平成27年村上市議会第3回定例会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成27年9月7日(月曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(23名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    15番   小  池     晃  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   20番   佐  藤  重  陽  君 21番   相  馬  エ  イ  君   22番   大  滝  国  吉  君 23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君 25番   片  野  鉄  雄  君   26番   三  田  敏  秋  君                                              〇欠席議員(1名)   19番   小  林  重  平  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    高   橋   邦   芳   君        副  市  長 鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    佐   藤   憲   昭   君        財 政 課 長    板   垣   喜 美 男   君        政策推進課長     渡   辺   正   信   君        自治振興課長     佐   藤   勝   則   君        税 務 課 長    加   藤   良   成 君        市 民 課 長    尾   方   貞   一   君        環 境 課 長    中   山       明   君        保健医療課長     菅   原   順   子   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     山   田   義   則   君        商工観光課長     建   部   昌   文   君        建 設 課 長    中   村 則   彦   君        都市計画課長     東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    早   川   明   男   君        水 道 局 長    川   村   甚   一   君        会 計 管 理 者    米   山       聡   君        農業委員会                   小   川   寛   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   木   村   正   夫   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長                   大   滝       寿   君        補     佐        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    小   川       剛   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    齋   藤   泰   輝   君        山 北 支 所 長    五 十 嵐   好   勝   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    田   邉       覚        事 務 局 次 長    小   林   政   一        係     長    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) ただいまの出席議員数は23名です。欠席の届け出のある者1名です。定足 数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(三田敏秋君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、6番、川村敏晴君、20番、佐藤重陽君を指名を いたします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(三田敏秋君) 日程第2、一般質問を行います。   今定例会の一般質問通告者は14名でした。質問の順序は、配付の一般質問通告書のとおりに行 います。本日の一般質問は5名を予定しております。ご了承願います。   最初に、20番、佐藤重陽君の一般質問を許します。   佐藤重陽君。           〔20番 佐藤重陽君登壇〕 〇20番(佐藤重陽君) 改めまして、おはようございます。高志会 佐藤重陽君でございます。私 の一般質問を始めさせていただきます。私の一般質問は3点ございます。   まず1点目、大町・小町(泉町羽黒町線)のまちづくりについて、2点目、高齢者の安全・安心 を守る見守り事業のサービス向上を図ることについて、3点目、ごみ収集の改善についてと、以上3 点でございます。私は、平成25年3月定例会における代表質問の中で、当時の大滝市長は都市計画 道路泉町羽黒町線について、歴史まちづくり法とあわせた整備手法を検討するとしました。また、昨 年3月定例会の私の一般質問の中で、やはり当時の大滝市長は、歴史まちづくり法による事業を目指 すために、具体的なスケジュールづくりに着手すると宣言しました。あわせて、沿線住民の皆さんに 歴史まちづくり法による計画の理解を得ながら進めると答えています。以降、現在までの進捗と今後 の見通しについて市長にお尋ねします。   2点目は、ひとり暮らしの高齢者など見守りが必要な高齢者のための緊急通報システム、消防署 の業務から切り離して民間企業に委託し、見守りサービス事業の拡充を図るべきと考え、昨年9月定 例会の一般質問で提案しました。市長は、民間委託を含めた緊急通報装置貸与事業の見直しを検討す ることとしました。大切な高齢者の見守り事業の民間委託を進めることで、市民サービスの向上が図 られ費用対効果も高くなるものと考えます。現在までの検討内容と事業化のめどについて市長の考え をお尋ねします。   3点目については、本市のごみ分別収集もかなり細分化され、再資源化される廃品がふえ、ごみ の減量化につながっているものと考えています。しかしながら、資源ごみの収集頻度(回数)は可燃 ごみに比べて著しく少ないのが現状です。家庭でのごみ保管には限界があり、そのせいか可燃ごみの 中へ混在される資源ごみも多くあるようです。分別収集を形だけで終わらせないために、可燃ごみ以 外の収集頻度をふやすべきと私は考えます。市長はいかがお考えかお尋ねします。   以上、3点でございます。よろしくお願いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) おはようございます。それでは、佐藤議員の3項目の質問について順次お答 えをいたします。   最初に1項目め、大町・小町(泉町羽黒町線)のまちづくりについて、現在までの進捗状況と今 後の見通しについてのお尋ねでございますが、長年懸案となっております大町・小町のまちづくりに つきましては、都市計画道路泉町羽黒町線の整備手法とあわせて慎重に検討を進めてまいりました結 果、本市では昨年度に都市計画道路「泉町・羽黒町線」幅員16メートルでの街路事業整備を断念し、 歴史まちづくり法を活用したまちづくりの方針を示させていただいたところであります。具体的には、 地域住民にご理解いただくことが重要であると考え、本市の方針について大町・小町の住民の方々を 対象に説明会を行い、歴史まちづくり法を活用した整備方針について提案し、理解が得られたものと 認識をいたしております。今年度は、事業推進のために村上市歴史的風致維持向上計画を策定し、国 の認定を受ける準備を進めております。計画策定に当たり策定委員会を設置しており、第1回目の会 議を8月27日に開催いたしました。今後住民参加によるワークショップ、市関係課による調整会議 の意見などを集約しながら策定委員会で検討していただきたいと考えており、市報やホームページを 活用しながら市民の声を反映していく予定であります。そして、来年度早々に素案を作成してパブリ ックコメントを実施後、国への計画認定申請を行う予定といたしております。   次に2項目め、高齢者の安全・安心を守る見守り事業のサービス向上を図ることについて、民間 委託を含めた緊急通報装置貸与事業の見直しを検討するとしたが、現在までの検討内容と事業化のめ どについてのお尋ねでございますが、昨年県内各市に緊急通報システムの設置状況を照会し、制度内 容や委託先、予算規模などにつきまして情報収集を行いました。その結果、対象要件につきましては、 65歳以上のひとり暮らし高齢者のほか身体的要件や介護度、収入要件など各市で異なっており、警 備保障会社などへの委託や人感センサーなどの機械的な安否確認サービスを導入している市も多くあ りましたので、これまで情報収集した内容をもとに現在本市に合った制度導入に向け検討していると ころであります。   また、事業化のめどについては、今後制度の見直しや本市と同一のシステムを共有している関川 村との調整も必要となりますが、早い段階で実施したいと考えているところであります。   次に3項目め、ごみ収集の改善について、可燃ごみ以外の収集頻度をふやすべきではないかとの お尋ねについてでございますが、本市のごみの分別収集は燃やすごみ、燃やさないごみ、資源ごみ、 有害ごみなど12種類に区分し収集しております。このうち資源ごみにつきましては、全量リサイク ルされ、資源として有効に活用されております。現在ごみの収集回数は、燃やすごみで週2回、紙類 のごみは月1回、プラスチック製容器包装では月2回など、収集品目により異なっておりますが、資 源ごみの収集回数は燃やすごみに比べ少ないのが現状であります。資源ごみの収集回数の増加は、ご み減量化の有効な手段と考えますが、収集委託コストの増加、収集業者の車両の確保や人員体制の問 題など課題も多く、これまでの検討では実施に至っておりません。今後他市の例も参考に、ごみの収 集方法や集団回収の実施など有効な手法につきまして引き続き検討が必要と考えております。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ありがとうございます。きょう3点の質問をさせていただきましたが、前 段2点については、実は以前からのといいますか、私の一つの課題として質問しておりました。新し い高橋市長が誕生したわけでありまして、その辺の引き継ぎについて、また今後についてはどんなこ とを考えているのかということを改めて確認させていただきたいと、そういう気持ちで質問させてい ただいたものであります。   第1点目の大町・小町のまちづくりについてというこの問題については、市長言われましたよう に昨年、一昨年から準備を始め、大町、小町の皆様にも何回かの説明を踏まえ今回の歴まちで進むと、 歴史まちづくり法でいくということがある意味では大方の合意を得られているというふうに私も認識 しております。心配なのは2点ありまして、実は今まで過去の経過の中でまた同じことの繰り返しに ならなければいいがなという心配が1点と、あとやはり進め方が今回策定委員会ということで第1回 の委員会が先月8月27日に開催されたということでありますが、その辺とその地域住民との理解、 そしてもう一つ一番問題なのが今回の歴まち法というのは、村上市を大きな意味で捉えた中で進める 事業であります。その中の重点事業として、重点事業の一つと言ったほうがいいのでしょうか、重点 事業としてそれだけなのか、私もはっきりはしておりませんが、その大町、小町のまちづくりについ ても、重点事業として取り上げていくのだということでありました。しかしながら、その27日の資 料なども、私もいただいて拝見したのでありますが、なかなかこの計画の概要というやつを拝見させ ていただいた中で、果たしてこの計画を見たときに、悪いということではないのですが、この計画に クレームをつけるのではなくて、この計画を進める中で果たして大町、小町の事業が重点事業になり 得るのかなというところが1点非常に気になったのですが、その辺いかがでありましょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) その中で、計画策定の中における大町、小町の事業が重点事業になるかどう かという部分のご心配の向きでありますけれども、その計画を策定するこの中において、大町、小町 というのは我が村上市にとりまして非常にこれまでも重要な案件でありましたことでありますので、 しっかりと取り組むというスタンスには、これは間違いないということであります。これまでも、長 い時間をかけていろんな形で皆さんからご意見をいただいている中での今回の最終的な方向づけであ りますので、その中でしっかりと検討されていくというふうに思っておりますので、その辺の心配の 向きはないという判断をいたしております。 〇議長(三田敏秋君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 市長がそこまで言われるのですので、安心して見守りたいなという気持ち はあるのでありますが、やはりこの本来あったもともとの計画、都市計画道路泉町羽黒町線というの は、昭和36年に認定を受け、以後ですから五十四、五年も経過しているわけであります。そういう 中で、実はいろいろな計画が途中新たな計画、提案がなされ、紆余曲折を経ながら今またここにたど り着いているというようなやはり歴史があるものですから、経過があるものですから、この計画自体 は歴まち法の計画の概要自体は非常に私もいいのでないかなと。これからこれを具体的に詰めていく ことで実施計画につながっていくのだろうなということについては異論がないのですが、なかなかそ れを逆に言うとこの計画が余りにも壮大ということではないのですが、範囲が広い中で非常に特定な ところを重点として、この地区を取り上げるためにも、この歴まち法を今回導入していきたいのだと いうことでたしか始まった経緯からいくと、逆に大丈夫なのかななんていうことを心配したものだか らお尋ねしてみたのであります。できたら、この計画に直接かかわる課長のほうからも一言ご答弁い ただければというふうに思うのですが。 〇議長(三田敏秋君) 都市計画課長。 〇都市計画課長(東海林則雄君) 都市計画の東海林です。よろしくお願いします。今議員おっしゃ られますように、歴まちの計画というのは、村上市全体のところを計画地域にするわけですけれども、 その中でもこの事業を進めたりしていく中で重点地区というのを定めて、重点地域でないとその事業 が入れられないと。   それで、その重点地域というのがどういうものかということになりますと、国の指定した重要文 化財、そういうものを核とした周辺の整備ということになります。村上市には平林城跡とか、村上、 あとは浄念寺本堂と若林家住宅とあるわけですけれども、さきの策定委員会でもお話しされましたけ れども、その重点地区をではどこに定めるかというようなことでありますけれども、仮に村上地域の その重要文化財がたくさんある寺町から旧町人町、武家町からお城のあたりの周辺を重点地区という ようなことで定めて、その中のまちづくりの整備の中にいろいろな事業手法あるわけですけれども、 その地域の中での一つの道路というような位置づけになろうかと思います。よろしいでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ありがとうございます。   市長の言われることも、課長の言われることもそう違っていないですし、この先は積極的にとに かく進めていただきたいということを行政にお願いするしかないのかなというふうに思っております し、来年早々にパブリックコメントを得るような形に持っていきたいと、市長が先ほど言っておられ ましたが、早くそこまで持っていけるような、そしてできたらやはり市民の理解を得られ、そこに住 んでいる地域の住民の皆さんに一番歓迎されるような、望まれるような事業にしていただければとい うことをお願いしておきたいというふうに思います。   2点目の高齢者の安全・安心を見守るための事業サービスということでありますが、市長の話で すと、早い段階で実施していきたいというご答弁をいただいているので、まずひとつに安心なのです が、その早い段階というものの、前にちょっと話を聞きましたら、今の消防署で扱っている事業があ りますが、あれを鳴らすやつですね、事業でありますが、あれがまだ補助事業の中で終わっていない ものですから、なかなかその事業中にはかぶって事業を行うことができないような話も一度聞いたこ とがあるのですが、その辺のところをもう少し詳しくお聞かせ願いたいと思うのですが。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員おっしゃるとおり、現在補助事業の経過期間中であります。その間に別 なシステムを導入することができないというのは、同じ制度であればそれもあるかもしれませんけれ ども、現在非常にこの手の技術は進んでおりますので、これが補助事業が終わるまで次の更新時期を 待つというのは、なかなかみすみすいいシステムを使えないような状況にあるというのはいかがなも のかということもありますので、併用するようなことも含めて早急に対応するようにということで指 示をいたしました。 〇議長(三田敏秋君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 済みません、実は私はそのところをはっきり確認きょうしたいなと思って いたのであります。   今の消防署で行っている緊急通報システムですか、あれはまだ3年近く補助事業の年度として残 っているというような話も聞きましたので、私が考えるに、やっぱり今行っているのはひとり暮らし のお年寄りがある程度限定されておりますが、新たな民間の事業を導入した場合には、市長の答弁が あったように少し幅の広い活用ができると、そういうシステムになる場合に非常に歓迎されるわけで ありますが、今の緊急通報システムがあることによって、3年事業を待たなければならないというこ とになったらこれは大変なことだなと。ご年配の方々、お年寄りの高齢者の方にとっての3年間とい うのは非常に長いのでないか。その間に何があるかわからないというのが高齢者の方々なので、やは り一日も早いシステムの導入に向けて行政として取り組んでいただきたいというふうに思うわけであ ります。その辺のところ、市長のお考えでは併用してでもやっていきたいということでありますので、 担当課長その辺踏まえた取り組みで検討していただきたいというふうに思うのですが、心構えについ て少しお聞かせいただけたらというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 佐藤議員の提案のように、今現在は一方的に通報するシステムであ りますので、やはり本人がぐあい悪くなった、そういった場合安否確認システムがあれば幅も広くな って、より安心になるだろうというふうに考えております。   またあわせて、火災警報器との連動も有効なのだろうかというようなことで、そういった部分も 含めて検討していきたいというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) お願いしたいと思います。   あと、1つ余計な注文するとしたら、私のほうからぜひそんなことも検討していただきたいとい うのは、防災メールなどでも時折ご年配の方々の捜索願といいますか、そういうメールが回ることが あります。きっと認知症の関係の方々がああいうふうに出られて、家族が心配して探しているのかな というふうに思うのですが、そういうお年寄りを持った方の家庭というのは、確かに大変だなという ふうに思うのです。ある意味では、新しいそういうお年寄りを見守る事業を考えた場合には、民間の 事業であればそういうものにも対応できるようなものがありますし、場合によっては、受益者負担の 部分をいただいて希望をとって、市としてどうしても責任を持って見守らなければいけないお年寄り の方、または多少負担しても家族の心配を薄めるために受益者負担をいただきながら希望者にも利用 していただけるようなシステムの対応ということをやはり考えていただけたらなと。今たしか緊急通 報システムで対象となっているお年寄りの方というのは100人前後ですよね。それがそういう方々 には当然今までどおりの行政としての対応をしなければいけないのだろうというふうに思うのです。   ただ、そこだけに限らず少し範囲を広げて、いろんな今認知症を抱えたお年寄り、家族、家族が 特に大変で、防災無線などを聞いていると、メールで、防災メールでしたっけ、あれを見ていると、 やはりそういう方々が時折出てまいりますので、そういう不安も解消できるようなものもあわせて導 入すると。しかし、行政として全て面倒見られるわけでないので、ある意味受益者負担の部分、応益 負担の部分が出てきても仕方ないと。でも、そういう方々に対しても対応できるようなサービスの確 保、提供を検討していっていただきたいなというふうに思うのですが、いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 今のこの緊急通報システムについては、ひとり暮らしあるいは高齢 者のみの世帯というふうに限定しているわけでありますけれども、そして病弱な人というふうにある わけでありますけれども、ひとり暮らしの方でも、そういった病気でない方についても、県外におら れる家族の方からたまに電話あるわけでありますけれども、そのときにそういったシステムがないか というような照会もございますので、そういったところも含めて検討してまいりたいというふうに考 えております。 〇議長(三田敏秋君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ありがとうございます。   今ほど検討していただいた成果だと思うのでありますが、もうきょういただいた答弁でこの2点 については十分であります。できるだけ早い時期にもうここまで来たら実施できるようことで進めて いただきたいというふうに思うわけであります。   続いて、3点目であります。ごみ収集の改善についてということでありますが、これなかなか確 かに簡単なようで簡単ではないなと私も思ってはいるのですが、市長の答弁の中で、他市の状況も見 てきてやはり検討しなくてはいけない部分があるということではありますが、実際委託を受ける業者 の皆さんと検討すると、なかなか車、人の問題で対応が大変なのだという答弁もありました。その辺 がやはり一番ネックなのか。それにあわせて、一番大きいのは経費なのかもしれません。しかしなが ら、やはり一番の問題は経費から来るのでしょう。というのは、委託を受ける業者の方々も、受ける には受けるなりのやはり費用をかけて事業を行うわけでありますので、そう考えたときに今のままの 条件で全てこなせというのは当然無理なことなのだろうと思うのでありますが、私はごみ収集といい ますか、ごみの環境課長に聞きたいのですが、今基本的には各地区集落、事業用のごみ以外は各町内、 集落の決めた場所にごみを出して、それを業者の方がただ収集してくださっているわけであります。   2点目のその高齢者の話につなげるわけでありますが、今どんどん、どんどん高齢化が進んでき た中で、今の収集を進めながら、また実際にお年寄りの方たちがごみを出すという行為そのものがだ んだん、だんだん難しくなってくるのだろうなと。そうしたときに、環境課としては今のことだけで なくて将来のではごみ収集についてどんな考えを持っているのかなと、私少し聞いてみたいなと思う のであります。というのは、私が先に言ってしまうと、それがいいか悪いかという話になるかもしれ ませんが、極論を言うならば、今ほどのそのお年寄りの見守り事業ではないですけれども、やはりお 年寄りのひとり暮らし、またお年寄りだけの家庭がふえていくと、ごみを持ち出すということ自体が 難しくなってくるのだろうと。そうしたときに、ではそのごみを今も実は私が調べた中で、聞いた中 では、お年寄りの方で自分でもののできない方はごみをヘルパーさん、来てくださる方に週何回か来 る方が持っていってくれたり、処分してくれたり、こういうことをしてくださっているようでありま すが、その部分に至ると、それはもうボランティアなのです。本来し尿処理、ごみというのは、行政 の大きな責任を持ってやらなければいけない事務事業なわけであります。行政が行わなければいけな い大切な事務事業なわけであります。それを今民間に委託しているわけでありますが、尽きるところ 今言いましたようにそういうお年寄りの家庭がふえて、ごみを持ち出せない家庭がふえたときには、 そうやっていつまでもヘルパーさんにボランティアでやってくださいなんてわけにいかないわけで、 はっきりとしたやはり形、システムをつくらなければいけないのだろうと。そうしたときに、行政が 先々行って考えなければいけないのは、軒先などの個別収集まで場合によっては頭の中に入れながら 今後のごみ行政というものを考えていかなければいけないのでないかなというふうに思っているので ありますが、いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) ごみ収集の件でございますけれども、先ほど市長からの答弁にございま したように、今後他市の例も参考にごみの収集方法や集団回収の実施等も含めながら、あるいはコス トの面も含めながら、また今議員おっしゃいましたお年寄りの部分についても含めながら、総合的に これから検討していく必要があるかと思いますが、今のところは各戸の個別収集までは考えていない ところが現状でございます。 〇議長(三田敏秋君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 今やるということではなくて、ごみをつかさどるその課としては、先のこ とも考えながら今を見ていかなければいけないのではないかということを言いたかったのでありまし て、私は今私自身もごみを捨てによく出るものですからわかるのですが、実際に可燃ごみのときに、 では可燃ごみというのはいわゆる通常だと廃プラとして村上は出していますが、廃プラも可燃ごみと して出しても文句がないわけです。廃プラとして日にちを設けているけれども、可燃ごみとして出し ても悪くないわけです。だから、そのことに対して、このごみ間違っているよということは言えませ んけれども、本来であればこの分別収集を進めようとしている村上市としては、やはりごみがそうい う可燃ごみの中に本当は資源ごみとして扱っているものが出るべきではないのだろうと。出るべきで はないし、どうしたら出なくなるのかということを考えるのがやはり行政としてひとつ責任があるの ではないかなというふうに思うのですが、いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 確かに現在の社会の中におきまして、そういうリサイクルに対する市民の取 り組み、これ非常に重要なことだろうと思っております。   ご指摘のとおり、ごみの袋の中に資源ごみを入れて出しても、それはそのまま一般廃棄物の燃え るごみの日に収集をされているという実態があることは私も承知をいたしております。これにつきま しては、やっぱり地道にしっかりとそのリサイクルに取り組むのだという、そういう意識の醸成を図 っていく、この活動がまずひとつ重要だろうという点があろうかと思います。ただ、議員今回質問の 中でご指摘のとおりその回数、要するにその資源ごみとしてそれを出す機会がふえるということにな れば、これは選択肢がふえるわけでありますから、それは非常に有効な手段だと思います。それとあ わせまして、それを実現するにはコストの部分でありますとか、事業体の体力の問題もありますので、 それを総合的に勘案をしながら一番いい方向づけをしていく、これが行政が行っていくことなのかな ということをまた改めて感じております。 〇議長(三田敏秋君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 言われることもよくわかります。   その中で、確かに行政も限りある中で進むしかないということは考えながらも、せっかく分別収 集が定着しながら、それがまた壊れていくと。要するに、結果的にはどういうことかというと、一番 私なんか家も見ても感じますが、広い屋敷があって家がある方であれば、幾らでもその資源ごみを分 別収集の日に合わせて保管しておくことができるのでありますが、ある程度我々みたいな小ぢんまり したところに住んでいる人間というのはやはり資源ごみ、例えばペットボトルだ何だと分別して置く のですけれども、結局袋の数がふえて、ではこれどこに置こうかみたいなことになってしまうわけで す。それがきっとしようがないから、きょうこんなもう置く場所もないから可燃ごみに出してしまう しかないなと、こういうことになってしまうかと思うのです。それをやってしまうと、それが繰り返 されると、結局分別収集というのはこれ以上先へ事業の取り組みとして進まないということになって しまうのでないかなということが1点心配であります。   また、その経費の負担ということは、市としてもかかる財政が大きくなる、経費負担が大きくな るということは確かにわかるのですが、もっと課長、研究していただきたいのは、そのごみ収集の、 一番最初の市長の答弁の中でありました。業者の方と相談してその収集車の車の数の問題、人的な今 度人の問題、それがあってなかなか検討はしたけれども、進まない、こういうようなご答弁でありま したが、それをもう少し研究してというのは、今の収集方法でいくと事業者の方がフル稼働している のでないのだろうと思うのです。要するに常用の人たちを雇用しているのではなくて、できたら私も それは全部が全部確認したわけではないので、一部のところの話しか聞いていないので、聞いてみる と、いやいや、常用雇用するためには仕事の量が足りないのですと。でも、言われるように私のよう な提案をされたら、今度今の非常勤雇用とかパートや何かをたくさん使っているのだと思うのですが、 その雇用でもまたなかなか困難な問題が出てくるのですと。だから、その辺はやはりその折り合いの つくところの経費の中で見られることによって、初めて人も委託を受けた業者としての態勢も整える ことができるので、今の現状のままだということの中で考えられると非常に難しいのです、こういう ことでありました。それももっともだろうなというふうに思うのですが、先ほども私申しましたが、 ごみにかかわるもの、し尿にかかわるものというのは、これは地方自治体に係る大きな責任を持って 行うための事務事業なわけでありますので、そういうことを考えたときに、行政が行う事業こそ率先 してよりよい方向に進めるべきであって、行政が割と経費的なものを必要な部分のお金を削ってとは 言いませんが、必要なところにはお金を注いでというか、予算を手当てして、やはり市民の暮らしが 安心、安全、快適な中で暮らせる環境を保てるためと、そういう考え方の中でサービスを向上させて いく必要があるのでないかなというふうに思うのです。その辺いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 一般廃棄物処理業者のほうが仕事のボリュームがこれよりも大きくなれば、 それは商いとして成り立つのだというお話をしているのであれば、改めてお聞きをしたいと思ってお ります。私自身そのことについては認識をそういうふうにいたしておりませんものですから、さらに 研究の部分ということで進めさせていただきたいと思いますけれども、必要なところに予算を投入す る、これは当然のことでありまして、今議員がお話しされているようなことについては、本当にもっ ともだなというふうにも思っております。ただ、限られた中でやらざるを得ないという事情もありま すので、その辺のところにつきましては、どうしても優先順位をつけざるを得ないということであり ます。   ですから、さまざまな切り口で皆様方にもリサイクルについての意識の醸成を図っていただいて いるところでありますので、その辺もいろんな方面からフル動員させながら、そのことについては取 り組みを進めたいと思っております。一番最初に申し上げましたその部分については、やはりこの市 の中で経済が回るということは、これ1つ大切なことでありますので、そこでそういう手だてができ れば雇用もふえていく、またお互いがいい関係を構築できるということであれば、速やかにその辺の ところは対応したいと思いますので、研究をさせていただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) ありがとうございます。   今の市長の答弁いただいたことで私はもう納得なのでありますが、課長、ぜひお願いしたいので すが、とにかくどうやったらできるかという切り口、やはりせっかく進んできた事業が、要するに分 別収集が行政が促進を図りながら住民の皆様にお願いしてきたものを、行政が逆に尻込みさせるよう なことになってしまってはどうしようもないわけで、いかにしたらそれが実現可能になるのか。これ は、行政の内部だけではなくて委託業者の方々とよく協議しなくてはいけないと、こういうことにな るのでしょうけれども、今市長が言われたように、その辺の市長の意もよく理解をしていただきなが ら検討していただきたいなと。そして、できることであれば、せっかく進めた事業をよりそのリサイ クル事業が進むことによって、それによって経費が下がることはないですが、経費の伸び幅というの はある程度圧縮されるのだろうというふうに思うところもあるので、何とかその辺そういう前向きな 中で事業検討進めていただきたいというふうに思っております。課長、いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 先ほどからコストの関係も若干出ておりますけれども、実は平成25年 度にプラスチック容器包装の回数をふやした場合どのぐらいコストがかかるのかという検討をしたこ とがございます。その際に出てきた数字が今現在と月2回収集をやっているところでございますけれ ども、それを月4回にした場合なのですけれども、一応概算でございますけれども、8,000万からか かるというようなコストの一応概算の試算が出ております。   これらも含めまして、先ほどは議員おっしゃいました部分も含めて拠点回収とか集団回収とか、 そういう部分を加味しながらごみのリサイクル、減量化に検討していきたいというふうに考えており ます。 〇議長(三田敏秋君) 佐藤重陽君。 〇20番(佐藤重陽君) 確かにコスト的なことを考えたら大変だろうなというふうに思います。   あと一点、それこそ環境課としての今後の取り組みの事業としてやってみたらどうかなというふ うに思うのは、今町内ごとによってその資源ごみをいわゆる一般のごみとして出さず、一般のごみと いうか、通常のごみ収集に出さずに、町内独自に集めるのはそれは瓶だとか缶だとかと限られたもの だと思いますが、そういうものを各町内単位で進めて、それをそのものを町内の財政にという、そん な大きなものではないと思いますが、町内として資源ごみを集めてそのものを業者の方に直接持って いただいて、それを町内の基金にしようというふうな取り組みをしているところが何町内、内集落か あるようであります。そんなこともあわせて進めることによって、もしかしたら行政として行うその ごみ収集の改善につながる可能性もあるのかなという気がしないでもないので、その辺のことも相談 しながら、町内というと自治振興課なのでしょうか、どこが〔質問終了時間10分前の予告ブザーあ り〕そういうことの窓口なのかちょっとわかりませんが、そういうところと連携をしながら、各町内 に対してそういう働きかけを進めながら、行政は行政としてのごみ収集を進めるということも一つの 方法かなというふうに思いますので、検討してみてください。   それで、私のきょうの3点の一般質問は、私にとっては十分過ぎる答弁をいただいたというふう に思っているので、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで佐藤重陽君の一般質問を終わります。   午前10時55分まで休憩します。           午前10時42分  休 憩                                                        午前10時55分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、4番、鈴木いせ子さんの一般質問を許します。   鈴木いせ子さん。(拍手)           〔4番 鈴木いせ子君登壇〕 〇4番(鈴木いせ子君) たくさんの傍聴大変ありがとうございます。皆さんの声が議場に届くよう に私も一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。それでは、これより私の一般質 問をさせていただきます。私の質問は2項目についてであります。   まず1項目め、村上総合病院の移転新築計画の進捗についてであります。村上総合病院の移転新 築先については、平成25年3月に開催された運営審議会というのですけれども、において駅西を候 補地と承認し、同年4月の厚生連の経営管理委員会で候補地として決定されました。あれから2年半 も過ぎましたが、いまだに候補地から予定地への変更がされていません。なぜ時間がかかっているの かについて伺います。   @、7月の私の一般質問の中で、駅西のデメリットについて、移転候補地は民有地であり近隣は 住宅化も進んでおり、地権者や近隣住民のご理解をいただかなければならないとありました。理解を いただくためには、どのような方法を考えているのかお伺いします。   A、駅西が候補地から予定地にならない大きな要因はどこにあるのかをお伺いします。   B、新しい病院は20年、30年先を見据えて建設しなければなりません。ヘリポートのない病院 や防災ヘリのおりられない病院建設は計画しないとは思いますが、絶対に必要と私は考えます。   2項目め、市内畜舎の悪臭対策についてであります。畜舎からの悪臭の苦情が住民から大変多く 届くようになりました。朝窓もあけられない集落も多くありますが、実態はどのようになっているの かをお伺いいたします。   @、市内の悪臭検査を実施しているようですが、実施日と数値についてお伺いします。   A、朝日地区の悪臭の実態は目に余るものがあります。どのような指導を行っているのかをお伺 いします。   B、それについての今後の対策をどのように考えているのかをお伺いします。   以上です。よろしくお願いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、鈴木議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、村上総合病院の移転新築計画の進捗についての1点目、移転候補地の地権者や 近隣住民の理解をいただくためにはどのような方法を考えているのかとのお尋ねについてでございま すが、地権者の方々には移転新築に関する情報の提供が必要と考えており、厚生連で示すことが可能 な情報については、本市も連携を図りながら文書による方法や説明会の開催などによって情報を提供 し、ご理解をいただくことが望ましいと考えております。また、近隣住民の方々におかれましては、 移転新築事業における騒音対策や工事車両の交通対策、開業してからの生活環境への影響などが大き な関心事であると考えられますので、新病院の整備内容や事業の内容がより具体化した段階で情報を 提供することが必要と考えており、情報提供の方法につきましては、文書による方法や説明会を開催 する方法などが想定されます。   次に2点目、駅西が候補地から予定地にならない大きな要因はどこにあるのかとのお尋ねについ てでございますが、厚生連では新築候補地の用地面積や形状を確定し、埋蔵文化財や地質等の調査を 完了させ、新築することが可能であると確定した時点において予定地にすることが通常であると伺っ ております。今後厚生連が事業スケジュールを作成し、そのスケジュールに沿って各業務が進められ、 候補地から予定地に決定されるものと考えております。   次に3点目、新しい病院は先を見据え、ヘリポートのない病院や防災ヘリのおりられない病院建 設は計画しないと思うが、どのように考えているかとのお尋ねについてでございますが、平成25年 に開催された村上総合病院・瀬波病院合同運営審議委員会において、「村上総合病院新病院整備基本 構想(案)」が審議され、承認されました。この構想の中で診療機能についての役割及び具体的機能 等に災害拠点病院としての防災体制整備の項目があり、1つ目に災害に備えた構造や設備を整備する。 2つ目に、DMATチームの維持継続をする。3つ目に、ヘリポートの設置に向けた調整を行うとし て登載されております。本市といたしましても、村上総合病院は救急告示病院であり、また災害拠点 病院として県北の中核病院でありますので、当構想により整備されるよう協力と支援をしてまいりま す。   次に2項目め、市内畜舎の悪臭対策についての1点目、市内悪臭検査の実施日と数値についての お尋ねでございますが、本市では市内7地点において専門業者による臭気測定を7月と11月の年2 回実施することとしております。本年度は、7月22日から7月29日の間に1回目の測定を実施し ておりますが、計測結果では臭気指数の基準値が村上地区13、朝日地区12に対しまして、11から 18となっており、一部で基準値を超過しているところもあります。   次に2点目、朝日地区の悪臭に対して指導はどのように行っているかとのお尋ねについてでござ いますが、市内でもとりわけ朝日地区には大小多くの畜舎があり、悪臭が問題となっているところも あります。特に鶏舎については問題となることが多く、事業者、地区住民、行政関係者等により定期 的に畜舎の状況を確認し、問題を話し合うなど取り組みを進めてきているところでもあります。こと しの夏場は雨量が少なく、青天が続いた影響から8月上旬には畜舎に関する悪臭の苦情をいただいた ことから、8月11日から12日に朝日地区のほか各地区の鶏舎と豚舎へ直接訪問し、畜舎の適正な 管理について文書により周知をしたところであります。また、特に状況の悪い鶏舎1カ所につきまし ては、村上地域振興局を中心に家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律の規定に基 づく指導を行ってきているところであります。   次に3点目、今後の対策をどのように考えているかとのお尋ねについてでございますが、問題と なった鶏舎につきましては、これまでの指導に加え改善策として飼養数を減らし、新たな鶏ふんの発 生量を抑制しながら排せつ物処理を促進するなど、具体的な計画のもと改善の取り組みを進めている ところであり、今後も県・関係機関と連携し、早期の改善に向け指導を進めていきたいと考えており ます。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それでは、村上総合病院のほうからお伺いしたいと思います。   この前、日沿道朝日地域の活性化協議会が行われました。そこで、市長さんもお話ししていらっ しゃいましたが、高速道が来ることによって大きな事業ができ、大きく活性化する。学校も施設も、 そこについてくるというお話をしました。村上市には、3次医療の新発田病院まで60分以内に届か ない。そこで命を落とす人もいるという距離感もおっしゃいました。また、こうも言いました。高速 道を通したはいいが、何だったんだやではだめだという、この辺の言葉で言いました。つくり上げて いくからには、使い勝手のよい施設にしなければならないということもおっしゃいました。また、市 長は、山形県と新潟県の高速道の大会では高速道は命の道ともおっしゃいました。村上総合病院は、 線路を越えて駅西を候補地としております。このままでは、高速道から命の道は遠ざかっているよう に私には思われます。これが本当に使い勝手のよい施設と言えるのだろうか。私には、何だったんだ や、これはになる気がする。市長の考えをお伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 日本海東北沿岸自動車道、これの社会資本としての果たす役割は非常に大き い。関連をいたしまして、議員のほうからその高速道路がもたらす効果についても若干触れていただ いたわけでありますけれども、村上総合病院がJRを越え西側に行く、これは厚生連のお考えによる 決定事項であります。そうなりますので、私ども村上市といたしましては、それが今までどおりの距 離感で機能を果たされるようその周辺の整備を行っていくということでまちづくりの周辺プランを基 本構想としてつくり上げているわけでありますので、その辺のところには十分市民のご心配の向きも あろうかと思いますので、その辺のところは丁寧に説明をしながら、今までの状況を維持継続できる ような仕組みづくりに取り組んでいきたいというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) ここで言っていいかどうかわかりませんけれども、前の末武理事長は、何 回も市民の声を聞きたいとおっしゃいました。病院建設に当たって、現在市の声は聞こえるけれども、 市民の声が聞こえてこないということを何回も繰り返しました。なぜなら、本当に末武理事長は駅西 を望んでいませんでした。市民の声が聞こえない病院づくりに大変不安になっておりました。   そこで、先回は私ちょっと聞き逃したのでしょうか、聞き逃してはいないと思うのですけれども、 新しい病院建設に当たっては、市民の声の調査をするようなことをおっしゃいましたよね。 〇議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡辺正信君) 調査をするというようなことは言っておりません。市長も含め私も 言っておりません。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) どうも私は聞いたような気がするのですけれども、言わなければ覚えてい ないのですけれども、それはどうでもいいです。そういうことで、それをどうこう言うことではない のですが、この市民の声を聞くという、そのことを大事にした病院建設をやっていただきたいと思い ます。市長。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 駅の西側に新病院を移転をして新築をされるというご判断をされたのは、厚 生連だというふうに思っておりますので、私どもがそこのところに異を挟むものではないというのが 私の立場だと思っております。   そういうことで、新しい新病院がそこに建設をされますので、それが今まで同様、またさらに機 能を拡充した形で市民が安全、安心側、市民にとって期待される、信頼される病院であるべきだとい うのは、これは私選挙戦を通じてずっと言い続けてきていることでありますので、現在の村上総合病 院の林院長先生にもそのことは申し上げました。また、新しい理事長さんにもお会いをしたときにも、 そのようなことで私は市長に就任をさせていただいたというお話もさせていただいておりますので、 やはり今ある位置から別な場所に動くわけでありますから、今近い人は遠くなる、今まで遠かった人 は近くなる、これは当然のことであります。しかしながら、一人一人の思いがしっかりとそれができ ることによって安心、安全につながるという仕組みづくりをするのは、私ども行政を含めてその事業 に携わる者の責務だと思っておりますので、村上市はしっかりと厚生連の事業進捗に対して支援をし ていきたいというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) ぜひお願いします。絶対にヘリポートのつく病院を、そして防災の対策が 完全にできる病院を市長にお願いしておきます。病院は、これできょうはやめておきます。   次は、悪臭防止対策についてであります。私がまず皆さんおわかりにならないと思うので、最初 ちょっと説明します。朝日にある鶏舎の件についてでありますが、農事組合法人ウエツファーム朝日 農場、これは平成3年3月23日から朝日村中原に、私中原でございます。食用採卵を目的に鶏舎4 棟、12万羽を始めました。そして、平成11年に新たに2棟ふやし、現在19万羽の経営を行ってお ります。このとき、公害防止協定申出書というのが提出され、市と締結しております。まず初めに、 そこで平成23年に釣り人が悪臭を放った汚泥水が三面川に放流され、苦情が届いていることから、 ここの苦情が始まりました。そして、平成25年には近くにある大場工務店さんから悪臭がひどくて 仕事にならないという、こういう苦情が出ました。しかしながら、社長は逃げの一手で、担当者と話 し合うこともなかったとお聞きしております。そこで、平成25年8月に視察に入り、月1回の視察 を了解させたというのがこれが始まりでございます。その視察のメンバーというのは、県の環境セン ター、地域振興局、本署環境課、朝日支所地域振興課、畜産課、中原区、岩沢区のメンバーでござい ます。三面川については、ここに村上警察署も入り強く申し出した結果、現在は三面川にこの汚水は 流れておりません。ここまでが説明であります。これから私の一般質問が始まります。   @、この現場を何回見に行ったのかをお伺いします。まず、環境課長から。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 4月から環境課を担当しておりますけれども、現場のほうは5回ほど現 地を見ております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 農林水産課長、何回見ておりますか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 私も4月からですが、全体での現地研修を含めまして4回ほど行っ ております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 朝日の支所長は何回行っていますか。 〇議長(三田敏秋君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(齋藤泰輝君) 私この4月から朝日支所長になって、市民生活の環境対策ということ で来ておりますが、昨年度産業建設のほうにおりましたので、昨年度も実はこういった問題で出てお ります。そうしますと、毎月1回定期的にやっておりますので、25回は出ております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 副市長は何回見ましたか。 〇議長(三田敏秋君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) いろいろ苦情があるということで、ちょうどその都度聞いております ので、1回を確認をさせていただきました。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 1回だけ確認にいらしたのですか。何時ごろですか。 〇議長(三田敏秋君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 定かではおりませんけれども、その都度いろいろ写真とか現状を見せ られ、またどういう対応をしたかというのをつぶさに聞いておりますので、その現状を確認したのは 1回であります。いつ行ったかというのは、ちょっと3月雪解けてからだと思います。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 1回しか行っていないということですよね。あとは写真で聞いたというこ とで、これは現場に行かないとわからないのです。役場の部屋にいたってにおいはしないのです。畜 舎のにおいは、机の上ではしないと私は思います。実際に行ってそのにおいをかいで、そしてこれは 大変だというふうに感じてもらわないと、この話はなかなか進まないと思いますが、この悪臭が、そ してさっき言った平成25年ごろから徐々に始まってきたわけなのですが、ひどくなったのは最近特 になのです。ことし入ってからでしょうか。それで、私のうちはその集落の一番外れのほうにあるの です、ずっと外れのほうに。うち百何軒ありますけれども、外れのほうにあるのですけれども、最近 私のうちまでそのにおいが毎日のように届くようになりました。私のうちににおいが届くということ は、村中がそのにおいで包まれているということになるのです。それが隣村も、隣村もそういう状況 にあるのが現状なのです。だから、ぜひ現場を知らずしてこれを、問題の解決を言ってもなかなか力 が入らないと思いますので、皆さんの行かれた回数をお伺いしました。   一番そこに学校あるのです。朝日中学校があるのですけれども、きょうは課長さんお休みのよう ですが、課長補佐さん、朝日中のそのにおいに対する対策というのはどのようにしていますか。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長補佐。 〇学校教育課長補佐(大滝 寿君) 課長代理で来ました学校教育課長補佐の大滝です。よろしくお 願いします。   朝日中学校のにおい対策ということではないのですが、あわせて病害虫、要はハエとか蜂とかの 対策ということで、本年度普通教室に約11教室ございますけれども、網戸の設置等をすることとし ております。ただ、学校の網戸というのが規格品ではないためにちょっと時間かかりまして、9月の 半ばぐらいを完成予定で設置する予定で今動いております。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 虫対策でその網戸をつけるわけですか。におい対策は、そのまま入ってき ますよね。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長補佐。 〇学校教育課長補佐(大滝 寿君) 本来であれば暑さもありますし、においを防ぐということであ れば遮断するのが一番だと思いますけれども、なかなかそこまでの部分というのができないために、 網戸という格好でやらせていただきますし、また今年度普通教室、設置のない教室には扇風機を購入 させていただくというようなことで予算配当もしております。   暑さ対策とその病害虫対策ということでそういうふうにさせていただいておりますけれども、な かなかにおいを防ぐというところまではいっていない状況だと思います。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 学校も、勉強するのにも困っているような状況が現状であります。そして、 そこには朝日の主な施設、農協ありますし、郵便局ありますし、商工会もあります。そこにいる朝日 支所長はどのようににおいを……どのようにといえば困っているということです、においに。どのく らい困っていますか。 〇議長(三田敏秋君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(齋藤泰輝君) どのように困っているかと、ちょっとお答えしにくいのですが、確か にウエツファームに行きまして、指導の中でははみだした鶏ふん等ございますので、石灰を敷くとか、 あと防臭の薬剤を散布するとか、そういう指導をしながら、少しでもにおいを抑えるように日々申し 上げているような状態であります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私も、近くに私の畑あるものですから、たびたびは見に行っていたのです けれども、そんなに真剣には見に私も行っていなかったのですけれども、最近になって、春過ぎから ですけれども、現場確認に行ったら、すさまじい光景を目にしました。特に農業委員会の調査で行っ たとき、2階で鶏を飼い、下にそのふんが落ちる仕組みの鶏舎です。それがたまり過ぎて扉が壊れて 前の道路一面、長靴が込んで歩くほど流れておりました。し尿は、そしてそのたまったし尿の処理に 困って、農業委員会で許可したその畑の中にユンボ2台が穴を掘ってそこに全部埋めておりました。 これは、農業委員会、朝日の農業委員全部が確認したところでありますが、それについての対策は局 長さん、どのようにしたでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 農業委員会事務局長。 〇農業委員会事務局長(小川寛一君) ただいまの質問ですけれども、おっしゃられましたとおり本 年7月17日午後1時半より朝日地区前期農地パトロールということで、農事組合法人ウエツファー ムにつきましても調査をしたところでございます。   現地を調査した結果、鶏ふんが鶏舎敷地以外の農道にあふれ出し、緊急的な対策といたしまして、 農地にため池を設置し、一時的な置き場として利用されておりました。このため、農業委員会として は農地法に基づき農地の原形復旧を指導することといたしました。また、同日夕方には、家畜排せつ 物管理の適正及び利用の促進に関する法律にも関係があるということで村上地域振興局へ連絡を行い、 一緒に指導することにしました。   同じ日なのですけれども、振興局よりウエツファームのほうへ電話によりまして事情の聞き取り と改善策を指導したところでございます。   また、8月7日午後からは、ウエツファームの二本松代表理事出席のもと、関係機関による現地 確認及び指導を行いました。農地の復旧につきましては、ため池の鶏ふんがくみ取りされ、多少残っ てはいたものの、耕作の通常の範囲の量と判断したため、農地の原形復旧を指示いたしまして、その 後堆肥の耕起を指導したところであります。   なお、確認につきましては、8月11日、農地につきまして原形復旧と耕起がなされていること を確認いたしました。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私も行ってみましたが、畑地になっておりました。   だけれども、今度そのあふれたし尿が道を挟んで向かい側の畑に、それは自分の畑ですけれども、 そこに流れて、そこもまたため池になっているのです。こんなあちこちにこれが、ふんがあるのに、 においがあるのに、村に風のあんばいでにおいが来ないことがないですよね、これだけ散りばまされ ているのに。それが風の吹きようによって、きょうは東に、きょうは西にと常にその風で集落の人は 困っているのです。だから、こんなに皆さん私が何言うか聞きに来ているのです、困っているから。 大変困っております。そして、し尿処理ということですが、鶏はおしっこはしないのだそうです、ふ んだけで。おしっこはしないのだそうです。でも、飲み水を与えているから、それとまじってちょっ とどろどろになるということをお聞きしました。それにしても、朝日支所で指導に行っているたびに 1トンパックに詰めては向かいの畑に並べてあるのですけれども、2,000パックあります。1トンパ ックで2,000も並んであるのですし、1日に排出される量が34立方メートルだそうですけれども、 あそこの鶏舎で処理できるのも34立方メートルということですので、これは何かの方法を考えない 限り、永遠に解決はできない様態だろうと私は思います。それについて、農林水産課長さんどう思い ますか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) トンパックの処理につきましては、産業廃棄物の処理での処理と、 それと堆肥舎の増設によりまして堆肥化を行うことなどで処理していくということで指示しておりま すし、またトンパックにつきましても、まだ完全ではないのですが、シートがけをさせるように指示 しております。   それに加えまして、6つある鶏舎の中の2つを鶏飼うのをやめさせて、そしていわゆる出るのを 抑えまして、そして処理を早めようというようなことで、業者へ指導しているところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それは、いつまでという日にちを決めて約束しましたか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 今現在1トンにつきましては、9月末まではいわゆる全て出すとい うことにしておりまして、もう一つというのは、この間現地回りをしまして、これもしなければだめ だろうというようなことでその現場で指導し、そして今後どういった計画でどの程度処理していくの か、それをきっちり数値化して出していただきたいというようなことをその業者に申し上げまして、 そして業者も9月の中ごろ、中、下旬あちりに自身での計画を持ってきて、そしてまた現地確認をす る区長さん初め局、そして私どもというようなことで、それを全体計画を見させて、確認して実施さ せていくというようなことで進めております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) そうすると、9月中ごろとおっしゃいましたけれども、9月末ごろまでに はあの1トンパック2,000は全部なくなるということですか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) そうではなくて、その処理方法をどういうふうにして、急にはちょ っとなくならぬ、なくなれば一番いいのですが、それをどういうふうにして具体的に処理して、そし ていつごろどういうふうな状態になっていくのだというようなことをスケジュール管理を含めまして、 言葉だけではなくてそういったもので確認していこうというようなことで体制をとっております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) あの量では相当ありますし、何かビニールシートを敷いてその上に並べる ようにという指示をしたそうなのですが、今は畑の上に直接置いてありますよね。その辺も厳しく注 意していただきたいと思います。   とにかくにおいさえなくなればそれでいいのです。あの敷地は、よその敷地使っているわけでな くて自分の敷地内ですので、なくなれば、においさえ皆さんに届かなければそれでいいのです。住民 のにおいに届かなければいいのですが、だけれども、さっきも言いましたけれども、三面川は確かに 警察も入って、私も確認したところその三面川に流れる排水路はふさいでありました。2本ありまし たけれども、ふさいでありましたので、三面川に流れなくなったのですけれども、その分がその脇に ある杉林に流しているのです。今それはよその違う杉林で、その杉林が肥だめになっているわけです。 それ肥だめになっているのに、においがしないわけないです。広くもう一面が湖になっています。そ れは、課長見てわかるとおりですが、そしてそれが水がふえることによってあの道路の道、歩く道路 を越えてその向かいの原野まで、原野というか林というか、そこに流れているのもわかりますよね。 そうすると、今までの場所よりもずっと大きい場所でし尿がそういうふうになっているので、絶対に おいがしないわけないです。においが広がっていくばかりです。そこにある杉の木は、次々に枯れて いきます。何か立ち木の補償とかで区長さんに話は来ているそうですけれども、立ち木の補償で済む 問題では私はないと思います。悪臭をとめることをまず、立ち木補償したって、流していた三面川へ 流した分をその杉林に流していいものではないと思います。それについて農林水産課長さんどう思い ますか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 杉林のほうに確かに流れておりますので、そこからも非常ににおい がします。   ですので、この間の現地確認でその後業者にもやっぱりその部分を早目にいわゆる産業廃棄物と してバキュームカーで吸いとるなり、とにかくまずそこの満水みたいな状態になっていますので、そ の処理を急ぐようにというようなことも指導してきました。そのようなことで、今後そういうふうに 実施を行っていくのかどうかということを関係機関と、本当にやっていることをやっているというよ うな実態で見ていきたいと思いますので、そのようなことをまた指導していきたいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私12月にも同じ質問したいと思いますので、それまでこのにおいがなく なるように、ぜひ私確認のためにもう一回一般質問したいと思いますので、よろしくお願いします。   それでもっと、私たまたまですけれども、朝早く行ったのです。朝早く行ったら、5時になると 大型車が卵とりに来るのです、朝5時に。5時前に行ったか、ちょっと時間あれだけれども、5時こ ろになると大型車がそこの卵とりにきます。そこで、例えば鶏舎というのはもう隔離されてねばない ですよね。一つの島になっていて、そこに普通に人が出入りなんてできないのが普通ですよね。一般 人がそこに出入りできないようになっていますよね、今の鶏舎は。行くときも入るときもちゃんとそ こに消毒液があって、車も入るときも出るときもその消毒液を通って鶏舎の中に入るようになってい るのですが、ここの消毒液にあったのはし尿だけです。とハエがぶんぶん、虫がぶんぶんわいている ところです。当たり前のようにしてその大型車はそこを通らなかった。通例化しているのでしょう。 その消毒液を通って、帰りも消毒液を通ってくるというのが当たり前なのに、そこはもう消毒液どこ ろか肥だめのハエぶんぶん、そういう状態でした。それで、本当に営業の許可がどこにあるのだろう と私は思ってきました。早く行ってよかったなと思います、私がそれを見届けてきましたので。そう すると、本当に今し尿とかにおいとかの話をしてきましたが、病気の問題、鶏の病気だろうけれども、 鶏の病気の前に人間の病気も何か、虫の発生は大量です。虫も発生しますし、いろんなものが肥だめ だもの、そこから幾らでも生まれておりますし、そしてその消毒液もないような状態の中で営業して いるものですから、これについて農林水産課長さんどう思いますか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 鶏舎の管理そのものにつきましては、当方の業務内容ではございま せんということをまずご承知おきいただきたいのですけれども、ただ鶏舎の中に入る、そして消毒す るということは、いわゆる鶏舎に関係する、今議員が卵を採取する車とおっしゃいましたが、例えば 飼料を持ち込む、そして飼料を持ち込んで、そして鶏舎に入るというような車については消毒が必要 だと。消毒が必要だということ、消毒しなさいよというのは、それは鶏舎の業者の指示によって消毒 して入ってくださいと。一般車両、例えば勤めている方々の車については、消毒の必要はないという ようなことでございます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) では、これ一番私その病気という、においプラス病気という問題を大変心 配するのですが、どの課でどのような対策を、大体おかしいですよね。消毒〔質問終了時間10分前 の予告ブザーあり〕せねばない消毒液ないわけです。行きも帰りも消毒もしないで入っているのに、 よく鶏病気にならないよなと思って感じたのですけれども、これはどの課の担当なのですか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 市でいえば、鶏舎に関する件となれば当方でございますし、それか ら発する今度虫とかさまざまなものになれば、その都度担当部署のほうと打ち合わせして対応してい くというようなことになります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 何課なるのでしょうか、保健医療課なるのですか。ぜひその課長さんも見 に行ってください。あれは、病気の発生につながります。虫がいっぱいわいています。ぜひ課長さん も、3課長さん一緒に見に行ってください。そうすればその現状がわかると思いますので、よろしく お願いします。   それともう一つ大きな問題は、そのそばに朝日の水源地があるのです、水のもとが。その鶏舎の 何百メートルしか離れていません。鶏舎から目の前に、その水源地に立って鶏舎が見える距離にある のですけれども、その水源地が朝日の飲み水になっております。その検査について局長さんにお伺い します。 〇議長(三田敏秋君) 水道局長。 〇水道局長(川村甚一君) 朝日地区の上水道施設のうち今議員おっしゃいました岩沢浄水場、これ は当該鶏舎からおよそ700から800メートルの距離にございます。こちらにつきましては、水道法 による水質基準に基づく水質検査、項目によってその頻度は違いますけれども、例えば鶏舎からのこ の浄水場につきましては、優良な水源でございます井戸を使ってございます。その井戸の原水、水道 の水になる、お届けする飲料水のもととなる水、それから浄水後の水道水、これらにつきまして定期 的に検査を行ってございます。   平成21年以降の市の項目、特に鶏舎の汚染が考えられるという物質がございますが、具体的に 申し上げますと、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、これらの数値を見ますと、大きな変動は今のところ は確認してございません。   以上でございます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 課長、確認されるのはこれからだと思いますので、今まで1年に何回ぐら い検査しているのですか。 〇議長(三田敏秋君) 水道局長。 〇水道局長(川村甚一君) これも、先ほど申し上げました基準に基づきまして、こちらは年に1回 でございます。浄水1回、それから原水1回ということでございます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) あそこは、1回では済まないと思います。1カ月に1回ずつ調べてくださ い。1カ月に1回ずつ調べないと、数値は変わってこないと思います。よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 水道局長。 〇水道局長(川村甚一君) 十分に注意しながら監視をしていきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私、最初の質問にちょっと再質問しなかったのですが、環境課長さん、こ この数値は幾らでしたか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 基準値が12に対しまして、7月24日に測定した数値は18の指数にな ってございます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私も勉強したのですが、13以上は指導を要するということで私も承知し ておりますので、それを18、今行ったら25もあるのでないですか、わからないけれども。そのくら いのにおいが強くなっております。   だから、あそこだけでもそんな年2回なんて言わないで、もっと頻繁に調べて、それは指導に値 する数字だと思いますので、環境課長さんよろしくお願いいたします。   それと、私もいろいろ今までの資料を全部読みましたし、全部調べました。その中で、最後に出 ている要望書が〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕平成26年の10月24日、改善計画書を県 に提出すとありますが、この計画書について伺いますが、これの返事は来ているのでしょうか。これ は環境課長さんですか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) その県の通知でございますけれども、昨年の秋に出されまして、その後 関係機関と市と一緒になって改善の指示を進めてきて、この7月ようやく雨水と汚水が分離された状 態にはなっていたのですけれども、そのような状態になったという状態でございますので、一旦はま ず改善されておりますけれども、また今の状態、重大な状態として捉えておりまして、早急な対応が 必要だという状態でございます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) まだまだ質問あるのですが、私の時間なくなりましたので、これらを聞い た市長さんの今後の対策についてお伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員おっしゃるとおり、私も就任後この件については担当課からの報告をい ただきました。まさに議員と同じようなスタンスで、怒りすら覚えるということだったことを記憶し ております。   現地のほうには、直接敷地内には入っておりませんけれども、私もその周辺まで参りまして、臭 気についても確認をさせていただきました。非常に厳しいなという状況でありまして、確かにその臭 気を感ずることのない者にとっては、実体験としてそれを意識することはなかなか難しいなという状 況だと思います。議員お住まいの地区を含めまして、周辺の住民の皆様方、これは朝から晩げまで 24時間、365日のことでありますので、非常に容易でないなというふうには思っております。です から、私もこのお話聞いたときに、直ちにその改善策を講じる必要があるということで指示もさせて いただきました。関係する法律が幾つかありまして、市のほうにも悪臭防止法に基づく条例もある関 係から、さまざまな形での指導は行っておりますけれども、その指導が改善につながらなければ何の 足しにもならないわけでありますので、それら改善につながるような方向づけを出してくれというこ とで、今回先ほど課長答弁にありましたとおり、その改善計画の全体行程を示すタイミングも9月の 中ごろということで事業体のほうからの話も来ているということの報告を受けました。これがやっぱ り期限を切ってしっかりとその改善を図られるような仕組みにしていかないと大変だと思います。周 辺の例えば杉林でありますとか、農地でありますとか、非常にダメージを受けているということも承 知をしておりますので、それの改善が図られなければ、これが解消したということにならないと思い ますので、スピード感を持ってしっかりと取り組みを進めたい。そう言っている間にも、住民の皆様 方毎日、毎日その臭気に悩まされているわけでありますので、これは行政の責務としてしっかり取り 組みを進めるということで、県の担当課、地域振興局また環境センターのほうにも、そのことは県の ほうも英断を持って取り組んでくれというお話もさせていただいておりますので、しっかりと取り組 みを進めたいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 市長の力強いお約束大変ありがとうございます。ぜひそうなるようにお願 いしたいと思います。   これは私住民の、悪臭だけを言いましたけれども、あそこにはグラウンドもあるのです。ゲート ボール場もあるし、何でもあるのですけれども、臭くて体育大会もやっていられない、野球大会もや っていられないという、そういうのもあるのです。住民もそうだけれども、あそこでやる大会自体も、 向こうから来た人も朝日村は臭いなというのがにおいだけで帰っていくみたいな、そういう本当に身 に迫った対策でございますので、どうぞよろしくお願いします。   これで私の一般質問終わります。よろしくお願いします。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで鈴木いせ子さんの一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時45分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、17番、長谷川孝君の一般質問を許します。   長谷川孝君。           〔17番 長谷川 孝君登壇〕 〇17番(長谷川 孝君) 一般質問を行います。私の一般質問は2項目です。   1項目め、本市の総合戦略について、2014年に施行された「まち・ひと・しごと創生法」に基 づいて、全ての自治体に対し、今年度中に地方人口ビジョン、地方版総合戦略を策定することが求め られています。本市では、人口減少問題を喫緊の課題と捉え、平成25年4月23日に村上市人口減 少問題対策委員会を設置し、平成26年3月19日に村上市人口減少問題対策チャレンジプランを策 定しています。現在進めている事業、そして策定中の地方版総合戦略を通して次の点についてお伺い いたします。   @、チャレンジプランの中で、平成26年度から取り組んでいる事業のうち、企業立地促進法に 基づく基本計画の策定、空き工場・空き地バンクの開設、新たな工業団地の確保の研究の3事業につ いて、進捗状況を教えてください。   A、地域の特性に応じた地方版総合戦略としてどのようなことを考えておられますか。   B、「若者が定着する村上市」を目指し、人的ネットワークをフル活用する必要を感じています が、市長の考えをお聞きいたします。   2項目めは、保内学童保育所の地産材(市産材)の使用についてです。保内学童保育所の建築が 進められていますが、地産材(市産材)の使用はどのくらいになるのかお伺いいたします。   市長答弁の後、再質問を行います。よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、長谷川議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、本市の総合戦略についての1点目、チャレンジプランの中で平成26年度から 取り組んでいる事業のうち、「企業立地促進法に基づく基本計画の策定」、「空き工場・空き地バン クの開設」、「新たな工業団地の確保の研究」の進捗状況についてのお尋ねについてでございますが、 企業立地促進法に基づく基本計画につきましては、平成26年度に新潟県と共同で基本計画を策定し、 本年4月1日に国の同意を受けております。これにより、事業者が工場等の新増設や機械装置を取得 し、投資規模要件に該当した場合、不動産取得税の課税免除、日本政策金融公庫による低金利融資制 度の活用が可能になりました。   次に、空き工場・空き地バンクの開設につきましては、昨年5月から市のホームページに工場適 地の情報を掲載し、企業進出及び事業拡張等につながるよう情報提供を開始しており、成立した案件 はありませんが、これまでに3件の照会がございました。   次に、新たな工業団地の確保の研究につきましては、たびたび市議会においてもご質問をいただ いております、村上地区日下地内の創設非農用地の工業団地としての活用を想定したものであり、こ れまで当初計画した屋外運動施設としての利用目的を変更するため、具体的な協議を関係機関と進め てまいりましたが、早期に解決する方法が見出せない状況にありました。しかしながら、当該地を活 用しての企業誘致や市内企業の流出抑制は、人口減少対策の柱の一つである雇用の確保の基幹事業と なることから、早急に実効性ある解消策が実現できるよう指示をいたしたところであります。   次に2点目、地域の特性に応じた地方版総合戦略としてどのようなことが考えられるかとのお尋 ねについてでありますが、本市には観光資源でもある風光明媚な自然に岩船米、村上牛、鮭などの豊 かな食材と長年培われた伝統工芸等、他の地方公共団体に誇れる数多くの特性があります。地方版総 合戦略では、雇用や創業、定住及び交流人口の拡大等において、着実な成果指標を求められますが、 これらの資源を有効に活用し、また有機的に連携させる視点を大切にしていきたいと考えております。   次に3点目、「若者が定着する村上市」を目指し、人的ネットワークをフル活用する考えはない かとのお尋ねについてでございますが、若者の定着は、若者が暮らしやすいまちをつくるという地方 版総合戦略の柱の一つであるとともに、人口確保の面では最も効果があると考えております。若者の ネットワークづくりといたしましては、「若者出会いふれあい事業」に取り組み、若い世代が集う場 をつくることから始めたところであり、人的ネットワークの活用につきましては、今後大学や民間も 含めネットワークの幅を広げてまいりたいと考えております。   なお、村上市人口減少問題対策チャレンジプランは、国の「まち・ひと・しごと創生法」による 国の政策が打ち出される前に人口減少問題を早期に対応するため、本市が独自に作成した計画であり、 チャレンジプランに掲げた事業の一部につきましては、昨年度、国の補正予算により地域住民生活等 緊急支援のための交付金の地方創生先行型として地方版総合戦略に取り組んでいくことといたしてお ります。   次に2項目め、保内学童保育所の地産材(市産材)使用について、どのくらい使われるのかとの お尋ねでございますが、保内学童保育所建設に際しましては、県の「森林整備加速化・林業再生交付 金事業」の利用を計画しており、その事業採択の要件として総木材使用量の6割以上に県産材を用い、 かつその県産材の一部に越後杉ブランドを使用しなければならないこととされております。このため、 設計木材総量158立方メートルのうち65%強となる約103立方メートルについて、越後杉を利用す る計画といたしております。   なお、工事発注の際に特記仕様書により「越後杉と指定しているものは市産材を優先的に使用す ること」という条件を付しておりますので、越後杉は全て市産材を使用する予定といたしております。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 一通り答弁をいただきましたので、1項目めから再質問を行います。   まず、シートのナンバー4の企業立地促進法に基づく基本計画の策定というところでお聞きいた しますけれども、県と市が共同して平成27年4月1日から始めたということを市長答弁の中であっ たのですが、その集積業種を定めという文言がこのシートナンバー4のところには入っているのです けれども、その集積業種を定め基本計画を策定することで事業者を支援していくのだということが書 かれてあるのですけれども、その集積業種というのはどういうような業種を言うのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 集積業種については2つございまして、1つは高度物づくり産業で ございます。これは、航空機産業を中心とした物づくりでくくったものが1つでございます。もう一 つが地域資源活用産業ということですが、これについては、村上市が強みを持っております第1次産 業から派生する製造業でくくったというものでございます。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) その1番目の航空機関係というのが集積業種に定めたのだということを 今商工観光課長はおっしゃいましたけれども、ちょっと私は残念でならないのは、この集積業種であ りながら去年からことしにかけて残念ながら中条の中核工業団地のほうに3つばかりの、本来は村上 市に土地があれば村上市で操業できたであろうそういうようなものが実際航空機産業の業種が実は去 年で1社、それでことし2社中条工業団地のほうに行かれました。名前は、ちょっと出さないほうが いいかと思いますけれども、去年は3ヘクタールの土地を中条工業団地のほうで用意していただいた ところ、そしてことしは2月18日に1.5ヘクタール、そして7月28日には1.4ヘクタール。   集積業種というのは、やっぱり村上市で集積業種と定めたのなら、やはり本来は村上で増設する とかといった場合には、村上にしてもらうのが私は当然だというふうに思っているのですけれども、 ナンバー6で日下の創設非農用地のこともまた聞きますけれども、この辺の考え方を。実際その集積 業種がほかのところに移っていってしまったということに関して、商工観光課長はどのように考えて いますか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 議員おっしゃるとおり、これは非常に残念なことでございますけれ ども、これの一昨年ジャムコさんのほうからいい土地がないかという話があったわけでございます。 ジャムコさんのほうでも、ボーイング787の増産ということで非常に急いでいたということだった のですけれども、そのときに村上市のほうで適地をちょっとなかなか用意できなかったということで、 非常に残念には思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) では、ことしの2つはどうなのですか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) ことしの2つについても、もちろん残念なものでございますけれど も、新潟ジャムコさんが中条の中核工業団地に設置したこの資材物流施設というものに今進出した業 者さんが製品を納めるというふうなことが事情がありまして、やっぱり非常に利便性がいいというこ とでそっちのほうにその業者さんが工場を建てたというふうなことでございます。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今商工観光課長言われたように、資材物流施設というのがもう中条に行 ってしまえば、これから新しく考えているところ、ジャムコさんの協力会社とかいろんなところがま だまだ中条に出て行く可能性もないわけではないですわね。というのは、今中条の中核工業団地、こ れ県営ですので、県との協力関係も強いですし、新しく企業誘致のときには県も協力するだろうと思 います。その分譲中の団地のまだ坪数が25.6ヘクタールあるということは、25.6ヘクタールという のは、坪根工業団地全部合わせると15ヘクタールぐらいでしょう。倍近くあるわけです。そうする と、村上市が先ほどナンバー2、空き工場・空き地バンクの開設というようなことで、目的として市 の工業団地は物件に限りがあり、企業への工場適地の照会に苦慮している。企業訪問や電話照会など で工業用地や貸し工場、貸し事務所などの情報提供を求められることが多いため、民有地の情報を収 集し、公開することによって企業誘致の推進を図るというようなことを空き工場・空き地バンクの開 設ということでやっておりますけれども、こういうような成果をやっぱり一番上げるには、先ほど言 いましたナンバー6の日下の創設非農用地7ヘクタール、東京ドームの1.5倍ぐらいの大きさの土地 ぐらいをやはり用意しておかないと、今から。なかなかその新しい企業とか、そういうような形で進 出してくるのは、やはり隣の胎内市のこの分譲中の土地25.6ヘクタールにはかなわないのではない かというふうに思います。   市長、先ほどナンバー6というのは、なかなか難しいというふうに日下野非農用地のことを言わ れていますけれども、どこが難しくて、その解決するにはどうしなければだめだというようなところ まで話は進んでいるのでしょうか、教えてくれますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 確かに航空機産業、我が村上市にとりまして本当に高速道路のストック効果 をあらわす意味においては非常に大きなインパクトを持つし、また市として大切な企業、これがそう いう形で中条地区の工業団地のほうに移転せざるを得なかったというのは、今ほど課長申し上げまし たとおり、残念であると同時に市としては申しわけないことだなというふうにも思っています。   やっぱり一集積基地としての作り込みも始まるのかもしれませんけれども、やはりこちらで隣接 させたほうがより効率的であるのは明らかなことでありまして、実際にギャレット等をつくっていら っしゃる、その部品の調達も東北方面からも部品を調達しているわけでありますから、主たる本体を 製作する機能のあるこの村上の工場にそれが集積するのが一番効率がいいだろうということでそのお 話をいただいたところでありますけれども、それにお応えができなかったというのは、まさに申しわ けないということだと思います。   それで、就任後この件につきましては、早速でありますが、結果的に議員おっしゃるとおり用地 がなかったからよそに行ったわけでありまして、一刻も早くここに用地を用意しなければならない。 そのために、どのような手を尽くしてもそうしていこうという指示はいたしました。これまでも、な かなか非常に大きなハードルがあったものですから、そこを乗り越えることができなかったというこ とでありますけれども、実態としては今も現状変わりません。ただ、一刻も早くその企業に来ていた だくというそういう方向づけを見出して、だからこういう形にこの用地については用途変更していく のだというところを強く申し上げていきたいなというふうに考えておりますので、先ほど申し上げま したとおり、実効性のあるその解消策を見出すために、鋭意取り組みを進めさせていただいていると いう状況だということでご理解をいただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで、その空き地バンクとか空き工場というのでナンバー5のところ にあるのですが、民有地でもともかく工場の適地とかということで情報を収集するのだということで、 ホームページに公開していると思うのですけれども、先ほど照会は3件ありましたということなので すけれども、このホームページに公開している民有地等の情報はどのぐらいあるのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 工場用地としましては全部で10カ所、それから空き工場は2カ所 となってございます。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで、先回の7月の議会のときに私一般質問で、その瀬波温泉の入り 口のビーチランドのことも言いましたよね。決して工場のための誘致とかに私はこだわる必要はない と思うのです。民有地を活性化させることによって、例えばいや、今ちょっとそういえば調子よくな ったから、社員の何か保養所つくろうとかというのだって、これはやっぱり活性化に結びつくわけで すから、できれば私がこの前言いましたように、ビーチランドのところとかということで、会社のほ うにもう何十年もごぶさたしていますけれども、市も協力しますので、何かいい方法ございましたら 提言くださいというようなことで、そういうようなところだってある程度考えていけば何かに結びつ くというふうに思っているので、市長も何か会ってみたいというようなことを言っていましたけれど も、そういうようなとこも全部含めた中で私は空き工場・空き地バンクというのを考えるべきだと思 いますけれども、どうでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員おっしゃるとおりだと思います。   これにつなげるような仕組みでその土地を有効利用できればそれにこしたことはないとも思って いますけれども、今ご指摘のありました例えば瀬波温泉地内でありますと、やはりいろんな形の活用 が考えられます。今あそこにはスケートボートパークがあるわけでありまして、あそこも何とかしよ うということで早急に指示を出したところでありますので、その辺も含めながら瀬波地区の現在の議 員おっしゃられた地区につきましては、総合的なまちづくりの拠点づくりみたいなものを視野に入れ ながらその検討を進めたいというふうに考えておりますので、そういう切り口での空き工場また空き 地利用、これについても積極的に進めたいと考えております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) では、(2)番の地域の特性に応じた地方版総合戦略としてどのような ことが考えられるかということで、総合戦略基本構想の中の素案の中に、企業の支援と産業の活性化、 雇用の創出を目指した新ビジネスの創出を推進するということをうたってあるのですが、地方創生先 行型の中にたしか一番最後のところに、岩船沖洋上風力発電の計画の推進というのが載っております。 なるべく私地元なので、岩船沖洋上風力発電の話はほかの人に話ししてもらおうかなと思っていたの ですけれども、中にはやはり雇用には結びつかないというふうな考え方の議員さんもおられるみたい ですけれども、私はその新ビジネス、新しい業態、業種の雇用の創出が生まれるのでないかというふ うに期待している一人です。ということは、岩船沖洋上風力発電、この前ドイツのブレーマーハーフ ェンの話をされた、市も聞いたし、議会も講演を聞いたのですけれども、あのような大々的な港の活 性化にはなかなか難しい面もありますけれども、私としてはやはり訓練施設とか、それからナセルの ところにある1万点ぐらいの部品の工場を何とかもう最初に村上市につくってもらいたいとか、いろ んな可能性というのは私はあると思います。   それで、市の推進していく立場ですので、こういうような新ビジネスの創設に結びつくために、 この前私も質問したのですけれども、中に入るというのがBISというその役割を果たす組織がある のだと。それは、自治体が中心になるのだということなのですけれども、そこには将来どこまでその 計画の中で市は考えているのだかということが一番大事なのだということなのですけれども、まだそ う簡単に即答はできないと思いますけれども、今私が話しした中で、新しい業態の私はビジネスが生 まれるのではないかというふうに期待していますけれども、市長はその辺についてどう考えておられ ますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) まさに新しい技術、これが我が村上市の地内においてそれが創出されていく というタイミングに今あるのだろうと思います。この機会を逃さずに、新しいそういうふうなチャン スであるべきビジネスの世界をしっかりと構築していくことが大切だと私も思っています。   それと、その中でも特になかなかターゲットになるその風車の数がまだまだ少ない状況の中、国 産の風車もこれからどんどん、どんどんふえていくという中にありまして、やはりその新しい技術を 用いる。それをメンテナンスしていくというその技術力、これを養成していく期間が必ず必要になる だろうなということが1つありますので、それを例えば日本全国に立ち上がる風車の訓練施設をここ に創設をするというのは、非常に魅力的な話だなということで、以前からそんな構想もお話をさせて いただいているところであります。また、それに加えまして、やはりハードの部分があるわけであり ますから、ナセルの部分のそのメンテナンスも含めて、逆に言うとここがそのストック効果を発揮を して、ナセルのパーツをここで製作をしながら全国に流通をさせるということも一つの可能性として は考えられますので、そういうものに取り組める、そういう環境を一刻も早くつくり上げていきたい というふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) よろしくお願いします。   次に、先ほどB番になりますが、若者の定着する村上市を目指し、人的ネットワークをフル活用 する必要を感じていますが、市長の考えをお聞きしますというところのB番目については、もう市長 も市長になられてから日本創生会議とかのその人口のこれからの2040年の推移とかを考えますと、 もちろん全国的に人口は減少する傾向にあるのですが、特に2040年に結婚して子供を産むという年 代の人たちがもう20歳から39歳の中で2040年には2,020人しかいなくなるのだというような予想 がこの前の7月23日の市が示した人口の減少の推移とかもその資料が載っておりますので、その辺 を考えますと、やはり私は地方創生の一番のキーワードになるのは、雇用を生み出す、特に若い人た ちが仕事の場につけるような雇用を生み出し、人口減少に歯どめをかけるということは、要するに流 出させないのだと。東京とかに行かせないでも、ここできちんとした仕事があるのだということを考 えますと、やはり先ほども私が話ししましたように、ちょっと高度な雇用の場の創出をつくらなけれ ばだめなのではないかというような気がします。そういうのを含めて、ぜひとも企業の誘致のために は、今までとまた違った角度で企業進出を図るような人たちのきちんとしたベースをつくるというこ とを考えなければだめだというふうに私は思います。この前の8月15日の成人式では、非常に参加 者も多くて、それであそこでもふるさと納税とかのPRもしてくれました。あの人たち、600人には 欠けるのではないかと思いますけれども、その人たち全員が村上市に残ってくれるようなやっぱり施 策が必要になるのではないかと思います。残念ながらあの成人式には来たけれども、大学行ったり、 向こうのほうで就職した方が戻っていかれれば、半分ぐらいが地元にいる人なのでないかというふう に私は残念に思うのですけれども、その辺のやっぱり若い人たちの働く場のベースをつくるというた めに、市長もし考えていることがありましたらちょっとお話ししていただきたいというふうに思いま す。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 私も、8月15日の成人式はあのように具体的に数字では承知をしておるわ けでありますが、500名を超える皆さんが一堂に会したあの大勢の姿を見たときに、いやいや、我が 村上市まだまだ若者いっぱいいるなという思いにも至った一人であります。まさに議員おっしゃると おり、この若い力を流出をさせずにここにとどめておくこと、これがまず非常に大切だなというふう に思っております。   その方々がここにいらっしゃることによって、これからの未来も明るく広がるのだろうなという ことでありますので、そうすると先ほど来この人口減少対策の物事について考えると、結果的に戻っ てくるのが雇用の創出、ここに定着をさせる仕組みということになろうかと思います。一旦私は、高 等教育の部分に関しましては、県外へ出て行っていただいても一向に差し支えないとは思っているの でありますが、そこで養った力をしっかりと地元に戻っていってそれを発揮できる場所、ですから物 をつくる、またいろんなところに就職をするのに加えて、例えばここから全国にその技術の発信をで きるような、そういう教育機関であるとか、研究機関であるとか、学術機関であるとか、そういうも のをこさえるのも一つの考え方かなというふうに思っております。高等教育で培われましたその力を さらにそれを大きく発展をさせながら、例えば日本の社会においていろんな産業に貢献をする人をつ くっていくとか、みずからがその人になるとかいう視点も大切だと思いますので、従来から森林面積 を大きく有する我が市でありますので、例えばとっかかりとしてはその林業の分野をしっかりと科学 的に支えていくような研究機関をつくるとか、そういうことの取り組みも含めながら、今議員おっし ゃるような形の雇用につなげるような仕組みを模索をしていきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今林業と言われましたが、これ2項目めにちゃんと用意してありますの で、後ほどまたお話しさせてもらいますけれども、実はその若者ということとか、ここを出身の人た ちがいかに村上市を愛して、それで村上市のためになりたいとかという話のほうに、例えば外に出た 方でも、そういうような人がいっぱいいた場合に、やっぱりその人たちの力もかりる必要があるので はないかというような気がします。   それで、1つだけ、ちょっと皆さんご存じかもしれませんけれども、宮崎県の小林市というとこ ろで、移住促進PRムービーというのが動画なのですけれども、それを発信しまして、実はフランス の方がフランス語でずっとしゃべって、その小林市のことをいや、自分が住んでこういうふうな、こ ういうところがすばらしいと言っていたのだけれども、最終的にそれがそこの地区の方言の西諸弁と いう、要するに方言をしゃべっていたのだというので、非常にその動画が好評で、リピーターが物す ごくあって、今ユーチューブとかで非常にあれされているので、それを考えた人が実は電通の35歳 の小林市出身の方で、何とか地元のためにひとつ自分がやってやろうではないかということでやり始 めたというふうに、そういうような動画でありました。私も、奇抜ですごくいいなというふうな感じ、 皆さんもし見ていなかったのがあったら、小林市のホームページアクセスすればすぐ出てきますので、 ちょっと見てもらいたいと思うのですけれども、そのように離れた人でも相当愛着持って村上市のた めに何かやってやろうというような人はいっぱいいると思うのですが、そういうような人もやっぱり 活用しながら、よりよい村上市のために、未来のために頑張っていければというふうに私は考えてい るのですけれども、その辺について一言でいいですから、市長お願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員おっしゃるとおりだと思います。   村上市出身の方に限らず、いろいろな分野、いろんな業界にいろいろな著名な方いらっしゃるわ けでありますので、その方との例えばアクセスができるようであれば、その方々に村上市の魅力を発 信してもらうことは、私が申し上げるよりも非常にインパクトがあると思いますので、ぜひ機会を捉 えながら活用をしていくように努力をしたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 2項目めの保内学童保育所の地産材使用割合についてに移らせていただ きます。   この実施設計とか基本設計のこともちょっと聞きたいのですけれども、終わってしまって去年の ことですので、実はこれ何で聞きたいかというのは、一番高くあれしていたところに1社におさまっ ているというのが市民から見ると最低制限価格というのが高過ぎたのでないかという人が結構いまし て、それでちょっと聞きたいのです。これは、通告書にないですからやめますが、この設計の入札の 設計会社のところに行きましていろんな話で聞いてきました。それと農林水産課の課長にも、この保 内学童保育所の建設に当たっての設計仕様書とか、建設に当たっての市産材の使用に関しての特記仕 様書とか、それから一番最近なのは、8月27日にフローリング材の使用材料変更についてというこ とで、なるべく市産材を使うようにということで設計屋さんにお話をしているということで、努力は 私も認めたいというふうに思います。そこで、県産材とそれから私が言う市産材と越後杉というのが ありますね、ブランドというのがありますよね。それで、先ほど言いましたように、越後杉ブランド で市産材を極力使うということで、65%使っていただけるということで、市産材に関係している人 たちは物すごく喜んでいるのではないかというふうに思います。それで、今後今回の場合は県産材を 60%以上使用するということで、国の補助金が7,000万ぐらいたしかおりたというふうに感じてい るのですけれども、県産材ということになれば、ほかの地域のその杉とかも入るわけですよね。それ で、市産材というものを何とか活用していただいて地域に還元できるようなシステムをつくるときに、 一番いいのはこの公共施設とかである程度金額を張るものを市産材をつくってもらえば一番いいので すけれども、どうも今までのいろいろの林業関係の関係者の組織、団体とかの話を聞きますと、設計 段階である程度決まる可能性があるので、そこに注文をいろいろつけてもらう、今回みたいに特記事 項とかいろんな形でつけてもらえば、市産材を使いやすくなるのだということで、設計屋さんもその ように言っていましたけれども、その辺の県産材の補助金であっても、村上市の市産材を使えるよう なシステムというのは、やっぱりその設計段階が一番そういうふうな形で市産材のほうに重きを置い てもらえるような形になるのか、入札の責任者というのは副市長ですよね。その辺今まで市産材の使 用、利活用のために設計段階でいろんな話をもちろんされていたと思うのですけれども、その辺につ いてちょっと確認したいのですが、どのようになっているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 個人の住宅につきましては、市産材というようなことで補助をしてい る状況でございます。   この公共事業、市で建てるものにつきましては、やはりこの地域のそういう材木の流通を促進す るという意味でぜひ使いたいということもございます。ただ、いろいろ補助事業絡みでありますとい ろんな制約もございますので、それが使えるか使えないか、その辺も踏まえて最小の予算で最大の効 率ある施設を〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕つくるというのが我々の使命でありますの で、その辺可能かどうかしっかりと検討しながら、それぞれの絶対もう耐火とかそういう関係でだめ だよというところもありますので、その辺柔軟に対応しながら市産材を十分に使っていきたいという ことは考えておりますし、そういう方向で今後も公共施設についてはそういう制約をかけていきたい なと考えております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今副市長ちょっと誤解しているところあると思うのですけれども、県産 材の使用を例えば60%以上使えばこれだけの、今回の保内学童保育所の7,000万円の補助金を出し ますよといったときに、その県産材というくくりの中で市産材といって、市産材にメーンに持ってい ける方法はないものかという、そこは設計の段階で何とかできないものかということをお聞きしてい るのです。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 県産材そのものが市産材を包含しているわけでありますので、そういう使い 方を現在もしていると思いますし、ここで言うところのそれこそ今回の学童保育所につきましては、 そのような形で市産材を投入しているということであります。   林業加速化の交付金、今後続くかどうかわかりませんが、積極的にそういうことであらかじめ特 記仕様としてもうければそのような形になります。ただ、高上がりになりますので、その辺は財政力 と相談をしながらということになりますが、ぜひ積極的に活用をしていきたいというふうに思ってお ります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 確かに若干高くなるようなところがありますけれども、でも今回新聞の 報道ですと、本県など10都道府県と4市町村でつくる首長連合が14日の日に東京でクロスラミネ ーティッドティンバーと、CLT、この前も私南陽市の文化会館でCLT使っているのだということ で、どなたか見に行ってもらえたと思うのだけれども、そういうようなことで今東京五輪、オリンピ ックの選手村とかの関連施設で新潟県の知事も含めてこれを使ってもらいたということで運動をして います。CLTというのは、外国ではもうそれを9階建てとかそういうような形の高層の建築として 認めていると。日本は、去年から3年間計画で国がその何とか認めるための実証実験みたいのやって いて、来年、再来年ぐらいには実用化になるのでないかというふうに言われておりますので、それに 合わせてその東京オリンピックの選手村とかにCLTを活用してもらいたいという話だと思うのです が、新潟県の泉田知事がこのところに参画しているので、市長にも頼みたいのですけれども、何とか 泉田知事と協力しながらこの地域の、県産材といってもここが6割ぐらい占めるような状況にあるわ けですから、何とかそういうふうに需要創出のために市長も動いてもらいたいと思うのですが、いか がでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) まさに必要なことだろうというふうに思っております。   また、現在この前せんだって石破地方創生担当大臣も海外にCLTの現地視察ということで行か れました。そのときに、間伐の事業に伴います大型の機械の様子も映っておりました。いろんな形で 林業をしっかりさせること、そうすると林家がしっかりとそこで商いができる、なりわいが成り立つ ということにもなりますので、ぜひそこの部分に関しましては積極的に応援をしながら、またみずか ら動きたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私は、この地域の将来のためにやっぱり一番大事なところというのは、 地方創生とかいろんな形で言われていますけれども、若い人たちの雇用の場をつくるというのはなか なか非常に厳しいです。簡単には言うけれども、言っている〔質問終了時間5分前の予告ブザーあ り〕ことと現実的な面というのは、なかなか厳しいところがありますが、今言っているような林業の 再生ということは、農業の場合は国全体的な問題もあるのですけれども、林業の場合はある程度ここ の地域の考え方をきちんとまとめて国に持っていって、何とか予算づけしてもらいたいというような ことができる可能性があるのでないかと私は思っているのです。ということは、先ほど言いましたよ うに、このCLTが実用化されたりすれば、この地域は私はもう宝の山になるのではないかというふ うに思います。   そういうのを含めて、今回実は10月13日の日に理事者側と議会とでそのCLTの講演会も含 めて林業の活性化のために川上から川下の人たちは集まってもらって、何とか林業の活性化が村上市 でモデルとして何とかなるような形をつくろうということで今一生懸命にやっているのですけれども、 そういうようなことから何とかこのCLTという手法、工法を、市長も泉田知事もそうですし、国に 行ったときに、村上市ではこういうような形で一生懸命に頑張ってその地域創生のために力を皆さん で協力しながらやっていっているのだということを声を大にして言っていただくことによって将来に 結びつくような気がするので、残念ながら前議長がその森林環境税創設促進議員連盟の会長やってい たときに、私も議会の最終日に30分ぐらい一緒に話しして、それで何とか保安林とかの保全とかも そういうような若い人たちが準公務員的な形で管理することによって、ここは生まれ変わるよという 話をお互いにした経緯がありますので、何とか市長もその辺のところを目にとめていただいて、これ から国とか県にお願いしていっていただきたいと思いますので、最後にお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 長らく私も、全国森林環境税創設促進議員連盟の事務局の立場としての活動 もさせていただきました。その際にも、石破地方創生担当大臣ともいろんなお話をさせていただきな がら、林業の活性化、これが地方創生の軸だというお話も何回もいただいております。   まさに村上市は、その軸である林業をこのように多く抱えているわけでありますので、ここを生 かす、また再生をさせるということが非常に重要だなというふうに思っておりますので、議員ご指摘 のとおり私も事あるごとに関係要路に参りまして、そのことは強く訴えていきたいと思っております。 いよいよコンクリート、セメント等の鋼材から木材もそういうような形で建設資材として活用できる、 それがようやく緒についたわけでありますので、それをやっぱり率先して進めていくこと、これが情 報を発信することにもつながると思いますので、そんなことも含めながら地元のそういう部分、また 国全体としてのCO2の削減も含めて地球温暖化対策に資する部分だよということも踏まえて、国全 体の大きな流れの中にもそのことを強く申し上げていくような、そういう取り組みを進めたいと思っ ております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) よろしくお願いします。   以上で私の一般質問を終わります。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。           午後 1時49分  休 憩                                                        午後 2時05分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、21番、相馬エイさんの一般質問を許します。   相馬エイさん。           〔21番 相馬エイ君登壇〕 〇21番(相馬エイ君) これより私の一般質問をいたします。   質問事項1つ、まちづくりは人づくり、第2次村上市総合計画の策定について諮問されました。 「市民一人ひとりがここで暮らす」ことに豊かさや幸せを感じながら、誇りある暮らしの実現を目指 しています。まちづくりは人づくりです。職員の意識向上、政策能力向上にかかわっています。市長 のお考えをお聞きします。   2つ目は、岩船沖洋上風力発電事業についてです。岩船沖洋上風力発電事業には、地域的にも環 境的にも課題が多く、市民は情報が知らされない、関係者以外の人たちの意見を聞かないという声が あるなど、疑問や不安が広がっています。現在の状況は、今後の方向性はどうなるのでしょうか。市 長のお考えをお聞きいたします。   答弁をいただきました後、再質問をさせていただきます。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、相馬議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、まちづくりは人づくりについて、職員の意識向上、政策能力向上についての考 えはとのお尋ねでございますが、私もまちづくりは人づくりであり、行政を執行する市職員の意識や 政策能力向上が重要であると考えております。本市におきましては、市政参画意識の高揚と企画立案 意欲の向上を図るため、職員提案の制度があります。応募のあった提案を最終的には庁議で審議をし、 決定をしておりますが、これまで高齢者が運転免許証を返納したときの温泉割引制度を創設するなど、 採用となった案件もございます。職員には、こうした提案を積極的に行う中で意識改革にもつなげて もらいたいと考えております。   また、職員が企画立案、政策能力向上のために研修を受けることは重要なことであり、勤務能率 の発揮及び増進のために研修を受ける機会が与えられなければならないと地方公務員法第39条でも 規定されています。本市におきましても、研修に必要な予算措置を行い、毎年数多くの職員が多種多 様な研修を受講し、能力向上に努めているところであります。昨年相馬議員からご意見をいただきま した職員の自発的研修である国内派遣研修も、2組計6人の応募があり、9月と10月に出張させる 計画でありますし、研修後は報告会等を行い、本市行政の先駆的な運営に資するものと期待をしてい るところであります。   次に2項目め、岩船沖洋上風力発電事業について、現在の状況と今後の方向性はどうなるのかと のお尋ねでございますが、現在の状況につきましては、事業者が平成28年11月に予定をしており ます事業性評価に向けて調整を進めているところであります。具体的には、事業者による海底地質調 査を7月に終え、そのデータの取りまとめを進めているほか、今後予定している風況調査で必要とな る観測施設を建設するための準備や、計画海域内における岩船港利用航路と風車配置の調整を進めて いる状況であります。また、事業についての情報は、市報やホームページにおいて提供しているほか、 6月30日には市民講演会「地球温暖化と洋上風力発電を考える」を開催し、市民への周知、説明に 取り組んでおります。   次に、今後の方向性につきましては、近隣地域での説明会と各地区単位での説明会を10月ごろ に予定をしており、説明会を開催することで市民の皆様のご意見を広くお聞きするとともに、事業に 対する疑問や不安を一つ一つ解消していきたいと考えております。岩船沖洋上風力発電の実現に向け ましては、市民の皆様から事業に対する理解と協力を得られるよう、取り組みを進めることといたし ております。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ありがとうございました。   そこで伺います。職員提案制度が数年前から行われております。ここ去年、ことしで結構ですけ れども、何人ぐらいの職員が具体的に提案をしているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡辺正信君) 平成25年度につきましては12人ほどです。12件の提案がありま した。平成26年度につきましては、まだ整理していないのですけれども、同じぐらいの提案があっ たというふうに理解しております。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 今平成26年度整理していないということでしたけれども、今平成27年度 ですよね。平成26年度の決算がこの9月議会なのに、どうして整理されていないのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡辺正信君) 大変仕事のほうおくれていまして恐縮なのですが、でき次第報告し たいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 細かいことだから、意外と重要性というかそういうのを感じていないのか もしれませんけれども、決算ですので、平成26年度の実態というのは決算に報告されなければなら ないことだと思いますので、以後気をつけていただきたいと思います。   そこで伺います。国内研修、先ほど議長から答弁がございました。大事なことだということで、 予算づけをお願いいたしました。約30万弱予算がついたと思います。それで、2班6人、何課と何 課の職員がどのような国内研修で手を挙げられたのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) それでは、お答えします。   まず、1グループですが、保健医療課の職員2名、それから神林支所の保健師1名、合計3名で、 長野県の松川町のほうに出張行くと、視察に行くということでございまして、視察内容が乳幼児の健 康教室等でございます。それからもう一グループ、税務課職員2人、それから学校教育課1人、3名 でございまして、千葉県の山武市のほうにおいでになりまして、債権徴収の一元化を研修するという 予定でございます。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 国内研修、合併になって初めてということもあって、2組6人だったのか もしれませんが、担当の総務課としては何組何人ぐらいが手を挙げると予想していたのでしょうか。 まあ初年度だからこのぐらいかなみたいな、そういう構えでいらっしゃったのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 私としては、もっと数が多く出てくるのかなというふうに思っておりま したが、何分初めてでございますので、当初予算内に納まったということで思っております。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 研修に行った人たちのその研修の成果というか、それはどのような形で全 職員に意識づけられるのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 報告会等で全職員に周知したいと。報告会ができない場合は、掲示板等 を使いまして広く職員に周知したいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 7月17日、新市長の名で村上市総合計画審議会に諮問がされました。そこ では、新たな視点によるまちづくりの推進と地域を支える上で最重要かつ喫緊の課題である人口減少 問題への対応が必要となっていますとあります。そして、市民一人一人がここで暮らすことに豊かさ や幸せを感じながら誇りある暮らしの実現を目指す第2次村上市総合計画の策定について諮問します とあります。言葉はやさしいのですけれども、実際これをどう企画し、つくり上げていくかというこ とは、非常に難しいのではないかなと、私今職員でありませんけれども、議員の立場からちょっとそ んなふうに受けとめております。   そういう点で、市長のお名前ですので、市長に伺いますが、新たな視点によるまちづくりという のは、具体的には新たな視点とはどのようなことをお考えなのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 私たちは、平成20年に5市町村での合併をし、7年を経過をさせていただ きました。それだけでいろいろな課題も見出すことができましたので、安穏として過去のことを、過 去に学ぶことは必要でありますけれども、そこにとらわれることなく、その先を見据える目という意 味で新たな視点という表現を使わせていただきました。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 市民一人一人がここで暮らすこと、それはわかります。ここで暮らすこと に豊かさや幸せを感じ、そして誇りあるということは、言葉としてはわかるのですけれども、具体的 にはそれを市民が感じるための政策づくりという点では非常に難しいというか、これからある部分期 待している部分もあるのですけれども、どういう点でこの豊かさや幸せを感じながら誇りある暮らし の実現をという点でご自分自身イメージされていらっしゃいますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 村上市にかかわらず、それぞれ地方公共団体はそういうその難しい問題に取 り組んでいる、これが行政のあり方だと思っております。   私今回選挙戦を通じまして、一人一人の幸せという表現を使わせていただきましたけれども、一 人一人の幸せというのは、その価値観も違うでしょうし、その幸せの感じ方も違います。そういうよ うな多様なものに全て応えるというのは非常に難しいということは承知でありますが、それに向かわ なければならないというのも行政の責務だと思っておりますので、そういった意味合いから一人一人 が豊かさを感じる、この豊かさにつきましても、経済的なものであったり、心であったり、いろんな ものがあると思いますので、そういうその一つの豊かという表現の中での多種多様なものにしっかり と応えていきたいという、そういう思いで施策を進めたいということであります。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで、総合計画基本構想の素案のまちの将来像に人を引きつける魅力に あふれ、笑顔と元気があふれるまち村上市、そして目標は住み続けたい、住んでみたいと思う村上市 をつくるということで、政策理念として4つの文章が載っています。   そこで、村上市の職員の人材育成の村上市の人材育成基本方針、平成23年3月に作成されたの がございますが、現在もこれを基本としてということでやられているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) そのとおりでございます。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 他の自治体、何か参考になるのないかなと思って調べましたら、新潟市で は今年度改定をしております。そこで、これからの地方行政に求められるものとして、これからの地 方行政には地域のことに関しみずからの権限、責任において決定し、実行していくことが求められて います。言いかえれば、市民のニーズを的確に踏まえて将来を見据えた施策をみずからの力で構築し、 実施していくという責任を負うということです。このような自主的、自立的な行政運営の実現の成否 については、人材をいかに育成し、活用するかにかかっていると言っても過言ではありませんという 形で、そして改正の中の言葉がございます。そして、目指すべき職員像の中に、地域の変化や市民の 声を行政の意思決定過程に取り込み、政策形成することができる職員、自発的に問題意識を持って自 己啓発に取り組む職員、高い専門知識と実務能力を持つとともに、総合支援ができる職員とあります。   そこでお伺いしたいのですが、村上市は、この今の国を取り巻く情勢、そしてこの村上市が抱え る課題を含めて村上市の職員人材の手本というのでしょうか、基本方針をいつぐらいまでこれを活用 し続けたいと考えていますか。新潟市のように、今の情勢、今のこの課題をしっかりと捉えられるよ うな基本方針に変えていきたいというようなお考えはお持ちではないですか。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 現在の人材育成基本方針の中にも、新潟市同様に政策形成することがで きる職員ですとか、自己啓発に取り組む職員ですとか、それから相互支援ができる職員、この3本柱 で動いておりますので、大幅に変えようという気は、計画はないわけでございますが、ただ総合計画 の改定に伴って、行革大綱も一応改定を迎える時期になっております。あわせて、この人材育成の基 本方針も見直す時期に来ているのかなと思いますが、大幅に変えるかどうかにつきましては、今答弁 は控えさせていただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで伺いますが、職員間の例えば自由なこの意見交換というのでしょう か、自分はこう考えると、課を超えてのそういうようなそのシステムというか体制というのはあるも のなのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 制度設計したものはございませんが、職員みずからが課を超えて縦割り 行政でなくて横の関係を結んでいくということは大変重要なことだと思いますし、それが国内研修と か、それから階層別研修、決まり切った研修よりも成果が上がるものと考えております。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 例えばでこれからちょっと例出させてもらいますが、去年の6月と9月に、 歩いて美しい城下町村上という100選の中に村上市が入っているのです。それで、観光客も多くい らっしゃいます。ところが、歩いてということになれば当然道路を見るわけだし、道路を歩くわけで す。それで、6月と9月に観光で生きるまちにしては、まちの道路が汚いし、雑草も多いというよう なことでちょっと質問いたしました。そのときに前市長が最後に、予算の問題だけではないでしょう という形で締めくくられたのです。つまりそういうものだと思うのです。予算がふえれば、確かにそ れはある程度進むかもしれませんけれども、担当の職員の人が本当に汗を流して一生懸命お祭り前な んかきれいに草刈りもしてくれましたし、私も牛沢線のあの坂は一緒に2時間汗を流しました。しか し、あの道路維持の職員の人たちだけの問題ではないと。観光客を心からおもてなしするというか、 迎えるまちのあり方として、ごみや犬のふんは確かに今まで条例つくったりしていますので、見当た らなくなりましたけれども、やっぱり雑草が非常に多いという、それはその担当課だけの仕事なのだ という意識がまだまだ庁内にあるのだろうと思うのです。そういう点で、例えば自治振興課ですか、 まちづくり協議会、それから環境課、かつての村上市は美化推進委員会というのがあって、各町内か ら委員さんが出て、そしてまちに責任を持って対応していた。ところが、合併になってからその委員 会がなくなったのです。   そんなこととか、あと商工観光課。商工観光課は、商工観光課としてやっぱりきれいなまちで観 光客を迎えるために、商工観光課の職員としてどういうことを考えればいいのかとか、道路の雑草一 つとっても、一課の問題ではないという、そういうことが自由に何とか委員会なんていう形で正式な 会議しなくても、自由に意見交換するような場というのはつくられないものかなと、そういうふうに 私前々から思っているのです。例えば市報担当の部署だったら、いつも決まった小さな場所にコラム をつくって、そして小さな親切で観光客を迎えようとか、例えばの話。そんなちょっとした標語を常 にそこに出すことによって、市民の意識が向上するのではないか。自分の家の周りをきれいにしよう とか、自分の会社の周りをブロック塀の下の雑草をちょっと片づけようとかという企業も、個人も意 識が備わってくるのだろうと思うのです。そんなようなことができないものでしょうか。それはどこ、 総務課に聞けばいいのでしょうか。それとも、どこに聞けばいいかわかりませんので、総務課の課長 にお聞きします。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 大変ごもっともなご意見だと思います。   先ほど相馬議員おっしゃったように、市長が先ほど答弁しましたが、幸せとは何か、この村上市 に住んでいてよかったというまちづくりはどういうものかということがそこの中に隠れているのだろ うと思います。でありますので、職員が建設課で1,500の眼でというふうなことで、1,500の眼でそ の地域を見詰め直すということもありますし、それから自治振興課でいえば、まちづくり協議会が協 働して村上市の環境を守っていこうではないかという運動もあります。ですから、市民こぞってこの まちをよくしよう、おもてなしを築き上げようということでまちが活性化していくのかなというふう に考えております。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 先ほど鈴木いせ子議員がにおいの問題で本当に情熱込めて迫力ある質問さ れました。ここに住むことに豊かさや幸せを感じながら誇りある暮らしの実現をというのは、そこに 住んでいて目の前にそういう施設があって、毎日のようににおいがするというのは、まさにそこに暮 らす人権というのでしょうか、その暮らすことに阻害しているわけです。そういうことがあってはな らないと。環境課や農林水産課だけの対応ではないのだろうと思うのです。やっぱりそういう環境が この村上市にある。そして、そのにおいは、岩船でも瀬波温泉でも私が住んでいるところでも、雨が 降った日とか風の関係ではにおうのです。やっぱり観光のまち、そしてこの村上市がそれを抜本的に やっぱり解決するような行政間のチームづくりというのでしょうか、抜本的に解決する、市長は前向 きの答弁さっきされていましたけれども、それだって職員の意識向上、政策能力がどういう形で発揮 されるのかということに私はかかわってくるのだと思うのです。   ですから、今6人の2組国内研修、手を挙げられたようですけれども、本当は環境課あたりがこ ういうこのにおいの公害対策を解決している自治体がどういう形で本当に動いて、そして住民に安心 してもらえるような政策をしているかみたいなのを、環境課だけではなくて他のかかわるような課か らも、来年はぜひ手を挙げていただいて、全国ではきっと解決しているところはあると思うのです。 やっぱり他の自治体から学ぶという姿勢をぜひこの村上市の職員の皆さんに意識づけていただきたい と思います。そのためには、やっぱり職員が減ってきましたよね。それで、もう限度ではないのかと。 やっぱり職員の皆さんが仕事をする、昼休みも仕事をしています、きっとわからないかもしれません けれども。昼休みもパソコンに向かって仕事をしている職員さんがいると。やっぱり昼休みはある程 度気持ちを切りかえる、リラックスするための昼休みだと思うのです。ところが、昼休みもパソコン を打たなければないような忙しさなのかなと、私はちょっと脇で見ていたのですけれども、職員を減 らすことは、今後きちんと反省というのでしょうか、これでいいのではないという立場に立って、や っぱりしっかりと職員の定数のあり方みたいなのを考えていただきたいと思います。   そして、以前にも会派代表の質問のところで申し上げました畑山義弘氏が時事日報で地道で賢い 地方創生が何よりもこれからは大事だと。地域の特性を生かし、地域で考え、市民とともに行動する 自治体こそ生き残っていけるのだというふうに述べています。市長、いろいろと申し上げましたが、 どんなふうにお考えでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) まさに平成20年の合併のとき、そこを選択したのだというふうに思ってい ます。市民協働のまちづくりということで、これまでもずっと努めてきました。行政だけができるも のでもない、市民だけができるものでもない。お互いが協働することによって、新しいまち、すみよ いまちがつくり上げられていくということでありますので、そこのところを踏まえてこれからも進め ていくということが大切だなというふうにも思っております。   議員ご指摘の部分につきましては、それぞれごもっともだと思っております。就任をして一番最 初に職員の皆さんに申し上げましたのが、庁議の席で政策的に各課で取り組んでくれというお話をし ました。市長は、最終的に決断をしなければなりませんけれども、市長が決断をするまでに政策が行 われないということではなくて、課長一人一人がみずから政策を実行する、施策を展開するのだとい う意識で取り組んでくれということを申し上げましたので、そうすると必然的に職員の能力は高いレ ベルで維持をしていかなければならないというふうに思っております。そんなことも含めながら、た だ定数につきましては、物理的なボリュームがありますので、私も議員同様限界は超えているのかな というふうに思っておりますので、しっかりとそれは再構築をさせていただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 次に進みます。   前回7月議会で私の一般質問でお聞きしました。6月28日、岩船漁業協同組合の幹部と協議し、 洋上風力発電の可能性エリアの提示を依頼しています。そして、その漁協に提示を依頼したというの は、何をもって依頼したのでしょうか、環境課。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 6月28日というのがちょっとよくわからないのですけれども…… 〇21番(相馬エイ君) 声聞こえません。 〇環境課長(中山 明君) 6月28日というのは。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 平成25年の6月10日、安田教授が県庁を訪問し、協力依頼を要請し、そ して環境課に岩船、村上市と粟島浦村を紹介しましたとあります。そして、6月28日、岩船漁協組 合の幹部と協議して、可能性のエリアの提示を依頼したと。その段階で可能性のエリアをなぜ漁協に 依頼したかと、そのことをお聞きしたいのです。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 漁場がなくなるという、そういう意味から岩船沖での洋上風力に可能性 のある地域を漁協としても示したいという話でございます。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) それで、そして素案が提示されました。そして、そこにいた人たちは、ど ういう人たちが協議の場にいらっしゃいましたか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) そのときは、私どもとそれから漁協の役員の方々でございます。 〇21番(相馬エイ君) 何人。 〇環境課長(中山 明君) 今具体的にはですけれども、漁協の役員の方は四、五名だったと思いま す。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで、洋上風力発電の事業化に当たり、風況調査をしっかりととりたい ということで、1年間先延ばしになりましたよね。それで、推進委員会のときこのように説明してい るのです。風況観測は、より正確なデータをとるために本年7月から1年間岩船港付近計測するとい うことになったとありますが、7月からという計画だったようですが、実際その風況等はどのような 状況になっているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 先ほど市長答弁でもございましたけれども、今のその風況等の観測施設 の建設するための準備をやっておりまして、まだ風況調査には着手しておりません。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 村上でやろうとするのは、陸の風力発電事業ではありませんよね。洋上で すよね、1キロだったのが2キロに変更して。なぜ、前にもちょっとこの質問しましたら、洋上では 1億数千万その風況塔を建てるにお金がかかる。だから、陸地に建てるというたしか課長の説明でし たけれども、なぜ海の2キロのところに建てる洋上風力の風況調査が陸地に建ててそこの調査をする というの、違いがあるのではない、陸に建てる風力発電だったらそれは説明がわかるのですけれども。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 当然海の中の1キロ先で発電するわけですけれども、その場で風況調査 したほうがベストなわけでございますけれども、前にも申し上げましたようにコストの面等で陸上で その高さのところまで鉄塔を建てて、それで海の中に換算するような形で風況調査するというふうに 聞いております。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで、代表会社の日立造船株式会社から、一般海域における洋上風力発 電設備の設置に関する法的根拠づけという形で要望が担当課に出ております。それは、具体的にはど のような内容になっているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) それは、4月の推進委員会での要望だったかと思いますけれども、岩船 沖のエリアが一般海域というところになってございますので、その中で事業を推進するに当たって、 果たして一般海域のままでいいのか、新たな法律が必要なのか、その辺を含めて村上市の協力を得な がら今後進めていきたいというようなことでの要望でございました。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 安田教授が私どもの議員に説明したときは、港湾区域は農林水産省と国土 交通省の関係があると。一般海域では、そういう縛りがないので、村上市でできるのがそれが先例に なるのだかのような、いとも簡単にできるような教授のお話でした。そうしますと、一般海域は具体 的にはどういう法律……法律が今のところないのかもしれませんけれども、具体的にはどのような手 順で国や県との対応が必要なのですか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 今のところ法律がないと申し上げておりますけれども、国有財産の部分 でございますので、国有財産の許可の部分は今現在あります。   これからやろうとするのは、その中の法律だけで進めることができるのか。あるいは、先ほど言 いましたけれども、別の法律あるいは港湾法を拡大して進めることができるのかということで、簡単 ではございません。これからいろいろその国との協議も進めながら進めていくことになります。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 非常に難しいと、そういうふうに受けとめておきましょう。   それから次に、航路位置及び航路幅の決定のための調整、これはこの推進委員会の報告の中で航 行安全委員会という名前が出てきますが、この委員会の構成の人たちはどのような人たちでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 航行安全委員会と申しますのは、航路が具体的にある程度の方向づけが された後に、第三者委員会として立ち上げていく安全委員会でございますので、今具体的にどの部署 が入るということはちょっと申し上げられません。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで、ちょっと担当にお聞きしたときには、それなりに海に関係する関 係者、事業者、村上市と調整中だそうですけれども、現状はどのような現状になっているのでしょう か。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 4月から航行安全委員会の前の段階の準備会といいましょうか、その調 査というか、調整を進めている会議が各関係機関と進めてございます。それは、岩船漁協さん、それ から岩船港の利用協、それから粟島汽船、その中に事業者も入って、私どもも入って調整を現在まだ 進めている途中でございます。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ちょっと耳に入った話では、非常に航路の部分で話し合いがちょっと行き 詰まっているというか、非常にこの部分で難航しているというようなことをある議員が飲み会のとき に何か話ししていたというようなことをちょっと耳にしたのですが、そういうのは実態はどんなこと で今話し合いがされているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) それは、今ほど申し上げましたように4月から進めている調整でござい ますが、今回のエリアの中に粟島汽船が航路がありますので、その関係でその航路の方向、位置等に ついてまだ調整中だというところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 調整中ということは、具体的にはどういう話が今されているのですか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 具体的には、事業者が出した航路の事業者提案というものがありますけ れども、それで粟島浦村のほうとどうだろうかというような具体的な調整に入っております。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) いいことにしましょう。   それで伺いますが、短縮化の働きかけというのもありますよね、要望事項で事業者から村上市に 対して。それで、事業の早期実現のため、環境影響評価の短縮化の働きかけを村上市からやっていた だきたいということなのですが、こういうことは村上市としてできるのですか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 具体的なその上部の環境省とかの陳情とかはまだやってございませんが、 以前から申し上げております環境アセスメントの基礎情報調査ということで昨年から実施しておるも のがあります。これが環境アセスの短縮につながっていくものと考えるところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 平成26年9月から平成27年3月まで環境省の環境アセスメント基礎調査 が行われましたね。それの調査の結果は、結果が出たら議会に、そして市民にきちんと報告するとい うことをこの議場で約束されているのですが、それはもう終わっていると思いますが、どういう状況 になっているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) この基礎情報の報告書でございますけれども、私どもも常に環境省のホ ームページを見たりしているのですけれども、たしか7月だったと思いますけれども、もう既に公開 されていたということがわかりまして、その情報を得ているところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 担当課として市民に、それから関係者に、きちんと議会にやっぱりどうい う調査結果だったのかという報告する義務があると思うのですが、そういう点ではどのような対応を しようと考えていますか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) ちょっとおくれていますけれども、市民の方々、それから議会の方々に は報告するようにこれから対応してまいります。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) どうしたら調べられるということで、私出し方聞きました。それで、三百 何十ページで非常に分厚いので、全部は出せませんでしたが、重要なところだけちょっととりました。 村上のこの環境調査の結果の中の重要な自然環境のまとまりの場という項目がございました。環境影 響を受けやすい地域としては、藻場というのでしょう、藻場、自然度の高い砂丘植生が挙げられ、一 旦改変を受けると回復しにくい弱い環境である。また、環境保全の観点から、法令等により指定され た地域としては自然公園、自然環境保全地域、鳥獣保護区、保安林等が存在する。さらに、法令等の 指定はないが、地域により重要な場として河口域が挙げられ、河川と行き来する魚類の移動経路、ヒ ラメ稚魚等の着底場として重要であるというようなまとめがある部分に載っておりました。こういう ことが受けて、今後それぞれのところで研究されるのだと思います。   そして、村上市の〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕研究会が推進決議を上げました。 推進決議というのでしょうか、やっていただきたいという。そのときに6つの項目が、課題がござい ました。その課題に対するいろいろとその項目がそれも出ております。全部は、ちょっと時間の関係 で申し上げられませんが、鳥類の移動に対する影響ということで、日本海側における鳥類の渡りのル ートになっていると。バードストライクの可能性がある。夜間の移動も多いと言われているため、昼 間だけではなく夜間の調査も必要。それから、三面川河口から岩船港にかけての海岸沿いには、重要 植物である〇〇〇と書いて名前が出ていないのです。多分盗まれると悪いからなのでしょうか、生育 しているということ。それから、藻場への影響が大きい。それから、三面川の遡上に関しては、工事 による濁りの影響については慎重な配慮が必要。河口域における影響は、先ほど言いました。ヒラメ の稚魚が定着していることが知られているということ。それから、景観では夕日を背景にした場合の 風車の影の影響についても検討が必要。それから、海岸浸食については、風力の数、基数が多くなり、 また設置する場所によっては、局所的な砂の浸食や堆積を講じる可能性があるというようなことまで。 それから、モデル地区では海産哺乳類の分布が知られているというようなことで、工事中のロープ等 に絡まり溺死する可能性があるため、今後移動経路については十分調査する必要があるというような ことで、非常に具体的な課題が多いということがこの環境省の調査結果の中に、本当の部分的ですけ れども、出ております。これ、こういう調査結果だということを受けて、市長はどのようにお考えで しょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然自然環境の中にそういう人工の工作物を導入していく格好になるわけで ありますから、非常に大きな影響がある、その可能性をしっかりと調査をするということは大切だと 思っております。   今現状分析の形の中の評価だと思いますので、今後そこをきちんとアセスかけていくということ だと思います。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで伺います。   安田教授らが胎内市に洋上風力の話を持ちかけているというようなことをちょっと聞いたのです が、どのようなことになっているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 安田先生は、やはり日本のその洋上風力発電の推進という立場から、岩 船沖だけではなくてそのほかのところにも推進をしていくというスタンスで山形のほうにも行ってい るようですし、胎内のほうにも行っているという情報は聞いております。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 具体的にはどのような、何基ぐらいで何キロ先というふうなふうに聞いて いますか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 胎内のほうの具体的な構想は聞いておりません。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 1キロから6キロ、そしてその中で100基だそうです。この話は、先日胎 内市の全員協議会で総務課長さんでしょうか、安田教授からそういう話が持ちかけられていると。胎 内市として可能性を探りたいということで、話があったのはそれだけだったそうです。具体的な内容 については、触れられなかったようでありますが、100基で1キロから6キロの先だそうです。   そこで伺います。以前にもこの議会で能登半島の輪島でしたっけ、鯖江でしたっけに村上に安田 教授が話を持ってくる前にやっぱり洋上風力発電で議会や地域の人たちに話をかけているのですよね。 〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 話があったと聞いています。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) ですから、そこでは漁業関係者からの反対で実際実施までいかなかったと いう環境課長のお話でした。この地域の日本海の海を名古屋大学の安田教授、そして実際事業をやろ うとする日立造船を初めとする日本を代表する金融機関、大手ゼネコン、こういう人たちが胎内から 村上の三面川河口まで、合わせれば約150基です。幾ら事業のため、もうけのためといっても、こ んなことが許されるのでしょうか。どなたに聞いても、答弁なんてできないと思いますけれども、余 りにもひどいと。日本海は、我が物顔のような非常にそういう態度だということで、私はちょっと怖 い気がしています。   それで伺います。数年前に岩船漁協の新潟漁業協同組合岩船港支所に洋上再生可能エネルギー利 活用アドバイザーとして菅原純さんが駐在いたしました。環境課長に聞きますが、この菅原純さんは どのような国家試験というか、専門の資格をお持ちなのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 専門の資格は私ご承知しておりませんけれども、洋上風力発電にかける 思いという形では、地球温暖化の防止とあわせて3.11の原発事故を契機にした再生可能エネルギー の推進、これについては地元の岩船の出身ということで、強い思いを持っているということで承知し ております。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) 前環境課長にしつこく、しつこくお聞きしまして、この方は本間組の東京 支店の職員の方でいらっしゃいますよね。そして、今回このグループ企業というのでしょうか、その グループの中に本間組も入っています。その方が数年前から岩船港支所に駐在していろいろとお仕事 をなさったと、そういうことでちょっと現状、では国家試験とかそういうものの確認は、環境課とし てはつかんでいないのですね。思いはあるということは何となくわかりますけれども、つかんでいな いのですね。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 資格等は把握してございません。 〇議長(三田敏秋君) 相馬エイさん。 〇21番(相馬エイ君) そこで伺います。   時間も少なくなってまいりました。これで終わろうとは思いません。とにかく胎内市に100基、 1キロから6キロ先ということで話を持ちかけているというこの名古屋大学の安田教授が非常にこの 行動がこっちでだめだったらこっち、こっちで、村上がまだだめだとは言っていませんけれども、非 常に日本海どの海も自分たちが事業化できるのだというような形で行政に働きかけているという実態 が今でおわかりになったと思います。そこで、この環境省の報告にもありましたように、この洋上風 力の事業は、非常に自然を壊すと。自然というのは、壊してしまったらもう後戻りができない。取り 返しがつかない。私たち人間は、自然によって、自然の成り立ちによって今日まで生かされてきてい るという。この村上の地産地消の魚がおいしいというか、ここに観光のまち、そして自然が豊かなま ちとして生きてきたのも、自然を大事にしてきたからこそ今日があるということを私は言いたいと思 います。そこで、時間ありませんが、新市長、私の言っていることは間違っているでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先ほど関連で申し上げましたけれども、過去に学びながら、それが私たちを 育ててきたのはこれは紛れもない事実であります。そこに住まいをする私たちは、これから未来に向 かって新しい目線で物事を見ていく、これも非常に重要なことだと考えています。 〇21番(相馬エイ君) 終わります。   次、再度引き続き次の議会にもさせていただきます。しつこいようですけれども、村上市にとっ て非常にこの事業は大変な大きな影響を持つということで次も質問させていただきます。〔質問時間 終了のブザーあり〕終わります。 〇議長(三田敏秋君) これで相馬エイさんの一般質問を終わります。   午後3時10分まで休憩します。           午後 2時55分  休 憩                                                        午後 3時10分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、24番、山田勉君の一般質問を許します。   山田勉君。(拍手)           〔24番 山田 勉君登壇〕 〇24番(山田 勉君) きょうは、一番最後の質問となりますが、よろしくお願いします。鷲ヶ巣 会の山田です。議長のお許しをいただきましたので、ただいまから一般質問させていただきます。   1点目、介護老人福祉施設について、@、施設に入所したくても満員で順番待ちの状態ですが、 特別養護老人ホームの入所待機者については、私が質問した平成25年10月では598人、その後平 成26年8月では602人と横ばいでしたが、現在はどのようになっているのか伺います。   A、介護老人福祉施設の職員の研修状況を市ではどのように把握されているのか伺います。   B、これから介護保険施設の従業者が不足することが心配されているわけですが、従業者の増員 等入所待機者減少のための取り組みについて伺います。   2点目、荒川総合運動公園について、荒川総合運動公園は本格的な野球場、テニス場を初めとし て多目的グラウンド、小川を初めとする憩いの施設や、主に高齢者が釣りなどで利用する池があり、 老若男女が集う施設となります。最近ではまちづくり協議会の花いっぱい運動でラベンダーを植える など、注目度が高まっております。施設の特性上、水遊びでぬれた衣服の着がえやスポーツ前後の着 がえに関しては、施設に適した場所がなく、特に雨天等では難儀している状況です。そこで、今後よ り一層の利用拡大と地域の中核施設として管理・維持をしていくためには、時代のニーズを取り入れ て改修していくことが必須と考えます。そこで、簡便なものでも構わないので、更衣室の設置及びシ ャワー設備の設置を要望しますが、市長のお考えをお伺いします。   答弁の後、再質問させていただきます。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、山田議員の2項目のご質問について順次お答えをいたします。   最初に1項目め、介護老人福祉施設についての1点目、施設入所が順番待ちの状態だが、現在の 待機者数はどのようになっているかとのお尋ねについてでございますが、特別養護老人ホームの入所 は、制度改正により今年度から原則要介護3以上となっており、現時点での待機者数は523人とな っております。   次に2点目、介護老人福祉施設の職員の研修状況をどのように把握しているかとのお尋ねについ てでございますが、介護事業所の職員の研修は、介護事業者が行う内部研修と職員が研修に出かける 外部研修があり、各事業所の職員が受講した研修につきましては、県や市が行う実地指導の際に確認 しております。なお、研修機会等の提供は、職員の資質向上に必要であり、その結果サービスの向上 や職員自身の処遇改善へとつながっているものであります。本市では、今年度も昨年に引き続き介護 支援専門員を対象に介護サービス計画作成についての研修会を予定しており、国や県から研修会に関 する情報提供があった場合、その都度介護サービス事業所へ情報提供を行っております。   次に3点目、介護保険施設の従業者の増員等入所待機者減少のための取り組みについてのお尋ね についてでございますが、介護を行う人材の確保につきましては、全国で2025年には約38万人不 足するとの報道もあり、全国的にも深刻な問題となっております。県では、今年度から地域医療介護 総合確保基金を活用した介護人材確保対策事業に取り組むこととしており、人材の裾野の拡大策とい たしまして、進路選択学生等支援事業や介護職員初任者研修受講支援事業、潜在有資格者の再就業促 進策といたしまして、潜在的有資格者等養成支援事業などに取り組むことといたしており、人材確保 が図られるものと期待をいたしているところであります。   なお、本市といたしましては、県が行うこれら介護人材確保対策事業の情報提供に努め、市報等 でお知らせをしてまいりたいと考えております。   次に、入所待機者の解消の取り組みについてでございますが、第6期介護保険事業計画におきま して、平成28年度と平成29年度に地域密着型特別養護老人ホームを2カ所、認知症対応型グルー プホームを4ユニット整備する予定でおります。また、在宅での生活を支援するため、泊まりもでき る小規模多機能型居宅介護施設2カ所も整備をすることといたしており、現在施設整備事業者の公募 を行っているところであります。   次に2項目め、荒川総合運動公園については、教育長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、山田議員の2項目め、荒川総合運動公園について、今後より一 層の利用拡大と地域の中核施設として更衣室及びシャワー設備が必要ではないかとのお尋ねについて でございますが、荒川総合運動公園の多目的グラウンドの管理棟には男女それぞれの更衣室はありま すが、更衣室内にスポーツ備品も保管しているため、更衣室としては半分程度のスペースが利用でき る状態となっております。施設の倉庫部分が狭く、各種スポーツ備品がふえたため、あいているスペ ースを活用して備品管理をしている状況ですので、シャワー設備を含め利用者のニーズや施設の利用 状況を考慮し、今後検討してまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   家で介護をするのは限界があるわけでございます。順番待ちをしている方が市長の答弁でも523 人いらっしゃるということでございます。それも、3級以上ということでございます。順番待ちをし ている方は多いのですが、介護度によっては年齢など家族的な問題もあると思うが、どのように入居 順序を決めているのか。あくまでも、順番待ちで対処しているのかどうなのか、ちょっとお尋ねした いと思います。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 新潟県の特別養護老人ホームの入所指針というのがございます。こ れに基づきまして、各施設では入所検討委員会、これを立ち上げまして、そのメンバーとしまして施 設の職員、それから透明性、公平性の観点から施設以外の職員の方、市の職員、それから地域におけ る医療、福祉に精通した者というようなことで、それ意外ということで民生委員さんあるいは区長さ ん、そういった方が入っておられます。   それで、入所については、入所順位の評価基準というのがございます。その中で、1点目は介護 の必要の程度、要介護とそれから認知症などの不適応行動ある、その項目によって点数化されるわけ でありますが、その部分が1点目と、それからもう2点目としましては、在宅サービスの利用度、こ れによりまして点数づけもされます。それから3点目としましては、主たる介護者、家族などの状況、 そういったことの項目に該当するかどうか、それを点数化しまして、それを合計して高い順に入居の 順位をつけるというようなことで対応しております。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   村上でも村上福祉会、今後どのように、いろんな会議があると思うのですが、待機者の削減につ いてもその中で福祉会としては話ししていらっしゃるのですか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 村上市と岩船福祉会との話し合いは特にしておりません。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) この福祉会の役員というか、どのような方がいらっしゃるのですか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 岩船福祉会の役員という…… 〇24番(山田 勉君) はい。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 理事者あるいは評議委員というようなことでございます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) いろんな面で少しでも平等に順番待ちしている人にどうかひとつお願いし たいと思います。   それから、これによって入る人は、やっぱり少しでも安いところへ入りたいものだから、できれ ば岩船福祉会のたかつぼとかさつき園とか、少しでも安いところへ入りたいということで、費用につ いてはどのぐらい、級によって違うでしょうけれども。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 介護度5で、それから住民税非課税、それと年金が80万以下、こ の方がまず高額で、第2段階に該当する方でありますが、この方だとたかつぼみたいな広域で多床室 ご利用になっている方については、4万7,800円ぐらいであります。それから、ユニット型につき ましては、若干高くなりまして、6万1,300円ぐらいでございます。それから、要介護5で市民税 課税の場合でありますけれども、この場合は高額が4万4,400円と、合計で……済みません、第4 段階でありますけれども、多床室が10万1,020円、それからユニット型が13万7,320円というよ うなことであります。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   値段的には本当に実際問題、年金で支払えるかというとなかなか厳しく、子供さんがたてかえる ようなところもあるみたいですが、施設によっては本当バランスが、福祉協議会の場合はちょっと安 いと聞きますし、また一般で個人経営だと結構高いということを聞きますが、なるべく安いところに 入りたいということなのですが、市長、こういう一般の方が今いろんなのができていますが、それに 対しての補助はこれからどんな考えですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今ほど課長申し上げましたとおり、介護度の認定によりまして客観的指標に よって、施設の規模また機能によってそれぞれ利用する金額が異なるという制度でございますし、ま た民間の皆様方が介護老人福祉施設という形でいろんな取り組みを進めておりますけれども、これは またそこのところを補完するのみならず、少なからず高齢になってから介護を要する方の生活をしっ かりと支えていくという部分をターゲットにしているというふうなこともありますので、その辺のと ころはそれぞれすみ分けをしながら社会福祉の資源でありますので、村上市に多く存在していただく ことは大変ありがたいなというふうに思っております。   そこのところを利用するに当たって、その補助の制度を設けることができるかどうかということ でありますけれども、これにつきましては、先ほども申し上げましたとおり、体力がある方が利用さ れる施設もあるわけでありますので、慎重にその辺のところは制度設計も含めて検討をいたしてまい りたいと考えております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   それでは、2点目に入らさせていただきます。荒川総合運動公園についてどのような団体、野球、 テニスとかそのほかいると思いますが、今現在どのような方が使用していますか。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 主にテニスコートを利用される団体が大変多く利用されておりまし て、あと野球場は利用率としては低くて、年に多くても10団体程度、それから多目的グラウンドに なりますと、またちょっと少ないというような状況でございます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 人数としては、数的にはそんなにないのですか。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 正確な数字をちょっと持ってきておりませんで申しわけございませ んが、夏休みとかになりますと、もうテニスコートは午前も午後も取り合い、それが高校生とかが大 変多く利用していたというのは確認しております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) その利用金額なんかは決まっているのですか。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 条例によりまして料金を受け取っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 特に県外の人が野球で交流、練習するとか、そういう方が現にいらっしゃ るわけ。それとも、やっぱり値段的にはあれなのですか、無償に近いのですか。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 市外利用の方につきましては、市民よりも割高で料金をいただいて おります。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 値段的にはどのぐらいの。団体としてなのですか。また、個人、個人の値 段が違うのですか。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 野球場につきましては、1時間700円という料金が決まっており ます。それから、多目的グラウンドにつきましては、団体500円、個人100円というような料金で ございます。   それから、荒川のテニスコートは、1面1時間につき400円というふうに条例で定められてお ります。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   それから、昔は梨木の堤池といいましょうか、昔は管理人がいて釣り堀、そして昔ライオンズと、 今あると思いますけれども、年に1回ぐらい池の掃除をしたりやっていたみたい。今現在は、どのよ うな管理になっているのですか。 〇議長(三田敏秋君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(小川 剛君) 荒川町時代は、老人福祉の森として池を含めまして管理をしておりま したが、現在は釣りをする対象の人もいなくなり、ブラックバスが多く繁殖しておりますので、かえ って子供たちが釣りを楽しんでいるという現状でありますし、当時の休憩所などは、もう使えないよ うな状況であります。管理は、私ども地域振興課地域福祉室で管理しております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今後どのように、そのままほっぽってブラックバスがいっぱい出て、魚全 部食ったりいろいろあると思うのですけれども、何かやっぱりせっかくあんないい場所あるわけだか ら、ちっちゃい子供たちがそれを楽しみにしている人もいらっしゃると思うのですが、今後どのよう な方法で考えておられますか。 〇議長(三田敏秋君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(小川 剛君) あの池の周りは、実は遊歩道も整備されておりますので、運動公園の 施設の一環として遊歩道を利用していただくよう整備していくつもりであります。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 池の中は、一切そのままにしておくと。年に1回ぐらい川掃除するとか、 そういうことは一切しないと、水を抜いて。前は、ほかの団体がきれいにしてくれたみたいなのです けれども。 〇議長(三田敏秋君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(小川 剛君) 昔は、議員おっしゃるように老人クラブの方が池がえとかされており ましたが、今は全くされていない状況でありますし、私どもも池の清掃等は行っておりません。   ただ、堤の水を用水とする下鍜冶屋の人たちがごみの清掃掃除、取水口の清掃掃除などはやって おります。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ちっちゃい子供からみんなが楽しめる、そういう場所ということでこれか ら注目されていますので、その点もこれから考えてほしいなと思いますが。 〇議長(三田敏秋君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(小川 剛君) 市民の憩いの場として皆さんが集うような場所として、グリーンパー ク運動公園も含めて取り組んでいきたいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   1点目の介護老人福祉施設についてなのですが、これは旧荒川町に施設がありますよね。それで、 実際は新発田に住んでいるや村上市以外の人、やっぱり住所が変わることは全然値段というかそうい うところは違うものですか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 介護施設につきましては、住所は関係ございません。 〇24番(山田 勉君) そうですか。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 同じであります。 〇24番(山田 勉君) わかりました。   以上で私の質問終わります。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで山田勉君の一般質問を終わります。                                              〇議長(三田敏秋君) 本日はこれで散会いたします。   また、明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでした。           午後 3時33分  散 会