平成27年村上市議会第2回定例会会議録(第6号) 〇議事日程 第6号 平成27年7月31日(金曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  請願第 1号 TPP交渉に関する請願書                      第 3  請願第 2号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書             の採択を求める請願                              請願第 3号 「安全保障関連法」制定の中止を求める請願書             第 4  議第105号 損害賠償の額を決定し和解することについて              第 5  議第106号 村上市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部             を改正する条例制定について                     第 6  議第107号 平成27年度村上市一般会計補正予算(第3号)            第 7  議第108号 平成27年度村上市一般会計補正予算(第4号)            第 8  議員発議第2号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見              書の提出について                              議員発議第3号 日本政府に核兵器全面禁止のための決断と行動を求める意見書の提出に              ついて                              第 9  議員発議第4号 TPP交渉に関する意見書の提出について                   議員発議第5号 地域からの経済好循環の実現に向け最低賃金の改善と中小企業支援策の              拡充を求める意見書の提出について                      議員発議第6号 働き過ぎの防止と良質な雇用の確立を求める意見書の提出について        議員発議第7号 働き過ぎの防止と良質な雇用の確立、中小企業支援の強化を求める意見              書の提出について                         第10  議員発議第8号 安全保障関連法案に対する慎重審議を求める意見書の提出について   第11  議員派遣の件                                                                                〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(24名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君   10番   竹  内  喜 代 嗣  君    11番   平  山     耕  君   12番   川  崎  健  二  君    13番   木  村  貞  雄  君   14番   三  田  敏  秋  君    15番   小  池     晃  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   佐  藤  重  陽  君   21番   相  馬  エ  イ  君    22番   大  滝  国  吉  君   23番   大  滝  久  志  君    24番   山  田     勉  君   25番   片  野  鉄  雄  君    26番   板  垣  一  徳  君                                              〇欠席議員(1名)    9番   齋  藤  信 一 郎  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    高   橋   邦   芳   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    佐   藤   憲   昭   君        財 政 課 長    板   垣   喜 美 男   君        政策推進課長     渡   辺   正   信   君        自治振興課長     佐   藤   勝   則   君        税 務 課 長    加   藤   良   成   君        市 民 課 長    尾   方   貞   一   君        環 境 課 長    中   山       明   君        保健医療課長     菅   原   順   子   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     山   田   義   則   君        商工観光課長     建   部   昌   文   君        建 設 課 長    中   村   則   彦   君        都市計画課長     東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    早   川   明   男   君        水 道 局 長    川   村   甚   一   君        会 計 管 理 者    米   山       聡   君        農 業 委 員 会                   小   川   寛   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   木   村   正   夫   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長     遠   山   昭   一   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    小   川       剛   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    齋   藤   泰   輝   君        山 北 支 所 長    五 十 嵐   好   勝   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    田   邉       覚        事 務 局 次 長    小   林   政   一        書     記    鈴   木       渉           午前 9時55分  開 議 〇議長(板垣一徳君) ただいまの出席議員数は25名です。欠席の届け出のある者1名です。定足 数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いを いたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(板垣一徳君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、3番、板垣千代子さん、17番、長谷川孝君を指 名をいたします。ご了承願います。                                              日程第2 請願第1号 TPP交渉に関する請願書 〇議長(板垣一徳君) 日程第2、請願第1号 TPP交渉に関する請願書を議題といたします。   本件は、経済建設常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、副委員長から審査報告 書が議長宛て提出されております。   最初に、副委員長から審査の概要について報告をお願いをいたします。   経済建設常任委員会副委員長。           〔経済建設常任副委員長 川村敏晴君登壇〕 〇経済建設常任副委員長(川村敏晴君) おはようございます。ただいま上程されております請願第 1号について、去る7月28日の経済建設常任委員会において審査を行いました。その審査の概要と 経過についてご報告をさせていただきます。   請願第1号 TPP交渉に関する請願書を議題として、直ちに審査に入りました。   委員から意見を求めたところ、委員から、TPP交渉に関しての請願は今までも採択してきた経 緯があるので、賛成であるという意見がございました。   以上で質疑を終結して、討論を求めましたが、討論もなく、起立採決を行った結果、請願第1号 は全員起立で採択すべきものと決定いたしました。   報告は以上でございます。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの副委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから請願第1号について討論を行います。   通告にありました原案に賛成の討論を許します。   10番、竹内喜代嗣君。           〔10番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、TPPに関する請願について賛成討論を申し上げます。   時あたかも政府は、ハワイでのTPP交渉の閣僚級の場で話し合いが行われるということですが、 譲歩に次ぐ譲歩で、米の輸入枠をさらにふやす、あるいは牛肉や豚肉の輸入自由化に道を開くような 選択をしようとしています。この村上市の全国の2回目の議会では一番最後に恐らくなっているので はないかなと思いますが、多くの農家の方々が市民の中にいらっしゃるわけですから、村上市の経済 にとって一切の非関税障壁をなくすというTPPがいかに打撃を与えるか、指摘をしたいと思います。 農業に限らず、私心配しているのは政府調達の問題です。市や、あるいは地方自治体、地方自治体の 中の市や県が調達する、例えば公共工事、公共サービス、こういったものがWTOで話し合われたよ うな6億円、あるいは3,000万というようなことで国際入札というようなことになれば大変な事態 が生ずるであろうと考えられます。市内の業者の皆さんが公共工事で全て英語表記で入札仕様書に応 札をしたり、あるいはインターネットで公募というのが当然になるでしょうけれども、そうした仕様 書を読み解いて入札に参加していくようなことが考えられます。要するに農業だけではなく影響があ るということを私は指摘をしたいと思います。   そしてまた、この請願の中に触れられていますISDの大問題です。例えば、では村上市が地元 の企業を大事にする、あるいは新潟県が県内企業を大事にするということで優先的に入札参加させる というようなことをした場合に、損害を受けたと考えるTPP参加国が損害賠償を求めることができ るわけであります。そのISDの問題の中で一番象徴的なのは、医療問題だろうと言われています。 医療の分野では、アメリカは国民皆保険ではございません。ですから、保険制度がないアメリカの業 者が日本で被害をこうむった、提訴する可能性もあるわけであります。こうしたことから、日本の国 で自由な経済活動を認めている、幸せになる権利があるというふうに憲法ではうたわれているわけで ありますが、憲法を超越したような存在にTPPがなる可能性があるわけであります。   以上、私は思うところを述べさせていただきました。本請願を採択すべく、よろしくお願い申し 上げます。よろしくお願いします。 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。   これから請願第1号をボタン式投票により採決をいたします。   本件に対する委員長報告は採択です。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 賛成全員です。   よって、請願第1号は採択することに決定をしました。                                              日程第3 請願第2号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係            る意見書の採択を求める請願      請願第3号 「安全保障関連法」制定の中止を求める請願書 〇議長(板垣一徳君) 日程第3、請願第2号及び請願第3号を一括議題といたします。   本件は、総務文教常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から審査報告書 が議長宛て提出されております。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いをします。   総務文教常任委員会委員長。           〔総務文教常任委員長 小杉和也君登壇〕 〇総務文教常任委員長(小杉和也君) ただいま上程されております請願第2号 30人以下学級実 現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書の採択を求める請願及び請願第3号 「安全 保障関連法」制定の中止を求める請願書の2件は、去る7月24日の総務文教常任委員会において審 査を行いました。その審査の概要と結果についてご報告いたします。   最初に、請願第2号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書 の採択を求める請願について審査に入りました。   非常に大事な問題であるし、子供たちの将来に向けての施策として大切であるといった賛成意見 があり、審査を終え、討論を求めたところ討論なく、起立採決の結果、起立全員にて請願第2号は採 択すべきものと決定いたしました。   次に、請願第3号 「安全保障関連法」制定の中止を求める請願書について、紹介議員から補足 説明を受けた後、審査に入りました。   個人的にもこの請願の趣旨とほぼ同じような署名運動をやっているので、ぜひ皆さんにも賛同し ていただきたい。憲法解釈でやるのは違憲の疑いがあり、立憲主義を逸脱する取り扱いである。国際 情勢、安保情勢を取り巻く環境は変化しているが、違憲の疑念を持たれるやり方ではなく、国民で憲 法を変えるやり方をとるべき。議論不十分な強行採決には反対なので、一旦制定を中止して、改めて 議論をすべきだという賛成意見や、戦争は決して行ってはならないが、70年間の平和は日本だけで 守られてきたのではなく、他国の協力があってのこと。しかし、その平和が他国の脅威によって危機 感が出ているので、この法案は必要である。しかし、国民の理解をもっと得るべき。最近では常識を 逸脱したようなことが多く起きているのも事実。この法案は、決して戦争するための法案ではないと 思っている。戦争をよしとする国民はいないが、抑止力は必要だ。まだ国民の理解が得られていない ので、理解を求めていくことが必要であるという反対の意見が出されました。   以上で審査を終え、討論を求めたところ討論なく、起立採決の結果、起立少数で請願第3号は不 採択とすべきものと決定いたしました。   以上で報告終わります。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   21番、相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ご苦労さまでございます。今委員長の報告がされました。そこで、途中協 議会に切りかえられて、率直なご意見が、発言があったわけですが、ちょっと感じたのですが、皆さ ん同じパターンで発言されているのですが、事前に委員会等で、全員ではないのかもしれませんが、 この請願に対してどのような対応でいくのかみたいな話し合いというのがされているものなのでしょ うか。 〇議長(板垣一徳君) 総務文教常任委員会委員長。 〇総務文教常任委員長(小杉和也君) 私は、されていないと思っております。委員会の中で活発な 意見を出していただいたということでございます。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで、私ども議員は、より多くの、本当に1,000人以上の方から支持を 得て、こうして議員の活動しているわけです。それで、いろんな党派を超えてのいろんな方からの支 持で皆さん議員として、住民の暮らし、それから日々の安定した生活とか、そういうことで活動して いるわけですけれども、自民党だから、反対だという声が協議会の中で何人かから出たのです。その 辺で、かつての自民党政権を支えた武村さんとか、それから亀井さん、あのような方4人が、年をと ったからといって黙っていられないと、この法案は大変危険な法案だと記者発表してまでも、かつて の自民党政権を支えた方々が記者会見をしているような今の時代、このような時代の中で、自民党だ から、反対だという発言がありましたけれども、その辺のご意見については、委員長としては聞くし かないという立場なのでしょうけれども、どのような思いで聞いていらっしゃいましたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務文教常任委員会委員長。 〇総務文教常任委員長(小杉和也君) 個人的な意見は、委員長報告ですので、差し控えますけれど も、皆さんが市民の方の負託を受けて、それをもとに出てきているわけですので、そういったことも 考えての発言だろうなと、私はそういうふうに委員長として采配をしておりました。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 昨年の6月議会、集団的自衛権行使の閣議決定、同じむらかみ9条の会の 方々から請願が出されました。そのときは、継続審査という形で継続になりまして、その後どのよう な審査がされたのか。棚上げみたいな形になりまして、そのまま消えてしまったわけです。今回は、 2対6ですか、反対が多くて採択されなかったわけですが、紹介議員の一人として残念なことだなと、 そんなふうに感想も言わせていただきまして、答弁はよろしいです。   終わります。 〇議長(板垣一徳君) 5番、本間清人君。 〇5番(本間清人君) お疲れさまです。ちょっと私、委員会のその質疑、傍聴できなくて残念だっ たのですが、今世論でいろんなデモも行われたり、先日ニュースでは、お母さんの会というか、若い 子供を持ったお母さん方、ネットなどでそういったデモ、参加を呼びかけて、2,000人ぐらいでした でしょうか、デモなんかもしておりました。今、国会でまさに衆議院通過して、参議院でもそういっ た議論されて、安倍総理は徴兵制ではないのだということを盛んに言っているわけでありますけれど も、そういった世間のデモ活動、またその反対に求めている国民の声とかについて、村上市議会とし てはどうなのだということで多分この意見書についても審議されたと思うのですが、そういった部分 に関してのご意見などは委員のほうからは何も出ませんでしたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務文教常任委員会委員長。 〇総務文教常任委員長(小杉和也君) デモ等の部分についての文言は出なかったですけれども、や はり戦争は決して行ってはならないだとか、説明不足だという反対意見の中では、私が今報告したよ うに、そういう意見は出ておりましたので、そういうことも含んでいるのかなと思います。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 今まで歴代総理大臣の中で、憲法第9条を改正して、そういったことをやろ うという方はなかなかいませんで、本県出身の田中角栄元総理も、自衛権はあるのだと。例えば他国 が攻めてきたときに関して、黙っているわけにはいかないのだと。例えば自分のうちに泥棒が入った り、何かしらの暴漢が入ったときに、うちは第9条があるので、何も手出せませんなんていうことは あるわけないだろうという話をずっとしていました。だから、自衛隊の訓練もして、他国が攻めてき たときにはそれなりの防御をたたえる国の軍事力が必要なのだと、軍備力が必要なのだということを ずっと言ってきたのに、今回の法案が通りますと、例えばアメリカがその日米安保の今の法案を利用 して、例えばよそに攻め入っているアメリカに後方支援として日本も応援しに行くというような形に なる法案になろうと私は思うのですが、そういったような部分の懸案につきましては何か質疑ござい ませんでしたでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 総務文教常任委員会委員長。 〇総務文教常任委員長(小杉和也君) そういった部分はございませんでした。 〇議長(板垣一徳君) ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、ボタン式投票により採決をいたします。   最初に、請願第2号を採決をいたします。   本件に対する委員長報告は採択です。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 賛成多数です。   よって、請願第2号は採択することに決定をいたしました。   次に、請願第3号について討論を行います。   通告にありました原案に反対の討論を許します。   19番、小林重平君。           〔19番 小林重平君登壇〕 〇19番(小林重平君) 反対の討論を行いたいと思います。   平和安全関連法は、15日に委員会の採決を終え、そして16日に本会議で、衆議院で賛成多数で 可決をして、現在参議院に送られて、審議が行われております。世論では、自民党の強行突破で横暴 である、安倍内閣は横暴であるという指摘がされておりますが、そういった面においては、今参議院 で審議が始まっておるわけでありますので、安倍総理には、より一層国民にわかりやすく、丁寧に説 明を行っていただきたいものと思っているところであります。そして、今ほどもお話がありましたが、 国民がこのあれは違憲であるということで反対をしておると。何か若いグループですか、女のグルー プが歌で自民党反対とか、戦争反対とかと訴えていますし、若い世代がマイクを持って、やはり安倍 内閣退陣とかいうようなことを述べておられます。国会周辺において言われておるわけでありますが、 私は決してそれは悪いとは思ってはおりません。ただ、私が思うには、彼らが本当に戦争とはいかな るものなのか、日本の防衛とはいかなるものなのかということをしっかりと理解をして、あのような 行動をとっているのか。どうも理解に苦しんでおるところであります。私から言わせれば、あの感覚 はライブでもやっているのではなかろうかと、そういうような感覚で私は見ておるところであります。 そして、憲法学者も8割ぐらいが違憲であると述べておられます。それでは、私から言わせれば、合 憲であれば日本の国は守れるのか。あの学者の方々が、日本が攻められた場合に、合憲だ、合憲だと 言って述べておられれば、日本は黙って指をくわえて見ていることができるのか。全く私から言わせ れば、あの学者の皆さんは無責任な発言であると、私はそう思っておるところであります。前段は、 それらのところであります。   さて、今、日本の国を取り巻く情勢というのは、決して安全だと言えなくなっております。周辺 国からのミサイルの攻撃や、日本国有のいわゆる国土である離島、これらの不法占拠、そして領海侵 犯が頻繁に行われております。それは、日本を取り巻くアジア太平洋地域の東シナ海、また南シナ海 においてはさまざまな脅威にさらされております。皆さんもうお忘れなのでしょう。菅内閣のときに 中国人の漁船が領海侵犯をわざと犯して、そして保安庁からの通告にも従わず、保安庁の船に体当た りを繰り返したのです。それも当時の内閣は放送を流さなかった。字幕では流しましたけれども。で すけれども、その保安員の職員がビデオでですか、パソコンというのですか、パソコンで流したこと によって、いかにひどいことをやったのだなと。それで、菅内閣も、これはどうしようもないという ことで取り上げたわけでありますが、結局それも自分たちは頬かぶりをして、那覇地検というあんな ちんけなところにげたを預けた。逮捕はしました。ですけれども、不起訴にして、中国に帰してやっ たわけであります。あの中国人は、国に帰ったら英雄です。あんなことを我々日本人は黙って見てい てもいいのか。私は、そう思っておったところであります。   そして、そのようなことを含めて、従来の憲法解釈と整合性を保ちながら、憲法上許される我が 国の防衛のための武力行使の限界を示しながら、国民の命と平和を守り抜くためには国内法の整備が 必要であるということで、安倍内閣は日本の今の国民のどろんとした気持ちを危惧して、そして今回 の国会に提出をして、成立を目指しておるわけであります。そして、この政治の国内法案の整備に取 り組むことが、そして政治の最も大事な責任であり、回避することのできないことであります。我が 国、そして国際社会の平和と安全を確かなものとするためにも、平和安全法に取り組む必要があるも のと認識をしておるところであります。   集団的自衛権の行使を認める新3要件、今これが国会で問題になっておるわけでありますけれど も、議論されておるわけでありますが、これが十分な歯どめになっていない、憲法解釈を便宜的、意 図的に変更するものであり、立憲主義に反すると野党の方は指摘をしておりますが、全く的外れな指 摘であろうと思っております。実は私もこの新3要件というのはよく理解できない、今でもまだよく 理解できていないのですが、そういうことで党本部のほうに問い合わせてみました。3つから成るも のです、新3要件。1つにおいては、密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、我が国の存 立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある、これが 第1点目であります。2点目は、我が国の存立を全うし、国民の平和を守るために他の適当な手段が ない。そして、3点目が必要最小限度の武力行使にとどまるというふうに明記されておるわけであり ます。野党の方は、今盛んに言っているのは、この先が明白でない、こういうことで言っているわけ であります。しかし、そもそも武力行使は、憲法上、あくまでも我が国の存立を全うし、国民を守る ため、我が国を防衛するためにやむを得ない自衛の措置であり、従来の基本的な立場を変えることな く、必要最小限度の実力行使にとどまることを原則としているわけであります。しかも、国会におい て事前の承認を求めることが法案に明記されております。政府が存立危機事態と判断すれば、集団的 自衛権が発動され、そして重要影響事態と判断すれば、日本周辺に限らず、世界中のどこまでもアメ リカの支援に踏み出すとおっしゃっておられますが、日米安全保障条約の締結以来、安全保障環境の 変化に伴う節目、節目において同様な意見が国会で論議されてきております。しかし、そのような指 摘は全くの杞憂にすぎないことは、今日までの歴史が証明をしております。私も二度と戦争は繰り返 してはいけないという思いであります。しかしながら、国民の平和と安全を守るためには、平和安全 法は絶対に必要であります。我々地方議員も、ただこれは国会の論議であるということだけでなくて、 みずからの議会においても大きなテーマであるということをしっかりと受けとめて、取り組んでいか なければならないでありましょう。そして、我が国も先進国の一員として、世界の人々が安心して平 和に暮らしていけることができるために貢献していかなければならない、そういうふうに私は思って おります。   以上をもちまして私は反対の討論を終わります。   以上であります。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告にありました原案に賛成の討論を許します。   18番、滝沢武司君。           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) ただいま上程されております請願第3号 「安全保障関連法」制定の中止 を求める請願に賛成の立場で討論に参加をいたします。   間もなく70年目となる終戦の日を迎えます。昭和20年の終戦の年、私は村上町国民学校の2 年生でありました。その後、親兄弟や親戚が戦死、あるいは病死をした友達、命からがら祖国に帰っ た友達など、食べるものにも事欠いたあの時期であります。幼心にもあの悲惨な毎日、苦しさに耐え るだけの生活等は今も忘れることはできません。以来70年間、平和がいかにとうといものであり、 大切なものかをこのときからしっかりと心に刻んできました。今再び戦争への道を開くのではと問題 になる安全保障関連法案は、平和と民主主義を維持、堅持するという日本国憲法の基本的精神に背き、 集団的自衛権の政府見解に基づく一括法案の総称であります。その中心法は、国家安全保障基本法と いう法律であります。この集団的自衛権の行使を可能にする国家安全保障基本法案は、その目的と基 本方針を、集団的自衛権の行使を可能にする場合でも、政府が細かい法律の策定や閣議決定でも間に 合うかもしれないが、国権の最高機関である国会が法律をつくって臨むべきと考えてつくった法案で あり、その概要だと、昨年、石破茂氏がみずからの著書で述べております。ここに法制化の意味の大 きな根拠があると考えます。   そして、その基本法の内容は、自治体や市民の協力として、地方公共団体は国及び他の地方公共 団体の機関と相互に協力し、安全保障に関する施策に関し、必要な措置を実施する責務を負うとあり、 国民の協力としては、国民は国の安全保障に関する施策に協力し、我が国の安全保障の確保に寄与し、 もって平和で安定した国際社会の実現に努めるとあります。そして、国は、国は教育、科学技術、建 設、運輸、通信その他の分野で安全保障上必要な配慮を払わなければならないと定めております。こ れらのことによって、国民を積極的に協力させるマインドコントロールを行う教育の国家統制とか、 報道関係の国家管理など、国家総動員体制の強化が可能となるものであると私は思います。   法律をつくったから、すぐに戦争するわけではないという意見も聞きますが、これらの法律の制 定に十分な理解や説得がないまま進んでいる今、70年前の歴史と同じ歩みになっていることが国民 多数に大きな心配と危惧を与え、反対や行動になっているものと感じております。国権の最高機関で ある議会が法案をつくって、それを実施しようとするとき、よく歴史は繰り返すと言われます。その 例に、1919年の第1次世界大戦後のドイツ帝国崩壊後、ドイツは近代の民主主義憲法の模範と言わ れる共和国憲法、いわゆるワイマール憲法を制定しましたが、十数年後には議会が権限一括法などと いう法律を改正し、1933年にはナチス政権を生み、再び強力な軍事国家をつくり上げ、第2次世界 大戦への道をたどったという例があります。私たちがこの道はいつか来た道と気づいたときには既に 遅いのです。国民みずからの英知と努力で築き上げてきた平和が再び無数の血の犠牲をもたらすこと のないように、勇気を持って進む必要があります。武力で平和はつくれません。終戦から70年間守 ってきた平和を、日本国憲法の基本的精神を守っていくことが今最も大切だという思いを深くしてい ます。   くしくもあす8月1日は長岡大空襲の日に当たります。1,400人を超えるとうとい命が一夜にし て奪われ、ふるさとを一面の焼け野原に化した。大勢の市民の無念の戦争への思いを共有し、同じ県 民の一人として追悼しながら、本請願への賛成討論とさせていただきます。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告にありました原案に反対の討論を許します。   13番、木村貞雄君。           〔13番 木村貞雄君登壇〕 〇13番(木村貞雄君) 私は、反対の意味で討論させていただきます。   まず最初に、世間ではいろいろと戦争法案だというような、頭からそういう傾向で運動しており ますけれども、全くこれは間違った考え方だと思いますので、いろいろな今まであったようなことを 話ししながら、ひもを解いた話ししていかないと、今の国民は半分以上がほとんどこの法案に対して 理解していないと思います。   本題に入る前に、最初に申し上げますけれども、日本が主権国家でないという意味合いのもとで 私今話ししてみたいと思いますけれども、この前、東日本大震災の関係のことで実際あったお話です けれども、日本政府の要請がないにもかかわらず、米軍が仙台空港を修理したという事件であります。 本来の集団的自衛権という点からすると、この米軍の行動は逸脱したもの、なぜなら集団的自衛権を 行使するということであれば、正式な外交ルートからの要請があった上で初めて同盟国は行使するこ とができるからであります。アメリカ軍は、独自の判断で、日本政府からの要請がないにもかかわら ず、勝手に空港を修理しました。これは、明確な主権侵害に変わりありません。この件については、 日米間でも全く問題になりませんでした。その理由は、日米安保条約が日本国憲法の上位法であるか らにほかなりません。つまり日本はアメリカの属国であり、いまだにGHQ、連合国軍最高司令官総 司令部、これをGHQといいますけれども、これからその話出てきますので、覚えておきたいと思い ます。そういうことで、占領されているときから何も変わっていないということなのでしょうか。そ の証拠に、戦前に日本が満州国と交わした日満議定書と現在の日米安保条約はほぼ同じ内容になって いるとのことであります。かつて満州国で商工官僚として産業政策に携わり、後に首相として日米安 保条約を締結した岸信介氏は、戦後の日本はまるで満州国のようだと言ったそうであります。この事 件あったときは、菅直人総理大臣のときでありました。   次に、新聞、テレビ等で問題になっておりますけれども、内閣法制局の関係でお話ししてみたい と思いますが、本来内閣法制局は戦後の日本国憲法をつくる上でマッカーサー総司令官たちがやるこ とをどんどん骨抜きにしようと徹底的に抵抗した組織であったということであります。それに怒った マッカーサーは、内閣法制局を廃止し、マッカーサーが日本を去った後に吉田茂氏が復活させたとの ことであります。戦後の初代内閣法制局長官は佐藤達夫、2代目は林修三であります。林修三さんは、 鳩山一郎、石橋湛山、岸信介、池田勇人の4代の内閣で長官を務めました。そして、この2人は徹底 的に憲法9条を骨抜きにする解釈をしていったそうであります。しかしながら、次の佐藤栄作内閣の 長官を務めた高辻正巳氏、その人になって、積み上げた議論を全て崩していったそうであります。日 本国憲法98条に、日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを 必要とすると書いてありながら、高辻氏はこの2つよりも日本国憲法が上だと言っております。その ため、在日米軍基地はもとからあるものだから、集団的自衛権の行使に当たらないといった変わった 議論を今でも言っているようであります。内閣がかわるごとに内閣法制局長官はかわる場合があるわ けでございますが、内閣法制局長官などはただの官僚であり、国民からの選挙での洗礼を受けている わけでも何でもありません。また、憲法学者については、日本国憲法に書かれている文言だけで判定 しています。日本国憲法は、戦争に負けて、日本人が独自につくったものではなく、GHQが日本を 強い国にしないようにつくられたもののようであります。しかしながら、個別的自衛権、集団的自衛 権という言葉は日本国憲法に書かれていなくて、今、国会で議論している内容というものは全て国際 法、すなわち国連憲章からのものであります。国際法では、自分の国の領土に友好国の軍事施設があ る場合は全て集団的自衛権とみなしております。国際法では常識となっております。   また、憲法学者の関係でつけ加えていきますと、要するに終戦後、日本が戦争に負けてからとい うのは、教育者も総入れかえをしたはずであります。要するに日本の一番中心である東大、京大、一 橋大学と全てその教育者を社会主義の教育者に総入れかえをしたということであります。ですから、 そこで教育を受けた憲法学者というものは果たして本当に真に日本を守るために言っているのか、そ ういった思想の関係も疑われるところでございます。   もう一つ重要なのは、今世論が半分以上傾いているというような報道もしております。また、総 理の支持率も低下している。これは、どこから来るかといいますと、マスコミなのです。終戦当時は、 そういった新聞社を利用して、あるいは世界各国に日本は侵略国であり、悪いことをしたのだという、 そういったことを全世界に広め、また国内には、もっと多くのマスコミを利用した、日本が悪いこと をしたという観念を国民に全部もたらしたのであります。それで、その当時、プレスコードというこ とでございますけれども、このGHQの占領下、日本にはいわゆるプレスコードという検問システム、 これはどんなことかといいますと、日本が悪いことをした。世界の悪いことは、ほかの国の悪いこと は書いてはいけない。ここにその細かいことが30項目ありますけれども、全部読み上げるわけにい きませんので、紹介しておきますけれども、連合国最高司令官が憲法を起草したことに対する批判と か、合衆国に対する批判、朝鮮人に対する批判、中国に対する批判、いろいろとあるのですが、こう いうことを書いてはいけないということを決めつけたものであります。それで、本当にあったことで ございますけれども、昭和20年の9月のことでありますけれども、朝日新聞が、当時の鳩山一郎氏 が原爆の使用を国際法違反、戦争犯罪という意見の記事を新党結成の構想と題する記事で報道したこ とがあるのです。そのときに、今言ったプレスコードに違反しているということで、2日間の新聞を 停止を食った事件が実際あったのです。このときの文章を一部読み上げますけれども、正義は力なり を標榜する米国である以上、原子爆弾の使用や無辜の国民殺傷が病院攻撃や毒ガス使用以上の国際法 違反、戦争犯罪であることを否むことはできぬであろう。極力米人をして被災地の惨状を視察せしめ、 彼ら自身、自分の行為に対する報償の念と復興の責任とを自覚せしむることと、こういう記事を載せ たのです。その後、朝日新聞は、まるっきり心を入れかえて、つまり魂を売ってしまったのです。そ の後、従軍慰安婦の問題とか、いろいろ記事を載せました。今でも、正義の国、民主主義国家である アメリカ、極悪非道の独裁国である日本と歴史を今も教えているのが日本であります。   いろいろと申し上げましたけれども、今集団的自衛権のことを言われておりますけれども、あく までも戦争に行くのではないかとか、いろいろと判断を誤っておりますけれども、集団的自衛権とは、 国際法上、自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃されていないにもかか わらず、実力をもって阻止することが正当化される権利であります。今回の閣議決定は、あくまでも 国の存立を全うし、国民の命と平和な暮らしを守るための必要最小限度の自衛の措置を認めるだけで あります。他国の防衛それ自体を目的とするものではありません。個別的自衛権であれ、集団的自衛 権であれ、あくまでも自衛のための措置であり、武力を行使する際の厳しいルール、先ほど同僚議員 が申し上げましたけれども、新3要件に限り行使できることであります。   いろいろと世間では騒いでおりますけれども、日本は一番国民も知らないし、国会議員もわから ないところがたくさんあるということは、日本は軍隊を持っていないことであります。ですから、総 理は答弁のときにはっきりと申しませんけれども、これは今までの日本は何でもかんでも公表してお ります。これは、軍隊とか自衛隊とかの関係から申し上げますと、非常に危険なことであり、恐らく 軍隊であれば、こんなこと、作戦の中に組み入れられるものですから、絶対こういうことは話しては いけないと思います。そういったことで、もっとあらゆる総合的な判断をして、その法案に理解を求 めたいと思います。   以上で私の反対討論といたします。どうもご清聴ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告にありました原案に賛成の討論を許します。   7番、冨樫宇栄一君。           〔7番 冨樫宇栄一君登壇〕 〇7番(冨樫宇栄一君) それでは、原案に賛成する討論を行いたいと思います。   今いろいろ憲法の問題だとか、国際情勢の問題とか、いろいろお話がございました。歴史認識に ついても非常にさまざまなご意見をいただきました。これについては、私は納得できないところがい っぱいあります。これは、見解の相違ですから、しようがないところだと思いますが。今この安保法 案の問題について、なぜ中止を求める請願に賛成するのかということだけを簡単に述べさせていただ きたいというふうに思います。   集団的自衛権の行使は、憲法上許されないというふうなことで歴代の内閣が政府見解としてきた わけでありますが、これを昨年7月に安倍内閣が行使容認を閣議決定をしたわけであります。これに 基づいて今回の関連法案が国会で提案され、審議されているわけでありますが、集団的自衛権の行使 を柱とする安保関連法案については、先ほど内閣法制局に対する批判もございましたけれども、内閣 法制局の法を、一応法の番人というふうに言われている内閣法制局の歴代長官を含めた方々、あるい は法律の専門家、学者や有識者などが憲法違反だという強い批判を行っているわけでありまして、国 民からも反対の声が大きくなっているわけであります。学者が国家を守るわけではない、憲法を守っ ていれば日本の平和は守れるのかというご意見もありましたが、日本は法治国家であり、立憲主義を 前提としておるわけでありまして、一内閣の憲法解釈で国の安全保障政策を大転換するということは 明らかに立憲主義を逸脱するものであり、法治国家の根幹にかかわる問題であると考えます。集団的 自衛権が違憲であるということは、衆議院の憲法審査会の中で、与党も推薦をした参考人全員から違 憲の見解が示されました。にもかかわらず、安倍総理は60年も前の砂川事件の最高裁判決などを、 ご都合主義的にという言い方は大変失礼でありますが、都合よく引用して、合憲だと確信していると いうふうに強弁をしているわけであります。そして、礒崎さんなる首相補佐官が法的安定性など関係 ないというふうなことを言って、今物議を醸し出しているわけでありますが、この方は今回の関連法 案の作成にかかわった人物であり、まさに安倍総理の側近の人物であります。これを安倍総理は、本 人に注意をしたというふうには言っておりますが、撤回をさせるだとか、そういうことは言っていな いわけでありまして、ここに安倍政権の本音が出ているのではないかというふうに危惧をするもので あります。   先ほど同僚議員からも申し上げましたけれども、安保関連法案は他国軍への後方支援のための自 衛隊派遣を随時可能にするものであって、国際平和支援法案を新規に制定をして、平和安全法整備と して、さらに10本もの関連法案を一括した改正、一部改正を行うものでありまして、法案の問題点 は多くあるわけでありまして、疑問点も出されているわけでありますが、安倍総理からの明確な答弁 がされていないということでもあります。武力攻撃事態法に存立危機事態なる概念を新設をしている わけでありますが、その危機事態の判断基準は明確に示されていないわけであります。軍事問題につ いては、何も全部公開する必要はないというふうにおっしゃってもおりましたが、この法案の問題点 はどこにあるのか、あるいは危険性はどこにあるのかということはしっかりと議論して、そして法案 を成立させるとすれば、納得のいく形で法案は成立させなければならないというふうに、それが原則 であります。武力攻撃後の明確な危険の判断の基準をしっかりと示してもいないし、周辺事態法の地 理的制約を撤廃をして、そして重要影響事態という概念を変更して、日本の周辺以外でも米軍への支 援や、あるいは米軍以外の軍隊に対する支援も可能にするというものであります。そして、その支援 内容も、弾薬の提供だとか、出発準備中の戦闘機への給油だとかなどを自衛隊の後方支援として認め るというものであるわけでありまして、総理は自衛隊員のリスクはふえないのだと、今でも自衛隊に は千何百人の殉職者もあるのだというふうな答弁をされているわけでありますが、後方支援だから、 安全だなんていうふうに言えるわけではありません。これは、軍事の常識でありまして、後方支援や 補給部隊をたたくというのは軍事のイロハで、常套手段であるというふうに思いますので、後方だか ら、安全だというふうな言い方ではとても国民を納得させるわけにはいかないというふうに思います。 自衛隊法の改正によって、武器を使用して駆けつけた警護ができるだとか、米軍以外の多国籍軍を含 めた艦船に対する防衛を可能にするなど、自衛隊の任務は大きく変わるものとなるわけであります。   こういう安保関連法案の国会審議における重要な部分を曖昧にしたまま、抽象的な答弁を繰り返 しているのが今の安倍内閣であります。時間稼ぎをやっているのではないかというふうに疑りたくな るような国会審議が続いておるわけでありますが、安倍総理自身が認めているように、十分な理解を まだ得られていないというふうにおっしゃっているわけでありますが、その説明に対して、友人の菅 さんの家に強盗が入ったと、それでも助けに行けないだとか、あるいは友人が不良に殴られそうにな ったときに私はその人を守りますだとか、こんな例え話をしていたり、あるいは最近大きなマスコミ でもにぎわしているように、テレビに出演をして、模型まで使って、火事の模型まで使って、道路を 挟んだ反対側の隣の家の離れが火事になったときに対処するにはだとか、あるいはかなり問題になっ ている模型自体も、火事の模型で、煙が動くような模型だらしいですけれども、こんなおおよそ本質 から離れた、あるいは意図的に本質を曖昧にするとも言っていいようなことに一生懸命にやっている のが今の安倍総理であります。安全保障問題、戦争の問題と火事や強盗とレベルが違うわけでありま して、余りにも国民をばかにしているのだというふうに言えるのではないでしょうか。もし本当に軍 事のこの問題をするならば、アメリカ軍や、あるいは自衛隊の模型でもつくって説明するのだったら まだ話もわかるわけでありますが、やはりこういう重要法案を本当に制定するとするのであるならば、 しっかりとした議論、疑問に対する答えをしっかりと出してやるべきでありまして、そういう面では 非常に審議も不十分でありますし、今の安倍総理の、安倍内閣のやり方については、立憲主義を超え るものであるし、法治国家としては法の安定性というのは絶対条件でありますので、一旦この法案に ついては制定を中止をして、安保問題については憲法の問題も含めて全国民的な議論を巻き起こす必 要があるというふうに考えまして、この請願については賛成する討論とさせていただきます。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 午前11時15分まで休憩します。           午前11時02分  休 憩                                                        午前11時15分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   次に、通告にありました原案に反対の討論を許します。   25番、片野鉄雄君。           〔25番 片野鉄雄君登壇〕 〇25番(片野鉄雄君) ただいま上程されました請願第3号について、自民党村上支部党員の立場 から反対の討論をさせていただきます。   請願の趣旨は、1つ、安全保障関連法は衆議院の憲法審査会で参考人の憲法学者全員が憲法違反 と表明したこと、2つ、集団的自衛権の行使を認めることは、海外での武力行使をしないという原則 の平和憲法に反すること、したがって制定中止の意見書提出を求めるということかと思います。そう ですね。   今ほど木村議員の反対討論でもありましたが、ご承知のように、国連に加盟している全ての国に 適用されています国連憲章第51条には、国際連合加盟国に対して武力攻撃が発生した場合には、安 全保障理事会が国際の平和及び安全の維持に必要な措置をとるまでの間、個別的または集団的自衛の 固有の権利を害するものではないとうたわれています。つまり個別的、集団的自衛権は、国連加盟国 が持つ固有の権利であり、既に国家に与えられているもともとの権利であるということであります。 国際法によって全ての国に認められている権利ですから、国の領土権と同じく、憲法に規定明文がな くとも当然主張できる権利であり、また日本国憲法には集団的自衛権の行使を禁止する規定はなく、 集団的自衛権は憲法違反とはなりません。そして、国際法上の国の自衛権は刑法第36条の個人の正 当防衛に当たるものであり、急迫不正の侵害が発生した場合、自分だけでなく、一緒にいた他人の権 利も防衛することができる。つまり個別的自衛権と集団的自衛権は不可分一体の権利となっています。   しかし、中には、国連憲章よりその国の憲法こそ上位にあるべきものであり、世界に誇る日本の 平和憲法こそ正しいのだと主張する人もおりますが、私はそうは思いません。国連に加盟している全 ての国が当然としている、人の物を盗んではいけないという決まりは、1足す1は2という計算は、 世界どこでも通用する共通普遍の真理であります。このことが国連憲章にうたわれている、加盟国は、 武力攻撃が発生した場合、個別的、集団的自衛権を持つという共通の、もともと持っている生得の権 利であると私は思うのであります。日本の憲法だけが、1足す1は3、人の物をわからないように盗 むことは悪ではないと、それを国際法の上位に据えたらおかしな話になります。日本の国だけで通用 して、世界では通用しない法律ということであります。まさに平和憲法と言われる日本国憲法の前文 には、日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するので あって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、我らの安全と生存を保持しようと決意したと あり、憲法第9条、戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認では、第2項、前項の目的を達するため、陸 海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めないとあります。これが自分 の国だけ平和であればよいという一国平和主義の、世界で通用しない日本の平和憲法であると私は思 うのであります。   今の安保法制に反対する憲法学者の多くは、立憲主義ということを憲法至上主義、憲法が全てに 優先すると誤解しているのではないでしょうか。本当の立憲主義は、人間のために憲法があるという ことを忘れているのではないでしょうか。学者は、政治家と違って、国家の経営や運営、国民の生命 と財産、そして国の主権を守ることに責任がありません。したがって、今、日本が平和であり、これ からも平和であり続けるには平和憲法を守ることこそ絶対であるという考えになるのかもしれません が、私は決してそうではないと思います。現実の世界は、そんなにいい国ばかりでは決してありませ ん。日米軍事同盟があり、米軍基地があり、自衛隊があり、外国の侵略は許さないという国を守る国 民の意思があるからこそ日本の平和は保たれているのではないでしょうか。   さらに、昭和30年、最高裁の砂川事件判決で、憲法9条に対しては我が国が主権国として有す る固有の自衛権を何ら否定しておらず、我が国が自国の平和と安全とを維持し、その存立を全うする ために必要な自衛のための措置をとり得ることは国家固有の権能の行使であると決定を下しておりま す。この砂川事件判決を一笑に付す左翼憲法学者もおりますが、国を法的に拘束するのは最高裁の判 例や政府見解の有権解釈であり、学者の意見はあくまでも拘束力のない私的解釈であります。私は、 国の主権と国の自衛権をきちんと認めて判決を下した砂川事件の判決こそ尊重すべきであると思いま す。   既にご承知のとおり、先ごろ発表された2015年版防衛白書にも出ているとおり、我が国を取り 巻く安全保障環境は一層厳しさを増しています。残念ながら、反日、親中国系のマスコミが、東シナ 海の中国のガス田開発についても、危機をあおるだけでは相手国を刺激し、対立がエスカレートしか ねない、日本は抑止力の重要性ばかり前面に出すべきではなく、外交と対話で解決すべきであると日 中間の共同ガス田開発も合意を無視し、自国の理屈で一方的に進め、日本政府が中止を求め、何回も 抗議してきたにもかかわらず、話し合いが必要とする境界線近くに着々と12基もの油田を開発して いる事実に対し、中国を擁護し、中国政府の見解を代弁するような社説を掲げ、県民に偏った報道を 与え続けているマスコミに対し、公平、中立、正義の原点に立ち返ることを強く訴えるものでありま す。   中国は、2010年に、18歳以上の全ての男女成年に対し、有事の際は人民解放軍の指揮下に入る 国防動員法を制定し、軍事費は毎年2桁増、21年間で20倍という驚くべき増加で今の軍事拡大を続 けています。原子力空母の建造を初め、軍事専門家は、現在、上海の南、東シナ海に面する浙江省の 温州市に軍事基地の建設計画を進めていると指摘しております。海では、小笠原、伊豆諸島の赤サン ゴ密猟の不法侵入、尖閣諸島のやむことのない領海侵犯、空では領空侵犯に対する緊急発進スクラン ブルが平成26年度は943件と急増し、中国機による回数は464回を数えています。毎日中国機やロ シア機が日本の領空を侵犯している事実を左翼系学者、弁護士、マスコミなど、平和憲法論者には深 く考えていただきたいと思うものであります。   先ほどの小林議員の反対討論でもありましたが、政府は今回の安保法制の中で自衛の措置として 武力を行使する場合の3つの要件を明記しております。1つ、我が国に対する武力攻撃が発生したこ と、または我が国と密接な関係の他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かさ れ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること。2、これを排 除し、我が国の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がないこと。3、必要最小限度の実 力行使にとどまるべきこととなっており、極めて適切な要件であると私は思います。   戦後70年、誤った自虐的歴史観を脱却し、一日も早く日本本来の歴史と伝統に誇りを持ち、日 本人が自信を持って世界で活躍する時代であります。平和憲法を主張し、平和憲法に固執する政治家 の方々には、中国と北朝鮮にこそ日本の平和憲法を取り入れてもらうように強く働きかけをいただく ことをお願いし、反対の討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) 次に、通告にありました原案に賛成の討論を許します。   10番、竹内喜代嗣君。           〔10番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、私は「安全保障関連法」制定の中止を求める請願書に対し、 賛成の立場から意見を語らせていただきます。   最初に指摘したいのは、今まで議論ございましたけれども、個別的自衛権の問題と集団的自衛権 の問題の混同があると思います。個別的自衛権というのは、要するに日本が直接攻撃を、戦争、侵犯 を、侵略を受けたような事態をいうわけでありますが、これについては当然反撃する権利がある。個 別的な自衛権があるというのは自明のことでございます。集団的自衛権というのは、アメリカが地球 の裏側まで行って戦争するようなところにくっついていく、それが正当なものだというようなことを 指すのであります。それをごちゃごちゃにしていると思います。中国がアメリカと戦争するのではな いか、よその国と戦争するのではないかという議論が、日本に攻めてくるのではないかというような 方もいらっしゃいますが、アメリカと中国の関係を誤解しては大変なことになるかと思います。中国 の国債を100兆円も持っているのがアメリカです。戦略的互恵関係といって、両国は緊密な関係を 固持しています。ですから、アメリカと中国が戦争するような事態はあり得ない。習近平首席の娘さ んは、アメリカに留学をされているということであります。一部の議論に、中国とアメリカがへんて こなことになるのではないかというような議論をする方がいらっしゃいますが、それは大きな間違い だというふうに私は考えます。   それから、きょういろいろ議論が尽くされている感がございますので、今この戦争法の、私は戦 争法だと考えるわけですが、国会で中継されている、きょうも中継されているかと、委員会審査、審 議の様子が中継されたりしていると思いますが、戦争体験者の皆さんがどんなことを言っているかと いうことでご紹介を申し上げたいと思います。ちょっと古いのですけれども、平成21年の1月に文 芸あらかわに北新保の川崎さんという方が寄稿されています。ガダルカナル島という表題でございま す。北新保のこの小さな部落にガダルカナル島での戦死者が3名おられます。川崎重太郎さんもその 中の一人です。大東亜戦争が始まるや我が郷土の新発田連隊3,500名がガダルカナル島に上陸、守 備に当たったのですが、肝心の食料が届かない。貨物船が潜水艦や飛行機にやられ、補給の道を断た れたのです。背に腹はかえられず、蛇、トカゲ、ネズミまでも食い尽くし、生き物の全くいない島に 変わり果てました。やがて兵隊も、おっかあ、こんなうまいぼた餅持ってきてくれたかとうわ言を言 いつつ、1人、2人と次々に死んでいったそうです。ああ、戦争はまさに生き地獄だ。3,500人の新 発田連隊、餓死の中から助け出された35人、私はその中の一人だったのです。一発の銃も撃たず、 連隊が餓死するために、はるか南の島まで行ったようなものでしたと生き残りの須貝さんは話してく ださいました。須貝さんも去年の暮れ、90歳で天寿を全うされました。心からご冥福をお祈り申し 上げます。同盟兵の重太郎も生きて天寿を全うしてほしかった。残念無念の悔しさは、一握りの軍閥 と大本営を憎みても憎み切れません。国のため、天皇陛下のためにと美名を着せられて、重太郎さん ら20代の方々が一番犠牲になったのです。死に際に天皇陛下万歳と言う人は一人もいなかったそう です。今北朝鮮も笑っていますが、戦時中の日本はそれ以上のお笑いぐさでした。国や個人崇拝に凝 り固まった国は、最低の野蛮国だと思います。暑い日も、寒い日も、雨の日も、風の日も、黙々とし て物言わぬ石碑となり、県道前に建っております。無念でしょうが、安らかにお眠りください、重太 郎さん。敗戦以来、私たちは平和憲法をつくり、二度と戦争はしない、また戦争してはならぬと世界 中に呼びかけ、永遠の地球平和を願っております。このように寄稿されておりました。神林地区の平 和祈念碑保存会の方々の思いは、この文章に尽くされているのではないでしょうか。   この文章を紹介を申し上げたのは、もう一つ意味がございます。今参議院で焦点となっている兵 たんの問題です。要するに弾薬を運ぶ仕事を自衛隊が担うのだと。安全なところでやるのだから、集 団的自衛権には当たらない、こう総理大臣は強弁するのでありますが、しかしながら今の文章のよう に、戦争するときに軍隊は食料や弾薬がなければ戦争遂行できないのです。一番最初に攻撃されるの はそういう武器や弾薬、食料を運ぶ部隊です。国会で日本共産党の議員の追及で、この二、三日前で したが、明らかになりました、イラク戦争時に三千数百名の兵たん部隊が攻撃されて、死傷者、犠牲 者が出ているということが公表されました。既に自衛隊はアメリカ軍と同じ弾薬を有しているそうで あります。いつでも供給することができる、お互いにやりとりすることができるという体制になって いるそうであります。   皆さん、もう二度と戦争はしてはいけないという自虐史観を捨てろとおっしゃる方もいらっしゃ いますが、こうした大先輩の方々の悲痛な叫びを今私たちはどう受けとめるのかということが問われ ているかと思います。もう語り尽くされていますので、これ以上は申し上げませんが、私たちは今を 生きる者として、今の総理大臣の憲法規範を超越するような、いわば独裁政治を何としても許しては ならない、この法案は廃案のみであると申し上げまして、討論とさせていただきます。(拍手) 〇議長(板垣一徳君) これで討論を終わります。   これから請願第3号を採決をいたします。   本件に対する委員長報告は不採択です。   よって、原案について採決をいたします。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成少数です。   よって、請願第3号は採択しないことに決定をしました。                                              日程第4 議第105号 損害賠償の額を決定し和解することについて 〇議長(板垣一徳君) 日程第4、議第105号を議題といたします。   本案は、総務文教常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものですが、委員長から審査報告 書が議長宛て提出されております。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いをします。   総務文教常任委員会委員長。           〔総務文教常任委員長 小杉和也君登壇〕 〇総務文教常任委員長(小杉和也君) ただいま上程されております議第105号について、その審 査の概要と結果についてご報告いたします。   去る7月24日午前10時から第1委員会室において、委員9名全員、副市長、教育長、担当課 長及び担当職員、議会事務局長出席のもと、総務文教常任委員会で審査を行いました。   議第105号 損害賠償の額を決定し和解することについてを議題とし、担当課長より説明を受 けた後、質疑に入りました。   委員より、側溝にふたがなく、脱輪し、頸椎の捻挫をしたとの説明があったが、なぜふたがなか ったのかとの質疑に、以前はふたがなかったが、土地利用の変化で、要望により、ふたをかけていっ たが、この部分だけふたを設置していなかったとの答弁。   委員より、なぜ右側の側溝に落ちたのかとの質疑に、当時は一面吹雪で視界が悪く、ふたがない ことを運転手が確認できず、危険を知らせるために置いてあった三角コーンもなかったとの答弁。   委員より、市側が100%負担となっているが、法的な根拠も調べてのことかとの質疑に、危険予 知をしていながら三角コーンがなかったことから、道路管理者の責任となったとの答弁。   委員より、国道から左折してきた車のスピードはとの質疑に、そんなにスピードは出していなか ったと思うが、左側にフェンスがあるので、多少右側に膨らんでしまったのではないかとの答弁。   委員より、事故後、担当課として市内の総点検を指示したかとの質疑に、道路パトロールの際に 注意して確認するように指示した。また、全職員にもお願いして、750人、1,500の瞳で、危険箇所 があった場合は速やかに連絡することとして対応しているとの答弁でした。   そのほかさしたる質疑なく、質疑を終結し、討論を求めたところ討論なく、起立採決の結果、起 立全員で議第105号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから議第105号をボタン式投票により採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成全員です。   よって、議第105号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第5 議第106号 村上市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める             条例の一部を改正する条例制定について 〇議長(板垣一徳君) 日程第5、議第106号を議題といたします。   本案は、市民厚生常任委員会に付託して休会中ご審査願ったものですが、委員長から議長宛て審 査報告書が提出されております。   最初に、委員長から審査の概要について報告をお願いをいたします。   市民厚生常任委員会委員長。           〔市民厚生常任委員長 本間清人君登壇〕 〇市民厚生常任委員長(本間清人君) ただいま上程されております議第106号について、その審 査の概要と経過についてご報告させていただきます。   去る7月27日午前10時から市役所第1委員会室において、委員9名、副市長、担当課長及び 担当職員、議会事務局長出席のもと、委員会を開会いたしました。   初めに、議第106号 村上市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一 部を改正する条例制定についてを議題とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   委員より、准看護師を入れた社会背景は何かとの質疑に、資格を持った方が勤めてもらえないこ とから、准看護師の方にも入っていただいてもいいという考え方ですとの答弁でした。   その他さしたる質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第106号は原案のとお り可決すべきものと決定いたしました。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから議第106号をボタン式投票により採決をいたします。   本案に対する委員長報告は可決です。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成全員です。   よって、議第106号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第6 議第107号 平成27年度村上市一般会計補正予算(第3号) 〇議長(板垣一徳君) 日程第6、議第107号を議題といたします。   本案は、関係所管常任委員会に付託して休会中ご審査を願ったものでありますが、各委員長から 審査報告書が議長宛て提出されております。   最初に、総務文教常任委員会委員長から審査の概要について報告をお願いをします。   総務文教常任委員会委員長。           〔総務文教常任委員長 小杉和也君登壇〕 〇総務文教常任委員長(小杉和也君) ただいま上程されております議第107号の当委員会所管分 について、先ほど報告いたしました議案に引き続き審査をいたしました。その審査の概要と結果につ いてご報告いたします。   議第107号 平成27年度村上市一般会計補正予算(第3号)のうち、総務文教常任委員会所管 分を議題とし、款ごとに担当課長より説明を受けた後、質疑に入りました。   歳入については質疑なく、歳出についても質疑なく、討論を求めたところ討論なく、起立採決の 結果、起立全員で議第107号のうち当委員会所管分については原案のとおり可決すべきものと決定 いたしました。   以上で報告を終わります。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   次に、市民厚生常任委員会委員長から審査の概要について報告をお願いします。   市民厚生常任委員会委員長。           〔市民厚生常任委員長 本間清人君登壇〕 〇市民厚生常任委員長(本間清人君) ただいま上程されております議第107号 平成27年度村上 市一般会計補正予算(第3号)について、先ほど報告いたしました議案に引き続き審査いたしました。   初めに、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りました。   第3款民生費では、委員より、朝日地区の方はどこの温泉施設を利用するのかとの質疑に、あか まつ荘、交流の館「八幡」、荒川いこいの家、朝日みどりの里の施設を利用していますとの答弁でし た。   委員より、利用率の多いところはとの質疑に、交流の館「八幡」ですとの答弁でした。   第4款衛生費では、委員より、講師、指導員謝礼は講演会の講師謝礼かとの質疑に、そのとおり ですとの答弁でした。   委員より、予算は50万円ですが、1人25万なのかとの質疑に、50万の予算は四、五人の予算 で、講師謝礼として支出しているのは1人10万プラス消費税でお支払いしていますとの答弁でした。   委員より、宿泊費や交通費も含むのかとの質疑に、宿泊費、交通費を含めて10万円でお願いを していますとの答弁でした。   その他さしたる質疑なく、討論もなく、起立採決の結果、起立全員で議第107号のうち市民厚 生常任委員会所管分は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   次に、経済建設常任委員会副委員長から審査の概要について報告をお願いします。   経済建設常任委員会副委員長。           〔経済建設常任副委員長 川村敏晴君登壇〕 〇経済建設常任副委員長(川村敏晴君) ただいま上程されております議第107号 平成27年度村 上市一般会計補正予算(第3号)の当委員会所管分について、去る7月28日午前10時から本庁委 員会室において、委員6名、副市長初め関係課長及び関係職員、議会事務局長出席のもと、委員会を 開催いたしました。その詳細については省略させていただきますが、その審査の概要と経過について、 主なものをご報告申し上げます。   初めに、歳入を議題とし、担当課長から説明を受けた後、質疑に入りましたが、特に質疑はござ いませんでした。   次に、歳出について、当委員会所管分についての予算付託表の記載順に担当課長から説明を受け た後、質疑に入りました。   委員から、林業振興費の市行造林の集落はどこかとの問いに、山北地区の今川、大毎、山熊田の 3カ所、約10ヘクタールを予定しているとの答弁でした。   委員から、河川費において、2級河川で草刈りを委託しているが、その委託集落数はとの問いに、 委託の形態としては県から直接業者に委託するケースと、市を経由して集落に委託するケースと2パ ターンがあり、集落に委託するパターンでは、山北地区は18集落で契約をし、施工箇所は22カ所、 村上地区では33町内で契約をし、施工箇所は37カ所です。契約形態は、それぞれ作業面積に応じ、 1平方メートル当たり21円で契約をしていますとの答弁でした。   委員から、農山村振興事業費で有機センターの臭気測定検査は毎年行っているのかとの問いに、 豚ぷんについては毎年行っているが、今年度は豚ぷんだけでは足りないので、鶏ふんをまぜ込んでま くことから、鶏ふんについても予定をしているとの答弁でした。   委員から、神林地区については鶏ふんは含まれていないのかとの問いに、神林地区では豚ぷんと 乳牛のふんが含まれていますとの答弁でした。   このほかさしたる質疑がなく、討論もなく、起立採決を求めたところ、起立全員で原案のとおり 可決すべきものと決定をいたしました。   以上です。 〇議長(板垣一徳君) ただいまの副委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから議第107号をボタン式投票により採決をいたします。   本案に対する委員長報告はいずれも可決です。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成全員です。   よって、議第107号は委員長報告のとおり可決されました。                                              日程第7 議第108号 平成27年度村上市一般会計補正予算(第4号) 〇議長(板垣一徳君) 日程第7、議第108号 平成27年度村上市一般会計補正予算(第4号)を 議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) ただいま上程をいただきました議第108号 平成27年度村上市一般会計補 正予算(第4号)について提案理由のご説明を申し上げます。   本案は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,680万円を追加し、予算の規模を318億150万円に しようとするものであります。   歳入におきましては、第19款繰越金では前年度繰越金3,680万円を追加いたしました。   歳出におきましては、第2款総務費では企画一般経費で山村振興計画策定業務委託料189万円 を、第7款商工費では住宅リフォーム事業補助金3,000万円及び観光バスツアー支援事業補助金490 万円を新たに計上いたしました。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。   以上であります。 〇議長(板垣一徳君) これから質疑を行います。   5番、本間清人君。 〇5番(本間清人君) 歳出の9ページ、10ページにございます観光振興一般経費、この観光バス ツアーの支援事業補助金490万という、この詳細をもう少し詳しく説明いただきたいのですが。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) この観光バス支援事業補助金についてでございますけれども、これ は市内旅館等の宿泊旅行を主催する旅行業者に対しまして、観光バスツアーに助成金を交付すること で、市内旅館等の宿泊を促進して、本市観光産業の振興を図ることを目的にしている事業でございま す。旅行は、旅行会社が旅行者を募集して行う募集旅行ではなくて、旅行会社が旅行者の依頼により 実施する受注型旅行が対象としております。受注型旅行ですとキャンセルが少ないということで、受 注型旅行を対象としております。バス旅行の実施期間につきましては、平成27年の9月1日から平 成28年2月末まで、1団体20名以上のバスツアーについて、バス1台につき7万円を助成するも のでございます。予算が1,120万円、160台分の予算がございましたけれども、6月29日でいっぱ いになりまして、締め切ったところでございます。その分また2台分ちょっとキャンセルになりまし たけれども、現在158台でございますが、今回の490万円につきましては70台分のバスの助成をお 願いするというものでございます。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) これずっと引き続き行ったので、その予算が切れて、今490万追加すると いうことで理解しているのですが、この内容については、こちらに来て、例えば瀬波温泉であるとか、 交流の館「八幡」であるとか、そういった宿泊施設にツアーで組んで来られた、よそから来る方のバ スに対してということになろうとは思うのですが、例えば市内のいろいろな団体がよそに、市内の例 えば村上観光さんだとか、新潟交通さんのバスを使ってツアーを組んで、よそに出かける場合には、 そのバスに対する補助金というのは当然対象外ですよね。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) あくまで市内の宿泊施設に宿泊するためにバスツアーを行う業者に 対してお支払いするものですので、市内から市外のほうに旅行されるバスについては対象外となりま す。 〇議長(板垣一徳君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) それと、もう一点。その上の住宅リフォームについてなのですが、これは新 規事業で、今説明の別紙もいただいておりますので、工事をする事業者に対して、上限20万円まで の多分補助金を支払いましょうということだと思うのですが、この事業者の条件としては、村上市に 当然事業所を持っている。その中に50万以下の小規模工事等の登録とかもありますが、そういうと ころに登録していないような、例えばうちもそこにはもう全然登録していないし、入札指名業者でも 何でもないわけですが、そういう業者も対象に全部なることでご理解してよろしいのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 事業者の条件といたしましては、市内に本社を有する法人または住民登録を 有する個人事業主でありますので、その事業規模要件は入っておりませんので、どなたでも、その補 助をいただく方がそこにお願いをする業者さんということで構わないと思います。 〇議長(板垣一徳君) 21番、相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 伺います。   商工費の住宅リフォーム事業経費補助金についてお伺いいたします。やっとこの事業を実施する ことができると、していただくことができるということで非常に喜んでいる一人であります。   そこで、伺いますが、資料のところに概要でいろいろご説明はされておりますが、関係者、それ から市民に向けてはどのような周知方法を考えているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 本日お配りしました資料の裏側に今後のスケジュールというものが 載ってございます。本日予算議決をいただければ、建築組合さんのほうに一応8月10日に説明会、 これは事業者向けの村上市住宅リフォーム事業補助金制度の事業者説明会を開催いたしますけれども、 本日建築組合等へこの案内を発送する予定にしてございます。村上市建築組合さんのほうから岩船郡 の建築組合さんですとか、建築士会、板金組合、建築組合等々の組合のほうにも連絡していただくこ とになってございますし、また組合に加入していらっしゃらない方もいるかと思いますので、そうい った方でも把握されている方もいらっしゃるということですので、そういったところにも周知をお願 いしていきたいというふうに考えております。   また、市民の皆様には、8月14日でございますが、8月15日号の市報お知らせ版でこの補助 金の概要についてお知らせしていく予定になっております。 〇21番(相馬エイ君) 終わります。 〇議長(板垣一徳君) 10番、竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、簡潔に。支出の住宅リフォーム事業の概要のペーパーはいた だいたのですけれども、きょうこの最終日の議論も聞いておられる方もいらっしゃるかと思いますの で、主にどのような事業が、玄関先直したいとか、いろいろ考えている方いらっしゃるかと思うので すが、その説明をいただきたいのですが。   それから、よそで問題になったのが、ほかの補助事業と組み合わせた場合はだめだとかいうのが あったのですが、その辺はいかがでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 今補助対象工事については、また最後詰めているところでございま すけれども、例えば外装工事、土台、基礎の工事ですとか、屋根のふきかえ、塗装工事、外壁の張り かえ、塗装工事、内装工事ですと、天井、壁、床の改修、壁紙の張りかえ等、それから設備工事につ きましては、ユニットバス、トイレ、洗面台等の設置交換、それからシステムキッチンの設置交換、 それから下水道のつなぎ込み工事、こういった工事が対象になります。それから、市のほうに高齢 者・障がい者向け住宅整備助成事業とか、住宅改修費の支給、これが介護保険適用の場合なのですけ れども、そういった補助制度もございますけれども、こういった市のほかの補助制度で対象となった 工事箇所については、リフォーム補助の対象外というようなことで考えてございます。 〇議長(板垣一徳君) ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。   相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) ただいま議題になっております第4号の補正予算について、賛成の立場で 意見を申し上げます。   今回追加議件としての出されましたうちの一つとして、住宅リフォーム事業補助金制度がござい ます。3,000万円で計上されました。市民が待ち望んでいた事業であります。前市長のときにはなか なか実施するという答えが出ず、非常に残念に思っておりましたが、高橋新市長の決断、英断に拍手 を送ります。(拍手)   かつて村上民主商工会からの請願、それから3月議会では村上市建築組合からの陳情がございま した。制度創設に関する陳情が出されておりました。願意了承で行政に届けられておりましたが、な かなか実現されないでおりました。私も含め、何人かの議員からも一般質問で取り上げられておりま した。日本共産党村上市委員会からの毎年の予算要望の一つでもありました。2015年度調べで県内 20市のうち、実施されていないのは村上市、三条市、加茂市、魚沼市。魚沼市は、2015年度に廃止 されましたが、それまでは実施されておりました。工事費総額は、多い自治体で6億円、4億円にも なっているそうであります。非常に本当に地域の活性化、そして市民から喜ばれる事業であると思っ ております。実施後には利用者、それから業者の皆さん、そして関係する多くの皆さんから率直にご 意見をお聞きし、改善する点がありましたら、それはさらにこの制度の充実という意味で改善点は改 善していく、そして他の自治体からも学んでいくという姿勢をぜひとっていただきたいと思います。   賛成の立場で新市長の英断に拍手を送ります。   終わります。 〇議長(板垣一徳君) ほかに討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。   これから議第108号をボタン式投票により採決いたします。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成全員です。   よって、議第108号は原案のとおり可決されました。   午後からの日程変更を1つお願いしたいと思いますが、それでは午後1時10分から議会運営委 員会を開会し、本会議は15分おくれ、1時25分から本会議を開会します。   午後1時25分まで休憩します。           午後 0時04分  休 憩                                                        午後 1時24分  開 議 〇議長(板垣一徳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              渡辺昌君の発言 〇議長(板垣一徳君) ここで、渡辺昌君から発言を求められておりますので、これを許します。 〇1番(渡辺 昌君) 先ほど請願第2号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1 復元に係る意見書の採択を求める請願の採決の際、誤って反対のボタンを押してしまいました。私の 意思は、この請願第2号には賛成でありましたが、しかし気がついたときには議長の投票締め切りの 宣告があり、賛成ボタンを押し直すことに間に合いませんでした。議長宣告後の議員の賛否表明の変 更はできないものでありますが、これから上程されます議員発議第2号 30人以下学級実現、義務 教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書の提出についてでは、私が総務文教常任委員会の副委 員長という立場であり、提出者として署名していることから、休憩時間に議長に相談申し上げたもの であります。所管の議案でありながらこのような事態になりまして、大変申しわけありませんでした。 〇議長(板垣一徳君) この件についてはご了承願います。   先ほど全国市議会の議長会に今の件についてお伺いをいたしました。先ほど請願第2号で皆さん の議決を得たわけでありますが、今、この後、日程第8で意見書の提案がございます。このことにつ いては、請願の第2号に反対した投票をしても、この意見書を提出することには何ら影響がないとい う回答をいただいておりますので、皆さん方につけ加えておきたいと思います。                                              日程第8 議員発議第2号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元              に係る意見書の提出について      議員発議第3号 日本政府に核兵器全面禁止のための決断と行動を求める意見              書の提出について 〇議長(板垣一徳君) それでは、日程第8、議員発議第2号及び議員発議第3号についてを一括議 題といたします。   提出者に提案理由の説明をお願いいたします。   1番、渡辺昌君。(拍手)           〔1番 渡辺 昌君登壇〕 〇1番(渡辺 昌君) ただいま上程されました議員発議第2号 30人以下学級実現、義務教育費 国庫負担制度2分の1復元に係る意見書について、村上市議会会議規則第14条の規定により提出い たします。   本案は、去る7月24日に開催されました総務文教常任委員会で審査され、採択すべきものと決 定された請願に基づく意見書の提出であります。   意見書の文面につきましては、皆様に配付の資料のとおりであります。   賛成者は、鈴木いせ子議員、大滝国吉議員、冨樫宇栄一議員、佐藤重陽議員、川崎健二議員、三 田敏秋議員、滝沢武司議員、小杉和也議員、そして提出者は私、渡辺昌でございます。   提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、文部科学大臣、内閣官房長官であります。   次に、議員発議第3号 日本政府に核兵器全面禁止のための決断と行動を求める意見書について、 村上市議会会議規則第14条の規定により提出いたします。   本案は、去る7月24日に開催されました総務文教常任委員会協議会で審査され、願意了承され た陳情に基づく意見書の提出であります。   意見書の文面につきましては、皆様への配付の資料のとおりであります。   賛成者は、鈴木いせ子議員、大滝国吉議員、冨樫宇栄一議員、佐藤重陽議員、川崎健二議員、三 田敏秋議員、滝沢武司議員、小杉和也議員、そして提出者は私、渡辺昌でございます。   提出先は、内閣総理大臣、総務大臣、外務大臣であります。   ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 〇議長(板垣一徳君) これから提出者に対する一括質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、ボタン式投票により採決をいたします。   最初に、議員発議第2号の討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。   これから議員発議第2号を採決をいたします。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成多数です。   よって、議員発議第2号は原案のとおり可決されました。   次に、議員発議第3号の討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。   これから議員発議第3号を採決いたします。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成全員です。   よって、議員発議第3号は原案のとおり可決されました。                                              日程第9 議員発議第4号 TPP交渉に関する意見書の提出について      議員発議第5号 地域からの経済好循環の実現に向け最低賃金の改善と中小企              業支援策の拡充を求める意見書の提出について      議員発議第6号 働き過ぎの防止と良質な雇用の確立を求める意見書の提出に              ついて      議員発議第7号 働き過ぎの防止と良質な雇用の確立、中小企業支援の強化を              求める意見書の提出について 〇議長(板垣一徳君) 日程第9、議員発議第4号から議員発議第7号までの4議案を一括議題とい たします。   提出者に提案理由の説明をお願いいたします。   6番、川村敏晴君。           〔6番 川村敏晴君登壇〕 〇6番(川村敏晴君) ただいま上程されております議員発議第4号から第7号までの件は、去る7 月28日経済建設常任委員会において審議された陳情についてでございます。   議員発議第4号 TPP交渉に関する意見書の提出について、上記の議案を別記のとおり、村上 市議会会議規則第14条の規定により提出をいたします。   賛成者は、尾形修平議員、平山耕議員、山田勉議員、齋藤信一郎議員、竹内喜代嗣議員、片野鉄 雄議員、そして提出者は私、川村敏晴でございます。   意見書の内容については、皆様に配付の資料のとおりでございますので、割愛をさせていただき ます。   掲出先は、内閣総理大臣、外務大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、内閣官房長官、内閣府特命 担当大臣(経済財政政策)でございます。   続きまして、議員発議第5号 地域からの経済好循環の実現に向け最低賃金の改善と中小企業支 援策の拡充を求める意見書の提出でございます。   これについて、賛成者は尾形修平議員、平山耕議員、山田勉議員、齋藤信一郎議員、竹内喜代嗣 議員、片野鉄雄議員、提出者が私、川村敏晴でございます。   こちらも内容については配付資料のとおりでございます。   提出先については、内閣総理大臣、厚生労働大臣でございます。   次に、議員発議第6号 働き過ぎの防止と良質な雇用の確立を求める意見書の提出でございます。   賛成者は、尾形修平議員、平山耕議員、山田勉議員、齋藤信一郎議員、竹内喜代嗣議員、片野鉄 雄議員、そして提出者が私、川村敏晴でございます。   こちらも内容については配付資料のとおりでございます。   提出先が衆議院議長、参議院議長でございます。   最後になります。議員発議第7号 働き過ぎの防止と良質な雇用の確立、中小企業支援の強化を 求める意見書の提出でございます。   賛成者が尾形修平議員、平山耕議員、山田勉議員、齋藤信一郎議員、竹内喜代嗣議員、片野鉄雄 議員、提出者が私、川村敏晴でございます。   内容については、配付資料のとおりでございます。   提出先が内閣総理大臣、厚生労働大臣でございます。   以上でございますが、ご審議の上、ご賛同をよろしくお願い申し上げます。 〇議長(板垣一徳君) これから提出者に対する一括質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから順次討論の後、ボタン式投票により採決をいたします。   最初に、議員発議第4号の討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。   これから議員発議第4号を採決をいたします。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成全員です。   よって、議員発議第4号は原案のとおり可決されました。   次に、議員発議第5号の討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。   これから議員発議第5号を採決をいたします。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成全員です。   よって、議員発議第5号は原案のとおり可決されました。   次に、議員発議第6号の討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。   これから議員発議第6号を採決をいたします。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成全員です。   よって、議員発議第6号は原案のとおり可決されました。   最後に、議員発議第7号の討論を行います。討論はございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。   これから議員発議第7号を採決いたします。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成全員です。   よって、議員発議第7号は原案のとおり可決されました。                                              日程第10 議員発議第8号 安全保障関連法案に対する慎重審議を求める意見書の提出               について 〇議長(板垣一徳君) 日程第10、議員発議第8号 安全保障関連法案に対する慎重審議を求める 意見書の提出についてを議題といたします。   提出者に提案理由の説明をお願いいたします。   1番、渡辺昌君。           〔1番 渡辺 昌君登壇〕 〇1番(渡辺 昌君) ただいま上程されました議員発議第8号 安全保障関連法案に対する慎重審 議を求める意見書について、村上市議会会議規則14条の規定により提出いたします。   本案は、去る7月24日に開催されました総務文教常任委員会協議会で協議し、総務文教常任委 員会の総意による意見書の提出であります。   文面を読み上げて、意見書の説明とさせていただきます。   安全保障関連法案に対する慎重審議を求める意見書。   今国会に提出されていた安全保障関連法案が衆議院で可決され、現在、参議院へ送られ審議され ているところである。   衆議院での採決をめぐって、法案への国民の理解が十分に深まっていないことの不安、違憲をめ ぐる議論、慎重審議を求める声などが日増しに高まっている状況である。   平和と安全を維持しその存立を全うすることは、国民が等しく望むところであるが、この法案は 従来の安全保障に係る法制度及び自衛隊の海外活動のあり方を大きく変更する重大な内容を含むもの である。国民の理解が得られるだけの十分な議論のもとに、この法案の成否を決するべきである。   国際社会においては紛争やテロ事件が頻発しており、昨今のわが国においても周辺諸国との今ま でにない緊迫した状況が発生していることも事実である。そのような状況の中、わが国は自らの持つ 平和憲法を尊重し、国民の生命と平和を守るため二度と戦争の惨禍を繰り返さないという誓いを堅持 し、なおかつわが国がいかに国際社会の平和に貢献できるか、国全体での真摯な議論の積み重ねが必 要である。   よって国会並びに政府におかれては、日本国民の将来にとって最善の選択が導かれるよう、慎重 かつ十分な審議を尽くすことを強く要望する。   この意見書の賛成者は、鈴木いせ子議員、大滝国吉議員、冨樫宇栄一議員、佐藤重陽議員、川崎 健二議員、三田敏秋議員、滝沢武司議員、小杉和也議員、そして提出者は私、渡辺昌でございます。   提出先は、内閣総理大臣、外務大臣、防衛大臣、内閣官房長官、衆議院議長、参議院議長であり ます。   ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 〇議長(板垣一徳君) これから質疑を行います。   25番、片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ご苦労さまでございます。文面の中で、中段に「国際社会においては紛争 やテロ事件が頻発しており、昨今のわが国においても周辺諸国との今までにない緊迫した状況が発生 している」。先ほど討論でちょっと私も触れさせてもらいましたが、これについてはどのような認識 をされていますか。もう少し具体的に教えてもらいたい。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 先ほどの請願の際の討論と重複することではありますけれども、領空侵犯、 領海侵犯は頻発していること、また2年ほど前には日本の護衛艦に対して中国からのレーダー照射が あったような事件もありますし、またごくごく最近では南シナ海の中国による岩礁への人工島の建設、 そしてまた先ほども出ましたように、東シナ海における天然ガス田の施設、その増加と、さらにそれ が軍事施設への転用が考えられることから、日本にとってはかなり懸念されることであると思います。 〇25番(片野鉄雄君) 終わります。 〇議長(板垣一徳君) 21番、相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ご苦労さまです。提出者にお伺いいたします。   委員会では、午前中いろいろ審議の結果が報告され、そして討論が行われました。それで、委員 会では、市民の、むらかみ9条の会から出された請願が、賛成者2名、反対者6名で否決になったわ けです。つまり中止していただきたいということに対しては反対だと。つまり粛々と審議を参議院で やっていただきたいという態度ですよね。思いですよね。否決をしたということは。それで、総務文 教常任委員会の委員会の皆さんの連名で、このように慎重審議を求める意見書をこういう形で、議員 発議という形で提出された経緯、どのようなご相談がされて、このような議員発議で慎重審議を求め る意見書の提出に至ったのか、その辺ご説明願いたいのですが。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 日本は、さきの大戦を経験しているわけでありまして、またその関係者も大 勢いらっしゃるわけです。そこで、やはり日本人にとって戦争、日本人だけではありませんけれども、 戦争というのは絶対やってはいけないという認識は皆さんお持ちだと思います。また、この意見書に つきましては、賛成者の中に委員会で法案に対して賛成された方も含まれております。そういうこと からも、国に対して法案の可否を求めるものでなく、今国民の中に多くあります慎重審議を求める声、 そういうものを反映させて、もっと理解を深めて審議していただきたいという思いで意見書を提出し ました。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そのことは大事なことだと私も受けとめております。そこで、伺いますが、 憲法の第99条に憲法尊重擁護の義務というのがありまして、天皇または摂政及び国務大臣、国会議 員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負うという99条がございます。そ こで、憲法の前文には、文章全体では長いので、ちょっと部分的に読まさせていただきますが、政府 の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存 することを宣言し、この憲法を確定するという文章がございます。きょう家にお昼戻りましたら、安 倍政権の支持率はさらに下がったそうです。そういうニュースが報道されておりました。毎日のよう にその慎重審議、あるいは法案成立反対の世論と行動が日に日に大きくなっていくということに対し て、提案者はどのような受けとめ方をされているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 新聞、テレビ等の報道にありますように、プラカードを持って自分の考えを はっきりと示されている方も大勢いらっしゃいます。ただ、それ以上に、この法案の成り行き、また 将来の日本のことを心配しながら、思いながらも声を上げていない国民の方も大勢いらっしゃいます ので、そういう方のことも考えて、このような慎重審議を、意見書を出したことであります。 〇議長(板垣一徳君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 意見書の文面の中に「自衛隊の海外活動のあり方を大きく変更する重大な 内容を含むものである」という文章がございます。この慎重審議を求める意見書の文章の中に「重大 な内容を含むものである」という文章がございます。このことは、今まで自衛隊員がいろんな平和維 持活動とか、そういうところで海外に支援は確かに今日まで出ておりましたけれども、他国の人を殺 し、また他国の人に自衛隊員が殺されることは今日までなかったと。ですけれども、アメリカ軍が起 こす戦争に、戦闘地域まで一緒に行って、そこで幾ら後方支援という名前で政府が説明しようとも、 戦闘行為に、軍事支援に参加するということそのものは、自衛隊員の若者が殺し、殺される危険が増 すということは、非常に国民の皆さんは危惧しているわけですよね。ですから、あのような反対運動 が日に日に大きくなっているということ。そういうことで、提案者そのものは、今私もお話ししまし たけれども、ここに「自衛隊の海外活動のあり方を大きく変更する重大な内容を含むものである」。 つまり重大な内容を含むものであるというものを持ちながら、委員会では否決されたと。だけれども、 今回慎重審議を求める意見書という形で委員会の全員の議員の皆さんで再度提出されました。そのこ とそのものは私も理解するのですが、重大な内容を含むものであるという言葉がある限り、いかに今 回安倍政権が提出して、学者の先生方が憲法違反であると……わかります。今まとめます。憲法違反 であるというふうに、本当に違憲ですという世論が日に日に大きくなっているにもかかわらず、戦争 法案というものを数を力に通そうとするその安倍政権の姿勢、その辺については提案者はどのような 受けとめ方をされているのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 今相馬議員がおっしゃったようなことのふうにこの法案を理解している、考 え方の方もいらっしゃいますでしょうし、国が説明しているような内容でこの法案を理解している方 もいらっしゃいますので、必ずしも戦争法案だという意見だけではないと思います。   また、この重要な内容を含むものである、これについてはその集団的自衛権について書いたつも りであります。ですので、集団的自衛権につきましては、今回いろんな審議がされていますように、 反対、賛成、いろんな理解されている方がいると思いますので、今相馬議員がおっしゃったような一 方的な考え方だけではなく、そういう意見も含まれると考えております。 〇21番(相馬エイ君) これで終わりますが、憲法違反であるということそのものを申し上げて、 終わります。 〇議長(板垣一徳君) 19番、小林重平君。 〇19番(小林重平君) 提出者にお伺いします。決していじめるわけではございませんので、その 辺誤解のないようにお願いしたいと思いますが、まずもって今の相馬エイ議員の中で、支持率が落ち ていると。確かに落ちております。ですけれども、今の内閣、国会を構成する国会議員を選んだのは、 安倍内閣を選んだのは、渡辺議員は誰だと思いますか。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 国民が選んだ国会議員において選ばれたものだと思います。 〇19番(小林重平君) そうでしょう。皆さん悪い、悪いと言っていますよね、安保法を。だけれ ども、安倍内閣を選んだのは国民なのです。あと、これをどうするかといえば、あと解散しかないの ですけれども、それはいいでしょう。   そこで、お伺いしますが、この文面に我が国が国際社会の平和に貢献できるかとかありますが、 我が国が国際社会平和に貢献できるのはどのような意味を含んでいるのでしょうか。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) 今現在ですと、PKO活動でしょうか。そのときもたしか国会では大分論争 があったと思いますけれども、今は多くの方がそれを国際平和の貢献として捉えていると思います。 ただ、今度集団自衛権も確かに現在反対、賛成多くあるところでありますけれども、集団的自衛権、 その持つ抑止力というものも、使い方によっては、国際平和、国際社会の秩序につながるものではな いかと思います。 〇議長(板垣一徳君) 小林重平君。 〇19番(小林重平君) 私は、今PKOとか、PKFですか、いろいろその時代に合わせて日本の 国も変化をしてきております。ですけれども、なぜ日本も変わってきたのかといえば、あの湾岸戦争 のときに世界の各国がそこに協力したわけです、アメリカを中心としたところに。だけれども、日本 は、憲法9条とかあって、兵隊、自衛隊を出せなかったと。だけれども、日本は何にもしないわけに いかない。だから、あの国民の血税である1兆3,000億を出したのです、あの湾岸戦争のときに。 ですけれども、世界のどこの国からも日本の国は喜ばれていないのです。日本は、金さえ出せばいい のかということを、世界各国からその言葉を浴びたのです。ですから、私は今回の安保法には、中止 する請願には反対しておるわけですけれども、根本にはそこがあるのです、私は。今皆さんがいろい ろ言っているのは、最終的には日本は血を流さないで、汗もかかないで、それで我が国だけは平和で あればいいと、こういう考えだと私は思うのです。それを、決して提出者に対して文句を言うわけで はないのですけれども、慎重審議なんていうものではないのだと思うのです。これはもう通るわけで すから、この安保法は、間違いなく。それが私は原点にあるのです。湾岸戦争のときに、今何回も言 いますけれども、1兆3,000億も出して、それで各国から誰にも喜ばれなかった。それに対してど う渡辺議員は思いますか。 〇議長(板垣一徳君) 渡辺昌君。 〇1番(渡辺 昌君) そういうことを含めて、良識の府である参議院でじっくり審議していただき たいと思います。 〇19番(小林重平君) 終わります。 〇議長(板垣一徳君) ほかに質疑はありますか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) これで質疑を終わります。   これから討論を行います。討論はございませんか。   25番……           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 本来は反対討論があるときは賛成討論するのが普通なのです。   どうぞ、25番、片野鉄雄君。           〔25番 片野鉄雄君登壇〕 〇25番(片野鉄雄君) ただいま上程をされました議員発議第8号につきまして、賛成の討論をさ せていただきます。   今回総務文教常任委員会の皆さんが研究し、勉強し、協議した結果、全員一致となり、議員発議 をされたものと思います。したがいまして、私の受けとめ方としましては、安全保障関連法案の慎重 審議を求めながら、先ほどのお答えでもありましたように、日本を取り巻く厳しさを増す安全保障環 境を考慮し、法案制定をしてほしいという認識で全員の一致を見たものと解釈させていただきました。 よって、賛成討論とさせていただきます。   終わります。 〇議長(板垣一徳君) 反対の討論はありませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) 討論なしと認めます。   これから議員発議第8号をボタン式投票により採決をいたします。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(板垣一徳君) 投票を締め切ります。   賛成多数です。   よって、議員発議第8号は原案のとおり可決されました。                                              日程第11 議員派遣の件 〇議長(板垣一徳君) 日程第11、議員派遣の件を議題といたします。   お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、お手元に 配付の議員派遣の件のとおり議員を派遣したいと思います。   なお、内容に変更が生じた場合は、議長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませ んか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(板垣一徳君) ご異議なしと認めます。   よって、議員派遣の件は別紙のとおり決定し、その内容の変更については議長に一任をされまし た。                                              〇議長(板垣一徳君) 以上で本日の日程は全て終了しましたので、会議を閉じ、平成27年第2回 定例会を閉会をいたします。   長時間にわたり大変ご苦労さまでございました。           午後 2時00分  閉 会