平成21年村上市議会第1回定例会会議録(第3号) 〇議事日程 第3号 平成21年3月5日(木曜日) 午後1時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(29名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君 16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君 18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君 20番   小  田  信  人  君   22番   相  馬  エ  イ  君 23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君 25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君 27番   大  滝  久  志  君   28番   山  田     勉  君    29番   板  垣  一  徳  君   30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(1名)   21番   岩  倉  幸  治  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    渡   辺   成   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        福祉保健部長     小   田       均   君        福祉保健部                   西   村       治   君        介護高齢課長 福祉保健部 吉   川       強   君 社会福祉課長        産業観光部長     増   子   太   平   君        産業観光部                   竹   内   友   二   君        農林水産課長        産業観光部                   瀬   賀       功   君        商工観光課長        都市整備部長     須   田       徹   君        上下水道部長     鈴   木   文   雄   君        会計管理者      吉   村   澄   子   君        選管委書記長        監 査 委 員    佐   藤   正   幸   君        事 務 局 長        農業委員会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    寺   社   四   男   君        教 育 部 長    小   野   泰   三   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長 教  育  部 斎   藤    敏   夫   君 スポーツ振興課長        荒川支所長      平   野   俊   之   君        神林支所長      田   村       豊   君        朝日支所長      板   垣   一   弘   君        山北支所長      佐   藤   壮   一   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    石   井   美   紀           午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は29名です。定足数に達しておりますので、これから 本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、12番、川崎健二君、16番、姫路敏君を指名いたし ます。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、一般質問を行います。   今定例会の一般質問通告者は16名でした。質問の順序は、お手元に配付の一般質問通告書のとお り通告順に行います。   本日の一般質問は、4名を予定しております。ご了承願います。   最初に、18番、滝沢武司君の一般質問を許します。   滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) 一般質問の許可をいただきました議長に感謝し、通告書に沿って私の一般質 問を行います。   質問の前に、本日午前中に行われた、新しい村上としては初めて卒業を迎える中学校の卒業式に 立ち会わせていただきました。新しい村上市にふさわしく、市内中学校卒業生655人の生成発展と大 きく羽ばたく前途に期待を寄せるとともに、その保護者の皆様、教職員、学校関係者の皆様のご努力 に心から敬意と感謝を申し上げます。   さて、私の通告しました一般質問は、3項目であります。その第1項目めは、スポーツ振興や市 民の健康づくりについてでありますが、その1点目として、トキめき新潟国体を契機にした市民の健 康づくり、特に高齢者に限ってでも結構ですので、市民の健康づくりや地域スポーツ振興のため、継 続的、総合的な施策を持つことが国体を迎えての大きなチャンスでもあり、大切と考えますが、これ に関する今後の具体的な取り組みや構想をお伺いいたします。   2点目は、介護保険法の改正により、介護予防重視、重度化防止に主眼が置かれ、より身近な場 所や機会での健康維持向上の取り組みが必要と考えますが、具体的な今後の取り組みや方策があった らご答弁をお願いします。   第2項目めは、学校諸費納入の現況と対応についてであります。教材費や学校給食費などの各種 学校納入諸費未納問題は、現在の経済状況からはその傾向が一層拡大していくものと考えられます。 そこで、1点目は市立各小中学校における学校納入諸費未納の現況について伺います。   2点目は、市教育委員会では、諸費未納が学校運営に与える問題や支障をどのように受けとめて いるか、また諸費未納の保護者に対してどのように対応したらよいかを各学校に具体的にどのような 指導を行っているかをお伺いいたします。   3点目は、それでも未納の場合、市教育委員会としてはどのように対処してきたか、また今後ど のように対処しようと考えているかであります。   第3項目めは、障害者支援についてであります。その1点目は、合併初年度を顧みて、広域とな った障害者支援の難しさをどのように受けとめているかをまず伺います。2点目として、今後どのよ うな施策が必要と考え、具体的にどのように進めようと考えているかをお伺いいたします。   答弁をいただいた後、関連する事項について再質問をさせていただきますので、よろしくお願い いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ご苦労さまでございます。それでは、滝沢議員の3項目のご質問について順 次お答えをいたします。   最初に1項目め、スポーツ振興や市民の健康づくりについての1点目、トキめき新潟国体を契機 にした健康づくりや地域スポーツ振興の今後の具体的な取り組みや構想については、教育長に答弁を いたさせます。   次に、2点目、介護保険法の改正により、介護予防重視、重度化防止に主眼が置かれ、より身近 な場所や機会での健康維持向上の取り組みが必要と考えるが、具体的な今後の取り組みや方策につい てのお尋ねでありますが、ご案内のとおり本市では、住みなれた地域で気軽に参加できる介護予防事 業推進の環境を整えるため、村上地区老人クラブ連合会の協力も得ながら、町内単位での介護予防教 室を平成19年度から総合型スポーツクラブ、ウェルネスむらかみに事業委託をして本年度も実施をし たほか、新たに認知症予防のための脳の健康教室を開催するなど、地域での介護予防の普及啓発事業 の取り組みを進めておるところでございます。今後の具体的な取り組みとして、介護予防教室につい ては、参加者から町内で開催することで参加がしやすい、うちでも運動をするようになったなど前向 きな感想も多く聞かれ、事業実施による効果も見られるため、平成21年度は介護予防教室を新市の全 地区を対象に事業の取り組みを進めていくことにしているほか、町内あるいは集落単位での高齢者の 健康相談への対応や主体的に運営をする地域の茶の間への支援を行っていきたいと考えております。   次に、2項目め、学校諸費納入の現況と対応については、教育長に答弁をいたさせます。   次に、3項目め、障害者支援についての1点目、合併初年度を顧みて、広域となった障害者支援 の難しさをどのように受けとめているかとのお尋ねについてでありますが、合併事務事業調整におい て、福祉タクシー利用助成、心身障害者福祉金扶助、精神障害者の通院医療費助成など異なっていた 支援、サービス内容の調整が行われましたが、手続、相談等は従来どおり住んでいる地区でできます ので、相談や支援に支障があったとか、変わったということは特にないと思っております。今後さら に必要なサービスが受けられるよう制度の適用と周知に努めてまいります。   次に、2点目、今後どのような施策が必要と考え、具体的にどのように進めようと考えているの かとのお尋ねについてでございますが、障害のある人が地域で自立した生活を送れるよう、外出時の 危険回避のための必要な援護や介助、コミュニケーション支援事業を担う人材育成の機会として、手 話奉仕員、要約筆記奉仕員の養成事業などを実施するとともに、要望のあるグループホームの設置に ついては社会福祉法人などと十分協議を行ってまいります。また、本年4月に設置予定の自立支援協 議会を適宜開催するなど、障害福祉サービスの確保と関係機関によるネットワークを構築することで 地域の課題を把握、検討等を行い、障害のある方の相談支援と障害福祉サービスの充実を図ってまい りたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 皆さん、ご苦労さまでございます。   それでは、ご答弁申し上げますが、1項目め、スポーツ振興や市民の健康づくりについての1点 目、トキめき新潟国体を契機にした健康づくりや地域スポーツ振興の今後の具体的な取り組みや構想 についてのお尋ねでありますが、45年ぶりに本県で開催されるトキめき新潟国体では、本市で2つの 正式競技、2つの公開競技、そして3つのデモンストレーションとしてのスポーツ行事が開催される こととなっております。国体を一過性のイベントで終わらせず、これを契機に本市のさらなるスポー ツ振興や市民の健康づくりを図るため、国体課と協力をして比較的高齢者の健康づくりに適している リズム体操や3B体操などの普及事業を行っており、市民が国体へ参画することで新たなスポーツ感 が醸成されるものと思っております。また、今後の具体的な取り組みにつきましては、平成20年度に おいて1,300人の市民を対象に、運動・スポーツに関するアンケート調査を実施し、貴重なご意見を いただいております。21年度は、これらをもとに基本構想や基本計画等スポーツ振興基本計画の本格 的な策定作業に入りますので、その中でスポーツ振興審議会や計画策定委員会などから十分な議論を いただき、市民が真に望む生涯スポーツ社会を実現できる計画づくりを行うことといたしております。   次に、2項目めの学校諸費納入の現況と対応についての1点目でありますが、市内各小中学校に おける学校納入諸費未納の現況についてでありますが、ことしの1月時点の未納者調査では、小学校 は21校中11校、中学校は8校中全校に該当者がおりました。人数では、小学校が95人、中学校も95人 で、全体の児童生徒数の割合から見ますと、小学校では2.6%、中学校では4.8%となっております。 また、全体未納額を見ますと、小学校で約197万円、中学校で約364万円となっております。その内訳 でありますが、小学校では学校諸経費で65万円、学校給食費で132万円となっており、中学校では学 校諸経費で177万円、学校給食費で187万円となっております。   次に、2点目の諸費未納が学校運営に与える問題や支障をどのように受けとめ、保護者への対処 と各学校への具体的な指導についてでありますが、学校長はじめ教職員が未納の保護者に対し、電話 や文書で納入のお願いをいたしております。また、未納額の多い保護者には、個別面談時などを利用 して納入を促しております。当然未納が多いとそれにかかわる時間が必要なことから、学校の業務に も何らかの支障を来すことになりますが、現在学校運営にまでの支障は出ていないと考えております。 今後の対応について相談を受けている学校は幾つかあることから、学校には未納額が大きくなる前に、 保護者に対しあらゆる機会をとらえて継続的なお願いと催告をするよう指導をしております。   次に、3点目のそれでも未納の場合、市教育委員会はどのように対処してきたか、また今後どの ように対応しようと考えているかとのお尋ねについてでありますが、基本的には学校に主体的な対応 をお願いしておりますが、対応が難しい場合は教育委員会でも各事務所と連携を図りながら、学校と 協力して対応に当たっているところであります。今後とも未納の方には、あらゆる機会をとらえつつ、 細かい気配りでお願いをしていきたいと考えております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) ありがとうございました。私の質問に対する答弁は、大きく分けて2つにな ろうかと思いますので、最初に市長答弁にかかわっての関連質問をさせていただきます。   第1項目めの2番目にお答えいただきました、健康づくりについてでありますが、やはり特に高 齢者の関係では、老人クラブとのかかわり、今答弁にあったように非常に大きくかかわってきている ということは否めない事実だろうと思います。去年の3月の厚労省の通達で、老人クラブ活動など事 業運営要綱というのが改正されて、4月から今や老人クラブというのは地域の担い手として欠くこと のできない存在になっているということから、介護予防事業より明確にされたいと、あるいは地域の 支え合い事業をしっかりとやっていきたいと。若年高齢者というのは、ちょっと表現がどうかという 部分がありますが、書いてあるとおりでいきます。若年高齢者の組織化と活動を支援する事業を行っ ていくと。また、老人クラブ、その活動体制の強化をしていきたいというような柱で通達が出されて いるようです。こういったことを受けまして、20年が対象にまずなるわけですので、具体的に国県に 対する国県の考えている補助事業に対して、村上市としてはどのような申請をし、具体的にどのよう な点で国県からの補助が行われたかという点についてお答えをいただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 今ほど議員のほうからご指摘のとおり、事業内容という か、国のほうから通知が来てございますので、その内容、特にこれまでも旧村上地区老人クラブにお いては、いろいろ取り組みは幅広くやってきていただきましたけれども、そういう事業内容の幅が広 がったという中で、平成20年度についても特にこのような健康づくりはもとより、児童との交流、こ ういった分でも、つまり児童との交流、子育て支援というか見守りとか、そういったことも含めた取 り組み等についてもいろいろ内容をお聞かせしていただく中で、補助金の申請についてもそういう分 を国のほうに上げまして、その連合会としての取り組みについて、今ほど申し上げた要綱に従って内 容を合致するものについて上げさせていただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) まとめて言えばそうなるのだと思うのですけれども、私の聞きたいのは、具 体的にこんな事業、この通知に従って、こんな事業について国県に対して申請をして、そのことが認 められる、あるいは認められないという結果、市としての高齢者のいろいろな活動の支援あるいは助 成にどのように役立っているかという点を伺いたいのです。いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) ひとつ大きくは、やっぱり健康づくり事業ということで、 各種の特に介護予防事業についての取り組みを取り上げていただきまして、地域での根差した介護予 防教室の取り組みにつきまして連合会のほうにもリーダー研修の要請とか、そういった面でも取り上 げていただきましたし、あと先ほど申し上げましたけれども、高齢者のスポーツ活動ということで、 グラウンドゴルフ等のスポーツ事業でありますとか、あとこれも先ほど触れましたけれども、児童と の交流ということで、学校の児童との交流、年2回ほどだったと思いますけれども、交流事業に係る 事業について、こういった分について上げさせていただいたということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) なかなか具体的に、こういう申請をして、こういう結果で、こういう活動を 助成したというあたりがちょっとはっきり受けとめられませんけれども、これは平成21年度もこのこ とは続くのだろうと思うものですから、やっぱりはっきりとした答えの出せるような具体的なものを 提示していただきたいと。今の課長の話、わからぬでもありませんけれども、非常に老人クラブに対 してもはっきりとした回答が出ていないように私聞かせてもらったものですから、ぜひその辺はもう 少しはっきりとさせるような方向も持っていかないといかぬかなと。特にもう予算が出ていますけれ ども、21年度の高齢者との、特に市老連あるいはそれぞれの各地区の老人クラブとのかかわりから考 えると、このように申請をし、このように皆さんを援助することができるのですよということは、や っぱり大きな活動の励みになるというふうに思いますので、その辺また後ほど整理をして聞かせてい ただきたいというふうに思います。   さっきもお話ししましたように、団塊の世代がどんどんと高齢者の仲間入りをすると、高齢者の 中でも比較的若い年代層の方が多くなるということは、これまで考えてきた高齢者対策とやはり違っ た側面が出てくるのではないだろうかというふうに思います。特にまだまだ元気の十分ある高齢者層 が余計になるということになると、今までの高齢者対策と違うポイントといいますか、を置きながら、 活動、行政としても対応していかなければならないというふうに思うのですが、今のようなどんどん これからふえる、比較的若い高齢者の皆さんへの対応はどのように考えて進めようとしているか、伺 います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お答えいたします。   滝沢議員おっしゃるように、60歳の団塊の世代が非常に多く今退職期を迎えるということでござ います。まだまだ60歳といいますと、若い仕事盛りと言ってはなんですけれども、そういうような年 代の方々であります。一番は、やっぱりシルバー人材センター等を使いながら、そういう人たちが働 く場の確保をしていくのが必要であろうと思っております。また、逆に今こういうような社会状況で ございますので、そういう方々以上に若い人でも仕事がないというような現状も見受けられますので、 非常にそれらと整合性をどう保っていくべきかというようなことも含めて総合的に判断をし、考えて 検討し、実行していく必要があると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今市長おっしゃられるとおりなのだろうというふうに思います。ただ、人材 センターを活用するという仕事の面だけでなくて、健康づくりもやっぱり後々を考えると非常に大き な対応のポイントになるのでないかというふうに思います。元気あって何か動きたいのだけれども、 なかなかその機会が、これは自分の判断にもよるのでしょうけれども、ついつい手を抜いてしまうと いうようなことから、5年後、10年後になって今のような介護の関係で煩わされなければならないと いうようなこともあるものですから、ぜひこの辺の仕事の面だけでなくて、健康づくりの面でも今後 の施策の中に反映させていただきたいと思いますが、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 仕事だけではなくて、健康づくり、体力づくり等にも当然その方々の参加を 呼びかけていかなければならないと考えております。まだまだ本当にスポーツやらせても、ゲート ボールやらせても元気な方々でございますので、それらの方々が参加できるような、今よりもう少し 高度な、ある意味においては健康づくりをやってもいいような感じもいたしておりますので、それら についてもスポーツ関係者と相談をしながら、新しいスポーツを取り入れたり、また競技スポーツと いうような角度からも参加を呼びかけて、健康づくりをしていただく必要があるなと、そのように考 えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そういった意味合いから、これはウェルネスあるいは希楽々にお願いしてい る面かもしれませんけれども、健康づくりのやっぱりセンターといいますか、そういった場所の面で の対応も必要になろうかと思いますので、今後の施策の中にぜひそういったことも考慮してというよ りも、積極的に取り上げていただきたいということをお願いをします。   もう一点は、先ほど言いました、4番目に高齢者団体の組織化という、組織の強化ということが 上げられていましたけれども、現在の5地区の老人クラブの組織的な統合というようなのはどんなと ころまで進んでいるのか、あるいはこれからどういうふうに考えているのか、現状について把握され ていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 今ほど議員の話ありました、特に村上地区老人クラブ連 合会と村上地域連合会との統合の件につきましては、1月に準備打ち合わせ会議ということで、今後 の合併を進める上でのいろいろ問題点等の指摘をし合いまして、それでまたその問題点を持ち帰って もらう中で、近くもう一度また検討会を持つこととしまして、今後特に事務局体制について一番問題 になっておりますので、その辺のところについて行政も間に立つ中でいろいろ調整を進めていきたい というふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) それぞれの老人クラブ、歴史と伝統と活動があるわけですから、すぐ5を足 せばいいというわけにはなかなかいかない。その辺の容易でなさありますが、やはり新しい市となっ て、ほかの部分でもそうですけれども、統合されるような方向をやはり行政としてもしっかり見とっ ていただきたいというふうに思います。   項目の第3の障害者支援についてでありますけれども、この問題、特に今市長からも答弁のあり ました、特に聴覚障害者の関係でお話がありました。そこの面を中心にしながら、お伺いしたいと思 います。前の村上市議会の平成17年12月議会に、公的設置手話通訳者の配置と聴覚障害者の支援体制 の充実を求める請願というのがありまして、私もその請願紹介議員の一人として名を連ねたわけです けれども、この問題が20年度も、今般の21年度の予算にもそれに対する支援の姿が見られたことは、 大変私はありがたいというふうに思っていますし、この問題の大きさを認識されているなというふう に思います。ただ、この聴覚障害者にかかわる手話の要請とか、講習とか、あるいは派遣というのが 社会福祉協議会に委託されていると、社会福祉協議会での具体的な仕事は進められるというふうに受 け取っているのですが、今もそれは変わりありませんか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(吉川 強君) 手話の講習会等については、これは社会福祉協議会に委 託して現在も行っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) どの程度社会福祉協議会への指導が具体的に課としてできるのかどうか、ち ょっとわかりませんけれども、先ほど言いました請願の大きな柱には、1つは今のように養成とか、 講習会を開いてほしいと、あるいは手話の必要な場合には、その人材を派遣してほしいということと 一緒に、行政のいろいろな仕事にかかわって、専門の方がそこにおられて仕事を進めていくと、専門 員を設置してほしいというのがあったのですけれども、この件については昨年度も、昨年度って20年 度もその前の19年度も余り触れられてこない請願に対する内容だと思うのですけれども、この辺は今 どのような様子になっていますか、お伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(吉川 強君) 専門員等の配置については、現在まだされていないとい うふうに理解しております。状況については、ちょっと把握しておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 請願のときのこれは18年2月14日での請願についてどのように取り扱ってい るかと、経過及び結果というところには、委託した場合、社会福祉協議会で手話奉仕員派遣コーディ ネーターを設置し、そしていろいろな聴覚障害の方に対する活動といいますか、支援をしていくとい うふうに明確に書いてあるのだけれども、そうするとこの文章というのはコーディネーターを設置し ということについては、今の答えだと何ら動きがないということになると、この経過と結果というこ ととの違いが出てくるのですけれども、その辺は部長、いかがです。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 社会福祉協議会のほうで、そういった手話のできる方をお願いして、 そういった役にお願いしていたわけですけれども、ご本人のご都合でおやめになられて、それ以降な かなか手話のできる方の確保ができなかったということで今日まで来ている状況です。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) かわる人がなかった、あるいはそういう人が見当たらないということについ ては、私はちょっといろいろ関係者から話を聞くと、そうではなさそうだということもありますので、 このことについてはやっぱりもう一回社会福祉協議会にこのことについてはこうやって回答を出した わけですから、こうやっていきますよということで来ているわけですから、努力をお願いしたいと思 います。   教育長にお伺いします。まず、国体の関係ですけれども、言われるように39年6月6日から10日 まで第1巡目と言われる新潟国体が村上では剣道を会場に受け持ちながら、非常に一生懸命やってき たということがあります。そして、大成功をおさめました。私は、このときも私は岩船小学校の教員 だったのですが、このときもこれを1つの契機にして、ようやく安定した戦後の経済あるいは社会状 況の中で、スポーツの振興ということに非常に大きな役割を果たすのだなと思っていました。ところ が、ご承知のように6月16日に新潟地震がありまして、もうそれどころでないということで、45年前 の第1巡目の国体というのは、まさにスポーツ関係にはなかなか思うほどのものがなかったというふ うに言わざるを得ないのだろうと、そんなことがあるものですから、私は2巡目の国体というのは、 せっかく市民の皆さんが歓迎をし、また歓迎しなければならない国民的行事を1つのチャンスにしな がら、私はきちんとした、そこに書いたとおりなのです。継続的なやっぱり国体があった、これを機 会にしてこういうことが始まった、こういう健康づくりが始まったのだよというやっぱり歴史をつく っていく上にも非常に大事だという意味からこの問題を質問したわけです。そういったことから、ま だ確たるこういうことをこの機会に市民の皆さんとともに行政がやっていくのですという方向づけが 今の回答の中からはちょっと受け取りにくい部分がありますので、もうことしに入ったわけですし、 あと半年くらいでこの行事が具体的に行われるというそのアフターケアとしても非常に大事な件では ないかと私は思うのですが、何かそこに質問でも述べましたように、構想、こういうことをチャンス にしてやりたいというもう少し具体的なものがあったらお伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 議員おっしゃるとおり、1回目はおっしゃるとおりでありました。そんな ことで、私も高校3年でして、1回目の国体見学したわけでありますが、今回議員おっしゃるとおり、 当市の先ほど申し上げましたけれども、本競技が相撲と銃剣道というようなことであります。そんな ことで、プレ大会でも双方見学をさせていただいて、勉強させていただきましたけれども、なかなか 銃剣道のほうはそうそうなじみがないというか、そういうような競技であります。しかし、本市の種 目でありますので、大いにこれから指導者もいらっしゃるようであります。ただ、私が思っているの は、デモンストレーションの中のトライアスロンあるいは軟式野球あります。それから、特に子供た ちがリズム体操、3B体操が非常に朝日地区を中心に今取り組んでいただいておりまして、小川小学 校と三面小学校がその大会で披露するというようなこともありますので、聞いてみますと、非常に高 齢者の皆さんにも効果のある、人気を呼んでいるスポーツだと、こうお聞きしておりますので、その 辺をこれから大いに普及を図っていきたいと、こう思っておりますし、それからさらに先ほどの市長 の答弁で団塊の世代の話出ました。そんなことで、これから国体は県のほうではできるだけ金かけな いで盛大にお迎えせいなんていうことでありますけれども、市を挙げてまず皆さんにいい印象を与え ながら、そして結果的に村上の地域がこれから団塊の世代の皆さんも職場をやめると継続するスポー ツがなかなか見つからないというような話も聞いておりますので、ぜひ総合型の地域スポーツクラブ なんかを利用しながら、仲間がいるといろんなスポーツも継続できるというような話も聞いておりま すので、その辺もとらえながら、今2つあるクラブもあるのでありますけれども、朝日地区にはぜひ ことし立ち上げに成功させて、地域を挙げながら、さわやかスポーツあるいは楽しむスポーツ、そん なことを主軸にしながら、市民の健康づくりに寄与できればいいなと、こんなふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 同じ質問ですが、市長、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 基本的に今教育長述べたことと同じだと思います。今おっしゃったように、 国体が来るということだけではなくて、来て終わった後、ではどうするのだと、どういう効果を継続 してやっていくのだということになろうかと思います。国体をやはり契機といたしましては、競技ス ポーツですので、こういうふうになれるのだよという子供たちも恐らく出てくるでしょうし、若い人 たちにおいても一生懸命にやらなければというような意欲もわいてくると思います。相撲とか野球な んていうのは、現に一生懸命にやっている地域もありますので、この国体を通してスポーツの底辺を 拡大する必要がある、あるいはまた競技力を向上するような、そういうような体制をとるべきだなと、 そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 先般の市長の施政方針にも、この国体に対する対応あるいは熱意、そういっ たものがるる述べられていますので、ぜひこの国体を契機にした村上でのスポーツの1つの歴史をつ くっていただけたらというふうにお願いをして、また教育長からの答弁のありました学校諸費納入の 未納の関係に移らせてもらいます。   今お聞きしますと、数の上では大したことではないのかもしれません。ただ、このことが私もそ ういう仕事をやってきた関係から、未納する親のほうとそういう状況に置かれる子供と非常に大きな やっぱり問題を残すものだというふうに思うのです。特に子供たちにとっては、親の経済のことを十 分に知らないせいもあるのかもしれませんけれども、心を痛める、心に傷を残すというのは、これは 実際にもあったわけですし、またこれからもそういうことが続くということは非常に私は大きな問題 だろうと。一生続く問題なわけですから、これに対する対応はぜひ十分の上にも十分な対応をお願い をしたいというふうに思います。それで、学校納入諸費の納入方法といいますか、どうですか。29校 あって、そしていろいろな納入方法、今の納入方法というのは毎月定額、例えば教材費ですとか給食 費、旅行の積立金とかいろいろあろうと思うのです。この各学校の納入の方法なんていうのは、教育 委員会としてつかんでおるものですか。現金で納入するとか、口座振替にしているとか、そういった 関係はいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 今の後段の部分は担当課長のほうから答弁させますが、前段の議員おっし ゃるとおり、非常に問題が家庭間といいますか、親子の間といいますか、そんなことで事情をケース を聞いてみますと、ケースでありますけれども、就学支援をいただいている家庭でも、それを言葉、 表現適当でないかもしれませんけれども、子供のほうに回さないで食いつぶすというようなケースも あるようでして、非常に学校長以下苦労しているケースもあります。その辺家庭、親子の関係も非常 に大事でありますので、その辺も気使いながら、丁寧に、しかもできるだけ納入していただくという ような方向で苦労しておりますけれども、その辺にも最善の気遣いをしながら、一生懸命取り組んで いる状況であります。今の方法等については、課長のほうから答弁させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) それでは、諸経費の納入方法でございますが、まず教材費に つきましては、これは定額ではなくて、それぞれ異なっております。それから、学校給食費でござい ますが、これは1つ〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕だけ違いますけれども、毎月定額を9 カ月いただきます。それで、最後2月でございますが、ここで調整をさせていただきまして、必要と なる経費をお願いしているものであります。なお、定額分につきましては、若干の余裕を持って集め させていただきまして、最後2月で調整させていただくというような方法でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 納入方法が特に口座振替なんかの場合と現金の場合とは子供にとっては非常 に大きな違いがあるものですから、今聞いたわけです。それはさておき、先ほど教育長から未納の状 況について報告がありました。全部の学校がということでは、恐らくこの29校の全部というわけでは ないのだろうと思うのです。それで、その学校対応がいろいろ違うのだろうと思うのですけれども、 ここにあるような小中学校あわせて五百何十万1月現在未納だと。最終的にこれどういうふうに処理 をする予定ですか。もちろんこれから1月の段階ということですから、督促はされると思うのですけ れども、それでも未納だという場合です。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 累計でこういうふうな560万という大金になっているわけでありますけれ ども、ただこういう、特に子供の関係なんかもそうでありましょうし、督促というようなことは考え ておりません。催告というのでしょうか、お願いするというような対応をしております。しかも常に 申し上げているのでありますが、頻繁といいますか、できるだけ数多くお願いをしているのでありま すけれども、金額が大きくなった方がさらにたまっていくというのでしょうか、だからできるだけ少 額のうちにこまめにといいますか、お願いしながら、納入方を要請しようというようなことで対応し ております。   それから、議員おっしゃるとおり地域的にかなりの差がございます。そんなことで……           〔「それはいいです」と呼ぶ者あり〕 〇教育長(寺社四男君) はい。そんなことで、対応にはそれでもだめだったらどうすると言われて も、それこそ先ほど申し上げましたように、学校と私どものほうで連携をとりながら、丁寧に、そし てお願いするというようなことで尽きると、こう思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 学校として一番心配なのは、恐らくそれでも納めてもらえないという、では その足りないお金、給食費だったら赤字になるわけですから、どうするのだということが一番学校と しては問題なのだろうと思うのです。そのことを担任の先生方が非常に苦労されていくということも これは明らかな問題ですので、ぜひ間違いのないような対応をしていただきたいと。やっぱり払えな い保護者よりも払わない保護者というあたりが一番問題またあろうかと思いますので、またこの辺に はないと思いますけれども、モンスターペアレンツというようなこともいろいろ聞きますので、その 辺も十分配慮しながら、ぜひ学校に余り負担がかからない方法を考えていただきたいと思います。   最後になりましたけれども、長年市政運営に携わって、この3月に退職される部課長はじめ職員 が大変多くいらっしゃるということを聞きます。私は、その長年の尽瘁されてきたご苦労に感謝する とともに、今後も市勢発展に変わらぬご協力をお願いし、ご健勝に過ごされることを祈念して私の一 般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで滝沢武司君の一般質問を終わります。   午後2時まで休憩します。           午後 1時51分  休 憩                                                        午後 1時59分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、17番、長谷川孝君の一般質問を許します。   長谷川孝君。           〔17番 長谷川 孝君登壇〕 〇17番(長谷川 孝君) 一般質問を行わせていただきます。今回は、4項目と非常に多くなってお りますが、よろしくお願いします。   1項目め、新市の市の花、市の木、市民憲章、姉妹都市を決めてはどうかということであります。 新市となり1年近くたとうとしていますが、新市の花、木、そして市民の共通認識を醸成させるため の市民憲章、都市間交流としての姉妹都市などが決まっておりません。旧市町村の垣根を越えた新市 としてのシンボルをきちんと決めることが市民の合併不安解消につながるのではないかと思っており ますが、見解をお聞きいたします。   2項目め、定額給付金の新生児誕生特別枠を設けてはどうかということです。国は、定額給付金 の給付対象者の基準日を平成21年2月1日としておりますが、それ以降から平成21年3月末までに誕 生した新生児のために市の定額給付金特別枠を設けてはどうかということでございます。   3項目め、小中学校校舎、保育園建設の地域材使用率について。地域材を使う個人住宅に県、市 の補助金があるように、市が建設する施設においても地域材を使い、環境に優しい安全な施設整備を 行うことが地域産業振興に役立つこととなります。過去10年ほどの間に統合などで新設した校舎等施 設における地域材使用率と今後の施設整備時の地域材使用について市長の見解をお聞きいたします。   4項目め、森林を守るための環境モデル都市構想を全国に発信してはどうかについてです。将来 の村上市の不安は、毎年450人前後の出生数が続くと人口激減、限界集落化を加速させ、この広い面 積を維持することは大変困難になりかねません。将来のため、自然環境面で全国に発信する構想をお 持ちならばお伺いしたいという4項目です。   市長答弁の後、再質問させていただきます。よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、長谷川議員の4項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、新市の市の花、市の木、市民憲章、姉妹都市を決めてはどうかとのお尋ねにつ いてでありますが、まず初めに姉妹都市についてでございますが、合併前の旧市町村では、旧村上市 において福井県鯖江市と旧朝日村においては東京都清瀬市とそれぞれ姉妹都市を結んでおりました。 昨年の4月の市町村合併に伴い、旧市村において相手方との意思確認を行い、福井県鯖江市とは姉妹 都市の継続を、また東京都清瀬市とは民間主導の交流へ移行することとし、現在に至っておりますが、 これらについては今後検討していく必要があろうかと思っております。   次に、市の花、市の木、市民憲章についてでございますが、合併時の事務事業調整において、い ずれも市制の周年記念式典にあわせて制定することとされており、市の花、市の木は公募、市民憲章 は新市における新しい基本理念により制定することとされております。議員ご質問にある新市として のシンボルを決めることは、新市の一体感の醸成に努めるためには重要な要素であると認識をいたし ております。合併して1年を迎えますが、現在合併後の新市における総合計画を策定しており、その 中で村上市のまちづくりの基本理念を定め、議会にお諮りすることとしております。そのため、総合 計画における基本理念を議決いただいた後、本市にふさわしい市の花、市の木、市民憲章の制定に取 り組み、全市的な一体感の醸成に努めてまいりたいと考えております。   次に、2項目め、定額給付金の新生児誕生特別枠を設けてはどうかとのお尋ねについてでござい ますが、給付対象者の基準日は平成21年2月1日と定められており、議員からは年度末に誕生した新 生児に限って市独自に特別枠を設けたらどうかとのご提案でございますが、ご承知のとおり定額給付 金は住民への生活支援と地域の経済対策として実施されようとしているものであり、市としては制度 の趣旨を踏まえ、市民に等しく、かつ速やかに給付ができるよう準備を進めているところでございま す。ご提案の独自策については、定額給付金制度に対するさまざまなご意見がある中、制度の趣旨か らも市の独自策を検討する環境には至っていないと考えております。このようなことから、給付対象 者の取り扱いについては、どこかで一線を引かざるを得ないものである以上、国の制度によることが 市民にとりましても公平感が保たれるものであり、国が示した基準日によることが適当と考えており ます。   次に、3項目め、小中学校校舎、保育園建設の過去10年間の地域産材使用率と今後の施設整備時 の地域材使用量についてのお尋ねでございますが、過去10年間で改築や統合などにより建設された保 育園は7園あります。この中で木材使用量のうち地元産材の利用率は、朝日地区の三面保育園が95.0 %、村上地区の山辺里保育園が34.5%、上海府保育園については不明でございます。山北にじいろ保 育園につきましては96.2%、山北おおぞら保育園につきましては96.9%、神林地区の向ケ丘保育園が 25.3%、みのり保育園が23.7%となっております。お説のように、木材は軽くて強度が大きく、加工 しやすいなど、そして人に優しい、地球に優しい建設資材であることから、市の施設整備はもとより 一般住宅もできる限り地元産材の利用を推進し、地域産業の活性化を図ってまいりたいと考えており ます。   小中学校関係施設については、教育長に答弁をいたさせます。   次に、4項目め、森林を守るための環境モデル都市構想を全国に発信してはどうかとのお尋ねに ついてでございますが、本市は市町村合併により、総面積の85.4%に当たる10万270ヘクタールの森 林面積を有する緑豊かな市となりました。この森林面積は、県土の8%に当たる面積となっており、 今後はこの恵まれた自然環境を県内外に発信し、有効活用につなげていくことが今後の課題となって おります。国は、低炭素社会に向けた森林資源の整備、活用と林業、山村の再生を掲げ、今年度環境 モデル都市を募集し、応募は全国から89自治体であり、1月までに13自治体が選定されました。環境 モデル都市は、国が目指す低炭素社会を国内外に示すため、高い目標を掲げて先駆的な環境対策に挑 戦する都市を選定して支援する制度であります。本市においては、環境モデル都市の応募はしており ませんが、広大な森林資源を有することから、森林の適切な管理を推進し、二酸化炭素吸収源など森 林の持つ公益的機能を高めることが環境面での重要な課題であると認識しております。市内には、お 幕場森林公園、道玄池いこいの森など10カ所の森林公園、生活環境保全林、保健保安林があります。 これらの森林公園などを市民が身近に触れ合うことができるいこいの場として市内外に情報発信し、 緑豊かな本市を紹介することで定住化促進にもつながるものと考えております。今後環境モデル都市 の募集があれば、設定に向けて検討してまいります。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) それでは、3項目めの小中学校の校舎の過去10年間の地域材使用率と今後 の施設整備時の地域材使用についてのお尋ねについてでありますが、小中学校関係施設で平成10年度 以降に統合や老朽化により新設、改築した校舎及び屋内体育館は、小学校が3校、中学校が1校であ ります。また、既設の校舎に増築等を行った学校は、小学校が2校であります。それらの建築に伴う 木材使用量は、小中学校合わせまして1,570立方メートルで、そのうち地元産材の使用量は1,079立方 メートルであります。約69%の使用率となっております。今後の予定といたしましては、平成23年4 月の開校を予定しております。山辺里地区統合小学校建設があります。現在計画段階における木材使 用量は、床材、壁材、柱材等に96立方メートルを使用する予定であり、そのうち地元産材は76立方 メートルで、割合は80%の予定であります。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございます。質問事項の1項目めから再質問させていただきま すけれども、まず最初に姉妹都市、市長の答弁ですと、鯖江市とは継続していくということを市とし てはもう決めてあるわけですか。決めたのでしょうか。というのは、議会が5月に交流するので、今 回鯖江市のほうに行くのですが、議会としてはまだ何か決定しているような感じでないようなところ もあるので、その辺がちょっと気になるところがあるのです。民間で確かにバレーボールとかの団体 は行ったり来たり毎年しているのですけれども、その辺もう一度ちょっと答弁していただきたいと思 いますけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げましたように、福井県の鯖江市とは姉妹都市の継続をという ようなことで協議をしているということでございます。ちょっと詳しくは、担当部課長から説明をい たさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 合併時の事務事情調整の調書を見ますと、鯖江市との姉妹都 市提携については、継続について村上市が文書で確認済みだということで聞いております。それから、 清瀬市とは朝日村が口頭で確認をし、民間主導で交流の移行を考えていくべきだというようなことで 確認しておるということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) では、まず今の新村上市は鯖江市と姉妹都市をまずもう一度結んだのだと いうことでいいのですよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) あくまでも継続をしていくということですので、改めてそれはこれから協議 してもいい事項ではないかなと、そのようにもとらえてもいいのではないですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ちょっと何とも言えないところが議会としてもはっきり言ってあるのです。 向こうの方からは、これからも交流していきましょうと言われているのだけれども、市自体がまだき ちんと締結等をしているのかどうかというのが議会の議長も気になっていて、なかなか及び腰のとこ ろもあるということなので、決めたのでしたらもう少しやはりきちんと公にしてもらいたいというよ うなところもはっきり言ってあるのですが、いかがでしょうか。もう一度ちょっと確認したいのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 恐らく合併の協議の中で、村上市としての、旧ですね。としては鯖江市と恐 らく姉妹都市を継続していくのだというようなことではなかろうか。朝日村においては、当然村がな くなるわけですので、民間主導でやっていくと、そういうふうに理解していいのではないかなと思っ ております。それについても、担当課長からちょっと今説明させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ちょっといいです。合併協議の中でもまだある程度ファジーなところがあ って、それで新市になってからどうなったのだという部分がまだ不透明なところがはっきり言ってあ ると思うのです。ですから、市の花とか市の木の場合も周年記念としてやるというふうに市長が言わ れましたけれども、例えば2周年記念なのか、3周年記念なのかによっても違うし、もう1周年とい ったらもうすぐの話になりますよね。ですから、その辺をやっぱりある程度決めるとしても議会を通 さなければだめな部分もありますし、ある程度やっぱり予定としてどういう形でやるのか、市民憲章 の場合も実は旧村上市の場合は3月議会のときに、議員全員と理事者側が市民憲章を唱和して、それ でこういうようなまちをつくっていくのだということで、議場で議論するののきっかけになっている 部分がまちづくりの市民憲章だったわけです。ですから、私はやはり市民憲章が必要なのでないかな というような気がしているのです。ですから、それをいつぐらいまでにつくるのか、それともつくら ないのかというのをやはりある程度はっきりスケジュール的に、もう4年も5年もたってからという のでは、やっぱりタイミング的によくないのではないかというふうに思っておりますので、もう一度 答弁いただきたいというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども申し上げましたように、総合計画を策定しておりますので、その中 で基本理念が定まります。そして、議会にお諮りいたしまして、そして基本理念を議決いただいた後 に本市にふさわしい市民憲章あるいは市の木、市の花等の選定に入っていきたいと、そのように考え ています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) では、市の花、市の木というのは公募をすると言いましたよね。何でかと いいますと、実は私も総合計画の案というのを見させてもらいました。ここにまちづくりの基本理念 というのが守るとはぐくむと輝くというのがありますよね。「自然と伝統を守り、歴史と郷土を愛す るまちをつくります」と、それから「人と文化を育み、ふれあいと活力のあるまちをつくります」と、 「暮らしやすい社会を築き、優しさと輝くまちをつくります」と、ここにはっきり言って「私たち は」と入れれば、市民憲章にもはっきり言えばなるような中身ではないかというふうに思いますので、 総合計画が議会に提案されたときにつくるということなので、期待して待っておりますので、よろし くお願いしたいというふうに思います。   次に、姉妹都市はでは一応清瀬市というのはもう民間の関係ですね。それから、旧荒川町は荒川 区と交流していたというの、これもはっきり言って民間サイドか、それともやめたのでしょうか、そ の辺ちょっと教えていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 私、旧朝日村の村長をしておりましたので、その清瀬市の関係につい てお話をさせていただきます。   清瀬市と姉妹都市提携を結んでおりました。それで、子供たちの交流とかゲートボール交流、ま た議会の交流も相互に行っていた経緯がございます。ただ、やっぱり大都会とこっちの地方の小村で ありますので、いろいろ規模の違い等、また非常に清瀬市も都市化といいますか、非常に前は農村地 帯、畑もたくさんあったのですけれども、非常に都市化が進んでいるというようなことで、だんだん ギャップを感じてきておりました。そんなことで、合併時に双方の村の意見、また市の意見を調整を しまして、これからは民間ゲートボールだけの交流で行ったり来たりというようなことで今後は進め ていこうということで合意をしております。姉妹都市は、なくなったということでございます。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 旧荒川町でありますけれども、埼玉県の荒川村というのもあったのです。 それと荒川区。ところが、これは姉妹都市の提携はしておりません。それで、秩父のほうの埼玉の荒 川村は秩父市に合併になりまして、これは交流は終わろうということでなっておりますし、荒川区の 場合はイベントに対しての交流はいつでもお互いに行けるような状態になっているようであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 先ほど副市長が清瀬というのが都会的になって、なかなか隔たりがあると いうのは、私は逆にチャンスだというふうに思うのです。というのは、総合計画の事前の市民意識調 査だと、この地域をいいと思うところはどこだかということでアンケートをとりましたら、一番いい ところというのは災害とかがないという部分とか環境がいいと、住みよいという、自然と海と山があ って、豊かで災害がないということですよね、ベストスリーというのか。そうしますと、今姉妹都市 というのをこだわる必要がないのではないかというふうに思うのです。ですから、これからも民間で 交流していくのだったら、災害協定とかそういうときにそんなのが何となくつき合っていけばいろい ろな形でお互いに協力し合えるところがあるのでないかというふうに思いますから、これはちょっと 外れますから、また4番目と関連あるので、とにかくその辺のこと考えていかなければだめなのでな いかというふうに思います。   質問事項の2番目になります。定額給付金、これ非常に私市長の答弁聞いて残念に思うのです。 何でかといいますと、確かに国の考え方が基準日が2月1日だと、それに合わせるのだということも 確かにわかります。でもきょうの新聞ですと、村上市の場合に給付するのは4月の下旬と書いてあり ましたね。一応申請書の発送と支給時期の予定についてちょっと答弁していただきたいのですけれど も、どなたからでも。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 申請書の今準備をしておるところでございますが、予定では4月 中旬に申請書の郵送をさせていただいて、連休前の28日ごろに第1回目の振り込みをしていくという ことで、順次連休中も含めて申請の確認ができたものを順次振り込み作業を行って、5月いっぱいで 大分いいところが済むのではないかというふうに予想しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 4月中旬ぐらいにまず申請書の発送となりますと、これはちょっと言葉悪 いのですけれども、2月1日以降、2月2日、3日の日に不幸にして亡くなった方というのは恩恵が あるわけですね。でも2月2日に生まれた方というのはないわけですね。部長に聞きますけれども、 福祉の部長に聞きますけれども、仮に2月1日から3月末までに新生児が誕生する予定としてどのぐ らいになりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 20年の月別で見ますと、大体30から40ぐらい、1カ月当たりお生ま れになっていると。           〔「1カ月ですね」と呼ぶ者あり〕 〇福祉保健部長(小田 均君) はい。           〔「2カ月だと」と呼ぶ者あり〕 〇福祉保健部長(小田 均君) 2カ月、その倍、60人前後だろうと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 市長、せっかく少子化で、1年間で450人前後しか生まれない子供が1日 違い、2日違いで生まれてくる、そのときに2月1日とこだわる必要ありますか。私は、学年が同じ、 小学校に行く学年が同じになるというの、やっぱり3月末、遅生まれの方3月末ですよね。4月の中 旬に申請書を発送するのだったら、3月末までに仮に2カ月で60人だったら120万ですわね、2万円 で。亡くなる方のほうがずっと多いのですけれども、亡くなる話はしてはだめですから、あれですけ れども、私はせっかく新村上市に生まれてくるそのお祝いの意味を込めて、どうにか120万の予算は つけてもらいたいと思うのですけれども、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この問題は、私はお金の問題ではないと考えております。2月1日が基準日 と定めてあるわけですので、では議員がおっしゃるように、3月31日まで、4月1日生まれた人はど うなのだと、当然そういう議論になってきて当たり前なはずですよね。2月1日が基準日で、2月2 日に亡くなった人ももらえます。しかし、1月31日に亡くなった方はもらえないわけです。ですから、 基準日というのは延ばせば、なぜそこまで延ばした、もっと延ばしたほうがいいのではないか、その 理由は何ですかということになってきますので、2月1日が基準日となったら、やはり2月2日に生 を受けた方には、まことに申しわけない話ですけれども、それは基準日が2月1日と定められており ますので、お金とかそういう問題ではなくて、ある程度の行政としての線引きといいますか、それは しっかりとやっていかなければならない問題ではないかなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私は、こうせいとかなんていうふうに言いませんけれども、それは確かに お金の問題ではないです。私も別にお金、2万円新生児で仮に孫がいたら、もらうもらわないなんて いうのはそんなのどうでもいいですけれども、気持ちとしてせっかく生まれてくるというその恩恵を 受けるために、特別枠で出しているところもあるのです、はっきり言って。村上市だけ特別に出せと 言っているわけではないのです。そういうふうに市長さんが考えて出しているところも現にあります。 だから私は、別にお金の問題とかそういうのではなくて、基準日にこだわるのだったら、もうこれ以 上私答弁求めません。どうしても、つまりはへ理屈になるけれども、3月31日に生まれたのではない。 では、4月1日になればどうなるのだといったら、ずっと半永久的な話になってしまうから、それは どこかで線引きしなければだめだということで、私はせっかく生まれてくるのが学年が同じなのだっ たら、3月31日が自分としては適正なのでないかということなのですが、今市長言うには、それでも まず考えていないということだったら、それはしようがないですけれども、残念です、はっきり言っ て。残念だと思います。ですから、村上市はそういう特別枠を設けないということだったということ ですから、わかりました。   続きまして、質問事項の3番目です。地域材の使用についてですが、個人住宅を建てる場合には、 村上市が旧朝日村とか山北町の20万というのは、今新村上市でも補助金として出しているのですよね。 そして、新潟県の県産材だと50万円、これは重複してもらうというようなことはできないわけですよ ね。どういうやり方なのでしょうか、教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 重複では、申請は受け付けておりません。県は県、市は市というよ うなことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで、保育園と学校の使用率等を聞いたのですが、非常に多いところで すと100%近くになっているのですけれども、これは材木を使うところの部分に対して95%とかとい う意味なのですよね。そういうふうに解釈していいわけでしょう。全部の全体が95%木使っていると いうわけではないのでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(吉川 強君) 保育園のこの率につきましては、建物の総木材使用量の 中に占める地元産材という割合でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ですから、木材を使う部分に対して地域産材が占める部分ということで理 解していいわけですね。それで、例えば輸入材使ってつくるのと地域産材を使ってつくるのと、コス ト的には相当違うものなのでしょうか。どなたかわかりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 値段ですか。           〔「ええ、値段」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 値段は、相当なやっぱり差があると思います。その差がどのくらいかはわか りませんけれども、地域産材、杉、ヒノキ等と外材を使うということになってきますと、価格的には 相当な開きがあるのではないかなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ヒノキとか使うのではなくて、例えば同じ杉だったら杉を使う場合に、差 的に例えばこの前スギトピアさんにお邪魔したときに、私も本とかでの知識しかないのですけれども、 例えばロシアから自然乾燥したやつをこっちに運ぶと、だけれども、運ぶのにはエネルギー使うわけ ですよね、船とかで。そういうエネルギーも入っても、こちらのほうで人工乾燥したほうがコスト的 には高くなるのだというふうな話、記事とかで本とかで読んだことあるのですけれども、例えばの話、 地元産材を使えば環境的に優しいとかいろいろなのあるし、それからエネルギーも実際発生しないわ けですよね。運んでくるためのエネルギー、船とかのエネルギー、そういうCO2とかの削減につな がるのだとなると、地元産材を使えばいいのでないかという部分になるのですけれども、それでもそ ういうようなところを全部あれしても、地元産材のほうが相当高くなるとなると、これはやはり若干 工事する人たちから見たらコスト的に高くなるのだけれども、その辺も加味した中で地元産材はやっ ぱり高いのだと、国産材は高くなるのだという考え方でいいのでしょうかということ。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これは、関税の問題もありますので、ソビエトとかの貿易収支の関係もあっ て関税の関係もありますので、やはり今現状では外材と言われるロシア産材等のほうが価格的には私 も素人ですのでわかりませんが、安いとよく言われています。材質的には、やはり地元産材の杉ある いは間伐材でつくった集成材等は非常にきれいだし、見た目もいいしということではないかなと思っ ています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そこで聞きたいのは、公共施設、小学校とか保育園の新しく建てる施設に 地域産材を使えば、国とかというのは何か補助金とか出るというようなことはあるわけですか。とい うのは、ちょっと私ここにある記事持っているのですけれども、例えば国産材を使った住宅や学校の 建設に対する国、自治体の助成、自立などを目的とした木材利用推進法案の骨子がまとまったと書い てあるのです。そこには、例えばガードレール、木でつくるガードレール、それから公園のさくとか、 今まで金属でつくっていた部分も木材を導入することによって補助金の創出等の話の記事がここにあ るのですけれども、そういうようなことは例えば公共施設等で整備した場合に、行政のほうに若干補 助金等が入るものなのかどうかというのはまだ決まっていないのか、それともいや、そういうのはあ るのですというあれなのか、ちょっと教えてもらいたいのですけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 木材の県産材の公共事業に対する使用の関係ですが、これはやっぱ り環境に配慮したもの、やっぱり谷止工なんかも今丸太で組んだものなんかもやっていますし、公共 工事にはできるだけ県産材を使うようにという県の指導は受けております。ただ、それを使ったから 補助率を上げてやるとか、あるいは単価をどうするとかというようなことでなくて、一応公でもどん どんと県産材を使っていこうという指導はございます。学校関係あるいは保育関係につきましては、 木材、県産材を使えば上がるのかどうかというのは、学校課長から答弁願います。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 学校の関係でございますけれども、木材に限らずエコ部分で ございますけれども、例えば木材を使っているとか、あるいは太陽光とか採用した場合にはかさ上げ がされると、これにつきましては国のほうにも確認したのですけれども、そのかさ上げ部分につきま しては、その年度の事業量だとか、全体の事業量、それらを踏まえた中で決定していきたいというよ うなことで定額、定まった額ではないということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 県産材とかいっても、まず地域産材といえば朝日さんとか山北さんという ふうに言えるのですけれども、県産材といえばほかのところの地域の場合のも入ってくる可能性もあ るわけです。それで、事業者から見たら、例えば公共施設等をつくるときに設計委託が入札で行われ た場合に、設計入札等をとった人がなかなか地元の人がとれないで、確かに大きい金額になってしま うとなかなかとれないというのはあると思うのですけれども、そのために地元、地域産材使えないと いうのを、ちょっとそれが考えられるのでないかという方もいるわけなのですけれども、設計を頼む ときに決まった業者、設計の業者に地域産材をなるべく使ってもらいたいというような交渉等はやっ ぱりやっているわけですよね。その辺ちょっと教えてもらいたいのですけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私ども公共施設等の公共事業をやるときには、建築が主になろうかと思いま すが、極力地域産材、村上市産材を使うような設計でお願いをしております。先ほどの外材と国産材 の話ですけれども、最近は価格面においてもほぼ同じような価格面になってきている傾向があるし、 先ほど言いましたようにこれから関税の関係がありますので、逆転する可能性もあるというようなこ とでございます。設計の段階から私どもは村上市産材を使っていただきたいと、そういうような設計 をお願いをしていきたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 地域の産業等にやっぱり貢献するための1つの施策として、それとあと環 境的にもやっぱり私以上にそういう森林とか農業のことはよくご存じの議員さんいっぱいいるので、 私が話す必要がないのですけれども、やっぱり環境というものが非常にこれからキーワードになって くるのではないかということで、質問の4番目に環境モデル都市構想というようなことで、ちょっと 私の考え方を含んでお話しさせてもらいたいと思うのですけれども、私別に市長わかりませんと言っ てもいいのです。わからないことは、別に非難することはしませんけれども、日本の森林を維持する のに公共事業に換算すると1年間でどのぐらいの金額になるか、どのぐらいになるかご存じでしょう か。知らなければ知らないでいいのですけれども、大体。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その細かい数字については、ちょっとわかりかねますが、先ほど木材が非常 にいいというお話がありましたが、過去大手の建材メーカー、ハウスメーカーで実験したケースがあ ると聞いております。RCのところにマウスを入れたマウスと木造のところにマウスを入れたマウス、 RCのほうがすぐに精神状態がおかしくなって早く死んだというようなことで、いかに木材が人間に とっても、あるいは地球にとってもいいかということが立証されているのではないかなと。後段の数 字については、わかりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 実は、今回のオバマ大統領が400万の雇用創出のために七十数兆円という のの財政出動をしたという金額に匹敵するというふうに言われているのです。ですから、本当に相当 大きい森林を守る、森林を育てるために必要な金額というのは莫大なものなのだなというような気が します。ですから、私がさっき演壇で言いましたように、450人ずつぐらいの子供たちが毎年毎年続 くと、これが本当に森林どころか集落さえも大変になるというところで、やっぱりこの地域のキー ワードになるのは環境と森林、そしてそれに結びつけた教育のやり方、そしてこの地元が発信してい くのは、その辺が一番いいのでないかというような気がするのです。それで、子供たちには例えば旧 山北地区の日本国の1日登山を体験させながら、小俣〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕地区 でいろいろな人たちと集落と触れ合うとか、そういうような小さいことから、それからだんだん大き くなると、それこそ環境のモデル構想というのにつながるのですけれども、1つだけ私提案させても らいたいのは、今のホームページに動画を設けてもらいたいのです。それをこの地区から環境につい ての発信をしてもらいたいのです。それを各支所長が自分たちで競ってその場所を探して、支所の皆 さんがもう全面的に自分たちのいいところ、自分たちの環境のいいところ、自然のいいところを発信 するために頑張るのだというぐらい、もし文句あるのだったら市長に支所長が食ってかかるぐらいの それぐらいのエネルギーを使ってもらいたい。何か代表質疑聞いていると、本当に情けなくなる。支 所が廃れると何とかなんて話になってしまうと。もう支所長に頑張ってもらいたい。支所長がやっぱ り全責任持ってその支所を運営して、自分が社長なのだと、支社長なのだというぐらい頑張ってもら わないとよくなりませんよ、はっきり言って。今回残念ながら、山北地区の支所長と朝日の支所長定 年退職なので、ぜひともこの次の方に言っておいてほしいのです。やっぱり幾ら廃れても、自分たち の地域、地区は自分たちで守るのだという、そういう使命感に燃えてもらいたい。そのために動画で もって各地区をアピールする。それが環境であり、自然なのだと、その部分に関してはどこよりも自 分たちはすぐれていると、そのアピールをホームページの動画で全国に発信してもらいたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大変いいご意見でございますので、議員が期待しているほどのものがなるか どうかは別といたしまして、そういうふうにあるべきだなと思っておりますし、またおわかりのこと と思いますけれども、森林環境税につきましては、板垣議員がきょう出席しておりますが、過去山北 町の議会議員が全国の会長となって、そして今全国に運動を展開して、どうしても森林を守らなけれ ばならない、環境を守らなければならないということで森林環境税の創設を運動を展開している。 我々もそうです。そういうことでございますので、森林、山があって、森林があって、田畑があって、 海があって、川があって初めて都市が成り立っているということでございますので、一生懸命に取り 組ませていただきたい、そのように思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 同じ議員同士なので、板垣議員のことは褒めなかったのですけれども、本 当に一生懸命にやってもらっていると思います。全国の会長をやってもらって、何とか森林環境税を 新設してもらいたいという気持ちは、私もあれですので、頑張っていただきたいというふうに思いま す。   最後に当たって、先ほど滝沢議員もおっしゃいましたけれども、このひな壇に座っている方、8 人の部課長さんが今回退職になります。名前は言いませんけれども、本当は1人ずつあいさつしても らえばいいのですけれども、非常に長い間大変ご苦労さまでした。ほかに退職者の方がひな壇に座っ ていない、現場におられる方が7名おられるということで、長い間大変ご苦労さまでした。これから も市政発展のためによろしくお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。   ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。   午後3時まで休憩します。           午後 2時50分  休 憩                                                        午後 2時59分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。   私の一般質問は、3項目ございます。1項目めは、学校施設の有効利用についてであります。少 子化に伴う児童生徒の減少により、既存の学校で空き教室が出ることや学区の統廃合により廃校とな ってしまう学校施設が出てきています。文部科学省では、このような学校施設が有効に活用されるた めに、学校施設の転用手続の弾力化や簡素化を図りつつ、全国での活用事例を紹介して情報発信を行 うなど、転用ができるだけスムーズに進められるような環境を整えています。しかし、学校施設は国 庫補助金などの貴重な財源によって整備された施設であるとともに、地域住民にとっては身近な公共 施設でもあることから、学校としては使われなくなった後も地域の実情や需要に応じて積極的に活用 していくことが望ましいと考えています。空き教室や廃校となった市内の学校施設は、現在どのよう な状況か、また今後の方向性はどうなっているのかをお伺いいたします。   2項目めは、山辺里地区統合小学校についてであります。山辺里地区統合小学校は、平成23年度 開校予定ですが、ハード面、ソフト面での準備は順調に進んでいるのか、新校舎は住民が学校に行き やすい設計になっているのか、今後の学校の統廃合計画はどのようになっているのかをお伺いいたし ます。   3項目めは、地域ブランドについてであります。地域ブランドとは、地域を主に経済的な側面か らとらえたときの生活者が認識するさまざまな地域イメージの総体であるとされ、特産物や観光地な ど実態のあるものを地域ブランドというばかりでなく、食べ物がおいしそうとか海がきれいなどのイ メージを連想させる地名や地形、その他無形の資産を地域ブランドとすることもあり、その概念は広 いと言われています。合併して広くなった市内には、自然、文化、農作物など地域ブランドになり得 る可能性の高いものが多いと考えます。産業を活性化するためには、地域のブランドをつくり、さら にその力を高めていく必要があると思いますが、市ではどのように考え、どのように進めていこうと しているのかをお伺いいたします。   以上、3項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、小杉議員の3項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、学校施設の有効利用について及び2項目め、山辺里地区統合小学校については 教育長に答弁をいたさせます。   次に、3項目め、地域ブランドについて、産業を活性化するためには、地域のブランド力をつく り、その力を高めていく必要があると思うが、市ではどのような考え、どのように進めていこうとし ているのかとのお尋ねについてでありますが、議員ご質問のように、商品等の差別化のため、地域ブ ランドの構築は高い競争力につながりますので、必要なことは申すまでもありません。個別には、技 術、商品、企業、地域、それぞれのブランドを高めるために、市場から高い評価を得る必要がありま す。同時に、市全体として工業製品から農林水産物、観光資源、サービスを含め産業全般、産地全体 として村上ブランドを構築する必要があり、市民一人一人が郷土のよさを知り、誇れるまちづくりが 必要であります。そのためには、新たに産業等の活性化支援補助制度を創設し、市民のまちづくり企 画等への参加、産業全体の産地PR、地域ブランドの研究、全国的な展示会、見本市等への参加支援、 情報展示販売拠点の整備などが考えられます。このようなことから、合併して広くなった地域に点在 する豊かな自然、伝統文化、伝統料理、良質な農林水産物など、地域資源の宝庫でもあり、何よりも 誇れるお客様に対するおもてなし、食文化であれば今年度3回目の開催となりましたいなかご馳走ま つり、各地域のかあちゃんがつくる郷土自慢の鮭料理や神楽料理も重要な地域ブランドの1つであり、 村上に行けば食べられる、また本物に出会うことが最終的には村上でつくられる村上ブランド品で、 安全、安心、高品質で信頼されることが重要であります。合併前の旧市町村においても、それぞれの 地域で独自の取り組みによる地域活性化を推進してきましたが、合併を契機に市内の農林漁業者や商 工関係者が連携した村上市としての総体的な地域活性化の推進が必要となってきております。このた め、本定例会で関係予算をお願いし、新年度(仮称)村上ブランド推進会議を設立、農商工連携事業 を模索し、農林水産物や伝統文化、伝統料理など地域資源を生かした産業活性化の取り組みや市民が 誇りを持って提唱できる運動などを推進する市民協働の具体的な方策づくりを行ってまいりたいと考 えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) それでは、私のほうから1項目め、学校施設の有効利用についての空き教 室や廃校となった市内の学校施設は現在どのような状況か、また今後の方向性はとのお尋ねについて でありますが、市内には児童生徒の減少によって、これまで普通教室として利用されてきた教室が空 き教室となった学校がありますが、学校ではその教室を少人数指導用の教室、総合学習時のグループ 学習用教室として、また放課後子供教室や学童保育所など新しい教育需要に対応したスペースとして さまざまな活用方法を検討しつつ、有効な利用に努めております。また、統廃合に伴い廃校となった 学校の体育館につきましては、社会体育施設として地域住民に開放しているところがほとんどであり ますが、校舎につきましてはデイサービスセンターや宿泊体験施設として再整備し、利用していると ころもありますが、古い建物も多く、行政関係の倉庫などの利用にとどまっているところが多い現状 であります。これまでは、国の補助制度を利用して建設された施設は、補助金等に係る予算の執行の 適正化に関する法律、これによりまして財産処分の際に補助金の返還を求められたり、転用や譲渡を する場合に用途や相手先について制限がありました。しかし、議員ご指摘のように、近年は財産処分 の手続の緩和や転用手続の簡素化がなされていますので、今後全国の事例等を参考にしながら、より よい活用方法を検討していきたいと、こう考えております。   次に、2項目め、山辺里地区統合小学校についてのお尋ねでありますが、初めに山辺里地区統合 小学校についてですが、今年度進めてきた実施設計が年度末までに完了し、建築工事については平成 21年度、平成22年度の継続事業として予算計上しているところであります。国庫補助金の交付決定を 受けた後、平成21年度は校舎棟及び屋内運動場の建設をすることといたしております。建設の計画に 当たっては、地域の皆さんの意見を取り入れるため、山辺里地区統合小学校建設検討委員会を設置し、 検討を行い、公募型プロポーザル方式により建設基本コンセプトを決定したものであります。これら のことを受けまして、体育館出入り口付近を地域住民の開放エリアとして、PTA等の会議室や各地 域の歴史書類等も展示できるコミュニティースペースを配置するなど、地域との交流が図られるよう に計画をしております。また、統合校がスムーズに開校できますように、両校関係者と教育委員会で 組織する開校準備委員会を来年度早々に立ち上げ、学校の基本方針、校歌、校章などのさまざまな事 項について計画的に協議を進めていきたいと考えております。   次に、今後の学校の統廃合計画についてでありますが、これまでの統合校の経過を見ますと、地 域住民や関係機関等との協議、打ち合わせ等に数年の期間を要しておりますし、何といっても地域住 民や保護者からのご理解がないと難しい、こう考えております。今後児童生徒数の推移や地域住民か らのご意見、ご要望を拝聴しながら、総合的に検討してまいりたい、こう考えております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問させていただきます。   ちょっと2項目めから先にいきたいと思いますので、お願いいたします。山辺里地区統合小学校、 ハード面は順調に進んでいるのかなと。これは、予算も絡むことでございますので、じっくりと審議 したいと思っております。ソフト面でございますが、やはり学校は昔からコミュニティーの場だった りするわけでございます。市長も山北町長時代、統廃合とかあったと思いますので、その辺のソフト 面的な苦労というのでしょうか、今思い出してみてどんなことがあって、こういうことに気をつけて いかなければならないなと思うことがありましたら、お願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私も小学校の統合を町長時代にやりました。1つには、市町村合併もそうで ございますけれども、どうしても学校がなくなる地域の方々が非常に心配をされている、そういうと ころに非常に大きな配慮をしていく必要があるということでございますし、また通学とかその点につ いても非常にそうでございます。あるいはまた、海辺の子供たちあるいは山辺の子供たちの性質の違 い、非常にメンタルの面でございますけれども、そういうところを長い年月をかけて行ったり来たり して、そして融合を図りながら、融和を図りながら、最終的に統合に持っていくというようなことで、 はい、わかりました。では、いついつから統合しますという問題ではない。非常に地域を巻き込んだ 大きなこの統合というのは問題になると、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、同じような質問を副市長にもお伺いしたいと思います。少し手短にお 願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 私も小学校の統合を経験をいたしました。やはりこれから我々山間地 域の学校でありますので、小さい学校、複式学級とか、そういうことで非常に父兄から学力の低下が ちょっと懸念されてきたこともございます。そういう側面から、地域の方はやっぱりお年寄りの方は ぜひ学校を残してもらいたい、学校がこの地域の活性化の源だというようないろいろあったのですけ れども、若いお母さん方のやっぱり子供を思う気持ちに負けたといいますか、それに同調して、子供 たちのためにはやっぱり大きい学校で、大きい気持ちで修業したほうがこれからの学力の向上、また いろんな面でいいのではないか、そんなことで非常に地域の感情も網羅した中で、子供を思う気持ち が一番大事なのではないかなということで実施をしていった経緯がございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) やはりソフト面が大切なのかなと、その辺のフォローのほうもぜひ教育部の ほうでよろしくお願いいたします。   廃校に向けてなのですが、準備委員会を立ち上げてというようなご答弁があったのですけれども、 この辺の準備委員会、どんなような形で進められるのか、公募とかもするのかとか、その辺も含めて どんなふうな形でするのか、教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) それでは、まだメンバーはあれでありますけれども、内容につきまして担 当課長から説明させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 今年度中に一応保護者の方々あるいは地元の区長会のほうに これまでのいきさつ等をご説明申し上げながら、次年度できるだけ早い時期に、今申し上げましたよ うに地元の区長会でありますとか、あるいはPTAの役員の方、保護者の代表の方というようなこと で進めてまいりたいと思いますけれども、なおこれらの委員の選出につきましても、学校あるいは地 域の区長様方とも十分に協議した中で、一番いいような人選について考えてまいりたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 山辺里地区統合小学校の建設事業の建設基本コンセプトというのがありまし て、3つあったわけなのですが、1つはゆとりある空間を備え、楽しく生き生きと学べ、新しい教育 動向に対応できる学校、2つ目は地域と交流、連携できる場としての機能を有し、安心、安全に配慮 した学校、3としまして自然環境を生かし、人と環境に優しい学校というのがございました。2の地 域と交流、連携できる場としての機能を有し、安心、安全に配慮した学校というのがありますけれど も、先ほどの答弁で体育館のほうから入れるというような設計だということで、私も図面をちょっと 見せていただいたのですけれども、資料として、駐車場からも直結しているような設計になっている のですが、その辺のところもやはり考慮しながら、こういう設計をしていただいたという経緯がある のでしょうか、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) これは、安全面との関係もあるのでありますけれども、それと体育館の開 放の関係、そういうような関係で入り口を幾つもつくらないというような面もありまして、PTAの 皆さん、地域の皆さん方との交流ができる場所をこの入り口を1つにしながら、有効に使っていただ くというようなことであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、教育部長にちょっとお伺いしたいのですけれども、学童も併設してい ますけれども、学童の子供たちもそこから入るような学校の設計ということでよろしいでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 一応基本的に学童保育は学校管理下ではございませんので、グラウンド 側の開放用の玄関というふうなことで設けてございますので、そちらのほうから出入りができるとい うことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そちらのほうからもということは、両方から入れるということでしょうか、 それともグラウンドのほうから入ってくださいということでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 言葉足らずで大変失礼しました。グラウンド側からの開放用玄関という ことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、そういう設計にもなっているということでございますね。   いろいろ学童があるのですが、市内にも、学校にあるというのがひとつ理想的だと思うのです、 やはり。この辺学校にあるのが理想的だと思うのですけれども、福祉保健部長、この学校の設計につ いて、学童の面からいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 今回は、学校と一体となった学童保育所の設置でございます。私と すれば、やはり敷地内にまず学童保育所が設置されれば一番いいということでありまして、本体であ ればなおさらよろしいかというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) もう一度福祉保健部長にお伺いしますけれども、このときに特に注意するこ とというか、今ちょっとセパレートされていてグラウンド側から入るというような説明があったので すが、同じ校舎にあると理想的ではあるのですが、反対に注意しなければならないようなことという のは何かございますか。どうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) 学校管理の関係で、一応学童が始まれば、通路部分については遮断 するというふうな設計になっているようでございますので、学校は学校、それから学童は学童という ような形の中で運営していきたいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) できれば私も地域への開放という部分では、パソコンルームのようなものも 現に地域に開放しているようなところも全国では多くあるわけです。そのときに2階だとなかなか使 いづらいというのがあるのですけれども、1階に実際にそういうふうにパソコンルームをおろしてき ているところもあるのですが、この辺のところは少しスペース的なこともあるのかもしれませんけれ ども、そういった検討がなされたのかどうか、教育部長、お伺いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 施設の敷地の面、あるいは東向き、南向き等々の配置の問題も当然あり ます。グラウンド、体育館、プール等々がございます。なおかつまた1階部分につきましては、基本 的にやはり先生方の教務室的な職員室を配置するなど、少人数学級あるいは特別活動教室等々の部屋 あるいは特別支援の教室的な部分も含めてその場所が必要となってくるというふうなこと、それから 多目的と、それからランチルーム的なものも一応1階の部分というようなことで計画をされてござい ますので、なかなか特別教室的なものが1階にというのは、配置上ちょっと厳しいのかなということ で、設計者からの提案では1階の部分にはなってございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) こちらの小学校は、隣に保育園、それからさくら荘とかと隣接していますが、 この辺とのかかわりというのでしょうか、何か考えているようなことってございますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) そういう部分につきましては、先ほど教育長のほうからも答弁いただき ましたけれども、これから4月以降に開校の準備委員会、いわゆる学校側、関係者とうちの教育委員 会等々で開校に向けたさまざまな分野の委員会を設けながら、検討を進めていくということにしてい ますので、それぞれの中で今のデイサービスあるいは保育園との交流的な部分も検討されていくこと になろうかと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) もう一点、福祉保健部長にお伺いしますけれども、こういった学童も隣接し ている、保育園もさくら荘も隣接しているということで、この辺は何かメリットが生かせそうかなと いうような思いはございますでしょうか、どうでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) あそこはご案内のとおり、デイサービス、保育園ございます。福祉 とそれからそういった学校の関係ですけれども、私ども保育園とデイサービスとのかかわり、おじい ちゃん、おばあちゃんが毎日来られていますので、保育園児が訪問したり、あるいはまた逆に保育園 の授業にデイサービスの利用者の方が来ていただいたり、そういった交流を図ってやっておりますの で、お互いがいい効果は出ているかなというふうな気はしておりますので、学校が加わればなおさら より教育的な面あるいはまた福祉的な面においても効果は出てくるのだろうというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 先ほど市長も学校がなくなって寂しくなる気持ちがあると、地域の方、そん なふうに言われていましたけれども、新校舎が地域の方にとって利用しやすく、また愛着が持てるよ うに、統廃合してよかったなというような気持ちになれるように、ぜひ細かいことでも配慮して地域 の声を聞いていただきたいと、そんなふうに思っております。   今後の統廃合については、たしか住民の声を聞きながらというようなご答弁があったと思うので すが、平成19年の11月の地方誌の中では、神林の小学校とか中学校の統合の記事が載っておるのです が、あと合併のときにも候補として載って、最終的には本庁協議というような形になったと記憶して いるのですけれども、その辺のところはいかがになっているのでしょうか、神林地区は。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 今神林の統合関係で、今議員おっしゃるとおりなのでありますけれども、 ちょうど合併直前の答申というようなことで引き継ぐような形になりました。ところが、まだ目的そ のものは校舎の老朽化と、それから複式学級になる可能性といいますか、少人数になるというような ことが大きい目的の2点のようでありますけれども、今現在見ていますと、それほど複式になるよう な学校ではありません。それから、学校によってはまだ地域の皆さんにも話をしていない学校もある ようでありますので、先ほどご答弁申し上げましたように、いずれにしましても今までの統合、学校 の経緯を見ますと、数年、3年とかかかっているようであります。そんなことで、何といってもやっ ぱり子供の教育環境あるいは保護者、地域の皆さんとの先ほどからおっしゃるように、地域の拠点で ありますので、その辺をしっかりと配置をしながら、慎重に進めていきたいと、こう思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それから、今後の方向性で廃校になった施設を使わせてほしいという要望も 市のほうに上がっていると思うのですけれども、上がっていないでしょうか、そういったものは。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 具体的に今の山辺里小学校の統合の2校についてですか、それとも全体的に ですか。           〔「全体的」と呼ぶ者あり〕 〇市長(大滝平正君) 全体的に。全体的には、いろいろなところから話はございます。市としても 活用方法も検討している学校もあります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、山辺里のその2つの小学校については、何か考えていることあります か。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 特別に地域からも要望が来ておりませんし、門前谷小学校と山辺里小学校統 合後どうするかということについても、まだ教育委員会部局とも話はしていないということでござい ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 適化法とかいろいろございますけれども、随分弾力化してきているので、有 効に使えればなと思うのですけれども、一番私が山辺里小学校のわきを通ると思うのが、すごく桜が 立派なのです。花見の時期には花見をしている方がいっぱいいらっしゃいますし、あの辺のところが 廃校になった後も何かいい形で使えればなとひとつ思うのです。市長、どうでしょうか、その辺は。 桜はわかりますよね。あの辺を何か有効的に活用していければと私は思うのですけれども、市長の思 い少し。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 廃校になった学校には、桜がああいうふうにきれいな学校もありますし、ま たロケーションのもっといいところもいっぱいありますので、桜を活用してあの校舎をうんぬんとい う話になってきますと、非常に抽象的なとらえ方になってきますけれども、施設とかそういうような 感じになってくるわけですが、校舎にしろ、体育館にしろ、いろいろな使い道があろうかと思います。 例えば私どもがやった例でありますけれども、非常にお年寄りの方々が室内ゲートボール場が欲しい と、つくってくれというような強い要望がありましたときに、ちょうど中学校が1つあきました。そ して、その体育館の床をはぎまして、そして土を入れまして、子供たちが冬場野球をやったり、ある いは室内ゲートボール場にしたと。幾らもお金がかからないで、そういうような活用方法もあります ので、それらも含めてどのような活用方法があるかというようなことを考えていかなければならない と思っておりますし、もう一つ一番私どもが注意しなければなりませんのは、いざ活用しようとした ときに耐震強度なのです。学校をそのまま使っても耐震強度が足りないと言われている時代に、ある 意味においては教室の壁を破って、2つを一緒にしたり、3つを一緒にしたりする活用方法もあるわ けです。そうすると、非常に強度が足りなくて、こういう事業がとても使えないと、それを強度補強 するには億単位の金がかかるというような事例も何度か直面しておりますので、それらについてもよ く考えて活用方法を決めていかなければならないと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) いろいろ有効に活用していただけるような方向をぜひ検討していっていただ きたいなと思っております。   2月の17日の日に学校と地域が連携して子供を育てていくための地域コーディネーター学校関係 者等合同会議というのが開かれまして、私も参加させていただいたのですが、グループトークの中で 学校に地域の方が気軽に集える場所が欲しいと、あればいいのにというような意見が多く出されてい ました。教育長もあいさつされていましたので、その辺のところお聞きになっていたかと思うのです けれども、拠点をつくりますと、学校に足を運ぶ、学校のことがよくわかってくるわけです。残念な 事件もございまして、学校開放に向かっていた部分が少し閉ざされた感はありますけれども、また住 民の方とともにとか、協働とかいいながら閉ざしている、集う場所がないというのでは、これはちょ っとおかしいと思いますので、その辺のところやはりそういった場所があったらいいのかなと。2月 21日に一中学区の郷育会議の事業成果報告と講演会がございまして、習志野市の岸さんという方がい らして講演されたのですが、私も本持っていていろいろ読ませていただいていたのですけれども、こ の方はいろんな方のパワーを学校に集結しようということで、病院通いよりも学校に通うみたいな テーマで学校をとにかく拠点にして集めたいと。そのときにやはり空き教室というのがいろいろ今使 われていて、ないと答弁であったのですけれども、やはりどこかしらスペースってあると思いますの で、その辺のところ学校長の判断も出てくるのかわかりませんけれども、教育長いかがでしょうか、 そういう拠点づくりみたいなものに対しては。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 議員には、中学校区ごとの郷育会議のほうのコーディネーターをお願いし て、大変お世話になっておりまして、ご支援に感謝をいたしておりますが、この間のそれぞれの各種 団体、NPOの皆さんを含めた会議も出席させていただきまして、貴重なご意見とご支援、今後のあ り方等をお聞きさせていただきまして、本当にありがとうございました。今おっしゃるように、常に 学校はオープンスクールといいますか、常に地域の皆様方にも、保護者はもちろんでありますけれど も、どうぞひとつ学校においでいただいて、児童生徒を見ていただいて、そして力をおかりしたいと、 協力をお願いしたいというようなことでやっております。そんなことで、今議員おっしゃるように、 各中学校区、中学校を見てみますと、部屋の関係でおっしゃるように生徒に迷惑かけるわけに、支障 は来すわけにはまいりませんけれども、そういう皆さんが寄っていただいて、大いに学校で皆さんに ご協力願えればということであれば、私どものほうで中へ入りまして、学校と調整をしながら、皆さ んからご利用いただけるような方向で検討させていただきたいと、こう思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 子供がいるご家庭、お孫さんがいるご家庭というのは、結構学校に行く機会 はあるのですが、例えば自分のお子さんが東京とかに行かれて孫もいないというような形になると、 なかなか学校というのは足が遠のいてしまいますので、そういったところの拠点づくりをぜひ、もう 要望あるのです。コーディネーターの方言っているのです。ですから、教育委員会主導ででもどうだ と、各学校に当たってみるとか、ぜひそんな形で集えるような場所、安全管理も大切なので、その辺 も考えながら開放できるような形というのをぜひ進めていっていただきたい。それで、みんなで子供 たちをはぐくんでいきたいというような形に進めて、村上の教育というものを盛り上げていきたいと 思いますので、その辺のところぜひよろしくお願いいたします。   次に、地域ブランドの件なのですが、3月の3日の全国新聞、全国紙、1面に今開催中の町屋の 人形様巡りの写真がカラーで載ったのです。全国版なのです。広告を出したらものすごいお金かかり ますので、どういうルートで出たのかというのは、ちょっと私も実際のところつかめていないのです が、非常にインパクトがありました。反響もあります。3月3日の地方誌でも、1面下のコラムにイ ベントについてのありようについて褒めていただいたりしているのですけれども、10回目になりまし て、原点に帰ろうということでスタッフ一同取り組んでいるわけですけれども、県内には似たような イベントもいっぱいできてきました。村上にかなり視察に来ましたから。ただやっぱり村上のは違う よねというような形で言っていただけるのです、非常にありがたいことに。それがブランド化してい るのかなというような1つのくくりではあるのですけれども、2006年の4月に地域団体商標という地 域ブランド、特許庁の管轄ですけれども、これが商標法の改正によって、以前は地名とか含むものは 商標として認められなかったものが認められるようになったと。2008年の8月末現在で出願件数が83 3、登録を認定を受けたものが400件、この段階では新潟県は小千谷縮、小千谷紬、新潟清酒、安田瓦 の4つです。まだそんなに多くないのですが、おかげさまで村上木彫堆朱も皆さんのご支援のおかげ で正式に取得となりまして、3月の10日に皆さんにご報告できるような運びになっております。ブラ ンド化といいますのは、ちょっとものの本でございますが、その地域そのもの、自然や文化、その地 域の観光、特産品などそのまちに対する対価や期待を高めることであり、地域外に住む人々にその地 域の魅力を意識させ、商品を購入したり、観光に訪れたり、移り住んだりしてもらえることで、その 地域が活性化、その地域が豊かになる、地域活性化の決め手として地域ブランドへの取り組みが必要 だと考えるというようなコラムがございました。市長の答弁でも大切だと、これからつくっていきた いというような答弁があったのですけれども、考えてみますと、この地域本当に市内いっぱいあるの です。なかなか絞りづらいと思うのですけれども、1つの柱がないと売り出していくときになかなか 難しいと思いますので、この辺ブランドの構築の中で共通の目標、1つの大きなものを持つとしたら 市長は何が一番だと思われますでしょうか、どうでしょうか。外に対してこれを打ち出していったら どうだというようなものは。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この地域の特性から考えますと、安全、安心な食が提供できる地域であると いうことと、たくみのわざを持っている地域、それをやはり全面的に売り出していく必要があると私 は考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私も全くそのとおりだと思います。総合計画の中で住みよいと感じる理由と いうアンケートがございましたよね。先ほど長谷川議員も言われましたけれども、本当に海や山の幸 に恵まれ、食が豊かというのは、ほかを断トツ離して2位でございますので、それだけ市民の意識が 高いと、ここで農林水産課長にちょっとお伺いしたいのですが、こういう食のもの、この地域いろん なものがございますけれども、少し網羅して上げていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) お答えしますが、代表するのは岩船産コシヒカリ、それ から村上牛、それから岩船の地域の地魚、それにシナ織も入るかと思いますし、そのほかにはいろい ろやわ肌ねぎとか……           〔「柳カレイ」と呼ぶ者あり〕 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) 岩ガキ、それから今の柳カレイもございますし、たくさ んあります。やわ肌ねぎ、枝豆、笹巻き、おけさ柿、切り花、キノコ等々、塩引きもございますし、 数え切れないほどあろうかと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 本当にいろいろあるのですよね。数えるだけで大変だなと思います。施政方 針の中に柳カレイのブランド化というものがございましたけれども、これも進めていくと思うのです けれども、この辺のところを少し詳しく、農林水産課長、わかりますかね。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) 全国には、若狭カレイとか、あの辺にも有名なカレイの 名産地ありますが、今1枚2,000円とか売っていますけれども、この地域で長年から新潟から山北の 間が非常に柳カレイの宝庫だと。現在年間100トンぐらいとれるようになりました。もちろん放流し ておるわけでございますけれども、これはやはり県、漁協も合併されたわけでございますので、県と 新潟市、村上市が入って、何とかこれを地元のものにしようということで、昨年から県と協議会をつ くりまして、試作品もことしできました。賞味しましたが、とてもおいしかったです。そのような形 で、一夜干しという形で販売しておりますので、これから商品を若狭カレイとかに負けないようなパ ッケージ等も考えながら、売り出していきたいなと思っています。もちろんこのところには、新潟市 内の大手のスーパー等の方々も入っていただいて、推進協議会を立ち上げているわけでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 行政としてもぜひブランドづくりを推し進めてほしいなと思っております。 それで、いろんなところにいろんなのがあるのですが、さらにやはり地域のものを発掘していくよう なものがやっぱり欲しいのかなと。それで、各支所に地域振興課というのございますよね、地域振興 係。支所の組織規則を見ましたら、この仕事内容の中に地域における重要施策の企画及び調整に関す ることとか推進に関することとかいろいろございますので、こういった部分で支所の方々に今あるも のに磨きをかける、各地区で。新しいものも発掘、研究、開発していくと、そういうようなものをぜ ひやってほしいなと思うのです。代表質疑の中で市長の答弁で、支所は元気づくりに取り組ませたい というものが言われていたと思うのです。ですから、元気づくりというものは、物が売れてうれしい、 お小遣いも入る、大きくなれば加工業とかで雇用の創出にもなるわけですし、あと人って入ってくる と使いたくなりますよね、孫に何か買ってやろうとか。そうすると、循環して、そう簡単にはいかな いかもしれませんけれども、元気づくりによって経済も周り出すと。強いて理想を言えば、元気にな って医療費も減って別な部分に回せるとか、そうなればもう理想的なのですけれども、1つのきっか けになるのかなと。それをまとめて本庁でPRしていけばいいと。各支所ごとにいろんなものを取り 組んで、私は柱は食でいいと思うのです。いいと思うというか、食が一番あれかなと、いいのかなと。 その中で各支所で取り組んでいっていただきたい。2月20日、21日、大宮駅でPRしてこられました よね。かなり新聞記事も大きくて、かなり有名になったと思います。こういったことで各支所にもそ うやって取り組んでいただくと、各支所にも足を運ぶきっかけになる、支所の方もどんどん地域に出 ていくと、そういうようないい取り組みになると思うのですけれども、市長、いかがでしょうか、こ ういった考え。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのとおりでございまして、地域にある、あるいは集落に必ず何かしら光る ものがあるのです。それをやっている地域もあるわけです。魅力ある集落づくり事業ということで、 非常に地域が活発になっておりますし、また奥地まで足を運んでいただいていると。そして、そこか ら何が生まれるかというと、食を扱ったコミュニティービジネスというようなものも生まれてくるわ けでございます。幸いにも今情報基盤整備がこれほど発達している地域になりましたので、ネット販 売等も活用しながら、本当に多くの、我々何げなく食べているものが都会の人たちには本当においし い、新鮮だ、珍しい。例えばさっきのヤナギガレイ、平気で食べていますよね。1日何匹も食べる。 ところが、新潟とか東京行ったら、もう1,000円単位で売っているというようなこともありますし、 例えばこの地域でも〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕卵につきまして非常にブランド化され まして、ある意味ではちょっと名が売れた卵生産者になっていると。私も行ってみましたけれども、 クラシック聞かせているのです、鶏に。食べるとクラシックが上手になるという、それはちょっとわ かりませんけれども、そのようなことでやはりこの地域といいますのは、食と文化が非常にあります し、また非常に自然豊かな地でありますので、そこから何かを見いだして、そしてそんなに大きくな くてもいいですから、コミュニティービジネスを多く広めていって、そして地域の方々が1カ月に5 万円でも6万円でも稼げるような、そういうような地域づくりがこれから私は必要になってくる、そ れを各支所でやるような体制をとっていくべきではないかなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひ支所の方々に呼びかけて、ぜひ支所長もよろしくお願いいたします。   それから、新聞に新大ブランドの椿油デビューというのがありました。この記事出ていたのです が、これは新潟大学と民間企業による合同開発チームがつくったものですけれども、こういったもの でオリジナルブランドづくりをやっていると。だから目のつけどころなのだと思うのです。椿なんて どこにでもあるわけですから、それをいろいろ研究したり、アレルギー症状を起こさないものを研究 してつくるとか、ちょっとしたことだと思いますので、ぜひこういったいろんな取り組みを参考にし てやっていただきたいと思っております。   私も言いっ放しだけでなくて、何かできないかと思っていろいろ考えましたら、参考になるかど うかわかりませんけれども、ご馳走まつりのときにシソ巻きがすごく人気があったのです。それもこ の辺の人ではなくて、ちょっと外から来られた方なのですが、シソ巻きってふだん食べていますよね、 私たち。調べてみましたら、静岡と東北でよく食べられているのだと、ほかの地域ではそんなでもな いのだというようなこと書いてあったのです。ああ、この辺は発信できるのかなと。シソジュースな んかも飲まれたことあると思いますので、シソジュースなんかもできると思います。それから、シソ のドレッシングもございますよね。そういったものを加工して、地域の食品加工の方々と協力してい ろんなものをつくり出して発信すると。市内には、みどりの里という直営の食堂もあるわけです。そ こで出して評判を確かめることもできると。安全性を確認した上で、全国的に売り出す前にそういう ところで試すこともできるわけですから、そういったことをまず有効に活用して、シソとかは結構い いのかなと私個人は思ったのですけれども、それでいろいろ調べていましたら、ユズということで、 これは高知県の馬路村というところで、全然知らないです。本当に山の中です。こんな村があるのも 知らなかったなんてちょっと語弊あるのですが、わからなかったです。ただ、ホームページでユズし ょうゆというのを引っ張ると出てくるのです。ああ、こんなところにこんなものがあるのか、イン ターネットで販売できると、そういうようなこともございますので、やはりさっき市長も言われまし たけれども、そういうネットの販売なんかはすごく重要なことなのだと思います。地域づくりを進め るためには、地域ブランドが1つの重要なキーワードになってくるのかなと。一体感づくりに地域ブ ランドを活用すると。盛岡とか塩尻なんかは、こういったことでブランドを行政計画の中に折り込ん で進めているのです。非常にいい取り組みなのだろうなと思います。物もつくり出して、その中で自 然とか歴史とかおもてなしのサービスをセットにしていけば、非常にすごいパワーになって、これか ら全国に村上が発信できると思いますので、ぜひそういった取り組みをしていただきたいなと思うの ですが、市長、最後に伺います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今言ったユズの村長とも私何度か地域づくり、座談会もさせていただきまし たし、先ほど来申し上げているように、例えば今言ったシソ巻き等については、もう既に販売してい る。これは、ばあちゃん方が得意なのです。若いかあちゃん方では、ちょっとあの味は出せないとい うようなことで販売もしておりますし、おっしゃったように〔質問時間終了のブザーあり〕そういう ような地域でなければつくれないもの、地域の香り、味があるものをやはりこれからは発信していく べきだと、それが地域ブランドであると私は思っています。 〇8番(小杉和也君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。   午後4時5分まで休憩します。           午後 3時50分  休 憩                                                        午後 4時05分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、7番、中山悌一君の一般質問を許します。   中山悌一君。           〔7番 中山悌一君登壇〕 〇7番(中山悌一君) きょうの最後でありますが、しばらくおつき合いをいただきたいと思います。 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。さきに通告してあります2つ のことについて、市長にお伺いをするものであります。   新しい村上市が誕生いたしまして1年になろうとしておりますが、この広大な土地、そして人、 そして豊かな水は村上市にとって大きな財産であります。市長は、このような環境の中で、基幹産業 と位置づけた農林業の推進を積極的に進めると述べておられます。21年度の施政方針の中にも農業振 興地域整備計画、そしてまた農村環境計画や地産地消協議会の設置を述べておられますが、圏域農業、 農村の活性化は、官民挙げて第6次産業を目指し、地域全体で取り組むことにより、農業者のよりど ころになるものと思っております。また、昨今経済不況の中で、農林業にも新たな雇用を求められて いる環境もございます。そこで、国内外のさまざまな情報変化の中ではありますが、食料・農業・農 村基本条例の制定を提唱し、次のことについてお伺いをいたします。   当地域における食料・農業・農村基本条例に掲げる基本理念として、どのようなことが考えられ るのでありましょうか。2つ目として、基本条例に掲げるそれぞれの責務として、行政としてはどの ような責務があるのでありましょう。3つ目として、同じように農業者の責務としてはどのようなこ とが考えられるのでありましょうか。官民挙げてというふうに申し上げました。市民の役割としては どんなことが考えられるのでありましょうか。そしてまた、条例の推進方策として、食料・農業・農 村基本計画の策定は考えておられるのでありましょうか。6つ目として、9月議会の一般質問の答弁 に、地産地消は直売施設を利用し、活用した推進を図るという答弁がございました。具体的に直売所 とのかかわりはどんな形で持ってこられたのでありましょうか。また、施政方針の中には、地産地消 運動の協議会を設置するとあります。この協議会をどのような形で周知徹底を図っていくのでありま しょうか。8番目として、先ほど小杉議員からもるる詳しくございました。地域ブランドへの取り組 みは、どのようにされているのでありましょうか。日本のブランドと言われる岩船コシヒカリでさえ も、まだまだブランド力の強化を図らなければならないと言われている昨今であります。どのような 地域ブランドあるいは全国ブランドへのステップとしてどのような考え方をお持ちなのでありましょ うか、お伺いをするものであります。   2つ目として、農作物被害防止計画の策定についてであります。昨年の2月に鳥獣被害防止法が 施行されました。今全国市町村の42%に当たる740市町村が平成20年度中に鳥獣による農作物被害防 止計画を策定しようとしております。村上市におきましても、ようやく21年度にこの農作物被害防止 計画が作成されようとしております。そこで、3点について市長にお伺いをいたします。市内におけ る野生動物の被害状況はどのくらいでありましょうか。2つ目として、その野生動物の被害防止方法 はどんなことが想定され、実施されてきたのでありましょうか。3つ目として、21年度の施政方針の 中には、猿害被害防止委託とあります。具体的にどのような方法で、どのような形で委託されるのか をお伺いをいたします。   以上、2項目、11点についてよろしくお願いを申し上げます。答弁をいただいた後、必要があれ ば再質問をさせていただきます。お願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、中山議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、食料・農業・農村基本条例の設置に向けてのお尋ねについてでありますが、本 市では現在のところ同条例の設置に関しては、具体的な検討を行っておりませんが、国がつくってお ります法律などに基づきご説明をさせていただきたいと思っております。   初めに1点目、食料・農業・農村に掲げる基本理念はについてでございますが、平成11年に国が 制定した食料・農業・農村基本法において、食料の安定供給の確保、多面的機能の発揮、農業の持続 的発展、農村の振興の4つが基本理念として掲げられております。   次に、2点目、行政としての責務についてでありますが、地方公共団体の責務として基本理念に のっとり、食料、農業及び農村に関し、国との適切な役割分担を踏まえて、自然的、経済的、社会的 諸条件に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有するとされております。   次に、3点目、農業者の責務についてでありますが、基本法においては農業者等の努力事項とし て、農業者及び農業に関する団体は、農業及びこれに関連する活動を行うに当たっては、基本理念の 実現に主体的に取り組むよう努めるものとされております。   次に、4点目、市民の役割はについてでございますが、消費者の役割として食料、農業及び農村 に関する理解を深め、食料の消費生活の向上に積極的な役割を果たすものとされております。   次に、5点目、基本計画の策定はについてでありますが、国では基本法に基づき、平成12年3月 に食料・農業・農村基本計画を策定し、その後平成17年3月に見直しが行われております。この計画 については、食料・農業・農村をめぐる情勢の変化並びに施策の効果に関する評価を踏まえ、おおむ ね5年ごとに見直し、所要の変更を行うこととしております。前回の見直しから5年が経過すること から、現在国では再度の見直し作業が進められているところであり、平成22年に新たな基本計画が決 定される予定であります。県内では、上越市が平成12年3月に食料・農業・農村基本条例を制定して おりますが、本市においては国の新たな基本計画策定の動向を踏まえながら、今後策定に向けて検討 してまいりたいと考えております。   次に、6点目、直売施設とのかかわりについてでありますが、基本計画の中では農業、農村をめ ぐる新たな動きとして、女性が中心となった農産物の産地直売等の施設運営は、農村地域の活性化に 大きく貢献していると記載されております。当市においても、現在24カ所の農林水産物直売所が設置 されており、地域で生産された新鮮な農産物を供給する拠点施設として運営されている状況でありま す。   次に、7点目、地産地消運動の方向はについてでありますが、基本計画では地域の消費者ニーズ に即応した農業生産と生産された農産物の地域での消費活動を通じて、農業者と消費者を結びつける 地産地消の取り組みを推進することとしております。本市では、平成21年度に地産地消を推進する実 施母体として、行政、関係機関、団体、農林漁業者や商工観光業者による地産地消推進協議会を設置 し、特色のある地産地消活動の推進を図ってまいりたいと考えております。   次に、8点目、地域ブランドへの取り組みについてでありますが、基本計画では地域の特色を生 かした多様な取り組みの推進として、農産物の加工、地産地消の取り組み、農業と地域の商工業との 連携、情報通信技術を活用した特産品販売や観光地域づくりを推進することにより、地域の主体性と 創意工夫を生かした多様な産業の育成を推進するとされております。本市においても、農林水産物を 中心とした豊かな地域資源を生かした付加価値化の取り組みやこれらの資源に市民が誇りを持てる運 動を推進するため、平成21年度に仮称ではございますが、村上ブランド推進会議を設置し、市民と行 政との協働による産業活性化戦略を図ってまいりたいと考えております。   次に、2項目め、農作物被害防止計画の策定についての1点目、市内における野生動物の被害状 況はどれくらいかとのお尋ねについてでございますが、平成19年度の調査では、被害面積で約376ヘ クタール、稲、野菜類、豆類、果樹類などの被害量として約5万4,900キロに達し、被害額では約1 億1,000万円程度となります。   次に、2点目、野生動物の被害防止方法とはとのお尋ねについてでありますが、現在は猟友会へ の委託による有害鳥獣の駆除、クマや猿の捕獲おり設置、被害防護さくの設置などを実施しておりま す。   次に、3点目、猿害被害防止委託について市はどのように考えているかとのお尋ねについてであ りますが、合併前の旧市町村では、猟友会への委託や補助による駆除事業を行っておりましたが、平 成21年度からは市が猟友会へ委託するという形で統一したいと考えております。また、特に猿害によ る農作物被害が年々増加する傾向にあることから、農作物被害防止計画の策定が急務であります。こ のため、平成21年度においては、県の緊急雇用創出事業を活用し、市内農地のパトロールを実施し、 猿群の追い払い、出没記録の作成、未収穫野菜や生ごみ等の放置箇所などの基礎調査を行うとともに、 あわせて農作物被害防止計画を策定してまいります。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 再質問をお願いいたします。   順序逆になりますが、後のほうからお願いしたいと思います。今ほど被害金額については、1億 1,000万というふうに報告をいただきました。当事者にとれば大変な金額だろうというふうに思って おります。20年度の被害額というふうに思うわけでありますが、これらの年次的なものもしわかりま したらお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今市長申し上げましたのは、19年度の実績でございます。20年度に つきましては、3月末に調査しまして、4月に県のほうへ報告する予定でございます。具体的な内容 については持っていませんが、額としてはそんな額と認識してございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 被害防止方法ということで、猟友会に委託というふうにお話をいただきまし た。いろいろ問題等々もあるのでありましょうけれども、猟銃による捕獲といったものが一番効果が あるのかなというふうに思っております。そこで、市内の猟友会の狩猟免許者数といいますか、おわ かりでしたらお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今現在、20年度で240名でございます。このうち関川に48名おりま すので、村上市としては200名というようなことになります。10年前から見ますと、百二、三十人減 っているというのが実態でございまして、なお猟友会の方々も70%以上が60歳以上だというのが実態 でございます。地区ごとにもわかりますけれども、こんなのが今市の猟友会の会員の数でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) では、次にこの被害防止計画と猿害の被害防止委託、これは直接的に関係あ るのでありましょうか。といいますのは、被害防止計画の中に猿害の防止委託という項目が入ってく るのかどうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今年度農作物被害防止計画を作成する予定でございます。これは、 猿によらずカルガモから全部のものを対象とした計画をつくると。その中でも今市長申し上げました 1億1,000万のうち大きなものは猿の被害だというようなことから、緊急雇用創出事業、県がことし 出した事業でございますけれども、これで6人の方々をパトロール、見回りしながら、猿の群れがい れば当然追い払いますし、あるいは残っている野菜、残飯の投棄あるいはどの時刻にどの周辺に出没 するのかというようなものを実態的には5月から10月にかけて6カ月間調査した中で、この防止計画 に反映させていきたいという考え方でございます。なお、6人につきましては、農協に全部100%委 託する予定でございますし、私ども県のほうから100%基金の中から交付されるような金でございま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) この農作物被害防止計画、これはかなり効率的な補助事業というふうに伺っ ております。国からの交付金の拡充が認められると、あるいは県からの鳥獣保護捕獲権限が丸々市に 委託されるといったような利点があるわけでありますけれども、この防止計画の中に考えられている 事業というのは、20年度予算計上特別ないのでありますが、いずれ出てくる可能性もあるのかどうか、 いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 議員今言われるように、協議会設置して計画つくった場合、ソフト、 ハードにつきましては、国が2分の1、協議会が2分の1と、そのうち8割が交付税で算入されるよ うな本当にすばらしい内容の事業でございます。そんな中で、21年度計画つくりまして、対策をきち っとした中で、ソフト事業については今年度から、ハードについては22年あたりからの事業になろう かというようなことで、きちっとした計画を立てたいという考え方でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) そうしますと、本年度の21年度以降の防止そのものについては、従来どおり の猟友会に委託というふうに考えてよろしいですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 21年度の直接的な駆除については、議員おっしゃるとおりでござい ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 先ほどこの被害防止委託、JAに委託をすると、6名とお話をいただきまし た。しかも、そういったパトロール中心の駆除対象にはならないというふうに理解してよろしいです か。駆除行為はしないということですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) この6名の方については、駆除は直接はしないと。ただ、追い払い 程度はもしあればしますけれども、そんなことで考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 猟友会のメンバー、登録者が240名足らずというお話をいただきました。そ の他60歳以上が70%にも達しているということであります。いずれにしましても、これら等々につい ては駆除そのものが大変なことになるのかなというふうに思っております。そこで、市長、公務員ハ ンターという言葉聞いたことございますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いや、聞いたことございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 消防長、どうでしょう。聞いたことございますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) 聞いたことございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 今猟友会の登録者が申し上げましたように、大変少なくなっていると。そし てまた、かなり高齢化しているということで、公務員を狩猟免許の講習に向けて受講させている市町 村があるわけであります。富山県の魚津市あたりでは、消防職員をそういった講習に向かわせている と。いずれもそういった駆除のために狩猟免許を取得してもらうという方法がとられているようであ りますが、こういったこといかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今初めてお聞きしたわけですが、消防署員あるいは公務員等に狩猟免許を取 らせて、そして撃たせるというようなことになるわけでございますけれども、いろいろ問題もあるの ではないかなと思っております。いずれにしても猿の害については、本当にどうしていいかわからな いというのが本音でございまして、おりで一括採捕して殺すとなれば動物愛護団体からクレームが来 る。あるいはまた、いっぱい射殺するとクレームが来るというような現況でありまして、いろいろな ことを各地区あるいはどこでもやっているわけでございますけれども、最近のテレビで犬が猿を追い 払うとか、いろいろあるわけですが、猿知恵といいまして、本当に人間よりもはるかに人間をあざ笑 っているかのような行動をとっているわけでございまして、非常に苦慮しているなというような現況 でございまして、公務員あるいは消防署員に狩猟免許を取らせて撃たせるということになりますと、 業務にも相当な支障が出てくるわけでございますので、それらも考えますと、今すぐ実行しますとい うわけにはいかないのではないかなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 私申し上げるのは、常時という意味ではなくて、緊急の場合のそういった出 動を願うという意味で申し上げたわけであります。   次に、県からの緊急雇用で対応するというお話がございました。これらについては、JAに委託 をし、緊急雇用体制6名採用するというふうに理解したわけでありますが、たしか年齢制限等々ござ いますよね、緊急雇用というのは。いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今県、国が出しているふるさと雇用再生特別雇用と、もう一点緊急 雇用創出事業と2つあるわけですが、これが緊急の場合は6カ月以内というような解釈で、年齢制限 は特に設けてございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) では、当面21年度については6名の委託をし、直接的な駆除は対象にしない ということで、そういった被害マップというのですか、活動マップをつくるぐらいの予定はあるので すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 調査結果は、計画をつくるための基本資料になるものをきちっとし たいということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ありがとうございました。   次に、農業、農村の基本条例ということで二、三お伺いをいたします。基本計画もまだ策定され ていない。そしてまた、本年度地産地消計画あるいは協議会、あるいはそういった活動方針が予定さ れているわけでありますが、やはりあくまでも基本となるもの、そういったものがなければやっぱり ぶれがあるというふうに思うわけであります。この基本条例、大きな柱をつくった後に基本計画をつ くり、さらには食育計画であるとかあるいは地産地消推進計画といった筋道が適当だろうというふう に思うわけでありますが、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 残念ながら、村上市には基本条例がないわけでございます。上越市では、今 ここで見ておりますけれども、12年に策定をしているというようなことでございまして、非常にいい 条例だなと思っておりますが、後先になったような感じでございますが、そういうような今先ほど申 し上げましたような協議会を立ち上げながら、最終的にはこの基本条例の制定に当然のことながらこ れが基本でございますので、それをつくり上げていく必要があると、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 先般この基本条例について、長崎県を視察する機会をいただきました。そん な中で、基本条例大変すばらしいものをつくってあったわけでありますが、その中に今ほど申し上げ ました基本計画というものが整備をされ、さらには食育推進計画あるいは地産地消推進計画といった フローチャート図で示されておったわけであります。ぜひ早急に骨となるものをつくっていただきた いなというふうに思っております。   そこで、細かい形になりますが、先ほど申し上げました直売施設、24カ所がありますというご答 弁をいただきました。9月議会に私の一般質問の中で、地産地消をどうするかと言ったときに、たし か25カ所の直売施設という答弁をいただきました。その25カ所の直売施設を活用して地産地消を図っ ていくというお話をいただいたわけであります。そんな中で、ぜひともそういった直売施設関係者を 集めた協議会的なものを設置していただきたいというお話をさせていただいたわけでありますが、約 半年間こういったことで、来年度は地産地消の協議会を設置するとありますけれども、具体的な活動 としてどんなことがあるのか、お伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) お答えしますが、新年度においても早い時期にこの地産 地消協議会を立ち上げたいというふうに思って、今準備は進めているわけでございますけれども、県 の指導で1市町村、1つは早目につくれという指導もございますので、特に合併して広いエリアでご ざいますし、早目に策定するように、今回予算も新年度予算に計上させていただきましたので、消費 者団体、農業団体、行政等々入れながら、振興局も入りながら進めていきたいなということで考えて おります。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ぜひともそういったことで、直売施設というのはやっぱり地産地消の受けが 一番いいのかなというふうに思っていますので、ぜひともそういった形にしていただきたいというふ うに思っております。   また、地産地消協議会の中では、今国が認定する地産地消仕事人と言われるのがあるわけであり ますけれども、この辺はどんな形なのでありましょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) 実は、私仕事人という言葉、今初めてお聞きしたわけな のですけれども、想像すればやはり滞在型等々も含めて先ほど市長申し上げましたように、地域にお けるたくみ、やはり生産の場からとらえた形で自分でつくる喜び、食べる喜び、安全、安心につなが るもの、そんなようなことを含めて行動ある推進協議会という意味に私は理解するわけでございます けれども、当然地産地消の目的には、安心のため、健康のため、環境のため、次世代のためという形 の4本柱で動くものとしてとらえておりますので、そういうことかなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 地産地消仕事人というのは、県内で3名認定されているわけですけれども、 消費の形なのです。地産地消時のものを使って消費するといった方々を地産仕事人、やはり地産地消 を仕事として務めていくという方々なのです。ぜひそういったものもできるように立ち上げをお願い したい。また、町々に直売所のファンクラブといいますか、そういったものも立ち上がっているよう でありますので、その協議会の中でぜひそういった形でつくっていただければなというふうに思って います。また、同時に生活アドバイザーとかいろんなアドバイザーありますけれども、地産地消に関 するようなアドバイザーといったものも必要なのかなというふうに思っております。ぜひそんな形で 進めていただければ。それが直売所のPR事業といいますか、直売所新聞の発行になったり、いろん な形で展開していくのかなというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。   それとまた、地域ブランドの関係ですが、本当にこれだけ自然豊かな安全、安心な食べ物がある ようなものが生かされていない地域と言っても過言でないのかなというふうに思っています。ブラン ドとして先ほどヤナギガレイの話をいただきました。全国に向けてのブランドという意味でのお話と いうふうに受け取ったわけでありますが、やはりその前段にそれぞれの地域としてのブランドの方策 といったものも必要なのかなというふうに思っています。地域全体で全国に売り出すということで、 全国ブランドの前に地域ブランド、地域住民がしっかりとそのことを地域に根づかせていかないと成 功に結びついていかないのかなというふうに思っています。そこで、私このことは朝日時代にも当時 の鈴木村長に申し上げたのでありますが、地域としての認証制度、地域ブランドとしての認証制度と いうようなものを考えてみたいなと思うのですが、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大変いいことだと思っております。地域ブランドと言われるものでございま すけれども、何も全国に発信して、全国に発売をするということだけでは私はないのではないかなと。 例えばイワガキなんていうのは、非常に貴重な今食べ物になってきておりまして、いつも私は外には 出すなと、食べたい方がいるのだから、食べたい方は足を運んでこの地域に来るのだから、来た人に 食べさせてやったらいかがですかと。例えば1個地元で500円するものが新潟行けば800円、900円、1, 000円、東京へ行くと、ともすると1,300円くらいになっているわけでございます。ヤナギガレイもそ うだと思っております。ですから、売り出すのはもちろんでございますが、そういうような地域ブラ ンドを認証をしながら、それを食べるためにこの地域に来ていただくというようなことも考える必要 があるのではないか。そうすることによって、非常に付加価値が高くなっていく、そして雇用の拡大 あるいは地域経済の活性にもつながっていくと考えておりますので、そういうことも指導しながら提 唱していきたいなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 地域で認めるいずれかの組織でそういった認定行為というものがなされなけ ればならないと思うのであります。今立ち上げようとしている協議会、ブランドの協議会的なものは 全品目に使えるのでありましょうけれども、当面はヤナギガレイのブランドというふうに理解してよ ろしいですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今私ども考える村上ブランド推進会議というのは、これは1次産業 全般を通したもの、あるいは観光、その他のものも含めた内容で検討する予定でございます。既に準 備委員会立ち上げて検討しておりますので、ヤナギガレイにつきましては、これは県と共同で、新潟 県と共同で対応していこうという取り組みでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) ぜひともそういった地域での協議会を経て、全体的な全国ブランドに発信し ていくというふうにお願いしとうございます。そしてまた、認証制度、名前は違うかもしれませんが、 そういったものを選定できるという道があるとすれば、やはり何らかの印といいますか、シールなり、 そういったものを発行できる体制といったものもつくっていただければなというふうに思うのであり ますが、いかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのようにするべきだと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 最後になりますが、改めて基本計画の内容について少しお話をさせていただ きたいと思います。   確かにそれぞれの項目ごとには、ほとんどの事業をこの市でもやっておられるのでありましょう けれども、ひとつ形としてあらわすにはこんな形がいいのかなと。あくまでもやっぱり食料・農業・ 農村というふうに大前提があるわけでありますから、食料ではこんなことだと、今ほど申し上げてき ました地産地消あるいは食育そういったもの、あるいは安全、安心なということ、当たり前のことで ありますけれども、情報発信であるとかいったようなこと、あるいは農業についてはそれぞれ農業者 みずからのことでありますから、主体性を持ってもらうと。あるいはまた今女性農業者の進出が目覚 ましいわけでありますので、そういった女性農業の支援といったものも当然かかわってこようかと思 いますし、またなかなか伸び切っていない家族協定等々にも触れていただければなというふうに思う わけであります。そしてまた、農業振興地域としての、あるいは都市計画地域としてのそういった区 別もうたってもいいのかなと、いわゆる優良農地として掲げるべきところは掲げていただきたい、こ んなふうに思っております。農村につきましては、それぞれ環境を見据えた、やっぱりきょうも話が 出ているグリーンツーリズムであるとか、あるいは市民農園であるとか、そういったことも網羅しな がらお考えいただければというふうに思っております。こんなことで、ぜひとも条例、そして基本計 画と、それぞれの推進計画と、数字も一応立てた作成をお願いしたいというふうに思っております。 最後にいかがでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほども申し上げましたが、いろいろなことの協議会つくったりやっている わけですが、やはりそのもととなるこの食料・農業・農村基本条例必要だと考えておりますので、そ れらについてこれから準備を進めてまいりたいと、そのように考えておりますし、いずれにいたしま しても今食に対する偽装とか産地偽装とかいろいろ言われている中で、この地域ほど安全で安心な食 糧供給ができる地域はないというふうに思っておりますので、精力的にやって取り組んでいきたいと、 そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 中山悌一君。 〇7番(中山悌一君) 最後になりますが、実はきのうのテレビの中で、ちょっと番組は忘れたので ありますけれども、中尾彬さん推薦の村上の酒びたし、これが全国干物で第1位というような……           〔「2位」と呼ぶ者あり〕 〇7番(中山悌一君) いや、1位です。サンマの丸干しが2位、3位とか言っていましたけれども、 そんな賞を受けていましたので、ぜひそういった形で頑張っていきたいと思います。   どうもありがとうございました。終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで中山悌一君の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   また、明日も午後1時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでした。           午後 4時45分  散 会