということはございません。 まず、不妊の方の場合は、市内の産婦人科とか産科のほうに行かれると思います、ご相談に。そして、 産科のほうからこの制度のことを紹介されるということになるかと思います。   本当にこの近くに利用できる病院がございませんで、新潟市のほうまで行っていただかなければ いけないことになると思いますので、その病院を13病院をお示しして、行こうと思うところを選んで いただくことになると思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 市役所に来ることも恥ずかしいという思いでご婦人の方はいらっしゃると 思いますけれども、そのご相談を受けるときにはどのような形で受けていらっしゃるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) どちらかというと市役所においでになる場合は、妊娠し たということで来る方が多くて、不妊ということでご相談に来る方というのは比較的少ないというふ うに思います。   私どもが相談受ける場合というのは、どちらかといえば地域を回っている保健師が個人的に相談 を受けて、そしてこういう制度について説明するということが多いですし、医療機関のほうで説明を されるということが多いというふうに思っています。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 医療機関または保健師さんの方にご相談をされると。それで、18、19、20 年度の説明が今ありましたけれども、不妊の方でも妊娠されてお子さんをいただいているというか、 抱くことができているということになっているのですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) この体外受精とか顕微授精でございますが、成功率が余 り高くございません。人によってさまざまのあれがありますけれども、5%から最大で15%の成功率 ということになっていまして、何回もそれを繰り返しても妊娠に至らないという方が大変多い。それ から、妊娠したと思っても流産とか早産をする方が多いという状況でございますので、試みたけれど も残念ながらという場合も多いですので、その場合のケアも必要だろうというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ただいま課長がおっしゃったように、メンタル面でこれからの活動が多く なっていったほうがよろしいのではないかと。本当に子供さんを欲しいのです。私の知り合いにもそ ういう方がいらっしゃいますけれども、治療は本当に大変で、それでも子供が欲しいということで、 何年も新潟のほうに通っていらっしゃるという方もいらっしゃいますし、その中で成功したと、赤ち ゃんを産むことができたという方の話なんかもまずいただけるような相談室みたいな、なかなか妊娠 できない方に対して体験談みたいなことが話ができるような場所が必要ではないかというふうに考え ますが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 今相談室というお話もありましたけれども、まず大変微 妙なデリケートな部分でございますので、やっぱり地域を回っている保健師のほうでどちらかといえ ば個別的に家庭訪問をするとか相談場所を決めるなどしてじっくりお話をお聞きするというような場 面をふやして、ずっとそれからも長く寄り添ってご相談を受けていくような体制にしていければとい うふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。   先ほども申し上げましたように、不妊治療には大変なお金と時間と、お勤めなさっている方であ れば仕事を休みがちになってしまうということになっております。そういう面で、市長、ただいま前 向きに考えていくというご答弁をいただきましたが、何としても苦しんでいる女性のために、いつか ではなく、いつまでというような形でご答弁いただければと思いますが、よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今課長からお話ありましたように、部局内、保健師も含めまして、今の現状 等を把握いたしまして、それから検討に入りたいと、そのように。来年の予算につけるとか、そうい うことも含めて検討してまいりたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。   市長のその言葉で力をいただけるご婦人の方が多いのではないかと思います。ぜひこれから予算 のほうにつけていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。   続きまして、2項目めでございます。2項目めは、村上の自主防災についてお伺いいたします。 小杉議員とちょっと重なるところが多くなるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。   きのうは、未明の4時27分に塩町で建物火災が発生いたしました。全焼でしたが、けが人がなく、 幸いでした。消防署員はもちろんのこと、消防団の皆さんがたくさん出動されて、消火に尽力をされ ておりました。その中には本間議員もはっぴ姿で出動されていらっしゃいました。午後からは防災訓 練を行い、きのうは本当に自主防災を考える日となりました。   自主防災は、まずは自分の命を守り、家族の命を守り、近隣、隣の人の命を守ることから始まる ものと思います。先日各支所の取り組みについていろいろ伺ってまいりました。各支所の中でも「あ あ、すごいな」と思われる点がありましたので、その点についてお話をさせていただき、また各支所 の支所長にこれからの自主防災に対して取り組みを聞いていきたいと思いますので、よろしくお願い いたします。   まず最初に、荒川地区は31集落があるとお聞きいたしました。自主防災の数は26、パーセンテー ジにしまして83.9%というふうにお聞きいたしました。今そのお話を聞いたときにも、「いや、これ から入る集落が何件かあるので、もうすぐ自主防災は100%になります」というお話も伺ってまいり ました。また、その点について、荒川支所の支所長にこれからどのような対策をとっていかれるか、 お伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(平野俊之君) 荒川支所でございます。   今の議員のほうからお話、ご紹介あったように今26ございます。近々もう一つふえそうでござい ますので、27に近々なるのかなというふうに期待をしております。目標とすれば、やはり100%の組 織率を目指しております。   そうした中で、今後の自主防災組織の取り組みでありますが、やはりその地域の高齢者の方々、 ひとり暮らし高齢者、それから高齢者のみの世帯等々があるわけでございますので、こういう世帯の 方々の避難の手助けといいますか、これらがまた一番重要になってくるのだろうというふうに思って おります。そうした中で、今個人リストといいますか、これらの皆様方の個人リストの調査をしてい るような状況であります。こういったデータがまとまり次第各防災組織のほうにリストを提供し、ま たこういった家庭への担当を決めていただいて、平常時の安否の確認もございますでしょう、または 有事の際の避難の手助けということが今後の目標であろうというふうに思っております。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。   続きまして、神林地区なのですが、神林地区は40集落があるというふうにお伺いしております。 自主防災に関しては18集落、45%ということで、立ち上げたばかりですので、これからどんどんふえ ていくものと思います。   でも、神林のよいところ、すごいところというのは、消防団員は100%だというふうにお聞きし てきました。その消防団100%のことについてお伺いできればと思います。   それで、今ほど荒川支所の支所長に話していただきました。これからどういう取り組みをしてい くかということもお願いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 神林支所長。 〇神林支所長(田村 豊君) まず、自主防災組織のほうからお答え申し上げますけれども、板垣議 員がうちの支所にお見えになったときは18カ所ということで間違いございません。つい二、三日前に 2集落また立ち上げまして、現在のところ20集落であります。半分であります。21年度中にあと5集 落くらいつくりたいというお話ございますので、もう5つくらい年度内に結成されるのかなと、こん なふうに思っております。   なお、組織、40集落、残りの20集落につきましては、先ほど小杉議員の質問の中で市長が申し上 げておりましたけれども、何年までにつくるということでなくて、市長は任期中に100%というお話 でしたけれども、神林におきましても100%、市長の任期中とは申しませんけれども、その前にでも できましたら結成したいと。対応としては、もう各地区の区長さんに事あるごとにここの集落も例え ばできましたとかこの地区もできましたとかということでひとつ結成をお願いしますということでそ の都度お願いしておりますので、早目の100%になるのかなとは私は思っております。   それから、消防団員の100%ということなのですけれども、これは定員に対する100%でございま して、各地区とも恐らく100%になっているのかなとは思っておりますけれども、やはり団員数を確 保するというのは各地区とも苦慮しているところかもしれませんけれども、神林におきましてもなか なか団員を確保するのには苦慮しているところであります。   ただ、これも皆さんの努力といいましょうか、先輩消防団の皆さんにご協力いただいて、新陳代 謝をよくするとかということで、若い団員が結構神林にはおりますけれども、今後ともそういうこと で、日中の不在の団員も多うございますけれども、その点は自主防災組織でまたカバーするとかいろ いろな方法もあると思いますけれども、定員内の消防団員の確保は常に100%にしたいと、そんなふ うに考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。   続きまして、朝日地区のほうなのですけれども、朝日地区は46集落、自主防災のほうは18集落と いうことになっております。38.3%ですか。   でも、本当に1集落だと思うのですけれども、もう何十年になりますか、その集落では夜番など という言い方をされていましたけれども、火の用心の夜回り、これを続けているところがあるという ことを聞きまして、本当にすばらしいなというふうに感じました。その点も含めながら、これからの 朝日地区のことをお話しいただければと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(佐藤健吉君) それでは、ただいまの質問にお答えいたします。   まず最初に、今言われました夜番という件でございますけれども、40集落のうち、1集落戸数10 0戸の集落でございますけれども、明治の終わりか大正の初めころから毎日集落内を夜番棒という棒 を、じゃらじゃら音する棒を引きながら巡回していると。昔は、夜12時ころ回っていたのだそうです が、今は夜10時に回るということの決め事でございます。これは、消防団と一体になりまして、100 戸の集落で高齢世帯を除きまして、夜集落内を巡回できない世帯を除きまして、残りの集落で3戸1 つの塊になってその当番の家に集まって、10時になると集落内の夜警をやるという集落がございます。 これは、伝統的に大正の初めかそのころからやっているという集落で、非常に防災に対する意識は持 っている集落でございまして、消防団等の結束も特に図られていると、集落で。朝日ではモデル的な 集落でございます。   それから、自主防災組織のほうでございますけれども、今ほど議員のほうからお話ありましたよ うに46集落中、朝日地域では18が設置されてございます。その後9月1日でもう1集落が設置をする ということで、設置されて19になるかと思います。それで、私が支所長ということで4月に拝命いた しましてから、これはやはり地域のことは地域で守らなければならないというようなことで、嘱託員 会議あるいは嘱託員協議会の総会等で嘱託員の皆さんに強く訴えまして、集落のほうに職員が説明会 に入っているというところが6つぐらいございます。それらがあって8月に1つできて18、それから 9月1日に1つ立ち上げて19ということでございますし、説明会に入った集落あるいは現在規約を作 成中という集落もございますので、すべて年度内に100%にしていただきたいということで説明はし てございます。   ただ、それを立ち上げるには、規約を作成したり、組織図をつくったり、いろいろな事務的なこ ともございますので、集落から来ている市の職員を活用してそれらを100%にしていただきたいとい うことでお願いをしてございます。   ご存じのとおり朝日地域は中山間地域ございますので、災害あった場合に孤立する集落だろうと 予想される集落が9集落ございます。その集落については、年度内に必ず設置をしていただきたいと いうことで、これも強く要望しているところでございます。   ただ、設置するにはそれなりの、市の要綱上初年度は2分の1の5万円の助成がいただける、次 年度以降2分の1の2万円の助成がいただけるということで、残りの2分の1、初年度5万円をやは り集落の予算化をしなければならないというようなことで、できれば新年度予算にそれらを盛り込ん で、なるべく早く設置をしたいという集落もございますので、その辺を話し合いをしながら早期に設 置をしていきたいということで、地域のやはり防災は地域で守りたいということで進めたいと思いま す。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。   続きまして、山北地区でございます。山北地区は48集落、自主防災のほうでは9集落、18%とな っております。山北のほうもすばらしいのですけれども、どの地域でも消防団の数がなかなか大変と いうことでありますけれども、この山北地区のほうでは独身の女性団員が2名いらっしゃるという新 しい風が吹いているのではないかなというふうなお話も聞いてまいりましたが、その点またよろしく お願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所長。 〇山北支所長(富樫昌平君) それでは、ただいまの質問にお答えいたします。   まず、自主防災組織の組織化の件ですが、山北地区、村上市管内では一番遅れているということ でありますが、集落の助け合い精神においてはどこにも負けないぐらいではあるのですけれども、実 際はごらんのとおり18%ということでありまして、総代連絡協議会とか総代さんが集まるような機会 においては、この自治防災組織の結成を呼びかけてはおるのですが、なかなか組織化に対していろん な手続関係とかそういったことが難しいようなところがあるというようなことなのですが、とにかく そういったことが組織化しなくてもまず十分自分たちの集落は自分たちで守っていくのだというそう いうまだ意識が強うございまして、この組織化に当たってはいろんな市の支援とかいろんなものがま たあるのだというようなことをPRしていかなければならないなと思っておりまして、今現在2つの 集落で自主防災組織を組織したいというような声が聞こえてきましたので、早速出向いて説明会など を開いて組織化に向けて今働きかけを行っているところであります。ほかの集落についても、今年度 中に全部の集落を回りながら何とか組織化していくように働きかけをしてまいりたいと思っておりま す。   それから、消防団の女性消防団員の件なのですが、今現在山北方面隊の消防団員として女性団員 2人おります。20代1人、それから30代の前半が1人ということであります。この消防団員の確保に つきましては、本団、村上市消防団の方針でもありますし、特に山北方面隊では本部づきの団員とい うようなことで、後方支援のほう、予防消防活動ですか、そういったところに活躍していただくよう な配慮ですか、そういった取り組みを行っているところであります。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。   それでは、村上地区のほうは114町内があると聞いております。その中で自主防災に入っている 町内が60ということで、パーセンテージにしますと52.4になりますか。これから取り組んでいくとい うことに関しては、先ほど荒川地区の支所長がお話しになったような高齢者ですとか介護していただ いている老人世帯ですとかひとり暮らしの世帯に対してのサポートガードを作成中だというふうにお 伺いしておりますが、その点も含めながらお話しいただければと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 村上地区につきましては、旧5市町村の中でも先駆けて自主防災 組織に積極的に取り組んできたと伺ってございます。組織の数については、現在議員がおっしゃった とおりでございます。各区長さんも非常に熱心な方が多くて、防災講座なども要請もございますので、 積極的に担当職員に出向いていただいて啓発に努めているところでございます。   ただいま避難の荒川の支所のほうからございました要援護者の避難についてのお話でございます が、これにつきましては全市挙げての取り組みでございまして、福祉部局と防災担当部局で協力して 現在その要援護者のリストづくりを進めているところでございます。個別の災害時見守りカードとい うものをつくりまして、いわゆる自力で避難ができない方につきまして支援をしていただく方を地域 でご相談いただいて、そして推薦をしていただいてカードをつくっていくというような仕組みでござ いますので、今これは全市挙げてその組織づくり、体制づくりを進めているというところでございま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。   どの地区についても、支所長が先頭に立って本当に頑張っていらっしゃるな、もっともっと安全 を重視した軸にしていこうという取り組みが感じられます。   今ほど課長からお話ありましたけれども、災害が発生したとき、障害者、ひとり暮らしの高齢者、 病人など災害弱者対策ということに関して重きを置いていかなければいけないのではないかというふ うに感じております。また、この人たちは、防災対策をしたくても自分の力ではどうにもならないと いうことが見受けられます。この点につきましても、体が弱い方ですと寝室にほとんどいらっしゃる というようなことも考えられますので、家具については、たんすですとか洋服だんす、背の高いもの に関しては突っ張り棒を勧める、また2つに分かれるたんすであれば2つに分けるということ、人力 的な手配も必要なのですけれども、その点に留意されて、安心して、何があっても自分のところには この人が来てくれるという安心感を高齢者、障害者の方に持ってただけるような施策も強く進めてい っていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 続きまして、学校のほうについてお伺いしたいと思います。   1つは、防災訓練は年に何回されているのか。また、訓練の内容、いろんな火事ですとか地震で すとか変質者が学校に入ってきたですとかさまざまなケースがあると思いますが、その点についてお 伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) それでは、お尋ねの学校の危機管理については、部長のほうから答弁させ ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) お尋ねの件でありますけれども、まずこの平成21年の4月から従来の学 校保健法が学校保健安全法というふうに法令の名前が変更になり、それに伴いまして各学校には総合 的な安全計画等を設置して、それに基づいて危機管理マニュアルを設けるとか、それから防災訓練、 避難訓練を定期的に、計画的に行うというふうなことで学校のほうも動いております。市内の学校は、 その計画、マニュアルに基づきまして、基本的に管内の学校年度内に3回程度、それも火災を想定し たもの、それから地震を想定したもの、そして今現在学校に不審者が侵入したことを想定したものと いうふうなことで計画的に、そして児童生徒の発達段階に応じた形で実際やっているというふうなの が現状であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。   きのう防災訓練行われましたけれども、私が出席した防災訓練、集落の防災訓練には子供たちと いうのが本当に少なかったのです。学校の避難訓練は定期的にやっていらっしゃいますし、地域の防 災訓練というと年に1回だけなのです。学校のほうにこんなことをお願いしていいのかどうかわかり ませんけれども、その地域の防災訓練の日にも何とか子供たちに「あしたは防災訓練あるからみんな も行くのだよ」ぐらいな言葉をかけていただければ、もう少し子供たち素直ですから集まってくれる のではないかなというふうに思いましたので、ぜひご協力のほうをよろしくお願いいたします。   ちょっとあれですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん、その持ち込みちょっと議長の許可をしておりませんので。 〇1番(板垣千代子君) 申しわけありません。 〇議長(佐藤宮吉君) 持ち込む場合は、許可をとってください。 〇1番(板垣千代子君) 申しわけありません、黙って持ち込んでしまいましたけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) どうぞ。 〇1番(板垣千代子君) 他の市のほうでこういう防災ずきんを小学校1年生のときに買っていただ くのだそうです。ただではないです。これ小学校1年だとすごく大きく感じますけれども、大人がか ぶっても大丈夫なのです、大きさ的には。村上市ではないと、配っていないと。配っていないという か、買ってもらっていないというお話でしたので、ぜひ災害というものはいつ、どこで起きるかわか りませんし、子供たち学校にいる時間というのが大変長いですので、こういうずきん、防災ずきんを これから用意していただければというふうに考えております。   それで、これはお母さんの手づくり、皆さん学校のほうでこれを買っていただくのですけれども、 いすの後ろにひっかけておくのだそうです、みんなマジックテープで。それでいすのところにひっか けておいて、いつでも取り出せるように、全部マジックテープです。ですから、1年生でも取り扱い が楽というような形で。買ってもらって、このカバーはお母さん方に、おうちの方につくっていただ いているということで、これはもう一生物になるので、ぜひ学校、小学校1年生から学校のほうに備 えておいていただきたいということをお願いしたいのですけれども、教育長、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 今議員から現物をお示しいただきながら、ご指摘いただいたり、ご指導い ただいておりますので、検討をさせていただきます。   その前に〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕状況について、学校教育課長のほうから答弁させ ますので。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) ただいまの防災ずきん、前に板垣議員さんに私も見せていた だきまして、非常に袋も手づくり、それもお母さんの手づくりということで大変いいのかなというこ とでありますが、ではその後どこで使用しているかというようなことで私ちょっと調べさせていただ きました。東京都はほとんどの学校で使用しているということでありますし、あと千葉県、埼玉、そ の近隣あたりで一部の学校で配布をしているというような状況だそうでございます。   ただいま教育長申し上げましたように、そういうふうな話、また校長会等でも紹介しながら検討 していければなというようなことで考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。   ぜひ取り入れていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。   それでは、3項目めのAEDの講習についてですが、市長の答弁のほうで職員の講習については お伺いさせていただきました。では、市民の方の数については、消防長お願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) 初日の長谷川議員さんの質問に対しても同じような内容があったかと思う のですが、昨年消防本部で実施したAEDの講習を含む応急手当て講習会の実績は111件で、受講者 は3,814名でございました。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。   私の一般質問は以上とさせていただきます。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで板垣千代子さんの一般質問を終わります。   以上で今定例会の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   なお、明日から各常任委員会が開催されますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでした。           午後 1時50分  散 会