平成20年村上市議会第2回定例会会議録(第3号) 〇議事日程 第3号 平成20年9月8日(月曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(28名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    13番   木  村  貞  雄  君 14番   三  田  敏  秋  君 15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   小  田  信  人  君    21番   岩  倉  幸  治  君   22番   相  馬  エ  イ  君    23番   大  滝  国  吉  君   24番   瀬  賀  秀  雄  君    25番   小  野  七 五 三  君   26番   石  嶋  修  平  君    28番   山  田     勉  君   29番   板  垣  一  徳  君    30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(2名) 12番   川  崎  健  二  君 27番   大  滝  久  志  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君 副  市  長    鈴   木   源左衛門 君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    渡   辺   成   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長 企  画  部 菅   井   晋   一   君 情報政策課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君 市民部市民課長    須   貝   伸   一   君 市  民  部 本   間   太   一   君 環境衛生課長        福祉保健部長     小   田       均   君        産業観光部長     増   子   太   平   君        産業観光部                   竹   内   友   二   君        農林水産課長        産業観光部                   瀬   賀       功   君        商工観光課長        都市整備部長     須   田       徹   君        上下水道部長     鈴   木   文   雄   君        会計管理者      吉   村   澄   子   君        選管委書記長        監査委員       佐   藤   正   幸   君        事 務 局 長        農業委員会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長 教  育  長 寺   社   四   男   君        教 育 部 長    小   野   泰   三   君        教  育  部                   大   滝   和   春   君        学校教育課長        荒川支所長      平   野   俊   之   君 荒川支所長 後   藤   智   秀   君 地域振興課長        神林支所長      田   村       豊   君        朝日支所長      板   垣   一   弘   君        山北支所 板   垣   純   一   君 地域振興課長        消  防  長    佐   藤   秀   明   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は28名です。欠席の届け出ある者2名です。定足数に 達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、13番、木村貞雄君、16番、姫路敏君を指名いたし ます。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、5日に引き続き一般質問を行います。   最初に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、一般質 問させていただきます。私の一般質問は2項目ございます。   1項目めは、図書館の充実についてであります。国では、児童生徒の主体的な学習活動を支える とともに、読書活動を通じて子供の人間形成や情操をはぐくむ場として学校図書館の役割は極めて重 要であり、そのような役割を果たしていくために、学校図書館の図書の整備を図っていくことが必要 だとしています。国は平成19年度からの5年間を新学校図書館図書整備5カ年計画として設定し、年 額200億円、5年間の総額では1,000億円を地方交付税で手当して、蔵書目標の達成を後押しすること にしています。   そこで、平成19年度の旧5市町村の決算が出そろいましたが、平成19年度に国から交付された図 書費算定の金額と、実際に使われた図書費の決算額はどのようになっているのか。村上市立中央図書 館や学校図書館は蔵書数、新書購入、読書環境など、住民、児童生徒の要望に対して十分な対応をし、 充実させているのかをお伺いいたします。   2項目めは、環境政策についてであります。7月に日本で開催された洞爺湖サミットでは、地球 温暖化などの気候変動問題が取り上げられ、2050年までに世界全体の温室効果ガスの排出量を少なく とも50%削減するという長期目標を、世界全体の目標として採択することを求めるとの認識で一致い たしました。温室効果ガス、特にCO2削減のためには、一人一人が環境に対して関心を持ち、でき ることから削減のために取り組み、この地球の環境、私たちのふるさとを守っていかなければなりま せん。市では新市の将来像は「自然と環境すこやか社会産業・文化が息づく故郷」とし、環境に対し ても重点を置いています。   そこで、環境基本条例を今年度に制定予定ですが、環境に対して各地区ではどのように取り組ん できたのか。環境基本条例制定に向けて、現在どのような組織で検討し、どのように進んでいるのか。 市としてはどのような着眼点で取り組んでいくのかをお伺いいたします。   以上、2項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。小杉議員の2項目のご質問について順次お答 えいたします。   最初に1項目め、図書館の充実については教育長に答弁をいたさせます。   次に、2項目め、環境政策についてでありますが、さきの第1回定例会の施政方針の中で、私は 地方都市においては生活の利便性の向上と二酸化炭素排出量削減のバランスをとることが大変重要な 課題として受けとめなければなりませんと申し上げました。先人たちが築き上げてきた豊かな自然と 文化を次の世代に引き継ぐためにも、市民一人一人が自然と郷土を愛し、自信と誇りを持って生活し ていける村上市にしていくことが、私たちに課せられた責務であり、使命でありますと述べ、さらに 環境及び地球温暖化防止対策等につきましては、今年度において環境基本条例の制定を予定しており、 条例制定後、速やかに環境基本計画及び地球温暖化防止地域実行計画の策定に着手いたしますと、環 境政策への取り組みの姿勢の一端をお示しいたしました。   まず第1点目、環境基本条例を今年度に制定予定だが、環境に対して各地区ではどのように取り 組んできたのかとのお尋ねについてでありますが、合併前、各旧市町村では環境について各地域の特 性を踏まえた取り組みをそれぞれで行いながら、村上市、岩船郡、町村及び広域事務組合の衛生担当 職員で構成する衛生事務研究協議会を立ち上げ、この協議会の中に環境部門の職員の意見交換や情報 交換、施設視察等を行う環境部会を設置して、共通の課題の解決に取り組んでまいりました。この部 会では、この地域を一体としてとらえ、公害防止、廃棄物の適正処理や減量化、環境美化等、環境衛 生施策を可能な限り足並みをそろえて行ってきました。ごみの有料化の一斉導入はその代表的な例と いえるわけであります。環境基本条例についても、単一自治体だけで取り組むことは困難であること を認識し、この協議会で検討していましたが、制定には至らず、合併後の新市にゆだねられたもので あります。   次、2点目。環境基本条例制定に向けてどのような組織で検討し、どのように進んでいるのかと のお尋ねについてでありますが、環境基本条例については、環境基本法を踏まえ、担当の市民部環境 衛生課で検討の土台となる素案を作成した段階で、現在この素案について庁内関係部局の意見を聞い ております。この意見を集約し、素案に修正を加え、市の公害対策審議会委員など、関係者の意見を いただきながら成案とする予定であります。   次に3点目、市としてはどのような着眼点で取り組んでいくのかとのお尋ねについてでございま すが、環境基本条例は環境への取り組みに対する本市の基本姿勢を表明するものであります。本市は 緑の山並み、幾つもの清流、雄大な日本海と四季折々の変化に富んだ豊かな美しい自然を有し、先人 のたゆみない努力により、地域固有の文化がはぐくまれ、歴史と文化と産業のまちとして発展してま いりました。このことを踏まえ、すべての市民は健康で文化的な生活を営むために、良好で快適な環 境の恵みを受ける権利を有するとともに、かけがえのない自然環境をはじめとする限りのある環境を 将来にわたって守り、はぐくみ、さらに将来の世代へ引き継いでいく責務を負っていることを主眼に 作成したいと考えております。   条例では、基本条例、市、事業者、市民、民間団体、市に滞在する人それぞれの責務、施策の基 本方針、環境基本計画の策定、環境の保全上の支障防止、経済的措置、資源の循環的な利用の促進、 環境教育等の推進、事業者や市民等の自発的な環境保全活動の支援、情報の提供、推進体制の整備、 環境審議会の設置などの項目のほか、地域環境保全推進や国や他の自治体との協力についても定める 予定であります。以上のように、条例では本市の基本的な取り組みを理念に簡潔に定めることとし、 条例制定後に策定予定の環境基本計画で具体的な施策をお示ししたいと考えております。   また、議員がこのご質問の中で触れられました温室効果ガス削減対策については、地球温暖化対 策の推進に関する法律の規定に基づき、策定に努めることとされ、環境基本計画とあわせて策定する 地球温暖化防止のための地域推進計画の中に、国の施策との連携を図った具体的な施策を盛り込む予 定でおります。計画作成に当たっては、市民アンケート、市民を交えた策定会議、環境フォーラムの 開催などが必要になります。あらゆる自然環境が整っていると言ってもよい本市では、どれか特定の 地域、自然環境のみを取り上げて計画を策定するわけにはいきませんが、市民が本市の環境を特徴づ けるとして、共通認識しているものを手がかり、足がかりにし、環境政策を展開していく必要があり ます。計画策定に当たって、市民参加を得る中からそのキーワードが見出されるものと期待をいたし ております。   例えば吉祥清水と荒川が平成の名水百選に選ばれたことと、本市の産業の基本となるものは水で あることを考えると、水環境の保全及び創造をかなめとして施策を展開していくこともできるという ことになります。今年度設制定に向けて取り組んでいる環境基本条例と、その後に続く環境基本計画 や地球温暖化防止地域推進計画等によって、「自然と環境すこやか社会産業・文化が息づく故郷」の 実現を目指す所存でありますので、ご理解をいただきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) それでは、小杉議員にご答弁を申し上げます。   1項目め、図書館の充実についての1点目でありますが、平成19年度に国から交付された図書費 算定の金額と実際に使われた図書費の決算額はどのようになっているかとのお尋ねについてでありま すが、平成19年度に国から交付税に算入された金額は、小学校分が約1,250万円、中学校分が約1,100 万円で、決算額は小学校分が652万円、中学校分が356万円となっております。しかし、実際にはこの 算入額に対しまして、旧市町村の財政力に応じた基準財政収入額を控除した額が地方交付税として市 の歳入となっております。   次に、2点目でありますが、村上市立中央図書館や学校図書館は蔵書数、新書購入、読書環境な ど、住民、児童生徒の要望に対して十分な対応をし、充実させているかとのお尋ねについてでありま すが、中央図書館における平成20年7月末現在の蔵書数は14万4,111冊で、今年度は図書購入費とし て880万円を計上し、約4,500冊の購入を予定しております。図書の購入につきましては、利用者から のご要望や地域住民のニーズを反映させながら、村上市立図書館選書基準に基づき、計画的に購入を いたしております。また、郡市内の図書館を結ぶネットワークシステムにより、リアルタイムでの図 書の貸し出し、返却、予約などのサービスを行うとともに、移動図書館車による郡市内126カ所での 本の貸し出し等のサービスを提供し、利用者の要望にこたえているところであります。   次に、学校における蔵書数についてでありますが、平成20年度においては小学校で約18万6,000 冊、中学校で約7万3,000冊となり、国で定める学校図書館、図書標準冊数を小学校では約6万4,000 冊、中学校では約7,000冊上回る状況になります。また、各学校における読書環境等につきましては、 全校一斉の朝読書や読書月間の実施、推薦図書の紹介、課題追究学習に役立つ図書コーナーの設置、 学習ボランティアの協力をいただきました読み聞かせの開催などにより、読書の楽しさ、望ましい読 書習慣の確立が図られているところであります。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問させていただきます。   6月議会のときに私も学校教育、社会教育の充実というところで、図書費についての、図書費で 交付税算入されている金額についての市長の考え方をお伺いしましたけれども、それを覚えていらっ しゃいますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 知っています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) どういうことだったでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然のことながら、交付税で算入されてきたものは、それを十分に使って図 書あるいは図書館の充実に努めるべきであるというふうに答えたと、このように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、同じ質問を教育長にも伺います。   どんなふうに答弁されたのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 私の答弁でしょうか。 〇8番(小杉和也君) はい。 〇教育長(寺社四男君) 今ご答弁申し上げたこととほぼ同じではなかったでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 6月のときには、市長は今言われたように当然図書費として交付税算入され ているので図書費として使うべきだと、そんなふうに言われていました。教育長は、図書費は本来の 目的に沿った使用をすべきと、そんなふうに言われていました。   数字、今概算で挙げていただいたのですが、私も図書費、数字出していただきました。そうしま したら、財政力指数というものがあって、その辺で交付税算入がいろいろ変わってくるのだというよ うなこともありましたので、理論上ですが、交付税の算入、その財政力指数を考慮したもので出させ ていただきました。そうしましたら、平成19年度の決算ですけれども、旧村上市が357万6,807円、そ れに対して交付税、これ財政力指数を考慮した交付税の算入額ですが、358万1,000円、ほほ100%で すね。荒川地区、決算の合計153万2,629円、それに対しまして交付税額239万9,000円、これは比率で 64%でございました。旧神林村、決算168万4,892円、交付税算入額319万5,000円、53%でございまし た。旧朝日村、決算221万2,677円、それに対しまして交付税額267万8,000円、83%でした。旧山北町 107万4,448円、これに対しまして交付税額214万7,000円、この割合は50%でございました。全体を足 しますと、1,008万1,453円に対しまして1,400万、これは全体ですと72%でございました。この数字 を聞いて市長、何か思われるところありましたら。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 思われるところありますかと言われると、やはり図書費、図書を購入して子 供たちのあるいは地域の学力の向上、あるいは地域力の向上に努めるということだと思っております ので、交付税をいただいた分くらいは極力やはり図書の充実に努めるべきだなと、そのように考えて おります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、教育長はいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 今答弁申し上げましたように、蔵書冊数については、基準を満たしている というようなこともあるのでしょうけれども、やっぱり一番予算措置されたものを、幾ら財政力指数 を掛けたと申しましても、なかなか基本的には財政がまず厳しいというふうなことと、それから校舎 等の改築だとか、そういうふうなところへやっぱり向けたいというのが全国的にも、交付税算入とい うことで使用が特別限定といいますか、されていないというようなことから、自治体ではその使い道 がちょっとずれていったというか、そんなふうなのが原因だと思いますので、私どもの合併前の旧市 町村においてもそれぞればらつきがあるということは、それなりの皆さんの各市町村のお考えのもと で取り組んできた結果だったろうと、こう思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 冊数はクリアしていると言っても、その本の状態によって違うわけです。子 供たちのために、やはりこれぐらい図書費に当てなさいというふうなことで来ているわけですから、 私は市長の答弁のほうが、私が考えるに正しいのかなと思うのですけれども、今後こういう数字は平 成19年度出ました。20年度まだ半ばです。20年度交付税算入されてきています。その図書費に対して はどんなふうにお考えですか。先ほどと同じようなお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 平成20年度につきましては、教育委員会のほうで恐らくそれなりの図書購入 費を考えていると思いますので、私からも極力図書購入について積極的に取り組むようにとお願いを してまいりたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひともその辺のところ、教育部局と市長部局とちょっと違いますけれども、 お金関係は市長部局のほうがやっぱりありますので、その辺のところぜひどうなっているというふう な確認も含めてやってほしいなと思っております。   では、中央図書館の件ですけれども、この辺冊数は伺いました。利用者というのはふえているも のでしょうか、どうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 利用者数につきましては、担当部課長のほうから答弁させます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 利用者数につきましては、平成17年度で約1万400人、18年度で1万2,7 00、19年度で1万3,300ぐらいになっていますので、年々利用者はふえているという状況であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 平成17年度よりは落ちていますけれども、どの年代の人が利用しているとい うようなカウントみたいなのはとっているのでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 特にその年代別のデータ、ちょっと細かいのは私今手元に持ち合わせて ございませんので、ちょっと確認できないということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今確認できないということは、とっているというような理解で私思いますの で、例えばどの年代の人がふえているということも、図書館の利用をふやすには大事なことだと思い ます。そのようなところをしっかり分析していただきたいなと思っております。   それから、住民の要望というものもあると思います。先ほど図書購入費、ニーズを反映させると いう答弁がありましたけれども、どのようにしてニーズを反映させるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 今の広域図書の選定委員会があるのでありますけれども、これは特殊な ケースでして、1冊2万円以上というふうなことで、今まで年間何冊もないということで、この本は 特殊なケースでありますけれども、常に図書館の皆さんが、司書がいるわけでありますけれども、常 にお客さんの、中央図書館の場合でありますけれども、要望あるいは日常の貸し出しの段階で、いろ んな皆さんからのニーズ等も取り入れながら検討をしているというふうなことで対応していると聞い ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私アンケート好きなわけではないですが、アンケートをとるとか、意見箱と か、何かどういう本の購入がいいのですかというようなことの前には、合併前の広域のときには私た ちのほうには来たことがあるのですよ。そういうどんな本をそろえたらいいですかということで、そ ういったこともニーズの把握になると思いますので、ぜひともいろんな形でニーズをとっていただき たい。聞くだけではなくて、実際に書いてもらったりするのも有効だと思います。ホームページの最 初は私見ていますと、かなり情報センターのほう、図書館も充実しているなと思っております。ブロ グなんかも出ております。   それと、移動図書館車の日程、運行表が市報に出ていましたけれども、この辺の反応とか利用度 というのはいかがなのでしょうか。あと何か要望みたいなのがないのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 担当部課長のほうからお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 先ほど1点目、ちょっと私人数の報告の中で、人数報告をした部分、大 変申しわけありませんでした。図書館車の利用者の人数でありましたので、全体の人数でなかったの で、ちょっと訂正させていただきたいのですが、移動図書館車につきましては、議員ご指摘のように 126カ所でそれぞれ地域に出向いて貸し出し等々行っております。その都度それらの利用者の皆さん からご意見等を聞きながら対応をしているということで、当然情報センターのほうにも直接要望等が ある部分については、それを反映させるように図書館車で回っているということであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひとも使いやすいような移動図書であってほしいと思いますし、それで土 日だと思うのですね、運行が。できれば平日までできればいいのでしょうけれども、いろいろな面が ありますので、それぞれ平日の運行もどうだろうというようなことも含めていろんな意見を吸い上げ ていただきたい。   中央図書館には学習室というのもございますが、この辺の利用についてはどうなっていますでし ょうか。中央図書館の学習室です。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 冊数は私1万3,000ずつとらえているのですけれども、利用状況について は担当のほうから答弁させていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 図書室の利用状況につきまして、ちょっと手元の今資料で大変恐縮なの ですが、18年度で5万8,237人、貸し出し冊数で17万7,676冊という、市町村それぞれ旧5市町村で図 書室等もありました18年度当時ですが、その数字になってございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 学習室ってわかりますよね。図書室のわきにあって、高校生なんかが勉強で きるところです。そこの利用者のカウントですか、今のは。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 一応図書室ですから、今議員ご指摘のその部分にはちょっと若干当ては まらないかもしれません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 学習室、私もよく図書館に行くのですけれども、学習室のぞいてみますと、 結構高校生中心ですけれども、子供たちが勉強しているのですね。こういう学習環境をやっぱり整え ていかないと、この地域は学力もまだまだそんな高くありません。そういう環境があると勉強もしま す。ある新聞記事に、大学に行っている卒業生が母校の後輩たちにいろんなアドバイスをしていると。 その中で、図書館で勉強するのも1つの手ですよというようなことが記事に載っていました。確かに いっぱいいるのですよ。真剣に勉強しています。ですから、こういった学習室の利用というのは充実 させていくべきだと思うのですけれども、市長はいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私もあそこに行くたびに高校生が勉強している姿を目の当たりにしています。 当然子供たちの学習をする場あるいは本を読む場等は充実していくべきと考えておりますので、今警 察の跡地等も含めながら、どういうような方向を示していったらいいかという検討に入りたいと、そ のように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それと、中央図書館、朝日図書館の休館日なのですが、祝日が休館日になっ ているのですね。合併協議の時には現行のまま引き継ぐというようなことでなっていたようなのです が、これは市の規則の中に休日が載っているのですけれども、祝日が休館日という理由はどういうこ とでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育部長。 〇教育部長(小野泰三君) 大変申しわけありません。その辺までちょっと掌握していなかったです。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長、祝日に勉強したいという要望が結構あるのですよ。家にいるとやっぱ りしないと。常に通学してきたようなペースで、それで帰りも通学時間に帰ると。リズムができてい るわけですよね、月曜から金曜までの。日曜日はあいている。しかし、祝日になるともうあいていな いと。祝日に図書館を利用したいという人もいると思うのですよ、社会人の方でも。ですから、この 辺規則なので、検討していく値はあるのかなと思うのですが、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) ごく当然のことだと思っておりますので、そのことに関しましても教育部、 教育委員会等と、関係部局と話し合いの上、極力祝日等についても、何かの理由で閉めているという ことであれば別ですけれども、そうでない限りはやはりあけるべきだなという私の考えであります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ほかのところは図書室がありますよね、ほかの地区は。私6日の土曜日の日 に神林の図書室、どんなところかなと思って行ってみたのです。かぎがかかっていてあかないのです。 祝日になっていません。これはどういうことでしょうか、神林支所長。 〇神林支所長(田村 豊君) 改善センターにございます、図書室。それで、私の知っている範囲で は、かぎはかかっていないつもりなのですけれども、ちょっとその辺土曜日、日曜日どういうふうに なっているのか調べさせていただきたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひその辺環境だけは整えていただきたいと。私神林だけ見たので、たまた まかぎかかっていたのかもしれませんけれども、こういったことで環境はぜひとも整えていただきた い。教育長もよろしくお願いいたします。   それから、学校図書館ですけれども、いろんな学校図書館の状態は教育長、全部つかんでいます でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) ご答弁申し上げますが、それぞれの学校、図書館を全部私が見て回ったこ とはございません。一部回っておりますけれども、そんなことで今後機会あればその辺も見てみたい と思いますし、それから先ほどの、ちょっと余計になるかもしれませんが、小中学校向けの図書館と の連携といいますか、中央図書館との連携というふうなことで支援もしておりますので、その辺も出 前やったり、団体貸し出しやったりしております。その辺もPRしながら、不足分といいますか、さ らに対応を充実させていきたいと、こう思っております。今後地区の公民館につきまして、今の公民 館、神林の件でありますけれども、地区公民館そのものがないというふうな状況で、今要望も来てお りますので、図書館等も含めた利用の改善といいますか、その辺も今後検討させていただきたいと、 こう思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私がなぜ学校図書館にこだわるかといいますと、図書館を学校の拠点にした らどうかと思うのですね。いろいろ調べてみましたら、尾道市のある小学校では学校図書館が変わっ たら子供たちも変わったと。そういうような成功例があるわけですね。読書の分だけその子の世界が 広がって、他人への想像力がつき、いじめとは縁遠くなる。雰囲気も落ちついたのだというようなこ とがあるのです。それで、こう図書館を拠点にしたいと。残念ながら一中の事件ありましたけれども、 その後小学校とか中学校は落ちついているのでしょうか、ほかの学校とか。どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 私に報告来ているので、特別問題とされている大きいのはないのでありま すけれども、なかなかやっぱり全くないということはありません。ただ、それぞれ常に報告、連絡、 相談というようなことで、早急に適宜にやっておりますので、それぞれ指導しながら改善に向けて取 り組んでいるというふうなことで、一応大方落ちついているというふうなことでよろしいかと思いま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 大きいのはないということは、小さいのはあるということですので、その辺 のところをしっかりとご指導願えればと思います。   それから、地域の人が入れるのも図書館が一番入りやすいと思うのですよ。図書館に入ってもら う。学校開放、学社融合、いろんな形で言われていますが、図書館を拠点にして地域の人にも入って もらう。それで、学校の運営をしていくと。これから退職者の方とかいろいろ出てきますので、そう いったところ、図書館を拠点にして学校に来てもらうという方向性がいいのかなと思います。ぜひと もその辺のところも学校図書を充実させていただきたい。   それから、とにかく現状を見てください。今の冊数いっぱいある。本がどんな状態か。ぜひ自分 の目で見てください。今までの方より2倍も3倍もぜひとも現場に行っていただきたいなと思ってお ります。よろしくお願いいたします。   次に、環境に対してですけれども、基本条例はことし作成していくと。これは大まかな条例です ので、計画のほうがやはり重要になってくるのかなと思います。環境に対しての取り組み、たまたま きょうの記事にあったのですけれども、国土交通省の国土交通政策研究所が調査したものがあるので す。地球環境保護への貢献については、85%の人が日々の消費活動で貢献したいと。CO2削減に対 する消費者の関心は高いと思うのです。しかしながら、やはり行政が中心となってPRしていく。こ んなことも私必要だと思います。市民の目に見えるように、市長みずからぜひPRしていただきたい。   ちょっと提案というか、こんなのはどうかということですけれども、今の市長車、市長の車、こ れは買い取ったもので黒塗りの高級車ですよね。後ろに何人も乗らないのにそんな車がいるのかどう かちょっとわかりませんけれども、5ナンバーのハイブリッド車にしたらどうかなと思うのですよ。 目に見えて環境に優しいというようなことですので、いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今私が乗せさせていただいている車ですけれども、旧神林村で使っていた車 でございまして、リース対応で乗っているということでございます。   それとこれとは別の問題だと言えばそれまでですけれども、こういう時代に入りまして、今言っ たようにハイブリッドカー等についても、これからは十分に検討をしていかなければならないなと、 そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) リースだったのが、リース期間が終わって買い取ったと。平成19年度の神林 村の決算にも出てきていると、そんなふうに私は確認しました。   それはそれとして、京都の亀岡、こういうところで実際にやっているところがあるのですね。本 当に市長みずからこんなふうにPRしたら、市民もCO2削減取り組んでいこうと、そんなふうに思 うと思いますので、よろしくお願いします。   それから、今リサイクルの廃油の燃料を使ってということがありますけれども、これもちょっと 調べてみましたら、エンジンなどの改造は必要ないと。車検証の何か取りかえが必要らしいのですけ れども、この辺、市の車にすぐ対応できないものかどうか、その辺のところはいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 廃油を使った、精製して車を走らせる、燃料にするということですね。私ち ょっとそれについては、そういうのが可能かどうかにつきましては、ちょっとわかりかねますので、 担当部長もしわかりましたらお願いをしたいと思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境衛生課長。 〇市民部環境衛生課長(本間太一君) お答え申し上げます。   議員おっしゃられるように、ディーゼルエンジンの車につきましては、車検証に1項目追加です ぐ対応可能です。ただ、今現在私どもの地域でバイオ燃料、俗に言う廃油から精製した燃料につきま しては、民間の会社で自前で精製して、自前で使用しているというところまでしか把握してございま せん。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市長車とともに、ぜひともそういうようなこともぜひPRしていただきたい。 民間の車がシール張ってあるのですよね。そういうのを使っていますよと。ああ、そうなのかと。す ごいPR力になるのですよ。やっぱりそういったこともぜひとも検討していただきたいと、そんなふ うに思います。   それから、資源ごみの活用なのですが、今庁内の方にお願いしていろいろ回収しているのですけ れども、この辺市の方向性として、現状のままなのか、あともう少し何かいろいろしたいなと思って いるのか、その辺のところいかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 環境衛生課長。 〇市民部環境衛生課長(本間太一君) お答えします。   ごみの分別等含めまして、旧市町村のものを統一していこうということで合併協議の中にもあり ますので、それらを資源ごみと、数としましては多いほうに統一していこうという考え方でございま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 平成20年度の予算でも、この資源ごみ、売却が4,000万、収集の手数料とい うのでしょうか、何かもろもろのが1,684万、かなり収益があるのですよ。ひとつ私旧村上市の平成2 0年の3月のときにもいろいろ提案したのですけれども、多分引き継がれていないと思うので、また 申し上げたいと思うのですけれども、アルミ缶、スーパーに山のように出ているのです。結構2カ月 に1回、1カ月に1回だとたまるのですよ、家庭の中で。そういったことで、アルミ缶等のステーシ ョンを本庁舎とか支所とか、公共施設にその回収できるものを置いて、それを収入としてベルマーク 的な考え方で、その収益で学校にソーラーライトをつけるとか、そういう環境に対しての政策、備品 に充てるとか、こんなふうな形で考えていったらどうかなと思うのですが、市長いかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今現在やっているかどうかにつきましてはちょっと私、やっていないという ことですね。これからは十分に検討をする値のあるものであると考えていますので、果たしてそれ買 ってくれるのかどうか、引き取ってくれると、ペットボトルはものすごく今高くなっていると聞いて いますけれども、それらも含めまして検討に値する問題であると考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 現に愛知県の安城市というところでもやっておりますので、そういったとこ ろを参考にして、ただ回収するだけでなくて、今言ったように教育的なもの、環境教育的なものを加 味して、ぜひともやっていただきたいと思っております。   ソーラーライトのようなものが私はPRが一番いいと思うのですけれども、神林の砂山小学校に ソーラーライトがあったようにちょっと思っているのですが、市内にソーラーライトのようなものが どこか設置されているところってあるのでしょうか、学校教育課長。 〇議長(佐藤宮吉君) 学校教育課長。 〇教育部学校教育課長(大滝和春君) 今それに伴う細かな資料持ち合わせておりませんが、砂山小 学校には間違いなく設置されております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) やっぱりシンボル的なものがあると、なぜこれが電気がつくのだとか、環境 教育にも役立つと思いますので。   それから、国のほうの補助は来年度の予算で復活したのですね、1度切れて。ところが、東北グ リーン電力基金とか、そういったところは毎年公共の施設で風力発電とか太陽光発電をする場合には 助成しているのです。残念ながら8月31日で終わってしまったのです、その締め切りが。ただ、毎年 毎年やっていますので、こういったものもうまく利用しながら、本庁舎に設置して関心を集めていた だきたい。ぜひ形として見えるものにやっていただきたいと、そんなふうに思っております。   それから、行政が取り組んでいる温暖化防止の中で、板橋区の緑のカーテンというのがあるので すけれども、この辺は市長ご存じでしたでしょうか。東京板橋区、緑のカーテン。〔質問終了時間5 分前の予告ブザーあり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 内容的に詳しく知っているかと言えば、内容的にはそれほど詳しく知りませ ん。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) つる系の植物を窓の外にはわせて、それで植物のカーテンで強い日差しを和 らげると。温度も下がるのだというようなことで、率先してやっております。公共施設もやっている のですね。それから、保育園、児童館、小学校、中学校、全部に取り組んでいるのです。つる系ので すと、ゴーヤなんかもできるので、そのゴーヤを収穫して、それを調理して、またいろんなことに役 立てていると。そういうようなものもございます。ぜひともいろんな形で研究していただきたい。計 画をつくるときにいろいろなことができると思います。先進のところはやっています。ただやるだけ ではなくて、プラスその教育的な部分もぜひ加味しながらやっていただきたい。   太平洋戦争とか湾岸戦争とかはエネルギーの戦争だと。エネルギーの戦争だったのだというよう なふうに言われています。これから本当に水とか、食料とか、奪い合うような時代が来るとも限りま せん。ただ、この地域、さっき市長言われましたように、森林ですね。すごく逆にとらえれば、これ だけ広い森林があると。これはすごい資源だと思うのです。そういったことを生かす取り組み、個別 の市町村ではやっていたのでしょうけれども、新市としてアピールする。それから、水、言われまし たよね。源流から下流まで、今三面川であれば新市の中で一体でございます。そういうものをぜひと も生かして、CO2削減、これからかなり厳しいと思います。2012年まで日本が削減するには。京都 議定書で6%約束しましたが、1990年の基準です。それよりももっとふえています。かなり厳しいで す。一人一人ができること、行政ができること、やっぱり一人一人市民に訴えていくためには、行政 がきちんとPRしなければならない。森林は特に魅力でございます。その辺のところ、市長いかがで しょう。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私たちの母なる地球、非常に病んでおります。限りある資源であります。そ して、ご説のとおりこの地域はすばらしい先人たちの手によって大きな森、いわゆる森林が非常に多 く存在しております。森林があるということは、きれいな川が生まれ、そして森林の育ったプランク トンが海に入り、それを食料としている魚介類、海草、非常にすばらしい自然循環がありますので、 それらを大切にしていくような施策をこれからも構築してまいりたいと思っておりますし、また子供 たちにも受け伝えていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 図書館の件と環境について質問させていただきましたけれども、図書館が今 まで村上の場合はそういうのがなくて、広域の事務組合で中央図書館の場合やっておりました。です から、まだなかなか詳しくつかめていないのかもしれませんけれども、新市になりまして、市の建物 でございます。図書館というふうに私書いているのです。ですから、いろいろな状況を、住民の要望 とか生かすためには現状を把握していないとだめだと思いますので、その辺のところもう少し詳しく つかんでおいていただければと思います。   また、図書館については折り入って質問させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお 願いいたします。   以上で私の質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。           午前10時51分  休 憩                                                        午前11時04分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、16番、姫路敏君の一般質問を許します。   姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) それでは、議長の許可が得られましたので、これから私の一般質問を行いま す。私の一般質問は3項目ございます。   1項目、環境問題の取り組みについて、2番目、行財政改革の推進について、そして3番目、情 報化社会の構築についてでございます。   要旨の詳細については皆様のお手元に配付しているとおりでございますので、市長のご答弁の後 に再質問いたしますが、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 姫路議員の3項目のご質問について順次お答えいたします。   最初に、1項目め、環境問題の取り組みについての村上市として北海道洞爺湖サミットにおける 福田総理大臣の議長総括の提言書をどのようにとらえて進めていくのかとのお尋ねについてでありま すが、本年7月に開催された北海道洞爺湖サミットにおいて、福田総理大臣が発言した議長総括2、 環境・気候変動の項目については、喫緊の課題として世界的に取り上げられている地球温暖化問題に 対する対応策として打ち出されたものととらえております。   国レベルでの地球温暖化問題への対応としましては、1998年の地球温暖化対策の推進に関する法 律が制定され、2002年の地球温暖化防止京都会議において可決された京都議定書で、本国の目標とし て2008年から2012年までの5年間で1990年を基準とした温室効果ガスの6%削減が定められました。 本市としても環境問題、とりわけ地球温暖化問題につきましては、早急に対処すべき問題と考えてお り、本市においても生活の利便性の向上と温室効果ガス排出量削減のバランスをとることが重要な課 題であると認識しております。温室効果ガスの中でも圧倒的に排出量の多い二酸化炭素の急増は、地 球温暖化の最も大きな問題であります。電気を使い、自動車に乗り、大量のごみを出し続ける私たち の生活は、二酸化炭素を大幅に増加させ、地球環境に大きな影響を与えております。すべての生物の 生存基盤である地球環境を守るためには、私たち村上市民だけでなく、日本に住む人々、そして世界 じゅうの人々との連携が必要であると考えております。   このような認識のもと、対応といたしましては、現在2つのことを行っております。1つは、先 ほど小杉議員のご質問にもお答えいたしましたとおり、環境問題全般への取り組みに対する本市の基 本姿勢を示す環境基本条例を今年度中の制定に向けて策定中であります。   もう一つは、地球温暖化対策の推進に関する法律、第20条の3に基づく実行計画策定に向けて、 市の事務事業により排出される温室効果ガスの排出量を、来年3月31日までの1年間かけて現在調査 しているところであります。この実行計画は、都道府県及び市町村がみずから行う事務及び事業に対 し、温室効果ガスの排出量の削減並びに吸収作用の保全及び強化のための措置に関して策定すること が義務づけられており、温室効果ガス排出抑制に関する庁内の仕組みを確立するための計画でありま す。調査範囲は市が行うすべての事務事業で、調査項目は燃料使用量、電気使用量、自動車の走行量、 走行距離、これは燃料別、車種別、ボイラー等機関の燃料使用量などのほか、一般廃棄物焼却量、下 水終末処理場やし尿処理場における処理量などで、調査結果に基づき来年度以降計画期間、目標、措 置の内容を定めることとしております。   さらに、来年度からは環境基本計画策定に向け、あわせ地球温暖化対策の推進に関する法律第20 条第2項に基づく地域推進計画の策定を予定しております。京都議定書目標達成計画を勘案し、本市 の自然的、社会的条件に応じて温室効果ガスの排出の抑制等のために、国の施策との連携を図った具 体的な施策を盛り込んだ本市全体の計画を策定する所存であります。   また、林業分野では京都議定書目標達成計画に盛り込まれた温室効果ガス6%削減目標のうちの 森林吸収目標である3.8%を達成するためには、間伐材の森林の整備が課題となっており、本年5月 には森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法が施行されました。本市においてもこの法律に基 づき、村上市特定間伐等促進計画を策定し、間伐促進に取り組むことにしております。今後これらの 計画を着実に実行し、本市の環境、ひいては地球環境全体の保全のため、地球温暖化への対策は進め たいと考えております。なお、市の庁舎内での具体的な取り組み例といたしましては、冷房温度の28 度℃設定、6月から9月までの夏季におけるクールビズの励行、ノーカーデーの設定、電灯の小まめ な消灯などを行っております。   次に、2項目め、行財政改革の推進についての今後10年間で職員の3割以上の大量退職があるが、 採用を極力控え、おおむね人口100人に対し職員1人の職員体制の実現を目指すとあるが、そのこと をどのように実現していくのかとのお尋ねについてでありますが、行政改革を進めるに当たっては、 基本となる方針を民間有識者による行政改革推進委員会に諮り、答申を得て平成20年度中に行政改革 大綱を策定したいと考えております。大綱の改革期間は平成21年から28年までの8年間とし、組織、 職員改革、財政改革、行政サービス改革、施設改革を中心に構成をいたします。具体的な方針は前期 4年間の実施計画を平成21年度中に作成し、実行していくつもりでおります。   ご質問の職員体制については、今後10年間で約380人の定年退職者がありますが、補充をその3 割で対応していくと合併時に市民にお約束してきたこともありますから、組織機構のあり方や補助金 の基本指針のもとに、基本3方針としてその方法を定めるものであります。計画目標の平成28年度以 降も充実していける行政組織の構築を目指してまいりますが、急激で、しかも大幅な職員減の体制を つくっていくことになりますので、例えば施設見直し計画や市民と協働のまちづくり指針など、各分 野の計画などと綿密な連携を図り、平成21年の秋までには平成24年までの具体的な実施計画をつくる 予定としております。いずれにいたしましても、具体的な計画をこれからつくり上げていくこととな りますので、ご理解をいただきたいと思っております。   次に、多くの臨時職員が雇用されているが、正規職員と臨時職員との仕事の分担をどのように考 えているか。臨時職員数と人件費、そして置かれている職場環境とのかかわりを含めて説明いただき たいとのお尋ねについてでありますが、その人数については、平成20年6月1日現在394人でありま す。その内訳を申し上げますと、事務補助に55人、保育士に106人、指導員、介助員に78人、用務員、 作業員に43人、調理員に48人、販売員、接客員に23人、保育園送迎バス添乗員に21人など、多岐にわ たる職種において雇用しております。なお、この人数には正職員による育児休業や出産休暇、介護休 暇の取得のため、10人が含まれております。また、4月から7月までの4カ月間に支払われました賃 金の総額は1億7,405万3,144円となります。大変失礼いたしました。   正職員と臨時職員の仕事の分担についてでありますが、臨時職員の雇用に当たっては、臨時的業 務が発生したときや、業務量が増大する見込みがあるときなどを原則としておりますが、保育士にお いてはこれまでの雇用状況を踏まえ、配置しているため、特にその人数も多くなってきております。 勤務状況については、8時間から短時間のものも含めて、それぞれの業務実態に応じて勤務する日数、 勤務時間を決めており、日々正職員が臨時職員を指導しながら業務の遂行に当たっているところであ ります。   また、職員教育についてでありますが、正職員の数を計画的に減らしていく中で、当然ながら1 人の職員における守備範囲も広くなりますので、その能力向上にも努めていかなければならないこと から、業務上の研修も含め、これまでにも増してさまざまな研修を受けさせることが必要となります ので、これまでのような新潟県での研修への受講も含め、各職場内研修などを実施してまいります。 なお、本年度は新潟県自治研修所等での研修計画のもとに、新採用職員を含む110人を順次受講させ ているところであります。   次に、3項目め、情報化社会の構築についての1点目、今後の新村上市の情報通信の将来像を具 体的にどのようにイメージすればいいか。また、どの時期までにどのように整備構築するつもりでい るのかとのお尋ねについてでございますが、ご承知のように朝日地区においては最先端の光ファイ バーによる情報ネットワークが構築されており、山北地域においても今年度完成の予定でありますそ の他の地域の整備につきましては、合併協議において合併後の地域情報化基本計画の中で検討すると されているところであります。情報化基本計画の作成に当たりましては、民間有識者による策定委員 会に図り、新村上市の情報通信のあるべき姿など、基本的な施策内容については、今年度中に取りま とめることとし、整備目標など、具体的な実施計画については、財政計画などとの連携を図りつつ策 定する予定にしております。   次に、2点目、最近では携帯電話のメールによる情報発信も頻繁に活用されているが、教育、防 犯、防災などの面でうまく取り入れる方法を考えてみてはいかがかとのお尋ねについてでありますが、 携帯電話は最も身近な手軽な情報端末であり、地域情報化の重要な要素と認識しております。現在む らかみ防災・防犯情報ねっとにより、防災・防犯交通情報を発信しており、登録者数は6,000人を超 えている状況であります。今後もより多くの市民の方々に利用していただくよう、広報を通じて登録 者の拡大を目指すとともに、ご意見を尊重しながらさらなる活用策を研究してまいりたいと考えてお りますので、よろしくお願いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ご苦労さまでございます。先ほど数字が私わかったのは、前に総務のほうに 尋ねて、臨時職員の数とそこにかかわる賃金の計算をしていただいて、それをもとに質問しますよと いうことでございますので、それで私のほうでも金額については把握していたということでございま す。   それでは、環境問題について再質問いたしますが、先ほど小杉議員のほうにもお話がございまし たが、環境の基本条例を市としてみればこれから策定していくのだと。これでよろしいかと思います が、洞爺湖サミットの議長総括ございますが、その件について私のほうでこのたび質問していくわけ ですが、この洞爺湖サミットの議長総括は市長読まれましたか。読んでここの場に来ておられますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全部は読んでおりません。新聞で読んだ程度でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 教育長はこのサミットの議長総括について読まれましたか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 全部の報告は読んでおりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 全部読んでも大した量ではないです、これは。1番から6番までございます。 1番が世界経済について、2番のことを私これから環境・気候変動というふうに、3番が開発アフリ カというふうに、政治問題というふうに書かれておりますので、大したページ数ではないので、もし そういうときにはしっかりと読んでこられてここにいてもらうとありがたいと、この辺ひとつ注文な のですが、この村上市もいろいろな環境の件で真剣に取り組んでいる個人や団体、ボランティアの方 も含めていらっしゃいます。例えばEM菌関係で一生懸命頑張られている方もいらっしゃいますし、 最近だと瀬波温泉のほうにですか、熱利用活用の地域新エネルギービジョンFS調査策定委員会とい うようなものを皆さんでそろってつくっておられますけれども、これは観光部長の名前も入っていま すが、ご存じですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 存じております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) どんな委員会なのですか、それ。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 新しい熱エネルギーを模索していこうというのが基本でございまし て、要は瀬波温泉から出る残渣と温泉熱を利用しながら、ガスを発生して電気を起こしていきたいと いう中で、ハウスなんかに利用できないのかどうかというふうなことで、今研究模索している委員会 でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そうですね。大変すばらしい発想でやられている委員会だと思います。多く の民間の人たちがボランティア精神旺盛の中でやられているということでございます。それで、私は そういったように環境の問題に対して、これからはこの日本国が、福田総理大臣は退陣されましたが、 7月の7日から3日間サミットが行われたわけでございますので、そこでも温室ガス、2050年までに 半減ということで、今市長答弁あったとおりなのですが、村上市としてありきたりの環境の条例をつ くるのではなくて、何かひとつアクションの起きるような組み立て方をしていただきたいなと思うの です。それで、日本が先頭を切って温室効果ガスを2050年まで半減しようと。そして、相当な予算を そこにつけていきます、これから。その予算を何とかこの村上市の産業の活性化のもとにもしていこ うと、いければなと、こういう考え方があるのです。ただ削減すればいいではなくて、それが還元さ れて、村上市の産業の一環としてなるというような考え方のもとに進めていただきたいと思いますが、 市長どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くすばらしい考えだと思っております。私どももこの機会をとらえて、今 姫路議員がおっしゃったようなことで事業を進めていければと考えていますので、もしいいご提案が ございましたらいつでも結構でございますので、ご提案をいただきたい、そのようにお願いいたしま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 京都議定書は1997年の12月、それに伴って1999年ごろから、平成10年ごろか らいろんな自治体で環境宣言ということで、環境宣言都市ということでいろいろ手を挙げられている 自治体も日本国じゅうに多うございます。それはその当時のことでありまして、今ここサミットに来 て、そして削減ということであれば、具体的な、例えばの話、環境宣言都市で温暖化防止、これはい いのですが、そうではなくて環境温暖化を温室効果ガス削減6%実現とか、50%削減とか、そういう 具体的な数字を出してでの宣言をなされるような形というのは、国にもそこの部分について気を引か せる部分もあろうかと思いますが、そういうことの中で今チームマイナス6%、ご存じですか。チー ムマイナス6%。市長どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 存じ上げておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) これは国というよりも、NGOとかNPOとか、いろいろさまざまな団体も 含めて、その6%削減の2008年から2012年までの間に、1990年の基準として、それより6%削減しよ うということで発していくわけですが、そこにチームマイナス6%、ここに新潟県だと新潟県も入っ ております。五泉市、柏崎市、佐渡市、新発田市、新潟市、三条市、長岡市、こういった市が入って、 いろいろな取り組みの状況をホームページ上で交換しているのですよ。そして、披露していくのです。 やりとりをしていく。こういったような取り組みの中に、村上市もぜひ参加して、そして口で言うだ けではなくてどうなったのだという結果を報告し合って進んでいくものなのです、環境問題について。 こういったところ、ひとつ調べて取り入れていただいて、そして参加していくという形とれればどう かなと思いますけれども、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大変いい考えでありますので、今言った市にはない村上市の取り組みができ る、例えば先ほど来申し上げておりますように、我が村上市は森林を非常に多く保有しておりまして、 森が非常に多くあります。それらは今言った市の中にないわけでございますので、それらも含めまし ていろいろな面で交流をいたしながら、チームマイナス6%と今お聞きしましたので、それらについ ても検討をさせていただきたい、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それが最終的に産業に結びつくような形で取り入れていくと、市として。た だやっているのではなくて、それが最終的に産業に結びつくような形を考えていくと、ここがひとつ 大事なところ、よそにはないところだとは思うのですが、よそもそう考えているのかもしれませんが、 例えばの話ですよ、月に1度とか3カ月に1度とか、何でもいいのですが、例えばの話、月に1度、 村上市は村上市企業も市民も全員こぞって、10時になったら電気を消す。例えばの話ですよ。10時に なったら電気が全部消える。明かりがない。温泉も、どこも、こんなまちへ来てみませんかと、例え ば。こういうやり方です。要するに人がやっている、右倣えでやるのではなくて、そこからひとつ左 にも進めるような考え方を持って、PRしていくと、国に対して。アプローチもかけていく。温泉な んかでも相当反対もあるかもしれません。でも、そういう温泉に来てみませんかと。観光客の皆様に ろうそくをあげます、こんな感じでやるというのもおもしろい企画かなと思うのです。どうですか、 市長、その辺。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私もそういう取り組みは大好きでございますので、それはそれとして、それ らに類するような、やっぱり何かユニークなことをやっていかなければならないなとは考えています ので、非常に参考にさせていただきたいなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 先ほど森林だと3.8%という削減の何か目標があるらしいのですけれども、 そういったような目標を、今どういう状態になっているのかを調査していくということをも含めて、 それら調査した数字を出して、なおかつそういう取り組みをして、何%市としてみれば削減ができた ということもPRの1つですので、そういうことをさっき言ったチームマイナス6%のところに上げ ていくのです、やっていることを。それを少しちょっと考えてみてください。一応そんなようなこと で、環境問題は取り組んでいただければなと思います。   その次に、行財政改革の推進についてでございます。先ほど適正な職員数ということで、臨時職 員数が私が総務課から上がってきたのは394名、1億7,405万3,144円支払ったということでございま す。私思うのですが、100人に1人というのは、いつだれが言ったことなのですか。適正なというか、 今この計画でいくと100人に1人というのにしたいのだと。7万人であれば700人ですよね。100人に 1人なのだという、その100人に1人という定義はどこからどういうふうに出てきたのですか。ちょ っとお聞かせ願いたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳しくは担当部長から説明をいたさせますが、恐らくいわゆる自治体を運営 していく上で、自治体の職員の数は人口100人に対して1人が理想的であろうというような、自治省 かどこか、今説明いたさせますけれども、そういうことで私は理解しているということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 政策推進課長。 〇企画部政策推進課長(相馬正喜君) 今市長も申し上げましたように、各地方自治体においてはお おむね人口100人当たり1人というものがあり、これが基準だというものではなくて、人口規模に応 じた類似団体と比較した場合というところに用いられているものが大体こういうふうになっていまし て、総務省では人口1万人当たりの職員数の積算に割り返すと100人に1人当たりの数が出てくる、 または財政規模を出していくときに、人口1,000人当たりの財政規模はというところで割り戻してい くと、大体おおむね100人に1人というようなのが類似団体としては大体のベースになるということ であります。ただ、これが面積、その他諸条件によって適正な物差しになるのかというところは、今 大変疑問なのでありまして、今現在この12月までめどに、新たな標準になるものを検討するというふ うな国の動きになっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) それはどうあろうと、100人に1人にしようとしているわけでしょう。それ が疑問があるとか何とかって、国が変えようとしているとかといいながらも、村上市は100人に1人 にしようというわけでしょう。だから、それで走ってもらうのであれば走ってもらえばいいのだろう し、ただ言えることはさっきも言うように、荒川町の人口密度の高いところ、村上市内の人口密度の 高いところと朝日村とは一緒にできないですよね、やっぱり。そういうところは均衡を保ちながらバ ランスをとっていかれたほうがよろしいかなと、こういうふうに思います。   例えば100人に1人で7万人を基準として、100人に1人で700人、基準がいやいや140人に1人と いったら何人になるかわかります。適正な村上市の適正な職員の数は140人に1人だといったら何人 になるか。簡単ですね。500人なのですよ。7万人を基準とすれば。いやいや150人に1人だといった ら466人になるのです、職員数は。だから、私は思うのですが、100人に1人であれば100人に1人で いいのでしょうけれども、その10年間のスパンで、答弁の中では大幅な、急激なという表現を使って おりますけれども、何も10年間の間に3割削減するぐらい、急激でも大幅でもございません。民間の 企業にいたしてみれば、半年後にはその企業はもう10人ぐらいになったりしますよ。だから、やっぱ りそういうところがまだまだ減らしていく段階では、生ぬるいというようなところも私にはあるよう な気がします。いろんな行政の中にはいろんな機構が、組織の体制があるから、どうしても一概には どんどんできないという部分も、それは確かにあるのでしょうけれども、私にはそういう感覚にしか 聞こえてこないです。10年間で3割削減することは、急激でもないし大幅でもないと。そのために合 併したわけですから、やらなければいけないことだと思うのです。それを大幅なとか、急激なとかと いう表現に変えて、我々に答弁すること事態が私は間違っていると、こういうふうに思うのです。   臨時職員さんが先ほども言ったように394人、それだけのお金をかけて、4カ月で1億7,400万、 それでそうすれば1カ月4,350万、年間で5億2,200万円の臨時職員さんの手当が支給されるわけです。 そして、臨時職員さんというのは、先ほどの答弁だと産休とかいろいろ、正職員さんが休まれたとい うときの補てんというか、補てん的なお仕事としてやってもらっているのだという感覚でとらえてよ ろしいのですか、それで。それでいいのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この臨時職員につきましては、先ほどもご答弁の中で申し上げましたが、旧 市町村単位では保育士を正職員としないで、当初から臨時職員待遇といいますか、一部では派遣職員 等で対応しているというようなこともありますので、こういうような結果になっているというような ことで、日常的には臨時職員が正職員の仕事を補佐するのが本来の、私は臨時職員の姿ではないかな と考えておりますので、あくまでも正職員の補佐をするのが臨時職員の仕事ではないかな。そして先 ほど来言いますように、正職員の休暇あるいはお産等、いろいろな事態が生じたときに、あるいはま た事務量がふえた、災害等があったというようなときに頼むのが臨時職員の頼み方ではないかなと、 そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長のほうでは臨時職員は正職員の補佐をするのが臨時職員という今答弁で すけれども、それでいいのですか。そういうことなのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 言葉としては、今補佐すると言いましたけれども、責任あるもちろん仕事を いたさせていただきますけれども、正職員みたいな最後まで責任がある仕事ということではない、や はり正職員の仕事を手伝ったり、それが補佐するという言い方がいいのかどうかは別といたしまして、 そういうような立場にあるのが私は臨時職員の仕事であると考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 村上市には採用して正規の職員さんがいらっしゃいます。正規の職員さんだ けでものができないのでしょうか。不思議でしようがないです。どこの会社もそうなのですが、正規 の職員がその定数きちんとあるわけですよ。その職員で臨時職員要らないですよ。私はそう思います よ。正規の職員だけでいいのではないのですか。なぜできないの。なぜ臨時の人がいなければ仕事が できないのですか。そもそもそこに私は間違いがあると思います。語るときにはいつも正の職員さん の人数を言うわけです。今1,000人を今度700人て。臨時職員さん400人近くいますではないですか。 では、この方々は今後どうなるのですか。カウントされていかないのですか。カウントもされないの であれば、最初からいないほうがいいし、どうですか、市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私は町長時代から臨時職員は多くは使わない方針でやってまいりました。当 然仕事といいますのは、職員は最後まで責任ある立場で仕事をするのが私は正職員の仕事であると。 そういう認識のもとで、私は極力というか、臨時職員の採用は多くをしないというような基本的な考 えのもとでやってまいりましたので、今姫路議員がおっしゃることと、私が考えることは同じ面もあ りますので、それらについてこれからその定数管理について、しっかりと取り組んでいきたい。ただ し、先ほど来姫路議員がおっしゃるように、急激にということは、今非常に問題になっておりますの が、いわゆる消防署職員の団塊世代の大量退職、そして保育園の大量退職なのですよ。ですから、急 ぐ必要があるということでございますので、ご理解をいただきたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 消防の職員も、保育園の職員も正職員で雇えばいいのですよ。当然消防なん か臨時なんかできません。臨時職員が責任がないというようにもとらえられるような発言は、これは 改めていただきたいのですが、正職員だけが責任があるのではなくて、臨時職員だって一生懸命やっ ている。私は何が言いたいのかというと、同一賃金、同一労働に反している自治体があるのです。わ かりますか。同一賃金、同一労働、これこそが組織のモラルなのですよ。同じ仕事をしている人は同 じ賃金をもらう。これが意欲なのですよ。   つまり臨時職員さんをもし雇い入れてやるのであれば、例えば市民課であれば市民課の窓口が全 部臨時職員、正職員1人もいない。臨時職員、同じ仕事をするのです。臨時職員だけで賄う。同じそ の課の中に、同じことをしていて、私が一生懸命やっていて、右で一生懸命やっている人も臨時職員 と正職員と、同じことしていて給料もボーナスも身分も違う、こういう雇用の仕方をしていれば、お もしろいとは思いませんよ、臨時職員さんも。臨時職員は3カ月、半年、1年の間にいろいろと契約 更新がございます。一生懸命働いていますよ。何か間違いが起きているのではないかなというのは、 正規職員からすれば、臨時職員は自分たちの手足なのだと。例えばですよ。臨時職員は我々の手伝い のためにいるのだと、こういう労働環境があったならば、組織は衰退いたします。何かそういうよう な気がするのです。臨時職員、一生懸命やっています。臨時だから一生懸命やるといったら、そうな のでしょう、恐らく。私はそうとしか思えないのですけれども。でも、彼ら、彼女らが、臨時職員が 本気になってこの村上市のサービス向上のためにやられるとするならば、正職員と同じ給料と身分保 障を臨時職員にしてあげることが何よりもなのです。しかしながら、それだけのことができない。そ うであれば最初から正職員だと。そうすれば、臨時職員だけのポスト、全員が、臨時職員だけでやる ポストをつくってあげることなのです。そして運営することこそが臨時職員のやる気を出させます。 右左に正職員がいて、自分が臨時職員であると。私はそう思うのですが。   その感覚というのが、どうも私は、例えば正職員でも何でもいい、村上市の職員の組織の中で、 コア・コンピタンス、わかりますか、市長。コア・コンピタンス。他の企業と違う部分、技術のある 部分をいうという。要するによその自治体と違う部分を引き出そうと思ったら、どういったことがこ の組織の中で存在してくればいいのか。これちょっと考えてみてください。教育長、考えてみてくだ さい。どうですか。市長、どうですか。わからなければわからないでいいです。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いろいろ今姫路議員から臨時職員についてお話がありました。私もいろいろ なことを聞いていることは聞いております。仕事もできる職員もいるというようなことでございまし て、ただ同じ部署に臨時職員だけを置いて、そこで仕事をさせるということでありますけれども、私 もちょっと今調べてみないとわかりませんけれども、いわゆる職員としての最終的な責任ということ になってまいりますと、何らかの問題があるのではないかなとは思っておりますが、それは後で勉強 をこれはしなければならないなと。本当におっしゃるとおり、仕事を一生懸命にできる臨時職員、多 くいると思います。それを正職員が手足のように使うということではないのではないかなと思ってお ります。そういうことがあるとすればけしからんことでありまして、組織がおかしくなっているとい うことでありますので、十分それは検証する必要があると考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 私が求めているのは、この村上しかないものの組織をしっかりと保てる、今 合併したからこそできる部分、私は職員さんが制服を着るべきだと思うのですよ、制服を。私は自衛 隊に7年間いました。これは私の経験ですけれども、ふだんはジーパンとかポロシャツとか、そうい う感じです。制服を着たら、これから勤めだとなるのです。私は最低限そういうのがあってもいいの かなと思うのです。例えばブルーで統一されればブルーで、職員さんは。そして、よく言われる。臨 時職員さんも、市民から見れば臨時職員も正職員も同じなのですよ、わからないから。コンビニエン スストアで研修生という、ちゃんとここに張っていますよね。しっかりとそういうことで見分けのつ く、そういう仕事が私はめり張りのつくような部分が必要なのかなと思うのです。そして、その組織 を統制していくというか、そういうことも必要なのかなと思うのです。やっぱり正職員さんは正職員 さんできちんと、臨時職員さんは臨時職員さんなのだけれども、正職員から見た臨時職員への格差的 な目、これはやっぱりあってはいけないと。もしあるとするならば改めていただきたい、市長言うよ うに。そういうふうにして、組織を固めていく。そして削減していく。これ大事なことだと思うので すが、どうですか、市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 制服の問題については、議員もご承知かと思いますけれども、以前は制服を 統一した時期もあったのですよね。旧村上市はちょっとわかりませんけれども、それを何の理由で職 員の皆さんが、多分職員の皆さんから意見が出てきたと思います。その制服を廃止したわけですよね。 だから、その点の経緯をもう一度よく検証をいたしまして、本来であればやはり制服を着ることによ って、それはぴりっとしますよね。我々クールビズでネクタイしていませんけれども、ネクタイすれ ばぴしっとすることは当たり前の話なのですけれども、制服をすることによって村上市職員としての 気質、気構え等がわいてくるのは、それはごく自然のことだと思いますが、なぜそれを今の自由な服 装にしたのかというようなこともよく検証をしてみないといけませんし、職員の意見も聞いてみたい なと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 私は例を出して言ったまでですが、一応今の体制から変わらなければいけな い。変わらなければいけないためには今までないこともしなければいけない。今までどおりのことし てても何も変わらないですから、やっぱりその1つの起爆剤にしてもらいたいということを私は申し 上げているのです。臨時職員だけで課をつくるということは到底できっこないのです。でも、それに 近い状態のことはできるのではないかなと、こういうふうには思っております。だから、そういうふ うな形の中でどうにかやっていってもらいたいなと思います。   時間がないので、情報化社会の携帯電話の件ですね。ちょっと話聞いていきますけれども、最近 ユビキタスという、6月の定例会でもある議員がお話ししていましたけれども、ユビキタスという定 義というのはわかりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 過去に姫路議員からも質問もございましたし、説明を聞かせていただきまし たので、ある程度は〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕わかっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ユビキタスというのは、ラテン語でいつでもどこでもどんな状態ででもとい うか、だれでもということで、いわゆるどこででもその情報を仕入れたり、発信したりできるという ことの象徴なのですが、総務省のホームページにも載っております。u−Japanということで載 っていまして、前はe−japan。これはu−japanで、1回よく見ていただきたいなと思う のですが、この携帯電話ありますよね、携帯電話。皆さんもう持っていると思うのですけれども…… これは今電源切っておりますから大丈夫ですけれども、この携帯電話というのが、1999年にiモード というのができた。メールの発信、やりとりができるようになった。1999年当時はまだ50億ぐらいの いわゆる産業だったのですが、ここからもう倍以上に伸びてきて、今2006年では大体20兆円産業にな っている。総務省の中では2010年には87兆円にいくのではないかと。国家予算を超えるだけの産業を 持っていると。それだけ2006年というのはなぜかというと、これ皆さんおわかりかどうかわからない のですけれども、定額制になったのですよ。料金定額制。それまではメールやったり、ホームページ ここから見に行ったりすると、そのお金が相当課してきたのですが、定額制になったのです。それか ら、だっと伸びた。つまり2006年から子供たちまでが、携帯電話を持っている子供たちまでが、大人 のサイトまでみんな見られるようになってしまった、悪く言えば。これからもどんどんこういったぐ あいに発展していくのだろうと思います。ユビキタスというのは端末の携帯電話のことをいうのです。 パソコンでは5,500万台でとまっているのですよ。家に帰ってパソコンを見るという人が少なくなっ てきている。だんだん携帯電話でみんなできるようになってきている。   それで、私先ほどというか、村上市でもこれはありますよね。村上防災防犯情報ネットと。これ は市長は登録されていますか。市長、市長の携帯電話にこれ登録されている。聞かせてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今現在登録されておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) これ村上市で推進しているやつです。これは防災防犯ネット。教育長、登録 されていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) さすが教育長はやっぱり進んでいますね。そのネットで登録者数どのぐらい いますか、今。総務部長。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 先ほど市長答弁で6,000人。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 相当ふえていますね。だんだん毎年どんどんふえています。ぜひ市長も登録 して、こんないいものかと感じてください。どうすればいいか。これを使って市はどういうふうにす ればいいかが見えてくると思うのです。これ教育だけではなくて、産業でも何でもそうです。できる ようになります、これを使った上で。だから、そういったことで情報の社会を皆で享受しながらいい 方向に結びつけていきたいと、こういうふうに思いますが、市長最後にどうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 早速登録もいたしますし、携帯電話がどのような使い方をされているかも十 分知っておりますし、また悪用される、あるいは子供たちにとってどのような弊害あるかも十分に認 識しておりますので、それらが適正に使われるようにこれから努力していきたいと、そのように考え ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そういうことで、何とかこの村上市が発展していくようにお願いいたします。 それだけです。   以上、これで一般質問を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) これで姫路敏君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時54分  休 憩                                                        午後 零時59分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、3番、本間清人君の一般質問を許します。   本間清人君。           〔3番 本間清人君登壇〕 〇3番(本間清人君) お疲れさまでございます。民主党の本間清人でございます。議長のお許しを いただきましたので、私の今回の一般質問をさせていただきます。   通告書は2点の項目になっております。1点目、今いろいろな携帯の防犯等でもかなり毎日のよ うに不審者情報であるとか、いろいろな災害が発生しております。その中で、各地の防犯活動やその 支援などについてを質問させていただきます。   1点目、現在村上市では地域の防犯組織としてどのような組織があるか。   2番目、それら組織に対して行政側はどのような支援を行っているのか。   3番目、村上、また神林地区にはボランティアによる防犯パトロール隊という組織があり、皆さ ん自前で活動されているようです。活動内容などは承知しているでしょうか。   2項目めに入ります。こちらは市政全般ということで、合併をして5カ月、市長も新市の市長と してかなりなれてきたとは思いますが、今後の市政運営についてご質問をさせていただきたいと思い ます。   その1点目、市長は当然この村上市の発展に尽力されていると思うが、施政方針、マニフェスト の中で特に重要と考える施策があれば教えていただきたい。   2番目、市民の皆様から市長や村上市に対する意見、要望などは寄せられていないか。   3番目、商店街や市街地の空洞化について、何らかの手だては考えているのか。   4番目、都市計画とは当然道路の整備だけではない。各小学校区に公園なども必要と考えるがど うか。   以上の項目について質問をさせていただきます。市長ご答弁の後、再質問させていただきますの でよろしくお願いを申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 本間議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、各地の防犯活動やその支援などについての1点目、現在村上市では地域の防 犯組織としてどのような組織があるのかとのお尋ねについてでございますが、村上市、関川村、粟島 浦村及び村上警察署で運営している村上地区連合防犯協会、そして各小学校区ごとにPTAや教師、 ボランティア等が行うながらパトロール隊、民間では村上防犯パトロール隊などがあります。   次、2点目、それら組織に対して行政側はどのような支援を行っているかとのお尋ねについてで ございますが、村上地区連合防犯協会には本年度59万8,000円を負担しております。民間のパトロー ル隊には昨年度ですが、この防犯協会から7万2,000円ほど寄贈ということで物品費を支出しており ます。   次に、3点目、村上、神林地区のボランティアによる防犯パトロール隊の活動内容などは承知し ているかとのお尋ねについてでございますが、神林地区のパトロール隊は神林地区青少年育成市民会 議の会員と一緒になって、週3回程度下校時のパトロールと夏休み期間にパトロールを行っていると 聞いております。また、村上防犯パトロール隊については、神林地区と同様の活動を行っていると認 識しております。   次に、2項目め、市政全般についての1点目、施政方針、マニフェストの中で特に重要と考える 施設は何かとのお尋ねについてでありますが、施政方針のさきの第1回定例会での一般質問にもお答 えしたように、新市のスタートに当たり、7つの重点施策を中心に提案し、議員皆様方のご理解をい ただいておるところでございます。今全庁挙げて事業等の執行に努めているところでもあります。第 1回定例会に申し上げましたが、特に強いて挙げるとすれば次代を担う人づくり、いわゆる奨学金制 度ほか子育て支援等もあります。   次に、2点目、市民の皆様から市長や村上市に対する意見、要望などは寄せられていないかとの お尋ねについてでございますが、まずふれあいトークについて申し上げます。7月下旬から8月上旬 にかけ、合併後の不安解消や身近なご意見、ご要望をお聞きし、市政に反映させようと旧市町村単位 に計5会場で開催をいたしました。参加された皆さんからは環境保全や行政改革などの市政全般につ いて、またそれぞれの地域課題など、多くの意見、要望をいただきました。非常に参考になりました。 また、市政への提案箱や郵送、メールなどでいただいた意見、要望はこれまで19件ございます。内訳 は提案、要望が11件、質問が2件、苦情が5件、その他1件であります。   次に3点目、商店街や市街地の空洞化について何らかの手だては考えているかとのお尋ねについ てでございますが、現在の商店街や中心市街地はショッピングセンター等の郊外化などにより、議員 がおっしゃるように空洞化が目立っており、まち中には人形さま巡り、屏風まつりや骨とう市等のイ ベントを除くと、行き交う人も少ない状況に見受けられます。また、旧村上市では中心市街地活性化 基本計画、村上駅前から小町三之町までの取り組みの中で、空き店舗バンクの創設をいたしました。 平成14年度に村上市商店会連合会で、中心市街地の空き店舗調査と情報提供事業を行い、調査対象件 数約54件のうち、賃借物件として情報提供をしてほしいとして回答を得た店舗16件は、村上商工会議 所のホームページで村上市の空き店舗情報として掲載され、成果を得ています。賃借物件として提供 しない物件の多くは町屋で、建物の構造上、水回り、居住空間が後ろでプライベート部分でもあるこ とから、貸すことに消極的な傾向が見られました。市では商店街の活性化を図るための補助金を設け、 商店街や商店会の皆さんに利用していただいていますが、今後も商工関係団体等と連携をしながら、 商店街のにぎわいがとれるように支援してまいりたいと考えております。   次に、4点目、都市計画とは当然道路の整備だけではない、各小学校区に公園なども必要と考え るがどうかとのお尋ねについてでございますが、公園は都市計画の施策の中で大切な施策の1つであ り、良好な都市環境の保全や憩いの場であるとともに、災害時の避難場所になるなど、重要なもので あります。本市における都市公園の現況については、公園面積は148.69ヘクタールあり、人口1人当 たりの面積は21.2平方メートルであります。これは新潟県緑化推進計画において平成22年度末の整備 水準としている12.0平方メートルを上回っております。しかしながら、市街地における都市公園の配 置状況、充足度については決して十分であるとはいえない状況でもあります。市街地において相当の 広さの土地を求め、設置することは物理的、財政的に厳しいところであり、これらを補うために公園、 広場の整備については、民有地を含めた遊休地の利活用も必要かと思っておりますので、ご理解をお 願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 市長、どうもご答弁ありがとうございました。   それでは、再質問させていただきます。まず、順を追って質問させていただきたいと思いますが、 今ご答弁の中に村上、関川、それと粟島、村上警察署による村上地区防犯協会なるものがあると。そ こに、ほかには小学校区でながらパトロールであるとか、今言われた民間のそういうパトロール隊が あるようだということでございますが、大体今こういった協会ですとかながらパトロール、また民間 の団体含めまして、全部で何人ぐらい、今7万人市民の中で何人ぐらいがここに加盟されているとい うか、参加されているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳細な人数については、私把握しておりませんので、もし担当部長からわか れば答弁いたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民課長。 〇市民部市民課長(須貝伸一君) 人数についてお尋ねでございますけれども、各小学校区ごとには 出ておるのですけれども、合計ちょっと出ておりませんので、内容についてはご紹介申し上げかねま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今わかる範囲で結構ですので、全部わからないというのだったら、どこが今、 わかる数だけでも。例えば村上地区防犯協会というのは当然管理されているのが今行政に移っている はずですから、そこはわかりますよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民課長。 〇市民部市民課長(須貝伸一君) 村上地区防犯協会というか、村上市と、それから関川村、粟島浦 村、それと警察でつくっておるわけですので、全部で代表4名という格好になります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ちょっとそれは違うでしょう。4名のところに対して59万8,000円を支出し ているということはおかしいのではないのですか。だから、そこに登録されていたり、その地区防犯 協会に所属している人は何人かです。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民課長。 〇市民部市民課長(須貝伸一君) 失礼しました。所属しているというのは、各地区の区長さん方が この中に入っております。それで、申しわけないのですが、よその地区の区長さん方の数ちょっとわ かりませんので、数についてはちょっと申しわけありませんが、お答えできません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) では、さして今ここでどうしても必要だとかということでもないので、でき れば後でちょっと調べておいていただければ、私市民課のほうに後で寄りますので、ぜひよろしくお 願いします。   この団体等いろいろありますが、先ほどそれらの組織に対して、行政側の支援ということの部分 で、ちょっとこれ私調べてみたのですが、今まで管理されているのは村上警察署、いわゆる県警本部 がこの地区防犯協会というのをまとめておりまして、村上のほうですと今までは警察だったと。それ が、この4月から村上市の行政側にその管理というか、事務局を移したということでありますが、そ れはどういった経緯で警察から村上市の行政に移されたのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民課長。 〇市民部市民課長(須貝伸一君) 私もこの4月からの担当でございますので、その前の話について は詳しいことは伺っておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) では、部長でも課長でも、それも踏まえて、またちょっとそれも調べておい ていただけますでしょうか。それに対して59万8,000円という金額が支出されて、今支援として市長 の答弁ではあるということですが、その59万8,000円の収入の内訳というのはどこから来ているので しょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民課長。 〇市民部市民課長(須貝伸一君) これは市費からの支出でございます。よろしいでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今4つあるわけではないですか。村上市、関川村、粟島、それと警察と。そ の配分、市からというのは当然わかるのですが、市が全部59万8,000円、全額を負担しているわけで はないですよね。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民課長。 〇市民部市民課長(須貝伸一君) 59万8,000円は村上市からの支出でございます。それから、関川 村からは5万9,000円、粟島浦村からは4,000円の支出で、20年度の見込額については66万1,000円、 防犯協会としては収入になる予定でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) すみません、おれが勘違いしていました。59万8,000円は全額村上市という ことで、ほかの部分も、この会として入ってくるのはほかにまだあるということですね、では。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民課長。 〇市民部市民課長(須貝伸一君) そのとおりでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) そこで市長、今民間で先ほど言っていた防犯パトロール隊といういわゆる青 色回転灯をきちっと県警本部長の名前をいただいてやっている方々が、ずっともう何年もいらっしゃ るのですよ。新聞にも何回か載ったり、市長も多分おわかりになると思いますが、市長ご自身ではそ のグループ、そのパトロール隊の実態なんかはまたやっている方とかお話しされたことって、市長は ございますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 市長になってからはありません。以前には1度くらいはあります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) この方々、合併をする前から当然ずっと活動をされておりまして、かなり正 直申しまして退職をされて、こういう言い方はどうかあれなんですが、年金での生活をされている方 がほとんどだとは思うのですが、今先ほどこの団体に7万2,000円を寄贈していると。これは多分備 品ですとか、消耗品の乾電池であるとか、いわゆる回転灯であるとか腕章であるとかという部分だと は思うのですが、今ながらパトロールであるとか、そういう区長会などが形成されている村上地区防 犯協会に、こういう民間の団体が加盟をして、例えばそういったところからの支援、やはりずっと自 前でやっていますと、今こういうガソリンの高騰が非常に多分懐響くと思うのですが、そういった部 分の協力支援、まただれでもがやれと言ったってできるような多分私内容のことではないと思うので すよ。夜とか、こういうこの時期ですともう海水浴シーズンは終わりましたが、海水浴場、また笹川 流れの方面を夜9時から12時ぐらいまでとか、そういった遅い時間帯、子供の非行防止でパトロール をしているわけです。そういった方々に対する支援というのは、何かこれから行政として考えていた だくような手だてというか、こうすればこうなるというのは何かありましたら教えていただきたいと 思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全く私どもにしましても頭の下がる思いで見させていただいております。た だいま本間議員がおっしゃいますように、いわゆる村上市、関川村、粟島浦村と村上警察で組織して おります村上地区連合防犯協会にその方々にお入りいただいて、その中での活動をしていただくのも 1つの方法かと思いますし、もう一つは今現在7万2,000円ほどしか微々たるお金で、恐らく備品か 何かだと思うのですが、この7万2,000円という補助金が適切かどうかというようなこともこれから 考えていかなければならないなと、そのように考えております。この組織の中にその人たちが入ると いうことは、非常に私は無理があるのではないかなと思いますので、そういう観点からすると、やは りもう少しいろいろな活動の対価、ボランティアでやっていますので、ボランティアとはいえども何 かをしてあげる必要があるというふうに理解をいたしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 教育長、これ学校区、小学校区なんかでも当然子供の今先ほど姫路議員の答 弁で、教育長はその防犯の登録されているということでしたが、私ももう登録されていて、頻繁に入 ってきます。今当然わかりますように、やれ新発田で不審者があった、やれこの間は藤沢地区で不審 者あった、村上のどこどこで声かけられた、そんなような結構入ってきますよね。その小学校区とか でながらパトロールというのは、大体子供の下校時の1時間とかその程度、子供と一緒に回るという か、下校時刻に一緒に行くというようなパトロール方法なのですが、こういった民間のパトロール隊 というのは、抜き打ちで夜であるとか、その小学校区であるとかを中心に回っていくわけです。ぜひ そういった意味ではPTA、私も今南のPTAをやっていますが、PTA通じて例えばその支援を若 い人たちにも呼びかけていただいたり、何とか教育畑の一環としてでもそういったパトロールを、な がらパトロールはながらパトロールで、そういった夜間とか、小学校に不審者も入ったりというよう なことも聞いております。例えばその小学校の建物の周辺をそういう青色灯でパトロールするとか、 そういったことに教育の関連からでも何かご協力できるような方法はありませんでしょうかね。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) 今、これは合併前からなのでありますけれども、おっしゃるようにながら パトロールとかあるいはこども110番なんていうの、皆さんからご協力いただきながら、地域の児童 生徒を守っていただくというような状況で今大変感謝をいたしております。そんなことで、ちなみに 小学校のほうが主なのでありますけれども、740カ所ほどがいわゆる110番を登録していただいて協力 いただいておりますし、それからそれぞれの学校、小学校では1,480人を超える、約1,500人の皆さん がながらパトロールを登録してくださってやってくださっている方がいらっしゃいます。本当にあり がたいことであります。ただ中学校へ行きますとちょっと数が、高学年になるのでしょうか、ちょっ と減るようでありますけれども、今私ども教育委員会でも、各中学校区ごとに学校支援本部を今立ち 上げて、いわゆる郷育会議なのでありますけれども、そんなことで地域の皆さんからぜひその地域の 子供たちは地域の皆さんで力をかしてくださいということで、これも恐縮なのですが、ボランティア でいろんなお力添えいただける方を今募集をしております。   そんな中でも特に見回り隊の朝晩、登下校のほうも今お願いをしておりますので、その辺もこれ からもさらにこう皆さんからお力をかりていきたいと、こう思いますし、特に今おっしゃるように、 夏休みでありますとか、それから夜間の関係で、小学生は余りいないのでありますけれども、中学校 の関係が、交遊がが広域になったというのでしょうか、ちょっとそういう向きもあるようであります ので、こういう青色、赤色のパトロール隊なんかに見てもらうの、大変喜んでいるところであります ので、その辺の地域でできるものと、こういう広範囲で皆さんにお願いするというふうなの、すみ分 けといいますか、その辺をもうちょっと地域のボランティア関係の支援事業の立ち上げ状況なんかも 踏まえながら、さらに検討しながら、私どもでご支援できる部分があればしてまいりたいと思います し、私どもがなかなか面倒だというのであれば、行政のほうにお願いしながら目的といいますか、対 応に当たっていきたいと、こんなふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ぜひ私も今PTAの会長を南小学校で務めておりまして、今月おやじの会と いう、その小学校区の地域の方を含めまして、男だけの今会をつくろうと思っております。そこには そういったものであるとか、学校の施設なんかを学校の先生だけではなくて、そういうおやじの会で 何とか、そこに左官屋さんがいるのであれば余った材料で塗ってもらったりとか、そこに私のような 例えば内装屋があれば、内装の床をちょっと補修してやったりとかというのをその中でやっていくよ うな会を今立ち上げようと私も今頑張っております。それがどんどん民間でそういった中のレベルで、 市にお願いしても副市長に1,000万とか、そういう収入をかかってそれを承認しているのに、今南小 学校のブランコ1基つけられないというのですよ、お金がないからと。12万円を、お金が出せないと。 何か非常におれ市の矛盾を感じます。本当に必要なものにはお金をかけずに、本当に必要かどうかわ からないものには何百万、何千万とかかる。どうかなと私は思います。その辺教育長としてもぜひ、 今市長も人づくりに力を入れるのだということを言っていれば、当然小学校にも力をかけるというこ とだと思いますので、その辺の支出の面、もう少しこれから考えていただければと思いますが、よろ しくお願いいたします。   パトロールの件に関してはこの辺にいたしまして、一番これから市長といろいろお話ししてみた いところが、市政全般という件でございます。今市長、その人づくりということでお話をされました が、私2年間市議会議員を務めさせていただいておりまして、毎回一般質問をさせていただいており ます。これは何月に一般質問した内容かちょっと忘れましたが、人づくりということを言っている市 長、また前もそういった形でそういう部門がありましたが、本当にその人づくりというのがどういう ものなのかということなのですね。   教育長に実はこの間私電話をしました。今一中がいろんな悪い報道ばっかりが出ているけれども、 実はいいこともあるのですよ。先般新聞に出ました遠山君という柔道の選手、全国大会で5位になり ました。全中で5位。北信越では優勝いたしまして、第1シードで中学校の部の100キロ級で優勝を して、全中に出場している。それで5位だと。一中の生徒にもそういうすばらしい生徒いるのですわ。 だから、そういったすばらしいところももっともっと市のほうでも何とか支援をしていただきたい。 私は本人のためにもなるし、教育長に実は直接お電話をして、何とかあと試合まで3日ぐらいしかな いのだけれども、市長のできれば激励だとか、学校に行っていただくか、もしくは市長室にでも呼ん で、頑張ってこいよの一言でいいから何とかできないものかという、何か市長、そういう教育長のほ うからでも報告ございましたでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) いや、ございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 教育長、人の話何だと思っているの。市長に直接電話すればよかったですね。 電話した相手を間違えました。   人づくりという、そういう部分で村上にはそういう本当に今頑張っている子供だとか中学生もい っぱいいるのですよ。例えば今市民会館の体育館を利用されているスケボーの平野君のお2人のお子 さんは、私と家も近いし、小学校区も南小学校ですので、学校を公休扱いでオリンピックの今強化選 手になっているのですね。カナダに行ったり、あっちこっち行って、サーフィンというか、スノー ボードというのでしょうか、あれを必ずオリンピックの選手になれるということで、今一緒にオリン ピックの選手なんかと合宿なんかも行っている。そういった方々に対する支援とかというのを今後や っぱり私一生懸命やらないと、市に観光誘致とかというよりも、人づくりもやっぱり大事だと思うの ですよ。そういった方々は、そういう人がいればそういうまちに絶対行きますから。例えば市長、茶 道をやっているということですが、そうするとここに、そのまちで発掘した茶道で、例えば千利休が つくったやつで、時価1億何千万だとかいったらやっぱり見にいきたいと思うではないですか。だか ら、そういうウインドサーフィンだとかスケボーなんかやっている全国のそういう競技者が、やっぱ り平野君みたいな、もし金メダルなんかとったら、これどの競技でも一緒なのですけれども、私も結 構出張だとかいろんなところに行きますと、いろんな方と話しして、やっぱりオリンピックの金メダ ルをとるということになると、そのまちががっと上がるのだそうですよ。そういった面の人づくりと いうことについては、市長どう考えていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大賛成でございます。私もPTA会長を7年間くらいやらせていただきまし て、その中で非常にそういう人づくり、子供たちに対する手の差し伸べ方等については、今本間議員 のおっしゃったとおり、非常に強くやらなければならない問題だと思っておりますし、今平野君のお 話も出ました。お父さんとも長い間話をさせていただいておりますし、この市からそういう子供たち が出るというようなことは非常にすばらしいことでありますので、前山北の話でございますけれども、 山北ではいわゆるそういうところに行くような、例えば海外にホームステイするとかというような、 人材派遣というような制度もつくっておりましたので、積極的にこれからはそういう分野に力を入れ ていきたいと、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) すみません。私も今旧村上市のことしかわからなかったものですから、ほか の例えば今合併した5市町村、すべて見ればもっともっとすばらしい方もいるかと思います。それは 小学生、中学生に限らず、大人の方にもいるのだと思いますが、ぜひそういった発掘は、人の発掘も 大変市の財産としては非常に役立つ財産になると思います。市長が本当に今人づくりを頑張りたいと いうのであれば、ぜひその辺の資源とか、またそういった方とぜひ対話をしていただきたい。話をし ていただいて、実際市長もそのスケボーなんかも毎日練習している子、非常に真剣に毎日のように何 十人の方があのスケボーの練習場で練習しているのです。ぜひ市長、お時間あれば見に行っていただ いて、そういった子供たちの将来、この子たちは何を考えているのだろうということもひとつ勉強す るつもりで行っていただければ、その子たちも喜ぶだろうし、ぜひそういった支援も何とかお願いで きればと思います。   それと、再度時間が先般ありませんでしたので、今回その市長の施政方針、その中について今こ この通告書の中で施政方針、マニフェスト、最も重要とされるものということで書いてはありますが、 市長のほうから2点ほどいただきました。その施政方針の中で若干ご質問をさせていただきたいと思 います。今市長がこれから行財政改革プロジェクトを立ち上げていくと。これは恐らく総務省が出し ている集中改革プラン、行財政改革プランのそういった中で今動いていることだと思うのです。これ は都道府県、それに政令市、そして市町村という形で、全部通告書が出ているはずなのです。今大体 政令指定都市では100%近いほどの集中プランはできております。市町村でも97%ほどがもう既に集 中プランの提出を済んでいるはずです。村上市は今合併をしたばかりですので、それを今これから市 長は多分急いで提出をしようということだと思うのですが、市長の施政方針の中に行政改革の徹底と 健全財政の堅持、自治体にとって合併は最大の行政改革とも言われ、合併後の数年間、国、県の財政 支援等のあるうちに、持続可能な行財政システムを構築することが必要であります。   特に冒頭申し上げましたよう、大変厳しい財政運営ではありますが、市民への行政サービスをで きる限り低下させないよう配慮しなければなりません。財政健全化は重要課題であります。これまで の集中改革プランなど、行政改革に取り組んでまいりましたが、できるだけ早期に、庁内に行財政改 革推進プロジェクトを立ち上げ、効率的な行財政運営に努めてまいりますということを書かれている。 それで、健全な財政運営ということを言われておりますが、市長の部屋、議員の皆さんも市長の部屋 に行ったことあるか……インターネットの中ですよ。ホームページの中に市長の部屋というのがあり ますね。きのうも防災訓練等ありました。市長もいろいろ交際費を見ますと、やっぱりお忙しい方で いろんなところに行かれて、いろんな会費を払って、いろいろお使いになっているようでございます。   私もきのう、市長と一献、懇親会、5,000円の会費を徴収されました。私らは議員としていろん な会に出ますけれども、一切それを交際費として私は上げたことありません。全部自分のポケットマ ネーで飲み食いをしております。公のもの、それと個人的なもの、その公私混同としてここに出てい る交際費は、個人的なものに使うというのはないのでしょうけれども、今健全なる行財政改革といっ ている中で、今公表されている6月までの合計金額、市長就任されたのは4月何日でしたかね。とい うことは、これ市長の前のも入っているのか。4月1日とかというのはまだ市長ではないですものね。 その違う部分も入っているのですが、6月までの4、5、6、3カ月間での市長交際費の合計が94万 5,133円です。これ1年間にしていきますと、約400万も使っています、交際費。こういう使い方で市 長、健全化の財政なんて、健全といっておいて、こういう交際費の使い方で市長いいのです。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私就任したのが4月の28日からでございますので、恐らく今の時期がいろい ろな総会、協議会等があって、会費支出があるのではないかなと思っておりますし、市長として支払 ってはいけないようなものはないと私は考えておりますので、ちょっと今予算書ないので、1年間の 市長としての交際費が幾ら計上されているのかちょっとわかりませんが、その範囲内で、それ掛ける 月数ではないのではないかなと、そのように思っておりますし、当然のことながら出なくてもいい会 議は出ないわけでございますし、また例えば敬老会慰労とか、そういうところにはどうしても出なけ ればなりませんので、そういうところではやはり使っていかなければならないのではないかなと、そ のように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) これは参考までに聞いてくださいね。市長になられた後で、私これは本当に この交際費としてどうかなというのを実は抜粋しました。5月2日の会費で、神奈川県山北町との親 睦交流会に6,000円。5月3日、贈答としましてさかなまつりで産業交流のため来市の神奈川県山北 町への手土産(清酒、干物魚等)2万7,710円。5月14日贈答、国土交通省街路課企画専門官街並み 視察の際の手土産(清酒)3,951円。5月23日の祝儀、県立桜ヶ丘高等学校北信越大会、高校野球優 勝で本大会出場のお祝金で5万円。5月24日祝儀、東京村上市郷友会創立130周年記念祝賀会お祝金 5万円。5月25日の祝儀、県市町村職員年金者連盟岩船支部総会お祝金1万円。6月7日会費、叙勲 受章記念祝賀会2万円。6月13日接待でしょうか、神奈川県山北町との昼食会経費1万7,150円。6 月13日贈答、神奈川県山北町長ほか来市の際の手土産7,902円。これが総務部長とか、そちらの内部 の中で市長は本当にさしたる、きちんとした交際費として認められるかどうか私は知りません。でも、 これだけでも19万2,000円が、私はどうしてこれが市から手土産だとか、食事会の接待費とか、市の 公費で使われているのかなというのが不思議なのですけれども、その辺は市長と総務部長、お2人の 答弁を聞きたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今何点か挙げられましたけれども、それは私どもで判断をして、当然村上市 としてやらなければならない範囲内であるという判断のもとに支出をしているわけでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 私の意見ということですけれども、慣例として今まで支出してきたもの もございますし、また市としてのおつき合いで支出すべきものもございます。すべて監査を受けて支 出をしておりますので、支出に間違いはないというふうに考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 間違いないからこうやって公表して載せているのでしょう。でも、その市長 の気持ちとしてはどうなのです。例えば残念ながら村上市というのはつい前市長、その前の市長とも ほんのわずかな1期の期間で市長職をおやめになられました。佐藤順さんのときは15%をカットしな がら行財政改革に努めてきたわけです。副市長もはじめ当時の収入役、そして教育長、市の4役がそ ういった形での条例を制定してやってきたわけですよ。それを引き続き前市長である佐藤度さんもそ のまま継承してやってきたと。こういう形で市長の交際費が全部公で認められるのであれば、行財政 改革の健全化といっているのであれば、そのぐらいしたっていいのではないですか。今後市長、3役 を含めてそういった条例を制定し、私みずからそういった形で市にお返しをして、それでブランコだ ってつけられるではないですか。その辺市長も含めて、このたび副市長もわきに来たわけです。まず 市長、その辺答弁お願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然合併前に決めていただいたことでありますので、合併して新市が誕生し たわけであります。これから行財政計画を策定し、そして報酬等審議会等もありますので、それらに ついては十分に考えていく必要はあるというふうに認識はいたしております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ついでにご就任をされて副市長、副市長も今回副リーダー1人だっていろい ろあった中で、多分心の中はどうなるのだろうと一番心配していたと思いますが、同じ答弁を副市長 どう思われます。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいま市長がおっしゃったとおりであります。本当に健全財政化に は大変厳しい道のりがあると思っております。庁内で十分にその辺のこともこれから一緒になって検 討してまいりたいと考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) ひとつぜひこれから検討されてみて、市長は多分1期ではなく何期もやるの でしょうから、これから長い市長の報酬を何とか考えていただきたいなと思います。   それと総務部長、これ細かいことなのだけれども、この市長の交際費の清酒って、ほとんど清酒、 清酒、清酒と持っていっているのだけれども、その2本の金額が全くみんな違うのですね。これは買 っているお店が違うのですか。それとも品物、銘柄が違うのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) 確認はしておりませんが、銘柄が違うと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 例えば安いときには清酒2本で3,400円ぐらいで、高いときには五千何ぼと いうのがあるのですけれども、これはやっぱりその会によって振り分けているのですか。ここの会は 高い酒持っていかなければいけない、ここの会は安くていい、そういう形で振り分けているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 総務部長。 〇総務部長(小田吉雄君) そういうわけではございませんけれども、やはりその組み合わせによっ てはそういう金額の違いが出てくるものと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 清酒ですから、いわゆるこれは会費がわりだとか、あとはごあいさつみたい なものなので、その辺は統一されてもいいのではないかなと思いますので、どうかひとつ今後とも、 それもまた検討してみてください。   それと市長、よく市長の言葉の中から最近聞かれませんが、前は私もよくわかりません、このク ラインガルテンという、市長よく言っていましたね。この本市で恵まれた自然環境と既存施設を最大 限に活用しながら、全国的にもこれまで余り例のない、海を利用したクラインガルテン、いわゆる滞 在型市民農園を導入し、交流から派生する定住対策を進めたいと考えております。ちょっとひとつ教 えていただきたいのですが、この海を利用したというのは、どういう利用方法なのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) クラインガルテンというのは、今本間議員がおっしゃったとおりの施設でご ざいまして、いわゆる交流人口の拡大、長期滞在をしていただいて、究極的には定住まで結びつけて いこうと〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕いうような取り組みの施設でございます。新潟県 にも妙高、小千谷とかにありますけれども、いわゆる海に面したところというのはないのですね、1 箇所も。そこに来る人たちというのは、田んぼをやったり、山に行ったり、畑をつくったりというよ うなことで、長期滞在をして、その地域になれ親しんでいくというようなことでございますので、私 どもは幸いにもこれだけ長い海岸線を有しておりますので、その海というものを題材とした、いわゆ る海での遊びあるいは海での趣味の活用等を生かしたクラインガルテンというようなものをつくれば、 今までにない長期滞在型クラインガルテンができるのではないかなと、そういうことで、例えば海岸 線の沿線にあいている学校もあるわけでございますので、それらを活用してやるべきだというような 発想でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それは今具体化されて、例えば海岸線、今おっしゃいましたように非常に長 いですよね、山北まで。大体市長の中でこの辺がいいなとか、またそういったのが大体候補地として もう既に何か具体化されていっているのですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 本間議員も海岸線を通ればおわかりいただけますけれども、あいている校舎 等がありますね。例えば非常にロケーションのいいところにもあります。そして、その周りには田ん ぼがあったり山があったり海があったりするような校舎がありますので、そういうところを着眼して いきたいと思っています。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) できれば今後そういったものを市で例えばつくって、定住促進ということで やられる。一番喜ばれるのは当然都会の方だということだとは思うのですが、例えば村上市では今埼 玉との交流であるとか、また一部民間団体では横浜市との交流なんかもやっていらっしゃいます。そ ういったところでもぜひそういったものを宣伝していただいて、そういった方々に、そういう都会の 方々にぜひ来ていただくような方法は幾らかあろうかと思いますので、ぜひそういったことも、本当 にいいことだとは思います。ぜひ早目に進めていただきたいと思います。   それと、ちょっと順序が逆になりました。先ほど行財政改革の大綱をこれからつくる策定委員を 多分選ばれると思うのですけれども、この間市長が配られた全員協議会のときの策定委員、まず10名 ということですが、実はお隣のまちの胎内市の行政改革大綱というのが19年の2月、昨年の2月にで きているのをちょっと参考にしましたら、策定委員の中の3名は公募なのですよ、公募。7名は多分 これ市長の、ここも多分諮問機関ですから市長が指名、任命をしたのでしょうけれども、3人は公募 で選ばれてきた。ぜひ私が思うに、そこはやっぱり市長の任命、いろんな課の方、庁議を開いて決め るのかよくわかりませんが、少し偏るのではないかなと。できればこの3名ないし4名という中での 公募というのもいいのではないかなと。そこら辺どう思われますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) その選定に当たりましては、担当部局と数十名の方々のお名前を挙げていた だきまして、そして協議を重ねて10名に絞ったという経緯がありますが、民間から公募するのも1つ の方法でありますけれども、最初からこの人ということではなくて、各地域、各業種から数十名の候 補者を挙げて、そこから我々が慎重に協議して決めたということでご理解をしていただきたい、その ように思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 時間がもう来てしまったので、最後に1点だけ。上越市議会での新聞なんか でも見ていると思うのですが、市街化活性化基本計画、直江津の見直しなんかがもう内閣府で要求さ れてきたと。それで、市では事業の説明をして、新市でその中心市街地活性化対策特別委員会という のを議会開いているのです、特別委員会をつくって。ぜひ〔質問時間終了のブザーあり〕これは議会 の皆さんもいますが、こういった特別委員会を設置しながら、こういったのも議会としても考えてい ったらどうかと思いますので、その辺も提案しながら私の一般質問を終わりたいと思います。   どうもありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで本間清人君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。           午後 1時50分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、22番、相馬エイさんの一般質問を許します。   相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 私の一般質問をさせていただきます。   質問事項は、1つ、原油高騰で苦しむ市民の生活を守れであります。2つ目は、非核平和都市宣 言を村上で行うべきであるということであります。   質問要旨といたしまして、1です。燃油高騰で深刻な状況の漁業者、燃油、えさ代など生産資材 高騰で村上牛生産者をはじめとする農業者が悲鳴を上げています。また、クリーニング業界をはじめ とする各業界にも影響は大きく、市民の暮らしが深刻になってきております。   @、各業界の実態を調査し、把握していますか。   A、まだでしたら、早急にやるべきではないでしょうか。   B、国、県に対して投機マネーの規制や急激な生産コスト上昇への経営安定対策を求めるべきで はないのでしょうか。   C、市独自の救済策を考えていますでしょうか。   2です。8月15日は戦後63年目の終戦記念日でした。戦争体験者は少なくなり、8月6日、8月 9日がどのような日かも知らない子供たちも多いと聞きます。戦争の悲惨さと平和の尊さを子供たち に伝えることは大人の責任です。新村上市で非核都市宣言をするべきです。   市長のお考えをお聞きした後、再質問をさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) お答えをさせていただく前に、昨日行われました防災訓練におきまして、私 のあいさつに対しまして、親切丁寧に適切にアドバイス、そしてご注意とも受けるような温かい言葉 をいただきまして、心から感謝を申し上げます。これからも気がついたらどうかお知らせしていただ ければありがたいなとお願いを申し上げます。   それでは、相馬議員の2項目のご質問について順次お答えいたします。最初に、第1項目め、原 油高騰で苦しむ市民の生活を守れの1点目、各業界の実態を調査し、把握しているか。2点目、まだ であれば早急に行うべきではないかとのお尋ねについてでありますが、市と商工会議所、各商工会共 同で四半期ごとに市内企業200社を対象に村上市景況調査を実施しております。この調査対象企業は 卸、小売64社、建設業41社、製造業28社、飲食店、宿泊業20社、サービス業47社であり、地区別では 村上地区103社、荒川地区33社、神林地区21社、朝日地区20社、山北地区23社となっております。こ の4月から6月期の調査報告の業況を見ますと、かなり悪いが21.1%、やや悪いが41.1%で、悪いと 答えた企業が全体の62.2%を占めており、昨年の4月から6月期、このときは合併前なので旧市内10 0社が調査対象がかなり悪い、やや悪いで47.2%で、昨年同月比15ポイント悪化しております。また、 農林水産業関係では先月20日に村上地域振興局農林振興部内に原油等高騰対策相談員、そして窓口を 設置されましたので、今後は実態調査と把握に努めるとともに、個別の省エネルギー対策技術指導や 飼料高騰等による経営相談等、農林水産業に対する相談対応等の周知を図ってまいりたいと考えてお ります。   次に、3点目、国、県に対して投機マネーの規制、急激な生産コスト上昇への経営安定対策を求 めるべきではないかとのお尋ねについてでございますが、先般水産庁から燃油高騰水産業緊急対策が 公表されたところでありますが、私も先月県知事あてに燃油価格高騰対策に関する要望を行ってまい りました。   次に、4点目、市独自の救済策を考えているかとのお尋ねについてでございますが、今月に入り、 ガソリン価格は下落傾向にありますが、県では原油高を受け、中小企業向けに今月1日、燃料を天然 ガスや電気、太陽光に変更する省エネルギー設備を導入する企業に対し、融資制度を新設いたしまし た。本市の商工業関係の救済策では、中小企業振興資金の中に中小企業者向けの不況対策として、低 利融資の不況対策資金制度がありますので、この制度を積極的に活用していただきたいと思っており ます。また、農林水産業関係につきましても、国、県の支援策と連携を図りながら、制度資金による 金融支援策や経営相談、生産設備の省エネルギー化等による対策を検討してまいりたいと考えており ますが、従来から農林水産業には揮発油の免税の制度もありますので、活用していただきたいと思っ ております。   次に、2項目め、村上市で非核平和都市宣言を行うべきとのお尋ねについてでございますが、戦 後63年が経過し、戦争を知らない世代が多くなり、その悲惨さ、平和の尊さについて後世に伝えるこ とは、私たちにとっても大切な使命であると考えております。他の自治体の非核平和都市宣言の状況 でありますが、本年8月1日現在、全国で1,495の自治体が宣言を行っており、新潟県の県内の自治 体においても21の自治体が宣言を行っているところであります。合併した本市においても、本市にふ さわしい都市宣言を皆様と連携によりまして、これから前向きに検討してまいりたい、そのように考 えておりますので、よろしくお願いをしたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ご答弁ありがとうございました。   そこでお伺いいたします。実際関係の担当課で、商工会議所等いろいろと情報交換をいたして答 弁を作成されたのだとは思いますが、私たちの想像以上に本当にこの原油高によるいろんな影響は、 特にその燃料を使う業界においては、もう深刻な状態が出てきているというのは皆さんもご存じと思 うのです。   そこで、お伺いをいたしますが、岩船の漁協さんに行って、ちょっといろいろとお話をさせてい ただきました。そうしましたら、平成18年と19年の比較で、正組合員と準組合というのがあるのだそ うですが、正組合員は5人増になっておりましたが、準組合員が105人、18と19の年度では減になっ ているのですね。数字見てもそのようなちょっと数字があるのですが、それで先日組合長さんとお話 をさせていただきましたが、とにかくいかにその燃油を使わないで漁に出るかという、大変苦労して いると。それで、既に採算がとれずに、コストの3分の1を燃油でとられていると。それで、燃油代 のかからない近くの海での操業、それもスピードを出すとかかるので、ゆっくり走って、そしてエン ジンや船の修理などもあるのだけれども、それはとにかく先延ばしにして、何とか苦心して、苦労を して漁業をやっていると。よく母ちゃんたちがやりくりやっていると思いますよというお話でありま した。   この新村上市におきましては、岩船の港、そして旧の山北での寝屋、桑川ですか、そういうとこ ろでの漁業関係者も多いわけですし、日本海からおいしい魚をというのがまたこの地域の大事な魚に よるたんぱく源のもとにもなっているわけですので、そういう点では市長、この新しい村上市の漁業 の面ですよ、今聞くのは。漁業の面での真剣にこの漁業をどう守っていくかと。そして、後継者がい たとしても、採算が合わなければ仕方なくやめていくという現実も、これから出てくるのだろうと思 うのですね。そういう点で、県にぜひ対策をということで行かれたというご報告でありました。それ は大事な、結構なことなのですが、新潟県では県独自に水産関係者に対しての具体的な県としての支 援策はあるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) 今市長答弁しましたように、漁業関係では7月に各漁協 のほうに相談窓口を設定しました。その7月というのは、先ほど市長が申し上げましたように、水産 庁で7月の末に燃油高騰水産業の緊急対策を打ち出したその相談窓口ということでございまして、県 はこれから振興局のほうで窓口とともに具体的な個別な指導、省エネ対策、今相馬議員がおっしゃい ました漁業関係にしては、今定置網、板びきの関係で、この水産庁のほうの事業にのりたいというの が約21名ほどおります。それは共同で漁業を営んで、コスト、燃油を10%以上削減した、その高騰分 に対して9割補てんしましょうという制度なのですけれども、それらを活用しながら生産漁業のほう にいってもらいたいということで、かかっているわけでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 太平洋側に宮城県ありますね。宮城県はさすが漁業、県内それぞれの港があ りまして、漁業に携わる人口が多いということもあって、県で原油価格高騰に関する対策ということ で、県民生活の安定対策ということで方針を持っているのですね。20年の3月28日に宮城県原油価格 高騰対策本部というのを立ち上げて、中小企業対策、農林業対策、水産業対策ということで、各分野 における政策を持っております。それで、県でこういう対策本部を設けたという観点から、宮城県内 の各市町村の自治体では、それぞれがやっぱりそれぞれの施策を持っているのです。   それで、ちょっと新聞で気仙沼市を見ましたので、気仙沼市を調べましたら、結果的に県の姿勢 が非常に前向きですので、気仙沼市だけではなくて、ほかの自治体も独自に市の政策をつくり上げて いるという、さすが宮城県だなと私は思いました。そこで、気仙沼市の施策は、1つとして中小企業 全体に対しての原油高騰特別相談窓口を市独自に設けて、各種の融資や支援制度の相談、紹介をする ということですね。そのほかに、漁船、漁業経営安定化緊急対策事業として、みずからが所有、また は使用する漁船を用いて漁業を行うものに対し、所属団体を通じて漁船用燃油購入費の一部を補助す る補助対象融資、漁船用燃油として購入したA重油または軽油、補助金額は1隻当たり1リットルに つき1円ということで、詳しくはホームページをということなので、市独自にやっぱりこういう漁業 を守るという観点から、こういう施策をつくっているのです。   そこで、ごく最近では8月27日に鳥取県の境港市が漁船に助成をするという施策を打ち出してお ります。国の省燃油操業実証事業に上乗せする支援事業を9月から実施すると発表しています。同市 のこの支援事業は、国の助成に上乗せして、燃油費の増加分の1割の3分の1を助成するもので、全 国で初めての支援事業ということで、今回こういうふうに報道されているのですが、市長に伺います。 市長は旧の山北出身でありまして、山北と言えば港、魚、漁港という形で、まず私たちは頭に浮かび ます。そういう点で、特にいろんな業種があるのでしょうけれども、この水産業をいかにこれから継 続させていくか、そしてやる気のある若者をさらにその事業に参加してもらうかという点では、村上 市として何か考えるというお気持ちはあるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 漁業に対して大変ご理解をいただきまして、感謝をいたしております。先月 県知事に燃油価格高騰対策に関する要望に行ったという報告をさせていただきましたが、これは当然 寝屋漁港、今新潟県漁港寝屋支所になりましたが、岩船漁港、組合長ともども相談をしていっておる わけでございます。その中で、先ほど申し上げましたように国の施策が打ち出しておりますし、また 県も緊急対策ということで施策を打ち出しておりますので、それらを十分に活用していただきたいと いうようなことを組合長を通じて申し上げているところでございます。   しかし、国とて県とてそんなに簡単にはい、わかりました、何もしないで補助あげますよという ことではないのです。いわゆる省エネ対策をして、その後で補助をあげますよと。それに対して幾ら 幾らの補助助成をつけますよということでありますので、操業規制がされたり、いろんな規制があっ て初めて補助金がもらえるという制度でありますので、非常に使い勝手の悪い本当は制度なのですね。 ですから、その点についてももう少し簡単に、単純に、これだけ原油上がっているのですから、もう 少し簡単な補助金がないですかというようなことでありますけれども、それをやれば他方面にわたっ てきますよね。そういうこともあるので、非常にそういうような制約がある制度ですけれども、新し い制度が緊急対策事業として取り入れられていますので、それを使って頑張っていきましょうと。そ のうちに必ず原油価格は下がるというようなことをお話をさせていただいておりますし、また今軽油 1リットル当たり160円するのですけれども、32.1円免税措置がされているのですよね、漁業者は。 そういうことからも、当然のことではありますが、市独自で補助金を出すと。どういう感じで出せば いいかというようなことになってまいるし、非常に難しい問題がありますので、国と県がこれだけい い、使い勝手悪いけれども、施策を出しておりますので、それらを使い、市も協力しながら乗り切っ ていただきたいと、そういうことを申し上げている段階でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 先ほどのご答弁で、今もお話しなさいましたが、揮発油免税措置とおっしゃ いましたでしょうか。揮発油に関しての……           〔「軽油です」と呼ぶ者あり〕 〇22番(相馬エイ君) 軽油のですか、すみません。軽油の措置があるのですよね。そういうのは関 係者の人は知っているものなのでしょうか。そういうものがありますよというのは、どんな形でお知 らせして、ぜひこういうのがありますのでというふうなの教えているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) これは年がら年じゅう免税されていると思います。漁業者は年がら年じゅう、 これだけの免税がされていると。 〇22番(相馬エイ君) 特別に対象としてね。 〇市長(大滝平正君) これだけ優遇減税や免税がされているということで、ご理解してください。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) わかりました。そうしましたら、特に今までやっているのだったら、このこ とは新たな特別な恩典でもないわけですよね。そういうことですよね。答弁の中にあったから、今度 新たにされるのかなとちょっと一瞬思ったものですから、失礼いたしました。   確かに減少して、どんどんと漁業関係者が減っているという、そういう現実はやっぱり真剣に考 えるという、独自な対策がやれなかったとしても、ではもともとどういうことが果たしてできるのか という点では、関係の方は直接漁港関係者と懇談とか、担当の職員が足を運んで、現状の窮状をお話 を聞いたり、そういう行動はごく最近されているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私も漁師の仲間もいっぱいいますので、そして両組合長とも親しくさせてい ただいておりますので、しょっちゅうとはいいませんけれども、何回かそういうお話をさせていただ いております。幸いにも今後継者の問題が出ておりますけれども、ある意味においては後継者も育っ てきているという港も、漁業者もあります。1番は、今は原油高で困っていますけれども、漁価が安 いということが一番非常に困っているみたいでございます。そして、私どもはいわゆる操業しやすい 港をつくって差し上げること、あるいは安全に港に入ってこれる、出入りができる、そういうような 港づくりをやって差し上げること、それを今やっているわけでございまして、そしてあとつくる漁業 もやっておりますね。きのう、天皇、皇后両陛下がクロダイとか放していましたが、6月の定例会で 申し上げましたとおり、アワビの稚魚を放流したり、ヒラメの稚魚を放流したりと、そういうような ところで漁業振興のお手伝いをさせていただいているということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 時間に制限がございますので、できるだけ聞かれたことだけ、短く答えてい ただけると私としてはありがたいのですが、そこで担当課、直接漁港に足を運んで、直接今の窮状に ついてのお話は聞いていますか、聞いていませんか。それだけ答えていただきたいのですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) 今市長答弁ありましたように、関心の大変重要なことで ございますので、事あるごとに漁師の方々と話し、業況等、また漁価のことも含めて状況は把握させ ていただいております。 〇22番(相馬エイ君) だから、把握というのは直接出向いて直接聞いていますかと、そういうのを 聞いたのですけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) ある漁師は帰ってくる油がもったいないからということ で、沖で寝泊まりして、2晩そこで漁をした人もありました。そうした際に、魚はとれたのですけれ ども、持ってくるときにやはり鮮度が保持できないとかいうこともありまして、いろいろ漁師の方は 工夫しながら共同でやってみたり、いろいろなことをしながら、何とかやっているようでございます。 〇22番(相馬エイ君) 次に、村上牛について伺います。この村上牛は、こういうパンフレットがあ りますように、関係者のご努力で本当にこの村上を代表するブランドの食べ物になっています。   そこで伺いますが、担当部でしょうか。ここ10年ぐらいの間の村上牛に、生産にかかわっている、 飼育にかかわっている業者の推移、どんな状況でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) 村上牛ですと、新村上市、また関川村、胎内市の一部を 含めて村上牛というふうな、産地として指定受けているわけでございますので、平成11年で飼育戸数 で84ございました。2月現在で56戸という形で減少しております。 〇22番(相馬エイ君) 数字がちょっと先ほどと違う……。 〇議長(佐藤宮吉君) 産業観光部長。 〇産業観光部長(増子太平君) 今ほど課長が答弁しましたが、胎内市も含まった数というふうなこ とで申し上げました。数字的には平成11年2月1日、センサスの数字でございますが、戸数が67戸、 頭数で、繁殖牛と肉用牛含めて1,251頭、それから今回の20年の2月1日現在34戸、948頭ということ で、10年間で33の飼育農家が減になっていると。頭数については303頭と、そういう数が村上牛、胎 内を除く数字でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) そうなのですね。せっかくいろんな賞をもらって、村上牛はおいしいと。そ して、この鮭に次ぐ村上を代表するものになったにもかかわらず、10年間で約半分になっていると、 関係者が。そして、先日村上牛の関係者の方とお話をさせていただきましたときにも、このようにお っしゃっていました。飼料代は昨年と比較して1頭当たり4万5,000円が7万円に、ほぼ250%も上が っている。子牛の値段も上がっている。出荷時の肉の値段は下がっていると、大変な状況になってい ると。そして、飼育する農家が激変しているという、このままではせっかくおいしい村上牛に育て上 げたのに、このまま、今のままですよ、経済状況がこのままいけば、本当に果たして村上牛の生産農 家が何軒になるのだろうと、関係者は非常に窮状を訴えておられました。そういう点では、関係者だ けの努力でこの今の経済状況を乗り切れというのは、やっぱり非常に村上のいろんなものを守って、 そして生活を、その人たちの暮らしも支援するという立場からは、やっぱりきちんとした政策、対策 を打ち出すことも必要なのだろうと思うのです。そんな点で、担当の課としてはどんなことを考えて いるのでしょうか。まだでしたら、どうしたいか。 〇議長(佐藤宮吉君) 農林水産課長。 〇産業観光部農林水産課長(竹内友二君) 私どものほうも大変心配している部分でございまして、 現在やはり村上牛が全国に商標登録されてチャンピオンになったときは、東京の芝浦では年間800頭 を出荷目標としておったわけでございますが、現在500頭切れるかと思うのですが、460ぐらいだと思 います。それで、JAとも今昨年から村上牛の現況を再度調査しまして、現在村上牛の新しい振興計 画を今策定中です。何とかその増頭プロジェクトをつくりまして、頭数をふやさなければならないと いうことで、従来のやはりナショナルブランドは維持していきたいということをやはり、そういうこ とも含めながら対応しているわけでございますが、議員おっしゃるとおり大変飼料の高騰によって、 生産コストが今高くなっておりますので、その辺は本当に心配しているところでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) ぜひやっぱり観光にも大きく影響してきますので、大事なところだと思うの ですよ。そういう点ではぜひ前向きな対策、そして関係者との協議を早急にやっていただきたい。そ のことをお願いして、次に移ります。   ここに、質問通告の中に、クリーニング業界をはじめとしていろんな業種の方がおられますが、 クリーニング業界ということで述べました。クリーニング業界の現状はつかんでおられますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) 先週の木曜日の日にクリーニング屋さんのほうにお聞き しました。その結果、原油高で原材料価格高騰による収益の影響ありましたかという中で、やはり大 きく圧迫しているということでありました。その影響の大きい項目については何ですかということで お聞きしましたら、材料費、洗剤が20%ぐらいアップしていると。それから、燃料費、昨年の倍にな っているということ。それから、ドライクリーニングの溶剤も50%ぐらいアップしているということ です。それからそのワイシャツとか包むビニールですか、そういうものも年3回も値上げされている という状況で、非常に厳しいという状況でございました。最後には、お聞きしているところでは、今 後とれる予定の対策は何をしますかという中では、やっぱり価格に転嫁しなければならないのかなと いう部分で回答を得ております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 足を運ばれて実情をつかんだということは、通告したかいがあったなと、そ ういうふうに思っています。私もいろいろお聞きして、資料等もいただいたのですが、本当に燃油だ けではないのですね。今課長が説明されましたが、ガソリンは16年の12月から今の20年の2月に比べ て138.7%も上がっている。灯油は200%、それから石油系溶剤は147.4%、ワイシャツの包装用のポ リチューブというのでしょうか、それは152.1%というように、ハンガー等も174.4%というように、 この数字を見ても本当にいろんな面で上がっていると。いや、これでは本当に価格に転嫁できればい いですけれども、ではお客様が減る。そこで、私はどんなご努力をされているのですかと組合長さん に聞きました。そうしましたら、企業努力をしているけれども、限界ですと。そこで、新潟県のク リーニング組合では、マスコミを使ってとにかく宣伝していると。にいがた一番で45秒宣伝をしたそ うです。10月の古町でのイベントでPRもしたそうです。それから、民放の夕方のイブニング王国で、 ダーツというのがあるのですよ。そこでもクリーニングの券を提供したということで、それから1カ 月だけだったそうですが、コマーシャルも大きいけれども、宣伝をしたということで、私クリーニン グ業界さんが、やっぱりお話聞いてこういう大変なご努力をされているのだなということをちょっと 実感いたしました。それで、そのお話の中で、漁業関係者とトラック関係者の方が全国から集まって、 東京でデモをやったときに、クリーニング業界の方たちもそこに便乗して、一緒に地元選出の国会議 員にぜひ対策を緊急に講じてほしいということで要請をして、そういう行動にも参加したというふう なお話もお聞きいたしました。   そこで伺いますが、県のクリーニング業界の方々が県知事にあてた助成金交付等の陳情書の中に、 20年6月26日付で特別交付税措置の通知が来ていると。この原油高騰に伴うということで。それは具 体的にはどのようなものを指すのでしょうか。わかりましたら答えてください。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 国のほうの原油高騰に関する緊急対策関係閣僚会議で決まったこ との中で、クリーニング業界における原油等の価格上昇分の転嫁等について事業者に対して周知する こと、この部分について特別交付税の措置を行うというふうな措置がまいっております。先ほど商工 観光課長がお答えしたとおりでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) こういうものについて、関係の課では研究をされ、そしてこの関係者に具体 的なお知らせは具体的にどのようにされるおつもりでしょうか。実際やるのは産業観光部になるのだ ろうと思いますので、今財政課長が報告しましたこういうものが、通達が来ているのです。ですから、 ぜひ両方の課でいろいろとご相談なさって、少しでも何らかの形で生かせるものがあるものなら、ぜ ひそれを研究していただきたいし、関係者に知らせていただきたいということをお願いしたいのです が、いかがでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) 相馬議員のおっしゃられるとおり、関係課と相談して検 討してまいりたいというふうに思っております。 〇22番(相馬エイ君) ぜひ、私も知らなかったのですが、県のクリーニング業界が県知事に出した 陳情書の中にこういう文章がございましたので、ぜひその辺は県段階なのか市、自治体なのかわかり ませんが、とにかく研究をして、前向きな対応をぜひやっていただきたいと思います。   そこで、今いろんな業界の窮状を市長、関係の課長等に聞いてまいりました。しかし、この原油 の高騰の大きな原因は、とにかくマネーゲーム、投資が一番影響しているということは、もうマスコ ミを通じてだれ一人知らない人はございません。ですから、残念ながらサミットが終わりましたが、 サミットの中でこの原油高騰に関する点での投機の規制をどうするかという点では、真剣な、前向き な協議がされなかったという現実の中で、やっぱりそこをしっかりと、地元の自治体あるいは県から 国にしっかりと言っていくということが、地域住民の暮らしを守るという観点からは大事なことだと 思うのです。ここにちょっと文書がありますので、お知らせをします。サミット直後の7月15日に公 表された通商白書は、近年の急激な価格高騰は投機資金の流入が大きな役割を果たしていると断定、 トウモロコシ価格の50%、原油価格の40%が投機などによる押し上げ分と推定していますということ で、公表されているものに、こういうふうにはっきりと書かれております。ですから市長、あらゆる 機会を通じて、やっぱり国は投機の規制をするべきであるということをしっかりと国に言っていくと。 その国、それからそういう観点ではそういう姿勢はお持ちでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 簡単にお答えします。   当然のことながら持っています。 〇22番(相馬エイ君) その言葉に間違いなく、機会あるたびにぜひしっかりと規制をするべきだと 主張していただきたい。   次に、2つ目の質問に入ります。まず、最初に伺います。私昭和22年、戦後生まれです。戦後生 まれの人は、現在この村上市の中でどのような人口構成の位置を占めているのでしょうか。もしおわ かりでしたら答えていただきたい。市民部長でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) それでは、合計、細かくお話ししたほうがよろしゅうございますでしょ うか。 〇22番(相馬エイ君) まとめてで結構です。 〇市民部長(阿部正一君) 今ご質問の63歳以上ということで解釈しますと、村上市で2万2,708人、 男女合計でなっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 全体のパーセントとしては何%になりますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 今現在6万9,764人でございますので、パーセントにつきましては32.54 %になります。 〇22番(相馬エイ君) そうしますと、67.46%が残りの方々になるという現状があります。   そこで伺いますが、市長、新村上市の市長になられましたのですが、お城山、市長に就任されて から登られたことございますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 登っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 失礼しました。そのお城山の登り口に、右側の、春になりますと、あれはカ タクリでしょうか、カタクリが群生してきれいに咲くところに、平和観音像が立っているのですが、 手を合わせて拝んだことありますでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 就任間もなく、ただ登るだけで精いっぱいでございまして、あたりに目を配 る余裕などとてもなくて、ただ登って帰ってきたということでございますので、今度気持ちがゆっく りしたら手を合わせてきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) では、私がご紹介いたします。あの観音像は1953年に当時の郡町村会長の前 田氏の呼びかけで、戦没殉難者を祭るというか、そして世界人類の恒久平和を祈念して建てられたも のなのですね。それで、県内外の有志、郡内の各お寺様、寺院等の協力を得て建てられました。それ で、作者は旧日展審査員でありました故山脇敏男さん、有名な彫刻家でいらっしゃいます。その方の 作であります。ですから、お城山に登るときには、あの観音様に手を合わせて、しっかりとこの村上 市民の平和、そしてこの市政の安泰をお願いして、ぜひ2秒、3秒のやっぱり心の余裕を持って、手 を合わせるということは、こういう大変な政治のトップに立つという人は、私やっぱり心の安らぎを という点では大事なことと思いますので、ぜひ手を合わせていただきたいと思います。   次に、太平洋戦争だけで結構ですので、戦没者の数は押さえていますか。ない。ごめんなさい、 いいです。すみません、村上市ではわからなかったのだそうです。それで、県の援護恩給課に問い合 わせました。そうしましたら、昭和47年3月31日発行の新潟県終戦処理の記録、太平洋戦争間の戦没 者数で、この新しい村上市で2,793人の方が戦死されています。時間が余りありませんので、それぞ れの旧自治体ごと、数を言いたいのですが、言いません。約3,000人に近い、約2,800人に近い方が亡 くなられているというこの現状がございます。   それで、市長答弁の中に、結論としては大事なことだと。皆さんと協議をして、この村上市にふ さわしいものを前向きに検討していきたいと答えていらっしゃいます。この新潟県でも確かに今報告 されましたように、21の自治体がやっております。ごく近いところでは胎内市が中条町時代からやら れています。   そこで、本当は質問したいのですが、時間がありませんので、こちらで読ませていただきますが、 予算は20年度予算で51万です。これは事業としてはどういう事業をやっているのかといいますと、市 内の中学生6名、大体この6名前後、5名前後なのだそうですが、広島に派遣をするのですね。そし て、広島記念館と広島の原爆の状況を先生1人付き添いで、子供たちと一緒にそこに行ってきて、そ して帰ってきてから全校生徒の前で体験というか、感想等をお話をするという事業を胎内市ではやっ ております。ですから、創意工夫次第ではそんな大きなお金をかけなくとも、行政の方々がこのこと は大事だという点で予算づけをすれば、内容的には例えば公民館あるいは情報センターで原爆展ある いは平和展の写真集をするとか、いろんな企画ができるのだろうと思うのです。この今申し上げまし た数字、51万、この数字で胎内市がやっているという点につきまして、具体的な事例を申し上げまし たが、市長、どのように受けとめられましたですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 金額はともかくとして、非核宣言なんていうのはごく私は当たり前の話だと。 胎内市が51万予算化したから市長、あんたどう思いますかということではなくて、予算がなくてもで きることはできるし、100万かかってもやらなければならないことはやらなければならないわけです ので、前向きに検討するというのは、やりたいということですので。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それはしっかりと受けとめての質問ですので、ご理解をしていただきたいと 思います。   次に、何日でしたでしょうか、ちょっと日にち忘れてしまいましたが、旧朝日村の文化会館で、 女優たちによる朗読「夏の雲は忘れない1945年・ヒロシマ・ナガサキ」という朗読が行われました。 とってもすばらしかったです。朝日村でやっておられます〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 「けやき文庫」塾長の鈴木富夫様、そして旧朝日村教育長齋藤善一様という方々のご努力で、会場満 席で本当に成功されました。とっても立派なことですし、すばらしいことだったと思います。   そこでお伺いをいたします。市長はその会場で配られましたこの「夏の雲は忘れない」のパンフ の中に、「ご来場の皆様へ」ということで、教育長と市長の言葉が添えられてありました。前向きな 答弁されましたので、本当はこれを読み上げようとは思ったのですが、部分だけ読ませていただきま す。途中だけお話しします。「63年の長い年月と平和な日々の暮らし、そして私を含め戦争を知らな い世代が多くなった現在では、日本が世界で唯一の被爆国となった記憶が風化しつつあることが懸念 されております。今私たちがこうして平和に生活できること、それはこの世界が戦争で亡くなった多 くの方々の犠牲によってもたらされているということを私たちは忘れてはならないことであると思い ます。そのためにも戦争の時代の母親や子供たちが残した心の声がこの朗読劇で語り継がれ、戦争の 悲惨さと平和の尊さを皆さんに感じ取っていただければと願っております」と、市長はこのパンフレ ットの中の文章に述べておられます。   そこで伺います。最後に聞きますね。教育長もここに文章を載せておられます。今私が非核平和 都市宣言を村上市でもやるべきだという一般質問を提案いたしました。それは、毎年8月に北海道の 礼文島から出発して、東京、広島へと平和行進が続けられております。その関係者の方々の思いを、 そしてこの女優さんたちの朗読劇を受けて、今回これをやろうと思って提案したわけです。教育長、 一言短く、この非核平和宣言の大事さをどのように理解しているか。短くで結構です。時間ありませ んので。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) おかげさまで、自主上演は大成功でした。特に190人の皆さんのアンケー トで、80%の皆さんが満足してくださった。ありがとうございました。   それから、宣言の問題ですが、先ほど市長申し上げましたとおり、重要な問題でありますので、 議会の皆さんともしっかりと協議しながら対応していきたいと、こう思っております。 〇22番(相馬エイ君) 副市長、一言で結構です。この平和の尊さをご自分はどのようにお考えです か。短く。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 平和は一番大事なことだなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 最後に、これから予算の編成が冬に向けて進められます。事業をすると言っ てもやっぱり予算の裏づけ、それが大事なことだと思いますので、議場で言った言葉にうそはないよ うに、しっかりと前向きに事業化に取り組むかどうか、最後に短く、市長答弁していただきたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど来申し上げておりますように、予算うんぬんということでは私はない と考えております。予算がなくても非核宣言は幾らでもできます。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 時間があります。宣言は大事なことです。しかし、私が書きましたように、 子供たちにいかにこのことを知ってもらうかという点では、やっぱり教育分野の関係者と一緒に、子 供たちにしっかりと学んでもらう、そのことが大事なことだということを市長はしっかりと受けとめ て、確かに予算がなくても宣言はできます。そういう観点では私は非常に不十分だと思います。ぜひ 研究をしていただきたい、そのことを申し上げて私の一般質問を終わります。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。   午後3時10分まで休憩します。           午後 2時55分  休 憩                                                        午後 3時09分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、29番、板垣一徳君の一般質問を許します。   板垣一徳君。           〔29番 板垣一徳君登壇〕 〇29番(板垣一徳君) 大変ご苦労さまでございます。特に傍聴者の皆さん、そして議員の皆さん、 行政の皆さん、きょうの5番目の最後でございます。先ほど議長も疲れたせいか、時間の宣言が違っ ているようでありますが、議長もう1人でございますので、しっかりと議長職を務めていただきたい、 こうお願いを申し上げます。   それでは、議長のお許しをいただきましたので、私から通告してあります3点について、市長並 びに教育長に質問をさせていただきます。まず1点目、観光リゾート振興について。6月の施政方針 で、市長は300万人観光の実現、通年型観光地の形成を目指して、観光振興計画の策定に着手すると いうようなことでございました。現在の計画の策定状況、また今年度中間ではございますけれども、 観光客の入り込み状況等もわかりましたらお聞かせ願いたい。   2番目でありますけれども、市営であります蒲萄スキー場について。   1番としまして、スキー場の昨年度の実績。   2番目、今年度の運営方法はどのように考えておられますか。また、将来あるいは新年度から、 学校教育の一環として利活用をするべきだと私は思いますが、この点について市長、教育長、そして 副市長にも担当の村長でございましたので、若干質問をさせていただきます。   3番目に、雇用対策について。合併後の村上市の雇用対策を市長は今どう受けとめているのか。 前者の方々もいろいろお話ありましたけれども、若者を地元に定着をさせるには早急に働く場所が必 要と考えますが、今後実現していく上での計画等をお聞かせ願いたい。3点について質問させていた だきます。   再質問は答弁後させていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 板垣議員の3項目のご質問について順次お答えを申し上げます。   最初に、1項目め、観光リゾート振興についてであります。施政方針で村上、岩船、胎内300万 人観光の実現、通年型観光地の形成を目指して、観光振興計画の作成に着手するということでありま す。現在の計画の策定状況、今年度の現在までの観光客数とはのお尋ねについてでありますが、観光 振興計画については、総合計画との整合性を図りながら作業を進めておりますが、現在策定のための 全体スケジュールを作成し、計画の骨子、基礎資料の収集を行っております。今年度は各町内、集落 の観光資源基礎調査を実施し、観光資源の掘り起こしを行い、その結果を集計するとともに、策定委 員の選定を予定しております。来年度は策定委員会を5回程度実施したいと考えております。なお、 県でも観光立県へ向けた指針となる、仮称ではありますが、県観光振興条例の骨子案を発表し、県議 会12月定例会で提案するとのことでありますので、条例制定後には各市町村の役割も明確になること から、これらの情報も収集しながら検討してまいりたいと考えております。   今年度の観光客数についてでございますが、4月から7月までの海水浴場や旅館、ホテル、イベ ントなど主なものをまとめた結果、52万4,000人であり、昨年の59万5,000人を下回っております。ち なみに昨年度1年間の入り込み客数は240万3,000人で、中越沖地震の発生した平成19年度を含めて近 年は減少傾向が続いているようであります。なお、今回はあくまでも中間報告でありますので、参考 通知としていただきまして、最終集計は年度末に公表する予定であります。観光客数が減っている原 因には、各種要因があるとも思われますが、最近の原油高高騰などにより、諸物価も高騰し、それが 影響しており、生活優先で旅行など、外出が手控えられているものと考えております。このような時 代に入っておりますが、観光振興計画の策定作業を進めながら、地域の連帯、連携の強化を図るとと もに、交流人口の増加のための施策を展開して、本市のさらなる活性化、観光振興によるまちづくり を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。   次に、2項目め、市営蒲萄スキー場についての1点目、昨年度の実績はとのお尋ねについてでご ざいますが、昨年度は12月23日の開業を予定しておりましたが、少雪により1月16日となり、3月9 日までの営業日数は54日間の営業となっております。決算額は歳入2,941万6,000円、歳出2,525万6,0 00円、差し引き416万円となっております。歳入の主な内容は、リフト使用料が731万5,000円、ス キー貸出料、ロッジ使用料など、諸収入が120万8,000円、一般会計繰入金が2,055万4,000円となって おり、利用客数については6,303人となっております。   次に、2点目であります。今年度の運営方法はどのように考えているかとのお尋ねについてであ りますが、今年度も安全対策に心がけて営業する予定であります。県内には19の公営スキー場があり ますが、いずれのスキー場も厳しい現状にあるとのことであります。当スキー場も全国的なスキー人 口の減少や天候不順等により、利用客の減少が続いており、厳しい経営が予想されます。しかしなが ら、市内唯一のスキー場であり、ご質問にもありますように、現在までは教育の一環として旧朝日村、 旧山北町の一部小学校がスキー授業を実施しており、子供から大人が冬期間楽しめる健康増進施設で ありますので、引き続き営業をいたす予定であります。教育委員会においても、私からその旨のお願 いの文書を出ささせていただいております。また、今年度は市民の利用促進に向けた広報、インター ネットの活用、瀬波温泉旅館、ホテルとの連携により、利用客の増加を図りたいと考えております。   次に、3点目、学校教育の一環としての利用の考えはあるかとのお尋ねについては、教育長に答 弁をいたさせます。   次に、3項目め、雇用対策についての第1点目、合併後の村上市の雇用対策をどのように考えて いるかとのお尋ねについてでございますが、村上公共安定所や岩船郡、村上市雇用対策協議会など、 関係機関と連携を図りながら取り組んでいるところであります。これから関係機関と共同して、本年 7月23日には就職を希望する高校生向けに就職ガイダンスを開催いたしました。今後は中学生、高校 生向けにジュニアインターンシップとして、就業体験学習の実施や新規学卒者入社予定者を対象とし た新入社社員セミナーの開催、事業主の方々を対象とした障害者の雇用に対する研修会を計画してお ります。   次に、第2点目、若者の地元定住を目指すには、早急に働く場所が必要と考えるが、今後どのよ うに実現していくかとのお尋ねについてでありますが、先日山田議員からのご質問の際にもお答えい たしましたとおり、本市といたしましても雇用就業については重要課題ととらえております。若者の 地元定住については、住みよさや雇用の場の確保など、総合的な対策が必要になります。とりわけ雇 用の場の確保のためには、経済の活性化は必要不可欠であり、実現するためには経済活動の中心的な 役割を担う企業の潜在能力を引き出し、企業活動を強化していくことが不可欠であると考えます。商 工業の振興策として、各種制度融資の継続や商工会議所、商工会の取り組みを支援し、市内事業の経 営の安定、商工業の振興を図るとともに、雇用の場の確保に直接的に結びつく企業誘致活動を進め、 働く場の確保に実現してまいる所存であります。幸いにも高速道につきましても、朝日インターまで 延伸計画が見えてまいりましたので、それらも好材料と考えておりますし、先般も申し上げましたと おり、陸路でなく海路を利用した企業の立地もありますので、それらについても岩船港を通じて取り 組んでまいりたいと、そのように考えていますので、よろしくお願いをいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 教育長。 〇教育長(寺社四男君) それでは、ご答弁申し上げます。   2項目め、市営蒲萄スキー場についての3点目でありますが、学校教育の一環としての利用の考 えはあるかとのお尋ねについてでありますが、学校教育としての利用に関しましては、これまでも総 合学習の一環として、また冬期間の体力づくりを目的として、旧朝日村の小中学校及び旧山北町の小 学校で利用しております。今後の利活用につきましては、各学校と送迎手段等の検討協議をしながら、 より多くの小中学校の児童生徒が利用できますように対応してまいりたいと、このように考えており ます。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 質問に入る前に、5日の日には5人の議員が質問をし、きょう私の前に4人 の議員が質問をされました。まだ合併して5カ月ではありますけれども、この新市がどうなるのか。 あるいはこれでいいのか。そういう思いを寄せて、議員の皆さんが真剣に質問をされておるわけであ ります。   もう一度行政の皆さんにも、この議長の上に掲げてあります市章、この市章は全国から437点の 公募した中から、いろいろな議論を得て、そしてこの市章が決定された市章であります。村上市があ る限り、恐らくこの市章が永遠に続くことだと私は思っております。私ども議員もこの議場に入ると きには、この市章に一礼をし、そしてこの議場を退席するときには一礼をして帰る。これだけこの市 章に期待をしているわけであります。この市章のいわれ、もう一度皆さん考えてみなさい。この市章 は、緑の部分はひらがなの「む」、この色、豊かな自然とともに、未来に向かって躍動する市民の姿 を表明しておるのです。そして、あの黄色いというか、みかん茶色の部分、グリーンですね。美しい 自然と環境をあらわしているのです。そして、私はこの村上市では、夕日もものすごくきれいなので す。しかし、私個人的には、あれは立派な東から上る朝日であると、こう解釈して私なりに手を合わ せているのです。   ですから、何を私が言いたいかということは、行政の皆さん方はいわゆる船であれば村上市の村 上丸の船長さんは大滝市長であります。副市長さんは鈴木副市長であります。行政の皆さんは乗組員 であります。ぜひ市民と一緒にこの市章のごとく、まだ5カ月しかならないうちに、忘れないように、 しっかりと答弁も答えていただきたい。できることはできる、まだ時期尚早だ、いやこれは無理だ、 これが答弁なのです。どうも聞いていますと、できるのかできないのか、またやるのかやらないのか はっきりしていない。私にはぜひ口が悪くても結構でございますから、できないものはできない、で きるものはできると。まず再質問する前にお願いを申し上げます。   それで、リゾート問題。いろいろ市長から答弁をいただきました。これは、市長は国内だけのこ とを恐らく思いをはせて答弁したのだと思いますが、私は2001年、小泉総理が誕生した際に、総理と して国民に約束したことがあるのですね。どういうことか。いわゆる日本から外国に1,000万人の観 光客が行っていると。外国からは日本に500万人しか来ない。これでは、日本の国は損だと。だから、 私は必ず外国から1,000万人の観光客を呼びましょうと、こういう約束をされました。ことしの正月 過ぎ、新潟日報の今現在日本に来ておる、外国から来ている人ですよ。700万人と言われています。 まさに私はやはり一国の総理が物を言うとこういうふうになるのかなと、こう思っております。   それから、これは8月30日の新潟日報ですね。ちょっと読ませていただきますが、ロシア極東地 方の旅行会社の担当者が28日、県内の観光地視察に来県をした。経済発展が続く同地から観光客をふ やすため、県や県内市町村、旅行者でつくる県国際観光テーマ地区推進協議会で招いたと。来県した のはウラジオストク会社の旅行会社、勤務する4人、またハバロフスク、5人が到着をすると。それ ぞれ4日間滞在するが、航空運賃以外の180万は同協議会で、国の補助制度も利用して、この方々を お招きすると。これ新聞ですが。県も国も、いわゆる国外からこれだけ観光客を呼ぼうと、準備をし ているのですね。   それで、この新聞のことをだれかわかる、部長さんでも課長さんでもわかる方おりますか。わか らなければよろしいですが。……わからないのですね。結構です。私はなぜこれを言いたかったかと いうことは、これからこの村上市のいわゆる人形さま巡り、あるいは屏風まつり、これは日本国内は もちろんですが、全国でも有名になる、私は非常にこれから熱を入れていくべきだと、こう思ってい ます。そういうとき、外国人をPRする、いわゆる選挙でいえば運動を起こすのですね。そういうも のをいわゆる観光計画の中に取り入れていかなければいけない。これは待ったなしなのです。しかも、 このロシア人が昨年本家、いわゆる新潟県、1,838人来ているのです、昨年度だけで。新潟県です。 しかも、今泉田知事が、私どもこの裏日本の新潟を起点にして、航空、船、中国、韓国、フィリピン、 ロシア、この人々を招かなければだめだということで、一生懸命申し上げております。市長、そこで さっきの説明はよくわかりました。外国人を迎えるためのこれからいわゆる計画を立てていくわけで ありますが、そういうことも十分組み入れて計画を立てていただきたいと思いますが、市長、一言で よろしいですが、どんな考え方ですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全く板垣議員のおっしゃるとおりだと考えています。私どもも観光振興計画 の中には、当然のことながら対岸、いわゆるロシア、ウラジオストク、そして台湾、中国、韓国、そ の方々もこの村上市に、あるいはまた胎内市も含めましてこの圏域に足を運んでいただけるだけの魅 力を持ったこの地域であるというような認識に立っておるわけでございます。村上市1つにとりまし ても、温泉があります。スキー場があります。ゴルフ場があります。日本一の清流がある。日本一の 水がある。そして、食があります。どこにも負けないようなものを持っている地域であるというふう に考えておりますので、それらを点から線へ、線から面へ結ぶことによって、当然その方々にも足を 運んでいただける観光地域であるというようなとらえ方をして、これから取り組んで策定していきた い、そのように考えております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) ひとつよろしくお願いを申し上げます。   次に、市長が先ほど説明をされましたいわゆる減少していますよね。これは新聞にも載っている のです、新潟日報に。皆行政は逃げの言葉です。読んでみますか。市長、この新聞見て答弁書書いた のではないのですか。いわゆる環境省が認定する海水浴場百選の1つ、瀬波海岸を持つ村上市でも、 昨年比1割から2割の減少をしています。そのいわくは、これは行政ですから、いろんなものが値上 がりした影響で宿泊客が減ったと思うと。確かに市長もおっしゃるように、行政の答弁書書いた人が おっしゃるように、それは私は、それも一部あるでしょう。しかし、それだけで減ったというふうに すべてを解決をしていくということになると、これはなかなか先行きが、私に言わせれば非常に心配 であるというしかないわけです。それで、減ったのはやむを得ないとしますが、今ことしの予算、1 市2町2村合併する前のいわゆる観光協会あるいは民宿組合等々に補助金を出していますよね。その ときの5つで出した予算と、新しい村上市でことしいわゆる当初予算に載せていただいた予算の比較、 わかりましたらお教え願いたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) 村上市観光協会、朝日地区観光協会、越後山北笹川流れ 観光協会、それぞれ足してございませんが、20年度は675万円、村上市観光協会です。それから、朝 日地区観光協会が199万4,000円、越後さんぽく笹川流れの観光協会が293万8,000円の補助でございま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) これは19年度の予算ですか。それとも20年度の……。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) 20年度でございます。すみません、20年度でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) これ20年度の予算で、何で朝日から補助金来るの。20年度は村上市で予算化 しているのでしょう。それ19年ではないですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) それぞれの観光協会に補助金として出しておりますので、 20年度も別々に補助金出てございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) ああ、朝日の観光協会に199万、山北町の観光協会に293万出していると、こ ういう受けとめ方でいいのですか。   では、そこで観光課長さんにお聞きしますが、ことし合併されました。あなた方はパンフレット、 この従来のパンフレットも使うのはやぶさかではないわけでありますが、何を一番根拠に新しいパン フレットをつくったのか。それから、ことし何万部つくりましたか。この山北観光協会も、朝日の観 光協会もですね、村上の675万の観光協会。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) 枚数につきましては、すみません。把握ちょっとしてい ませんが、新しい新市になりまして、合併協議会のほうで予算化していただきまして、新しい市の観 光マップでしょうか、それをひとつつくらせていただきました。それぞれの地区の代表的なものをと りあえずぽんぽんと載せさせていただきまして、つくらさせてもらった状況でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) つくっても、それをどういわゆるお客様に持っていっていただくのか、宣伝 するのかということも、次に質問するスキー場とも絡むわけでありますが、どの程度、大体何十万部、 そういう数値はではいいですよ。わからなければいいですが、そういうものを例えば日東道であるな らば、高速道路であれば休憩所ありますよね。そういうところの施設。それから、国道であれば道の 駅ありますよね。最寄りの駅ある。あるいは県庁、あるいは東京へ行けば何だかというところありま すよね、新潟県で維持しているああいう、ちょっと忘れましたけれども、そういう実際県の出先があ りますよ。観光パンフレットがたくさん市町村から行っていますよね。そういうところにはきちっと 対応していますか、行政で。 〇議長(佐藤宮吉君) 商工観光課長。 〇産業観光部商工観光課長(瀬賀 功君) 今申し上げた新しいパンフレットにつきましては、近く の道の駅とか、そういう部分にはお配りしてございますが、まだ遠くのほうには行っていない状況で ございます。それから、それぞれの先ほど申し上げました観光協会でございますが、まだ1つになっ てございませんので、それぞれの地区の観光パンフレットをそれぞれの観光協会でつくっているとい う部分もございます。それについては、それぞれまた最寄りの駅とか、あちこちに配らせてもらって おります。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 市長、せっかく金かけて、何十万部を恐らくつくるでしょう。ですから、そ れを十分国民の皆さんに見ていただかなければ効果がないわけですね。これからそういうことを徹底 してやっていかなければならぬと思いますが、市長はどう思いますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりでございまして、今観光課長が答弁をいたしましたが、あり とあらゆる機関に私は届いていると。やっているという認識をいたしております。東京のネスパスと いうところですが、そこにも恐らく行っていると思っております。もし行っていなかったら、早急に そういうところにも当然のことながら、あるいはインターとか、道路情報センターとか、そういうと ころにもやらせるように、当然やっていなければならないことでありますので、やらせていただきた いと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 私の前者の中で、姫路議員から、市長も感動していたようでありますが、い わゆるこれからはユニークな発想を持たないと、なかなか人が来ない。今までの、従来のようなやり 方では、なかなか私は観光客がふえないと見ているのですね。燃料が高騰した、その原因もあるので しょうが、しかし日本経済1つ見ましても、まだまだ経済が浮上しているとはいえない。また、道路 網の問題もあります。また、観光は天気も左右します。いろいろな諸条件がありますが、ひとつこの ことについては市長が約束された300万人観光、私は500万人観光ぐらいのことを、私であれば掲げて もよかったのではなかろうかなと、こう思いますが、しかしまず徐々に、徐々にという言葉もござい ますので、300万人を1つの目標にして、もう来年度には今まで大体二百五、六十万人の人が来てい るのですから、もう50万人くらいは宮崎県の東国原知事みたいに、ひとつ東京へ行って宣伝して頑張 っていただきたいと、こうお願いを申し上げます。   次に、スキー場です。これはせっかく副市長さん、ご就任おめでとうございました。遅くなって 本当に申しわけありません。副市長さんが昨年まで関係されてきた蒲萄スキー場でありますので、こ れは昭和62年に……実は部長さんから資料もらってあるのですから、数値は間違いないのです。投資 額12億6,600万ですね、約。一般財源1億4,000万、そんなに大きな話であれば大した金ではない。し かし、これが人間に例えるなら、成人式、62年から本来であればひとり歩きして、権利も義務も果た すようなスキー場になっていなければならないわけです。なぜこのものが過去の3年間の収支決算の 実績を見ますと、残念ながら年々下がってきていると。これは天気も左右しますから。この原因を副 市長はどう思うのですか。どうすればよくなるかということ、村長さんの時代にはきっこうに頭痛め たと思うのですね。そのことを思い出して、ちょっと教えていただきたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) ただいまは就任のお祝いをいただきまして、大変ありがとうございま す。スキー場につきましては、今ほど議員さんがおっしゃったように、昭和62年から営業を開始して いるところであります。そして、平成7年ぐらいまでは黒字経営といいますか、非常に収支も順調に 推移していました。それはやっぱり子供たちのですし、親子でスキーを滑っていただくというような ことで、非常に県下全般でありますけれども、そういうことで非常にいい、上昇気流に乗ってきたと ころであります。ただ、平成8年ごろから徐々に、少子化といいますか、やっぱり子供たちの減少も そうでありますし、情勢大変経済もだんだん苦しくなってきたのかなというのもあります。また、 年々スキー人口も結構だんだん右肩下がりに近年はなってきておりまして、非常にこれからいけばど ういうことになるのかな、ちょっと懸念をしているわけであります。   この打開は本当に県下のスキー場も、いい経営しているのは苗場スキー場ぐらいで、非常に苦し いところも経営をしておりますし、わかぶなスキー場につきましても毎年営業停止というような、そ ういううわさも出ている現状であります。これを非常に打開するというのは、なかなか大変なことだ なと思っております。   ただ、蒲萄スキー場は県内有数のおもしろいといいますか、中級、上級のスキー場でありまして、 非常に高レベルなスキーヤーには大変好評でありまして、県内、新潟あたりからも、ここでなければ あれだということで、非常に好評を博しております。そういう方には非常にいいスキー場かなと思っ ておりますし、今後団塊の世代の大量退職者、お金と暇のある方がどんどん出てきて、そういう方の 体力づくり、冬場の体力づくりにこれから期待が持てるのではないかなというようなことを考えてい るところであります。それらの誘客を含めて、市長とよく相談をし、担当とよく相談をしながら、ど ういう方策でやればいいのか、検討してまいりたいと思っております。   また、子供たちの教育上、非常に有効に機能しているのかなと思っております。小学校、中学校 のスキー授業、年2回ぐらいやっているのですけれども、本当に子供たち、連れていきますと、本当 にこう1時間はもうスキーも滑れない状況であります。ただ、それを指導していくうちに、帰り際に なりますと、非常に物覚えがいいといいますか、対応能力がよくて、滑れるようになる。非常に自信 を持つ、そんなことで今度ターンをうまくできる、またそういうことで非常に難しい斜面も今度乗れ る、そんなことで非常に教育上チャレンジをする、それからその上を目指して頑張ろうという、そう いう教育上の効果も非常に期待をしております。   また、私どもは旧朝日村では職員のボランティア休暇を利用して、それらの子供たちの補佐とい いますか、指導をさせておりました。職員の冬場の体力づくりも含めて、子供たちの交流も含めて、 非常に職員も率先して休暇をとって、わざわざ指導していただいていると。そんなことで、これから は旧朝日、山北だけではなくて、市内大きな市になりますが、そういうことで市営のスキー場という ことで、これから教育関係者ともいろいろ協議をさせていただいて、どんどん子供たちの教育の場面 として、有効に利用できればなと考えております。   ちょっと長くなりましたが、申しわけございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 大変丁寧に、もう全部わかります。私も大体考え似通るのでありますけれど も、実は今この村上市の中に、小中学生で約5,600名の子供さんがいるわけですね。これをいわゆる 4年生以上、高学年ですね。以上にしますと大体3,900名です。従来今まで、昨年は山北、朝日のお 子さんたちがそのスキー場を利用してスキー教育をやったと、こういう実情なのですね。それが2,30 0名です、約。ですから、この圏域で、この圏域ということは村上市全体ですよ、今副市長さんがお っしゃるように、私は子供たちのまずスポーツ振興、それから体力づくり、子供たちの親睦、交流、 そして昔の言葉にこういう言葉があります。健康な子供には健全な心が宿ると、こういうのですね。 真善な心が宿るというのですね。この意味は、あとで副市長にお教えしますが、非常に重要な言葉な のですね。精神ともども健全な、真善な心が宿ると。そういう子供には、学校も勉強もスポーツも、 すべて持てるという子供のことをいうのだそうでありますが、いずれにしましてもそういうためにひ とつやっていただきたい。   そこで市長、予算は市長でありますから、このことをことしの補正でも、まず子供たちのいわゆ るスキー教室、そして地域にボランティアをつくって、教える先生がボランティアですよね。そのこ とを早急に、ことしからやるという考えを持ちますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今現在、先ほど来説明ありますように、旧朝日と山北でやっております。神 林、荒川、村上の子供たちにもぜひともことしからやらせていただければありがたいなと、そのよう に考えておりますが、子供からお金をいただいてやるということではございませんので、何らかの方 法でいわゆるボランティアあるいはまた学校の先生方で対応できないか、職員の中にもスキーの上手 な方、教える方がいっぱいいますので、お金を子供たちからこれはもらっていませんので、そういう 感じで取り組んでいければと思って、教育委員会と相談をいたしまして、できる限り広い範囲内で子 供たちに冬の健康づくり、冬のスポーツとしてなれ親しんでいただくと、そういうようなことで取り 組みをしていきたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 将来は市長、これはいずれにせよ管理組合がいいのか、あるいは企業組合が いいのか、あるいはNPO法人がいいのか、これはわかりません。しかし、いつまでも行政がスキー 場に携わって難儀をしているよりも、むしろできる方々に将来は任せるような、そういう施策をこれ からとってもらいたいと思いますが、市長はどう考えますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それらにつきましても、今の行財政改革プロジェクトの中で十分検討してま いりたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) スキー場についてはひとつよろしくお願いしたいと、こう思います。   それから、雇用対策ですね。これは雇用対策は、私は市長、議論をする余地がないと思うのです。 地場産業の振興は地域づくりの基本であるのです。これにより、人が集まり、商業も活性化する、若 者も定住が図られるのです。少子化にも歯どめがかかる。このことは〔質問終了時間5分前の予告ブ ザーあり〕もう既に江戸時代に米沢藩に代表されるような、いわゆる実践をしていたのですよ。です から、私は雇用対策は議論を待たないと、こう思っています、この圏域は。   それで、今現在の村上市のいわゆる求人を求めている人あるいは頼む人、これ倍率で0.57です。 極端にいいますと、今求人求めている人が1,073人いるのです。その中で、就職をできる人が610人し かいない。残り463人は仕事がないという数値も出ているのです。これはことしの7月ですよ。こう いう状況があるのだと。ですから、建設業が2001年、14兆円国の予算があったのです。今6兆7,000 億。50%割っているのです。そこに労働者が従事したのは、当時600万人。今数値上で推していくと3 00万人を割っているのですね。いかに建設業で働く労働者が今減っているかと、こういう状況がはっ きりしている。ですから、それにかわる、働く場所がどうしても今急務に必要なのです、市長。これ はみんなのことが大切でありますが、いろいろなこと、きょう提言されたこと、議員の皆さんから提 言されたこと、すべて大切なのですが、私だけではないのですよ。雇用問題に質問したのは何人かい るのですよ、今までの9人の中に。みんな重要に考えている。ですから、これは市長、今までも本気 になってやっていることは間違いありませんが、本気になって工業団地を誘致をするとか、それも1 つの施策だけれども、しかしこの地でできる雇用の場を確保しなければ、人のことを待つよりなかな か解決しない問題でもあります。市長、そのことにいい知恵を、これから検討するような、私はこの 村上丸の船長として、皆さんに声をかけていただいて、いいアイデアを職員からいただくと。そして、 いいアイデアが出たらすぐ実行する、これが必要だと思いますが、市長はどう考えますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 全くそのとおりでありまして、先日来申し上げておりますように、市役所内 部にも2人、それ専門とはいきませんけれども、その仕事をやる職員もいます。私がこれから先頭に なって、この前も申し上げましたが、東京事務所あるいは東京郷友会、ふるさと山北会、ふるさと朝 日会とか荒川会とか、いろいろな団体と接触をいたしまして、1つでも2つでも、大きいのも小さい のも含めまして、一日も早くそういうような立地が可能なようなところを探してまいりたいと。と同 時に、地場産業の振興にも力を入れていきたいと、そのように考えております。ご提言は十分にわか っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 板垣一徳君。 〇29番(板垣一徳君) 終わりに市長、答弁は要りませんけれども、市長の職務、4原則なのです。 1つは、新しい新市を、村上市を守る。2つ目は、市民の生命、財産を守る義務がある。3つ目には、 市民の生活を守らなければいけない。これは市長の責任であり、行政の皆さんの責任なのです。私ど もも責任はあるのです。そして、4つ目には先人がつくった伝統、文化をきっちりといわゆる孫子の 代に伝えていく、残していく、これが政治の4原則でありますので、市長、私よりわかっておる〔質 問時間終了のブザーあり〕お願いを申し上げまして、私の質問を終了させていただきます。   本当にありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで板垣一徳君の一般質問を終わります。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 本日はこれで散会いたします。   また、明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでした。           午後 4時00分  散 会