平成27年村上市議会第1回定例会会議録(第5号) 〇議事日程 第5号 平成27年3月3日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(24名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君 19番   小  林  重  平  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   23番   大  滝  久  志  君    24番   山  田     勉  君   25番   片  野  鉄  雄  君    26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(2名) 12番   川  崎  健  二  君 22番   大  滝  国  吉  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市長職務代理者 鈴   木   源左衛門    君        副  市  長        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    高   田       晃   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     大   滝   一   芳   君        税 務 課 長    板   垣   喜 美 男   君        市 民 課 長    佐   藤   勝   則   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     佐   藤   憲   昭   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    東 海 林   則   雄   君        会 計 管 理 者    忠       芳   夫   君        農 業 委 員 会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選 管 ・ 監 査                   米   山       聡   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時01分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は24名です。欠席の届け出のある者2名です。定足 数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、7番、冨樫宇栄一君、19番、小林重平君を指名 をいたします。ご了承願います。                                              総務課長、福祉課長の発言 〇議長(板垣一徳君) ここで、理事者から発言を求められておりますので、これを許します。   最初に、総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) おはようございます。昨日の長谷川議員のご質問の中で、市と災害時に 応援協定のようなものを結んでいる事業所があるかというご質問でございますが、やはりお答えした とおり市と直接そういった応援協定を結んでいるところはございませんでした。   ただ、山北の碁石の集落が高台にある、鶴岡にある民間の事業所の保養所があるのですが、そこ と災害時避難場所としてお願いして協定を結んでいるという事例がございます。   もう一つ、その一般質問のときにも出ました瀬波温泉の旅館、ホテルについては、瀬波温泉の1 丁目、2丁目区ですか、あそこの区がこれは正式には協定は結んでいませんけれども、災害のときに はホテル、旅館を避難場所として使わせてほしいというふうなお願いをして、旅館、ホテル側も了解 をしているということであります。   なお、物資関係の応援協定あるいは福祉施設関係の協定、これについては、皆さんにもお配りし ております防災計画の資料に載っておりますので、ご参考にごらんになっていただきたいと思います。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) ご了承ください。   次に、福祉課長から発言を求められておりますので、これを許します。   福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) おはようございます。昨日の長谷川議員の質問の中で、子育て支援メー ルに対して返信ができるかとのお尋ねでございました。こちらについてお答えさせていただきたいと 思います。   これは、返信は通常のものはできないような形になっております。それで、3月1日配信のもの につきましては、約1年たったこともありましたので、受信者の方のアンケートということでいろい ろなことをお問い合わせてさせていただいておりまして、今後の参考にしたいということでアンケー トの部分を入れさせていただいております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は、5名を予定しております。ご了承ください。   最初に、10番、竹内喜代嗣君の一般質問を許します。   竹内喜代嗣君。           〔10番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇10番(竹内喜代嗣君) 日本共産党の竹内喜代嗣です。それでは、通告いたしました事項2点に ついて質問申し上げます。   最初に、農協改革と地域医療についてでございます。1点目、しんぶん赤旗日曜版の2月15日 号に5県のJA中央会長が談話を寄せています。「安倍首相は、TPP反対で国民が団結するのが怖 いんでしょう。だから、TPP反対の先頭に立つ全中を切り離し、農協を弱体化させたいんだ」、こ う語るのは、JA宮城中央会の西川会長です。編集部の取材に青森を初め宮城・富山・島根・香川の 5県のJA中央会会長が安倍政権の強引な農協改革にノーの声を上げています。全中の地域農協の指 導・監査権を廃止し、全中を現在の農協法に基づく組織から一般社団法人に転換するとしています。 まさに全中潰し。首相は、中央会は単位農協の自由な活動を阻んでいると言いますが、具体的根拠を 示すことはできません。「全中の指導が邪魔だと思ったことは一度もない」と語るのは、JA島根中 央会の萬代宣夫会長。「農協を弱体化させたいという狙いがまずあって、いろんな理屈は後からつけ ている」と言います。安倍首相の「農家の所得をふやすための改革」という発言にも怒ります。JA 香川中央会の宮城会長は、「日本農業混乱の大もとは、農産物価格の低下です」、「輸入自由化の拡 大や米の価格決定を市場任せにしてきた結果だ」と指摘。農家の所得が下がった最大の責任は、自民 党農政にあります。しかも、政府自民党はTPP交渉で、米国産米輸入を拡大しようとしています。 米など重要5品目を絶対守ると公約し、国会決議を上げたにもかかわらずです。JA青森中央会の岡 山会長は、「何でも米国の圧力に屈していいのか」と憤ります。利益が少なく営利企業が撤退する地 方でも、ガソリンスタンドや生鮮食料品店を営業するなど重要な役割を担っている農協。前出のJA 宮城中央会の石川会長は訴えます。「地域の助け合いの要となっている農協が弱くなれば、地方はま すます元気を失う。政府の言う地方創生は一体何なのか、政府は農業を成長産業として位置づけてい ます。しかし、農協改革がどうして成長戦略と結びつくのか全く理解ができません。政府は、農業や 農村の実情をよく理解していないのではないかと思われます。TPP交渉についてこれまでの選挙で 何度も、米など重要5品目を絶対に守ると公約してきました。なのに、米国産米の輸入拡大をしよう としている。米価は、この2年間で1俵当たり平均5,000円も暴落しました。米の輸入が拡大され ればさらに米価は下がる。今の政府は、何でも米国の圧力に屈してよいのでしょうか。今回の農協改 革は、全中を初めとする農協の解体を目指しているようにしか思えません。農協を解体することで米 国と日本の銀行や保険業界は、巨額の農協マネーを自分たちのもうけの場にしようとするのでしょう か。これでは郵政改革と同じですよ」、以上であります。市長職務代理者はいかがお考えか見解を伺 います。   2点目、これは緊急にお願いしたわけでありますが、農家の経営を安定させるために飼料米の地 産地消の取り組みに市としても支援をすべきではないかと考えますが、いかがですか。   3点目、安倍総理のブレーンが「なぜ農協が病院まで経営するのか」と批判されているようです。 しかし、村上市の現状は、県立瀬波病院の廃止後、厚生連瀬波病院として厚生連により運営されてお り、産科や整形外科の医師のいない県立坂町病院を補完しているのが厚生連村上総合病院です。農協 の病院が果たしている役割は、非常に大きいと考えますが、見解を伺います。   大きな項目の2点目でございます。村上総合病院の新設移転についてであります。1点目、一昨 年3月の厚生連関係者への説明で必要なインフラ整備にかかわる概算費用を「駅西移転は1,500万 円、山辺里は6億円」との説明資料を市側は示しました。今では、駅西移転と周辺開発で90億円に もなるという計画であります。なぜこの一昨年3月の時点で事実と違う説明を行うので……これは議 会にも説明をしたわけでありますが、説明を行うのでありましょうか。事実と違う説明を市長と理事 者がなぜ行ってよいのか、根拠を示していただきたいと思います。   2点目、厚生連関係者は、駅西移転は想定外だったようであります。関係者の方々は、口々に移 転場所が決まらないから計画を決められないと語っています。駅西以外の移転地を再検討すべきでは ないですか、以上お伺いをいたします。   一旦降壇をして積極的なご答弁を伺って再質問いたします。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。           〔市長職務代理者 副市長 鈴木源左衛門君登壇〕 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) おはようございます。それでは、竹内議員の2項目 のご質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、農協改革と地域医療についての1点目、農協改革をいかがお考えかとのお尋ね についてでございますが、竹内議員のご指摘のような各県のJA中央会会長の発言については、それ ぞれの立場におられる方の発言と理解しておりますし、ことし2月10日の全国農業協同組合中央会 萬歳会長は、今般の農協改革の議論において、JAグループはこれまで経験したことない組織の大転 換を提起され、現場からの不安の声が出されましたが、与党・政府とも協議を行い、組織内の議論を 積み重ね、今回大きな一歩を踏み出す重い決断をすることといたしましたという談話を発表されまし た。この決断が真に農業所得の向上、地域の活性化に結びつく改革であるよう今後も見守ってまいり たいと考えております。   次に2点目、農家の経営を安定させるため、飼料米の地産地消の取り組みに市としても支援すべ きではないかとのお尋ねについてでございますが、地元の畜産農家が必要としている飼料米を地元の 稲作農家が生産して提供できる体制が整えば、すばらしい耕畜連携になると考えております。しかし ながら、畜種により形態が異なり、粉砕、配合、保管、運搬等さまざまな問題がありますので、課題 を解決しながら畜産農家と稲作農家を結びつける体制を関係機関とともに構築するなどの支援を図っ てまいりたいと考えております。   次に3点目、農協の病院が果たしている役割は非常に大きいと考えるが、見解を伺いたいとのお 尋ねについてでございますが、竹内議員のご指摘のとおり、JAの医療事業は農協法に基づき規定さ れており、また医療法では公的病院として地域住民の健康増進活動、医療事業、救急医療活動、災害 医療、さらに老人福祉事業などの医療、保健福祉活動を行っており、地域医療の重要な役割を担って おります。当圏域では、それぞれの病院が地域住民に大きな役割を果たしております。医療機関は、 お互いに病病連携を図りながら補完しているものと考えております。   次に2項目め、村上総合病院新築移転についての1点目、昨年3月の厚生連関係者への説明で必 要なインフラ整備に係る概算費用を駅西移転は1,500万円、山辺里は6億円との説明があったが、 駅西移転と周辺開発で90億円になる計画という、事実と違う説明をなぜ行ったのか。また、その根 拠はのお尋ねについてでございますが、必要なインフラ整備の概算費用につきましては、平成25年 3月に開催された村上総合病院・瀬波病院合同運営審議委員会における村上総合病院の新病院建築候 補地の選定に係る評価シートに記載されているものであります。この必要なインフラ整備というのは、 新病院を建設し、経営していくために最低限必要な整備を考えているものであります。病院建築のた めに必要な整備を考える中で、受益者が限定される上下水道施設整備、災害時の緊急時、事故発生時 の安全性を考慮し、道路や橋梁等の整備状況について検討したものであります。   議員が指摘されておられる駅西移転と周辺開発で90億円の概算費用につきましては、昨年12 月の市議会全員協議会でご説明いたしました「村上駅周辺まちづくりプラン」(基本構想)の施策及 び取り組みに全てを合計した金額であり、消費税を除いた概算事業費のことを指しているものと思わ れます。この村上駅周辺まちづくりプランの施策及び取り組みにつきましては、同策定委員会におき まして上位計画である第1次村上市総合計画や村上市都市計画マスタープランに基づき、本市のまち づくりに必要な施設や事業についてご審議をいただいたものであり、地域の活性化やにぎわいなどに ついても検討し、策定されたものと理解しております。したがいまして、新病院建設のために必要な 最低限のインフラ整備と本市のまちづくりを考えた整備とでは、概算費用も当然相違してくるものと 考えております。   次2点目、厚生連関係者は、駅西移転は想定外で、移転場所が決められないために計画を決めら れないと語っているので、駅西以外の移転候補地を再検討すべきではないかとのお尋ねについてでご ざいますが、新潟県厚生連からお聞きしております村上総合病院の新築計画がおくれていることにつ いての説明の中では、厚生連や医療を取り巻く情勢が変化し、厳しい状況であるとの内容のお話を伺 っております。具体的には、消費税の影響や建設資材の高騰等の社会情勢、そして監督官庁である農 林水産省との協議に時間を費やしているとのことであります。また、新築移転に係る計画には、経営 計画や財務計画が必要であると伺っておりますので、厚生連全体の経営状況や財務状況が新築計画決 定に影響しているものと考えております。候補地選定につきましては、平成25年3月に村上総合病 院・瀬波病院合同運営審議委員会で選定し、その後、新潟県厚生連本部の理事会や経営管理委員会で 機関決定したものでありますので、想定外という表現は当たらないものと思いますし、再検討を要す るとは考えておりません。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、再質問させていただきます。   12月議会で市長と議論をしたときに、まず村上総合病院の新築移転のことについて再質問した いと思うのですが、周辺整備の計画と村上総合病院の新築移転については、同時進行させるのだとい う説明でありました。市長職務代理者が今回2015年の新年度予算についてご説明しているわけであ りますから、この考え方についてどう思われておりますか、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 村上総合病院の移転につきましては、今説明したと おりでありますけれども、その市長の考えにつきましては、村上総合病院が移転後の跡地利用、それ も含めた全体のその駅周辺の整備をこの村上駅周辺まちづくりプランについて今策定をしているとい うことで、委員会を立ち上げながら市民の意見を聞きながらそういう形でやっております。それがき っかけであったというのは事実でありますけれども、その全体の計画を今策定しているということで ございます。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 市長は、同時進行させるというふうに明言されたわけですけれども、そ のことについては変わりはないということでいいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 同時進行といいますか、村上総合病院が移転する移 転後の用地、その土地をどう再利用するか、それについてでありますので、同時進行という表現もそ れはそれでいいのかなと思います。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 私資料で配付許可いただきまして配らせていただきましたが、きよつぐ 通信の「村上駅巨大開発」というタイトル、「これでいいのか合併計画 借金2割増えて、収入3割 減る計画?」というサブタイトルがついているわけでありますが、このことで改めて市の財政計画に ついて伺いたいと思います。   借金が2割ふえて、収入が3割減る計画というサブタイトルのとおりの状況ではないでしょうか。 財政課長、お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 合併後地方債の借り入れ残高につきましては大幅に減っておりますし、 逆に基金は大幅にふえているという状況でございます。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 私決算カードを印刷しまして持ってきたのですけれども、合併初年度の 決算、平成20年度の決算状況を見ますと、地方債の現在高は142億6,257万6,000円ということで あります。   それから、平成24年度の決算状況については、334億3,975万円という決算カードです。これ、 何で合併後減っていると言えるのでしょうか。これはふえたというふうに、それとも……この決算カ ードの説明をお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) その竹内さん今見ている資料をちょっと確認はできないのですが、合併 時、平成19年度末の現在高につきましては、一般会計では391億6,000万ほどです。平成20年度 に375億7,000万、今おっしゃいました平成23年度末は、おっしゃるとおり334億6,000万でござ います。   それで、今今年度末、平成26年度末になりますと337億9,800万になります。そうすると、お およそ30億ぐらい合併時よりは地方債の残高が減少しているというのが地方債残高の現状でござい ます。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 借金は、減らさなくては話にならないわけでありますから、当然減る努 力はしているということでありますけれども、さらにこの90億の計画も走らせるというふうに言っ ているわけですけれども、きのうまでの議会の議論では、厚生連の財政計画では非常に厳しいという 結論であるわけでありますから、そうしたらさらに追加支援をすべきではないかというような議論も なされております。   そうしますと、例えば駅西は駅西で結構だと思うのですが、用地は無償提供すると。用地代を村 上市が出すということで推移した場合、さらにまたその周辺開発整備ということになりますと、大幅 な借金増になるのではないですか。財政課長、どう思いますか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 今後これから事業をどう進めていくかということにつきましては、今総 合計画でも見直ししておりますし、年次計画でその時々の財源、補助金、それから地方債、一番有効 な財源を充てて進めていくことになるかと思います。   必ずしも全て地方債で対応するというわけでもございませんでしょうし、できる部分、それから 財源がきちんと確実に確保される、そういうような条件が整ったら優先順位を決めて進めていくと思 われますので、必ずしも財政的に大きな地方債が残っていくというふうには考えられません。そんな ことで、きちんとした財政計画をこれからの総合計画の中の位置づけて進めていくと、そういうこと でございます。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 村上市内に町内やあるいは各集落からいろんな事業要望、予算要望があ るかと思います。   きのうだったか、今回の一般質問の議論の中でも出てきました。総務課長でよかったと思うので すが、お伺いしたいのは、そういった本当に住民の皆さんの身近なインフラ整備なんかが道路とかこ こちょっと直してくれとか、側溝のふた直してくれとかいうようなことだと思うのですが、お聞きす るのは、そういう要望はもうことごとくだめだと。そんな財政はありませんというふうに言われてい るというのですが、要望どのくらい上がって3月議会で、予算議会でもありますから、どのように回 答されて実現の方向に向かっているのか、ちょっと説明をお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 竹内議員のご質問でありますが、数は詳細については把握しておりませ んが、毎年各地域の区長会を通じて要望書が提出されています。   加えて、村上市区長会連絡協議会、これ市の各地域の区長会をまとまった組織ですが、そこから も取りまとめた要望が出てきております。全てそれに応えているかというと、そうではないと思いま すけれども、全くそれに対して市として対応していないかというと、これも違っているのではないか と。財源の関係もありますので、緊急性、重要度、必要性、この辺を勘案してやれるものから順次や っていると。今年度につきましては、たまたまがんばる地域交付金、この交付金が出ました。市長か らの指示で、今まで区長会の要望事項でインフラ整備等でできなかった、要望に応えられなかった部 分、これをその財源に充ててやったという経緯がありますので、今年度に限っては、比較的各地域か らの要望に応えられたのではないかというふうに感じております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 各旧市町村の区長会長さんがまとめられて提出しているというお話であ りますが、各集落の町内の要望については、精査をして自主的に数を減らして要請をしているという 事実があることはご存じでしょうか、課長お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 地域から出す段階で調整しているということでしょうか。   それも、多分推測されるには、余りいっぱい出してもなかなか対応してくれないだろうと。です から、住民の皆さん側からも、やはり優先度をつけて出しているのではないかなというふうに考えて おります。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 職務代理者にお伺いいたしますけれども、住みやすい村上市、住み続け られる村上市という点では、住民の皆さんの本当に細かい要望を取り上げられている町内会長さんや あるいは区長さん、総代さん、これらの方々の希望が受け入れられていく必要があるとは思いません か。           〔「通告外ないんじゃないの」と呼ぶ者あり〕 〇10番(竹内喜代嗣君) 通告外、議長、どうなのですか。お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 集落のそれぞれの要望また陳情につきましては、そ れぞれ受け入れながら、精査をしながら、全体で精査をし、各地区の区長会でまたいろいろもみなが らやっぱり優先度、それと緊急度、それらを勘案し、また財政状況も勘案しながら現在充用している ところであります。   それに全部受けるということは、ちょっと財政的に大変厳しいなということでありますので、そ れらを精査して地域に応じてそれらをうまくやっているところでありますので、それは全部もう要求 してもだめだということではなくて、何年越しで実現したものもありますので、その辺はいろいろ地 域でもやはり地域でやることはやっていただいて、その手助けを我々はしていくということでありま す。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 私の論点は、最初に明確にお話ししませんでしたので、ちょっとやじも 出ましたけれども、要するにインフラ整備でもう全ての施策を周辺整備に投入するのだということで、 コンパクトシティという名の大規模開発に重点施策を移していくということには問題があるというこ とで指摘をしているわけであります。   ということで、村上総合病院の新築移転の問題でさらにもうちょっとお聞きしたいと思います。 この新築移転の問題で、要するに医療を取り巻く情勢が変わったからだということで、12月にも市 長と議論いたしましたけれども、どうもピントがずれていると私は思います。総理大臣も、国会で説 明をしていますけれども、農協を解体をするという方向で一気に進んでいます。はたまたTPPでは、 どういう状況になるかといえば、日本は国民健康保険、国民皆保険ということで、日本人であれば誰 でも、日本に居住する人も含めてでしょうか、誰でも国保、保険の恩恵を受けられるという制度があ るのですが、アメリカにはありません。ですから、全ての関税障壁を取り払うということであります ので、医療も自由化、自由診療を認めさせるという方向で動いているのであります。自由診療の問題 と、それから村上のような採算点が低いような、医療費の額が少ないようなところでどういう影響が あるのか、保健医療課長さんにお伺いをしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 保険の自由診療につきましては、竹内議員のほうから前回の一般 質問でもありましたけれども、現在のところ歯科関係では混在をということで、保険の適用なるもの と適用外なるものということで診療はやっておりますが、いわゆるそれ以外のものにつきましては、 今国のほうでもTPP問題とかいろいろありますので、審議されているものであると思います。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) この県北の1人当たり医療費が非常に低いという点ではいかがでしょう か。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 確かに新潟県の医療資源というものが、地域の医療資源が乏しい ということは、私も医療関係の関係者から聞いておりますし、全国的にも新潟県の医療資源が乏しい ということも聞いております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) ちょっと前へ行かないので。   要するに1人当たり医療費が非常に低いと。つまりお金のかかるような診療あるいは医療行為が 余り行われない地域だということであります。ですから、採算だけ考えれば、ここに病院なんて状況 はこれから自由診療が認められていくようなことになれば、採算を考える、医療機関も株式会社化と いうようなことを総理大臣は言われているようでありますけれども、そうしますと翻って戦前のよう な病院もなく、高度医療をやってもらうにはそういう医療設備がなくて、泣く泣く診察、診療を受け なくて亡くなってくような、そういう状況が目に浮かぶわけであります。12月議会でもご指摘いた しました。村上総合病院のドクターも高齢化も進んでいます。これから10年あるいは20年のこと を考えれば、病院整備に最重点を置くべきだと考えますが、市長職務代理者いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 村上総合病院の新築移転につきましては、本当に喫 緊の課題であると認識をしております。   ただ、やはり厚生連側のほうで監督官庁である農林水産省もいろいろ財務計画等今鋭意審議中と いうことで、それが許可がおりれば3月末ぐらいには計画を示せるのではないかなということを伺っ ておりますので、それまでちょっと私ども推移を見守っていこうと思っております。それがある程度 進めば、やはりこの地域医療を本当に支える大事な病院でありますので、私ども一生懸命に支援をし てまいりたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 時間がないので、飼料米の地域内での地産地消の飼料米流通に支援をし ていただけないかということで具体的にお伺いをしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡寞ヤ也君) 答弁求められましたらお話ししたかったのですが、次に移るようで ございますので、1つだけ訂正をお願いしたいと思うのですが、本日配付されました村上総合病院 「新病院建築候補地」選定に係る評価シートを配付されているわけでございますが、この右肩に 「25年3月14日市作成資料」というふうに書かれております。これは、議員が書かれたのかなとい うふうに思うのですが、この資料につきましては、同日行われました村上総合病院、瀬波病院合同運 営審議会におきまして、現在の病院を移転についての審議をする際の資料として厚生連さんのほうで つくられた資料の1枚でございまして、14と書いてありますようにたくさんの審議資料がありまし て、そのうちの一つがこの14ページの評価シートだということでございまして、市のほうで情報提 供はさせていただきましたが、このシート自体は厚生連さんのほうでつくったものでございますので、 説明、訂正をお願いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 大変失礼いたしました。「市情報提供された資料に基づく資料」という ことで訂正させていただきます。   飼料米の取り組みについてお伺いをしたいと思います。実は、神林地域の養豚農家から飼料米を 使いたいのだという要望が上がっているのだけれども、なかなかルートがなくて困っているというお 話を聞きました。それで、私はパンフレットも配布されていますけれども、全国飼料協会という東京 にある組合に参りまして、この協会は飼料をつくる会社のシェアでは約7割の全国シェアを持ってい るという協会ですけれども、こちらに参りまして副理事長さんとか担当者さんとお話をしてまいりま した。やりましょうということで、キロ25円程度の価格であれば、30円も可能か、あるいは25円 に下がってしまうとちょっと配送費、その他原価割ってしまいますので、成り立たないかなと思うの ですが、可能ですよということでありました。その際に、地元の養豚農家からもそういう要望あるの だけれども、飼料協会傘下の飼料会社と取引をされている方で希望があるのだよというお話もしまし た。そうしたら、その調整その他については、監督官庁の農林水産省も含めてでしょうか、調整をし てやりますというようなお話もいただいてきました。それで、地元のJA神林並びにJA岩船の担当 者の方にもちょっと相談してみたのですが、検査とかそれから集荷とか協力はすることはやぶさかで はないというようなお話もいただいております。   飼料米に対する補助金の関係でいろいろ調べてみますと、胎内市は新聞報道されていますように ナカショクと胎内農協がやるということで補助金、産地づくり交付金での対応にプラス市の補助がつ くのかは定かではありませんが、今検討している最中だということで、従来よりも枠は額はふやしま すということでした。関川村が50アール集積すると、10アール当たり1.3万円の補助金を全ての農 家の皆さんにいたしますということでありました。同じJA岩船で自治体の対応が違うわけでありま すから、このことについて関川村並みに補助金を考えるということではいかがでしょうか。農林水産 課長、どうでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) おっしゃることはよくわかります。   今ちょうど国としても、飼料用米に転換しようということで大きな転換期に参っているというこ とも〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕時代でございまして、よその、今関川村のお話はあ りましたけれども、近隣の市の状況をちょっと確認させてもらいました。今胎内市のお話ありました けれども、これは今まで、ことしまでにつきましてはまだその分についてはないと。それから、新発 田市につきましてもありません。それから、阿賀野市、大豆1反当たり1,000円の補助ということ で、関川村が突出したような状況であるということだけご認識いただきたいというふうに思っており ます。   それで、市のほうでは1反当たり2,000円ということで、全転作作物について2,000円という ことで平らに出しておるわけでございますけれども、飼料米に限ってということになりますと、今の ところ特にプラスしていこうという考えはございませんけれども、これから大きな転換期になれば、 考えていかなければならないかなというふうには思っております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 地域内流通という点で、飼料米の取り組みについて産地づくり交付金を 充当するのが妥当だということで、新潟農政事務所にもお聞きしたわけですが、いかがでしょうか、 課長。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 産地交付金につきましては、それぞれの用途に応じて配分しており ますので、農業再生協議会のほうからそれぞれの方針作成者といろいろ協議しながら配分していきた いというふうには考えております。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 新潟市では、地域内流通では8,000円というふうに伺っております。ぜ ひ前向きにこの件について検討をしていただきたいと思います。   これは、市長が全ての采配をふるうわけでありますから、市長職務代理者にお聞きしたいと思い ます。産地づくり交付金の問題で、田んぼでつくる野菜に対しても補助金出すというようなことでは ありますけれども、私自身も枝豆の産地化でちょっと頑張ってみたことあるのですけれども、今生き 残って朝日村の数名の方が頑張っておられますけれども、なかなか野菜の場合は、2割供給過剰にな ると値段が3割から半額ぐらいになってしまうという状況があります。産地づくり交付金の対応も含 めてこういう、全国的に田んぼに野菜つくるというようなことで大号令かかっていきますと、もう今 のその野菜づくりはとても頭を使わないとうまくいかないという、あるいは契約栽培でないとだめだ というのがあるのです。どうでしょう、飼料米や加工米についての補助金をふやすというようなこと で市長職務代理者の決断いただきたいのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 来年度の事業につきまして、農業再生協議会等の支 出の中でいろいろあるわけであります。   その中で、農業再生協議会の中でその有害鳥獣のまず猿に食べられないような作物を推奨する。 また、ブランド育成拡大支援事業ということで今回お茶やネギ、ブロッコリー等、枝豆等そういうも のに面積拡大に対する支援を行うということで、まず産地化を目指していきたいということでありま す。生産調整も、本当にこれから全廃ということになりますので、それを見据えてやはり産地化でき るようなまたそういう作物をいろいろ模索していきたい。また、本当に全体的に米とまたそういう農 産物をマッチした、野菜等をマッチしたそういう複合経営ができればなということでありますので、 それらも含めて飼料米等も耕畜連携もございますので、いろいろブランド牛の産地でありますので、 それらも含めて今後やはりどうマッチングすればいいのか、その辺も検討していきたい。飼料米につ いては、県のほうでもいろいろ政策を検討しているようでありますので、その辺の情勢を見ながら検 討してまいりたいと考えております。〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 資料の中にもお届けしましたけれども、私の問題提起はまた戻りますが、 要するに村上総合病院の建設問題でも解釈が違うわけだからということではございますけれども、私 ども議会に示す公開する資料が曖昧であっては、あるいは偽りであっては困るわけです。そういう施 策、方針を改めていただきたいと思うのですが、市長職務代理者いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) この今村上駅周辺整備のまちづくりプランにつきま しては、あくまでも公正であります。   その審議会を通した中で3月末に答申をいただく予定としておりますけれども、その中でこうい うものがこの駅の周辺の活性化に有効であるということの指針であります。それを全部やるというこ とではございません。計画でありますので、それが先ほど申し上げましたように財政状況また緊急度 の高いもの、どうしても必要なもの、その辺から順次その年次計画で総合計画との整合性も踏まえな がらやっていくことでありますので、90億円全部投資してやるということではございませんので、 その辺はご理解をいただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 資料に9月議会の報告載せていただいておりますが、この中で特別養護 老人ホームへの入所が原則として要介護3以上に限定されますがということでお伺いしたところ、市 長が現在も入所者は3以上になっているから問題ないのだというような回答でありました。   しかしながら、岩船福祉会にお聞きしましたら、これはおりますと。いませんなんていうことで はありません…… 〇議長(板垣一徳君) 竹内議員、通告外になろうかと思いますが。 〇10番(竹内喜代嗣君) では、指摘にとどめます。   こういう偽りの回答、事実でない回答、県にも報告は、国にも報告はしていると思うのですが、 何でこういう事実でないような議会答弁をされるのでしょうか。もし事実でないような議会答弁があ れば是正すべきだと思いますが、大方針としてそのときいいかげんなことを言ってもいいなんていう 態度で臨んでいるのではないと思うのですが、もう一度お聞きします。回答については事実を行うべ きだと考えますが、お答えお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 答弁に対してのいろいろ検証も庁議でこの後行って おります。   その中で、この答弁は不適切だったということのご指摘になれば、それはまた皆さんにおわびを しながら訂正をしていきたいと考えています。その件については、ちょっと事実を確認をしながらど ういう状況であったか、今の状況とまたその状況も変わってくるわけでありますので、その辺を事実 確認をしながら検討させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、お願いをして終わります。   自治法をひもとくまでもなく、あるいは村上市職員倫理条例の条項について触れるまでもなく、 あくまでも事実を、そして国に報告されている事項あるいは県に報告されている事項と我々議員に報 告する事項が違うなどということはあってはならないことだと思います。   それでは、私の一般質問これで終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで竹内喜代嗣君の一般質問を終わります。   午前11時10分まで休憩します。           午前10時54分  休 憩                                                        午前11時10分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、1番、渡辺昌君の一般質問を許します。   渡辺昌君。(拍手)           〔1番 渡辺 昌君登壇〕 〇1番(渡辺 昌君) 鷲ヶ巣会の渡辺昌です。議長のお許しをいただきましたので、私の一般質問 をさせていただきます。   1項目め、市職員の人材育成について、少子高齢化など急激な社会情勢の変化の中で、市民から 要望される行政サービスの多様化・複雑化する課題に対して、市長を補佐し、市政の実務を担う市職 員の人材育成は不可欠であることから、次の点について伺います。   @、人事考課制度は、人材育成と大きくかかわるものと思いますが、今後導入される制度は人材 育成を図る方向性を持った内容となっていますか。   A、職員全体に成果をもたらす研修のあり方や、積極的にスキルアップを希望する職員への対応 など、研修制度の充実や見直しを図る考えはありますか。   B、職員研修などのほかに、職員の意識改革のための庁内の具体的な取り組みなどはありますか。   2項目め、支所の職員体制について、今後さらに支所の職員数が削減される計画となっています。 職員一人一人や支所全体の業務量に基づく計画でなければ、住民サービスの低下につながるものと思 います。それぞれの支所の業務量の把握は十分になされていますか。   3項目め、観光振興について、北陸新幹線の開業により、本市を初め下越地方の観光業への影響 が懸念されることから、市観光協会では大きな危機感を持っています。本市は、県内でも比較的観光 資源に恵まれた地域と思いますが、それらがうまく活用されていない印象を受けます。将来の日本海 沿岸東北自動車道開通も見据え、市と観光協会が一体となり、観光客の視点で観光資源を見直し、観 光戦略を練ることが必要ではないですか。   答弁をいただいた後、再質問させていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。           〔市長職務代理者 副市長 鈴木源左衛門君登壇〕 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) それでは、渡辺議員の3項目のご質問について順次 お答えいたします。   最初に1項目め、市職員の人材育成についての1点目、人事考課制度と人材育成の方向性につい てのお尋ねについてでございますが、昨年地方公務員法の改正が行われ、任命権者は定期的に人事評 価を行わなければならないものとなりました。法律上、人事評価が義務づけられ、未実施の地方公共 団体では平成28年4月からの施行を念頭に準備を進めているところであります。改正法のポイント は、能力と業績に基づく人事評価を任用、給与、分限、その他の人事管理の基礎として活用すること であります。この中では、人材育成の効果も求められており、評価結果を職員の自発的な能力開発に 活用することが想定されています。本市では、これまで人事考課制度の導入を目指して試行しており ましたが、平成28年から義務づけられる評価制度は任用、給与へ反映させなければならないこと、 評価結果を能力開発に活用しなければならないことを考慮し、新制度導入に向け取り組んでまいりま す。   次に2点目、研修制度の充実や見直しについてのお尋ねについてでございますが、従来の研修所 等における階層別研修と専門研修を基本とし、本市独自の研修も実施するほか、職員全員に効果をも たらす研修としては、インターネットを活用したeラーニングも実施しており、平成26年度におい ても多くの職員が情報セキュリティ研修を受講しております。従来型の研修のほかにも、こうした学 習形態も人材育成には有効であると考えております。また、積極的にスキルアップを希望する職員に 対する研修として、合併以前の村上市で実施しておりました、自己啓発を目的とするグループ研修的 なものを新年度から改めて取り組むことも検討しております。   次に3点目、職員の意識改革のための具体的な取り組みについてのお尋ねについてでございます が、職員の市政への参画意識の高揚及び企画立案意欲の向上を図るために職員提案の制度がございま す。募集した自由提案、課題提案の内容を確認し、担当部署を交えて検討した上で庁議決定する流れ で実施しております。実際に採用となった案件が幾つかありますが、1つとして、高齢者が運転免許 証を自主返納する場合、市内の温泉施設を割引料金で利用できる特典制度があります。職員目線から の交通安全対策、高齢者支援、観光施設利用などを組み合わせた例であり、職員にはこうした提案を 積極的に行う中で意識改革につなげてもらいたいと考えております。   次に2項目め、支所内の職員体制について、支所の業務量を把握しているかとのお尋ねについて でございますが、本庁と支所とは常に実務者レベルで情報交換を密にして支所の状況把握に努めてき ております。なお、税の確定申告時のように時期によっては業務量に見合った職員数を確保できない 場合は、本庁から応援職員を派遣するなどの対応をとっております。新年度の職員配置に向け本庁と 支所との業務整理、見直しを行っておりますので、住民サービスの維持向上に努めてまいります。   次に3項目め、観光振興について、将来の日本海沿岸東北自動車道開通も見据え、市と観光協会 が一体となり観光客の視点で観光資源を見直し、観光戦略を練ることが必要ではないかとのお尋ねに ついてでございますが、渡辺議員のご指摘のとおり、北陸新幹線の開業により本市の観光産業等への 影響が懸念されており、既に影響が出ております。このため、既に村上市観光協会では歌人、与謝野 晶子が縁で大阪府堺市との交流を進めており、3月22日に同市の商店街で観光PRを実施するほか、 3月29日には埼玉県川越市の川越春まつりに参加を予定しております。また、山形県置賜郡地方や 関川村と連携強化を図るほか、きらきらうえつ観光圏で代表される縦軸、太平洋側と結ぶ横軸の誘客 宣伝活動の強化を図っているところであります。さらに、地方版総合戦略の中におきましても、関係 各位の英知をいただきながら実効性のある観光戦略を検討してまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) ありがとうございました。それでは、再質問させていただきます。   初めに、人事考課制度についてであります。私も、議員になりまして市の政策や事業などの取り 組みに対して、市の職員の方の取り組みというのがかなり成果とかに対して大きな影響を持っている ものだなと感じております。また、行政視察や会派の視察で他の自治体に行きますと、その自治体の 職員の方の対応とか、またその行っている政策なんか見ますと、村上市の場合とやはり常に比較する ような目で見ております。そんな中で人材育成というのは、市勢発展の基礎となるものではないかと 思いまして、この人事考課制度について取り上げました。現在職務代理者であります鈴木副市長は朝 日村長、そして合併後は村上副市長を務められておりまして、職員の人材育成や意識改革の重要性、 必要性についてかなりお考えを持っていると思いますので、その辺のことをお聞きします。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 私の人材育成に対する考え方ということでございま すけれども、市職員としての最初の考えにつきましては、やはり公務員としての自覚を持って職務に やるようにということで考えております。   また、市民目線でやはり考えて対応をすべきということでございます。その中で、やはり上司と の連絡協調、ほうれんそうと言いますけれども、しっかりとした報告、連絡等それらを通じて課内と いろんな風通しをよくした中でやっぱり上下関係をしっかりして、本当に安心して職員が職場環境で 仕事ができるような、そういう環境整備も進めなければいけないなと思っております。市職員につき ましては、本当に難関を突破して入ってきたわけでありますので、すばらしい優秀な人材が多くおり ます。それらのスキルアップも、今後検証もまたいろんなつき合いの中でやはり育成を考えていきた いと思っております。   また、最近は非常に心の病といいますか、そういう面も出てきております。それが原因が何なの か、その辺も含めてやはりしっかりと一人一人の目線に立ってまた皆さんの地域のために貢献できる、 そういう人材を育成してまいりたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) その人事考課制度というのは、組織的に人材を育てる、人材を育成するため の重要な手段の一つであると言われておりますけれども、昨年6月定例会で人事考課制度の本格導入 について質問しましたところ、平成27年度から導入するという返事、答弁でありましたけれども、 今回一般質問に当たっていろいろ話聞きますと、ことしもまた試行期間ということでなりましたけれ ども、たしか平成24年度から試行だったと思いますけれども。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 村上市でやっている人事考課制度につきましては、平成22年から5年 間やっております。   議員おっしゃるとおり、試行で続けてきたわけですが、この間その制度内の見直し、例えばシー トの簡略化ですとか、そういった部分を見直ししながら試行にきていました。本来であれば、来年度、 平成27年度から本格稼働ということで目標を定めておりましたが、ご指摘のとおり昨年地方公務員 法が改正されまして、人事評価が法的に義務づけられました。今私のほうでやっている人事考課と若 干その制度内容が違う部分がありますので、新年度に入りましてはその辺を精査して、あわせて村上 市の人材考課と国で今示している人事評価、これをあわせた形で平成28年度から取り組んでいきた いなというふうな方向で今検討しております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) かなり長い期間試行で行っているわけですけれども、平成28年度から本格 実施されるわけですけれども、残り1年で平成28年度から問題なくこの人事考課制度が運用できる ようなレベルに達していると考えてよろしいでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今までやってきました人事考課制度と今国で示してきた人事評価制度、 いわゆる人材育成という面ではさほど内容的な部分での違いはないと思います。   ただ、一番違うのは、先ほど職務代理者が答弁したとおり、それをどこに反映していくかという 部分だと思います。人材育成はもちろんですが、これを任用面あるいは給与面、ここに反映していか なければならないという部分が大きな違いだと思いますので、平成27年度は1年かけまして任用面 に反映する場合の基準、あるいは給与に反映される部分の基準、これらを定めるための制度設計に取 り組んでいきたいというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 私も、去年6月定例会で一般質問し、また今回この人事考課制度の質問する に当たって、そういう「評価者のための自治体人事評価Q&A」というのを読みましたけれども、な かなか本格導入できない理由というのがやっぱり考課する側、課長さんたち考課する側のその評価が 一定しないので、その辺のところの研修というか、訓練がなかなか追いつかないので、施行できない のも一つの理由かなとは思っています。   また、ことしは、やっと長い期間かけて評価する能力というかレベルが高くなってきたのに、こ の3月でここにいらっしゃる課長さん方12人定年になるわけですので、その辺のところというのは 大丈夫なのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 大丈夫だと言いたいところですが、議員おっしゃるとおり本当に人が人 を評価するという上では、評価者のいわゆるレベルあるいはいかにこの人事考課に精通しているかと いう部分で評価がばらつきが出てきます。   もちろんこの人事考課制度を導入する段階に当たっても、いわゆる考課者研修、これもやってお ります。来年、再来年、平成28年度に行うためには、やはりその評価が給与に反映したり、あるい は任用に反映したりというふうなことになりますので、もう少し慎重にそういった考課者研修をやっ ていきたいというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) この人事考課制度について、もう一つちょっと別な視点といいますか、今回 調べてきた、平成23年度から調べてきたのですけれども、この人事考課制度導入関係委託料という のが平成23年度から平成25年度にかけてそれぞれ年間380万から90万ぐらいかけていますし、 平成26年度、平成27年度は180万ぐらいかかっていますけれども、この費用というのは、5年間 で約1,500万ぐらいかかっていますけれども、その金額、費用についてはどのように考えています でしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今議員おっしゃる金額は、確かに今年度も180万程度の金額がかかっ ております。   今までの推移については、私この場ではちょっと承知しておりませんが、あくまでも人事考課、 いわゆる日本能率協会のほうに委託をしている委託の費用等が主な金額だと思います。金額的には妥 当ではないかなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) ぜひよりよい制度になるよう取り組んでもらいたいと思います。   次に、研修制度についてであります。先日の代表質問でも、この職員の研修制度についての質問 がありましたけれども、この研修制度について質問すると、階層別研修、専門研修などこういうこと やっていますという答弁いただくのですけれども、職員の方に話聞くと、その研修されている人数と か内容とか、結局実際とかなり職員の方の感覚とギャップを私は感じるのですけれども、その辺のと ころは把握されていますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 私どもで聞いているいわゆる職員研修の参加人数と、職員が考えている、 感じている職員の人数が違うということでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 例えば研修受けたいけれども、なかなか受けられないとか、もうちょっと自 己啓発的なそういうものに対して受けたいけれども、そういう金銭的な支援みたいな補助というか、 そういう制度がないような感じがするのですけれども。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) あくまでも、毎年市のほうで職員に課している研修でありますが、今お っしゃったとおり階層別研修、これはもう当然その職になった翌年に受けるようにはなっております。   ただそれともう一つ、この専門研修についても、全県での研修になるものですので、ある意味人 員的な制限はなされているということになります。   もう一つ、議員がおっしゃった研修やりたいのだけれどもというふうな意欲のある職員について、 今までどうだったかということでありますが、昨年の渡辺議員のご質問にもありました。その意見を 踏まえて、その後我々のほうでも検討してきまして、来年度、ここにも書いてあるとおり、意欲のあ る職員を募集して、そして提案型の自主研修ということで先進地あるいは自分が勉強したいテーマを 持った場所、その場所に研修に行って、それを持ち帰って、そして政策に提案できるものは提案して いくというふうな形の研修を新たに計画しているところであります。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) その今おっしゃった新しい取り組み、もっとどんどんと代表質問のときにも ありましたけれども、様子見てもっと拡大してもらえればと思います。   そしてまた、市がその人材育成の計画見ますと、住民への対応向上のため民間環境での研修によ る職員の意識、能力の向上を図るため、民間企業等外部研修制度の検討をという計画の項目がありま したけれども、現在そのような取り組みというか、検討はされていますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 人材育成基本方針の中に間違いなくそういった項目がございます。   民間との人事交流あるいは人材交流という部分についても、検討していないわけではございませ ん。今全県20市の中でも、7市ほどやはり商業施設あるいは福祉施設等に職員が行って、期限つき の研修をしているというふうなことがあります。それに向けてではありませんけれども、昨年、今年 度ですけれども、民間経営に学ぶというふうなことで市独自の研修をさせていただきました。それを 踏まえて平成27年度については、今度はその受け入れる側の民間の企業の皆さんとちょっとその受 け入れ態勢についてですとか、そういった部分、可能性も含めて平成27年度1年かけてやっていき、 仮に受け入れ態勢ができるとなった場合は、平成28年度から実際に人事交流をしていきたいなとい うふうに思っています。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) さまざまな研修制度は、人材育成や職員の意識改革に重要と思いますけれど も、その成果について検証していなければ、検証することをしなければ、制度として不十分であると 考えますが、現在その研修の成果について検証するような制度というか、取り組みというのはされて いますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 階層別研修については、そういった部分がちょっとないのかなというふ うには感じておりますが、専門的な部分での研修、年間数十人の市役所の職員が受けておりますが、 当然それは各職場に持ち帰って、各職場内でフィードバックがなされておるものというふうに理解し ております。   それで、新年度新たに私のほうで考えてある提案型自主研修、これがまさに行ってそれで終わり ということでなくて、持ち帰ってまたグループで研修しながら、できれば庁議等でプレゼンをして、 そして全体に広めながら政策に取り入れられるものは取り入れていくというふうなその研修の後のこ とも考えての企画であります。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 職員の意識改革という言葉は、昔から常に聞く言葉でありますけれども、な かなかその意識改革が進まない理由として組織風土、職場風土があると思うのですけれども、それら に対して人材育成の観点で何らかの取り組みといいますか、職場内の意識改革というか、取り組みみ たいなそういう考えはありますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 職員数が減ってきている中で、当然やっぱり一人一人の個々の能力を今 まで以上にアップするということが今の市役所の職員には求められています。   そういった中で、各職場で課長を通じてあるいはその部下を通じて常に意識高揚に取り組んでい るというふうには考えているところであります。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 職場づくりという観点で1つ質問したいのですけれども、臨時職員の方かな りの数の方いらっしゃると思いますけれども、全体で大まかで結構ですので、どのくらいいらっしゃ いますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 大まかで520人前後だと…… 〇1番(渡辺 昌君) 200ですか。 〇総務課長(高田 晃君) 500、520人前後です。   これは、学校関係あるいは保育園の臨時保育士、それも含めての数です。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 今正職員の数が760人ぐらいでしょうか、90人と言いましたっけ。そのく らいで、臨時の方が520人というのは、単純に比較してもかなり多い数字だと思うのですけれども、 いろいろ話聞きますと、臨時職員といえども正職員以上に熱心に仕事に取り組んでいるという話を多 く聞きますけれども、正職員に比べれば臨時職員の待遇というのはかなり低いと言ってもいいと思う のですけれども、臨時職員の方が働きやすいような職場づくりとか環境づくりというような取り組み というのは意識してされていますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) これは、正規職員あるいは臨時職員かかわらず、職場環境については常 に良好な環境をつくっているつもりであります。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 今社会的にはセクハラ、パワーハラスメント、それにマタニティーハラスメ ントというのですか、これが3大ハラスメントで、いろいろ新聞なりそういうところでよく聞く言葉 でありますけれども、村上市役所内においてそのようなものがあるということはありますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) そういった部分については、私の承知している限りありません。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) ただ、パワハラとかマタニティーハラスメントでは、その定義が難しくては っきりすることはできませんので、なかなか出てこないと思いますし、仮にあったとしても、大抵の 方は我慢して出てこないことも多いのだそうです。   そういうことがあった場合に相談する場なり、そういうのを今後考えていかなければならないと 思いますけれども、どのように考えますか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 職員との、組合のほうとの交流の中でも、そういった話が出ています。   やはり女性職員の場合には、特にそういった今マタニティーハラスメントの話がありましたが、 なかなか上司に相談しにくいとかいうふうな部分があります。そうなると、当然休暇の取得にも関連 してくるものですので、組合との話し合いの中でそういったものがとりやすいような制度を構築しよ うとか、あるいは相談できるような部署、当然総務課になるわけですが、そういった部署を設けてい きたいとかいうふうな話は今段階でしているところです。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 特に臨時職員の方は女性の方も多いわけですし、職務上の立場も弱いわけで すので、ぜひそういう取り組み進めていただきたいと思います。   次に、支所の職員体制についてであります。行政改革推進会議などの資料を見ますと、支所だけ ではないのですけれども、その職員の方の職場や職員の方の業務量の検証が十分されていないように 思うのですけれども、どうでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 検証については、先ほど市長職務代理がお話ししたとおり、常に各本庁、 支所間では事務レベルではやっています。   ただ、なかなかその本庁、支所との業務調整がうまくいっていないというのは事実だと思います。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 平成29年度からの1課制に向けて支所の業務集約して、本庁のほうに集約 するような話し合いがされているというのは去年聞きました。余りうまくいっていないということで しょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 事実を申し上げますと、今年度いわゆる定員適正化計画に向けて職員の 数が減ってきている。平成29年4月1日には733、1課体制という部分の今現在の計画です。   それに向けて、やはり支所だけでなくて本庁でもなかなか人が足りない。比例していわゆる効率 化ができればいいのですが、今政策的な部分での業務量が逆にふえているという部分があります。そ れで、今年度そういった調整はしてきましたが、初めての試みでしたので、本庁と支所とのうまく業 務のすみ分けというのですか、お互いに調整がなかなか難しかったということです。ただし、これは 今年度で終わるわけではありませんので、来年度にかけても、常にそういった事務調整をしながら業 務の効率化を図っていきたいというふうには考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 計画ありき、削減ありきでなく、十分現状を検証して、場合によっては見直 しもあるような考えで臨んでいただきたいと思いますが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 大綱的なことでありますので、私のほうから答弁さ せていただきます。   今総務課長が言われたように、やはり支所との本庁とのいろいろ業務の分担またその内容等今い ろいろ問題も生じてきているのは事実であります。その中で、お互いに押しつけるのではなくて、ど ういうすみ分けをしてどう対処をしていくか、その辺も含めて最終目標が平成29年でありますけれ ども、今のところ非常に業務量、またいろんな社会情勢の変化、また今の総合戦略の問題等、非常に 大きな課題も、また大きな問題も出てきております。日本海沿岸東北自動車道の延伸もそうですけれ ども、その課題に向けてやはり適正化計画も見直す時期ではないかなということで、来年度、平成 27年度にはどの辺で終わらせるというのは大変失礼ですけれども、この程度で今後いくというよう なことの指針をある程度示したいと思っております。それがある程度まとまりましたら、議員の皆さ んにもお知らせしたいと思いますけれども、今までの本当に退職者が順調にいけばいいのですけれど も、勧奨退職者が非常に多く出ている現状、また普通退職者もあるというようなことで、本当に2年 ぐらい前倒しみたいな形で推移していますので、その辺はやっぱりある程度歯どめをかけてやってい かなければいけないなと思っておりますので、その辺も考慮しながらお示しをしたいと思っておりま す。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) よろしくお願いします。   次に、観光振興についてであります。観光というのは、地域間競争の最たるものと思います。昨 年の10月に市観光協会と市議会議員との懇談会が開催され、初めて参加いたしました。その中で、 観光協会の浅野会長さんのお話がありまして、北陸新幹線の開業に大変な危機感をにじませるお話が ありました。下越地方、とりわけ県北の村上はかなりその影響があるのではないか。そのため、従来 であれば新潟県の観光協会のキャンペーンに加わって活動するのであるけれども、北陸新幹線の影響 を考えれば、庄内を初めとする東北地方との観光地の連携を考えていかなければならないとの発言が ありましたけれども、このような危機感について所管の商工観光課では認識を共有というか、持って おられますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 持っております。   観光協会とは連携を密にして会議、打ち合わせ等を小まめに行っておりますので、観光協会から のデータ情報または今今後先ほど市長職務代理者から申し上げましたが、大阪方面、それから川越と の連携を視野に入れていきたいというふうに考えております。   先ほど市長職務代理者より答弁ありましたが、この大阪堺市とは歌人、与謝野晶子の縁で交流を 持つということで、堺市のほうからアクションがあったというふうに聞いております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 答弁にもありましたように、PR活動や誘客宣伝活動には力を入れているよ うでありますけれども、もう一つ加えていただきたいのは観光資源の質を高め、魅力を高めるような 取り組みが必要ではないかと思います。自分たちも経験ありますけれども、割と有名なところ、宣伝 されているところに行っても、実際行ってみたらがっかりすることかなりあります。そういうことの ないように、観光資源の質を高める取り組みというのは必要だと思います。   そこで、例えばですけれども、以前にも言ったのだけれども、この隣のおしゃぎり会館、若林家 住宅を中心とするところ、これそのパンフレットなのですけれども、あの辺を三の丸スポットという のだそうです。それで、隣には歴史館もありますし、確かに民間のほうではいろいろなイベント組ん で、そのたびに多くの方いらっしゃっていますけれども、通年といいますか、そういうときでないと き、観光客の方どこに行くのかなといえば、やっぱりおしゃぎり会館とかそちらに足を運ばれる方が 多いと思います。それで、おしゃぎり会館、これはこの間委員会の閉会中事務調査でも、イヨボヤ開 発公社の方呼んで話聞いたのですけれども、所管が生涯学習課なっています。おしゃぎり会館、正式 名称〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕村上市郷土資料館でありますけれども、そのことか らもわかるように、本来であれば博物館的な施設であり、観光施設というよりは観光的な施設と言っ てもいいと思うのですけれども、今現在入館者どんどん減っているという報告がありましたけれども、 こういうところもっと博物館としての施設であれば今のままで十分なのかもしれませんけれども、観 光的な視点で見れば、まだまだ先日見てきましたけれども、改善すべき点多々あるかなと思うのです。 それで、田嶋課長さん、前職が商工観光課長でありますけれども、その辺の観光という面とその博物 館的な施設の関連といいますか、その辺のところ何かお考えありましたらお聞かせください。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 私の立場としては、おしゃぎり会館をもう少し生涯学習としても活 用していきたいし、先ほど議員がおっしゃられた職員の資質向上とか研修の機会にもしたいというふ うに考えておりまして、あるものをやはり展示していきたいということで、冬場に特に1月、2月、 観光客が減っている時期に、埋蔵文化財で発掘したような遺物で復元したようなものを展示して、そ こで定期的に学芸員が解説をしてお話をすると、こんな機会もふやしてもらいたいということを今考 えておるところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 観光施設として施設の魅力を高めるためには、外部の専門の方にアドバイス を伺うのもいいのではないかと思います。   例えば村上出身の方であれば、新潟県の県立美術館の館長されている方もいらっしゃいますし、 長岡造形大学のデザイン専攻の先生の方もいらっしゃいますし、例えばですけれども、そういう視点 で外部の方が見てもらうのもいいかなと思います。   それともう一つ、その三の丸スポットのことで、今三の丸記念館ありますけれども、あれも冬の 間は常にあけるのは難しいでしょうけれども、春から秋の観光シーズンについては、やっぱりあそこ があいているのとあいていないとでは大きな、観光客にとって大分違うと思うのです。やっぱりあそ こで何か企画展なり、何もなければ観光ポスター張ったり、あそこがあいていることがかなりポイン トになるのではないかなと前から思っています。展示考えても、ちょっと中途半端といいますか、例 えばスポットライトの設備をつけるだけで、全然展示会した場合に見ばえするといいますか、何らか 三の丸記念館の有効活用については何か考えていることありますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) これにつきましては、村上文化歴史館と三の丸記念館で村上市美術 協会の会員展などを毎年1回以上やっていただきたい。あるいは、部門によっては日本画部門、洋画 部門といった部門ごとの展示会、作品展なども開けないかということを今美術協会の関係の皆様にお 願いしているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) あと、そのおしゃぎり会館のほかにも似たような施設としてイヨボヤ会館あ ります。   行政縦割りでなくて、やはりそこにもイヨボヤ会館のほうにも多くの観光客いらっしゃいますの で、商工観光課も横の連携でもっと観光施設として魅力高めるような取り組みをしていただきたいと 思いますけれども、課長さん、どうでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) イヨボヤ会館につきましては、農林水産課の所管になります。   今漁業資料館ということで、先ほど郷土資料館と同じ形で内水面の漁業資料館ということでつく った施設でございます。それを観光施設ということで、衣がえしたような形でイヨボヤ会館という名 称で今運営しておりますけれども、おっしゃるように同じものを展示しないようにしながら、お客様 をリピーターを〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕ふやすには、やはり常に新しいものにかえ ていくというのも必要でございますので、私どもとしましても、イヨボヤ会館担当に対しましては、 そんな形でなるべく新しいものをやっていくようにということはお願いしてあります。   また、イヨボヤ会館の壁面とか屋根とかのリニューアルもしておりますし、行政としてやらなけ ればならない、こちら側として指定管理をお願いしている立場としてやらなければならないことにつ きましては、要望聞きながらやっているという状況でございます。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 縦割り行政ではなくて、横の連携というご指摘でございますので、 市長前からおっしゃっておりますように、点から線へ、線から面へというふうな整備を行って、まだ まだ各地域に観光資源、文化資源、歴史資源、さまざまな資源ございますので、そういったものを結 びつけてPRをしていきたい。ひいては、北陸新幹線開業に向けた対応をとっていきたいというふう に考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 似たような施設として、私も地元であります。朝日地区には縄文の里朝日、 それでみどりの里には日本玩具歴史館がありますけれども、かなり厳しい状況にあると思います。日 本玩具歴史館も、入りたい人が玄関でボタン押さないと係の方が来ないような状況になっております。 職務代理者、鈴木副市長の地元であります。ぜひ創意工夫でもっと取り組んでいただきたいと思いま す。いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) みどりの里も郷土歴史玩具館も、開園当初は喜ばれ て非常に多くの来館者がございました。   最近は、やはり存在すらわからない方も出てまいりました。そんな中で、村上市観光全体的なや っぱりそういう施設を本当にPRし、また連携をとりながらどういう相乗効果、またいろいろ共通券 等そういうのを発行しながら、全体的にこの地域に訪れてあちこち回って楽しんでいただきたい、そ んなことで今後考えていきたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 積極的取り組みよろしくお願いします。   以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで渡辺昌君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時58分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、3番、板垣千代子さんの一般質問を許します。   板垣千代子さん。(拍手)           〔3番 板垣千代子君登壇〕 〇3番(板垣千代子君) 公明党の板垣千代子でございます。議長のお許しをいただきましたので、 一般質問をさせていただきます。私の質問は、2項目となっております。   1項目め、防災士の育成について、@、昨年の7月に防災士の講習が始まり、村上市民が50人、 他市から29人の方が受講されましたが、防災士の試験に合格された方は何人いましたでしょうか。   A、この講習は5年間続けるとのことですが、前回は女性の受講者が少なく思えました。これか らは、女性の方たちにも多く参加していただきたいと考えていますが、市ではこれからどのように実 施していくか伺います。   2項目め、村上市の孤独死の現状について、かつて日本では、自宅で死を迎えることは家族に見 守られて旅立つ幸せな死の代名詞でありました。しかし、近年の生活様式の変化に伴い、社会の最も 小さい単位である家族が少数で構成されることがふえてきています。また、近隣とのつながりも疎遠 化し、自宅で亡くなるということが必ずしも家族に見守られて幸せに旅立つことを意味しなくなって きています。孤独死は、高齢者だけの問題ではなく、30代、40代にもあり、社会問題になっていま す。市では、このような状況をどのように考えているかお伺いいたします。   答弁の後、再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。           〔市長職務代理者 副市長 鈴木源左衛門君登壇〕 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) それでは、板垣議員の2項目の質問に順次お答えい たします。   最初に1項目め、防災士の育成についての1点目、本年度の防災士試験の合格者の人数について のお尋ねについてでございますが、昨年7月26日と27日の2日間、村上市ふれあいセンターにお いて防災士養成講座を実施し、市内から受講した50人全員が合格されております。   なお、他市から受講された29人の方につきましては、個人での参加となっているため、合否に つきましては承知しておりません。   次に2点目、今後の実施方法についてのお尋ねについてでございますが、本市における防災士育 成の目的は、町内会や自主防災組織の活動を活発化するための人材育成を主にしております。そのた め、区長さんからの推薦を受けて受講者を決定しておりますが、次年度以降は男女共同参画の観点か ら女性が参画しやすい研修にするため、実施方法等を工夫していきたいと考えております。   なお、5年間続けることにつきましては、町内に1人という目標から割り出したものであります ので、決定しているものではございません。   次に2項目め、村上市の孤独死の現状について、孤独死は高齢者だけの問題でなく、30代、40 代にもあり、社会問題となっているが、村上市ではこのような現状をどのように考えているかとのお 尋ねについてでございますが、孤独死につきましては全国的な問題であり、各自治体が地域から孤立 させない取り組みを実施しております。本市においても、高齢者への支援として老人クラブによる 「高齢者見守り支え合い体制づくり事業」や社会福祉協議会による「要援護老人安否確認事業」、給 食サービス提供時の安否確認、民生委員の訪問活動などにより声かけや傾聴活動を行い、支援が必要 と思われる場合には市の保健師等が訪問し、「高齢者生活支援事業」や「介護予防教室」などの各事 業、地域の茶の間への参加の呼びかけを行っております。また、毎年9月と2月には高齢者見守り強 化月間として全国的な取り組みを実施し、本市でも市報や回覧板等で声かけや簡単な支援など地域で の支え合いを呼びかけ、地域から孤立させない取り組みを行っております。   高齢者以外の方につきましては、孤独死等の目立った事例はございませんが、支援が必要な方に は民生委員・保健師、障がいのある方につきましては、相談支援専門員等が必要に応じて訪問活動を 行っているところであります。また、4月から生活困窮者自立支援法の施行により、経済的に困窮し ている、または困窮しそうな方の発掘・支援に努め、孤独死の未然防止にもつなげてまいりたいと考 えております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ご答弁ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきます。   防災士の育成についてですが、昨年は79名の受講者、ただいま答弁をいただきましたが、村上 市50名の方全員が合格されたということで、本当におめでとうございました。そういたしますと、 この防災士という制度、勉強を始めたというのは、20年前の阪神大震災の後にできたものというふ うに聞いております。また、緊急消防援助隊サーチ・アンド・レスキューというものができたのも、 この20年前の大震災後にできたというふうに聞いております。4年前の東北大震災では、この緊急 消防援助隊がすばらしい活躍をしたというふうに聞いておりますが、この緊急消防援助隊について詳 しく教えていただきたいと思いますが、消防長、お願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 緊急援助隊に関しましては、各新潟県の消防本部ございますが、取りまと めが新潟消防局になっております。近県で災害が発生した場合には、その状況を新潟消防局で把握し て、被災地に近い消防本部から派遣されているようであります。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   私もそのように聞いておりました。ただ、3日ほど前のNHKのテレビで、この緊急消防援助隊 の実例を放映されていましたけれども、ほとんどがヘリコプターです。4年前の東北大震災にも、地 上から救いに行かれないということでヘリコプターがかなり強力な作業をされていたということがテ レビで放映されておりました。このような災害のときには、それこそ陸から救助できないときにはヘ リで救助をするということで、本当に一人でも多くの市民の皆さんを救いたいということで必死にな って、夜暗くなっても災害地を眺めている消防団の姿が痛々しく、またありがたく思ってテレビを見 させていただきました。   ただ、このときにヘリの方たちが一番困ったことは何だったかというふうに聞きましたら、やは りヘリの燃料の供給がなかなか難しかったと。片道、県外にまで行って燃料補給をしてこないといけ なかったというようなことを消防署員の方たちが話をされていらっしゃいました。こういうときには、 もし新潟で災害が起こったときには、そのヘリの給油に対しては県外のほうまで行って給油をすると いうような話し合いといいますか、政策といいますか、そういうのは現在決められているものでしょ うか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) ただいま議員おっしゃっているのは、防災ヘリの件だと思いますが、防災 ヘリの運営については、新潟県で行っております。   当村上市からは、来年度から隊員として1人3年間派遣される予定でございますが、燃料補給の 詳細については存じ上げておりません。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 本当に消防署員の方たちは、毎日厳しい訓練を重ねて技術、身体的能力、 実践を重ねているので、すぐにでも災害があった場合には活躍できるということが見込まれています。   ただ、防災士の場合は講習を2日間受け、その後で試験を受け、合格されると、それで完了とい うような形になっておりまして、その後年に1回でも2回でも集まっていただいてまた勉強をすると いうようなことを持っているのかどうかということに関してお聞きしたいと思いますが、いかがでし ょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) その件に関しまして、防災士である議員がよくご存じだと思いますが、 今この制度の中ではこのNPO法人の防災士機構ですが、そこではそういったアフターフォロー的な ものをやっているというふうには聞いていますが、今この村上市で昨年度受講した50名、今後そう いったことはどうしても考えていかなければないと思うのですが、今現在そういった制度はありませ ん。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   いや、本当に私も3年前に防災士の勉強をさせていただいて、もうこの防災士は村上に必ず必要 だということで一般質問させていただき、5年間1年に50人ということで続けていきたいという市 長のご英断をいただきまして、去年初めてこの講習をしたということなのですけれども、本当に勉強 だけではなかなか身につかないということで、これではだめだなというふうに思っております。   また、たまに教本を開いて読みますと、新たにああ、そうだったという思い、ああ、こうしない といけないのだという思いが出てきます。また、地方、集落ですとか区に防災士がいらっしゃって、 その防災士の方がいろいろ防災についてご説明をされるというようなことを、義務ではないですけれ ども、活用といっても大変失礼な言い方ですので、あれですけれども、ぜひお願いして防災に対して のお話をしていただければなと思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) どんな資格も、資格を取って終わりと。そこからスタートするわけです ので、この防災士についても、やはり資格を取ってから地域の中でどういうふうにして活動していく かというのが一番大事なことだというふうに思います。   おっしゃるとおり、今防災士の方々が昨年50人、またことしも、来年もまた予定をしておりま す。そういった方々が地域で活躍できるように、来年度ちょっとまだ予定計画なのですが、ある地区 に入ってまちづくり協議会の安全分会等で一緒にそういった防災教育の活動したり、あるいは防災の 意識を高めるための活動したりというふうなことを計画しております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   そのようにぜひ、せっかく取った資格を皆さん自分自身のため、また地域のために活用をしてい っていただけるようなお考えを持っていただきたいと思います。   また、これは教育長にお伺いしたいと思うのですけれども、避難場所となると学校の体育館、ま た学校施設をほとんどお使いになると思うのですけれども、この学校に教職員の方たちにも防災士の 講習を受講していただきたいという思いがありますが、教育長はどのようにお考えなっているかお伺 いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 学校が避難場所として活用されるということは承知しております。また、 いろんな災害のときに、学校を避難場所として職員が子供たちとともにそこで対応している事例も前 回の地震等では出ております。   あくまでも子供たちが第一でありまして、住民の方々という形の防災士的な意味合いは教職員は 今のところないというふうに感じておりますが、校長、教頭等も何かあったときにはすぐに学校に駆 けつけ、そしてその学校の管理について市の職員とともに管理に当たるという形になっておりますし、 管理職はその意味でも地元に近い人間を1人は置くというような形で、県教委も中越地震からそのよ うな形になっております。防災士という形ではございませんけれども、学校教育、その非常時につい てはそのような形で協力をしていくのが筋ではないかと、このように考えております。   また、今の件については、これから勉強させていただいてご検討させていただきます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   前向きに検討をしていただけるということです。本当に避難場所になる学校、体育館施設に関し まして、この防災士の中で勉強する中で、あの大きな体育館の中をどういうふうに割り振って高齢者 の方、病気の方、いろんな方たちをどこに待機してもらえばいいかというような勉強もいたします。 それで、各教室にも、出産されたばかりでミルク、おっぱいを飲ませる人たちのことを考えて教室を 与えるというようなことの勉強をしております。そういう面からも、ぜひ学校の施設を一番よく把握 されている教職員の方にこの防災士の勉強をしていただければ、なお一層避難してきた方たちが安心 していられるのではないかというふうに考えておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。   いいですか。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) また、この防災士に関しまして、男性の力も大変重要なものなのですけれ ども、避難所での女性の力が非常に大変役立つ。まず、食事をつくらないにしても、お弁当が届いた らどんなふうに皆さんにお分けしてもらうか。また、そのお弁当だけではなくて、ではお湯を沸かし てお茶を飲んでいただこう。みそ汁を飲んでいただこうというような女性の家庭での役割が即この避 難所で役立っていると。本当に女性の力がどれだけ避難所で大きく皆さんのことを助けるかというこ とについても、この講習で学ぶことができます。   もちろん女性がたくさん受講してもらうために、また若い女性、若いママたちです。この受講、 2日間の受講になりますけれども、この人たちに受講してもらうとなると、やはり子供を預かってい ただかないといけないというふうに思っております。そういう点からも、昨年は村上ふれあいセンタ ーのほうで講習いたしましたが、そちらのほうの1室をその子供たちの保育といったらあれですけれ ども、そこで子供たちを預かって若いママたちのためにしっかりと勉強してもらうというようなこと も考えて女性の防災士をどんどんふやしていっていただきたいというふうに考えておりますが、その 点について総務課長、どんなふうにお考えですか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) これは、地域の防災力を高める中でどうしてもやはり女性の力というも のが必要になってくると思います。   今議員おっしゃったとおり、災害のときの避難所、ここではやはり女性の視点でいろんなその生 活面での配慮が大事なことになってきます。女性の防災士をふやすも大切ですけれども、いわゆる自 主防災組織の中でもやはり女性の皆さんの協力も必要だというふうに思います。来年度今のように女 性の方が参画しやすい、参加しやすいような講習会にして、仮にそういったその該当する女性の方が 出た場合には、当然市としても託児所をつくるなりの配慮はしていきたいなというふうに思っており ます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   それでは、昨年市の職員も何人かこの防災士の講習を受けたというふうに聞いておりますが、何 人ぐらい。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 市の職員8名受講しました。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) この中に女性の方はいらっしゃいましたか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) おりません。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 市の職員の方たちが講習受けたということですけれども、この職員の方た ちは現在何か消防団に入っていらっしゃる方もおいででしたか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 8名受講した中で消防団に入っているかどうかまでは、ちょっと私そこ まで承知しておりませんが、立場上各支所の自治振興課に勤務していたり、地域振興課に勤務してい たり、あるいは総務課で勤務していたりということで、ある意味その防災関係の職に携わっている職 員であります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   本当に何でも勉強するというのは大切なことで、ましてこの防災士の勉強すると、いかに人の命 を助けるということが大切になってくるかというふうなことをまた大きく自分に感じてくるものがあ ったように私も思っております。その中で、やはりどんなふうにこの講習を忘れずに保っていくかと いうことが大切ですし、自分の命を守り、家族を守り、隣近所の皆さんの命を守っていくということ に関しまして、本当に先ほど申しましたようにヘリコプターで……消防署員の方です。緊急消防援助 隊の方がヘリコプターで見て歩いて、あと屋根に乗っている人がいないと、助けを求めている姿が見 えないとなったときには、地上のほうから助けに行くと思われるのですけれども、その助けを迎える までの間、その地域でのこの防災士の方たちの力、また消防団の力というのは、大きな支えになると 思います。その中で、1つの命を助けるということがどれだけ大きなものであるかということを市の 職員また防災士の勉強された方は実感されているのではないかというふうに感じておりますので、ぜ ひその点またこれからあと4年、4回できれば実施していっていただきたいと思っておりますけれど も、とにかく一人でも多くの方にこの講習を受講していただきたいということをお願いしまして、私 のほうからの質問は終わらせていただきたいと思っておりますけれども、もう一度課長のほうからや はり進め方についてもう一言お伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 今後も引き続いて防災士の養成講習会は開かせていただきたいと。5年 で50人で250名の防災士が誕生するわけですので、ぜひともそういうふうにしてやっていきたいと 思います。   全国では、いろんなその市の職員以外にも例えば2万人いる郵便局の局長さん、これを今養成し て全ての局長さんが防災士になる、あるいはガソリンスタンドの皆さん、警備員の皆さん、学校の教 職員の皆さんも含めてですが、そういったいろんな職種の方々から参加していただいて、女性の方も ふやしていきたいし、防災士の全体の数もふやしていきたいと。それがひいてはやっぱり地域の防災 力の強化につながりますし、先ほど先回お話ししたいわゆる要援護者の支援等についても、力を発揮 していくのではないかなというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   それでは、最後ですけれども、福祉課長のほうに保育園等の先生、こういう方たちに講習を受け ていただくというようなお考えはありますか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 施設の管理者として大変重要なことかと思っております。   この講習に限らずとも、こういった種類の講習とか参加して、施設の管理者としてきちんとした 仕事を学んでもらえるようにしていきたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   本当皆さんのお力でこの村上市民の命を守って生きられる体制をつくっていきたいというふうに 感じております。また、私が防災士になったときに、救急法を学んでいないと、防災士の免許をいた だけないということでしたけれども、今回というか、昨年の7月ですけれども、このときに新しく救 急法を皆さん学んだのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 私残念ながら参加しておりませんでしたので、その2日間の講習の内容 の詳細までは承知しておりません。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 私も、講習会のほうで救急法は学ばずに、普通の日村上の消防署のほうに お願いして救急法を学んだということがありますので、ぜひこの救急法も皆さんで学んでいきたいと いうふうに思います。   この救急法に関しては、2年が限度ですよね。2年たつと、また救急法を学んでその講習会に出 ましたという証明をしていただくというようなことを聞いていますが、消防長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 私の記憶の中では3年と思っております。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   では、私の勘違いで3年のわけですね。では、私もことしはもう一度救急法を学んでいきたいと 思っておりますので、よろしくお願いいたします。   それでは、2項目めの村上市の孤独死の現状についてということでお伺いしたいと思います。そ れでは、総務課長になるのでしょうか、現在孤独死ということで村上市の事例はありますか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 平成26年1月から12月まででありますけれども、3件ほどござ いました。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 年齢はおわかりになりますか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 3名の方全て高齢者でありますが、1人の方89歳、それから80 代、70代であります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) この高齢者の方は、ひとり暮らしだったわけですね。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) そのとおりであります。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 失礼なのですけれども、この方たちは何日目ぐらいで見つけられたのでし ょうか、死亡してから。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 短い方で四、五日でありますし、中にミイラ化した方が1人おられ ました。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) これは大変なことですね、ミイラ化となりますと。   四、五日であれば、ご近所の方が発見されたということも考えられますし、ミイラ化となれば、 ほとんど誰もそのお宅には行っていないということになると思いますが、先ほどいろんな民生委員さ んですとか、社会福祉協議会さんですとか、安否確認に行かれるというお話を聞きましたけれども、 このミイラ化となりますと、何カ月もそのまま、暑いときであればすぐに腐敗されてしまうというこ とも考えられますし、なかなかそのあたりが誰もそのお宅に行かなかった。鍵がかかっていて入れな かったというようなことも考えられますけれども、課長のほうでどのようにお考えでしたか。 〇議長(板垣一徳君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) この方は、持ち家でひとり暮らしでありました。   ただ、市内にご兄弟がおられました。たまたま民生委員さんが何回も訪問をしている中で、それ で鍵があかないということで市のほうに連絡して、それで市の職員が出向いて行きまして確認したと ころ、鍵かかっているということで警察のほうに連絡して、警察があけて入ったというようなことで ございます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) 私の身の回りの方も、一昨年前から孤独死の方が出てきております。その 中でもやはり30代、50代という若さで亡くなっていたという事例がございました。   その際、死亡が確認されますと、救急車には乗せてくれないのです。即警察の車で連れていって いただいて、検視をするということだったのですけれども、私の場合は1日から3日の間に亡くなら れていたということで、まだそんなに体も生きているときのままというような形だったので、その分 に関してはよかったなと思いましたけれども、実際そういう連絡が入ったときに、もう私自身も頭が 真っ白です。何から手をつけていいかわからない。手順がどんなふうにすればいいかわからない状態 でいましたけれども、こういうときに市のどの課に連絡して、それで手順といいますか、それを教え てもらえるような課はあるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) ただいま板垣議員のほうから50代というようなことでありましたので、 例えば50代の方ですとか30代の方ですとか、そういった場合のことでございますけれども、手順 とかそういったことをお教えするということまでは、実は私どものほうでもやっておりません。   私どものほうも、板垣議員先ほどおっしゃられたように、警察のほうから連絡いただきまして、 身元不明の場合私どものほうで対応させていただいている部分がございまして、ただそれは役所的な 部分でありまして、非常に簡略なことでやっておりますので、普通一般の事務的手続とか、葬儀とか に関しては、私どものほうでお教えしていることはありませんです。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) でも、本当に私もこの仕事をしていましたけれども、実際そう目の前に亡 くなられた方がいて、警察の検視を受けて、それで警察の検視が終わってくるとなると、時間にもよ るのでしょうけれども、私の場合は夜中でした、帰ってきたのは。   そうなったときに、もうばたはだ、ばたばたと、ひとり暮らしでしたので、男の人でしたから、 家の中はそうきれいではなかったです。そこに葬儀の準備というようなことはとても考えられなくて、 市の業者さんにお願いして小さいホールをお借りしましたけれども、突然のことなので、そういう亡 くなり方もしていましたので、そういう大きなお葬式はしないでいこうと。もちろんその方がどれだ けのお金を持っているかも〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕わかりませんでしたし、なる べく小さくと思ってやりましたけれども、いや、葬儀代というのはかなりかかります。びっくりしま した。もう小さく、小さくといいながらかなりの金額がかかった。では、それを誰が持つのかとなっ たときには、誰もいなかったので、私のほうで喪主というところに名前を書きました。そうしました ら、お葬儀の場合は喪主と、喪主のお名前の方に全て行きますと葬儀屋さんに言われまして、これは 大変な責任のあることだなというふうに感じました。そんなことも知らずに名前をちゃちゃっと書い た私が悪かったのですけれども、そういうことを知らないでいると大変なことになりますし、またひ とり暮らしの男性でしたので、それこそ家の中はごみ屋敷状態、ではその片づけを私がしてもいいの かとなったときに、ちょっと待てよというふうに思いました。それで、市の無料弁護士相談がありま す。そちらに行って弁護士さんにいろいろ聞いてきまして、間違いのないようにということでいろい ろ教えていただいてそのようにさせていただいたわけなのですけれども、実際ではいつ弁護士相談が 受けられるのかということも、私はたまたま次の日が弁護士相談の日だったので、すぐに対応してい ただいてできたわけですけれども、もしこれが1週間のうち2日しかありませんから、時間がかなり あるとなれば、また困る市民の方が出てくるかと思うのです。その点について、やはりできれば、こ ういうときであれば市のほうに相談してくださいというような窓口をつくっていただければありがた いなというふうに感じました。市長職務代理者、いかがお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) ただいまの本当に質問でありますけれども、こうい う孤独死は都会の問題かなという感じで受けとめていましたけれども、やはりこの地域でもそういう 方がふえているということでございます。   その中で、割と高齢の方のひとり暮らし、それがいろいろ見守りしているのだけれども、その間 がやはり長くなれば、ちょっといつ亡くなったというのが確認できずにSOSか何かぐあいが悪いと か、そういうのが発信があればすぐ向かって行けるのですけれども、もうそれができない状況であり ますので、その辺部署といいますか、介護高齢課になるのか、また市民課になるのか、総務課になる のか、その辺ちょっと今後の検討課題として、今後ふえてくるだろうというようなことの体制整備も ひとつ高齢者から若い人まで網羅するような形での窓口は、ちょっとそういうことで困ったときの相 談窓口みたいな形で設置をしていかなければいけないなと思いますので、その辺ちょっと検討をさせ ていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ぜひそういう窓口をつくっていただきたい。   その窓口がありますよというお知らせをどんなふうにするかということなのですけれども、自分 の親戚であれば葬儀屋さんを呼ぶわけですけれども、その葬儀屋さんにそういう窓口が市にあります よと、順序立ててこんなふうなやり方がやっていくほうがよろしいかと思います〔質問終了時間5分 前の予告ブザーあり〕というようなものが葬儀屋さんのほうからいただけるような形があればよかっ たかなというふうに感じました。その点については、これから協議されていろいろ、市報に載せても いまいち皆さんどういうふうに感じるかわかりませんので、実際そこで葬儀となったときに初めてそ のものを自覚するという部分もありますので、そのあたりを考えをいただきたいと思います。   また、生活保護の方であれば、お亡くなりになったときには国のほうからお金が来ますね。それ で、市のほうで火葬なりなんなりを全てしてくださるというふうに聞いておりますけれども、それで よろしいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 火葬に係る費用については、免除していただいておるところでございま す。   また、葬祭に係る費用につきましては、生活保護、例えば2人でおられる場合であれば、出るこ とがございますが、1人で亡くなって、例えば葬祭をとり行っていただける方がおられるとすれば、 それは出ない場合もございます。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) それで、1人で亡くなっていた、孤独死ということになりますと、お墓も ないということも考えられます。そういうときに市の墓地ございますね。村上市の墓地がありますよ ね。そちらのほうにはお骨を納めてから何年ですか、1年とか3年以内に石塔を建てなければいけな いというようなお話を聞いたことがありますが。 〇議長(板垣一徳君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 私どもも、何件か利用させていただいている場合ありましたのですけれ ども、確かに墓石というような形に近いものを建てておる場合はございますけれども、それ何年以内 にというようなことはちょっと私存じておりません。 〇3番(板垣千代子君) それでは、後ほど教えていただければと思います。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) それで、墓地はただに、市のほうからお借りしてただということになって も、墓石を建てるとなると、それなりの金額がまた必要になってきますし、今散骨という話もよく聞 きますけれども、その散骨について知っていることを教えていただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 今海のほうで海にまくとか山のほうでまくとかというお話は聞いたこと ありますけれども、今現在こちらのほうで散骨について実際に事務を取り扱ったことはございません。   ですから、ちょっとその詳細については、大変申しわけありませんけれども、わかりかねます。   なお、先ほどありました墓地の件でありますけれども、私どものほうの環境課のほうで市営墓地 というのを取り扱っておりますけれども、特に何年以内に墓石を建てなければいけないとか、そうい うようなことはございませんので。 〇議長(板垣一徳君) 板垣千代子さん。 〇3番(板垣千代子君) ありがとうございます。   もう2つ3つお伺いしたいことがあったのですけれども、個人的に課のほうにうかがわせていた だきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。   それでは、私の一般質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 〇議長(板垣一徳君) これで板垣千代子さんの一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。           午後 1時50分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、4番、鈴木いせ子さんの一般質問を許します。   鈴木いせ子さん。(拍手)           〔4番 鈴木いせ子君登壇〕 〇4番(鈴木いせ子君) 議長のお許しをいただきましたので、これから一般質問させていただきま す。鷲ヶ巣会の鈴木いせ子です。どうぞよろしくお願いいたします。本日は、お忙しい中傍聴いただ きまして、大変ありがとうございます。私の質問は、3項目についてであります。   1項目め、減収に苦しむ農業対策について、農林水産省は、米価下落の中で営農を継続していく めに、農地中間管理機構による担い手への農地集積・集約化の着実な推進とあわせて稲作産地の自主 的な取り組みにより、需要に応じた生産販売が行われる環境整備と稲作農業の体質強化を図るとして おりますので、お伺いいたします。   @、平成27年産米の村上市への生産目標の配分数量は少なくなったようですが、その数量と理 由をお聞きいたします。   A、国は、平成26年度補正予算で「稲作農業の体質強化緊急対策」として200億円の金額を盛 り込んでいますが、市はどのように対応し、どのくらいの申し込みがあったのかお伺いいたします。   B、12月定例会の私の一般質問で、生産調整水田における主食米以外の生産物に対し、反当た り2,000円の市単独助成では、ほかと比べて大幅に少ないので、新年度予算での増額をお願いいた しましたが、それは反映されたのでしょうか。   C、村上市農業再生協議会では、農家の減収と担い手の経営安定化及び農地集約化のために地代 の減額についての検討に入っておりますが、どこまで進んでいるのでしょうか。   2項目め、救急搬送業務の現状についてであります。近年救急車の出動が増加傾向にありますが、 現状についてお伺いいたします。   @、過去2年間の救急車の出動件数について。   A、搬送される近隣の病院はどこが多いのでしょうか。   B、出動件数の増加原因は何でしょうか。   C、村上市消防本部管内でのドクターヘリへの活動状況はどのようになっていますか。   3項目め、高速道路の整備状況と道の駅の整備計画についてであります。   @、朝日まほろばインターチェンジからあつみ温泉インターチェンジ間の計画は進んでいるので しょうか。   A、道の駅朝日と朝日みどりの里の整備計画について伺います。   B、山北地区の道の駅の整備計画について伺います。   以上です。どうぞよろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。           〔市長職務代理者 副市長 鈴木源左衛門君登壇〕 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) それでは、鈴木議員の3項目のご質問について順次 お答えいたします。   最初に1項目め、減収に苦しむ農業対策についての1点目、平成27年産米の村上市への生産目 標の配分数量は少なくなったようだが、その数量と理由はとのお尋ねについてでございますが、平成 27年産米の市町村別生産数量目標の配分数量は2万4,938.10トン、前年比96.5%で、その下落率は 県内で3番目に高くなっております。高くなった要因としては、近年で最も県内シェアの高かった平 成20年産が算定根拠から除外されたことと、6月末在庫シェアが2年連続低下はしているものの、 依然高い状態にあることの2点が考えられます。   次2点目、国は平成26年度補正予算で稲作農業の体質強化緊急対策として200億円を盛り込ん でいるが、市はどのように対応し、どれくらい申し込みがあったのかとのお尋ねについてでございま すが、鈴木議員ご承知のとおり、稲作農業の体質強化緊急対策については、1月30日が申込期限と なっておりました。国からの説明会が1月19日で半月もない中、農業者への周知を行い、申し込み と生産コスト低減計画の作成といった作業を行いました。また、当対策は、新たな栽培技術の取り組 みを実施し、生産コスト低減を図ることで助成を受けることができることから、JAにいがた岩船、 JAかみはやしに協力要請、栽培技術の指導等をお願いし、185人の農業者の申し込みを受けること ができました。なお、2月27日まで追加募集についても、現在精査中であります。   次に3点目、生産調整水田における主食米以外の生産物に対し、反2,000円の市単独助成では 他と比べて大幅に少ないので、新年度予算での増額をお願いしたが、反映されたかとのお尋ねについ てでございますが、水田利活用推進事業補助金につきましては、現状維持の反当たり2,000円の予 算案を提案しております。近隣他市町村との差は把握しておりますが、より戦略的に農家の支援がで きるように新たな補助金を創設することといたしました。ネギ、ブロッコリー、枝豆、加工用トマト、 ユリ、切り花、茶、アスパラガス、イチゴ、球根類、サヤインゲン等の有力園芸品目に対し、新たに 作付面積を拡大した部分に補助を行い、めり張りを持たせることによって、農業者の複合経営を推進 し、所得向上を図りたいと考えております。   次に4点目、村上市農業再生協議会では農家の減収と担い手の経営安定化及び農地集積化のため に地代(小作料)の減額について検討に入っているが、どこまで進んでいるかとのお尋ねについてで ございますが、平成21年の農地法改正により標準小作料制度が廃止され、それにかえて賃借料情報 (最高・最低・平均値)を農業委員会が提供することとなっております。しかしながら、当地区の小 作料はほかに比べて高どまり傾向のため、近年の米価下落等を考慮して、法的な縛りはありませんが、 農業者みずから農地の受け手、出し手の話し合いを行い、各地区ごとに参考小作料を検討するという ことになりました。早いところでは、昨年末から関係機関等の参加もいただきながら検討を行い、地 区によっては既に設定を終えているところもあり、3月末までには各地区ごとの参考小作料が設定で きるものと伺っております。   次に2項目め、救急搬送業務の現状についての1点目、過去2年間の救急車出動件数についての お尋ねについてでございますが、平成25年は2,710件で前年から58件の増、平成26年は2,806件 で前年から96件の増で、年々増加傾向にあります。   次2点目、搬送される近隣の病院はどこが多いかとのお尋ねについてでございますが、平成26 年の搬送人員数は2,578人で、搬送人員の多い順に村上総合病院が1,500人で全体の58.2%を占め、 次に県立坂町病院が384人で14.9%、県立新発田病院が362人で14.0%となっており、この3病院 で搬送先の90%近くを占めております。   次に3点目、出動件数の増加原因は何かとのお尋ねについてでございますが、出動件数のうち 65歳以上の高齢者の搬送が全体の65.1%を占めていることから、核家族化による高齢者世帯の増加 が大きな要因と考えられます。救急搬送業務が増加傾向にあることから、引き続き救急車の適正利用 を呼びかけてまいります。   次に4点目、管内ドクターヘリの活動状況についてのお尋ねについてでございますが、平成25 年は出動要請件数が41件、そのうち出動が33件、平成26年は要請件数が52件、そのうち出動が 35件となっております。   次に3項目め、高速道路の整備状況と道の駅の整備計画についての1点目、朝日まほろばインタ ーチェンジからあつみ温泉インターチェンジ間の計画は進んでいるのかとのお尋ねについてでござい ますが、朝日まほろばインターチェンジからあつみ温泉インターチェンジ間は、ご承知のとおり、平 成25年5月国道7号「朝日温海道路」として国土交通省が直轄で事業を進めているところでありま す。本市といたしましても、早期開通のため昨年8月には朝日地区に2つの朝日温海道路推進協議会 を、11月には山北地区に3つの朝日温海道路推進協議会を設立し、国との連絡調整がスムーズに図 られるよう進めてきたところであります。現在朝日地区におきましては、5回の協議会と関係者説明 会を終え、最終的な調整段階となっておりますし、山北地区においても2回の協議会を終え、調整中 であります。新年度からは、整備促進のため本市でも新たな部署を設けることとしており、国・県及 び地元とさらに連携を密にしながら進めてまいりますので、議員各位のご理解とご協力もよろしくお 願いを申し上げます。   次2点目、道の駅朝日と朝日みどりの里の整備計画についてのお尋ねについてでございますが、 ご承知のとおり、朝日まほろばインターチェンジの構造も事業者のご理解のもと関係者の要望どおり、 道の駅朝日とロングランプにより直接つながることになっております。ロングランプから道の駅朝日 までは、市道を介して接続をしますので、新年度にはこの市道部分の詳細設計等を予定しているとこ ろであります。道の駅朝日の地域振興施設である朝日みどりの里につきましては、関係者等と調整を 図りながら、観光の拠点としての力を発揮できるよう準備を進めてまいりたいと思っております。   次の3点目、山北地区の道の駅の整備計画についてのお尋ねについてでございますが、山北地区 の道の駅の整備計画につきましては、地元山北地区活性化促進協議会等から設置要望は受けています が、現在のところ具体的な検討には至っておりません。道の駅朝日は、(仮称)鼠ケ関インターチェ ンジ周辺に鶴岡市が計画している道の駅構想と相乗効果を発揮できるように、場所の検討も含め特色 ある施設整備のあり方について関係者と連絡調整をしてまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 平成26年度は、どこの農家も赤字のところが多いです。それは、言うこ ともなく補助金が半額になって米の価格が3,000円も安くなったということです。それは、もう農 家の自助努力で、その努力の限界を超えています。   農家も高齢化になり、担い手不足が進んでおります。とても担い手の育つような状況ではないよ うに思います。ましてTPPが重なれば、放棄される土地はあふれると私は考えております。今米を つくっても34%は減反しなければならないし、米粉だ、飼料米だといったって、天候や売り手先に よっては赤字も覚悟の状態です。それも、国の方針であれば農家は従うしかありません。今平成27 年度の作付数量は聞きましたけれども、市の予算は12月、私も一般質問これ2回目ですが、市の予 算がついたのは、私も確かめましたが、400万の金額の増加しかありませんでした。どのようにやる のかなと思いましたが、減反のふえた分についてこれはやるのだということでしたが、それでも 2,000円よりは100円ぐらい多くなったかなという気がしますが、大変な状況にあります。このこと について、市長職務代理よろしくお願いします。どのように考えますか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 米を取り……そういう関係については、非常に厳し い状況であるとは認識をしております。   国の政権交代等いろいろ紆余曲折ありまして、農政も非常に大きく変わってきておる現状であり ます。私どももやっぱりその事業がいろんな面でころころ変わるものですから、それに本当に振り回 されているのが今の現状であろうかと思います。また、農家についても、その安定した収入が得られ ない、そういう中で米余りというのが非常に大きな問題として、また国全体の少子化もあるので、人 口減少もあるのでしょうけれども、やっぱり米消費がなかなかふえない、かなり落ち込んでいるとい う現状から、本当に厳しい今後が予想されます。その中で、この地域はうまい米の産地でありますし、 やっぱり付加価値をつけた中でどう販売をしていくか、それらが各農家に問われているのではないか。 また、農協にもそういうことで販売についても問われているのではないかなと感じております。その 中で、米を中心としてどうやはり野菜とかいろんな作物を組み合わせながら現状を維持して農家を育 てていくか、それが今の現状ではないか。その中でいろいろ知恵を出しながら、来年度予算として盛 ったわけであります。先の見えるような形での農業政策をこれから考えて、やっぱりそれに意欲のあ る農家が取り組んでもらえることを期待をしております。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 市長職務代理さんは、簡単に付加価値をつけてなんて言いますけれども、 どんな付加価値つければいいのか、ちょっと私も今でも思いつかないのですけれども、思いつきます か。答弁。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) これだけではなくて、今農業の6次産業化というこ とで付加価値をつけて、米を主体にしながらいろんな分野でいろいろ試行錯誤、また新しいそういう 6次産業としての製品、新商品を生み出しながらやっぱりやっていかないと、なかなか出荷できない のではないかと思います。また、農家の暮らしもそれなりに安定していかないのではないかなという ことで、待っているだけではなくて、やっぱり自分らもいろんな調整をしながら頑張ってもらいたい なということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 平成27年度の施政方針出ましたが、その中で米価下落と生産資材高騰の 影響が懸念される農業への支援が必要であるとありましたが、この言葉に伴った予算というのは、私 探したのですけれども、見つからないのですが、どこにこの予算反映しているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 今ほど市長職務代理がおっしゃられたように、その400万という お金がもらえたということでありますけれども、そういう部分について新年度に盛らせていただいた ということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 農家に今になって生まれたときからつくってきた稲作を自分で売り先を探 せだの、米以外の作物をつくれなんていったって、大半の農家は行政と農協に頼ってきたのが現状で す。今になって商売せいなんていうのは、無理に決まっていると私は思うのですが、それでも村上市 は施政方針に書いた割には400万しかつかないということについての私はこの違いが納得できない のですけれども、課長さん、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 今申し上げるのは主な例でございますけれども、多面的機能支払事 業ということで、多面的な農地・水とか中山間ありますけれども、そういう部分で加入していない集 落についても加入促しながら、国の交付金もふえておりますので、そういう部分でも市のつけ足し4 分の1あります。   ことしの新年度予算につきましては、直接国から今までは協議会に入っていましたけれども、3 億数千万でした、財政課長説明しましたけれども、当初に。そんな形で、そういう部分に市の負担も そこに盛り込まれておりますので、全体として経費は市の負担はそれなりに農業のために使われてい るということでご理解いただきたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) これ以上言っても、課長さんは3月になれば退職されますので、ぜひ後任 の課長さんが決まりましたら、このことを一番に引き継いでいただきたいと思いますので、よろしく お願いします。   それで、私もう一つなのですが、ちょっと今不思議に思ったのですが、補正予算で体質強化緊急 対策ということで、1ヘクタール2万円の補助金が来て、課長さんのところへ行ったら、ちょっとオ ーバーしているらんさのというような話だったのですけれども、また2月21日に追加募集があった ということなのですけれども、まだ余裕があったのですか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 私、オーバーしているとは申し上げなかったと思うのですが、国の ほうでまだ金が余っているということだと思うのですが、それで追加募集があったということであり まして、さらにきのうまた第3次の追加募集があったということで、きょう北陸農政局新潟地域セン ターがあるのですが、そこの人が来まして、もう一回追加募集してくれということで来たということ であります。3月19日までの日まで、いきなりまたきょう来て3月19日までの追加補充というこ とで来ておりまして、恐らくそれに取り組んでいない市町村があろうか。先ほど市長職務代理者が 185名ということで申し上げましたけれども、そんな形で村上市はそれなりに取り組んでいるのかな というふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私も、この内容を自分も該当しているものですから、よく調べましたので すが、これをクリアするためにはとてもハードルが、ちょっとやそっとで、1ヘクタール2万円もら うには3万円も考えねばできないような、そんな計画なっておりますけれども、今3月には私も二、 三日前に手続してきたのですが、通帳のコピーをくれとか、みんな手続してきたのですけれども、こ れがもし秋にクリアできなかったときは、お返しせねばならないのです。それが市の大変な負担にな ると思うのですが、その辺も考慮の上追加募集をやったのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) これは、国から直接入るものでございます。   募集のほうも、今申し込みして来年の作付に間に合うようにということで、3月中にお支払いし ますよという国のほうの説明でありました。3月中には皆様の通帳に入ると思います。その後、1年 かけてしっかり2%のそれぞれの経費の削減をしながら、最終的には国のほうにちゃんとやりました よという報告をして、実績報告上げるということであります。私ども一番心配しているのは、その 2%削減できなかったときにはやはり返さなければならないと、非常にそれは心配しているという状 況でございますし、この今までの申し込みについては、JAともよく連携をしながら、申し込み受け 付けもJAと一緒になってやっていますので、今後そういう部分についても栽培技術指導者の指導の 講習会とか、そういうものもやっていきたいなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それで、2,000円の件なのですが、減反した分に対しての村上市の補助金 が2,000円で、関川は12月に5,000円と言ったけれども、本当は8,000円だったというこういう数 字があるのですけれども、さっき午前中竹内議員の答弁を聞いていますと、近隣では何でもやってい ないよみたいなことをお話ししておりましたが、私はなぜこれを聞くかというと、関川はにいがた岩 船の管内です。神林は合併しておりませんので、ちょっとあれですが、関川はにいがた岩船、農協は 合併しておりますので、だから同じ農協の中で片一方は行政は2,000円、関川の行政は8,000円と なると、100円、200円の差ではないので、これはいかがなものかということでご質問したのですが、 そこに400万がついたということですので、どうなっているのかなということで再度お聞きしたい のですが。 〇議長(板垣一徳君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(瀬賀 功君) 私、そのときの恐らく答弁したときには、市としてはその2,000 円掛ける面積掛けますと、1,800万の補助金を毎年大体出しているのです。それぐらいで出ておりま す。   それで、なかなかそれを関川村が突出して高いのかなという感じでございまして、私どものほう としては、どうしてもするとなるとその枠の中で強弱つけたほうがいいのではないかということで私 申し上げたと思うのですが、ですからこのたびその2,000円というのは、平らに据え置かさせてい ただいて、そのブランド化とそれから有害鳥獣対策という形で今盛らせていただきましたので、これ からさらにこれが一生懸命農家の皆さんが複合経営という形でどんどんと、つけるの大変なのだとお っしゃいますけれども、私いつも言います。4年後、5年後なると、どうしても米が余ってきたらど うするのだという話になるわけです。そうすると、やはり転換を余儀なくされますので、そういう部 分でそういう部分の今の金を活用していただければと思いますので、その辺はご理解いただきたいと 思います。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) では、あとやめます。次の課長さんにぜひ言ってください。   それでは、今本当に農業、私も議会推薦の農業委員になりましたのですが、地代のことで大変検 討に入っております。大体のことは私も承知しているのですが、これが決まった場合、どのようにし て広報するのか、それをお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 農業委員会事務局長。 〇農業委員会事務局長(遠山昭一君) 先ほどの答弁にもありましたが、3月というか、もう少しで 各支所ごとの地域部会ございますが、そちらのほうで検討されておりますが、設定が行われるという ことで、市の農業再生協議会とそこに農業委員会も含まれるわけですけれども、決裁等経ましてまた すり合わせ等も行いまして、行った後お知らせしたいということで、ホームページは当然でございま すが、できれば市の広報に折り込みでお知らせしたいということで考えております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それでは、これで農業終わります。   これから救急搬送業務についてお伺いします。まず最初に、消防長にお伺いしますが、ドクター ヘリについてお伺いします。平成25年度は、ドクターヘリの要請が41件、そして平成26年度は 52件あって、年々これがふえています。このドクターヘリを要請する基準というようなものはある のでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) ドクターヘリの件数は、今のところ県内では県内で平成25年度が446件、 平成26年が583件の要請がありました。これを受けて県は、平成28年ごろまではもう一機ドクタ ーヘリを追加する予定であると聞いております。   ドクターヘリの要請基準についてはいろいろありますが、例を挙げますと、高エネルギー外傷。 高エネルギー外傷というのは自動車、オートバイ事故、爆発事故、滑落事故をいいます。そのほか手、 足、指等の切断及び熱傷、溺水、窒息、呼吸循環不全、息がよくできないという場合です。あと意識 障害、けいれん、麻痺、脳卒中とかいろいろございますが、そのほか現着の救急隊員が必要と判断し た場合となります。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それは、救急車で運ばれるようなのもあるかなと思うのですけれども、や はりそれが救急車で運ばれないくらいの強度のものであるか、重要なものであることですよね。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 救急の側も、119番通報受けて1番目は司令室で判断をしますが、もしこ の救急ドクターヘリを要請して、もう必要がなくなったという場合もございますし、その場合もとが めないので、呼んでくださいということを伺っております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 今は、ドクターヘリは河川敷におりるのですよね。河川敷というか、川の 脇に。ドクターヘリでなくて救急車は……ドクターヘリ川の脇おりるのでよすよね。あそこ、川の脇 の駐車場におりるのですよね。そこから救急車で病院に運ぶのですよね。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) ドクターへリを要請された場合は、ちょっと例を申し上げますと、昨年度 の1月末に朝日地区の岩崩地内で発生した事案を申し上げますと、34歳の男性がクレーン車の荷物 が落下して下敷きになったという事案でございますが、最初に司令室に連絡が入ります。通報が司令 室に入った場合、時点で容体をお聞きしながらもうドクターヘリを要請します。   ドクターヘリを要請すると同時に、朝日の分署の救急隊を現場に行くように指示をします。同時 にヘリが着陸可能な、岩崩ですと、その場合は朝日支所の近くの多目的グラウンドだったと思います が、そこにヘリが来ますので、現場から救急隊で朝日多目的グラウンドへ患者を搬送します。それで、 乗ってきたドクターに容体を診てもらいます。そのときは、県立新発田病院に搬送ということで、そ こから県立新発田病院にヘリで搬送しました。その場合、今度新発田のほうで県立新発田病院にはヘ リポートがないものですから、新発田の消防本部の皆さんが一番県立新発田病院に近くのヘリポート で安全管理をしながら着陸させてもらいまして、そこから県立新発田病院まで救急車で搬送すること になりました。そのような過程で行います。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 病院にヘリポートがあれば、1回でできるものが2回もヘリコプターで運 ぶという、生きている人も死んでしまうかなというような方法で救急搬送しているわけなのですけれ ども、そのときでも例えばそれはたまたまその例は朝日のほうの多目的グラウンドだったのですが、 もしただの川の脇のあそこのグラウンドに来たら、何か消防署の人が交通整理もせねばないというよ うなことを聞いていましたのですが、そんなこともしていらしゃるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 今の事案で申し上げますと、人数的にはその場合、岩崩の場合は朝日の救 急隊が多目的グラウンドに救急隊3名、そのときは別に救急隊が出ていましたので、本署から安全管 理に5名出ています。   安全管理というのは、ヘリがおりるときに四方に人が入らないように最低4名おります。安全管 理にこのときは5名出動しています。それから、新発田のほうに行って、新発田では多分救急隊が3 名、安全管理に少なくとも4名出ていると思います。合計15名の隊員が必要になっております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) これからまたドクターヘリがもう一台増便になると。そして、この村上市 のだんだんとふえていく状況を見れば、毎年、毎年そういうケースというのはあるのですが、私が一 番言いたいのは、病院にヘリポートがあったならば、そのヘリコプターは1回でそこに来るのです。 そんなに15人も消防署の人が騒がせないと悪かった。動員しなくても、そんなに15人もの2回も しなくても、そして15人も動員しなくても、もし新しい病院にヘリポートがつけられるのであれば、 それはもうドクターヘリが即病院につくというのがこのことで市長職務代理さんにも理解いただけた と思うのですが、新しい病院には絶対このヘリポートのつかない病院なんて建てられないですよね、 副市長。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 新築を予定している村上総合病院のことだと思いま すけれども、その村上総合病院建築の基本構想の中で、ヘリポートについては調整をするということ になっております。   調整するという意味は、屋上につくるか平場につくるか、詳細な設計がまだできておりませんの で、面積的なものをまたどういう規模にもの、そういう詳細設計ができていませんので、何とも言え ませんけれども、私どもはつくっていただけるものと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) では、さっき竹内議員の私資料見て一生懸命考えていたのですけれども、 西側に病院があったならばヘリポートはつきませんとここに書いてありましたよね、この資料に。さ っき出した資料には書いてあります。ヘリポートは不可と書いてあります。   屋上には不可と書いてあるかもしれぬけれども、あそこには電波がいっぱいあります。いろんな 電波がついています。もし経営管理委員会が開かれましたら、市長職務代理の副市長さんには、ぜひ ヘリポートのつかない病院は建てては困るということを強く言ってほしいのですが、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 西口になりますと、やはり電波の電波塔か、携帯電 話の塔もあります。それらの状況、またどのぐらいの高さになるか、その辺も含めて調整をしなけれ ばいけない問題が〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕あろうかと思います。   ただ、私どもも救急、せっかくのドクターヘリもまた1台配備されるということでありますし、 非常に広域な本当に面積を有する本市でありますし、また新潟とはかなり距離もあるというようなこ とで、拠点病院としてやっぱりその機能は整えていただきたい、そんなことを要望はさせていただき ます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) また、私竹内議員の市長職務代理の質問を一言一句逃さず聞いていたので すが、これからの事業というのは20年、30年先を見据えた計画をしていかねばないということを強 く言っていましたけれども、もしそんな新しい病院はそういうために建てるのではないですか。そこ にヘリポートがつかないのであれば、それは重大な問題だと私思います。ヘリポートのつく病院を建 ててください。いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 村上市で建てるということではありませんので、そ ういう協議会の中で私どもも要望して、それなりにではもう少し出せとか、そういうあれにも話もな ってくるかもしれませんけれども、私どもはそういうことでやはり必要だということで、その基本構 想の中にもそういうことがうたわれていますので、それを見守っていきたいと考えております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 西側にこだわるからそうなるのです。   もしそのヘリポートを最優先にして病院計画、20年、30年のことを考えて計画すれば、また新 しい考えも出てくると思います。今ドクターヘリが来て、また防災ヘリは大きいよね。防災ヘリは、 ドクターヘリなんてものでもないし、そうなって想像超えるほどすごいです。そしてまた、災害があ れば自衛隊のヘリも来るという、それらも全部対応できる新しい病院でなければ、新しい病院が今建 てた、ああ、失敗したなでは済まされないので、その辺もしっかりと頭に入れて市も取り組んでいた だきたいと思いますが、よろしくお願いします。いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 病院の設置の場所につきましては、いろいろ調整会 議で決まったことでありますので、それを今さらどうこうできる問題はないと思います。   その中で、できれば私どももそういうことでヘリポートは設置していただきたい要望はさせてい ただきます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 時間もうちょっとあれば、なくなってきましたので、次朝日みどりの里の 件について、道の駅について質問していきたいと思います。   この道の駅というのは、温泉が売り物なのですよね。温泉のある道の駅ということだと思うので すが、源泉がどのようになっているのか課長さんはご存じでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 時間がありませんので、端的に申し上げますが、承知しております。   たしかふるさと創生、平成三、四年なのだと思うのですが、1,300メートル掘りまして、今現在 地面から200メートル下に管が給水口があると。その下300メートルにその管を長年の清掃でスケ ールが下に沈澱しているというふうな状態でございます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 思ったよりも悪くなっているということで、危ぶまれているというのでし ょうか。今コテージにも温泉を引いていましたのですが、あそこ使っていますか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 中には使ってもらっているお客様もおいでになります。   ただ、確かにひねると赤い水が出たりというふうなことはありますが、指定管理者である株式会 社まほろば様の本当の良好な管理のもと、いまだかつてクレームは一切ございません。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) やっぱりあそこは、普通の道の駅とも違うことということで、温泉のない 道の駅ではまずもってそのイメージが違ってきますので〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕そ のイメージ図ですかつくるのにことしから予算がつきましたので、それはよかったなと思っているの ですが、その前に十分その温泉を再度見直ししていただきたいのですが、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) いろいろ状況聞いたりしておりまして、今早急にお湯が出なくなっ ているとかということではありません。   ただ、ポンプが古くなっておりますので、この一、二年に取りかえを予定してございます。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それに道の駅がロングランプもついてよくなる、もっと新しいいい道の駅 ができると思うのですけれども、そのイメージ図のためにたくさんの予算が計上されておりますけれ ども、どういうようなメンバーでどのようなことを考えているのかお聞きします。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) 今鈴木議員のおっしゃるそのイメージというようなことなのです けれども、私どものほうの予算つけさせていただいたのは、朝日の道の駅だけではなくて、山北のほ うからも要望がございますので、そういった面で両方いかにこの村上市の活性化につながるかという ふうな観点を捉えながらやっていく必要があると思っております。   当然その中には、株式会社まほろば様ですか、そういったところだとか、関係者、国も当然かか わってきますので、そういったところとやりとりしながら、そのイメージ図的なものを市としての考 えを入れながらやっていく必要があるのだろうというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) これは、平成27年度中に完成の予定ですか。 〇議長(板垣一徳君) 都市整備課長。 〇都市整備課長(船山三喜雄君) はい、単年度予算で今のところ考えております。   その後、また具体的に詳細設計だとかいろんなことに進んでいく前段の今準備段階の図面と。第 三者に見せて話をしながら今広げる図面はないものですから、そういったものをまずつくりたいとい うふうな感じでおります。 〇議長(板垣一徳君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) ぜひ皆さんの意見を聞いて、そこで働いている人、やっぱりかかわってい る株式会社まほろばさんとかの意見も入れ、またそこに出店している人の意見も聞きながら、ぜひ誰 が来てもまた来たいなという道の駅のイメージにつくり上がるようにお願いしたいと思います。よろ しくお願いいたします。   課長さんも、よくそれを次の人に伝えておいてほしいなと思いますので、課長さん、いればいい のですけれども、そのことをお願いして私の一般質問終わりたいと思います。ありがとうございまし た。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで鈴木いせ子さんの一般質問を終わります。   午後3時10分まで休憩します。           午後 2時53分  休 憩                                                        午後 3時10分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、18番、滝沢武司君の一般質問を許します。   滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) 本日の一般質問の最終質問者になりました市民クラブの滝沢であります。 議長のお許しをいただきましたので、2項目について質問させていただきたいと思います。   第1点目は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正と今後の市教育委員会の在り方に ついて伺いたいと思います。「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」が 昨年6月20日に公布され、ことし4月1日から施行されることによって、新たな市教育委員会の組 織や運営が行われることになります。約60年間続いてきたこれまでの市教育委員会がどのような組 織になり、どのように運営されるのか、そのポイントとなる主な事項を簡潔にご説明ください。簡潔 の字が間違っていましたので、お許しください。   @、4月1日からの施行される市教育委員会の組織は、これまでとどのように変わることになる のか、その概要を伺います。   A、今後の市教育委員会の責任体制や協議内容は、どのように変更されることになりますか。   B、これまでの市長と教育長とのかかわりはどのように変わることになりますか。   C、文部科学省の資料によれば、これまでの地方教育行政の組織及び運営に関する法律を改正す る理由やこれまでの教育委員会の課題として「教育委員会の委員長と教育長の責任が不明確」、「教 育委員会の審議の形骸化」などが挙げられていますが、これまでの経過などを振り返って、市教育委 員会として指摘される同じような課題や問題を持っていたと考えられているのか伺います。   D、これまで行われてきた市教育委員会にかかわる当市議会の審議や議決は、どのように変わる ことになりますか。   E、4月から施行される改正法での今後の市教育委員会のあり方や運営等について、どのように 市民への理解や説明を行おうと考えているか伺います。   大きな2項目めは、市職員の定数についてであります。さきの12月定例会で「定数条例」上の 職員定数と現員数との大きな違いを示しながら、現定数条例に不備はないのかと質問しましたが、今 定例会では「定数条例の一部を改正する条例」の提案は見られません。なぜ定数条例を改正する必要 がないと判断しているのか、再度説明と今後の対応を伺います。   以上であります。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。           〔市長職務代理者 副市長 鈴木源左衛門君登壇〕 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) それでは、滝沢議員の2項目のご質問について順次 お答えいたします。   最初に1項目め、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正と今後の市教育委員会の存り 方については、教育長に答弁いたさせます。   次に2項目め、市職員の定数についてのお尋ねについてでございますが、定数条例は、地方自治 法第172条第2項の規定に基づき、市長部局以下各部局所属職員数の上限を定めております。現在 の条例上の定数は、平成23年4月1日、部制を廃止した際改正したもので、各部局の合計で903人 であります。平成26年4月1日現在では、いずれの部局においても定数を下回っており、職員実数 合計は790人と定数と実数との大きな隔たりが生じていることから、改正の必要があると考えてお ります。定員適正化計画後期計画では、変化する地元ニーズに対応するためには、時勢を的確に捉え た定数管理を行うこととしており、平成26年度当初に比べ30人弱が減少する平成27年度の初動時 の業務対応の状況と今後の見通しを踏まえ、計画数について見直したいと考えております。この見直 しにあわせて、各部局の職員数を積み上げて全体の職員定数を定め、平成27年のできるだけ早い機 会に改正条例を提案したいと考えております。よろしくお願いいたします。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、滝沢議員の1項目め、地方教育行政の組織及び運営に関する法 律の改正と今後の市教育委員会の存り方についてのお尋ねについて、全体を通してお答えいたします。   今回の法改正につきましては、教育の政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、地方教育行 政における責任の明確化、迅速な危機管理体制の構築、首長との連携強化を図る等を目的としており ます。現行体制と大きく変わる点としましては市長が教育長、委員を議会の同意を得て任命すること。 教育長と4人の委員をもって組織し、教育長が教育委員会の会務を総理し、代表すること。そして、 その任期は教育長が3年、委員が4年となること等です。また、市長と教育委員会との協議調整のた め、総合教育会議が設置されることも変更点です。   なお、改正後においても教育長は、教育委員会の意思決定に基づき事務をつかさどる立場にある ことは変わりありませんし、議会との関係につきましても、改正前の状況と大きく変わるものではな いと理解しております。本市においては、これまでの教育委員会制度における教育委員会運営に問題 はなかったと受けとめておりますが、法改正の趣旨を踏まえ対応してまいりたいと考えております。 その上で、本法律の趣旨が本市の教育の質の向上に生かされ、市民の期待に応える教育が推進される よう努めていくことが大切であると考えております。   また、市民への周知等につきましては、市のホームページ等を活用して行ってまいりたいと考え ております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 大変ありがとうございました。教育長のほうからは、総括的なまとめた答 弁だったので、また後で伺いますが、まず12月定例会とのかかわりありますので、定数の関係から お伺いしたいと思います。   今市長職務代理者から答弁のありましたように、そのことについては前回もお伺いをしたという 点でありますので、特に触れませんけれども、やはり定数条例は903人だと。平成26年度にある現 員数は790、そしてこの前の定例会での今後の見通しとしては、平成29年4月には733人というよ うなことの説明があったように思います。なるほど、定数条例は上限を決めるものだというふうに受 け取って、今のままでもいいのだというふうに恐らく捉えられて今の答弁なのだろうと思うのです。 しかし、これまでもいろいろな形で職員数にかかわるいわゆる行政執行のいろいろな問題点が指摘さ れてきていると思うのです。例えば支所の人数が足りないと。あるいは、保育士の正規と臨時との比 率の問題とか、上限を決めてそのままずっときて、なぜ上限903人なのに今790人、百何十人も開 きがあるのに3割補充を続けるのだというふうにもし問われたら、どのようにお答えをするつもりで すか。 〇議長(板垣一徳君) 総務課長。 〇総務課長(高田 晃君) 昨年の12月の定例会において、滝沢議員から定数についてのご指摘を 受けました。   その場でもいろいろご議論して、最終的に今度のこの3月でありますが、次の定例会に条例改正 をしたいというふうな答弁をさせていただいたと思います。実は、その定員の関係でありますが、ご 存じのとおり今定員適正化計画後期に入っております。今年度当初790、そして平成27年度で当初 で761、最終的には議員おっしゃったとおり平成29年4月1日で733というふうな計画がございま す。これが今言われたように支所の業務の関係、保育士も含めて専門職の関係、そして本庁の業務、 この定員適正化計画をつくったときから比較してさまざまな業務が逆にふえている部分がございます。 それで、今まだ整理が最終的につきませんけれども、抜本的にこの定員適正化、定員数を見直しをし たいと。したがって、それについて定員を見直すに当たっては、3割補充についてもこれリンクして おりますので、この見直しをすると。そうなってきたときに、この761になるのか750になるのか あるいは770になるのか、今この今年度中になかなか結論が示されておりませんので、整理つき次 第平成27年度当初その数で定員定数条例を改正したいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) これからのことは、いろいろ検討されているのだと思うのですが、私の言 いたいのは、これまで定数条例がほぼ安定をして、例えば800人だったら800人ということで数年 もう変わらないと。上限あるいは10人とか5人少ないとかということであれば、私は何も無理をし て定数条例を変える必要はないというふうに思うのですけれども、これまでの経過は毎年30人、40 人ずつ減ってきているわけです。それに対応する定数条例と考えられていない点に私は問題を持って いるわけです。   30人、40人減ったら、やっぱり定数ももうそれなりに減らしていかないと、次に3割補充とい う理由が立たないと。そのままいってもいいわけですから、そういうやっぱり問題を持ちながらやっ てきたと。総務課長は、この前質問にはその都度変えてくればよかったのかなとは考えていますとい うお答えをされました。私は、そのことが必要だったと思うのです。そのことを私は言いたいので、 やはり激動する定数の環境の中ではコンプライアンスというのか、条例主義でいけば、私はこの定数 条例一番大きな問題をこれまで持ってきたのではないかという意味で、12月議会でもお聞きしたし、 今回もその点をただしたいということで聞いたわけです。その辺ひとつこれまでの経過は、私は余り うまくなかったなとは思いますけれども、今後に期待をしたいというふうに思います。   1項目めは、教育長の答弁についてお伺いします。まず最初に、普通条例の改正とか規則の改正 の場合、議会に対して全員協議会等でいろいろなそのことについての説明があるのです。そういう機 会がどの課でも今度こういうふうに変わって、こういうふうに進めようと思うというレクチャーがあ ったのですけれども、この地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律について は、これまで議会に何も話がなかった。4月1日からやりますよということで、今回は若干の教育長 の身分とかそういったことに、身分等にかかわっての条例提案もされている、改正提案。その辺のと ころをどのように地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する、よく言われるのはこ れは新教育委員会法だという人いるのです、これ性格あるいは内容から。その辺のところ、非常に大 きな問題だと思っていたのですけれども、そういう説明がなかったものですから、一般質問でお伺い してその点をお聞きしなければならないというふうなところに至っています。その辺の教育長として の感じ方あるいは受けとめ方について伺います。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 今回の新しい改正後の教育委員会制度につきましては、経過措置が ございまして、現教育長の任期期間中については、今滝沢議員もおっしゃいましたけれども、旧の教 育委員会制度の内容でいく。旧法の状態でいくというような経過措置もございましたので、今すぐこ の4月1日から村上市の教育委員会が新法のとおり、改正法のとおり変わるというようなことの、ち ょっと言葉あれですけれども、緊急性というのでしょうか、その経過措置があったことによって、議 会のほうにはそういうことについてのお知らせはしなかったということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 経過措置については私もわかります。   しかし、今回の法律改正によって、そのことだけではないわけです。今度教育委員会のいろいろ な審議の中で、こんなふうに変わりますよということは説明をされて、しかし例えば教育長の任期の 関係で、新教育長に移行するにはこの期間はありませんという説明をされないと私はうまくないので はないかと思うのです、今の答弁だけでは。というのは、教育長の身分とかはそうでしょうけれども、 まだ総合教育会議とかあるいは大綱をつくるとか、これはもう平成27年度から始まることなのです、 私がいろいろ資料を精査すると。今のは、ちょっと答弁としては不十分というよりもうまくないなと 思うのです。その辺については、また個々にお伺いしていきたいと思うのですけれども、やはり大き く変わってこれからこういうふうにやりますよということについては、全員協議会等で説明をするの に議会としてもそれに対応する会合を持てるわけですから。また、各担当の課からは、いろいろな形 でレクチャーがあってというのが、私は十分それで理解できなければ、また一般質問とかで質問しま すけれども、これだけ大きな問題をやっぱり話もしなかったということについて、私は十分反省して もらいたいというふうに思います。   今教育長は、総括的にお話しされましたので、私は今回この部分がこういうふうに変わったのだ ということでのまたいろいろな資料を見ながら、私なりにぽんとまとめながら質問していきたいとい うふうに思いますので、よろしくお願いします。そうすると、今学校教育課長から話があったように 委員の関係、これについては教育長は来年の5月20日かまで任期があるので、特に変わるものでは ないと、これはいいですね。そうすると、今回議案に出ています教育委員の補充という関係、教育委 員長がおやめになって、新たに勝間さんが教育委員として任命をしたいということでの議案がありま す。そうすると、この今の圓山教育長がおやめになるまでの1年間は、やはりこれまでどおり教育委 員長というのは選出、委員の間での互選することになるわけだと思うのですけれども、そのような受 けとめでよろしいですか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 全くそのとおりと理解してよろしゅうございます。   あくまでも委員長につきましては、1年の任期でございます。そして、再任を妨げないというよ うな文言も旧法律の中には書かれておりますので、現教育長の在任期間中については、1年1年教育 委員長の互選が必要となってきます。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そうすると、例えばある教育委員会では、教育長の任期がまだ2年あるい は3年あるというところは、今と同じ体制でいくというふうに私は読み取って、恐らくうなずいてい ますからそのとおりでいいのだろうと思うのですが、そうするといわゆる法律の改正によって教育委 員会がいろいろ変わっていかなければならないと、変えなければならぬということとのその違いが出 てくるような気がするのです。   法律に基づいてやっていく。特に教育長の責任の問題とか権限の問題、そういったことでそうい う暫定的な取り扱いと法改正によってやらなければならない事柄についての食い違いというのは出て こないのですか。出さないのだろうと思うのだけれども、予想はされませんか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 今回経過措置が設けられたことにつきましては、私なりの理解でご ざいますけれども、委員会という行政執行の継続性だとか安定性の観点から経過期間が設けられたも のだと理解しております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そうであるとすれば、ぜひそごのないような運営をお願いをしたいと思い ます。   村上市の場合は、先ほど言いましたように来年度からということになるのだろうと思うのですけ れども、これまでは教育委員として選任をされ、そして教育委員会の中で教育長が互選されたという のがこれは今までの経過ですね。60年前から続いている運営といいますか、組織づくりなのですね。 今度この改正によって教育長として議会に承認を求めると、こういうふうに変わっていく。しかも、 任期は3年だということになるのですが、議会とのかかわりでは今のような、今までは委員として任 命されたのが今度は教育長として任命されると、こういう受けとめでいいのですよね。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) そのとおりでございます。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 先ほど質問したように、そういう点すらも議会に話がないというのは、や っぱりうまくなかったのかなというふうに思います。   ぜひその辺は、今後いろいろなことがあるのだろうと思いますけれども、そうすると法律上の問 題で村上市は暫定期間がありますので、その辺は特例という形になるのだろうと思うので、法改正そ のものについてのいろいろな問題というか、不明な点をお聞かせいただきたいというふうに思います。   まず、市長が教育長を教育長として任命をするということになると、何かやっぱりそう何か教育 長とかあると指示系統、こういうことやりなさい、ああいうことやりなさいというようなその上下関 係というのは、今までだと市長部局、教育委員会部局ということで対等な形で私は受けとめてきたの ですけれども、今のような任命という行為によって上下関係みたいのが生まれるものなのですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 確かに市長は教育長を任命いたしますが、教育長は教育委員会の意思決定 に基づいて事務をつかさどる立場であるということについては変わっておりません。   よって、教育委員会の意思決定に反する事務執行を行うことはできないというふうに考えており ます。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) これまでですと、同じ教育委員会の委員5人と対等というか、そういう形 で組織づくられてきたのが今度は教育長、そしてあと4人の委員という構図になるわけですよね。   これまでも、教育長としての任命されていないのだけれども、議員としてはこの人教育長になる ので、委員に選ばれたのかなというような受けとめ方をままされる場合がこれまでもありました。教 育長も、平成25年の第2回定例会、これは教育長初めて教育長席に座って仕事をされたときですが、 そのとき私は、教育長になっての所信をお聞かせ願いたいという中に、いろいろな決断をするまでの 経緯の中で、教育長の教育長としての教育委員に提案することには同意しましたという、議事録から 引っ張ってきたのですけれども、そういう発言をされて、ご自分のやっぱり教育長として選ばれるの だなというふうに、私はこのときあれなんて思ったのだけれども、その後ちょっと質問続かなかった ものですから、後から読み返してみたらそういう議事録に残っているということがありますので、今 回市長が教育長を教育長として任命するというのは、現実的には余り大差がないのかななんとも思っ たりしました。しかし、大事なのは、今のように市長から任命された教育長ということのかかわりの 中で、やっぱり教育委員会の今度は最高責任者になるわけですから、そこでの守備範囲というかの権 限の問題で、今までとそういう点では変わるのかななんて思うのですが、教育長いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 改正後においても、教育委員会は合議制の執行機関である、そのように考 えております。   その意思決定は、教育長及び教育委員会による会議において出席者の意見で定められていくだろ うと。あくまでも教育長の責任、今回の法律の改正の中では、教育委員会のその責任の所在というと ころで教育長をその責任の一番手とすると。今まで教育委員長がやりましたから、そういう意味で責 任の所在というものは教育長にあるということについては、大きく変わってきていると思っておりま すけれども、その内容等については、教育委員会の合議制、そして教育長はその事務執行者であると いう立場については、大きく私は変わっていないと認識しております。ですので、教育委員会の合議 制のもと教育長は行動をしていくものと、このように認識しております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 確認しますが、これまでどおり教育委員会の守備範囲、あるいは行う権限 なりいろいろな動きはこれまでと変わらないというふうに今聞いて受けとめたのですが、今回の法改 正で2つの大きなことがあるのです。   1つは、総合教育会議というのを、これはどの地方自治体の教育長も教育委員会では必ずつくり なさい。この総合教育会議ということについて、これ市長が招集するという今までと非常に変わった といいますか、大きな変化だと思うのですけれども、この総合教育会議というものについての説明、 先ほどは答弁の中になかったようですので、もう少し細かい点についてお伺いしたいと思います。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 総合教育会議につきましては、この法改正の関係で4月1日から各 自治体に市長が招集する総合教育会議を設けなさいということがうたわれております。   会議につきましては、私どもであれば市長が招集し、その構成員というのは市長と、それから教 育委員のメンバーで構成するということになります。その中で協議されることにつきましては、教育 行政の大綱の策定、それから教育の条件整備とかいわゆる重点的に講ずべき政策等について、その中 で協議をしていきなさいということでございます。   ですけれども、あくまでも政治的中立要素の大きいものについては、協議すべきでないというよ うなことも書かれたものもございます。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今度は、先ほどの文部科学省の今回の法律改正の根拠といいますか、そう いったものの一つの中に、いわゆる教育のいろんな現象に対する、あるいは施策に対する責任の所在 が非常に不明確だというようなことから変えるのだという一定の方向づけがあったようなのですけれ ども、これまでいわゆる市長が教育委員会を招集していろいろ教育にかかわる会議を開くというのは 今までなかったことなので、そういった点では市長と教育委員会との意思疎通というのは、これは非 常に大事なことなのですけれども、今後今まで以上によくなるのだろうというふうには想定されます。 その中身について、では市長はどの辺までその教育委員会に話ができるのかとか、あるいは市長の権 限でもこのことについては、この会議の中で意見は述べてもまとめるようなことはできないいろんな 例があると思うのです。   それで、市として予算とかあるいは条例にかかわることとか、そういったことは話ができるのだ けれどもというようなことのようです。市長と教育委員会との協議あるいは調整といいますか、そう いったもの、なかなかうまくいかなかったと。教育委員会の言い方と市長の考えというのがなかなか 一致しなかったというようなことも想定されると思うのです。市長も、きちんとやっぱり教育に対す るいろいろな方針とか方策とかあるいは思いがあるわけですから、そういったことで調整あるいは協 議としてまとまらなかったような場合、どのような形で処理されるのですか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 協議の中で話し合われたとしても、あくまでも執行するのは教育委 員会という執行部でございますので、その執行するのは教育委員会ということで、先ほど教育長申さ れたように、教育委員会は合議体でございますので、教育委員会のほうでその内容について協議をし て、物事、対応に当たっていくことだと私は思っております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 協議あるいは調整の中に、今までは教育委員会は学校のことということで、 いろんな教育委員会としての考え方などもやってきたわけですけれども〔質問終了時間10分前の予 告ブザーあり〕今度は何か文部科学省の見解なんか見ると、幼児保育、幼児教育あるいは認定こども 園、それから放課後子ども対策とか教室とか、学童保育的なものも含めてなのだと思うのですけれど も、今まで本市だったら福祉課がやってきたいろいろなことにまでこの教育会議では取り上げること になるのだというふうに見解を出しているようですけれども、その辺福祉課とそれから教育委員会、 私は前から子供にかかわることは、ひとつやっぱりチームワークとしてやることが非常に効率的なの ではないかなんて言ってきたので、ああ、これは教育委員会としてあるいは子供に対して非常に方向 としてはうなずけるななんて思っていたものですから、その辺をどんなふうにこれから考えてやるつ もりですか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 文部科学省がその保育、福祉等も想定して出してきた背景は、ちょっと私 理解し切れない部分がありますけれども、木村議員にお答えしたように、それぞれの教育委員会では 子供保育関係についても教育委員会が行っている教育委員会等もありますので、それ等についても想 定して入れていたものか、もしくは先ほど滝沢議員がお話しされたとおり、学校教育は小学校、当然 福祉関係、それから保育関係と密接な関係であることは間違いありません。市長の権限であるその中 身等について、学校教育とともに語り合っていく場を設けていくと、そのように認識しております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) この総合教育会議の今の調整協議の内容が変わるという、あるいはつけ加 えられるということについては、今後教育委員会の性格も若干変わるのか。変わるということでなく て、守備範囲が広がるのかなというふうに思うものですから、今のような聞き方をしました。   もう一つ大きな変わりは、教育委員会に関する大綱をつくると。これは市長が策定すると。ここ のところは、非常に今までと本当に大きな違いだと思うのです。いろいろな教育、その市町村の教育 にかかわっては、教育委員会が説明を責任を持っていろいろな目標とか、いろいろな方針をまとめて きて、それを中に「学校教育のあゆみ」か、冊子にしてうちらも毎年もらっているのですけれども、 これが市長が策定をするというふうに変わるようで、これは必ず市町村長、知事もそうでしょうけれ ども、策定しなければならないというふうになっているのですけれども、何かこういう場合はつくら なくてもいいよというのはありますか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今回の内容について、大綱について首長が、市長が作成するということに ついては間違いございません。   ただ、文部科学省の説明によると、教育振興基本計画を定める場合には、その中の施策の目標や 施策の根本となる方針の部分が大綱に該当する位置づけということはできるものであるというふうに されておりますので、私たちが今つくっている村上市教育基本計画も、教育の振興計画に基づいて行 われておりますので、その部分についてもちろん今後大きく変わるかもしれませんけれども、根本的 なものについては変わらないであろうというふうに認識しております。 〇議長(板垣一徳君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕今のように、基本計画で何か代 行できるみたいな受けとめを私はしたのですけれども、やはり今までは教育委員会がそれをつくって きた。今度は、市長が策定するのだということになると、そのようにうまくいくのかちょっとわかり ませんので、今後の進め方をしっかりと見詰めたいと思います。   ともかく今回の地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正については、何か教育長非 常に遠慮しているような印象を受けたのですけれども、教育長の身分や職務にかかわることがそれは ありますけれども、やはり市長と教育委員会との関係で総合教育会議をつくらなければならぬとか、 あるいは当該市町村の教育にかかわっては、市長が大綱を作成するだとか、今までとは非常に大きな 違いがあることを考えると、きょうから変わりましたからこうなったのですなんていうような言いわ けにならないような手だてをぜひ今後とも進めていただきたいというふうに思います。   最後に、きのうも佐藤重陽議員の質問で、今年度末にご勇退が予定されている説明員の方々のコ メントをいただきました。大変ご苦労さまでしたと言うしかございませんけれども、高田総務課長、 菅井財政課長、渡寳ュ策推進課長、大滝自治振興課長、吉村環境課長、林保健医療課長、瀬賀農林水 産課長、船山都市整備課長、忠会計管理者、板垣学校教育課長、本間朝日支所長、斎藤山北支所長の 12名の方々におかれましては、本当にこれまで厳しい職務に沈水され、新市発展とともに皆様方の 動きに大きく寄与されましたことに深甚なる敬意と感謝を申し上げながら、今後とも村上市民として 村上市の一層の発展へのご理解とご支援をくださるようお願いしまして、私の一般質問を終わります。 (拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで滝沢武司君の一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 本日はこれで散会をいたします。   明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでございました。           午後 3時59分  散 会