平成21年村上市議会第1回定例会会議録(第6号) 〇議事日程 第6号 平成21年3月10日(火曜日) 午後1時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(28名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君 12番   川  崎  健  二  君 13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君 19番   小  林  重  平  君   20番   小  田  信  人  君 22番   相  馬  エ  イ  君   23番   大  滝  国  吉  君 24番   瀬  賀  秀  雄  君   25番   小  野  七 五 三  君 26番   石  嶋  修  平  君   27番   大  滝  久  志  君 28番   山  田     勉  君   29番   板  垣  一  徳  君 30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(2名)   11番   平  山     耕  君    21番   岩  倉  幸  治  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    渡   辺   成   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        市民部税務課長    佐   藤   昭   一   君        福祉保健部長     小   田       均   君        福祉保健部                   遠   山   た   つ   君        保健医療課長        産業観光部長     増   子   太   平   君        都市整備部長     須   田       徹   君        上下水道部長     鈴   木   文   雄   君        会計管理者      吉   村   澄   子   君        選管委書記長        監 査 委 員    佐   藤   正   幸   君        事 務 局 長        農業委員会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    寺   社   四   男   君        教 育 部 長    小   野   泰   三   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長 教  育  部 斎   藤    敏   夫   君 スポーツ振興課長        荒川支所長      平   野   俊   之   君        神林支所長      田   村       豊   君        朝日支所長      板   垣   一   弘   君        山北支所長      佐   藤   壮   一   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    石   井   美   紀           午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は28名です。定足数に達しておりますので、これから 本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、1番、板垣千代子さん、19番、小林重平君を指名 いたします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   最初に、1番、板垣千代子さんの一般質問を許します。   板垣千代子さん。           〔1番 板垣千代子君登壇〕 〇1番(板垣千代子君) 公明党の板垣千代子でございます。議長のお許しをいただきましたので、 一般質問をさせていただきます。私の質問は2項目となっております。   1項目め、妊婦健診について。昨年12月の一般質問で5回の無料妊婦健診を14回に拡充していた だきたいと訴えました。市長は、国の方針、または市民の強い要望があれば市独自の補助も考えると の答弁でございました。このたび2008年度第2次補正予算で、妊婦が健診費用の心配をせずに14回無 料の妊婦健診が受けられるよう公費負担を大胆に拡充し、従来は個人負担、または市、区、町村の任 意助成だった9回分についても費用の半分を国庫補助をし、残り半分は地方交付税で措置する枠組み が設けられました。しかし、この措置は2年間だけのものであり、平成23年にはなくなってしまいま す。市長は、21年度の施政方針に無料妊婦検診を14回に大幅拡大をしてくださいましたが、23年度以 降はどのようにするお考えかお伺いいたします。   2項目め、学校耐震化の促進について。公立学校施設は、児童生徒が一日の大半を過ごす活動の 場であるとともに、非常災害時には地域住民の応急避難場所としての役割を果たすことから耐震化が 重要と思います。   @、現在村上市では小学校が21校、中学校が8校あるが、耐震化が済んでいる学校と今後の耐震 化計画は。   A、地震防災対策特別措置法により、耐震化工事と同時に太陽光発電システムの導入やバリアフ リー化、天井材の落下やガラスの飛散防止などの事業を同時に進めることができるが、市内小中学校 では実施しているか。また、今後の実施予定についてはどうか。   以上、2点についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 大変ご苦労さまでございます。それでは、板垣議員の2項目のご質問につい て順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、妊婦健診について、現在5回の無料妊婦健診を来年度から14回に拡充すると しているが、再来年度以降も継続されるかとのお尋ねについてでございますが、現在妊娠中に実施が 望ましいとされる14回の妊婦健康検査のうち5回分の妊婦健康検査委託料を公費で助成していますが、 平成21年度からは公費の助成を14回すべてに拡充し、妊婦の健康管理の充実を図り、安心して妊娠、 出産ができるようにしてまいります。子供は地域の宝であります。再来年度以降もこの助成制度を続 けてまいりたいと考えております。   次に、2項目め、学校耐震化の促進については、教育長に答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) どうもごめんください。ご苦労さまでございます。それでは、ご答弁を申 し上げます。   2項目め、学校耐震化の促進についての1点目でありますが、現在の市立小中学校の耐震化の状 況と今後の計画についてでありますが、市内の小中学校29校のうち、昭和56年以降の新しい耐震基準 によって設計、建設され、耐震化の必要のない学校は、校舎が小学校9校、中学校5校の計14校、体 育館は小学校10校、中学校5校の計15校であります。一方、昭和56年以前に建設された学校は、校舎 が小学校で12校、中学校3校の計15校、体育館は小学校11校、中学校3校の計14校であります。この うち今後耐震化工事が必要と見込まれるものは、校舎が小学校9校、中学校2校の計11校、体育館は 小学校7校、中学校1校となっております。平成21年度は、小学校校舎2校及び体育館1校の耐震化 工事を実施する予定であります。   なお、残りの校舎、体育館については2次診断業務を実施することとしており、その診断結果を もとに緊急性等を考慮しながらできる限り早期に耐震化工事に取り組んでまいりたい、こう考えてお ります。   次に、2点目、地震防災対策特別措置法により、太陽光発電システムの導入やバリアフリー化、 天井材の落下やガラスの飛散防止などの事業を市内小中学校では実施しているか、また今後の実施予 定についてはどうかとのお尋ねについてでありますが、国では学校の施設整備を早期に進める必要が あるとして、本来の耐震化にかかわる補強工事とあわせて老朽箇所の改修やバリアフリー化等議員が ご指摘の内容も含めた工事についても財政的な優遇措置を行うこととしております。   このようなことから、平成21年度に工事を実施する予定であります村上南小学校校舎、さんぽく 北小学校校舎については、耐震補強工事とあわせて一部老朽箇所の改修を実施することといたしてお ります。   なお、今後の施設整備に当たりましてもこの制度を有効に活用してまいりたいと考えています。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) それでは、順に従いまして、1項目めの妊婦健診についてお伺いいたしま す。   この14回の無料妊婦健診ですが、里帰り出産をする妊婦の方はこの無料健診をどのように使うこ とができるのかお教えください。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 県のほうの今基準では県外の医療機関でも使えることと するということになっておりますし、里帰りの方にも使っていただけることになっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) この無料健診に伴い、市のほうからどれくらいのお金が必要になってくる のでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 子供さんが何人生まれるかというようなこともはっきり わかりませんですけれども、私どもの試算としましてはとりあえず21年度の分として1,500万程度を 余分に見込みました。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 妊娠をしますとこのような母子健康手帳というものが妊婦の方にお渡しさ れますけれども、この母子手帳に関しては日本に母子手帳が登場して50年以上になると聞いておりま す。時代の流れで少しずつ変化してきておりますが、最近の大きな動きとして注目されるのが母子健 康手帳から、母、子という字から親子健康手帳と名前を変えて発行する自治体がふえているというお 話を聞いております。また、今までは就学前までの6歳ですね、母子健康手帳ではなく、中学校まで 使えるものとか20歳まで使えるものというような形でいろいろな自治体でつくられております。この 母子健康手帳は高校入学のときも必要な部分が出てきますので、それこそ高校、15歳、16歳まで書け るようなものをこれから考えていく必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 母子健康手帳につきましては、国のほうの法律でそうい うものを発行するようにと決められております。新潟県におきましては、母子健康手帳をどのような 内容にするかということで検討委員会を定期的に開催いたしまして、その時々に必要な内容を盛り込 むということになっております。私どもはそのようにして決められた母子健康手帳を使っているとい う状況でございます。今後もそういうことで新しいものが入ってきますればそれを使っていきたいと 思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 私の手元に上越のほうの母子健康手帳が届いております。こちらのほうは 見出しですとかついていましてとても使いやすい、見やすいというものになっております。ちょっと ここからでは見にくいと思いますが、後ほどごらんになっていただければと思います。とにかく一つ 一つのことに対して細かく市民の皆さんが喜んで使っていただけるものを出していってはどうかなと いうふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。   過去日本では子供を産めよ、ふやせよという標語のもとに出産を国が奨励した時代がありました。 現在は少子化という大きな問題に直面していますが、父親の育児参加により夫婦ともに育児は楽しい という意識に変わっていかなければ、第2子、第3子につながっていかないと思います。育児が少し でも楽しくなるような手帳づくりは、育児支援の面でも大事なことだと考えております。   その点で、これも上越市のほうからお借りしてきたものですけれども、父子手帳という、父と子 と書いて父子手帳というものも考えられておりました。これは、母子健康手帳よりは薄いのですけれ ども、第1子の子供ができたときにお父さんに渡されるものということで、子供を育てることに対し、 お父さんがその子育てに参画してもらうためのものです。母子健康手帳となるとお母さんと子供だけ でいいみたいな感じに受け取られますけれども、夫婦で子供を一緒に育てるという形のものでありま すし、またお父さんに参画していただきたいという意味合いでこういう手帳もつくられております。 後でごらんになっていただいて、村上市も取り入れていけるようであればぜひ考えていただきたいと 思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) ありがとうございます。本当に父親の育児参加は大切な ことだと思いますので、参考にさせていただきたいと思います。 〇1番(板垣千代子君) よろしくお願いいたします。   当市の母子健康手帳も関係者の皆様のご努力で決して他市に劣るものではないと考えております が、さらに内容の見直しと子供の成長を夫婦で見守るという観点から考えていただきたいと思います が、市長のお考えはいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 子育ては父親と母親両方でやるものだと、そのように考えておりますし、私 もそのようにやってきましたので、大変いい意見ですので、参考にさせていただき、取り入れさせて いただきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。お母さん方の話の中からもお父さんがもっと子育 てに参加してくれればうれしいというお話もいただいておりますし、夫婦でとにかく大切な我が子を 育てていく、大切に育てていくということでいろいろな、こんな細かいことですけれども、見直しの できるところ、新しくできるところ、皆さんに喜んでいただけるものに対しては積極的に取り組んで いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。   続きまして、第2項目め、学校耐震化の促進についてでございます。今ほど教育長のほうからご 答弁いただきました。今後耐震化が必要な学校、小学校は9校、中学校が2校ということであります。 また、耐震をされている学校は、小学校が9校、中学校が5校ということですが、それではAのほう の耐震化の建設がされている学校に対してガラスの飛散防止などの工事はなされているのかお伺いい たします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) それでは、担当課長のほうから答弁をさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) ただいまの耐震に絡みましてのほかの事業の関係でございま すが、これにつきましては耐震工事をする学校ではなくて、学校幾つかの棟に分かれております。中 にエキスパンションといって縁切りが入っておりますけれども、その棟に限りできますよということ でございます。これまでにつきましては、小川小学校で耐震と絡めまして大規模をしておりますし、 先ほど申し上げましたように、次年度予定してございます村上南、それにさんぽくでございますが、 これにつきましてはその制度を活用させていただきまして、南につきましては大規模改修、それとさ んぽくにつきましては屋上部分のフェンスの改修をしていただくこととしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ガラスの飛散防止もなされるということですね。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) ガラス関係についても、状況を見きわめながら二重構造等に してまいりたいと思います。   以上であります。よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ただいまの答弁をいただきまして、二重、2枚ガラスということですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 次年度予定してございます南小学校等につきましても二重構 造、2枚ガラスであります。そのようなことで対応してまいりたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) このガラスの飛散防止に関しては、フィルムでもいいというお話も聞いて いますけれども、2枚ガラスとフィルムを張る飛散防止について、金額についてはどれくらいなもの なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) ただいまの南につきましても設計している段階でございます。 そんなことで二重ガラスが幾らぐらい、それからフィルムについては幾らぐらいというようなことは まだ承知してございませんけれども、当然比較しまして経済的なものを考慮して決定してまいりたい と考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) このガラスの飛散防止は、私とても大切なことだと思っております。大地 震が来てガラスが壊れたとなると、それこそガラスの破片というのがナイフのように突き刺さってく るというお話も聞いて、子供たちのことを考えると本当に心配でなりません。また、地域の避難場所 でもありますし、そういう危険な対策をすぐにしていただいて、フィルムが安いのであれば多くの学 校にそれをしていただきたいというふうに考えておりますが、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 議員おっしゃいましたように、当然経済比較をしましてより 多くの学校に反映されるようにしてまいりたいと思います。   なお、これまでの学校につきましても、二重ガラスではございませんけれども、要するにくぎ状 のものとかフックみたいな形でガラスが外れないような形で取り組んできております。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 現在学校のお便所というのはすべて水洗だと思うのですけれども、災害時 に水道がとまったとなるとお便所の水はどうするかということなのですけれども、新しく建てる学校 については雨水の設備をつくっていくというお話も聞いておりますけれども、現在新しく建てる学校 については山辺里小学校だと思いますけれども、そちらのほうには雨水の施設をつくるというお話で したけれども、ほかの学校ではどうなっておりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 議員ただいまおっしゃいましたように、山辺里につきまして はつくる計画となっております。それから、そのほかの学校では砂山小学校で校舎及び体育館につき まして雨水の利用をしてございます。また、先般竣工させていただきました金屋小学校につきまして も体育館部分が災害時の避難場所になるというようなことで、これにつきましてもそのような施設を つくらせていただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。この雨水の設備がなかなか簡単ではないと思いま すし、小学校であればプールがありますけれども、それを利用するというようなことを考えることは できるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) プールにつきましても、夏場はプールというようなことで使 用しているわけでありますが、そのほかの期間につきましては消防水利というようなことで常に水を 張った状態でございます。飲み水は無理としましても、災害時のそれらの利用は可能であろうかと思 います。   なお、プールにつきましては、小学校21校あるわけでございますけれども、西神納小学校を除き ます20校についてはプールが設置されております。なお、西神納につきましては神納の前の村営プー ルですか、これを活用しているところであります。   なお、中学校につきましては村上一中にプールはございますけれども、老朽化が進んでいるとい うようなことで使えないような状態となっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 災害時には、水道、電気とそれこそ大切な生活をしていくものが寸断され ていくと思いますけれども、太陽光発電ということに関しては教育委員会のほうではどのようにお考 えになっていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 太陽光についてのお尋ねでありますけれども、今現在太陽光 の施設があるのが砂山小学校、これわずかでありますが、2キロワット程度のものでございます。そ れから、今次年度お願いしております山辺里小学校につきましては、パネルで約30平米でございます が、これは子供らの勉強も兼ねまして設置をさせていただくものであります。なお、発電量につきま しては5キロワットということで、設計屋にお聞きしましたら大体大きな外灯5個分ぐらいかなとい うようなことであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。   そうしますと、バリアフリーに関してはどの学校も設置されていますね。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 最近建築されました学校についてはバリアフリー化がなされ ております。   なお、古い学校につきましてまだ一部なされていない部分がございますので、今後それらにつき ましても順次整備を進めてまいりたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。学校に関しては、夏休み、冬休み、春休みの大 きなお休みでなければなかなか工事というのは難しいと思います。その中で早目にやるということは 大変難しいかと思いますし、予算の関係も大変かと思いますが、小学校9校、中学校2校に関して順 序をまずつけるとすればどういう順序になっていくのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 次年度につきましては先ほど申し上げたとおりであります。 市内の学校につきまして一応診断、工事をするには診断をして設計が必要でありますけれども、まだ ほとんどが一次診断というようなことでございます。工事をするためには、2次診断をして、判定機 関の判定をいただいて実施するということになってございます。そんな関係で、次年度につきまして は耐震を要する学校につきまして2次診断まで、あるいは一部につきましては設計までお願いしてご ざいます。2次診断の結果によりまして緊急性の高いものから順次整備をしてまいりたいと、このよ うに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) その診断、1次、2次に関しては、期間はどれくらいかかるものですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 議員ご承知のとおり今国で定率の補助の上にかさ上げをしま して、耐震の5カ年、18年から22年までですか、これについてはかさ上げをするというようなことで 全国的に非常に件数がふえているというようなことで、今通常の1.5倍から2倍程度期間を要してお ります。今何カ月というのはその機関によりましても異なりますけれども、通常3カ月程度のものが 今約倍程度かかっているというような状況でございます。これについては県のほうでも調査している ところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。学校耐震化、本当に大きな仕事だと思います。 でも、子供たちの命、地域の皆さんの命を守る大切な施設でもありますし、本当にいろいろ各地域か らとられるかもしれませんけれども、負けずに村上の学校をいち早く耐震化にしていただきたいと思 います。   また、バリアフリーに関しては、災害時にそれこそ避難場所になります。年配の方がたくさんい らっしゃいます。そのときに、バリアフリーでなければ避難場所としてちょっとそぐわない部分も出 てくるかと思いますので、その点も考えていただきたいと思います。いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 今それぞれの学校の今後の対応につきまして課長からお話申し上げました。 議員おっしゃるように災害時の避難所としての施設の整備というようなことになりますと、いろいろ とまだまだ今おっしゃるように特に水関係だとかいろいろあります。おっしゃるように、少なくとも バリアフリーとか、そういう面の安全面だとか、ご利用いただく皆さんのいわゆる弱い方、弱者と称 される方々の対応が大事でありますので、その辺も耐震と含めましてできるだけ早い機会に対応して いきたいと、こう思っておりますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君)  〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。   それでは最後に、このたび退職される皆様には、長い間職務にご尽力いただき、まことにありが とうございました。これからは健康に留意され、新たな目線で村上市にお力をおかしいただきますよ うお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで板垣千代子さんの一般質問を終わります。   午後1時45分まで休憩します。           午後 1時35分  休 憩                                                        午後 1時45分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、22番、相馬エイさんの一般質問を許します。   相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) これより私の一般質問をさせていただきます。質問事項は、1つ、奨学金に ついて、2つ、後期高齢者医療制度についてであります。   まず最初に、奨学金について。市は、2月1日付市報で奨学生募集をしております。平成21年4 月に市に居住する人の子弟で大学や短大、専修学校へ在学しているまたは進学する予定で、学業成績 が優秀で、かつ経済的理由により就学困難な人に選考の上奨学金の貸与を行うものであると報道して おりました。申し込み資格の@として、保護者が村上市民で市税を滞納していないこととありますが、 実態はどのような状況なのでしょうか。この資格の@を緩和すべきであると考えます。   2番目の後期高齢者医療制度についてであります。この制度が始まり1年になろうとしておりま す。いろいろと75歳以上のお年寄りを医療で差別する、そしてうば捨て山という言葉も出て、毎日の ように高齢者が怒って国会前に抗議をしている姿をはじめ、ワイド番組でもこの後期高齢者医療制度 がいかにお年寄りいじめの大変な制度であるかが毎日のように報道されておりました。そして、野党 共同でこの制度の廃止法案を参議院に提出し、可決されておりますが、その後はストップしておりま す。   @として、2008年7月から2009年1月までの保険料滞納者数はどのくらいでしょうか。   A、これまでの滞納相談の実態はどのようになっているのでしょうか。   B、保険料の減免状況はどのようになっているのでしょうか。   C、保険料滞納者について今後の対応はどうするのでしょうか。   D、老人保健法では、70歳以上の高齢者は資格証発行対象者から除外されていました。命と健康 にかかわる保険証の取り上げはすべきではないと考えます。   市長、教育長のご答弁をお聞きした後、再質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、相馬議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、奨学金制度については、教育長に答弁をいたさせます。   次に、2項目め、後期高齢者医療制度についての1点目、2008年7月から2009年1月までの滞納 者数はどのくらいかとのお尋ねについてでありますが、昨年から督促状の発送が毎月200通程度ござ います。複数月の滞納の方もあり、最新の滞納者の実数は275人となっております。   次、2点目、これまでの滞納相談の実態はとのお尋ねについてでありますが、後期高齢者医療に ついての納付相談はこれまでございませんが、制度内容、課税状況などの問い合わせや相談について は毎日数件いただいております。   次、3点目、保険料の減免状況はとのお尋ねについてでありますが、2件16万円となっておりま す。   次に、4点目、保険料滞納者の今後の対応はとのお尋ねについてでありますが、1点目でお答え しました275人の方に電話催告、訪問等により納付をお願いしてまいります。   次に、5点目、資格証の発行についての市長の考えはとのお尋ねについてでありますが、後期高 齢者医療制度では納期限から1年を経過して納付しない場合は、特別の事情があると認められた場合 を除き、資格証を交付する仕組みとなっております。しかし、高齢者が医療を受ける機会が損なわれ ることのないように、相当な収入があるにもかかわらず保険料を納めない悪質なものに限って適用す るとされています。制度発足1年目でありますので、滞納状況を見きわめ、適正に処理をしてまいり ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) それでは、ご答弁申し上げます。   1項目め、奨学金制度についての申し込み資格として保護者が村上市民で市税を滞納していない こととあるが、緩和をすべきであるとのお尋ねについてでありますが、合併後の新たな奨学金制度の 設立につきましては、市長就任時の公約の一つであり、さきの12月定例会において奨学金貸与条例の 制定を行い、現在は新年度からのスタートに向けて奨学生の募集を実施しているところであります。 議員ご指摘のとおり、保護者が村上市民で市税を滞納していないことを貸し付け要件の一つとしてお りますが、現在日本学生機構や県、民間などさまざまな奨学金制度があり、多くの方々が利用されて おりますが、新聞等の報道では年々返還の滞りがふえていることが大きな課題となってきております。 そのようなことから、当市においても今後は懸念されるところであり、貴重な市の財源を使っての運 営であることや、市民の公平性及び今後の制度継続を考慮し、条件の一つとして条例化をしたもので ありますので、ご理解を賜りたいと存じます。   なお、急激な経済悪化等の諸事情により納税が遅れるなどのケースも考えられますので、そのよ うな場合には具体的な状況を確認し、奨学生選考委員会において審議をしてまいりたい、こう考えて おります。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ご答弁ありがとうございました。   まず最初に、奨学金についてであります。今答弁はお聞きいたしました。では、まずこの奨学金 の制度の周知は市報で2月1日にされました。こういうものをつくった場合より多くの人に知らせる、 そのことが大事なことだと考えます。そこで、この市報の一番下に問い合わせ、教育委員会学校教育 課、各地区教育事務所、学校教育係、村上、荒川、神林、山北事務所と書いてございます。担当の教 育委員会学校教育課としてこの制度を住民に周知するためにどのような対応をされたかまずお伺いい たします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) ご答弁申し上げます。   今議員おっしゃるように市報でのお知らせ、それからそれこそ選挙を通じながらの広報活動等で も、それこそまだその時点ではわかりませんけれども、話題になった1つだと、こう思っております し、事ある機会に議会でも条例の制定等で、今広報やらあるいはテレビなんかでも議会の一般質問の 中継等もありますので、その辺をとらえながら皆さんに周知はできたのではないかなと、こうとらえ ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 私は、今教育長と名指ししないで学校教育課として具体的にどのような対応 で仕事をしたかと聞いているのです。時間に限りがございますので、できるだけ指名された人がご答 弁お願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 周知の方法につきましては、市報のほかに町内会、あるいは 集落への回覧、これは1月15日にお願いをしております。それとあわせまして、同日ホームページに 載せてございます。また、近隣の高校ということで、新発田までの高校にチラシを配付して周知に努 めております。また、募集に当たりましては事前に各事務所の担当と打ち合わせをしまして、さまざ まなケースが考えられるというようなことで事前の打ち合わせ、また予期しなかったものにつきまし ては本所のほうに問い合わせをして、共通したもとで募集をしていこうというようなことで取り組ん でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 問い合わせ先になっております、村上事務所はきょうここに来ておりません が、荒川事務所、責任者支所長だと思いますが、荒川事務所ではどのような対応をされていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(平野俊之君) 教育部の所管でありますが、荒川事務所におきましても担当者、本部 のほうと打ち合わせをしながら照会ある都度対応しているというふうに私お聞きをしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 同じく神林支所長。 〇議長(佐藤宮吉君) 神林支所長。 〇神林支所長(田村 豊君) ただいまの荒川とほぼ基本的には同じでありますけれども、特に神林 ではこれこれこうしたという事例、事例というか、広報等は聞いてはおりませんが、基本的には同じ だと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 同じく伺います。山北事務所としては、この市報に載っています奨学生募集 についてどのような対応を職員に命じておりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所長。 〇山北支所長(佐藤壮一君) 命じているというお話ですけれども、そういう形ではないと。教育部 がありまして、縦系列で教育事務所のほうに指示が来ていますので、取り組みがありますので、私の ほうから特にこういう形で対応してくださいという話はしてございません。荒川、それから神林と同 様の取り組みでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 学校教育課長にお伺いいたします。今ご説明ありましたように、回覧、ホー ムページ、いろいろなところでお知らせをしておりますが、しかし何といっても地元の支所、例えば 旧村上の住民でない限りは一番近い支所に制度の中身、あるいは用紙の申し込み等いくわけですが、 そういう制度を知らせるチラシ、そして申込書はしっかりと届けてあるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 先ほど申し上げましたように打ち合わせをさせていただきま して、それぞれの支所の学校教育の担当のほうで申し込み用紙、あるいは先ほど申し上げましたチラ シ等についても全部備えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それで、現在申し込み、あるいは用紙をもらっていった人数どのような状態 になっておりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) けさ現在でございますけれども、全部で32名、内訳につきま しては大学が26、短大2、専修学校4というような数字でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) これは、しっかりと申し込み用紙に書いて書類として提出された人の人数で すね。例えばまだ提出されないけれども、用紙だけをもらっていった人というのもいるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) ただいま申し上げましたのは、申請書を出された方でありま す。   なお、書類につきましては一部まだそろっていない部分につきましても今の部分に入ってござい ます。   なお、申し込みしたいというようなことで書類を持ち帰った方につきましては50名ちょっといら っしゃいます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこで伺います。確かに市の財政であります。今の景気の中で子供を養って いる親御さんの生活そのものが大変になっている。それはわかるのですが、では伺います。同じ税金 であります、産業観光部長にお伺いいたします。12月議会で専決で不況対策資金の追加資金をして、 そしてより多くの人にこの制度を利用してもらいたいということで条件を緩和いたしましたね。それ はどのような観点で、対象者に今までなかった市税の納付状況良好な者、または市税分納誓約書を提 出し、市長が認めた者という項目もつけ加えています。これは、どういう観点からこういうことをし たのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 11月に専決したものについては、大きく3つほど要綱改定してござ います。まず、1点目は、預託枠を1億ふやしていただいたと。それから、もう一点は、国が指定す る業種、680件あるわけですが、そのほかの業種についても対応していこうというようなことで業種 の数を変更したものでございます。なおかつ本来であれば、税金の関係でございますけれども、分納 誓約があればこれも証明書にかえようというふうなことで3つ改定したのです。というのは、もう二、 三日たてば税金納められるというものが1日証明書ないと金借りられないというようなものをもうち ょっと緩和しながらやっぱり産業振興につなげていこうというような目的で分納も一部取り入れたわ けでございます。これによって2件だけそれを適用した企業ございます。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 1つの例として前向きな対応ということで、税金滞納していてもきちんとこ ういう手続をとっていれば対象にするという観点ではこの不況対策資金をより多くの人に使ってもら いたいという観点からだと思うのですよね。   しかし、この市長の公約であります未来を担う人づくり、そして成績優秀な人が市のこういう制 度によって大学を出て、そして社会で立派に働いてもらいたいというその思いから市長は、旧の山北 町でもやられておりましたし、公約でもあった奨学金貸与条例をまず真っ先に決められたわけですね。 そういう点で市長にお伺いいたしますが、せめてただし書きがあればまた違うのでしょうが、真っ先 に資格のところに保護者が税金を滞納していないことというのが真っ先に来るわけですね。今のこの 不況の中で確かに滞納している家庭が多くなったことは事実でしょう。しかし、子供さんの大学のた めにこの奨学金はあるわけで、子供さんが学校を卒業すれば社会人となるわけですね。そうすれば幾 ら親が借りたとしても本人が返していくということもできるのだろうと思うのですが、そういう点で はただし書きをつけるという、教育長に聞いたほうがいいのかもしれませんが、ただし書きをつける という点で少し緩和をさせるというようなことはお考えになりませんでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 相馬議員のおっしゃることはよく私もわかっております。奨学金をだれに貸 すのかということになりますと、優秀な子供に貸すのです。親が滞納しているからといって貸さなく ていいのかという議論にもなってくるわけでございます。以前に山北町でやったときもそういうケー スがございました。非常に優秀な子でした。しかし、親が滞納をしていたという例がありましたが、 委員会で審議いたしましてお貸しをいたしました。あくまでも奨学金は子供に貸すのだというような ことでお貸しした例がございます。このような不景気の中で滞納していないことということがありま すけれども、これはよく相談をして選考委員会で話ししなければなりませんけれども、分納あるいは 納税相談に応じながら、納税をしている方が滞納者かというところも非常に大きな問題になってきま すし、考えなければいけないところでありますので、それらについては非常に難しいメンタルな面も ありますけれども、私とすれば子供の優秀さ、勉学の向上心等を考えた中で、選考委員の方々とお話 をして結論を出していきたいなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 今ほど市長のお話前向きだとは思いますが、しかし滞納していない者という のが真っ先に出てきますと、まず普通心理としては引いてしまいますよね。では、うちは滞納してい るからだめかと。ですけれども、審査によってはご相談に応じますみたいなのが言葉ではそうおっし ゃられても、そのただし書きがない限りはやっぱり引いてしまう。ですから、不況対策資金のように 滞納していない者というところの後ろにただしという、何々こういうこと、こういう、その文章は行 政でお任せしますが、その後ろにただし書きがあれば今市長がお話しなさったようなことが十分可能 になるわけですよ。それをまず資格の真っ先に滞納していない者とある限り幾ら配慮をいたしますと いったって、滞納している人の子供はだめですよって通せんぼしていると同じではありませんか。そ こは教育長大事な税金でありますとはおっしゃいます。しかし、確かに不安はあるかもしれませんが、 優秀な子供さんを学校に、本当に大変な家の子供を学校に上げるための制度だという、片やそう言っ ておきながら、では親が滞納していたらだめよと言っているのと同じですよね。ですから、ここに1 つの矛盾があるのではないかと私は思うわけです。それで、最初私委員会の中でもこの点はしつこい ぐらい言ったのですが、まず審査委員会で配慮いたしますので、お認めいただきたいということだっ たので、仕方ないなとは思ったのですが、ここはやっぱり皆さんが思いがあるのだったらちゃんとた だし書きをつけて私は出すべきだと考えます。その点ぜひ、今ここでご答弁は非常に難しいかもしれ ませんが、関係部署と一緒に検討していただいて、ぜひせっかく市長が公約だった未来を担う人づく り、そして大変な家庭の子供さんを本当にしっかり伸ばしてやりたいという思いはこの1つの資格の @である部分妨げになっているのですよね。そこをしっかりとご理解いただき、今後検討していただ くということをご答弁いただけますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大変に貴重な意見だと思っておりますので、今後の検討に値すると私は考え ています。 〇22番(相馬エイ君) ありがとうございました。では、その言葉を期待いたしまして、教育部門の 人たちと一緒にぜひ検討していただきたいと思います。教育長に最後お聞きすればよろしいのかもし れませんが、ちょっと時間の関係もございますので、勘弁していただきたいと思いますが、よろしい でしょうか。   次に、後期高齢者医療制度について伺います。滞納した人が複数の滞納者がいると。毎月は200 通ぐらいと。現在275人ということですが、伺います。一番長い方で何カ月、そして少ない方で何カ 月ぐらい、教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(佐藤昭一君) 一番長い方で7回、少ない方で1回というふうになっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 7回ということは毎月納めることができないという人だと思うのですが、そ ういう人の相談はどのようにされているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(佐藤昭一君) できるだけ本人と接触するようにしておりまして、そういった7 回滞納ある方は後期高齢の保険料だけでなくて固定資産等その他の税目もございますので、あわせて 納税相談をしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこで伺います。   この今最高の方で7回、こういう方は今後どのような、後期高齢者医療制度の観点からどのよう な対応がされていくのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(佐藤昭一君) まだ制度が昨年の7月から始まったばかりでございます、この制 度は。したがいまして、できるだけその回数を減らしていく、あるいは滞納する理由といいますか、 そういったものを実際お聞き取りをするという作業を当分続ける予定でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ご答弁で保険料の減免状況2件16万とございますが、この減免の中身はどの ようなものなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(佐藤昭一君) 火災に伴う減免でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 減免のほかに軽減というものもあると思いますが、その中身はどのような状 況になっていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(佐藤昭一君) 減免以外にいわゆる所得の階層によって法定で軽減することがご ざいます。これを軽減といいますが、この割合も7割軽減、それから5割軽減、2割軽減、あるいは 5割の中にも、このときに社会保険の扶養だった方という方がおられます。これらの方全体で約8,00 0人の方が軽減を受けられております。ちなみに、全体で今後期高齢の対象者が1万2,000人ほどおら れますから、約3分の2の方が軽減を受けられているという状況でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 最初から滞納の状況はどのくらいかということで私質問いたしましたが、つ まりこの滞納している方の年金の状況、毎月1万5,000円以上の方は強制的に年金から天引きされて おります。ですから、滞納されている現在275人の方は、年金天引きでなく普通徴収の方なのですよ ね。つまりですから大変な状況の方が滞納していると。このことをまずしっかりと認識しなければな らないのだろうと思うわけです。   そこで伺います。短期証とは具体的にどのようなもの、そして資格証は具体的にはこの対象にな った方がどのようなものだかその辺説明していただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(佐藤昭一君) 先ほども申しましたが、この制度は昨年7月からでございますの で、短期証あるいは資格証という発行は現在ございません。すべて1年物といいますか、1年分の普 通の保険証になります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ですから、今現在というよりもこれから先7カ月滞納した人がさらに滞納を 続けて1年以上滞納した場合、この人はどういう医療等の関係でどのような対応になるのかというこ とを聞いています。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 資格証につきましては、滞納して、そして何回も指導を 受けたにもかかわらずお納めいただかないという方に発行するということになります。その場合は、 まずかかった病院で全額お支払いいただきまして、しかる後にこちらのほうでお返しするという形に なります。   短期証の場合は、保険証は同じように使いますけれども、期間が1年ではなくて4カ月という区 切りになるというものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 先日私たちの厚生文教常任委員会で民間の介護関係者の方と懇談ありました。 その中でいろんなご意見、ご提言もあったのですが、後期高齢者医療制度の周知というのでしょうか、 制度のことを知らないご家庭がまだまだ多いという声が、びっくりするような声が介護関係の民間の 方からも出たのですね。そういう点ではまだまだこの必要性はあるのだろうと思うのですが、市民部 長でしょうか、それとも健康……小田部長、この制度がまだ徹底されていないという声もこの前交流 会のときに聞かれたのですが、その点ではどのようなことでさらに周知徹底していこうとお考えです か。 〇議長(佐藤宮吉君) 福祉保健部長。 〇福祉保健部長(小田 均君) まだそういう市民からのご意見等もありますので、私どもは機会あ るごとに周知に努めているつもりでおりますけれども、まだまだ不十分だというようなことでござい ますので、さらに周知に努めていきたいということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) まだ確かに1年たっておりませんので、まだ数字的にはこれから未定だとい うことはわかるのですが、そこでお伺いいたします。短期証を交付するに当たっては、新潟県後期高 齢者医療短期被保険者証・被保険者資格証明書交付等事務取扱要綱抜粋というか、こういうものが告 示されていると思うのですが、そこに短期証の交付に当たって第2条に注意書きがございます。担当 課長、目を通したことございますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 目を通しておりません。 〇22番(相馬エイ君) そこには第2条として、「滞納被保険者が次の各号のいずれかに該当すると きは、当該滞納被保険者に一般証の交付に代えて短期証を交付することができるものとする。この場 合において、短期証を交付するときは、十分な納付相談及び指導を行うものとする。」ということが ございますので、その点十分対象者が出たとしてもしっかりと事前に納付相談、先ほどご答弁ござい ましたが、十分な納付相談、そしてご指導を関係の方のお宅をお訪ねしてしっかりとやっていただき たいと思いますが、約束できますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(佐藤昭一君) 先ほどもご答弁申し上げましたが、必ず被保険者の方と接触する というのを原則にしておりますので、そのようなことでやっていきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 次に、資格証明書交付事務運用基準というものがございます。ここの中にも 交付対象者から除外する者という、これは資格証の交付対象者から除外する者という中で、納付誓約 書による定期的な分納者、滞納額減少に向けた内容の納付相談に応じた者、次に、収入額や生活実態 などにより納付が困難であると認められ、かつ入院、療養等による医療費が高額になることが見込ま れる者とあります。この点では、これからもしそういう対象者が出たときに、今私が述べましたよう な点で、しっかりとこの点を配慮していただけますか。担当部長でしょうか、それとも課長になるの でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(佐藤昭一君) 国民健康保険のほうも同じ扱いなのですが、納税相談を受けて分 納誓約を受けた方について資格証を発行するというのはございませんので、やはり同じ扱いになろう かと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 資格証発行の決定は、どなたが決定をするのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 税務課長。 〇市民部税務課長(佐藤昭一君) まだ、何度も申し上げますが、昨年7月なものですから、具体的 に保健医療課と詰めてございませんが、国民健康保険の話をいたしますと、税務課のほうで滞納者の リストアップをし、保健医療課のほうと協議をしてお互いの納税相談を行って、来られない方を対象 者と絞り込むという作業をすることになろうかと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 絞り込んだとしてもそれを発行する、課長名で判こ押すわけではないですよ ね。だから、発行者はどなたかと聞いている。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) ただいまの税務課長のお話にもありましたが、どの方が その該当になるのかを決定して発行するのは当課で発行することになります。保健医療課のほうで。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) その仕事は当然課でするのでしょうけれども、では課長名の判こで発行する のですかって聞いているのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 失礼しました。それは、市長名で発行することになりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 後期高齢者医療制度ができる前は、老人保健法で70歳以上の高齢者は資格証 発行対象者から除外されていました。私演壇でも申し上げましたように、命と健康にかかわる問題だ からであります。この点から、お待たせいたしました、市長にお伺いいたします。合併になって6月 議会、私は後期高齢者医療制度の問題点を指摘して、いろいろと質問をいたしました。そのときに大 滝市長は、お年寄りの懐に手を入れて保険料を取るというか、お金を取るようなものという表現をな さいました。確かに本当そうなのです。ですから、マスコミでもあのようにこの制度に問題ありとい うことで毎日のように報道されたわけですよね。   そこでお伺いいたします。やっぱり今のお年寄りは本当に地域発展、そして子育て頑張ってきて ご苦労なされた方々なのですね。ところが、後期高齢者医療制度、まさにお年寄りいじめ、うば捨て 山という言葉が本当に復活したようなこの制度に対して行政がしっかりと対応するというのは自治体 の姿勢にかかわる問題だと思うのです。仕事は確かに規則上担当課ですると思います。しかし、長と して資格証発行は簡単にするべきではない、その点お伺いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 後期高齢者医療制度、大体言葉も悪いですね。後期高齢者、お年寄りは私は 本当に聞きたくないと思います、後期高齢者なんていうことは。そして、天引きについては政府もや はり悪いと思って改正していますね。そのようなことで、この制度についても悪いところは国でも改 正する方向にいっているはずでありますし、市といたしましても悪質なものを除いてはだれも市長も 担当者もいじめたいと思ってやっているわけではないのです。本当にできることであれば発行をした くない、医療を受ける権利を当然与えたいと思ってやっているわけですが、ただ悪質なもの、そう思 われるものに対してはやはり我々は厳しい対応をしていかなければならないということです。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 今おっしゃったとおりだと思うのですね。悪質な方がいらっしゃるのかどう か私はわかりませんが、本当にこの制度の矛盾、つまり普通徴収対象者になっていて7カ月滞納とい うのは、つまり毎月滞納しているということなのですよね。それで、先ほど275人ということでした が、ちょっと私が持っている数字、これは新潟県の福祉保健部医薬国保課医療給付係から出た数字な のです。20年の10月の滞納者の数字が出ております。ちょっと参考までに申し上げますが、村上市が 1万1,612人対象中、10月分の普通徴収人数が1,658人、それに対して滞納の数が407、この10月だけ で、この数字だけですよ、24.5%、そして新潟が1位、胎内市が2位、この数字だけですよ、魚沼市、 そして村上市という形になっています。しかし、ちょっと担当にお聞きしましたら、最初のその月に 滞納した数字は確かにこの数字であっても、その後遅れて納めている方たちがいらっしゃるというそ の現実はあると。ですから、毎月ずっと経常的に滞納している人たちは275人というこの数字は本当 なのだろうと思うのです。そのお話私ちょっと聞いたときに、お年寄りは律儀なのだなと思いました。 年金1万5,000円しかない方がその月滞納したとしても2カ月まとめて年金が出たときに納めている 人がいるのだなというその現実は、やっぱりお年寄りは苦労して子育てをし、頑張ってきたというそ の観点から、税金は遅れたとしても納めなければならないという人たちが多いのだなって率直にその ように思いました。ですけれども、どんなに倹約しようがまとめて払うことができない人が現実に30 0人近い275人がいるという点では、ぜひこの人たちの今後の滞納の状況を見守っていただき、決して 機械的に資格証発行をするようなことがないように、市長、そして関係部、関係課長にお願いをいた します。最後に、市長、今申し上げました点でぜひ前向きに、機械的に対応しないということを約束 していただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) さっきも申し上げたとおり、私どもは資格証を発行したくて発行しているの ではないのです。血も涙もありますので、しっかりとそれは見きわめて医療の自由を奪うようなこと のないようにしていきたいと考えております。 〇22番(相馬エイ君) はい、ありがとうございました。お年寄りの命と暮らしを守る立場で頑張っ ていただきたいと思います。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。   午後2時40分まで休憩します。           午後 2時28分  休 憩                                                        午後 2時41分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 最後に、28番、山田勉君の一般質問を許します。   山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。   ことしの3月までの失業者は15万人とも言われています。仕事がしたくても仕事がない。昨年の サブプライムローン問題に始まり、リーマンブラザーズの破綻、100年に1度という大不況の中にあ り、かつて経験したことのない、これも日本もアメリカのあおりで日本の各自動車産業販売不振、そ れに伴い下請業者は大変です。会社の倒産、人材派遣の解雇、食べるのも住むこともできない人がふ えています。   村上市に合併して丸1年になろうとしています。対等合併として本所村上、町村を支所として、 職員の方が一生懸命頑張っています。これらの支所のあり方、支所の活性化について質問します。市 民から各支所の活気がないとの指摘がある。各支所長にも権限を持たせ、活気ある支所にすべきと考 えるが、市長のお考えをお聞かせください。   2に、荒川地区のテニスミニ国体開催についてお伺いします。ことし1月に県の優秀な競技団体 として荒川地区のソフトテニスクラブが表彰された。その際、県のソフトテニス連盟からもすばらし いテニスコートであるとのことであった。宿泊施設として瀬波温泉もあるので、来年度テニスのミニ 国体を開催してはどうかというお話がございました。これにつきまして、教育長、よろしくお願いし ます。   3番、コミュニティバスの運行について。新発田市のように市街地循環バスで、小学生は50円、 中学生以上は100円で運行するコミュニティバスがあれば大変便利だと思います。ひとり暮らしの老 人もふえている。市長はどうお考えでしょうか。   次に、火力発電所の建設について。この不景気を打破するには村上地域の企業活性化が必要であ ると考えます。サハリンで液化天然ガス製造工場が稼働したとニュースで報道されている。その利用 方法として、岩船港近辺に火力発電所を建設し、企業誘致等を考えてはどうか。市長のご所見をお願 いします。   1回目の質問をこれで終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、山田議員の4項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、支所の活性化について、各支所長にも権限を持たせ、活気ある支所にすべき とのお尋ねについてでございますが、今定例会においても何度となくこの質問には答えておるわけで ございますが、各支所に活気がないとのご指摘でありますが、職員は合併初年度ということもあり、 なれない組織体制のもとに、支所に限らず戸惑いを感じながらもはや1年を過ぎようとしております。 本所、支所の連携体制も深まりつつある状況で、職員においてはいま一度合併の意義を十分認識し、 市民へのサービス低下を招かないよう連絡を密にし、また事務の合理化が図られるよう一致協力して 行政運営に当たっていかなければなりません。支所に限らず全職員に対してこの点を十分理解し、与 えられた業務の遂行をより一層努めていくよう指示をしてまいりたいと考えております。   次、2項目め、荒川地区でのテニスミニ国体開催については、教育長に答弁をいたさせます。   次に、3項目め、コミュニティバスの運行についてのお尋ねでありますが、現在市では生活交通 確保対策としてバス事業者に対し補助金を支出し、市内各地域において路線バスを運行しております。   ご質問は、新発田市のような低料金による市街地循環型のコミュニティバス運行を図ってはどう かとのことでありますが、本市は新潟県内一広い面積を有しており、市街地のほか多くの集落が点在 しておりますので、地域コミュニティーや市街地循環など市民にとって利便性の高い公共交通体系の 構築を、ニーズ調査など実態把握等じっくりと下準備を行い、熟度の高いものにする必要があると考 えております。そのため、21年度においては公共交通の担当部署を設置して、国の支援事業を活用で きるよう要望しながら、地域公共交通会議の開催や市民ニーズ調査などを実施して、交通弱者と言わ れる高齢者等の足の確保に向けたアクションプランを策定したいと考えております。その後、平成19 年に制定された地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく地域公共交通総合連携計画の策 定を行い、それに基づく実証運行を行い、本市に合った地域公共交通体系の確立を目指したいと考え ております。   次に、4項目め、火力発電所の建設についてでありますが、さきの施政方針で申し上げたように、 未曾有の経済、雇用危機への対応を全力を挙げて取り組んでいるところであります。その中でも企業 への支援として、融資枠の拡大や保証料の補てんなど迅速な取り組みを行っているところであります。   ご提案は、国際的な動きに対応して岩船港近辺に火力発電所を誘致してはどうかとのことであり ます。エネルギー分野は、環境や食料などとともに、今後最も重要視される分野であります。岩船港 は、平成12年5月に観光分野による振興を図る国の特定地域振興重要港湾に指定され、さまざまな整 備を進めておるところでございます。サハリンのお話がございました。私も十分に承知をいたしてお ります。港の振興方針の違いや広大な面積を必要とする構想であるため、あるいはまた岩船港は7.5 メートルの水深しかございません。タンカー等がそれに対応し切れるのかというような大きな問題も 抱えております。広大な面積やそのような難題を抱えた案件ではありますが、地域活性化のため、一 提言として受けとめておきたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) それでは、ご答弁申し上げます。   2項目め、荒川地区でのテニスミニ国体開催についてのお尋ねについてでありますが、ミニ国体 については北信越5県で持ち回り開催しているブロック大会であり、昨年はトキめき新潟国体のプレ 国体として本県で開催されました。次回新潟県で開催されるのは4年後の平成25年になると思われま すので、来年度のソフトテニス単独開催は不可能かと思います。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 各支所長にお伺いします。   何人かの議員の方から活気がない、元気がないという質疑がございました。各支所長はこれに対 してどういうふうに思うのか。そしてまた、活気、元気がないというのは、どうすれば元気出て活気 が出るのかと、その何か提案がございましたらお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(平野俊之君) 荒川支所であります。先ほど市長のほうからも答弁あったとおりであ りますが、合併によりまして職員が少なくなったということも一つの要因であろうかと思いますが、 支所職員一丸となって市民サービスに努めているところでありますけれども、今後さらに気を引き締 めて市民サービスに徹していきたい、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願いいたしたい と思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 神林支所長。 〇神林支所長(田村 豊君) 活気がないということでございますけれども、たまたま私は窓口のわ きにおりまして、住民の皆さんが毎日来ているところを見ております。それで、窓口業務等を見てお る限りでは少なくとも活気がないというようなことは考えておりません。ただ、荒川支所長が申しま したとおり人数は少なくなっておりますので、その点は職員が一人一人カバーしながら対応しており ますので、今後ともそういうことで対応してまいりたいと、こんなふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(板垣一弘君) それでは、朝日支所でありますが、朝日支所には職員が63名おります。 何人の方から支所の活気がないというようなことのご指摘でございますが、支所の職員の数も相当減 っております。それと、支所の業務でありますが、総合窓口業務というようなことで窓口業務が主で あります。そんなことで、活気がないとの指摘ありますので、なおまたその辺の住民サービスに努め てまいりたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所長。 〇山北支所長(佐藤壮一君) 山田議員も含めて4人の議員の皆さんに同様の質問、ご意見がありま した。前向きにとらえまして、支所を元気にするためのご意見なのかなと思っております。まことに ありがたくお受けするということでございます。   しかし、具体的にどういう部分が元気がないのか、これをご指摘をしていただければ、この場で なくても結構でございますが、それぞれ項目ごとに山北支所に限って申し上げたいと思いますので、 よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 市長は、職員はサービスに徹する、大きな声でおはようございます、こんに ちは、そして行く場所がないうろうろしている人はどちらにおいででしょうかということまで言って います。私も同感なのですよ。やっぱり職員の方はサービスに徹する、これが大事だと思います。職 員がみずから進んでやっぱりやらないとだめだと思いますが、そこで副市長、お伺いします。市長は サービスに徹するということで、各支所の方に徹することができますか。本所の指導、市長にかわっ て各支所に対して指導お願いできますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまご指摘でございますけれども、私も市長を経験しております。 そんな中で職員との輪が一番大事ではないかなと思っております。やっぱり、瀬賀議員さんでしたか ね、指摘がありました。本当に執行部の顔が見えない、それが職員の士気の低下にもつながっている のではないかなという感じを私は受けております。そんなことで本当に、市長、副市長と2人でござ いますので、なかなかいろんな5つの市町村、合併したわけであります、その5つの業務を2人でこ なしているということでご理解をいただきたいと思いますけれども、本当に地域に入っていろいろ職 員の顔を見るのも本当にままならない公務に追われて仕事をしているのが精いっぱいでございます。 そんな中で、今後暇といいますか、そういう時期を見ながら、今後はその指摘のないような形での支 所の活性化に私が努めてまいりたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 私は、今まで1年間支所長の方が支所のところをまとめてきたわけでしょう。 それで、やっぱりそういう面では市長はサービスに徹するということで言っているにもかかわらずや っぱりなかなか活気がないということはそういうことも入るのではないでしょうか。だから、私のほ うは副市長に何とかひとつ各支所を回っていただいて、ある面では会合でも開いてお客様に、市民に 対して本当に変わったなというところを見せてあげたいな、そういうところをまずお願いしたわけな のです。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 議員のおっしゃることをこれから実践をしてまいりたいと考えており ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) それから、昼休みなのですが、本来であれば電気の削減ということで、当然 食事をするわけですから、皆さんがお休みになって食事をしているわけですが、各会社は1時間の休 憩で、それも食事もちょこっと食べたらすぐ用事あった場合行くわけですが、もう各支所はみんな真 っ暗になっているのですよ。それかえって反対に言うと、サービスに徹するということであれば、反 対に言うと、職員を11時半から食事してもらったり半分交代交代にして、1階だけは明るくしません か。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 8時半までは電気つけませんよね。お昼も暗くなっております。暗くしてど こかへ行くということではないのです。いるのです。いてお客さんが来れば幾らでも対応しますし、 何か用事あればそのとき電気つけるということですので、お昼休めない窓口業務もありますので、例 えばお客さんが来たようなときには知らない顔はしていないはずです。そういうことで、やはり節電 といいますか、そういうところも考えていかなければなりませんので、今の体制でも、暗くて来る人 が気分が悪いというのであれば別ですけれども、さほどそういうことも聞いていませんし、暗いから といって対応はしないということでもありませんので、ご理解をいただきたいなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 私も本当に昼休みなんか行くと皆さんが食事とっています。休憩ですから当 然のことだけれども、ここでやっぱり思い切って市長、昼間を電気つけて1階だけを交代交代にしな がら、そうすることによって市民の方が行くと、暗いところへ行くよりだれだって明るいところがい いわけですし、時間がないにもかかわらずもう、どこ行ってもそれは受付の方もいるでしょうけれど も、そのほうができるのであればどうなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 窓口の部長がいますので、お答えをさせますが、窓口はついているという話 がきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 今市長がおっしゃったように、市民課窓口については休んでいるという より交代交代で対処してございまして、いつお客様が来てもいいようにしてございます。当然私らの 席は消しますが、受付のサイドで書いていただかなければならないものたくさんございますので、こ れについては電灯をつけっ放しにして対応させていただいております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 私も当然つけているところとつけていないところあるから、反対に1階だけ は明るくすること、それは節電にはなるかもしれませんけれども、それが反対に言うと活気にもなる のではないでしょうか。それから、あいさつなども当然、市長の言われるように徹底的にサービス業 というのではないけれども、職員の方もやっぱり頑張ってもらえばまた一つ違った形で市民の方が思 われるのではないでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お言葉ではございますけれども、お昼休みでございますので、用事のないと ころはやっぱり電気を小まめに消して、家庭でもそうだと思いますけれども、消していいときは消し ておいたほうがいいと思いまして、つけなければならないときはつけておくと。用事がないのに市役 所の電気を全部つけておくことが活性化だということになってくると、とんでもない筋違いだなと考 えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 各支所では、私なんか支所へ行くと課長会議だとよく課長がいないときあり ますけれども、1カ月に課長会議というのは各支所では何回ぐらいあるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(平野俊之君) お答えします。   荒川支所におきましては、月に2回、月の頭と月の中ほどに課長会議をやっています。 〇議長(佐藤宮吉君) 神林支所長。 〇神林支所長(田村 豊君) 神林支所におきましては、課長会議という名目でなくて、名前は連絡 調整会議ということで、毎週月曜日9時から各課の連絡調整を中心にやっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(板垣一弘君) 朝日支所では神林と同じように月曜日の朝毎週開いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所長。 〇山北支所長(佐藤壮一君) 山北支所も同様です。毎週月曜日8時半から開催をしています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) それと、各支所に権限ということで、反対に市長にお伺いしますが、夜通り のところで電気が切れている。それで、支所に電話する。それからまた、水道管が漏れている。そう すると、当然やっぱり支所に電話しますが、そういう場合は個々で決断してもいいのですか。各支所 で決断してもいいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今おっしゃったようなことは全く軽微なことでございますので、総代さんで も結構でございますし、支所で十分に対応できる問題と思っています。いろいろな皆さんから権限権 限と言いますけれども、権限て何だかということですよね。権限がなければ仕事ができないのか、あ るいは地域の活性化ができないのか、そういうことでは私はないと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 私も当然やっぱり頼み事を言えばすぐ答え出るのが各支所で対等合併という 考えではいたのですが、今その小さいことに関してはそういうふうになるのでしょうけれども、多少 大きい、課長が130万でしたか、それから部長が500万、副市長が2,000万未満、市長が2,000万以上と いうことで決まる、それも本所でないとやっぱり難しいわけですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その決裁権限というのは本所でございます。しかしながら、きょう支所長も 来ておりますけれども、支所長という名目だけでも相当なやはり権限が私はあると思っております。 予算があるかないかは別ですよ。ですから、皆さんが行った場合に即本庁と連絡をとれるような体制 になっておると思っておりますし、常に情報を見れる、あるいは交換できるというようなことになっ ておりますので、支所に行ったら支所の職員がよく聞くのですね。ちょっと待ってくださいと。本庁 に聞かなければ答えることができませんというようなこともよく聞くのですけれども、そういうこと が本当にあるのかなと思うくらいなのですね。確かにそれは大きな問題になれば別ですけれども、ど こどこを修繕してください、あるいは直してください、どこどこを何とかなりませんかといったとき にわかりましたと。では、すぐに連絡をとって対応させていただくというようなことは言える立場に みんなあるのではないかなと思っています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) ちょっとお伺いしたいのですが、各支所には総務、建設、福祉といろいろあ るわけですが、総務だったら総務で一緒に合同で情報交換というか、そういう会議、また福祉課なら 福祉課の会議とか、そういうのはやられるのですか。会合はあるのですか。横のつながりというか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 総務部門でありますと地域振興課がございますので、それぞれの業務に 関しての会議ほ当然持って意思の疎通を図っていますし、各部でも当然そういう部分での会議はしょ っちゅうあるというふうに思っています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 次に、荒川地区でのテニスのミニ国体開催についてお伺いします。教育長、 テニスの会員はどのぐらいいると思いますか、クラブの。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 担当のスポーツ振興課長来ていますので、答弁させます。 〇議長(佐藤宮吉君) スポーツ振興課長。 〇教育部スポーツ振興課長(斎藤敏夫君) 荒川地区の会員でよろしいでしょうか。 〇28番(山田 勉君) 全部の。 〇教育部スポーツ振興課長(斎藤敏夫君) 新潟県。 〇28番(山田 勉君) いや、そうではなくて村上、ですから村上のテニスの会員、結構大勢いるの ですよ。 〇教育部スポーツ振興課長(斎藤敏夫君) 私今はっきりした数字はわかりませんけれども、荒川地 区で600名、それを計算しますとやはり2,000名くらいはいるかというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 市長にお伺いします。全国トップレベルの選手たちの戦いを親近で感じられ ることは、子供たちのスポーツへの関心に大きな影響を与えると思いますが、市長はどう思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) トップレベルのスポーツ選手の競技を見るということは非常に大切なことで あると私は考えております。ですから、新潟国体、公式競技は相撲と銃剣道、銃剣道余りなじみない ようですけれども、あと公開競技もありますので、野球もありますので、やはりハイレベルの競技を 見るということは、子供たちに夢を与え、そして希望をもたらすものだと、そのように考えておりま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 村上を売るチャンス、特に瀬波温泉などは全国に絶好の場であると思います が、もしそういう場があれば本当にいいと思いますが、市長どう思われますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今9月に開催されます新潟国体、第2巡目でございますけれども、そういう ような競技をされる方、あるいは応援団、あるいは観光で訪れる方が数多く日本全国からやってまい ります。当然瀬波温泉も使わせていただきますし、また民宿も使わせていただくというようなことで ございますし、また市民の皆さんには何といっても村上に来たら非常に感じがよかったというような 市民感情に持っていく必要があるので、お願いをしていきたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) テニスのお祝いの席上市長もおられたのですが、ミニ国体どうですかという 話をしながらお話しした経緯ありますが、今教育長が言われましたように4年後ということなのです が、そのときは前向きに考えられますか。前向きというか、市長も賛成しておられたものですから。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 4年後の平成25年に開催されると思われますミニ国体という件でございます か。 〇28番(山田 勉君) はい。 〇市長(大滝平正君) それは、北信越ですので、持ち回りなはずだと思いますので、4年後に必ず 来るということであれば、やはりそのときにはまた一生懸命に取り組む必要があると、そのように考 えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 次に、コミュニティバスの運行についてお尋ねします。   ひとり暮らしの老人もふえて、お医者さんに行くのにタクシー、医者代よりもタクシー代のほう が高く、子供たちの送迎バスと間を縫って考えてみる考えはございませんか。送迎バス。コミュニテ ィバスの関係。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 申しわけございません。具体的にちょっとお聞かせいただきたいと思います。 〇28番(山田 勉君) コミュニティバスに関しては、大変値段も安いし、そういう面では私は大変 皆さん市民の方が喜ぶと思われるのですが、要するに山北は海側と山側に2台バス、要するに保育園 と小学校、中学生の送迎バス、その間を縫って要するにバスを1便海側と山側に村上に向かってきて、 それから今度反対に言うと往復でやると。実験的に考えてみてはどうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) スクールバスというのは朝と夕方走るわけですが、その間を縫って山北から 村上まで医療機関にということですか。 〇28番(山田 勉君) いえいえ。絶えず時間決めて、大体9時ごろになれば大体あくと思うのです よ。帰りは当然お昼前後に向こう行くと、そういう形でやったほうがまたいろんな面でいいのではな いでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 何度も申し上げておりますとおり、コミュニティバスの計画を立てているわ けですね。今の現状で走っていてもがらがらで走っておりまして、補助金がもらえないような状態で あるわけです。むやみやたらに走らせても空バスが走っているというような現状に私はなると考えて おりますので、その点も十分に調査をして、そしてどの地域にはどのくらいの大きさのバスがいい、 この地域はこんなちっちゃいのでいいとか、そういうようなこれから事業計画をつくって、そして国 にお願いして認定を受けていこうと、そういうことを計画しているわけですので、何もその調査も何 もなくて走らせるというのはもう乱暴なやり方ではないかなと思っています。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) ですから、大きいバスではなくて、7人でもいいのではないですか。普通の バスでも。要するに新たに買うのではなくて、民間の人がやってくれるのであればそれと市のほうで 提携しながら、それでもやっぱり手上げればどこでもとまってくれるという形で、コースはいつも決 まっていて、そうすればまた、それこそ市長の言われるいつもがらがらでと言うかもしれませんが、 やってみなければわかりませんから、やっぱり年配の方は特に足がないわけですので、そういう面を 考えてもらえればと思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いわゆるどの地域にはどういうようなコミュニティー交通機関が、公共交通 機関がこれから必要になってくるかということを今調査して、そして地域に合った交通体系を確立し ていこうというような部署を設けてやるということなのですよね。まずやってみればいいではないか と。やってみて乗らなかったらしようがないのではないかということでは済まないでしょう、恐らく 私に対して。何でこんなところにこういうような無駄なことをやったのだということになってきます ので、そういうことのないようにしっかりと計画を立てて準備をして、そして地域に合った公共交通 体系を整えていくと、そういうことでございますので、よろしくお願いをします。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) それは言うとおりかもしれませんけれども、現実にやればまた違った意味で いいのでないかと。   それから、もう一つは村上市の循環バス、観光を兼ねてそういうバスも、今現在ジャスコ村上東 店と村上プラザの送迎バスが1日に8往復しているのですね。そうすると、恐らく最初当然やっぱり 乗る人がほとんどいなかったと思うのですよ。アピールすることによってだんだんふえてきた。初め から市長の言われるようにがらがらだったではなくて、初めから計画的に何人もということではない ので、そういう面では徐々に徐々にふやすと、それも一つの方法ではないかなと思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今駅前からのバスの話がございました。私ども今なぜこういうことをやるか というと、最初はいっぱい乗っていたのですね。みんなそうですよね、公共交通機関、路線バスはじ め。しかし、だんだん、だんだん乗らなくなってきて、利用しなくなってきて、がらがらになってき て、補助金が打ち切られ、そして新潟交通だけの路線バスになって、市として1億何千万もの補助金 をそこに投入しなければならない。これがもっと顕著になってくる可能性があるということでこれに 取り組んでいるわけでございますので、そういうところを十分に現状把握をして、それから計画を立 てて、そして実施に移していくというようなことでなければならないのではないかなと、そのように 考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 次に、火力発電所の建設についてでございますが、クリーンエネルギーにい ろんな面で火力もあれば水力、風力もあります。そういう面では地方地方でまた違うと思うのですが、 特に山北あたりは風があるのかな、風力発電がいいのかな、荒川はだしの風だからということで、荒 川も一歩手前までやってきた経緯あります。またこちらのほうで岩船港あたりも特に国際的に、市長 も言うように、大型船の乗り入れ、企業誘致を考え、港の発展を考えれば、これからは夢を持って頑 張っていかなければということを盛んに言っておられましたが、これからクリーンエネルギーについ てどんなお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、サハリン沖の天然ガスの問題でございますが、私も十分に無尽蔵にあ るような話をしているわけでございまして、まず火力発電をつくるにはサハリンからタンカーで運ん でくる必要がありますよね。パイプラインでつながっていなければいけません。そうすると、岩船港 は、さっきも申し上げましたが、水深7.5メートルでございますので、それが可能かどうかという大 きなリスクがあるということで、話としては非常にいい話ではないかなと、そのように考えておると ころでございますが、先ほど言いましたように、それは一つの提言として受けとめていきたいなと、 そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) この辺はまず当然自然が多いわけですので、そういう面でも別な角度で、今 言われましたようにサハリンから持ってくるわけいかない。ただし、途中まで来てパイプでとなるわ けですが、そういう面では相当金も高くつくし、また水深7.5メートルなんていうとなおさら大変な わけですが、そういう面でも火力もそうですし、風力もそうですし、水力も考えながら、これからや っぱり市長も頑張ってほしいなと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) クリーンエネルギーのお話でございますが、当然こういうような地域でござ いますので、いろいろなものが考えられると思うのですね。今おっしゃったように風力発電、あるい はバイオマスを使った木質ペレットによる発電、あるいは太陽光熱発電等あると思いますけれども、 それぞれの地域で恐らく調査した結果を持っていると思います。山北地区であればNEDOに頼んで 全部クリーンエネルギーの調査をしております。風力発電においては風力が足りないという結果が出 ているわけでございまして、荒川はそうでありますので、風力に適した地域も必ずあると思いますし、 また木質バイオ、あるいはそれにかわったクリーンエネルギーの適地があると思いますので、それら を最大限にこれから利用して環境の問題に対処していく必要があろうと、そのように考えていますの で、取り組ませていただきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 山田勉君。 〇28番(山田 勉君) 最後になりましたが、8名の方が退職されるということで、本当にお疲れさ までした。今後も村上市政に対していろんな角度から皆さんのご指導を仰いで、そして健康に留意さ れて頑張っていただきたいと思います。   これで一般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで山田勉君の一般質問を終わります。   以上で本定例会の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   なお、明日から各常任委員会が開催されますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでした。           午後 3時22分  散 会