平成20年村上市議会第3回定例会会議録(第5号) 〇議事日程 第5号 平成20年12月10日(水曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(28名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   小  田  信  人  君    22番   相  馬  エ  イ  君   23番   大  滝  国  吉  君    24番   瀬  賀  秀  雄  君   25番   小  野  七 五 三  君    26番   石  嶋  修  平  君   27番   大  滝  久  志  君    28番   山  田     勉  君   29番   板  垣  一  徳  君    30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(2名)   16番   姫  路     敏  君    21番   岩  倉  幸  治  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    渡   辺   成   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        福祉保健部長     小   田       均   君        福祉保健部                   遠   山   た   つ   君        保健医療課長        福祉保健部                   西   村       治   君        介護高齢課長        福祉保健部                   吉   川       強   君        社会福祉課長        産業観光部長     増   子   太   平   君        産業観光部                   竹   内   友   二   君        農林水産課長        都市整備部長     須   田       徹   君        上下水道部長     鈴   木   文   雄   君        会計管理者      吉   村   澄   子   君        選管委書記長        監 査 委 員    佐   藤   正   幸   君        事 務 局 長        農業委員会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長        教  育  長    寺   社   四   男   君        教 育 部 長    小   野   泰   三   君        教  育  部                   百   武   勇   一   君        生涯学習課長        教  育  部                   斎   藤   敏   夫   君        スポーツ振興課長        荒川支所長      平   野   俊   之   君        神林支所長      田   村       豊   君        朝日支所長      板   垣   一   弘   君        山北支所長      佐   藤   壮   一   君        山 北 支 所                   富   樫   昌   平   君        産 業 課 長        消  防  長    佐   藤   秀   明   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は27名です。欠席の届け出のある者2名です。遅参1 名です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、8番、小杉和也君、26番、石嶋修平君を指名いた します。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   最初に、1番、板垣千代子さんの一般質問を許します。   板垣千代子さん。           〔1番 板垣千代子君登壇〕 〇1番(板垣千代子君) 皆様、おはようございます。公明党の板垣千代子でございます。   きのう、長谷川議員より村上市の議会には3人の美人がいると紹介していただきました。市長は 苦笑いをされていらっしゃいました。美人が大輪のバラの花だとしますと、私は野に咲く雑草のタン ポポです。先輩議員の皆様のご指導をいただきながら、市民の皆様が合併してよかったと言っていた だける市政づくりのために一生懸命努めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。   それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告書のとおり一般質問をさせていただきます。 私の質問は4項目となっております。   1、定額給付金について。@、急激な物価高と所得の伸び悩みに苦しむ家計を応援するための生 活支援と、金融不安に伴う景気の先行き不安に対するための経済対策という2つの意味合いがあると 考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。   A、1人1万2,000円、65歳以上の高齢者と18歳以下の子供は2万円の支給です。村上市にはど れだけの金額が入るか、お伺いいたします。   B、ばらまき批判に対する市長のお考えをお伺いいたします。   2、福祉の灯油助成について。市の財政も厳しいと思いますが、昨年同様に生活保護世帯や高齢 者世帯などに対し、冬季間の灯油助成事業についてことしも実施されるかお伺いいたします。   3、高齢者の健康対策について。高齢者の健康対策について、今まで行われてきた取り組みと、 今後の取り組みについてお伺いいたします。   4、無料妊婦健診の項目にHTLV―1(成人T細胞白血病ウイルス)の抗体検査の導入を。ヒ トT細胞白血病ウイルス1型、HTLV―1とは、致死量が高い成人T細胞白血病ATLや排尿、歩 行障害を引き起こす脊髄疾患HAMの原因ウイルスです。ウイルスを体内に持っている人、キャリア は全国で120万人に上ると推定され、ATLで年間約1,000人が命を落とし、HAM発症者は激痛や麻 痺、歩行障害に苦しんでいますが、いまだに根本的な治療法は確立されていません。このウイルスは 輸血や性交渉、また母乳を介して母親から感染をします。自分自身がキャリアであると知らず、子供 を産み育て、数年後に自身が発症して初めて我が子に感染をさせてしまったことを知らされるケース が少なくありません。この場合、母親の苦痛は言葉では言いあらわせません。妊婦健診項目へHTL V―1抗体検査導入や授乳指導などの取り組みを検討していただきたいと思います。現在、村上市で は5回の無料妊婦健診が行われていますが、HTLV―1、成人T細胞白血病ウイルスの抗体検査導 入についてお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さんおはようございます。それでは、板垣議員の4項目のご質問について 順次お答えをいたします。   最初に1項目め、定額給付金についての1点目、生活支援と経済対策という2つの意味合いがあ るが、どう考えているかとのお尋ねでございますが、政府は追加経済対策としての生活対策において、 定額給付金を重点分野の1つである生活者の暮らしの安全の家計緊急支援対策として位置づけており ますが、この制度の意義や制度設計のあり方、仕組み等については新聞等でも報道されておりますよ うに、さまざまな議論があることは承知のとおりであります。議員ご指摘の定額給付金は生活支援と 景気対策の両面があると考えております。また、給付事務全般を行う末端の自治体では、給付の事務 作業が年度をまたぐ時期となる見通しがあることから、事務負担の増大や窓口での混乱なども懸念さ れております。このようなことから、全国市長会では国に対し、この制度設計に当たっては、自治体 において混乱が生じないように、遺漏のない制度設計が行われるよう要望しているところであります。   次に2点目、村上市にはどれだけ支給がされるのかとのお尋ねについてでありますが、10月末現 在の人口6万9,628人で試算してみますと、1人当たり2万円支給予定の65歳以上2万1,036人と、18 歳以下1万1,365人では、支給額が6億4,802万円、これ以外の3万7,227人は1人当たり1万2,000円 で、支給額は4億4,672万4,000円であり、合わせて総額10億9,474万4,000円となります。   次に3点目、ばらまき批判に対する私の考え方についてのお尋ねでありますが、そういう声があ ることも聞いておりますが、来年の通常国会には関係法律等が提出されることになりますので、国会 で十分議論が尽くされ、円滑に実施できるよう切望するものであります。   次に2項目め、福祉の灯油助成についてことしも実施するかとのお尋ねでありますが、前日の山 田勉議員のご質問にもお答えしましたとおり、低所得者の生活支援対策として、昨年度と同様の内容 で実施したいと考えております。   次に3項目め、高齢者の健康対策についての今までの取り組みと今後の取り組みについてのお尋 ねでありますが、現在高齢者の閉じこもり防止や地域内での人の交流の場を確保するため、町内ある いは集落が主体となって運営をする地域の茶の間が旧市町村ごとに数多く設置されてきております。 本市ではこれらの地域での活動に対して、健康チェックや健康相談、健康教室等に対する派遣要請が あった場合に、保健師が訪問をして、事業運営への支援を行っております。また、高齢者の要介護状 態や閉じこもりを防止し、心身ともに健康で生きがいのある生活を送ることを支援するために、村上 地区や山北地区では温泉施設を利用した湯ったり塾の事業等も実施しております。さらに単位老人ク ラブや老人クラブ連合会の活動についても、健康づくりの普及を図るため、これらの団体の要請に応 じて保健師が出向き、健康講座による健康指導に当たっております。   次に4項目め、妊婦健診項目にHTLV―1、成人T細胞白血病等の原因となるウイルスの抗体 検査の導入をとのお尋ねについてでございますが、この検査については、医師が必要と判断した場合 は保険診療の対象になっておりますし、感染率も非常に低いことから、今のところ本市では抗体検査 の導入は考えておりません。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。   ただいまの第1項目の定額給付金についてでございますが、村上市として10億以上の給付が入る というご答弁でしたが、この10億というお金が入るということは、かなりの経済効果になると思いま すが、市長のお考えはいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 10億円入るわけでございまして、非常に大きな資金であると考えております。 しかし、もらってもそのまま預金したり……遊興費に使ったりしていただければいいのですけれども、 やはり消費をしていただかないと、経済効果があらわれてきませんので、いただいた方々はこの定額 給付金の意味と意義をよく理解していただきまして、できる限り地元でいろいろなものを購入して経 済効果を高めていただきたいと、そのように思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) おっしゃるとおりと思います。市民の皆様からいろいろご意見を伺うこと ができております。一日も早く欲しいと。年末前に本当は欲しかったのだというお話がほとんどの方 からお聞きしております。皆さんが貯金と言われますけれども、今現在の経済状況で、貯金という言 葉はほとんど聞かれませんでした。とにかく一日も早くいただいて、これを買いたい。もちろん灯油 にもつながると思いますけれども、こういう雪国ですとどうしてもそちらのほう、生活面で使いたい というお話が伝わってきます。私も本当は年内にいただければと思っておりましたが、よくよく考え ますと、この年末に10億以上のお金が市に入って、またおれおれ詐欺みたいなことで持っていかれて しまったということになっても大変だなという考えも後で起きて、今期、3月までにはいただけると いうお話でしたので、それもいたし方ないかなという気持ちでおりますし、ぜひこの定額給付は市民 の方、国民の皆様が期待している給付でありますので、ぜひ3月にはいただければと思っております。 こういう、多分決まるのでしょうけれども、まだ決まっていないことに対してこういう質問はどうか と思いますが、高額所得者ですとか、ばらまき批判をする方たちが、もしこの受け取りをご遠慮した という場合は、このお金はどんなふうになるものでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この定額給付金でございますが、ちなみに私のうちは4万4,000円入ってま いります。全部消費に使おうと思っております。   今ご質問にありました高額所得者についてでございますが、村上市としてはそういう制度は導入 しないと。全員に差し上げるということでございます。高額所得といいましても、1,800万の所得で ございます。それを言うには2,070万くらいの収入がなければその金額になりませんので、そんなに 多くこの地域で該当する人がいないのではないかなと思っておりますが、該当するしないはともかく、 そういう制限を設けないで支給をする方針で臨みたいと考えております。万が一そういうふうに辞退 したり、あるいは辞退がほとんどですけれども、事務費に回してもいいということになっている…… まだ決まっていないということでございますが、何か新聞等を読みますと、そういう制限したところ は、そのお金はその自治体の事務費等に使ってもいいというような報道がされておりますけれども、 今のところまだ決まっていないということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) わかりました。皆さんお受け取りいただければ一番いいのではないかと思 います。   次に2項目め、福祉灯油助成についてですが、ことしも去年どおり助成をしていただけるという お話ですが、世帯数、また金額、市の負担金額はどれぐらいになるものか、お願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(吉川 強君) 今年度は予算に、今議会に上程していますが、件数的に は3,700世帯を見込んでおります。5,000円でありますので、総額1,850万円、そのほかに郵送料等を 見ておりますので、郵送料が19万7,000円で総額1,869万7,000円を見込んでおります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。きのうの山田議員の質問の中で、灯油が現在随分 下がっているので、来年はどうかわからないというようなお話もありましたが、確かに原油が下がり、 灯油、またガソリンが下がっておりますけれども、生活必需品、9項目に対しては6%ほど値上がり しておりまして、生活にはまだまだ苦しいものがあると思いますが、ぜひ灯油だけの値段を見るので はなく、生活をしていく面で値上がりしている生活必需品が多いかと思われますので、その点も考慮 され、また来年の福祉灯油助成について考えていっていただきたいと思いますが、市長お願いいたし ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) お考えはごもっともでございます。今ご提案申し上げておりますのは、今年 度の助成でございまして、来年度は助成するかと言われても、そのときの時勢を見きわめないと何と も言えませんので、ご勘弁をいただきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。   続きまして、3項目めの高齢者の健康対策についてお伺いいたします。高齢者の健康対策につい て、私が一番言いたいところは、介護予防に対しての力入れをされている項目についてお伺いしたい と思います。お願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) すみません。介護予防の後半ちょっと聞き取れなかった ので、すみません。 〇1番(板垣千代子君) 介護予防に対する取り組み、その取り組みの内容を教えていただきたいの ですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) どうも失礼しました。市内5地区の支所管内というか、 含めまして、国のほうで地域支援事業と申しまして介護予防のためのいわゆる機能訓練の事業である とか、口腔機能向上のとか、規定された取り組みの事業がありますので、それに基づいて各支所でス タッフをそろえたり、事業を委託する中で、その介護予防に取り組みをしまして、できるだけ介護状 態に至らないような取り組み内容をしているところです。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 細かいことは教えていただけますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 例えば通所型の、いわゆる1カ所に集めて、来ていただ く中でやる事業内容としますと、今ほど申し上げましたけれども、口腔機能の向上、それから運動機 能向上、それから栄養改善、こういった事業になりますし、また訪問型の介護予防事業になりますと、 いわゆるこちらからスタッフが出向いて、具体的にいろいろ同じように、こういうことの運動機能の いろいろ指導というか、そんなようなこととあわせまして、できれば閉じこもり予防のためにそうい う通所型の事業に参加いただけないかというふうなことのお話もさせていただいているような状況で あります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。   私がヘルパーをしておりましたときには、介護の方のところにヘルパーは伺うわけなのですけれ ども、それであっても布団の中でできる体操ですとか、利用者さんは嫌がるのですけれども、歯磨き をしていただくとか、とにかく日常の生活をしていただくというようなことに力を入れさせていただ いてきました。それがいきなり目が覚めて起きるということになりますと、いろいろな弊害も重なっ てまいりますので、とにかく雪国でもありますし、寒い冬、本当に起き抜けでいろいろな事故も起こ りますので、ぜひ訪問されたときにはそういう、本当に細かいところなのですけれども、大きな予防 になると思いますので、そういうことも現在していらっしゃるのかとは思いますが、そのあたりもお 聞きしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 介護高齢課長。 〇福祉保健部介護高齢課長(西村 治君) 今ほど申し上げましたけれども、具体的に今議員おっし ゃるような形で、いわゆるこういうような自宅でこんな簡単な体操もできますとかいうふうなことの お話もさせていただけて、できれば先ほども申し上げましたけれども、地域の茶の間というような形 で、お近くにそういうふだん顔合わせされているような方々の集まる機関設けてございますので、そ ういうところに来ていただいて、そういう中でまたそういう健康体操をしましょうとか、脳のトレー ニングをしましょうとか、そんなような形で交流の場を保つことによって、健康の維持増進というの ですか、そういうことに、健康づくりに取り組めるというような内容と、そういうふうに持っていけ たらということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。   これから高齢者がたくさんふえてまいりますので、皆さん健康で長生きしていただけるような施 策をお願いしたいと思います。ありがとうございます。   続きまして4項目め、ただいま市長の答弁のほうで、数が少ないので村上市としてはやっていな いということですが、現在までどれくらいの数が発生されたかはわかりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 現在までこの病気が何人発生したかはわかっておりませ ん。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 市長の答弁にも、これからも導入する考えはないというふうに伺いました が、妊婦健診は妊娠されてから出産まで十四、五回の健診を受けて出産に至るかと思います。現在、 村上市では5回の無料健診が行われていますが、せめて1年に無料健診を1回ずつでもふやしていこ うというお考えはございますか、市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 5回の無料健診しているけれども、回数をふやしたらどうかというようなこ とでございますが、いろいろな角度から考慮して、この5回という数字が出てきたと思いますので、 当面はこの5回でやっていきたいなと、そのように考えていますので、よろしくお願いをします。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) 私が子供を産む年齢、30年ほど前でしたが、その30年前でも2回の無料健 診があったわけですね。30年経過しても5回というのは、かなり少ないというふうに考えますが、市 長いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 多いか少ないかと言われれば答弁のしようがございません。この5回の無料 健診について回数をふやしていただきたいというような、妊婦の皆さんから要望を寄せられているか どうかについては、今担当課長がわかると思いますので、答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。   答弁の前に、立って答弁してください。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) それではお答え申し上げます。   今、村上市のほうでは5回の健診をしておりますが、国のほうでもだんだん回数をふやすように というふうなこともございまして、今残り9回につきまして、国のほうも補助金を入れて回数をふや す方向性になっております。多分来年度の予算の国会に出るのではないかというふうに思っておりま して、国の方針に沿いまして検討していきたいというふうに考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。   課長のほうにはそういう声が届いていないと、市民の方からの。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 回数ふやしてもらいたいという希望は出ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございます。   私のほうにはたくさん届いております。本当に今現在、2人、3人のお子さんをお持ちの方も何 とかふやしてもらえないかと。この無料妊婦健診ということが妊婦の方には大きな力になっていると いうふうに考えます。今、課長のほうからも国の政策としてこれからふやしていくようにということ も届いているということでありますし、何とか1年に1回ずつでもふやしていっていただきたいと思 いますが、市長お願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今課長から、国も方針がそういう方針に、恐らく少子化対策の一環か何かで はなかろうかなと思っておりますが、私どもも国の方針に従いまして、そういうような結論が出た場 合には回数をふやすような施策を講じてまいりたいと思っておりますし、また強い要望があるときに は市独自でもやっぱりやらなければならないこともあると思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣千代子さん。 〇1番(板垣千代子君) ありがとうございました。   私の一般質問は以上で終わらせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) これで板垣千代子さんの一般質問を終わります。   10時45分まで休憩します。           午前10時31分  休 憩                                                        午前10時45分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、24番、瀬賀秀雄君の一般質問を許します。   瀬賀秀雄君。           〔24番 瀬賀秀雄君登壇〕 〇24番(瀬賀秀雄君) 瀬賀でございます。私は2点について、市長にお聞きをいたします。   まず、1点目ですが、コミュニティバスの早期運行についてであります。この地域も高齢化が進 む中で、市の中心部と郊外とを結ぶ現在のバス路線が、高齢者にとって果たして使いやすく、優しい 足となっているでしょうか。就任当初の市長の施政方針でも述べられておりましたが、このコミュニ ティバスは来年度導入されるのでしょうか。また、導入されるとしたらその時期及び運行経路等の詳 細についてお聞かせを願います。   2点目ですが、仮称ではありますが、健康福祉利用券の発行についてお伺いをいたします。山北 地区、朝日地区には公営の温泉施設があり、また瀬波地区には全国にも名前が知れ渡っている瀬波温 泉があります。しかしながら、荒川地区及び神林地区には残念ながらそのような公営の温泉施設等は ありません。市民の健康増進と福利厚生のため、また関係施設の利用向上のためにも、年間を通して 家族みんなで活用できる健康福祉利用券、仮称ではありますが、こういう券を発行してみてはいかが でしょうか。市では来年1月の5日から3月の31日まで有効の湯ったりチケットというのも発行され ております。これについての関連等もあわせてご答弁をいただければと思います。   一たん降壇いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、瀬賀議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、コミュニティバスの早期運行についてのお尋ねでございますが、議員ご承知の とおり本市における公共交通、特に路線バスはマイカーの普及などに伴い利用者が減少し、結果とし て路線数が減少する悪循環となり、現行路線においても空席が目立つ状況であります。その一方で、 過疎化や高齢化が進み、交通手段が制限されている市民がいるのも事実であります。市では合併以前 から県の支援とあわせ、廃止バス路線の代替路線の確保に努めてきておりますが、利用率の低下等が 原因でその財政負担は年々増加しております。   このため私は本年度の施政方針の中で、均衡ある地域づくりとして、コミュニティバスのネット ワーク化を掲げさせていただきました。市街地を除き、集落が点在する本市の特徴を克服し、高齢者 のみならず、市民や観光客など、だれもが気楽に使うことで、CO2の削減にも貢献できる地域特性 に合った本市ならではのネットワーク化を目指したいと考えております。このため、現在各種補助事 業導入の検討、整備を行っており、来年度には専門部署を設け、民間事業者や市民代表による協議会 を設置するとともに、各地域に実際に足を運んで市民ニーズを把握するなど、実施に向け事業を進め る予定にしております。市民の足として交流人口拡大の手段として、持続可能なシステムにしたいと 考えていることから、路線等の詳細については、地域の皆さんとつくり上げていくこととなるかと思 います。状況が整い次第、議会にお諮りして実施したいと考えておりますので、よろしくお願いをい たします。   次に、2項目め、健康福祉利用券の発行についてのお尋ねでございますが、現在本市では国民健 康保険の保健事業として、40歳以上の国保加入者と後期高齢者医療保険加入者を対象に、先ほど瀬賀 議員からもお話がございました。1月から3月まで、市内の7カ所の温泉施設を活用した温泉入浴助 成事業を実施しておるところでございます。非常に市民に好評ですので、今後もこの事業は継続して まいりますが、議員ご提案の一般市民まで、あるいは家族全員の利用助成拡大については、施設面あ るいは財政面等、諸問題も多くありますので、非常に大切なことで、いいことではありますが、今後 の検討課題とさせていただきたいと、そのように考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 二、三お伺いをいたします。   まず、1点目のコミュニティバスについてでありますが、今ほどの市長のご答弁にもありました とおり、お力を入れていらっしゃるというその意欲は大変伝わってまいりました。ぜひとも実現のた めにご努力、ご尽力を賜りたいのですが、時期的には今のところ明確なご回答がなかったのですが、 来年度中に検討して、再来年度導入というようなお考えなのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げましたように、来年度検討をいたしまして、どこの地域にど ういうものが必要かとか、いろいろな詳細な検討を加えていかなければならない問題ですので、でき れば来年度検討して、早ければ22年度から着手をしていきたいなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 確かに今走っている路線バスは、数名という乗車の場合もあるし、あるいは ほとんどお客さんがいらっしゃらないというような路線も散見されるわけですが、村上市、新市にな って、いわゆる路線バスに対する補助というのがあるわけですね。これは旧市町村単位で今まで個々 に財源から出していたわけですけれども、新市になりまして、一括この路線に対しての補助金額とい うのが出てきたわけですけれども、いわゆる交通確保のための対策補助金というのは、交付時期が何 か役場のいわゆるこういう会計年度とはちょっとずれていて、10月1日から年を越して9月末までと いうのが1年度、いわゆる年度というふうな考え方だそうですが、なぜこのようなずれたような、い わゆる会計年度と違うような補助対象になったのでしょうか。ここの経緯わかれば。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) その前に先ほど市長が来年度から具体的に取りかかって、早 ければ22年度からと申し上げましたけれども、これは国の支援等いろいろ活用したいというふうなこ とで、それには法定協議会の立ち上げその他がありまして、明確な地域の計画をつくってと。その認 証のもとで事業が動く形になりますので、それも含めてということでご理解いただきたいと思います。   それから、今の件でございますけれども、生活交通に対する確保の補助の要綱等ございまして、 10月1日から9月末までの計画期間で運行するというふうなのがこの制度のものになっていまして、 新年度、前の年度のものを見ましてそのエリア、例えば村上であれば旧村上から関川、それから北の ほうは旧山北町までの路線系統に応じまして計画をつくるわけでございます。これを前年度のもの、 前年といいますか、そのサイクルのものを見て直したり、それから県に報告するというような仕組み になってございますので、今のような形で8月いっぱいまでにそれぞれの関係自治体でつくり上げ、 10月から9月までの運行というような仕組みになってございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) この交通手段に対するいわゆる生活の足を確保するための交付金、いわゆる 補助金、これは年間どのくらいの金額というのはもちろん市長のほうではもう把握されていると思う のですが、資料によれば今年度、先ほど会計年度と若干ずれているので、今年度というと難しいので すが、昨年度とあえて言えば、平成19年10月から平成20年の9月までということにしましょうか。そ の1年度前だと平成18年の10月から平成19年9月までということになるのでしょうけれども、大体年 間でその路線バスを運営されている会社に補助金という格好で交付されているのが1億3,000万あり ますよね。これは県からの当然補助もありますので、県からの補助が約2,000万強、それから路線と いうのは当村上市だけではなくて、よその村、よその市までかかっている路線もありますので、その 路線を該当する市、村でご負担なさるという考え方も入れて、今言った総額1億3,000万。そうする と、当市では年間で1億近いお金を補助金としてその交通を運営されている会社に補助を出されてい るわけですね。財源としてのこのあり方なのですけれども、いわゆるコミュニティバス、いわゆるコ ミュニティ交通といいますか、先ほど課長のほうからも話がちらっとありましたけれども、国交省で も当然進めている事業でありますね、これは。正確に言うと、地域公共交通活性化再生総合事業とい う、非常に長ったらしい名前になるのですが、これに対して国では2分の1補助、さまざまな制約が ありますけれども、2分の1補助というような制約の中で、ぜひ進めなさいというような動きになっ ているのですが、この動きをとらえて、市長が考えていらっしゃるコミュニティバス、コミュニティ 交通というところでちょっと枠を広げますけれども、この部分との整合性をとりながら進めていくと いうことなのでしょうか、市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今瀬賀議員のおっしゃったのは国土交通省でございますし、また運輸局関係 においても同じようなものですけれども、いろいろな事業が、メニューがあるようでございますので、 この地域に何が一番いいのかということをこれから精査をしていく必要があろうと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 先ほど金額の話を申し上げましたけれども、いわゆる血税ですね。この税金 の使い方というのも理事者側では大事な職務の1つなのですが、この1億という市税から出ている補 助金が、いわゆる市民のために本当になっているのかどうかということも再検証しなくてはいけない というふうに思います。市長もご存じだと思いますけれども、隣の胎内市では、来年度4月1日から いわゆるコミュニティに関する交通体系、デマンドタクシーという名前だそうですが、このデマンド タクシーを運行するというふうに決まったそうです。私も胎内のご担当の方から半日ぐらいちょっと レクチャーを受けまして、少し細かいところまでお聞きしましたけれども、このデマンド交通という 体系は、あえていわゆる私の質問の中ではバスというとらえ方をしてありますが、広く言えば交通体 系の中での1つの手段ですので、このデマンドタクシーというのはタクシーのように非常に利便性の 高いような、その利用される側の足となるような使い方をしようという発想のもとで、いわゆるデマ ンド、要求という名前を掲げた交通体系だというふうに聞いております。3年間ほどバス会社、関係 するタクシー会社、それからほかの交通関係の会社関係も含めて、相当細かく会議をされ、話し合い を持たれたそうですけれども、今後市長は当市のコミュニティバスという考え方と、いわゆるこのデ マンド交通という考え方、広くとらえて、一元的にバスという考え方ではなく、いわゆるタクシーあ るいはジャンボ、こういうものを含めた広い交通体系を考えていらっしゃるのかどうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今胎内のデマンドタクシーということでございますが、確かに胎内と粟島も そうだと思いますが、申請をするということでございまして、私どものこの広い圏域でございますの で、それぞれの地域に合ったような交通システムを構築する必要が私はあると考えております。例え ば山北地区であれば、以前からこの問題がありましたので、いろいろ業者等とも話し合った経緯もあ るわけでございまして、それらも含めまして検討をいたす必要があると。それぞれの地域に合った、 何も大型バスではなくても、中型バスではなくても、今おっしゃったように小さい車でもいい地域も あるはずでございますので、それらも含めて、早まって導入して、やって、結果が悪かったなんてい うことにはならないように十分注意をして、地域に合った交通システムの確立をしていく必要があろ うと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 胎内、粟島の話もありましたけれども、今全国の自治体でこのデマンド交通 システムという広い意味でのとらえ方で導入されているのが、もうわっと見ただけでも41自治体くら いまで、もう広がっています。まだまだ国交省が勧めているということもあって、広がっていく気配 があるのですが、この運行主体となるその母体なのですが、必ずしも自治体ではないのですね。今私 が言った41の導入地域の中で、自治体が独自でやっているのはほんの3つしかないのですよ。ほとん どが商工会なのですね。いわゆるこれはあくまでも市民の足、市民のためということはもちろんです が、ある程度ぎりぎりの線でもペイをしていかなくてはいけないわけですから、市の補助をいただき ながらということになるでしょうけれども、そういうところで運行主体が商工会であるということも 非常に見逃せない部分だと思いますね。ですから、今後話を進めていく中で、市としての独自の取り 組みと同時に、この商工会という会をひっくるめたこういう話し合いというのも今まで導入されてい る自治体がほとんどそうですから、これも検討をする必要があるのではないかと思いますが、市長い かがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今商工会とお話がございましたが、商工会、商工会議所はもちろんでござい ますが、他団体との協議あるいは話し合いも当然必要でございますので、政策推進課長から詳しく答 弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 先ほど議員のほうから隣の胎内市の例を出されました。来年 の4月から試行的にやりたいということで、先ほど言いました平成19年の法制化に基づいて、国交省 の支援を受けましてまずやろうというふうなことで取り組んでいたものであります。その先の新発田 については、以前川村議員からもご質問ありましたように、もうなかなか生活交通確保のためのバス 運送では実体に合わないというようなことで、地域の皆さんと議論し、その地区に至ってはNPOで 運行しようというふうなことで運行しております。今例に出されました胎内市は、中条町の商工会が 主体となってこのデマンドをやってみようというふうなことで動き出すというふうにお聞きしており ます。   先ほど議員のほうからもありましたように、デマンドというのは決まった路線に確実に停留所に 着いていなくてもとまるというふうなことでなくて、予約制でとっていくわけですので、予約なけれ ば飛ばしていくわけでありますので、必要なところにだけ乗客を迎えに行って、目的地に行くという ふうな手法であります。ですから、例えばジャンボタクシー程度のものであったりとかいうふうなも のも想定できるのだろうというふうに思っております。市長答弁いたしました今後の計画については、 私どももでき得れば国交省のこの制度の支援をいただいてやりたいと。先ほども申し上げましたよう に、それで実行していくためには法定協議会というものを立ち上げまして、それは今現在やっている 交通事業者等も必ず入らなければならないというふうな縛りになっていますので、十分な議論を経て、 市長申し上げましたやって後戻りできるような仕組みでもございませんので、十分な下準備をしてこ のことに向かっていきたいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 先ほど市の補助金の中の1億という話をしました。県単での追加補助も当然 そこで約2,000万強出ているのですけれども、この補助金を有効に利用しなくてはいけないというの は、これは市長も同じお考えだというふうに思います。私も一方でこの路線バスを現在運行されてい る会社もあるわけですから、この会社のトップの方ともお話をさせてもらいました。現在のいわゆる 市民ニーズというのはどういうふうになっているかと。私の耳にも入ってくるそういう要求、お願い というのは、今申し上げたとおり、バスでは非常に使いにくい、行きにくい、こういう部分が多いの だけれども、現在運行されているあなた方の会社のほうではこういうお客様のニーズをどういうふう にとらえているのかということをお尋ねしたところ、やはり運行されているバス会社の方々も住民の お考え、いわゆるデマンドという考え方に対するのは十分ご理解をされているというふうに感じまし た。そういう中ですので、ぜひ早い法定協議会の立ち上げをしていただいて、この交通機関の方々も 入れて、ぜひ同じテーブルで、1度ならず2度、3度と、いわゆる戻ることのできない計画でしょう から、ぜひ早目の立ち上げをしてやっていただきたいというふうに思います。   市長にこのデマンドの件に関しては、もう導入するということをかたく心に決めていらっしゃる ようなので、私のほうの質問としては大変ありがたいのです。この1億の補助金、今までこういうふ うに出ていたわけですけれども、ばらばらで市町村で見ていたときは600万のところもあれば1,000万 台のところもあれば、さまざまありました。それが固まるとこういう金額になったと。この1億とい う補助金に対して、昨日、一昨日等の補助金の見直し等の話もありましたけれども、この金額とあわ せてどういうふうにお感じになるか、お聞かせ願えれば。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今瀬賀議員がおっしゃったように、各地域によってはばらばら、例えば旧山 北町であれば三千四、五百万を払っているわけでございます。一番問題なのは、冒頭に瀬賀議員がお っしゃったように、あれだけ銀バスの大きいのが走っていて、ほとんど乗客が乗っていない。そして、 乗客が乗っていない、乗車率が悪いと県の県単補助が切られるわけでございまして、しかしながら民 間の交通機関はまけてくれない。切られた分は各自治体で全部負担をしていかなければならないとい う結果が、こういうような1億3,000万という結果になっておりますので、非常に大きなお金である ということでありますし、またこのまま手をこまねいていたら、だんだん、だんだん市から拠出され る補助金が膨らんでいくと考えられますので、どうしてもこれは手をつけなければいけない事業であ ると、そのように考えております。非常に大きなお金であるということは自覚をいたしております。 ですから、先駆けてといいますか、ほかの施策よりも先にこういうようなあれを立ち上げていきたい なと、そういう意欲を持ってやっているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 今村上市内を走っている路線なのですけれども、調べたところ約20路線ござ います。その20路線に対して、全部村上市の補助も出ているわけではありません。県の県単補助を見 ますと、20路線のうち、県としては6路線にしか補助をつけていませんね。それから、市の路線の中 で見ますと……失礼。市としては合併になりましたので、全部の路線にもちろんつけています。先ほ どの旧市町村でいけば、村上市が約2,300万、今のは旧村上市ですね。旧荒川町が700万。旧神林が65 0万。旧朝日村が2,800万。旧山北町が3,500万。足し算すると若干端数が出るかもしれませんけれど も、おおむねこういう補助金をそれぞれの自治体で出していたということになります。それを合わせ ると約1億になったということであります。お金の使い道、非常に苦慮する中で、補助金もだんだん、 だんだん厳しくなる中で、今のコミュニティバスの導入、そして広くデマンド交通システムの構築と いうことも踏まえて、担当部署でぜひとも早い法定協の立ち上げをあわせてお願いをするということ を申し添えておきたいというふうに思います。   そして、先ほど新発田市の話も課長からありましたけれども、新発田市のコミュニティに関して は、いわゆる胎内とは若干違う、市内循環のバス路線の構築ということで、もう既になされています ね。私も路線バスのあれをいただきまして、時刻表の紙もいただきましたけれども、これは新発田市 の市内の循環ですから、私が今市長と討論しているのはこういうものではないのですね。あくまでも これだけ、県で一番広い面積を持っている村上市ですので、どうしても遠くから村上市のほうの病院 に来なくてはいけない、あるいは買い物に来たいと、そういうさまざまなニーズにこたえなくてはい けないという部分があろうと思いますので、市内循環を、ただ走ればいいというようなコミュニティ バスでは、決して私が今話しているのはありませんので、誤解のないようにお願いをしたいというふ うに思います。   また、昨今ここ2日続けて村上市圏域でも事故がありました。大変お気の毒なことだと思います が、ご高齢の方々の交通事故も昨今非常にふえております。このご高齢の方々の交通事故というのは さまざまな要因があるでしょうけれども、その中でもどうしてもご高齢になられても、運転免許証を どうしてもやっぱり警察に返納できない。なぜできないか。足がないからというのがやっぱり1つの 要因だと思いますね。こういう交通事故の軽減、特にご高齢の方々のこういう交通事故の軽減、特に 自分で運転して、被害者になる方もありますし、加害者になる方もありますから、この交通事故とい うことを非常に念頭に置くのであれば、早い時期でのデマンド交通システム、コミュニティバス、こ れの導入が私は望まれると思いますが、あわせて市長のほうのお話をもう一回お願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全く同感でありまして、そういう意味からも早速来年からこういう組織を立 ち上げるということで取りかかるということでございますので、ご理解をいただきたいと思っており ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 次に、もう一つの項目ですが、仮称の健康福祉利用券、これについてお聞き をいたします。私がおりました旧神林村では、残念ながら旧村上市さんがやっていたようなこういう 温泉施設を利用するような湯ったりチケットというようなものは残念ながらありませんでした。昔の 議会でも何回かこういう券を村でも発行したらどうだという話を当時の村長ともお互い議論したので すが、導入には残念ながら至らなかったのですが、先んじて旧村上市さんでこれをなさっているとい うことで、そして新市に合併されて、全市を対象にこの券が発行されると。大変いいことだと思いま す。私自身が今市長と話をさせていただこうと思っているのは、この券も踏まえてですが、いわゆる 短期的な湯ったりチケットというのももちろん大事でしょうし、この券を受け取られた方々にとって は大変ありがたい、有効なチケットだというふうに思います。   私は村上市民全体のことを考えた場合、この湯ったりチケットをもう少し広域的に広げて、この 券を財源確保をもちろんした上で、こういうものを広げられないかというのが私の提案であり、市長 との今回の議論なのですが、まず予算がないからということで、一番最初に切られてしまうと話が全 然進まないので、この予算は何とかまずしようというところから話を市長、始めたいのですが、さま ざま予算を組む中で、来年度の予算も各部署で組んでいらっしゃると思います。総務部長、財政課長 もいらっしゃいますので、その中でこの健康福祉利用券、仮称ですが、この券は私は導入をするとい うことになれば、1部署だけの予算内でやれるものでは当然私はないと思います。全市的に、各部署 関係部課を全部通じて、横断的にこの問題をとらえないと予算づけはならないというふうに思います。 例えば施設を管理する産業観光のほうになるのでしょうか。それから、福祉関係であれば福祉のほう の部課長になるのでしょうか。そして、最終的に財源を出すのは総務部財政課のほうになろうと思い ます。ここら辺の横断的な考え方がなければ、この健康福祉利用券というのは実現を見ないというふ うに思いますが、まずこの点については市長、いかがお考えでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 瀬賀議員がおっしゃっている健康福祉利用券というのは、これは無料券でご ざいますか。それちょっとお尋ねします。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 次に言おうと思ったところ、大変いい今ご質問ありました。ではお答えをい たしましょう。これは無料券でも全部が全部無料、さまざまな使い方、あるいは発行の仕方があろう と思うのですね、手法としては。原則的に私はこの一般質問の中で、家族みんなでという質問の仕方 をしております。つまり家族みんなでということになれば、1家族4人いたら、4人分全部無料かと いう意味合いで言っているのではありません。私の考え方は1世帯という考え方でいきたいというふ うに思います。世帯数でいけば、今村上市は2万3,000世帯ぐらいありますか。私もきょう来るとき に、村上市の最新の……やっぱり2万2,800世帯ありますね。この世帯数に対応できるようなものが 発行できないか。まずこれをベースに考えております。   市長からのご質問ですので、もう少しではそこをちょっとご説明いたしましょう。今回の湯った りチケットというのは、当然のように国保会計から出されるというふうに聞いておりますし、対象が 国保の方々でいらっしゃるわけですね。その国保の方々というのは、村上市市民の中で、社保の方も いらっしゃるわけですから、割合というのは国保の方と社保の方というのはどのくらいまずではいら っしゃいますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) 人数を申し上げたいと思いますが、現在国民健康保険の 方は1万9,441人、それから長寿医療制度被保険者の方が1万1,612人、社会保険等の方が3万8,970 人となっております。このたび20年度に私どもが対象としている湯ったりチケットの方は40歳以上の 方ということになっておりまして、今回は2万6,423人の方を対象にしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 市長、今の課長のお話のとおり、国保と社保ではこれだけの人数の差はもち ろんあるのですね。今回の湯ったりチケットの発行の基礎となったのは40歳以上。それで、長寿医療、 後期高齢者の方々も含めてでしょうけれども、40歳以上の方々を対象にされているということですね。 それで、現物をちょっと見せていただいたのですが、10枚つづりですか、これぐらいのチケットでし たね。大変使いやすく、ポケットにも財布にも入りやすいですから、いいチケットだなというふうに は思いました。このチケットを発行するということと、先ほど私が言ったということは少し若干違う のですね。   まず、全世帯を対象にしていただけないかということです。シミュレーションをしてみますと、 今の世帯数でいけば約2万2,000世帯、これに1人今回の湯ったりチケットが300円自己負担ですね、 たしか。各施設、何カ所か湯ったりチケット使える箇所が出ておりましたけれども、この湯ったりチ ケットの使える場所が7カ所ですね。公営の温泉もあれば、瀬波温泉のいわゆる私的な温泉ももちろ んありますし、そこを全部統一して、1回500円でお願いしているというふうにお聞きしております が、そうすると個人負担が差額が300円となると、その差額200円というのが、これは市のほうのいわ ゆるさっき言った国保会計から出ていく部分なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) これは割り引きをしたところで、500円で入れてくださ るところはということで交渉した結果、この7つのところが入りました。ただし、勝木のゆり花温泉 のほうは350円で入れてくださるということですので、市のほうは200円負担しまして、ご本人からは ゆり花温泉だけは150円ちょうだいすることになります。ほかは300円いただきますということです。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 今の話の中で、確かにゆり花だけはお安くなっていますね。500円と仮にし た場合、数字的なものをちょっとお話をさせてもらいますけれども、500円とした場合、200円の負担 が市のほうで出るわけですから、国保会計からそれを出すということになります。国保の会計に毎年 度予算を組むのですけれども、当然この予算書の中にも出ておりますが、一般会計からの当然繰り入 れもあるわけです。先ほどの数字をご披露いただきましたけれども、国保会計の方々と社保の方々と いうのは、人数的にも社会保険40歳以上加入されている方というのは、1万8,000人いらっしゃるの ですね。こういう方々のお金というのは、一般会計からの繰り入れという、非常に公的な資金導入の 中で、国保という非常にくくった枠の中で、こういう福祉の問題を考えていいものかどうか。ここら 辺、一般会計の繰り入れとの考え方とあわせて市長、いかがお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 瀬賀議員おっしゃっているのは、いわゆる国保を使っている方、社保を使っ ている方いるわけなので、社保を使っている方には一般会計から繰り入れる国保と違い何の恩典もな いというようなことで、社保を使っている方と国保を使っている方に差別があるのではないかと。極 端に言えばそういうことだと思いますが、それがいいことかどうかといいますと、公平の面からいく とやはりいいことではないなと考えざるを得ないわけでございます。国保会計、今一般会計から繰り 入れしていますけれども、本来の国保会計といいますのは、医療費に対しての保険料を支払って、そ れで本当はチャラにするのが本来の国保会計であるわけでございますが、そうもいかず繰り入れてい るわけでございますので、そういう意味からいくと社保と国保の加入者によって違うのはおかしいの ではないかというような、瀬賀さんはそういうようなことをおっしゃっているのではないかなと、そ のように感じておりますが、そう言われてみればそうかなという点もあります。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) それは伏線的な話なのですよ。おかしいなというのは世の中にいっぱいある わけなので、それは伏線的な話で、今一般会計に繰り入れているお金があるということは市長ももち ろんご存じですし、これはもう当初予算の中にも入っているわけです。一般会計から国保に繰り入れ るお金というのは、もちろん国県から入ってくる歳入の部分でもありますよ。これを一概に細かくは、 お金ですから色ついているわけではないので、交付税の中にこれはこれ、これはこれというふうには 当然わかりませんので、恐らく総務部長、財政課長のお2人だったらおわかりかもしれませんけれど も、ぼくら素人にはわかりません。そういうことになりますと、入ってくるお金のことは別として、 出るお金のことを考えた場合、今年度、平成20年度の一般会計から国保にいわゆる繰り出している、 国保から見れば繰り入れ、これが約4億6,000万近くあるわけですね。こういうお金がもちろん有効 に使われていますから、これはこれでいいのですよ。その中で、一般会計というとらえ方をした場合、 今約6万8,000人、約7万弱の市民がいるわけなので、ここら辺の税との整合性を先ほど市長に問う たわけです。市長も確かにそこら辺はという言葉も濁されました。   話を少し巻き戻ししますと、シミュレーションの話に戻します。1家族、1世帯という考え方に しましょうか。1世帯1カ月4回、これは例えばパス券がいいのか、チケット制がいいのか、これは 別ですよ。そんな細かいところまで議論する今段階ではありませんので、1世帯1カ月4回とします。 4回というのは、1世帯1人と考えましょう。4回として、1年で48回になりますね。これを掛け算 していって、先ほど500円のうち200円が市の会計から出るというふうにしましょう。300円は今まで の湯ったりチケットと同じように個人が負担するということにして、この200円掛ける48回掛ける2 万2,000世帯、これを掛け算してみましょう。恐らくざっと見積もっただけでも、その方々が全部月 4回行くとは限りません。では、大体50%の方が行くのかな、あるいは60%の方が行くのかなという 割り算でいったとすると、大体六、七千万からそれぐらいの数字でいくのではないかなと私は思いま す。そうすると、先ほど言ったように、1つの福祉だったら福祉の部、課だけで組む予算としては、 非常にこれがお金としては重荷になるわけです。恐らく福祉部長のほうでこの予算を総務のほうに上 げても、何だこれはということではねられてしまうでしょう。ですから、こういう話は必ず全市的に、 全部横断的に考えていかないと、施設を管理する部があります。それから、住民を対象としている市 民のほうの市民の課もあります。それから、福祉の課もあります。こういうところを全部横断的に考 えていって、市としての取り組みをしていかなければいけないのではないかなということで、さっき の話に戻ったわけですが、市長いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これはちょっと課長でないとわかりませんけれども、恐らく今出している健 康福祉券ですか、温泉入浴助成事業、これ何かの補助金が入っているのでは……、単独ですか。ちょ っとその点。 〇議長(佐藤宮吉君) 保健医療課長。 〇福祉保健部保健医療課長(遠山たつ君) これについては、特に補助金というものは入っておりま せんが、市町村がよく保健事業を一生懸命やっていますということになりますと、ポイントが調整交 付金という国、県の補助金がありまして、その調整交付金を幾ら市町村に出すかというのはポイント 制で、この事業をやっている場合は何ポイントつけますみたいなのがあるのですよ。それで、国保の ほうで、うちでは温泉を活用したこういうことをやっていますということで、少しポイントを上げて いただいています。それで、少し調整交付金をよそよりちょっと余計、その分入れてもらっていると いうような〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕状況があります。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今のいわゆる温泉入浴券はそういうことだそうでございますが、今発行して いる入浴券もかなり各地域にはあります。例えば山北地域で発行しているのは、10枚買うと11枚か12 枚ついてくる券であると思いますし、また高齢者に対しては段階的にサービスしている券を発行して いると思っておりますし、朝日にある温泉も家族で買えば幾ら割り引きとか、あるいはやはり10枚つ づりで買えば11枚ついてくるとか、まちまちでありますので、やはりこれは何らかの形で瀬賀さんが おっしゃるようなことが全部できるかできないは別といたしまして、今後検討していく必要が私はあ ると。かなりの温泉がありますので、それらを含めてどういうような利用体系を持っていったほうが 一番ベターなのかというようなことで、また若い人も、年配の方々も同じサービス券でいいのかとい うようなことも、1世帯幾らということになれば、だれが使ってもいいということでございますので、 それらも含めまして、ただ6,000万、7,000万と一口でおっしゃいますけれども、それは各別々な部局 から別な項目でというお話でありますけれども、出どころは一緒でございますので、その点も含めて 考えていかなければならないのではないかなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) 新市に合併してまだなかなか我々議員もそれぞれの細かい地域まで、あるい は足を踏み入れて住民の方々と、また親しく話をする機会というのはまだなかなかない状態です。議 会でもさまざまなところに出向いてという今議論なされておりますので、これは実現に向かうでしょ う。この住民の方々なのですけれども、住民の方々が実際例えば神林、荒川地区の皆さん方が、過去 には朝日あるいは山北のほうの温泉のほうに行かれているかもしれません。これがいわゆる新しく新 市になって、頻繁にいわゆる行き来ができる。そうすると、その地域のこともだんだん、だんだん知 ってくるわけですね。人情もわかれば土地柄もわかってくる。それが1つの合併の効果だと思うので すよ。これは、健康ということももちろん大きな意味合いがあるのですが、いわゆるおふろに入って 裸と裸のおつき合いをするというところに、この合併した意義と、この入浴券とを合致させる大きな メリットがあるのではないかと。なおかつ朝日と山北のこの施設の利用促進を兼ねられれば、これほ どいいことはないと。   いわゆる税金の使い方というのは、先ほどの1項目めに申し上げましたけれども、補助金対象う んぬんということと同時に、使うべきところには使っていかなくてはいけないと。それが住民のため ということを原点に置いたとしたら、住民の融和というのも、これ市長大事なことなのですね。これ は市長、たしか施政方針の中で、これだけの広い面積を何とかしなくてはいけないと。そういう意味 合いで副市長さんもご選任されて、さまざまな今業務に携わっていらっしゃるわけです。こういうこ とも踏まえて、私は住民の融和ということを、裸と裸のおつきあいということを踏まえて、ぜひ家族 でこれが利用できれば、ああ、きょうは朝日のほうのまほろばに行ってきたと。あるいはきょうは山 北のほうのゆり花に行ってきたと。あそこの場所はいいね、今度は食事でも行ってみようかというよ うな話になれば、さまざまな意味で地域の活性化にもなるわけですから。私はこの予算づけというの は市長、難しいことではないと思うのですよ。お金がないと言ったらそれでもう一発でおしまいなの で、つけ方だと思います。先ほど言ったように、1つの部署だけでは絶対6,000万、7,000万あるいは 1億近い金というのは、当然これはつけられませんから。もっと横断的な広い考え方で、これはもう 総務部長が音頭をとるなりして、市長と二人三脚でこういうような取り組みもされれば、私は住民の 方というのは非常に合併してよかったということをお感じになるのではないかなと思うのですが、最 後に市長どうぞ。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この問題に関しまして、いろいろのご意見をいただきまして、非常に理詰め で迫ってまいりますので、いいことは間違いないと考えております。いいことをどうやって具現化し、 〔質問時間終了のブザーあり〕実現化していくかということをこれから私どもは考えていく必要があ ると、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 瀬賀秀雄君。 〇24番(瀬賀秀雄君) ぜひ来年度に反映するようにひとつお願いをしたいと思います。   以上で終わります。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで瀬賀秀雄君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時36分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、4番、板垣栄一君の一般質問を許します。   板垣栄一君。           〔4番 板垣栄一君登壇〕 〇4番(板垣栄一君) それでは、議長よりお許しが出ましたので、通告に従いまして、地産地消と 地域アピールについて質問をいたします。   我が村上市には全国に誇れる岩船米と良質な林産材、お茶、村上牛、そして県内屈指の漁獲高を 誇る漁港がございます。まさに全国にも類を見ない自然の恵みの宝庫とも言える豊かな地域でありま す。しかしながら、景気の悪化や生産の過剰基調、加えて国際経済の荒波にもその身をさらさざるを 得ない、大変厳しい状況にあります。地域の農林水、そして観光も例外ではなく、それぞれが全国で 繰り広げられている生き残り作戦に勝ち残るべく経営を展開していることは、多くの知るところでご ざいます。   私はこの豊かな地域を対外的にアピールしていくためには、食と観光は切っても切れない関係に あると思っておりますし、まずもって地域の現状をつぶさに把握し、地元資源のすばらしさを私ども 地元の人間が十分に理解し、地産地消の度合いを高めることが対外的に地域をアピールする上で一番 の原動力になるものと思っております。   そこで、質問いたしますが、1つ目、昨年の農業、これは畜産を含みますが、そして林業、漁業 の総生産額は幾らでしょうか。   2つ目、1のうち、地元消費額あるいは消費率は幾らと想定されているのでしょうか。   3番目、市内の観光関係の総売り上げは年間幾らぐらいになるのでしょうか。   4番目、地域内林産材を使用した住宅等の建設には優遇策がとられておりますが、そういった林 産材を使用した家具、調度品についてはいかがでしょうか。   5番目、朝日地区みどりの里の直売所、神林地区穂波の里の直売所は道の駅と隣接しており、こ の地を訪れる交通の窓口に当たります。販売品の中には、ドライバーや観光で立ち寄った方に評判の、 すぐ食べられる加工品も数多くあります。しかし、残念ながら食べるところがございません。道の駅 の駅舎はあるものの、離れているせいか利用度が大変低いと聞いております。直売所の軒先あるいは 風除室等を利用しながら、休憩所を設置したほうが地域のおもてなしにもつながるものではないのか と考えておりますが、いかがでしょうか。   6番目、本市には地産地消推進協議会なるものが設置されたのでしょうか。   以上、質問いたします。これは昨日の小杉議員の質問とも若干重複する部分が多々あろうかと思 いますが、確認の意味も含めて質問させていただきます。   明快なご答弁を期待して、一たん降壇いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、板垣議員のご質問について順次お答えをいたします。   地産地消と地域アピールについての1点目、昨年の農業、畜産を含みますが、林業、漁業の総生 産額は幾らかとのお尋ねでございますが、市町村別の農業算出額については、平成18年最新の新潟県 農林水産統計年報によるわけでございますが、合併前の5市町村の合計で、205億8,000万円となって おります。また、林業では素材生産で8億6,500万円、さらに漁業生産額では19億4,000万円となって おります。   次に2点目、1点目の総生産額のうち、地元消費額あるいは率は幾らと想定されるかとのお尋ね についてでございますが、具体的な地産地消の観点からの数値は把握できておりませんが、本市は農 家人口も多く、地元産農産物を取り扱う直売所も20カ所以上もあり、多くの利用者でにぎわっている 状況であります。また、農林水産省が公表した都道府県別食料自給率を見ましても、平成18年度のカ ロリーベースの自給率は全国平均39%に対し、新潟県の自給率は99%と全国的にも高い水準にあり、 本市の食料自給率はさらに高い水準にあると推測されます。   次に3点目、市内の観光関係の総売り上げは幾らかとのお尋ねについてでございますが、市全体 の観光関係の売り上げについては把握しておりませんので、新潟県が算出した平成16年11月発行の県 内観光地の経済波及効果に関する調査をもとに算出しますと、県内外の宿泊客及び日帰り客すべてを 含めた新潟県全体の総額が4,040億円で、平成19年度の観光入り込み客数が6,613万3,000人で、村上 市の観光入り込み客数240万3,000人をもとに積算しますと、約141億8,000万円となるかと思います。 ただし、これは宿泊客と日帰り客の分だけでございますので、ご理解をいただきたいと思っておりま す。   次に4点目、地域内林産材を使用した住宅等の建設には優遇策がとられているが、家具、調度品 についてはどうかとのお尋ねについてでございますが、現在のところ村上市産材利用住宅等建築奨励 事業として、市産材杉、ヒノキを使用して建築された建物に対して、1棟当たり最高20万円の補助を 実施しております。これは市産材の需要拡大により、地域林業の振興を図ることを目的として実施し ているものであります。補助の対象は大きな需要が見込まれる建築物にかかる市産材使用のみとして おりまして、家具、調度品については、市産杉、ヒノキ使用に関して大きな需要が期待できないこと や、嗜好品的な性格もあることから、補助対象としては考えておりませんので、ご理解をいただきた いと思います。   次に5点目、朝日地区の朝日みどりの里、神林地区の穂波の里の直売所に休憩所を設置したほう がおもてなしにつながるのではないかとのお尋ねについてでございますが、両直売所とも利用者が多 く、特に休日には市内外から大勢の方々にご利用いただいております。穂波の里には軒先にベンチ等 を設置しておりますが、休憩所の設置については、両直売所ともに道の駅が隣接されていることや、 利用者の人数を調査し、施設の有効利用は売り上げの向上につながる方策としても十分今後検討をす る余地があると考えております。   次に6点目、本市に地産地消協議会は設置したかとのお尋ねについてでございますが、地産地消 協議会については、市町村における地産地消を推進する実施母体として設置し、地域の特色ある地産 地消活動の実践をすることが主な目的となります。新潟県が作成した新潟21地産地消運動マスタープ ランにより、市町村が設置することとしておりますので、本市においても関係部署で調整を図り、平 成21年度初旬の設置を検討をいたしておるところでございます。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) ご答弁ありがとうございました。   それぞれに答弁をいただいたわけでありますが、これは市長も施政方針の中でいろいろと地域産 品の振興、販売に力を入れていきたいというふうなことに触れてお聞きしておりますので、十分その 市長の意向とも合うような方向なのかなと私自身は思っております。   それではお聞きしますが、今ほどご答弁いただきました農林漁業の総生産額は幾らかというとこ ろでありますが、農業生産額につきましては、平成18年の農林統計から割り出した数字ということで ありますが、林業、漁業についてはいつの資料をご使用になられましたか、お伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 林業、水産業につきましても、18年度の農林水産年報を使用してお ります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) 大変地元の数値を調べる上でも、今お聞きしたように非常に古い数字が間々 出てまいります。ただ、数字的には19年度の部分がまだまとまっていないというような事情もあろう かと思いますが、常に現在我が市が、この地区がどういった状況で各産業の売り上げが推移している のか、そういったことをちゃんと把握しておく必要があるように思うわけでありますが、その把握す るための手法としては、どのような対策をとっておられるのかお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) お答えしますが、国の統計事務所では19年度から各市町 村別の統計資料は公表しないというとらえ方になりました。それで、18年度の公表されている数字を このたび使わせていただいたわけでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) そうしますと、だんだん、だんだんその地元の数値がつかみにくくなってく るということになってまいります。これはとりもなおさず市長が常日ごろ言っておられます地域振興、 第1次産業の振興がどのように推移しているのか、把握できないような状況が出てくるような気がい たします。それについて市としては、センサスの話ではございません。市としてはどのような対応を とっていかれるのか、お聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 国県がそういうような状況であるとするならば、市として独自で把握する必 要があると考えておりますので、当然のことながら各団体と協議いたしまして、市独自である程度の 数値は把握しておくべきであると考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) そのようによろしくお願いをいたします。   次に、それらの地元消費額あるいは消費率は幾らかと質問をいたしましたところ、県では99%、 多分本市においてはもっと高いのではないのかと、そういうご答弁だったように思いますが、先ほど の1番の質問の数字からいたしましても、非常に高額な生産額となっております。これは当然、もし この地で消費するとすれば何百%にもなる数値になるわけでありますが、国全体では現在のところ20 06年の農水省の資料でありますが、米が94%、小麦が13%、肉が55%、野菜が79%、果物は39%、魚 介類が52%、砂糖は32%。大豆におきましてはたったの5%。そういったことの数字が示されており ます。これを全体的に、では何%になるのかという話になりますと、皆さんご案内のとおり40%を切 って、現在は39%に落ち込んでいる。そんな状況の中で、これは単純に考えると、万が一有事の場合 は10人に6人は飢餓に飢えて食料の確保ができないというような状況になる。そういったことを暗に 示しているものなのかなというふうに考えております。   本市においては、先ほどのご答弁にもありましたとおり、非常にすばらしい食材の宝庫でもある わけでありますので、ぜひとも地産地消の啓蒙啓発をしていただきながら、地元の食料資源を地元で 十分に利用して、理解を進めていかなければならないものと私は考えております。そしてまた観光に ついてでありますが、これはご存じのとおり観光と食というのは切っても切れないものであります。 いわゆる観光というのは観光事業で、1つの事業ではございますが、地元のよりすぐれた産品を紹介 しながら、地元のよさを知っていただく。そのためにも観光にはどんどん食材を提供しながら、観光 事業にも食材を提供しながら、地元をアピールしていく方法を考えていかなければならないのかな、 そんなふうに思っております。   私はこの観光について、1つお伺いしたいことがあるわけでありますが、各地区に観光協会なる ものがありますが、荒川と神林にはないのですかね。その一本化について、前にどなたか質問したよ うな気がするわけでありますが、将来的な一本化になる見通しについてはどのようにとらえておられ るのかお聞きします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 観光協会の一本化については、今それぞれの協会で協議をいたしておりまし て、早急に一本化に向けて努力をしていきたいと、そういうようなことで今動いていると思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) それはいつごろの時期を目途として動いていらっしゃるのか、おわかりでし たらお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今年新市になりまして、3つの観光協会、会長さんあるいは事務局 長集まりまして、うちの副市長主体で懇談会を持ちました。各単協のほうへ帰りまして、22年の4月 あたりに何とかならないのかなというようなことで、21年度中には方向づけを見出すというようなこ とで、3つの協会では意見を一致を見たところでございます。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) いわゆる一本化をされた地域を対外的に売り出していく、その施策の中には やっぱりその観光協会も統一された方針の中で取り組みをしていかなければならないものと思ってお ります。この地域一体となった取り組みがいかに必要かということについて、もう一回確認のために 市長にお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この観光について、地域一体となった取り組みをすることによって、非常に 幅広い観光が可能になるということでございます。板垣議員おっしゃるように、きれいな水があって、 そして水からおいしい米ができる。そして、林業、森林を大事にすることによって、奥地に大きな森 ができる。そして、森から川を伝って非常に優良なミネラルが海に流れ、それをえさにしている魚介 類、海藻類は非常においしい地域であるわけでございまして、まずそれらを最大限にやっぱり利用を していくべきであろうと思っておりますし、毎回申し上げているように、今ある観光の拠点あるいは 歴史、文化の拠点はそれぞれの地域で点として存在しているわけでございまして、点を線、線を面に 広げていかなければ、地域の活性化あるいは地域の経済力は生まれてこないわけでございますので、 それらを一体的に網羅していくことによって観光産業が伸びていくわけでございますので、そういう ことをするにはやはり観光協会の一体化、一本化がぜひとも必要であると考えておりまして、観光協 会にもその旨お願いをしているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) それであれば、観光協会の一本化がぜひとも必要だというご答弁でありまし たが、それ以外の、市としてどういった方策を考えられているのかお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、漁業協同組合は一本化されました。柏崎からこっちですね。新潟漁業 協同組合として発足いたしましたし、また森林組合におきましても、今合併を22年の4月に……今3 つあるわけでございますけれども、関川村を抜けまして、岩船森林組合と山北森林組合が、2つが合 併するということでございますし、農業協同組合につきましても、今2つございますが、私どもも指 導をいたしまして、あるいは協力お願いをいたしまして、早い時期に合併をしていただきたい旨は申 し伝えてございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) 今ほど市長が言われたことは全くそのとおりでありますけれども、そういっ たことではなくて、農業と林業と海と、そして観光と一緒になった方向性を見出して地域をアピール していくためには、どのようなことを考えておられるのかと、そういうことであります。1つの産業 ごとの話ではございませんので、よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、農業、林業、漁業、そして観光あるいは地域も含めた一 体的な取り組みをしていく必要があります。そして、一体感がそこから生まれることによって、地域 の観光が非常に発展していくと考えますので、それぞれの団体との協議会等を設置しながらあるいは 話し合いを進めながら、一体となってやっていくのだよというようなことをやはりこれからは指導し ていくべきだろうと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) 一体的な活動をしていくためには、協議会の設置も必要であるというふうな お話でございましたが、いわゆる関係機関だけの協議会ではなかなか現場に即した活動ができないの ではないのかなと、そんな懸念もいたしております。つきましては、各産業ごとに現場の委員、その 産業に携わっている委員を立てまして、地域アピールプロジェクトチーム、例えばの話でありますが、 仮称であります。このプロジェクトチームの立ち上げがぜひとも必要だと私は感じておるわけであり ますが、これについては市長はどう思われますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大変いい発想であると思いますので、これらについて十分にこれから検討し ていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) それと、次は地域内林産材の地産地消と申しますか、そういったことについ てちょっと伺いたいのですが、確かに20%の1戸建ての住宅の場合ですが、恩典があるわけでありま すが、家具、調度品については嗜好性もあるという、全くそのとおりだと思うわけでありますが、い わゆる私がちょっと考えてみますと、瀬波温泉よく行きますと、当然そのロビーにはソファー等もあ りますし、客室に入るとテーブルがあるわけであります。要は地元の方でも地区外の方でも温泉に訪 れたり、あるいは市内の御飯を食べるところにいらっしゃっても、トータル的に食材は地域の農産物 を安心、安全のもとで提供していきますし、またそこで座って憩うあるいはそこで食事をされるテー ブル、いす等についても、ぜひとも地域内の林産材を使えないものかと、そんな思いがございます。 そしてまた、そこで出てきたお茶は村上茶であってみたり、器は堆朱であってみたり、そういうトー タルデザインが必要なのかなと、そんなふうに考えるわけでありますが、市長はいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 林産材を使った、地元産材を使ったいわゆる家具、調度品でございますが、 県庁に行きますと、林政課に行くと全部杉で腰板をつくってありますし、また学校、公共施設等にも 建築の際には地元の産材を使うというようなことを心がけていますが、いわゆるテーブルとかその他 については、まず製造をしている業者が非常に少ないわけでございますので、それらについてこれか ら考えていかなければならないなと思っております。   おっしゃるとおり、例えば瀬波温泉に宿泊して、あそこに、お部屋に地元産材のテーブル等が置 いてあれば本当にいいなと思いますので、それらについても例えば今スギトピア岩船がありますが、 そういうところでそういう生産が可能にならないのかとか、今朝日村も調度品を生産しているところ がありますので、そういうところでならないのかというようなことで、積極的にやはりそういうよう なものを取り入れながら、多分可能だと思いますけれども、そういうようなことで採算ベースがどう なるかは別といたしまして、そういうようなことでお願いをしていかなければならないなと、そのよ うに考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) よろしくお願いをしたいと思います。   次に、直売所の休憩所の話でございますが、前向きな答弁をいただきました。実は先般11月の20 日の日ですか、市民経済常任委員会の閉会中の審査の中で、この両直売所を調査に行ってまいりまし た。その中では、展示されている、販売されている品物を見てみますと、最初から市長が申し上げて おります1つの食材としての材料だけではなくて、すぐ食べられる、非常に工夫された食べ物も、加 工品もかなり多く販売をされております。   そこで、おのおのの直売所の関係者にお聞きしたところ、どうなのだろう、せっかく来ていただ いたのに、ここでちょっと食べていただくとか、休んでいただくとか、そんなところがあってもいい のではないのかというふうなお話をしましたところ、ぜひとも欲しいのだというようなお話でござい ました。朝日の直売所につきましては、これはこれでまた組合長さんも地区の支所の産業課長さんと そういったお話をしているようでございますし、穂波の里の直売所の会長さんにお聞きしましても、 役員会では常々そういう話をしているのだということでございました。また、穂波の里の会長さんに つきましては、どうですか、そういったことは必要にはならないのですかというようにお聞きしまし たところ、ぜひとも欲しいと。これは委員会の皆様がいらっしゃる中で即答をされております。これ は私ども地元の人間が、通りすがりの方や、あるいはこの地を訪れるために立ち寄った方々に対する おもてなしの心、当然そういったふうになるわけでありまして、それぱかりではなくて、通りすがり の方がちょっと休憩したい。長旅で来られた方もいらっしゃるわけでありますから、そんな場をそこ でつくられた加工品を食べながらちょっと休憩をしていく。これは当たり前の話でありまして、全国 あちこちに直売所があるわけでありますが、特に道の駅に併設された直売所の中には、こういった形 での休憩所を設けてあるところは数多くあるわけであります。その辺の他地区の状況についてはどの ように調査されておるのかお聞かせください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 道の駅にありますいわゆる直売所でございますが、お説のとおり神林も朝日 も非常に繁盛していると聞いております。朝日の直売所につきましては、副市長がおりますので、ど ういう施設があって、どういうことで利用しているか説明をいたさせますし、神林につきましては、 ベンチが置いてあるということでございますが、隣にやはり神林につきましても食堂、レストランが あるわけでございますので、それとの兼ね合いもあろうかと思いますが、ただ今板垣議員がおっしゃ っているのは、そこでものを買って、少し一服をして休んでいくところが欲しいというようなことで はなかろうかなと思っておりますので、当然ベンチ等においても杉材あるいはヒノキ材を使ったよう な、地場産材を使ったような形でのちょっとした休憩所、食堂、レストランに影響しないような感じ でやっぱり置けば、非常にいいなという感じは持っておりますので、関係者と協議をさせていただき まして、対応させていただきたいと思っております。   朝日のみどりの里につきましては、副市長から答弁をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまの板垣議員のご指摘でございます。今の朝日の直売所につき ましては、あそこにカヤぶきの民家がございました。それを直売所には国道に面したやっぱり見通し のいいところが適地だというふうなことで、議会の皆さんのご協力を得て、またぎの家を移動してあ そこに設置をしたところであります。また、その設計についても、その組合の方々と協議をしながら、 あの規模でいいというふうなことで設置をさせていただきました。ただ、トイレがその中にないとい うふうなことで、ちょうどそのわきのほうにトイレも村で設置をして、すぐその購入者が利用できる ような、そういうことで利便性を考えながら、トイレもまたつけ足して設置をしたところであります。   また、今回の休憩所につきましては、非常に手狭でありますし、駐車場のスペースもやっぱり考 えなければいけないなと思っております。そんな中で、夏場でしたらテントを張りながら、そこでい すを出して休んでいただく、そんな配慮も必要かなと思っておりますし、またあの裏に共同歴史玩具 館がございます。その中の休憩所みたいな、コーヒーショップみたいなのもあったのですけれども、 その中を少しやっぱり休憩所として利用できないか、そんなことを今後検討をさせていただきたいと 思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) それでは、せっかくでありますので、副市長にお伺いいたしますが、副市長 は農業の関係についても随分知識が豊富だということでございます。お隣の山形県飯豊町にめざみの 里が、道の駅がございます。あそこには固定式のと申しますか、テントがございますよね、休んだり できる。あるいは季節になれば地元のおいしいものをそこで販売している、そういったところであり ますが、どうしても1戸建ての休憩所とか、あるいは逆に朝晩で建てたり撤去したりするテントばか りではなくて、ああいった形でのテントの工夫も必要なのかなというふうに私は思いますが、副市長 はどのように考えますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまの質問でございますけれども、めざみの里、私も何回か、そ こを山形に行くときに通らせていただいて、規模も大変大きくて、山形のほとんどの産物がそこで展 示、また販売されているということで、かなりの規模で、利用者もかなりあるということを実感をし ております。   移動式のテント、設置はどうかなということで、以前から私も提案はしているのですけれども、 ではだれがそれを買って設置して、だれが管理をするか。その辺がまだ煮詰まっていないような段階 であります。また、駐車場のスペースがやっぱり近いところにとめて、すぐ買えるというふうなこと、 その辺のやっぱりスペース的なものもありますので、それがどういう形で、どういう規模でやるかと いうのは本当にこれからまた検討をしなければいけないかなと思っております。冬場ではまたどうす るのかという問題もございますし、本当にこれからまた年間を通じて冬場の食材の確保というのも今 後非常に問題になってくる、そんなことを農家の皆さんと協議をしながら、よりよい農産物の地産地 消ができるような施設にしていきたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) そういったことで、細かいことにつきましてはいろいろとこれから検討をし なければならないこともあるわけでありますが、前向きに検討するというようなことだというふうに 私は解釈いたしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。   それでは、先ほど質問した6番目の地産地消推進協議会の設置のことについてでありますが、こ のことにつきましては、先ほど答弁の中でもつくらなければならないのだというようなお話があった わけでありますが、これは岩船農業振興協議会の活性化部会の中で議論されてきたお話だと思います が、最近はいつこの活性化部会が開かれたのか、教えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) ちょっと日にちは忘れたのですが、夏、9月ころ開いて おります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) つい最近です。10月の30日に開かれております。ここにはどなたが出席され たのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) すみません。ちょっと出席したことまでここで把握して おりませんけれども。すみません。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣栄一君。 〇4番(板垣栄一君) 実は地産地消だとか、あるいは地域の食材を対外的にアピールしていくとい う、そういった戦略を立てる中には、どうしても内部で議論しなければならないことがたくさんあり ますし、加えて県、国から要請のあった、おりてきた協議会等の立ち上げについては前向きに検討し て、その中でより地域がよくなるようなことを一生懸命協議していただく。それをしなければ、幾ら 格好いい目標を掲げても、実現化するには非常に大変なのかな、そんなふうに思っております。お隣 の関川村については、今年度中に立ち上げたいと。確認をいたしましたらそのようなお話でございま したが、本市については21年度ということでございましたが、予算の関係もあろうかと思います。3 月につくったから早いとか、4月につくったから遅いとか、そういう話ではございませんけれども、 どうか前向きに検討していただきまして、内容の濃い協議会として地域の産業の振興に取り組んでい ただければありがたいかなと、そんなふうに思っております。最後に、それ1点を要望いたしまして、 私の一般質問を終わります。   ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで板垣栄一君の一般質問を終わります。   1時55分まで休憩します。           午後 1時38分  休 憩                                                        午後 1時55分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、12番、川崎健二君の一般質問を許します。   川崎健二君。           〔12番 川崎健二君登壇〕 〇12番(川崎健二君) きょうは私の身内の人、ありがとうございます。議長の許可を得ましたので、 私は次の2点について市長にお尋ねいたします。   まず、その1点。女性を市政に参画させよ。私はことしの選挙公報でも、女性の社会進出、つま り市の関係する各種会議などの委員に、1人でも多くの女性を参画させると訴えた経過があります。 男女同権が叫ばれる昨今でありますが、村上市における各種委員、さらには村上市内にある各種団体 等で、女性委員が占める割合は極めて少ないのが現状であり、憂慮すべき問題であります。このこと はひとえに村上市に限ったことでなく、一般的に男尊女卑の風潮が強い日本社会の戒めだと思います。 最近市内における教養講座をはじめ、文化講演会などの各種集会に出席するのは、女性が主流と申し ても決して過言ではありません。好奇心、向学心、そして体力維持の運動など、女性パワーを感じま す。現在市議会議員の女性しかりでありますが、女性議員の占める割合もごらんのとおりわずかでご ざいます。私が申し上げるまでもなく、村上市内にはすばらしい能力を有する女性の方々がたくさん おります。この方々を適材適所に登用し、活躍していただくことは極めて重要なことだと思います。 あわせて市長をはじめ私たち議員は女性の地位向上、政治意識の涵養に意をそそぐことに協力し、女 性の市政参加を求めなければなりません。   そこで、市長に申し上げますが、平成21年度、つまり新年度からは女性を市の各種委員や相談員 に1人でも多く参画させることを提言します。どの職場も、どの団体も女性が活躍するところは活気 があり、輝いております。市が関係する各種委員会における女性の果たす役割はますます重要となっ てきます。また、この際お願いいたしますが、女性の皆さんも遠慮することなく自信を持ち、市政に 貢献する勇気を持って行動していただきたいものであります。女性の元気は新生村上市の活性化を図 るための1つの方策だと思います。   次に2点目、高齢者の各種施設利用について。高齢者の生きがいや健康増進のため、65歳以上の 人が施設を利用する際には無料にしたらどうかということで、ひとまず降壇して、引き続き再質問を いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、川崎議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、女性を市政に参加させよについて市の各種委員、各種団体等に女性の占める割 合をふやしたらどうかにお答えをいたします。我が国においても男女共同参画社会の実現を目指し、 平成11年に男女共同参画基本法を制定し、あらゆる分野での施策を進めているところであります。本 市においては旧村上市において、平成7年に村上市女性プランを策定、そして平成19年3月に村上市 男女共同参画プランを策定して、ともに個性と能力を発揮できる新しい村上市を目指してをキャッチ フレーズとして実践し、始めたところでした。さきの鈴木議員にもお答えいたしましたように、この 計画を基本に本市の計画をまとめ、男女共同参画を進めていきたいと思っております。   ご質問の各種委員、各種団体等での女性の占める割合ですが、本市の主な委員会、審議会での構 成はこの12月1日現在で22.7%の参画となっております。構成比率の設定は難しい面もありますが、 参画を促す仕組みとともに、女性みずからの参画意欲も望まれるところでもございます。今後とも個 性と能力を発揮できる社会づくりを進め、結果として女性の占める割合をふやしていかなければと思 っております。   次に2項目め、高齢者の各種施設利用について。65歳以上の高齢者が施設を利用する際には、無 料にしてはどうかとのお尋ねについてでございますが、現在市が管理する施設については、施設管理 に要する年間経費等もございますので、利用者に適正な負担をお願いすることとしておりますが、こ れは十分に検討する余地もございます。65歳以上全部の方々にということなのか、それともある団体 等を名指して経費負担をお願いしているのかということもございますが、それらについても詳しくご 質問内容をお聞かせいただければありがたいと思っております。いろいろ優遇措置もとっております ので、それらに対応できるところから対応してまいりたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 6月定例会、9月定例会と今回の12月定例会と3回やりましたが、各支所長 には余り質問がなく、一日じゅう座っているのも大変なことだと思います。   そこで、各支所長にお尋ねいたします。今現在各支所で、課長クラスの中で女性は何人おられま すか。山北支所長より順次お願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所長。 〇山北支所長(佐藤壮一君) 山北支所の女性の課長ですね。おりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(板垣一弘君) 朝日支所にも女性の課長はおりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(平野俊之君) 荒川支所にも女性の課長はおりません。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 神林支所長。 〇神林支所長(田村 豊君) 神林支所におきましても課長はおりませんけれども、課長級の女性職 員は1人おります。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 村上のほうは。ちょっとお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務課長。 〇総務部総務課長(斎藤甲三君) 村上のほうという形でちょっとお尋ねでございましたが、市全体 といたしまして、部長級、課長級の管理職が、女性の方は今支所の分も含めまして8名でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   各支所管轄では、俗に言う区長様、区長がおられますが、ちなみに女性で区長をやっているとこ ろはございますか。多分ないと思うのですけれども。ないですか。   そこで、続いて市長にお尋ねいたします。団塊の世代で、来春にはそちらにおられます部長、課 長の何人かは退職するわけでございますが、そのうちの何人かを女性の方を考えておられますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 恐らくその後何言うかも大体検討がつくわけでありますが、これは非常に私 どもでは想像しがたいようなこともあるのです。例えば優秀な女性の方に課長をやっていただけませ んかと打診をいたしますと、引き受けられませんというような返事が返ってまいりまして、勘弁して いただきたいと。そして、課長をお願いしたとしても、次の年退職したり、非常にやはりまだまだ管 理職といいますのは、非常にきつい仕事ではないのかなと、そのように考えておりまして、私ども積 極的に登用を目指しておりますけれども、職員本人、女性の方々は望んでいないような傾向もござい ますので、その点も川崎議員においてはご高察をいただければなと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) よくわかりました。よくわかりましたけれども、市長はじめ私たち議員は女 性の地位向上とか、政治意識の涵養、意をそそぐことに協力して、女性の市政参加を求めなければな りませんと思いますが、その辺は。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 現実は現実といたしまして、来年の人事の話も出たわけでございますが、来 年の異動の際には極力女性のそういうような管理職、重要ポスト等についても積極的に登用を図って いきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございます。   実はきのうの午前中は、村上市の長寿大学の人たちが傍聴席にたくさんおられました。私は入っ てきたときに何か雰囲気が違うなと思いました。いろいろカラフルな洋服を着ていましたので、目の 保養にもなりました。村上市には優秀な能力を持った人がたくさんおられます。ぜひ一人でも多くの 女性を参画させていただくようお願いいたします。   続きまして、2点目の高齢者の各種施設利用について。高齢者の生きがいや健康増進のため、65 歳以上の人が施設を利用する際には無料にしたらどうかと。この件に関しましては、9月の定例会で も話ししましたが、今回は関連でお聞きしたいと思います。   まず最初に、副市長にお尋ねいたします。旧神林村、山北町では統合した学校の体育館をうまく 利用して、冬季間マットを敷き、また山北町では板を取っ払って土を入れて、お年寄りに開放してい るそうですが、朝日村では塩野町中学校の体育館、また館腰中学校の体育館を壊してしまったそうで す。壊すのにもかなりの費用がかかったと思います。ああいう施設を残しておいて、冬期間お年寄り に開放して、運動をやらせる考えはなかったのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまのご質問にお答えを申し上げます。   塩野町小学校体育館、また館腰中学校の体育館ですけれども……。           〔「中学校」と呼ぶ者あり〕 〇副市長(鈴木源左衛門君) 塩野町中学校ですね。大変老朽化しまして、非常に屋根も本当にトタ ンがもうさびて、その改修にはそれこそ壊すよりもかかる、同程度の規模で改修をしなければいけな いと、そんなこともございますし、また朝日村につきましては、ゲートボール場ということで、冬季 間、また雨降ったときのゲートボール場として、多目的ドーム、きのうもご質問ありましたけれども、 おとといですか、ありましたけれども、そこをゲートボールの協会のほうで、ぜひそういう冬場も使 えるゲートボール場をつくってくれというふうなことで、あそこをつくったわけでございます。冬場、 また雨の日使っているかどうかは今現在、大変ゲートボール人口も減少していますし、また車での移 動というふうなことで、当初は非常ににぎわって使った経緯もございますけれども、最近は雨の日は グラウンドゴルフが主に使っているような状況であります。そういうことで、核としてのゲートボー ル場が、多目的ドームということでありますので、それらを考慮しながら後々合併すればお荷物にな る施設でありますので、私の在任中に壊したほうが、更地としたほうが後々よろしいのではないかと いうふうなことで取り壊しを決定した経緯がございます。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   実は神林でも神林村体育館というのございましたけれども、あそこもご多分に漏れず雨漏って、 ゲートボールの人たちあるいはあそこで若者の楽団もやっているわけですけれども、あちこちバケツ とか洗面器とか置いてやっていました。村長が見かねて、あそこに屋根を張ってくれました。お年寄 り喜んで、今でもまだもちろんやっていますけれども、いや、すばらしいなと。ぜひ朝日村でも、朝 日村からうちのほうにたまに来るのですけれども、神林はいいなと。朝日はみんなぶっ壊してしまっ たよというような言葉を聞きましたので、私ちょっとこの件について質問させていただきました。   実は先日の朝日のドームでゲートボール大会がありました。あそこは今言うように多目的のドー ムですので、いろいろなスポーツをやっています。市長はあそこへ入って何か運動したことございま すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 入ったことは何度もありますけれども、これといって本格的に運動したこと はございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 確かに土が敷いて、私もこれで四、五回行ったのですけれども、土がきれい に入っているわけですけれども、よく見るとものすごいでこぼこですよ。でこぼこしている。それで、 ゲートボールばかりではない、あそこは子供たちも野球をしているわけですが、ノックして、イレギ ュラーをして、子供たちがけがをしないうちに、グランドローラーを入れて平らにしていただきたい と思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) みどりの里は産業観光部で対応しているわけですが、きのうグラウ ンド整備きれいに終わりましたので、大変ご迷惑かけました。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   それでは、平らになったのですか。ありがとうございました。   今度消防長にお聞きします。あの施設は先日の同僚議員からの質問もありましたが、消防法の関 係で周りをふさぐことができないということでしたが、コンクリートの建物で、下が土で、燃えるも のも何もないにもかかわらず、消防法にひっかかるということはどういうことですか。説明願います。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) 今突然の質問でございますので、ちょっと調べないと正確な回答はできな いのですけれども、想像するにこの間のお話も聞く限りにおいては、遮へいするということによって むしろ火災が発生した場合の逃げ場といいますか、誘導通路とか避難口とか、そういったことの確保 というものが必要になってくるのかなとちょっと思います。また帰って調べて、後ほど回答したいと 思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) あそこは行ったことございますでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) 私もわきまで行ったことはあるのですけれども、中へ入ったことはござい ません。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) あそこはもう逃げるも何も、この次に言おうかなと思っているのですけれど も、防虫ネットみたいのを張って、もう冬になると雪が入ってくるし、それでビニール張っています けれども、そのビニールもどこかの鳥小屋みたいな感じでぼろぼろ、ぼろぼろしているのですよ。そ ういうところですので、そこで市長にお願いしますけれども、予算の関係もありますが、そのビニー ルを購入してくれれば朝日のゲートボールの連盟の人たちが囲ってくれるそうです。そうすると、こ れから例えば子供たちもそこでグランドローラーをかけて、平らなところで野球できると思います。 ぜひお願いできませんでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほどいわゆる冬季間のゲートボール場、山北地区においても体育館を土間 にしたところあるのですが、おっしゃるとおり非常に子供たちが野球やったりするとでこぼこになり まして、最近は全部ゲートボールの人たちが予約して確保をしているというような困っている状態で あるわけでございまして、あれはみんなが使う施設でございますので、でこぼこになってもやむを得 ないこともあろうかと思いますが、ビニールの購入につきましては、今初めてそういうご提案をいた だきましたので、値段もわかりませんし、どのようなビニールを張れば一番効果的なのか等もござい ますので、これから検討をさせていただきますが、わかりましたとはちょっと今ここで言いかねます ので、よろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 私もよくわからないのですけれども、あのドーム利用した場合でも来春から はやっぱり100円いただくのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 体育施設ということでなくて、多目的施設なのだというようなこと で、みどりの里の使用料の中で料金規定してございますので、これについては体育施設でありません というようなことから、来年も使用料はもらう予定でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ちなみに金額はどのくらいいただいておるのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) たしか1日まるっと使って3,000円程度だと思いますが。 〇12番(川崎健二君) 何人で使ってもですか。 〇産業観光部長(増子太平君) 何人でもです。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) わかりました。   7日の日、私は時間があったので久しぶりに神林の体育館へ行ってきました。休んでいる時間に、 あるおばあちゃんが私のところへ来て、「川崎さん、来年からゲートボール場へ行くと100円取られ るのだって」、こういう質問をしてきました。「市長はいい人だから、100円取ってもバックしてく れるって」、「バックしてくれるって、私のところへ戻ってくるわけはないのでしょう。農協のコー トはただだし、あそこは……」、あそこというのは北新保のゲートボール場ですね。「あそこは使わ なければ草がぼうぼうとなるよ」と。「だれが管理するの。それ以上にお金がかかるのではないの」 と、えらいけんまくで私に言ってきました。私は、「10日にその件で一般質問をする予定でいますの で、市長によく頼んでおきますから、傍聴席へ来てください」と。「頼むよ」と言われました。しか し、そのばあちゃんは8日の昼前に交通事故に遭い、亡くなりました。私との約束を果たせないまま、 ばあちゃんはいってしまいました。残念でなりません。ぜひ市長の口から天国にいるばあちゃんに、 「わかった、もらわないよ」と。お願いいたします。   皆さんは自分の健康管理のために施設を利用するわけですが、少ない年金から医者代、薬代を差 し引くとわずかしか残りません。旅行へも行きたいだろうし、おいしいものも食べたいだろうと思い ますし、また孫にも何か買ってやりたいだろうし、そのためにも高齢者からお金をいただくのではな くて、今までどおりにどうぞ自由に使ってくださいとお願いしますが、市長いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 本当にほろっとするような、答弁に困るような言い方ですので、北新保の ゲートボールにつきましては、本当に非常によく管理をされております。私も何度もお邪魔をさせて いただきました。聞くところによりますと、このコートはどこ集落、このコートはどこ集落というよ うなことで管理をしていただいているというようなことでございますので、管理料はお支払いしてい ると思いますけれども、それらと整合性をとっていきたいなと、そのように考えております。北新保 のゲートボール場だけでなくて、そういうふうにしてみずからが管理しているゲートボール場等につ いては、そういうような整備費等と整合性をとりながらやっていきたいなと、そのように思っており ますので、帰りましたらご仏壇にそのようにお伝えを願えればありがたいと思っておりますので、よ ろしくお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。あした必ず言っておきます。   これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで川崎健二君の一般質問を終わります。   午後2時40分まで休憩します。           午後 2時24分  休 憩                                                        午後 2時40分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   消防長より発言を求められておりますので、これを許します。   消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) 先ほどの川崎議員の質問の中で、みどりの里の多目的ドームの消防法の関 係について、今ちょっと確認をしましたのでお答えをさせていただきます。   あの施設は、いわゆる防火対象物としての対象施設ではありますけれども、現在外、4面があい ているという状況ですので、イベント等をやっても、火災等があっても避難もできるような状況とい うことで、消防法上32条という規定の中で、消防長が特にそれを免除している条文がございます。そ れで免除されているという施設であります。ただし、覆ってしまうことによって、やはりいろんなイ ベント等によっては火を使うイベントもございますし、避難誘導路を確保あるいは自動火災報知機と か、そういったものをつける義務が発生してきます。そういったものを設置していただければ、覆っ ても構わないという見解であります。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) ご了承願います。                                              〇議長(佐藤宮吉君)最後に、22番、相馬エイさんの一般質問を許します。   相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) これより私の一般質問をさせていただきます。   20番目でありますので、皆さんお疲れかとは思いますが、議員にとりまして一般質問は大事な仕 事でありますので、最後までお聞きくださいますようお願いをいたします。   最初の質問事項は、新潟北部木材加工協同組合(スギトピア岩船)と自治体とのかかわりについ てであります。旧山北町は、新潟北部木材加工協同組合を事業主体として、平成12年から14年にかけ、 3年間で木材加工流通施設整備事業を約21億円かけて実施しました。国庫補助金約10億円、県補助金 約1億円、市町村補助金約3億円、そのうち旧山北町は2億6,000万円を支出しております。事業主 体で約7億円であります。林業振興からこの事業を推進し、現在の経営状況になるまで、旧自治体と してはどのような対応をとってきたのでしょうか。また、今後の対応はどうなるのでしょうか。   2番目に、学童保育と放課後子供教室事業についてお伺いをいたします。放課後の子供の環境は 大事な施策であります。   1つ、学童保育の保護者からの要望はどのようなものがあるのでしょうか。   2つ、二之町学童保育所の定員オーバーについては、どのように解決しようとしているのでしょ うか。   3つ、4年生の希望者については、どのように対応するのでしょうか。   4つ、放課後子供教室事業の現状と課題についてお伺いをいたします。   答弁をいただきました後、再質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) それでは、相馬議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、新潟北部木材加工協同組合と自治体のかかわりについてのお尋ねでありますが、 旧山北町は新潟北部木材加工協同組合を事業主体として、平成12年度から平成14年度に林業構造改善 事業を導入し、国、県、市町村の支援を受け、施設整備を行ってまいりました。事業費並びに国、県、 市町村補助金については、議員ご承知のとおりであります。平成15年度4月からは全工場の本格稼働 を開始し、地域林業や地域経済の発達に寄与すべく努力をしてまいりました。しかし、これまでの間、 本組合の業績は長く低迷を続けておりました。組合設立当初には予想しなかった住宅の品質確保の促 進に関する法律、品確法の施行やリサイクル法の施行、改正、JAS法改正への対応の遅れや、また 昨今の国産材木材市場の不安定な動向、原油価格の上昇などから、いまだ設立当初からの累積赤字を 解消できずにおり、厳しい経営状態が続いております。しかしながら、前のご質問にもお答えいたし ましたように、懸案でありました支援企業が組合に加入をいたしていただきました。今後は経営の抜 本的見直しを行うとともに、新しい再建計画のもとで事業を継続しながら、地域の森林組合や木材製 材業との連携を深め、地域林業の振興を図るとのことでございます。   ご質問の本組合が現在の経営状態になるまで、旧自治体としてはどのような対応をとったかにつ いてでありますが、平成12年度から平成14年度まで施設整備にかかる補助金の事務処理を支援してま いりました。平成16年度ころから経営が悪化し、借入金の返済が困難となり、金融機関から再建計画 の作成と経営改善を指示されたため、県と連携して経営改善会議を設置し、抜本的改革の検討を始め るなど、経営改善に向けての指導、助言も行ってまいりました。今後の対応といたしましては、新潟 北部木材加工協同組合は、原木のストックから加工までを担う地域林業の中心となる施設であり、地 域林業、地域経済の振興に欠かすことのできないものであります。支援企業からは地域の木材、製材 業者と連携を深め、地域林業の振興に全面的に協力する。また、必要によっては雇用拡大を図るとの 意向を伺っておりますので、本市といたしましても、自治体としてできる限りの支援を行ってまいり たいと考えております。   次に2項目め、学童保育と放課後子供教室事業についての1点目、学童保育の保護者からの要望 はどのようなものがあるかとのお尋ねについてでありますが、今年度は3学童保育所の保護者から要 望書の提出や、入所説明会で幾つかの要望事項がありました。主な内容としては、利用学年の4年生 以降への引き上げ、施設及び設備、整備に関すること。児童の交通安全標識等の設置に関することな どがございました。   次に2点目、二之町学童保育の定員オーバーについてはどのように解決しようとしているのかと のお尋ねについてでございますが、施設の規模からすると定員を超えての入所が可能であるため、施 設基準を遵守しながら対応してまいりたいと考えております。   次に3点目、4年生の希望者についてはどのように対応するのかとのお尋ねについてであります が、対象児童は小学校1年生から3年生までとなっているため、4年生以上の入所はできないことに なりますので、特別な事情がある申し込みの場合は個別に検討し、対応してまいりたいと考えており ます。   次に4点目、放課後子供教室事業の現状と課題については、教育長に答弁をいたさせます。   以上でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) それでは、私のほうから放課後子供教室事業の現状と課題についてお答え を申し上げます。   放課後子供教室事業につきましては、平成19年度から旧村上市と旧荒川町において事業が実施さ れているところであります。現在、村上地区では村上小学校と村上南小学校の2校を会場に、平日は 週1回それぞれの学校の空き教室やプレイルーム等を利用し、宿題や工作活動、絵本の読み聞かせ、 グループ遊び等を行っておりますし、土曜日は月に1回、スポーツやレクリエーション活動を行って おりますが、これらの活動に当たりましては、老人クラブ、ボランティア、PTA等の方々から多く の協力を得て実施いたしております。荒川地区につきましては、平日は週2回、荒川地区公民館を会 場にボランティアの方々の協力を得て、茶道や将棋教室、レクリエーションや工作活動を行っており ますし、土曜日は月に1回、スポーツ活動を中心に、また学校の長期休業時、休みでありますが、に は荒川地域子供教室推進委員会が主体となって、カヌー体験やオリエンテーション、情報センター体 験等を行っております。なお、活動の中心が放課後であるため、指導者や活動支援者等のマンパワー の確保が難しいことが両地区とも共通の問題であるとともに、村上地区においては学校での活動場所 の確保も主な課題となっております。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ご答弁ありがとうございました。   まず、再質問は2番のほうから行いたいと思います。この3つの学童から要望が文書で出ている というふうにたしか聞いております。確かに今報告ありましたように、4年生以降の引き上げ、設備、 交通安全の標識等の要望があったようであります。   それで、その要望に対しては、きちんと文書で当面のものと、ちょっと長期的な取り組みが必要 のものとあると思いますが、その要望に対しては、文書できちんと担当課から回答されているのでし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(吉川 強君) 二之町学童保育所については、6月の18日に要望があり まして、7月の16日に回答しております。それから、山辺里につきましては4月の14日に要望があり まして、ちょっと日付あれですけれども、7月に回答しております。瀬波学童保育所につきましては、 7月29日に要望がありまして、8月の28日に文書で回答しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ありがとうございました。   そこで、特にちょっと瀬波学童保育所の要望についてお聞きしたいと思います。瀬波学童保育所 は旧瀬波保育園の場所をそのまま利用しています。それで、現在で旧瀬波保育園が築何年になるかお わかりでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(吉川 強君) 瀬波学童保育所は旧瀬波保育園でありまして、43年に建 築しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 古いのですね。そこで、私もちょっと瀬波の学童保育所を見させていただき ましたが、この学童の前の保育所時代に使っていたプール、あれはなぜあのような形で残っているの ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(吉川 強君) その時点で撤去ということも当然考えられたわけですけ れども、特に学童では使わないわけですけれども、支障ないというふうなことでそのままに実はして ございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 私が行きました、きのう、おととい、ちょうどその二、三日前に大雨が降り まして、プールの一番、へりというのでしょうか、すれすれに水が満杯になってたまっているのです ね。それで、排水の口がないのですよ。それで、つまりあそこは午前中子供が使いますので、児童館 としても当然利用されているのだろうと思うのです。あれはもしも親がちょっと目を離したすきに、 子供さんがそこで前のめりになって落ちたら、行政の責任が問われるのではないかと思って私はぞっ としました。あのプールは今現在用事ないわけですので、瀬波学童保育所からは駐車場をもう少しふ やしてほしいと。交通量が多いので、親の車がちょっと邪魔になるという声もあるので、駐車場をふ やしてほしいという声が出ているので、プールとして役に立たないものをなぜあんな形で残している か。雨水がもう流れないのですよ。あそこはぜひ現場を見て、事故があってからは遅いので、早急に 改善をするようにそのことを強く要望しておきます。   それともう一つ、玄関の前に防風のためのシートが張られております。ところが、玄関の上の軒 下というのでしょうか、屋根のすぐ下の板のところ、そこに穴があいているのですよ。たまたま防風 シートの支えの鉄棒がそのはがれているところを押さえていますので、何とかして辛うじて支えられ ていますが、その鉄棒がなければ、本当に屋根の板がぼろぼろと落ちてきても不思議でないくらい。 つまり子供が出入りする屋根の軒下のところの板が外れているというか、穴があいているというか、 ぜひこれも私が言っているだけではちょっとイメージがわかないと思いますので、すぐに行って安全 対策のために手を打っていただきたい。やっぱり古い学童保育所ですので、新しいところと違いまし て、そういう点では非常に注意をしなければならないのだろうと思うのです。   それで、遊び場の冷暖房設備をという多分要望もあると思うのですが、冬には古いですから窓の すき間から雪が入ってくるのだそうです。そういう意味では、やっぱり学童があるからいいのだろう ではなくて、合併によって旧山北と荒川町並みの5,000円に引き上げられたわけですよ。それで、他 の自治体は学童保育所が遅くできておりますので、新しい施設の中で当然遊んでいるわけですね。と ころが、その瀬波学童保育所は築昭和43年の保育所をそのまま利用しているので、非常に同じ料金を 取るという点では、子供に不平等があっていけないと思うのです。そういう点では、担当課長、担当 部長、そして市長、やっぱり子供にもしものことがあったときには行政の責任になりますので、特に そういう点ではご配慮、そして前向きな、緊急な対応をお願いしたいと思いますが、市長いかがでし ょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今プールの話をお聞きしました。大雨が降ると水が満杯になって危ない状態 であると。今回でなくて、もう少し早くそういうようなご提言いただいて、こういうのは早急にやっ ぱり直す必要がありますので、担当課と相談して、現場をつぶさに見させていただきまして対応して まいりたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこで伺います。   次に、南町学童保育所が平成17年、16年に34人、42人とずっとふえてきました。そこで、親から の要望があって、南小クラブが独立したわけで、分離というのでしょうか、したわけです。ところが、 現在二之町児童館では現在の定数で30人に対して53人の子供がひしめいております。市長、前回6月 議会の私の質問の後、学童保育所に行ってくださったそうですが、ありがたいことにテニス場は子供 たちが自由に使えるようになっておりますので、その点ではありがたいのですが、せっかく行ってく ださるのに、午前中に行ってくださったのですね。やっぱり子供たちがひしめいている、その現状を 見ていただきたいと思って、その点では残念でありました。ぜひ南小でさえもそういう過程の中で分 離を検討されて実現したという過程がありますので、担当の課、学校の教育部等もどういう形がいい のかという点で、ぜひ話し合う場に入っていただきたいと思うのです。その点では教育部長、いかが ですか。話し合う場を持つ。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 今ほど相馬議員のほうからお話のあった部分につきましては、福祉保健 部等々の中と連携をとりながら話し合いの場ということでありますので、それらは今後調整を図って いきたいというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) よろしくお願いします。   そして、4年生以上の希望が非常に多い。こういう放課後危険な状況が今起きておりますので、 親は安心した場所を求めております。報告にもありましたように、あと1年で国の事業が終わります が、ぜひ国に対して継続のお願いをしていただきたいし、もっともっと放課後子供教室事業の充実に ついて、真剣に考えていただきたい。   時間がありませんので申しわけありませんが、遠いところおいでいただいて、担当すみませんが、 ぜひ前向きな取り組みをこの1年間ぜひやっていただきたいということをお願いして、この学童につ いての質問は終わらせていただきます。   次、スギトピアと自治体についての関係について伺いをいたします。まず最初に、監査請求の回 答が出されました。その中でわかったことなのですが、旧山北町では専任の職員を置き、事業化を支 援してきた。総会、臨時総会等へも町担当職員が出席していたとございます。いつのころからどうい う形で職員名をして、どこの部署の方が行っていたのでしょうか。市長にお伺いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 現場に行っていたということではございませんよ。 〇22番(相馬エイ君) それはわかります。 〇市長(大滝平正君) 産業課の担当でやっていたということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) その産業課で12年度から今日まで、何人の方がその担当として交代されまし たでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 1人だと思います。ただ、いろいろな手続がありましたり、いろいろなこと がありましたので、手伝いをしたりしているのはいますけれども、1人の方がそれを担当してやって いたと。そればっかりやっているということではないです。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そうしますと、きょう説明員でこの議場に出席していただいております山北 支所の産業課長さんがおいでいただいていますが、その方がでは平成12年度の施設整備と、それから 書類申請等からずっとかかわっていらっしゃったのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 役場は人事異動がありますので、今の課長はその当時は産業課長、産業課所 属ではございませんでした。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ですから、そのかかわったときから何人の方が交代で……交代というか、異 動でかかわったかとさっき聞いたのですが、市長何人の方。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 12年から課長が何人かわったかとか、補佐が何人かわったかとか、担当が何 人かわったとかと言われますと……。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) みんなで何人もでそこにかかわったわけではないのだろうと思うのですよ。 今も言ったように、毎日そこに詰めているわけではなくて、いろいろなときにかかわったのだろうと 思うのです。ですから、産業課長が今日まで何人かわったか、何回異動があったか、そのぐらいはわ かるでしょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所産業課長。 〇山北支所産業課長(富樫昌平君) 私は17年の4月1日から産業課のほうに配属になりました。そ の最初については、産業課の参事だったと思います。その後、産業課の課長補佐ということでござい ます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 次に伺いますが、18年度には診断士、金融機関、税理士兼旧山北町を含めた 経営改善会議が開催されております。この税理士とありますが、税理士は何人、そしてどちらの方な のでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所産業課長。 〇山北支所産業課長(富樫昌平君) 私が聞いているところによりますと、1人ということでありま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 地元の方か、県が紹介したかとか、そのぐらいはわかると思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所産業課長。 〇山北支所産業課長(富樫昌平君) 新潟市の方というふうに聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこで伺います。このスギトピアとの関係、ちょっと新潟北部木材加工協同 組合と長いので、申しわけありませんが、スギトピアという形で聞かさせていただきます。この組合 に補助金等が6月議会で出されました。そのときに、いろいろご説明があったわけですが、そして9 月議会で私ども決算の特別委員会でいろいろとそこでも議論になりました。   そこで伺いますが、そのときに私どもに出された決算資料があるのですね。そこに数枚の決算資 料が渡されました。それは今年度の5月28日に総会が行われたときの資料等は、そのままコピーをし ないで、11ページと12ページを一緒にして、1枚の報告書として私どもに議場に報告されました。な ぜそんな面倒なことをしたのでしょうか。コピーしてそのまますればいいのに。そこでちょっと不思 議なのですが、その辺はなぜそのようなことがされたかお聞きしていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所産業課長。 〇山北支所産業課長(富樫昌平君) 20年度の決算書ということでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) すみません。聞いていていいですなんていうのも申しわけないのですけれど も、ちょっと探すのに時間がかかるようですので、ちょっと私が話しします。総会で出資者にご持参 くださいという総会資料は、監査報告とありまして、12行にわたる文章が書いてあるのですね。そし て、その中だけ読まさせていただきます。「組合の理事の職務の遂行に関し、不正の行為、または法 令及び定款に違反する事実は認められません。監査のために必要な調査ができなかった事実、ありま せん」。少し飛びまして、「なお、経営改善計画については、いろいろな角度から理事及び職員が一 丸となって検討し、県及び市の協力を得て進めることが大切である」ということで、お2人の名前が 5月14日、監事として文章が載っております。   ところが、11ページは損失処理案という、当期末処理損失という数字が出ているのです。1枚ず つコピーすればいいものを、この損失処理計算書と監査報告書をわざわざ1ページにして編集したと いうか、1ページにして上と下と分かれて、そして議会に報告をしているという。わざわざそんな面 倒なことをどうしてしたのか、その辺を聞きたいのですが、わかりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 質問自体が何を言わんとしているのか、私聞いていてもわかりませんです。 裏表にしたのが悪いというのですか。 〇22番(相馬エイ君) 違います。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 裏表したのだったらわかりますよ。紙を倹約して、こっちとこっちに、2枚 になる紙を倹約して裏表に印刷したというのだったらわかるのです。ところが、裏表印刷すればいい ものを、わざわざ監査報告の1ページと、損失処理案の1ページを半分ずつにしているのですよ。そ して、監査報告のこの文章を、議会に出したこの決算書には本当のありふれた言葉しか、「私監事は 平成19年4月1日から20年3月31日までの第8期事務年度の貸借対照表、損益計算書、営業報告書、 損失金処理に関する議案及び附属明細書を監査しました結果、適法かつ正確であることを認めます」 という形で、わざわざ文章まで変えて、2ページだったものを1ページにして議会用というのでしょ うか、とにかく私たちに、決算のときに見せられたのはこういう決算書だったという、これはもしわ からなければいいです。事実としてこういうのが私ども決算のときの組合から出された決算書だった のです。だから、わざわざ何でこんなことしたのかなと思って。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そうすると、1ページの紙に上段と下段とやったということですか。 〇22番(相馬エイ君) はい。 〇市長(大滝平正君) それがどういう意味があるかということを聞いているのですか。 〇22番(相馬エイ君) はい。なぜこんなことをしたのかと。 〇市長(大滝平正君) それはどういう意味があるかと聞いたって、1ページにおさまるものだから おさめたのではないですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) いいです。時間がもったいないので次に進みます。   そこで、監査報告書に5月14日、監事ということでお2人の名前をここに文章と一緒になって書 いております。しかし、普通監査というのは、自筆でサインをし、そして押印するというか、それが 普通の、どういう場合であろうとも監査の方法というか、事務のやり方なのだろうと思うのですが、 総会資料のこの監査報告書のところには、監事ということでお2人の名前が載っていて、印鑑も押さ れていない。普通こういう監査というのはおかしいなと、あり得ないのでないかなと思うのですが、 担当の職員の人に聞いてもわからないでしょう。とにかくこういう総会資料が出されているという事 実だけここでお話しさせていただきます。ということは、何でこんな細かしいこと聞くかというと、 監査報告にありますように、職員がきちんとかかわってきて、総会にも出ているし、そしていろんな 県に出す書類というか、そういうのもきっとお手伝いしたのでしょう。ですから、かかわってこなけ れば私はこんなことあえて聞かないのですけれども、職員をかかわらせておいて、そしてこのような 私が、素人ですよ、会計とかそういう立場から。しかし、こういう監査報告でいいのかなと、おかし いなと思うようなものを総会資料に出されているという点でちょっと疑問を持ちましたので、今ここ でお聞きいたしました。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 監査報告に印鑑が押していないというのは、それはおかしい話ですけれども、 それは恐らく押してあるはずですよ。 〇22番(相馬エイ君) ないのです。 〇市長(大滝平正君) いや、それは何でないのだか知らないけれども、前のを提示したのだかもし れませんし、総会には当然監査報告書の欄に監査人の印鑑がちゃんと押してあると思いますよ。それ は後で確認をさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そこで伺います。   先ほどというか、きのうの長谷川議員の一般質問の前に、産業観光部長が長谷川議員の質問に対 しての答弁で誤りがございましたと。8期の決算書の中の未払金の中に固定資産税の未納金が入って ございますという発言訂正がございました。しかし、その金額は幾らかといって、そしてそれはいつ のものかと私は後で聞きました。そうしましたら、18年度の固定資産税の未納金が入っているのです ね。つまり18年度の固定資産税の未納金は19年度分の事業の、昨年の総会の中で、もし出されるのだ ったら出されなければないのでないですか。それがなぜ19年度の決算の中に、18年度の固定資産税の 数字が入って、では19年度分はどうなるのですかと言ったら、その分はないということでありました。 こういう決算の仕方、ちょっと私も経理の専門ではございませんので、おかしいなと思うのですけれ ども、そういう点ではこういう方式でいいという、どなたか私が納得できるようなご説明できる方い らっしゃいますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いいとか悪いとかではなくて、それはその岩船北部木材加工協同組合の決算 書ですので、私どもがいいとか悪いとかという立場ではないのではないかと思いますけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そう言われると思いました。しかし、このスギトピアの施設整備に関しまし ては、先ほど私演壇で申しましたように、旧山北町はほかの自治体に比べて、2億6,000万もお金、 町の税金を出しているのですよ。そうしたら当然その補助金、国と県と、そして関係市町村の補助金 がなければあそこの設備、そして機械、建物、設備、そして土地の造成等はできなかったはずなので すね。その立場から考えれば、そして旧山北町の職員を常時かかわらせてきたという、その立場から こういう総会資料が関係ないという表現したかどうかわかりませんが、そう言い切れるものではない のだろうと思うのです。そこで、問答していても回答は出ませんので、次に移ります。   9日付の日報に、「民事再生法を申請、スギトピア岩船負債8億円」ということでずっと載って おります。支援企業が決まったと。そして、事業は継続する。最後に、「しかし、過剰な設備投資と 安価な外材との競争などから業績が悪化、債務超過となっていた」ということで報道がされておりま すが、そこで伺います。木材加工流通施設整備事業をするに当たって、最初に施設整備事業費分、施 設導入調査費300万が事業主体150万と国の補助金150万を使って、施設導入調査費用ということで事 業をやっているのです。しかし、私どういうものかと思ってちょっと情報公開制度を使って調べたの ですが、資料がございませんという回答でした。しかし、その別なコンサルタントがこの事業をする に当たってまとめた冊子の中に、たった1行、6回先進地視察300万と載っているのですね。それで、 その中身はということで、再度情報公開制度を申しましたけれども、中身はわかりませんということ でありました。つまりこの事業をするに当たって、最初に先進地を視察に行く、それがまず最初の事 業の始まりでありますので、その6回どこに行ったか、そしてどこの町のどういうところを調査した かという、何の記録も町に残っていない。当然町のお金が出ていないので、それはありませんと答え るのかもしれませんが、国費、国の補助金150、事業主体150万を使って、300万使っているにもかか わらず、何の記録もないということで、ちょっとその辺不思議なのですが、いろいろ調べてもらった のでしょうけれども、本当になかったでしょうか。担当課長にお聞きいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所産業課長。 〇山北支所産業課長(富樫昌平君) 先般相馬議員のほうから行政文書の公開請求がございまして、 私どもでいろいろ調べてみたところ、この300万円の明細と支払い先がわかるものという、そういう 請求ということだったものですので、この件については私どもの行政文書ということで持っておりま せんでしたので、その旨不存在というようなことで通知をされたかと思うのですけれども、この300 万については、事業体の新潟北部木材加工協同組合で行ったものでありますので、そちらのほうに聞 いてみてくださいというような旨、相馬議員のほうからその後私のほうに電話がありましたので、お 答えしたはずでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そういう実態であります。   次に進みますが、この12年度から14年までの3年間、国、県、そして市町村含めて約21億の施設 整備の事業がされておりました。それで、21億の施設整備というと、本当にものすごい金額でありま すので、どのような仕事がされたのかということで、これも私情報公開を求めました。   それで、年度ごとの施設別と工事別は確かに書いてございます。第1期の建物建設とかいろいろ あるのですが、それではこの仕事はどこが請け負ったのかということで、再度情報公開を求めました ら、それも資料がございませんということでありました。   そこで市長にお伺いいたします。確かに事業主体はスギトピアであります。しかし、旧山北町が 本当に設立当時から、そして今後も支援をしていきたいと先ほど答弁で述べられました。それだけ地 元の林業振興のためと位置づけていながら、この21億のお金がどこが請け負ったかを、旧山北町2億 6,000万円も出している自治体が何の資料もないという、そういう仕事ぶり、私はちょっと考えられ なかったのですが、こういう実態どのようにお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 施設の建設につきましては、発注本体が町ではございません。事業体が発注 本体でありますので、町で何の資料をとっておく必要もございませんし、保存しておく必要もない、 そういうことでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) しかし、旧山北町は2億6,000万の税金を使っているのですよ。その2億6,0 00万のお金はもしかしたら起債を起こしたかもしれません。それはどういう処理したかご存じですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 2億6,000万山北町で出して、いわゆる北部木材加工協同組合を設立をいた しました。国が10億、県が1億、山北町が2億6,000万、ほかの6つの関係市町村が残り、そして事 業主体が7億。それでもこの圏域の林業、森林を支えていくためには必要な事業であるということで、 国、県の指導をいただきながら、私どもは事業に着手した。踏み切ったのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 私の質問は、2億6,000万は起債を起こしましたかと聞いたのですけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 起債を起こしたかどうかということは、今ちょっと急に言われても、どこか ら捻出したかということになりますと、一般会計から出したのか、あるいは過疎債を使ったのかとい うことだと思いますけれども、それは今急に聞かれても、捻出方法についてはどこから出したという ことはわかりません。事前に言っていただければ幾らでも調べてきたのですけれども、そういうのは 今度調べてきてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) こういう国の施設整備というか、こういう類の補助金は手続が非常に面倒で、 まず流れとしては事業申請、そして採択、補助金の内示、今度交付決定、そして国、県、窓口の町に 来て、そして事業着手、補助金額は単年度の年度ごとに実績確認というのでしょうか、実績報告とい うことで多分……多分というか、必ず県、そして県を通じて国にも上がっていると思うのですよね。 そうしますと、その国と県と町、そして関係の市町村の税金が使われている。もしかしたら税金では なくて、起債が起こされたところもあったかもしれない。そういう事業をしたにもかかわらず、その 事業にかかわった業者がどこだかわからないというような仕事ぶりですね。そういう仕事ぶりでこの 不況で本当に苦しんでいるこの町の経済状況を考えたときに、私はでは例えば建物、それから第1期 工事のこの設備を導入何千万、それがどこで請け負ったか、どこから、会社から買ったかわからない なんていう自治体の職員というか、旧山北町自体がそういう仕事をしてきたのかという点では、自治 体のお金の使い方としてはちょっと安易過ぎるのではないかと考えますが、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 発注体が山北町ではないのですよ。事業主体が発注体となって発注している わけでございますので、記録については何も残しておく必要はないということではないですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 今ないと言い切りました。それはどういう公の条例の、どういうところによ ってその記録を残しておく必要がないと市長は言い切れるのですか。もし今答弁できなかったら、き ちんとどういう条例、どういう法令に基づいてこういう仕事をしたけれども、記録を残す必要がない と言い切れるか、後で私にしっかりと文書をもって回答していただきたい。議長、約束させてくださ い。 〇議長(佐藤宮吉君) では市長、そういうことでありますから。   相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 私は今大変な経済状況の中で、多くのお金を出しながらその事務の手続とい うのですか、だって行政というのはいいかげんなことは絶対できないのですよ。法律、条例、そして 補助規定とか、そういうものに基づいて仕事をするのが地方自治体の職員の任務だと思うのです。そ れを町から2億6,000万も出しておきながら、その仕事先がどこだかもわからないで、平気で合併に なって、この新村上市になったという、私はそんな仕事を市長、あなた、大滝平正氏がさせていたの かと思うと、がっかりなのですよ。もっと税金というのは〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 大事に使われるべきではないのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この事業をやるには、大変な事業でございました。職員も、国も、県も、私 どもも林業の活性化、地域を、林業、森林を守るためにやった事業でありまして、しっかりと取り組 んできたつもりでございます。職員がいかにも体たらくをしているようなご発言ですけれども、決し てそんなことはございません。一生懸命に取り組んでまいりました。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 最後に5月28日に行われた第8回のスギトピアの総会資料の損益計算書の中 に、営業外費用の中に法人税等充当額18万は記載されております。しかし、報告があった未払金の中 に入っている固定資産税の額は載っておりません。消費税はどうなったのでしょうか。そういう点で は、未払金の中に入っているときのう発言の訂正を部長はされましたが、損益計算書の8ページに、 なぜ固定資産税の滞納分の数字が載っていないのか。つまり当期純損失、この数字がその固定資産税 の滞納金額があるとないとでは大きく変わってくるのですよ。つまり私は会計、経理に関しましては 素人であります。しかし、素人の私が見ても不思議だと思うこの総会資料、しかし監査の方の印鑑も ありませんでした。そして、そこには部長も来賓として出席されたでしょう。しかし、お気の毒に合 併になって今の部署につかれました。ですから、いろいろと聞かれても、本当に自分の言葉では語る ことができないという、非常に大変な立場になっていることは十分承知しております。ですけれども、 この総会資料というのは、出資者に対してきちんと会計上、経理上正しく公正に報告するというのが 総会の会計決算ではないのかということを考えますと、自治体も何年間かかわってきたにもかかわら ず、非常に疑問を持つ多くの総会資料だということを述べて、答弁はいっぱいありませんでしたが、 今後の課題として終わらせていただきます。   これで私の一般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。   以上で本定例会の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   なお、明日から各常任委員会が開催されますので、定刻までにご参集くださるようお願いいたし ます。   長時間大変ご苦労さまでした。           午後 3時30分  散 会