平成27年第2回定例会 総務文教常任委員会審査記録 1 日  時  平成27年7月24日(金) 午前10時00分 2 場  所  市役所 第一委員会室 3 議  題  請願第 2号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係                る意見書の採択を求める請願                         請願第 3号 「安全保障関連法」の制定の中止を求める請願書                議第105号 損害賠償の額を決定し和解することについて                  議第107号 平成27年度村上市一般会計補正予算(第3号)        4 出席委員(9名)         1番  鈴 木 いせ子 君    2番  大 滝 国 吉 君         3番  冨 樫 宇栄一 君    4番  佐 藤 重 陽 君         5番  川 崎 健 二 君    6番  三 田 敏 秋 君         7番  滝 沢 武 司 君    8番  渡 辺   昌 君         9番  小 杉 和 也 君 5 欠席委員         なし 6 委員外議員         山 田   勉 君   竹 内 喜代嗣 君   木 村 貞 雄 君         相 馬 エ イ 君   大 滝 久 志 君   片 野 鉄 雄 君 7 地方自治法第105条による出席者         なし 8 オブザーバーとして出席した者         副議長  平 山   耕 君 9 説明のため出席した者         副市長            鈴 木 源左衛門君         総務課長           佐 藤 憲 昭 君         同課参事        山 田 和 浩 君         同課人事管理室長       田 村 富 夫 君(課長補佐)   同課総務・危機管理室長 高 橋 雄 大 君(課長補佐)         財政課長           板 垣 喜美男 君   同課契約検査室長   大 西   敏 君(課長補佐)         同課財務係長         成 田 大 介 君         政策推進課長         渡 辺 正 信 君   同課情報化推進室長  中 村 豊 昭 君(課長補佐)         自治振興課長         佐 藤 勝 則 君         同課自治振興室長   太 田 秀 哉 君(課長補佐)         会計管理者          米 山   聡 君         消防長            板 垣 恵 一 君   消防本部次長     佐 藤 忠 治 君         消防本部総務課長       本 間 鉄 雄 君(課長補佐)         選管・監査事務局長      木 村 正 夫 君         荒川支所長          小 川   剛 君(地域振興課長兼務)         神林支所長          鈴 木 芳 晴 君(地域振興課長兼務)         朝日支所長          齋 藤 泰 輝 君(地域振興課長兼務)         山北支所長          五十嵐 好 勝 君(地域振興課長兼務)         教育長            圓 山 文 堯 君         学校教育課長         遠 山 昭 一 君         生涯学習課長         田 嶋 雄 洋 君   同課社会教育推進室長 山 田 昌 実 君(課長補佐)   同課スポーツ推進室長 永 田   満 君(課長補佐)      同課文化行政推進室長     富 樫 秀 之 君         建設課長           中 村 則 彦 君         同課管理室長         小 野 道 康 君(課長補佐)         荒川支所産業建設課長     佐 藤 義 信 君         同課建設管理室副参事     稲 垣 秀 和 君 10 議会事務局職員               局  長   田 邉   覚               次  長   小 林 政 一 ──────────────────────────────────────────── (午前10時00分) 委員長(小杉和也君)開会を宣する。 〇当委員会の審査については、審査日程どおりに進むことに異議なく、そのように決定する。また、 請願第2号及び請願第3号について、請願者の意見を聞くこととしたので、直ちに協議会を開催し、 請願第2号及び請願第3号の審査を行うこととし、請願者からの説明、質疑の間は議事録には残さな いこととし、そのように進めることに異議なく、そのように決定する。 委員長(小杉和也君)請願者代理(石田博史氏)を入室させる。 (午前10時05分) 小杉委員長  新潟県教職員組合村上市岩船郡支部書記長の石田博史さんには、本日は大変ご苦労さ まである。私は、総務文教常任委員会委員長の小杉和也である。本日はよろしくお願いする。 ──────────────────────────────────────────── 日程第1  請願第2号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書       の採択を求める請願を議題とする。 委員長(小杉和也君)休憩を宣する。 (午前10時10分) ──────────────────────────────────────────── 委員長(小杉和也君)再開を宣する。 (午前10時14分) (審 査) 小杉委員長  これから審査に入る。ご意見のある方は発言願う。先ほどは協議会の中だし、今は審 査の場なので、同じ趣旨でもいいので、ぜひとも審査の中のご意見をよろしくお願いする。 滝沢 武司  先ほども協議会で話ししたように、非常に大事な問題であるし、子育てあるいは子供 たちの将来に向けてのいろいろな施策としても大事なことだというふうに思うので、提出に賛成をす る。 佐藤 重陽  私も滝沢委員と一緒だ。賛成だ。 冨樫宇栄一  私も賛成である。 小杉委員長  これで審査を終わる。  以上で審査を終了し、討論なく、起立による採決を行った結果、請願第2号は、起立全員にて採 択すべきものと決定した。 委員長(小杉和也君)請願者(高木伸二氏、大滝浩道氏)を入室させる。 (午前10時17分) 小杉委員長  ここで、請願者より資料の配付を求められており、これを許可したので、ご了承願う。 皆様の机の上に行っていると思うので、よろしくお願いする。むらかみ9条の会代表の高木伸二さん、 事務局長の大滝浩道さん、本日は大変ご苦労さまである。私は、総務文教常任委員会委員長の小杉和 也である。本日はよろしくお願いする。 ──────────────────────────────────────────── 日程第2  請願第3号 「安全保障関連法」の制定の中止を求める請願書を議題とする。 小杉委員長  最初に、紹介議員から特に補足して説明することがあったらお願いする。 相馬 エイ  特に説明というか、会の方がいらしているので、詳しくはお聞きしていただきたいと 思うのだが、昨年の6月、集団的自衛権に関する憲法解釈を変更することに反対の請願がこの委員会 で継続審査になった。それで、その後次の9月議会では何の報告もされず、結果的には棚上げになっ てしまったということで、非常に残念に思っている。その辺も含めてそのことそのものは、市民から とって無責任ではないのかというふうな声も聞こえてきていたので、紹介議員として一言申し上げさ せていただく。 委員長(小杉和也君)休憩を宣する。 (午前10時19分) ──────────────────────────────────────────── 委員長(小杉和也君)再開を宣する。 (午前10時19分) (審 査) 小杉委員長  これから審査に入る。ご意見のある方は発言願う。 滝沢 武司  私も、個人的にこの請願の趣旨及び請願事項とほぼ同じような署名運動の取り組みを やっている。それで、このことについては非常に自分なりに十分理解しているというふうに判断をし ながら、ぜひ皆さん方にも賛成をしていただければと私自身はそういうふうに感じている。ぜひお願 いしたいと思う。 冨樫宇栄一  私自身も、個人的な考え方とすれば、今請願のあった説明あったことと同じような考 えを持っているわけであって、集団的自衛権の行使を容認するのは憲法解釈でやるということについ ては、多くの学者とか専門家、法律家が言っているように、やはり違憲の疑いがあるというふうに私 も思うわけであって、立憲主義を逸脱する今の取り扱いではないかというふうに考えている。国際情 勢だとか、あるいは安保情勢を取り巻く状況というのは刻々と変化をしているし、一定のそういう武 力の問題どうするのかという問題についての議論をする必要があるかもしれないけれども、しからば 日本国憲法に触れる、違憲だというふうには、疑問を持たれるというのか、そういうおそれのあるよ うなやり方ではなくて、やはり国民に向かって今こういう情勢なのだから、どうしても憲法変えてい かなければだめなのだということをむしろ提起をすべきであって、憲法解釈を時の政府の決定によっ て拡大をし、それをもとに多くの法案を一括にして議論も不十分なまま採決をするというやり方につ いては反対であるので、一旦ここはこの法案を制定を中止して、改めてこの国際問題についての議論 をするようなこれからの取り組みをすべきであるということで、私はこの請願に賛成である。 大滝 国吉  私の祖父も戦争で捕虜になって、シベリアのほうに3年間も捕虜で行ってきた事実が あって、確かに戦争は決して行ってはならないものだと、それは国民全てがそう思っているはずであ るし、今戦後70年平和が続いてきたのも、我が国だけでその平和が守られたわけでは私はないと思 う。他国の協力があり、そういう団結があったからこそこの今の平和が守られていると私は考えてい るし、その平和がその他国の同士のやはり守られない状態が今危機感があるということで、私はこう いう法律もせざるを得ないのではないかなと思っている。確かに今国民に理解を得ないところもある が、それはこれから政府がじっくりと国民に理解をさせながら、私は自民党員の一人としてやはり今 政府が行っていることは、確かに強行採決ではあるが、いたし方ないところもあるのではないかと思 い、この請願には反対をする。 鈴木いせ子  私も、私の父も戦争に行ってきた。その苦しさも、父からよく聞いているし、戦争は 絶対にあってはならないと思う。私の身内にも戦死者がいるので、戦争というのは大変なことだなと 思うが、私もおととしか、この委員会で沖縄のほうに研修に行ってきた。そのときに、運転手さんが アメリカのここは基地だよという説明があったのだ。その基地で私聞いた。沖縄の方も、このアメリ カの基地は大変負担だろうねと私が聞いたら、その運転手さんはそうではない。もしこのアメリカの 基地がここから消えてしまったら、あしたにも中国が攻めてくるだろうねと、私の期待して問うた答 えと反対のことが返ってきたのだ。絶対戦争はあってはならないのだけれども、そのこと、沖縄のあ の運転手さんの言葉がずっと私の胸にあった。だから、今どうこうするので、もう少し時間をかけた 審議が必要かなと、私はそのように思う。 三田 敏秋  国名は申さないけれども、近隣諸国の暴挙というか、常識を逸脱したような行動が非 常に見られる。我が国家の主権がどこにあるのかというような危惧も非常にしている。先ほど鈴木委 員、大滝委員言われたように、私の父も戦争体験者であるし、おじさんは戦死している。だから、非 常にその戦争というのは決してやってはならないということは、子供の時分から聞いて十分承知して いる。しかしながら、我が国の主権が守られないような今日、いろいろな人にお聞きした。毎日のよ うにこの安保関連法案の報道がなされている。しかしながら、やはりそういう常識を逸脱したような 近隣諸国に非常に多いというこのことも事実だ。政府与党は、決して戦争のための法案をつくろうと しているのではないのではないかという確信は持っている。しかしながら、いわゆる私ども憲法学者 でないので、合憲か違憲かという判断は私どもにはつかないが、やはり今日のマスコミ報道るる見て いると、確かに半数以上の人はこの法案には非常に危惧を持っているのも事実だ。私ども村上市議会 として、できれば慎重審議を求める請願を出していただきたい。これは、やっぱり与党、野党あるの で、この法案は一応反対をさせていただくけれども、慎重審議というような方向で当村上市議会とし て請願を出していただければありがたいと思うが、よろしくお願いする。 佐藤 重陽  私も、この意見書自体には今ここで賛成できるものではないなと私は考えている。た だ、言えるのは、戦争をよしとする国民はまず今の日本の中にはいないのだろうと。ただ、戦争に巻 き込まれないための抑止力というものは、やはり自国として自国を、国民を守るための手段は必要な のだろうと。ただ、しかし今国の進め方を見ていると、国民に対する理解力を得ていないというのは、 確かに現実としてあるのか。ただでも、政治として必要なものを説いていく行動というのは、いつの 時代でも必要なのだろうと思うのだ。今このときの賛成、反対が5年後、10年後にどう出るかと。 どういう形に日本が変わっていくのかということがやはりある程度見てとれるのでないか。そうした ときに、今のことだけでも反対ということはやはり考えられないのか。先ほど三田委員が言ったが、 やはりこの後まだ慎重審議というよりは、もう少し国民に理解を得るための時間というのは必要なの かなという気は私自身もしている。 小杉委員長  ほかにあるか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 小杉委員長  なければ、これで審査を終わる。  以上で審査を終了し、討論なく、起立による採決を行った結果、請願第3号は、起立少数にて不 採択すべきものと決定した。 委員長(小杉和也君)休憩を宣する。 (午前10時44分) ──────────────────────────────────────────── 委員長(小杉和也君)再開を宣する。 (午前10時55分) 小杉委員長  ここで皆様に申し上げる。質疑は一問一答とし、簡潔に願う。また、理事者の方にも 申し上げる。答弁は、質疑の要点を捉えて簡潔にされるよう特段のご協力をお願いする。 ──────────────────────────────────────────── 日程第3  議第105号 損害賠償の額を決定し和解することについてを議題とし、担当課長(総       務課長 佐藤憲昭君)から議案の説明を受けた後、質疑に入る。 (説 明) 総務 課長  おはようございます。議第105号であるが、損害賠償の額を決定し和解することに ついてである。事故の状況については、平成25年2月8日、村上市下鍜冶屋地内において国道7号 から市道坂町腰廻1号線へ左折したところ、ふたのない道路側溝が雪に覆われていたため運転手から 確認できず右側前後輪が脱輪した結果、車両を損傷し、被害者本人にあっては頸椎捻挫、両肩後部痛 を受傷したものである。事故発生から今日までに時間を要した理由については、事故発生後から昨年 11月まで治療に要した通院が166回、延べ650日を要したもので、12月18日に被害者から治療が 完了したことの報告があり、本年5月19日に被害額が確定し、翌6月19日に示談の内諾をいただ いたことによるものである。本件は、積雪により道路と隣接する駐車場が一体となした道路に見え、 また吹雪により視界が確保できなかったこと、さらに車1台分のみ側溝のふたがかかっておらず、か つ危険防止のために置いていた三角コーンが事故当時なくなっていたことなどにより、運転手が危険 回避できる状況になかったことから、道路管理上の瑕疵により発生したものであると判断により、道 路管理者の村上市がその責任を負うこととし、車両修理代として3万5,100円、慰謝料及び治療関 係費として125万7,319円の計129万2,419円を賠償することについての決定をお願いするもので ある。なお、慰謝料及び診察関係費125万7,319円については、保険会社からの代位請求であり、 被害者本人には被害者が加入している保険会社から既に支払い済みである。ご審議賜るようよろしく お願い申し上げる。 小杉委員長  資料の説明はあるか、資料配付されているので。 (「建設課長で説明させていただきます」と呼ぶ者あり) 建設 課長  建設課である。それでは、資料の説明させていただく。まず、位置図をごらんいただ きたいと思う。A4版の位置図であるが、場所的にはこの図面、下は胎内市方向、上は山形市の方向 であって、丸印がついている場所が事故の発生現場である。この丸印の場所については、右の方に原 信ショッピングセンターさんがある。そして、荒川保育園、駅のほうに向かう交差点、その手前50 メートルほどを左へ入った市道である。この位置であって、次にA3版の写真つきの図面をごらんい ただきたいと思うが、上のほうの図面で説明する。中条方向から参った車がこの市道奥のほうの知人 宅に行くというようなことで左折していた。当時吹雪であって、路面が一帯雪の状況になっていて、 右の写真の上の状態を見ていただきたいと思うが、一面が道路も駐車場もわからないような状態でこ ういう状態になったところ、この丸印の位置にわずか4メートルほどふたが設置されていなかった場 所があった。これについては、以前から危険だというようなことでセーフティーコーンという三角の 危険箇所に置くものとバーを組み合わせてここに設置していたわけであるが、このときはそれがもう なかったというふうなことで、別な場所、今真っすぐに見ると車あるが、このあたりに移動されてい たということで、当時はなかったということだ。このような状況の中で車が両輪脱輪して、先ほど説 明させていただいたように頸椎の捻挫というようなことのけがをしたというふうなことである。 (何事か呼ぶ者あり) 建設 課長  失礼した。その図面右側のほうをちょっと見ていただきたいと思うが、この右の上の 写真であるが、この側溝にふたがかかっていなかった部分については、今現在はこのようにふたを設 置して、開口部がない状態にさせている。以上だ。 小杉委員長  ありがとうございます。補足の説明されるか。 (何事か呼ぶ者あり) 小杉委員長  いい。 建設 課長  済みません、訂正させてくれ。右側の前後輪だ。両輪と申し上げたけれども、前後輪 になる。 (何事か呼ぶ者あり) (質 疑) 冨樫宇栄一  現地を夏見ると、何でというふうに思うのだけれども、冬のこと考えるとこんな、ど こが縁石だとか何か何もないところなので、何でここふたがなかったのかなというか、あったけれど も、あれしたのか、そこをちょっと不思議で思うのだが、その辺はどうなのか。 建設 課長  この敷地は、今写真・・・ 小杉委員長  座ったままでどうぞ。 建設 課長  写真の下のほう、右下の写真ちょっと見ていただきたいと思うのだけれども、道路が あって、駐車場になっている。今現在この駐車場というのは、会津屋さんのほうで駐車場として使っ ているが、以前にはエノモトさんがここにあった。そのエノモトさんの土地利用の状況から、その当 時はここにふたが設置されていなくても、ある程度車が寄れるような恐らく状態ではなかったのかな と。道路とその敷地がある程度明確にわかるような状態になっていたのかなと。ところが、その後駐 車場にしたために一体的な形になってしまって、雪がそこに降ったために道路も側溝も位置がわから なくなっている状態になったのかなと想定する。 冨樫宇栄一  この雪降ったときの写真は、その事故当時となっているけれども、これ見れば雪のな いときとみんな一体になっているのではないかというふうに思うのだけれども、これはそのときの写 真ではないということか。 建設 課長  済みません、ちょっともう一度お願いできるか。 冨樫宇栄一  この右側の写真見れば、現在駐車場に白線引いてここを駐車場というふうになってい るけれども、この左側の写真見れば、その白線は見えないけれども、これ一体だというふうには、別 に道路端だなんてわかるような状況ではないと思うのだけれども。 建設 課長  左側の写真は、側溝にふたがかかっていないのだけれども、そこには雪が入っていて、 そして一体に見えるような状態になっている。実際は、ここはふたがかかっていないで雪が埋まって いるというような状態だ。右のほうの写真については、これふたを入れたと。設置したというような 状況の写真である。 冨樫宇栄一  こういう状況の中で雪が降って、ふたなければ落ちる可能性は可能性としてはあるか ら、道路管理上の問題はやっぱりあると思うのだけれども、何でなかったのかなと不思議でしようが ないぐらいなのだけれども。 小杉委員長  答弁求めるか。 建設 課長  この道路については、市道で整備した道路でないで、開発で整備された道路である。 当時のその土地の利用によって、ふたをかけた部分、かけない部分というのがあったわけである。土 地利用によって、どんどんふたを要望によってかけていったわけであるが、この間についてはふたを 設置していなかったというふうなことである。 鈴木いせ子  この写真1番と2番を見ると、その脇にわだちがあるのだが、そこをみんな通ってい るのになぜこの端っこのほうへ行ったのか。 建設 課長  この写真は3日後の写真であって、当時は吹雪でこのわだちもないような状態が想定 できる。ただ、その後滑って通ったわだちがこのような形で道路わかっているので、道路のほうにこ のわだちができたというような、当時は一面吹雪で見えなかったというような、そんな状況を想定し ている。 小杉委員長  よろしいか。 鈴木いせ子  はい。 三田 敏秋  お尋ねする。私も、これ現況の場所わかるのだけれども、別に市道の開口部で脱輪し たから市の責任ということではなくて、いわゆる市の瑕疵というのは、除雪が悪かったからというこ とでのあれなのか。 建設 課長  側溝に、ご存じかと思う、ふたがかかっていない例なんかいっぱいあるわけであるが、 この場合だと前後ずっと側溝にふたがかかっていて、一部だけ、わずかだけふたがかかっていなかっ たというようなことで、運転者がそれを感知できなかったという、確認できなかったというのが大き な問題になるかと思う。 三田 敏秋  そうすると、こういう例というのはまだまだ相当管内にあると思うのだけれども、そ ういうところにでは脱輪した場合、全部市の責任ということになると大変な状況になるのではないか と想定されるのだけれども、その辺はどういう見解をお持ちか。 建設 課長  私どものほうも、この事故の後で現地見たりなんかしたのであるが、大概の場合だと 1枚、2枚そのふたがかかっていないなんていうところはほとんどないわけなのであって、そういう 場合は発見したらすぐふたかけるようにしている。場合によっては、10メートルとかそのふたがか かっていないというような部分があるかと思うのだけれども、そういう場合は脱輪したとしても、道 路というものは全て安全でなくて危険もあるわけであるので、今回のような100、ゼロというふうな 瑕疵は問えないかと、私はそう考えている。 三田 敏秋  車は、これは中央線はないにしても、右側通行しているよね。 建設 課長  当時私もちょっと、恐らくだけれども、ここ左上の写真見てもらえると山になってい る。左上の写真は、ちょっと山ができているが、これは駐車場の除雪した山だ。そして、実は道路が 点々で道路の境が示されているが、この点々点と奥のほう車とまっているところへ行くと、右に曲が っている。そして、もう一回今度左に曲がるわけであるが、当時は吹雪で道路が真っすぐでなくて、 恐らくその駐車場のところに入って、家のほうにそういうふうなことにつながりがあるというふうな 感覚でもって運転していったのかなと。そうでなければ、わざわざ右のほうに寄って脱輪するという ようなことが考えられないので、そう推測している。 三田 敏秋  示談が成立したということだけれども、争っても100、ゼロになるということだよね。 いわゆる弁護士と相談したのだろうし、るる、まさか行政がはい、はいなんて示談でするわけないの で、それはやっぱり法的な根拠も調べての100、ゼロということの判断なのだね。 総務 課長  当然ながらいろいろ調べて、前例はいろいろあるが、そういった危険の予知がしてい たにもかかわらず、その三角コーンが当時なかったということ、それから天候の状況もあるので、や はり道路管理者の責任だろうということになったわけである。 三田 敏秋  終わる。 川崎 健二  この小野さんという人は、どのくらいのスピードで入ってきたのか、ここ。おかしい よ、これ俺に言わせれば。 建設 課長  私も、詳しいことちょっと理解していないので、荒川の産業建設課のほうに答弁させ る。 荒川支所産業建設課長 ただいまの質問なのだが、先ほど来建設課長が申していたとおり、当時は吹 雪で大変視界が悪いときであった。そのために、スピードが何キロ出ていたというのはちょっと把握 はしていないけれども、そんなにはスピードは出していないと思われる。ただ、済みません、7号線 から左折してくるときに、ちょっと図面のほうを見ていただきたいと思うが、7号線の斉藤石材店の ほう、写真でいうと下のほうのAの右側のほうのをちょっと見ていただきたいと思うが、フェンスが ある。その左折するときにフェンスがあるものだから、多少右の方へ膨らんだのではないか。これあ くまでも推測なのであるが、膨らんでしまって先ほど課長が言っていた除雪した駐車場のほうに除雪 している雪がたまっているけれども、ちょうどそのところは除雪されているところで、そこまでが道 路であったという認識をしても、おかしくないのかなというような格好である。ちょっと膨らんで右 のほうへ寄ったのではないかと、推測ではあるが、そのように考えている。以上だ。 川崎 健二  ちょっとおかしいなと思うのは、これ国道7号のわけだろう。ここから多分左側入っ てきたわけだろう。当時吹雪なのであれば、そんなスピード出すはずないと思うし、大体こっちで何 でこれだけ穴のあるところへ行ってそこへはまって頸椎捻挫するほど、ちょっとおかしい・・・ (何事か呼ぶ者あり) 川崎 健二  いや、おまえさんに聞いてもしようがないけれども。 荒川支所産業建設課長 おっしゃるとおり・・・ 川崎 健二  それで・・・ 小杉委員長  答弁、答弁。 川崎 健二  いや、まず答弁、これで100、ゼロなんていうのはちょっとおかしい、これ。おまえ さんに言ってもしようがないけれども。 小杉委員長  いや、答弁求めるので。 荒川支所産業建設課長 委員おっしゃるとおりだとは思う。私どもも、右側のほうへ曲がったという のが大変疑問なところではあるが、ただこの当時の現場の雪の状況を見ていただければわかると思う が、これは先ほど説明したように3日後の写真であって、わだちとかはついているが、当時はそうい うわだち等も多分吹雪でなかったものと思われる。それで、まさかそこに側溝のふたがあているとい うような形ではご本人は思っていなかったと思われるので、そこで事故を起こしてしまったというの が本人にしてみれば仕方がなかったのではないかと思われるので、ご了承いただきたいと思う。以上 である。 川崎 健二  了承はしているのだけれども、普通だってここら幾ら吹雪で入ってきても、こんな雪 のあるところ行くわけないではない、普通こっちの古い写真なんかは。 (何事か呼ぶ者あり) 小杉委員長  意見でよろしいね。 川崎 健二  それで10、ゼロなんておかしい。 滝沢 武司  大変な小野さんかには負担かけたということになるけれども、平成25年の2月とい うことで、2年半くらい前の事故であったということで、仮にその積雪あるいは除雪、いろんな天候 の関係でここがよく見えなかったといえども、その日ここにふたが外れたというわけでもないだろう から、事前にというか、前もってこういう状況であったということについては、恐らく予想されてい ることで、起きたのはやむを得ないかもしれないけれども、この事故後市内のいわゆる管理している 道路等についての総点検というか、そういったことについて全体的な、市全体としてのもう一度よく、 その担当課はもちろんだけれども、点検をしなさいというような指示はされた経緯はあるのか。 (何事か呼ぶ者あり) 建設 課長  私どものほうで本庁、支所も含めて道路パトロールを実施しているが・・・ 小杉委員長  静かにお願いする。 建設 課長  道路パトロールを実施している。その際、こういう事故があったというふうなことで、 注意して確認するようにという話で行ったというふうなことは確認している。それと、ちょっとつけ 加えて述べさせてもらえば、先般も私どものほうの建設課のほうから全職員にちょっとお願いしたと ころであるが、職員一人一人がその業務の中で、あるいはその過程の中で道路等にそういう危険箇所 があった場合は、速やかに道路管理者のほうに連絡してほしいというふうなことを全職員に通知して、 752、1,500の瞳でその安全確認しようというふうなキャッチフレーズでお願いしたところ、何件か その情報をいただいて、そこにはふたがすき間がある、外れているというようなところもいただいて 対応したところである。 滝沢 武司  前に一般質問でも道路関係で、特に側溝が歩道化しているようなところについては、 十分その管理を行き届く、あるいは監視をするということをお願いしたことあるのだけれども、やっ ぱりこういう一つの大きな事故の後の処理として、一般的な道路パトロールということよりも、もっ と職員に意識的に、あるいは担当課が中心になってやっていく必要があるのではないかと思うのだ。 こういう不幸な出来事をまたかというふうなことのないような、全庁挙げてのやっぱり取り組みが必 要だったのでないかなということで今お聞きしたのだ。一般的な、今聞くと点検程度に終わっている と、また事故が起きる可能性もあるものだからお伺いしたわけだ。 〔委員外議員〕 相馬 エイ  先ほど課長というか説明聞いていると、この4メートルぐらい、ふたは以前からなか ったと。そして、その後コーンというのか、何かコーンか、それを設置しておいた。ところが、その 事故があった日はなかったと。その設置した部署はどこだったのか。それで、その後コーンを置いた ということは、ここは危険だというからしばらく危険だよと市民に表示したわけだよね。その後、ど ういう対応をするつもりで対応されたのだ、その辺ちょっともっとはっきりしてくれ。 建設 課長  この件について、荒川の産業建設課長から説明、答弁させる。 荒川支所産業建設課長 ただいまのご質問だが、当時その部分だけあいていたというのは、ふたがか りが壊れていて、ただふたをかけるだけではだめだったということで、その平成24年の4月以降は その危険箇所は把握していたということで、先ほど言ったようにカラーコーンを設置して危険を皆さ んに周知しておったわけなのだが、それが冬場になって、多分除雪等によってだと思われるのだが、 そのカラーコーンがその場所にはもうなかったということで、こういう事故になってしまったという ふうに聞いている。 相馬 エイ  今の答弁で、平成24年と言ったよね、置いたと。つまり仕事が間延びしていたとい うか、議会でよく賠償の問題が専決処分で出るときに、道路管理者というのはこういうことが出てく るのだよと、たとえどんなちっちゃな部署であってもと。その意識づけが、どなたも言ったけれども、 意識づけが薄いということと、仕事の担当者がやっぱりコーン置いたということは、ここは危険だと 認識していたわけだ。それで、予算がとれなかったのか忘れていたのかどうなのかわからないが、や っぱりそこの部署の人がきちんとその改修するという手続をとっていれば、こういうことは起きなか ったということだよね。やっぱりそれは、どこの部署なのかわからないが、行政の仕事のやり方の怠 慢。こういうことは必ず起きてくるという、今までの・・・ 小杉委員長  質疑、質疑。 相馬 エイ  済みません、今終わる。 小杉委員長  簡潔に。 相馬 エイ  今終わる。いつも繰り返されていると。そして、今説明聞けばやっぱりそれは平成 24年に対応していたのに今まで放置されていたという、事故は平成25年だけれども。その点では、 仕事が余りにもずさんだったということなのではないから、当然市の責任は私は負うべきだと思う。  以上で質疑を終了し、討論を求めたが討論なく、起立による採決を行った結果、議第105号につ いては、起立全員にて原案のとおり可決すべきものと決定した。 ──────────────────────────────────────────── 日程第4  議第107号 平成27年度村上市一般会計補正予算(第3号)のうち総務文教常任委員 会所管分を議題とし、最初に歳入について平成27年度予算付託表記載順に担当課長か       ら議案の説明を受けた後、質疑に入る。 歳入 第19款 繰越金、第20款 諸収入 (説 明) 財政 課長  今回の補正予算の財源として、前年度繰越金の一部1,075万円を計上した。 総務 課長  今ほど議第105号で損害賠償の額を決定し、和解の決定をいただいたので、決定い ただいた場合に示談が確定することによって、入金される保険料である。以上である。 (質 疑) (「なし」と呼ぶ者あり) 〔委員外議員〕 (「なし」と呼ぶ者あり)  次に、歳出について、平成27年度予算付託表記載順に担当課長から議案の説明を受けた後、質疑 に入る。 (説 明) 総務 課長  9P、10Pをお開きください。2款1項1目の一般管理費である。10P、一般管理 経費136万3,000円の計上であるが、これは前大滝市長の写真、それから新市長、それと副市長の 名刺の印刷代等で印刷製本費を7万円計上した。それから、今ほどの賠償金として129万3,000円 を計上している。それから、2の庁舎車の管理経費であるが、公用車リース料90万の増である。こ れについては、当初リースをかけていたトヨタのエスティマハイブリッドという車種があるが、この 導入の経緯、これについては当時副市長の乗る車としてリースをかけたわけであるが、この車を市長 が市長車として使用したいということで、その後市長が使用することになって、走行距離数が大幅に 延びたということで、リース会社と協議してリースの消えるときにその距離数に応じた額をリース料 として増額するということである。それから、3の本庁舎管理経費、工事委託料であるが、561万 6,000円である。これは、経年経過によって本庁舎に引いている都市ガスのパイプ、管であるけれど も、46メートル、庁舎内が6メートルあるが、これの劣化が激しくてポリエチレン管にかえる経費 である。以上である。 政策推進課長 13目の、10Pの真ん中辺にある庁舎情報システムの管理経費、これについて機器保 守等の委託料と電算機のリース料、この2つについては下水道受益者負担金システムを本年度再構築 する予定でいた。当初予算で組む予定だったのだが、今の基幹系のシステムに乗せてやろうとしたら 非常に高額になるということで、当初予算ではちょっと基幹的に組めなかった。新しいサーバーを入 れることで再構築をするということで決まって、今回の補正でお願いするものである。それから、そ の下の庁用器具購入費、これについては政策推進課のシュレッダーが壊れて、古い機械だったせいも あって、その販売元のメーカーでも生産していないものだから、部品の調達もできないので、補正に よって新しいものをお願いするという補正だ。よろしくお願いする。 自治振興課長 1、交流・定住促進事業経費において、村上市婚活支援事業交付金250万円の減額 の補正をお願いするものである。これについては、3月19日に提出された平成26年度村上市一般 会計補正予算(第15号)で計上した地方創生先行型交付金事業、若者出会い推進事業の250万円を 繰越明許費としてご承認いただいた。それで、平成27年度予算の作成上、交付金事業の前倒し事業 とかぶって便宜上二重計上となっている。これを解消するため、今回減額補正をお願いするものだ。 以上だ。 総務 課長  13P、14Pをお開きください。5目の災害対策費であるが、15節工事請負費である。 補正額1,614万6,000円、多額の金額であるが、これの理由としては、当初工事費として521万 6,000円ほど計上していたわけだが、前提条件であった羽越河川国道事務所の地吹雪防止柵設置工事 が先送りされた。先送りしたその先の年度ということなのだが、今国では未定ということになってい る。それであって、仮設作業路の築造に伴う経費と停電対応としての照明の設置などの工事の追加が 発生したこと。それから、高齢者の対応として段階のステップ、要するに踊り場を設けて急に避難を するときに将棋倒しにならないようにということでステップを設けて避難スペースの拡大に伴う工事 変更をやらせいいただいたということで、調整工事、結果2,136万ほどかかるわけであって、差額 の1,614万6,000円を補正をお願いするものである。日沿道、荒川のあそこのバス停がある が・・・ (「場所は」「高速道路」と呼ぶ者あり) 総務 課長  高速道路のバス停の延伸といったようである。 生涯学習課長 これについては、先ほどの自治振興課の事業と同じ意味合いであって、本年第1回定 例会の一般会計補正予算の15号で地域創生先行型の交付金事業で400万の議決をいただき、これを 繰り越しさせていただいていることから、今回二重計上になっていた当初予算の中の216万円を減 額補正するものである。以上だ。 歳出 第2款 総務費 (質 疑) (「なし」と呼ぶ者あり) 〔委員外議員〕 (「なし」と呼ぶ者あり) 第9款 消防費 (質 疑) (「なし」と呼ぶ者あり) 〔委員外議員〕 (「なし」と呼ぶ者あり) 第10款 教育費 (質 疑) (「なし」と呼ぶ者あり) 〔委員外議員〕 (「なし」と呼ぶ者あり) 小杉委員長  総務課長、何か。 総務 課長  申しわけない。先ほどの避難路の位置である。正確な場所について荒川支所長より答 弁させていただくが、よろしいか。 小杉委員長  委員の方、よろしいか。 (「出ていたじゃないか、出ていたろう」と呼ぶ者あり) 小杉委員長  委員の方、いいか。 (「どうぞ」と呼ぶ者あり) 荒川支所長  先ほどの避難場所の説明で、総務課長は荒川バスストップ位置と言ったが、その手前 の市道桃崎線から直接海老江の住民が高速道路に上がれるような避難場所を設置するというものであ るので、市道からの避難場所というふうに位置・・・ (何事か呼ぶ者あり) 荒川支所長  以上である。  以上で質疑を終了し、討論を求めたが討論なく、起立による採決を行った結果、議第107号のう ち総務文教常任委員会所管分については、起立全員にて原案のとおり可決すべきものと決定した。 〇以上で当委員会に付託された議案の審査等を終了し、本委員会の報告を委員長に一任することを決 め閉会する。 小杉委員長  総務課長から発言を求められているので、これを許す。 総務 課長  申しわけない。実は、昨日大滝久志議員のご質問、一般質問の中で、村上市の総合教 育会議、来週早々に行いたいという市長の答弁あったようであるが、日にちについてご報告申し上げ たいと思う。7月27日月曜日午前10時から本庁の第4会議室で開催する予定である。協議事項に ついては、村上市総合教育会議の運営についてと村上市教育大綱の策定について、この2つである。 以上である。 小杉委員長  ありがとうございました。 委員長(小杉和也君)閉会を宣する。 (午前11時35分)