平成21年村上市議会第1回定例会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成21年3月3日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  平成21年度村上市施政方針並びに議第7号から議第22号まで及び議第25号から議第      56号までに対する代表質疑                                 議第7号から議第22号まで及び議第25号から議第56号まで委員会付託                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(29名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君 16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君 18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君 20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君 23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君 25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君 27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(1名)   21番   岩  倉  幸  治  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    渡   辺   成   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        福祉保健部長     小   田       均   君        産業観光部長     増   子   太   平   君        産業観光部                   竹   内   友   二   君        農林水産課長        産業観光部                   瀬   賀       功   君        商工観光課長        都市整備部長     須   田       徹   君        上下水道部長     鈴   木   文   雄   君        会計管理者      吉   村   澄   子   君        選管委書記長        監 査 委 員    佐   藤   正   幸   君        事 務 局 長        農業委員会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    寺   社   四   男   君        教 育 部 長    小   野   泰   三   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        教  育  部                   百   武   勇   一   君        生涯学習課長        荒川支所長      平   野   俊   之   君        神林支所長      田   村       豊   君        朝日支所長      板   垣   一   弘   君        山北支所長      佐   藤   壮   一   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は29名であります。定足数に達しておりますので、こ れから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いし ます。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、11番、平山耕君、29番、板垣一徳君を指名します。 ご了承願います。                                              日程第2 平成21年度村上市施政方針並びに議第7号から議第22号まで及び議第25      号から議第56号までに対する代表質疑                       議第7号から議第22号まで及び議第25号から議第56号まで委員会付託 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、これから平成21年度村上市施政方針並びに議第7号から議第22号 まで及び議第25号から議第56号までの48議案に対する代表質疑を行います。   代表質疑は、配付してあります代表質疑通告者一覧表の順に行います。   最初に、鷲ケ巣会の代表質疑を許します。   29番、板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 皆さん、おはようございます。特に傍聴者の皆さん方には極めてお忙しい中、 大勢の皆さん方に議会においでいただきましたことに厚く御礼を申し上げます。きょうこの議会に来 る道中、7号線から私ども鷲ケ巣会のもとといいますか、鷲ケ巣山を見ながら実は車で走ってきたわ けでありますが、改めて鷲ケ巣山にことしもまた名前をおかりしますよと、どうぞ議員の皆さん、経 済、雇用対策に厳しい時代でありますから、ぜひとも頑張っていただきたいと私には聞こえましたの で、議員の皆さんにご報告を申し上げながら、鷲ケ巣会を代表いたしまして質問をさせていただきま す。   早いもので、合併をされましてからもう1年になろうとしております。きのうの市長の施政方針 の中で、合併の不安や不満などの解消から市民の皆さんとひざを交えながらご意見をいただく市政懇 談会を各地区で開催をし、合併の不安解消と新市一体感の醸成に努めると。そのために今年度総合計 画を策定し、審議会の意見や議員の皆さん方の意見を聞きながら市最上位である総合計画を策定し、 市民に公表していきたいと。全く私も同感でございまして、言わせていただければ少し遅過ぎるよう な感じすらしております。私もこの合併には7年余り推進派の一人として参画をしてきた立場から、 今後の市政の運営のあり方についてお伺いをいたします。市長だけではなくて、副市長、教育長さん にも同じことをお聞きしますので、よく聞いていていただきたいとお願いを申し上げます。   今この中心地から離れている地域、いわゆる旧町村におきましては、いろいろな合併をされまし て長所、短所が出てきておることはご案内のとおりであります。想像する以上に早くその実例が私は 出てきていると、こう認識しておりますし、またいろいろなご相談もいただいておるのも事実でござ います。厳しく言わせていただければ、旅館業や飲食業、あるいは一般の商店の皆さん方が休業をし なければならないというような状況にもなっている地域もあろうかと思います。   そこで、市長、副市長、教育長にお聞きいたしますが、まず皆さんは旧町村の首長さんでござい ました、合併するとき。それで、地域に帰り、あるいはこの中心から地域を見まして、どのように今 考えを持っているのか。   それとあわせて、ことし総合計画を作成するわけでありますけれども、1点でも2点でもよろし ゅうございますが、端的にどういうことが最もこの新市村上市の均衡ある発展をしていく上でですね、 ご意見をお聞かせ願いたい。まず最初に、市長からお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) おはようございます。ただいま板垣議員から合併後の支所、本所から離れて いけばいくほど寂しさを感じる、市長、どう思うかとのご意見でございますが、私も全くそのように 感じております。本所機能が村上市役所を使っておりますので、支所の機能といたしましては総合窓 口方式をとっているわけでございますが、しかしながら契約、発注等は全部本庁でやっている関係も ありまして、支所に足を運ぶ出入り業者もほとんどないのが現況でございます。また、お話にもあり ましたようにそれぞれの支所には議会も全部なくなりました。職員の数も減っております。それが合 併であるわけでございますけれども、そういう中でいわゆる地域の活力、特に飲食関係等については 非常に困った現状が起きていると私も認識をいたしております。と同時に地域自体が活力を失っては ならないわけでございますので、今私どもが考えておりますのはいかにこの地域の活力を生かしてい くか、魅力ある地域づくりをどのようにして住民協働でつくり上げていくか、それが非常に大きな課 題であります。幸いにも山北地区におきましては魅力ある集落づくり事業、あるいは週末百姓やって み隊等の事業を展開してまいりまして、それ相当の成果を上げてきておりますので、それらを題材と いたしましてそれぞれの地域に波及をしていきたい。そのような考えのもとに支所機能を充実させ、 あるいは地域を元気づけ、活性化させていきたい、そのように考えております。   これからのことになりますけれども、やはり支所機能を窓口方式に持っていかざるを得ない現状 で私はあると、そのように認識をしておりまして、支所にある程度の権限を持たせていくこと自体は 合併に逆行するものであると、そのようにも考えられますので、その以外の地域の活性、地域の元気 づくり等に力を入れていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 板垣議員のご質問にお答え申し上げます。   私も昨年の9月1日付で皆さんの負託を得まして、副市長になったわけであります。半年が過ぎ たわけでありますけれども、本当に合併して長所、短所いろいろあるわけですけれども、やはりまだ まだ一体感、また短所のほうがやっぱり目立つ、そんな状況でないかな、やっぱり今までどおりとい うわけにはいかないものが不安、また不満になってきているのかなという感じを持っております。た だ、合併しなければではどうなったかということも考えられるわけでありますので、もっともっと悪 くなる可能性もあったわけでございます。そういう意味ではこの合併は本当に一体感、この地域の将 来に向けての発展のためには避けては通れない、また早く実行してよかったのかな、そんな感じを持 っております。この本当に広い圏域、私も本当に、朝日村も面積的には広いのですけれども、やはり この旧村上市を中心とした本当に広い圏域、目を配る、また隅々まで訪問するというのはなかなか公 務の中で大変でありますけれども、いろいろ区長会議、またいろんな会議を通しながら各地域のいろ いろな声に傾け、またそれらの意見を尊重しながらこれからの一体感の持てる地域づくりをしていき たいということで考えております。区長会とかいろいろ出させていただきましたけれども、そんなに 不平不満、これは非常に悪いとか、そういう端的な、これは本当に悪くなったというようなご意見は 今のところ余り聞いておりません。また、これからやっぱり期待感、まだ1年でありますので、これ からともによくしていく、そういう期待感がまだまだ地域の住民にはあるのではないかなという感じ をしております。その中で今市長も申しましたとおりやっぱり地域の活力、活性化が一番大事ではな いかなということを感じておりますし、やっぱり最終的には集落単位での活性化、やっぱりいろんな 起爆剤、その地域の集落の特徴を生かしながら一体感の持てる、また本当に安心して住めるそういう 地域、それの集合体であればな、そんなことを踏まえて発展をしていければな、そんなことを考えて いるところであります。本当にまだまだ一体感の持てる地域ということではありませんけれども、議 員のご意見をいろいろ拝聴しながら、よりよい地域づくりに市長とともに頑張ってまいりたいと考え ておりますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 私も合併前の3人とも町村部の首長でありましたので、大方市長、副市長 が今ご答弁申し上げたこととほぼ同じだろうと、こういうことであります。ただ、私の場合9カ月過 ぎましたが、教育行政を預からせていただきました。言いたいこともないわけではありませんけれど も、ただ私の立場もありますので、今までのかかわりだけを申し上げさせていただいて、ご答弁させ ていただきます。   何せ昭和の合併から五十数年たってもまだまだ地域性とか、そういうものをまだ持っている地域 がたくさんあります。その中で広い5つの市町村が合併したのでありますので、まだまだ不安解消、 一体感の醸成には時間がかかるだろうと、こう思っておりますけれども、それぞれにやっぱり地域の 特性を生かしながらやっぱりみんなでつながりを深めていくと。基本姿勢に立ち返って、しっかりと やっぱりそれぞれの市部、町村部がやっぱりお互いに信頼感を持ちながら取り組んでいきたいものだ と、こう思っておりますし、特に今話ありましたように町村部では非常にやっぱり衰退といいますか、 元気がなくなったということを心配している方たくさんいらっしゃいます。そんなことで、みんなで その辺を理解し合いながら頑張っていきたいと思いますし、特に私の場合は学校関係とか教育関係預 かっておりますので、つながりを深めていくにはやっぱり特性を生かしながら学校が元気でなければ ならない。そして、保護者の皆さん、地域の底力を、皆さんの底力をかりながら、元気なやっぱりそ れぞれの学校単位の地域づくりをしながら、それが1つの全体の市の元気にもつながっていくような、 そんな形で私の立場からも一生懸命取り組んでまいりたいと、こんなふうに思っております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) ちょっと長かったけれども、大変ありがとうございました。合併は、1年や 2年でよくなるものではございません。いわゆるゴールは10年と言われております。ぜひこの三役の 皆さん、そして今までの経験を生かし、しっかりと新市づくりに励んでいただきますことをお願い申 し上げます。   次に、きのう基本構想の説明をいただきました。本来であれば合併前に基本構想、あるいは総合 計画ができてスタートするというのが本来の姿でしょう。しかし、当地の合併はいろいろの問題がご ざいまして、時間が7年もかかったわけでありますから、今基本計画、そして基本構想、そして総合 計画に入っていくわけでありますが、一日も早い総合計画を願うものであります。   そこで、市長、基本構想、基本計画は8年を1つの区切りにして計画を立てると。そして、実施 計画については前期、後期に分けて、これにはいろいろあろうかと思います。財政の事情、あるいは 8年も思いますと例えば1つの例で言いますと小泉内閣が2001年に誕生しまして、今2008年ですか、 9年ですか。どんなに変わりました、日本の国が。大変な変わりがあることは間違いありませんので、 私はこのことには同感するものではありません。   そこで、きのうの話を聞いていますと基本構想で総合計画立てていきますと、日本一の市になる のではないかという私は期待感を持ったのです。ただ、この基本構想の中で総合計画を立てていくわ けです、ことし。それを立てた後市長として市民に、あるいはそれを実践し、実施して結果を出さな ければならないわけですから、そのお考え。余り長くしないように、簡単にひとつお願いしたいと。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今議員のおっしゃるとおり総合整備計画、あるいは基本計画等をつくってお ります。今度実施計画をつくるわけでございますが、当然それができた段階で何らかの形で市民の皆 さんにお示しをして、そしてこういうのはいつごろやるのですよと、こういうような計画で新しい村 上市は進んでいくのですよと、そういうことを説明していきたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) どんな立派な計画ができても実行段階でできなければ絵にかいたもちになり ます。ぜひともこれは職員挙げて、あるいは地域の皆さんにも理解を得ながら、いい案をしっかりと 実現していくということが私は賢明な新市づくりであろうかと、こう思いますので、ひとつお願いを 申し上げます。   次に、これから合併時にできなかったいわゆる調整事項、あるいは見直しが、特に重要な問題が 山積しております。そこで、通称、これは地域によっては違うのでしょうけれども、総代、嘱託員と いう名前は異なると思いますが、今村上市から嘱託員手当、あるいは総代手当として今村上市は二百 七十数集落ですか、ございます。この手当、ことし見直すというお話を聞いています。それで、嘱託 員手当を減少、減らしますと集落運営ができなくなるおそれが私はあると思っているのです。それは、 むやみに金を使えというのではありません。今までの支払い方法というのは住民の人口割とか、ある いは世帯数割、あるいは配付物等いろいろ勘案されまして嘱託員手当が出ているわけです。ただ、財 政改革だ、行政改革だといってこれを減らすことによって、地域にさっき言うように大きな問題が発 生してくると。それで、今私村上市の配付物を私約1年間議員をさせてもらって見ておりますと配付 物が多い。多いということは、何が多いかということは郵送配付物が多いのです。これは、いろいろ の法に従って郵送でしなければならない配付物はよく理解しているのです。しかし、そのもの自体、 従来のように嘱託員にその集落に配付していただいて、そしてその手当を嘱託員手当として出すこと によって、その集落の自治運営になっていく。運営費になっているのです。私は、全部だと申しませ んけれども、山北町の場合でも半数以上がそういうふうになっていると思います。そういうことで、 市長、これを私は配付物は配られるものは配って、嘱託員手当をなるべく減らさないようにしていた だきたいと思いますが、市長はどう思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 嘱託員の手当の問題でございますが、やみくもに減らすということでは決し てございません。5つの市町村が合併をいたしまして、それぞれの旧市町村単位に区単位、あるいは 集落単位に嘱託員、あるいは総代がいるわけでございますが、非常にばらつきがあるというのが1つ の大きな問題でございます。高いところと安いところの非常に差がある。それをいかにその差をどう やって縮めていくか、非常に難しい問題なのです。高いところに上げると非常に莫大な経費を払わな ければならない。かといって下にそろえると上の人が非常にやっぱり苦情が来るというようなことで、 どういうような整合性を持って、あるいはどういうような職務をやっていてこの金額になっているの かというようなことをつぶさに調査をして、そして今の区長、あるいは嘱託員の皆さんと話し合いを 持ちながらある程度のところで妥協をしてお願いをしていく必要があると、そのように考えておりま す。   配付物でございますが、今おっしゃったように確かに郵送等が多くなっているのが現実であろう と思います。といいますのも非常にプライバシー保護という観点から、そういう郵送による中身が見 えないような形での配付物が多くなってきていると。例えば板垣議員もおわかりのとおり水道料金と か、簡単ないわゆる公共料金については嘱託員、あるいは総代さんが配付していたわけでございます が、それすらもう今プライバシー保護の問題でそういうのを配付できない。中身がわからないように して配付していただきたいというようなことでありますので、必然的に中身が見えないような郵送、 あるいは封筒に入れての配付物が多くなってきていると、それが現実でありますので、その点につい てはご理解をいただきたいなと思っております。区長手当については、今調整をこれからやっていく ということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 市長もご案内のように各集落は今大きな問題になっております限界集落、い わゆる65歳が50%に達しますとその集落は限界集落と言われるのです。これは、もう随分出てきてい ます。そういうことで、そういうこともよく加味して、村上市の市の運営ができても集落運営、自治 運営ができなくなりますと大変なことなのです。そのことをよく加味して、この手当について検討し ていただきたいとお願い申し上げます。   次に、これも下水道料金のことですが、平成26年から統一料金の実施に向けまして、公平性の確 保、市民の皆さんのご理解、健全な事業運営に相応した料金を目指して検討委員会を設置して進めて いくと。これ担当課長でよろしゅうございますが、なぜ20年に合併して、26年からでなければできな い理由、簡単でいいです。教えていただけますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 上下水道部長。 〇上下水道部長(鈴木文雄君) 下水道の料金につきましては、現在料金体系がいろいろまちまちで ございます。それで、合併協議におきましてその料金体系を基本料金と、それから従量料金、その2 本立てにするということで協議まとまってございます。その調整作業の関係で、一気にそれを一緒に するということはちょっと無理な関係もございますので、26年の4月までにそれらを調整しながらこ の基本料金と従量料金に設定しようということでこれから進めたいと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 大きな問題、いわゆる問題のあるものを後送りする。先送りするような気が してならないのです。市長は、24年から、平成です。去年から24年の3月までで任期がなくなる。再 選すれば別です。しかし、4年の間になぜ合併協議で合併されて調整事項が26年でならなければなら ない。これは、私は平等性を欠くと思うのです。同じ市に住んで、上下水道の料金が片やの人は多く、 片やの人は低く出す。これは、一日も早く、それが合併なのですから。その点市長はどう思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今部長がおっしゃったこともあわせまして、下水道につきましては山北地区、 朝日地区、神林地区100%完備をいたしております。ただ、村上地区と荒川地区が今整備の途中であ りますので、それらも勘案していきますと合併協議でも協議いたしましたようにそのくらいの年月を かけて統一料金にしていくほうが一番ベターではないかというようなことでそのような体制をとりま したので、それよりも早く調整ができるようであればそのときは別ですけれども、そういうような経 過でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) そういうふうにぜひお願いしたいのですが、今地域の現況きのう調べていた だきました。村上市全体の世帯数が2万2,800なのです。人口が6万9,442人。そうすると、人口がマ イナス577人なのです、この11カ月で。昨年の4月1日から2月の末日まで。そして、逆に世帯数が2 4ふえているのです。これは、コンピューターのことですから、機械のことですから、間違いはない と思います。ただ、考えられるのは、1つの世帯の中に2夫婦も住んでいるということは十分考えら れます。ですから、私の言いたいことは、市長、この下水、簡水につきましては集落というか、地域 のどんどん、どんどん減っているのです。この帳簿上は間違いないと思います。しかし、そうします と今まで、特に上水はほとんど100%加入でしょう。減っていくと基本料金も入らなくなっていく。 そういうことも十分勘案して、そして料金設定に臨まないとまたもその時点で修正しなければならな い状況になると思うのです。よく勘案して調整していただきたいということをお願い申し上げます。   次に、火葬場についてお伺いいたします。村上市には3施設の火葬場がございます。村上、旧荒 川町、旧山北町。2つの火葬場が指定管理者に委託されています。山北町の火葬場は、これはいろい ろな諸事情がございました。一番最初には山形県の温海町と私ども山北町と共同で建設をして、共同 運営をやってこられました。しかし、この合併に見舞われまして、温海町は鶴岡市、私ども山北町は 村上市へ合併をされました。そういうことでこの施設が残っているわけです。私は、山北の生まれで すから、時折火葬場もお邪魔をさせていただいておりますけれども、もう指定管理の時代であるし、 また施政方針でも市長の話の中にありました。検討していきたいとありますが、私は早い時期に民間 に任せられるものは民間に、私は指定管理にさせたほうがいいと、お願いしたほうがいいと思うわけ ですが、市長はどうお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 施政方針でも述べさせていただきましたが、指定管理に向けて動くべきとき であるというふうに考えております。なぜ今までできなかったかということでございますけれども、 1つには山北地区の火葬場につきましては旧温海町と一緒に共同経営をやっていたわけでございます。 それで、温海町が最初に合併をいたしました。鶴岡市と合併をいたしました。そして、火葬料金に大 きな差があったのです。山北町の火葬場で火葬する人は1体1万2,000円、ちょっと端の金額わかり ませんけれども、1万2,000円くらいなのです。ところが、鶴岡市の火葬場は5,000円か6,000円でで きると。その差を合併時に鶴岡市はきゅうきゅうにあれするわけにいかないということで、緩和措置 をとってきた経緯がございます。2年くらいだったと思いますが、それも終わりましたので、もう条 件が整いましたので、早速指定管理制度の準備に入っていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) よろしくお願いをいたします。   次に、雇用の推進についてお伺いをいたします。今国会中であります。2月の27日に第2次補正 予算、平成22年の当初予算が可決されまして、今参議院で審議中であります。これは、法によりまし て参議院で否決されても予算は成立することは間違いないわけでありますが、この予算を昨年12月に 1次補正が可決されております。そして、21年度のいわゆる当初予算88兆、あるいは第2次補正、そ して第1次補正合わせますとこの補正、景気経済、雇用対策として過去にない大型予算でありまして、 75兆円とも言われているのです。これを通称3段ロケット予算と国は呼んでいます。それで、大変私 はありがたく受けているわけであります。今後この景気経済、雇用につきましてはまだまだ国全体、 県全体、村上市を見ても、予断を許さない私は状況だと思うのです。   そこで、私は雇用を第一だと思うのです。それで、市長もご案内のように私ども村上市議会も加 入されております全国森林環境税創設促進議員連盟の私が会長を務めておりまして、昨年の11月26日、 総理官邸にお招きをいただきまして、私ども議員連盟と促進連盟の正副会長ともども麻生総理に25分 間直接要望を行う機会をいただきました。その際に全国の70%に及ぶ森林整備は環境問題、水源の涵 養、災害防止、いろいろな点から必要性があるということを総理からお言葉いただきました。それで、 今第2次補正に5,000億円通過今しようとしているわけです。これは、3月の末になれば通ります。 これは、いわゆる雇用対策なのです。林業、農業に雇用をふやすための資金なのですよと、いずれは 国から、県から市のほうにもそういう指導が入ってくるのではなかろうかと。ただ、何々に幾ら、 何々に幾らということは具体的にはしませんよという非常にわかりづらい予算なのです。   そこで、村上市は2万7,000ヘクタール、大きな山林面積を持っているわけです。これを極力こ の予算を利用して雇用の拡大、そして森林の整備に市長、打ち込むべきだと、私はこう思っておりま すが、市長の考え方はいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お説のとおり、国は緊急雇用対策等に多くの国費を今投じようとしているわ けでございます。1つには、まず雇用の確保をするには今やっている企業が元気にならなくてはなら ないわけでございまして、一人も解雇しない、首を切らないのだというような企業体質を整える必要 があるということで、私どもはまずそこから手をつけているわけでございます。そして、雇用の拡大 ということでございますが、それらにつきましても今森林の話がございました。1,174平方キロの私 ども村上市の85.4%が林野で占められているわけでございますので、それらについても森林環境税の お話もありましたが、しっかりとやはり守っていく必要があると。森があって、田畑があって、川が あって、海があって、初めてこの自然豊かな村上市があるというふうに私も理解しておりますので、 十分に議員の訴えていることがわかりますので、森の大切さをこれからも考えながら雇用の拡大に努 めてまいりたい。幸いにも政府といたしましても農業あるいは林業について非常に多くの支援策を講 じているようでございますし、また農業につきましてはご案内のとおり新潟県知事が所得保障という ような発言もされておるわけでございまして、それらについてしっかりと対応をしていきたいと考え ています。また、森林環境税につきましてはご案内のとおり板垣議員が全国に発信しているわけでご ざいますので、私もありとあらゆるところに行ってこれが必要なのだと、ぜひ法制化していただきた いというような訴えをしているのが現状でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) これは、参考にしていただきたいのですが、昭和60年を1つの100とします。 いわゆる雇用者の、労働者。この村上圏、岩船郡の中100としますと今現在15なのです。そうすると、 100人おったものが今15人と、こういうことなのです。ところが、今の山林従事者を推測しますと村 上市、岩船郡で今150人は最低でも要るのではないかと予測されるわけです。最低ですよ。そうする と、それを割り返ししていきますと1,000人の雇用者が必要だということになるのです。100を15であ れしますと。ですから、この雇用の場を拡大するにも、あるいはこの景気経済を直す。これは、もち ろん森林を整備するには金が地方に、地方というか、この村上市内で使われるわけですから、そうい うことでぜひそこを産業観光部長、答弁は要りません。答弁は要りませんから、予算を上げてやらな いと市長お忘れですと困るから、ひとつその予算は必ず3月末には私は通ると思いますので、記憶し ておいていただければ大変ありがたいと、こう思うわけであります。   それで、時間がなくなってきましたので、地域医療、いわゆる救急医療について。実は私ども鷲 ケ巣会で一般質問でも鈴木いせ子さん、大滝久志さんから、鈴木いせ子さんにつきましては何度も何 度も毎回定例会あるごとに医療の充実を訴えています。それで、私は市長、1点だけなのです。あと のことは後者の一般質問の皆さんにお答えしていただければ幸いと思いますが、これは私から言うま でもなく、市民のアンケート調査で最も医療が大切だと、充実してもらいたいというのは80%。〔質 問終了時間5分前の予告ブザーあり〕そして、できればもう少し医療を充実してもらいたいというの と合わせますと96%。これは、市民が、ほとんどの方々が医療に力を入れてもらいたいという結果が 出ているのではなかろうかと思うわけです。   そこで、これは古いお話ですけれども、これは旧山北町、明治27年のお話です。実は医者を育て るというのは大変な資産と財産、お金、たくさんのものがなければ医者を育てられない時代だったそ うです。そのとき旧山北村は、衛生講という、おれもあなたも私も集落を超えて金を、何円、何十円 というお金を衛生講という講で集めて医者を育てて、村民の医療に当たったという歴史が毅然と今残 っているのです、書いたものが。そして、またどなたがどれだけの衛生講というお金を寄附したかと いうことまで書かれた品物があるのです。私は、私どもの山北町徳州会病院を誘致する際もそうです。 単に向こうから喜んで来たのではないのです。私ども議会で医療懇談会を、あるいは誘致条例、いろ いろな議会で運動を起こしまして、これは市長ご案内のとおりです。そして、町民にまず1,000人集 会やりました。それでも足りない。2,000人集会やりました。そして、町民の盛り上がり。ひいては 徳州会の理事長、国会議員まで動かし、あの町は本当に医療を欲しがっていると、そのことが出てき たのです。   そこで、市長、答弁必要ですから。一言でいいです。市長の政治生命をかけてもこの医療問題に 本気でやるのか、やらないのか。一言でいいです。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 政治生命をかけて緊急医療問題、医療問題についてはやるつもりでおります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 市長、そのつもりで私どもも、私個人としても、私は絶対的に必要だと思い ますし、できる限りの応援をして、一日も早くこの村上圏の医療が、あるいは救急体制が充実されま すことを心から念じまして代表質疑を終わらせていただきます。大変ありがとうございました。(拍 手) 〇議長(佐藤宮吉君) これで鷲ケ巣会の代表質疑を終わります。   午前11時まで休憩します。           午前10時45分  休 憩                                                        午前10時59分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、かけはしの代表質疑を許します。   7番、中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) では、改めておはようございます。議長の許しをいただきましたので、会派 かけはしを代表し、市長にお伺いするものであります。   大滝市政が誕生し、1年になろうとしておりますが、あの激しい市長選挙を戦い抜き、そしてま た新しく9つもの議会会派が誕生し、何よりもサブプライム問題に端を発した未曾有の経済、雇用危 機という経済不況に見舞われた1年であります。   そんな中でありますが、市長が掲げた施政方針、中でも奨学金制度の立ち上げも実施されました。 このことは本来市民が評価すべきものと思いますが、あえてお伺いをいたします。市長として掲げて こられました施政方針に対する達成感はどのように考えておられるのでありましょうか。お願いいた します。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今中山議員からご発言がありましたとおり非常に厳しくも苦しい1年でござ いました。その中で達成感ということでございますが、まだまだ達成感というような感じには至って おりません。一つ一つをこれからもう一度考えながら、あるいは点検をしながら着実にやっていきた いと、そのようなことでございまして、まだ達成感を感じるとか、そのような域には私はまだ達して いない、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 市民全体でもこの合併を通して合併に対する不安感、そういったものがぬぐ い切れていないと先ほどの答弁もあったわけでありますが、そういったことを払拭するためにもぜひ 早急に達成感の得られるような体制づくりをお願いしたいというふうに思っております。   次に、21年度の施政方針の中に新たな都市計画の策定とあります。たしか平成17年度に旧市町村 に新潟県から都市計画指定地域の見直しが打診されたというふうに記憶をいたしておりますが、合併 を控えてその見直しに各旧市町村とも至りませんでした。現在の都市計画指定地域には旧村上市をは じめ旧荒川町、それぞれの一部が編入されていると思いますが、今回の予定されている策定ではどの ような区域が入ってくるのかまずお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 5つの市町村が合併をいたしまして、計画がなされている地域、あるいはさ れていない地域がございます。詳細につきましては担当部長から説明をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(須田 徹君) かわってお答えいたします。   まず、議員がおっしゃるように現在の都市計画の区域に含まれている旧市町村は旧村上市、それ から神林村、それと荒川町、この3つの市町村が都市計画の区域を持っておりました。それを基本に いたしまして、これからの新しい村上市においてどのようなまちづくりを行っていくのかといういわ ゆる基本になるものが都市計画でございますので、その都市計画の区域にすべきエリアを再度精査を いたしまして、今その区域について検討を行っているということでございまして、議員先ほどご指摘 のありました県におきましてのこれからの都市計画のあり方というものの中には旧朝日村の一部も含 めるべきではないかという指摘もございました。そのことも視野に入れまして、現在検討していると ころでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) この都市計画区域、極端な言葉で言いますと土地利用をコントロールする機 能が大変大きい施策というふうに思うわけでありますし、さらには目的税の賦課が可能であるという ふうにあるわけでありますが、施政方針の中に農業振興地域の整備計画も登載されております。当然 として農業地域、あるいは都市地域という形のものが必要かと思いますし、そういったことから、あ るいはまたそういった付加税の設置も可能であるということはやっぱり地域との打ち合わせといいま すか、懇談といいますか、そういったものが前提条件になるのだろうなというふうに思うわけであり ますが、トップダウン方式ではなくて、そういったものを吸い上げながらつくっていくべきなのかな というふうに思います。その辺の関係はどういう形で。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今ご質問のとおりでございまして、農振地域、あるいは農工地域、都市計画 地域等につきましても当然そういうような変更を、あるいはまた新しく設定する場合については地域 の、地元の人方の意見を最大限やはり尊重をしていかなければならない事柄でございますので、その ように考えて進めていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ぜひともそんな形で対応いただきたいと思うわけであります。   また、先ほど申し上げましたように目的税が賦課できるということがあるわけでありますし、今 現在旧村上市においてその目的税として下水道工事が上げられておるようでありますが、先ほど申し 上げました旧町村ごとにその目的税のかかる、かからないという目安といいますか、そういったもの がありましたらお聞かせいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 今議員のおっしゃった都市計画税の定義でございますけれども、これに つきましては都市計画法に基づいて行う都市計画事業、または土地区画整理法に基づいて行う、これ に要する経費の費用に充てるため、都市計画区域の一部に課税するということで、地方税法の702条 をもって課税してございます。それで、今課税されているところにつきましては村上市、それから一 部旧神林地域ということになると思いますけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(須田 徹君) 旧村上市におきましては、都市計画区域が一部外れている箇所もご ざいますが、都市計画区域の指定をされている中で、さらに用途地域の指定がしてございます。その 用途地域の指定をされている箇所が主に都市計画税の課税対象区域ということでございまして、これ につきましては都市計画税の対象範囲というのがそもそも都市計画の線引きという言葉がございます が、市街化区域と市街化調整区域の区分けをしてあります。ただし、村上市程度の人口規模のところ におきましてはその線引き、いわゆる調整区域、市街化区域の線を引きなさいということは法律には 定められておりませんので、そのかわりといいますか、用途地域の指定がされております。その用途 地域の指定のされているところが課税の対象の区域になるということが原則でございますので、先ほ ど市民部長が神林の一部という説明をいたしましたが、旧神林村の一部にはその課税の対象の区域に なっているところはないと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ありがとうございました。そのほかこの都市計画指定については建物の建築 確認、あるいは車庫証明の必要性等々が付加されるというふうに伺っております。この問題について はいかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(須田 徹君) 議員おっしゃるように建築確認の建築基準法の適用が都市計画の区 域を定められますと対象になりますので、確認申請の確認の手続が必要になるということでございま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) そういうことであれば、なおさらのことやっぱり地域との一体感ということ で、一緒につくり上げていっていただきたいというふうにお願いをさせていただきます。   次に、先ほど板垣議員からも触れられましたけれども、圏域医療につきましては大変な状況であ るということは重々承知をいたしております。その中で市長が上げておられます地域に密着した健康 づくりと、予防事業ということになるのでしょうけれども、従来旧町村ではその予防、いわゆる検診 事業を担うための健康推進員といわれるものがあった町村もあるわけであります。そんな方々のご苦 労いただきながら、何とか検診事業を有効かつ効率的に推進してきたという形があるわけであります が、今回その推進員制度がなくなったということになっているようであります。その辺の理由といい ますか、お願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳細については担当部長から説明をいたさせますが、保健師を中心といたし まして、あるいは地域の力をおかりいたしましていろいろな施策、事業を実施しておるわけでござい ます。地域の茶の間とか、いろいろな湯ったり塾等を、そのほかにもいっぱいあるわけでございます が、それらを中心にして健康なお年寄り、あるいは健康な人たちをいかにして多く出ていただくかと いうようなことに力を注いでおりまして、そういう健康推進員がいなくなったから、事業が衰退して いるということでは決してございませんので、その点についてよろしくお願いをしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 今ほどのご質問でありますけれども、たしか合併調整の中で保健推 進員、旧村上市であれば保健推進員という制度ありましたし、山北町にもございました。それぞれ活 動が歴史的にいろいろあって違っていまして、今後どうするかという話の中で先ほど市長の答弁にも あったように基本健診の勧めとか、取りまとめとか、いろいろやっていただいたわけですけれども、 プライバシーの問題等がありまして、回収等についても郵送でやるという形の中で、では今後活動し ていく場をどうするかというようなことでありまして、とりあえずは保健推進員は制度的にはやめよ うということになった経緯はございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 数字的には掌握しておりませんけれども、この推進員がなくなったというこ とで、末端地域ではやはり検診を受けないという方々もかなり耳にしておりますので、ぜひともこう いった制度の復活を願うというふうに申し上げたいと思います。   次に、市税について若干お願いいたしたいと思います。市税の徴収には大変な努力をされている ということにつきましては敬意を表するものでありますが、今21年度一般会計予算の中で市税が7.4 %。あるいは、市民税につきましては13%強の減額見積もりがされてございます。確かに県下押しな べて大変大きな問題になっているわけでありますが、県下でも5番目の減額率になっているようであ りますので、この減額が今言われています経済不況だけによるものなのか、あるいは未済事情も含め た予算規模なのか、改めてお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 歳入の見積もりとしまして、今市民税につきましては原因は、実績等か らいっておりますけれども、主な原因につきましてもやはり景気の悪化によるものということで推測 した数字でございます。   それから、あと固定資産税につきましては評価替え等がございますので、それによる減額という ことで予算を計上してございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) そうしますと、未済については昨年度収納推進員1名増員されました。その 効果があったものというふうに理解をさせていただきますし、本年度昨年当初に比べまして2倍強の 推進員報酬が計上されております。この内容についてお伺いをさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 徴収員につきましては、一応旧市町村単位で1人ということで当初から 要望してまいりましたが、なかなかその辺かなわないで、今回21年度予算にまた新規で1名で、これ で5地区に1名ずつ配置できるということでございます。当然この賦課した徴収率を上げていくとい うことが使命だと思いますので、それらに携わっていただくということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 徴収率については推進員制度、あるいは職員の努力によって通常どおりとい うふうに考えてよろしいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) そういうことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ありがとうございました。   次に、先ほども少し触れたのでありますが、施政方針の中で合併当初ということもございまして、 当然のことだろうというふうに思うのでありますが、それぞれの事業にいろいろな推進計画が盛り込 まれております。本年度作成するもの、あるいは次年度に向けて策定するものいろいろあるわけであ りますが、先ほど総合計画に触れられました板垣議員の言葉にもあったかと思いますが、やはりこう いった推進計画、地域で使えるもの、あるいは地域がよりどころとするものでなければならないとい うふうに思うわけであります。決してトップダウン方式ではなくて、それぞれの地域から吸い上げた ものを登載していただくと。必ずや実行できる形でのものをつくっていただきたいというふうにお願 いを申し上げておきます。   次に、大変難しい問題になるだろうというふうに思います。今回申し上げるべきか否かと悩んだ のでありますが、あえて申し上げさせていただきますが、21年度の施政方針及び予算書の中にも見当 たらないということで申し上げたいと思います。合併当初、事務事業調整の中でもあったかと思いま すが、職員給与についてかなりの差があるというふうに伺っております。1年を経過する中でその調 整が見当たらないというふうに思いますが、今後その見直しについてどのように考えておられるのか お伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大変大きな問題でございます。確かにおっしゃるとおり5つの市町村が合併 をいたしました。そして、旧村上市の職員、市の職員なわけですが、それといわゆる周辺町村の職員 との給与格差が当然あるわけでございまして、それをどうするかというようなことで合併以前から話 し合われたのですが、調整は非常に難しいということであります。この問題につきましては私ども村 上市だけではなくて、過去に合併した上越、佐渡あるいは新潟等におきましても、それを調整する場 合高いほうに合わせていったらとてつもない給与になるわけでございます。また、低いほうに合わせ ていくということは、非常にこれまた大きな問題になる可能性があるというようなことでございまし て、それらをどういうふうに調整していけばいいのか非常に難しい問題でありますので、当然今新し く入ってくる人たちには新しい給与表でやっているわけでございまして、今いる職員については今の ところこのままでいくというようなことで納得を職員との間でやっているというのが現実でございま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 本当に900名余もいる職員の中で大変なことだろうというふうに思いますが、 このことは職員それぞれの退職金やら、あるいは年金に大きくかかわってくる問題なのです。決して 2年や3年で直せるものではないというふうに思っていますが、やはりこういう状況を続けますと職 員の意欲といいますか、士気に大きな影響をするだろうというふうに思っております。5年、10年の スパンを考えながら、やはりそういった昇給延伸制度もやむを得ないと。あるいは、6短3短の昇給 制度もつくりながら、そういった形で見直しを図っていただければというふうに思いますが、総務部 長、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 合併時の調整の中では各自治体の給与体系に基づいて給与支給されたも のでありますので、職員間の格差はないということで今日に至っているわけでございますので、新し い給与体系の中で措置されたもので、今後その内容については精査をする必要がございますけれども、 現段階での調整は考えてはいないということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 今ほど現行の給与体系に不備はないということでよろしいですか。合併当初 それぞれ旧町村ごとに指定された給与そのままを踏襲したというふうに伺っております。それぞれの 町村ごとに差があったというふうにも伺っております。そのことをそのまま新しい給料表に据えつけ たという形で理解しておったのでありますけれども、不備はないということは、そこで調整されたと いうふうに理解してよろしいですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 特段調整したという意味ではなくて、合併調整の中で格差はないものと いうことで協議が終了しているということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 先ほどの市長は、そういうことで給与格差はあったというふうに発言されま した。そのことが合併前それぞれの町村での調整を経て、さらにその給与体系を新しい市の給与規則 にはめ込んだという答弁でありますけれども、かなり大きな違いがあるのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 合併前はそれぞれの5つの市町村で5つの給与体系があったわけでございま す。それをそのまま持ってきたわけでございますので、給与の格差はありますけれども、それは正当 な給与体系のもとで支払われた給与だということで、そういう意味での格差はないと部長はおっしゃ ったのだと思う。給与の差はあります。あることはありますけれども、それはその自治体で正規な基 準によって払われたものであるので、格差はないということだと理解していただきたいと思っており ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) くどいようですが、給与それぞれ1等級から8等級ですか、まであると思う のですが、1等級、2等級、3等級等々につきましてはかなり年功序列という言葉を使ってもよいの かなというふうに思っていますし、その上位になりますとやっぱり職能給等々が加味されてくるとい うふうに思いますが、確認をさせていただきます。給与の金額的な差は当然あるかと思いますが、そ ういった規則に基づいての給与体系には差がないということで理解してよろしいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 今ほど市長が申したように、それぞれの自治体で1級から3級につきま してはそれぞれの昇給基準に基づいて昇給をしてきたものであります。それから、3級以上につきま しては、それぞれの先ほど議員が言われたように職能給でございますので、昇格の基準それぞれ違っ ておりますので、その違いはございます。ただし、今新給料の体系の中では格差はないということで ございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ちょっと納得できないのですけれども、次、最後になりますが、昨日津南町 の議会で町長の反問権が県下初めて行使されました。また、新発田市では4月1日からそういったも のを議決したわけでありますけれども、このことで市長、どうお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 津南町では反問権を行使したという記事が出ておりますし、ご案内のとおり 新発田市議会でもというようなことが出ております。これは、私がうんぬんという問題ではなくて、 議員の皆さんが議会でどういうような取り扱いをするかという問題ではなかろうかなと思っておりま すので、私からは発言は控えさせていただきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 当然のことだろうというふうに思いますが、議会の活性化を求めていく1つ の方法かなというふうにも考えておりますし、いろいろな面で議員同士のやりとりであるとか、ある いは市長の反問権等々も含めて考えてみたいというふうに思っておりますけれども、そんなにむやみ に行使されるものではないという津南町町長の意見もありましたけれども、ぜひその辺も含めて市長 の個人的な考え方でいいわけですので、もしできたらお聞かせいただきたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) なかなか新しくなった議員の皆さん論客が非常に多くおられまして、できれ ば1回でいいから、逆に質問したいのが本音であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ありがとうございました。   もう一点確認だけをさせていただきたいと思います。私の一般質問にも書かせていただいたので ありますが、農作物被害防止計画本年度策定予定というふうに伺っております。このことは当然この 計画をつくった場合に県下の10以上があるはずでありますけれども、例えば鳥獣被害の特別許可を市 が発行できるといったようなこと、あるいは事業そのものにつきましてもこの計画があることによっ て事業がかなり有利にできると。国庫事業であっても2割、3割の実施者負担というものが一部交付 金拡充がされるというような事業があるわけでありますけれども、こういったものもお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 鳥獣害の対策につきましては、非常に苦慮しております。特に猿の 被害でございますが、一般質問の際にまた細かく答弁申し上げますけれども、ただ新潟県下越地域に おける日本猿の保護計画という計画も19年3月に県が公表しております。この中で今の鳥獣害対策を 含めながら検討していこうということで、今年度、21年度には計画つくる予定でございますし、物に よっては国の支援を受けながら対策を講ずるというようなことで考えております。詳しくは一般質問 の中で答弁させていただきますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) この計画につきましては県下5市町村、お隣胎内市、新発田市、五泉市等々 作成されておるわけでありますが、聞こえてきますこの内容等について若干の差があるというふうに 感じました。そんなことを改めて細かなことを一般質問でさせていただきたいと思いますが、当然市 ではこういった駆除の事業を取り入れることは不可能でありますので、何らかの組織に委託行為が発 生してこようかと思いますが、その辺もやり方によってはかなりの差があるのかなというふうに思っ ておりますので、細かなことぜひ調べておいていただければというふうに思います。   大変走り走りで恐縮でありましたけれども、以上で終わります。ありがとうございました。(拍 手) 〇議長(佐藤宮吉君) これでかけはしの代表質疑を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時34分  休 憩                                                        午後 零時59分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、清流会の代表質疑を許します。   14番、三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 大変ご苦労さまでございます。議長の許可を得ましたので、清流会を代表し て質問を行います。   昨日の市長の施政方針にもありましたようにアメリカ発のサブプライム問題、世界的金融危機に 襲われ、日本はもとより我が地域でも多大な影響を受けておることは周知の一致するところでありま す。このような状況の中で、国政の不安など私ども地方はまさに大変な現状に置かれていると言って も過言ではございません。大変厳しい財政下の中で、合併基本計画、地域要望も踏襲した大滝市政初 の予算が示されました。現在の市長の率直な感想をまずお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 厳しい財政事情の中ではありますし、また三田議員おっしゃったように非常 に世界経済、あるいは日本の経済、政治ともに大変な時期でありますが、290億9,000万円の一般会計 予算を組めたということは非常に喜んでいると言ったら語弊がありますけれども、組めたということ に安堵をしておるところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 今現在行政改革推進委員会で21年度には計画の策定ということになっており ますが、現在の状況をお聞かせ願いとうございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 市の行財政改革につきましては、20、21年度でつくるのを目 指しまして、内部の基本的な方針を定め、それに従いまして行政改革委員会のほうに諮問し、答申を いただいております。これ3回に分けまして答申をいただくことにしていまして、まず1回目は行政 改革の進め方、基本的な方針についてこういう形で行政改革を進めていいのかということで、それに ついてのご意見をいただきました。それに基づきまして行政改革大綱を行政案をつくりまして、委員 会に審議し、2月の末に答申をいただいております。今後その答申をいただいて、内部的にまた整理 をいたしまして行政改革大綱を策定し、以後実質的な実施計画の策定に入りたいと、このように思っ ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 本年度も職員の皆さんがかなり退職者が予定されていると聞いておりますが、 住民サービスに影響はないかお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この行政改革の中には組織改革も入っておりますし、人員削減も当然入って いるわけでございます。ことしも退職者49名のうち12名しか採用しないわけでございますが、少ない 人数の中ではありますが、それぞれの持ち味を発揮して、精いっぱい努力をして住民サービスの低下 につながらないようにしていただきたいというようなことを申し上げておりますし、またふだんから そのような心構えでいるようにというようなことを申し上げておりますので、心配ないかと思ってお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 市長は、環境基本条例を本定例会に上程し、市民とともに地球温暖化対策に 向けた施策を展開していくとありますが、私どもの地域は全国的にも自然環境豊かな地域と認識して おりますが、まさに本市の特性を生かしてこの政策に取り組むことは市内外に大きくアピールできる 絶好の機会と思いますが、市長の考えをお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのとおりでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 昨日の新聞報道によると、政府は昨年低炭素化社会づくり行動計画を策定し、 自然エネルギーを2020年には現状の10倍、30年には40倍にまで引き上げるとしており、そのことによ って雇用の創出、新しい産業の育成を図るとのこと。また、アメリカのオバマ大統領はグリーンニ ューディール政策で自然エネルギーを現在の3%弱から2025年には25%まで引き上げる旨の報道がな されておりました。今後世界的規模でクリーンエネルギーを引き上げる施策が広がることと想像でき るわけであります。裏を返すと私どもの想像以上に地球規模の環境破壊が進んでいると思われます。 近い将来、国も各自治体にCO2の削減を求めてくるのではないかと考えますが、市長の所見をお伺 いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私ども末端の自治体にもCO2の削減が当然のことながら課せられる時期が 来ると思っております。そのような中で、私どもはクリーンエネルギーとしてこの地域に合ったク リーンエネルギーの政策をとっていかなければならないのではないかなと、そのように考えておりま す。木質バイオ、ペレット燃料等についてはもう既にやりたいというようなことを言っているところ もございますし、また風力発電等につきましても過去に調査している地域もありますので、それらを これから検証しながらクリーンエネルギーの活用について研究をしていく必要があろうと、そのよう に考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 市民への啓発の意味からも中小河川での水力発電、そして先ほど市長が申さ れました風力、太陽光発電など我が地域に最も合った自然エネルギーの創設を早急に研究すべきと思 いますが、市長の見解をお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ただいま申し上げましたように、前の5つの市町村、今地区と言ったほうが いいのかもしれませんが、それらについてNEDOにお願いして報告書をつくってあるところもある わけでございますので、それらを参考にしながら、できれば全地域にそういうような調査結果が出る ような報告書をつくり上げて、その中からどこにどういうようなものがいいのかというようなことで 検討をしていく必要があると考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 木質ペレットのお話を市長から聞きましたが、以前から県の振興局を中心に 行政、民間、学識経験者等でこの地域の生ごみ、木くずなど有機資源を活用したつきさらバイオマス 利活用委員会なるものを立ち上げ、勉強会を進めてまいりました。先般上越市へ議会、行政ともども 視察に行って、生ごみの処理場、木質ペレット工場、そしてもみ殻、古々米、木くずを利用したプラ スチック工場等を見学してまいりました。我が地域も資源には事欠かないことと思います。平成25年 度にはごみ処理場の更新計画も予定されておることから、このことも調査研究に値すると考えますが、 市長の見解をお伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今三田議員のおっしゃったことは十分に承知をいたしています。木質ペレッ トにつきましては一部組合で取り上げて実用化していきたいというようなことも考えているようでご ざいますし、そのほかのいわゆるクリーンエネルギーについても当然のことながら私どもはしっかり と取り組みをして、実用化に向けていかなければならないと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) ぜひ前向きに検討していただき、負荷軽減の少ないまちづくりを目指してい ただきたいと考えております。   次に、市長の公約の1つであります産業の振興と元気な地域づくりを掲げてありますが、このこ とについてお伺いをいたします。私は、企業誘致も施策の重要な1つと考えますが、現在まで地域を 守り育ててきた代々なりわいとしてきた産業は農林水産業であり、地元の商工業だという思いを強く しております。これらについて大きく力を注いでいくべく施政方針で述べられておりますが、具体的 にどのような施策を組み立てていくのか市長の所見をお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いつも私申し上げておりますように、この地域は何といいましてもやはり第 1次産業が私は基盤だと。この第1次産業である農業、林業、漁業、これが活況を呈していかないと この地域の経済の発展、あるいは地域の活性が生まれてこないと考えておりますので、それぞれの分 野で力を入れていきたいと、そのように考えております。   政策等についてはきのう所信演説で申し上げたとおりでございますので、割愛をさせていただき たいと思っておりますが、もし必要であればどのような事業をやっていくのか各部局から説明をいた させます。 〇14番(三田敏秋君) お願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) それでは、お答えします。   まずもって、農業につきましては現行やっております農地・水・環境保全対策事業、あるいは中 山間地対策事業等を含めて現在やっている事業を中心に担い手の育成等を含めたもので対応したいと いう考え方でございます。なお、林業関係につきましても去年の6月に出た間伐特措法、これは今議 員言われる二酸化炭素の大きな削減の効果の1つの事業でございます。これらを中心に基盤の整備を 図りながら進めていこうという考え方でございます。   また、農業と商工業の連携、これらも今国が推奨しておりますし、私どもも具体的には農業と商 工、観光含めた連携を今模索する委員会を立ち上げる予定でございますし、地場産業振興対策につき ましても委員会をどんどん立ち上げていきながら、皆さんの意見を聞きながら対応していきたいとい うようなことで取り組む予定でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 先般のさいたま市での村上フェアが盛況であったとの報道がなされておりま したが、その成果と感想をお聞かせいただきとうございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さいたまフェアは、2日間にわたりましてさいたまの西口をお借りしまして、 この村上市を宣伝したわけでございます。2日間にわたりまして副市長が出席をしておりますので、 後ほどお答えをさせますけれども、21日の日私も行ってまいりました。開会式をいたしまして、いろ いろな意見を聞いてきたわけでございますが、1つにはさいたまというところはこの地域から行って いる方が非常に多い。新潟県になじみが深い。そして、村上、岩船地域にも多くのなじみのある方々 がいるというようなことで、非常に好感度の持てる地域であるなと私は感じてまいりましたし、また この地域にも足を運んでくれる方々が多いなと、そのような感じを持って帰ってまいりました。副市 長から、縫いぐるみを着て頑張っていましたので、答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまの議員さんの村上フェアのことについてのご質問でございま す。私も20日、21日と2日間にわたりまして、さいたま市の駅の構内でキャンペーンといいますか、 観光宣伝のところに行ってまいりました。ちょうど大宮駅は、1日60万人が乗降するというようなこ とで、本当に構内人が絶えない東京都内の駅と同じような、非常に人込みが激しいところでございま した。その中でやっぱり足をとめて来てくれる方、非常に村上市ということで関心があり、また新潟 県のどこどこの出身だというような人もかなり言われておりました。そういう意味で、非常に新潟県 と埼玉県交流が深いのかな、非常に関心があるなということを手ごたえを感じたわけであります。   このPRにつきましては、2006年から向こうの企業の山北出身の方でありますけれども、それを 通じたいろいろ物産の販売等をやっていただいた経緯が非常にだんだん関心が出てきたのかなという 感じをしております。今回は観光パンフレット、また町屋の人形さま巡りのご案内というようなこと でさせていただきまして、販売はしていないのという声が非常に多かったように思います。また、非 常に瀬波温泉の夕陽がきれいなところだよねというようなこともいただきました。さいたま市は海岸 がないので、非常に夕陽とか笹川流れ、すばらしい海を非常にあこがれている方が多いなということ で、これからもっともっと宣伝をしながら交流を深めていければ相互の、本当にこちらの観光誘客に もつながるのではないかと期待をしております。来年度予算があれば、物販の販売を含めてぜひ大々 キャンペーンをやっていきたいなと考えているところであります。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 私どもの地域は、物づくりは他に劣らぬと思いますが、売ることにはほかよ り若干劣るように思いますが、地域商品、特産品即売、工業製品の商談会などを継続して開催してい くとの市長の考えですが、その手段はどのようにしていかれるのかお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、1つにはありとあらゆる展示会あるいは見本市等にできる限り出店を してまいりたい。そして、そこでまずこの地域は三田議員おっしゃるように安全で安心な食の供給基 地であるということを売り込んでまいりたいと思っておりますし、またたくみのわざ、技能、それも あわせ持っている地域であるというようなことを宣伝をしてまいりたいと思っておりますし、また観 光面におきましても300万人観光を今目指しておるわけでございます。そのような中で、きのうも申 し上げましたが、秋田、山形、新潟3県によりますきらきらうえつ広域観光圏という観光圏を設定を いたしまして、1泊2日から2泊3日、あるいは3泊4日のコースを提供しながらこの地域の観光客 を伸ばしていきたいと考えております。幸いにも、ちょっと余計な話になるかと思いますけれども、 観光庁ができたわけでございますが、初代長官には粟島浦村のお孫さんである本保さんがなっており ますし、また北陸信越運輸局の局長には前の山形県知事、女性の方でございますが、山形県の副知事 でありました後藤靖子さんが就任をいたしまして、この地域を熟知している方々でありますので、行 くたびにそれらの方々を訪ねて情報交換をいたしながら販売ルート、あるいは観光のお知恵をおかり しているというような現状でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 先ほどの質問とあわせて産業振興策による補助制度を早急に施行していくと いうことでございますけれども、具体的にお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) それでは、産業等の活性化支援補助制度でございますが、これは従 来県、国の補助事業のつけ足しでなくて、市独自の補助制度というようなことで設定しているわけで ございます。   内容につきましては、まず新商品の開発等の支援をやろうと。これは、当然村上ブランドをつく り上げようというような補助制度になっておりますし、もう一点は今市長が申し上げました展示会、 見本市等の参加支援に対する助成をしていこうというような内容でございます。また、人材育成の支 援、これもやっぱり産業を支えるには人材が必要だというための人材育成の支援等もやる予定でござ います。なおかつ商店街の振興支援事業、にぎわいのあるような商店街形成をつくっていこうという ようなのもこの産業の基本の中に入ってございます。それと、観光資源を活用したやっぱり地域のイ ベント、これらもこの支援対象の事業として取り上げる予定でございます。既に要綱等もできてござ いますし、本年度から受け付けを開始しながら適切な予算を次の議会にお願いしていこうというよう なことで、本議会終わればインターネット、あるいは地域住民に広く知らしめるような手段を起こし てまいりたいという考え方でございます。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) これらを継続して支援をしていくということであれば、首都圏での村上市場 を開設して村上ブランドの販売、そして普及を図ることが肝要かと思いますが、今後そのような考え があるか否かを市長にお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながらそうしていくべきだと思っております。しかしながら、あ くまでも行政がやるのではございませんので、今一番私困っている状況にあるなというのはいわゆる 行政ではなくて、それをつくっている方、販売している方、その方々がもう少し熱が入ってこないか なと、どうしたら熱を入れていけるのかな、よし、おれたちがやるのだというような気構えをつくる ような体制もとっていかなければならないなと痛切に今感じております。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) いずれにしてもこの地域には多くの良質な素材がございます。ぜひ官民一体 で産業振興を図ることを提言いたします。   続きまして、住みよい元気な村上市を創造することに全力を尽くすとの市長の考え、私どもも市 民も大きく期待をしておるところでございます。先般議長と支所を1日がかりで回ってきました。ま た、所管の委員会でも2回ほど市の施設を知るべく調査してまいりました。まさに自然豊かな広大な 地域であることを再認識しておるところであり、大きな可能性を潜めた地域であることも各地域で感 じられました。と同時に、周辺地域の活性化が村上中心部への活性化につながることも感じました。   さきに鷲ケ巣会の板垣さんからも触れられましたが、先般私ども荒川地区の議員が地区の区長さ ん方との懇談会を持った席上、各区長から支所機能の強化を強く要望されました。合併以前は区長が 町役場に相談に来た場合一定の結論を持ち帰ることができましたが、そのことができない。予算も権 限も本庁に集中していることに起因しているものと思われます。ゆえに、支所職員にも士気の低下が 見られるのか。平成23年4月をめどに組織機構の再編を実施するとありますが、現在の状況を市長は どう感じられておるのかお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 確かに合併1年目ということで、どこの支所を回ってみても、あるいは地域 住民の声を聞いてみても、支所に行ってもものが足りないのではないかというようなことを言われて おります。しかし、総合窓口方式をとっておりますので、それらについては何ら異常はないと思って おりますが、いわゆる地域からの要望、それらについてやっぱり本庁を主にしておりますので、それ らについてはいささかやはり不便なところがあろうかなと、そのように考えておりますが、そのよう なことがないことにしていかなければならないと思っております。しかしながら、合併を進めてきた 過程を考えますとこれから支所、本庁機能がどうあるべきかということにつきましても平成23年度か ら組織機構を改革いたしますので、その中で十分に議論をしていかなければならないと考えておりま す。一番最初に板垣議員にも申し上げました。地域がすたれる、合併して本庁から遠い地域が不利に なる、あるいは寂しくなるような行政をやってはいけないと考えておりますので、それらについて十 分に検討を加えていく必要があろうと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 広大な面積、しかも5市町村の合併ということで、市長、そして副市長1人 という中で、大変多忙なスケジュールであるということは推察できますが、各支所へ出向き、職員、 課長との懇談、あるいは会議等は合併後各支所で何回か持たれたのかちょっとお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 各支所の全員とはそんなに話しする機会はございません。年頭の訓示、ある いは新年度の訓示等でお会いすることが多いわけですが、支所長あるいは課長の皆さんとは会おうと 思えばいつでも会えるわけですし、また議会でも会っておりますし、またいろいろなイベントあるい は大会、協議会等で顔を合わせているというようなことで、意思の疎通が図られていないということ は、向こうが遠慮しない限りです。向こうのほうで遠慮して言わないのであれば別ですけれども、私 のほうからはそういうことはないなと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 意思の疎通を図っていると言われておりますけれども、多忙なことは承知し ていますけれども、できるだけやはり支所へ出向いて励まし合ったり、コミュニケーションを図って いただきたいと思います。   そこで、各地域で現在まで旧市町村のとき維持管理料というのは大体決まっていたわけですけれ ども、そういう予算は各支所にどのくらいの処置をされているのかお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(平野俊之君) 荒川支所であります。荒川支所、各支所もそうでありますが、支所庁 舎管理経費、それから一般管理経費の2つであります。あと、各課については恐らく各課の支所の枠 という範囲での予算があろうかと思いますが、私のほうちょっと認識しておりません。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 神林支所長。 〇神林支所長(田村 豊君) 神林支所であります。ただいま荒川支所長から申し上げました支所と しての維持管理、庁舎の維持管理は大体各支所とも同じかと思います。あと、建設関係で旧町村の維 持修繕的なものは予算配当されております。本当の維持修繕的なものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(板垣一弘君) 今荒川、神林支所長が言われましたように支所の一般管理経費、ある いは支所の管理経費の配当はございます。また、修繕等地区の要望出た場合は本庁と連絡を密にして 対応しております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所長。 〇山北支所長(佐藤壮一君) ただいまの件でございます。金額を具体的に申し上げます。山北支所 の一般管理経費です。平成21年度の予算は、合わせまして1,185万です。次に、庁舎管理経費でござ いますが、1,442万の予算が配当になっているということでございます。その他のものにつきまして は、部から課の系列で予算が配当になっているということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 近々に職員の皆さんの異動の内示があると聞いておりますけれども、地域の 一体感をつくり上げるために職員の本庁、支所への異動、または交流が図られるのかお伺いをいたし ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 合併1年目を終えたばかりということでございますので、その前に新市がス タートするときに異動をいたしております。それらも十分に考慮しながら異動をしていきたい。今三 田議員がおっしゃるようにやはり交流も大事でございます。よその地域を見るのも大事でございます。 そのような観点からも含めまして異動をしていきたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 先ほどの市長からの答弁にもありましたけれども、いずれにしても周辺地域、 支所機能が弱体化していくことは避けなければなりません。早急にできる施策を講ずる必要があるか と思いますが、再度市長にお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) すべての面を含めまして、行政改革、組織改革等も含めまして、その中でそ のようなことのないような議論をやっていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 先ほど2つの会派の方が質問いたしましたが、私も若干地域医療体制確立に 取り組むとしておる市長の考えをお伺いします。   昨年胎内市で開かれた坂町病院活性化協議会、そして先般2月の28日、村上岩船地域医療フォー ラムなど官民共同の大会を通じてこの地域が置かれている現状を再認識したところでございます。市 長は、この現状をどうとらえているのかお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 2つの大会を通じて、あるいはまた2月26日でございますが、村上総合病院、 瀬波病院合同運営審議委員会等も開催されまして、私も委員になっておりますので、そこに出席をさ せていただきまして、この圏域、村上市の医療の現実を突きつけられたわけでございます。非常に厳 しい現実がある。特に救急医療体制の整備等については、やはり早急な行政としての手当てが必要で ないかなと、そのように考えているところでございます。いずれにいたしましても事行政だけででき ることではありません。病診連携、病院と開業医、そして行政が一体となった取り組みの中から遺憾 のないような救急医療体制をとっていく必要があると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 非常に専門医の方々が不足しているということでございます。医局や大学に 頼ることだけでなく、行政、地域全体での医師確保はどのように進めていくのかお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 非常に難しい問題でございまして、村上市のみならず新潟県でも非常に難し い医師確保の問題になっております。今県では医学部の定員枠を何名かふやしてやっているようでご ざいますが、それにしたって6年、7年の歳月がかかってくるわけでございますので、何としても救 急医療、あるいは不足している医師を今現在は新潟大学に頼らざるを得ない現状であります。何度か 学長あるいは部長のところにお伺いをして、何とか配置をしていただけませんかというようなことを お願いしているわけでございますが、それらを通じ、あるいは医師会を通じながら一人でも不足医の 補充をしていきたいと思っておりますし、また夜間診療、救急医療についてもやっていただける医師 の確保について努力していきたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 非常に救急医療が大切だと市長の見解でございますけれども、医師や看護師 だけでなくて、地域、〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕あるいは行政でも医療のお手伝いを できるということを感じましたけれども、救急救命士の数は足りているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) 現在救急救命士は25名、今研修中も1名おりまして、26名になろうとして おりますが、細かく言いますと救急車が現在7台。4月からは8台になるわけですが、救急車にそれ ぞれ救急救命士を全部乗せるとなると希望とすれば32名いるといいかなと思います。もうちょっとで ございますが、ただ救急救命士以外の消防職員も消防学校で救急課程を普通に学んできますので、救 急救命士の指導を受けながら救急車の対応には万全を期しておりますので、一応安心をしていただき たいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) もう一点、非常に広大な地域であることは皆さんご承知でございますけれど も、現在高齢者の通院に大変困っている方々がおられると思いますが、その対策はいかが考えておる かお伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この問題は、いわゆる公共交通機関の問題ととらえまして、今年度中に各地 域におけるコミュニティバス、いわゆる大きいバスではなくて、小さいバスを走らせるという計画を つくり上げていきたい。そして、将来的には地域間、あるいは今おっしゃったような病院間、学校間 を結ぶような、そういうような交通体系の確立を目指していくような計画をつくっていきたいと、そ のように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) もうすぐ時間が参りますので。   本市は、観光も大変大きな産業の1つと認識しております。市長は、新潟国体、そしてJRが新 潟に的を絞った新潟ディスティネーションキャンペーン等をやるわけでございます。これをチャンス と受けとめ、多くの施策を講じていくとしておりますが、具体的にはどのようなことをやられるのか お伺いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、第2巡目の新潟国体、絶好のチャンスでございますので、全国からや ってまいりますので、村上のよさ等をアピールできるような大会にしたいと、そのように考えており ますし、ディスティネーションキャンペーンと協力いたしましていろいろなイベント等に参加をいた しましたり、またこの地域の産物、観光等を売り込んでいきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 三田敏秋君。 〇14番(三田敏秋君) 終わりに、この地域には山、川、海、そして人、食、すばらしいものが数多 くあります。これらをもとに未来のために初代市長として強いリーダーシップを発揮し、新村上市の 発展を期することをご期待申し上げまして、清流会の代表質疑を終わります。(拍手) 〇議長(佐藤宮吉君) これで清流会の代表質疑を終わります。   午後1時50分まで休憩します。           午後 1時39分  休 憩                                                        午後 1時49分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、つきさらクラブの代表質疑を許します。   6番、冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) つきさらクラブの冨樫宇栄一でございます。何点かにつきまして市長にお 伺いをいたします。   まず、質問に入る前に一言市長に御礼を申し上げたいというふうに思いますが、このたび大変財 政状況が厳しい中で、荒川町から強い要望として出されておりました荒川いこいの家の改築を決断さ れ、約8,000万ほどの予算を計上していただいたということに対しまして、この間の地区での会議で も区長会並びに老人クラブ連合会長からの陳情等を受けて、それを受けとめていただいたことに対す るお礼の感謝の気持ちがありましたので、かわりまして一言御礼を申し上げたいと思います。ありが とうございました。   それでは、市長の施政方針につきまして若干ご質問を申し上げます。まず、まちづくりについて でございますけれども、地域の活性化や市の魅力を磨くためにはまちづくりの主人公である市民の皆 さんの力をかりて、ともに取り組むことが不可欠なのだと、市民や自治会などとの協働がまちづくり の柱である、行政の組織も協働を推進できる組織機構の再編をする準備があるというふうにおっしゃ っておるわけでありますが、非常に言葉としては大変立派なものだと思いますが、具体的にどのよう な形態で、どんなイメージで進めるのか、これを少しご説明をいただきたいというふうに思います。   先日市の行政改革推進委員会からの答申がなされた際にも行政の仕事を手伝わせるようなことに なるのではないかと、あるいは行政の仕事を地域にやらせる、下請化させられることになるのではな いかなどという危惧も出されたなどということも新聞を通じて耳にしておるわけでありますが、もう 少し具体的な協働のイメージというもののわくようなご説明をお願いしたいと思いますが、よろしく お願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 冨樫議員ご承知のとおり今非常に行政も厳しい時代に入ってきております。 その中で行政改革をやり、あるいは組織改革を進めながら未来永劫この村上市を守っていかなけれな らない、健全財政を堅持していかなければならないという時代に入ってきておるわけでございます。   そのような中で、私ども市役所の関係だけではなくて、地域一体となった取り組み、地域一体と なった活動が当然のことながら必要になってくるわけでございまして、それらについて文章に書けば そのとおりの文章になるわけでございます。何も美辞麗句を並べたわけでございません。そのとおり の文章でございますので、具体的には担当課長から説明をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 議員ご質問の協働でまちづくりをしていこうと。これは、総 合計画の中でもこれからのまちづくりの大きな柱であるというようなことで、少し先行しております 行政改革の中でもこれを柱に据えていこうというようなことで、午前中、またさきの議員に申し上げ たような行革の取り組みをしているところであります。   先般いただいた改革大綱への答申の中にいろいろ議員が言われるようなご意見、ご質問等もあり ました。この協働を掲げるに当たりまして、市が財政的に厳しくなったから、その分を地域にやって くれというふうになるのではないかというような危惧等もあるというような話からそういうご意見も いただいたところでありますけれども、目指す協働はそういうもので決してなくて、財政的にもいろ いろ検討はしていきますけれども、一緒になって地域の皆さんと活性化、地域づくりを進めていこう というようなことでここに掲げてあるわけでございます。これから具体的なものについては内部的に も詰め、またいろいろ検証もしております。それぞれの地域に合ったやり方で仕掛けができないかと いうようなことで、旧山北町から荒川町まで同じ手法でこういうことをやってくれではないはずだと いうような議論を進めて、具体的につくろうとしておりますので、この秋ぐらいまでには具体的な姿 を行革の中では描いていきたいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) どこかの小さな町でありますけれども、地域からの要望として道路の改修 だとかを要望出されたときに、そこまでは今の段階予算がないから、機材だとか機械だとか材料だと かは行政が出すから、皆さんが労働奉仕をしてやるのだったらやってくださいというようなことがや られたということを新聞だったか雑誌だかで見たことがありますけれども、そんなことにも踏み出す 決意があるのかどうかちょっとお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、どこかの小さな町ではなくて、現に合併した旧市町村単位でも原材 料を支給して、そして水路をつくったり道路を直したりと、そういうことをやっているところも多く あったわけでございますので、当然のことながらそういうような原材料を支給しながら地域の力、あ るいは集落の力を出して、そして集落づくりをしていくというようなことも考えていかなければなら ないし、ごく自然のことではないかなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) わかりました。ぜひそういうことも含めて、今までの枠を超えた取り組み というのをぜひともお願いをしたいというふうに思います。   次に、公共交通ネットワークについて先ほども同僚議員からのお話がございましたけれども、こ れもまた大変な壮大な事業だろうというふうに思うわけでありまして、均衡ある地域づくりの基礎、 新たな公共ネットワークの構築のために本年度から体制を整備をして計画づくりに着手するというこ とでございますが、交通弱者の通院、通学や日常生活のための公共交通、さらには都市観光の2次交 通の確保を含めて将来持続的な公共交通体系の確立のために住民、交通業者、各種産業団体、行政に よる地域公共交通会議を立ち上げて実現に向けて検討に入るということでございますが、具体的な構 想というのですか、ございましたらお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 議員ご承知のとおり今私どもの地域は、公共交通機関は路線バスに頼ってい るのがほとんどといってもいいくらい、JRありますけれども、そういう環境にあるわけでございま す。しかしながら、最近は車社会になりまして、非常に公共交通機関であります路線バスを利用する 方々が減ってきている傾向にあります。多くの路線を走っているわけでございますが、当然路線バス といいますのは県からの補助金を私どももらってやっておるのはご承知のとおりでございます。しか し、路線によって1日にそのバスに何人乗らなければ補助金は上げませんよというような形態になっ ております。非常にそういう路線がふえてまいりました。そして、その補助金を県からいただかない 分をでは交通会社が負担してくれるかというと決してまけてくれません。それはいただきますと。そ うすると、必然的に私どもの市から単独で持ち出しをしなければならない。ご承知のとおりその持ち 出す金が1億3,000万くらい持ち出しておるわけでございますので、このままいったらもっともっと 持ち出しが多くなってくる可能性が高いわけでございますので、そういうような大きいバスではなく て、いわゆる15人乗りくらい、あるいは10人くらいでもいいかもしれません、地域によっては。そう いうようなバスを走らせて、そして地域間を結んだり、あるいは病院と自宅を結んだりというような コミュニティバス構想というのを立ち上げていきたいと、そういうふうに考えて計画づくりを今年度 中にやっていきたいと、そのように考えているところでございます。もう少し詳細については担当課 長から説明をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 概略市長申し上げたとおりでありますけれども、もう少し詳 細に私のほうから説明させていただきます。   今年度施政方針に上げましたのは、その前段となりますいろいろな計画、または状況把握をし、 今後考えられる連携計画を見据えた、連携計画というのは新しい国の制度がありまして、いろんな発 想のもとで地域の交通のことを考えるのには支援しますよということの母体となるものでありますけ れども、それを見据えたプランづくりを21年度やりたいと。これは、国の力をかりてやれないかとい うようなことでございます。それが順調にスタートいたしましたら翌22年度に正式なこの地域の計画 はどうあるべきかというものを描き、それに基づいて実証に動いていくというようなことを検討した いというふうに思っております。   市長が申し上げ、また施政方針にも書いてありますように今現在約20の路線でバスが走っており ます。この広い圏域には20の路線がありますけれども、なかなかそれで確保ができているのかという のは実態に合わなくなってきている部分がいっぱいあると。しかも、市の負担もものすごい額になっ ているというようなことで、実情に合った形をつくっていこうというようなことで21年度を初年度と したい。先ほど市長申し上げましたように、場所によっては小さいマイクロの形態でいいだろうと。 その場所によっては今ある大型バスみたいなので回らなければならない。この市の中心部であれば、 巡回するような形のものを描けないのかとか、いろんなパターンが考えられると思いますので、十分 地域の皆さんとご相談しながらそれを描いていきたいと。何よりも動き出して、やっぱりだめだった から、これはだめだということにはいかない計画なのです。ですから、十分な検討をした上で実施に 向かっていくということが非常に大事だなというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) 今説明でそれなりに理解はできるわけでありますが、現に新発田市で運行 しておりまして、私も新発田の山のほうのところなんかを見てきましたけれども、いろいろ問題もあ るようですし、当初始めたときのようにもいっていない面もあるようでありますので、十分な検討を されて、しっかりとしたプランをつくっていただきたいということをお願いを申し上げておきたいと 思います。   次に、安心と安全、人に優しい都市づくりということでご質問をいたしたいと思います。地域ぐ るみの福祉活動が広まるように意識の醸成に努め、地域の住民ボランティア、福祉関係者、行政が協 働して実践できる仕組みづくりをつくるということでありますが、これも先ほどのような感じなので すが、この言葉とすれば非常に立派で的を射ているというふうに思うのですが、具体的にいざこれを 進めるとするとどうやって意識の醸成に努めるのか、そのためにでは行政としてどんなことをやるの だというふうなこともなければならないのではないかと思いますが、そういう具体的な政策はおあり でしたらお知らせをいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども申し上げましたけれども、これからの地域づくり、あるいはまちづ くりにつきましては、事市だけがやればいいというような時代ではないわけでございます。地域が一 体となって、一緒になって地域をつくり、まちをつくり、そしてその地域を発展させていくというよ うな協働、ともにつくり上げていく。そういうのが一番大事なわけでございますので、そういうよう な意識を持っていただきながらいろいろな活動をしていくと、そういうようなことを考えていくとい うことでございます。具体的な取り組み等については担当課長から説明をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 具体的というよりも、むしろ今隣近所のつながりというのですか。 つき合いも希薄しているというような状況の中で、やはり日常的な向かい三軒両隣ではないですけれ ども、そういった日常、ふだんのつながりがまず大事だろうというふうに思いますし、それからもう 一つは各種ボランティアがあるわけですけれども、その辺をやはりメニュー化して市民の参画をお願 いするとかいうふうなこととか、あるいはまた市民啓発活動、イベント等を通じたそういった活動と いろいろ工夫しながら具体的に社会福祉協議会とも連携しながらやっていくという考え方でございま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) これに関しては、また一般質問の中でも若干この問題についてもう少し突 っ込んだ議論をしていきたいというふうに思うのでありますが、地域、地域というふうな言葉で区長 さんが非常に負担が多くて大変苦労しているというのを、私の目にはそういうふうに見えるわけであ りまして、行政が地域に要請することは区長さんにお願いをするということであってはならないとい うふうに思うわけです。行政が直接住民の皆さんに働きかける。あるいは、それを組織化するのだと、 こういう取り組みもぜひ考えていただきたいというふうに思うのでありますが、その辺についてはい かがなものでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 私申し上げたのは、すべて地域のことは区長さんにお願いしてうん ぬんではなくて、まさに自発的な形で参画できるような体制づくり、地域づくりをやっていきたいと いうことでありますので、その辺のところはご理解いただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) それでは、次に進みたいというふうに思いますが、生活環境基盤整備につ いて、先ほども三田議員のほうからもお話がありましたので、若干つけ加える程度でお聞きしたいと 思うのですが、私もこの間地域振興局の主催による上越のバイオマスタウン構想の見学に行ってまい りましたが、まだまだコストの面だとかいろいろな問題があるようでありますけれども、今言われて いるように環境問題だとかを考えた場合ぜひ当市においても十分検討するに値するのではないかとい うふうに思うのでありますが、その辺について市長のお考えを再度お聞きしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど三田議員のご質問にもお答えいたしましたように、このような地球を 守る、地球環境を守らなければならないという時代に入りまして、当然のことでありますので、取り 組みをしていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) つけ加えまして、ごみ処理業務につきまして、現在旧市町村での収集体制 を現在踏襲をしていることから、地域の実情を考慮して収集体制の統一に向けて取り組むというふう に述べられておりますが、現段階どのようになっていて、その統一の計画はどのようにお考えなのか お伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) それでは、ご質問のことを申し上げます。   現在ごみの収集体制の統一ということでございますが、旧市町村の収集体制が現在も踏襲されて いるということでございますし、これについては収集の回数、これは村上地区については燃えるごみ であれば週3回、その他のプラスチック等については月2回、村上地区以外のものについては燃える ごみは週2回、その他は月1回となっております。こういうことで、収集の区分についても各旧市町 村では大分違っております。そういうことで、今回から収集の体制の統一に向けて今年度4月1日か ら荒川地区であれば有害ごみという区分を廃止し、また村上地区であればアスベストごみという区分 を廃し、これを不燃ごみとして収集するということで、徐々にこれを改善していって統一していきた いということでございます。当然目標は、新ごみ処理場の建設、稼働するまでには全部達成したいと。 20年度につきましてはごみ収集袋の統一ということも1段階としてスタートしましたし、そういうこ とで進めていきたいということを考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) それでは、次に新たな都市計画の作成についてということでお伺いをいた します。   この中で都市計画区域の再編を行うとともに、引き続き都市計画マスタープランの策定作業を進 めますというふうになっておりますが、先ほども言われていましたけれども、都市計画区域の再編と いうことはその指定区域の拡大をも意味をするのか、この辺についてお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(須田 徹君) 先ほどの中山議員のご質問にもお答えしましたとおり、現在の区域 は基本的には踏襲をしていきたいと。それ以外に必要なところについては拡大も視野に入れて検討し ていると、こういうことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) これを今答えられるのかどうかわかりませんけれども、例えばどのような 地区を予定をしているのかお聞かせいただければお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(須田 徹君) これも私今ちょっと言葉足らずでありましたが、先ほどの中山議員 の質問にお答えをしましたように旧朝日地区、朝日村の一部について検討をしておるということでご ざいます。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) 目的税の徴収は、またこれとは必ずしも一致をしないということでしょう か。 〇議長(佐藤宮吉君) 都市整備部長。 〇都市整備部長(須田 徹君) 都市計画区域の指定、すなわち都市計画税の課税対象区域というこ とにはならないと、法的にはそういうことでございまして、これも先ほど申し上げましたように都市 計画区域の区域の指定をして、さらにその次のステップとしましては用途地域の指定というものがご ざいます。この用途地域の指定をされているところが現在ですと旧の村上と旧荒川、この2つの市町 が用途指定をされておりました。しかしながら、旧村上においては都市計画税の課税の対象の区域に して課税をしておりましたが、旧荒川はそれがございません。そういうこともありますし、都市計画 区域の指定をしたから、即課税の対象区域になるというものではありませんので、次のステップを踏 んだ後さらに全体の新市の中でどういう税体制をとるべきかということは十分に検討していかなけれ ばならないと、それからの話であろうと、こう思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) わかりました。   それでは、次に移りたいと思いますが、観光の振興について若干お伺いをいたします。ことしは 大河ドラマ「天地人」の放映やトキめき新潟国体、さらにはJRのディスティネーションキャンペー ンなど大型観光行事が相次ぐと、この機会を逃すことなく積極的に広報宣伝、誘客促進のための事業 を実施するということでございますが、具体的に今大きな行事として市としては何か予定があります でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これも何度も申し上げておりますけれども、本年2月でございますが、要は 新潟から以北の地域、観光も含めまして非常に重要な地域になってくる可能性が高い。なぜかといい ますと、ご案内のとおり北陸新幹線が開業いたしますと富山、石川、長野の方々は高崎まで行って、 新潟に寄らなくてもよくなる。そういうような中でいわゆる新潟から以北、庄内圏域、秋田圏域を巻 き込んだ観光客の誘致が必要でないかというようなことで新潟、山形、秋田の3県連携で先ほど言い ましたようにきらきらうえつ広域観光圏を申請をして、これ認定を受けるのです、これ国から。そし て、2泊3日、あるいは3泊4日という長い滞在期間のある観光地づくりをしていこうではないかと。 この広域観光圏につきましては、新潟県では湯沢が雪国観光圏ということで認定を受けておりまして、 私どももこの3県で認定を受けようと。そして、それで観光の誘客を図っていこうという取り組みを しておりますし、先ほど来申し上げておりますように新潟国体がやってまいりますので、非常に多く の全国から選手、応援団、家族がやってまいりますので、それらを絶好の機会ととらえまして、この 村上を売り込んでいかなければならないなと考えておりますし、また「天地人」、これから出てくる でしょう。この村上に縁やゆかりのある方々のことも宣伝をしながら取り組みを強化していきたい。 今までやっている事業等については当然のことながら踏襲をしていきたいと思っておりますし、また 観光協会につきましても一本化を今目指してお願いをしているところでございますので、それらも強 力な助っ人として取り組みを強化していきたい、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) 新たな大きな事業は、まさにこれから知恵を出していろいろ考えていただ ければいいというふうに思いますが、これはつけ加えでありますが、道の駅で仕事をしていた人のお 話を聞いたのでありますが、道の駅は行政のほうでシルバー人材センターを通じてそこの人件費を出 してもらって管理をしているということなわけでありますが、どうも行政だとか、あるいは観光協会 も含めていると思うのですが、あそこを観光のPRに有効に活用するような形にはどうもなっていな いのではないかというふうにその人は言っていましたし、いろいろお話を聞きましたらそうだなとい う感じがしたのであります。というのは、あそこにある今パソコンだとか地図だとか置かれておりま して、それは自由に見てもらって、聞かれたらその人たちが答えるというシステムでありますけれど も、そこにそのとき、そのときに合った今必要なものだとか知らせてやれれば非常にお客は行きやす いのに、あるいは場合によってはではそこの温泉泊まってみようかとか、こういうことが間々あるの だと。しかし、そこを紹介する材料というのですか、ポスターだとか、そういうものがほとんどない ということで、その人はいろいろ絵心もあるからなのでありましょうけれども、古いポスターを〔質 問終了時間5分前の予告ブザーあり〕裏返しに使って、そしてそこに観光案内から出ているこんな小 さな写真をはっつけて、道路地図をかいたりして、その時々のやつをしていて、そんなのがあったの ですかと、そんなところここからすぐ行けるのですかとか、こういうことなんかがよく言われたと。 その人は、自分がつくったポスターこんなにいっぱい持っていまして、それはもう非常に貴重な財産 だななんていうふうに私も言ってきたのですが、そのように全く自腹で苦労してやっていると。した がって、機械もないから、手書きでやって、パンフレットを切っては、張りつけてはと、こんなこと をやっているのが現状なのだと。せめてこういうものをつくったら印刷ぐらい行政でやってもらうだ とか、そういうことなんかをして、あるいは場合によっては観光課の人たちがたまにあそこに張りつ いてみて、そのとき今何が、訪ねてくるお客さん何を望んでいるのだとか、そういうことを知って、 そしてそれなりのことをやってもらえれば少しは観光のPR、あるいは誘客に効果があると思うのだ というふうにその人は言っていたわけであります。そういう面では必ずしも道の駅は近くのことだけ を聞いてくるわけではなくて、山形のところを聞く場合もあるだろうし、東北のことを聞くというこ ともあるわけですけれども、しかし意外と知られていない小さな観光施設だとかを教えるとああ、そ こもあるのだったらではこっちへ、瀬波行ってそこへ行きましょうだとかということがよくあるのだ ということを言っていましたので、そういうことをもう少し、せっかく管理費を払っているわけであ りますから、そこを有効に活用するようなことを、ぜひそういう体制、そういうことを行政としても やっていただきたいし、観光協会の皆さんにもそこを活用するようにぜひとも働きかけをするべきで はないかというふうに思うのでありますが、いかがでありましょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この圏域には笹川流れに1カ所、朝日に1カ所、神林に1カ所、合計3カ所 あります。ただいまのご意見をお聞きしまして、足りない部分、あるいは改めなければならない部分 があろうかと思いますので、ただいまのご意見を参考にさせていただきまして、遺憾のないような教 育をしてまいりたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) 一応これで終わりますけれども、最後に一言だけお聞き、確認であります けれども、今回市債を31億3,800万円としたということで、市債の残高は368億6,000万ですか、とな るということでありますが、財政調整基金を今回6億取り崩したわけでありますが、今年度の残高の 見通しは幾らになっているのか最後にお聞きいたしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 21年度予算では6億ほどの取り崩しを予算に計上しております。 20年度、今現在予算化をしておるものをそのまま執行すれば、20年度末には約15億ほどになる予定で ございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 冨樫宇栄一君。 〇6番(冨樫宇栄一君) では、これで私の質疑を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これでつきさらクラブの代表質疑を終わります。   午後2時35分まで休憩いたします。           午後 2時25分  休 憩                                                        午後 2時34分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、新生会の代表質疑を許します。 16番、姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ご苦労さまでございます。新生会代表は小野七五三さんなのですが、私が一 番若うございまして、行ってこいということで質問させていただきます。大分お昼もいいところまで 来ていて大変疲れていますけれども、もう少し疲れてください。お願いいたします。   1つは、不況対策関係なのですが、昨年の11月の末に市長の裁量のもとに不況対策資金の制度を 村上市独自としてつくられて、それで現在まで来ているわけなのですが、その制度資金の今まで出し た金額の量、そして保証協会の保証を半分行政が負担するということでやっておりますが、その金額 はどのぐらいになっておりますか。ちょっとそれを教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) それでは、市の関係でございますが、まずもって産業育成資金でご ざいますが、預託枠5億400万に対しまして今現在、2月末現在で4億1,093万9,000円ほど出ており ます。件数は新規で61件というのが債務の関係でございます。   それから、中小企業不況対策関係でございますが、1億追加預託をお願いしまして、総枠9億6, 000万という中で既に1月末現実で10億1,025万ほど出ているわけでございます。預託額に対しては5, 025万ほど不足していると。これらにつきましては銀行が手当てをしているような現状でございます。 なお、この中で不況対策というのが55件でございます。全体の143件に対して不況対策資金で借り入 れたのは38件というような状況でございます。   また、不況対策関係の件数でございますが、今ほど申し上げた50件、これらについて一応50%か ら、できればさかのぼって保証の関係でございますけれども、100%にしたいというのが合わせて50 件ほどございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 部長、ちょっとゆっくり。いいですか。不況対策資金制度を昨年の11月末に 市独自でつくられたわけです。そこに申し込まれたのが来ましたですよね、申し込みが、企業が。そ の申し込んでいる企業は50件くらいあったと。50件ですか。それ件数が何件あって、そして幾ら制度 資金貸し出されたのか。制度資金といえば保証協会ついたりしますので、保証料の補給は市は半分や っているわけですから、その金額は幾らか、これを聞かせてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 不況対策につきましては、総枠は9億6,000万でございます。貸し 出したのが10億1,025万円ということでございます。これ貸付実行でございまして、申し込みが何件 あったかというのは銀行でなければちょっとわかりません。それに対する利子補給の関係でございま すが、合わせて50%で計算しますと2,696万7,456円というのが保証協会に保証料として払う額でござ います。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) わかりました。今現在そういう状況であるということで、そして来年度予算 のところを見ると不況対策として、預託金として237万4,000円しか預託されないわけです。保証料が 2,310万円ということの予算になっておりますけれども、この辺いかがなものなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 21年度は不況対策では3億、中小企業対策では3億預託する計画で ございます。保証料については今議員おっしゃる額です。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) はい、わかりました。では、私見間違ったのかわからないですけれども、3 億にしてもちょっと少ないなとは思います。   2月の12日の日、山北の信用金庫山北支店で、市長は信用保証料の補給は4月からは行政が全部 見ますということをおっしゃったということで、山北の私の知り合いからも私のところにそうなのか という問い合わせがございました。そういうことを言われたのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そこの会議に限らずいろいろなところ、金融機関の会議に、あるいは新年会 出させていただいておりますが、新年度市は経済の底上げをするためにこういう事業をやりますよと、 しかし3月2日から議会がありますので、議会にご提案を申し上げて、議会の皆さんが可決していた だければそういうような施策を施行していくのですよと、そういう話はどこでもやっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そんな話を勝手にそういう場で言ってもらっては困るのです。大事な話では ないですか、それ。議会にも何も話ししていない。これ佐藤宮吉議長様へということで、村上商工会 議所、荒川商工会、神林商工会、各商工会の会長、会頭から何のお願い事がこれは出てきたかという と、2月の24日です。4月以降の補てんではなくて、11月からの補てんにしてくださいとお願い事が ついて回っている、こうやって。これ市長、見られたでしょう。どういうことの騒ぎになるかはご存 じですか。どういうことになろうかというと、銀行は既に私の知っている人もそうですけれども、4 月から借りたほうがいい、4月になれば信用保証料が全部市で見てくれるということでの市長さんの 談話があったのだと。これは、議会通らなければわからないですけれどもと。こういう話が出る。と 同時に11月の末から借りた人は、では我々はどうなるのだよと、こういう話になってしまうではない ですか。その辺をしっかりと踏まえた上で、議会にしっかりと説明をして、こういうことをしたい。 そうすれば議会では言います。そうすれば最初に借りた人たちにも不公平にならないようにしてくれ ないかと。議会飛び越えてこれです。議会にも来ているわけです。議員は何しているのだという意味 です、これ。これそうです。村上市議会議長、佐藤宮吉様に来ているということは議員の人もこうい うふうにしてくださいと、私どもはそんなことはしたくもないのだけれども、そうしてくれ、そうし なければならないと思っているのですけれども、そういうふうな感覚はないと思われていると一緒で す、これ。   つまり市長、今後の平成21年度の政策もいい。しっかりやってもらわなければならないのですが、 市民のためにも。言えることは、議会を何にも相談なしにやる、行うという姿勢そのものをもう少し 改めていただきたい。議会は市長のイエスマンではない。それを何とか思っていただきたいのです。 チェック機能が果たせなくなる。そして、言えばみんなイエスになっていいのだろうと。どうせ19対 11、20対8で通るのだろうと、こんな考え方では大変なことになります。私にはそうとしか思えない、 市長のやっている行為が。何で信用保証協会のこういう信用補給をしっかりと議会に説明した上で、 それからです、発信されるのは。やたらもめごとが起きるような発言は控えていただきたい。いかが ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私は市長です。いろいろな金融機関の新年会、若い人の会合に出て、新年度 は市としてどういう施策をするのですか、それは市はこういうことを考えてやっていきたいと思って いるのです、ただし議会にご提案を申し上げて、これは通らなければ当然できない話でありますとい うことは申し上げている。市長として当然のことではないですか。新しい年度はこういうことをやっ ていきたいのだ、経済不況がここまで来ると経済の底上げしなければならない、今国から6億9,000 万来たのを、これを有効に使って経済の底上げしていくために、こういうような事業をやるために議 会にご提案申し上げて、通ればやらせていただけるのですよと。それは、言ってもさほどそんなに市 長としてあるまじき行為とは思いませんけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 議会に相談してからなんて言っていません、あなたは。市長、あなたは自分 はこういうふうにやるのだと、こういう政策を持ってやるのだと言っているのです。だから、そうな のかという問い合わせが来ているのです、そうなのかという問い合わせ。そして、それ以後の私が2 月18日、総務部長に申し上げた以降の市長の言い方は変わっているのです。そういう言い方している のです、まさに。つまり私が言いたいのは、そういう大事な話であれば議会にしかと話をする。そう すればどういうことになるかというと、最初に借りた人たちのためにはどういうふうにでは処置をす れば不公平感がなくなるか、こういったのも議会から上がります。私は市長なのです。私は議員です。 だから、そういうふうなことで、やっぱり議会を大事にしてもらわないといけない。私は、少し議会 にも目をやれるような市長でいてもらいたい。このことを申し上げているのです、新年度に当たって は。議会をしっかりと見詰めてもらいたいということを言っているです。どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、ごく自然なことでありまして、しっかりと議会を見詰めております し、先ほど来申し上げておりますように市長として新年度はこういうことをやりたいのですよと、た だし議会にご提案を申し上げて、それからの話ですよというのは、それは新年度に市長としてこうい う抱負を持っています、こういうことを議会に提案して、そしてこういう方向で行きたいのですよと いうことは言ったって私はさほどそんな大きな、ただし議会軽視ということではないです。当然議会 にご提案申し上げてと言っているのですから。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 何度言ってもあなたにはわからない。伝わらないでしょう。あなたには私が 言っていることは伝わっていないということを承知しました。もうちょっとしっかりとやっぱり改善 するべきところは配慮する。配慮というのも大事だと思うのです。   次に、都市計画税について先ほどからちょっと論議ありましたので、お聞きいたしますが、都市 計画税今年度1億6,393万円。昨年度より少し下がりましたが、大体毎年約1億7,000万ぐらいで推移 しているかと思います。固定資産税が少し下がりました。これは、評価替えということもございまし たが、この評価替えに伴って下がるということはどのようなことなのですか。ちょっと教えていただ きたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 固定資産につきましては3年に1度評価替えということで、評価を見直 してやります。そういうことで土地の評価が下回ってくるということで、それで固定資産税が減にな るという内容でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 固定資産税で36億3,486万円と去年より1億2,000万円下がる。固定資産税と いうのは、下がるということは評価替えだけではなくて、新しい家とかが建たないということなので すか。そういった見積もりはしないのですか、固定資産税の中には。入れようとしないのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 当然新築件数、それらについては盛り込んでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 同じく都市計画税、ちょっとなぜこの固定資産税のを聞いたかというと、市 長、都市計画税の算出方法わかりますか。ご存じですか、失礼ですけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 存じ上げません。           〔「知らない」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) はい。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) では、私が知っている限りで市長さんに参考のために申し上げたいと思いま すが、固定資産税というのございます。例えばある人の土地と建物合わせて1,000万円の財産を持っ ていたとします、基準の評価額1,000万円。そうすれば、固定資産税は村上市の場合は14万円かかり ます、1.4%。都市計画税は2万円かかります、0.2%。いわゆる都市計画税というのは、その人の持 っている評価されている財産に対しての0.2%、1,000分の2ということになります。それらを全部あ わせ持って1億7,000万円になるのですが、対象になってくるところの世帯主というか、財産持ちと いうか、その人数が1万と500人です、約。すべて旧村上市民です、旧村上市民。そして、国道から 村上市側、国道7号から村上市側、三面川から村上市の市街地側、門前川渡る前の村上市市街地側、 簡単に言います。4年前から岩船地区。これらはさっき都市整備部長が言っていました用途地域とし て指定されているところになってくると思います。その方々から1億7,000万円いただくわけです、 市は。1億7,000万もらった市は何に使うのですか、これ。財政課長。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 都市計画税を、これ19年度の決算で申し上げますけれども、1つ には街路事業に650万ほど使わせてもらっております。それから、過去に行いました都市計画事業に 対する起債の償還金、それに約5,500万、それから公共下水道事業に対する繰出金で1億1,500万ほど が19年度の決算でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、わかりましたか。都市計画税は目的税なのです。何の目的に使われて いるかを見ると下水道なのです、村上市の場合は端的に申し上げて。下水道にほとんど使われている、 下水道事業に。   それで、下水道事業に繰り出されている金額というのが一般会計から出てきます。相当な金額を 出されておりますけれども、これ見ると17億8,500万、今年度。これは、一般会計から下水道事業に 繰り出される。農業集落排水事業には3億9,000万繰り出される。何を私これだけ言いたいのかとい うと、ほとんど公共下水道事業、下水道事業に使われるわけです。公共下水道的にやっているのは旧 村上市の市街地、あわせて岩船地域なのです。ほとんどもう集落排水事業で町村のほうは進めてきた かと思います。一部荒川町で公共下水道工事もやっていますけれども、ほとんどがそういうことなの です。つまり昭和51年にこの都市計画税が施行されて、そこに住んでいる1万と500人は毎年1億7,0 00万円ぐらいのお金を徴収されているのです、ずっと。下水道も来ていないのに。そういうことから 考えてみると、これは非常に不公平な税制なのです。お金ですから、目的税と言われて、そこに使わ れたのかってわからないわけです。支出を明細にきちんと、これはここに、これはこれを持っていく と。入湯税も一緒です。入湯税も目的税で上がっているのですけれども、何に使われているのかわか らない。公共下水道で生活している人たちは、トイレに行って、流しに行って水を流す。水の色が赤 いわけではありません。集落排水の水洗の恩恵を受けている人は、青い水が流れてくるのではありま せん。一緒なのです、水洗化なれば家の中での水洗便所は。なのに、村上市街の1万500人だけはず っと都市計画税を払わされていく。これは、不公平な税制なのです。改めていただきたいと思うので す。これは、今1億7,000万円であれば、例えば環境税という位置づけにしていただいて、それは下 水道整備にも使われるだろうし、いろんなものに使う。環境関係に使う。環境税みたいにしていただ いて、7万人の現在の村上市民が1万円ずつ負担していただければ、おぎゃあと生まれたのから死ぬ 人まで、死ぬ寸前のいわゆる高齢者、生まれた人から高齢者まで全部含めて7万人。その方々、1人 が1万円ずつ負担すれば7億、5,000円ずつ負担すれば3億5,000万、1億7,000万であれば2,500円ず つ負担すれば1億7,000万なります。広く平らに多くの人から公平に取れる税制に変えていただきた いのです。そして、環境税という形で1億7,000万円の補てんをみんなでやればいいと思うのです。 昭和51年、もう35年前からずっと払っているのです。1億7,000万ずつ35年掛けてください。相当な 金額です。その多くは温泉街です、瀬波温泉街。瀬波温泉街の都市計画税聞いてみてください。ちょ っとしたホテル、旅館でも100万ぐらい払っています。大きなところで400万ぐらい払っています。年 間です。10年間とかのレベルではないです。1年間で払っているのです。そんなことが本当にこれか ら続くのか。合併して7年後に料金を見直す。だから、その人たちはどういうふうにその恩恵があれ ばいいのですか。本当そう思います。まだ公共下水道も来ていないのに、公共下水道も来てもいない のに毎年都市計画税払っている人が現在いるのです、村上市民にいっぱいこと。こんな不公平な税制 はないと、私は合併協議会のときにやめてくれと言ったのです。覚えていますか。私は、都市計画税 やめてくださいと、合併を機に。ところが、合併してから考えてさせてくれと、こうなったのです。 議事録見てください。あのとき村上市の課長さんいたと思いますけれども。なぜこんなにいっぱいこ と取られて取られて、恩恵も受けないままにならぬといけない。それしっかりと受けとめてもらいた いのですけれども、どうですか。市長、どうですか。今私の内容わかりますか、話ししている内容が。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 話ししている内容はわかります。           〔「どう思いますか」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) もっともなところもあるし、私には理解できないところもあるなと、そのよ うに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 税は公平に取っていただきたいし、公平に使っていただきたい。これは、当 たり前のことですけれども、そうあらなくてはいけない。大体都市計画法の中に書かれています。こ こに目的の1つに、都市計画法。「この法律は、都市計画の内容及びその決定手続、都市計画制限、 都市計画事業その他都市計画に関し必要な事項を定めることにより、都市の健全な発展と秩序ある整 備を図り、もつて国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的」としている。とこ ろが、一部の人からしかそれ取っていないがために非常にしわ寄せが来る。わからないのです。昭和 51年から取られているから、もう当たり前だと思っているのです。みんなが取られていると思ってい るのです。旧村上市のときには人口の7割ぐらいは都市計画税払っている。ほんの少しが取られてい なかったから。今逆転したのです、今度。多くの人はそんなのを払っていない。そして、水洗化を、 恩恵を受けている。多くの人は、その恩恵がなくて料金を払っている。一部の人間たちがいっぱい払 わされて、恩恵を受けていない。今の財政のほうからの答弁でもおわかりのように、1億円以上は公 共下水道に注ぎ込まれているのですよということ。それもわからない、それも。書かれていないから。 どこに注ぎ込まれているのかは、はっきりとした内容までは。名目だけであって。これは、すぐにで も改善していただきたい。どうですか。検討する余地ありますか、市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いろいろな角度から検討する余地はあろうかと思っておりますが、すぐに改 善しろとか、改善するに値のあるものだと思うが、どうかということになりますと今ここではい、そ うですね、わかりましたとは言いがたい。もう少しやはり精査する必要があると私は考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 精査した回答はいついただけるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 精査した回答をいついただけるということでございますが、年度内中に、平 成22年度の予算編成に当たりまして検討をした結果をご報告いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そんなことに1年もかかるのですか。今基本構想計画やろうとしているので しょう。企画課長、そういったところを十分協議してください。そうでしょう。税収の部分です。な ぜそんな1億7,000万もずっと払い続けなければならないのですか、不公平な税制のもとで。企画こ そそれこそ考えるべきでしょう。回答なんか1週間もあれば出ます。やめると、廃止するという言葉 が出ます。どうですか、企画課長。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 確かに総合計画、行政改革は今進めて、具体的なものをこの 秋ごろまでにはと議会にも申し上げてきました。今ほどの議場でのやりとりについては税そのものの ありようでありますので、市長が申し上げたようなことで整理していくものだというふうに思ってお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 私は、合併する前に合併協議会の委員でございました。一生懸命訴えていた のです、そのことを。そして、合併して1年はもうしようがないでしょう、これ4月になっているわ けですから。今の市長がつくった予算でも何でもない。6月は暫定でまた動くのだろう。今年度に入 ればそういうところをしっかりと受けとめてやるのかと思ったらこの調子。口から出任せしかでない のですか、それ。それとも、全然考えていなかったのですか、そういうことを。不均等になるという ことをしっかりと合併協議の場でも言っているのです。どうですか、寺社教育長。あなたは荒川町の 町長でした、そのときに。一生懸命私はそういうことを訴えていました。どうなっているのか聞かせ てください。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 私今立場が違いますけれども、話をお聞きしますと目的税であります。聞 くと何か昭和51年から施行されている。ただ、使途は決まっておりますけれども、私は税は詳しくあ りません。ただ、公共下水道というのはこの金だけでやっているわけではないです。全体的な税の面 の負担、補助、起債等そういうふうなもので成り立っているのだから、その辺を整合性、税の中身と いいますか、その辺の総体的な面をやっぱり見なければならないのでないかなと、こう思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) とりあえず都市計画税の性格として、都市計画税は都市計画事業、または土 地区画整理事業を行う市町村において、その事業に要する費用に充てるために目的税として課税され るもの、都市計画税を課するか否かは、その税率水準をどの程度にするかも含めて地域における都市 計画事業等の実態に応じ、市町村の自主的判断にゆだねられると。こんなのやめようと思えばすぐや められるのです。不公平な税制、合併したからにはやめてもらいたい。   それと、先ほど支所が寂しくなるというお話もございました。議長、何分までですか、私は。 〇議長(佐藤宮吉君) あと5分です。 〇16番(姫路 敏君) あと5分ぐらいですか。まだブーと鳴っていないですね。   1つは、寂しくなるという話もございました。全部支所のランニングコスト、人件費を抜けるラ ンニングコスト全部足すと〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕どのぐらいになるかというと、 先ほど私計算したら5,200万ほどになります。ランニングコストだけです。ランニングコストという のは暖房費とか、光熱費とか、そういうことで約5,200万ぐらいになります。私は、今もう庁舎で待 っている時代ではないと思うのです。出張出前ではないですけれども、行く時代だなと思うのです。 何を言いたいかと。支所はみんな閉鎖。合併はそれを、効率をよくするために、私はもう思うのです。 支所はみんな閉鎖。それで、集落ごとに空き家に、集落ごとの空き家、2つ、3つのところの集落を 1つにして、そこに職員さん3人ぐらいいる。その職員がみんな見て回る、集落を。3つぐらいの集 落一緒にして、市街地は別にしてです。ちょっと遠くなると3つぐらい一緒にして。1つのところも あるかもしれない。2つのところもあるかもしれない。恐らく村上抜ければ200ぐらいのあれがある のでしょう、集落が。それを地区ごとに、エリアごとに設けて、そこに職員が3人ぐらいずついる。 そして、年寄りだ、何だをいつも回る。見て回って何か印鑑証明ないか、住民票おれ持ってくるぞ、 村上行くのなら乗れというような職員が出前職員ではないですけれども、そこには派出所みたいにい る。支所なんか設けて、そこにずたっといるのではなくて、これこそが本当の改革だと思うのです。 私はわかりません。朝日村の方面よくわかりません。でも、例えば山辺里の方面であれば、例えば門 前さん、門前とか鋳物師とかあります。2つ、3つ、4つ重ねて村上市職員派出所みたいなのがあっ て、そこにいつも常駐して、年寄りみんな電話くれよと、どこか悪かったらおれ行くぞというような 職員がいる。こういう時代だ。支所はみんな廃止。そのための合併したのでしょう。支所に活性化な んて言ったってしようがない。集落ごとに活性化をしてもらえばいい。支所の活性化でなくて、集落 ごとに活性化してもらう方法を考えればいい。どうですか、市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それは、姫路議員の考えであります。私の考えは、先ほど来申し上げている とおりの考えでございますので、考えに少し違いが、少しではないか。大きな違いがあるかもしれま せんが、そういうことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) だから、私の考え言っているのです。だれの考えって私の考えです、それ。 感じられるところありますか、私の話聞いていて、市長。全くないですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 何と答えていいのかちょっとわかりませんけれども、随分乱暴な意見だなと いうことは感じています。もう少しソフトランディングできないのかなという考えです。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 合併というのはそれほでまでに考えてやらないと財政の健全化もいきません。 そして、それぐらいの気持ちで当たらないとよくなりません、財政上も。そういうことなのです。今 まで既存のようにやっていたって何にもならない。私は、合併には賛成ですけれども、ゆっくりとし っかりと見詰めた合併を唱えていたのですが、一気にやってしまったので、こういうひずみが来てい るかと思います。関川村と粟島浦村はものすごく元気よくて、一生懸命やっております。新市村上市 もそれに近づいてやってもらいたいと思います。   以上、終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで新生会の代表質疑を終わります。   午後3時20分まで休憩いたします。           午後 3時10分  休 憩                                                        午後 3時19分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、村上未来の代表質疑を許します。   9番、山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) それでは、ただいま議長からお許しをいただきましたので、会派村上未来を 代表いたしまして質疑をさせていただきます。   きょうは当山辺里地区の長寿大学の皆さんが傍聴に来られております。ご苦労さまでございます。 山辺里地区の皆さんが来られておりますので、一番最初に山辺里小学校と門前谷小学校の統合小学校 の建設についてから質疑をさせていただきたいと思います。今年度、平成21年度市長の施政方針演説 にも載っております。23年4月開校を目指して統合小学校の建設に着手しますというふうにうたって あるわけですが、きょうは傍聴に来られた長寿大学の皆さんのお孫さんがここに入る人もいるだろう し、また入らない人もいるかもしれませんけれども、地元山辺里地区の統合小学校だということで、 やはり何か内容がわかっていれば、そこを通ったときに校舎は例えば2階建てというのであれば、も う1階と屋根がかかれば終わるのだなというふうに見ることもできますし、例えばプールもできるの だというふうに聞いていればプールはどの辺にできるのだなというふうに興味を持って見ていただけ るのではないかなというふうな観点から質問させていただきたいと思いますが、一番最初にまずこの 統合小学校の主たる概要を説明していただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 今ほど議員のほうから山辺里地区統合小学校の建設の概要というふうな お話でありましたので、私のほうから答弁をさせていただきたいと思いますが、ご承知のように旧村 上市の山辺里小学校、当時門前谷小学校、当時の中で小中学校の整備対策審議会が持たれていました。 市の教育の中でありました。その中で山辺里小学校の老朽化、それから門前谷小学校につきましては 児童の減少というふうなことで複式学級というふうな経緯がございまして、統合の学校の建設をとい うふうなお話がありました。そういうことを受けて、平成18年に地区の統合小学校の建設の検討委員 会を立ち上げたという経緯がございます。それらの中で基本構想等々を決定をしていたわけでありま す。それで、平成19年に設計の公募型のプロポーザル方式という提案型の設計の提案をいただきまし て、9社の中から5社に絞り、なおかつ最終的に1社に設計業者が決定されたということで、この設 計業者の決定に当たりましては情報センターのほうで市民の皆様にも公開をした中で進められた経緯 がございます。なおかつ19年度には用地の取得、いわゆる圃場整備で創設非農用地が確保されていま したので、その用地、あるいは個人の方の所有地も若干ございましたが、それらも含めて用地の購入 が終わってございます。それで、20年度、今年度は用地の造成等々行いながら、23年4月からの開校 に向けた学校の建設にこれからいよいよ入ろうというふうな状況であります。   ちなみに、施設の計画につきましては平成21年度、22年度の2カ年の事業で実施をするという予 定でございます。21年度につきましては校舎棟、それから屋内運動場等々入れながら23年度も工事が あるわけでありますけれども、プールあるいは屋外のグラウンド、外構等の工事をやって、23年4月 に一応開校をしたいということであります。校舎につきましては普通教室棟とか、それらのほかに特 別教室等々を設置しながら建設をしていきたいということでありますし、その中には当然地域の方々 とのコミュニティーゾーン的なもの、あるいはPTAの関係の部屋、あるいは多目的教室等兼ねたラ ンチルーム等々も設置をしていきたいと。それから、学童保育所もあわせて併設をして、施設の整備 を図りたいというふうなことであります。   なお、最終的に学校の名称につきましてはこの3月定例会の中で学校の設置条例の一部改正とい うようなことで、これも地域の方々の総意の中で現在の山辺里小学校と同じ漢字の山辺里小学校とい うことで方向決定していただいておりますので、今議会にその提案をしているというところでありま す。   概要につきましては以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) ありがとうございました。この中に先ほどお話ありましたようにPTA室と かありますが、この中で多目的教室兼ランチルームとございます。ランチルームというのは児童が給 食を食べる場所というふうに理解はするわけでありますが、そのほかにこの多目的教室というのはど ういうふうな利用が考えられているわけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 多目的教室兼ランチルームでありますが、今議員お話しされたように当 然ランチルームですから、給食をとる場所ということで、全校児童が一堂に会して食事をしていただ けるような施設であります。かねてある程度の広さが当然あるわけでありますので、学年の集会だ、 あるいはPTAの保護者会、あるいは地域の方々の会、集まり等々に有効的に使えるようにというこ とでそれらのスペースを持っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) それで、平成23年度開校でございますが、大まかな割合といいますか、平成 21年度は全体に対して何%くらいの出来高というか、建設の金額になるわけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 一応先ほど申し上げましたように2カ年事業で継続工事でやるというこ とでありますので、初年度につきましては校舎等が約40%、次年度が60%という工事比率になります。 これ当然新年度入りましてから国に補助金の交付申請等正式に出して、決定が6月あるいは7月ぐら いになるのではないかなと思われますが、それを受けてからの今度工事というふうな形になりますの で、比率的には以上のような感じになります。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) この中に今現山辺里小学校で行われています学童保育室も併設されるという ことでありますが、今現在山辺里小学校で学童保育所に通っている方は何名くらいいらっしゃいます か。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 現在27人の子供さんをお預かりしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) 今度新しくできる学童保育室というのは定員何名くらいの予定になっていま すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 今ほど教育部長が説明したとおり小学校と一体整備して、その一画 をそれにするということでありまして、面積的には約122平方メートルぐらい、定員は現在の30名同 等で考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) ありがとうございます。これから恐らくこの山辺里地区においては、山辺里、 それから相川地内大変住宅が建っているわけでありまして、このニーズといいますか、それが多くな ってくると思いますので、なるべく多くの児童を受け入れられるような施設にお願いしたいと思いま す。   この建設に当たりまして、市長にお伺いいたします。先ほども施政方針演説にもありますが、林 業振興とうたってあります。それで、当村上は本当に森林面積が占める割合が相当あるわけでござい ますが、ここで、この学校で使われる内装材といいますか、これに対しては村上市産材を使っていた だきたいというふうに思うわけでありますが、市長の意見は。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私も当然のことながら木の大切さ、あるいは木の優しさ等を考えますと当然 使えるところには村上市産材を使いたいということは議員と同じ考えでございます。しかし、設計が もうでき上がっていますので、設計は私が市長になってからつくった設計ではございませんので、も し担当部でどのくらいの木材使用量があるのかというようなことを答えさせますので、よろしくお願 いをしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) それから、施政方針演説の中で、またこの学校に関連してなのですが、10 ページの上段に交通安全のことがうたわれております。この中に保育園児、小学校児童及び高齢者な どの交通弱者を主な対象とした交通安全意識の啓発を図りながら、交通安全施設の整備を行いますと いうことでございます。私9月の一般質問のときに今日下のところにあります信号機、ここの場所に 横断歩道と、それから歩道ですか、これを平成23年の開校までにぜひとも間に合わせていただきたい というお願いをいたしましたら、市長全力で取りかかりますという返事はいただいているわけであり ますが、きょうは山辺里地区の人もおりますので、市長からその決意をひとつお願いしたいと思いま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 山辺里地区の方々がきょう大勢来ているから、やるというわけではございま せんので、誤解のないようにしていただきたいと思っておりますが、当然のことながら平成23年に開 校いたします。開校に当たって、子供たちが安心して安全で通学ができるような取り組みをするのは 私、行政の役割だと思っておりますので、開校までには遺憾のないような歩道、そして今お話あった 交差点改良、交差点改良の信号につきましても過日村上警察署長、交通課長とお話をする機会があり まして、それもお願いしてまいりました。ただ、今の場所の交差点でいいかどうかというのは非常に 今問題視されてきておりますので、県と相談をいたしまして、場所等についてこれから検討をしてい きたい。いずれにいたしましても議員おっしゃるとおり23年の開校までには地域住民、そして議員も 納得するような取り組みをしていきたいと。それについてはいささかも変わっておりませんので、ご 理解いただきたいと。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) どうも失礼しました。   それから、施政方針演説の17ページですか、ここに「地元産コシヒカリの学校給食を市内の全 小・中学校で実施してまいります」というふうにございます。そして、学校給食費の中の学校給食用 自主流通米負担金ということで447万円ほど計上されているわけですが、これというのは旧村上市で はたしか去年かな、やったような記憶があるわけなのでありますが、今までの合併した5市町村の中 でのばらつきというのはやっぱりあるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) ただいまのご質問でございますが、議員おっしゃいましたよ うに昨年の11月からですか、一部統一米を使用した学校がございましたので、それにつきましても議 会にお願いを申し上げまして、市内すべての小中学校におきまして地元産コシヒカリを使わせていた だいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) これ小中学校で実施されるということでありますが、例えば小学校と中学校 で給食の回数というのは違うのですか。それとも、同じと見ていいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 小学校、中学校におきまして、また地区によりましても給食 の回数については若干の違いがございます。これにつきましては学校の方針で卒業式、あるいは入学 式等の違い、あるいは学校ごとの行事の違い等につきましてそれぞれ差異があるために若干の違いが あるものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) これ行事とかいろいろあればしようがないとは思うのですが、できたら統一 していただければなというふうに思うわけであります。   これで学校関係終わりますが、次に村上市産材利用住宅等建築奨励事業ですか、11ページになり ますか。11ページの中ほど、「森林整備地域活動支援交付金制度の活用により、計画的かつ一体的な 森林施業活動を支援し、森林の適切な整備と村上市産材利用住宅等建築奨励事業等により、地域産材 の利用拡大と林業関係者の経営意欲の向上に努めてまいります」ということでございます。私予算書 を見ましたら平成20年、これたしか私の聞き違いでなければ予算書は1,650万、そして棟数が85棟と いうふうに聞いております。今年度の平成21年度の予算書見ますと、これ1,000万に減額しているの です。大幅に650万減額されていますが、この主な理由というのは何に、どんな理由ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 20年度から始まった事業でございまして、今議員の言うとおり20年 度85棟、そして金額では1,650万というような予算計上しましたが、現在の実績では38棟と。私ども 工務店含めてあちこちPRはしているわけですが、38棟というような実績が今現在でございます。そ んなことで3月の補正で減額させていただきたいというようなことから、21年度につきましては上限 20万掛ける50棟ということで1,000万をお願いしたわけでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) この不況の時代ですから、予想以下の新築であったというふうに予想もつく わけでありますが、先ほど部長も言われましたようにこの制度本当に合併して、今までは旧山北町、 そして旧朝日村でやっていた制度であります。今合併した村上、そして神林、荒川、これは全く新し い制度になってくるわけでございますが、恐らくこの村上、神林、荒川というのはこの制度に対して 知らない人が多いのではないかなというふうに思われるわけでありますが、このPRというかにはぜ ひ努めていただきたいと思うのですが、部長の考え方お聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 本年度もチラシをつくりながら、全戸配布まではいきませんけれど も、皆大工さん、工務店等にはPRしております。また、今年度、21年もPRに努めながら、ホーム ページ等でも紹介しながら対応していきたいと。このほかに県でやっている越後杉ブランドの関係、 これについても200棟の枠が250棟まで広げたと。県では50万出すような制度でございますけれども、 これらと一緒に市産材の奨励事業についてはPRしていきたいという考え方でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) ぜひともPRしていただいて、今年度は目標の50棟達成されるような努力を ひとつお願いしたいと思います。   次に、また林業の関係になってしまうのですが、特定間伐等促進計画に基づき、作業路の整備と 間伐等の施業を支援するというふうになってございます。それで、昨年度の間伐路の補助金を見ます と275万、2路線というふうに聞いております。今年度は345万と多少増額になっているわけでありま すが、この路線数と延長数わかりましたら教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今年度は9路線今要望上がっております。作業路の中には簡易作業 路と、それから設計したきちっとした作業路2通りあるわけでございまして、簡易作業路については メーター幾らというふうな積算でございますし、格上の作業路につきましては設計したものというこ とで、今市内に9路線ほど計画ございます。   なお、今緊急間伐で対象になっている事業あったのが1,800ヘクタール、これを20年から5年間 でやろうと。国ではたしか3万3,000円くらいのものを考えておりますけれども、うちのほうでは1,8 00ヘクタールを5年間で間伐していこうと。そのための作業路、今ほど9路線でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) 私も学校下がりのころ、本当に一生懸命山手入れした1人でありますが、や はり今森林が荒れているのは高齢化のせいもあるかもしれませんけれども、やっぱり間伐をして作業 道をつくって、そして間伐材を搬出して活用しないと、やっぱり切りっ放しというのは森林の中も荒 廃させていく。その1つになってしまうわけでありますので、ぜひともこの補助金を多く出していた だきたいというふうに思うわけでありますが、この補助金の行き先といいますか、補助対象となるの は例えば森林組合で間伐をするという場合に森林組合に補助を出すという、そういう考え方でいいわ けですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 結果的には開設の事業主体ということでございます。この計画につ きましては、一応計画をつくって市長の認定を受けたものが対象になると。認定受けて、県のほうに 申請すると。国県から68%の補助金来るわけです。そこにうちのほうでは22%つけ足して、つくった 各事業主体に補助金として交付するというようなことで、市の入札行為はございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) ありがとうございます。   次に、先ほど冨樫宇栄一議員も質問しておりましたけれども、概略わかったわけでございますが、 均衡ある地域づくりの基盤となる新たな公共交通機関のネットワークの構築に向けてということでご ざいますが、大まかわかりました。   それで、予算書を見ますとこの中に地域公共交通会議委員報償ということで42万円上げてござい ます。この委員会の委員というのはもう、予算成立はしていませんけれども、決まっているというか、 どういう人が選ばれるのかということ、大まかなあれは決まっているわけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 地域の公共交通のあり方を新年度からというようなことで目 標立てておるのは先ほど申し上げたとおりであります。そうしまして、21年度取り組もうとしている のは国の事業を活用して私どもの村上のどうあればいいかというものの下準備をしていくというよう なのが、大ざっぱに言えばそういうことであります。例えばそれに協力いただくコンサルの委託料で あったり、それから専門家の旅費であったりというものについては国のほうで見ていただけるという ような想定の事業であります。ただ、地元でどのような計画を今後つくっていくのだというものの、 いわゆるこの中では公共交通会議の名前にしておりますが、それは地元でお願いしたいということで ありますので、計画をしております。大体その後事業展開をしていくときに、例えば有利な事業展開 をしたいというときは法律に基づいた協議会の設置が義務づけられておりますので、それに耐え得る ような会議を21年度から、そのままそういう場面になったら移行できるような会議であるべきだろう ということで検討します。そうした場合国の機関の方、それから県の担当者、それから具体的に地元 で交通事業を展開しているバス、タクシーの事業者の皆さんとか行政、または地域の皆さんというよ うなある程度こういう人たちには入ってもらいなさいというようなのがありまして、大体15名から二 十数名で設定しているのが多うございますので、これからいろいろ精査していきたいと思っておりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) 先ほど市長の答弁の中にコミュニティバスのあり方というふうなお話がござ いました。10人、15人くらいのバスというふうなお話ございましたが、私も同感であります。私も小 さいときは、高校のころは本当に冬になると集落からバスで高校へ通いましたけれども、今もうバス 通りはなくなってしまいました。日中はそんな乗る人は、今それこそ1人1台の車持つような時代に なってしまいましたので、そう若い人で乗る人はいないかもしれませんけれども、この施政方針演説 に書いてございますようにお年寄りの人、また学生、これらの人たちが一番利用されるわけでありま す。例えば門前からずっと村上病院、村上駅に下がってくると。それならば例えば24人のマイクロバ スでもいいでしょうし、15人乗りのバスでも私はいいと思います。   そんな中、一番私忘れてはならないのは、例えば山奥なんて言えばちょっと失礼な言い方かもし れませんけれども、例えば大栗田、大分前に行きましたときに大栗田の人は医者の代金よりもタク シー代のほうが高くなってしまうと。恐らく村上駅から大栗田に行くとするならば門前あたりで大体 2,500円から3,000円くらいなるでしょうから、五、六千円のお金は取られると思います。それ片道で すから、それ往復あるわけです。そうすると、医者に払うのは2,000円か3,000円くらい払ってくるわ けでしょうし、これらの負担が私は本当に大きいと思います。例えばその地域1つ通るならば、毎日 でなくても、例えば1週間に1回とか2回とか希望の日を、希望の日というか、火曜日とか金曜日と かというふうに決めてもらえれば、恐らくそれに合わせてお医者さんも〔質問終了時間5分前の予告 ブザーあり〕予約してくるだろうし、それに合わせて自分も町行くような格好にできるのではないか なというふうに思うわけであります。ぜひともこれ期待しているところでございますので、よろしく お願いしたいと思います。   それから、交流人口の拡大に向けてということで、既存施設の有効活用と。そして、これと絡め て滞在型農園というふうな本市の特色を生かした取り組みを行うよう諸準備を進めてまいります、試 行ということでうたってありますが、具体的には市長とすればどのようなお考えをお持ちなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 滞在型、いわゆる長期滞在をしながらこの地域に滞在していただいて、将来 的には定住をしていただくところまで持っていきたいというようなことでございます。クラインガル テンというこれドイツ語だそうでございますが、難しい言葉なのですが、とりあえず朝日にあります みどりの里のところに宿泊施設がございますので、幸いにもあの裏のほうには畑等にできるところも あるというような立地に恵まれておりますので、とりあえずそれらを利用をしながら試行していきた いなと。最終的には今新潟県でも何カ所かあるのです、クラインガルテン前にもお話ししたとおり。 ただ、海のあるところにクラインガルテンがないということで、できれば海岸部の廃校利用したよう な形で長期滞在型クラインガルテンを設置していければなということで、当初は朝日のみどりの里の ところに計画をしていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) これは試行でありますので、みどりの里利用されるのも結構かと思いますが、 市長もご存じのように今回の小学校の合併によって門前谷小学校と山辺里小学校がまたこれ廃校にな ってくるわけです。そのほかに遠くの旧村上でも大栗田とか山田に分校、これが廃校になってあるわ けであります。ぜひともこれを成功させてもらって、それで今廃校になっている場所は本当に畑もあ ります。山もあります。川もあります。ぜひこれらを、廃校になったところを生かされるような、そ ういう方向に持っていっていただければ私はありがたいなというふうに思っております。   それから、ちょっとお伺いしますが、本年度は引き続き安定的な就業場所の確保や新たな雇用の 創出につながる企業の誘致に継続して取り組むとともにというふうにございます。それで、予算書の 企業対策費、これを見ましたら企業誘致費の用地取得助成金、これ3,940万というふうに上がってお ります。私単純にこれを見まして、何か新しい企業の誘致が決まったのかなというふうに感じたわけ でありますが、この内容というのはいかがなものですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) この3,940万円につきましては、19年度に村上市企業設置奨励条例 に基づいたジャムコさんが用地1万7,983平米ほど取得しているわけでございます。これが50人雇用、 1万平米のものについては条例で100分の20%に相当する額を補助するのだというようなことで、そ のジャムコさんの第2工場の用地費が出ると。補助金として計上したものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田昭夫君。 〇9番(山田昭夫君) 私は期待した〔質問時間終了のブザーあり〕ところでございますが、これか らもひとつ新しい企業が来るように企業誘致に努力していただきたいというふうにお願いを申し上げ まして、私の代表質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで村上未来の代表質疑を終わります。   午後4時10分まで休憩いたします。           午後 3時56分  休 憩                                                        午後 4時09分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 最後に、民主むらかみの代表質疑を許します。   15番、小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 大変ご苦労さまでございます。代表質疑も最後となりまして、傍聴席のほう も山辺里長寿大学の皆さんお帰りになったようでございまして、大変寂しくなりましたけれども、最 後でございますので、いましばらくご辛抱をいただきたいというふうに思います。昨日の平成21年度 の施政方針を中心に、なるべく重複を避けた形でお伺いをしたいというふうに思います。   最初に、高齢者福祉関係でございますが、耐震強度など安全上の問題から施設利用を休館、休止 していた寿山荘の改修工事と荒川いこいの家の改築工事を行うということでございます。私も朝日の 老人クラブのほうから陳情いただいていたという関係もございますので、この場をおかりして御礼を 申し上げたいというふうに思います。   それで、再開をされると思うのでありますけれども、再開をされた後の利用方法についてどのよ うになるのか、今までどおりの従来どおりの利用方法になるのかというのをまずお聞きをしたいと思 います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 荒川のいこいの家につきましては、市内の方々のみの利用にしていきたいと、 そのように考えておりますし、寿山荘は今までもそうなっていたと思うのですが、市内のみの利用で いきたいと、そういうふうに考えております。また、つけ加えさせていただきますが、2つの施設を 閉館していたわけですが、あかまつ荘を利用していたわけですが、あかまつ荘を利用している、村上 市がほとんど利用しているわけでございますが、その方々から混雑が非常に激しいので、できれば早 期に2つを再開していただきたいと、そのような要望も逆にいただいているというようなことでござ います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 荒川いこいの家の利用方法について、私今までどんな利用方法だったかとい うの詳しく存じ上げないわけでありますけれども、寿山荘の場合は旧朝日村がほとんど使われていた というのを市内と市長今言われましたけれども、市内全部に門戸を開くというのですか、皆さんが利 用できるような利用方法になるのか、いや、今までどおりだよということなのか、もう少しここのと ころはっきりとお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 朝日のほうにつきましては、いわゆる地区民のほかに一般、ほかで 入浴したいとかいう場合には利用はさせておりました。   それから、荒川のいこいの家につきましてもいわゆる市内の方、あるいはまた市外の方も利用し ていましたけれども、今荒川につきましては市長の答弁ありましたように今後の検討、詰めていきま すけれども、いわゆる村上市民を対象にした施設にしたいということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 基本的には今までの利用方法でよろしいということでよろしいでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) ええ。基本的には従来利用していたような形で利用させたいと思い ますが、荒川につきまして先ほど言いましたように市外の方でも申し込めばだれでも利用できたわけ ですけれども、それは限定したいということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) ありがとうございました。   次に、保健、医療の充実の関係でございます。4月から妊婦健診の助成の回数が現在5回から14 回に大幅に増大するということでございます。一般質問の中で板垣千代子議員からも一般質問通告が ありましたけれども、これは市の単独のものなのかどうかというのはちょっと伺いたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) これまで国においては本来の妊婦健診については14回程度が望まし いというような形で指針を示したわけですけれども、今回緊急対策の関係で残り、今現在5回をやっ ておりますけれども、市のほうでやっていますけれども、あと9回分については一応財政的措置もす るというふうなことでありまして、ですから補助事業、補助というのか、そういった形で措置される。 財政支援があるということで、今5回を14回にするというふうな形で考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 財政的な裏づけの関係なのですけれども、これは国のほうから、あるいは県 のほうからのそういった財政的な裏づけもあるのだということですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) ええ、財政的な裏づけはございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) ありがとうございました。   次に、本市における死因の第1位が悪性新生物、がんであると。特に肺がんの発生率が高いとい うことであります。肺がんといえば喫煙と関係が深いと一般的に言われてございます。愛煙家にとっ ては大変気になるところでもあるわけでありますけれども、保健、医療の関係からすれば禁煙が望ま しいということだというふうに思います。   一方では市のたばこ税というのがございまして、昨年は4億360万です。ことしは21年度であり ますけれども、昨年の6月にタスポなんていうのが導入されたことも影響しているのでしょうか。た ばこの売り上げが減ったということなのだというふうに思いますけれども、2,400万円ほど減って、 約3億8,000万見込まれてございます。減ったといっても、それでも3億8,000万であります。これは、 歳入全体の1.3%を占めている貴重な財源だと言ってよろしいのではないかなというふうには思いま すけれども、財政面ということからすれば貴重だということですが、保健、医療の立場からするとど うもやっぱり煙たい存在になっていると言えるのかもしれません。市としてこの喫煙に対して基本的 な考え方というのですか。たばこを吸う場所がないということでございます。やっぱり休憩時間にち ょっと一服という愛煙家もいるわけでありますが、この辺基本的な市の考え方について伺いたいと思 います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その前に荒川いこいの家について少し答弁させていただきたいと思いますが、 今までは宿泊施設だったのですけれども、宿泊はしないということでございますので、ご承知おきい ただきたいと思っております。   たばこの件でございますが、これは嗜好的なものでありますので、市としてはたばこを吸いなさ いとか、やめなさいとか、そのほうがいいとかということは言いかねるわけでございまして、それし か答えようがないわけで、喫煙、分煙等についてもそれなりの部屋はありますので、たばこを吸われ る方はそこへ行って吸っている現状でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 各支所にはそういった喫煙コーナーみたいなのはあるわけでありますけれど も、この本庁舎にもやっぱりそういったちゃんとした分煙というか、喫煙室みたいなのはあるのです か。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 本庁内におきましては分煙を備えた施設が構造上ちょっとつくら れておりません。したがいまして、庁舎外に喫煙場所を設けさせていただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) どこでも吸えない、人の前で吸えないわけでありますので、ちょっとした コーナーというのですか。喫煙コーナーみたいなのがちゃんと庁舎内、あるいは庁舎にちょっと付随 したようなところにつくるというようなお考えはありませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今総務課長から申し上げたように、喫煙できる喫煙室みたいになっていると ころはあるということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) ちゃんとした部屋になっているわけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 大変きちんとした部屋ということでなくて、自転車置き場の一部 を開放させていただいておりますので、分煙できるような状態のものではございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 余り時間とっているわけにいきませんので、愛煙家のことも考えて、ぜひそ の辺も配慮していただけたら大変ありがたいなと。お客様の中にもやっぱりたばこを吸われる方もお られるというふうに思いますので、ぜひその辺もひとつ考えていただけたら大変ありがたいなという ふうに思います。   次いきます。日本海沿岸東北自動車道の関係で、朝日温海間に特に急いで整備を行う箇所、蒲萄 峠道路と命名して、早期事業化に向けて国、県に要望しているのだと、こういうのがございましたけ れども、ちょっと私蒲萄峠道路というのを初めてお聞きしたわけでありますけれども、この辺の中身 についてもう少し具体的にお願いできますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 高速道路につきましては、荒川インターまではご承知のとおり国体に間に合 うように供用をする見通しだということでございますし、また荒川以北、神林村上朝日間までには平 成23年度までには供用をする見通しであるというようなことが言われておりまして、その先、朝日山 北温海間約39キロあるわけでございますが、そこがまだ基本計画路線のままということでございまし て、何とか事業着手ができないかというようなことでございまして、いろいろな団体等、あるいは官 民含めまして会議をいたしております。その大会の中で、まず一番悪い蒲萄峠、ご案内のとおり昨年 もトンネル内で事故があって、8時間通行どめになった経緯がございますので、まずそこを直すよう な工面をしたほうがいいのではないかというようなことで、蒲萄峠道路とそのときにみんなで命名し ようということで決まったわけでございます。南部道路につきましては鷹ノ巣道路という命名をした 経緯がございますが、それと同じように蒲萄峠道路と命名をして、そこのまず道路から着手をしてい くような方向をしたらいいのではないかということで蒲萄峠道路と命名をして、そして知事のところ にも行きまして、新聞にも報道されておりますが、知事もどうしてもつながなくてはだめなのだとい うようなことで、よし、やろうと。県の負担があるわけですが、それでも構わない、やりましょうと いうことで、私と2人で2回ほど大臣あるいは道路部長、技官のほうに足を運んで今運動をしている ということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) これは、すると7号の改修ということではなくて、それは延長の工事という ことで理解してよろしいですよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そこまではあれですけれども、今ある7号を改良するということではないわ けでございます。要するにバイパスをつくっていくというようなもちろん計画であると考えていただ きたいと思います。それを将来的には高規格道路として使っていくということでございますので、今 ある7号を拡幅したり、そういうことではないという計画でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 道路はつながっていて道路だというふうに思っています。急いでやるという ことのお話でしたけれども、これが実現すると一気にそれが事業化になるということも大いに考えら れると思うので、ぜひこの辺はしっかりとひとつお願いしたいなというふうに思っております。   次、産業振興と雇用についてお伺いをしたいと思います。先日の報道によれば、常用の有効求人 倍率が当村上圏域では1倍を大きく下回っております。0.42、昨年同期比で0.84と比べると半分と、 こういうのが報道がございました。急速に悪化した昨年秋以降、市としても企業などへの支援だとか、 あるいは安定雇用拡大のための取り組みなんかをされてきたことは十分承知をしておりますけれども、 まだまだトンネルの出口が見えないというばかりか、この先どこまで悪化するのだろうという不安の ほうが大きいというのが現状ではないのかなというふうに思ってございます。   そこで、先ほど清流会の三田議員からも産業振興について幅広い質疑がございました。その中に もちょっと出たかと思うのですけれども、今代替エネルギーとしてバイオ燃料が注目をされてござい ます。もっと前、2年くらい前ですか、19年の私朝日村の議会のときに当時の村長さん、鈴木副市長 もおられますけれども、19年の6月の議会にこのバイオマスについて一般質問をさせていただいたこ とがございます。もうお忘れかもしれません。覚えているかもしれませんけれども、その関係で農水 省、それから経済産業省だとか環境省、農林漁業者とバイオ燃料製造業者との連携の取り組みを支援 をしていると、こういうのがございます。農水省のホームページからちょっとパンフレットというの ですか、チラシではない。パンフレットというのだろうか。ちょっととってきたのですけれども、言 ってみれば第1次産業と製造業者との連携を支援しようと、こういうものでございます。遊休地だと か、そういった農地の問題、あるいは林業の間伐材だとか、こういったのが原料になるというバイオ 燃料でありますけれども、この辺の取り組みについて今現在の取り組み状況なんかがありましたらお 願いしたいと思うのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 現在の取り組みで、1次産業と特にかかわりはありませんけれども、 瀬波の食物残渣を利用しながら、あるいは下水道の汚泥と一緒にメタンガスを発酵して、電気で農業 経営やろうというのは今現在計画として民間事業で計画されております。そのほかにつきましては具 体的にはございませんが、木質バイオ、バイオマスタウン構想をやっぱり新市でこれからつくるべき だろう、あるいは新エネルギービジョンもそれなりにつくっていくべきだろうというようなことで私 どもとしてはこれから策定、あるいは意見を聞きながら、どういう資源がどこにあるのか踏まえなが ら対応したいという考え方でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 最近バイオ燃料のことが余り報道されないので、もうだめなのかなというふ うに思ってちょっと調べてみたのですけれども、そうではなくて、これはやるのだというやっぱり方 針もあります。こんな関係で、この地域においてはやっぱりそういった条件があるのだというふうに 思っているわけです。すぐ雇用の拡大だとか産業の振興という関係には結びつかないのかもしれませ んけれども、やっぱり中期的なもの、あるいは長期的な展望に立てばやっぱり農地の休耕地だとか耕 作放棄をされた農地なんかがやっぱりいっぱいあるわけですから、何か「骨太の方針2007」というの が、ちょっと古い話ですけれども、安倍内閣のときに出されまして、これが向こう5年間ぐらい、お ととしの話ですけれども、向こう5年間くらいで耕作放棄をされた農地はゼロにするのだという方針 が出されたので、非常に期待をしておったわけでありますけれども、何かその姿が余り見れないので すけれども、何かそういった遊休地の利用だとか耕作放棄された土地をどうこうしようというような 何か方針はあるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 全国には40万ヘクタール程度あり得るというようなことで、今年に ずっと農業委員会で耕作放棄地調査してきたわけです。その結果が市のほうへ提出されまして、約40 0ヘクタールくらいあると。特に朝日の畑地が荒れているというような話ございまして、これらにつ いては今度私ども市が23年までどういう解決していくのだというようなことで計画づくりにこれから 着手する予定でございます。そんなことで、その中にも桑、あるいはさまざまなものがあるわけでご ざいますので、これらも燃料の一部にできるのかなというようなことで、今これから検討していきた いということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) ありがとうございます。それで、このバイオ燃料の関係についてはやっぱり 農地利用だとか、あるいは林業の間伐材の関係だとか、こういったところで非常に有効な産業になる のだろうというふうに思っていますので、ぜひひとつそういった農水省だとか国の支援もあるようで ございますので、ぜひ行政としてもこの辺のところを取り入れてやって、何といってもやっぱり第1 次産業が元気にならないと言われているように、第2次産業も第3次産業も活性化はしないのだとい う、こういう観点に立てば、ぜひこの辺のところを積極的に取り組んでいただきたいなと思っており ますので、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。   次に、部長のほうの関係だと思うので、ちょっと2点ほどお聞かせください。予算書の中身の関 係でございます。農業振興費の中で村上地域グリーン・ツーリズム協議会負担金40万円がございます。 これともう一つ、商店街空き店舗活用事業委託料400万円が計上されています。この2つ、ちょっと 中身についてもう少し詳しく教えていただきたいのですけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 1点目のグリーンツーリズムの負担金でございますが、組織団体は 村上市関川村、粟島浦村でございます。村上地域グリーン・ツーリズム協議会ということで、県の指 導のもとに今までやってきたわけでございます。事務局はそちらのほうへお願いしているのが実態で ございます。これらにつきましては県の支援が今年度で打ち切られるというようなことで、ぜひグ リーンツーリズムは存続しながら、今後来る小学校5年生の体験に向けていこうというようなことで、 協議会は引き続きやるという意思決定のもとに村上市の負担金40万をお願いするものでございます。   それから、空き家対策の関係でございますが、今国が出したふるさと雇用再生特別交付金という のが出ているわけでございます。この中で一応村上市では商店街の空き家を何とか活性化していこう というようなことで400万ほど事業化するものでございますが、内容につきましては現在安良町にあ る商工会議所青年部でやっていたものを私どもが引き継ぎながら対応していきたいということで、あ そこで農産物売ったり、コーヒー飲んだりというようなものを考えているわけでございます。内容に ついては商工会議所に委託をしたいということで、活性化の一助になればというようなことで計画し た内容でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 次に、生活保護扶助費の関係についてちょっとお伺いをしたいと思います。   けさの新聞報道にもあったわけでありますけれども、〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 非常に多く、2回目ですか、これ。 〇議長(佐藤宮吉君) あと5分。 〇15番(小池 晃君) あと5分。はい、すみません。17の政令市では申請が54%もふえたと。それ から、新潟市でも46.8%増加をしたと、こういうことが報道、けさの新聞に載っていたわけでありま すけれども、こういう時代でございますし、市の状況なんか、申請の状況なんかありましたらお願い いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 私もけさの朝刊1面で出ていましたものですから、見ましたけれど も、ただ申請率が前年度比でやっているものですから、ちょっと合併した前のあれがわからないもの ですから、ちょっと比較にはならないものですから、ちょっと何%増というのは出てきません。今21 年の1月末現在で生活保護受給者につきましては211世帯の265人であります。合併時の平成20年の4 月1日当時は189世帯の234人ですので、ふえていることはふえております。   ちなみに、現在20年度4月からどのぐらい相談があったかと申しますと相談件数は87件ございま した。それで、生活保護の申請書を受理したのは55件。それで、保護決定したのが40件ということで ございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) ありがとうございました。申請もやっぱりふえていると、こういうふうに理 解をするわけでありますけれども、なかなか財源的な問題もあったりして、一時報道ではこの審査が 厳しくてというようなこともあったわけでありますけれども、この辺の問題というのですか。申請さ れて受理する段階というのですか、こういったところで何か問題になるようなことはありませんでし たか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) よくマスコミで水際作戦とか、いろいろ生活保護行政言われますけ れども、そういうことは全くございません。私ども今相談受けて、いわゆる資産調査等々やりながら 要否を決定していくわけでございますけれども、適正保護には努めておりますけれども、今の中身と いうのですか、相談内容についてはやはり病気になったから、医療機関に受診したいのだけれども、 お金がないというふうなケース、あるいはまた65歳以上の方、高齢者の方がやはり年金だけでは生活 できないとかいうケース等がございまして、雇用、離職に関しては一、二件程度はありますけれども、 都会のような状況には今の段階ではなっていないというふうなのが実態でございます。 〇15番(小池 晃君) 終わります。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで民主むらかみの代表質疑を終わります。   本間清人君。 〇3番(本間清人君) 会派代表質疑というのは村上市の会派制をとっている今質疑でやっているわ けですが、どうも私前市議会のときにも3度ほど言動をとめられております。多分旧町村部の議員さ んの方は、会派代表というのがありませんので、こういう質疑形式はとっていないと思うのですが、 どうも一般質問は通告したのに関しての質問、代表質疑というのは市長の施政方針、それと予算書に 関しての質疑ということになっています。ただ、質問形式がどこで線引きされているのかわからない 部分があります。私議会運営委員会の身でありながらこんなことを言って大変失礼なのですが、でき れば議長のほうから議運のほうに答申をしていただいて、その辺の協議もしていただきたいなと思い ます。 〇議長(佐藤宮吉君) わかりました。このことについては先ほども議運の委員長と協議させてもら いまして、早い機会に協議させていただきます。   以上で代表質疑を終了します。   ただいま代表質疑の対象となりました議第7号から議第22号まで及び議第25号から議第56号まで の48議案については、付託表のとおり、会議規則の規定によってそれぞれの所管常任委員会に付託い たします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 以上で本日の日程はすべて終了しました。   本日はこれで散会いたします。   なお、3月5日は午後1時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでした。           午後 4時45分  散 会