平成20年村上市議会第1回定例会会議録(第6号) 〇議事日程 第6号 平成20年6月27日(金曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  請願第1号の1 通学路、市道助渕・村上線(神納東小学校前から八藤後酒店までの間)              の歩道の設置と水路の改修工事、交通規制(速度規制を含む)を求める              請願                               第 3  請願第1号の2 通学路、市道助渕・村上線(神納東小学校前から八藤後酒店までの間)              の歩道の設置と水路の改修工事、交通規制(速度規制を含む)を求める              請願                                    請願第2号 市道拡幅用地(里本庄線と里本庄13号線並びに里本庄8号線)の舗装と歩            道等の設置を求める請願                             請願第3号 二級河川石川(下流3川合流点からJR羽越本線鉄橋間)の改修工事の早期            着工を求める請願                                請願第4号 通学路 市道助渕・村上線(助渕大橋から神納東小学校間)、下助渕・七湊            線(助渕大橋から志田平三叉路間)、市道助渕・七湊線(下助渕田屋地内)            の歩道の設置を求める請願                       第 4  議第52号 村上市過疎地域自立促進計画の策定について                    議第53号 政治倫理の確立のための村上市長の資産等の公開に関する条例制定について 第 5  議第54号 村上市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について       第 6  議第34号 平成20年度村上市一般会計予算                         議第35号 平成20年度村上市土地取得特別会計予算                     議第36号 平成20年度村上市情報通信事業特別会計予算                   議第37号 平成20年度村上市みどりの里特別会計予算                    議第38号 平成20年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算                   議第39号 平成20年度村上市工業団地事業特別会計予算                   議第40号 平成20年度村上市あらかわゴルフ場特別会計予算                 議第41号 平成20年度村上市奨学資金特別会計予算                     議第42号 平成20年度村上市国民健康保険特別会計予算                   議第43号 平成20年度村上市国民健康保険診療所特別会計予算                議第44号 平成20年度村上市後期高齢者医療特別会計予算                  議第45号 平成20年度村上市老人保健特別会計予算                     議第46号 平成20年度村上市介護保険特別会計予算                     議第47号 平成20年度村上市介護サービス事業特別会計予算                 議第48号 平成20年度村上市下水道事業特別会計予算                    議第49号 平成20年度村上市集落排水事業特別会計予算                   議第50号 平成20年度村上市簡易水道事業特別会計予算                   議第51号 平成20年度村上市上水道事業会計予算                 第 7  議第55号 町の区域及び名称の変更について                    第 8  議員発議第6号 国による公的森林整備の推進と国有林野事業の健全化を求める意見書の              提出について                           第 9  閉会中の継続調査について                             第10  議員派遣の件                                                                                〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(30名)    1番   板  垣  千 代 子  君     2番   鈴  木  い せ 子  君    3番   本  間  清  人  君     4番   板  垣  栄  一  君    5番   川  村  敏  晴  君     6番   冨  樫  宇 栄 一  君    7番   中  山  悌  一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   山  田  昭  夫  君    10番   齋  藤  信 一 郎  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    14番   三  田  敏  秋  君   15番   小  池     晃  君    16番   姫  路     敏  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   小  田  信  人  君   21番   岩  倉  幸  治  君    22番   相  馬  エ  イ  君   23番   大  滝  国  吉  君    24番   瀬  賀  秀  雄  君   25番   小  野  七 五 三  君    26番   石  嶋  修  平  君   27番   大  滝  久  志  君    28番   山  田     勉  君   29番   板  垣  一  徳  君    30番   佐  藤  宮  吉  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    大   滝   平   正   君        総 務 部 長    小   田   吉   雄   君        総務部総務課長    斎   藤   甲   三   君        総務部財政課長    渡   辺   成   一   君        企 画 部 長    小   田   貞   明   君        企  画  部                   相   馬   正   喜   君        政策推進課長        市 民 部 長    阿   部   正   一   君        福祉保健部長     小   田       均   君        産業観光部長     増   子   太   平   君        都市整備部長     須   田       徹   君        上下水道部長     鈴   木   文   雄   君        会計管理者      吉   村   澄   子   君        消  防  長    佐   藤   秀   明   君        教  育  長    寺   社   四   男   君        教 育 部 長    小   野   泰   三   君        荒川支所長      平   野   俊   之   君        神林支所長      田   村       豊   君        朝日支所長      板   垣   一   弘   君        山北支所長      佐   藤   壮   一   君        選管委書記長        監査委員       佐   藤   正   幸   君        事 務 局 長        農業委員会                   渡   辺   正   信   君        事 務 局 長                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    忠       隆   司        議 事 係 長    建   部   昌   文        書     記    石   井   美   紀           午前10時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は30名です。定足数に達しておりますので、これから 本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いい たします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって8番、小杉和也君、25番、小野七五三君を指名いた します。ご了承願います。                                              日程第2 請願第1号の1 通学路、市道助渕・村上線(神納東小学校前から八藤後酒店              までの間)の歩道の設置と水路の改修工事、交通規制(速度              規制を含む)を求める請願                〇議長(佐藤宮吉君) 日程第2、請願第1号の1 通学路、市道助渕・村上線(神納東小学校前か ら八藤後酒店までの間)の歩道の設置と水路の改修工事、交通規制(速度規制を含む)を求める請願 を議題といたします。   本件は、市民経済常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から審査報告書 が議長あて提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 中山悌一君登壇〕 〇市民経済常任委員長(中山悌一君) おはようございます。ただいま上程されました請願第1号の 1 通学路、市道助渕・村上線(神納東小学校前から八藤後酒店までの間)の歩道の設置と水路の改 修工事、交通規制(速度規制を含む)を求める請願は、去る6月17日、市民経済常任委員会において 審査を実施いたしました。   初めに、紹介議員から、この請願は旧神林村の3月議会に提出したものと同じであるが、地域の 住民から大変危険な場所であり、早急に実施してもらいたいとの強い要望があるとの補足説明がござ いました。その後に審査に入りました。   委員からも、交通量の多いところであり、常々危険な場所として認識しており、重要かつ必要な 施策と判断しているとの意見がございました。   その後質疑もなく、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、起立全員により請願第 1号の1については採択すべきものと決定した次第であります。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから請願第1号の1を起立により採決いたします。   本件は、委員長報告のとおり採択することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、請願第1号の1は採択することに決定しました。                                              日程第3 請願第1号の2 通学路、市道助渕・村上線(神納東小学校前から八藤後酒店              までの間)の歩道の設置と水路の改修工事、交通規制(速度              規制を含む)を求める請願                     請願第2号 市道拡幅用地(里本庄線と里本庄13号線並びに里本庄8号線)            の舗装と歩道等の設置を求める請願                   請願第3号 二級河川石川(下流3川合流点からJR羽越本線鉄橋間)の改修            工事の早期着工を求める請願                      請願第4号 通学路 市道助渕・村上線(助渕大橋から神納東小学校間)、下            助渕・七湊線(助渕大橋から志田平三叉路間)、市道助渕・七湊            線(下助渕田屋地内)の歩道の設置を求める請願        〇議長(佐藤宮吉君) 日程第3、請願第1号の2から請願第4号までを一括して議題といたします。   本件は、建設企業常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から審査報告書 が議長あて提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   建設企業常任委員長。           〔建設企業常任委員長 小田信人君登壇〕 〇建設企業常任委員長(小田信人君) おはようございます。ただいま上程されました請願第1号の 2、請願第2号、請願第3号、請願第4号につきまして、去る6月23日の建設企業常任委員会におい て審査を行いました。   各請願とも紹介議員の補足説明、都市整備部長の現況説明を受けた後、審査に入りました。   これらの請願は、旧神林村において1度採択されたものであり、各請願とも特に意見なく、討論 を求めましたが、討論なく、起立採決の結果、起立全員により請願第1号の2、請願第2号、請願第 3号、請願第4号は、いずれも採択すべきものと決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決いたします。   最初に、請願第1号の2を採決いたします。   本件は、委員長報告のとおり採択することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、請願第1号の2は採択することに決定しました。   次に、請願第2号を採決いたします。   本件は、委員長報告のとおり採択することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、請願第2号は採択することに決定しました。   次に、請願第3号を採決いたします。   本件は、委員長報告のとおり採択することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、請願第3号は採択することに決定しました。   最後に、請願第4号を採決いたします。   本件は、委員長報告のとおり採択することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、請願第4号は採択することに決定しました。                                              日程第4 議第52号 村上市過疎地域自立促進計画の策定について               議第53号 政治倫理の確立のための村上市長の資産等の公開に関する条例制            定について                         〇議長(佐藤宮吉君) 日程第4、議第52号及び議第53号の2議案を一括して議題といたします。   本件は、いずれも総務常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から議長あ て審査報告書が提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   総務常任委員長。           〔総務常任委員長 大滝久志君登壇〕 〇総務常任委員長(大滝久志君) おはようございます。ただいま上程されました議第52号、議第53 号について審査の概要と経過につきましてご報告申し上げます。   去る6月13日及び16日の両日、午前10時から第1委員会室において、委員7名、総務部長、企画 部長、担当課長及び担当職員、議会事務局長の出席のもと委員会を開会いたしました。   初めに、議第52号 村上市過疎地域自立促進計画の策定についてを議題とし、担当課長から説明 を受けた後、質疑に入りました。   委員より、これまで過疎法によって支援を受けてきた両町村の財政特別措置など金額を示しても らいたいとの質疑に、この法の適用によって事業費補助金のかさ上げや地方債を認める医療関係、税 制上の問題など総合的に支援が受けられるものですとの答弁でした。   委員より、朝日、山北の今までの経費について資料要求がありました。   その他質疑、討論もなく、起立採決を求めたところ、起立全員で議第52号は原案のとおり可決す べきものと決定しました。   次に、議第53号 政治倫理の確立のための村上市長の資産等の公開に関する条例制定についてを 議題とし、総務部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より質疑、討論もなく、起立採決を求めたところ、起立全員で議第53号は原案のとおり可決 すべきものと決定いたしました。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから順次起立により採決いたします。   最初に、議第52号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は、委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起 立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第52号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第53号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は、委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起 立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第53号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第5 議第54号 村上市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第5、議第54号 村上市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定 についてを議題といたします。   本案は、市民経済常任委員会に付託して休会中にご審査願ったものですが、委員長から議長あて 審査報告書が提出されています。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 中山悌一君登壇〕 〇市民経済常任委員長(中山悌一君) ただいま上程されました議第54号 村上市国民健康保険税条 例の一部を改正する条例制定につきましては、去る6月17日、市民経済常任委員会において審査を実 施いたしました。   初めに、担当部長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員からの質疑もなく、また討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、起立全員によ り議第54号の原案は原案のとおり承認すべきものと決定いたしました。   以上、報告いたします。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論の後、議第54号を起立により採決いたします。   最初に、議第54号について原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第54号 村上市国民健康保険税条例の一部を改正する条例に反対の討論を いたします。   この条例の一部改正は、65歳以上の公的年金受給者からの特別徴収を行うものです。後期高齢者 医療制度の導入に便乗し、前期高齢者、65歳から74歳の国民健康保険税を年金天引きにするものです。 65歳以上で月額1万5,000円以上の年金を受給する国保世帯の世帯主が対象で、対象者は1万700世帯 の4分の1、約2,500世帯です。10月から始まります。物価の値上げ、ふえ続ける負担増で生活が大 変なとき、分納や納付猶予の相談もできない問答無用の天引きは、高齢者の生存権を根底から脅かし かねません。   以上の理由から反対といたします。終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 原案に対し、賛成討論の通告がありませんので、これで討論を終わります。   これから議第54号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は、委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起 立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第54号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第6 議第34号 平成20年度村上市一般会計予算               議第35号 平成20年度村上市土地取得特別会計予算           議第36号 平成20年度村上市情報通信事業特別会計予算         議第37号 平成20年度村上市みどりの里特別会計予算          議第38号 平成20年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算         議第39号 平成20年度村上市工業団地事業特別会計予算         議第40号 平成20年度村上市あらかわゴルフ場特別会計予算       議第41号 平成20年度村上市奨学資金特別会計予算           議第42号 平成20年度村上市国民健康保険特別会計予算         議第43号 平成20年度村上市国民健康保険診療所特別会計予算      議第44号 平成20年度村上市後期高齢者医療特別会計予算        議第45号 平成20年度村上市老人保健特別会計予算           議第46号 平成20年度村上市介護保険特別会計予算           議第47号 平成20年度村上市介護サービス事業特別会計予算       議第48号 平成20年度村上市下水道事業特別会計予算          議第49号 平成20年度村上市集落排水事業特別会計予算         議第50号 平成20年度村上市簡易水道事業特別会計予算         議第51号 平成20年度村上市上水道事業会計予算       〇議長(佐藤宮吉君) 日程第6、議第34号から議第51号までの18議案を一括して議題といたします。   本案は、いずれも関係所管常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、各委員長から 審査報告書が議長あて提出されております。   最初に、総務常任委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   総務常任委員長。           〔総務常任委員長 大滝久志君登壇〕 〇総務常任委員長(大滝久志君) ただいま上程されました議第34号 平成20年度村上市一般会計予 算のうち、当委員会所管分について及び議第35号、議第36号について、先ほどご報告いたしました議 案に引き続き審査をいたしました。その審査の概要と経過につきましてご報告申し上げます。   初めに、議第34号 平成20年度村上市一般会計予算の歳入全款について担当課長から説明を受け た後、質疑に入りました。   委員より、市民税の説明資料、特に積算の基礎となるものがないので予算審査ができないのでは との質疑に、今年度の場合は合併したことにより各市町村で予算の組み方がそれぞれ違っているので、 資料を提出することができなかったとの答弁でした。   委員より、人口が7万人となりましたが、市民税を納めている人は何人ですかとの質疑に、市民 税の個人でおよそ3万2,000人、固定資産税で3万600人、軽自動車税で3万5,000台ほどですとの答 弁でした。   委員より、款と項の数字の根拠となる基礎資料は出せないのかとの質疑に、各市町村の予算の計 上の仕方で、旧村上市では需用費予算となっているが、他の町村ではそのようになっていないので出 せませんとの答弁でした。   委員より、予算の性質別分類表が出せないものかとの質疑に、旧村上市の場合、予算書とともに 性質別分類表を出していましたが、人件費、物件費、維持補修費など内部で小さな数字を移動するこ とがあるので、現時点では提出できなかったとの答弁でした。   委員より、国庫支出金26%、県支出金43%と歳入増を見込んでいるがとの質疑に、国庫支出金で は生活保護関係負担金、児童扶養手当負担金、金屋小学校建設費、県支出金では後期高齢者医療制度 関係、水産業関係の補助金などが主なものですとの答弁でした。   委員より、財産収入が4,700万ほど減っているが、原因は何かとの質疑に、瀬波にある新潟県栽 培漁業センターの土地貸付料3,500万円ほどと雇用促進住宅の駐車場貸付料などで、財産売払収入は 市で管理している普通財産を処分するものですとの答弁でした。   続いて、歳出に移り、担当課長に説明を求めた後、質疑に入りました。   その主なるものは、総務費について、事業費支弁人件費とは何かとの質疑に、国の補助金を受け て事業をする場合、工事請負費のほかにその中に数%の事務費が見込まれます。その事務費の中にあ る人件費をそのように呼んでいますとの答弁でした。   委員より、職員人件費の中に退職手当負担金1億3,800万ほどがありますが、退職手当はありま せんとの質疑に、合併に伴い、新潟県市町村総合事務組合に負担金を支出し、事務を委託して、そこ から退職金を支払うシステムにしましたので、その項目は今後も出てまいりませんとの答弁でした。   委員より、各支所において費用項目がばらばらで統一されていないため、比較もできなければ、 わかりにくいとの質疑に、20年度予算を編成するに当たり、旧市町村の組み方をそのまま踏襲したの でこのようになりましたが、来年度から統一したいと思いますとの答弁でした。   委員より、公用車6台がリースとなっているが、期間はどのぐらいで、その後の利用をどう考え ているのかとの質疑に、市長車は神林からの車で、リースが終わり買い取りとし、山北の町長車は古 くなっているので、リースが終われば廃車にしたい、荒川の議長車はリースが終わった時点で考えた いとの答弁でした。   委員より、移動通信鉄塔施設事業が完成すれば、管内に不感地域はなくなるのかとの質疑に、山 北地域の不感地帯はなくなります。朝日、神林地域もありません。村上では、上山田、下山田、大栗 田集落が不感地帯として残りますとの答弁でした。   委員より、公用車に旧町村名の入ったままの車が目立ちますが、そのままなのですかとの質疑に、 順次直してまいりますとの答弁でした。   委員より、常勤特別職の給与の算定基準をどこに求めたかとの質疑に、合併協議会で決定し、条 例で市長78万8,000円、副市長62万5,000円となっております。今回の予算は、副市長2名分となって おりますが、条例制定後改定しますとの答弁でした。   委員より、生活交通確保対策補助金が旧市町村の積み上げ額で1億3,000万近くになるが、現状 は利用者が少なく、がらがらの状態だがとの質疑に、1億2,000万円を投じて現在のような公共交通 のあり方でいいのかどうか検討する必要があります。新発田市の例もありますので、参考にしたいと の答弁でありました。   消防費の質疑の主なものは、委員より、機械器具費の内容はとの質疑に、機械器具費は7,663万 円で、その内訳はポンプ自動車が1台、普通積載車が12台、軽積載車が1台、小型ポンプ7台の更新 ですとの答弁でした。   委員より、自主防災組織支援事業費補助金の内訳はとの質疑に、現在まで自主防災組織が134あ ります。新たにできた組織には上限5万円を、継続については2万円を補助金として支出しています との答弁でした。   委員より、災害対策防災行政無線の工事請負費3億1,200万、2年間で8億9,000万円ほどの事業 と聞いておりますが、資料によって説明願えませんかとの質疑に、防災無線の統合については20年よ り電波がデジタルに変わること、神林には屋外スピーカーを新設、朝日、山北は受信できない箇所が あるので、中継所2カ所の設置が必要ですとの答弁でした。   委員より、常備消防の被服費96万と消防団員の活動服はとの質疑に、常備消防は靴を含む衣服の 補充で、消防団員の活動服は消耗品費2,784万円の中に含まれ、村上市の一部はそろっておりますが、 残り550着、山北420着、神林436着、合わせて1,431着となり、1着の単価は1万2,000円です。これ で活動服は全部統一されますとの答弁でした。   委員より、消防団員の保険料の内容はとの質疑に、消防団員福祉共済制度で年間1人当たりの掛 金が3,000円で、私的な病気、けがにも見舞金が支払われるとの答弁でした。   委員より、荒川消防署の工事請負費の概要はとの質疑に、鉄骨平家建てで145坪、坪単価90万、 本体で1億3,000万ですとの答弁でした。   委員より、旧村上市は消火栓のそばにホース、筒先が設置されていないが、初期消火の面からど うかとの質疑に、村上市は旧態としてそのような措置をしてこなかった。必要かどうか検討しますと の答弁でした。   次に、第12款公債費、第13款諸支出金、第14款予備費、第2条、第2表、継続費、第3条、第3 表、地方債、第4条、一時借入金、第5条、歳出予算の流用までを一括質疑としました。   委員より質疑、討論もなく、議第34号 平成20年度村上市一般会計予算のうち、当委員会所管分 について起立採決を求めたところ、起立全員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   続いて、議第35号 平成20年度村上市土地取得特別会計予算を議題として、担当課長から説明を 受けた後、質疑に入りました。   委員より質疑、討論もなく、起立採決を求めたところ、起立全員で原案のとおり可決すべきもの と決定いたしました。   続いて、議第36号 平成20年度村上市情報通信事業特別会計予算を議題として、担当部長から説 明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、情報通信事業費は朝日は終了し、今年度山北町が終わる予定です。来年度以降の見通 しはどうかとの質疑に、使用料と公債費は伸びますが、来年度以降の事業費については不透明ですと の答弁でした。   委員より、今後は維持管理費の伸びが考えられるが、地域によってその業者は違うのかとの質疑 に、朝日は東日本システム株式会社、山北はこれからです。神林はNECネッツですとの答弁でした。   そのほか質疑もなく、討論もなく、起立採決を求めたところ、起立全員で原案のとおり可決すべ きものと決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、市民経済常任委員長から審査の概要について報告をお願いいたします。   市民経済常任委員長。           〔市民経済常任委員長 中山悌一君登壇〕 〇市民経済常任委員長(中山悌一君) ただいま上程されております議第34号及び議第37号から議第 40号の5議案について、その審査の概要と経過についてご報告を申し上げます。   本委員会では、去る6月17日及び18日の両日、午前10時から第1委員会室において、委員8名全 員並びに担当部長及び担当課長、議会事務局長の出席のもと委員会を開会いたしました。   初めに、議第34号 平成20年度村上市一般会計の所管部分についてを議題とし、担当部長並びに 担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。その概要を申し上げます。   第2款総務費関係では、委員から交通安全対策の中に工事請負費212万3,000円とあるが、その内 容はとの質疑に、管内全域を考慮したカーブミラー等の新設の工事費であるとの答弁でした。   第3款民生費関係では、委員に質疑を伺いましたが、ございませんでした。   第4款衛生費関係では、委員から村上、荒川火葬場の経費の中に3年間の指定管理料として1,18 5万2,000円が計上されているが、これは村上、荒川の両方のものかとの質疑に、これは荒川斎場のみ の指定管理料であり、村上は火葬手数料で全額賄う指定管理の契約であると。ただし、大きな修繕等 がある場合は、別途支払いするとの答弁でございました。   山北の火葬場は、業務委託料240万円とあるが、鶴岡市との双方の持ち出し比率はどのくらいか との質疑に、50%ずつの負担であるとの答弁でございました。   今後村上、荒川、山北の火葬場の指定管理料及び業務委託料がどのように推移していくのかとい う質疑に、近い将来すべての斎場を指定管理にと考えているが、鶴岡市とのこともあり、早急には無 理であるとの答弁でございました。   また委員から、し尿処理委託料4,176万9,000円について、村上地区のみとあるが、どういうこと かとの質疑に、村上市だけが現在委託で収集しているため、委託料を支払い、収集料金が村上市に入 金されるとの説明でございました。ほかの地域は、すべて許可制をとっている。今後は、すべて委託 方式にとの考えがあるとの答弁でございました。   また委員から、まゆの里の年間利用者数はとの質疑に、年間約4,500人ほどの利用者があります との答弁でございました。   また委員から、ごみ対策経費の中に2,320万円の指定袋がございますが、全域同一のものかとの 質疑に、20年度から村上地区のものに統一し、カラス対策に効果があると言われている黄色にして発 注したいとの答弁でした。   第5款労働費関係では、委員に質疑を伺いましたが、ございませんでした。   第6款農林水産業費関係では、委員から、木材製材業育成振興事業補助金1,253万1,000円は、新 潟北部の木材加工協同組合に対するものかとの質疑に、そのとおりであります。事業費総額の50%が 県の負担であり、村上市で25%のつけ足しをしてあるとの答弁でした。   また委員から、一般質問にあったように、木材加工協同組合の事業再生計画の内容を議会に説明 をしてから予算執行をしたらどうかとの質疑に、当然議会の議決をいただいてからの執行となるが、 事業者から村上市に申請がなされ、交付決定をし、村上市として県の木材連合会に補助金の交付申請 をしていく。当然最終的には検査まで実施するとの答弁でした。   また委員から、補助を受ける事業者は、実際どのような事業を実施し効率化を図るのかという質 疑に、スギトピア岩船は県の認定工場にもなっていることから、県ではこの事業実施でコスト対策や 経営安定を支援することとしている。具体的には、経営管理、技術講習、資格取得の支援、県産素材 の供給の協定などを実施することが事業の目的であるとの答弁でございました。   また、この事業を実施することによって、事業者はどのように変わっていくのかという質疑に対 して、この事業者は平成15年4月から本格稼働してきましたが、建築基準法の一部改正や品質管理の 改正などから経営は苦しいとは聞いておりますが、そのための補助ではなく、新しい事業に対しての 上乗せ補助であり、ご理解をいただきたいとの答弁でございました。   また委員から、この事業を導入するに当たり、木材加工協同組合でもどういう事業計画で、そし てどういうふうに経営が推移していくのか説明してほしいという質疑に、今これから細かい資料を整 えながら補助金の交付申請があることから、5月に開催された総会資料だけで細かい資料の手持ちが ないとの答弁でございました。   組合の総会資料を回覧、提出できないかという資料請求に、組合の内容であり、組合の承諾なし では回覧できないとの答弁がございました。   また、いろいろな資料提出をいただきながら説明をいただきました。組合総会収支計画書の中で、 どこにその補助金が組まれているかという質疑に、原木仕入れと一般管理費に含まれているとの答弁 でした。   その後、木材加工協同組合からいろんな資料提出を求め、直接説明をいただきました。   また委員から、村上産材利用住宅等建設奨励事業補助金1,650万で、村上市産材という証明があ るのかという質疑に、伐採届の提出や製材所での搬入確認を添付させるものであるとの答弁でした。   また委員から、農業もそうですが、林業も大変厳しい状況である。林業を守るためにも、市での 補助金を上乗せし、今後担当課としてどのような心構えを持っているのかという質疑に、スギトピア を核として、森林組合を含めた中で、地域の大きな事業としての関係機関と協議、連携して対応して いきたいとの答弁でございました。   また、農業支援策について、各地域にかなりのばらつきがあるというふうに思いますが、統一さ れたのかという質疑に、各地域かなりの温度差がありますが、それらを踏襲した形で計上いたしまし た。米対策等については、22年には統一したいとの答弁でございました。   農業支援策について、予算書で各地域ごとに分けることができるかという質疑に、細目ごとに分 類されており、説明は大変細かくなるとの答弁でございました。   また委員から、神林リサイクルセンター経費370万円と朝日有機センター経費22万4,000円の違い が余りにも大き過ぎるという質疑に、神林村は稼働率が非常に悪い状況であるという答弁をいただき ました。   朝日有機センターの指定管理料ゼロ円で、神林リサイクルセンターは280万円の指定管理料で、 不公平であり、調整できなかったかとの質疑に、神林リサイクルセンターは債務負担行為が決められ ており、かなりの温度差がありますが、前年のものを踏襲したという答弁でございました。   また、岩船港の荷さばき施設の補助は、単年度だけのものかという質疑に、市の補助金は平時総 額事業費の10%であるが、この10%は5年の分割で支払いをする約束であり、ご理解をいただきたい との答弁でございました。   その他質疑を伺いましたが、質疑もなく、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、 賛成多数で議第34号所管部分については原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。   失礼いたしました。第7款商工費関係では、委員から各商工会運営補助金でかなりの格差がある が、どういうことかという、また統一化をしたらどうかという質疑に、前年のものを踏襲したもので あり、商工会の統合も当分の間ないようでありますので、統一化は考えていないとの答弁でした。   また、その各商工会への運営補助金の目的は何か、また自らはそれをどのように予算化をし、事 業をやっていくかという質問に、商工業者の育成から運営費の助成をしていると。金額については、 昨年同額としたとの答弁でございました。   次に、第8款土木費関係では、農村公園など要らない施設はないと思いますが、指定管理者制度 などそれらを活性化する対策を考えているのかという質疑に、今農村公園34カ所ございますが、指定 管理に7カ所を指定してあります。ほかは直営管理であります。将来的には、指定管理制度に移行し たいとの答弁でございました。   次、第11款災害復旧費関係では、委員に質疑を伺いましたが、ございませんでした。   以上、第34号につきましては、先ほど申し上げましたように質疑がございませんでしたので、討 論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、賛成多数で議第34号の所管部分について原案のと おり可決すべきものと決定した次第であります。   次に、議第37号 平成20年度村上市みどりの里特別会計予算を議題とし、担当部長から説明を受 けた後、質疑に入りました。   委員から、部門別には収支のアンバランスがあるが、改善計画はあるのかという質疑に、温泉に ついては年間の会員募集や朝日以外の利用者が60%と多くあり、これらを営業活動に生かしていきた い。また、7コースものプールがあり、学校利用も図っていきたいとの答弁でした。   温泉施設のその他賃金に50万の予算計上がございますが、これは何かという質疑に、温泉施設で の職員採用、職員が1名、その他臨時職員での対応をしていると。その臨時職員5人分の賃金である との答弁でした。   また委員からは、長年かなりの繰り入れを行ってきましたが、改善策や合理化策は考えてきたの かという質疑に、運営委員会を設置し、いろいろと議論をし、実行してきました。一般会計からの繰 り入れが減額されていないのも実態であります。これらを全体的に見ながら、指定管理も含めて検討 してまいりたいとの答弁でございました。   また委員から、昨年度の繰入金はどのくらいかとの質疑に、全体では5,774万1,000円の繰り入れ であるとの答弁でございました。   また委員から、運営委員会でいろいろと検討しているが、指定管理もいいが、廃止や休館する考 えはないかとの質疑に、今の段階では休館の考えは持っていませんが、営業にはかなりの努力を必要 とするという答弁でございました。   また委員から、圏域にないプールがあるということで、燃料費がネックだと言われてきましたが、 その対応はとの質疑に、改善策として昨年から夜にプールに温泉の源泉を入れて温めている。これは、 かなりの効果を上げているという説明でございました。   また委員から、その灯油代の積算はどうかという質疑に、気温や利用頻度によってかなり違いま すが、月1万8,000リットルの12カ月分を計上いたしましたとの答弁でございました。   その燃料の購入はどこからかとの質疑に、朝日地区の石油組合から輪番制で購入しているとの答 弁でございました。   また、その購入は、見積もりかあるいはそれとも入札かという質疑に、石油の単価については市 のほうで一括決まっています。その単価で納入されているとの答弁でございました。   朝日地域の石油組合の組合員は何名、納入業者は何名かという質疑に、3社の組合員で構成され、 輪番制で納入されているとの答弁でございました。   また委員から、みどりの里食堂の賄い材料費が2,100万円とあるが、地元産の納入材料の比率は との質疑に、隣の農産物直売所や朝日豚の利用など調味料を除いたほかはおおむね80%くらいの地元 産を使用しているという答弁でございました。   また委員から、またぎの家の活用と玩具歴史館の改善策はとの質疑に、この施設は当初かなりの 集客がありましたが、年々減少の一途をたどっていると。今後いろんなイベントを絡めながら集客し たいとの答弁でございました。   また委員から、現在行っているタンクローリーの配湯について、杏園との話し合いはどうなった のかという質疑に、杏園側から浴室の改造費に金がかかるので、お湯は要らないと言われ、その後交 渉は途絶えているとの答弁でございました。   その他質疑も伺いましたが、質疑なく、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、賛 成全員で議第37号については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第38号 平成20年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算を議題とし、担当部長から説明を 受けた後、質疑に入りました。   委員から、スキー場の運営を始めてスキー人口はどのように推移しているのかという質疑に、人 口の減少もあり、県内どこのスキー場も激減している状況でありますとの答弁でございました。   また委員から、このように冬期間の体力増進やスポーツ振興にかかわる事業には大事な事業であ り、もっとアイデアを出しながら検討されなかったのかという質疑に、いろいろなイベントを組み合 わせながら集客に努めてきました。今後は、委員会等からのアイデアを提供していただきながら対応 していきたいとの答弁がございました。   また委員から、蒲萄スキー場はスケールの大きなスキー場として評価されているが、初心者向け のコースがあればとの要望があるがとの質疑に、つくりたいのでありますけれども、もう少し経営的 によくなればと、思いはありますという答弁でございました。   また、都市交流もいいけれども、地域間交流を図る方策をとの質疑に、スキー場の利用を全地域 の子供たちにも利用してもらいたいとの答弁がございました。   その後質疑もなく、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第38号に ついては原案のとおり可決すべきものと決しました。   次に、議第39号 平成20年度村上市工業団地事業特別会計予算を議題とし、担当部長から説明を 受けた後、質疑に入りました。   委員からは、土地の残りが1万4,582平米あるが、何区画の残りかとの質疑に、2区画の残りで ありますとの答弁でございました。   その他質疑もなく、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、賛成全員でありました。 よって、議第39号については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第40号 平成20年度村上市あらかわゴルフ場特別会計予算を議題とし、担当部長から説 明を受けた後、質疑に入りました。   委員から、一時は利益があり、基金を積み立てたが、20年度の使用料として何人の入場を見込ん でいるのかいう質疑に、3カ年平均の7%増を見込んだという答弁でございました。   その他質疑もなく、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決の結果、賛成全員でありました。 よって、議第40号については原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。   以上、報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 午前11時15分まで休憩します。           午前11時01分  休 憩                                                        午前11時15分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 委員長、ご苦労さまでございます。   委員会に補助金の相手先である組合の理事の方がいらっしゃるということは、これは今現在村上 市には委員会条例がございません。これからできるのかなとは思います。ありますかね。委員会条例 がありますが、その利害関係者というのは、いわゆる補助金をやっていいのかどうか、そのいただく 相手、この方が委員会に来て説明をするということはあってはならないことなのです。   というのは、公平な審査ができなくなるのです、利害関係者がそこに来て説明をされると。そし てまた、理事者側以外の方が説明をされるときは、委員会の一致とあわせて議長に届け出てのそうい う手続が非常に必要なのです。このようなことをなされてあるいは組合の理事の方をお呼びになった のか、この辺の見解を委員長のほうからお聞きしたいと。大事なことでございますので、よろしくお 願いします。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民経済常任委員長。 〇市民経済常任委員長(中山悌一君) では、お答えいたします。   委員会条例、議長の承諾のもとに参考人という形での召致ができる旨記載がございまして、議長 の承諾を得ながら、説明のみをしていただくということで同席を許可したものであります。これは、 先ほど申し上げましたように、随所で資料提示を求めたのでありますが、理事者側からまだ細かな資 料等々については、5月に開催された総代会の資料のみという答弁がございましたので、この事業を 導入することによっての目的やらそういったものを説明のみにとどめるということで同席をしていた だきました。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路君。 〇16番(姫路 敏君) それにしても、説明をされるだけでも利害関係者です。これは、先に行って も委員会の運営たるものにその理事者以外の部外の方が説明に来るというのは非常にまずいと思いま す。今後の参考にして検討していただきたいと、こういうふうに思います。   それともう一つ、決算書とかそういう経営内容とかを組合に求めたが、理事者側からそれがなさ れないと、総会資料的なもので抜粋だけを出されたというご説明ですけれども、これはいかがなもの かと。何があっても、やっぱり求めるべきものは求めて出していただくということがやっぱり委員会 の姿勢ではないかと。1,250万、1,300万近い補助金をそこの組合に出そうというわけでございます。 そこの補助金を出す相手の健全経営なのかどうかというのが委員会のわからないままにやるというこ と自体が私はおかしな判断だと思うのですが、委員長としてそれはどのように受けとめられておりま すか。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇市民経済常任委員長(中山悌一君) かなり細かな資料提示を求めたのでありますが、一企業の関 係ということもございまして、理事者側から総会資料のみというお話がございました。   しかしながら、それでは審査ができかねるということも申し上げましたし、それに基づいての目 的やらあるいは期待する効果までを含めたことで、先ほど申し上げました副理事長から同席をしてい ただいたということであります。今後こういったもの、最終的に求められるもの等々につきましては、 それなりの対応をしてまいりたいというふうに思っております。 〇議長(佐藤宮吉君) 姫路敏君。 〇16番(姫路 敏君) 3問ですから、最後です。   その出された資料が1,360万円の平成20年度の赤字の収支決算報告書が委員会に出されて、いい ですか、補助金を出す相手が平成20年度、来年の3月になるのですか、わからないですが、決算の会 計締切日がわからないので何とも言えないのですが、それが3,200万ですか、3,260万円の赤字になる という決算を出して、なおかつそこに補助を入れる。これは、まるっきり市長が言われている再生計 画のものに当たらないものだと。もう少しロングランで考えれば、5年、10年のスパンで出された計 画書であればそれは問題はないでしょう、一時的に単発的に赤字が。ずっと赤字だということも聞い ております。果たしてこんな状態の中で補助金が出されていいものなのだろうかと私は思いますが、 委員長はそこで采配をしているわけですが、委員長はその採決の状況だけでご報告くださっておりま すけれども、委員長としての委員会のあり方そのものもございますが、考え方の中ではどう思います か。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇市民経済常任委員長(中山悌一君) では、お答えいたします。   姫路議員の言われるとおり、20年度の収支計画、5月28日に開催された総会の資料になりますが、 確かに3,260万の赤字という資料を提示いただきました。   しかし、この中には四千数百万の償却部分も含まれているということでありまして、また先ほど 触れられました今回の補助金等々も含んでの数字であります。したがいまして、今回の数字を含めま すと、事業的には千数百万の黒字になるというふうな20年度の計画だったようであります。   ただ、これにつきましては、私個人的には、これだけ林業振興の盛んな地域、大事にしていかな ければならない地域だろうというように思っていますし、そういったことで助成をし、それが活力を 見いだせるならば、そうすると施設の立派な投資効果というふうに理解をし、この委員会を終了した ということであります。 〇16番(姫路 敏君) 終わります。ありがとうございます。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   次に、厚生文教常任委員長から審査の概要について報告願います。   厚生文教常任委員長。           〔厚生文教常任委員長 川崎健二君登壇〕 〇厚生文教常任委員長(川崎健二君) ただいま上程されております議第34号 平成20年度村上市一 般会計予算のうち、厚生文教常任委員会所管分及び議第41号から議第47号までの7議案について審査 の概要と経過についてご報告いたします。   去る6月19日、20日の両日、午前10時より第1委員会室において、委員7名、関係部課長及び担 当職員、議会事務局長出席のもとに委員会を開会しました。また、第10款の審査においては、教育長 にも出席を求め、審査を行いました。   初めに、議第34号 平成20年度村上市一般会計予算のうち、当委員会所管分を議題とし、担当部 課長から説明を求めた後、質疑を行いました。その主なものを報告いたします。   第3款民生費では、委員から、民生児童委員に区長が兼務している人数の質疑に対し、兼務者は 13名で、村上地区3名、荒川地区3名、朝日地区4名、山北地区が3名との答弁でした。   委員から、ひとり親医療費助成対象者の質疑には、母子家庭で1,417名、父子家庭が142名、養育 者は27名、1,586名合計との答弁でした。   委員から、福祉タクシーの利用度が低いこと、利用の周知に対する質疑には、対象が重度障害者 であること、1、2級の障害がある人でも車を運転できる人がいることなどで、このタクシー事業が 余り利用されていないと考えられることから、今後普及を図っていくために、手帳交付時に説明など をしていきたいとの答弁でした。   委員から、国保会計繰出金の前年度との比較についての質疑に対し、平成19年度の合併5市町村 予算合計と比較して4,089万2,000円増加しており、安定所得軽減対策費、出産一時金90人分、国保安 定化支援事業分、事務費、職員給与費部分を繰り出しているとの答弁でした。   委員から、後期高齢者医療会計の繰出金について質疑があり、医療費全体で年々5億円、8%か ら10%上昇しているとのこと、終末医療費がふえていることなどから2億円ほど予算化したとの答弁 でした。   委員から、医療費増加の要因についての質疑に対し、詳しく分析は行っていないが、自然増との 見方であるとの答弁でした。   委員から、緊急通報体制の機器について、30台の整備で足りるのかとの質疑に対し、現在190台 あり、古いもの、電池の規格が合わなくなってきているものから順次計画的に更新を行っているとの ことで、今後申請がふえてきた場合、台数をふやすことも検討していくとの答弁でした。また、制度 の周知については、介護支援専門員や民生委員を通して周知しており、今後朝日、山北地区の光ファ イバーを利用したテレビ電話通信など今後の課題になるのではとの答弁でした。   委員から、市長の施政方針で保育時間の延長や乳児保育、生後4カ月児からの保育受け入れ方針 が示されたが、予算に反映されているのかとの質問に対し、子育て支援センター、一時保育、地域活 動、人材育成事業等を行っているが、子育て支援センターは6施設で、ゼロ歳児保育は6月1日現在 9園、要するに9つの園で行っており、33人が利用、障害児保育は同じく9つの園、9園で行われて おり、26名の利用、一時保育は5月実績で5園、5つの園、92名が利用しており、賃金等については 保育園運営費の中の賃金で、厚生労働省基準に定められた人数に基づいた費用を確保されているとの ことでしたが、今後の要望で、乳幼児の受け入れが増加した場合、保育人員もふやさなければならな い。当然費用も必要になるので、補正をお願いしなければならないとの答弁でした。   委員から、統合保育園建設について、木造でオール電化の施設となるが、このほかに目玉になる 部分並びにオール電化にした場合の費用について質疑があり、立地条件がよいところなので、職員室 から乳幼児室、障害児室の確認が容易な配置に、また各保育室の採光を考えた配置にしているとのこ と、年間光熱水費については神林の向ヶ丘保育園の例を参考に、月50万くらいと予想している。なお、 4月に開園した向ヶ丘保育園では、4月、5月の実績で月25万くらいであり、電気の使わない時期で あることから、年間を通すと月平均50万程度と見ている。LPガス等を含めた比較をして割高になる が、安全性や利便性、きれいな室内の空気等を考えた計画であるとの答弁でした。   委員から、村上岩船福祉会の養護老人ホーム数と入所者、待機者の現状についての質疑に対し、 関川村の垂水の里を含めて6施設があり、定員は420床、待機者は重複者を入れて550名存在している との答弁でした。   委員から、後期高齢者医療で65歳以上の手帳取得者で後期高齢制度を選んだ人数について質疑が あり、対象者595名中472名が後期高齢医療制度を選択し、123名が撤回したとの答弁でした。   委員から、保育園の運営経費、維持管理費の要求に当たり、施設の現状は把握しているのかとの 質疑に対して、施設の維持管理、修繕については旧市町村から要求を積み上げている。外見的な判断 で予算づけしているが、構造上不明な部分の対応については緊急的に予算措置をお願いする場合もあ るとの答弁でした。   第4款衛生費の質疑では、委員から、食生活改善事業委託料の積算と事業回数についての質疑に 対して、旧市町村でやっていた回数に見合った回数で積算し、村上地区40回、荒川、神林地区各15回、 朝日、山北地区各25回、計120回で積算しているとの答弁でした。   委員から、健康診査委託料について質疑があり、各健診項目に合算したものであるとの答弁でし た。   委員から、本年度の健診の中で特に力を入れている部分について質疑があり、本年度特定健診部 分が入ってくるので、その部分を円滑に対応していく点、また各種がん検診については受診率を維持 するという計画で行いたいとの答弁でした。   委員から、新潟県医療施設等整備費補助金の内容について質疑があり、村上総合病院が整備する アンギオ装置(血管造影装置)を更新するもので、総事業費1億5,000万円、そのうち2,100万円を補 助するもので、内訳では県が3分の2、市が3分の1負担するものであること、現在この補助金に対 し4つの病院で要望があり、県の交付が決定すれば市でも対応するものであると答弁した。   委員から、幼児及び子供の医療費助成について質疑があり、乳児医療についてはゼロ歳児、子供 医療については通院の場合は1歳から就学前の3月まで、入院の場合は小学校の卒業までとなってお り、県内では粟島浦村、聖籠町、出雲崎町、刈羽村で中学生まで対象を拡大しているとの答弁があり、 中学生まで対象を拡大することについては、県の助成基準は3歳未満までの通院と小学校卒業までの 入院費用が対象となっており、それ以外の部分については市町村の単独事業となっているもので、市 の財政と協議していく必要があるとの答弁でした。   委員から、県立坂町病院活性化協議会について、坂町病院の現状についての質疑があり、坂町病 院の医師は数年前に14名在席した医師が現在は8名よりいない。そのうち2名が小児科の医師で、当 直対応できる医師は5人しかいないという状況で、月に何日も当直することにより医師も疲弊してい る現状がある。何とか継続していくよう行政でも活動していきたいとの答弁でした。   委員から、母子保健事業委託料について質疑があり、妊婦健診1人まで補助しているが、実際に は出産までに15回ぐらい健診を受けている。全国的な健診補助回数は5.5回であるとの答弁でした。   委員から、現在の郡市輪番制事業の運営について質疑があり、現在は村上総合病院と県立坂町病 院の2病院で当番を受けてもらっている。当番病院に対して、県には出していないが、村上総合病院 に対しては当番回数により規定の負担金を出しているとの答弁でした。   第5款労働費では、委員から、勤労青少年ホームの冷暖房施設工事費について質疑があり、導入 する機器については事務室、調理室、1階の大きな会議室については冷暖房兼用のパッケージエアコ ンを、また8畳、12畳程度の小さな部屋には冷房専用のルームエアコンを設置する計画との答弁でし た。また、従前から要望のある瀬波地区の学童保育所として利用することについては、学童保育所と して一定期間占有することは不可能であるとの答弁でした。   サポートステーション事業について、15歳から35歳までの若年者対象に国がNPO法人または企 業に対して委託するもので、長岡市のアルプスビジネスクリエーション新潟という団体が受託してい るとの答弁でした。   第8款土木費については、委員から、パルパークの維持管理経費の内訳について質疑があり、電 気保安業務、建築物定期検査委託、総合体育館の清掃業務委託、管理業務委託、植栽物管理業務委託 及びプール管理業務委託を計上しているとの答弁がありました。   また、パルパークプール使用料についての質疑があり、本年度市民の利用については無料となり、 来年度は統一した料金体系の中で使用料をいただくことになるとの答弁でした。   委員から、体育施設の利用料金の統一について質疑があり、現在の料金設定に大きな開きがあり、 その施設の内容についてもさまざまなものがあることから、合併1年目は従前額でいくことで調整が 図られた経緯があり、来年度から施設の規模や内容等を加味した使用料金を設定し、利用団体によっ ては料金の減免措置を講じたいとの答弁でした。   第10款教育費について、委員から、成人式について質疑があり、ふれあいセンターに一堂に会し て行う旨合併協議により調整されており、新市の一つの大きな事業としてとらえていただきたいとの 答弁がありました。   委員から、小中学校の耐震工事計画について質疑があり、危険校舎については5カ年で改修する 計画であり、危険度の高いもの、2次診断を終えているものから順次改修を行う予定であり、本年度 は村上第一中学校体育館の耐震補強工事を行う予定であるとの答弁でした。   委員から、私立幼稚園の補助について質疑があり、私立幼稚園は村上に2園、荒川に1園あり、 運営費補助金として1施設に20万円、園児1人当たり3,000円の基準があること、また保護者負担軽 減のため、補助金として村上で2,250万円、荒川114万円及び神林61万1,000円で計算しているとの答 弁でした。   委員から、学力向上支援経費には施政方針の有料ボランティアも含まれるのかとの質疑に対し、 人材のいないところでは固定型で、旧村上市の場合は移動型で対応しており、全体で15人分、固定型 の賃金は時間当たり1,200円、移動型の賃金は時間当たり1,000円、1日7時間で積算した金額である との答弁でした。   委員から、全国学力検査手数料についての質疑があり、採点にかかわる手数料であるとの答弁で した。   また、小中学校の消耗品費、図書費等の積算について質疑があり、旧市町村の積み上げ額の合計 であり、永年の市町村の思い入れもあることから一律に平準化するわけにはいかないものの、順次見 直していかなければならないとの答弁でした。   また、図書購入費については、交付税算入されている額100%以上を予算措置していたところも あり、到達していないところもあった。消耗品同様今後調整を図っていきたいとの答弁でした。   委員から、総合スポーツクラブ活動補助金の内訳について質疑があり、ウェルネスむらかみに50 0万7,000円、希楽々に456万2,000円であるとの答弁でした。   委員から、スポーツ少年団補助金について質疑もあり、旧市町村単位の少年団、体育協会等の積 み上げ予算額であるとの答弁でした。   委員から、埋蔵文化財の出土品の管理について質疑があり、各市町村の整理室において保管して いるとの答弁でした。   また、保管場所について質疑があり、出土品については保管しておかなければならないことにな っており、各整理室においても保管場所は手狭になってきており、合併時の保管品を調査したところ では、19年度末で村上市で1,800箱、荒川町で1,162箱、神林村で2,435箱、朝日村では2万600箱、合 計2万5,997箱の標本箱を保管している。このほかに民俗資料も保存しており、それらを考えた施設 が将来必要になってくると考えるとの答弁でした。あわせて朝日村の保管場所である旧三面中学校で は、雨漏りが発生している状態であるとの答弁でした。   委員から、小中学校耐震工事のほかに、現場から修繕工事の要望に対してはどうこたえていくの かとの質疑に対し、予算の積算に当たっては各学校からの要望を取りまとめ、担当が現場に行って判 断して予算化したとの答弁でした。   委員から、小学校校舎の明かり取り用の天窓に子供が上がって転落する事故が発生したが、安全 管理はどう行っているかとの質疑に対し、担当が年二、三回見回っている。また、校長会、教頭会を 通じて、プールを含めて、危険個所の調査を行い、応急措置を含めて教育委員会に連絡するよう話は しているとの答弁でした。   委員から、いじめ、不登校対策に対して、現在の不登校児童生徒数の質疑があり、不登校者は小 学校4名、中学校27名存在するとの答弁でした。   委員から、図書館ネットワークと経費の図書購入費について質疑があり、図書購入費880万4,500 冊については中央図書館分のものであり、地区図書館の図書購入費は105万円、図書冊数ははっきり したものではないが、昨年度実績で969冊購入していたとの答弁でした。   委員から、図書購入に際して気をつけていることについての質疑には、図書の購入に際しては選 定基準に基づいて、司書や地区館からの要望を取り入れながら選定しており、児童図書、一般図書、 要望など取り入れた図書選定を行っているとの答弁でした。   委員から、図書館システム使用料について質疑があり、10月でリース期間が満了する図書館シス テムについて、新システムに更新し、セキュリティーの強化を行いながら、家庭の末端から検索も可 能なシステムを構築する。新潟市などで導入しているとの答弁でした。   委員から、放課後子ども教室について質疑があり、国の事業としては平成19年度から3カ年とい う考えで事業を行っているとの答弁でした。また、国の補助は終わったとしても、地域で軌道に乗っ た部分については市としても継続していきたいとの答弁でした。   委員から、村上城址保護事業について質疑があり、工事をやっていない時期でも安全確保の観点 から迂回路を通行してほしいとの答弁でした。   委員から、学校評議員制度の質疑があり、全部の学校で評議員を設置しており、定員は5名以内 ということで、4名のところも3名のところもあるとの答弁でした。   また、スクールバスの休日利用の質疑があり、旧市町村で使用基準が異なっており、その整理が できていない状況で、現在統一基準をつくる中で考えていきたいとの答弁でした。   委員から、プール監視委託料について質疑があり、255ページに記載されているプール監視委託 料は、荒川プールの委託料であるとの答弁でした。   その他質疑はなく、討論を求めたところ、子供の環境保護のため、さらなる予算づけが必要との ことから、反対討論がありました。   討論を終え、起立採決の結果、起立多数で議第34号は原案のとおり可決すべきものと決定しまし た。   次に、議第41号 平成20年度村上市奨学資金特別会計予算を議題とし、担当部課長から説明を求 めた後、質疑に入りました。   高校と大学の貸付金額は、旧村上市においては月額高校生が1万2,000円、大学生が3万円、旧 山北町では高校生が月額3万円、大学生が7万円、専門学校生が5万円でした。委員から奨学金の併 給について質疑があり、村上市においては併給を認めておらず、旧山北町では特に定めがなく、利用 者の善意としてとらえているとの答弁でした。   委員から、今後の方針について質疑があり、従来の村上と山北の奨学金制度については、昨年度 まで承認しているものについては貸付を続け、償還期限まで納入を行うが、新規に貸付承認はしない ということであり、市長の公約である新奨学金制度については今年度中に制度を創設し、新年度から 運用させたいとの答弁でした。   委員から、最終年度について質疑があり、村上市の場合11年後、山北町の場合16年後に貸付金が 回収される計画であるとの答弁でした。   奨学金受給者の地元への回帰実績については、調査を行っていないとの答弁でありました。   質疑を終え、討論を求めたところ、討論はなく、起立採決の結果、起立全員で議第41号は原案の とおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第42号 平成20年度村上市国民健康保険特別会計予算を議題とし、担当部課長から説明 を求めた後、質疑に入りました。   委員から、滞納繰越額について質疑があり、滞納繰越額は5億円、滞納者は2,700人存在し、予 算に計上した金額は徴収率を掛けた実質収入見込額であり、各市町村の滞納繰越額は村上市で2億6, 000万円、荒川町5,000万円、神林村6,000万円、朝日村6,000万円、山北町が7,000万円、計5億円で あるとの答弁でした。国保滞納のため、資格証明書の発行数は121件、短期証明書の発行数は1,281件 であるが、医療給付を受けることができなかったという例は聞いていないとの答弁でした。   また委員から、国保税の収納率について質疑があり、今年度分収納率94%、滞納繰り越しを入れ た収納率は80%で計上しているとの答弁でした。国保準備基金の現在高について、3月末時点で2億 8,127万5,519円であるとの答弁でした。   委員から、収納徴収に関して質疑があり、収納推進員は現在本所から出向いているが、ほかの税 の徴収もあることから、支所に張りつけるようなことも今後の検討課題であるとの答弁でした。   委員から、出産一時金について質疑があり、予算計上人数は90名で、この世代の人は社会保険な どの受給者も多いことから、国保会計で対応する出産一時金の人数は比較的少ないとの答弁でした。   委員から、保健事業経費の中の温泉活用健康事業委託料について質疑があり、昨年まほろば温泉 の利用であったが、合併したので、今後施設の了解が得られればゆり花温泉も対象にしていきたいと の答弁でありました。   委員から、国保税率の改定について質疑があり、旧村上市では3年ぐらいをめどに改定を行って きたし、旧町村では毎年医療費の実態に合った改定を行ってきた経緯があり、今後実態を勘案しなが ら検討していきたいとの答弁でした。   また委員から、葬祭費の計上について質疑があり、1件5万円で、650件予算化したとの答弁が ありました。   質疑を終えて、討論を求めたところ、厳しい社会情勢の中で多くの滞納者、滞納額が発生してい ることから、反対であるとの反対討論がありました。   討論を終え、起立採決の結果、起立多数で議第42号は原案のとおり可決すべきものと決定しまし た。   次に、議第43号 平成20年度村上市国民健康保険診療所特別会計予算を議題とし、担当部課長か ら説明を求めた後、質疑に入りました。この診療所は、旧朝日村にある布部診療所、同じく関口診療 所の運営経費であります。   委員から、利用人数について質疑があり、平成19年度実績で、関口診療所については開設日数が 50日、利用延べ人数が491人、布部診療所については開設日数が101日、利用延べ人数が1,514人であ ったとの答弁でした。また、医師の手配については、関口診療所については村上総合病院から週1回 医師の派遣をお願いして運営し、布部診療所については杉原の小田潤先生に委託しているとの答弁で した。   2つの診療所の今後の方針について委員から質疑があり、旧朝日村の行政改革集中プランでは、 関口診療所については平成20年度をもって、布部診療所については平成21年度をもって廃止の方向で 検討しているということになっていて、実際に関口診療所については村上総合病院から医師不足のた め対応不可能との申し入れがあり、平成20年度で閉鎖することを朝日村出身議員には説明を終えたと の答弁であり、布部診療所については小田先生の意向により、いま少しお願いできるものと考えると の答弁でした。   委員から、関口診療所利用住民の意向について質疑があり、開設日1日当たり9.8人であるが、 実人数はおおよそ20名であり、この人たちには今後一人一人説明したいということでした。また、2 キロメートルほど離れたところに医療法人佐藤医院があり、地区を巡回する送迎バスも出ているので、 大きな支障はないものと考えているとの答弁がありました。   質疑を終え、討論を求めたところ、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第43号は原案の とおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第44号 平成20年度村上市後期高齢者医療特別会計予算を議題とし、担当部課長から説 明を求めた後、質疑に入りました。   委員からは、国の制度がはっきりせず、内容の不鮮明な部分も多い。今後どうするか、行き先が 定まらない中で議案審議するのは大変気が重いとの共通認識のもとで質疑を行いました。   予算の審議というより、制度に対する質疑が多くあり、予算の部分を中心に質疑の結果を報告し ます。   委員から、年金から…… 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長に申し上げます。   まだ大分あるようでありますから、午後1時まで休憩して……。 〇厚生文教常任委員長(川崎健二君) では、後期高齢でちょっと休憩に入らせていただきます。す ぐ終わります。   特別徴収者1万855人、普通徴収727人が直近の数字であるとの答弁でした。   徴収経費について質疑があり、徴収業務は市税、国保税、介護保険料、後期高齢負担金すべて税 務課で取り扱いし、それらの費用を案分して計上しているとの答弁でした。   後期高齢者医療広域連合納付金について委員から質疑があり、平成19年9月末に被保険者となる べき対象者1万223人分のデータから平成18年度の所得を基準に算出した額を計上しており、本算定 すればこの数字は変わってくるとの答弁でした。   委員から、4月の仮徴収後に金額が増加することがあるのかとの質疑に対し、ほとんどの人が年 金収入者なので、不動産収入がある人などを除けば、掛金についてはさほど変わらないとの答弁があ りました。   少額の年金受給者も保険料を徴収する、障害者も制度に組み入れるなど非常に制度性に問題の多 い制度であることから、反対であるとの反対討論がありました。   起立採決の結果、起立多数で議第44号は原案のとおり可決すべきものと決定しました。   この後ちょっと聞いてください。なお、この後期高齢者医療特別会計予算については、国の制度 が定まらず、末端の地方自治体においても制度理解に苦労しているところであり、単に村上市の予算 編成がよい、悪いの問題ではないと思っております。   しかし、制度が動き出した以上、財政措置は行わなければならず、各委員においても苦渋の判断 が必要な議案であったことを申し添えます。   では、ここで休憩とします。 〇議長(佐藤宮吉君) 午後1時まで休憩します。           午後 零時02分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 引き続き厚生文教常任委員長の報告をお願いします。   川崎健二君。 〇厚生文教常任委員長(川崎健二君) それでは、次に議第46号 平成20年度村上市介護保険特別会 計予算を議題とし、担当部課長から説明を求めた後、質疑に入りました。これ終わりましたか。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇厚生文教常任委員長(川崎健二君) 大変失礼いたしました。   議第45号 平成20年度村上市老人保健特別会計予算を議題とし、担当部課長から説明を求めた後、 質疑に入りました。   委員から、この会計はどうして必要なのか質疑があり、国の補助金の関係で、前々年度の結果を 見て補助金の追加交付や返納が発生するもので、その精算年度までは会計を残しておかなければなら ないとの答弁でした。   質疑を終え、討論を求めたところ、討論はなく、起立採決の結果、起立全員で議第45号は原案の とおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第46号 平成20年度村上市介護保険特別会計予算を議題とし、担当部課長から説明を求 めた後、質疑に入りました。   委員から、介護予防費の中の湯ったり塾委託業務について質疑があり、この予算に計上されてい る分については旧村上市を対象にしたものであるとの答弁でした。   また、湯ったり塾は特定高齢者だけの事業と思うが、希望者全員受け入れしていたかとの質疑で は、特定高齢者でも一定期間経過後に評価が改善されてくれば回数制限などで対応しているとの答弁 でした。   旧村上市で行う事業と旧山北町で行う事業で同様の事業が別々の予算に計上されている点につい ては、平成20年度予算については本年度までが第3期介護保険事業計画期間であり、旧市町村で実施 していた事業については、そのまま本年度も昨年度と同じ予算項目で計上しているとの答弁でした。   第4期介護保険計画策定についての質疑では、業者に委託して策定したいと考えており、予算は 一般管理経費の高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画策定業務委託料に計上されている。事業の選 択については、今までに行ってきた事業の中でも効果や評価を踏まえて、新市で統一的に取り組む部 分があれば計画に取り込みたいとの答弁がありました。   今年度広報が一本化され、旧市町村を超えて事業に参加希望があれば受け入れてもらえるかの質 問に対し、人数的に余裕があれば受け入れしたいとの答弁がありました。   地域の茶の間事業について質疑があり、旧市町村において事業が行われているが、合併前の事業 の継続により、今年度1年間は旧市町村の予算措置、考え方を引き継いでいるとの答弁でした。   介護保険の対象人数に対する委員からの質疑があり、保険料納入義務者数は2万1,000人で、特 別徴収義務者は2万人、普通徴収義務者は1,000人、滞納繰り越しのある人は約200人との答弁があり ました。   介護予防の一般高齢者施策事業経費の中に理学療法士賃金の使途についての質疑があり、湯った り塾の塾長ということで、運動指導を中心になって働いていただいている方の賃金で、あわせてデイ サービスセンター「ゆきわり荘」へも出向いて指導していただいており、かなりの評価をいただいて いるし、実績も上げているとの答弁でした。   委員から、歯科衛生士報償について質疑があり、旧荒川町で行っている特定高齢者対象の介護予 防事業で口腔衛生ケアのため、講師として指導をいただいているとの答弁でした。なお、旧村上市の 湯ったり塾においても歯科衛生士を招いて指導を行っているが、予算としては一般高齢者分に計上し ているとの答弁でした。   介護給付費準備基金の残高について委員から質疑があり、今年度予算で剰余金として4億946万3, 000円計上している。また、新たに2,485万7,000円を積み立てる予定で予算計上しているとの答弁で した。   滞納者の取り扱いについて委員から質疑があり、通常介護保険の負担割合は1割負担であるが、 滞納の年数により3割とか10割に負担率が異なってくる。負担がふえないように滞納者に対しては個 別に対応し、なるべく1割負担を維持するよう指導奨励しているとの答弁でした。   質疑を終え、討論を求めたところ、討論はなく、起立採決の結果、起立多数により議第46号は原 案のとおり可決すべきものと決定しました。   最後に、議第47号 平成20年度村上市介護サービス事業特別会計予算を議題とし、担当部課長か ら説明を求めた後、質疑に入りました。   施設の管理委託について、旧神林村のきわなみ荘、新きわなみ荘、旧朝日村の長津、さわらび、 山北のゆり花荘については、村上市社会福祉協議会に利用料金型、いわゆる介護報酬収入をそれぞれ 施設で得て、その中で運営していただくという利用料金型になっており、村上市のすみれ荘、さくら 荘については、介護保険料は市の収入になるものの、指定管理料として必要経費を市から支払ってい る委託料金型になっているとの答弁でした。行政側からすれば、利用料金型で運営されれば、その収 入の範囲で相手方も知恵や工夫、やる気を出しながら運営していただける面もあるとの答弁でした。   指定管理料金について、瀬波デイサービス分に5,500万2,000円、山辺里デイサービス分に4,779 万2,000円、合計で1億279万4,000円になるとの答弁でした。平成21年度に指定管理の更新を迎える ので、社会福祉協議会とも検討を重ね、今年度中に今後の指定管理のやり方、方法を検討したいとの 答弁がありました。   介護サービス事業所の数について委員から質疑があり、デイサービス施設を利用料金型指定管理 で運営している施設が新市で5施設、デイサービス等を行っている民間事業所は管内におおよそ90事 業所ほど存在しているとの答弁でした。   質疑を終え、討論を求めたところ、討論はなく、起立採決の結果、起立全員で議第47号は原案の とおり可決すべきものと決定した。   以上で厚生文教常任委員会に付託されました議案審議の報告を終わります。ありがとうございま した。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   本間清人君。 〇3番(本間清人君) 2点ほど質問させていただきたいと思います。   まず、小中学校の耐震補強工事の件で今ご説明があった中に、5年間で改修を今後していくのだ ということで、このたび本年度は第一中学校の体育館を補強するものであるというご説明でございま したが、合併をして小中学校は多分三十数校あろうかと思います。今後どこが今悪い学校であるとか、 この5年間どういった学校をどのようにというような質疑はございませんでしたでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇厚生文教常任委員長(川崎健二君) お答えいたします。   一中の体育館は出ましたけれども、その他はたしか出ないように感じました。それで、見てよく よく悪いところは徐々に直すということで話終わりだったと思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 本間清人君。 〇3番(本間清人君) それともう一点、国保の件でございますが、先ほど国保の滞納が全市合わせ まして5億数千万あるというご説明でございましたけれども、今後この滞納金につきましてはどのよ うな方法で回収をするというような審査はございませんでしたでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 委員長。 〇厚生文教常任委員長(川崎健二君) 今までは村上市2人だけ集金に歩いたということですけれど も、今後は各支所何人か置いて集金をしてもらうというような話は出ました。 〇3番(本間清人君) ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) あとございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   最後に、建設企業常任委員長から審査の概要について報告をお願いします。   建設企業常任委員長。 〇建設企業常任委員長(小田信人君) ただいま上程されております議第34号のうち、当委員会所管 分及び議第48号から議第51号までの5議案につきまして、去る6月23日午前10時から第1委員会室に おいて、委員7名、担当部課長及び担当職員、議会事務局長の出席のもと建設企業常任委員会を開き、 担当部課長に説明を求め、審査を行いました。その詳細については省略させていただきますが、その 審査の概要と経過についてご報告申し上げます。   まず初めに、議第34号 村上市一般会計所管分につきましては、1つ、道の駅に関して収入はな いのか。答弁、道の駅において収入が入ってくることはありません。   1つ、除雪対策費について妥当な金額なのか。答弁、基本的に通年の積雪であれば賄える経費を 計上しております。   1つ、ロータリー除雪車の予算が計上されておりますが、新市には何台あるのか。答弁、大型 ロータリー車が4台、歩道用搭乗式のものが8台、ハンドガイドのものが8台あります。   1つ、除雪車につきましては、国、県の払い下げの機械を購入する考えはないのか。答弁、旧村 上市では2台購入しております。国、県の払い下げ情報が入ってくる時期なので、係と相談して考え ていきたいと思います。   1つ、都市計画費の中で中央商店街の歴みち関係はどうなっているのか。答弁、一般質問であり ましたように、関係する住民との話し合いが必要と考えております。   1つ、都市計画費の中で公園費の所管がばらばらなのはいかがなものか。答弁、合併協議会の事 務調整段階で決定されたもので、今後部内で調整をとっていきたいと思います。   1つ、歴史的景観保全助成金の詳細について伺います。答弁、武家町の保存のため、景観条例を 策定し、一定の基準を満たした住宅に最高50万、生け垣に10万円とし、申請があったものに補助する 制度であります。   1つ、土木費12.3%増の根拠は。答弁、特別に土木費を増額したわけではありません。合併後の 事業を遂行するための事業予算であります。   1つ、予測できない事態に対処する予算はどこに計上されているのか。答弁、通年の実績をもと に、修繕費の中に計上されています。   1つ、各種期成同盟会負担金に類似したものがあるが。答弁、それぞれ異なった同盟会の負担金 ではありますが、日沿道負担金のように幾つもあるものは将来的にまとめられるものはまとめていき たいと思います。   1つ、日沿道の荒川以北の進捗状況について。答弁、情報入手のための努力は事あるごとに行っ ているのですが、道路特定財源の問題もあり、先行きが見えない状況であります。   1つ、県営、市営住宅の旧市町村別戸数はどうなっているか。答弁、県営住宅では村上地区174 戸、荒川地区50戸、市営住宅につきましては村上地区128戸、荒川地区115戸であります。   1つ、県営、市営住宅の家賃の収納率はどうか。答弁、現年度分で94.7%であり、過年度分では 23%という状況であります。   1つ、入居者選考委員の詳細について。答弁、10人の委員で構成され、区長、民生委員、学識を 有する者となっており、入居者を選考するものではなく、入居基準等を定めてもらう委員会でありま す。   1つ、旧荒川町の市営住宅につきましては、老朽化のため新たな入居者は募集しないことに決め たのですが、現在はどうか。答弁、旧荒川町の市営住宅、坂町住宅と前坪住宅65棟につきましては、 新たな募集はしないことになっております。   以上で質疑を終結し、討論なく、起立採決の結果、起立全員にて議第34号のうち当委員会所管分 につきましては原案のとおり可決すべきものと決しました。   次に、議第48号 下水道事業特別会計につきましては、1つ、現在の加入率で下水道事業が完成 した後、単独でやっていけるのか。答弁、使用料で維持管理費を賄ったとしても、公債費などの関係 で一般会計からの繰入金がなければ無理と考えております。   1つ、下水道事業の発注は、旧市町村の地域性に配慮されたものになるのか。答弁、一般質問で もありましたように、市長の指示のもとで行っていきたいと思います。   1つ、下水道事業の終わっている地区では、公共施設へのつなぎ込みは終了しているのか。答弁、 公共施設へのつなぎ込みはどの地区でも模範になるよう一番に行っております。   1つ、下水道への加入促進のため、貸付金を増額する考えはないか。答弁、普及活動に出向いた ときなどにそういう声も聞かれますが、私どもといたしましては、下水道の排水工事にかかわる部分 に対しての貸付金でありますので、難しいものと考えます   1つ、下水道料金は7年後に統一するとなっているが、統一のプロセスについて伺いたい。答弁、 来年度に検討委員会をつくり、現状を把握した中で料金のあり方について検討していく予定でありま す。   以上で質疑を終結し、討論なく、起立採決の結果、全員起立にて議第48号につきましては原案の とおり可決すべきものと決定いたしました。   次に、議第49号 村上市集落排水事業特別会計につきましては、質疑、討論なく、起立採決の結 果、全員起立にて議第49号につきましては原案のとおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第50号 簡易水道特別会計につきましては、1つ、旧市町村において上水道、簡易水道 で石綿管の残っている地区はあるか。答弁、旧村上市で1万6,000メーター、旧荒川町で1万1,000 メーター、旧山北町で4,400メーターの合計3万1,400メーターであります。   以上で質疑を終結し、討論なく、起立採決の結果、全員起立にて議第50号につきましては原案の とおり可決すべきものと決定しました。   次に、議第51号 上水道事業会計につきましては、1つ、浄水池の建設場所はどこか。答弁、旧 広域事務組合の隣に予定しております。   1つ、新潟市で水道工事の事故が報道されましたが、村上市においても図面と現地が一致してい ないか検証する考えはないか。答弁、今の時点で一斉に点検することは考えていません。施設の点検 等に出向くときに確認をしていきたいと思っております。   以上で質疑を終結し、討論なく、起立採決の結果、起立全員にて議第51号につきましては原案の とおり可決すべきものと決定しました。   以上で報告を終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   議第34号に対しては、姫路敏君外2名からお手元に配付の修正案が提出されております。したが って、これを本案とあわせて議題といたします。   修正案提出者の説明を求めます。   姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) それでは、お疲れのところ大変申しわけございませんが、議第34号 平成20 年度村上市一般会計予算に対する修正案を別紙のとおり私のほうから提案いたします。   賛成者は、小野七五三議員、そして小池晃議員でございます。   皆様に資料がわたっているかと思いますが、修正する内容は、歳入の部分、基金から417万7,000 円、それと農林水産業の雑入、木材製材業育成振興事業交付金、県からのものですが、この835万4,0 00円、2つ合わせて1,253万1,000円、支出の相手側となるのは、ご存じだと思いますが、林業振興一 般経費、木材製材業育成振興事業補助金の部分でございます。これらについて、私のほうから詳細に ついて提案の説明をいたしていきます。   最初に、上程の理由から述べさせていただきますが、この修正案は歳出中林業振興一般経費で木 材製材業育成振興事業補助金1,253万1,000円の補助金支出を見直していただきたいとの思いから上程 したものであります。   この補助金の内容を行政側に聞いてみると、議員さんもご承知のとおりだと思いますが、新潟北 部木材加工協同組合、つまりスギトピア岩船に向けて足腰を強化させるための支援補助金であるとの 答えでございました。そして、このことに関して、私の一般質問や会派代表質疑に対する市長からの 答弁でも、市長は林業振興と活性化のためにも補助金は必要であるとの答弁をされております。私も そのとおりだと思います。今後の林業振興活性化のためにも、またそこに働く方々の雇用環境確保の ためにも、本当にこの補助金というものは必要であろうと考えております。   それなのになぜ私が補助金の支出を削除するような修正案を提案するのだよというふうに疑問に 感じている議員さんもいらっしゃるかと思いますので、ここでしっかりご説明申し上げておきますが、 最初にお話ししておかなければいけないことは、私は一般会計予算に全面的に反対しているわけでは ございません。この修正案を提出するまでには、このような根拠のない補助金を出すような予算には 反対であると考えておりましたが、そして討論通告書にもありますように、原案のままでは予算案に 対し反対せざるを得ない状況であり、反対討論も準備しております。ご存じのとおりだと思います。   しかし、皆様もご存じのとおり、議案の提案方法は平成20年度一般会計予算として全体として何 もかもが一緒になって提案されておりますので、その中の1つに異議を唱えるとすべてを反対しなけ ればならないのが現状の提案のシステムでございます。つまり今回のように1つの補助金に異議を唱 えることになると、予算案全体を反対しなければならなくなります。そうなった場合、予算案に反対 することで他の事業予算のすべてを否定しなければならない。予算成立を心待ちにしている一般市民 の気持ちも裏切るようなことになってしまいます。こんなことでいいのか。それで考えましたのが今 回の一般会計予算の修正案提出でございます。つまり予算の中から疑問とされる、指摘される補助金 だけを削除して、少なくとも一般会計予算の内容が市民から指摘の受けにくい充実した内容に改善し てやることが大切なことだと判断したのでございます。   私の一般質問で市長は、この木材加工の組合は経営状態が非常に厳しいとされております。しか し、林業振興活性化のためにはどうしても再建させなければならない。現在は、県が主体となって再 建に取り組んでいる状態であると言われております。それでは、この組合に対して再建計画を立てさ せる考えはあるのかの問いには、現在再建計画をつくらせている最中であるとの答弁でございました。 つまりまだ再建計画は出されていない状態であるということなのです。考えてみてください。企業が 公共事業に参加した場合は、行政側はその支払いの根拠として、施設建設や労働提供など仕事をして いただいたという対価を得ることができます。そして、企業側も公共事業に参加することで自分の会 社の技術と能力を行政に提供し、その対価として税金の中から売り上げという形で支払いを受けるこ とができるのです。これが通常の資金の流れでございます。   ところがどうでしょう。補助金はそのような性質のものではなく、また形として大変見えにくい のが現状でございます。つまり多額の税金を投入して得られる市民への対価は、地域の活性化という 文字でしかあらわすことができないのです。ここからが問題です。市民は、その地域活性化や林業振 興の名のもとに、今まで旧山北町時代から新村上市に至るまで多額の補助金をその組合に投入してま いりました。そして、そこから得られた対価は、地域活性化や林業振興からはほど遠い内容でござい ます。今まで行政から何十億もの補助金を受け取っている相手先である組合は、収益率の悪い財務体 質を改めようともせず、まるで被害者のような振る舞いで表現しております。その証拠に、何と平成 20年度も3,260万円もの赤字決算を予定しているではありませんか。とても考えられません。どのよ うな意図でこのように収支計画書が出されるのかわかりませんが、大変遺憾なことだと思っておりま す。市民の大切な税金が補助金という形で有効に生かされることなく使われていくことは、その被害 者は市民であることを忘れてはいけません。   ここで大切なことは、補助金の支出が林業振興、地域活性化のための本来の目的に使って活用さ れ、進むことではないでしょうか。つまり市長が言う組合の再建計画が何よりも大切ではないでしょ うか。このままでは今年度支出する補助金1,253万1,000円も水の泡となってしまうのでないでしょう か。しっかりとした再建計画が組合から出され、村上市行政から議会に説明され、将来の再建に希望 が持てるような組合の徹底した体質改善をしていただくことが何よりも先であります。そのような計 画が示された後に補助金の補正を組んでもらえばよいのです。それが一番いいのです。つまり補助金 そのものを非難するのではなく、補助金をいかに有効に活用されるかが問題なのです。しかも、今ま で多くの補助金が有効に生かされていないと考えられる相手先であれば、なおさら活用方法を改めさ せることも議会としての大事な仕事でございます。議会人として十分に検討していただきたく思って おります。   我々を取り巻く生活環境は大変厳しい状態でございます。原油価格の高騰により、この6月から はあらゆる生活必需品の値上がりが相次ぎ、年金生活者あるいは次代を担う若い世代の家計をも直撃 しております。それでも一生懸命働き、所得税を納め、住民税を納め、固定資産税を納めている市民 の大切な税金であります。市民税が、県民税がしっかりとした行政判断で運営されているのかしっか りと監督して見定めていくことが我々議員の第一番目の仕事ではないでしょうか。   私は、一般会計予算のすべてに反対しているのではございません。その他の予算は、私はオー ケーでございます。ですから、そのことを十分に感じていただきたいのです。修正案に賛成していた だきたいのです。そして、修正された議案をもとに、平成20年度一般会計予算が多くの議員さんの賛 成のもとで可決されていただきたいのです。もし修正案が通らない場合は、本案ではご存じのように 反対しなければならないのです。一般会計予算は、一人でも多くの議員さんの賛同を得て可決される ことが望ましいと考えております。この修正案に皆さんが賛同することにより、多くの議員さんの協 力のもと予算が成立するものと私は考えます。   最後に、1,253万1,000円です。1カ月104万4,250円です。このお金があったら、今現在生活に困 窮している何人の市民を救うことができるのでしょうか。それだけ大事なお金の行方を我々議員が判 断することになります。例えば会派の議員に申しわけないとか、例えばの話です、議員同士で和やか にうまい酒が飲みたいとか、だれだれに頼まれた、業界関係者に頼まれたとか、さまざまな環境がご ざいます。そのようなことで議案が左右されていいのでしょうか。市民の目線に立って判定されるこ とを切に望みます。   いま一度議員皆様の英断を期待して、修正案に賛同され、そして多くの皆様でこのほかの予算が すべて通っていくように感じていただきたいのです。それこそが今我々議会議員に望まれることだと 私は思っております。それで提案いたしました。   よろしくお願い申し上げます。(拍手) 〇議長(佐藤宮吉君) これから修正案提出者に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから修正案について討論を行います。   初めに、修正案に反対の討論を許します。   川村敏晴君。           〔5番 川村敏晴君登壇〕 〇5番(川村敏晴君) ただいま3名の議員様から提出されました修正案について、新村上市の7万 市民の目線に立って反対の意見を述べさせていただきます。   今回一般会計予算、歳出項目、6款2項1目でございますが、林業総務費、木材製材業育成振興 事業補助金、先ほども説明されておりましたが、別名「スギトピア岩船」、ここに支出される補助金 であります。そもそもこの事業は、国の林業生産流通総合対策事業により平成12年から14年の3年間 にわたり、国、県の補助金支出に伴い、市町村の補助金を受けて施設整備が行われました。そして、 平成15年から本格稼働をしたわけでございます。地域の林業振興と地域経済の発展を目指し稼働され てきました。   しかしながら、相変わらずの外国産木材の隆盛に押されたり、本事業の発足時にはなかった住宅 の品質確保の促進に関する法律、いわゆる品確法の施行により、木材の製品化率が低下しました。ま た、リサイクル法の施行により、その後のこの法の改正等により、産業廃棄物の償却費の高騰、そし てまた建築基準法の改正に伴う新基準に対するための設備投資の増額等で経営的には大変厳しい状態 が続いていることは確かであるようです。   しかしながら、地元木材の間伐木材を集成材として、良質の建築材料として再生することは、現 代のこの地球温暖化防止対策においてもとても有効な手段であると考えられます。また、聞くところ によれば、この組合で生産する製品は強度に関しては日本一であると、このような品質評価も受けて いるとのことでございます。今後村上材としてブランド化を目指していける大きな期待の持てる新村 上市の大切な資源であると、このように考えております。この我々新村上市の貴重な資源として、そ の付加価値をさらに高めていかなければならないその時期に差しかかっている、このように私は考え ております。ましてや合併間もないこの時期、5市町村にそれぞれあると思います、いろんな資源が ありますが、この新村上市の貴重な財産の一つである山北杉の販売拠点ともなり得るこの施設を今国、 県がてこ入れをしてくれているところです。国産木材を守らなければならないという今のこの地球環 境と世界経済を考慮すれば、今私たちこの新村上市のこの助成を打ち切るようなことがあるならば、 国と県は我々村上市、そしてこの村上市議会に対して、地域振興のあり方に対して大きな疑念を抱く ことは間違いありません。   皆様、私たち村上市議会議員は、あくまでも一部市民の目線に立つのではなく、新市7万市民全 体の目線に立って新村上市の利益のために判断をしていただきたい、このように思っております。で ありますから、今回のこの提出された修正案に対しては強く反対をさせていただきたいと思います。   私の討論の不足の部分については、他の議員に託すことといたしまして、これで私の反対討論を 終わらせていただきます。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、修正案に賛成の討論を許します。   6番、冨樫宇栄一君。           〔6番 冨樫宇栄一君登壇〕 〇6番(冨樫宇栄一君) それでは、修正案に賛成する立場で意見を述べさせていただきたいと思い ます。   今反対討論にもありましたように、この地域における林業というのはまさに大事なこの地域の宝 でありまして、林業がこの村上市の重要な基幹産業の一つであるということは全くそれはもう申すま でもありませんし、私たちも林業の振興、育成に力を入れることは極めて当然のことであります。ま た、現在林業を取り巻く状況につきましての厳しいことは、もう既に修正案の提案者あるいは反対の 方からも述べられておりますし、この組合でもそのことは十分承知をして、それに対する対策をいろ いろ検討されているということは、これは十分承知をしておるわけであります。したがって、林業の 育成のために補助金を出すということについては決してやぶさかではない。場合によっては、今計上 をされているよりも余計することがあっていいのだというふうに私は考えるわけであります。   しかし、今回の予算におけるこの木材製材業育成振興事業の補助金については、極めて危惧する 点があるということで、現段階ではその支出を留保すべきであるという考えであるわけであります。   この新潟北部木材加工組合の総会の資料を見まして、やはりこれはもう一度本当に真剣な再生計 画を立てていただいて、そしてしっかりとした林業振興の展望を示してもらった上で、その補助金が 有効に生きるような条件をつくってから支出をする必要があるということを強く感ずるところであり ます。金額的にはそう大した額ではないわけでありまして、県が835万4,000円ですか、それから市が それに上乗せすること417万7,000円ということでありまして、金額的にはそう多くはないということ だとは言えるかもしれませんが、私も市民経済常任委員会の中に出席をさせていただきまして、いろ いろ委員の方々の討論だとかあるいは理事者側の答弁だとかをずっと聞いておりました。気持ちとす れば、私も補助には反対したくはないという気持ちはあります。しかし、この補助金は、市民の皆さ んからの血税でありますから、一円たりともむだにはできないし、有効に活用される必要があるとい うことで、この北部木材加工組合がこれまでいろいろ努力をしてきた再建の策が結果的には有効に機 能をしてこなかったというこれは今までの今回の総会資料の中にもあらわれておるように思います。   そして、中小企業庁の管轄機関である中小企業再生支援協議会からも再生の条件として6つほど 挙げて要求をされておりますけれども、出資者の出資責任としての原資とさらなる増資、それから経 営保証人の責任の履行ということが本来であれば一番先にしなければならないことが現実的にはそれ がされていない。そして、計画で3年以内には単年度経常利益を黒字にする、それから5年以内に累 積決算の解消を図る、計画10年以内に借入金の返済をする、こういうことが求められておるわけであ りまして、そのことに対する再建計画をいろいろ出してはおるようでありますけれども、さらなる再 生計画の追加の策定が要求をされておるのがこの北部木材加工協同組合の現状だと言えます。そうい う状況の中で、県とも市とも相談をしながらこの再生計画の作業を今続行中であるということであり ますので、これをこの再生計画を早急に立てていただいて、そして市民の皆さんが納得をして補助金 を出したことを了解してもらう、そういうことを通してこの加工組合の信頼あるいは林業全体の振興 が図られるのではないかというふうに思います。   先ほどの委員長の報告でもありましたけれども、この決算は19年度でも3,500万ほどの赤字とな っておる。そして、20年度の見通しでも3,260万円の赤字ということがはっきり書いてありまして、 減価償却を引けば、減価償却が4,800万されているので、それを引けば黒字だというふうにおっしゃ いますけれども、しかし短期、長期を含めた借入金が約7億円もあるこの中で、減価償却費を外せば 黒字になるからこの企業は健全経営なのだというふうな判断をするということは、極めてこれは間違 いだというふうに思います。補助金をこのまま入れたとしても、毎年3,000万以上の赤字が生み出さ れていく、ふえていく、こういう結果を生み出すことが非常に危惧をされている。   したがって、ここはどうしても思い切った再生計画をまず出してもらう。そして、その時点で皆 我々が納得をできる形のものが出された場合、この補助金を現在の予算どおりに執行することについ てはやぶさかではない、こういうふうに考えますので、まずはしっかりとした再生計画を出していた だく、出させる、そのことが我々この議会の責任ではないかというふうに思いますので、ぜひとも皆 さんのご賛同をいただきたいというふうに思います。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、修正案に反対の討論を許します。   小林重平君。           〔19番 小林重平君登壇〕 〇19番(小林重平君) 私は、反対の立場から討論をさせていただきます。   この林業振興一般経費、木材の補助金の問題は、もとはと言えば国が低迷する林業行政を打開す るために全国に18カ所の施設をつくり、木材の消費を図るために進めてきた政策の一つであります。 このため、新潟県においても、県知事が先頭に立って新潟県の林業施策が振興ができるためにという ことで、陳情に陳情を重ねて新潟県がその一つに選ばれたわけであります。そして、県内でも有数の 杉の産地である旧県北地方、旧山北町に7市町村が約3億円を負担し、平成12年に工事を開始し、そ して平成15年に操業か開始されたわけであります。事業は、大変困窮を極めたと聞いております。   しかしながら、中越地震、その後の中越沖地震においては、相当数の山北杉が出荷されたと聞い ております。確かに赤字が続いていることも事実であると思います。しかし、先般新潟日報に越後杉 が見直されておるという記事が掲載されておりました。この背景には、諸外国の木材の高騰、対岸ロ シアの木材が下降し、付加価値を高めて、そして20%、30%、そして来年1月からは80%の関税をす ることも要因の一つであると思います。また、県でも新築、改築に対してこの県内産杉を使うことを、 越後杉を使うことに対して補助金を出すことも越後杉の消費が地産地消が進んでいる一つであると思 います。   皆様もご承知だと思います。この地域の地場産業である農林水産業は、大変疲弊し、皆さんが苦 しんでおります。その中の1つ、林業にかすかながら光が差してまいりました。これは、林業だけで なく、農業、漁業に従事する者に対しても元気を与えるものと私は考える次第であります。また、こ の予算は、赤字だから補助するのではなく、経営内容を見ながら補助をしていくということでありま す。   そして最後に申し上げます。私は、政治とは人も事業も育てていくことが政治の大きな役目であ り、重要であると考えます。その観点からこの修正案には反対するものであります。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、修正案に賛成の討論を許します。   本間清人君。           〔3番 本間清人君登壇〕 〇3番(本間清人君) ただいま提案されました修正の議案に対しまして、賛成の立場から討論をさ せていただきます。   私は、補助金という扱い方そのもの自体に対して、やはり何でも補助金が出れば、それを市、県 が十分な審査をしないまま許しているという現状をまずは変える必要があるのではないかと考えてお ります。   例えば今回の議案の中に出ています岩船地域土地開発公社などの貸借表と実はこのたびスギトピ アから提出されております本年度短期分の貸借表を見ますと、かなりの違いがあるわけでございます。 例えば1点、流動資産というのは、短期的に現金になるものでありまして、1年間にその会社、団体 が短期的な1年以内に現金ないしは支払いをいただけるというもの、そちらがこのたびのスギトピア のほうは1億697万円計上されております。しかし、反対に流動負債というのは、この短期1年以内 に支払うべき金額であります。こちらが1億6,150万、いわゆるこの1年間に入る金額よりも支払わ なければいけない金額が多い今こちらの組合の現状であります。岩船地域土地開発公社のように流動 資産が8,900万、流動負債が160万、全くもって中身の違うものであります。この支援する補助金がそ の団体を助け、団体に勤めている方々の生活を助けるための補助金であれば、私はこの団体に対する 補助金は5億円も多分必要なのだろうというふうに考えております。   今この修正案を賛成するとともに、今後いろいろな形での補助金の申請が出てくる。その一つ一 つの審議に対して、議員としてすべてのチェックを入れるのはあくまで当然の義務であろうかと私は 思います。このスギトピアの件だけでもなく、本当であれば今まで何も審査なく通していた部分もあ るのではないかなと考えております。ぜひこれを機会に、その補助金の行方、行き先、そのことにつ いても議員間で考えるべきではないかなと私は思い、このたびの修正案に賛成するものであります。   以上であります。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、修正案に反対の討論を許します。   平山耕君。           〔11番 平山 耕君登壇〕 〇11番(平山 耕君) 私は、ただいまの修正案に対して反対の立場から討論を行います。   細部については、同僚議員のほうからよくよく説明されておりますので、簡単に申し上げますけ れども、この件に関しては市民経済常任委員会でもって十分に審議され、そして可決されたものであ ります。その過程については、私も委員外議員としてその会に出席し、よく理解をしております。ま た、事業組合の関係者からの説明も納得できるものでありました。   新潟北部加工組合は、執行部からも説明があったように、県の主導で、県北部の市町村が協力し、 設置したもので、林業経営者はもとより、その木材を使用している大小の工務店及び建設業者にとっ てもその事業の存続には死活問題であり、地域経済に与える影響は大きいものがあります。そして、 その地域経済を支える1次産業従事者にとっては、その生活を守るためにもこの予算措置は適切なも のであると思います。   森林は、大きく言えば国を守る宝であります。森林を守るということは、地域を守るということ、 国を守るということにつながることであります。したがって、この補助金は適切なものであると考え、 この修正案に対しては反対するものであります。   以上です。ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、修正案に賛成の討論を許します。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、修正案に反対の討論を許します。   山田昭夫君。           〔9番 山田昭夫君登壇〕 〇9番(山田昭夫君) ただいま上程されました修正案に反対の立場から討論させていただきます。   一般会計の修正部分、スギトピア岩船に関連した予算審査につきましては、先ほど平山議員から もお話がありましたように、市民経済常任委員会に付託され、2日間の審査を要して慎重審査を行い、 委員会で起立多数で原案のとおり可決したものであります。   このスギトピア岩船は、先ほどからもお話がありますように、平成12年から3カ年間、国、県、 旧市町村の補助をいただき、平成15年4月に開設されました。その後、法律の改正などにより大変厳 しい状態が続いています。また、新規住宅着工数の減少などから、抜本的な改革が求められているな ど現実を深刻に受けとめていかなければなりません。そのため、この修正議案の部分、木材製材業育 成振興事業の予算は、県が中心となり、スポンサー企業の決定を急ぐとともに、県産材供給安定活動 やトップランナー育成事業を通じて、地域材の振興、発展のための最後の切り札であると確信いたす ところであります。   皆様もご存じのように、林業、農業、漁業は国、県の力をかりないで一本立ちはなかなか困難で あります。この山紫水明に恵まれた新市村上市の林業については、地域の宝である自然環境を守りな がら、地域産業の地元産材の木材需要拡大に行政も英知を集結しなければならないのではないかと考 えます。スギトピア岩船の今後について、不安を払拭するため、大滝村上市長におかれましても特に 修正動議に至る経緯を真摯に受けとめ、この問題解決のため、今まで以上に国、県に対し事当たるこ とを切に要望いたしまして、修正案に対して反対の討論といたします。   ありがとうございました。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   午後2時20分まで休憩します。           午後 2時08分  休 憩                                                        午後 2時19分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) これから修正案を起立により採決いたします。           〔「議長、投票をお願いします」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議があり、無記名投票の声があります。   この場合の請求の成立は、会議規則第71条第1項の規定により、3人以上を必要といたします。 よって、挙手により確認いたします。           〔賛成者挙手〕 〇議長(佐藤宮吉君) 挙手3人以上であり、無記名投票の請求は成立いたしました。   これから修正案を無記名投票により採決いたします。   議場を閉鎖します。           〔議場閉鎖〕 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は、議長を除き29名です。   投票用紙を配付します。           〔投票用紙配付〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 配付漏れなしと認めます。   投票箱を改めさせます。           〔投票箱点検〕 〇議長(佐藤宮吉君) 異状なしと認めます。   念のため申し上げます。投票は修正案を可とする者は賛成と、修正案を否とする者は反対と記載 の上、点呼に応じて順次投票願います。   なお、会議規則第73条第2項の規定により、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票 は否とみなすことになっておりますので、その点特にご注意願います。   点呼を行います。           〔点呼により順次投票〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票漏れなしと認めます。   投票を終わります。   議場の閉鎖を解きます。           〔議場開鎖〕 〇議長(佐藤宮吉君) 開票を行います。   開票立会人は、議会が行う選挙の方法に準じ、会議規則第31条第2項の規定によって、8番、小 杉和也君、25番、小野七五三君を指名します。   両者の立ち会いを願います。           〔開  票〕 〇議長(佐藤宮吉君) 開票の結果を報告します。   投票総数29票、これは先ほどの出席議員数に符合しています。   そのうち、賛成10票、反対19票で、以上のとおりであります。   よって、修正案は否決されました。   これから議第34号、原案について討論の後、起立により採決いたします。   最初に、原案に反対の討論を許します。   16番、姫路敏君。           〔16番 姫路 敏君登壇〕 〇16番(姫路 敏君) 私は、この原案について反対しております。先ほども議案の修正案の上程の ときに皆様に申し上げたとおりでございます。   補助金の支出に当たっては、慎重かつそしてまた受け入れる企業のしっかりとした財務状況を見 定めてあるべき補助金の支出をするべきだろうと、こういうふうに思っております。それだけなので す。それだけが私は反対しているのです。   先ほども言いましたように、しかしながらこの議案は全体を見て判断しなくてはいけません。し たがいまして、反対ということになります。非常に残念ですが、こういう判断をせざるを得ないとい うことでございます。   林業の振興には本当に力を入れて、再建計画をしっかりと立てていただいて、もしこの議案が通 ったとしても、市長には慎重に林業振興の相手先の組合に対しても再生計画、それを立てていただき、 補助金がしっかりと使われ、我々の経済が発展していくようにお願いしたいと、こういうふうに思う 次第でございます。   残念ながら反対いたしますが、よろしくお願いいたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、原案に対し賛成討論の通告がありませんので、原案に反対の討論を許 します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第34号 平成20年度村上市一般会計予算について、反対の討論を行います。   市長は、平成20年度村上市施政方針で地方自治体にとって厳しい財政状況を克服しつつ、幅広い 住民の声にこたえていくにはこのたびの合併は必要であり、私たちの選択は将来の世代からも正しい 選択だったと評価されるものと確信しておりますと述べています。   予算編成では、合併した旧自治体の予算の組み方、事業のやり方などばらばらで、合併の建設計 画、事業の継続や各事業の継続が主体となった予算が中心であります。合併時の予算編成の職員の 方々のご苦労はあったかとは思いますが、今回の予算は新市の方向性がない予算案であると思ってお ります。   歳入では、市税で74億6,000万円を計上しております。しかし、市税全体で8,500人の滞納者、5 億4,000万円となっております。担当課職員の収納推進員の方々の日夜の滞納克服へのご努力はあり がたく、ご苦労さまでございますと申し上げます。   しかし、4億7,000万円の基金を取り崩しております。性質別分類では、人件費71億3,000万円、 公債費49億8,000万円、物件費47億9,000万円、貸付金39億5,000万円、普通建設事業39億3,000万円、 扶助費20億8,000万円などであります。   重点施策として、施政方針で市長は合併の不安解消を挙げております。合併して自分たちの生活 は大丈夫なのか、この声が一番多いと述べられております。市民への合併の周知が必ずしも十分では なかったと述べておられます。ある自治体では、旧自治体で合併の説明会を1カ所1回しか最後の住 民説明会をやらなかったところもありました。座談会でまちづくりへの連帯、参画意識は強まるので しょうか。考えが甘いのではないのでしょうか。市民が不安に思っているのは、物価高、ふえ続ける 負担増、不況、大変な生活なのに合併したことでさらに負担がふえるのでは、新市の財政は大丈夫な のか、この不安が大きいのではないのでしょうか。   次に、行財政改革の徹底と健全財政の堅持を述べておられます。早速行財政改革推進プロジェク トをつくられました。人件費は約71億で、大きな比重を占めております。このこと、この数字からも、 職員の意識改革、そして職員の政策能力向上は、この村上市の発展、そして市民の暮らしを守る上か らも一番重要なことではないのでしょうか。   次に、未来を担う人づくりを挙げております。奨学金制度、学習支援にかかわる指導員等の有料 ボランティア制度を予算化しております。そのことは大事なことと考えます。しかし、小中学校の耐 震工事に予算をつけています。このことも最近地震が多くなり、大事なことと思っております。学校 からの修繕要望、小学校30件9,700万円のうち、予算化されたのは8件3,460万円、中学校16件の4,60 0万円、そのうち6件の870万円しか学校現場からの修繕費の予算づけはされませんでした。   次に、子育て支援と元気な高齢化時代づくりを述べておられます。共働き家庭がふえている中で、 またいろいろな危険な物騒な事件がある情勢の中で、学童保育所の実態、定員の2倍近い53名の二之 町学童保育所、43名の瀬波学童保育所をはじめとして、学童保育所の実態、放課後の子供たちの実態、 安全な遊び場づくりなどへの予算づけではまだまだ不十分だと述べさせていただきます。   (仮称)神林西保育園建設事業費は、120名定員、オール電化で、工事請負費約4億5,000万円を 計上しております。しかし、旧村上市の山辺里保育園の2倍以上の予算となっております。オール電 化とはいえ、同じ保育園なのに金額的にもいろいろと差があるように思うのですが、考えるのは私一 人でしょうか。   次に、市長は副市長2名を7月2日に提案いたしましたが、議会で否決になっておりますが、総 務費の特別職人件費……           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇22番(相馬エイ君) すみません、失礼いたしました。この予算は取り下げられております……で ないでしょう。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇22番(相馬エイ君) そうですか、すみません、失礼いたしました。もとに戻ります。   次に、市長は副市長2名を6月2日に提案しましたが、否決になっていますが、総務費の特別職 人件費4,338万4,000円は副市長2名で予算化されております。予算審議、条例審議をする前から2名 で予算を組むということはどういうことなのでしょうか。   次に、障害者自立支援法により、障害者に福祉、医療サービス利用への応益負担が決められてお ります。旧村上市では、わずかな予算でしたが、個人負担費の1割を助成いたしました。新市では、 残念ながら予算づけがなされませんでした。   最後に、農林水産業の林業費で、先ほども議論がございましたが、木材製材業育成振興事業補助 金1,253万1,000円を計上しております。県の補助金の2分の1を上乗せしての補助金でございます。 これは、新潟北部木材加工協同組合、スギトピアに補助金として出されるものであります。委員会で もいろいろと審議がされました。   しかし、私はこのスギトピアが最初につくられたときから非常に具体的な計画が本当につくられ ていたのだろうかということを疑問に思っております。それはなぜならばと言いますと、国と県、そ して関係自治体の補助、そして組合員の方々のお金でつくられておりますが、施設整備事業費の施設 導入調査費として300万円を計上しているのです。つまり施設導入調査費というのは、この事業をす るに当たってどういうことが活性化され、そしてどのようなものが生まれるかというきちんとした見 通しを立てての事業の申請になるのではないかと考えます。しかし、組合の会員の方々に配られまし た報告書によりますと、12、13、14と3年間準備がされ、そして15年から本格稼働を開始いたしてお りますが、16年度……その前に4名の役員の増資、それから金融機関等に関しての返済猶予、16年度 には運営体制の一新、そして生産、販売体制の見直し、17年度は県の支援を受け、中小企業診断士に よる経営診断、18年度からは金融機関、新潟県、旧山北町との経営改善検討会議の開催等々をやって おります。そして、組合から参加している方々に支援の要請があり、増資のお願いもされているとい う現状でございます。1次産業、農業や林業を育て、そしてその地域を活性化する、これは国の政治 も含めて、この地方自治体にとっても大きな課題であります。そのことは十分認めますが、金額的に 少ない数字であるからといって、私はこの事業への補助金を出すということは、この補助金を出して きたこの経過をもっともっと市民、そして議会がしっかりとして、よしということで出すのなら納得 するのでございますが、しかし委員会での説明では本当にわかった、理解したということにはなって おりません。ですから、あえて地方財政法によりまして、長は住民にとって不利益になるような財政 の使い方はするべきでないと述べられておりますが、その立場からこの組合への補助金についても批 判をさせていただきます。   以上、反対討論を終わらせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) 次に、原案の反対の討論を許します。   18番、滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) 大変お疲れのところ、討論は私が最後のようでありますので、おつき合いを お願いしたいと思います。   発言の許可をいただきましたので、議第34号 平成20年度村上市一般会計予算案に対して反対の 立場で討論に参加したいと思います。   新市として初めての一般会計予算案というのは、いろいろな難題を抱えながら、結局298億8,000 万円という大変大型予算を編成された担当者に対しては、まずそのご労苦をねぎらいたいというふう に思います。   しかし、初めての村上市一般会計予算案の提案や内容を自分なりに検討しますと、新市の今後の 予算編成のあり方を含めて、基本にかかわることで幾つかの問題を持ちます。   まず、予算案の提案が新たに出発する村上市の運営の基本にかかわる、また行政運営の血流とも 言うべき予算案にもかかわらず、予算編成方針や基本的な態度など予算編成上当然必要となる事項の 説明はなく、また検討資料の提供も十分ではなかったのではないかという問題が残ります。私たちに 与えられた資料は、当初はこのプリントのみであります。   私は、過日の代表質疑で検討資料が十分に整っていないことをただしました。その答弁は、資料 の請求があれば常任委員会で提出をすると。今回は、こういう状態なので理解してほしいということ の繰り返しでした。予算案が検討するに足る資料や説明がなければ、内容を十分理解することはでき ないのは当然であります。必要であればという考え方や態度には、いささか問題を感じます。必要で あればでなく、新市出発として精いっぱいの資料を整えたので、検討の際に活用してほしいというく らいの態度が必要なのだろうというふうに考えます。あるいはそのつもりではなかったのかもしれま せんが、予算審査に知らしむべからずと思われるような態度は絶対に避けるべきものと考えます。   次に、私が最も問題視したいのは、これも代表質疑で具体的な費目として、都市計画税と都市計 画費とのかかわりについて見解をただしました。このかかわりは、全体の予算案の中ではこれまでの 旧村上市の市民にのみ係る費用であるからです。質疑後、自分なりにこの理事者側の答弁のテープを 反訳してみたところ、概略ですが、まず第1に都市計画税は指定区域内の住民に課する目的税である。 2つ目は、対象区域は今後見直しを行うが、20年度は19年末と同様で旧村上市の指定区域である。3 つ目は、都市計画税と都市計画費はイコールではないと。4つ目は、都市計画税は指定区域の街路事 業、公園経費や公共下水道事業等に充当されていると。Dは、指定区域以外の公園経費を都市計画費 に計上したのは費目の関係であるということでありました。   しかし、この内容にも幾つかの問題があります。そこで、私は私が持っているこれまで10年間の 予算、決算書を特に都市計画税と都市計画費の項目に限って詳細に調べ、一覧表にしてみました。こ れが10年間のその決算の結果でありますが、これによると、都市計画費は指定区域の街路事業及び負 担金が大部分であり、国庫補助、臨時交付金等の特別な要因を除くとほぼ都市計画税に見合う額が毎 年計上されており、平成18年度決算では街路事業及び負担金として1億4,750万8,000円計上されてお ります。ところが、今年度予算では街路事業費は県道改良事業経費と名前を変え、1,977万6,000円の みの計上で、この間の差は約1億2,000万円ということでありました。市内の土木建築業者が合併に よる暫定予算や工事発注の遅れによって四苦八苦していることに加えて、都市計画指定区域内の街路 事業も今年度予算で約1億円規模の削減は、まさに死活問題であろうと思います。仮にその部分はほ かの費目に計上されているということであれば、まさに計上費目の費目以前の問題になろうかと思い ます。   先ほど言うように、これまでの都市計画費の実績から見て、昨年度の県道羽黒町久保多町線の完 了などで大規模な道路事業費の計上は必要なくなり、約1億円余りを街路事業費に充当することがな くなったことから、数字合わせ的に新市の各区域にある公園経費に当て込んだのではないかとしか見 られない今回のこの公園経費の計上には、私は大きな問題があると思います。これまでも都市計画指 定区域の市道、県道の改良あるいは補修工事の要望は数多くありました。これまで大型街路事業の実 施が優先されたために、市民の多くが我慢をしてきたのが実情です。この期待や願いを裏切ることは、 都市計画税納入者にとっては私は認めるわけにいかないだろうというふうに思います。   また、都市計画税の大部分は公共下水道費に充当されているという答弁がありました。前年度ま では全くこのことについては触れられておりませんし、もしそれを強く言うことになれば、公共下水 道事業は指定区域以外も同じように行われていることでありますから、一般的な予算に加えて、都市 計画指定区域の住民は上乗せ、二重の負担となっているという指摘を受けざるを得ないのではないで しょうか。また、公園費の名目は、費目の問題という答弁にも納得できません。   予算案の審査を振り返ってみてください。都市計画費の公園費に計上された9項目のうち、都市 計画費を審査する建設企業常任委員会での審査は、前坪公園経費のみであり、ほかの8項目はほかの 常任委員会の審査にゆだねられているという状況は、先ほど当該常任委員会の委員長のお話のとおり であります。   では、答弁どおりほかに計上費目がないからここに入れたということについて見れば、例えばバ ルパーク神林総合運動公園経費4,328万7,000円、これは先ほどの公園費の60%を占めています。とこ ろが、よく似たのに10款教育費の5、保健体育費、2目の体育施設費にある総合野球場とか荒川の温 水プールなどの運動公園経費とほとんど同じなのではないでしょうか。ここに計上しないほうがむし ろ不自然でしょう。このようにいかに整合性に欠ける内容が幾つか含まれていることに私は予算全体 への信頼性を失うものではないかと危惧するものであります。   先日の村上の地方新聞にある方が新市の議会提案には理事者側の十分な説明と説明責任がなされ ていないために混乱が見られるというコメントがありました。全部がそうだとは私は思いません。し かし、都市計画税の滞納金額が旧村上市の18年度決算で約2,000万円にも上る状況であったことを考 えると、都市計画税の納税者にとって十分な理解を得られない状況を増幅させることは市財政にとっ ても大きな問題であり、固定資産税課税標準額の85%を占める都市計画税の納入者の方々、私もその 都市計画税を納める者の一人として、大きな心配を持っております。   議員の皆さん、このような使い方をされる都市計画税をもしあなたの地域が都市計画指定区域に 今後なったとしたら、都市計画税を納めることにいかに大事な予算といえども地域の皆さん方は納得 して喜んで納税されるとお思いでしょうか。あえてこのことを中心にしながら反対討論を申し上げま す。   以上申し上げて、私の反対討論とさせていただきます。 〇議長(佐藤宮吉君) これで討論を終わります。   これから議第34号を採決いたします。           〔「議長、投票でお願いいたします」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議があり、無記名投票の声があります。   この場合の請求の成立は、会議規則第71条第1項の規定により、3人以上を必要といたします。 よって、挙手により確認いたします。           〔賛成者挙手〕 〇議長(佐藤宮吉君) 挙手3人以上であり、無記名投票の請求は成立いたしました。   これから原案を無記名投票により採決いたします。   議場を閉鎖します。           〔議場閉鎖〕 〇議長(佐藤宮吉君) ただいまの出席議員数は、議長を除き29名です。   投票用紙を配付します。           〔投票用紙配付〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 配付漏れなしと認めます。   投票箱を改めさせます。           〔投票箱点検〕 〇議長(佐藤宮吉君) 異状なしと認めます。   念のため申し上げます。投票は原案を可とする者は賛成と、原案を否とする者は反対と記載の上、 点呼に応じて順次投票願います。   なお、会議規則第73条第2項の規定により、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票 は否とみなすことになっておりますので、その点特にご注意願います。   点呼を行います。           〔点呼により順次投票〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票漏れはありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 投票漏れなしと認めます。   投票を終わります。   議場の閉鎖を解きます。           〔議場開鎖〕 〇議長(佐藤宮吉君) 開票を行います。   開票立会人は、議会が行う選挙の方法に準じ、会議規則第31条第2項の規定によって、8番、小 杉和也君、25番、小野七五三君を指名します。   両者の立ち会いをお願いします。           〔開  票〕 〇議長(佐藤宮吉君) 開票の結果を報告します。   投票総数29票、これは先ほどの出席議員数に符合しています。   そのうち、賛成23票、反対6票、以上のとおりであります。   よって、議第34号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第35号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第35号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第36号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第36号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第37号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第37号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第38号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第38号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第39号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第39号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第40号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第40号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第41号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第41号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第42号の討論を行います。   最初に、原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第42号 平成20年度村上市国民健康保険特別会計予算に反対の討論を行い ます。   社会保障及び国民保険の向上を目的として、住民に医療を保障するための制度である国民健康保 険が逆に現代は社会的弱者を医療から排除しております。国民健康保険税を滞納しますと、保険証が 取り上げられます。この村上では、滞納者に対しての配慮がされておりますので、事件は起きており ませんが、全国的には国民健康保険証を取り上げられ、我慢に我慢して、病院に行ったときには大変 な状況になっていたという事例が全国では生まれております。   現在村上市資格証発行122件、短期証発行1,281件、合計2,700件です。滞納繰越額は5億円とな っております。担当課の職員をはじめ、滞納者との相談、粘り強い話し合い等が行われ、そして収納 推進員の3名のご努力にもより、そして職員の日夜を分かたぬご努力もあって滞納額は少しずつは減 っております。しかし、まだまだ収納推進員の人数的にはこの5億円の滞納があるという現状ではま だまだ少ないのではないのでしょうか。   国民健康保険税が非常に払いたくても払えないようになったのは、国が国庫負担を1984年当時下 げたから、そして低所得者に重い国民健康保険税の算定方式を押しつけている、そのことにございま す。払いたくても払えない、そして生活苦で苦しんでいる方々が非常に多いという現状、その中から 一般会計の義務的繰り入れ以外の繰り入れ、そして基金の取り崩し等を少しでもご努力していただき、 払える国保会計の改善をしていただきたい。そのことを申し上げまして、反対討論いたします。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 議案に対し賛成討論の通告がありませんので、これで討論を終わります。   これから議第42号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第42号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第43号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第43号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第44号の討論を行います。   最初に、原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第44号 平成20年度村上市後期高齢者医療特別会計予算について反対の討 論を行います。   75歳という年齢を重ねただけで今まで入っていた国保、健保から追い出され、保険料は年金天引 きされ、払えない高齢者からは保険証を取り上げる。健康診断、外来、入院、終末期まであらゆる段 階で安上がりの医療サービスを押しつけられる。こんなひどい制度はございません。4月15日、そし て6月13日の年金支払日の日のあの驚きはあちこちから聞こえております。憲法25条の生存権、憲法 14条の法の下の平等を踏みにじる希有の高齢者差別法で、撤廃するしか解決の道はございません。   1つは、医療費削減を目的にして、75歳以上の高齢者を差別することはどんな理由があっても許 されないからであります。   2つ目には、この制度は存続すればするだけますます過酷な痛みを高齢者と国民に押しつけるこ とです。   この中身といたしまして、ごく最近世論が大きくなりましたので、いろいろ凍結等見直されてい る後期高齢者終末期相談支援料などもございますが、しかし後期高齢者退院調整加算、そして必要な 検査や治療を受けにくくする定額包括制、そして一医療機関のみに限定するなど余りにも患者、そし て医療機関に対しての問題多いこの制度でございます。そして、すべての世代に重い負担と医療切り 捨てを押しつける制度でございます。この制度は、75歳以上だけの問題ではなく、団塊の世代が75歳 になるときには保険料は倍に、そしていろいろと医療費制限等も含まれている内容でございます。小 手先の見直しだけでなく、安心できる医療制度へ、この国民的、そして議会を取り込み、医療関係者 を取り込み、そして保守、革新を問わず、国会内でのこの制度に関しての疑問は日に日に大きくなっ ております。この制度ができて、特別会計がこの自治体で予算が組まれておりますが、しかしこの制 度の矛盾は決して簡単なものではございませんので、反対の討論をさせていただきます。   終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) 原案に対し賛成討論の通告がありませんので、これで討論を終わります。   これから議第44号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第44号は委員長報告のとおり可決されました。   午後3時30分まで休憩します。           午後 3時16分  休 憩                                                        午後 3時29分  開 議 〇議長(佐藤宮吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 次に、議第45号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第45号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第46号の討論を行います。   最初に、原案に反対の討論を許します。   22番、相馬エイさん。           〔22番 相馬エイ君登壇〕 〇22番(相馬エイ君) 議第46号 平成20年度介護保険特別会計予算の反対討論を行います。   保険あって介護なしとの多くの国民の反対を押し切って平成9年12月に成立し、平成12年4月か ら始まった介護保険制度もあれから7年、高い介護保険料や払い切れない利用料など不足する施設で 多くの低所得者が介護保険からはじき出されております。この圏域でも特別養護老人ホームほか施設 の希望申込者は約550人、この数字はダブりの申し込み、そして今すぐではないけれども、将来を見 据えての申し込みなどの数字であります。   5年をめどに行われた全面的な介護保険法改悪は、大量の高齢者から介護を取り上げ、そして大 幅な負担増で介護が受けられない介護難民を生み出しています。保険料の滞納者は約200人、保険料 の減免制度がございますので、その周知強化が強められることが求められております。   保険料の軽減、そして利用料の軽減にさらなる努力を求めまして、反対討論といたします。 〇議長(佐藤宮吉君) 原案に対し賛成討論の通告がありませんので、これで討論を終わります。   これから議第46号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第46号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第47号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第47号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第48号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第48号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第49号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第49号は委員長報告のとおり可決されました。   次に、議第50号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議第50号は委員長報告のとおり可決されました。   最後に、議第51号を採決いたします。   本案に対する委員長報告は可決です。本案は委員長報告のとおり決定することに賛成諸君の起立 を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第51号は委員長報告のとおり可決されました。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 市長から発言を求められておりますので、これを許します。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) 大変ご苦労さまでございます。お疲れのところでございますが、議長から発 言のお許しをいただきましたので、一言お礼を申し述べさせていただきます。   6月2日から始まりました村上市が発足して初の定例市議会がきょうで最終日となりました。本 定例会では、代表質疑や一般質問などでは貴重なご意見やご指摘などをいただきました。改めて今後 の市政運営の責務の大きさを実感しているところでございます。   先ほどは平成20年度の各会計予算のご議決をいただきましたので、新市の将来像であります「自 然と環境 すこやか社会 産業・文化が息づく故郷」の実現に向け、行財政改革を進めながらしっか りと的確な予算執行に努めてまいる所存でありますので、今後とも議員皆様のご指導とご鞭撻を賜り ますようお願いを申し上げまして、最終日のごあいさつとさせていただきます。   ありがとうございました。                                              日程第7 議第55号 町の区域及び名称の変更について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第7、議第55号 町の区域及び名称の変更についてを議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 大滝平正君登壇〕 〇市長(大滝平正君) ただいま上程いただきました議第55号について提案理由のご説明を申し上げ ます。   本件は、町の区域及び名称の変更についてでありますが、ご承知のとおり緑町一丁目5街区は旧 前田製管の跡地であり、現在民間において宅地造成が行われております。分譲予定数は70世帯以上が 予定されており、現在の緑町一丁目に組み入れた場合、200世帯を超える行政区となることなどを踏 まえ、また当該地区の地域性などを考慮し、この際新町内を設定し、住居表示を変更するため、村上 市住居表示審議会に諮問をいたしました。   同審議会では、去る5月29日と6月9日の2回にわたって協議を行い、答申を受けたところであ ります。その答申内容についてでありますが、当該地区の面積が広く、現状のままでの住居表示は困 難であり、現在の150ほどの世帯数に加え、分譲地も含めるとなると大規模の町内となり、町内活動 が困難であると考えられることから、当該区域を分町し、新たな行政区を定めること、また行政区の 名称は緑町との一体感を堅持するため、緑町五丁目とされるのが望ましいとのことであります。また、 答申後、新潟地方法務局村上支局に地名変更の内申を行い、このたび提案するものであります。   よろしくご審議の上、原案どおり決定くださいますようお願いを申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。   小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 1点だけ伺いますけれども、緑町一丁目の方々とか地域の住民の方々のご意 見というのでしょうか、審議会は2回やられたということなのですけれども、その辺住民の方の声と かは何か聞いたりしていたのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市長。 〇市長(大滝平正君) 詳細につきましては、担当部から説明をいたさせます。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) それでは、今のご質問お答えいたします。   緑町一丁目の住民説明会を6月4日に開催してございます。当集落内で行っております。いろい ろご意見はございましたけれども、緑町五丁目という地名及び行政区を分けることについては望まし いことだということで賛同を得てございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) いろいろ意見が出たというふうに今言われたのですが、主なものはどんなこ とだったのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) ご意見は、質問ということで、出席者少なくて7名ほどでしたのですが、 地名の変更についてはいつごろかというような要点と新たな開発地にできる公園はだれでも利用がで きるかと、それから雨水の排水路はどうなっているのだというようなご質問程度で終わっております。 〇8番(小杉和也君) わかりました。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) まず、最初に伺います。   6月4日開催住民説明会とのことでしたが、7名の出席ということでございますが、対象者は何 軒と言えばいいのでしょうか、何人だったのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) この審議会の委員になっております緑町一丁目の区長さんの計らいで、 全世帯146世帯ございますが、全員の方に出席というようなことで案内をしてございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 146世帯のうち説明会に7名、ちょっと少ないなというふうに感じるのです が、それでこの住居変更をしていただきたいというものの申請というのでしょうか、その最初のお話 があったのはいつ、どのような形で申請があったのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) この分譲の区画の販売ということで、駅西開発の分譲工事が今進められ ておるわけですけれども、当初住居区域と商業地ということで9月期の完成を目指しているというよ うなお話ございました。そういうことで、今回のその区画にする6万4,693平米につきまして地名を 変更すると、してほしいというようなことでした。   それで、今内容に出てきませんけれども、審議会の1点目の、最初の審議会1回目でございます けれども、この中にいろいろなご意見ございまして、緑町以外の地名を用いると郵便番号等がまるっ きり違う番号になるということ、それから緑町以外の地名を用いることによってどこかわからなくな るというようなご意見もございました。そういうことで、新しい地名を用いたほうがいろいろなニ ュータウンというようなイメージアップにはつながるでしょうけれども、やはりそこに周辺に住む、 町内に住む方のご意見も聞く必要があるというようなことから説明会を開催してございます。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 最初の変更の申請は何月ですかとお聞きしたのだったのですが、2番目に。 そのところが答えいただいていませんが。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) 平成19年10月にお話があったと聞いております。 〇議長(佐藤宮吉君) 相馬エイさん。 〇22番(相馬エイ君) 最後の質問ですが、そうしますと今のご説明ですと、そこに住んでおられる 住民の方々からこの住居変更、区域の変更、名称の変更は出たのではなくて、このニュータウンの開 発の業者の方からの要望、そして変更の申請が出たという受けとめ方でよろしいのでしょうか。 〇議長(佐藤宮吉君) 市民部長。 〇市民部長(阿部正一君) そのように承知しております。 〇22番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(佐藤宮吉君) そのほかございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これから議第55号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立多数です。   よって、議第55号は原案のとおり可決されました。                                              日程第8 議員発議第6号 国による公的森林整備の推進と国有林野事業の健全化を求め              る意見書の提出について                 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第8、議員発議第6号 国による公的森林整備の推進と国有林野事業の 健全化を求める意見書の提出についてを議題といたします。   提出者に提案理由の説明を求めます。   23番、大滝国吉君。           〔23番 大滝国吉君登壇〕 〇23番(大滝国吉君) 皆さん、ご苦労さまです。   それでは、ただいま上程されました議員発議第6号 国による公的森林整備の推進と国有林野事 業の健全化を求める意見書の提出についてを会議規則第14条の規定により提出いたします。   本案は、去る6月18日に開催されました市民経済常任委員会の協議会で審査され、願意了承され た陳情に基づく意見書の提出についてであります。   賛成者は、中山悌一議員、鈴木いせ子議員、板垣栄一議員、山田昭夫議員、三田敏秋議員、齋藤 信一郎議員、山田勉議員、そして提出者は私大滝国吉でございます。   意見書案はお手元に配付のとおりでありますので、説明は省略させていただきます。   また、提出先は、それもお手元に配付したとおりでありますので、ご了承願います。   以上、ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 〇議長(佐藤宮吉君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) 討論なしと認めます。   これから議員発議第6号を起立により採決いたします。   本案は原案のとおり決定することに賛成諸君の起立を求めます。           〔賛成者起立〕 〇議長(佐藤宮吉君) 起立全員です。   よって、議員発議第6号は原案のとおり可決されました。                                              日程第9 閉会中の継続調査について 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第9、閉会中の継続調査についてを議題といたします。   各常任委員長から会議規則第104条の規定によって、お手元に配付の申出書が議長あて提出され ております。   お諮りいたします。各委員会にかかわる閉会中の継続調査については、各委員長申し出のとおり 決定することにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、閉会中の継続調査については、各常任委員長申し出のとおり決定いたしました。                                              日程第10 議員派遣の件 〇議長(佐藤宮吉君) 日程第10、議員派遣の件を議題といたします。   お諮りいたします。地方自治法第100条第12項及び会議規則第159条の規定により、お手元に配付 の議員派遣の件のとおり議員を派遣したいと思います。   なお、内容に変更が生じた場合は、議長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませ んか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(佐藤宮吉君) ご異議なしと認めます。   よって、議員派遣の件は別紙のとおり決定いたしました。                                              〇議長(佐藤宮吉君) 以上で本日の日程はすべて終了しましたので、会議を閉じ、平成20年第1回 定例会を閉会いたします。   長期間にわたりまして大変ご苦労さまでございました。           午後 3時50分  閉 会