平成27年村上市議会第4回定例会会議録(第3号) 〇議事日程 第3号 平成27年12月4日(金曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(23名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    15番   小  池     晃  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君 20番   佐  藤  重  陽  君   22番   大  滝  国  吉  君 23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君 25番   片  野  鉄  雄  君   26番   三  田  敏  秋  君                                              〇欠席議員(1名)   21番   相  馬  エ  イ  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    高   橋   邦   芳   君        副  市  長 鈴   木   源左衛門    君        総 務 課 長    佐   藤   憲   昭   君        財 政 課 長    板   垣   喜 美 男   君        政策推進課長     渡   辺   正   信   君        自治振興課長     佐   藤   勝   則   君        税 務 課 長    加   藤   良   成 君        市 民 課 長    尾   方   貞   一   君        環 境 課 長    中   山       明   君        保健医療課長     菅   原   順   子   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     山   田   義   則   君        商工観光課長     建   部   昌   文   君        建 設 課 長    中   村 則   彦   君        都市計画課長     東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    早   川   明   男   君        水 道 局 長    川   村   甚   一   君        会 計 管 理 者    米   山       聡   君        農業委員会                   小   川   寛   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   木   村   正   夫   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        教育委員会 勝   間   修   二   君        委  員  長        学校教育課長  遠   山   昭   一   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    小   川       剛   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    齋   藤   泰   輝   君        山 北 支 所 長    五 十 嵐   好   勝   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    田   邉       覚        事 務 局 次 長    小   林   政   一        係     長    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) ただいまの出席議員数は22名です。欠席の届け出のある者1名、遅参の届 け出のある者1名です。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(三田敏秋君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、2番、尾形修平君、13番、木村貞雄君を指名い たします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(三田敏秋君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は5名を予定しております。ご了承願います。   最初に、5番、本間清人君の一般質問を許します。   本間清人君。           〔5番 本間清人君登壇〕 〇5番(本間清人君) 皆様、おはようございます。市民クラブの本間清人でございます。それでは、 私の一般質問させていただきたいと思います。   まず1項目め、村上市の観光施策について、村上市は、観光都市として市内外にPRを進めてい て、観光協会や業界の方々も村上市の魅力を宣伝し、尽力されています。行政として観光をどのよう に捉えているか確認いたします。   @、近年外国人観光客もふえている中、村上市は今後どのような対応を考えていますか。   A、最近の観光客の入込数と、今後の目標数をどのように考えていますか。   B、表参道で、「新潟村上カフェ」を開催しましたが、その目的と内容、結果などをお聞かせい ただきたいと思います。   C、市長は、観光都市としての村上市にとって何が一番大事で必要なものと考えているかお聞か せください。   大きい項目2番目、公営住宅について、市内公営住宅の入居状況と、老朽化した住宅の建てかえ や移転などの計画についてお尋ねいたします。   @、現在市内にある公営住宅の数と入居可能戸数、また、現在の入居状況をお聞かせください。   A、それぞれの公営住宅の建設年度をお聞かせください。   B、老朽化が進んでいる住宅についての考えを、お聞かせください。   大きい項目3番目、市の職員について、来年度より臨時職員の給与が1.8%から2.2%上がるこ とになり、保育士の給与は特に上がるとの説明をお聞きしました。しかしながら、正職員と臨時職員 との格差が大きい状況ではないでしょうか。以下について伺います。   @、現在の正職員の数と臨時職員の数をお聞かせください。   A、市長も以前の一般質問で、市職員の退職者3割補充に関しては仕事量や適材配置から検討し ていく必要があると言っておられましたが、改めて市長の考えをお聞かせください。   以上、3項目でございます。市長答弁の後、再質問させていただきます。よろしくお願いいたし ます。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) 皆さん、おはようございます。それでは、本間議員の3項目のご質問につき まして順次お答えをいたします。   最初に1項目め、村上市の観光についての1点目、外国人観光客への今後の対応についてのお尋 ねでございますが、訪日外国人につきましては、全国的に増加しており、当市でもことし6月に村上 市観光協会が台湾の観光博へ参加したこともあり、瀬波温泉に台湾からの観光客がふえているとお聞 きいたしております。今後の対応といたしましては、今年度外国人向けの動画とパンフレットを作成 するとともに、駅前観光案内所等の公共施設にWi―Fiの整備を行う予定であります。また、こと し6月には外国人旅行者向けの広域観光周遊ルートの一つとして、本市など新潟県と東北6県の16 地区で構成する「日本の奥の院・東北探訪ルート」が国から認定されました。ルートの申請を行った 東北観光推進機構では、留学生によるモニター調査や海外の市場調査を実施することから、これらを 踏まえた受け入れ態勢を整備してまいりたいと考えております。   次に、2点目の最近の観光客の入込数と今後の目標についてのお尋ねでございますが、平成26 年度の本市の入込客数は224万3,000人でありました。今年度4月から9月までの入込客数は136 万2,840人であり、前年同期比で約4万人の増となっております。今後の目標といたしましては、 本市観光振興計画に掲げております300万人観光を目指し、外国人観光客へのPRや広域観光周遊 ルートへの取り組みなど、観光客の入込数の増加に努めてまいります。   次に、3点目の新潟村上カフェの目的と内容、成果についてのお尋ねでございますが、この取り 組みの一番の目的は、イベントをメディアに取り上げていただき、広く情報発信するパブリシティ効 果により本市の魅力を多くの方々に知っていただくことであり、それにより本市の観光や物産の振興 につなげるものであります。内容につきましては、今後本市のお客様になっていただきたい若い世代 の方々へのアピール、認知度の向上を図るとともに、村上産食材の販売を拡大するため、村上の食材 を東京の若者が多い表参道、原宿エリアのカフェ8店舗で使用いただき、1カ月間特別メニューとし て提供をしていただきました。結果といたしまして、TBSテレビを初めニッポン放送のラジオ生放 送、朝日新聞、産経新聞、新潟日報、そしてヤフーニュース等のウェブニュースで取り上げていただ き、その分を広告換算した場合には6,000万円以上の費用効果となり、来店者数でもおおむね2万 7,000に上り、首都圏での大規模な広告活動として本市の知名度アップにつながったものと考えてお ります。   また、今回参加したカフェの中には、村上の食材を継続して使いたいというところがあると聞い ており、販路拡大にもつながったものと考えております。   次に4点目、村上市にとって何が一番大事で必要なものかとのお尋ねについてでございますが、 本市は海・山・川などの豊かな自然環境に恵まれており、ここから生まれる農林水産物や特産品があ ります。また、長い歴史の中で育まれてきた伝統、文化、なりわいのわざもあります。これらを守り、 育てていくことや、観光客を「おもてなしの心」で迎えることは市民一人一人であることから、本市 にとって一番大事で必要なものは「人」であります。これからも市民の力を発揮し、市民協働の観光 まちづくりを推進してまいりたいと考えております。   次に2項目め、公営住宅についての1点目、市内にある公営住宅の数と入居可能戸数及び入居状 況についてのお尋ねでございますが、現在市内には村上地区に4カ所、荒川地区に3カ所の公営住宅 があり、戸数は市営住宅が240戸、県営住宅が224戸、合わせて464戸であります。入居可能戸数 につきましては、荒川地区の坂町住宅及び前坪住宅で老朽化が激しく、希望者も少ないため、合併前 から募集を停止しておりますので、市営住宅は178戸、県営住宅が224戸、合わせて402戸であり ます。入居状況につきましては、年3回入居選考を行っておりますが、南町住宅及び希望ケ丘住宅に つきましては、選考の都度満室になります。一方で、上の山住宅及び堤下住宅につきましては、常に あきが生じている状況でありますが、条件が合わず入居できない世帯もあります。   次に2点目、各公営住宅の建築年度についてのお尋ねでございますが、上の山住宅は平成8年度 から平成12年度、中川原住宅は昭和46年度から昭和51年度、希望ケ丘住宅は昭和56年度、南町 住宅及び堤下住宅は昭和50年度から昭和52年度であります。   次に3点目、老朽化が進んでいる住宅に対する考え方についてのお尋ねでございますが、本市の 公営住宅等長寿命化計画におきましては、新規の住宅建設は考えられておりませんが、中川原住宅に つきましては、平成33年度から34年度をめどに建てかえを検討することといたしております。現 在中川原住宅につきましては、新規の入居希望世帯及び退去世帯がほとんどなく、4戸ほどあきがあ る状態が続いております。現在地に建てかえる場合には、募集停止を行ったり、部屋を移ってもらう などしてあいた棟から徐々に解体するなどの措置が必要となりますが、退去する世帯がほとんどない ことや、建てかえ後は家賃が高くなるなどの問題も生じることなどから、民間のアパートの借り上げ などの方法も視野に入れながら検討する必要があります。また、移転を考える場合には、新たな土地 の確保や移転後の土地利用計画なども必要なことから、公営住宅への入退去の実態や人口減少等の社 会情勢を見ながら、建てかえにつきましては慎重に検討してまいりたいと考えております。   なお、募集を停止しております坂町住宅及び前坪住宅につきましては、退去の状況に応じて撤去 することといたしております。   次に3項目め、市の職員についての1点目、現在の正職員数と臨時職員数についてのお尋ねでご ざいますが、平成27年11月末における正職員数は、消防職及び派遣職員等も含めて757人、再任 用、短時間勤務職員11人となっており、週30時間以上勤務で学校介助員や短期間雇用を除く臨時 職員及び非常勤特別職が350人となっております。   次に2点目、市職員の退職者3割補充に関して市長の考え方はとのお尋ねについてでございます が、これまでの職員定員適正化計画では、平成29年4月1日の職員数の目標値を733人としており ます。しかしながら、職員の減少に加え社会情勢の変化や多様化する住民ニーズ、さらに人口減少対 策等に機縁し、加速する地域間競争などにより事務量は増加の一途をたどっております。このような 情勢の中、組織的には正規職員が減る一方で臨時職員等が増加し、正規職員業務を臨時職員が一部担 うような好ましくない体制になりつつあるのも事実であります。このため、第2次総合計画の策定に 合わせて、職員定員適正化計画の見直しを進めているところであります。見直しの核といたしまして はこれまで退職者の3割補充を目標に掲げて職員の削減に取り組んでまいりましたが、新たな計画で は私の公約であります「ひとりひとりの幸せのため」、市が行うべき行政サービスに加え、地域間競 争に対応し、人口減少対策と産業経済対策を確実に推進する体制を図り、「最小の経費で最大の効果」 を発揮できるよう取り組んでまいりたいと考えております。   なお、平成28年4月1日の採用におきましては、保育士や保健師などの有資格者に重点を置き、 退職者数と同数の採用者を確保しているところであります。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) どうもご答弁ありがとうございました。   まず、1点目から再質問をさせていただきたいと思いますが、市長の先ほどお考えの中に、観光 で大事なことはというのは人だというお話をされておりました。いわゆる村上は今酒、鮭、情けとい うそのキャッチフレーズのもと観光をやっているわけであります。そして、この間、先日観光協会の 役員の方と事務局、そして我々議員との議員懇談会というのが開かれまして、毎年1回やっているわ けでありますが、有意義にいろいろな屈託のない意見を交換し合いまして、大変私もその中でいろい ろ勉強になったこともあったわけであります。市長の今お考えの中で、人という言葉がございました。 その人という中で、今後村上市の観光300万人に目標を達成していくために、その人をどのように、 どういったふうに活用すればいいのかなというお考えをお聞かせいただきたいなと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 人が織りなす村上市の魅力というものはいろいろあると思います。つくり上 げてくるのも人でありますし、それを発信するのも人である。それを使うのも人であるというふうな 形で、いろいろな役割があると思います。今回いろいろな場面で村上市の特産品というのは、これま で私たちが信じてきたことがまさにそのとおりだったのだなと。間違いなかったのだなということが 幾つも確認されています。これは農産物、特産品を含めてです。ですから、そこをつくる側とそれを 活用する側、そういうものをしっかりとリンクをさせることによって、やはり人の数が、その数がふ えるということは、それだけPRする場所も回数もふえるということでありますので、そんなところ の取り組みを少し進めていきたいなというふうに思っております。   幸いにも、村上市はそういう形でいろんな民間レベルでの動きもありますので、まさにその協働 のまちづくりで培った協議会、これも非常に大きな能力を持っている、ポテンシャルを発揮する組織 だと思っております。そこを活用していきたいと。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 観光というフレーズの中で、例えば村上に観光に来る方、今二百何十万人で すか説明ございました。同じ同時期からいくと、現在はふえているのだというお話もいただきました が、市長から言いまして例えばその観光協会との懇談会の、ちょっと私も申し上げさせていただいた のですけれども、では村上の魅力は何だろうと。では、例えば東京や関東、関西からお客さんが来た ときに、村上でここだけは見ておいたほうがいい。例えばここに絶対行ったほうがいいと。もしくは、 こういったところはごらんになっていただきたい、そういったところというと、市長でいえば何を一 番お勧めしますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 不特定多数の方々にPRをするということの意味合いからいえば、やはり温 泉地であったり、伝統工芸であったり、今は市民の皆さんがつくり上げていただいた町屋めぐりであ ったり、そういうところなのだろうと思います。   たた、その観光客のニーズそのものがこれは一律ではないというふうに思っておりますので、そ こにいらっしゃった方々がどんな形でここをああ、いいところだねと思っていただけるのかというの は、やっぱり人なのだろうと思います。ですから、そこをベースにしていろいろな分野でそれを広げ ていくということのほうが私はいいのかなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 今職員の人材もなかなか少ない中で、こういったことを言うのも何か大変恐 縮なのですけれども、以前高知にお邪魔した際に、高知県、これは県庁の中でありますが、高知おも てなし課という、いわゆる来た方のおもてなしをどういうふうに進めていく、観光をどういうふうに しようと。いわゆる前もこれ言ったことあるのですが、動物園、遊園地、水族館、そういったものが 何もないその高知県にお客さんをどう呼ぼうかということを考えている特別なその課1つがあるので す。   村上も、考えてみますと正直言って何もないわけです。いわゆる何もないというのは失礼な言い 方かもしれませんが、例えば名勝であるとか、姫路城であるとか、これは人工的なもの。例えば自然 のものでは富士山であるとか、昭和新山であるとか、猪苗代湖であるとか、そういった全国的なもの で有名な名勝地または自然な歴史の景観、そういったものがなかなか乏しいこの中で、ではどうやっ て呼ぼうということをやっぱり高知も、そういったこと何もないその中で考えているわけですが、で もよくよく考えれば高知はやっぱり坂本龍馬さんだったり、桂浜であったり、また四万十川であった り、結構全国的にも有名なところは高知だってあるのだなということを考えているわけです。村上も、 その中で今おっしゃったように、そういったものが結構乏しい地域で、でも人で呼べるのだというお 話しの中で、私もそうなのだろうなということはあるのですけれども、ぜひその村上の鮭だったりお 茶だったり堆朱だったり、産業物もいっぱいある。自然も豊か、海もあり、山もあり、川もありと、 こういうまちの中で、村上のこれなのだというものをやっぱり何かしらつくるべきなのだろうなと。   例えば料理でもいいのです。先ほど、きのうも市長の答弁の中でも、日本料理は世界遺産なのだ と。その中で、村上の食材をふんだんに使った村上の、伝統料理もいいのですが、新しい何か村上の 全国に発信できるようなそういったレシピというのも考えて発信していくというのも、何か必要な部 分もあるのかなというふうに考えるのですが、その辺市長はどういったようなお考えでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 私は、村上市のそのハード的な魅力が乏しいとは全然考えていなくて、実は 三面川、荒川、大川に上がる鮭ですとか、村上の木彫堆朱でありますとか、そういう形のいろんなも のがあって、もうそれは既にかなりのグレードにまで上がっていると思っています。それは、全国的 な認知度を考えたときでも、非常に高い認知度を誇っているなと。村上牛もそうですし、お米もそう です。   ですから、そういうものをそれを効果的に発信をしていくのは人だという捉え方で、人がやっぱ り大切なのだろうなというふうに思っています。食にしても、それこそ伝統の料理に実はこだわりた いという部分があって、これだけ魅力ある鮭の文化があるわけであります。これは、世界に誇れる文 化だと思いますので、そこを切り口にしていくのがいいのかなというふうに思っています。それを新 たなレシピに変化させたのが今回の新潟村上カフェの取り組みだったのかなとも思っております。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 村上に観光に来られて、今町屋の方、商人会さんとかが中心になってもう 10年近くも人形さま巡りだ、屏風だ、あとは黒塀だ、町なかのいろいろ本当に活気づけるためにや っていただいてありがたいことなのですが、そこでもちょっと観光協会のそのときもお話しさせてい ただきました。やはり観光で一番多くお客さんが来るというのは、当然休日だと思うのです、日曜日。 日曜日も、やっぱりその期間中町なかに歩いている方は非常に多いです。そのときに話題になったの は、トイレの問題も確かにそうなのですが、私が思うにやっぱりその商工観光課の課長も……いや、 いなかったので、あれなのですけれども、例えば商店街とも観光協会と少しタイアップをしながら、 例えばこういったときにはせめて日曜日あけていただきたい。   例えば商店街歩いて行きましても、日曜日に正直村上市内の町屋を見たい。人形さま巡りのとき は、その参加しているところはあいています。でも、それ以外のときは日曜日ほとんど村上市内はあ いていませんよね。その辺市長はどういうふうに考えているかお聞かせいただきたいなと。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 非常に悩ましい部分だというふうに思っています。   やはりその様子を訪れた方がごらんになったときにどういうふうに思うかなというのは、非常に 心配なところであって、でもそれをあけられないという状況が多分あるのだろうと思います。ですか ら、そこを何とかしてそれが誇りだけであけられるというところにまで行けばいいのでしょうけれど も、そういうわけにはなかなかいかない。ですから、きちんとしたそれをやることによってメリット がある、効果がある。自分自身のやっぱりやりがいというのですか、そのモチベーションもしっかり 上げられるというようなところ、それは経費面も含めて、精神的なものも含めて少しその辺の醸成が 必要かなというふうに思っております。ぜひそんな町並みができるといいなというふうには思います。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 例えば飛騨高山ですと、石畳のずっと商店街というか、お店屋さんがずっと 並んで人力車が走ったり、例えばこの間金沢に行ったのですが、金沢も何というまちでしたっけ、何 か市場みたいなショッピング街がずっとアーケードになって、ああいうのが集中的な部分で何かしら 村上でできればなと。   駅前の今まちづくりの中で、当時のジャスコの跡地の今駐車場がもし村上総合病院が移転とかさ れたときに、そこの部分で例えばそういったものが市でお金を出して1画幾らとかという家賃を取り ながら、もしそこに集中的な、六斎市みたいな形で商店街の方が集めることができたら、それこそ観 光客の方も行くのに一番行きやすいのだろうし、ただ村上の考え方はやっぱり村上のまちを歩かせよ うということでいろんなところに点在したという事実もあるものですから、その辺がどうなのかなと いう部分もありますけれども、何かそういったようなお考えは市長の中ではないのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然それぞれその地域の方々が自分が住まいしているところの魅力を発信し ていきたいということでつくり上げてきたものでありますので、それは大切にしていきながら、これ までも何か機会を通じてお話をさせていただいていますけれども、やっぱり村上総合病院の移転新築 に合わせて、村上の駅前の顔づくりはしっかりしていきたいと。今幸いにもそのまち歩きができると ころ、JRさんのほうも2キロ圏内のその周遊のまち歩きというようなパッケージを提供されている ようでありますけれども、当然駅からおりて町なかを歩くということを考えれば、それこそ駅前周辺 からしっかりとつくり込んでいくというのが必要だということは、これまでもお話をさせてきており ます。   また、今のそのジャスコ跡地周辺も、やはり魅力的な場所でありますので、今現在はマルシェと かいろんな形で活用されていますけれども、ああいうふうなもの、例えば伝統に根づいたようなアウ トレットみたいなものとか、そういうことの可能性もあるのだろう。できるだけそういうふうな形で にぎわいを創出できるというのは、大切なことだろうと思っています。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 観光ばかりあれなのですが、これが市長にも持ってくればよかったのですけ れども、北区のちょっとあったパンフレットなのです。北区にようこそと、いろんなお店が紹介され ていたり、あとは地図にそのお店の場所とか、あそこは競馬場がありますので、いろいろなこういう のが載っている。それちょっと、これがいいというわけではなかったのです。こんなのは村上も当然 あるのでしょう、例えば和食、洋食。   何を言いたいかというと、うちの家内がたまたまコンビニで買い物しているときに、年配のご夫 婦が、県外から来られたのか、そこで店員さんに村上でおいしいものを食べるといったらどこへ行け ばいいのだろうと。ところが、店員さんに聞いているのですが、その店員さんが学生さんなのか、若 い方で答えられないみたいなのです。そういったときにこういったものがあれば、村上のいろんなと ころ、やっぱりお好みもあるし、いろんなものもございますので、写真も出ていますから、この中か らどうぞ好きなところに行かれてはいかがでしょうかと言えればそれで済むわけです。   岩船は、前言っていました。岩船に来て、港もある、漁業もある、そして漁船もいっぱいあって、 魚の水揚げもあるのにかかわらず、あのまちにはすし屋がない。おいしいすしを食べに行きたいのだ けれども、どこへ行けばいいでしょうと言われたときになかなか答られない。そういったときに、例 えば今漁協の荷さばき場にあるああいう食堂を、例えばすし組合の方々にお願いをしながら、岩船の 食材を使って、そして握る方がその中で順番制でもいいではないですか。村上の食材をPRするため に何とかしてもらいたい。そこでおいしい、今揚がったばかりの水揚げした魚の生きのいいおすしを 食べられる場所があるのだとかというのは、1つ村上のPRになると思うのです。   そのコンビニに例えばこういうのを置いてもらうだけでも、そういったときにこれを渡せる。例 えばこれは私食べに行ったところも、加盟しているところも全部こういうの置いてあるわけです。自 分のところだけではなくて、よその店の部分もあるのにもかかわらず置いていただいている。やっぱ りそういったことがPRにどんどんつながるのだろうなと。確かにその後観光協会の澤さん、事務局 長とお会いしまして、市内のコンビニさんにも会員になっていただける方向性で話を進めて、こうい ったものもコンビニに置いていただくような場所をつくっていただける今話を進めていますというこ とでした。商工観光課の課長としても、ぜひその辺観光協会とタイアップしながら村上のPR、こう いったものもぜひいろんなところに置いていただく努力をしていただきたいなと思うのですが、いか がでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 今本間議員おっしゃられるように、そういうコンビニとかそういっ たガソリンスタンドとか、人が、特に観光客の方が寄るところにそういったパンフレットを置いてお くということは、非常に利便性がよくなることになりますので、観光協会のほうと話ししながら、高 速道路をおりたコンビニですとか、人が多く立ち寄るところにそういったパンフレットを置くように ということで今話を進めているところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) よろしくお願いいたします。   あと、観光PRの方法にはいろいろあると思うのです。例えばこの村上市が今使っている封筒で ありますが、単なる元気“eまち”村上市、市章書いている殺風景なというか、これも一つの何か観 光等のPRになるのではないでしょうか。というのは、新発田市さんの封筒はこれなのです。ここに お城の写真が書いてあったり、それで再生でここを切ると封筒になるのです。そして、そこにまたお 城の写真があって、一つはここ便せんになって、その便せんにもお城の風景が。こういったものを再 生紙で住みよいまち日本一 健康田園文化都市・しばたというのを書いてありまして、これ一つにし たって市長としてみればどうですか、これ比べて。どう思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 県内各市でも、そういう形で取り組みを進めるところいっぱいありまして、 以前にもそういうご質問議会のほうからもいただいております。その都度検討していくという話をし ているのですけれども、見ればもう明らかに新発田市さんのやつのほうがやっぱりいただいた方も再 利用できたりとかという、その思いが伝わるのだろうなと思いますので、ぜひ研究してみたいと思い ます。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひ研究してください。新発田市さん、これは職員さんの方が考えたのか、 それとも専門の方に頼んだのかちょっとわからないのですが、できれば職員の中でも、各課からちょ っと1人ずつでもピックアップしながら何かプロジェクトチームつくっていただければ。後のちょっ とその職員の話に結びつけるところがあるので、そのときにまたお話ししますが、何か同じ職場でも、 私も三十数年仕事をやってきまして、今会社の代表もやっているわけですが、同じ勤めるのであれば、 楽しく勤めないと、自分のやったことが何か成果としてあらわれたり、やっぱり人は褒められるとう れしいではないですか。だから、そういった部分の職場づくりというのが物すごく大切なのだろう。   何か最近は、正直言って市の職員、本当にこの村上市役所に勤めていることが楽しいのかなとい う部分が非常に感じるので、ただ生活するために仕事場として役所なのですとか、そんな形での役所 勤めどうせするのであれば、同じ三十数年勤める中でやっぱりもっと楽しさを自分でも見つけるため のもの与えるのはやっぱりトップなのだろうなと。会社にしたって、トップの能力以上に会社は伸び ないとよく言われています。ですので、市長が新しいこの村上市のトップとして、ましてや行政経験 も市長も長いわけでありますから、内部の人数云々等の前に、そういった人に与えて喜び、そして楽 しい職場づくりをやっぱり第一に考えるべきだと思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) まさにそのとおりだと思っております。   そういう意味合いからいうと、行政経験の中でそういうもののマイナスの部分もよく承知をして いるつもりでありますので、ぜひ職員一人一人のモチベーションが上がるような形で進めたいなとい うふうに思っております。どんどん指摘してください。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひお願いいたします。   あと、村上の観光でその長距離バスの補助金出した、あれは本当にすばらしいと思います、よそ に先駆けて。それで、村上のほうにやっぱり今バスの料金が高騰している部分、非常にツアーの料金 も高騰しています。そこを市で補助してあげるというのは、非常にいいことなのだろうなと。それが 返ってくれば、入湯税やらいろんな税金もまた返ってくるわけでありますから、そういったものも含 めて頑張っていただきたい。   時間もあれですが、最後に1点だけ。その新潟村上カフェなのですけれども、実際に村上の方が 行った方の感想とかいきますと、もっとああやってお金をかけるのであれば、村上の人にもPRをし て、そして村上の人が実際に行って説明をしたり、村上の人が実際に行ってつくってやったりしたほ うがもっともっとこの村上のPRとしては、ぜひお金をかけるのであれば。例えば場所にしても何に しても、あれ恐らく市が出しているのでしょうし、観光協会や何かが出しているのでしょうから、そ うしたらその村上の例えば食品衛生組合であるとか、食堂の加盟店であるとか、そういったところと かもあるわけですので、そこに頼んで食材も全部提供しているわけですから、つくっていただいて、 そうすれば地元の方ですので、これは何だ、これは何だ、こういうのはこうやってつくるのだと説明 もきちんとできる。ところが、行った方は、何かその辺の地元のバイト頼んでいるのだか、村上自体 もわからない人もいるみたいだしみたいな、そんなPRだったらかえって変ではないのというような お話も実はいただいたのです。どうせお金をかけるのだったら、村上の人間連れて行けよと。村上の ことをちゃんとわかる人間が説明しなければ意味ないのではないかというお話もご指摘もあるわけで すが、その辺いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今回企画したプロモーションのコンセプトそのものが物産、要するによくや るイベント的な物産でなくて、何もわからないのだけれども、入ったときに村上の食材があって、あ あ、こんな今までに経験したものがあるのだねというところをちょっと実はターゲットにしたという のがあって、そういう意味からいいますと、なかなか通常の物販型の物産会とかそういうものとは違 ったということで、ターゲットそのものがこれから中高年層に行く方々、若い世代に向けてのという ところだったものですから、そういう形にしました。   いろいろな切り口があると思いますので、そのご指摘はしっかり受けとめながら、そういうスタ イルでの村上のPRのときにはしっかりと取り組みを進めたいと思っていますけれども、比較的今回 のやつは反響は大きかったかなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ちなみに、商工観光課長、この新潟村上カフェ、これ1カ月間やった中で経 費的、その人件費だとか食材費、あとはその場所、いろんな看板設置料とか企画イベント屋さんにも 頼んだのでしょう。総体的にあんなものを1カ月間やるということなりますと、大体総額でどのぐら いかかるものですか。これ、参考までなのです。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 全て全部込みで、あとはアンケート調査とかも委託しておりますけ れども、そういうの全部込みで1,820万円ほどかかってございます。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ありがとうございます。   では、1番目の観光についてはその辺にいたしまして、村上の観光ということに関しましても、 きちんと私も何かしら微力ながらまたまたいろいろ考えていきたい。議員も、議員連盟というのを何 か議長はつくるとおっしゃいましたので、そういった中でも頑張っていきたい。   2番目の公営住宅についてであります。今公営住宅、坂町の堤下と坂町住宅に関しては、壊す意 向で新しい方を入れていないということでありますが、先ほどの説明の中に中川原のほうは平成33 年から平成34年に大体あそこにつくるのだろうというふうな形で進めていっているわけです、その 場所にするのだか別にするだか。先ほど問題点は、家賃がちょっと上がるものだからというようなお 話をされておりました。前々から言っておりますけれども、松原町の雇用促進住宅、あそこに村上市、 当然建てるのであれば、あそこエレベーターもないので、不便なのですけれども、あれを村上市で建 てる分買って、エレベーターだけつけて、あれを村上市の市営住宅化にすることは、あれ不可能なの でしょうか、雇用促進住宅というのは。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 雇用促進住宅については、エレベーターつける場合にはそれぞれの 階ごとに分かれているものですから、エレベーターを幾つもつけなければならないということがござ います。そういったことで、今のところそういう考えはないということでございます。           〔「何の考えもない」と呼ぶ者あり〕 〇商工観光課長(建部昌文君) その市営住宅にするとかというふうな。   市のほうに購入の打診があったのですけれども、やっぱりこれから高齢化がどんどん進んでいく ということで、エレベーターが必要だろうということなのですけれども、それぞれその階ごとに分か れているような状況になっているものですから、エレベーターをそれぞれ幾つもつけなければならな いというふうな状況があったものですから、非常に経費がかかるのではないかということで、市営住 宅に市のほうで購入するということについてはお断りしている状況でございます。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) いろいろな建て方あると思うのです。マンションみたいに例えば入り口の前 に廊下をつくって、そこへ1つエレベーターをつくれば、そのフロアー1ついいわけではないですか。   例えば何個も、何個もそこにつくるのではなくて、今の建物の外部に全部渡り廊下みたいなのを つくってそこにエレベーターをつければ。何かいろいろやり方あると思います。でも、あれもしその ままだったら、あのままだったらずっと廃虚ですよね。新しくどうせ何十億もかけてつくるのであれ ば、今あるものを再利用して、そのエレベーターを何とかつくる方法を考えればいいわけではないで すか。そのために一級建築士さんだっているわけですので、そういったものも何もただエレベーター つくるのが難儀だから、いや、そうすると何個もつくらねばないから、それで市はお断りしている。 では、幾らで買ってくれという打診来ているのですか、あの建物。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 経費については、ちょっと済みません、今把握してございません。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひもっと活用できるものは活用しながらやったほうがいいと思うのです、 廃虚ばかりつくって。   実は、中川原に住んでいる方ともお話をしました。そうしたら、イヨボヤ会館とか村上市のああ いう観光をPRする場所のところが、ちょっと裏見るとああいう風景というのはどうなのだろうと。 早く建てかえするのもいいのだけれども、建てかえれば建てかえただけで今1万や7,500円の家賃 が今度3万や4万になってしまうとうちらも困ってしまうしねという話、本当に大変なわけです。で も、あるものを使って何とかできれば、その同じ家賃でも別にいいですよということぐらいできるの ではないかなと私思うのですけれども、そうすると別な人だってやっぱり入る枠もどんどんふえてく るのだろうと。   この入居申し込みの案内もらいましたけれども、これ見るといろんなその入居条件の中に、子育 て支援が何もないわけです。その要介護であるとか、収入の低所得者であるとか、あとは65歳以上 の1人の人でとか何かありますけれども、子育て支援の部分が何もないのです。今未満児を持ってい る、例えば子供が就学未満児2人いるとか3人いるとか、そういう方にはもうほとんど〔質問終了時 間10分前の予告ブザーあり〕5,000円や1万円でいいですよみたいなものも何も書いていないわけ。 その辺市長どうでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先ほど申し上げましたとおり、中川原の住宅につきましては平成33年から ということの計画でありますけれども、その際アパートの利活用も含めてということをちょっとお話 を申し上げました。それと、雇用促進住宅の活用方法を研究するのは全く同じ、同義語だと思ってお りますので、議員指摘の部分については、しっかりと研究をさせていただきます。   あと、子育ての部分につきましては、確かに公営住宅の性質上の問題もあると思いますけれども、 そこを踏まえてやっぱり市民に対して優しい制度というのは大切だと思っておりますので、その辺の ところもあわせて研究をさせていただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひあるものを何とか活用したり、子育ての支援、人口減少対策、そういっ たプロジェクト組んでいる中で、やっぱり子育て支援というのも非常に大切な部分なのだろうという ことも考えておりますので、その辺の今市長がおっしゃられた優しい部分、何とか考えていただけれ ばありがたいなというふうに考えます。   あと、3番目の市の職員の体制にちょっと移らさせていただきたいと思いますが、今資料をいた だきました中で、先ほどの答弁と同じなのでありますけれども、今正規職員の数が子育て支援センタ ー、学童保育所、教育関係の介助員、補助員等を除いた数字でありますね。正規職員が757、それで 再任用の職員が11、臨時職員30時間以上の方が305、非常勤職員の方が45、合わせまして今1,118 名。そこへ、ほかにそういった介助員だとか補助員とかそういったものを入れますと、非常に人数的 にはかなりの大世帯になるのだろう。でも、その割合からいくと、正職員というのがほぼ半分よりも 少ない方が恐らく正職員の数になるのかなという気がするのですけれども、いかがなものでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 実態としては、そういう形になっています。これは、定員適正化計画の中で 我が村上市が目指した方向でありました。   そこの中で、結果的に業務が回っていかない部分があるので、そこに臨時を入れているというこ とで、これは通常取り得る手法だというふうに私は思っております。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 教育長がいないので、なかなかそっちに触れなかったのですけれども、ちょ っと1つだけ触れます。   前もいろいろ相談受けて、その坂町のあれ、保内小学校の介助員の方からからちょっとご相談受 けたことがありました。非常に介助員は、その人はその仕事が楽しいので、金額が云々ではないのだ とは言ってはもらっていたのですけれども、5時間とか6時間ぐらいの勤務だったみたいですが、や っぱり介助員は人の子供と接して、本当に子供好きでないとなかなかできませんよね。そんな中でも、 結構介助員の賃金、パート、臨時とはいえども700円台みたいですよね。その辺やっぱり考えると、 非常にそういった経費、そして交通費も一円も出ないのだというようなお話を聞きますと、どんなも のなのかなという部分ちょっと考えていまして、今のこの時代の中で保育士さんは今ちょっと来年か らかなり8.何%か9.何%が上がっていくので、その金額的な部分で云々ではないのですが、その仕 事の質からいきますと、介助員も似たような部分あるのだろうな、そうふうに考えると。その辺いか がでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育委員長。 〇教育委員会委員長(勝間修二君) 私の孫がみのり保育園で厄介になって、送り迎えなんか行った、 おととしの話なのですが、本当に若い職員が、後で聞くとみんな臨時、ほとんど臨時だと聞いており まして、けなげにボランティア精神旺盛で一生懸命だっこしたり、朝早くから遊んでいる姿を見ると、 本当にありがたいなとじいさまとして思いました。   そんなことから、ただそれが正規職員が数がどうのこうの、臨時職員がどうのこうのとなると、 私まだ不勉強でありまして、そのあたりははっきりと答えかねます。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 学校教育課長やら、生涯学習課長やら、その辺のことの中でいっぱいあるの でしょうけれども、ぜひちょっとまた参考にしていただければな〔質問終了時間5分前の予告ブザー あり〕というふうに考えます。   あと、この数字の中でいきますと、やはり30時間以上というその臨時職員の数が当然圧倒的に 多いのが保育園でありまして、正規の職員が保育園の場合88人で、再任用の方が1人いて、臨時の 方が191人、合わせまして280人という数になるわけです。もう非常にその保育園の、これはずっ と私も一般質問で市長ともやってありますので、今さら云々と。この辺の是正をするために、今やっ ているのでしょうけれども、今度国のほうでは小中学校とかそういった教員免許をお持ちの方は、保 育士の資格がなくても保育士として認めるみたいな法律を今後来年からつくるみたいですよね。教員 の免許を持っていれば、保育士もできると。そういった中で、そうなるとまた村上市のその臨時職員 とか採用の形も今度変わってくるのだろうなというふうに思いますので、ぜひそういった法律は、や っぱりそれは全国的に日本全部で、村上だけではなくてやっぱり保育士さんの数足りない。やっぱり 前も言いましたけれども、お給料の面だけではなくて、今精神的なストレスの部分が恐らく多いのだ ろうなと。いろんな親もいますし、また人間のトラブルもあるし、保育園の中でのこともいろいろあ るだろうから、そのお給料云々、せっかく取ったその資格が有効に生かせずにやっぱりもう精神的に 嫌になってやめていくというような部分も多いのだろうなと思いますので、そういったところもしっ かり行政としてフォローしていかないとだめなのだろうなというふうに考えています。   それと、ちょっと残念なニュースがきのうですか入ってきました。12月6日付である職員の方 が退職されるという。私もその方わかるし、前回の選挙のときは選挙管理委員会だったので、大分お 世話になったりして、真面目な方でかなり優秀なのに、何でこの時期にやめるのだろうなというのが 不思議でしようがなかった。悪いことするような方でもなさそうだし、恐らくこれは精神的なものか、 職場が嫌になったのか、それとも余り優秀過ぎて別な会社とか別な行政からとか、何かそういった例 えばヘッドハンティングみたいになったのかなというふうな事情があるのですが、その辺市長はどう いうふうにお考えでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 彼とは私もずっと長らく一緒に、同期というようなイメージでおつき合いを させていただきまして、非常に優秀な人材であります。詳しくは申し上げるわけにはいきませんけれ ども、ご自分のご都合ということで、今議員がおっしゃられたような要件でのご退職ではないという ふうに認識しております。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) できれば、市長こういった今実は各課の正職員の人数なども配分されたせっ かく資料いただいたのですが、やっぱりその適材適所、本当にさっき言った楽しい職場づくりはそう いうことがあるわけではないですか。幾ら何年かに回さなければいけないといえども、やっぱりその 人にとって合う場所、合わない場所とかも当然あるのだろうし、本人の力が本当に発揮できる職場な のかどうかというのもあると思うのです。そういったものがもしやっぱりもうちょっと内部の中にそ ういった相談みたいなことができる部署があったりして、今の私が所属している課ではこういったこ とがあって、私はとてもこの課では働きづらいのだというようなことが気軽に言えれば、もっともっ と市の職員の方も、またパートの方とかも含めて働きやすい職場づくりができていくのだろうなとい うふうに考えるのですが、最後時間もありませんけれども、そんなふうな部分、市長としてのお考え をお聞かせいただいて終わりにしたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 非常に大切な部分で、それがしっかりとした仕事を支える部分だと思ってお ります。   現在総務課でそれを担うような格好になっております。支所においては、それぞれ所管の課が担 うようになっていますけれども、それがしっかりと機能することによって、今議員ご指摘の部分、そ れが担保できるのだろうなというふうに思っております。やっぱり先ほど観光ではないですけれども、 人がしっかりと機能すること、これが何をおいても重要なことだと思っております。それは、市役所 も同様でありますので、そんなところをしっかりと見据えながらやっていきたいと思います。 〇5番(本間清人君) ひとつよろしくお願いいたします。   以上で一般質問終わります。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで本間清人君の一般質問を終わります。   午前11時まで休憩します。           午前10時51分  休 憩                                                        午前11時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、4番、鈴木いせ子さんの一般質問を許します。   鈴木いせ子さん。(拍手)           〔4番 鈴木いせ子君登壇〕 〇4番(鈴木いせ子君) 議長のお許しをいただきましたので、これより私の一般質問をさせていた だきます。鷲ヶ巣会の鈴木いせ子です。どうぞよろしくお願いします。   きょうは、お忙しい中たくさんの傍聴をいただきまして、大変ありがとうございます。皆さんの 声をこの議会に届けるように一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします。私の一般質問は2項 目であります。   1項目め、村上総合病院の進捗についてであります。村上総合病院の移転新築については、私も 議員として8年をかけてこの問題を市長に訴えてきました。候補地とされた村上駅西側も、ここであ れば新築の時間が早まるのではないかということで、やむなく厚生連も動き出したかに見えましたが、 現在はスタートのときと何ら変わった状況にはありません。市長も公約に村上総合病院のいっときも 早い新築を挙げておりました。これからどのように進むのかお伺いいたします。   @、候補地になった駅西への移転新築をこのまま進めますか。   A、救急医療・災害拠点病院は、30年先を見据えてどのようにやればよいとお考えですか。   そしてB、厚生連の菊池理事長さんにはお会いになったのでしょうか。   C、村上駅周辺のまちづくりには90億もの予算を投じ、事業を実施するめどは立ちましたか。 また、90億をかけることの市民の喜びはどのようにあるのでしょうか。   2項目め、市内畜舎の悪臭対策の進捗状況についてであります。市内畜舎の悪臭問題については、 9月議会に取り上げたことによって、この悪臭の現況がどのようなものであったか、多くの方に関心 を持っていただきました。「悪臭のまち村上」にならないよう、人口減少問題の先に悪臭対策を急が ねばならないと思います。以下についてお伺いいたします。   @、11月に行われた臭気検査の数値について伺います。   A、朝日地区の鶏舎の改善はどこまでされたのか、その経過と対策についてお伺いいたします。   以上です。よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、鈴木議員の2項目の質問につきまして順次お答えをいたします。   最初に1項目め、村上総合病院の進捗についての1点目、候補地になった駅西への移転新築をこ のまま進めるのかとのお尋ねについてでございますが、厚生連では、村上総合病院の移転候補地を駅 西に決定しており、財務改善計画における村上総合病院移転新築工事の事業計画も、移転候補地を駅 西として計画しているとのことであります。5月に開催された村上総合病院・瀬波病院合同運営審議 委員会におきましても、移転候補地は駅西であるとの再確認をいたしておりますので、本市といたし ましては、計画どおりに事業が進みますようこれまでどおり支援と協力をしてまいります。   次に2点目、救急医療・災害拠点病院は、30年先を見据えてどのようにあればよいかとのお尋 ねについてでございますが、村上総合病院は、現在救急告示病院として、また災害拠点病院として市 民にとっては命を守るための大切な病院となっております。これからも市民のためにこの役割を担っ ていただき、さらなる救急医療体制の充実を図る必要があると考えております。   次に3点目、厚生連の菊池理事長と話をしたのかとのお尋ねについてでございますが、7月3日 に菊池理事長が来庁され、新任の挨拶と村上総合病院移転新築についての意見を交換し、11月12日 には菊池理事長が再度来庁され、村上総合病院移転新築の支援につきまして話し合いを持っておりま す。   次に4点目、村上駅周辺のまちづくりの事業を実施するめどは立ったのか。また、市民は喜ぶの かとのお尋ねについてでございますが、ご指摘の事業は、村上駅周辺まちづくりプラン(基本構想) に登載された32項目の施策と取り組みについてと理解いたします。実施に当たっては、財政状況や 利用できる国の補助制度、交付金などの財源、社会情勢等を考慮し、検討することとなります。また、 関係する既存の計画や事業、新たに策定される各種計画との調整も必要であり、あわせて村上総合病 院移転新築に係る厚生連の要望等につきましても考慮し、判断してまいります。   また、駅周辺は本市の玄関・顔として、駅周辺にお住まいの皆様にとりまして大切な生活の場所 であることはもちろんでありますが、村上市のまちづくりにも大きな役割を担う地域と捉えておりま す。病院跡地の利用を含めた村上駅周辺のまちづくりを推進することは、10年後、20年後、さらに は30年後の次の時代を担う世代に誇れる施策であり、現時点における最も重要な施策の一つとして 市民から望まれ、理解が得られることと考えております。   次に2項目め、市内畜舎の悪臭対策の進捗状況についての1点目、11月に行った市内臭気検査 の数値についてのお尋ねでございますが、測定は市内7カ所において、11月4日から11月13日の 間に実施しております。計測結果では、臭気指数11から16となっております。   次に2点目、朝日地区の鶏舎の改善の経過と対策についてのお尋ねについてでございますが、9 月議会以後これまでの間、敷地内に仮設の堤防を設置し、汚水の場外への流出を防止するほか、鶏舎 周辺の土砂の入れかえや部分的にシートで覆うなどの措置を施し、雨水として場外へ放流できる対策 を進めてまいりました。また、汚水が流出した隣接の林地につきましては、枯れた樹木の伐採後埋め 立てを行い、汚水の浸入を防止する措置をとっております。一方、鶏舎からの新たな鶏ふんの流出を 防止するため、6棟の鶏舎のうち1棟の鶏を全て減羽し、新たな鶏ふんの発生量の抑制を図っており ます。   今後の対策といたしましては、敷地内に滞留している汚水の処理と鶏舎内の鶏ふんの処理を計画 的に進めるよう指導しておりますので、計画どおり実施されるよう村上・新発田、それぞれの地域振 興局や地元集落等関係者で確認をいたしているところであります。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 村上総合病院についてお伺いしますが、11月5日に議員有志で秋田県の 厚生連平鹿総合病院に、このパンフレットですが、行ってきました。そこは、最近建築したばかりの 厚生連の病院でしたが、広い田んぼの中に地上9階、病床数586床、駐車場は1,287台、外来906、 職員362の駐車場となっていて、駐車料は無料でした。全ての病室から鳥海山が見える。附属施設 は、訪問看護ステーション、在宅支援事業、健診センター、その他僻地医療拠点病院、災害拠点病院、 救急病院、救急対策の全てのことがこの病院では行われておりました。また、看護師さんが働きやす いように、託児所もつくられておりました。廊下は広くとってありました。それは、災害時のときに 廊下は患者の運ぶための広い廊下だそうです。そして、私一番気をつけてお伺いしたのですが、横手 市のその病院は、真ん中にありました。村上市のように、村上市の端っこのほうにつくるなんていう 計画ではなく、村上市の真ん中にあるというような、そしてそこの広い土地に建てたというような病 院で、広いためにいろんなことが使い勝手よくつくられておりました。病院の建設は、やっぱりその 場しのぎであってはならないと思います。何事にも耐えられる、将来を見据えた広い場所があればこ そ、いろんなことができるのだと私は8年間かけてこのことを訴えてきました。市長は、この平鹿総 合病院の状態についてどのように考えますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員ご視察の平鹿総合病院の実態について私は承知しておりませんので、そ この部分についてのコメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、一般論としては、それが まさに望まれる姿だろうと思っております。   ただ、村上総合病院の移転新築につきましては、既に上級官庁ともその計画、そのベースをしっ かりと積み上げる段階で駅西への移転、これを決定をした上で今事業を進めているわけでありますか ら、そのことを着実にしっかりと進めることが一日も早く我々村上市民が望む村上総合病院が新築さ れるという道につながるのだろうと私は思っております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 11月に理事長がお見えになったということですが、どのような内容でお 見えになったのですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 村上総合病院の移転新築が加速できるように、土地の取得の方法であります とか、それらについての技術的な部分の支援について要請がありました。   また、財政的にも、新たな財政支援について要請があったというところであります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 深くを尋ねるとちょっと問題もあると思いますので、私は控えさせていた だきますが、多分あの土地の問題だと思いますけれども、やはりあの土地を市が買うか厚生連が買う か、その今駆け引きをしている段階でないかなと私は想像するのでありますが、どちらも金の問題で ありますので、ここで私の意見を言ってもちょっと聞いている人もいっぱいありますので、控えさせ ていただきたいと思いますが、いっときも早い病院の建設はみんなが望んでいることでありますので、 いい病院を早く建てる工面というか、その作業を実施していただきたいと思いますが、よろしくお願 いします。市長、どのように考えますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) あくまでも厚生連さんの病院でありますので、土地の取得については、厚生 連が取得すべきものというふうに思っております。それについて、村上市はしっかりと支援をすると いうことで、技術的な支援をさせていただくということは申し上げました。   また、新たな財政支援といたしましては、既に村上市は20億の財政支援を決定をしているわけ でありますので、それに加えてというお話でありました。私のほうからは、その財政支援を決定をし たときの状況から変化をしている部分、それは合理的な根拠があるものであったり、例えば市の新た な医療資源の創出であったりとか、そういう部分を村上総合病院の中に付加できるのであれば、それ は我が村上市にとりまして非常に有効なことでありますので、その部分についてはしっかり支援をし たいというふうなお話をさせていただきました。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) とにかく早く建つ方法をとっていただきたいと思います。   次に、悪臭問題についてでありますが、副市長さんは、9月議会以降あそこに何回行かれました でしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 9月議会につきまして、1回では少ないのではないかというようなご 指摘をいただきまして、私も数回見に行ってまいりました。けさほども、朝ちょっと寄ってまいりま した。   その中で、非常に立ち木の伐採と盛り土しっかりやっているなということも確認をしてきました し、排水については、雨水のほうは本当にいろいろやっぱり流れていましたけれども、汚いというか、 汚水的なものは流れていなかったなということを確認してきました。それ、9月以降やはり市の職員 とまた振興局、そして新発田の環境センターのほうでいろいろ定期的に会合を開いて指導していると いうことで、逐次私のほうに報告をしてきて、徐々にではありますけれども、改善の方向は示されて きたのではないかなと思っております。これからしっかりとしたまた計画に基づいてこの対策を練っ ていただきたい、そんなことで今考えているところであります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 見てきたのは大変よかったのですが、あの現状を見てどのように感じまし たか。 〇議長(三田敏秋君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 1回行ったときは、裏まで回って見させていただきました。非常に大 変厳しい現状だなという、鶏舎内にあるものは、鶏ふんということで資源であるということの認識で ありますので、それをやはり商品として販売するには、なかなか時間もかかるのではないかなという ことで確認をしてきました。   また、裏のほうでやはり堆肥化するような、おがくずとまぜてやっている作業もちょっと見させ ていただいてきました。ただ、量が量ですので、本当に大変厳しい、年次計画でやることになろうか と思いますけれども、完全なまでにはなかなか時間もかかるのではないかなと思っております。いろ いろ地元との協議もしっかり進めながら、それに沿ったような対策でこれから考えていければと思っ ております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 鶏舎の現状はそのようにわかりましたけれども、埋め立てした道の反対側 の様子を見てどのように思いましたか、あの林を見て。 〇議長(三田敏秋君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 雨水は流れているのは確認できました。そんな中で、汚いといいます か、本当に汚れたにおいのするようなのは流れていませんので、それらはしっかり改善できてきたの かなと感じてきました。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) そのことについてはこれから聞いていきたいと思いますが、まず最初にや りました市内の臭気検査、年に2回やっておりますが、今11月分の臭気検査が終わったということ ですが、11から15ではわかりませんので、どこの場所どのくらいだったかをお聞きします。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 2回目のあの臭気検査でございますが、施設の名前ではなくて地区とい うことで発表させていただきますけれども、早稲田地区が2回目につきましては15、鵜渡路が16、 大場沢が13、小口川が16、坪根が11、中原が15、関口が14という2回目の数値が出ているとこ ろでございます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 鵜渡路が16で中原が15というのは、ちょっと考えられない数字ですけ れども、確かなのでしょうね。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 間違いない検査機関のほうでやっておりますので、確かな数字でござい ます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) この数値は、1回目と違いはありますか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 中原のほうは、1回目につきましては18でございました。それから、 鵜渡路につきましては、1回目につきましては11でございました。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) そうすると、中原の数値は下がって、鵜渡路の数値は上がったということ は、遠くまで流れるということでしょうか。それとも、ほかの鶏舎からの数値でしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 臭気測定につきましては、鶏舎の境界線上で測定しておりまして、その ときの風下で測定しているところでございます。   ですから、鵜渡路の臭気がよそから来て出ているということではございません。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私も、この臭気についてはまず今こういうふうに問題として取り上げてい るわけなのですが、取り上げない前も2回、今も2回というのは私ちょっと腑に落ちないのですが、 この臭気というのはきょうに終わればあした、きょう9であってもあしたは18になることもあるの です。   だから、もし今までどおりというわけではなくて、これからこの臭気の検査をもう2回ぐらいも ふやして、本当にほの温かいというのだ、朝日村弁で言うと。ほのら温かい時期には、非常ににおい が発生するのです。だから、そういう時期も捉えてもう2回ぐらいはこの検査をふやすという考えは ありませんか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 今ほどの臭気の回数でございますけれども、これは以前は年1回で実施 していたところでございますが、平成26年度から年2回にふやして実施しているところでございま す。   それで、先ほどの中原地区、鵜渡路地区15、16という数字、指数なのでございますけれども、 いずれにしても基準値を超えているということでございます。これにつきましては、それぞれの畜舎 のほうに臭気の拡散防止について対策をとるよう指導その都度しているところでございます。   また、臭気の回数につきましては2回にふやしておりますけれども、今後も場所的なものも含め ましてふやす方向も検討しているところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) ぜひ回数をふやして、問題になる数字というのは13以上だそうですよね。 数値13以上になりますと、これは公害というか、そういうのにひっかかるということですので、あ の周辺の数値は大場沢も13、中原は15、鵜渡路も16ということであれば、それくらいの周辺にに おいが散らばっているということになりますよね。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 先ほども申し上げましたけれども、それぞれの地区の畜舎の隣地境界で の測定でございますので、1カ所の畜舎の臭気がその辺に全て漂っているということではございませ ん。それぞれ畜舎のところの臭気というふうにご理解いただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) この問題については、そばにある朝日中でもこの臭気の対策をしたそうで すが、課長さん、その後の状況はどうなっているのですか。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 対策というか、におい対策ではなかったわけですけれども、うち、 学校教育のほうでは中学校のほうからハエがひどいと。夏場ハエが発生が非常に侵入してくるという ことで、何とかならないかということで、普通教室に網戸を設置させていただきました。   ですので、におい対策ではないのですけれども、においにつきましては、確かに授業中窓をあけ る時期におきましては、相当なにおいが入ってくるということは理解しておりますが、特に対策はし ておりません。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それでは、副市長さんもけさ見に行ってきたと言いますけれども、私も見 に行ってきました。最初は、11月12日の定期の検査で見に行って、それでだめで、また19日の日 見に行って、それでもだめで、25日に見に行って、それでもだめで、30日の日にようやくそれを流 されるようになったかとはお聞きしたのですが、これで間違っていないでしょうか、環境課長。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 今ほどおっしゃいましたように、雨水と汚水の分離が最優先ということ で進めてきていたところでございます。   11月12日から幾度かの現地改善指導を繰り返しながら、ようやく11月30日に関係機関で組 織している定期の確認調査の中で雨水を流すことになったところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 三面川に流すのは、塩ビ管2つで流していたかと思うのですけれども、あ の塩ビ管は確かに流さないように閉まっていましたが、私がきのう見た時点においては、その塩ビ管 のふたは外されていました。だけれども、その塩ビ管からは一垂れも流れていなくて、その脇の川か らあの雨でごっこと流れていましたので、果たしてこれは本当に流れる道はどこなのかなと思ったの ですが、どうでしょうか、課長さん。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 30日の日に排水できる確認をしたところでございますけれども、状況 によりまして事業者のほうで何らかの形でとめている可能性はあるかもしれません。その辺は、ちょ っとまだ確認できておりません。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 三面川に流さないようにしていた塩ビ管から流れなくて、その脇の川から ごっこと流れているということは、今までも流れていたのかなというふうな感じを持ちましたが、塩 ビ管から本来はあの雨水は流れるはずではなかったのではないですか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 30日の日に確認した際には、塩ビ管から流れるような形での確認でご ざいます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) いや、きょう行けば流れているか、そのはきのうの話でありますからわか りませんけれども、そして雨水が流れた場合、三面川さんも大変気にしていると思いますので、この 検査というのは誰がどのようにやるのですか、雨水だけですよという検査は。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 水質検査につきましては、環境課のほうで実施しているところでござい まして、この部分につきましても早急に検査をすることで準備を今進めております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) そうすると、環境課が責任を持って定期的に検査するということでよろし いのですね。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 順次定期的という形ではございませんけれども、今のところは準備を進 めております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それでは、先ほど副市長さん見てきて、先回肥だめだ、肥だめだと言った 杉林は埋め立てであったという報告を受けましたが、この杉林の、いや、私もそれを埋め立てるのを 現場でついていて確認しました。何十台もの大きなトラックでひっきりなしに土を埋めていましたし、 それからバキュームカーが来てそのにおいも2台も来て流しているのをその現場を立ち会いではない けれども、私も見ていましたので、ああ、これは変わったなとは思いましたが、その道を挟んだ反対 側、あそこが今度先回言った私の肥だめの杉林と言ったところがその道から下がそのような現状にな っているのですけれども、あれはいつ片づけるのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 汚水だまりにつきましては、今環境課長がおっしゃいましたとおり、 汚水、雨水の分離について今まで全力を投じさせてきました。今後汚水だまり、本当のまだ上のほう にあります部分につきましては、くみ取りを中心とした指導をしていかなければならないし、県とと もにそのようなことで進めていきたいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 副市長さんも見て来た最初の最初の杉林は、確かに私も見ていて、バキュ ームカーで下の汚れた土を運んで新しい土に入れかえているのは、私も見ていました。そうしたこと によって、今度その向かいがその被害をこうむって、同じような肥だめになっている様子でありまし た。あれは、あのままこれから雪が降って水がいっぱい、雪解け水もありまして、そうしたらオーバ ーな言い方ですけれども、あのグラウンドのほうにも流れていきかねない現状だと思いますし、あの 現状であれば、あの悪臭というのは少々ではありませんよね。お話を聞いていますと、畜舎、畜舎と 言いますけれども、その悪臭によって困っている市民がいるわけです。その市民の対策をもう少し丁 寧にやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 議員ご指摘のとおり、そのもとになっている部分というのが汚水だ まりだったり、また鶏舎の中の大量の鶏ふんだということでございますので、今本当に副市長も環境 課長もおっしゃいましたが、当面の雨水と汚水の分離ができて、雨水を流せるようになりましたので、 今後雪解けで今の汚水だまりのところにもこれまでの季節以上にたまっていくスピードが高まると思 いますが、その辺は現場を県とともによく確認して、それ以上被害が広がらないようにくみ取り作業 を急がせる。そして、鶏ふんの本体の部分の処理も計画的に進ませるというようなことに今後全力を 投じていきたいと考えております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 最初は4棟ありまして、その後5号舎、6号舎とふやしていったために処 理能力がなくなってこういう現象が起きたということですが、その対策として5号舎の鳥は全部今い ないという状況なのですが、あそこどのようになって使われておりますか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 5号舎を今減羽、全く飼っていないという状況です。その状況で、 5号舎の鶏ふんを早目に処理して、そして5号舎をあけていくと。その後、また順次そのようなこと で鶏舎内の鶏ふんを処理していくという計画を11月から進めております。   以上でございます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 5号舎は、鶏ふんを攪拌させるために、そしてあそこで攪拌してから堆肥 場に持っていくというような目的であけたわけではないのですね。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 5号舎で鶏ふんを攪拌という、具体的に言えば鶏ふんの発生を5号 舎をやめさせることで発生量をまず減らそうということで、そして5号舎の鶏ふんをふえるのをやめ させて処理していこうということで5号舎を計画しております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 雨水を流せば、大分その水がたまらないので、よくなったかと思いますが、 今あそこに1トンパック2,000袋の在庫があるわけなのですが、あれは何年もたっていると思うの ですが、そして今現在の鶏舎の鶏ふんも山となっております。どのくらいの期間ああいう鶏ふんとい うのはそのままにしておいてもいいのでしょう。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 堆肥舎で堆肥化していくわけですけれども、確かに何年もたってい る鶏ふんもあると聞いております。そのような鶏ふんというのは、堆肥にならなければやっぱり処理 してもらうというようなことになっていくと思います。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) その周りにこの前土手をつくりました。その土手も、土手をつくったため にそこもまた肥だめのように水がいっぱいたまっておりました。   私も、きのう行ったのですけれども、その鶏舎に入る前の道路、私が車入っていったら沈没する ほどたまっていました。本当にここ行ったら俺車出られないわなというふうに思うぐらい、きのう雨 が多かったものですから、それがその道を通られないほどいっぱい水がたまっておりました。雨水を 流しているということですが、あの水があのくらいたまっていては、それがもう向かい側の林に最初 の杉林と同じように流れるのだと思いますが、どのように思いますか、それがにおいの原因になって いるのですが。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) まず、最初におっしゃいました土手でくくった部分の汚水だまり、 それにつきましてはやはりたまっていく一方ですので、雨水が入ったらたまる。そしてまた、やはり たまった、ふえた分はくみ取りをさせるということで対応させていきたいと思っております。   そしてまた、道路の部分の車が通る部分ですが、あそこは消毒槽といいますか、そういったこと になっております。ですので、防疫上やはりたまることによって消毒液が希薄になりますので、くみ 取りをさせて、そしてきちんと消毒液をそこで防疫上消毒するような形にしていきます。   ちなみに、ちなみといいますか、いわゆるたまった道路の水は、同じようにやはりくみ取りさせ ていくというようなことで対応を考えております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) あの消毒液は、希薄になったなんてものではないので、最初からなかった のです、あの消毒液は。もう私最初、9月の議会のときに行ったときは、それでも消毒液という看板 はあったのですけれども、今その消毒液という看板を取り去られて、そこはそれこそ私の車が埋まる ほど、行けないほどの大きな深い池になっておりました。   さっきも学校教育課長さんもおっしゃったように、虫の発生、病気の発生、それを私は今度心配 しますので、その対策についてはどのように考えますか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) においとともに、害虫の発生というのは非常に困った問題でござい ますので、どこから発生するかといえば、当然汚水だまりとか、あと鶏ふんのある鶏舎内です。これ からも、発生するのだと思います。〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕やはり防疫上、また その環境上、羽化防止する剤をまいたり、また駆除です。ハエを駆除する形で季節、季節にとってい かなければならないということで、振興局とともにまたそれも強化して指導していきたいと考えてお ります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 私も、県の振興局のほうにも行ってきましたけれども、今は指導の段階だ と。これから警告、命令となっていけば、その段階を踏むための今1段階であるというようなお話も お伺いしてきました。   それですので、ぜひ鶏舎の問題もそうですが、それで被害をこうむっている市民の悪臭について も、そっちのほうのいっときも早い解決をお願いしたいと思います。   それで、そのために水質検査をしたようですが、その結果はどうだったのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 10月29日に岩沢集落の説明会で要望がありました井戸水の水質検査の 件でございますけれども、岩沢集落の点在した6カ所の家庭用井戸と畜舎の農場で使用している井戸 と、それから畜舎の農場に隣接している飲料用の井戸、計8カ所におきまして水質検査を実施したと ころでございます。   このたびの検査につきましては、通常の飲料水の検査ではございませんで、その井戸水に鶏ふん 等の影響が出ていないかの判断をするための検査でありまして、指標菌検査として大腸菌と嫌気性芽 胞菌の検査を実施したところでございます。結果につきましては、岩沢集落の点在した6カ所の観点 井戸と畜舎、農場で使用している井戸からは指標菌は検出されませんでしたが、農場に隣接している 園芸用井戸から指標菌が検出されたものでございます。この井戸につきましては、採水したときに井 戸の周りにもう既に汚水が湛水しておりまして、井戸の上部から汚水の流入があったと想定されると ころでございます。そのために、井戸の上部からの浸入防止を施工いたしまして、再度検査を実施す ることで今準備をしております。その結果につきましては、区長さんを通じまして集落のほうに連絡 することにしておりますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 水道局長さんも検査されたようですが、検査の結果はいかがでしたでしょ うか。 〇議長(三田敏秋君) 水道局長。 〇水道局長(川村甚一君) 9月の定例会で議員からご質問をいただきまして、それ以前のものにつ きましては、その場でお答えを申し上げてございますが、その後9月24日に上水道の岩沢浄水場、 こちら地下水を水源として使用させていただいてございますけれども、その原水の検査をやってござ います。   これにつきましては、通常の検査の数値と変わらない数値でございまして、特段の変化は認めら れてございませんでした。   以上でございます。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 水質のほうには、そんなに異常はまだ感じられていないということですの で、それは大変よかったかなと思います。   このことについて、一生懸命努力された朝日支所長さん、お考えをお伺いしたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(齋藤泰輝君) この問題は、昨年といいますか、数年前から発生している事例でござ います。それと、飼養の羽数が多いため、きょうあすで一気に片づく問題ではないと考えてございま す。   それと、県の環境センター及び振興局と一緒になって、市としても監視と指導はこれからも続け ていきながら、一日も早い環境の改善に努力はずっと続けていくつもりでおります。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) それでは、最後に市長にお伺いします。   以上の私の質問についてのご感想をお願いしたいと思います。〔質問終了時間5分前の予告ブザ ーあり〕 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これにつきましては、私も就任後その状況を把握させていただいて、現地も 数回見に行っています。   率直な感想として、危機的な状況だなということで、これが我が村上市にある鶏舎の体裁なのか ということで、非常に驚愕をいたしました。その結果、環境センターさんのほうも非常にご迷惑をお かけしたと思うのですが、いてもたってもいられず、県に対しても手緩いということでお話をさせて いただきました。そんなことも踏まえて、しっかりとそこに暮らす人たちの生活を守るということが 大切なので、それを進めましょうということで庁内でもそれに向かっている状況であります。   ただ、いずれにしましても法律にのっとって進める話でありますし、事業者は事業者なりに事業 体としての経営も進めているという状況、非常に悩ましいのでありますけれども、一刻も早くこれに ついては改善策を講じなければならないということで、しっかりと今取り組んでおりますので、そこ のところにつきましてはご理解をいただきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 鈴木いせ子さん。 〇4番(鈴木いせ子君) 村上市のトップは市長であります。県にかけ合うにしても、どこにかけ合 うにしても、やはり市長がその先頭となって解決に向かわねば、なかなか動かないと思いますので、 ぜひその思いを形に出していただければありがたいなと思います。   これで私の一般質問終わります。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで鈴木いせ子さんの一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時47分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、25番、片野鉄雄君の一般質問を許します。   片野鉄雄君。(拍手)           〔25番 片野鉄雄君登壇〕 〇25番(片野鉄雄君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。鷲 ヶ巣会の片野鉄雄でございます。   とたんに傍聴席が少なくなりましたけれども、ありがとうございます。また、資料の配付も許可 いただきまして、ありがとうございます。   まず最初に、道路問題についてであります。@、私道は原則として、その所有者が管理しますが、 市内には舗装が未整備の私道が結構あります。事業所や集合住宅の敷地内の通路でなく、公道と同等 の使用がされている場合で、かつ、1、両端または一端が公道に接続している、2、路面の排水が可 能である、3、その私道を利用する世帯が5世帯以上ある、4、私道の所有者と利用者が一般の通行 の使用を承諾している、以上のことを条件に補助率、限度額を研究し(仮称)「私道舗装工事助成制 度」を設ける考えはないでしょうか、お伺いいたします。   A、瀬波温泉トンネル先線は残り約1,350メートルが未完成のままストップしています。道路 がよくなり時間も短縮されれば、人、物、お金、情報の流れがよくなり地域経済の活性化につながり ます。村上市都市計画マスタープランの中に「来訪者の笹川流れ方面へのアクセスを改善するため、 都市計画道路環状3号線の瀬波温泉トンネル〜瀬波小学校の整備を目指します」とうたわれています。 平成18年に私が調べた数字は用地費、工事費合わせて約7億5,000万円でした。昨年12月議会で お聞きしたところ大滝前市長から「村上駅周辺まちづくりプラン等をまとめている最中であり、その 内容等を踏まえながら関係機関と協議していく」との答弁がありました。ことし3月には、「村上駅 周辺まちづくりプラン(基本構想)」がまとまり、一般国道345号「旭橋」も10月4日に開通いた しました。今後について市長のお考えをお聞きいたします。   2番目、住宅リフォーム事業について、今年度9月に行った「村上市住宅リフォーム事業」は申 し込みが予算の約2倍もあり、利用された方からはおおむね好評でしたが、今回抽せんに外れた人や 来年度計画している人のためにも、事業費枠をもっとふやす考えはないでしょうか。また選定の方法 については改善する考えはないでしょうか、お伺いいたします。   3、老人クラブについて、村上市の人口に占める65歳以上の割合は約2万2,000人(約35%) で、村上地域老人クラブ連合会の会員は約7,600人です。高齢者が健康で、生きがいを持ち、かく しゃくとして暮らす世の中こそ望まれます。村上地域老人クラブ連合会村上支部では、市とタイアッ プして「シニア健康づくり教室」や「介護予防教室」、新潟リハビリテーション大学と提携し「転ば ぬ筋力アップ教室」をやっています。そのほか各専門部会が活発に活動し、9月には福島県の原発事 故で全村避難している「葛尾村」の親子40人を村上に招き田植えや餅つきをしたり、新潟リハビリ テーション大学の学生と教職員とペタンクの交流大会をやったり、多くの皆さんに喜ばれる活動をや っています。老人クラブの組織が強固であることは村上市にとっても何かとありがたいことではない でしょうか。村上地域老人クラブ連合会の市に対する平成28年度の要望事項、1つ、会員増強への ご支援、2、財政支援制度の拡充、についてどのような対応を考えているかお聞かせいただきたいと 思います。   4、観光振興策について、@、ことし3月定例会の一般質問でお城山の駐車場につきまして「付 近の民有地を確保し駐車場をつくるべきではないか」と質問させていただきましたが、教育長からは 「今後史跡指定地以外でお城山に隣接する空き民有地などを探して公有化を図り、駐車場として提供 することを検討してまいりたいと考えております」との答弁をいただきました。           〔「ゆっくりしゃべってください」と呼ぶ者あり〕 〇25番(片野鉄雄君) はい。   村上へ来た観光客から「国指定史跡のお城山に駐車場がないとは驚いた、行くのはあきらめた」 との話も聞いています。その後の進捗状況についてお伺いします。   A、村上市コミュニティデイホームは、村上市コミュニティデイホーム条例の規定により指定管 理者に管理をしてもらっていますが、所有者から寄附を受けてから16年経過し、休みどころとして 観光客にも好評をいただいてきました。しかし指定管理となったことしの4月から祝日が閉館となり、 休日には今まで使えたトイレも使用できず、不評を買っています。高齢者の憩いの場、交流の拠点と 同時に村上を訪れる観光客の休みどころとして、条例を見直す考えはないでしょうか。また、市内の トイレ不足の現状から閉館日でも、外部よりトイレが使用できるように改造できないでしょうか。   B、先日、「まちの駅」の勉強会がありました。平成5年ころから始まった制度ですが、現在全 国で1,620駅、新潟県で132駅あるということです。該当条件として、1、トイレと休憩所が提供 できること、2、まちの駅の看板があること、3、まちの案内人(駅長)がいること、4、地域の情 報を提供すること、の4つで、公共施設よりも一般の商店や事務所の「まちの駅」が圧倒的に多いで す(92%)。年会費は個人1万円ですが、団体になると20カ所以上まとまると3,000円から2,000 円(50カ所)です。市の場合は20カ所まで6万円、50カ所まで10万円です。既設の観光施設の入 館者が減少し、村上市に来る観光客は伸び悩む中、温かいおもてなしの心で観光客に接することは大 事なことであり、さまざまなお話を聞くことにより村上のよさを発見し、アイデアを生かしたお土産 や企画も生まれるのではないでしょうか。ぜひ、スピーディーかつ前向きに取り組んでいただきたい と思いますが、市長の考えをお聞きいたします。   C、観光入込客数は現在の約224万人から目標300万人を実現させるために以下お伺いいたし ます。   1、瀬波温泉等宿泊観光バスツアー支援事業補助金制度が好評です。来年度の見通しについてお 聞かせください。   2、外国人観光客の誘致活動をどのように展開するお考えですか。また、外国人観光客の受け入 れ態勢の整備としてどのようなことをやる予定でしょうか。   3、観光プロモーションの動画アップは村上市の宣伝に大変効果的だと思います。静岡県島田市 のプロモーションビデオ(2012年制作、8.52分、人口約10万人)はよくできていますが、現在さ らに進化させ「島田を好きになり、知ってもらう(シティプロモーションの推進)」に取り組んでい ます。村上市でも真剣に研究し、市の観光プロモーションを見て「ぜひ村上に行ってみたい」という インパクトのある、余り長くない動画をつくっていただきたいと思いますが、予定についてお聞かせ ください。   5、公衆トイレについて、村上に来る団体客はバスを大町裏にとめ、乗降していますが、大勢の 観光客に対応するトイレが近くにないため、土、日以外は市役所のトイレを利用しています。観光ガ イドの方から「町屋の人形さま巡りなど寒い季節は深刻で、早急にトイレを改善しないと団体客を扱 う旅行会社から敬遠されると思います」と言われました。観光客に休みはありません。現在、町なか で24時間使うことのできるトイレは上町にある1カ所のみですが、約2,000万円かけても便槽の数 が少ないため待ち時間がかかり混雑します。むしろ500万くらいのトイレを、大町裏の市役所近く、 安善小路の新多久の近く、小国町の新潟県労働金庫村上支店の近くに各1カ所あったほうが助かると 観光ガイドさんから言われました。また現在、身障者用トイレはイヨボヤ会館に1カ所あるのみです。 村上へ来る観光客に必須の「公衆トイレ設置計画」をお伺いいたします。   ご答弁をいただいた後、再質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、片野議員の5項目の質問につきまして順次お答えをいたします。   最初に1項目め、道路問題についての1点目、(仮称)私道舗装工事助成制度を設ける考えはな いかとのお尋ねについてでございますが、市内には公道と同様な利用形態でまだ舗装されていない私 道があることは認識をいたしているところであります。私道を舗装する際の補助制度につきましては、 合併前の旧村上市で私道整備補助金交付要綱により補助を行っておりましたが、合併時の事務事業調 整の際、旧村上市だけしかやっていなかったことや、申請の件数など実績が少なかったことなどから、 制度を廃止した経緯があります。私道は、あくまでも所有者の皆さん等に管理していただく道路であ りますが、地域や区長会などのご意見をお聞きするなど、ご要望の状況等を確認させていただいた上 で検討してまいりたいと考えております。   次に2点目、瀬波温泉トンネル先線の整備についてのお尋ねについてでございますが、この都市 計画道路環状3号線は、「村上市都市計画マスタープラン」の中でも広域幹線道路として明確に位置 づけられており、駅西地区の村上総合病院移転候補地などへのアクセス向上や夏季における国道345 号の通過交通による渋滞緩和にも大きく寄与する路線であります。また、瀬波温泉を含め笹川流れ、 山形県のあつみ温泉まで続く海岸線は、地域の自然、文化、歴史などをテーマに「訪れる人」と「迎 える人」の豊かな交流による地域コミュニティの再生を目指し、美しい街道を形成しようとする「日 本海風景街道」において「日本海パークライン」として登録され、それぞれの沿線エリアが連携して 観光客誘客のための活動を展開しております。特に日沿道全線開通以降につきましては、重要な環状 観光ルートになり得ることから、この瀬波温泉トンネル先線の整備は、最短での海岸線へのアクセス 向上のためにも必要であると考えております。   なお、ことし3月に村上駅周辺まちづくりプラン等策定委員会から答申されました「村上駅周辺 まちづくりプラン(基本構想)」でも、32項目の具体的な取り組みの中に「駅西地区内を南北方向 に連絡する地区幹線道路の整備」として登載されており、駅西地区内の移動の円滑化を図るため、瀬 波温泉トンネル先線の整備をすることが駅周辺のまちづくりにおいても望ましいと提言されておりま す。これらのことから、国道345号のバイパスとして早期事業化が図られるよう県に対し要望して まいりたいと考えております。   次に2項目め、住宅リフォーム事業について、事業費枠の増加と選定方法改善の考えはないかの お尋ねについてでございますが、来年度の事業費につきましては、国の交付金を活用し、予算規模を 拡大して実施したいと考えております。また、選定方法につきましては、予算の範囲内で補助金を交 付することから、申し込みが多い場合は抽せんにより交付者を決定したいと考えております。   なお、支所での申請受付や施工者が利用しやすいように年度当初から実施できる対応を考えてま いります。   次に3項目め、老人クラブについて、村上地域老人クラブ連合会による市への会員増強支援及び 財政支援制度の拡充の要望事項についてのお尋ねでございますが、これまで村上地域老人クラブ連合 会では、高齢者の生きがいづくりや介護予防事業、全国的に会員が減少している中、会員増強運動や 地域の見守り活動など、積極的な活動に取り組んでおられます。本市といたしましても、高齢者の健 康づくりや見守り体制の充実を図る必要があることから、老人クラブ会員が中心となり、会員以外の 地域住民を積極的に誘い合い、仲間づくりによる組織の強化も図ることを目的に、高齢者見守り支え 合い体制づくり業務委託料100万円と老人クラブ会員と会員以外の高齢者の参加による健康づくり 事業補助金100万円を交付するなど、会員獲得の支援を行っております。今後も、老人クラブ連合 会で実施される事業を市広報紙等で市民の皆さんに広く紹介し、活動内容を理解していただき、老人 クラブの会員獲得につながるよう引き続き支援を行ってまいります。   次に、財政支援制度の拡充につきましては、現在村上市老人クラブ補助金交付要綱により、村上 地域老人クラブ連合会に対し、本年度は369万2,000円を交付しております。今後村上地域老人ク ラブ連合会が担っていける新たな事業の提案と財政支援を含め検討してまいりたいと考えております。   次に4項目め、観光振興策についての1点目、お城山の駐車場の確保に向けた進捗状況について は、教育委員会委員長に答弁をいたさせます。   次に2点目、村上市コミュニティデイホーム条例の見直しと外部よりトイレ使用が可能にできな いかとのお尋ねについてでございますが、コミュニティデイホームは、平成9年に旧渡辺邸を福祉の 利用目的にご寄附いただいたもので、平成11年には高齢者のコミュニティ施設として整備するため に、国庫補助事業である介護保険関連サービス基盤整備事業により改修工事を実施し、現在介護予防 事業などを実施して施設を有効に活用させていただいておりますので、条例の見直しについては考え ておりません。   また、施設の休館日には村上に観光で訪れた方がトイレ休憩で利用することができない状態とな っておりますが、外部からのトイレ使用につきましては、建物間取り構造において困難であると考え ますので、今後の施設維持修繕の機会にトイレ構造につきましても検討したいと考えております。   なお、本施設は福祉目的の施設ではありますが、観光中心地に位置しているため、開館日には観 光客等にトイレを含む施設の一部を休憩所として提供しており、鍛冶町から大町までの間の公衆トイ レは、本施設のほかは小国町の城下町情報館しかなく、公衆トイレの箇所が少ない実態を踏まえ、観 光客の増加が見込まれるイベントなどの開催期間に係る休館日を変更することで検討をいたしており ます。   次に3点目、「まちの駅」設置への取り組みについてのお尋ねでございますが、本市では平成 26年3月に公表した人口減少問題対策チャレンジプランで、空き家等を活用したまちの駅構想の推 進を中長期的に取り組む事業の一つとしており、まちづくり協議会の交流拠点であり、かつ来訪者へ の案内役を担うまちの駅を設置し、交流人口の拡大を図るとともに、空き家の有効活用を目指すとし ております。先般村上地区地域審議会より、地域活性化推進事業として提案がされ、まちの駅講演会 が開催されたことは、この地域におきましても活性化の一つとしてまちの駅が注目されているものと 考えております。既にまちの駅の手法に近い取り組みを行っている団体も見られることから、本市に おきましてはまちの駅の手法を導入する際には、現在行われている民間での取り組みのよい部分をさ らに伸ばしていくことが大切になると考えております。   次に4点目の1、瀬波温泉等宿泊観光バスツアー支援事業の見通しについてのお尋ねでございま すが、旅館等宿泊施設からも大変好評をいただいており、来年度ににおきましても引き続き実施させ ていただきたいと考えております。   次に4点目の2、外国人観光客の誘客活動と受け入れ態勢整備についてのお尋ねでございますが、 先ほどの本間議員の質問でもお答えいたしましたとおり、今年度外国人用の動画と外国語パンフレッ トの作成及び公共施設へのWi―Fi整備を実施いたします。また、6月に外国人旅行者向けの広域 観光周遊ルートの一つとして、本市など新潟県及び東北6県の16地区で構成する「日本の奥の院・ 東北探訪ルート」が国から認定されました。ルートの申請を行った東北観光推進機構では、留学生に よるモニター調査や海外の市場調査を実施することから、これらを踏まえた受け入れ態勢を整備して まいりたいと考えております。   次に4点目の3、見やすい観光プロモーション動画の作成についてのお尋ねでございますが、前 の質問でお答えいたしましたとおり、今年度は外国人向けの動画作成を進めておりますので、編集の 段階で見やすい時間になるよう努めていきたいと考えております。   次に5項目め、公衆トイレについて、観光客に対応した公衆トイレ設置計画についてのお尋ねで ございますが、まち歩き観光客向けの公衆トイレにつきましては、整備の必要性を感じております。 本市では、歴史的風致維持向上計画策定に着手しており、来年度国へ認定申請する予定であります。 この計画では、歴史的風致維持向上に必要な事項等が定められることになりますので、整合性を図り ながら町屋等の観光エリア全体の中で配置などを検討し、整備に向けて早急に取り組んでまいります。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 教育委員長。 〇教育委員会委員長(勝間修二君) それでは、片野議員の4項目、観光振興策についての1点目、 お城山の駐車場の確保に向けた進捗状況についてのお尋ねでございますが、本年4月以降、村上城跡 の史跡指定地以外で登山道の入口付近を中心にあいている民有地を探し、数カ所の候補地につきまし て検討しております。   そのうちの2カ所につきましては、所有者に対して土地の売買、借用を打診してみましたが、今 のところ承諾はいただけておりません。今後さらに別の候補地につきましても検討し、駐車場の確保 に努めてまいりたいと考えております。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 一通りご答弁ありがとうございました。順次再質問させていただきます。   最初に、道路問題の私どもの整備につきましては、今後、合併前にあったけれども、合併してな くなって、状況はいろいろ検討していきたいと。たしか私も、共同排水路と私道の整備助成制度はあ ったなと思って担当に調べてもらったけれども、私道はないですよなんて、あれ、どうだったかなと 思って言ったのですが、大分未整備の、例えば山居町地内とかあのところ、そういうお金出し合った のでしょうか、整備されてきているようです。   当然今までお金出し合って整備したのにということになって、新たにこういう制度を設けてちょ っと何か腑に落ちない人もあるかもしれませんが、これは私道舗装だけ例えばやってほしいと。その 場合、資材を市で提供しますよと。あと、皆さんで力を合わせてやってくださいみたいな、そういう ことをやったケースもあると思うのだけれども、今そこでなかったでしょうか、その辺ちょっともし やったケースがあったら教えてもらいたいのですけれども。 〇議長(三田敏秋君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 例えば集落の方々が排水路とか側溝あるいは市道を好意に工事をやって いただけるというようなことがありました。その場合は、材料を市のほうから支給して、工事を行っ ていたようなケースは今でも若干ありますけれども、私有財産について、私道とかです。そう私道と かにつきまして、材料を支給したケースというのはなかったかと思います。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ぜひやっぱり何でもかんでも市にこれも出してくれ、あれも何してくれと いうのではなくて、自分らでできることは自分たちでやるというのも物すごく大事だと思います。セ ルフヘルプか何か、自助努力です。   ですから、舗装の場合は舗装会社にお願いしなければならぬと思いますが、その辺も視野に入れ まして十分検討してもらいたいなと。そうしないと、やはり私道で未整備の、ちょうどこの資料1に も何カ所かあって、写真撮ってその1カ所なのですけれども、地元の方から要望がなければ、これま たどうしようもないわけですけれども、むしろ合併前の村上が町村の方よりもこういう道路整備や生 活排水路で一番身近なこれがおくれていると私思っております。十分やっぱり検討してもらいたいな と思います。   次に、瀬波温泉トンネル先線につきましては、先ほどご答弁でやっぱりいろいろ答申も出ている し、必要だと考えるので、県のほうに要望していきたいというお話ございました。市長、この辺今ま でもたしか要望がされていたとは思うのですが、何かどうですか、強く要望するお考えですか。今ま でどういうふうに要望して、さっぱり成立しないと、市長がかわったのにどうなのだかという声も聞 こえてくる可能性がありますので、その市長の決意のほどというか、心意気をひとつお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 市長がかわろうがかわるまいが、環状3号線の先線を延ばしてつないでいく ということは、我が村上市にとって観光ルートをさらに飛躍的に向上させるという意味合いから言え ば、当然の選択肢だろうというふうに考えております。   特に先ほども若干申し上げましたけれども、日沿道、日東道が全線開通したときに、山北地区か ら瀬波温泉まで通るルートにつきましては笹川流れ、先ほど申し上げましたとおり、日本海パークラ インを構成する笹川流れがありますので、ぜひそこのところが高速道路一旦おりていただいて真っす ぐ走ってきてもらうという効果というのは、非常に村上市にとって大きいのではないかななんて思っ ておりまして、実はそのことについては関係機関にも既にそういうふうなことで何としてでも早急に 整備をしていきたいのだということをお願いに上がっていますので、積極的に取り組みたいというふ うに思っています。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ありがとうございます。高橋市長の手腕に大いに期待をいたします。   2番目、住宅リフォーム事業について、これも先ほどのご答弁で案外好評なので、案外というか、 来年度は交付金を活用して枠の拡大も考えてとお話ございましたけれども、どのぐらい、10%ぐら いそれも枠の拡大ですし、5%もそうですし、担当の方どんな考えでいますか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 来年度は予算規模を6,000万円とする予定でございます。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) では、もう倍増ですよね。もう大変結構でございます。   私に相談で、いや、今回申請に漏れたなんて人もあったし、それから中には電話で片野さん、犬 小屋はだめなのか。いや、犬小屋はだめなのでないかと言ったのですけれども、仕事は地元から資材 買ったり業者に頼んだりすれば、それは動きますからその波及効果はあるのだけれども、ぜひ柔軟に その辺もよく検討してもらえればありがたいと思います。下水道のつなぎ込みも対象になっているの でしょう。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 議員おっしゃるとおり、下水道のつなぎ込みも対象となります。住 宅のリフォームということであります。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 老人クラブでございます。   先ほどのご答弁で、いろいろ市報で紹介したり、また委託されている事業もあるし、現在269 万2,000円のやつも検討もしていただいているようなお話でございました。ぜひここにも書いて、 私申し上げたのですけれども、高齢者が健康で生きがいを持ち、かくしゃくとして暮らせる世の中、 そしてクラブ組織あるということ、お互いに見合うというか、その人たちどうだろうというようなこ とで関心というか、気がつくし、非常に大事、お年寄りがだんだんばらばらに1人年とっていくとい うのはもったいないですから、老人の知恵も生かして若い人にもそれをやっぱり指導してもらいたい し、かくしゃくとして生きていくということは極めて大事だと思いますので、ぜひとも心をひとつ砕 いてご指導いただきたいと思います。   この老人クラブの担当はどちらの課ですか、介護高齢課。課長は、何かその辺お考えあったら、 決意のほどをひとつお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) この老人クラブさんの活動については、市長答弁にもありましたと おり、非常に地域のためになっているわけでありますし、また自分の介護予防等そういったことで取 り組んでおられます。そして、これから新しい地域総合事業に取りかかっていくわけでありますし、 地域包括ケアシステムの部分で生活支援といったそういった見守りとか、ごみ出し等、そういった部 分で老人クラブさんにもかかわり持っていただければ、財政支援のほうもできるようなことを考えて おりますので、これからも老人クラブさんには支援していきたいということで考えております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) それから、この資料には載せなかったのですが、新潟リハビリテーション 大学です。新潟リハビリテーション大学と老人クラブのペタンクの方々が交流会やりましたね。それ で、そのペタンクもなかなか人気あるのですが、場所について水道も欲しいし、何度も言っているの だけれども、なかなか場所がいきさつがありまして、児童公園になっているものですから、その辺現 在どんなふうに取り組んでおられるでしょうか、もし差し支えなかったら担当の方にお聞きしたいの ですが。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) あそこが時間の経過とともにああいう状況になっているということでござい まして、比較的今の設置の状態が思わしくないという実は実態があります。それを早急に解消しなが ら、やはりその生涯スポーツにいそしむという部分については非常に大切なことだと思いますので、 しっかりとそれを対応できるようにしていきたいというふうに思っています。   せんだって交流会が行われたのは、たしか新潟リハビリテーション大学のグラウンドであったと 思いますけれども、少しその辺のところも環境としてはなかなか草が生えている状態がそのままにな っているようなところでもありますので、新潟リハビリテーション大学への支援も含めてそんな形で 環境整備は進めるのが私はいいのかなというふうに思っております。非常にご高齢の方、元気な方い っぱいいらっしゃいますので、ぜひこれからややしばらく人口動態としては高齢化が進むわけですか ら、その中でしっかりとともに進めるような仕組みを考えていきたいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ひとつよろしくお願いいたします。   次に、まちのコミュニティデイホームです。先ほどのご答弁で、条例の見直しは難しいというこ とでございます。それで、小国町の情報館もあるしというようなお話ちょっとございました。小国の 情報館も結構閉まっているのです、あそこ。何か前は堆朱観光の方が常にいたのだけれども、結構閉 まっていて、実は先ほど質問のところで申し上げましたけれども、連休の日がふさがっているので、 結構連休になるとやっぱり歩きの方が歩いてくる。そうすると、前のお店屋さんで、いや、あそこへ 行けばトイレ使えますよなんて。この資料の1の右下のほうにもこれ私写真撮ったのですが、まち歩 きお休みどころと、こう休みどころと、確かに休みどころになっていたのですけれども、これ看板、 休んでいなければトイレ借りるのだけれども、休みの日は閉まって、5月の連休なんかもきちんと閉 まって店じまいです。外部のトイレというのは、市長ご承知のように羽黒神社の社務所の脇外部から 入れますよね、あれ。その管理の会社の関係もあるのでしょうけれども、ただ使用する場合は、条例 を見ますと市長の許可があればこの限りでないということがあって、その都度申請でも出せばいいの かもしれませんけれども、それぞれやっぱり今後よく検討してもらいたいなと思っております。皆さ んにやっぱり喜ばれて愛される施設でないと、大事なときに使えない、借りられないというのは……           〔「済みません、聞こえません、声」と呼ぶ者あり〕 〇25番(片野鉄雄君) 何ですか、耳よくほじくって。   条例も、やはり見直したってちっとも差し支えないと私は思っていますが、今後また検討しても らえればありがたいと思います。   次に、まちの駅でございます。まちの駅は、先ほどご答弁でちょっとよくわからなかったのです が、要するに現在行われているので、よい部分を取り込みながらまちの駅をつくる方向で検討したい ということではなかったのでしたか。つくらないということなのでしたっけ、どうでしたっけ。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) つくらないということではなくて、村上のまちづくり協議会の皆さんの発議 でせんだって講演会をやられたわけでありまして、今のコミュニティデイホームのそれこそ使い勝手 のいい会館のあり方もそうなのでありますけれども、いろんな形でまちの駅もあり、市が設置する施 設もあり、またまちの駅であろうがなかろうがトイレを借りに来る人にトイレを貸してあげられるよ うな仕組みとか、そういうものを総動員すればいいのだろうと思っております。   ですから、どこがどうするとかという形ではなくて緩やかにそれが進んでいく、それが人として のおもてなしの心なのかなというふうに思っておりますので、ただまちの駅という方向づけを今まち づくり協議会の皆さんがされていますので、それについては市としてはしっかり応援をしていくとい うことであります。しかしながら、今もう既にそういう取り組みをされている団体があるわけであり ますので、その辺と緩やかに協調性がとれるような、そういうコーディネイトができればいいなとい うことで発言をさせていただきました。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 要は、市としてはそのまちづくり協議会の方々の動きなんかもよく今後見 ながらといいますか、尊重しながらということだと思いますが、ただまちの駅ネットワークというの がありまして、お互いに情報共有とか交換とかその連携もできます。現在は、その該当する店は結構 あると思います。それで、経費も若干かかりますけれども、プラス面も相当あるとは思います。   市長さん、これ実は私平成18年にもこの問題取り上げたのです。それから、市長も聞いていた かもしれませんけれども、まちの駅というのを村上導入したらどうなのでしょうかといったら、答弁 は現在駅前案内所や観光案内所、町なか観光案内所とか、さまざま観光ルネッサンスとかあるので、 今後検討していきたいと、こういう簡単に言うと。議事録ですけれども、平成18年の12月議会議 事録載っていますが、検討したいということでそのままになっているのですが、要するに見附の市長 が来られて要はそれやっているわけですけれども、全国ネットワーク、このことの平成18年の全国 の数、今の数調べてみましたら倍増しています、駅の数が。それ連携しながら、要はこの村上なら村 上をいいまちにしようと、お客様を歓迎しようという、そういう連帯意識ももちろん出てきますし、 今やっているからいいのだというのではなくて、プラスの面とか、そういうところを大いに協議しな がら、検討しながら前向きにやっぱり考えるべきではないかなと。新しいことに対して、仕事ふえる から大変だ、予算がないからできない、前例がないからできないというのではなくて、検討します、 それであと終わってしまうのが大体もう10年近くたっているわけです。それでは困るのであって、 今後人口も減少して、観光もこの資料2のほうちょっと調べてみたのですが、減っているのです。お しゃぎり会館、もう平成22年度からずっと、そういう平成27年度の状況はどうですかということ を私担当者に聞くと、前年度に比して減るあんばいですねというふうに、おしゃぎり会館。イヨボヤ 会館もそうです。減っているのです。減っている。全体として観光客が220万とかとなっています けれども、館に人は来ていないのです、減っているのです。こういう現状を見れば、やっぱりおもて なしの心を、おもてなしの店をもっと前面に打ち出すのであれば、まちの駅なんかは真っ先に取り組 むべきだと私思いますが、この瀬波温泉の観光客、先ほど市全体の観光客のお話ありまして、224万 3,000ですかありましたけれども、瀬波温泉は市長、どのぐらい来ているのですか、担当でも。平成 26年です。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 平成26年度の瀬波温泉の入込客数は40万1,860となっておりま す。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) これは、天候によって変動はあるのでしょうけれども、瀬波温泉も確実に 減っているのです。しかも、ここの北線もそうでしょう。行政がやっぱり躍起とかからないと、今の ままの惰性では非常に、おしゃぎり会館なんかこの数字です。これは間違いない数字ですから、それ をだんだん村上の魅力を高めてまた来ようというふうにするには、いろんな手法を考えて新しく打ち 出さなければないと私は、要するに付加価値を高め、イノベーションを起こしていかなければないと いうことです。ぜひまちの駅はやりませんなんて言わないで、検討していくということで市長どうで しょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) まちの駅をやらないということは言っていないわけでありまして、実は就任 後見附の市長さんがいらっしゃいまして、連絡協議会の会長見附の市長さんで、村上もやれというこ とで、ぜひやりましょうということで見附の市長には答えていますので、そういう方向で今方向性は 詰めているということで、これ連絡協議会に加入することによって、全国の人の様子がよくわかりま すので、そういう意味では地元でそのまちの駅に取り組まれようとしている皆さんに対する情報提供 としては〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕非常に私は効果的だなと思っているから、ぜひ 入りたいということでお話をしました。   申し上げているのは、今既にある皆さん方で取り組まれているわけです。おいでいただいた方に 道を教えてあげたり、トイレ貸してやったり、そういう方々がまちの駅の看板かけていないのだけれ ども、そういう方もいらっしゃるので、その方々ともよく連携をしながらやったほうがより効果的だ ろうということでさっき申し上げました。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 市長は、全然やらないのでないということをはっきりわかりましたので、 ぜひ前向きにやっぱり検討していただければありがたいと思います。   それから、観光バスツアーの支援についても、来年度も実施したいと。これ、今年度どれぐらい でしたっけ。来年度も同額ぐらい考えていますか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 今年度は230台分ということでございましたけれども、来年度は 今検討中でございます。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 金沢あっちのほう、糸魚川もそうか、どんどん、どんどん何かやっていま すが、村上もやっぱりやることやらないと本当に観光客が減ってきますので、ぜひ前向きにお願いし たいとなと思っています。   それから、外国人誘致活動は、観光客については先ほどお聞きしましたとおりでございますね。 これはこれでお願いしたいと思います。   観光プロモーション動画アップなのですが、外国人向けのそういったものをつくりたいというこ とですが、課長、島田市のホームページ見ましたか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 拝見させていただきました。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ぜひこの資料にもちょっとホームページから抜粋させてもらったのですが、 やっぱり理念というか考え方が観光、さらに市全体を今度もう活性化しようというようなことで、こ のシティプロモーションとはというところを見ますと、中段、後段島田市が有する地域資源や優位性 を発掘・想像し、価値を高めるとともに、市内外に効果的に訴求し、ヒト・モノ・カネ・情報を呼び 込み地域経済の活性化を図ると、それを言っているのです。それで、シティプロモーションの視点と して、全庁的な、これについては地域イメージを高めるための自治体にない「営業」という要素があ るため、その取り組みは多方面に広がっていくというようなことを言っていますが、要するに営業な のです、役所も営業。私は、そこが先般伊那市と燕市行ってきましたけれども、非常に積極的に役所 の方が東京のほうにそういうところに何かプロモーションビデオみたいの流してみたり、それから民 間のテレビ会社にその市のPR番組を流すとかいってみたり、燕市さんであれば民放とタイアップし てみたりと、随分そういうことをやっております。いわゆる営業活動やっています。だから、今まで、 そういう焦点でぜひ研究してもらいたいと思いますが、市長、この村上市の紹介のビデオですけれど も、「わくわく村上再発見」というのをごらんになったことございますか。DVDなのです。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) そのタイトルのものは、私見た記憶はございません。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) これは、村上市の紹介だから観光にも関係あるのですけれども、商工観光 課にあるのですけれども、これは平成21年につくったのです。それで、「わくわく村上再発見」と いうことで、内容としては村上の春、夏、秋、冬の行事、それからお祭りから物産から、それ全部網 羅されていまして、人と紹介なのです。24分かかるのです。   これ、正直言って見てみましても、ああ、これだったら村上行きたいなという感じは余り出てこ ない。紹介です。村上のことを紹介しているビデオ。これも、一般の方も余り……一般の方というか、 知らない方が余計なのではないかなと思いますが、こういう発想のビデオ紹介で私村上行ってみたい という気持ちなかなかなれないのではないかと思いますので、課長、その辺今後観光プロモーション ビデオですか、そのつくりについてこの〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕従来の紹介ビデオ と比較してどんなふうに考えられていますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) できれば、そういう紹介型のものよりは、例えばユーチューブで何十万回と か見ていただけるような、そういうサイズ、大体30秒とか1分とかいろんなのあると思いますけれ ども、あとはCMサイズ、これが非常に有効だと思っておりますので、幾つかの自治体でもう既にC M取り組んでおりますので、プロモーションというよりはCMに近い形のほうが効果的ではないかな というふうに思って、その形でやろうと話をしております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 市長は、そういう感覚が進んでいますからぜひ期待していますけれども、 よろしくお願いします。   それから最後に、公衆トイレについて、先ほどご答弁で歴史的風致維持計画ですか、実行の計画、 これがまだ決まらないので、なかなか場所も決められない、簡単に言うと。そういう話だったと思い ますが、いつ、これ決まらなければしようがないのですが、どうなのですか。まだまだ2年も3年も 先になるのですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 平成28年度に申請をしたいということで今準備を進めております。平成28 年の早くタイミングであります。   それとあわせまして、自治体側でやはり市街地における公衆トイレにつきましては直ちに整備を していこうということで、箇所の選定とかそういうものについては空き家も含めて、それトイレのみ ならずそういうふうな休憩どころも含めた対応ができないかということで、もう既に指示を出して調 査をしておりますので、早いタイミングで設置をしていきたいと考えております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ぜひ市長に積極的にその辺指示をしてもらいたいと思いますが、まず観光 客が全体としてはそんなに減っていないような数字になっていますが、明らかに減っているのです。 おしゃぎり会館、イヨボヤ会館、これも5年前と比べれば、ことしはまた少なかろうというような見 通しです。ということは、村上マンネリ化して人気なくなってきたと思うのですけれども、加茂の水 族館もどうしてもそこへ行ってみたいというやっぱり常に考えて、イノベーションしていかなければ ないです。付加価値を高める工夫を常にいろんな分野にしていかなければならないのではないかと私 は思っております。   高橋市長に期待申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 (拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで片野鉄雄君の一般質問を終わります。   午後2時まで休憩します。           午後 1時48分  休 憩                                                        午後 2時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、17番、長谷川孝君の一般質問を許します。   長谷川孝君。           〔17番 長谷川 孝君登壇〕 〇17番(長谷川 孝君) 一般質問を行います。私の一般質問は2項目です。   1項目め、市外からの介護サービス事業者による新設建設工事における市の関わりについて、現 在、村上市の老人福祉施設新設に当たり、市外からの参入が見受けられますが、公募決定した市外事 業者の建設工事に当たり、市のかかわりはどのようになっているかお聞きいたします。国県の補助金 の有無にかかわらず、市外の老人福祉事業者が市内に新設する場合、市内建設業者を工事入札に参加 させているものかを含め、現状を教えてください。   2項目め、地域貢献みまもり事業の導入について、この事業は、10月の市民厚生常任委員会で 視察してきました輪島市が取り組んでいるもので、事業導入を提案させていただくものです。輪島市 が実施しています地域貢献みまもり事業は、平成22年5月に開始しました。開始時は27の事業者 でスタートしていますが、平成26年末には74事業者が協定締結をしています。この事業は、事業 者が配達・集金などで各家庭を訪問した際に異変に気づいたとき、24時間携帯電話を所持していま す市担当職員に知らせ、市担当職員が救急車要請などを行うもので、その成果がヘルパーと日常的に かかわりを持つ要介護認定者ではなく、持病のある方を含む単身健常者の人命救助につながっている ということにあります。事業者の協力、自動車用マグネットステッカー配布にかかわる経費、そして 市担当職員の熱意があれば可能な事業ではないかと考えますので、市長のお考えをお聞きするもので す。   以上、2項目について、市長答弁の後再質問を行います。よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、長谷川議員の2項目の質問につきまして順次お答えをいたします。   最初に1項目め、市外からの介護サービス事業者による新設建設工事における市の関わりについ て、国県補助金の有無にかかわらず、市内建設業者を工事入札に参加させているかとのお尋ねについ てでございますが、本市が指定する地域密着型サービス事業所の建設につきましては、地元建設業者 が入札に参加できるように一部制限付き競争入札の実施を依頼しております。また、県が指定する介 護サービス事業所の建設につきましては、現在補助金交付の対象とはならないことから、入札により 建設事業者を決定しなければならない要件がないため、地元建設業者が入札に参加できるような配慮 につきましてはできない状況であります。   しかしながら、事業所開設の相談や情報収集のため法人の方が来庁された際には、口頭で地元の 業者の活用や市民の雇用につきまして配慮をお願いしているところであります。   次に2項目め、地域貢献みまもり事業の導入について、石川県輪島市で取り組んでいる事業者に よる配達・集金時のみまもり事業を実施できないかとのお尋ねについてでございますが、県が地域の 中で支援が必要な高齢者等の見守り活動に関して、民間事業者等との協力体制の構築を進めており、 平成19年度から「新潟県における地域の見守り活動に関する協定」を新潟日報販売店協会や新潟雪 印メグミルク協会、ヤマト運輸株式会社など現在10団体と協定締結しております。この協定は、県 が締結した民間事業者の本市内事業所社員が日常の業務の範囲で高齢者等の異変に気づいた場合に本 市担当課へ連絡することとなっており、この協定による市内事業者からこれまでに通報された件数は、 現在1件であります。   なお、本市で実施する配食サービスや軽度生活援助サービスなどの高齢福祉サービス事業にも安 否確認の事項が含まれており、県の協定と同様に利用者等の異変に気づいた場合は市に連絡されるこ とになっております。特に配食サービスでは、配達時に本人が不在で連絡がとれない場合には市に通 報することとなっており、月平均1件程度の通報があります。また、市内の商店等による見守り体制 といたしましては、高齢者見守りネットワーク事業「街中お年寄り愛所」を平成24年度から実施し ております。この事業は、事業の趣旨に賛同していただいた事業所に申請していただき、店舗の片隅 に椅子を置くなど「一休みスペース」を設置し、立ち寄った高齢者等に対して傾聴支援や相談支援、 緊急時には一時保護や救急要請などをお願いしております。現在市内の郵便局や飲食店、スーパー、 介護事業所など76事業所の登録があり、平成25年度に1件、高齢者を保護しているとの連絡があ りました。   村上市要援護老人安否確認事業では、村上市社会福祉協議会に業務委託し、市内の80歳以上の 高齢者世帯で高齢福祉サービスなど何も利用していない方を対象として年に1回から2回訪問し、簡 単な日常生活についての調査と傾聴支援を行う事業を実施しております。協定や登録等を行っていな い電力検針員などが民生委員を通じて通報されたケースもあり、さまざまな事業により高齢者の見守 りを実施しておりますが、現在有効性向上のため調整していく必要があると考えております。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございます。今回も、一番眠い時間に一般質問をすることに なりましたので、皆さんがちょうどそういう時間なのですけれども、何とか皆さんが眠くならないよ うに頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします。   まず、1項目めについてですが、村上市の現在のこの介護サービス事業所というものが施設を含 めまして121、居宅サービス事業所数が施設合わせまして92、それから施設サービスが11、それか ら地域密着型サービスが市役所の平成27年6月1日現在というふうなのは17になっていますけれ ども、事業者と施設数を数えると18なので、多分これ18なのではないかと。そうしますと、121 あるわけなのです。それで、この事業所が例えば施設をつくるときとか、それから施設まではいかな いのだけれども、事務所をつくるときとかというのが県外から出てくるときもありますし、市内の事 業所、そして市外の事業所いろいろあるわけなのですけれども、それをちょっと介護高齢課長にご足 労いただきまして、今までのその介護サービス事業所の施設の調査をさせていただきました。合併前 についてはちょっと難しいということなので、一応平成19年の5月1日以降のサービス事業所が市 外の事業所、そして市内の事業所、そして新築とか改築とか、そのたびごとに市内の建設業者とかを 使っているのかどうかについて調べさせていただきましたが、未報告というのが3件ぐらいあります。 そして、市外の業者が入っているのが2つ、それでこのサービス事業所の建設が平成19年から21 カ所施設があって、ですから大体地元の一般競争入札とかそういうような形でやられているのではな いかと私は理解しているのですけれども、ですけれども、先ほど市長答弁ありましたように、ここの 中の地域密着型サービス、つまりグループホームとかミニ特養以外の居宅サービスとか施設サービス に関しては、補助金とかが村上市に関係ないために、先ほど市長答弁にありましたように、そのたび ごとに市に訪れてショートステイの施設をつくりたいのだというような話のときに、できれば地元の 事業者、建設業者にやってもらいたいのですがという、そういうことしかできないというようなのが 状況なのです。   それで、私は何でこの問題を取り上げましたかといいますと、介護保険というのは、利用者に関 しては例えば市外から来た事業所が施設をつくった場合に、確かに従業員は村上市の市民を採用する かもしれないですけれども、介護保険にかかわる自己負担以外のものは、全部村上市の介護保険事業 の中からいただいていくというような形を含めますと、やはりできれば村上市内の建設業者がかかわ ってもらいたいというような気持ちがあるわけです。そこで、介護高齢課長にちょっとお聞きしたい のですが、今までそのショートステイとかそういうようなものに関して、補助金等が余り関係ない事 業所に関しては、向こうのほうから来た場合に、できれば地元の建設業者に建てさせてくれというよ うなことをどういう形、例えば口頭で言われているのか、文書とか差し上げているのか、その辺につ いての今までのいきさつについてちょっとお話ししていただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 県指定の事業所さんが村上市に建設したいというときに、まず県の ほうに事前に協議に行かれました。そして、県のほうでは、当然市町村の介護保険料にもかかわるこ ともあるものですから、そういった部分については、介護保険に係るものについては市町村のほうに 行ってよく説明しなさいということになります。それで、それを受けて我々のほうに事業所さんがお 見えになって、そのときに施設の概要とかそういったお話、場合によっては村上市の介護保険事業計 画の中に給付費の部分として当然見ている部分もあるわけでありますけれども、その伸びしろとか、 そういった部分を見ながら、いや、もう1年ずらしてくれないかというようなお願いもすることもあ りますし、あるいはさっき長谷川議員さん言われたように、口頭で地元の建設業者さんを使っていた だきたい。あるいは、雇用もお願いしたい。そして、備品、それから常の食材等、そういったものを 利用していただきたいということでお願いしているところであります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今回の12月1日で平成28年、平成29年度の地域密着型老人福祉施設 とかの介護小規模多機能型の介護施設とかというのが大体決定しましたよね、12月1日で公募して。 それで、決定したのがあります。この村上市がこういう公募することに対するものは、一般競争入札 を村上市がやるという形で理解していいのですか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 県の補助要綱の中に、市町村のやっているとおりにやりなさいとい いますか、そういった書き物がございますので、その入札については、直接業者さんがやるというこ とになります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そうしますと、この今言われた課長が答弁されました中身というのは、 その市内の事業所さんが一般競争入札で市内の建設業者を使ってやるというような条件が付されたと いうふうに考えてもいいわけですよね。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) そのとおりでありました。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで、今回その中で応募がなかったやつありますよね。今回12月1日 でもう一度再公募するのがありますが、この2施設についても従来、今回決定したグループホームの 4ユニットと同じ捉え方でいいわけですね。入札等は、その事業所が市内の建設業者さんを使ってや ってもらいたいというのと同じ考え方でいいわけですね。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) そのとおりであります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そうしますと、市長ここでお聞きしたのですけれども、実はグループホ ームの場合には、今までにもその建てる事業所さんの考え方で、ある程度どうしようもないと。村上 市はかかわれないという部分があったのですが、ですけれども、私は給付費等の考え方からいったら、 やはり村上市に市外から来られる事業所さんが施設をつくる場合には、何らかの村上市としてもショ ートステイ等でもやっぱり考え方をある程度きちんと明確に話されたような状況があれば一番いいの でないかと思うのです。   ということは、もう一つのここにまた進みますと、市長の選挙事務所がありました緑町の高架橋 の反対側、あそこに今ショートステイがもうある程度完成して、それで間もなく開所するのでないか というふうに思うのですが、あそこに関しては、ハウスメーカーですよね。ちょっと名前は控えさせ てもらいますけれども、このハウスメーカーは新潟県でもう40近くその施設をつくっていて、それ で村上市にも今回ショートステイでつくると。ですけれども、このハウスメーカーというのは、例え ば自分たちがつくって、それ地元に運営任せるとかというのだったらいいのですが、今回の場合には このハウスメーカーが全部もう経営もするということになりますと、地元に対するその建設ももちろ ん全部向こうがやられますし、それから例えば収益上がれば新潟の本社のほうに持っていくというよ うなことになりますので、この辺についてこれから将来もこういうようなのがふえていくと思います。 今までですとアパートとかをやっていたハウスメーカーが介護福祉施設とかのほうの切りかえてきて いますので、年々多くなってくると思うのですが、この辺に対してちょっと村上市として何かなけれ ばだめなのでないかなというような気がするのですが、市長はこの辺についてどう考えておられるで しょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 従来から介護保険事業にかかわらず、やっぱり地域の経済はしっかりと経済 地域の中で回してこそ効果が直接的に市民に伝わるという思いで、せんだってのリフォーム助成事業 につきましても、市内のみという限定をさせていただいたところであります。それが私の基本的な考 え方であります。   介護福祉施設の資産としての整備は、それこそ介護保険計画の中で位置づけられていって、これ は多くても少なくてもだめだとは思うのでありますけれども、その中ででは果たしてそこに施設をつ くるための民業部分について、では介護保険の縛りがかかるかというと、なかなか今は今申し上げま したとおりかかりにくい状態だと。しかしながら、議員ご指摘のとおり、その自治体、その市町村の 介護保険料は、その市町村の介護保険料だということを捉えてみれば、そのことについては、それを 給付側で出す部分についてはそれがここの資金ですよというようなことは、その事業者さんのほうに お知らせをしながら理解を求めていくという、そういうことは必要なのかなというふうに今お話を聞 いていて思いましたので、ちょっとその辺を研究させていただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 実は、岩船の上大町というところにも、今回30か40人ぐらいの人たち に署名をいただきまして、ショートステイとグループホームをつくるという計画が示されました。グ ループホームは、今回の12月1日の公募決定から漏れましたので、ショートステイだけということ でやるということになるのだろうと思うのですが、そのときに私のところに挨拶に来られたときに、 ショートステイというのは国県の補助金とかない部分なので、できれば一般競争入札とかではなくて、 岩船の建設業者にお願いできないかという話をさせてもらったのです。それで、考えてみますと。そ れは、値段も合わなければもちろんあれですけれども、今回初めて医療看護学校できるときも、あそ この健勝学園さんは今までずっと新潟市から鹿島さんが来て全部工事やっていたのですけれども、岩 船のあそこの場所に土地を提供するに当たって、岩船の人たちがいろいろ協力してくれたものだから、 何とかその地元の建設業者さんに一般競争入札でやらせてもらいたいということで今回市内業者に決 まったいきさつがあります。   ですから、私が言いたいのは、もし地元に議員さんとかいなければ、こういう話持って行き場が ないから、多分どこかでもうやってしまったということになりかねない面もあるものだから、できれ ばその市内の業者、そして地元の建設業者、そういうのも使って、できればそこに地域産材とか使う とこういうような補助金を使えるのだからというようなことを説明しながら、地元に恩恵があるよう な形をとれれば一番いいのでないかと私は思っているので、その辺市長もう少しやっぱり実情をよく 調査してもらって考えていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) それぞれ参入をされる事業体の皆様方も、やはりそれぞれの関係の部署をお 持ちでしょうし、関係のそういう業界もお持ちでしょうから、そこを一概に村上市でやるので、こう してくれとはなかなか言いにくいという状況はあると思います。   ただ、今おっしゃるとおり、そういう形で口頭でのご紹介とか協力の要請とか、それはこれにか かわらずいろんな場面でこれまでもやってきておりますので、そんなところを踏まえてしっかりと説 明をしていきながら、またこういうメリットもあるよというところも加えられる部分については加え ていきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) よろしくお願いします。   次の2項目めなのですが、先ほどの市長答弁ですと、県もやられているからと。それで、村上市 がその県の中で1件ぐらい今まで実績があるというふうに言われていますが、私も県がやっていると いうことをインターネットで調べてみたら、地域見守り事業というのでヒットしないのです、新潟県 のホームページは。それで、おかしいなと思っていて、そうしましたら新潟市が同じような事業で新 潟日報さんの配達関係でやられているということが出てきたのです。それで、平成19年度から県が 実際今10団体と協定を結んでやっているといっても、ほとんど実績がないような状況で、あればそ の新潟県のホームページから幾らか出てくるのだけれども、全く出てこないというのは、やっぱりほ とんど動いていないのでないかと。実績がないのでないかというふうに私は感じるのですが、その辺 について介護高齢課長はどのように考えていますか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) その辺は、ちょっと把握できていないので、今回のこの今までのケ ースについては、今いる担当のほうから聞いた数値でございまして、平成19年からということです ので、ちょっとその記録というものがないものですから、はっきり明記できなかったわけであります けれども、そういったところをこれからきちんと実績をやはり明記しながらいかなければならないの だろうなというふうに思いますし、決して新聞配達業務であれば、ほとんど新聞とっておられますの で、非常に私は有効なのだろうなというふうには感じておりますけれども。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで、今言われたように新潟県のホームページからは全然ヒットしな かったということで、もっと調べていきましたら、新潟日報に優秀な事業所として表彰されているの が1件、それと新潟市が1件、この2件しか出てこないというのは、私はもうほとんど新潟県の県と しての事業として機能していないというふうに思います、はっきり言って。   それで、その輪島市のことで、何でこの地域貢献みまもり事業をやっていただきたいかというの は、先ほど村上市でもいろいろやっていると。老人クラブとか、それから社会福祉協議会とかいろい ろやっているというのはわかるのです。これ、輪島市でも5つの事業をその見守り事業としてやって いるのです。それで、いろいろな事業を重層的にやることによってその効果があるのだというのもあ ります。そういった中で、特にこの協力者として積極的なやり方としては、やはり民生委員さんとか 社会福祉協議会さんとか輪島市とか、そういうところが一緒になって協力し合ってやっているという その積極的な見守り事業というのは4つあるのです、事業として。ところが、この私が提案している のは、地域貢献みまもり事業というのは、消極的なやり方なのです。消極的なのだけれども、それぞ れその事業所さんに消極的に協力してもらうというやり方をしているということなのです。それをち ょっと強調させていただきたいというふうに思います。   それで、輪島市さんというのは、高齢化率が石川県の場合には河北市から能登半島に向かうほう はもう本当に人口が減って、すごい減りようだということで、中には北前船とかで栄えた例えば岩船 の港みたいなあるところで、黒島地区というのあるのですけれども、ここは高齢化率75%と。もう 4人に3人は65歳以上だというようなところもあります。ですから、そういうのも含めますと、牛 乳配達とか新聞配達とかガスの検針とか、それから灯油の入れかえとかいろいろなのがありますよね。 それで、新潟県がやられているとなると、これは本社とかとのつき合いになってしまうのですけれど も、輪島市さんのやられているのは本社ではないのだと。地元であるその例えば支社とか事業所とか 出張所とか、そういうところと提携して本当に身近な形でやってきているのだというのがやっぱり大 きい要因なのではないかというふうに思います。ですから、本当にお金もそんなにかからないし、そ れから今まで村上市でやっているからというものを否定するものでもないし、それらと一緒に加えて、 プラスアルファでこの消極的な地域貢献みまもり事業というのを取り入れてみたら、例えば一番かか るのがステッカー代だと思うのだけれども、車にステッカー張るという部分が一番お金かかるし、そ れから例えば介護高齢課の方が1カ月に1度とか、1週間に1回交代制で携帯電話持たなければだめ だとかいう部分で、ちょっと気の毒な面もあるのですけれども、そういうのも含めてそんなに事業と してお金かかるものでもないので、何とか一緒に取り入れてやればいいのでないかなと私は考えてい るのですが、市長どうでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 非常にいいことなのではないかなというふうに思います。   消極的というよりは、無理をしない範囲でというふうな捉え方なのだろうと思うのでありますけ れども、実はそういう形は家庭に灯油タンクあるご家庭であると、例えば時折灯油が減っているかど うか見に来て、ちょっと声かけするとかという、そういうレベルでの話からかかわっていくというよ うなことでいいのかなというふうに思っております。県の制度としては県の制度があって、そこは本 社と支社とをきちんと動かしてもらうということも大切ですし、先ほど議員おっしゃるとおり、いろ んなそういうパーツを使って、いろんな側面からそういうことで1人という捉え方をしていいと思い ますけれども、いろんな形でアプローチをしながら見守りをするということは、多分非常に効果的だ なと思いますので、ぜひ積極的に進める方向で考えてみたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今市長答弁ありましたように、消極的な事業なのだけれども、積極的に 取り入れてもらえるというふうに理解していいということに……           〔「やるということ」と呼ぶ者あり〕 〇17番(長谷川 孝君) やるということね。           〔「やる方向で検討していく」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 今、昔ですと向こう三軒両隣ということで、これがもう私はまちづくり の基本だと思っているのです。そこの子供が悪さしたら、もうそれこそ叱ってでもやった時代、我々 もそうですし、市長も子供のころというのは、いっぱい子供もいたしという時代だったと思うのです けれども、今向こう三軒両隣というものの一つのその形態が崩れているために、それを大きくする地 域とか地区とかの残念ながらそのどこに誰が住んでいるかもわからないというような状況にあったり、 それからどこに勤めているのだろうかとか、それから息子がいるみたいなのだけれども、一切出てこ ないよねとか、いろいろなところがあるのです。   ですから、できればその向こう三軒両隣の組織が全部ひっくるめて地域が構成していれば、そん なにまちづくりでもって躍起にならなくてもいいような時代なのになとつくづく思うのですけれども、 そういう今の時代に合わせるとなると、やはりそういう消極的に協力してくれる人たちも含めて、余 り昔みたいに世話焼くというところまでいかなくても、何とか地域を見守っていくような体制をつく らなければだめだというのは、逆に言えば非常に残念なのですけれども、そういうような時代になり つつあります。ですけれども、今逆に岩船でも今は若くもない、そこそこの年代の女性たちが自分た ちで何とか立ち上がらなければだめだということで、今回東北電力のまちづくりの事業に応募したり して、ともかく地域の活力を何とかおなごしょの手で、岩船弁で言うとおなごしょというのですけれ ども、おなごしょの手で取り戻そうというような意気込みを持っている15人ぐらいの団体が今回私 に相談して、東北電力に地域元気づくり事業ということで登録して申請をしました。ですけれども、 これはもしかすると採用されないかもしれないですけれども、でもそういうようなことを含めて立ち 上がって、それが結果的に結びつかなくても次に何かにつながるではないかということで、私も一緒 になって協力してその申請書とかの書き方とかをやったり、協力してきたのですけれども、そういう ふうに一人でもそういうことを考えながら、年代というのもあるのですけれども、若い人に協力して と言ってもなかなかできない部分があるので、ある程度年代的にもそこそこの人たちがそういうふう に今回応募してみようということになったのですけれども、そういうようなことを含めまして、やっ ぱり地域が高齢者も含めて元気でいられるような体制を少しでもつくらなければだめだというふうに 思っているのですが、今言われたようなこの地域貢献みまもり事業に関しても、そういうような立場 を含めてぜひとも市長にやっていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いしま す。   きょうは、私非常に早く終わったのですが、市長答弁も明確にもらったということで理解して、 早いですけれども、一般質問終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。   午後2時50分まで休憩します。           午後 2時39分  休 憩                                                        午後 2時50分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、18番、滝沢武司君の一般質問を許します。   滝沢武司君。(拍手)           〔18番 滝沢武司君登壇〕 〇18番(滝沢武司君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。市民 クラブの滝沢であります。   質問に先立ちまして、通告書の冒頭部分に市職員定数条例定数902人とありますが、私の勘違 いでありまして、903人でありますので、訂正していただければと思います。申しわけありませんで した。   それでは、通告書に沿って私の一般質問をさせていただきます。質問事項の第1は、市職員定数 問題についてであります。これまでも市職員定数条例903人と職員定員適正化計画に基づく今年度 当初職員数760人には、大きな乖離があり、年々その差が拡大している現状であります。そのため、 必要な行政ニーズに滞りが見られたり、市民の要望に応えられない面が生じているのではないかなど の観点から、職員定数条例の見直しが必要ではないかと指摘してきましたが、今後を含めての対応を 伺います。   質問事項の第2は、村上市第6期介護保険事業計画と地域包括ケアシステムについてであります。 類を見ない速さで高齢化が進む中、高齢者が生きがいを持って暮らせる生活環境を実現するためには、 安全で快適な地域環境が整い、地域でお互いが助け合い、住みなれた地域で安心して暮らせる社会づ くりを進めることが大切です。そのため、介護保険法では、良質な介護支援体制や地域包括ケアシス テムの構築が必要であるとし、ことし4月に「村上市保健福祉計画・第6期介護保険事業計画」が策 定され、実施に移されています。そこで、次について伺います。   @、法律では、地域包括ケアシステムの構築は、当該事業者や市民と協議し、合意形成を図りな がら確実かつ速やかに推進するとありますが、村上市での現段階での進捗状況や課題などについて伺 います。   A、事業計画推進の上で、市民・被介護者・その配偶者等の意見をどのように組み入れようと考 えていますか。   B、市に事業が移行された予防給付事業では、どのような拡充策や手だてをもって臨もうと考え ていますか。   C、要支援要介護高齢者にとって地域の支援センターやケアマネジャーは最も頼れる存在ですが、 その人材育成や拡充については、どのように対応していきたいと考えているか伺います。   D、2018年までに認知症等高齢者総合支援が制度化され、各市町村で具体的な支援や事業構想 などが必要になるようですが、市としては、このためにどのような対応や準備が必要になると考えて いるか伺います。   当初の質問は以上でありますが、関連する質問についてまたお伺いしたいと思います。よろしく お願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、滝沢議員の2項目の質問につきまして順次お答えをいたします。   最初に1項目め、市の職員定数問題について、職員定数条例の見直しが必要ではないかとのお尋 ねについてでございますが、地方自治法の逐条解説によりますと、職員定数条例における定数は職員 数の限度を示しているものと解すべきものであって、現実の実人員が定数に達していなくても差し支 えないとの解釈がございます。しかしながら、平成27年4月1日現在の職員数とは143人の差があ ることから、現行の職員定員適正化計画の見直しを進めており、本計画の改正とあわせて職員定数条 例も改正の予定であります。   なお、先ほどの本間議員の質問にもお答えいたしましたとおり、これまで退職者の3割補充を目 標に掲げて職員の削減に取り組んでまいりましたが、新たな計画では私の公約であります「ひとりひ とりの幸せのため」に市が行うべき行政サービスに加え、地域間競争に対応し、人口減少対策と産業 経済対策を確実に推進する体制を図り、「最小の経費で最大の効果」を発揮できるよう取り組んでま いりたいと考えております。   次に2項目め、村上市第6期介護保険事業計画と地域包括ケアシステムについての1点目、地域 包括ケアシステムの進捗状況や課題についてのお尋ねでございますが、地域包括ケアシステムは医 療・介護・介護予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制であり、本市の第6期介護保険事 業計画の基本理念である「地域で安心して健やかに心豊かに暮らせるまちづくり」を目指し、計画に おきましても4つの取り組みを進めているところであります。1つ目の在宅医療・介護連携の推進で ありますが、現在村上管内在宅医療連絡協議会を設置し、村上地域在宅医療推進センターやICTを 活用した在宅医療、介護のあり方を協議しているところであります。   2つ目の認知症支援施策の推進では、認知症サポーター養成講座等を開催し、認知症の正しい理 解について周知をいたしているところであります。   3つ目の生活支援・介護予防サービスの支援体制の推進では、昨年度から取り組み、今年度は市 全体の地域ケア会議を開催して、見守り等ちょっとした助け合いを促進するため、ボランティアのチ ケット制を導入できないか協議をいたしているところであります。平成28年度からは新しい総合事 業に移行することから、介護予防の訪問型・通所型の整備に向けて取り組んでいるところであります。   4つ目といたしましては、高齢者の居住安定に係る施策との連携につきまして、平成25年に実 施した高齢者実態調査で56.6%の方が介護が必要になっても自宅で暮らしたいと希望していること から、生活支援とあわせて適切な住まいが確保できるよう検討してまいりたいと考えております。   次に2点目、事業計画推進の上で市民等の意見をどのように組み入れるのかとのお尋ねについて でございますが、市全体の地域ケア会議のほか、各地区の地域ケア会議では民生委員の方や区長、地 域住民の方に参加いただき、地域づくりや体制づくりに反映したいと考えております。また、介護者 の集いやケアマネ連絡会等を開催し、要介護者、ご家族の方のご意見をお聞きし、本計画を推進して まいりたいと考えており、次期第7期計画にも反映させたいと考えております。   次に3点目、予防給付事業の拡充策などについてのお尋ねでございますが、本市では平成28年 4月からの新しい総合事業に移行いたします。当面訪問型・通所型サービスにつきましては、現行相 当のサービスに移行させ、現在利用している要支援者に不利益が生じないように対応してまいります。   なお、生活支援・介護予防の拠点づくりにつきましては、今後生活支援コーディネーターや協議 体を設置し、市や地域の方々と協働で実施していく予定であります。   次に4点目、人材育成や拡充の対応についてのお尋ねでございますが、地域包括支援センターに は保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員の専門職を配置しなければなりませんが、今年度介護予 防・日常生活総合支援事業の実施に向け、各支所の地域包括支援センターの担当職員を1名ずつ増員 いたしました。人材育成につきましては、地域包括支援センター職員の研修参加や毎月の定例会の開 催、地域の介護支援専門員に対しましては、定期的な連絡会を開催し、ケース検討会や連絡会、研修 会などを実施し、職員のスキルアップを図っております。   なお、県におきましては、地域医療介護総合確保基金を活用した介護人材確保対策事業を今年度 から取り組む予定であり、その早急な実施につきまして要望を行ったところであります。   次に5点目、認知症等高齢者総合支援の具体的な支援や事業構想についてのお尋ねでございます が、既に取り組んでいる事業もありますが、1つ目といたしましては、認知症への理解を深めるため の普及、啓発の推進であります。今年度は、認知症サポート養成講座を地域や介護サービス事業所、 市職員などに実施し、認知症を地域で支えるための理解を図っております。   2つ目といたしましては、認知症の状態に応じた適切な医療・介護の提供とし、認知症初期集中 チームの設置や認知症地域支援推進員の配置、認知症ケアパス、脳の健康ファイルの利用促進であり ます。   3つ目といたしましては、認知症の人の介護者への支援として、介護者の集い、認知症カフェの 設置、徘回行方不明者の支援体制など、年度別に検討をいたしていくことといたしております。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 大変ありがとうございました。   特に1番目の定数の問題は、これでかれこれ3回目くらいになりますか、若干しつこいのではな いかと言われそうでありますが、しかし私は毎回こういう建前と本音がずれている問題については、 やっぱりきちんとしていくことが行政としては非常に大事なのでないかということがあるものですか ら、いつもひっかかっていてこの問題を取り上げるのですが、そのうちに終わることになるのだろう と思うのですけれども、平成29年4月に733人という予定がありますから、あと残すところは1年 くらいですから、今のような言い方になろうかと思います。   まず、やっぱり幾らこの定数条例の定数に掲げている定数というのは上限なのだといえども、そ こに130人もの違いが出てくる。これで、本当に上限ですから認められるでしょうねということ自 体が私はおかしいというふうに思うのです。言ってみれば、コンプライアンスの問題なのだと思うの です。特にこのことが例えば先ほど市長の答弁に3割削減という言葉がありましたけれども、その3 割削減が正当なのかどうかということさえも疑われると。定数900人くらいいると。ところが、今 760人だと。もっととれるではないかと。何で減らすのだと。あるいは、採用しないのだということ にかかわってくるものですから、やっぱり一般の人がただこの法令を見て、そして現状を見たときに、 納得はなかなかできないのでないかというふうに思うのです。そういったことは、今答弁にもありま したので、触れませんけれども、ただ1つ、私の質問の平成26年の第4回のときにこのことについ て質問しました。そのときの総務課長は、見直す必要があるかなと思いますという答弁をされていま した。そして、ことしの第1回のときに、副市長が改正の必要はあると思うので、平成27年の早い 時期に改正条例提案したいという答弁をされて、そうすると来年度ということを考えると今回が最後 ということに受けとめたものですから、何で出ないのだろうということで質問をさせてもらったわけ です。こういうことについて、もう少し理事者としての考え方あるいはお互い共通して考えているこ と、そういったことについて説明をお願いできませんか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 3割削減でなくて退職者の3割補充をこれまで続けていった結果、現在757 というところまで落ち込んできたと。平成29年4月1日には733という形で、現在定員適正化計画 を持っています。   それについては、そこまで落とし込んでいくのは現在の村上市としてはそれは無理だろうという ふうに判断をいたしております。ですから、今回は退職者数と同数の採用を行っております。ですか ら、もう既に3割補充についてはなかなか無理あるねという、退職者の3割補充ではこのままこの行 政対応維持継続はできないという判断に至っておりますので、それを踏まえて現在定員適正化計画の 見直しを行っているということであります。ですから、そこは見直すのだという前提で、これからそ れに見合った形の定数条例を新たにご提案をさしあげたいというふうに思っております。   これまで合併時1,000人を数えた職員が760以下まで減っているわけでありますので、それに 伴って地域の行政ニーズについては、逆にさらに複雑になっていくと。その中で、そのニーズにしっ かり応えていくための体制づくりはどうあるべきかということを個々の定員適正化計画と定数条例に 落とし込んでいきたいというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 大体そういう答弁なのだろうなと思うのですけれども、もう一つは、先ほ ど言いました平成29年の4月から733の定数です。そのために、3割削減等いわゆる適正化という ことでやってきたということになります。これまでの私の質問の中に、平成29年4月ということに 想定したのだけれども、退職される方が予想よりも若干多いので、時期を早める必要があるかもしれ ないと。かもしれないですからあれですけれども、そういったこととか、今の職員のそれぞれの配置 の中で非常に忙しくて、業務が滞るあるいは思うようにやれないというような、いわゆる人数による 仕事の充足というか、そういった十分仕事ができるのかどうかというようなことなどを勘案して、 733という当初考えてきたことは、いわゆる時期的にあるいはその人数的にかわることが考えられる のか。あと1年くらいしかないわけですので、その辺のところはどのように考えますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 平成29年4月1日に733の定数条例の改正を行うことは無理だと思ってい ます。733にはしないという考え方に今立っております。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今の職員の皆さん方のそういう毎年減っていく中での仕事が非常に窮屈に なってきていると思うことも、あるいは考えたこともなかなか少ない人数の中ではやり通せないとい うようなこともいろいろ様子を伺いますので、ぜひ今の実態、特にいろいろなその計画とか構想とか、 そういったものがもう頻繁に出される中で、それは能力の限界以上のことはできないかもしれないけ れども、そういったその客観的な情勢の中での必要な人数ということについては、十分考えて配慮を お願いをしたいと。733でいいのかどうかも含めて、それにプラスアルファどういうふうになるのか ということを含めてご検討をいただきたいというふうに思います。   2番目の介護保険事業計画と地域包括ケアシステムということで伺いました。壇上での質問は、 割合にこの制度あるいはいろいろな仕組み、考え方の総括的なといいますか、厚生労働省がこの法律 を施行していくのにどういうふうに考えていくかということなどを中心にしながらお聞きしたわけで すけれども、やはり実際に事業を実施するのはそれぞれの地方自治体でありますので、その地方自治 体の実情に合うような計画なり、構想をもって進めるのだろう、また進めてきたのだろうと思います。 そういった意味から、もう少しこのいろいろな考え方や流れやあるいはこれからの見通し等を具体的 なといいますか、村上市的な観点からお伺いをしたいと思います。   大分包括支援センターとかケアシステムとか、その編成とかいろんなことは前にもお伺いしまし たので、そういう質問になるわけですが、まず第1点は、ご承知のようにこの地域包括ケアシステム というのの構想の目標が2025年までだと。いわゆる10年間を見通したシステムづくりなのだとい うふうに言われていますけれども、村上市の場合、現在約35%の方、2万2,000人の方が高齢者に、 いわゆる65歳以上に属していると。そういう35%という非常に大きなパーセンテージを抱えている、 これが平成37年になると、大体総合戦略の人口ビジョンを見ますと、約5万3,400人という、これ は仮想の数になるかと思うのですけれども、そのうちの40%がいわゆる高齢者と。5人に2人とい うことですね。そのうち、今大体65歳くらいの人がその年齢に当たると思うのですけれども、75歳 以上の人が24.2%というふうに出ているわけです。あくまでも仮想かもしれませんけれども、約4 人に1人は75歳以上と。そうすると、この10年間につくり上げる地域包括支援センターあるいは 地域包括ケアシステムがどれだけ市民にとって大事なものになるかということがその数字からでもお わかりかと思うのです。   先ほどそんな中でこういうことをやりたいということでありましたが、いろいろな事業計画はそ れぞれの柱ごとでなくて、まず迅速で確実な計画をつくりなさいということと、もう一つはその計画 が切れ目のないようにというふうな厚生労働省ですかからの指導があるように、私は法律全部見たわ けではないのですけれども、そういうふうに受け取っているのですが、そういう受けとめ方でよろし いですか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) そのとおりだと思います。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) そうすると、それに対応する行政の組織が必要だということになりますね。   現在のこの地域包括ケアシステムで中心になる支援センターというのは、村上市の場合1カ所本 庁にあると。あとは、センターとしてそれぞれの地区にあるとかということではないというふうに前 に聞いたのですが、1カ所という受けとめでいいですか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 地域包括支援センターについては本庁1カ所、あと支所については その担当というような捉え方であります。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) このケアシステムというのは、できるだけ住民の身近なところにつくって ほしいのだという意向があるようです。そういった意味合いで、本庁に支援センターがあって、あと それぞれの地域に、地区にはないように今ご答弁されたのですが、その部分は恐らく支所の業務の中 に入っているのだと思うのです。いろいろ調べますと、支所の地域振興課地域福祉室という、これは ほかの業務と兼務してのことだと思うのですけれども、荒川の場合この地域福祉室というのがあって、 今何人ぐらいの方がここに所属されていますか。 〇議長(三田敏秋君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(小川 剛君) 荒川支所の地域福祉室の職員数ですが、正職が11名、非常勤特別職 である介護認定調査専門員1名、計12名体制でやっています。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) その地域福祉室が本当に十分に機能するかどうかというのは、包括支援セ ンターの出先のような……出先という表現はいいのかどうかわかりませんけれども、そういう役割を 持っているのだということになりますと、本庁だけで対応できない部分は、やっぱり係って支所の役 割になっていくのだろうというふうに思うのです。全部村上市、山北から荒川、神林、朝日の皆さん 方もみんな本庁へやってくるというわけではないと思うのです。やってきても、恐らくさばき切れな いだろうと思うし、実情をしっかりと把握できるようにはならないと思うのです。   そういった意味合いで、先ほど言ったその幾つかの前提をお話ししたところから見ると、今後こ の支所の支援センター的な役割の強化といいますか、そういったのを考えなければならないと思うの ですが、それについてはどんなふうに進めようと考えていますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 本庁が全て市域全域を賄うとか、支所が支所の区域を賄うとかという、そう いう考え方でなくて、どこにどれだけのニーズがあって、どういう体制をつくっていかなければなら ないのかという視点でこれはしっかりつくり上げていかなければならないというふうに思っておりま す。   今後高齢化も進みますし、そのうち75歳以上のご高齢の方々が全てこのシステムの中でしっか りと支えなければだめだというふうに私実は考えていなくて、やはり元気な皆さんはまだまだいっぱ いいらっしゃるわけでありますから、その方々の能力でありますとか、例えばいろいろなそういう分 野の能力をやっぱり総力戦を結集をしながらそれを地域で支えていくという仕組みづくりが必要なの で、本庁、支所とかという概念を外しながら、市全体の中でどういうふうな地域ケアシステムをつく り上げていくのが一番ベストなのかというのを考えるのが一番大切だと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 先ほど全体的なところでも申し上げましたけれども、地域包括ケアシステ ムというその体制といいますか組織自体は、先ほど言ったようにばらばらでないのですよと。例えば 先ほど質問された長谷川議員の中にもあったように、見守りの関係だとか、あるいはそのほか医療の 関係いろいろあるわけです。介護そのものもあるでしょうし、予防介護もこれ保険医療の関係であり ます。それから、自分のうちの、あるいはそのほかの住んでいる環境の問題もあるでしょうし、それ から宅食サービスの、そればかりではないのでしょうけれども、生活支援の問題もあろうかと思うの です。そういった医療から始まって一人一人の毎日の生活についてまできめ細かな対応が1つのワン セット、ワンパックになってこのケアシステムというのはつくられているのだというところから見る と、何かともするとその配食は配食、それから見守りは見守りというふうにばらばらに考えが出され てくるようなことが多いのですけれども、今のように一体的なものとして受けとめた場合に、果たし て今の行政システムの中で、特に各支所の問題を取り上げましたので、支所が本当に対応できるのか どうか。何せ24時間、365日、その訪問介護とか家族に頼らないでもいい日常生活を暮らしていけ る。24時間、365日、介護はもちろんですけれども、食事の問題、そういったことを本当に相談に 乗れるのかどうかというあたりになると、非常に先ほど定数でお話ししたように、大きな隘路になる のではないかと心配するのです。   ですから、先ほど言いましたように、この問題は10年間のスパンで、そのうちの今回は3年分 なのだというふうに受けとめたほうがいいのでないかと思いますが、この辺はいかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 全ての方々に一律に行政サービスを提供するという、そういうメニューには 当然ならないのだろうと思います。必要なサービスを必要なときに的確に提供され、それを利用する ということは、地域がしっかりとその方々を支えていくということ、一人一人のその身体能力とか要 件も違います。環境も違います。   議員、支所のくくりでお話をされますので、支所、各地区の単位で申し上げますと、各地区のそ のものの高齢化率自体が違うわけです。その中で、高齢化率違う中でどれだけそのニーズが潜在して いるのかという数も、物理的なものも違います。あとは、ハード的な環境からいけば、集落の点在の 量ですとか、例えば連たん、住宅がつながっている、それでも全然違うわけでありますので、その中 で何が必要とされているのかというのを今現在の村上市としては、非常にきめ細かく行政サービスの 提供は行っているのだろうなと私自身は感じております。あとは、それをどういうふうに効率的に利 用していただいて、効果的にそれを機能させていくかというところ、そこの部分は市だけでなく、そ の関連するいろいろなさまざまな組織と連携をしながら総力戦で当たっていくと。これからの10年、 これからの20年は、そういう形でないとなかなか地域全体での支え合いはできないのだろうなとい う、そのスタートが今だというふうに捉えております。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) この介護保険の関係は、前の市長がやっぱり年をとって一番いい姿は、い わゆる在宅で本当に毎日を過ごせることなのだと。だから、そのために必要な措置はしていきますと いう、私の言ったように前提があるものですから、もちろんいろいろな施設の問題あるいはシステム の問題あるのですけれども、特にこの問題、家庭で高齢、介護の方がおられる場合、どういうふうに これからなるのだろうなと、一番大きな高齢者の疑問についてお聞きしているわけです。その辺はご 理解をいただきたいと思います。   特にこの幾つかある職員の中で大きいのは、やっぱり医療の問題だと思うのです。お年寄りで介 護が必要だと。日中は、いろいろな介護士の方が介護にあるいは手助けに来てくれるわけなのですけ れども、例えば夜急に前からあった病気がぶり返したといいますか、再発をしたというようなときに、 うちではどんな対応をしたらいいのだろうというのがやっぱり非常に特に最近多いのは高齢家族、い わゆる高齢家族の場合は老老介護という、お年寄りがお年寄りの面倒を見るという、そういうもう世 帯、あるいは独居高齢者世帯というのか、1人ですから、世帯でしょうけれども、そういった人たち の中で心配なのは、やっぱり医療の問題ということは非常に強く出されてきているわけです。先ほど 言うように、そのケアシステムの中で医療の問題もあるのですけれども、こういった突発的な医療の トラブルについては、どのようなその対応を考えて市民の皆さんにこうしたほうがいいですよという 指導をされているわけですか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 在宅医療、介護連携ということで、やはり自宅で医療を必要とする 方、こういった方の推進を進めるということで、市長答弁にもありましたけれども、ICTを活用す るというふうなことで、患者さんの医療情報とか、あるいはその処方せんの内容だとか、介護の内容 とか、そういったのをまずモバイルを使ってその中にデータを入れまして、お医者さんあるいは介護 士さん、看護師さん等訪問したときに、この人は今こういう状態ですよというようなことを先生が在 宅訪問しなくても、病院で勤務していても診られるような、そういったシステム、ICTを活用した ものを今後進めようということで、今現在村上圏内で検討している最中であります。   県に、新発田圏域におきましては、ときネットでこの4月から活用されております。それがうま く活用すれば、この地域は範囲が非常に広いわけでありますので、特に山北地区なんかは有効なのだ ろうなというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 本当にそれでできるのかなというふうに私は、私も高齢者ですから、そう いうふうに思うのです。   一番手っ取り早いという言い方はうまくないのですが、消防署に連絡をするということが1つあ ると思うのです。そのときに、この今病気になった方がこういう〔質問終了時間10分前の予告ブザ ーあり〕状態で来たのですよと。いわゆる突発的なものと、その再発するような場合と違うと思うの です、対応が。ですから、その辺の介護高齢課が担当するいろいろな情報、そういったものが消防署 のほうに連絡なり、あるいは会議等でお互いに情報を共有しているということはあるのですか。これ は、消防長でも構いません。 〇議長(三田敏秋君) 消防長。 〇消防長(板垣恵一君) 今現在は、そういうシステムはございません。通報を受けた時点で患者の 容体をこちらで聞きながら病院を探す、その方法でございます。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 急性期の場合と慢性期の場合と、その状況にも違うと思います。現在村上市 では緊急通報システム、これ発報させると消防に連絡が行くという仕組みで、せんだってご質問いた だきまして、それを今の情報の中にマッチングさせられるような形でつくりかえていこうというご提 案をさしあげているわけでありますけれども、あわせてこれは従来からずっと研究をされているわけ でありますが、カルテの共有ということで病診連携をすることによって、主治医の主治医情報がその ままストレートに例えば救急を経由して病院に到達すれば、非常にその状態がよくわかるわけです。 そんなところも含めて、ICTの活用をしていきたいということで先ほど答弁をさせていただきまし た。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 独居老人あるいは高齢世帯、そういったところを考えると、脇に消防署な りに連絡する方がいらっしゃるような家族の世帯であれば、特に心配はないのでしょうけれども、私 がよく聞くのは、そういう方々の話で一番心配なのは、食べることもそうなのだけれども、いざ病気 になったときどうなるのだろうというような心配をされますので、その辺のところは、この包括ケア システムの例えばお医者さんと介護の担当の方の連絡とか、あるいは介護を受けている人との連絡と かということも大事なのでしょうけれども、この辺のことについてのやっぱりこれから十分にセット の中ですので、考えて対応をしていただきたいというふうに思います。   この中には、先ほど5番目にありますように、認知症の関係のこともあります。平成29年度に は、飯野にもグループホームが設置されるという話も聞いていますけれども、やはりいろいろな介護 施設と同様、このグループホーム関係でやれる部分というのは、これから十分やっていく必要がある のだろうと思うのです。こういう話を聞いたのです。1つは、大欠にグループホームがあります。こ れは、女の方だけのようです。このグループホーム、七、八人一緒に生活しているようなのですけれ ども、夜になるとそれをガードする人は誰もいないと。夕飯が終わると、何かそこの担当の方帰られ ると。どういうふうになっているのかちょっとわかりませんけれども、そんなのでいいのだろうかな とか、あるいは今回ですか委託されたみどりの家のいわゆるしつらえの問題で、体育館というか、講 堂みたいなところの半分はキノコの栽培で、その半分でいろいろ作業をしているとか、いろいろやっ ぱり不備が指摘されるわけです。障がい者の皆さん、あるいは日常の方に対するのが〔質問終了時間 5分前の予告ブザーあり〕これからも非常に重要になってくると思うので、その辺についてもぜひき め細かな対応をお願いをしたいと。   何か高齢者の3分の1は認知症になるのだというような情報まであるものですから、いや、これ はいろいろなこれまでの身体介護、生活介護部分だけでなくて、認知症へのその対応というのも非常 に行政にとっても大きな問題になるのではないかと思いますので、ぜひその辺のところの形は、こう 言われているからこうするのだということも大事でしょうけれども、村上市としてどういうふうに対 応するか、そういったことは係って総合戦略の中にあるいわゆる人口減少の歯どめとか、いろいろな ファクターを持っているわけですから、ぜひその辺のところは十分に今後ご検討いただくようにお願 いをして私の一般質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで滝沢武司君の一般質問を終わります。                                              〇議長(三田敏秋君) 本日はこれで散会をいたします。   また、来週7日月曜日午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでございました。           午後 3時36分  散 会