平成27年村上市議会第1回定例会会議録(第6号) 〇議事日程 第6号 平成27年3月4日(水曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(25名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   16番   姫  路     敏  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君 19番   小  林  重  平  君   20番   佐  藤  重  陽  君    21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名) 12番   川  崎  健  二  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市長職務代理者 鈴   木   源左衛門    君        副  市  長        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    高   田       晃   君        財 政 課 長    菅   井   晋   一   君        政策推進課長     渡   邉   欽   也   君        自治振興課長     大   滝   一   芳   君        税 務 課 長    板   垣   喜 美 男   君        市 民 課 長    佐   藤   勝   則   君        環 境 課 長    吉   村   和   昭   君        保健医療課長     林       与 市 次   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     瀬   賀       功   君        商工観光課長     佐   藤   憲   昭   君        都市整備課長     船   山   三 喜 雄   君        下 水 道 課 長    中   村   則   彦   君        水 道 局 長    東 海 林   則   雄   君        会 計 管 理 者    忠       芳   夫   君        農 業 委 員 会                   遠   山   昭   一   君        事 務 局 長        選 管 ・ 監 査                   米   山       聡   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長     板   垣       圭   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    渡   辺   正   信   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    本   間   誠   一   君        山 北 支 所 長    斎   藤   寿   昭   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長       橋   邦   芳        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届け出のある者1名です。定足 数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いをいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、8番、小杉和也君、20番、佐藤重陽君を指名を いたします。ご了承願います。                                              市長職務代理者の発言 〇議長(板垣一徳君) ここで、市長職務代理者から発言を求められておりますので、これを許しま す。   市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) おはようございます。昨日の鈴木いせ子議員の答弁 の中で新しい病院の設置場所の決定方法につきまして私のほうからいろいろ調整会議で決まったこと であるという発言をいたしましたが、すぐに会議の名称が浮かばず調整会議というふうに申し上げて しまいました。正式には、厚生連の村上総合病院・瀬波病院合同運営審議委員会や理事会、経営管理 委員会といった正式な決議機関で決定したものでありますので、ここに訂正させていただきます。   よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) ご了承ください。                                              日程第2 一般質問 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は、2名を予定しております。ご了承ください。   最初に、8番、小杉和也君の一般質問を許します。   小杉和也君。           〔8番 小杉和也君登壇〕 〇8番(小杉和也君) 皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、一般質 問させていただきます。私の質問は、3項目ございます。   1項目めは、食育についてであります。平成26年度文部科学省委託事業であるスーパー食育ス クール事業は、全国で42校が指定され、新潟県で唯一の指定を受けた村上小学校では、学習意欲の 向上を目指す食に関する指導のあり方という研究主題で取り組んできましたが、1年間の研究の成果 はどうでしたか。また、この委託事業を今後の村上市の教育にどう生かしていくのかをお伺いいたし ます。   2項目めは、学校給食調理場の整備についてであります。学校給食は、1889年、明治22年に 現山形県鶴岡市の私立小学校が無料で食事を配ったのが起源とされ、成長期にある児童生徒の心身の 健全な発達のため、栄養バランスのとれた豊かな食事を提供することにより健康の増進、体位の向上 を図ることはもちろんですが、食に関する正しい知識や望ましい食習慣を身につけさせること、食文 化への理解などさまざまな教育的意義があります。平成20年の学校給食法改正で学校給食衛生管理 基準が法に位置づけられたことから、施設の点検を行い、その実態把握に努め、衛生管理上適正を欠 く場合は速やかに改善措置を図ることが求められています。児童生徒へ安心・安全な給食を提供する 市の学校給食調理場は14校が自校式、5カ所(14校分)が共同調理を行っていますが、学校給食施 設の設備は整っていますか。また、点検の体制はどうなっているのかをお伺いいたします。   3項目めは、瀬波温泉の環境整備についてであります。温泉は、日本書記にも記述があり、信仰 の対象や医学的な活用、娯楽的要素など幅広く古くから日本人に親しまれてきました。ことし6月 23日に村上市瀬波温泉を会場に日本温泉協会が主催する「平成27年度日本温泉協会会員総会」が新 潟県で初めて開催されます。日本温泉協会は、温泉についての研究及び温泉知識の普及に努め並びに 温泉資源の保護、温泉利用施設の改善及び温泉利用の適正化を図り、もって国民保健の増進と観光資 源の活用に寄与することを目的としていますが、温泉に携わる多くの会員の方が瀬波温泉を訪れるこ とと思います。   そこで伺いますが、入湯税は環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設及び消防施設、その他消防活 動に必要な施設の整備並びに観光振興及び観光施設の整備に要する費用に充てることを目的として入 湯客に課せられている地方税ですが、瀬波温泉は村上市の誇れる観光資源でありますので、入湯税を 活用した整備など市ではどのように考えていますか。村上市の観光まちづくりのために、瀬波温泉の 環境を整備してさらに有効に活用していくことが必要と考えますが、今後はどのような支援を行って いくのですか。   以上3項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。           〔市長職務代理者 副市長 鈴木源左衛門君登壇〕 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) おはようございます。それでは、小杉議員の3項目 の質問について順次お答えいたします。   最初に1項目め、食育についてと2項目め、学校給食調理場の整備については、教育長に答弁い たさせます。   次に3項目め、瀬波温泉の環境整備についての1点目、入湯税を活用した整備など市ではどのよ うに考えているかとのお尋ねについてでございますが、入湯税は小杉議員おっしゃるとおり、使用目 的が決まっている目的税であります。平成25年度の納税額は6,104万2,000円で、このうち観光関 連事業には2,907万9,000円を充当しております。充当している主な事業につきましては、村上市 観光協会への補助金、日本海きらきら羽越観光圏等の負担金など本市全体の観光にかかわるものであ ります。今後さらに入湯税を活用した瀬波温泉の環境整備につきましては、瀬波温泉駐車場の高齢者 や障がい者に優しいバリアフリーの公衆トイレの建設や瀬波温泉区で建設予定している(仮称)瀬波 温泉活性化センターに対する補助等の支援を検討しております。   次に2点目、村上市の観光まちづくりのために瀬波温泉の環境を整備して、さらに有効に活用し ていくことが必要と考えるが、今後の支援策はとのお尋ねについてでございますが、間近に迫った北 陸新幹線の開業及びインバウンド等への対応は喫緊の課題であると認識をしております。このため、 本市の魅力を高める誘客を促進する上でもその中枢を担うのが瀬波温泉でありますので、地方版総合 戦略の中で支援策等について検討してまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、小杉議員の1項目め、食育についてのお尋ねでございますが、 今年度、村上小学校で取り組んできたスーパー食育スクール事業は、食育を通した学習意欲の向上を 目指した点で全国的に見ても大変貴重な取り組みであったと思っています。   2月9日に行われた研究発表会には、県内だけでなく、全国からも総勢140人の参加者があり、 その注目度の高さが伺えました。1年間の指定でしたが、実際に取り組むことができた期間は6月か ら11月の5カ月間と短く、そのため食育と学力の相関関係を数値的に実証をすることは難しかった と聞いております。   しかし、全校を挙げての毎日の給食指導や食育と関連させた各教科等の授業の実施など意図的、 計画的な取り組みにより、子供たちの食についての知識の獲得や意欲の向上など大きな成果がありま した。研究発表会の参加者アンケートにも子供たちが持っている知識のレベルの高さに驚いた、学級 担任と栄養教諭の連携がすばらしかったなどの感想が多く寄せられたと聞いております。今後は、村 上小学校の取り組みで得られた成果を市全体に広めていくとともに、本市の食育の推進のために生か してまいりたいと考えております。   次に2項目め、学校給食調理場の整備についてのお尋ねでございますが、設備の整備状況につい ては各調理場の設置年数等により設備において新旧の違いはあるものの、学校給食衛生管理基準に基 づいた設備として整えております。一部のウェットシステムの調理場は、ドライ運用を図ることと定 められているため、これらの調理場では全てドライ運用の対応をしております。また、空調やトイレ 等の施設、設備の改善等については、各調理場の衛生環境整備のため計画的かつ現状に即して実施す る予定であります。   次に、点検体制についてでありますが、各調理場では年に3回学校給食衛生管理基準に基づいた 学校薬剤師による定期検査を実施しております。また、調理機器や調理器具については、栄養士や調 理従事者が日々目を配るとともに、年1回程度業者による点検を実施しているところであります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、再質問をいたします。   平成19年度に文部科学省が行った全国学力学習状況調査では、児童生徒の生活、学習習慣と生 徒数との関係が分析されまして、児童生徒の学力には学校の教育方針や指導法以外にも児童生徒の生 活習慣や学習習慣などの要因が影響を与えていることが報告されております。国立教育政策研究所か らは、朝食を毎日食べている児童生徒ほど学力が高い傾向にあることが示されて、脳科学の分野から も栄養バランスのとれた朝食をとることが脳の働きに影響を及ぼしていると報告されております。今 回、村上小学校で取り組まれたものは、望ましい食習慣が身についた児童は、授業に集中して取り組 むなど学習意欲が向上すること、ひいては学力が向上するということを期待して取り組んだものでご ざいましたが、先ほど教育長の答弁の中に知識の獲得、大きな成果が得られたと、子供たち。言葉で 言うのは簡単ですけれども、具体的に子供たちがどんなふうに変わったのかという部分を教えていた だけますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 当日の研究会の中で、先ほど申し上げたアンケートがあったわけでありま すが、子供たちの発言内容を聞いておりますと、非常に栄養素的なことについて詳しい子供たちの発 言が多く見られました。   それと、生活と結びつけて発言しておりました。それ等から、ただ単に栄養素は幾つ幾つである、 例えば何々は大事であるということではなくて、自分の生活と結びつけてその知識を自分の言葉でし ゃべっている。それが私は知識を獲得していることというふうに捉えた根拠であります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) あといろいろな取り組みを何カ月かやられたわけですけれども、その取り組 みの1つに給食の時間に5分程度担任が食に関する指導を行ったとあります。私も2月9日の日見せ ていただきましたけれども、クイズ形式で子供たちが興味を持ってやれるような取り組みで食育に関 心を持つ、そんなようなことでございました。   それで、いただいた資料を見ましたら、例えば9月の11日、肉食動物は本当に肉しか食べない のか、丸、バツ。これは、バツでありまして、シマウマなどの草食動物を捉えると、シマウマが食べ たばかりの草が残っているおなかから食べるのだと。そこから植物の栄養も必要としているのだと、 肉食動物であっても。だから、皆さんも健康で強くなるために、お肉も野菜もバランスよく食べまし ょうと。そこに結びついているというのでしょうか。あと1月27日、新潟県で一番多くつくってい る野菜は大根でしょうか、丸、バツ。これは、丸でございまして、1月27日でございますので、こ のころ大根が旬だと。そういうようなことも教えるというような。ただ単に食育という部分でなくて、 クイズみたいなものを取り入れて、毎日5分ずつやっているので、子供たちが飽きずにそういうもの を学んでいけたのかなと。それが教育長のそういう発言のことにつながっているのかなと思います。   2月9日のスーパー食育スクールの研究発表会でございますけれども、調査報告を行った新潟医 療福祉大学の先生は、さっき教育長も6月から11月で数値的には難しかったというような答弁があ りましたけれども、その先生からは単年度に終わらず、本事業の継続実施を申し出て、少なくとも実 質的な1年間の取り組み、丸1年を終えた状況との比較検討を行い評価することが好ましいと、検証 は不十分だったというようなことを言われているわけですけれども、文部科学省の来年度平成27年 度の予算も、まだ予定枠でありますけれども、こちら全国で2億83万6,000円が計上されておりま す、スーパー食育スクール事業に対して。こういったものに報告でもまだまだちょっと不十分だった というようなことがございますので、平成27年度も手を挙げて、今度1からつくり上げるのでない わけです。村上小学校ノウハウが今できていますので、それを生かせるのは簡単だと思うのです、割 に、今年度よりは。そういったことで村上小学校に来年度も取り組んでもらうような考えというのは 教育長ございますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今小杉議員のお話のとおりであります。一応単年度契約というか、指定で ありますけれども、継続を阻むものではない。ですので、今年度の成果を県に訴えて、県からまた文 部科学省のほうにお願いしている最中であります。文部科学省がそれを受けるかどうかはまた別問題 でありますが、そのようにしております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、確認ですけれども、市のほうとしては村上小学校にもう一年度やって もらいたいということで県に申請しているということでよろしいですか。お願いします。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) そのとおりであります。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) やっぱり検証が不足だったというのもございますし、多分これはもう一年や ることによっていい成果がもっとあらわれるのでないかなと思っております。   先ほど教育長も全国から140人の方が来られたというふうに答弁ありましたけれども、本当に 多くの先生方が、遠くは高知の方でしたか、いらしていましたし、あと村上小学校のホームページも 充実させるというような取り組みでございましたので、この事業は。私ホームページ見てみましたけ れども、食育とか給食のページがありまして、大変充実されております。例えば給食のページは、毎 食のメニューがアップされていますので、かなり大変だったのだろうなと思うのですけれども、ある 小学校においてもある中学校においても、朝食を毎日食べている児童生徒というものは、アンケート とりますと、毎日食べているです、90%を超えていないのです。食育の大切さを教えるためにも、 先ほど市全体に広めていくというようなことの答弁がありましたけれども、やはり学校だけでなく、 家庭への発信も必要なのだろうなと思うのです。聞きましたら90%。10%の方が親が用意していな いのかということではなくて、なかなか子供が食べていかなかったり遅く起きたりしてとかいろんな 状況あるようでございますけれども、この辺家庭への発信ももう少し必要なのではないかと思うので すが、教育長の答弁を求めます。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それについても、そのとおりだと思っております。朝食の摂取率は年々上 がってきております。村上市は、早寝、早起き、朝ごはん、家庭学習、ずっと言い続けてきました。 朝食の摂取率を私は、かなり高くなってきているだろうと。   ただ、私は今考えているのは、その朝食をとることだけではなく、その内容等について保護者に も考えていただきたい。その内容がただ御飯と何か、副食とかバランスのとれた朝食にしていただく ことが大切だろうと。次の段階は、そこへ進むことが大切だろうと。それについては、まず学校がし っかりと食育等栄養についてこういう取り組みをしている。学校が子供たちに自覚を促す。そして、 家庭に働きかけていくということがまず第一歩であろうと。これが考えておりました。   それから、青少年育成健全協議会でしょうか、ちょっと正式名称出てきませんが、そこでもこの 朝食の大切さについて市民に訴えていこうというところで、そこにもご協力をいただいております。 市全体として、この朝食だけでございませんけれども、について考えて取り組んでいくようにこの運 動を広げていきたいと、このように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 大変大事なことだと思います。   報告書の中には簡単につくれるメニューとか栄養バランスのいい朝食の例なんかも載っていまし たけれども、私は食生活改善推進員さん市内でかなり活発に活動しておられます。その辺と連携をし ていただいて、そういった簡単にできる朝食メニューとかそういった提案もやはり必要なのではない かと思いますけれども、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それもそのとおりだと思っております。   学校栄養士がつくった献立表というものがあるのですけれども、学校給食献立表というものが新 潟日報から出ておりますけれども、それもなかなか栄養を考えた一般の献立ができております。それ 等も私は機会あるごとに保護者等に紹介しておりますけれども、それ等も広報活動に生かしながら、 学校給食のバランスのとれた食事のよさ、それを家庭教育の中にも取り入れていただければと、その ように考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) ぜひそんな形で取り組んでいただきたいと思いますし、ぜひ県に積極的にさ らに強くアプローチして事業が継続できますようによろしくお願いいたします。   次に、学校給食調理場の整備についてですけれども、総務文教常任委員会の閉会中の事務調査で 高南学校給食共同調理場を調査させていただきました。こちらが昭和54年の建設で、市内で唯一耐 震工事が必要な施設であるということから、平成27年度に耐震工事を予定していますし、予算にも 計上されております。かなり建設年数が古かったなという印象がありますけれども、平成27年度に この耐震工事のほかに調理場施設の営繕工事というものが6件するのだというふうに書かれていまし たけれども、これは学校教育課長、6件というものの内容を教えていただけますか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 営繕工事、各調理場のほうからいろんな要望がございます。その中 で緊急性等勘案してやる工事でございますが、今大きな部分については高南共同調理場の耐震工事と それに伴った改修工事を記憶しているのですが、細かいその他の部分についてはちょっと資料を手持 ち持ち合わせておりませんし、ちょっとここで述べることはできません。申しわけございません。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、聞きますけれども、私山辺里小学校、一番新しいところ、平成23年 度につくった山辺里小学校の調理場見せていただいたのですが、教育長に伺います。   市内の全ての調理場に行ったことがございますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 申しわけございません。全て行ったということはありません。幾つかの学 校行っていない学校ありますが、私今学校でずっと見ていますが、3分の2ぐらいは見ております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、学校教育課長に伺います。   全て行っておられますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 私どもは、学校訪問等もありますし、その時点で各施設については、 時間帯によっては中まで入れない場合もありますが、調理場については全て各学校のものについては 確認をさせていただいております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 学校教育課長に伺いますけれども、全部入るとき結構大変ですよね。エアカ ーテンのところ入ったりローラーでとったり名前を書いたりとかですけれども、全てでは中までじっ くり見て把握しているという理解でよろしいですか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 全て全部で19あるわけですが、その19校を全部中まで入ってと いうのは全てとはちょっと言い切れませんけれども、外から見れる部分もありますので、その部分に ついては確認はしております。見ております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 図面や報告だけではわからない部分が多いのです。なので、やはり全部のと ころ、1カ月のうちに行きなさいなどと私は言いませんので、じっくりと把握していただきたいと思 います。   だから、高南の調理場なんかは、システムというか機器がばらばらだったりするのです。壊れた から新しいもの入れるとか、そんな形だったのかなというのは入ってみないとわからない。比較して みないとわからない。そういうものがかなりあると思います。ぜひ行ってください、二人とも。課長 はあれですけれども、退職ですけれども、1つぐらいは3月中に行っていないところ、入っていない ところぜひ行ってください。   学校給食は、児童生徒がおいしく、安全、衛生的な給食を楽しめるようにすると同時に給食の担 当者が快適、安全、健康に働けることが望ましいと考えます。おいしく、安全、衛生的な給食といい ますのは、やはり食中毒の防止でございます。食中毒防止の徹底を図るために必要な施設設備の整備 は必要だろうと。先ほどドライシステムとウェットシステムがあるということがありましたけれども、 ウェットシステムというものは古い施設に見られるタイプで、床がぬれていて、終わったところを掃 除するというような感じで、山辺里小学校はドライシステムなのですけれども、私の感覚と全然違い まして、床に水を流さずに乾いた状態で調理や洗浄作業を行う方式でございました。いろいろ資料を 調べていましたら、調理場の床がぬれて湿った状態で調理を行うと床からのはね水による細菌の汚染 を受けやすいのだと。市内には、ウェットシステムの調理場は6カ所ございまして、床に水等を飛散 させないようには努力しているのだというようなことを確認しておりますけれども、学校給食施設及 び設備の整備及び管理に係る衛生基準というものがございまして、これはドライシステムを導入する ことに努めるとあります。今後は、ドライシステムへという方向なのでしょうけれども、今はドライ 運用を心がけているのだというようなことが書いてありました。ドライ運用というものは、ドライ仕 様の調理機器を使用するということもドライ運用ということですので、水返しのある調理台、水返し のあるシンク、こういうものを言えば学校教育課長わかりますでしょうか、どうですか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 床に水がこぼれないような調理器具というのでしょうか、機器と言 えばいいのでしょうか、と理解しております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) やっぱりそういうものが高南の場合ばらばらだったのです。それで、これで 頑張りなさいではなくて、やはり設備は整えてやるべきなのだろうと思うのですけれども、こういっ た整備についても計画的に整備するお考えなのですか、課長。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 各調理場のほうからは、予算時に来年度の改修要望、それから機器 の交換要望等も上がってまいります。いろんな面で制約もありますので、緊急度の高いものから順次 総合的に考えて改善、改修を図っていきたいという考え方でやってきておりました。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それから、厨房にクーラーが整備されていない調理場が6カ所ございます。 平成23年9月の答弁では、これ9カ所だったので、3カ所改善されているわけですけれども、先ほ ど言いました衛生管理基準によりますと、高温多湿は細菌の増殖を要因するため、作業中に発生する 熱、湿度をできるだけ速やかに排除する空調等を備えた建物の構造にする必要があり、作業中も温度 25度以下、湿度80%以下に保てるように空調等を備えることが望まれるとあります。望まれるです ので、この辺のところはどんなふうにお考えでしょうか。6カ所クーラーが整備されていないのです。 いかがですか、学校教育課長。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 確かに現在6カ所の共同調理場で厨房においての空調設備が整って おりません。今回平成27年度予算で2カ所空調設備を整える予定で予算をお願いしております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それは、さっきの6カ所の営繕とはまた別なのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 1カ所につきましては耐震工事と一緒に行う予定にしておりますし、 もう一カ所については先ほどの営繕の部分に入っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) それと、いろいろやっぱり衛生管理の部分で見ていましたら、全ての調理場 で調理員専用のトイレはあるというようなことでしたけれども、確認させていただきましたが、和式 トイレが4カ所ございます、市内のそういう設備の中で。和式トイレは、洋式トイレに比べて食中毒 を起こす病原体の発生、汚染される可能性が高いとされていますけれども、この4カ所の改善につい てはどのようにお考えでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 確かに衛生管理基準では洋式トイレが望まれるというようなことの 記載もされております。現在和式の部分について4カ所ありますが、その部分についても改修はして いきたいと思ってはおるのですが、なかなかほかの緊急度もありますので、今のところどこの施設に ついて改修するということについては今現在決まってはおりません。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 12月議会で私和式から洋式にということで、ある程度の値段も調べたので すけれども、では課長に伺いますけれども、ドライシステムに変更するのとクーラーを整備するのと トイレの洋式化、これだとどれが一番経費がかからなそうでしょうか、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 詳細に金額を確認したことはございませんけれども、一度に全部と いうわけにはいかないと思いますが、ある程度金額等々のことも勘案しながらやっていける部分につ いてはやっていかなければならないかなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) では、市長職務代理者に伺います。   現状はこうなのです。こういったことは、市長、副市長のところまでは上がっていくものなので しょうか、状況的な部分というものは、設備。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 現状については、そういういろいろ要望事項も地域 でやはり要望もされることもありますので、その辺は要望は出てきております。   私も昨年は高南共同調理場に出向いていろいろ職員とのお話も聞かせていただきました。そうい うことで、今後建てかえということも計画もまだ実際ない中で、やはり耐震は早急にしなければいけ ないというようなことの指示をさせていただきました。また、それについての器具、また内部も大分 傷んでいるなというようなことで、それらも含めて改修をするようにというようなことで今回今年度 こういう形で出してきたものと感じております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 一番あれなのは安心、安全ということなのです。食中毒が起きてからではだ めなのです。予算がなくて整備できなかったから起きてしまいましたではだめだと思いますので、そ の辺のところを強く訴えていきたいと思います。いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 調理場につきましては、保健所の指導もございます。 それらに準じたやはり改善をしながら、やはりそれを起こさないように最善の注意を払ってやるよう にというような指示はさせていただいております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 学校教育課長に伺いますけれども、今市長職務代理者から保健所というよう な部分が出ましたけれども、保健所の絡みのやつのそういう保健所でいろいろ見たときの報告とかと いうものは教育委員会のほうに上がっていくものでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 先ほど教育長の答弁にもありましたけれども、年3回学校薬剤師さ んがおいでになってさまざまな点検を、検査をしております。それに基づいて改修の部分、それから 改善の部分等の指示もございます。その部分については、その指示に基づいて改善を行っておるとい うことでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 保健所からのものあるのでしょうか、ないのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) その指示が保健所からの、薬剤師さんを派遣するというのが保健所 のほうからの指示ということで理解はしております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 今薬剤師の方の点検ということありましたけれども、点検の体制として、栄 養士の方が結構兼務の方多いですよね、村上市の場合は。そういったときに、点検の体制で栄養士の 方の配置で兼務が多いので何か不都合があるとか、その辺のところは問題的なことはないのでしょう か、いかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(板垣 圭君) 確かに県費の栄養士さんの数の関係で兼務をしているところがござ いますが、今のところそれについての不都合があるというようなことについては私どものほうには入 ってきておりません。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 先ほども申し上げましたけれども、本当に何か起こってからではうまくない と。やはり子供たちの安心、安全のためにそういった整備を進めていただきたいと思います。   最後になりますけれども、瀬波温泉の環境整備についてですけれども、通告書にも書きましたけ れども、ことし6月23日に日本温泉協会会員総会が瀬波温泉で開かれます。温泉にかかわる方が大 勢村上を訪れて、温泉地の方ですので、自分のところの温泉地と比較して見ていくと思います。その ときに瀬波温泉の観光客の受け入れ態勢、ハード面とかそういったところもやはり注目していくのだ ろうなと思うのです。また、7月の16でしたか、全国森林環境税創設促進議員連盟の平成27年度 の総会が村上市で開かれるわけですけれども、そのときにも多くの全国の議員が村上に訪れます。そ ういったハード的な体制を見ていくことだろうと思います。私たちもどこか視察に行きますと、そう いうハード面とかそういったところにやっぱり目が行きます。   入湯税は、先ほどいろいろな目的があるということで言いましたけれども、その使い道は市町村 によってばらばらなのが現実です、割合とか。入湯税は、入湯客に課す目的税ですので、税を負担し た温泉利用者に対して魅力ある温泉地にすることで便益を還元することが重要だと思います。近年で は、岐阜県の下呂市、下呂温泉、あと釧路市、これは阿寒湖温泉など、この入湯税を観光振興や観光 施設の整備にウエートを置いて観光まちづくりを進めるところが多くなっております。それで、全国 の割合がどんなものかちょっと調べたのですけれども、なかなか出てこなくて、平成19年度の総務 省の入湯税の使い道の調査、この年は全国で約247億円の入湯税が入っております。そのうち観光 振興及び観光施設の整備につきましては58.9%、約6割です。ほかにいろいろ調べていましたら、 近くのところですと胎内市がネットのほうで出てきまして、胎内市、平成23年度86.5%、平成24 年81.6%、村上市は先ほど金額で答弁のときに言っていただきましたけれども、平成23年度、観光 振興及び観光施設の整備に平成23年は31.7%、平成24年37.2%、平成25年47.7%。かなり低く て、あと観光振興の事業名についてもちょっとかなり違うなと思うのですけれども、入湯税の充当の 場合に事業とか割合というものはどのように決定しているのか財政課長に伺います。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) ご承知のとおりこの入湯税の使途につきましては、予算書といいますか、 予算上は一般財源扱いしております。ただ、県のほうに報告することがございますので、そのときに ご報告しているところでは、環境衛生、使途のどこに充てなさいという国からのものがございますの で、それに従いまして環境衛生、それから消防施設、それから観光というふうなことで例年割り振っ てございます。   ただ、どこに幾らを割り振るかということについては、その年々いろいろな事業ございますので、 それで若干動きがあるという状況でございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 財政課長もう一度伺いますけれども、〔質問時間10分前の予告ブザーあ り〕比較的村上市は観光振興とか少ないような気がするのですけれども、その辺他市と比べたりとい うものはないのでしょうか。少ないような気はするのですけれども、いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 財政課長。 〇財政課長(菅井晋一君) 特に他市と比較をしたことはないのですけれども、今までずっとそうい う形で使途やってきたもので、その流れで今は来ているところでございます。   議員おっしゃるとおり、温泉を利用するお客様からいただく税でございますので、やっぱり今後 は観光のほうに多く配分していくのが適当かなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 全国的にそういう流れなのです。やはり入湯税で預かったものは入湯客に還 元していくと。それで、先ほど言いました下呂市とか釧路市なんかはウェートを置いたような形でや っております。   商工観光課長に伺いますが、この辺についてはいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 議員のおっしゃるとおりだと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 商工観光課長にまた伺いますけれども、これ観光施設の整備にも入湯税が使 えるわけですので、瀬波温泉への誘導の看板とかその辺のところ、私は少し不足かな、ほかの温泉地 に比べて不足かなと思うのですけれども、この辺についてはいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) その感は否めないと思いますが、ただ瀬波温泉周辺につきましては 自然公園法の指定区域がありますので、看板の大きさ、それから色等、高さ等の制限がございます。 その辺の制限をぎりぎりクリアして今観光案内の看板を立てているというふうに認識をしております が、まだまだ検討の余地はあるかなと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 瀬波温泉地内ではなくて、私は誘導の部分も少ないのかなと、駅からとかイ ンターとかから。その辺についてはいかがですか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) おっしゃるとおり、今の対策も含めまして観光案内板が不足してご ざいますので、この地方創生の交付金の事業の中でその辺の整備も行っていけたらなというふうに考 えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 先ほど答弁の中で瀬波温泉の活性化センターも整備していくのだというよう なお話ございましたけれども、今の瀬波温泉の観光案内所、いわゆる公民館的に使われている部分も あると思うのですけれども、かなり傷んで、何かあると悪いので囲いをしてあるような状態でござい ますけれども、その辺のところの把握は商工観光課長されていますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 大変経年経過及び塩害等で傷んでおりますので、平成27年度中に 解体を行いたいというふうに考えております。また、一緒に併設してございます公衆トイレがござい ますが、これもバリアフリーにはなっておらないわけでございますので、公衆トイレについても建設 をあわせて検討していきたいというふうに考えております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 瀬波温泉の活性化センターというようなことで、これをまた観光案内と絡め ていくような形の理解でよろしいですか、商工観光課長。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) この(仮称)瀬波温泉活性化センターでございますが、施工主は今 温泉2丁目とか活性化協議会ということで、行政でございません。この建てるに当たって市が補助金 をお出ししたいと。   ただ、その用途につきましては、やはり瀬波温泉に今ネット等で予約があることはあるわけでご ざいますが、突然訪れて温泉を紹介してくださいというふうな高齢の方もおいでになりますので、観 光案内の機能は持たせていきたいなというふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) かなり人が来ますよね、現在のところでも。ですので、私たちもそういう観 光地行ったり温泉地行ったり、案内所をまず最初に探しますので、駅か案内所を探すものですから、 この(仮称)瀬波温泉活性化センターというものは建設年とかはどのような流れで今進んでいるので しょうか、わかりましたら。ちょっと担当の課長さんがわからないのでお願いします。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(佐藤憲昭君) 〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕温泉2丁目区を中心とした協 議会の中で検討を進めておりまして、建てるとすれば平成28年度に入るのかなというふうな今の状 況でございます。具体的な計画は、まだ設計図もできておりませんので、進んではおらないというこ とでございます。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 市のほうで補助金も出すということでございますので、この地区の方々、瀬 波温泉の方々とよく話し合いを持ちまして、公民館機能としても使いやすい建物、あと市の観光とし ても案内しやすい建物というのでしょうか。普通の公民館を建てるのとちょっと違いますので、その 辺も少し加味したようなことで建てていくのがいいのかなと思いますけれども、最後に市長職務代理 者いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 今ほどの施設でありますけれども、大分古くなりま して、トイレもバリアフリーではないということ、階段を上がって裏から入るような形であります。 それらもいろいろ解消も含めて来年度は公衆トイレの建設、また解体をしてトイレの改築、そしてそ の拠点としてその(仮称)瀬波温泉活性化センター等やはり地域の要望に応えるべくやっていきたい と考えております。また、その中でやはりこの温泉地の活性化にもいろんな面でつなげていければな と思っております。 〇議長(板垣一徳君) 小杉和也君。 〇8番(小杉和也君) 学校教育課長には、随分多く今定例会で私答弁してもらいましたけれども、 退職される皆さん、本当に今までありがとうございました。お世話になりました。今後も村上市のた めぜひ応援していただければと思います。よろしくお願いいたします。   これで私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。   午前11時5分まで休憩します。           午前10時49分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(板垣一徳君) 次に、21番、相馬エイさんの一般質問を許します。   相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) これより私の一般質問をさせていただきます。   質問事項は、地域医療に対する市の責任について。安心・安全な地域医療がなければ地域は崩壊 し、住み続けられないことになります。行政が医療にどう責任を持つのか、地域医療を守るのは行政 の責任です。当圏域の医師不足をどう捉え、特に整形外科医師不足を喫緊の課題と認識していますで しょうか。   2、岩船沖洋上風力発電について。市民は、洋上風力発電設備設置による生活への影響、景観、 自然環境への影響など多くの不安、疑問を持っています。事業者が行う環境アセスメントの結果をそ のまま受け入れるのですか。市独自の判断はどのようにされるのでしょうか。   答弁をお聞きしました後再質問をさせていただきます。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。           〔市長職務代理者 副市長 鈴木源左衛門君登壇〕 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) それでは、相馬議員の2項目の質問について順次お 答えいたします。   最初に1項目め、地域医療に対する市の責任について。当圏域の医師不足、特に整形外科医師不 足を喫緊の課題と認識しているかとのお尋ねについてでございますが、全国的に深刻化している地方 の医師不足は、医師の地域の偏在、診療科の偏在、若手医師の偏在が要因となっております。当圏域 でも喫緊の課題であると認識しております。特に整形外科医、産婦人科医の常勤医師が開業などによ り退職していく中、勤務医が大幅に減少してきた経緯があります。このような現状から、医師の確保 については国や県当局に要望活動などを行っております。また、村上市議会、市民厚生常任委員会に おかれましても昨年県立坂町病院の活性化に向けて、関川村、胎内市、村上市の3議会が県当局へ要 望活動をされました。安心、安全な地域医療の確保を早急に実現する必要があります。今後とも粘り 強く要望を続けてまいります。   次に2項目め、岩船沖洋上風力発電について。事業者が行う環境アセスメントの結果をそのまま 受け入れるのかとのお尋ねについてでございますが、岩船沖洋上風力発電事業につきましては、2月 5日の村上市岩船沖洋上風力発電推進委員会において事業予定者が選定されたところであります。そ の後は、事業予定者が事業性評価を実施し、10月をめどに事業実現の可能性を判断することになり ます。事業性があると判断されれば、その後に環境アセスメントの手続を進めていくことになります。 環境アセスメントは、環境影響評価法に基づいて事業を実施する事業者が行います。手続は、配慮書、 方法書、現地調査、準備書、評価書の順に進められ、各書の届け出を受けて経済産業省の環境審査顧 問会にて審査し、不備があれば意見をつけて再度検討していただくことになっているものであります。 また、配慮書、方法書、準備書の手続に際しては、その都度市民を初め村上市長、新潟県知事の意見 を求める仕組みとなっております。具体的には、配慮書が作成された後に公告・縦覧を行い、配慮書 の内容について市民みずから意見を提出することができます。また、村上市長及び新潟県知事も事業 者に意見を述べることになります。事業者は、それらの意見を踏まえ、調査方法や事業計画等に反映 させていくことになります。さらには、方法書及び準備書の作成に当たっても、その都度同様に市民 の意見及び村上市長並びに新潟県知事の意見を求める仕組みであります。このような手続となること から、事業者みずから行う環境アセスメントであっても公平性が保たれている制度であります。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ありがとうございました。   まず最初に、医師確保について質問いたします。先ほどというか、数日前に行われました姫路議 員、そして鈴木いせ子議員の質問の中でも明らかになりましたように、病院別の救急搬送状況、これ は厚生連村上総合病院が約58%を占めております。しかし、常勤の整形外科医はたしか1人です。 それで、夜と日曜の手術はない。それから、県立坂町病院は整形外科はあるけれども、手術は受け付 けていないというそういう状況です。   そこで、消防長にお伺いいたします。村上総合病院に常勤のお医者さん、整形外科医が1人とい う状況の中で、例えば今手術中、その方が手術中だった場合、手術室が隣にあっても救急の患者をそ こに村上総合病院に搬入というか、連れていけないという状況が多分あるのだろうと思うのですけれ ども、そういうことについてはどのような実態なのでしょうか、お聞きいたします。 〇議長(板垣一徳君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 救急搬送の場合、今相馬議員がおっしゃったとおり、外科医は1人しかい ませんので、手術が入っていますとこちらで連絡しても受け付けてもらえないという状況でございま す。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それと、林課長にお伺いいたします。   最近の若い研修医が地方の病院に来ないという傾向がたしかあると思っています。それから、今 答弁にありましたように、若い整形外科医、それから若いお医者さんが開業するというその実態は何 が原因なのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 私も医療関係者にお聞きしましたところ、勤務医よりも開業医の ほうが拘束されないというのですか、勤務医ですと、病院ですと当然夜勤もございます。そんな関係 で今の若い方々は、勤務医よりも開業医のほうに方向が向いているということをお聞きしております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで、国ももちろんこの医師不足、看護師不足には真剣に取り組んでお ります。それで、新潟県は平成25年度組織改正をいたしまして、それまで福祉保健部の福祉保健課 看護介護人材係と医務薬事課勤務医等確保対策室を再編して医師、看護職員確保対策課を設置いたし ました。そして、その中で新潟県地域医療支援センターという部署をつくりまして、新潟県のドクタ ーバンクの仕事をしております。こういう部署があるということ課長はご存じでしたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 承知しております。これは、県内に勤めてもらいたい医師の確保、 それから病院の医療機関を応援するいわゆるドクターバンクそのものでございまして、登録制となっ ております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこは、全国に発信をいたしまして、交通費、宿泊費は県で負担する。そ して、県内の医療機関に勤めたいという人のいろいろ対応をして、最後病院にあっせんをするという そういう仕事をしております。   調べてみますと、県立坂町病院も載せております。村上総合病院は載っていないようであります。 厳しい整形外科医1人という現状の中で、病院そのものも努力はされているのだろうと思いますけれ ども、やっぱり行政が病院任せという姿勢ではいけないと思います。その点で、医師確保というよう なことに対しては、自治体、関川村、粟島浦村の村長さんとご一緒に多分県に要請には行っていらっ しゃるとは思うのですけれども、年1回しか要請に行けないというそういう決まりはあるのでしょう か。 〇議長(板垣一徳君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(林 与市次君) 特にそういう決まりはございませんけれども、私どもとしては県 立坂町病院の活性化とあわせて村上総合病院の話も新潟大学の医学部長さんに面会しまして強く医師 確保については要望しているところでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 課長もご存じと思うのですけれども、新潟県は国に対して医学部の定員増 を要望してきました。この結果、平成19年度には100人であった新潟大学の入学定員が平成20年 度から段階的に増員が認められ、平成22年度には25人増の125人となっています。このように数 年後には学校を出られ、そして研修医になるわけですけれども、そういう県内の状況が変わっている ということを受けて、やっぱりじっとしているのではなく、村上市に医師、看護師確保対策係でもい いです、室でもいいし、そういう部署をしっかりと位置づけて村上総合病院の今の中核病院となって いる病院の新しく病院が建つまでのしっかりとしたソフト面での支援が必要と考えますが、市長職務 代理者いかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) 相馬議員おっしゃるとおりだと思います。本当に医 師不足は全国的にも、またこの地域には非常に喫緊の課題であるという認識はしております。   村上総合病院の派遣される医師につきましても、市内病院から派遣されるのが大部分であります ので、それらの新潟大学病院の部長といいますか、そういう方に私も去年、昨年でしたか、面会をし てその旨をお願いをしてきております。そういう形で、本当にいろんなやっぱり地域医療をしっかり と支えていただきたいというような要望はさせているのですけれども、なかなかやっぱりそれが現実 といろんな都市の医師の集中といいますか、そういうギャップが生じてなかなか来れないということ であります。それらの問題解決に向けてやはりいろんなアクションを起こしながら、やはり魅力ある 地域をつくっていけばそういう医師も確保できるのではないかなということでありますので、これら もしっかりと検討をさせていただきたいと思っております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) いつの議会だったかちょっと忘れたのですけれども、医師の確保の質問を 大滝市長とやりとりしていたときに、病院を新しくすれば若い医師は集まるのですと答弁されたので す。   しかし、必ずしもそうとは限りません。お医者さんは、子供さんもお医者さんにさせたいのです。 そうなりますと、自分だけの単身赴任という方が結構村上の中でもお医者さんが多いです。開業して いる方も単身赴任で開業医として営業なさっている方も多いです。そういう病院を新しくすれば自然 的に医師が集まるというものではないと。やっぱりそこは、安心、安全な医療体制、救急体制をしっ かりと支えるというのは行政の責務だということをしっかりと自覚して、ハード面だけの支援ではな く、ソフト面でもしっかりと政策を持ってちゃんと年1回県に要望に行けば、県に新潟大学医学学部 長に1回いつもの例年のパターンのごとく要請に行けばいいなどという姿勢では絶対確保はできない と。行ってもだめかもしれません。しかし、姿勢を見せる、誠意を届けるということが何よりも大事 だと思います。その点では、ぜひ言葉だけでなく、実効ある村上市政を貫いていただきたいと思いま す。   時間がありませんので、答弁を求めません。時間がありませんので、ごめん。勘弁してください。 申しわけございません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 次に、洋上風力発電について質問いたします。   私は、情報公開でこの洋上風力発電についての一連の資料を求めました。そこで伺います。担当 課長にまず最初伺いましょうか。   今まで安田教授が村上市に来て、そしてこういう事業をやりたいということで、それからこの事 業は動き出したものと私は聞いておりました。しかし、そうではなかったのです。平成25年6月10 日、名古屋大学の安田教授が県庁を訪問して県に協力を依頼していると、こういう事業をやりたいと。 そして、新潟県内に導入が可能な候補地はないかということで県にお願いをしているという、そして 可能性のある候補地を訪問し、漁業関係者も含め意見交換をしたいと。新潟県としては、粟島浦村と 村上市を提案いたしましたとありますが、そこでその中で既に岩船港漁協とは協議を行っているとい う文言がございますが、誰が、いつ岩船港漁協と県から打診がある前に協議を行っていたのでしょう か。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 私どものほうが岩船漁協を訪れたのは6月28日でございます。これは、 県の方と一緒にお伺いしました。ただ、その前にというのは、その前年度に私どものほうで県のほう の実証実験に申し出が、希望があるかというので手を挙げております。それには採用されませんでし たけれども、そのときに岩船港の漁業者とこういうことがあるのだがというふうな形での一応お話を しておりますので、そのことを多分挙げているのでないかと思います。私がお会いしているのは6月 28日が初めてでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 新潟県が粟島浦村と村上市を紹介したというその説明の中で、村上市につ いては市や県に洋上風力発電の問い合わせをしたことなどによりとありますが、この村上市が県に洋 上風力発電の問い合わせをしたのはいつですか。どこの課で、どなたがされたのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 今ほど申しました平成23年か4年の話だと思いますけれども、そのと きに県のほうで、今粟島浦村が実証実験でやっていますけれども、そういう形での場所の申し込みを したと、そういうことであります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで伺います。   安田教授が村上においでになって、こういう事業をやりたいということから始まっていますよね。 それで、私は今まで環境課が本当に中心になって安田教授と連絡をとってどうこうの一連の動きをし てきたものとばかりと思っておりました。そうしましたら、事が大き過ぎるということで庁内の政策 調整会議を開いているのです。5回ぐらいやっているのです。いや、いいです。やっているのです。   そこで、各課からいろんな課題というのでしょうか、懸念される課題等が出されました。そこに は研究会で出されている6つですか、7つですか、課題。それが各課の課長、関係者からやっぱり心 配事として上がっているのです。そのことについては、課長どのように思っておりますでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 議員おっしゃるとおり、政策調整会議は5回開いております。当然大き な事業でありますので、環境課独自で進められるものでもありません。それらを考えまして、いろん な形でのどういう影響があるのかとかそれらについて政策調整会議をお願いしましていろいろな形で どういうふうに進めたらいいかというような形での調整を行ったというような形であります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで、いつの資料だったのでしょうか。現時点では、提案者及び新潟県 から外部に漏れないよう指示されているというふうにして指示文書が出ております。そういう極秘に という命令が出ている中でも調整会議等がずっとされてきたということです。   そこで伺いたいのですが、まず最初に、ちょっとあっち行ったりこっち行ったりで悪いのですけ れども、岩船沖洋上風力発電を考える会が環境課に対して質問書を出しました。その中で幾つかの中 の1つ、山口県安岡沖風力発電の計画では、海上を借りるだけで影響は少ないから漁業補償はしない とのことでしたが、村上では漁業補償はされるのでしょうか。もし漁業に影響が少ないので補償はし ないということならその根拠を明らかにしてくださいという質問がございます。それについては、こ の前たしか事業者が何か説明したように記憶しているのですが、私ちょっと早口だったのでメモでき なかったのですが、課長、業者はどのように議員の質問に対して答えていましたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 漁業補償についてのことでよろしいですか。           〔「はい」と呼ぶ者あり〕 〇環境課長(吉村和昭君) 今現在国のほうでは、漁業補償というような言葉遣いはしないでくださ いというような形で水産庁のほうでは言っているそうです。   しかしながら、漁業をなさっている方がそれなりに自分の魚のとれる量が少なくなったとかそう いうものがもし生じてくるのであれば、それらの形では漁業補償という名前でなくても何らかの形で の協力金とかそういうものは必要でないかと、私はそういうふうに思っております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 最後の部分だけちょっと記憶にあるのですけれども、個別に補償はしない で、団体に迷惑料として払うというようなことたしか言ったような気がするのですけれども。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 今胎内市のほうにジャペックスの石油事業がございます。そちらのほう を調べてみましたら、そちらのほうは新潟漁港のほうにお金をお支払いしていると、協力金というよ うな形かどうか、ちょっと名前はあれですけれども、お支払いしていると。そういうような形での協 力金のお支払いになるのではないかなと思います。まだそこまでの話が煮詰まっておりませんので、 それらについては今後のことになろうかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 漁業関係者は、高齢になったし、これから何年先漁を続けられるかわから ないと。その魚がとれなくなった補償が出るのだったらというそういうことを言っている方も多くい らっしゃると聞いております。そういう点では、具体化はまだされていなということなのですね。   それで伺いますが、海岸から1キロから2キロに行きました、設置場所が。そうしますと、その 1キロ半あたりのところにたしか魚の魚礁というのでしょうか、何かそういう場所があると聞いたこ とがあるのですけれども、それに影響はないのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 1キロから2キロに変えまして、2キロから沖合3キロを計画しており ます。それについては、漁業者の了解は得ております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで、環境省の環境アセスの申請をされましたね。そして、最初の申請 は不採択になりました。それは、何が理由で不採択になったのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 環境省からは、不採択の理由は付されてきませんので、私どものほうは 理由は存じ上げておりません。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 最初に申請した不採択になったその申請書の添付資料の中に候補エリア、 洋上風力発電所の将来的な立地が想定される地区である。推進計画等の有無、推進計画等がある。そ れから、環境法令等に基づく地域指定の該当の有無については、一部海岸が瀬波、笹川流れ、粟島県 立自然公園に指定されている。一部海岸保全区域に指定されている。付近の一部地域が新潟県指定鳥 獣保護区に指定されている。近隣の一部地域が暴風保安林及び保健保安林に指定されているというふ うにあって、それから希少動物など配慮すべき動植物の有無については、付近の三面川及び荒川では 毎年多くの鮭が俎上しており、鮭が回帰するのではないかが懸念される。近隣の防風保安林において、 昨年度オオタカの巣が確認されているということ。そして、関係者等の調整では、漁業関係者からの 承諾は得られると思われますが、地元地域住民への周知説明を行っていないというふうに明細に現状 をしています。   それで、採択になった。次に採択になったのですよね。その採択になった理由も国からは何をク リアしたかということでは来ないのですか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) それらの理由は来ておりません。私が考えるには、多分国の予算的なこ とかなというふうに理解しております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) その調査も申請の添付図の中に応募地区として三面川河口から荒川河口ま でのエリアが示されております。この一帯は自然公園の対象地域なのです。そういうものもどのよう にクリアするのか。何か先だけを急いでいて、非常にクリアしなければならないものがいっぱい環境 的にもあるにもかかわらず、非常に今日まで急いで急いで事を進めて、そして業者までも決めてしま ったというこのやり方非常にちょっとこれでいいのかと疑問を持っております。   そこで、課長ばかり伺って申しわけないのですが、私どもがいただいた事業の企画概要書、審査 講評の中から5ページの安田委員から参加申込者と利害関係に当たるため、公正性が担保されにくい 理由から評価を棄権する申し出があった。安田委員を除いた委員により最優秀企画提出者を選定した とあります。安田教授が評価を棄権すると申し出があったのは何回目の評価委員会からでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 2回目の評価委員会でございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それで、評価委員5名、その中に辞退するまで安田教授は5名の中に入っ ていたのですよね。そして、委員の永田氏、それから宮原氏は、安田教授の研究部門の客員教授でも いらっしゃった。つまりお仲間なのですよね。それで、この5人の委員はどこで選定したのですかと 私が担当に聞きましたときに、安田教授が選定いたしましたと。自分で自分の教室の客員教授を2人 選び、そして5人のうちに自分も入っていて、そして応募してきたのが日立造船を初めとする日本を 代表する大手ゼネコンを初め銀行関係者です。そういう人たちを選定に利害関係があるからと最後の 評価のときに辞退をする。そして、最初にこの話を持ってきたのも安田教授ほか玉井さん、そして菅 原さんの3人でいらっしゃいます。村上市は、この3人の方々が持ち込んだ話を本当にこの地域の住 民に対しての自然環境、健康への影響とか本当にもろもろの課題がいっぱいある。それを関係する課 長たちが自分の課から課題として提出しているのです。それをあたかも研究会の中で出てきたかのよ うに研究会のまとめとしてしっかりと報告されている。この流れを見たときに、私今担当が環境課で すから環境課長にかけていますけれども、本当は政策推進課長とか農林水産課長にもかけたいのです。 しかし、かけて答弁をもらっていくと、あと16分の時間を有効に使えませんので、環境課長申しわ けありませんが、今1人で質問攻めにしておりますが、皆さんすましているけれども、政策調整会議 で平成25年からしっかりと担当課長として協議に加わっている。村上市は、村上総合病院の建設候 補地を決めるときのあの村上総合病院支援プロジェクト、あのときも私情報公開で資料を求めた。本 当に行政は、もう先に西にある程度の方向を決めて、JRとも相談したり、いろいろと相談したりし て、行政はそっちのほうに動いている。そして、厚生連はどこに決めればいいかわかりませんので、 対照を早く出してください、早く出してくださいと言っているにもかかわらず、ぎりぎりまで遅くし たというそういう行政の仕事ぶり。今回の洋上風力発電についても同じです。   そこで伺います。菅原さんという方、環境アドバイザーという名刺をお持ちです。住所は漁協に なっています。約2年前から漁協の駐在職員というような形になっているそうですありますが、12 月議会で私環境課長に3回ぐらい質問して、やっと本間組から給料をもらっている、本間組の東京支 店の職員の方でいらっしゃいますと答えられました。その本間組も今回の協力企業の中に入っていま す。みんな日本を代表する、県内を代表する大企業が村上のこの洋上風力発電事業にしっかりと結び ついてというか、どう表現したらいいのかわかりませんが、その手助けを今日まで延々と村上市はや ってきたと。そして、環境評価は確かにこれからやるでしょう。しかし、クリアしなければならない ことがいっぱいあるはずです。   そこで、どなたに聞けばいいのでしょうか。県の関係、国の関係、いろんな法律の関係でクリア しなければならないものがあると思うのですが、それはどなたが答弁してくださいますか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) その前に、今ほど宮原委員と永田委員の件について先ほど議員が申しま したけれども、彼らは客員教授というような形になっておりますが、あくまでも客員教授は正式な教 授ではありません。年に1回程度授業を行うだけの専門家であります。そしてまた、それらのお金も 先生たちの属するところではなく、別なところの学科からお金が出ているということでありますので、 議員がご指摘したことには若干違いますので、ちょっとご訂正申し上げておきます。   なお、今議員おっしゃいますように、確かにこれから先クリアしなければならないことはたくさ んあります。それを今6項目の研究会からの配慮事項というような形でありますけれども、その6項 目の中にもまだ細分化していけば相当の形のものがあります。法的にも二十数項目の法をクリアしな ければいけないというような形で私どものほうは理解しております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 今環境課長が訂正されましたが、インターネットを引くと客員教授として 写真とお名前と経歴としっかりとついているのです、年に1回か2回しか懇談しないといえども。そ うしたら、こういうところに載せなければいいのです。   次に伺います。政策調整会議の中から出たいろんな課題事項を整理しております。そこで、環境 アセスメントで特に重視されなければならないのは、河口付近の魚や刺し網漁に影響してくるのでは ないか。荒川沖のヒラメの稚魚育成上の影響はないか。荒川、三面川に鮭、マスが俎上してこなくな るのではないか。カモメなどの衝突や渡り鳥の飛来ルートを阻害しないか。水質や潮流の変化などで 海洋動植物に影響するのではないか。それから、音や振動による影響、住民の健康です。それから、 岩船港の航路に関しては、定期航路の粟島汽船、不定期のセメント船のほか、運行する船を把握し、 影響がないか調査が必要。荒川マリーナに関しても説明が必要というようなこと。それから、潮の流 れの変化で荒川河口に表差が生じ、河口閉鎖することも考えられるのではというようなことも出てお ります。それから、今国や県でのいろんな許可についてご説明がありました。そこでは、本当にいろ んな分野で、それから工事関係での懸念される事項、送電の整備に伴う市の負担はないのか、工事に 伴うインフラ整備等で市の負担はないのか、施設付近を航行するポート等の安全策、危険防止策はな いか。それから、変電所の建設場所、付近が防風林のため制限はないのかというか、そんなようなこ とが載っております。   つまり、本当に住民の生活。安田教授の説明では、確かにすばらしいことばかりをご説明されま した。しかし、研究会の中でも地域の方々からも出ましたし、政策調整会議で各課からも今私が早口 で述べましたようなこのようなことが本当に調査の中で大丈夫だということが〔質問時間10分前の 予告ブザーあり〕出ない限りこの事業を強引に進めることは間違っていると思います。   粟島浦村には、オオミズナギ鳥、ウグイの繁殖地があり、国の天然記念物に指定されています。 そういうことで、この村上のこの岩船沖の自然環境は、他の自然環境とは違って物すごい本当に他が うらやむぐらいのすばらしいものがいっぱいあるのです。そこを決まった業者が海は自分のものだと 言わんばかりにどんどんと村上市にいろんな仕事をさせて乗り込んできているという、乗り込んでき ているという言葉は表現が合わないのかもしれませんが。本当に市民は、何で村上市は市がやる事業 でもないのに、業者がやる、それも大手の企業がやる事業に村上市はどうしてそんなにのめり込んで いるのだろうと、そういう不思議だ、不思議だと、何だろう、何だろうと今ささやかれているのです。   そういう声を市長職務代理者は耳にしたことございませんでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長職務代理者。 〇市長職務代理者 副市長(鈴木源左衛門君) それぞれ意見は多くあろうかと思います。また、私 どもも地域に説明会を何度かいたしまして、漁業関係者、また地域関係者、そして観光協会の皆さん 方、それらといろいろお話をした中でおおむね了解を得てこういう形で大プロジェクトが進められて いるということであります。いろいろ議員おっしゃるとおりいろんな本当に不安要素はあるわけであ りますけれども、これから5年ぐらいかけてやはり環境影響調査、これは環境影響評価法ということ で、その法に基づいた中でしっかりとやれるものでありますし、その中でいろいろ情報公開をしなが ら、先ほど答弁したようにいろんな段階を経て、それが安全性を確認し、それが1つでもクリアでき なければ国の経済産業省の関係審査顧問会ですか、それらの審査がオーケーが出ないということであ りますので、それら十分私どもも検証しながら、また市民の意見を聞きながらやっていきたい。推進 をしていくという立場でございます。いろいろな大型プロジェクトでありますので、雇用の場も生ま れ、また観光の一つの大きなスポットになるのではないかと。本当にこの日本海側唯一、また全国で もこれだけの大規模なものは初めてでありますので、それらの研究施設も誘致もできるのではないか というようなことで、非常に夢のあるプロジェクトだなということで考えておりますので、そういう 立場で推進しているということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 平成26年の5月30日、村上市の担当の職員が地域振興局に呼ばれていろ いろと構想の概略、経緯、今後のスケジュールについて説明しております。   そこで、地域整備部からは次のような風力発電施設設置に必要な許可についての説明がありまし た。1つ、管内では、港湾法、海岸法、国有財産法関係の申請が必要。1つ、送電線を東港まで埋設 することになれば、新発田、新潟でも申請が必要。1つ、その他漁港区域、河川法もかかわるのでは。 管轄する部署に尋ねられたい。今後臨港区域にバックヤード等メンテナンス用地が必要になると思わ れる。一般に臨港区域は、風力発電設備の設置が認められない。ただし、だめとは言っていない。次、 1つ、環境アセスを実施する際にも許可申請が必要なことが考えられるというふうに法律について詳 しいご説明をされました。そして、その後平成26年の10月21日、北陸地方整備局に行って説明を しております。〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕そのときには安田教授も同席しています。それ から、平成26年11月11日、今度は村上市に新潟県の担当の課の職員がおいでになったのでしょう か。意見交換をしております。岩船港については、航路(粟島汽船)、各種航路の影響や海岸事業へ の影響、潮流の影響、岩船港西側の砂海岸への影響など幾つか考えられるところ。今後これらの懸念 事項を整理し、調整をしていきたいというようなことで問題提起をされています。   このように、課長に伺います。研究会に県の担当の職員がオブザーバーとして出ておりましたね。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) はい、出ております。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) つまり、最初から県から村上と粟島浦村をご提案いたしましたと。そして、 いろんな相談も県ととにかく密接にしているという。この担当をしている県の職員は、何課のどなた でいらっしゃいますか。 〇議長(板垣一徳君) 環境課長。 〇環境課長(吉村和昭君) 産業振興課の方でございます。ただし、県のほうは、振興もありますけ れども、県自体としましては許認可権もあるというようなことで、ある程度押せ押せというような形 でなくて慎重な形で進んでおります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 先ほど市長職務代理者が夢のようなすばらしい、村上にとっては本当に希 望あるような回答をされました。   しかし、そう簡単なものではないのです。いろんな国の法律をクリアしなければならないし、そ ういうものに対して行政がなぜそこまでのめり込むかという。そして、その海域に悪影響が出たり、 鮭の帰ってくる村上、鮭文化、何百年も続く、何百年どころではありません、もう本当に延々と歴史 を刻んできたこの鮭文化の村上に海域の変化によって、海の汚れによって鮭が、本当に鮭は微妙なの です。三面川に入る前にあの河口のところで何日かぐるぐる、ぐるぐる回るのだそうです。そして、 体を本当にならししてタブの森に上ってくるのだそうです。そういうことが本当にどうなのかという 実証の結果も出ない中で、もし何かがあったときには、それ行けどんどんでこの洋上風力発電を業者 の言いなりになって進めてきた村上市の責任は本当に問われます。   しかし、そのときには、今壇上に座っている皆さんはもう退職して一市民になっているのです。 行政の仕事というものはそういうものなのです。そのときの担当の部署にいるから本当に責任がある のであって、つまり無責任だということを私は言いたいのです。健康に影響があって、本当に夜も眠 れないような人が出たとしても、そのときに皆さんはこの場にはいらっしゃいません。市民の皆さん との合意、海沿いの住民や利害関係のある方々、団体だけが日本海を使えるのではありません。合併 した山北から荒川、神林、朝日、そして旧村上の住民が本当に住んでよかったと言えるような村上に どう責任を持つのか。そのことに対して、本当に誠意ある態度をとっていないということを申し上げ て、私はまだまだ本当に附箋をいっぱいつけていて、もう1時間ぐらい一般質問本当はしたいのです。   しかし、答弁も含めての50分、非常に短くて大変でした。このことは、非常に住民が不安を持 っております。疑問もいっぱい持っております。また次の議会にも再度続きということで質問させて いただきます。   12人の課長さん、本当に厳しい質問をいたしたかもしれませんが、住民から選ばれて、共産党 の議員としての役割を果たすゆえの厳しさでございます。いろいろとご指導いただきました。本当に ありがとうございました。心から退職される課長さんへの感謝を申し上げて私の一般質問を終わらせ ていただきます。   終わります。 〇議長(板垣一徳君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。                                              〇議長(板垣一徳君) 以上で今定例会の一般質問を終わります。   本日はこれで散会をいたします。   なお、明日から一般会計予算審査特別委員会並びに各常任委員会が開会されますので、定刻まで にご参集ください。   大変ご苦労さまでございました。           午前11時55分  散 会