平成21年村上市議会第2回定例会会議録(第5号) 〇議事日程 第5号 平成21年6月16日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(28名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   小  田  信  人  君    22番   相  馬  エ  イ  君   23番   大  滝  国  吉  君    24番   瀬  賀  秀  雄  君   25番   小  野  七 五 三  君    26番   石  嶋  修  平  君   27番   大  滝  久  志  君    28番   山  田     勉  君   29番   板  垣  一  徳  君    30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(2名)   16番   姫  路     敏  君    21番   岩  倉  幸  治  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    佐   藤   昭   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        福祉保健部長     佐   藤   正   幸   君        福 祉 保 健 部                   斎   藤       勉   君        社会福祉課長        産業観光部長     増   子   太   平   君        産 業 観 光 部                   本   間   誠   一   君        農林水産課長        都市整備部長     五 十 嵐   孝   次   君        上下水道部長     渡   辺   成   一   君        会計管理者      吉   川       強   君        選管委書記長        監 査 委 員    板   垣       圭   君        事 務 局 長        農業委員会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    寺   社   四   男   君        教 育 部 長    平   山       浩   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        教  育  部                   百   武   勇   一   君        生涯学習課長        荒川支所長      平   野   俊   之   君        神林支所長      田   村       豊   君        朝日支所長      佐   藤   健   吉   君        山北支所長      富   樫   昌   平   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は28名です。欠席の届け出のある者2名です。定足数 に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、8番、小杉和也君、27番、大滝久志君を指名いた します。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   最初に、23番、大滝国吉君の一般質問を許します。   大滝国吉君。           〔23番 大滝国吉君登壇〕 〇23番(大滝国吉君) おはようございます。きょう1番目に議長のお許しをいただきましたので、 通告しておりました2項目について質問させていただきます。   まず最初に、森林整備事業についてであります。ご承知のとおり森林は、水源涵養、国土の保全、 地球温暖化の防止など多面的な機能の発揮を通じて私たちの生活に恩恵をもたらしております。また、 林業は森林の持続的な利用を経営の前提とする中で、森林の有する多面的な機能の発揮に重要な役割 を果たしており、さらに木材は生産可能な資源、炭素の貯蔵庫として役割を果たすなど環境に優しい 素材であります。その利用確保により、林業の発展や森林の多面的な機能の発揮に有するものであり ます。   このような中で、国民の森林に対するニーズは、安全で安心できる暮らし、ゆとり、安らぎ、健 康等を求めるようになっており、生物的多様性の保全、景観の保全、環境、教育の場や森林セラピー の協定等一層多様化しております。我々の生活と切り離すことのできない森林を適正に維持管理する ことは、森林の恵みを受けて現在を生きる私たちに課せられた責務であります。   しかし、森林を守り、保全している山村は、過疎化と高齢化が加速的に進み、また国内需要量の 約80%を占める外材の輸入により木材価格の下落もあり、なりわいとしての林業は衰退しているのが 現状であります。   一方、地球温暖化に対する国際的な危機感を背景に、平成17年2月に発効された地球温暖化防止 による京都議定書では、我が国は二酸化炭素を6%削減することが義務づけられております。そのう ち森林整備で3.8%を吸収し、削減することとしております。平成20年から平成24年の5カ年が京都 議定書の第1次約束期間となっており、その対策に取り組んでいるところでございます。   このようなことから、平成20年5月には間伐等促進法が成立されました。これまでは都道府県、 市町村、公社、森林組合といった公的主体でないと事業はできなかったのでありますが、市町村が作 成する特定間伐等促進計画に事業が位置づけられれば、民間の事業体が行う場合であっても公的事業 と位置づけられるようになりました。そのため、民間事業体の参加も可能となったわけでございます。   特定間伐促進計画の目標は、県で年間約7,000ヘクタールの計画があるようです。確かにその計 画により間伐による木材伐採は進んでいきます。しかし、その需要が少ないため、山主や林業者は大 変苦慮しております。県、市でも産材利用住宅建築奨励事業などを行っております。また、越後杉ブ ランド認証工場でもある新潟合板振興株式会社では、昨年工場を増築して木材の受け入れを年間2万 4,000立方と計画し、取り組みを行ったわけでありますが、予想以上に需要が伸びず、たびたびの生 産調整の中で受け入れ制限を行い、平成20年度は当初計画よりもはるかに下回る1万6,000立方しか 受け入れができませんでした。また、管内の事業製材業なども必死に努力をしておりますが、まだま だ需要が伸びないのが現状でございます。もっと木材の需要の拡大を国に働きかけ、林業の活性化を 図る考えはないか伺うものでございます。   また、市の特定間伐促進計画によれば、平成14年から18年度の実施計画では1,684ヘクタール、 年間約337ヘクタールの間伐であったものを平成24年までの5カ年で1,877ヘクタール、年間約375ヘ クタールにふやし事業を行う予定でもあります。また、平成21年度第1次補正で国の間伐及び路網整 備に対する定額助成が約800億計上されました。県の配分によると約26億くらい新潟県には来るので はないかとのことでした。今までも全県の約4割程度の助成がこの村上、岩船管内に来ているとのこ とです。ですから、大変多くの事業が見込まれるわけでございます。この事業を予定どおり目標を達 成するには、雇用の確保と作業道の整備を図りながら事業促進を図らなければならないと思いますが、 その対策についても伺うものでございます。   次に、市民協働によるまちづくりについてお伺いいたします。新市が誕生して1年が経過いたし ました。県内一広い面積となった新市には、約300近い集落、町内があり、それぞれその地域特有の 生活文化があり、その伝統文化を継承しながら、必死にその地域を守っております。   しかし、過疎化と少子高齢化はどんどん進んでおり、また限界集落等の対応も急いで進めなけれ ばならない状況でございます。このような状況の中で、この地域でなければできない特有の事業やイ ベントがさまざま開催されているのもご承知のとおりでございます。   私は、前回も申し上げましたが、まず地域間の交流を図りながら、新市にはどのような地域があ り、どのような伝統文化があるのかを認識した上で、それぞれの地域の特性を生かしたまちづくりが 必要と考えます。地域の町内会等の住民団体、ボランティア団体やNPOをはじめとした市民活動団 体が市民と行政のパートナーシップのもと、地域の特性を生かしたまちづくりを推進すると行政改革 大綱でも言っておられます。このことについて、急いで進めなければならないと思いますが、そのお 考えを伺います。   以上について市長に伺うものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。それでは、大滝議員の2項目のご質問につい て順次お答えをいたします。   最初に1項目め、森林整備事業についての1点目、県、市産材利用住宅建築奨励事業などを行っ ているが、国へも木材需要の促進に力を入れるよう働きかけて林業の活性化を図る考えはないかとの お尋ねについてでございますが、お説のとおり国では低炭素社会づくりに向けた森林の整備、活用と 林業、山村の再生を推進することを政策上の課題としており、先般これら施策の実現に向けて林野庁 関係予算2,537億円を追加補正する21年度補正予算が成立いたしました。追加予算の核となる事業は、 森林整備加速化、林業再生事業であります。   内容は、都道府県で基金を造成し、自治体や林業事業体、木材加工業者等幅広い関係者から成る 協議会を事業主体として、間伐の推進、間伐材の利用による林業再生の取り組みを支援するものであ ります。この事業には多彩なメニューが用意されており、地域産材利用促進に関し、木造公共施設整 備、地域材利用開発支援などの事業が実施可能となっております。今後は、県と協議の上、関係団体 と連絡を密にしながら、地域材利用促進による林業活性化のため、同事業導入に向けて積極的に取り 組みたいと考えております。   次に2点目、森林整備事業を今まで以上に促進するためには、雇用の確保と作業道の整備が必要 と思うが、その対策はとのお尋ねについてでございますが、昨年施行された間伐等の実施の促進に関 する特別措置法に基づき、本市でも特定間伐等促進計画を作成いたしました。これは、森林組合など の従来からの林業事業体はもとより、5戸以上の森林所有者から間伐等の受託を受けた者などの新た な事業体からの自主的な提案を基本としたものであり、同計画に基づく事業であれば新たな事業体に おいても森林組合などと同様に間伐、造林、間伐作業路整備などの補助事業の実施主体となり得るも のであります。先ほど大滝議員がおっしゃったとおりでございます。   現在のところ、市内では8事業体が新たな事業体として森林整備に参画しております。同計画で は、市内全域では5年間で約1,900ヘクタールの間伐を実施する見込みとなっており、この制度を契 機に、森林施業において新たな雇用が創出されるものと期待をいたしております。   間伐作業路整備につきましては、本市では国県補助事業と別枠で市補助金を交付いたしておりま す。また、平成14年度から旧朝日村、旧山北町で森林整備地域活動支援交付金事業を実施しており、 昨年度からは村上、神林、朝日、山北の4地区で同事業を実施しております。これは、市との協定に 基づく作業路の補修や施業区域の明確化などの間伐等の実施に必要な地域活動に対し、45年生以下の 人工林などの対象森林1ヘクタールにつき5,000円を交付し、支援するものであります。今後ともこ れら制度を活用した作業路整備を推進し、間伐コストの縮減による適切な森林整備の推進とともに、 林業従事者の雇用確保に努めたいと考えております。   いずれにいたしましても、森林、林業は環境を守るという面からもあるいは経済的な面からも、 雇用の面においても私たち地域の核となる産業であることは間違いありません。より一層の推進計画 を図ってまいりたいと考えております。   次に2項目め、市民協働によるまちづくりを急いで進めなければならないのではないかについて でございますが、市民協働のまちづくりは、これからの分権時代に合わせ、また各地域が持っている さまざまな歴史や文化を生かしながら、本市が将来にわたって魅力的で活力のある市となり、市民と 行政が対等な立場でお互いを理解し、尊重しながら、よりよいまちづくりを進めていくための大切な 手法であります。現在行財政改革推進プロジェクト内で制度整備や推進体制について検討を行ってお りますが、特色ある歴史、文化を持つ旧5市町村それぞれが魅力ある地域づくりを行っていくために も、画一的な進め方ではなく、本庁、支所それぞれに担当職員を配置し、各庁舎を地域活動の拠点と して、地域活動の活性化、市民活動団体の育成、その他さまざまな地域課題に対して、市民と行政と が互いに支え合いながら取り組んでいける体制を整えたいと考えております。これらを整理いたしま して、7月には行政改革大綱実施計画と市民協働のまちづくり指針を作成し、議員皆様にお示しして いく予定となっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) ありがとうございました。森林整備についてでございますけれども、今ほど 市長からるる説明がございました。私もそれなりに勉強いたしまして大体のことは把握しております が、先ほども私が申しましたけれども、今までも県全体の予算の約4割がこの管内に事業として盛り 込まれているということでございました。それは、この前地域振興課に行ったらそういう話をしてお りましたけれども、今までは3森林組合が主に事業主体ということでその事業を行っていたわけです が、その中でその3事業体では毎年大体4,000万くらいの繰り越しが行われていたと。事業はあった のですが、できなくて繰り越しされていたというふうな現状だったということでありました。   民間業者も今8事業体がその整備に加わってこの事業を進めていくわけですが、また前回よりも 間伐等でも1,600から1,900ヘクタールに大幅に拡大され、今また第1次補正でも私が申し上げたよう に拡大されております。そんな中で、この事業額に合ったその作業状態がなされるものかということ が一番私は危惧をしているのですが、その辺について市長はどのような考えを持っていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 前は森林組合のみということで、3森林組合でやっていたわけでございます が、今度は制度が変わりまして、先ほども申し上げました8事業体が認可申請をしたというようなこ とでございまして、では8事業体で1,900ヘクタールができるかどうかというようなお尋ねでござい ますが、それらについてはできるという見込みで恐らくやるのだと思いますので、私どももできる限 りの支援をしていきたいと、そのように考えております。   もしあれだったら部長から追加説明をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) それでは、今市長が答弁したとおりでございますけれども、8事業 体で5カ年分を分けてみますと約年間470くらいのヘクタールぐらいになるわけでございます。   それから、議員さっき質問した中に補正で800億つきましたと。新潟県にも26億程度、これは間 伐だけでなくて、林業関係について総体的に来るということで、新しい協議会を立ち上げながらこの 26億を消化していこうということで、これはやっぱり早い者勝ちみたいな言い方もされていますので、 早速振興局では今の23日にこの補正の説明会を開きながら、各種団体に周知しながら事業を補助をし ていきたいということで、今の計画では十分8事業体で1,900ヘクタールは可能だというようなこと で理解しておりますし、なお建設業者の参入も県当局でも考えているし、この地域でも参入したいと いう意向はあるというような話を聞いております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) 部長、そのとおりなのです。建設業協会も今この不景気で参入をいろいろ考 えている業者も結構あるそうなのです。   しかし、作業道だけでなく、間伐となるとなかなかそこに自分たちは入れないということで苦慮 しているという業者も多々あるということも聞かれたので、私は今23日にその説明会があると言いま すけれども、その中にもっともっとそういう建設業の方々にもPRをいたしまして、やはり分野があ ると思うのです。作業道だったら建設業はプロ級のプロでありますし、やっぱり林業業者、施業業者 等間伐するのはそちらのほうに任せて、そして作業道をつくるのはそっちの建設業者に任すというそ ういうふうなものがあれば、建設業、この不景気の後にそういう事業をしながら自分たちも生き延び られるのかなという思いもしているのですが、その点について市長どう考えますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いわゆる林業においても、非常に競争の時代に入ったということがまず1つ は言えると思います。森林組合のみだけではなくて、先ほど申し上げたように建設業者も参入可能に なったというようなことでございます。   建設業者といいますと、当然ノウハウを持っております。今大滝議員がおっしゃったように、作 業道をつくるということではなくて、間伐だって従業員の中にはそれ相当の技術あるいは機械等を持 っている方もいると私どもは考えていますので、心配ないのではないかなと。ある意味においては、 得意な分野ではないかなと。今まで独占されていたものが解禁されたというようなことで、非常に活 路を見いだしたということではないかなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) それと、木材需要の件でございますが、この国の補正、補助金事業の中にお いて、木材加工流通施設の整備なども挙げられております。市町村等が行う地域材を活用した木材等 公共施設建設等の費用の助成などもこの中には行っておりますが、今山辺里小学校が建設されており ますが、その小学校はこのような施設整備には対象はならないものなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 具体的には、県産材、越後杉を使って学校づくりした場合、それな りの補助金のかさ上げの部分は出てこようかと思いますけれども、ここで国が打ち出しているのは、 間伐したものを流通ベースに乗せる場合の助成を考えていこうと。切り捨て間伐では、これは資源の 無駄遣いなのだということで、利用間伐に係る流通面のコストを何とか見ていこうということで補正 で上がっているきているわけでございますので、これらについては十分検討しながら対応したいと。   なお、間伐特措法によるものについては、現地研修も私ども北部協議会で場所を設定してやろう と。一番面倒なのが補助金の申請事務あるいはそれに必要な書類の整備が事業体、森林組合でなくて 事業体ではかなり苦労している部分あります。そんなことで、これらについては私ども現場へ入って 実際こういうふうなやり方でこうするのだというような指導を7月中に朝日地区でやる計画で今進ん でおります。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) 今林業の木材価格は低迷しておりますが、育成についての事業は今国の施策 として追い風が私はあると思います。今郡内でも本当に森林整備については、県下でも一番進んでは おりますが、まだまだその目標達成には至っていないところが多くあるわけでございます。このよう なところを各事業所がいろいろ連携を持ちながら進めていってもらいたいと思います。   議長。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) それではもう少し。市民による協働のまちづくりということで、先ほど市長 から説明がございましたが、この地域にもNPO法人都岐沙羅パートナーズセンターというものがご ざいます。その団体は、この郡内の地域のさまざまなまちづくりや事業をしている方々を一堂に集め ながら一生懸命取り組んでおります。そのパートナーズセンターとのこれからのかかわりをどのよう に考えておりますか、お聞きします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 議員もご承知かと思いますが、この村上市は非常に地域づくりとか地域イベ ントあるいはNPO法人もありますし、それぞれの地域で非常に活発に活動している地域ということ で私どもは認識をいたしておりますし、また応援もしているわけでございます。   先ほど申し上げましたように、それらの活動をより効果的に、より地域に密着して、より地域が 活性化していくようにということで、本庁、支所に今度からそれぞれの担当職員を配置して、そうい うような地域づくりをやっていくというようなことでありますので、当然今ある組織でありますNP O法人とかパートナーズセンターとかそれらとともにやっていくということになろうかと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) ここにパートナーズセンターの20年度の事業報告がございますけれども、本 当にいろいろな事業をやっております。まさにこの地域のまちづくりを一手に引き受けてやっている ような感じをしているような法人だと私は思っております。   やはりこの法人を核として、やはりこれからこの地域を市長が言われましたように元気づけてい かなければならないと思いますし、今7月にも実施計画がなされるということでございます。このよ うな方々と十分連携をし、そしてこの地域がよりよい地域づくりができるようにこれから進めていっ てもらいたいと、このように思います。   今この地域活動支援センターなどについてもいろいろ取りざたされておりますが、その辺につい てはどのような考えをお持ちでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 協働のまちづくりを進めるものについて、先ほど市長も申し 上げましたように、来月といいますか、7月の中ごろにでもまとめまして、議員の皆さん方にもご説 明するという段取りにしております。   まず、NPOの話もありましたが、この協働のまちづくりを進める中で、我々の体制ももちろん でありますけれども、それぞれの地域でやはり核となる人を育てなければならないのではないかとい うことで、そういう面からいきますと、長い取り組みをしてこられた、先ほど挙げていただいたNP O等についてはすこぶるこの地域を見てこられたノウハウを持っておられますので、そういう面では いろいろご協力をいただいたりしながら、それぞれ市が山北地区から荒川まで同じものをつくって、 これをやってくれという形は我々の市には当てはまらないだろうというふうに思っておりまして、そ れぞれの地域で特色ある取り組みをどういうふうに支援していくかというところをこれからつくって いくというような中においては、今ほどの団体等の支援等有効に協力させていただくというようなこ とが十分考えられますし、先ほどその団体の取り組み、新しく大きくなったこの市だけでなく、粟島、 関川と協議会をつくっておるわけでございますけれども、ここでも今後協働のまちづくり等を進めて いくために、NPOの立場、また地域から見た立場でどういう手法が一番いいのだろうというような 提言もしていただきました。我々が今進めている協働のまちづくりとほぼ重なるご提言をいただいて、 まさに地域ではそういうものを求めておられるのだなというふうに実感しているわけでありまして、 それらをベースに今最終的な積み上げをしているところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) 課長も今その地域にふさわしい人材を育成するということでございます。ま さにそのとおりだと思いますし、がしかし、その地域に入ると、その人材はいても、なかなかその人 が何重の役も持っていて、なかなかその1つに携わるというのが困難なのが今の集落形態ではないか と思います。   ですから、私は前からもさらにそこに職員も加わりながら、いろいろ手助けをしながらしないと なかなかよりよいまちづくりにはなっていかないのではないかと、このように考えているわけですが、 その点についてはどうお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 先ほど市長が申し上げました。体制的にも、本来それぞれの ところで核となっている人を育てていかなければ長く続かないわけでありますけれども、我々行政と してもそういうものをコーディネートしたり、また支える体制というものをつくっていかなければな らないというものについても、市長が先ほど本所、それから支所にそれなりの人員を配置してその体 制をつくるということを申し上げました。当然そういうことをイメージして、支える体制を行政とし てもつくるというふうに今検討しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 大滝国吉君。 〇23番(大滝国吉君) 今までもさまざま支所が停滞しているとかいろいろ言われております。そう ういうものを打破するためにも、今言われたように地域に根差した職員を配置しながらその地域を盛 り上げていってもらいたいと思います。   これで私の質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで大滝国吉君の一般質問を終わります。   午前10時50分まで休憩します。           午前10時37分  休 憩                                                        午前10時49分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、7番、中山悌一君の一般質問を許します。   中山悌一君。           〔7番 中山悌一君登壇〕 〇7番(中山悌一君) おはようございます。議長の許しを得ましたので、さきに通告してあります 3つのことについて、市長並びに教育長にお伺いするものであります。   1つ目として、先ほどもございました林業関係でありますが、近年の厳しい林業情勢の中にあっ て、補助金等の財政支援を受けても森林所有者みずからが造林や間伐の保育を行うことは困難に近い ものがあるだろうというふうに思っております。こうした現状の中で、市長は21年度の施政方針の中 にもこの林業を基幹産業と位置づけて、市行造林事業や林業の推進を積極的に進めると述べておられ ます。大きな項目では、先ほど来ご質問がございました。その中で@として、分収造林について長年 取り組んできたわけでありますが、現在の実施状況はどのようになっているのかをお伺いいたします。   次にAとして、当時は集落共有地や生産森林組合有地の造林や森林環境の保全に大きな効果をも たらしてきた分収造林でありますが、今後の方向性についてもどのように考えておられるのか、お伺 いをいたします。   次に2つ目として、地域と連携した学校教育についてでありますが、今当市で取り組んでおられ る地域と連携した学校教育は、大変重要であると考えております。その中で、次の5点について教育 長にお伺いするものであります。   @として、この学校教育にもいろいろな試験実施を繰り返しながら、平成14年から完全実施され た週5日制であります。現在学習指導要領の実施もあるわけでありますが、週5日制のその目的と達 成感はどのように感じておられるのかをお伺いいたします。   Aとして、総合的な学習というものに取り組んでおられるわけでありますが、その取り組み状況 はどのようになっているのかをお伺いいたします。   またBとして、国や県でも大きな力を入れながら取り組んでおる特別支援教育でありますが、そ の取り組み状況はどのようになっているかをお伺いするものであります。   Cとして、現在中学校区を1つとしてコーディネーターを設置しております。その学校でのコー ディネートへの取り組みはどのようになっているのかをお伺いするものであります。   Dとして、私の感覚ではふえているのかなというふうに思っておりますが、非常勤教職員の現状 についてをお伺いするものであります。   次に3つ目として、仮称でありますが、総合窓口制度についてお伺いをいたします。市役所やあ るいは支所に来られた市民の利便性向上のためにも、ほとんどの手続が1カ所でできるようなそうい った総合窓口を市役所本庁や支所に導入する考えはないのかをお伺いをするものであります。   以上3点、よろしくお願いいたします。答弁をいただきました後、必要があれば再質問をさせて いただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、中山議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、分収造林についての第1点目、現在の実施状況はとのお尋ねについてでござい ますが、市行分収造林事業は現在のところ村上地区、朝日地区、山北地区の3地区で実施しておりま す。村上地区は、昭和58年から平成14年にかけて植栽した面積79.39ヘクタール、朝日地区は昭和34 年から平成18年にかけて植栽した面積528.95ヘクタール、山北地区は昭和58年から平成18年にかけて 植栽した面積110.22ヘクタールであり、合計718.56ヘクタールの面積となっております。   分収契約の内容も各旧市町村で大きな差があり、山北地区では伐期まで市で保育施業を実施する ものであり、村上地区は生育状況に合わせておおむね25年生で実施する2回目の間伐までを市で実施 し、朝日地区は植栽後10年間の保育施業のみを市で実施するものであります。分収歩合は、契約によ り多少の差がありますが、山北地区においては市が70%、土地所有者30%、村上地区においては市が 60%、土地所有者が40%、朝日地区においては市が25%、土地所有者が75%となっております。   次に2点目、今後の方向性はとのお尋ねについてでございますが、市行造林事業は集落共有地や 生産森林組合有林の拡大造林に大きな効果があり、また適正な森林施業による森林環境の保全や林業 担い手の育成の点から重要な事業と考えております。   しかしながら、木材価格の低迷により、新植用地の確保、採算性の問題などから平成18年度を最 後に新植は実施しておりませんし、今後を考えましても造林地の拡大は難しいと考えております。今 後は、保育作業のみとなるため、作業量は年々減少する見込みであります。保育作業の内容につきま しても、随時現地調査の上、作業計画を作成し、積極的な間伐の推進など適正な森林整備に努めたい と考えております。また、今年度朝日地区において50年の契約伐期の造林地が2団地3.95ヘクタール ありますが、昨年度中に今後の管理方針について契約土地所有者と協議しました。結果、比較的成長 が悪かったことから、伐期齢を50年から80年の長伐期に変更して引き続き保育管理を行うことにいた しました。今後初期の造林地が次々と伐期を迎えることなどから、契約土地所有者と協議の上、適切 な対応をしたいと考えております。   次に2項目め、地域と連携した学校教育については、教育長に答弁をいたさせます。   次に3項目め、総合窓口制度を導入する考えはないかとのお尋ねについてでございますが、窓口 を利用される市民の皆様にとって、なるべく1カ所で手続が済む、いわゆるワンストップサービスの 実現については、市民サービスの向上につながる有効な手段であると考えており、現在作成中の村上 市行政改革大綱実施計画の中でも検討しているところであります。特に各支所につきましては、庁舎 の空きスペース等を有効に活用して、今後の組織再編とあわせ、窓口の総合化の実現を図っていきた いと考えております。   なお、本庁舎につきましては、現在の構造の中ですべてを1カ所にまとめるようなワンストップ 体制の実現は困難であると思われますので、ITの活用や関係課、係の配置がえなどさまざまな方法 を考慮し、できる限り市民の皆さんに負担をかけないような窓口体制を整備したいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 皆さん、おはようございます。それでは、ご答弁をさせていただきます。   2項目めでありますが、地域と連携した学校教育についての1点目、週5日制とその目的及び達 成感はとのお尋ねについてでありますが、学校週5日制については学校、家庭、地域社会の役割を明 確にし、それぞれが協力して豊かな社会体験や自然体験などのさまざまな活動の機会を子供たちに提 供し、みずから学び、みずから考える力や豊かな人間性などの生きる力をはぐくむことをねらいとし て、おっしゃるとおり平成14年度より完全実施されております。   合併前の旧市町村のときより各地区では、みどりの少年団、健民少年団、ウイークエンドスクー ル等に代表されますように、土曜日、日曜日において体験活動を中心とした子供たちのためのプログ ラムが用意され、今日も継続実施されておりますことから、生きる力をはぐくむことに寄与している ものと思っております。   次に2点目、総合的な学習への取り組み状況はとのお尋ねについてでありますが、各学校が地域 の自然や歴史、文化、伝統等を大切にした郷育プログラム、郷育プログラムでありますが、これを作 成し、学校支援ボランティア体制を整備しながら、地域の教育力を生かした取り組みを着実に進めて いるところであります。   次に3点目、特別支援教育として、実施状況はとのお尋ねについてでありますが、特別支援を要 する子供一人一人の教育的ニーズに応じた適切な指導、支援が行われるように研修会の開催や小中学 校に介助員を配置する支援の充実を図っておりますとともに、就学前からの相談に当たる専門相談員 による相談体制の整備を中心に取り組んでいるところであります。また、各学校においても、地域の 人との触れ合いを大切にした教育活動を行うなどして、地域とともに子供を温かく見守り、育ててい く取り組みを進めているところであります。   次に4点目、コーディネートの取り組みはとのお尋ねについてでありますが、地域と学校との コーディネートにつきましては、平成20年度から22年度までの文部科学省の委託事業であります学校 支援地域本部事業を活用し、中学校区単位に地域コーディネーターを設け、子供たちや学校の状況、 ニーズをよく把握してもらいながら、学校とボランティア、ボランティア間の連絡調整などをしても らっております。また、教育委員会といたしましても、地域コーディネーターによる活動がより充実 したものになるように、地域コーディネーターの研修会や情報交換の場を設定していますとともに、 学校が地域にどのような教育力があるかを知り、連携を進めていくことができるように「学校と地域 を結ぶオープンセッション」と銘打った研修会等も開催をしております。さらに、キャリア・スター ト・ウイーク事業を市単独で行い、中学校で地域の事業所で行われます職場体験が円滑かつ充実した ものになるように取り組んでおりますことは議員もご承知のことと存じます。   次に5点目、非常勤職員の状況はとのお尋ねについてでありますが、県費教職員の休職等による 欠員が発生し、それに対しての非常勤職員は現在13人が配置されております。また、学力向上や少人 数学級に対応するために、市単独費で雇用しております教育補助員、学習支援員は現在24人を配置し ております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 大変ご答弁ありがとうございました。二、三再質問をさせていただきたいと 思いますが、まず最初に3項目めからお願いをいたします。今行政改革大綱の中でワンストップサー ビスということでご答弁いただきました。これについては、市民あっての行政であるというふうに思 うわけでありますし、大事な窓口であります。窓口に来られた市民がカウンター越しに立っているわ けです。職員は、その向こう側にいすに腰かけていると。いかにもお客様を前に不自然な形だと思い ますが、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) おっしゃるとおりであります。お客様立って、職員が座って対応していると いう姿は好ましくない姿であろうと思いますが、しかしながら会計管理室等はやはり警備の関係から 高くなっているということもご理解をいただきたいと思っておりますが、そのほかのフロアについて はおっしゃるとおりやはり同じ目線でやるのが一番いい感じかなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 支所でも一部の支所ではカウンターを低くしたり、いすに腰かけて対応でき るという体制をとっているようでありますが、ぜひ総合窓口ができないまでにもそういった措置をお 願いしたいというふうに思っておりますが、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げましたように、今計画の中でローカウンターということと同 時にそれらについて十分に検討して対処していかなければならないということで取り組みをしている ということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) このことは、ワンストップサービスというものではなくとも、それぞれの各 課への職員の内部連絡で窓口に出向く方法もあろうかと思います。決して支所以外の本庁で対応でき ないというものでは決してないと思いますし、幸い比較的用事のあるような部署については1階に設 置してあるようでありますけれども、そういった形でぜひ出向く方式をとっていただきたいというふ うに思います。こういった方法であれば、別段金もかかるわけではありませんし、また条例や規則の 変更も必要ないというふうに思いますが、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 出向くといいますと、職員が出てくるということですか、カウンターの前に。           〔「カウンター越しにでも……職員が移動すると」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 職員が移動すると。それらについては、可能かどうか、ちょっと担当部長に 答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 今ほど言われましたような形で、足の悪い方が見えられたときはそのよ うな対応をとっておりますけれども、やはり機器の問題もございまして、すべてがそういう対応とい う形は今現在とれませんので、その辺も含めまして検討させていただきたいということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ぜひそういう形で対応いただければというように思っております。   次に、1項目めの関係でありますが、先ほどご答弁いただきました。昭和34年から始まっている というご答弁であります。今は、それぞれ分収契約を結びながら、3地区合計718.56の面積があると いうふうにお話しいただきましたし、それぞれ契約の中で伐期齢が違うというふうに思いますが、そ の伐期齢の契約はどんな形でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 伐期齢につきましては、当初計画では50年というようなことで契約 をしております。伐期前の50年たったものについては、現地調査しながら、所有者と今切ったときい いのかあるいは10年待ったほうがいいのかというふうな相談しながら、必要によっては契約変更をし ておるのが実態でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 分収契約ですから、その契約に対しての大きな変更はできないものというふ うにも理解いたしますが、先ほどの説明の中に伐期の変更があったという説明がございました。こう いった契約に何回の変更も可能でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今回朝日地区で2団地の変更、30年延ばして80年までやろうという ようなことで変更したわけでございますので、私どもとしては伐期を迎えて契約満了になった時点で は1回だけの変更をしたいなというような考え方でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 私も素人でちょっとわからないのでありますが、杉材がほとんどだと思いま すけれども、こういった50年契約、いかにも中途半端な樹齢というふうに理解をいたします。その辺 いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今現在分収契約しているのは、杉、若干松も造林数あるわけでござ います。当初は50年で十分価値観というものがあったというようなことから30年代には50年というよ うな伐期決めてきたわけですが、今現在だと50年ではとても物にならない部分が相当あるというよう なことで、順次契約者と相談しながら伐期齢を改善したいという考え方でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 今住宅産材ということで対応しますと、おおむね80年前後といった材が使わ れているようでありますが、森林組合長も経験された副市長、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) その当時は50年というのがちょうどいい回転といいますか、伐期が回 転がよくなるというようなことでそういう契約をした経緯がございます。それがずっと続いてきたわ けであります。現在50年では、本当に材価として、また市場に出した場合にちょっと今の状況では本 当に思ったような価格が得られないというようなことで80年ということで、お互いに了承をしながら そういうことでやっている段階であります。   本当に今の段階では、それが一番ベターなのかな。これから材価がまた材木がどんどん売れるよ うになれば、50年でも需要があればまたそのときにその所有者と協議をしながら今後考えていきたい と考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) また、伐期について、先ほど50年から80年へ延長したというお話がございま した。先ほどの説明の中で、山北町については伐期まで市が管理するというお話をいただきました。 こういった伐期の変更後もそういった対応をされるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) うちのほうは伐期を変更したということはないと思います、山北の場合。た だ、山北の場合は、分収率を当初60だったと思ったのですけれども、それを町が70にしていくという ことで、最後まで面倒見るというようなことで契約をしている。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 先ほど部長の話の中に現在あるいは副市長の話の中に50年では価値がつかな いというお話がありました。山北町も当初契約ですから、50年の分収契約で多分されていると思うの です、先ほどの説明で。これをそういった形で、いつ伐期が来るのかわかりませんが、そういう延長 があった場合に、そういったいわゆる市行造林での作業となり得るのかどうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 伐期が来た場合、これではちょっとお金にならないというような場合には、 当然のことながら伐期の延長あるいは別な方法も考えられるわけでございます。地絡み売るとか、そ ういうようなことも考えられますので、いずれにいたしましても伐期が来た段階でこれを処分したら 市に幾ら、土地所有者に幾ら入るのだというようなことを検討し、そしてその中で相談しながら伐期 の延長あるいはいろいろな方法を考えていくべきではないかなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) くどいようですけれども、そういった分収契約で50年伐期で、50年のいわゆ る市行造林保育事業という形で実施されているわけでありますから、その50年の契約の中で70あるい は30といった分収契約があるわけですよね。それを延長したときに、やはりその延長期間についても、 いわゆる市行造林保育事業での対応をされるのかということなのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 結果的には対応されることになるわけですけれども、50年生までで ほとんど間伐も終わりますし、保育につきましても大きな雪害とか何かということであれば別ですけ れども、50年でほとんど成林として間伐も保育もみんな施業は終わるというような考え方でございま す。以降30年延ばしたときどういう保育が出てくるのかというのは、私どもとしては間伐も全部終わ るわけですので、雪害とかそういうようなものの対応、そのようなことになるということで考えてお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ありがとうございました。   最後になりますが、分収契約された産材、718ヘクタールほどあるわけでありますが、こういっ たご時世でありますので、市の発注される事業に優先的に使うということは考えられ、あるいは可能 なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、伐採したあるいは間伐した材については、例えば市の公 共事業をする場合にそれをもちろん買わなければならないわけでございますので、この分収の割合で 買うわけでございますので、それは可能であると考えております。その中に当然伐採業者も入ります ので、それらを総合的に話し合って、地域産材として使うのは可能だと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 2番目の中に今後の方向性とありますが、先ほどの答弁に植林は実施してい ないと、18年以降実施されていないわけでありますし、これからも実施は予定していないという答弁 をいただきました。   このことは、それぞれの集落あるいは生産森林組合等から話がないといいますかあるいは行政側 からこのことはやめようということなのか、どちらなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この分収造林については、新植しても行政もそんなにメリットないし、また 地権者側もさほどのメリットがない。そして、行政側とすれば金がかかるばかりだというようなこと で、県行造林も県としてもやめておりまして、今やっているのが1つくらいですか、制度として。そ のようなことで、財政の面からも県も市町村もこの分収造林については新植についてはやっていない という現状でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 環境を守るとかいろいろな利点もあるわけですし、今植林して、今それがす ぐ金になるというものでもありませんし、これからの林業行政どういった形に向くかといったことも 想定する範囲では上向くというお話もあるわけでありますが、ぜひやっぱりそういった環境を守る面 からもこの事業の継続をお願いしたいというふうに思います。   改めて伺いますが、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 市行分収造林をしないからといって新植をしないということではない。ただ 山を荒らしておくということではないと思います。別な観点から地権者については植林をしていただ くようなことで私どもも考えていかなければならないと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ありがとうございました。   次に、教育長にお伺いをいたします。先ほどの5日制の目的と達成感ということでお話をいただ きました。生きる力を与えたということでは成功裡に終わっているという感じを受けたわけでありま すが、確かに生きる力を与えるために、豊かな自然体験あるいは家族と触れ合うと、いわゆる地域に 返すという形でスタートした5日制でありますが、現状はゲームに凝ったりあるいは遊び相手がいな かったり、遊ぶ場所がなかったりあるいはまたウイーク・エンド・スクールと言っても一部の人だっ たとあるいはまた一方学力の問題も提起されているわけでありますが、この週5日制が成功したとは 思われない面も多々あるかというふうに思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 先ほど議員もおっしゃったとおり、平成14年度からのスタートでありまし て、もう既に8年目にも入っているわけでして、これはただ子供たちの本来の今おっしゃる5日制の よさばかりを目的にしたのみならず、時代の趨勢と言うのでしょうか、そういう企業等の週休2日制 等あるいは教職員の問題等があるわけでして、その辺もかんがみますと、おっしゃるように決して達 成感が充満しているなどということではございません。   ただ、ご質問がそういう趣旨でありましたので取り上げてみました。特に朝日地区なんかでは、 土日のウイーク・エンド・スクールもあるのでありますけれども、確かに公募をしているようであり ますけれども、参加者が少ないとか、これは保護者あるいは地域の皆さんの認識の問題もあるのでし ょうし、こういう時点に来ておりますので、そういう事業等を有効に活用しながら今後もまず取り組 んでいくと、そういうふうな答弁しか私からは至りますけれども、もし必要であれば現場サイドの部 長等からも、担当からも答弁させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 昨年まで現場を見てこられました部長、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 基本的に今教育長が申し上げたとおりでありますけれども、これは学校 週5日制の導入に伴いまして、やはり子供の教育は学校だけでなくて、地域と一体となった教育とい うふうなことで、今地域に開かれた学校づくりというふうなことがしきりに言われております。当村 上市は、本当にその先駆けとしてこの学校支援地域本部事業等を全市挙げて導入をしておりまして、 この週5日制の市と学校が、地域と学校が一体となった取り組みということについては成果が上がり つつあるというふうに私は考えております。   ただ、子供の教育というのは、その結果、成果というのが短期的に見いだせない部分が多いとい うふうなことはご承知のとおりだと思いますので、今の子供たちが将来にわたってどんな力を身につ けていくかというふうなことは、また地域の中で十分見取っていきたいというふうに考えております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ありがとうございました。   次に、総合的な学習という面では、確かに学校ボランティア3,218名の登録がありますというお 話をいただきました。ただ、この3,218名、かなりの地域的なアンバランスがあるように思いますが、 いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 担当課長が来ておりますので、課長から答弁いたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) それでは、ボランティアの地域的なバランスはどうかという お尋ねでございます。   ご承知のように昨年度8つの中学校区で郷育会議取り組んだわけであります。その中で、やはり 中学校ごとにまず最初に何を取り組んだらいいかという取っかかりの部分で、ある学校はまずボラン ティアの方を集めましょうと、またある学校では何をするか、ちょっと基礎的な部分を計画して、そ れから動き出そうというふうなことで考え方も若干違っております。そんなことで、それぞれの学校 におきまして、今一番少ないのが、昨年度末でございますが、約50名程度、一番大きいもので1,000 人ちょっと超えているというふうなことで、ボランティアの人員的にはまだ立ち上げたばかりでござ いますので、昨年度末ではかなり開いておりますけれども、これからそれぞれ活動する中でニーズ的 にもだんだんならされてくるのかなというふうなことで感じております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) そういった数字からしても、やっぱりもっともっと学校に関心を持っていた だくということが必要かと思います。   また、総合的な学習の中に、先ほど分収造林の話をしましたので、県の「緑」の百年物語がある のでありますが、学校林がそれぞれの学校に設定されておったわけでありますが、そういった学校林 の現状というのはどんなでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 相当数の小中学校に学校林があるわけでありますけれども、これもそれこ そ時代の趨勢等もあるのでしょうし、それから学校の植林大きくなったというのもあるのであります が、今現在総合学習で利用しているのは塩野町小学校が1カ所だけ、あともし必要であれば細かいそ れぞれの学校の様子は担当から説明させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 塩野町小学校のお話をいただきました。「緑」の百年物語を活用しながらあ るいは創立100周年記念を活用しながら対応してきたわけでありますが、今保護者の中からも「あの 学校林は」という言葉が出てくるようになりました。そんなことで、地域と触れ合うあるいは保護者 と触れ合う大事な事業に入れてもいいのかなというふうに思っております。この学校林については、 それぞれのいわゆる集落所有の土地だったりあるいは学校所有の土地までもあるわけでありますから、 そういったものももっともっと活用していただきたいと、そんなふうに思いますが、いかがでしょう か。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 塩野町小学校も何カ所かあるのでありますけれども、近くの1カ所だけ今 利用しているようであります。今までの経緯ちょっと私存じ上げませんので、担当課長のほうから答 弁させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 塩野町小学校の部分でございますけれども、全部で2カ所ほ どございます、議員ご承知のとおりでございますけれども。一番近い部分につきましては、平成12年 度に広葉樹を植栽しまして、また100周年のときに山採りしたブナの苗を植栽しております。そんな 関係で、今学校の総合学習の部分で樹木の生態等についてそれぞれ授業に活用してございます。また、 下刈り等につきましてはPTAの皆さん、保護者の皆さんで実施しております。またもう一カ所につ きましては、非常に樹齢が60年前後というようなことで、また場所的にも遠いというようなことで、 現在議員おわかりのとおり、昭和の時代後半部分までは何とか管理してきたわけでございますけれど も、今現在は木も大きくなりまして、管理はされておりません。また、授業等にも活用していない状 況でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ぜひそういった活動を広げていっていただきたいというふうに思っておりま す。   また、3つ目の特別支援教育、県も国も力を入れて取り組んでおるわけでありますが、介助員等 24名配置してあるという答弁をいただきました。この数字は増加していますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) その前にちょっと申し上げたいと思うのですが、今回新しく年度に入りま して、2つの学校で、ちょっと難しかったのでありますけれども、何とか県のほうに対応いただいて、 教室のほうの特別認めていただいたというようなケースがあります。そんなことで、人数のほうであ りますが、細かい資料であれば担当からさせますが……           〔「いや、結構です」と呼ぶ者あり〕 〇教育長(寺社四男君) 増減の関係で。ふえているのが実態であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) そのふえているというのは、特別支援の対象となり得る児童が多くなってい る、そういうものに対処しているわけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) そのとおりであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 次に、コーディネートへの取り組みということでお話をいただきました。今 どの学校も夜遅くまで電気がついているわけでありますし、先生方も予想以上に多忙なのかなという ふうに思いますが、その辺いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) お尋ねのコーディネーター関係だけが多忙というようなことではないので はありますが、含めまして非常に多忙あるいは多忙感があるというようなことで、教員の多忙化の解 消対策についてということでプロジェクトをつくって検討した結果も出ているようであります。そん なことで、その解消のための対策等もあるわけでありますが、必要であれば後から説明させていただ きます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 昨年から一昨年までは先生方の超過勤務、一律4%支給ということだったと 思いますが、昨年から時数に変わりましたね。時間での支払いという形になっているかと思いますが、 こういった時間、前段調査もしてあると思いますが、数字的にも時間外勤務というのは多くなってい ますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) ただいまの件でありますけれども、教員調整額4%というのは今現在も 変わりません。時数によっての支給にはなっていないというふうなところであります。財源が変わっ てきているところなのでございます。   それで、多忙化というふうなことでありますけれども、今年度平成21年度より県費負担教職員の 勤務時間がご存じのように7時間45分に短縮になったというふうなことを受けまして、村上市教育委 員会としては〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕各学校あてに今まで以上に教員のための会議等の 縮減をするなどして、限られた時間の中で精いっぱい子供たちに向き合う時間を確保するようにとい うふうなことで各学校のほうを指導しているところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ありがとうございました。   やっぱり学校は、地域に近づいていくということが必要だと思いますし、そのためには先生方の コーディネートの力あるいはコミュニケーション力、そういったものが重視されると。先ほどはコー ディネーターの研修は実施しているというお話をいただきました。こういったもちろんコミュニケー ション、コーディネーターのそういったものの研修は実施されているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 先ほど申し上げましたが、コーディネーター皆さんの研修会はもちろんで ありますけれども、情報交換の場が欲しいというようなことで、いろんな先進のものを勉強し合おう というようなことで、コーディネーターだけでなくて、先ほども申し上げました学校と地域を結ぶ オープンセッションというようなことで、NPOの方なんかにも入っていただいて、それで七、八人 ぐらいのグループでセッションしていただいたりしながら対応に当たったり、情報交換の場を提供し たりしながら、一生懸命コーディネーターの皆さんの力をかりながら今進めているところでございま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ぜひそういった力を発揮していただいて、地域と一体となる学校教育を進め ていただきたいというふうに思います。   最後になりますが、非常勤教職員という中で、実は昨年9月議会で私の一般質問の中に2年間で 6名の担任がかわられたというお話を申し上げました。そのとき教育長は、異例なケースであり、今 後万全を期したいという答弁をいただきました。また、市長からも子供は傷ついているでしょうと、 決していいことではないという答弁をいただいたわけでありますが、その後そのクラスは毎年先生が かわっています。ですから、今4年次、8名の担任がいるという状況でありますが、この現状いかが でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 中山議員さん今ご指摘の学校については、地元の学校、私も 承知してございます。それで、昨年度5名ということでございましたけれども、これについては中間 部分に夏休みとか長期の休みに入った者を含めて5人でございます。   ただ、言われたように通常の担任の姿といいますか、それではなかったことは事実でございます。 これについては、先生方の病気等によるものでございます。そんなことで、今年度以降につきまして はそういうようなことがないように、病気の部分についてはいたし方ない部分ではございますけれど も、その辺十分配慮していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) あと1分でありますが、この裏にはやっぱり病欠、長期休養という実態があ るわけでありますが、そういった方々が担任をされた場合、担任現職で休養をされた場合に、その担 任を外すということはできないのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) お尋ねの件でありますけれども、基本的にはその配置されている教員の 校内での人事配置というのは校長の責任のもとで行われるものであります。ただ、そういった病気が 予想されるまたは今まで休暇をとっていた職員の復帰というふうなことが想定される場合は、教育委 員会としても校長の意見を十分聞きながら適切な指導を行っているというふうなところであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) そういった担任を外すことはできないと、対応は非常勤教職員だという形に なりますと、非常勤教職員というのはほとんどが1年単位でかわられる〔質問時間終了のブザーあり 〕ということになります。そんなことが4年で8名もかわっているという実態かと思いますが、それ がかえられるということであればそういったこともなくなるのではないかなというふうに思いますが、 その辺現場等と詰めていただきたいなというふうに思います。   大変ありがとうございました。以上で終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで中山悌一君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時41分  休 憩                                                        午後 零時59分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 最後に、22番、相馬エイさんの一般質問を許します。   相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) これより私の一般質問をさせていただきます。質問事項は、1つ、子供たち の放課後対策について、2つ目は子どもの通院医療費助成の拡充について、3つ目は奨学金について であります。   最初に子供たちの放課後対策についてであります。子供たちは、安全な環境で健全に育成されな ければなりません。(1)、瀬波学童保育所について、@、瀬波学童保育所施設の築年数は何年でし ょうか。A、保護者から学校に近い場所への移転要望に対してどのように解決しようとしているので しょうか。また、計画はあるのでしょうか。B、元保育園で使用のプールは壊し、駐車場など有効に 活用すべきではないでしょうか。   (2)、二之町学童保育所は約2倍に近い入所者数となっておりますが、何人まで詰め込むので しょうか。   (3)、4年生以上の児童対策としての放課後子ども教室の抱えている課題をどう解決しようと しているのでしょうか。   2、子どもの通院医療費助成拡充についてであります。「長引く不況、雇用不安の中、安心して 子育てができる制度の拡充を。」であります。子どもの通院医療費助成制度について、小学校3年生 まで、小学校卒業まで、中学校卒業まで助成した場合、それぞれ対象者は何人くらいか、また助成額 は幾らくらい必要なのでしょうか。   3、奨学金について。3月定例会において、奨学金の資格条件にある保護者が市税を滞納してい ないこと、この条件への緩和を取り上げました。市長は、大変に貴重な意見と思う、今後の検討に値 すると考えると答弁いたしましたが、その後どのように検討されたのでしょうか。   答弁をお聞きした後、再質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、相馬議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、子供たちの放課後対策についての1点目、瀬波学童保育所についての築年数は 何年かとのお尋ねについてでございますが、昭和43年建築でありますので、築41年が経過しておりま す。   次に、保護者から学校に近い場所への移転要望に対してどのように解決するか、また計画はある かとのお尋ねについてでございますが、保護者の要望は十分理解できますので、要望にかなうよう今 検討しているところでございます。   次に、元保育園で使用のプールは壊し、駐車場など有効に活用すべきではないかとのお尋ねにつ いてでございますが、前段で申し上げました移転要望もありますので、それらとの整合性を考慮し、 検討してまいりたいと考えております。   次に2点目、二之町学童保育所は約2倍に近い入所者数となっているが、何人まで詰め込むのか とのお尋ねについてでございますが、開設当初の定員は30名であり、入所児童数は20人でありました。 その後平成17年度までは30人以内で推移しておりましたが、平成18年度を境に定員30人を超え、平成 20年度からは50人を超える状況になっております。これは、核家族化が進み、就労する世帯がふえ、 学童保育所に入所したことが要因であると考えております。施設の規模からすると、定員を超えての 入所は可能であるため、国が示す必要面積を遵守し対応してまいりたいと考えております。   次に3点目、4年生以上の児童対策としての放課後子ども教室の抱える課題をどう解決しようと しているのかとのお尋ねについては、教育長に答弁をいたさせます。   次に2項目め、子どもの通院医療費助成拡充について、小学校3年生、小学校6年生、中学校卒 業まで助成した場合、それぞれ対象者は何人で、助成費は幾らかとのお尋ねについてでございますが、 小学校3年生までの対象者は3,965人、小学校6年生までの対象者は5,846人、中学校卒業までの対象 者は7,929人となっております。また、助成費については、小学校3年生までは約8,800万、小学校6 年生までは約1億1,300万、中学校卒業までは約1億4,000万円の財源が必要と見込まれます。   次に3項目め、奨学金については教育長に答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) それでは、相馬議員にご答弁申し上げます。   1項目めの3点目、4年生以上の児童対策としての放課後子ども教室の抱えている課題をどう解 決しようとしているのかとのお尋ねについてでありますが、放課後子ども教室は放課後や週末に小学 校の余裕教室や体育館等を活用して子供たちの安全、安心な活動拠点を設け、地域の方々が指導者や ボランティアとして参加して、子供たちがスポーツ、文化活動、地域住民との交流活動などを実施す る中で、心豊かで健やかにはぐくまれる環境づくりを推進することを目的とした事業であります。   一方学童保育は、保護者が仕事等により昼間家庭にいないおおむね10歳未満の小学校低学年児童 に対し、放課後などに児童厚生施設等を利用して適切な遊びや生活の場を提供し、その健全育成を図 ることを目的とした事業であります。   いずれも放課後の子供の安全、安心な居場所づくりという共通点はありますが、それぞれに目的 が異なっている事業であります。ご質問の趣旨は、保護者が仕事等により昼間家庭にいない4年生以 上の子供の放課後の居場所について、学童保育と同様に放課後子ども教室を受け皿とした場合の課題 解決の考え方についてのお尋ねかと存じますが、まずその課題の例を申し上げますと、現在村上地区 では村上小学校と村上南小学校の2校で1、2年生の希望者約30人に週1回程度午後3時から4時こ ろまでの約1時間、宿題学習やレクリエーション、工作などの活動を実施しております。また、月に 1回土曜日の午前中2時間程度、1年生から6年生の希望者にスポーツやレクリエーション活動を実 施をしております。放課後子ども教室を学童保育と同じように学校の長期休業日を含めた毎日午後6 時30分まであるいはそこまで至らない程度の拡充でも開設時間や回数が数倍になるために、それに見 合う支援者の確保や体制の整備、また拡充の規模によっては場所の見直しや場所を変更した場合の通 所時の安全対策、放課後の時間が異なることでの地域交流活動の運営方法の見直し等関連した課題が 多くあり、一朝一夕には解決しがたいものであるため、まだ具体的な行動には至っていないところで あります。   しかし、以前から課題となっていますボランティア等の支援者の増員につきましては、PTAへ の呼びかけをしたり、現在活躍されているボランティアの方々に口コミでの勧誘をお願いするなどし て、わずかにふえているところであります。今後は、このような現状と課題を踏まえながら、学童保 育に入れない4年生の放課後対策を含めた放課後子ども教室の拡充並びに国、県の施策の動向を見き わめながら、事業の将来像について包括的に検討してまいりたいと、こう考えております。   次に3項目め、奨学金についてのお尋ねでありますが、今年度から新たな制度でスタートしたわ けでありますが、奨学生の応募は41人ありましたが、奨学生選考委員会において審議していただいた 結果や辞退者もあり、33人の方が貸与の決定を受け、現在ご利用をいただいております。   なお、選考に当たりましては、保護者の収入、所得額要件である程度の緩和を行うとともに、市 税を分納されているケースにつきましても検討した結果、計画どおり収納されている場合は貸し付け を行うことといたしました。前回の一般質問で議員のご指摘を受け、またこのところの急激な経済悪 化等の諸事情等も考え合わせながら、定例教育委員会においても各委員より意見をちょうだいし、あ わせてほかの市の制度等も参考にしながら現在検討を重ねているところであります。来年度の奨学生 募集もありますので、できるだけ早い段階には改正の結論を出したいと、こう考えております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ご答弁ありがとうございました。では、再質問させていただきます。   まず、再質問の順序は、3の奨学金についてから質問させていただきます。今各41人の受け付け があり、33人の決定があったと、決定されたということでありましたが、その受け付け数がちょっと ばらばらなのです、多分これは担当課でもう十分ご存じと思うのですが。各支所、窓口受け付け、地 域の受け付けになっているのですが、それぞれの支所の支所長さんは、この奨学制度の受け付けの件 数は長の立場から把握されているでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(平野俊之君) 支所長としては把握してございません。           〔「一人一人おっしゃってください」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 神林支所長。 〇神林支所長(田村 豊君) 把握はしておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(佐藤健吉君) 朝日支所長のほうも把握はしてございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所長。 〇山北支所長(富樫昌平君) 山北支所も把握してございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 意地悪なようですが、なぜこのような質問をしたかと申しますと、この申し 込みをした方がすべて本庁に申し込み用紙を持ってきているのではないのです。用紙等をそれぞれの 支所からもらって、そして窓口はそれぞれの支所内の学校関係のところで受け付けているという。そ れで、もらったその受け付けちっょっと申しますと、本庁が12で決定が10、村上事務所が10人受け付 けで決定9、荒川が受け付け1の決定1、神林支所、5受け付けで4決定、山北が11受け付けで9決 定というこういうばらばらな数字になっているのです。   それで、当然受け付けが多くて、いろんな関係で外れたというのはあるのだと思うのですけれど も、荒川の場合、受け付けが1人で決定が1人ということは、本当に1人の人しか申し込みがなかっ たという、この数字から見ますとそうですね。それで、市報等あるいは高校にもこの間案内の文書を お届けしていると聞いておりますが、やっぱり住民に周知がまだまだ弱いのではないかという、この 数字を見て思うわけです。   そこで、担当課長としては、せっかくこういう市長が率先して公約であったこの制度をまず真っ 先に実現したわけですし、本当に経済的に大変なところで、優秀な子供さんに、より多くの子供さん にこの制度を使ってもらうという立場から、今回のこの数字からどういう対応が今後求められるとお 考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 奨学金制度につきましては、新たに設けられたわけでござい ますけれども、私どものほうとしましても市報あるいはホームページ、また各町内、集落につきまし てチラシを作成しまして、これは回覧板というような方向でやっております。また、各高校につきま しても、新発田までの高校について全部チラシを配布しまして周知を図ったところでございます。   なお、今後におきましても、考えられるさまざまな方法で周知のほうを努めてまいりたいと考え ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 先ほど教育長から教育委員会の皆さんとも、そして他市を参考に改正の結論 を出すために今後検討していくというご答弁でありました。   次回の市報等で知らせたり、チラシを高校に配る前に、確実によりよいものはより多くの人に対 象になるというそれが教育的立場からお仕事をなさっている方の考えの原点だと思うので、急いでぜ ひ検討されて、緩和をする。例えば緩和をするとするとどのような方法が考えられるのでしょうか、 教育長、文章上。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 先ほどの答弁で申し上げているでしょう。           〔「はい、わかります」と呼ぶ者あり〕 〇教育長(寺社四男君) それで、今も担当課長から申し上げましたが、ちょっと触れるようで悪い ですけれども、各支所が荒川が1人だからどうだとか、多少遅れましたけれども、今課長答弁したよ うに精いっぱいのそれぞれの学校へお願いしたり、やることだけはやらせていただきました。今回は もうちょっと手際よくやろうと、こう思っておりますので、答弁にも申し上げました。そんなことで、 先回も議員からご指摘受けたので、所属のほうもかなりの幅で対応に当たりました。それから、分納 の方もいらっしゃいました。それも対応しようということに事情をお話をしまして、委員の皆さん、 選考委員の皆さんが決定をしてくださいました。   それから、今後課題となりそうな問題としては、市税の問題あるいは所得の問題、さらにもう一 つは、先般初めてだったものですから、大学生のみが7、5、3、7万、5万、3万、それから専修 学校と短大が3万というような限定しました。ところが、短大、特に専修学校なんかも非常に学費が かかるというようなことで、この辺もぜひ検討させていただいて幅を広げるといいますか、大学生並 みにというか、そういう選ぶ幅を広げたいなと、そんなことも考えながら、できるだけ早い機会に利 用者の皆様にお知らせしたいと、こう思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ご答弁の中でありましたように、親御さんが税金を分納しているあるいはい ろいろと審査の中で配慮をなさってくださったことは大変ありがたいと思っているのですけれども、 私の一般質問の後にあるお母さんから、お母さんというよりはおばあさんからお手紙をいただきまし た。それは、実際市報で条件を見たときに、「ああ、うちは滞納している」と、「だめだ」と真っ先 に思ったと言うのです。ですから、不況対策資金のように、前に質問でもしましたが、「ただし、分 納していても」、「ただし」というこの市長の証明が必要とかそういう「ただし」というその文章が そこに出ない限り、幾ら市民の見えないところで配慮をなさってその人を対象にしたとしても、それ は限られた人しか恩恵を受けないということなのです。まず、うちはだめかなと思いながらも申し込 みをする、そして審査の結果だめなものはだめでしょうけれども、やっぱりその「ただし」というも のがなければ、そのお手紙をくださった方のようにもうそこでだめなのだとあきらめてしまうのです。   そういう点で、市長の政策でもあった点での質問ですので、ぜひただし書きがなければ、何ぼ中 で審査をする方たちが本当に配慮をしてくださっても、やっぱり市民には見えないと。その点ではど のようなことが本当に必要とお考えでしょうか、今のやりとりを聞いていて。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今の教育長の答弁でございますが、私どもも教育長といろいろな角度から検 討してお話をいたしておる、私どもと同じ考えで今答弁をさせていただいております。   その分納につきましては、やはりそれの文言をつけるというのは可能なことであるし、つけたほ うがより親切であるし、そうあるべきだと思っております。   相馬議員におきましても、そういう手紙が来たら、「あなた、分納していてもいいのですよ」と、 そういうふうな説明もしていただきたいなと思っております。 〇22番(相馬エイ君) 教育長におかれましては、前向きな答弁はいただいたのですが、やっぱりよ り慎重に、確実にやってもらう意味から、ちょっと厳しいようですけれどもしつこいぐらい質問させ ていただきました。その点はご理解していただきたいと思います。   次に、子供たちの放課後対策についてであります。ご答弁では、瀬波学童保育所の施設は当時の 瀬波保育園の施設でありまして、昭和43年建設で築41年経過していると。非常に古い、この数字から 見ても古いというのはだれもがわかるわけです。   それで、2の要望に対しては十分理解できる、要望にかなうよう検討するということであります が、検討すると言っても、今現在まだあそこで学童保育所の施設としては当面あそこで過ごさなけれ ばならないわけですので、担当の課から伺いますが、耐震化というか、そういう点では建物は古くて もされているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 耐震の検査についてはしておらない建物であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) あの建物は、たしか木造平家建てだと思っていますので、木造平家建ての建 物についてはさほどそのような心配はないのではないかと考えていますが。 〇22番(相馬エイ君) ちょっと私も建築関係に詳しくありませんので、都市整備部長ご存じでしょ うか。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(五十嵐孝次君) 申しわけございません、ちょっと資料を持ち合わせありませんの で、存じ上げてございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 平屋だからいいということではないのだろうと思うのです。とにかく何年た った古い建物に対してはそういう安全性は当然必要なのだろうと思うので、今時間の関係もあります ので、とにかく安全な施設にするというその点では配慮していただきたいのです。   それで、なぜ私がしつこくこの学童のことも取り上げるかといいますと、合併によって料金が統 一されたのですよね。それで、山北、神林とごく最近建ったところは新しい環境のよいところで学童 の子供たちが過ごしているのです。しかし、この瀬波学童保育所に関しては築41年の建物、それも瀬 波保育園が新築した後の空き家に入ったと、それは旧村上の責任でありますが。つまりその建物が古 くなったから瀬波保育園は新築、移転をしたわけです。そこに現在学童で過ごしているということは、 非常に子供たちに大変なところで放課後を過ごさせていると。ですから、料金が統一でなければ私は あえてこの質問もしなかったかもしれません。ところが、環境がこのように違うのに合併によって料 金は統一されたわけです。例えば瀬波の学童の子供たちには1,000円引きとか、環境がちょっと古い からとか、そういうこともあって配慮もされたのだったらそれはいいのですが、そういうことは決し てされないで、環境の違いはあっても親が納めるお金は統一されたという。   そこで担当部長にお聞きいたします。そういう合併によって料金が統一になったのです。しかし、 環境はまるっきり違うわけです。その点で、放課後の子供たちがこういう、格差という表現をしたら いいのでしょうか、こういう環境の違いがあっていいとお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 学童保育所のそれぞれの施設の関係につきましては、これは建築年 によって違いが出てくるということについてはやむを得ないことだというふうに考えます。   学童保育料の設定につきましては、建物で判断すべきではなくて、学童保育のサービスを提供す るというふうなことから、同じサービスを提供するのだというふうなことで5,000円に統一されたと いうふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 当然今部長がおっしゃったようなこと、それはサービスを提供するというの は当たり前です。   しかし、そのサービスの中にはその施設の環境というものも入っているのではありません。環境 は入っていないとお考えなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(佐藤正幸君) 先ほども申し上げましたように、建物の環境につきましてはこれは やむを得ない事情があるというふうに思っておりまして、先ほど市長も申し上げましたように、老朽 化しているものについては計画性を持って対応していきたいというふうに見ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 教育部長にお伺いいたします。   今福祉保健部長にお聞きしましたように、料金が統一であると、サービスに対しての料金統一だ と。それはわかります。しかし、環境にこれだけの違いがある、それで当たり前とお考えでしょうか。   放課後の子供たちですので、決して教育部長として関係外のことではありませんということでは ないと思いますので、お聞きいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 今の件でありますけれども、学童保育の部分については私の担当外であ ります。放課後子ども教室等の関係については、私どもでやります。   ただ、子供を取り巻くというふうなことでは連続性がありますけれども、私の担当外の部分につ いてはこの場での答弁は差し控えさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そう言って逃げられれば、それは確かに……。   確かに文部科学省の管轄と厚生労働省所管との違いがあって、ここにもともと複雑な違いがある のです。だから、縦線の行政というものはそういうことの弊害があると私はあえて言わせていただき ます。   次に移ります。言っておきますけれども、ここの議場で言った言葉は後で訂正できませんし、消 しゴムで消せないということを皆さん答弁するときにしっかりと確認してご答弁願います。   次に、プールの取り壊しについては、移転の整合性を考えて検討していくということであります。 それはそれでいいでしょう。しかし、それは今後検討するであって、ここしばらくの時間の間は今の 場所で過ごすわけです。   そこで、担当の課長にお伺いいたしますが、あのプールを取り壊すとしたら幾らかかるか。業者 からでも見積もりでもとったりして聞いたりしているのでしょうか、例えば取り壊すとしたらとして。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 業者から見積もりをいただきまして、金額は127万円ほ どの見積もりでありました。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこで伺います。   整合性を図りながら、要望にかなうよう検討すると。それは、ほぼ計画としてはどのような、こ こでは言えないのかもしれませんが、何年後、具体的にどのような形を関係部署では検討されている のですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これは、担当部署の課長、部長のクラスでは答えられない問題であります。 私が責任を持ってお答えさせていただきます。   先ほども申し上げましたように、保護者の要望は十分理解できますので、要望に沿うよう検討を している段階ということで、その後段にプールは壊せということでございますが、それらの要望もあ りますので、その整合性を図って壊さないのだということでありますので、そうすれば何年後とか何 十年後とかという話ではないくらいはご推察いただきたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それは、前向きに検討しているのだなというのは受けとめられます。   しかし、来年例えば移転します、ですからあと何カ月今のまま使われていないプールであります が、そこに本当は127万かけて壊してそこを駐車場にして保護者の方の要望を受けとめればいいので すが、いずれそれが解決、間もなく解決しますので、127万円はもったいない、だからあえて前向き に対応するから使っていないプールで邪魔なプールをあえて壊さないというふうに受けとめていいの ですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、受けとめ方はいろいろあろうと思いますが、先ほど私が答弁したよ うに、保護者の要望は十分わかりますので、検討をしている、できるように検討しているということ でありますので。           〔「はい、わかります」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 恐らくいつやるのだということを聞きたいのでしょうけれども。           〔「私答える場面じゃないから」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) この私の答弁でお察しをいただきたいというのが私の答弁でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) しつこい……わかるのです、わかるのですけれども、ぼやけた答弁です。で すから、前向きに対応していると、だけれども。   では、はっきり聞きます。移転する、新しい方向に出るまで127万かけて、プールはそのままに しておく、そうですね。それだけ言ってください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 例えば期間は言えませんけれども、すぐ目の前にそういう計画があるのに、 ではこのプールを百何十万かけて壊す必要ないわけでしょう、ということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) しつこく言わなければそこまで出てこなかったのです。オブラートに包まれ たような答弁では、こっちもわからないではないですか。127万がもったいないのかとよほど聞こう と思ったのですけれども、それなりに前向きに対応していくと言うのだったら、市長のその言葉を信 じて、あえて127万かけるのもったいないのかという言葉はこれでやめますが、わかるでしょう、私 がしつこく聞いている意味が。使っていないプールがあるのに、それを壊して駐車場にすればいかに かと。   だから私は、皆さん子供たちの気持ちを考えてみてください。市役所のこの辺に使っていない何 かがあって、それが邪魔で、そこがなくなれば駐車場で車が2台か3台置けるのに何となってもその ままにしておきますか。違うでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この学童保育所を長く使うという感覚であれば、当然今取り壊して駐車場に します。そうでないから、壊して駐車場にしなくてもいいという判断でやっているということであり ますので……。           〔「わかりました」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) わかっているのです。わかっているのですけれども、私は……わかりました。 それだけわかっていただきたいと市長が言うのでしたら、きっと本当に真剣に受けとめて対応してく ださる。その言葉を信じて、あと127万にはこだわりません。   そこで、財政課長にお伺いいたします。今国の制度の中で子育て対策、安心子ども基金が拡充さ れました。安心子ども基金という基金があるのご存じでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) あることは知っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それは、どのようなものに対して使われるかもご存じでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(佐藤昭一君) 申しわけございませんが、内容につきましては存じ上げておりま せん。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 細かしいことはわかりませんが、保育サービス等の充実、保育所の耐震化整 備費の補助、すべての子供、家庭への支援等使い方によってはいろいろと利用できる財政支援であり ます。ですから、いろんなところを研究していただいて、もし有効に使えるものは大いに使っていく というか、そういう点でご努力していただきたいと思います。   次に、医療費助成についてお伺いをいたします。すみません、大事なものを忘れました。放課後 子ども教室、これについてはもうこれで何回目かの質問になります。親御さんが3年生までで学童が 終わりですので、やっぱりその後の子供たちの放課後が非常に不安だという。しかし、子供たちは、 その反面学童保育所で社会性を学んでしっかりと健全に育っているというのが現状なようであります が、そうかと言って村上市が放課後子ども対策を何にもしなくてもいいということではないと思うの です。   そこでお伺いいたします。担当に聞きますが、県内のこの放課後子どもの教室と言うのでしょう か、子供たちの過ごし方についての調査はされましたでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) 一応県内で実施しておりますのは18市町村でございますので、 ここら辺については照会いたしました。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 聞くところによると、県に聞いたけれども、県でまとめていなくて、各市1 市ずつ聞いて調査をしたと担当から聞いています。大変ご苦労さまで、ありがとうございましたとお 礼申し上げます。   しかし、今集めたその資料は、今後の仕事上必ず役立つと思いますので、決して苦労したと思わ ないで、自分の仕事上これから必ず役に立つのだという意味で受けとめていただきたいと思います。   そこで、集めた資料の中で一番子供たちにとってよい環境、条件のところは何市で、どのような 中身でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) 調査の中で一番恵まれているかなというのは、やはり新潟市 でございます。           〔「中身はどんな中身になっていますか」と呼ぶ者あり〕 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) 中身は、活動日としましては平日から土曜日において週1日 から5回、ただ夏休み等の長期休業は開催していないということでございます。活動時間につきまし ては、放課後から午後5時、土曜日につきましては午前9時ごろから正午までということでございま して、対象年齢は1年生から6年生までということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ボランティアの有料のところはありましたでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) ボランティアの有料ですが、運営スタッフのところで有料事 業、ボランティアのところでは有償の回答をいただいているのが4市町村でございます。ほとんどあ とは無償でやっておるところでございます。   失礼しました。無償の回答が4市町村で、ほかは有料でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そうすると有料は、4引くと幾つですか、20市のうちで。20市でしたか。 〇議長(佐藤宮吉君) 生涯学習課長。 〇教育部生涯学習課長(百武勇一君) 18市町村です。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) すみません。今担当課長の報告にありましたように、県内それぞれ内容はば らばらであります。ですから、いつも確かに私この質問をして、いつも教育長がご答弁する内容は、 課題があると、そしてその解決のために前向きにと答弁されているのですが、やっぱり次回もしした ときには少しでも中身が変化しているような、つまり関係するところで真剣に担当課長が調べました その資料がありますので、やっぱり村上でも取り入れられるところは大いに取り入れて、子供たちの 環境をよくしていく、そして働くお父さん、お母さんが安心して働けるというか、やっぱりそういう 環境をどうつくり上げていくかというのは、今度は教育部長お答えお願いしたいと思います。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇22番(相馬エイ君) いや、最後にかけます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(平山 浩君) 私、今年度最初の村上地区の放課後子ども教室運営委員会に出させてい ただきました。そこでは、本当この放課後子ども教室の運営に携わるボランティアの方々のやっぱり 本当力強い子供たちを支援する意気込みを感じまして、やっぱり私は大事なのはこういった子供たち を支えるそのボランティアの方々の輪を広げていくというふうなことが大切ではないかなと思います。 これは、行政の努力だけではなかなかなし得ないことだと思いますので、そこら辺についてはまた関 係各所とまた連携をしながら深めていくことが必要であるというふうに考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 保護者の支援の輪を大きく、そのためにも行政がそのことに対しての情熱と 改善していくのだというその姿勢が保護者に伝わらなければ、ただ支援の輪は広がっていかない。つ まり信頼関係、そして一緒に子供を育てていくのだというそのことが大事なのだと思うのです。   それで、教育長お待たせいたしました。最後に、この点では本当に少しでも、一歩でも二歩でも 前進して改善するというその立場からお答え願います。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 先ほどもいろんな課題があるというような話答弁させていただきましたが、 今担当課長から新潟市の例がありました。新潟市も最後に地域の現状と課題という欄があるわけです。 幾つかやっぱり新潟でも活動場所の確保が差あるとか児童の参加率が大きく異なるとか下校時の児童 の安全確保をどのように図るか、特に冬場が問題だとかスタッフが非常に困っているとかという課題 あるのです。それをやっぱり聞いてくだされないですよね。こういう課題もあるので、私らも同じ課 題しょっているのです。だから一生懸命、先ほども答弁したとおり、そういう皆さんの力をかりたり するために私らも決してボランティア任せなんていう気ではありませんので、今後さらにそういうふ うな皆さんのお力をかりるうな方法に私どもも一緒になって対応していきたいと、こういうことであ りますが、よろしくお願いします。 〇22番(相馬エイ君) ありがとうございました。では、ぜひその思いで少しでも改善していただき たいと思います。   次に伺います。医療費助成の件ですが、時間も余りありませんが、お伺いいたします。先ほど数 字をお聞きいたしました。そこで担当課長にお聞きいたします。20年度の決算見込額、通院費だけで 結構ですが、実績はどのぐらいになる見込みでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 平成20年度の見込みでございますが、子ども医療費助成 額でありますと3,953万2,063円の見込みであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) これは見込みですが、実際県と市町村とではどのような配分になっているの でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) 2分の1ずつの助成となりますけれども、県の助成を所 得制限で対象外になられる方がおられますので、その分は市の助成ということになります。したがい まして、助成率につきましては2分の1ずつ負担ということになります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 最近やっぱり子育て支援、それがやっぱり地域を活性化させる、そして若い お父さん、お母さんたちが本当にこのまちはいいまちだと思う、そしてもう一人産もうかなとか、と にかくいいまちだから何らかの形で協力したいとかと、そういう若い世代の人たちがこの市に対して どういう思いを持つかというのは、非常にまちにとっても大事なことだと思うのです。   それで、日本の今の国は、残念ながら医療費助成という制度は少子高齢化対策大臣等もいらっし ゃいますが、他の国に比べまして遅れています。それで、日本共産党は小学校就学前までとにかくす べての子供を対象に医療費助成をするべきだという考えを持っております。そうしますと、1,500億 あれば実現できるのでありますが、そして県の制度が入院は小学校卒業までですが、通院が3歳未満 までなのです。つまり新潟県としても通院が遅れているのです。もう通院も中学校卒業までやってい る県が、今ちょっと資料を持ってきておりませんが、幾つかあります。やっぱりそういう前向きな施 策をどんどんとやっていく、そのことがまちに活性を起こす一つの手だてにもなるのだろうと思うの です。   そこでお伺いいたしますが、中学校卒業までするとすると8,400人、そして8,800万円の増という ことであります。数字の繰り返しはいたしません。小学校3年生まで通院費を対象にするとすると〔 質問時間5分前の予告ブザーあり〕対象は2,600人、そして助成費は3,300万円なのですが、実際これ を村上市が単独で出す費用は幾らですか。   すみません、金額間違えました。小学校3年生までにすると3,965人が対象で、8,800万円が見込 まれると。しかし、この中で純然たる市の持ち出しは幾らになるか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) そこまではちょっと積算はしてございませんけれども。 〇22番(相馬エイ君) とにかくこれよりも少なくなることは間違いないわけですよね。そういうこ とですよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(斎藤 勉君) はい、そのとおりであります。 〇22番(相馬エイ君) そこで伺います。   子供を3人育てているお母さんが1人が風邪を引いてくると必ずみんな移って3人とも風邪を引 くと。そうすると、お医者さんにかかるお金が非常に大変だと、そういう生の声を聞いています。で すから、長引く不況、雇用不安の中、安心して子育てができる制度の拡充、この点では市長が選挙で も公約いたしましたように、若い世代に安心して住んでもらえる村上ということを考えますと、対象 を1年でも2年でも、せめて小学校3年生ぐらいまでを対象に引き上げるという、通院ですよ、お考 えはございませんでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 十分にわかります。やりたいのはやまやまでございますので、ぜひとも共産 党で政権をとっていただいて、そして小学校6年生の就学前までできるような国づくりをしていただ きたいとお願いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) お褒めというか何というか、初めてでございますが、とにかく一年一年でも 上げていくというその努力がやっぱり大滝市長は子育てに非常に関心を持っていると、若い世代を支 援しようという気持ちがあるのだということが若い世代に伝わるのです。一気に中学校までなどとは 言いません、数字は聞きましたが。その点で少しでも拡充する考えを持っているか持っていないか、 それだけお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 考えは十分に持っています。 〇22番(相馬エイ君) では、その言葉に間違いないという点で、とにかく無理なことは申し上げま せんが、少しでも1歳でも2歳でも引き上げていくと、その姿勢が行政に見られるならば、若いおお 父さんたち、母さんたちは本当に行政に対して期待を持ち、信頼を持ち、このまちのために頑張りた いと思うのではないかと考えます。   よろしくお願いいたします。終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。   以上で本定例会の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれにて散会いたします。   なお、明日から各支所において各常任委員会が開催されますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでした。           午後 1時49分  散 会