平成20年村上市議会第2回臨時会会議録(第1号) 〇議事日程 第1号 平成20年8月8日(金曜日) 午前10時開会 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  会期の決定                                    第 3  議第56号 村上市副市長定数条例制定について                   第 4  議第57号 消防用ポンプ自動車等消防物品の購入契約の締結について         第 5  議第58号 山北地区情報通信基盤整備事業ネットワークシステム整備工事の工事請負契            約の締結について            第 6  議第59号 (仮称)神林西統合保育園建築工事の工事請負契約の締結について     第 7  議第60号 村上市公共下水道村上浄化センター水処理施設増設工事委託に関する協定の            締結について                                                         〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(30名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   21番   岩  倉  幸  治  君    22番   相  馬  エ  イ  君   23番   大  滝  国  吉  君    24番   瀬  賀  秀  雄  君   25番   小  野  七 五 三  君    26番   石  嶋  修  平  君   27番   大  滝  久  志  君    28番   山  田     勉  君   29番   板  垣  一  徳  君    30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    渡   辺   成   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長 企  画  部                   菅   井   晋   一   君 情報政策課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        福祉保健部長     小   田       均   君 福祉保健部                   吉   川       強   君 社会福祉課長        産業観光部長     増   子   太   平   君        都市整備部長     須   田       徹   君        上下水道部長     鈴   木   文   雄   君 上下水道部                   船   山   三 喜 雄   君 下水道課長        会計管理者      吉   村   澄   子   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君        教  育  長    寺   社   四   男   君        教 育 部 長    小   野   泰   三   君        荒川支所長      平   野   俊   之   君        神林支所長      田   村       豊   君        朝日支所長      板   垣   一   弘   君        山北支所長      佐   藤   壮   一   君        山北支所      板   垣   純   一   君        地域振興課長        選管委書記長        監査委員       佐   藤   正   幸   君        事 務 局 長                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 会 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は30名です。定足数に達しておりますので、これから 平成20年第2回臨時会を開会いたします。   市長から招集のごあいさつをお願いします。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 皆さん、おはようございます。本日、平成20年村上市議会第2回臨時会を招 集いたしましたところ、議員皆様には公私ともお忙しいところご出席いただきまして、まことにあり がとうございます。   さて、本日提出いたしました議案は、条例制定1件、物品購入契約及び工事請負契約案件3件、 下水道工事に係る協定の締結1件の合わせて5件であります。十分ご審議の上、原案どおりご決定賜 りますようお願いを申し上げまして、招集のごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いいた します。 〇議長(佐藤宮吉君) これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いい たします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、9番、山田昭夫君、26番、石嶋修平君を指名いた します。ご了承願います。                                              日程第2 会期の決定 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。   お諮りします。本臨時会の会期は、議会運営委員会を開き協議した結果、議案については委員会 付託を省略して本会議審査とし、本日1日間としたいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、本臨時会の会期は本日1日間と決定いたしました。                                              日程第3 議第56号 村上市副市長定数条例制定について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第3、議第56号 村上市副市長定数条例制定についてを議題といたしま す。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第56号について提案理由のご説明を申し上 げます。   地方自治法第161条第2項の規定により、副市長の定数については条例で定めることになってお りますので、その定数を1名とすることを提案するものであります。この件につきましては、去る6 月定例会においてご審議をいただいたところであり、議会の意向も十分踏まえ、副市長を1名とした ものであります。よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願いを申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、お伺いいたします。   6月のとき、つい2カ月前は2名という提案でございましたが、今回の提案は1名ということで ございますが、この1名の副市長にどのようなことをしてもらうのか。一般論でなくて、村上市の副 市長としてこんなことをやってもらいたいというようなことを考えての1名という提案なのか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この1名につきましては、さきの6月定例会の議会の意向も十分踏まえて1 名とさせていただきました。この広い圏域、市長一人ではとてもやり切れるものではないと実感をい たしました。副市長につきましては、各地域の融和を図ることを主体といたしまして、そして職員の 人事管理あるいは職員の規律の管理、そして産業の振興、すべての面において私と副市長と2人でや っていきたいと、そのように考えて1名という提案をさせていただきました。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 法改正によりまして、前の助役よりも副市長のほうが権限というのは少しふ えてきたように思うのですけれども、あくまでも市長の命で動くものだというふうに私は理解してお ります。市長が2人いるようなことでもうまくありませんので、私的には法律に詳しくて行財政に詳 しい人がいいのかなと思いますけれども、本当にこの辺のところ副市長という重みというのでしょう か、今少し言われましたけれども、もう少し副市長というものに対しての見解をちょっと伺いたいの ですが。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然副市長は市長と政策的にも歩調を合わせていかなければならないわけで ございますし、また合併前に合併協議の中でつくり上げたすべての計画がありますので、それらにつ いて精通をしている必要があると思っておりますし、またこの圏域の旧5市町村のそれぞれの地域を 知っている人、そして行政に詳しい人、小杉議員のおっしゃるような人をこれから選定してまいりた い、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 私合併新法後合併した市町村ですね、どんなふうにして副市長の定数が提案 されてきたか、ちょっといろいろ調べてみました。そうしましたら、副市長が1名のところ、福島の 本宮というところがあるのですが、そこは定例会の初日にまず議案として出てきて、委員会審査をし て、最終日に追加議案として人選が出てきているようなやり方だったのです。今までですと、ちょっ と私の記憶ですと条例改正のようなものというのは割に臨時会に出てきたこともあると思うのですが、 条例制定がこういう臨時会に出てくるというのはなかなか珍しいのかなと思うのですが、その辺のと ころも踏まえて今回の提案になったのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) それぞれやり方はあると思いますけれども、何も臨時議会に定数条例を出し て悪いということはございません。定数条例を臨時議会でお願いいたしまして、そしてこれから選定 に入りまして、しかるべきときに人選をして、そして皆さんにご提案を申し上げていきたいと、この ように考えております。 〇8番(小杉和也君) 早く条例制定をしたかったというような意味での臨時会…… 〇市長(大滝平正君) 早くとか早くないとかではなくて、6月に議論をいただきましたので、1名 の定数条例は議会の意向を踏まえて、やはり定数条例として提案すべきであるという判断に立ったわ けでございます。 〇8番(小杉和也君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 伺います。   6月議会では2人の副市長をぜひということで力説されましたが、残念ながら議会で否決されま した。そして、定数1ということで今回出してこられましたが、はっきり申し上げますが、6月議会 後、そして当選されてから一人でずっと長としてお仕事をされてきたわけですよね。そして、今実際 副市長を9月議会に提案したとしても10、11、12、1、2、3、平成20年度は6カ月ですよね。そこ で、いっそのこと確かに合併になって大変ではあるけれども、来年の4月から副市長を1人にという ことでこのまま1人でいくということは、あえてその方向は考えなかったのでしょうか。そこをまず お聞きいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私も就任して議会のいわゆる2人ではなくて1人にしたほうがいいという意 見を踏まえまして頑張って務めてまいっておりますけれども、非常に広い圏域、そしていろんな問題 が起きている中でとても一人ではやっていけないというような判断に立ったわけでございます。どう しても議会の皆さんが1人の副市長でやりなさいというような結論が出ましたので、1人を置かせて いただいて、そしてこの地域、新しい新市村上を発展させていきたい、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 6月も予算の討論でもちょっと述べたのですが、そうしますと9月議会で総 務関係の予算の特別職のところが副市長2人ということで計上されてたのですが、それは当然補正と いう形で9月に訂正されるのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今回この1名を通していただければ、当然2名の予算分がありますので、減 額補正をいつの段階でするかはこれから担当部と協議して決めていきたい、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 定数1という条例を今回この臨時議会に出してきたと。最終的には9月でど なたかを提案されるのでしょうけれども、今この定数1ということで条例を先に出してきたという点 からお伺いいたしますが、今までのずっと市長になられて、そして行政のトップとして仕事に携わっ てきて、現在意中の方がいらっしゃるのでしょうか。それとも、さらで総合的に判断をしてこれから じっくりと考えて9月に提案をしたいというどちらの心境なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) まず、第一に定数1をこの議会で通していただかないとなりません。通して いただいた後にじっくりと考えて自分で判断いたしまして、しかるべきときにご提案を申し上げます ので、よろしくお願いをしたいと思っております。 〇22番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 2点ほどお伺いしたいと思います。   私も副市長1人置くことに関して別に反対ではございません。例えば会社にしましても代表取締 役がいて、その下の取締役がいて、専務がいたりして、ワンマンにならないように2人でいろいろ協 議をされていくのは市政にとっても私は必要かと思います。ただ、今お二方の質問の中で市長は圏域 が大きくなったので1人では大変なので2人と、どうしても1人の副市長を置きたいということでの ご提案でございますが、合併をして圏域広くなったのはこれは当たり前でございます。4カ月間副市 長が不在で、市長が就任をされて3カ月数日副市長というのはいなかったわけですが、その期間の中 でこの部分に関してはどうしてもやはり副市長が必要なのだというところは何かございますでしょう か。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 圏域が広くなったから置くのも一つの要因であるということが、まず誤解し ないでいただきたいと思います。広くなったのも一つの要因ということでございます。副市長がいな いためにどういうところが困ったかということでございますが、まず私が例えば企業誘致にどこかに 営業に行きたい、あるいは新しい仕事に取り組みたいといっても非常にほかの用務が数多くありまし て思うとおり行動ができないような面がありますし、また部長あるいは支所長では職員でありますの で限られたところまでしかやることができない面がありますので、どうしてもやはり1人は必要であ ると。そのような考えのもとに今まで3回ですか、頑張らせていただきましたが、もう少し提案する まで頑張りますけれども、ぜひお願いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 市長は長年旧山北町の町長をやられていて、その時代はそういう助役さんで あるとか収入役さんとかという今の現状と同じ状態でご自分の右腕、左腕を置かないで町政をずっと やられてこられました。今回新市になりまして、確かに私も圏域も広い、人口も旧山北町に比べれば 約10倍近い人口になったわけですから、本当に一人だと大変だろうと思われます。ただ、副市長の人 選として、それは今後の協議なのでしょうけれども、市長は今後ご自分が首長として私は静と動とい うのがあると思います。市の営業、また市の市政の反映に関しては首長さん、ただし副市長の役割と してはやはり行政の管理であるとか行政の隅々、いろいろな課のやる仕事のことを十分熟知した方が 座るべきではないかと思いますが、その辺市長はどういった考えをお持ちでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げましたように、まず私は新市村上市の発展のためにできる限 り対外的な面で活躍していきたいと考えておりますし、新しく副市長に選任をされます方は先ほども 申し上げましたように、まず地域を知っている人、熟知している人、そして私と政策的にも考え方的 にも当然行動をともにできるような人をこれから選定していきたい、このように考えています。 〇3番(本間清人君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) おはようございます。ご苦労さまです。ちょっと1名は私も賛成なのですが、 ただこれはどうしても市長に質疑しておかなければいけないという部分で3点質問をいたします。   先ほどから広くなった、そして支所長では限られている、言うこともわからぬでもございません。 しかし、広くなった支所長でも限られるのを乗り越えて、やっぱり1名でも不足する部分が今後あろ うかと思います。例えば消防に出る部分とか、こういった部分は各支所長にもうその権限というか、 そういったところを委任というか、出してしまうと。いろんな部分で市長でなくても大丈夫な部分と いうのは、そこにわざわざ市長が行かなくてもいい部分を市長自身がつくり上げながら市長のほうに 顔を向けれるような市民をつくり出すのも市長の役割なので、そこをしっかりととらえていただきた い。だから、職員の有効な活用方法をしっかりと市長はされた中で1名の特別職を見いだしていただ きたい。   6月の議会では何が問題になったかというと報酬なのです。これも一つの問題になりました。ど ういうことかというと、4年間で約6,000万近い人件費が支払われるということなのです。これは現 実今のところそうなのです。この報酬、退職金も含めてそれを下げる、いわゆる副市長になられる、 幾らくらいですか、六十何万、既定の報酬ありますが、それを半分にするとか、副市長になってもら える方にそれを半分にするというのも同時に条例の改正をして実施されるというような気持ちはある のかないのか。それをやっていくためには自分の報酬を下げても自分の側近ですから、自分の報酬か らもその方にやれるぐらいの勢いでやっていただきたい。つまり4年間で6,000万円の人件費を払う ような副市長ではなく、半分程度に抑えられるような副市長配置で人事を1人として考えているのか どうかという部分をお聞きいたしたい。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 今報酬のご質問がございました。市長の報酬も含めまして、これは報酬審議 会という委員会があります。当然議会の議員の報酬もそうでございます。しかるべきときにしかるべ き方法でやっぱりそれは取り組む必要がある。ただ、今この段階で私の給料を半分にしろとか、副市 長の給料が半分でいいとか、議会議員の給料が半分でいいということには今はまだなっていない。そ して、この報酬につきましても合併協議の中でもいろいろ話があったわけでございますので、これか らの問題としてこれはとらえていかなければならない問題である。市長、副市長のみならず、議会議 員あるいは特別職、そのほかの関係者の皆さんの報酬等についても当然報酬審議会という会がありま すので、その点で審議していただくのがしかるべき方法かなと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 報酬審議会というのは市長の諮問です。市長がこういう方向性というのを出 せばそれでいいのです。そして、諮ってもらえばいい。議会議員の報酬に関しては議会で決めること です。市長が口出す必要はないです。これは言っておきます。それで、副市長というのは常勤の特別 職です。つまり常勤の特別職というのは市長の側近です。私たちは市長の側近ではないのです。非常 勤特別職なのです。そこをわきまえた上でお話ししていただきたいと思いますが、我々は市長の側近 たる副市長になられる方の報酬もしかるべき方法で考えていただきたいということを踏まえて1名配 置を賛成するものでございます。特に私は。   そこでもう一つ、どういった方法で副市長の今後の1名の人事がなされるのか、それは市長の腹 のうちにあるのでしょうけれども、できれば県、国のほうにお願いして、県知事あるいは国のほうの 稲葉代議士等を含めてお願いして、県、国からの出向体制でとられるのが一番ベストかなと、私はこ のように思います。今これだけ広大な面積で村上市ができたのです。そこで、やっぱり県、国とのパ イプが必要です。その中では県からのキャリア組の鋭い人を県知事にお願いして4年間の出向をお願 いするとか、このぐらいの勢いではないと恐らくこの村上市の財政を含めて非常に厳しい中ではやっ ていけないと思うのです。やっぱりそういう部分でいくと、後押ししてくれる部分が必要だと思いま す。だから、そういう考え方を含めて1名となる副市長配置の方にはそういうことも含めて村上市の ために一肌脱いでくれる人を県、国のほうに要請するのも一つの手法だと思いますが、そういった考 え方は市長はどのようにお考えですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 大変いいご提案をいただきましてありがとうございます。それも一つのご提 案として心の中にとめておきたい、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) わかりました。論功行賞だと言われるような人事だけはやめていただきたい と思います。本当にこれは私はそういった部分では反対いたします。市町村長だった人が副市長にな るようなことのないような人事をぜひとも市長に考えていただきたい。つまりそういったところが市 民からどうなのだと、議員は削る、職員も削る、元町村長だった人間だけがひな壇に残るのかと言わ れるようなことのない人事だけはしっかりと見据えて1名のことでお願いしたいのですが、市長はど うですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そういうようなご意見も総合的に判断して、私がしっかりと決めていきたい、 そのように考えています。 〇16番(姫路 敏君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第56号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第56号は原案のとおり可決されました。                                              日程第4 議第57号 消防用ポンプ自動車等消防物品の購入契約の締結について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第4、議第57号 消防用ポンプ自動車等消防物品の購入契約の締結につ いてを議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第57号について提案理由のご説明を申し上 げます。   この案件は、村上市消防団に配備する消防用ポンプ自動車等消防物品の購入契約の締結につきま して、地方自治法第96条第1項第8号の規定により議会の議決を求めるものであります。   購入予定の消防物品についてでありますが、その内容等は添付資料にお示しのとおりであります。 消防用ポンプ自動車を1台、普通積載車を3台、軽積載車を10台、合わせて購入予定の消防車両は14 台であり、このほか小型動力ポンプを6台予定しております。これら更新時期を迎えたもののほかに 荒川地区では軽積載車7台が、神林地区では軽積載車1台が新規の配備となります。なお、更新時期 の関係から普通積載車では2台が、軽積載車では6台がそれぞれ車両のみの更新となります。これら 消防車両等の購入に当たりましては、道路運送車両法に定める保安基準に適合し、緊急自動車として 承認が得られるよう仕様書を作成し、一括して発注したいと考え、また業者の選定に当たっては今ま での5市町村と同様に専門的で特殊な技術を要することなどから、消防ポンプ専門メーカー6社によ る通常型指名競争入札を7月25日に執行した結果、株式会社宮島工業所と議案のとおりの額で同日仮 契約を締結したものであります。指名業者につきましては、株式会社宮島工業所、新潟ラビットポン プ株式会社、船山株式会社、ドライケミカル新潟販売株式会社、新潟モリタ株式会社及びパイオニア 防災株式会社であります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。ございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第57号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第57号は原案のとおり可決されました。                                              日程第5 議第58号 山北地区情報通信基盤整備事業ネットワークシステム整備工事の            工事請負契約の締結について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第5、議第58号 山北地区情報通信基盤整備事業ネットワークシステム 整備工事の工事請負契約の締結についてを議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第58号について提案理由のご説明を申し上 げます。   この案件は、山北地区において昨年度から事業に着手し、今年度宅内の告知放送端末機設置等の 工事により完成となります。情報通信基盤整備事業にかかわるもので、村上市財務規則第133条第3 項第6号の規定に基づき、平成20年7月30日に随意契約をいたしました。山北地区情報通信基盤整備 事業ネットワークシステム整備工事請負契約の締結について、地方自治法第96条第1項第5号の規定 により議会の議決を求めるものであります。   契約の方法についてでありますが、5特定共同企業体の指名競争入札の結果、落札者がなかった ため、村上市財務規則第133条第3項第6号の規定に基づく随意契約を行いました。契約金額は3億5, 070万円であり、契約の相手方はNTT東日本―新潟・大田電気特定共同企業体であります。   ご審議の上、原案のとおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   本間清人君。 〇3番(本間清人君) 今手元にあります結果調書なのですが、この5つの企業体によります最初の 入札で辞退しているのが2社、3社の入札になっているようでありますが、こちらの予定価格が3億 3,434万円という予定価格に対しまして金額の3億4,500万、この辺はそれに一番近いのでしょうが、 ほかの2つに関しましてはそれよりも2億も多い金額で入札をしているわけですが、予定価格を決め た基準がどうなのか。それとも、例えば同じものにしたってメーカーによっては値段が違うのもあり ますし、すべてが一緒ではない、ですから競争入札になるのはわかるのですが、なぜこんなにも金額 に差が出てくるのかというのは何か理由が理事者側の入札担当者とかその辺はわかっていらっしゃる のでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳細については担当部から説明をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 入札価格が大きく差があるということについてでございますが、 入札のときに工事費の内訳書を提出してもらいます。その中を比較してみますと、機器費、送受信の 施設端末が大きく差があったというふうに感じております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) その辺の調整という部分で入札ですからちょっと難しいのはあろうかと思い ますが、例えばこれを同じものでもう一度再入札、3つの企業体に対してこういう品物でこういった 形の工事でというような工事説明会を当然開くのでしょうから、それを開いた後入札もしているので しょうし、それでなぜこんなにも、例えば割合からいって1割程度で差がつくという部分の入札でし たら何となく金額もわかるのですが、なぜにもこんなに差が開くのかと常識的に考えて、そうすると こんな金額で業者によって差がついているのであれば、振り返れば12億何千万もかかった総合システ ムにしたって本当にその価値があったのかなというふうな話にもなってくるわけなので、その辺は本 当にさっぱり価値観というか、もとをただせば予定価格の3億3,000万は何だったのか。それに対し て、何で5億2,000万みたいな金額が出てくるのかというのが本当に不思議でならないという部分が あります。その辺ちょっと私も再度勉強したいと思いますが、もう一度財政課長、その辺は何とも思 わないのですか、入札をされている方々というのは。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 確かにこのように2億も違うということについて、私どもも入札 のときに感じました。工事費の内訳書を後で調べたのでございますが、先ほども申し上げましたよう に機器の費用がそれぞれの入札参加者によって大きく差があったということでございますし、この積 算の内容でございますけれども、予算を見積もるときに、設計書をつくる段階でもありますけれども、 数社から見積書をとりまして、価格の一番安いものによって積算をしたというふうに聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それで、再入札の際にはこの5億を提示している2つの企業体は辞退をされ て、当然こんな金額で出してきているわけですから、それを予定価格に合わせてくれなんていうこと では当然無理だということで辞退をされたのでしょうが、今入札を決められた再入札の金額がいわゆ る予定価格よりも少し多い金額でまた再入札をされている。それが結局入札の随意契約にして、その 契約をした金額が札を入れた金額よりもまたなおかつ金額がアップして契約をされているという、こ れはどういった理由なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 随意契約をするケースというものは、予定価格との差等も考慮し ますし、それからほかにかわって私ども発注側が望んでいる工期の中で工事が履行できるかという期 間的なことも考えます。今回の場合につきましては、それらのことを考えまして、予定価格と再入札 の価格がわずか……金額にすれば大きいのですけれども、率にしまして約3%くらいでございました。 それで、入札契約委員会のほうで、手続委員会のほうで不落随契ということで契約をしようかという ことで市長の決裁を得て、今回の不落随契ということになったものでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 質問が3問までなのでこれで終わりますが、何か本当にこの内容を見る…… 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) 大変失礼しました。ここの再入札の金額と契約書の金額の差は消 費税の関係でございますので、大変失礼しました。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) そうですか。わかりました。   質問も3問で終わりですのでこれで終わりますが、何となくこの入札の方法というか、そういう 業者間にとっての差があって何か変な入札というか、同じ土俵の中で同じものでの入札だったらいい のですが、お互いに見ているものも違ったり、価値観も違ったりという中での入札をやって、金額が 開いたから安いほうにというような入札ではちょっと何か変ではないかなと思う、その辺をもう一度 再度入札の方法というのも考えていただければと思います。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今年度山北地区ということですけれども、朝日地区が先行してやっているわ けですが、朝日地区の工事というものはこの入札のときに少しは参考になったのかどうか、その辺の ところを教えていただけますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(小田貞明君) 今回発注しております工事につきましては、説明しておりますように旧 山北町の時代に計画をされてございます。したがいまして、設計そのものにつきましても旧山北町の 時代にコンサルタントに業務委託によって設計を積算しておりますので、たまたま採用した機器その 他については朝日地区のものと同一のものになりましたが、設計内容等につきましては精査、突き合 わされたものではございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、先行している事業があるのに少しも参考になっていなかったというよ うなことの理解でいいですか。全然やっていないのですか。全部コンサルに丸投げで入札という形で いったのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(小田貞明君) 事業の内容とか、それから採用している機器の状況等、そういったもの について市町村間での担当者がいろいろ打ち合わせをして、情報提供をいただきながらコンサルタン トに対して積算を指示するというようなやり方でやっておりますので、そういう面でいけば調整はし ている部分はあるということでありますが、具体的に金額そのものを突き合わせて全く同じ設計額で 積算されているというところまではお互いの旧の単独の市町村のものでありますので、そこまでする ことはできなかったというふうに理解をしていただければと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 朝日地区が先行していますが、朝日と山北で今できてきますよね。そのとき にスムーズな互換性と言うとちょっと変ですが、機器が同じと言っていましたので、一体感というの はほかの地区よりもまず一体感としてうまく作動していくのかなという感じはありますか。 〇企画部長(小田貞明君) おっしゃるとおりでございまして、その時点で計画の段階でも合併協議 の方向性はあったわけでございますので、いずれ一つの市になれば一体感を持って相互に連携できる 施設をつくりたいという考え方は根底にございましたので、そういう形で計画をしてございます。 〇8番(小杉和也君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) お伺いをいたします。   資料の整備工事概要の中に幹線光伝送路工事、北中と猿沢の間に工事を打つわけであります。こ れの目的というのをお願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所地域振興課長。 〇山北支所地域振興課長(板垣純一君) これは山北と朝日との接続の関係ですけれども、これにつ きましてはねらいの一つとしてはいわゆるテレビ電話が使われると。山北だけではなくて、接続する ことによって山北、朝日間のそういった電話が無料で広範に使用できるというのが1つございます。   それから、もう一つは弥彦山から電波をもらうわけですけれども、その電波をもらうのが1つの ルートだけではやはり不安定だと。電波障害等も自然のことから見られるわけですので、お互いに補 完し合うために朝日と山北を結んで補完し合った安定した電波を供給できるようにというようなこと の2つの大きな目的で接合するということでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小池晃君。 〇15番(小池 晃君) 先ほどの小杉議員からの質問にもあったのでしょうけれども、朝日、山北が かなり似通った設備をするということで互換性がかなりあるのだろうというふうに、今説明あったよ うにテレビ電話など共同で使えるような設備、そのほかにもこの工事を打つことによって何か互換性 というのですか、朝日、山北との間で何かができるのかどうか、その辺はいかがですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 山北支所地域振興課長。 〇山北支所地域振興課長(板垣純一君) それ以外に今準備を進めているものとしてテレビの自主放 送、いわゆる朝日、山北で自主的につくった情報、テレビを放映できると、テレビのサービスを提供 できるということを考えております。それを結ぶことによって朝日、山北地域で自主放送したものが 見られると、サービスを受けられるということが1つあると思います。 〇15番(小池 晃君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 契約の件なのですが、今ほど前段の議員さんにもお話しいただいております が、今もう村上市として旧朝日村も旧山北町も一緒の村上市として存在しているわけですし、朝日村 さん先行してやられている部分、これは通信ですから私も非常にいいとは思います。たしか9億ぐら いかかったという話、これは合併する前ですからそういう話聞いているのですが、契約された方は同 じ業者なのですか。同じですよね。違いますか。そこら辺、要するに朝日村さんで工事をなさった業 者さんと山北で契約されるNTT東日本の業者さんと同じですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(小田貞明君) 請負業者は別でございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 入札かけて不落随意ということで進んでいますから、別だといえば別なので しょうけれども、1つは朝日でやったノウハウというのが山北でも生かされるような形をとらないと、 旧山北町は旧山北町のやり方、旧朝日村は旧朝日村のやり方というふうに進んでいったら非常にまず いのではないかなと。当然同じサービスの内容を受けられるようにするわけですよね。旧朝日村のと ころに住まれている人と旧山北町に住まれる人は、この工事をやることによって同等のサービス条件 が与えられると踏んでよろしいですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 企画部長。 〇企画部長(小田貞明君) そのとおりでございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 先ほど小杉議員の話でもそうなのですが、それがなかなか生かされていない という部分があるのではないかなと、こういうふうに思うのです。だから、生かされていないという のは今後また神林とか荒川とか進んでいくわけです、通信のネットに関してみれば。そうしたら、そ のときにどんな対応をしていくのか。契約そのものというよりも技術そのものが生かされて同じよう になっていくためには当然安くなってくると思うのだ。契約する金額そのものも。最初にやり出すと ころと3回目、4回目になってくるとある意味ではそれが生かされてきますので、その辺市長どうで すか。生かされていないというふうにしか考えられないのですが、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 当然生かしていかなければならないと思っております。朝日、山北は大体同 じような情報通信の環境にあったわけでございます。いつも説明しておりますように、神林、村上、 荒川についてはそれぞれに今設備されているものもありますし、それらをどういうふうに有効に使い ながら、そしてお金がかからないような方法で市内を統一できるかと、それをこれから計画していか なければならないと考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 十分にこれから通信のほうは生かしていきながらやってもらいたいなと思い ます。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 伺います。   今回NTT東日本―新潟と大田電気特定共同企業体が随意契約でこの事業を受けることになった わけですが、この特定共同企業体は他の村上市以外のところでもこのコンビというのでしょうか、共 同企業体として特に情報通信基盤整備事業等に関した仕事はどこかの自治体、あるいはどこかのとこ ろで実際やられている経験というか、実績はおありの共同企業体なのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 財政課長。 〇総務部財政課長(渡辺成一君) この特定共同企業体がほかの自治体でもコンビを組んでやってい るかということでございますが、昨年山北地区でやりました工事はこのNTTと、それから大田電気 の共同企業体でございましたけれども、今の村上市以外のところでこのようなコンビを組んでやって いるかどうかにつきましては把握をしてございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 把握していないということは知らない、あるいは実績がないというふうに理 解していいのかなと、そういうふうに考えます。   そこで、情報通信基盤整備事業、これよく本会議のときに6月議会のときにも後ろの傍聴席から いろいろテレビカメラ等で撮影されて、朝日の住民の方に短くまとめてお知らせをというので住民の 方は見れるようになっているのだそうですね。それも朝日の情報通信基盤整備の一つの目玉というか、 だったのだと思うのですけれども、意外と住民の方に聞きますと見ていないのです。利用していない というか、ですから朝日は既に事業が始まっているわけですし、山北地区はこれから工事が入るわけ ですけれども、こういう事業をやればいい、それぞれの家庭にその機器を設置すればいいではやっぱ りだめなのだと思うのです。さっき市長が生かされなければならないとおっしゃいましたが、まさに ことしはちょっと無理かもしれませんが、朝日は特にもう工事が終わって既に利用されていますので、 実際個々のお宅が本当にそのものを利用されているのかどうかという費用対効果というのでしょうか、 そのことのきちんとしたものが検証されて、そして見直しされるという点が財政厳しい中の行政の仕 事のあり方としては大切なのだと思うのです。始まったばかりですので、アンケートといってもちょ っと難しいかもしれませんが、ぜひ来年あたり旧朝日村においてはやっていただきたい。そうしなけ れば何億もかけて事業をやって何のための事業だったのかということが後々問われることになるとい う点では、もっともっと利用していただきたいという点でのPR、本当に調査というのでしょうか、 アンケートをとるというか、実態調査、行政が考えていたように実際住民の方はその機器はテレビの わきに設置しているけれども、本当に活用していないという実態もあるのではないかと心配いたしま すので、ぜひ費用対効果をしっかりと予算づけした以上はそのことをこういうふうに利用されており ますと報告できるように調査あるいはアンケート調査をやっていただきたい。市長、いかがでしょう か。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) この光ファイバー事業については、前から何度も何度も説明しております。 何のために光ファイバー事業をやったのですかということです。まず、1つには地上波デジタルの対 応が1つでございます。それと防災関係。そして、今おっしゃったようにこれからはひとり暮らし老 人、老人のみ世帯の安否の確認、あるいはまた簡単な保健指導、それらにもこれから応用をしていか なければならない。そういうことで多額の金を投じてこういう情報基盤整備をやっていると。私はい つも思うのです。人が減る過疎はいたし方ない。何とか食いとめなければなりませんけれども。しか し精神的過疎に陥るのと情報過疎に陥るのだけはどうしても避けていかなければならないという強い 信念のもとに情報基盤整備をやっているということでございます。 〇22番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 先ほど企画部長が今の入札方法というのは町村単位でやっているのだとい うことは、これは私も合併の委員でしたのでわかるのですけれども、それは大体当分の間ということ でたしか合併協議の中で決まっているのですが、これが今誤解されている面が非常に出ているのでは ないかというのが気になるのです。これから出てきますけれども、神林西保育園の件とか、それから 山辺里の汚水施設等、そういうようなもので談合通報等が出ていると。一気に6月議会で決めて、今 入札真っ盛りというようなときにこういうようないろいろなうわさが出るということは非常に村上市 としてまずいのではないかなと思うのですが、企画部長が言ったように旧山北での話だから、そうい う入札の方法で決めたのだから朝日とは全く関係ないというようなことが市長にちょっとお聞きした いのですけれども、これはしばらくの間こういう旧町村単位の入札の手法を地区別にやっていくのだ ということはどのぐらいの期間やっていく予定なのかちょっとお聞きしたいのですけれども。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 長谷川議員がおっしゃるように、この後出てきますけれども、いわゆる下水 道事業等につきまして残っているのは荒川と旧村上市内ということでございまして、仕事のあるとこ ろとないところが非常に大きく分かれています。それを一気に合併したから一緒にするということは 避けていただきたいというようなことで、合併協議の中でもお話あったとおりでございます。このよ うに談合情報等が入ってきますと、これは私どもは考えざるを得ない。1つでやる方向でこれからは 取り組んでいかなければならないなと、そのように時期的なことを今検討している。それまで調査し たり、いろいろ準備がありますので、あしたから、あさってからというわけにいきませんが、徹底的 にそういうふうにしてやっていかなければならないなと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ほかにもいろいろうわさにしかすぎないので、私も話しするわけにいかな いですけれども、いろいろなことが市民の中から私にも入っております。ですから、なるべく早く入 札方法については早急に一本化していただくようにお願いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第58号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第58号は原案のとおり可決されました。   午前11時15分まで休憩します。           午前10時58分  休 憩                                                        午前11時14分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              日程第6 議第59号 (仮称)神林西統合保育園建築工事の工事請負契約の締結につい            て 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第6、議第59号 (仮称)神林西統合保育園建築工事の工事請負契約の 締結についてを議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第59号について提案理由のご説明を申し上 げます。   この案件は、仮称、神林西統合保育園建築工事の請負契約の締結について地方自治法第96条第1 項第5号の規定により議会の議決を求めるものであります。契約の方法については通常型指名競争入 札であり、7月24日に入札を執行した結果、株式会社大場工務店と議案のとおりの額で同日仮契約の 締結を行っております。ご審議の上、原案のとおりご決定を賜りますようお願い申し上げます。   また、同日執行いたしました本保育園に係る電気設備工事につきましては、契約の方法が制限つ き一般競争入札であり、株式会社平山電気商会が6,480万円で落札し、契約締結を行いました。また、 機械設備工事におきましては7月31日に制限つき一般競争入札を行い、株式会社協和管工が5,500万 円で落札し、契約締結を行いましたので、あわせてご報告申し上げます。   なお、この機械設備工事の入札執行において7月23日午後3時50分ころに新潟日報村上支局長よ り午後2時ころ本社に談合情報が寄せられたとの通告がありました。このため、翌朝入札契約手続運 営委員会を開催し、25日に調査を実施しました。この調査の結果、談合の証拠及び事実確認を認める ことができなかったため、誓約書の提出を求め、延期していた入札を31日に執行し、その結果につい ては先ほど申し上げたとおりであります。入札に当たりましては、今後とも一層適正な執行に努めて まいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。ございませんか。   相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) お伺いいたします。   今回新聞記事によりまして、この工事の契約についてのいろいろな情報が寄せられたということ でありますが、そういう入札後にこういう情報があったから調査をする、もちろんそれは行政として は大事なことなのでしょうが、業者関係者というのでしょうか、業者関係者に市長が村上市長として 就任されてから結果としてこういう新聞ざたになるわけです。それが事実かどうかわかりませんが、 そういうことの前に関係の業者への文書なりできちんとした対応をお願いしたいというような申し入 れというか、お願いみたいなのはされてはいないのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 談合をしないでくださいなんて業者に私どもが言うこと自体がおかしい話で あって、談合すること自体がおかしいのです。ですから、そういうことは一切、私どもは談合をさせ ないと言ったら語弊がありますけれども、談合ができないような入札の仕組みをこれからも考えてい かなければならない、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 今市長がおっしゃったように、確かにそのこと自体はおかしなことなのです が、結果的に立て続けに新聞、マスコミにそういう情報が流されるということは事実かどうかわかり ません。しかし、合併の新生村上市のスタートですよね。そのスタートの段階にもしかしたら今後ま たこういう報道が出るかもしれません。そうすれば合併した後の新生村上市としてのスタートにちょ っとすかっとしないのではないですか。そう思いませんか、市長。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) すかっとしません。談合情報というのは、最近新聞見ておわかりのとおりあ りとあらゆるようなところで情報が寄せられ、その情報の内容といいますのもアバウトな情報、いた ずら的な情報等もあるみたいでございますので、一概にうんぬんは言いませんけれども、そういうこ とはないように私どもはそういうことはできないような、そういうような入札制度につくり上げてい きたいと考えています。すかっとするように努力してまいります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) それと、この保育園が木造建築でオール電化という中身になっております。 それは、その前に神林村でつくられました向ケ丘保育園もオール電化で木造建築であったということ で、今回の神林西統合保育園の新築工事に当たってもそのような内容の予算計上になっています。金 額的にも前の保育園もそのぐらいかかったからという委員会のときの内容でございました。そこで伺 いますが、木造建築となりますとどういう点で利点があって、そしてどういう点でというしっかりと した新しい新築工事にかかろうとするところへの引き継ぎ事項みたいなのはしっかりとされているの でしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 木造建築とRC建築、この地域は木材の産地です。当然私は公共事業に多く の木材を使った建物、あるいは土木工事でもそうです、そういうところにどんどん、どんどんやはり 間伐材とか使っていく地域であると、そのように認識しておりますので、木造は当然使ってしかるべ きであると考えています。そして、RCと木造の一番の大きな違い、ある大手の会社で実験したそう です。コンクリートの中にネズミを入れておいたらすぐノイローゼになった。しかし、木造のところ に入れておいたらならなかった。それだけ木造の木の温かみ、木が心を吸収する、そして気持ちを和 らいでくれる、そういう効果があるのは木造です。そして、最初に確かにRCに比べて建築時は高い です。トータルコスト、いわゆる古くなって廃材にして地球に優しいのはどっちですかということに なってきますと断然に木材でつくったほうが地球にも優しいし、最後のトータルコストも安くなる。 私はそう考えております。ただ、設計については前の神林村でもう既にでき上がっていた設計だと私 は聞いて自覚しておりますので、それはそれですばらしいことではないですか。 〇22番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 市長、先ほども長谷川議員からちょっと質問ございましたが、合併協議の中 でこれから保育園とか村上市におければ統合の小学校とかといういわゆる建物建設というものが軒並 みあるわけでございます。例えば公共下水道の件であれば、市長言われるように旧村上市と旧荒川町 の一部はまだ業者さんからの立場からしてみれば非常にありがたいと、仕事があるという状況だと思 うのです。だから、出し方、いわゆる仕事の入札、これは指名でやられているわけですよね。神林村 からのやり方を尊重した上でそれを土台にして、そして入札かけていっているわけだ。そのことが市 民も恐らくほかの業者さんもわからないのではないかなと思うのです。そういう体制で進んでいくの だよということを。だから、結局村上市の公共下水道の事業にしても旧村上市で仕事をなさっていた 業者さんの方々をまず優先に仕事の発注等をしていくのだよということがわかっていないのかなと思 うのです。それをそういう形で市長さんが今後そういう建物に対しても今度は旧朝日村の何々につい て見れば、旧朝日村の今までやった土台を活用してやるのだよとか、旧荒川町も何かありますよね。 保育園でしたっけ。ちょっと見てみないと私もはっきり……。だから、そういうところをいつの時期 までという時期も早目に設定した上でこの時点まではあれだよと。   ところが、時期というのが非常に微妙なところにあるわけです。つまりがどういうことかという と、それまでの時期にしてみれば主要な部分は全部終わってしまうではないかと。今後なってきたら みんな一緒にやられるとそこの業者さんは得するのではないかと、それに位置している業者さんはと いう時期もあるわけです。だから、これって非常に難しい問題だと思うのですが、これをちゃんと業 者さんあるいは議会にも、市民にもきちんとその方向性を示しておかないと何で旧神林村の今の保育 園の仕事が指名された一部の業者だけで入札してやっているのだよと、おかしいのではないかと思う 人がいっぱいいると思うのです、そのことが知らないがゆえに。そういうところをしっかりと知らせ ておくというのは大事なことだと思うのです。この契約、今後また出てくるだろうし、その辺市長は いかようにお思いですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 姫路議員も合併協議の委員だったのでおわかりかと思いますが、今おっしゃ ったとおりなのです。当面は旧市町村単位で入札制度を取り入れて入札をしていくというようなこと をしていただきたいというような強い要請のもとにあったわけでございます。しかし、市長が決まっ たら、4月から暫定予算組んだわけでございますが、それはその間のあれであって、新しい新市の市 長が決まったら市長の判断でそれはやるというようなことになっておりますので、このような問題が 起きないようにいつの時期からということは今ちょっと明言を避けさせていただきますが、なるべく 早い時期にそういうふうな体制をつくるべきであろうと。村上市が1つになったのですから、村上市 1つとして入札をするべきと私は考えていますので、今準備を進めている段階であるということでご 了承をいただきたいと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) そのことを議会というか、市報にでもしっかりと述べた上でみんなに知らせ るというか、知らしめるということをしないと恐らく勘違いされている方がまさか談合はやられてい ないとは思うのですけれども、一緒にグループの方、グループというか、談合はやっていないと思う のですが、足並みそろえている方々からそんな話というのは出てこないと思うので、やっぱり全くわ からないところから出てくるというのが、全くわからない情報のもとに出てくるというのがあるかと 思うのです。だから、そういったことで当面の間はこういう入札のやり方をやるのだよと、そして当 面というのは大体時期的にこのぐらいでしょうというのもしっかりと市長の政策の中に盛り込んで市 民に知らせておくべきだろうと、でないと偏ってしまう。でなければ、もう一気に全部一緒にしてし まう。これしかないだろうと思います。しっかりと知らせるべきだと思いますので、よろしくお願い しますが、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 私もそのとおりだと思っておりますので、姫路議員もいろいろなところで議 会報告等していますので、そういうところにもそういうような情報を掲載したり、あるいはお話しし ていただければありがたいなと。お願いいたします。 〇16番(姫路 敏君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 先ほどの質問と若干ちょっと似ているところが1点あるのですが、このたび の契約金額の坪単価、建物がこれでいきますと、建築面積から坪数でいきますと約460坪ぐらいにな るのでしょうか。坪単価からいきますと、契約金額は44万強ぐらいの金額なので、坪単価的なものが 高いか低いかというのは別といたしまして、この入札の最低金額を設定している段階では54万ぐらい の坪単価の設計になっているのです。これ合併前の旧神林村で多分ずっと前から話になったことだと 思うのですが、その際にはいろいろな設計基準等、また設計会社等の逆に入札というか、そういう選 定はどのような方法で決められたのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 先ほど申し上げましたように、既にもう設計書ができ上がっている段階でご ざいますので、神林の担当者あるいは部長でどういうような方向で設計をしたのかということがわか ったらお答えいただきたいと思いますが。 〇議長(佐藤宮吉君) 神林支所長。 〇神林支所長(田村 豊君) 恐らくコンサルに委託したと思うのですけれども、詳しい内容的なも のは今お答えできるような資料もございませんし、担当でないとちょっとわかりかねます。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) 後でもしあれでしたらその資料をちょっと見させていただきたい。というの は、新市になったから前の旧町村でずっと来ていることが新市で今入札しているわけですので、その 当時のこともやはりするべきだと私は思います。   それと、今回構造上のことで木造平家建て、準耐火構造ということになりますと多分、消防長も きょうおられておりますが、消防法の基準からいきますと30分の耐火だと思うのです。そうすると、 子供が保育園ですから未満児だとかもいるのか、ちょっとこの内容まではわかりませんが、30分で避 難ができる建物になっているのかどうかということは消防長は確認されていますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 消防長。 〇消防長(佐藤秀明君) その確認はしておりません。署ではしていると思うのですが、今はちょっ と持ち合わせておりません。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それと、今この定員が120名という形になっております。市の保育園という 形ですので、例えば旧山北町の方が勤め先が荒川で通り道にここに置いていって、仕事が終わったら またここから子供を連れていく、そういった形で入園することも可能だとは思うのですが、今ものす ごく少子高齢化と言われている中で定員120名、今つくったときには新しいところで殺到するのかも しれませんが、例えば10年後、そういったものまでも加味した定員数での建物規模としてつくった設 計になっているのかというのはどうでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 神林支所長。 〇神林支所長(田村 豊君) 先ほど申しましたとおり、詳しい内容は承知しておりませんけれども、 仮称、神林西保育園につきましては平林保育園、塩谷保育園、この2つを統合するということで人数 は120名ということで決めたのかなと思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 本間議員がおっしゃりたいのは、今は120名規模で建てるけれども、10年後 児童が少なくなってそんなに大きく要らないのではないかというようなことではなかろうかなと思っ ておりますけれども、今現在やはり120名がいますので、統合した保育園というのはやはり将来的に 例えば10年後100人になるかもしれませんし、100人にならせないようにするのが我々の仕事ですけれ ども、今現在120名の定員が必要なのであるということで統合したわけですから、やはりそれは定員 としては120名で設計したのではないかなと思っております。先ほどの30分で児童が避難できるかと いうことでございますが、当然それは設計の段階でそういうことももちろん消防法も加味して設計を いたしていると思いますし、通常であれば設計もいわゆるコンペ設計をしているはずではないのかな と、私はそういうふうに認識をいたしております。 〇3番(本間清人君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 岩倉幸治君。 〇21番(岩倉幸治君) 2つほどといいますか、お聞きしたいのですけれども、この神林の設備関係 のことで給湯器の問題、ちょっと私今までお話聞いていなかったのですけれども、夜間電力というよ うな形で、国でもエコの対策上いろいろと推進しているわけでありますけれども、エコの関係を取り 入れて国からの支援金をもらうということまで考えていたのかどうか、その辺もちょっとお聞きした いと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) そのところまでいくと私ちょっと把握していませんので、担当部長もしわか ったらお願いしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(吉川 強君) エコの関係で国のほうからそういった補助金があるとい うことまでは聞いてございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 岩倉幸治君。 〇21番(岩倉幸治君) これ1つの問題なのですけれども、結局夜間電力での維持費とエコを入れた ときの維持費、そのほか国からたしか何万かが支援金として出てくるはずなのです。その辺のことは しっかりと把握した上で夜間電力を採用することにしたのか、そこの問題。 〇議長(佐藤宮吉君) 社会福祉課長。 〇福祉保健部社会福祉課長(吉川 強君) 電気料の財源につきましては、特に補助金額があるとか そういうことは実はないのですが、東北電力のほうでこういうオール電化施設に対しての例えば外部 からの視察が来たような場合にはちょっと資料を持っていないのですが、電気料の補助金というふう な名目も含めて補助金が若干あります。それは東北電力のほうで施設を外部に見せていただいた謝礼 的なものだというふうに認識しております。 〇議長(佐藤宮吉君) 岩倉幸治君。 〇21番(岩倉幸治君) 話が違うのだ。これたしか東北電力というよりも国のエコ政策の中でどう考 えて皆さん設計してきているのかということをお聞きしたいので、その辺についてはもう一度ちょっ と資料を見せていただくなりしていただければと。一般家庭だと4万か5万たしか国からの支援金が 来るのです。ですから、これについても私はエコの中において出てくるものというふうにしてますの で、私も調べます。エコを導入することによって昼間の電気料が上がるか下がるかという問題も出て きますので、その辺のことをちょっと市長も指示して計算してみてください。お願いしたいと思いま す。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 夜間電気料についてエコを使った場合に国からの補助金があるかどうかとい うことでございますので、後ほど精査いたしまして岩倉議員のほうにお届けしたいと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 岩倉幸治君。 〇21番(岩倉幸治君) 今までの村上市においても入札について問題がいろいろあったのです。それ で、一般市民の方々からよく聞くのが入札した業者が工事をやる、これは当然のことなのですけれど も、2番、3番、4番、5番手あたりの人がそれの請負するということについて市民にとって非常に 違和感があるのです。入札行為に入って、では下請するのであれば自分たちが入札した金額よりもっ と下げることができたのではないかという単純な考え方です。市民の方々。ですから、今回のこれを 仕事するに当たってもやはりそういう市民の方々の単純な考え方ですけれども、ぜひ2番、3番、4 番、5番あたりの方々がまた裏ジョイントを組んで、そしてそこで工事をするというのは理解できな いという訴えがありましたので、そこら辺も担当課長がしっかりと把握して、そしていい保育園を建 設するようにひとつご努力をお願いしたい。それを市長に要望して終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第59号を起立により採決いたします。   本案は原案どおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第59号は原案のとおり可決されました。                                              日程第7 議第60号 村上市公共下水道村上浄化センター水処理施設増設工事委託に関            する協定の締結について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第7、議第60号 村上市公共下水道村上浄化センター水処理施設増設工 事委託に関する協定の締結についてを議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程をいただきました議第60号について提案理由の説明を申し上げ ます。   本案は、村上市公共下水道村上浄化センター水処理施設増設工事委託に関する協定の締結につい て、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決をお願いするものであります。この事業 は、下水道整備区域の拡大に伴い汚水処理量が増加し、現在の施設での処理能力を超えることが見込 まれますことから、平成20年度、平成21年度の2カ年で水処理施設の土木建築工事、処理槽を実施す るものであります。今年度分の事業消化のための工期を考慮の上協定するもので、協定の内容は日本 下水道事業団に工事の発注業務から精算報告までの事務の全部を委託するもので、平成20年7月23日 に日本下水道事業団と仮協定を締結いたしました。議会の議決を得たとき本協定とみなす旨の仮協定 でありますので、村上市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規 定により本協定を締結いたしたく提案した次第であります。   よろしくご審議の上、原案のとおりご決定賜りますようお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 財務規則の133条第3項の第2号というのは、目的が競争入札に適さないも のというようなことでこういうことが出てきたと思うのですけれども、この日本下水道事業団のほか に日本でこのような工事ができるところというのは実際あるのでしょうか、ないのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 下水道課長。 〇上下水道部下水道課長(船山三喜雄君) 下水道事業団は、日本の下水道事業団法という国の法律 で定められた機関でありますので、これと同等の機関はほかにはございません。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) そうしますと、大体悪い言い方をすればこの事業団で決めたような値段でほ とんど決まっているというような理解でよろしいのですか。工事とかの部分は。 〇議長(佐藤宮吉君) 下水道課長。 〇上下水道部下水道課長(船山三喜雄君) おっしゃるとおりであります。ただ、私ども地方の技術 力の不足しているところがこういう事業団にお願いするということで地方が立ち上げた組織でありま すので、私どもの意見を酌みながら設計に反映していただくということで信頼は十分置けるというふ うに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今回は増設工事ということですが、増設していない部分もすべてこの事業団 でやってきているという理解でよろしいでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 下水道課長。 〇上下水道部下水道課長(船山三喜雄君) この下水処理施設といいますのは根幹的施設というよう なことで、ほとんどが重要な設備を施しておりますので、今までも下水道事業団に基本計画からすべ てお願いをしてきているところでありますし、こういった重要な部分につきましては下水道事業団に 今回と同じようにお願いしたいということであります。 〇8番(小杉和也君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) この下水道事業団、実質的な業務というのはどういうことをなさっています か。わかりますか。何人ぐらいいるのですか。どんなことをしているのですか。おわかりのように、 この公共下水道事業団というところが入札するのです。市役所のかわりのようなことをする。この下 水道団を通すことによって金額が高くなる。つまり市民に負担が来る。公共下水道事業団というのを 今まで使ってきたのは、当初やり始めのころ何のノウハウもない自治体が困ると悪いからということ で財団こういうのを使うわけです。今はもう相当何度もやっています。使う必要性はどこにもない。 市役所の下水道課でしっかりと入札をかければ済むような問題。わざわざこちらに持ってくるという 意図は何なのか。   そして、もう一つは下水道事業団の職員の人数、聞くところによると電話1本しかないなんてい う話まで聞こえてくることもあるのだ。本当かうそだかわかりませんが、そこで事務の方が何人かい て、ただ請け負ってそこから右から左に出すということまで聞こえてくる場合もございます。本当な のかうそなのかわかりません。でも、そこを通すことによって国の補助金の申請等が順番が早くなる とか、何かそんなような話まで聞こえてくることもあります。これも本当なのかうそなのかわかりま せん。ただ、それがゆえにこの下水道事業団を通すのか、自分たちで発注してできないものなのか、 ここら辺の判断なのです。しかも随意契約ではないですか。随意契約にならざるを得ない。1社しか ない、言っているとおり。1つしかない。競争させる相手がいない。そして、この随意契約があって 下水道事業団が入札を発注する。おかしいでしょう、これ。その辺の感覚、市長、これは市長の采配 で十分にできると思います。もう村上市の市役所も含め、この公共下水道の増設工事や新たな工事ま で村上市はノウハウをしっかり持っています。だから、村上市独自でしっかりと入札して事業団を通 さずにしっかりと工事の入札をすればいいのです。事業団を通す必要性がどこにあるのか、なぜそう しなければいけないのかわかりません。法律でそういうふうにしろとは書かれていないです。どうで すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) おっしゃるのもごもっともだと思います。技術的に非常に日本下水道事業団 でなければならないのか、やはりこれから検討をしていかなければならないと考えています。おっし ゃるように、日本下水道事業団は何しているかというようなこともこれから私は私なりに調べておき ますし、村上市役所内部で技術的にここに頼まなくてもできるのかと、そういうことも含めて検討を していきたいと、そのように考えています。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) ぜひ検討していただきたいと思います。本当にこれは検討していただきたい と思います。下水道事業団のやっている仕事の内容をしっかりと把握してもらいたい。そこにいる職 員さんも含めて本当にそう思います。心からそう思います。一度精査した上でこの仕事が村上市独自 でできないのかどうかも含めて精査して検討していただきたい。これは、もうこういう契約で進めよ うとして出しているのですから、これを撤回してどうだというわけにはいかないかもしれません。し かしながら、大事なことです。船山課長、どうですか。 〇議長(佐藤宮吉君) 下水道課長。 〇上下水道部下水道課長(船山三喜雄君) 確かにおっしゃるところも十分わかります。ただ、私ど もが発注したくても有資格者もいないとこういう設計はできないというふうなものが1つはございま す。   それから、もう一つ質問あった何人いるかというふうなところまでは私はきょう押さえておりま せんけれども、随意契約になった理由といいますのは、やはり先ほども申しましたとおり法律の中で 地方自治体にかわってやってくれるというふうな唯一の機関であります。私どもが先ほど議員さん褒 めていただいたように技術力があるというふうに言われましたけれども、私ども事業団のバックアッ プがあってそれなりに理解をしている部分も大きくあります。ですから、私どもが単独になるそこま ではちょっと自信がないというところもありますし、先ほど申しましたとおり有資格者がいないとこ ういう設計はできないということで事業団にお願いしている次第であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 事業団を通さずにやっている自治体も幾らでもありますよ。事業団を通さず にやっている自治体があるでしょう。今船山課長の言われるのは、事業団を通さないといけないとい う前提のもとでのしゃべりではないですか。事業団を通さずにしてもできるのです。そこをしっかり と把握すれば随意契約でなくなる。少なくとも少しでも税金を有効に活用できる機会が与えられるは ずなのです。それをしっかりと読んでいただきたい、検討していただきたい、こういうことなのです。 今事務方のほうはどうしてもそれでありきでやってしまいますけれども、これはもう政治的な采配の 中で市長のほうも理解していただきたいと思います。もう事業団なくしてもできる時代に来ているの です。そこをしっかりと把握していただきたい。お願いします。   以上です。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 伺います。   いつもこの公共下水道に関して私が不思議に思ってこの議場で質問することは公共下水道、村上 浄化センター水処理施設増設工事委託、こういう締結に関して議会に上程するに当たって本会議で提 案をしてはならないという法律的根拠はどこにありますか。なぜこんな意地悪い質問をお聞きするか といいますと、私が議員になって以来なぜか本会議の最終日の追加議案、それから今回は臨時議会に こういう形で出てきました。金額的には非常に大きいのです。それで、債務負担行為ということで後 年度に債務が引き継がれるという、そして日本下水道事業団と契約をしてしまいますとその中身につ いて私たち議員は一般質問とかそういうことはできない事業の内容なのです。にもかかわらず、なぜ か本会議の最終日の追加議案、そしてこういう形で臨時議会のときに金額が大きいにもかかわらず提 案されるという本会議に委員会を通して提案してはならないという法律的根拠はどこにありますか。 〇議長(佐藤宮吉君) 下水道課長。 〇上下水道部下水道課長(船山三喜雄君) 本来通常の議会のときにお出しをすればよろしいのでし ょうけれども、私ども国のほうの補助金の関係だとか、あるいは今回のように2カ年にまたがる工事 につきましては国のほうに全体工事の承認というふうな手続が必要になります。そういったことを踏 まえまして、今回の本予算が6月に通ってからそういう手続をしてまいった結果、7月に入ってよう やく仮協定までできるようになったという、そういう段取りがあったものですから今回の運びとなり ました。なお、9月まで待てないかという話もあると思いますが、9月になるとやっぱり工期の関係 で早目のほうが私どもはいいという判断で今回の臨時議会に提案をさせていただいた次第であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 前質問しますと確かに国との関係、それから工期の関係、今おっしゃったよ うご説明がそれぞれ議場でされておりました。しかし、工期の関係と言われましても今その事業が満 杯であふれるとかという状態でないわけですよね。こういう工事は先に先につくっていくわけです。 ですから、何カ月間遅れたからそこが間に合わないとかということではないのだろう、何年か前に余 裕を持っての工事なのだろうと思うのです。そういう点では非常にこういう形で常に議会に提案され るということで、私は危惧を持っております。   それで、この事業が始まったのが平成何年でしょうか、七、八年ごろだったのでしょうか。とに かく平成何年かからこの事業が最初に始まりました。そこで、行政として1期工事、2期工事ずっと あるわけですが、その間この契約をしますと土木工事、建築工事、今回はないようですが、電気工事 もかつてはたしかあったように思っています。こういう形で日本下水道事業団が各建設関係の業者さ んに入札するというか、そういう形で仕事を負わせるわけですが、そういうしっかりとしたものを流 れを私ども議員が見る機会というのが非常にないのです。第一一般質問の対象にもなりませんので非 常に難しいと。そういう点では億のお金を投じているわけですので、やっぱりその後の事業の流れ、 そしてしっかりとこういう形で事業は終了したということは私は行政としては何らかの折に議会にし っかりと報告するということが、たしかされていたときもあったのかもしれませんが、非常にちょっ と見えるようで見えない仕事だという点ではもう少し行政として配慮を持ってしかるべきなのではな いかという気もするのですが、そういう点ではまるっきり法律的には行政との関係では何ら契約して しまえばあと一切行政がかかわれないという仕組みがまさに締結されているのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 下水道課長。 〇上下水道部下水道課長(船山三喜雄君) 事業団に任せきりということではありません。随時とい いますか、毎月1回ぐらいは必ず定期的に工程会議等を設けて、市あるいは現場を管理してもらって いる方含めてもっとこうならないかとか、いろんな意見を調整し、反映しながらやっております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) では、監査委員の方は例えば中身について資料等を見る機会はあるのですか。 これは国のお金が出ていますので、会計監査、国の対象になるのかもしれませんが、その結果を例え ば私たちが知りたいと思う場合は国に情報公開を求めるしかないのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 下水道課長。 〇上下水道部下水道課長(船山三喜雄君) 私どもも成果品なり工事完了後はすべての書類をいただ いておりますには、私どものほうで見ることも可能ですし、国の情報公開制度はちょっと私もよく理 解していませんけれども、当然見ることはできます。 〇22番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これで討論を終わります。   これから議第60号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第60号は原案のとおり可決されました。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 以上で本日の日程はすべて終了しましたので、会議を閉じ、平成20年第2回 臨時会を閉会いたします。   大変ご苦労さまでした。           正  午  閉 会