平成28年村上市議会第1回定例会会議録(第1号) 〇議事日程 第1号 平成28年2月23日(火曜日) 午前10時開会 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  会期の決定                                    第 3  諸般の報告                                    第 4  議会報第1号 定期監査結果報告について                      第 5  議会報第2号 財政援助団体監査結果報告について                  第 6  議第 1号 村上市監査委員の選任について                     第 7  議第 2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて           第 8  平成28年度村上市施政方針                            第 9  議第 3号 平成28年度村上市一般会計予算                         議第 4号 平成28年度村上市土地取得特別会計予算                     議第 5号 平成28年度村上市情報通信事業特別会計予算                   議第 6号 平成28年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算                   議第 7号 平成28年度村上市国民健康保険特別会計予算                   議第 8号 平成28年度村上市後期高齢者医療特別会計予算                  議第 9号 平成28年度村上市介護保険特別会計予算                     議第10号 平成28年度村上市下水道事業特別会計予算                    議第11号 平成28年度村上市集落排水事業特別会計予算                   議第12号 平成28年度村上市簡易水道事業特別会計予算                   議第13号 平成28年度村上市上水道事業会計予算                 第10  議第14号 村上市過疎地域自立促進計画の策定について                    議第15号 関川村との定住自立圏形成協定の変更締結について                 議第16号 粟島浦村との定住自立圏形成協定の変更締結について                議第17号 村上市行政不服審査会条例制定について                      議第18号 村上市行政不服審査関係手数料条例制定について                  議第19号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について        議第20号 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う関 係条例の整理に関する条例制定について                      議第21号 村上市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例制定について        議第22号 村上市情報公開条例の一部を改正する条例制定について               議第23号 村上市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定について             議第24号 村上市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例制定につい            て                                       議第25号 村上市集落集会施設条例の一部を改正する条例制定について             議第26号 村上市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例制定につ            いて                                      議第27号 村上市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制 定について                                   議第28号 村上市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定につ            いて                                      議第29号 旧村上市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正            する条例制定について                              議第30号 村上市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定について         議第31号 村上市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例制定について         議第32号 村上市火災予防条例の一部を改正する条例制定について               議第33号 市有財産の譲与について                             議第34号 市有財産の譲与について                             議第35号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第36号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第37号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第38号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第39号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第40号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第41号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第42号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第43号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第44号 公の施設に係る指定管理者の指定について                第11  議第45号 村上市消費生活センター条例制定について                     議第46号 村上市学童保育所条例の一部を改正する条例制定について              議第47号 村上市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例制定について         議第48号 村上市介護保険条例の一部を改正する条例制定について               議第49号 村上市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営等に関する基準            を定める条例の一部を改正する条例制定について                  議第50号 村上市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営等に関            する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について              議第51号 村上市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例制定について       第12  議第52号 市道路線の変更について                             議第53号 村上市中小企業振興基本条例制定について                     議第54号 村上市歴史的風致維持向上協議会条例制定について                 議第55号 村上市農村公園条例の一部を改正する条例制定について               議第56号 朝日有機センター条例の一部を改正する条例制定について              議第57号 村上市下水道条例の一部を改正する条例制定について                議第58号 村上市集落排水処理施設条例の一部を改正する条例制定について           議第59号 村上市上水道条例の一部を改正する条例制定について                議第60号 村上市簡易水道条例の一部を改正する条例制定について               議第61号 村上市産業等の活性化事業審査委員会条例を廃止する条例制定について   第13  議第62号 平成27年度村上市一般会計補正予算(第9号)             第14  議第63号 平成27年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第3号)       議第64号 平成27年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第2号)            議第65号 平成27年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)            議第66号 平成27年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)           議第67号 平成27年度村上市介護保険特別会計補正予算(第4号)              議第68号 平成27年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)             議第69号 平成27年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第3号)            議第70号 平成27年度村上市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)            議第71号 平成27年度村上市上水道事業会計補正予算(第2号)                                                       〇本日の会議に付した事件 日程第 1  会議録署名議員の指名                             日程第 2  会期の決定                                  日程第 3  諸般の報告                                  日程第 4  議会報第1号 定期監査結果報告について                    日程第 5  議会報第2号 財政援助団体監査結果報告について                日程第 6  議第 1号 村上市監査委員の選任について                   日程第 7  議第 2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて         日程第 8  平成28年度村上市施政方針                          日程第 9  議第 3号 平成28年度村上市一般会計予算                         議第 4号 平成28年度村上市土地取得特別会計予算                     議第 5号 平成28年度村上市情報通信事業特別会計予算                   議第 6号 平成28年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算                   議第 7号 平成28年度村上市国民健康保険特別会計予算                   議第 8号 平成28年度村上市後期高齢者医療特別会計予算                  議第 9号 平成28年度村上市介護保険特別会計予算                     議第10号 平成28年度村上市下水道事業特別会計予算                    議第11号 平成28年度村上市集落排水事業特別会計予算                   議第12号 平成28年度村上市簡易水道事業特別会計予算                   議第13号 平成28年度村上市上水道事業会計予算               追加日程第1 一般会計予算審査特別委員会の設置について                   追加日程第2 一般会計予算審査特別委員会の委員の選任について                日程第10  議第14号 村上市過疎地域自立促進計画の策定について                    議第15号 関川村との定住自立圏形成協定の変更締結について                 議第16号 粟島浦村との定住自立圏形成協定の変更締結について                議第17号 村上市行政不服審査会条例制定について                      議第18号 村上市行政不服審査関係手数料条例制定について                  議第19号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定について        議第20号 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴              う関係条例の整理に関する条例制定について                    議第21号 村上市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例制定について        議第22号 村上市情報公開条例の一部を改正する条例制定について               議第23号 村上市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定について             議第24号 村上市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例制定に              ついて                                     議第25号 村上市集落集会施設条例の一部を改正する条例制定について             議第26号 村上市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例制定              について                                    議第27号 村上市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条              例制定について                                 議第28号 村上市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定              について                                    議第29号 旧村上市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を              改正する条例制定について                            議第30号 村上市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定について         議第31号 村上市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例制定について         議第32号 村上市火災予防条例の一部を改正する条例制定について               議第33号 市有財産の譲与について                             議第34号 市有財産の譲与について                             議第35号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第36号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第37号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第38号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第39号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第40号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第41号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第42号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第43号 公の施設に係る指定管理者の指定について                     議第44号 公の施設に係る指定管理者の指定について              日程第11  議第45号 村上市消費生活センター条例制定について                     議第46号 村上市学童保育所条例の一部を改正する条例制定について              議第47号 村上市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例制定について         議第48号 村上市介護保険条例の一部を改正する条例制定について               議第49号 村上市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営等に関する              基準を定める条例の一部を改正する条例制定について                議第50号 村上市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営等              に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について            議第51号 村上市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例制定について     日程第12  議第52号 市道路線の変更について                             議第53号 村上市中小企業振興基本条例制定について                     議第54号 村上市歴史的風致維持向上協議会条例制定について                 議第55号 村上市農村公園条例の一部を改正する条例制定について               議第56号 朝日有機センター条例の一部を改正する条例制定について              議第57号 村上市下水道条例の一部を改正する条例制定について                議第58号 村上市集落排水処理施設条例の一部を改正する条例制定について           議第59号 村上市上水道条例の一部を改正する条例制定について                議第60号 村上市簡易水道条例の一部を改正する条例制定について               議第61号 村上市産業等の活性化事業審査委員会条例を廃止する条例制定について 日程第13  議第62号 平成27年度村上市一般会計補正予算(第9号)           日程第14  議第63号 平成27年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第3号)       議第64号 平成27年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第2号)            議第65号 平成27年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)            議第66号 平成27年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)           議第67号 平成27年度村上市介護保険特別会計補正予算(第4号)              議第68号 平成27年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)             議第69号 平成27年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第3号)            議第70号 平成27年度村上市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)            議第71号 平成27年度村上市上水道事業会計補正予算(第2号)                                                     〇出席議員(22名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    8番   小  杉  和  也  君     9番   齋  藤  信 一 郎  君   10番   竹  内  喜 代 嗣  君    11番   平  山     耕  君   12番   川  崎  健  二  君    13番   木  村  貞  雄  君   15番   小  池     晃  君    17番   長 谷 川     孝  君   18番   滝  沢  武  司  君    19番   小  林  重  平  君   20番   佐  藤  重  陽  君    22番   大  滝  国  吉  君   23番   大  滝  久  志  君    24番   山  田     勉  君   25番   片  野  鉄  雄  君    26番   三  田  敏  秋  君                                              〇欠席議員(2名)    7番   冨  樫  宇 栄 一  君    21番   相  馬  エ  イ  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    高   橋   邦   芳   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君 教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    佐   藤   憲   昭   君        財 政 課 長    板   垣   喜 美 男   君        政策推進課長     渡   辺   正   信   君        自治振興課長     佐   藤   勝   則   君        税 務 課 長    加   藤   良   成   君        市 民 課 長    尾   方   貞   一   君        環 境 課 長    中   山       明   君        保健医療課長     菅   原   順   子   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     山   田   義   則   君        商工観光課長     建   部   昌   文   君        建 設 課 長    中   村   則   彦   君        都市計画課長     東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    早   川   明   男   君        水 道 局 長    川   村   甚   一   君        会 計 管 理 者    米   山       聡   君        農業委員会                   小   川   寛   一   君        事 務 局 長 代表監査委員    種   部   義   秋   君        選管・監査                   木   村   正   夫   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長     遠   山   昭   一   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    小   川       剛   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    齋   藤   泰   輝   君        山 北 支 所 長    五 十 嵐   好   勝   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    田   邉       覚        事 務 局 次 長    小   林   政   一        係     長    鈴   木       渉           午前 9時58分  開 会 〇議長(三田敏秋君) 改めましておはようございます。ただいまの出席議員数は22名です。欠席 の届け出のある者2名です。定足数に達しておりますので、これから平成28年第1回定例会を開会 いたします。   市長から招集のご挨拶をお願いいたします。   市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) 皆様、おはようございます。本日、平成28年村上市議会第1回定例会を招 集いたしましたところ、議員皆様には公私ともお忙しい中ご出席いただきまして、まことにありがと うございます。   さて、本日提出いたしました議案は、人事案件2件、各会計当初予算11件、過疎計画の策定1 件、協定の変更締結2件、条例の制定6件、条例の廃止1件、条例の一部改正25件、市有財産の譲 与2件、指定管理者の指定10件、市道路線の変更1件、補正予算10件の合わせて71件であります。 よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げまして、招集の挨拶といたしま す。 〇議長(三田敏秋君) これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いい たします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(三田敏秋君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、6番、川村敏晴君、19番、小林重平君を指名い たします。ご了承願います。                                              日程第2 会期の決定 〇議長(三田敏秋君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。   最初に、議会運営委員長から本定例会の会期日程案及び議案の取り扱いについて報告をお願いい たします。   議会運営委員長。           〔議会運営委員長 大滝国吉君登壇〕 〇議会運営委員長(大滝国吉君) おはようございます。平成28年村上市議会第1回定例会の会期 日程及び議案の取り扱いを協議するため、去る2月16日午前10時から市役所第1委員会室におい て、委員7名、議長、副議長、各常任委員長、総務課長、総務課参事、議会事務局長の出席のもと議 会運営委員会を開催いたしました。その協議内容と結果について報告いたします。   会期については、本日23日から3月18日までの25日間といたします。   審議日程については、本日の本会議で会期の決定の後、諸般の報告、報告事件及び即決議案の審 議、採決を行い、その後、市長より平成28年度村上市施政方針について発言があります。続いて、 議第3号から議第13号までの平成28年度村上市各会計予算については一括上程とし、本日は提案 理由の説明を受けるにとどめます。また、昨年と同様に、平成28年度村上市一般会計予算及び各特 別会計予算については、残る議第14号から議第71号までの58議案の上程、提案理由の説明、質疑、 委員会付託を終了した後、本会議を協議会に切りかえ、平成28年度各会計当初予算の概要について 財政課長から補足説明を受けることといたします。なお、この説明については質疑ができませんので、 御承知おきください。また、今定例会から一般会計当初予算及び補正予算に係る審査については特別 委員会を設置し、これを審査することにいたしておりますので、よろしくお願いいたします。   あす24日の本会議では、施政方針及び議第3号から議第13号までの11議案に対し、各会派代 表から代表質問を行い、その後この11議案については一般会計予算審査特別委員会及び各常任委員 会へ付託いたします。代表質問の順序及び質問時間については、1番、鷲ヶ巣会、52分、2番、清 流会、3番、市民クラブは、それぞれ39分、4番、市政クラブ、5番、高志会、6番、凛政の風村 上未来、7番、日本共産党は、それぞれ30分といたします。   2月26日、29日、3月1日の3日間は、本会議を開催し、一般質問を行います。   3月3日は総務文教常任委員会、7日は市民厚生常任委員会、8日は経済建設常任委員会を開催 し、付託議案の休会中の審査をお願いいたします。   次に、3月9日、10日、11日及び15日の4日間は、一般会計予算審査特別委員会を開催し、 付託議案の審査をお願いいたします。一般会計予算審査特別委員会の審査の方法については、付託議 案のうち、各常任委員会のそれぞれの所管分を担当する分科会を設置し、審査をお願いし、各分科会 での審査を総括するため、4日目には全体会を開催し、一般会計予算審査特別委員会の審査をご決定 いただきます。これにより3月9日は総務文教分科会、10日は市民厚生分科会、11日は経済建設分 科会を開催し、それぞれの付託議案の所管部分について休会中の審査をお願いいたします。   15日には、一般会計予算審査特別委員会の全体会を開催し、各分科会長から各分科会の審査報 告を受けた後、採決を行います。   3月18日の本会議最終日は、各委員長から委員会審査の報告を受けた後、採決を行います。   次に、議案の取り扱いについて申し上げます。最初に、議会関係議案についてでありますが、議 会報第1号、第2号については、それぞれ単独上程、質疑の後、報告を終わります。   次に、理事者関係議案についてでありますが、議第1号 監査委員の選任及び議第2号 人権擁 護委員の推薦については、それぞれ単独上程、質疑の後、討論を省略し、ボタン式投票により即決と いたします。   その後、市長より平成28年度村上市施政方針について発言があります。   続いて、議第3号から議第13号までの平成28年度村上市一般会計予算及び特別会計・事業会 計予算の11議案については一括上程とし、議会先例第60の代表質問の規定に基づき、本日は提案 理由の説明を受けるにとどめ、あす24日の本会議において、施政方針及びこの11議案に対して代 表質問を行った後、11議案については一般会計予算審査特別委員会並びに各常任委員会へ付託いた します。   議第14号から議第44号までの31議案、議第45号から議第51号までの7議案、議第52号か ら議第61号までの10議案については、それぞれ一括上程、一括質疑の後、各常任委員会へ付託い たします。   議第62号は単独上程、質疑の後、一般会計予算審査特別委員会に付託いたします。   議第63号から議第71号までの9議案については、一括上程、一括質疑の後、各常任委員会に 付託いたします。   次に、議案の付託について申し上げます。議第3号、平成28年度一般会計予算については、今 定例会に設置する一般会計予算審査特別委員会へ、議第4号から議第13号までの10議案、平成28 年度各会計予算に関する議案のうち、議第4号、議第5号は総務文教常任委員会へ、議第6号は経済 建設常任委員会へ、議第7号から議第9号までの3議案については市民厚生常任委員会へ、議第10 号から議第13号までの4議案については経済建設常任委員会へ、それぞれ付託し、審査をお願いい たします。   次に、議第14号から議第44号までの31議案については総務文教常任委員会へ、議第45号か ら議第51号までの7議案については市民厚生常任委員会へ、議第52号から議第61号までの10議 案については経済建設常任委員会へそれぞれ付託し、審査をお願いいたします。   次に、議第62号については、先ほど申し上げたとおり、一般会計予算審査特別委員会へ付託い たします。   議第63号については総務文教常任委員会へ、議第65号から議第67号の3議案については市民 厚生常任委員会へ、議第64号及び議第68号から議第71号までの5議案については経済建設常任委 員会へそれぞれ付託し、審査をお願いいたします。 また、一般質問の通告は、2月18日の正午で締め切ったところ、14名の通告がありました。2 月26日、5名、2月29日、5名、3月1日、4名が一般質問を行うことといたします。   討論及び請願、陳情などに伴う意見書の提出期限は3月16日、その他の意見書提出期限は3月 2日のそれぞれ正午となっておりますので、よろしくお願いいたします。   以上で議会運営委員会の協議内容と結果についての報告を終わります。 〇議長(三田敏秋君) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) これで質疑を終わります。   お諮りします。本定例会の会期は、議会運営委員長報告のとおり、お手元に配付の日程表により、 本日から3月18日までの25日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) ご異議なしと認めます。   よって、本定例会の会期は本日から3月18日までの25日間と決定いたしました。                                              日程第3 諸般の報告 〇議長(三田敏秋君) 日程第3、諸般の報告を行います。   理事者から報告をお願いいたします。 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) 諸般の報告について申し上げます。   最初に、このたびの保内小学校における預かり金の不正着服により、新潟県教育委員会事務職員 が懲戒免職処分を受けたことは、将来を担う子供たちを育てる学校教育の最前線での不祥事であり、 まことに遺憾であるとともに、当該校の保護者様と子供たち、そして市民の皆様には大変ご迷惑をお かけしたことを心よりおわび申し上げます。今後は、学校現場における管理体制の強化、徹底を行う とともに、業務の適正な執行と再発防止に努めてまいります。   また、2月18日早朝、神納小学校のスクールバスが起こした事故につきましては、報道等で公 表されたとおりでございます。子供たちを初め、保護者の皆様、また関係者の皆様方にご心配、ご迷 惑をおかけしましたこと、市長として深くおわび申し上げます。今後このような事態を起こすことが ないよう、教育委員会とともに委託業者を厳しく指導するほか、通学の安全、安心の確保に取り組ん でまいります。   なお、これらの件に関しましては、この後教育長から経過並びに追加報告をいたします。   次に、災害の発生状況であります。平成27年第4回定例会でご報告申し上げた以後、配付報告 書のとおり、火災は建物火災4件、車両、その他火災1件であります。   次に、寄附の申し出についてであります。寄附につきましては、配付資料のとおりであり、多く の善意が寄せられました。また、ふるさと応援寄附金につきましては、件数で2,815件、金額で 5,667万4,102円であります。深く感謝申し上げますとともに、有効に活用させていただきます。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 2月15日付で新潟県教育委員会から懲戒免職処分を受けた保内小学校主 事の案件についてご報告申し上げます。   事件の概要は、平成27年7月から12月までの間に、現金で納められた学校諸経費の着服及び 学校徴取金に係る伝票の不正な操作などにより、約260万円を横領したものであります。信頼に基 づき成り立つ学校組織において、絶対に許されるものではなく、このような事案が発生したことは服 務監督者として指導が足りなかった結果と重く受けとめております。全市立学校には適正な現金取り 扱いがなされているか、管理職みずから行う緊急一斉点検を行うとともに、市校長会議で再発防止に 向けてチェック体制の強化及び服務規律の確保徹底を指導いたしました。今後こういうことが二度と 起きないよう適正な業務の執行と非違行為の抑制等に努め、信用失墜行為の根絶を図る所存でありま す。   次に、2月18日発生のスクールバス事故についてご報告申し上げます。18日午前7時30分ご ろ、神納小学校児童を乗せたスクールバスが河内地内で雪解け水が凍結した路面でスリップし、道路 脇のガードパイプ及びカーブミラーに衝突し、同乗していた児童22名のうち5人が打ち身等の違和 感を訴えたため、村上総合病院で受診し、1名が首の捻挫と診断されたものであります。本来事故直 後に運転手は警察に届け出しなければならないところ、自己判断で程度は軽いと捉え、その後もほか の集落児童を迎えに行ったり、会社担当者と連絡をとっているうちに失念し、警察への届け出がおく れたものです。児童生徒への安全対応が最優先でありますが、道路交通法を遵守した対応を行うよう 全スクールバス運転委託業者、全市立学校、教育委員会職員に対し強く指導したものであります。   以上の2件に対し、子供たち、保護者並びに市民の皆様にご心配、ご迷惑をおかけしたことを深 くおわび申し上げます。 〇議長(三田敏秋君) これから質疑を行います。   5番、本間清人君。 〇5番(本間清人君) 教育長の今の内容について質問します。   村上市でも以前給食費の横領といいますか、山北支所でございました。今回の事件に関しまして は、管理が県職でありますので、新潟県教育委員会ということになるわけでありますけれども、当時 村上市で起きた給食費の問題は、先生方の給食費を現金で集めて、その現金でもらった部分という部 分ありました。しかし、我々保護者側が給食費を納めるときというのは銀行引き落としなのです。そ うすると、口座に一括で入ります、その方はその口座から結局引き出しをして運用したということな のでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) そのとおりであります。学校の預かり金が一度大きな口座に入ります。そ こから学校給食費の口座、それから学年会費とか、そこの口座に振り込むことになっております。そ の一番大きな口座からお金を落として、何に振り込むということにして不正伝票を起こして、そこか らお金を引き出したという形でありました。   もう一つは、そこの口座に期日までに納入できない保護者は、現金で学校に届けに参ります。そ の現金を着服したと、この2点でございます。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 現金で持ってきて、例えば親が振替日におくれたと。ですので、ちょっとそ の振替日に振り替えできないので現金でお持ちしました、それを着服するのは、その人しかわからな いわけだから、例えばまだ持ってきていませんということでとれますよね。ところが、口座にまとま って入ってきたものを、保内小学校なら保内小学校の分がどこかの口座に自動に引き落とされたのが、 まずどこかの口座に一度入ります。その口座から、またその分を、例えば市の出納係ということです か、その給食の口座には自動に移動する形にはなっていないのですか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 私が認識しているところでは、その大きな口座に全部がプールされます。 それから、学校給食費と学年費、今お話ししましたように、それでそこからお金を落として、おろし ますよね、そして入金票を書いてそこに入れるというような形になっています。ですから、直接そこ へ行くという形ではなく、事務職員がそこに介在するというような形になっております。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) それでしたら入金票を、例えばそこに100万円入りました、我々が給食費 として支払ったお金が毎月例えば同じ口座に入ります。それは、日にち順とか金額によって当然まち まちですから、その金額はまちまちなのですけれども、例えばそこから入ったお金を、その会計の 方々が引き出して、入金票でまた入れ直します。そうすると、例えば普通の、日にちだって我々引き 落としされる日にちは決まっているわけですから、入金する方だって市のほうの口座に入金する日だ って決まっているはずなのです。それが2日、3日おくれた場合に、何で入金が違うのだとか、おく れているのだという確認ができないのかが不思議なのです。それも7月から12月の間まで5カ月間 も、それが不正がずっと続いていることのチェック機関が、何で1カ月おくれただけでもすぐ気がつ かないのかということが不思議でしようがない。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 自転車操業しておりまして、ここに一括でおろします。そして、例えば給 食費の、今のおっしゃったような締め切りがございますね、そのときにはそこからそのお金をおろし て入れています。そして、学年会費が次出てきます。そして、それにまた別のところから持ってきて 入れて、そして我々のチェック機能は、学年会費がその月にしっかり入っているかどうか、学期末に それをきちっとチェックされるという形になります。ですから、この下部の、この下の部分でのチェ ック機能はなされているのでありますけれども、途中のチェック機能が不完全であるということが、 今回の事案の大きな要因であります。 〇5番(本間清人君) 3問なので、終わります。 〇議長(三田敏秋君) 10番、竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、伺います。   最初に、保内小学校の不祥事の件ですが、端的に言いますと、やっぱり出来心が起きないような 仕組みをつくり上げる必要があると思うのですが、十分検討されて、そういう制度にする必要がある ということでいかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) この事案の背景には、本人のパチンコ、それから競馬等に、遊興費に使っ ているという問題があります。これについては、本人のやはり問題点が多々あるものと考えておりま す。ただ、校長の監督責任は私生活にまで及ぶものではありますので、公務員として。一人一人職員 に寄り添った指導を今までも行ってきているはずでありますけれども、より以上その部分について指 導をなしていくということが必要であると、このように考えております。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 保内小学校の不祥事の問題、現金で持ってくるという給食費の問題であ ります。給食費がおくれるということは、家庭内に非常に深刻な状況があるというふうに考えるのが 普通だと思うのです。ですから、このことに学級担任の人とか、それから責任者である校長先生が心 配る必要があると思うのですが、今後このような、かなり深刻な状況というふうにも聞いていますか ら、全部会計担当者に任せているということでは、子供たちの生活実態をつかんでいるはずの先生が わからないということになってしまうのではないでしょうか、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 給食費だけではなく、学校諸経費、もちろん修学旅行のお金とか卒業アル バムとか、いろんな諸経費があります。それ等のおくれという形になっています。学校職員がそれら の児童の保護者、子供たちのことを押さえていないかということはありません、全部押さえてありま す。誰がどこどこのお子さんという形で、当然校長もその点はつかんであります。非常に数は多くい るということも事実でありますが、そのことを勘案しながら学校経営を進めていると、このように捉 えております。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) スクールバスの事故の件で伺います。   この報道を知ったときに、きょうの議会のこの中継を見ておられる方もそう思うのでしょうけれ ども、あのスキーバスが転落事故を起こして悲惨な事故になったということが一瞬重なって見えまし た。それで、お伺いしたいのはです、こういう専門の子供たちを運ぶような運転代行、いわば運転会 社ですよね、こういう会社というのはマニュアルがきちんとできていて、何でそれがちゃんと機能し なかったのか。ちょっとさっきの説明の会社担当者と連絡はしたということなのですけれども、この 会社担当者というのはどういう指示をして、このことがそもそも子供が小学校に着いてから発覚した ということですけれども、本来の会社のマニュアルを、多分教育長把握しているかと思いますが、そ れとどう違ったのか説明をお願いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) その点については、私も委託業者に問いただしました、マニュアルはどう なっているのだと。マニュアルは、その時点ですぐに警察に届け出をするという形がマニュアルであ ります。それはマニュアルどおりではないではないかということについては、きつく指導いたしまし た。 〇議長(三田敏秋君) 3問終わったね。 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、指摘して終わります。   会社担当者がどのような指示をしたのか、後ほどお知らせをお願いいたします。   終わります。 〇議長(三田敏秋君) 18番、滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今の報告について2点ほど教育長にお伺いしたいと思います。   まず、第1点は、学校諸費の金融機関引き落としのシステムを始めたのは、もう三十数年前のこ となのです。私も子供たちから預かったり、あるいはそれをまとめたりする立場にありましたから、 このことについては、どこの学校といえども非常に神経質にやってきたわけです。それが三十数年た って、今この段階で、しかも新聞報道とかいろいろ見ると、よくこういう「流用」というような表現 で出ていますか、そういったことでの事犯というのがしょっちゅう出てくるわけ、そういうことを自 分たちの回りにそういう気配なり、あるいは傾向が見られないから指導が疎かになった、あるいは注 意が行き届かなかったというような点はないのですか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今ほどのご指摘のとおり、ある市の給食費の不正の取り扱いありました。 それを踏まえて教育委員会では、校長並びに事務職員に学校の取扱金の扱い方についての指導を進め てまいっております。ですので、学校職員、校長並びに事務担当者は、その扱いについての指導は受 けているはずであります。ただ、今回の事案について、やはりその指導が足りなかった部分があるの ではないかということが一つ。もう一つは、今ほど議員がおっしゃったように、三十数年間行われて きていることであるというふうになっておりますが、若干形は変わっております、その三十数年前と。 一括に全ての口座に入ってきているという大きな学校については、その部分が大きく変わってきてい ることだなと。その部分での、先ほどご説明申し上げましたように、全部のお金が入ったところから、 下へお金を入れるというところ、そこのチェック体制が非常に甘さがあったと。これは我々のやはり 指導力が不足だった部分であろうというふうに考えております。この点については、市に全体に対し てこのチェック機能をきちんと進めていくよう直ちに指導を進めたところでありますし、県もこのこ とについては重要視をし、きのう下越管内の校長、管理職、担当を集め、この点についての指導を行 っていると、このように聞いております。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 私と同様に、教育長もこの仕事を現職のときやってこられたということな のですから、私はただ申しわけないということだけで済まされるものではないし、また県とか国はこ うだから、そのことについて右倣えをするというような問題でもないと、それぞれ歴史がありますか ら。そういった意味合いから、私は教職を退いた皆さん方も含めて非常に心配をしていると。我々の ときになかったのが、どうして今ごろになって出てくるのだろうということもやっぱり心配を非常に 強く持っていますので、教育長のこれまでの経験も含めながら、ぜひ再発することのないような検討 あるいはシステムづくりをさらに強化してもらいたいということをお願いします。 〇議長(三田敏秋君) ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) これで諸般の報告を終わります。                                              日程第4 議会報第1号 定期監査結果報告について 〇議長(三田敏秋君) 日程第4、議会報第1号 定期監査結果報告についてを議題といたします。   直ちに質疑を行います。   25番、片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 5ページの福祉課、保育園の負担金です。これ1割ぐらいの方滞納になっ ておりますが、村上市保育料滞納整理方針というのは、これはホームページでも出ていますか、概要 を教えてもらいたいのですが。 〇議長(三田敏秋君) 代表監査委員。 〇代表監査委員(種部義秋君) 私どもも監査の段階では、村上市保育料滞納整理方針というのを受 けまして、保育料徴収規則、こういったものがあるということはお聞きをしておりました。詳しい内 容につきましては、担当課のほうへお聞き願いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 平成27年度村上市保育料滞納整理方針、こちらのほうでございますけ れども、私実はホームページのほう確認してこなかったのでありますが、こちらのほうに載せてある と、そのように認識してございます。(  部分は28頁に発言訂正あり) 〇25番(片野鉄雄君) 終わります。 〇議長(三田敏秋君) ほかにございませんか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) これで質疑を終わり、報告を終わります。                                              日程第5 議会報第2号 財政援助団体監査結果報告について 〇議長(三田敏秋君) 日程第5、議会報第2号 財政援助団体監査結果報告についてを議題といた します。   直ちに質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) これで質疑を終わり、報告を終わります。                                              日程第6 議第1号 村上市監査委員の選任について 〇議長(三田敏秋君) 日程第6、議第1号 村上市監査委員の選任についてを議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) ただいま上程いただきました議第1号につきまして提案理由のご説明を申し 上げます。   本案は、村上市監査委員の選任につきまして、地方自治法第196条第1項の規定により議会の 同意を求めるものであります。   本年6月4日をもって任期満了となります村上市監査委員、種部義秋氏の後任についてでありま すが、新たに瀬賀良氏を適任と認め、監査委員に選任したいことから提案するものであります。   略歴につきましてはお示しのとおりであり、任期につきましては4年間であります。   よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(三田敏秋君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) 質疑を終わります。   本件は人事案件ですので、委員会付託を省略し、討論を用いないで直ちにボタン式投票により採 決したいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) ご異議なしと認めます。   よって、本件は委員会付託を省略し、討論を用いないでボタン式投票により採決いたします。   これから議第1号を採決いたします。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(三田敏秋君) 投票を締め切ります。   賛成全員です。   よって、議第1号は原案のとおり同意することに決定をいたしました。                                              日程第7 議第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて 〇議長(三田敏秋君) 日程第7、議第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて を議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) ただいま上程いただきました議第2号につきまして提案理由のご説明を申し 上げます。   本案は、人権擁護委員の推薦につき議会の意見を求めるものであります。本市区域に置かれてお ります人権擁護委員のうち、平成28年6月30日をもって任期満了となります小島正人氏の後任に つきまして、新たに小田ルイ氏を適任と考え推薦するものであります。   略歴につきましてはお示しのとおりであり、任期につきましては3年間であります。   よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(三田敏秋君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) これで質疑を終わります。   本件は人事案件ですので、委員会付託を省略し、討論を用いないで直ちにボタン式投票により採 決したいと思います。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) ご異議なしと認めます。   よって、本件は委員会付託を省略し、討論を用いないでボタン式投票により採決いたします。   これから議第2号を採決いたします。投票を開始してください。           〔ボタン式投票〕 〇議長(三田敏秋君) 投票を締め切ります。   賛成全員です。   よって、議第2号は原案のとおり同意することに決定いたしました。                                              日程第8 平成28年度村上市施政方針 〇議長(三田敏秋君) 日程第8、平成28年度村上市施政方針について、市長の発言を許します。   市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) 平成28年村上市議会第1回定例会の開催にあたり、新年度の市政運営につ いて、私の所信を申し述べ、議員各位並びに市民の皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。   昨年は、全国の地方自治体で「地方版総合戦略」及び「地方人口ビジョン」の策定作業に取り組 み、本市におきましても、昨年12月末に公表いたしました。   また、策定に先駆け首都圏で開催しました「新潟村上フェア」では、本市の誇る「食・伝統・技 術・おもてなし」という数々の魅力を発信し、多くの皆さまから反響をいただき、これらの魅力が人 口減少対策の大きな柱となることを確信いたしました。   同時に、昨年から平成29年度を初年度とする「第2次村上市総合計画」の策定作業に着手して おりますので、この「村上市総合戦略」を中心に据える中で、市民の皆さまの日常生活にしっかりと 寄り添った施策を相交えながら、市の取組みの一つひとつにつきまして、市民の皆さまが目に見え、 実感できる計画を策定してまいります。   本計画の中では、日本海沿岸東北自動車道の全線開通後を見据えた魅力あるまちづくり、厚生連 村上総合病院の移転新築に伴う跡地利用を含めた村上駅周辺の整備、岩船沖洋上風力発電事業の導入 実現と、市としての活用手法等、今後のまちづくりの大きな試金石となる事業につきまして決定され ることとなります。   特に、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」の候補種目である「スケートボード競技」 で活躍できるジュニア選手の育成を目指した「日本海スケートパークリニューアル事業」等の新たな 事業につきましても、具体的な提案を行っていくこととなりますので、市民の皆さまと腰を据えた議 論を展開してまいります。   また、平成20年4月の市町村合併時に新市の将来像を示した「合併市町村基本計画」が、平成 29年度末で計画期間を終了することから、将来に生かせるような検証を進めてまいります。   本市の基幹産業であります農林水産業を取り巻く環境につきましては、昨年、大筋合意に達した TPP、環太平洋戦略的経済連携協定が、本年2月4日に、最終合意となり、今後、国内での審議が 本格化することとなります。   農林水産業に限らず本市経済への影響は、現在、計り知れないところでありますが、これまで培 ってきた生産基盤や技術を堅持していくとともに、新たな効果が期待できる分野への支援の取組につ いて、国の動向や経済状況を見ながら機敏に対応してまいりたいと考えております。   平成27年度予算との比較では、防災行政無線及び消防救急無線のデジタル化事業完了による減 や、山辺里保育園未満児室の増築、病児保育施設の建設、市道桃川牧目線道路改良などの継続事業の 早期完成に向けた取組のほか、住民生活や地方創生に向けた新規事業を盛り込み、予算編成を行った ところであります。   本年度の予算規模は、一般会計総額で317億9,000万円、主要財源は市税で64億9,500万円、 地方交付税で127億2,000万円、国県支出金で46億2,540万円、市債で27億4,960万円を見積も りました。   次に、主要事業の取組につきまして、本市総合計画の基本目標に沿ってご説明申し上げます。   はじめに、支え合い安心して暮らせる思いやりのまちづくりであります。   安心して暮らすためには、市民ひとりひとりが健康であることが基本であり、「第2次健康むら かみ21」及び「村上市食育推進計画」を基に、生活習慣病の発症予防や重症化予防をはじめとした、 生涯を通じた健康づくりを行ってまいります。   地域医療体制の確保につきましては、喫緊の課題であります厚生連村上総合病院の移転新築に関 する協議に、スピード感を持って取り組んでまいりますとともに、本市全域において深刻な状況にあ ります医師不足の解消に向け、国・県への要望活動を推進してまいります。   また、多くの市民の皆さまにご利用いただいている急患診療所につきましても、地元医師会のご 協力をいただきながら継続してまいります。   人口減少と同時に、高齢化率の上昇も避けては通れない課題であり、高齢者の皆さまが社会を支 える一員としてご活躍いただく場が大いにあり得ると思っておりますので、元気で健康な高齢者の皆 さまが、益々元気になっていただくような、健康寿命を延ばす施策を実施してまいりますとともに、 関係福祉団体や地域と連携した見守り体制の充実を図っていく必要がありますので、本年度から生活 支援や介護予防を中心とした、小さな拠点づくりを開始いたします。   また、在宅医療の拠点といたしまして、「村上地域在宅医療推進センター」が医師会館に設置さ れました。本市におきましても、介護が必要となっても在宅での生活を希望する方が多くいることか ら、同センターと連携を図りながら、在宅での生活支援に取り組んでまいります。   障がいのある方への支援といたしまして、ご要望のありました人工透析治療への通院費及び地域 活動支援センターへの通所に係る経費への助成を新規に実施いたします。   輝く未来を担う子どもたちを生み、そして安心して楽しく子育てができるよう、子育て世代の皆 さまへの応援が重要となります。   このため、これまで実施してまいりました医療費助成を継続してまいりますとともに、本年度か ら、第3子以降のお子様の保育料等について無料とするほか、保護者の皆さまからニーズの高かった 病児保育施設につきまして、県立坂町病院のご協力をいただけることとなりましたので、平成29年 4月の開設を目指し、整備を進めてまいります。   また、子どもの数の減少により、少人数で保育を実施してまいりました上海府保育園につきまし ては、本年4月から休園とし、瀬波保育園でお預かりさせていただくこととなりました。今後、統合 の手続きを進めさせていただきますが、本統合は、保護者や地域の皆さまの深いご理解により進める ことができるものであり、子どもたちのこれからの成長に必ずや役立つと確信しておりますので、安 心してお預けいただきたいと思っております。   なお、本年1月に「村上市保育園等施設整備計画審議会」に、適正な保育環境のあり方について 諮問させていただきましたので、子どもたちにとって最良となる保育環境の整備を進めてまいります。   次に、自然と景観を守る環境に優しいまちづくりについてであります。   環境問題は、土壌汚染やごみ、悪臭、騒音、地球温暖化などに加え、近年では、大気汚染や放射 能汚染など、新たな課題も発生してきております。即効性のある解決策が見出しにくい状況にありま すが、「村上市環境基本計画」の中間総括でいただいた意見を参考に、地域や関係団体等の皆さまと 相談しながら、粘り強く対応を進めてまいりたいと考えております。   また、低炭素社会の実現に向け実施されます、国内最大級となる岩船沖洋上風力発電事業につき ましては、本年11月を目途に事業性評価が出される予定でありますので、今後も、市民の皆さまに 対し積極的な情報提供に努め、事業の円滑な推進を図ってまいります。   昨年3月に事業を開始した新ごみ処理場は、その利便性の高さから多くの市民の皆さまからご好 評をいただいております。   今後も、安全安心で安定した施設運営を行うとともに、分別収集の徹底、リサイクル率の向上を 図り、環境負荷の少ない循環型社会の実現を目指してまいります。   市民生活のライフラインを支える上水道及び簡易水道事業につきましては、村上、荒川地区の拡 張事業を継続して実施するほか、老朽施設の改修を推進してまいります。なお、平成26年度から実 施してきた南大平・指合地区及び河内地区簡易水道の上水道統合整備事業は本年度で完了いたします。   公共下水道事業では、村上市街地の管渠整備、国道7号東側の仲間町及び坪根集落等の整備を継 続して実施するほか、下水道施設の長寿命化、耐震対策の推進及び水洗化率向上に向けた普及啓発活 動を積極的に進めてまいります。   なお、簡易水道事業、公共下水道事業及び農業集落排水事業の各特別会計につきましては、地方 公営企業法を適用する必要があるため、本年度から公営企業会計移行に向けた作業に着手いたします。   次に、活気に満ちた輝くにぎわいのまちづくりであります。   世界的な日本食ブームや食に対する関心の高まりから、本市のすぐれた農林水産物や加工品は、 戦略となれる「宝」であります。   これまでも岩船産コシヒカリや村上牛、越後杉の主要産地として、また鮭をはじめとした豊かな 魚介類は、本市の顔として全国に名を轟かせており、なお一層光り輝かせるために、それぞれの生産 基盤の強化を進めていく必要があります。   農業を取り巻く環境は、益々厳しくなることが予想される状況にありますが、多くの課題がある 中、地元農林水産物のブランド化を推進するとともに、積極的な情報発信に官民一体となって取り組 む体制づくりが必要となってまいります。   また、その下支えとなる担い手の育成も急務となりますので、新規就農支援の拡充や生産基盤の 強化に繋がる支援を進めてまいります。   とりわけ村上牛を扱う畜産農家数は、素牛の購入価格の高騰による影響もあり、減少の一途をた どることが懸念されるため、経営支援を強化してまいりますとともに、効果的な施設整備が期待でき る「畜産クラスター事業」の取組に着手いたします。   同時に深刻な状況にある、中山間地における担い手不足や耕作放棄地解消に向け、地域や関係団 体と連携を図りながら取組を進めてまいります。   本市は、面積の約77パーセントを林野が占めており、豊かな林業資源を有しておりますが、地 域林業は材価の低迷、林業従事者の減少等が大きな課題となっております。   森林資源を有効に活用できるよう計画的な施業の集約化等を進め、生産コストの削減による良質 材の安定供給を図ってまいりますとともに、「村上市産材利用住宅等建築奨励事業」を継続実施して まいります。   また、これまで民間団体で実施されてきました担い手対策事業を「村上岩船定住自立圏事業」に より、官民一体となり取り組むほか、今年度から調査に着手される、森林基幹道岩船東部線の開設事 業につきましては、早期の工事着手、事業完了に向け、地域及び関係機関と連携し取り組んでまいり ます。   水産業の海面漁業につきましては、魚価低迷の影響もあり、後継者不足が課題となっております ので、国県の資金制度の有効活用を推奨するとともに、経営支援策といたしまして漁業近代化資金の 利子補給事業を新設いたします。   また、水産資源の確保を図るとともに、水産物のブランド化についての積極的な支援を進めるほ か、漁港施設の機能保全を向上させる、効果的な維持整備を行ってまいります。   本市経済を支える商工業におきましては、未だ景況の回復に至っておりません。   このため、本市の経済発展を目的とした、「村上市中小企業振興基本条例」を今定例会に上程い たしました。   また、本条例の実現手法として創設した「産業支援プログラム」、金融機関、商工関連団体等と 連携した「村上市雇用創出型創業チャレンジ交付金」、「村上市創業支援事業計画」により、積極的 に中小企業を支援してまいります。   特に「産業支援プログラム」は、これまでの「産業等の活性化支援補助制度」を大幅に見直し、 補助額、補助率の拡充、申請手続きの簡素化、メニューの拡充を図ったほか、新たに農林水産業を対 象業種に加えるなど、農商工連携や農林漁業の6次産業化を視野に入れた制度設計としたものであり ます。   今後は、これまで実施してきた制度資金や「企業設置奨励条例」に基づく優遇措置等を組み合わ せながら、創業、雇用の確保、販路の拡大等を目指した事業化を積極的に支援してまいります。   なお、昨年度実施いたしました「住宅リフォーム補助事業」は、各関連業種で多くの経済効果を 生み出すことができましたので、本年度は事業費を拡充し実施いたします。   本市は、「村上木彫堆朱」及び「羽越しな布」という二つの国の伝統的工芸品を有する、全国的 に稀な市でありますが、いずれも後継者不足、販路拡大や新商品の開発等の新たな振興策の構築と漆 や木地等の原材料の確保が共通の課題となっております。   「村上市総合戦略」の策定過程におきましても、関係団体と協議を進めてまいりましたが、本年 度は「堆朱のまち・村上推進事業」におきまして、将来を見据えた総合的な計画づくりに着手すると ともに、「羽越しな布」の具体的な課題解決の協議を進めてまいります。   観光につきましては、「村上市総合戦略」の中心的な戦略と位置付け、昨年度、本市の魅力を発 信する「新潟村上フェア」等によるプロモーション事業の展開と、交流人口の拡大に向けた「宿泊観 光バス運行費補助事業」、受け入れ態勢の強化を図る「インバウンド整備」、「観光ガイドの養成」 等を先行して実施いたしました。   本年度もこれらの視点を基本に、農林水産業と連携した「食」の魅力、歴史的資産や大祭、工芸 品が醸し出す「伝統・技術」の魅力、観光イベントにおける市民が中心となった「おもてなし」の魅 力が融合し、更に引き立つような魅力ある観光地づくりを目指してまいります。   なお、昨年9月から「ふるさと納税」をしていただいた方に返礼品を送付させていただくことと したところ、予想を上回るご寄附をいただき、本市の物産の素晴らしさを改めて確信いたしましたの で、本制度を積極的に活用し、物産の振興と魅力の発信に取り組んでまいります。   次に、安全で快適な住みよいまちづくりについてであります。   日本海沿岸東北自動車道「朝日温海道路」につきましては、昨年度インターチェンジ周辺の土地 利用に関して、「道の駅朝日」の拡充及び山北地域の休憩施設等の基本構想を策定いたしましたので、 全線開通による生活環境の向上、地域の活性化を念頭に入れながら、整備手法等の具体的な検討に着 手いたしますとともに、地域団体、関係機関等と連携を図りながら、早期開通に向けた要望活動を加 速してまいります。   また、市道桃川牧目線が神林岩船港インターチェンジから国道7号までようやく完成いたしまし たので、「道の駅神林」の更なる活性化に向けた取組を地域と連携し進めてまいります。   生活道路や通学路、河川、排水路、橋梁等につきましても、地域からの要望や安全性に配慮しな がら計画的に整備を進めてまいります。特に生活道路につきましては、経年劣化による危険な側溝や 舗装等の改修、補修を実施して安全対策に努めてまいります。また、老朽化した橋梁等につきまして も、適切な点検を実施し、補修を進めてまいります。   岩船港につきましては、地域の皆さまを中心に、港を最大限に活用した地域活性化の議論が深ま ってまいりましたので、今後とも港の活用と整備について更なる研究を進めてまいります。なお、本 年度中に「みなとオアシス」としての国の認定を目指し、港で行われるイベント等の情報を全国に配 信し、集客増加による港のにぎわいづくりを推進してまいります。   防犯対策につきまして、地域及び市民の皆さまから防犯灯の設置に関する要望が多数寄せられて おります。   通学・通勤をはじめとする歩行者等の夜間における安全を確保していくためには欠かせないもの でありますので、計画的に整備を進めてまいります。   常備消防では、計画的な消防車両の更新を行うとともに、引き続き救急救命士の養成及び消防士 の高度教育を実施し人材育成に努め、消防救急機能の充実を図ってまいります。   非常備消防におきましては、一部の地域で消防団員の確保が難しい状況となっております。消防 団は、地域防災の中心的な役割であり、その活動及び存在は、各地域で暮らす皆さまの心の支えであ り、かつ元気づくりのバロメーターとも言えますので、広報指導分団の設置等、新たな視点での確保 策を展開してまいります。   また、本年1月から、「社会保障・税番号制度」、いわゆるマイナンバーを使用する各種行政手 続が開始されましたので、広報や行政出前講座等を通じ、その普及及び啓発に努め、混乱のないよう 努めてまいります。   「歴史的風致維持向上計画」につきましては、本年度において県内初の計画認定を目指しており、 本計画とあわせて、「村上市景観計画」に基づく施策を展開しながら、海老江、塩谷、瀬波、岩船、 城下町村上、猿沢、そして小俣へと繋がる、歴史的資産を活用したまちづくりを進めてまいります。   「市内路線バス学生運賃半額社会実験」や「あべっ車」をはじめとする巡回バスの運行及び通院 対応のデマンドタクシーの運行は、一定の成果が得られているものの未だ不十分さが残っております。   市内全域に十分な生活交通体系を確保していくためには、財政面や運行会社の人員不足等、簡単 には解決できない課題がありますが、検証作業の実施と新たな手法を取り入れながら、将来的に持続 可能な運行形態を目指してまいります。   次に、豊かな心と文化を育むふれあいのまちづくりについてであります。   平成22年3月に「村上市教育基本計画」を策定し、「ここで生きる」をテーマに関係団体等の ご協力をいただきながら、各分野におきまして多種多様な事業及び施策を展開してまいりましたが、 本年度から第2次の「教育基本計画」の策定に着手いたします。   策定にあたっては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正により、昨年度、「総合教 育会議」が設置されましたので、行政と教育委員会がこれまで以上に連携し、教育施策等をしっかり と検証し、未来に展望を開くことができる計画を目指してまいります。   学校教育分野では、国の教育政策に対応しながら、学校、家庭、地域を結ぶ「郷育会議」を中心 とした、地域全体の教育力と学力の向上に取り組んでまいります。   学力につきましては、年々着実に向上しているものの、継続した取り組みが不可欠でありますの で、児童及び生徒の基礎学力の徹底、また教材、教具、図書等の学校環境整備を進めるほか、外国語 指導助手、教育補助員を計画的に配置いたします。   また、将来に渡り本市を支える「人づくり」の一環といたしまして、郷土愛のきっかけづくりと なる、地元産業や伝統等に着目したキャリア・スタート・ウィーク事業や奨学金制度の拡充につきま して研究を進めてまいります。   1月に、「村上市立小・中学校望ましい教育環境整備検討委員会」から、今後の教育環境整備に 関する答申をいただき、本年度から具体的な整備計画を推進することとなりますが、現在、保育園と 同様に一部の小学校において複式による学級運営がなされ、今後とも児童及び生徒数は減少傾向にあ ります。   複式や少人数による教育自体を否定するものではありませんが、今後、進学や社会生活におきま して、多くの人と話題を共有し、切磋琢磨し、喜び悲しみを分かち合う場で生きていくことが求めら れる子どもたちにとって、コミュニケーション能力を養う場が必要であり、できるだけ早い時期にそ の場を提供することが、子どもたちの幸せに繋がるものと確信しております。   学校は、地域コミュニティの中心であり、拠り所であることは十分認識しておりますので、統合 につきまして丁寧かつ真摯に取り組んでまいります。   村上市生涯学習推進センターは、生涯学習事業の拠点施設として、子どもから高齢者までご利用 いただき、賑わいの場となっております。   今後も、多種多様な学習機会の提供に努めるとともに、利用しやすい環境づくりを目指し、駐車 場の拡張工事を実施いたします。   また、地区公民館施設や教育情報センターは老朽化が進んでおりますので、活動拠点施設として 計画的に整備を進めてまいります。   昨年は、「村上まつり」の無形民俗文化財調査を進める中、本市を会場に「祭屋台等製作修理技 術者研修会」を開催させていただきました。   全国各地から多くの関係者をお迎えし、それぞれが持つ各地域で受け継がれてきた伝統文化への 誇りや熱い想いを語り合う中で、本市が持つ伝統と文化、そして歴史的遺産は、全国に誇れるもので あることを確信することができました。   今後は、これら歴史的遺産の保存を大切に進めるとともに、光り輝く財産としてまちづくりに積 極的に生かしていくことが必要と考えております。   昨年、元屋敷遺跡の出土品が国重要文化財の指定を受けましたが、山元遺跡につきましても、国 の史跡指定に向けて着々と準備を進めてまいりますので、村上城跡や平林城跡とともに、これら史跡 の観光的側面も視野に入れ、活用方法について検討してまいります。   市内各地域で発足した総合型地域スポーツクラブは、スポーツ振興に限らず、まちづくりの面で も活躍いただいております。   スポーツクラブの持つ可能性や機動性は、今後のまちづくりに欠かせないものと考えております ので、他のNPO法人を含め、地域及びスポーツ団体や地域団体、行政と一体となった取組に期待し ております。   2014年のソチ冬季オリンピックのスノーボード競技で銀メダルを獲得した平野歩夢選手に続け と、本市におきましても、スケートボード競技や陸上競技で「2020年東京オリンピック・パラリン ピック」を目指す若い力が育ちつつあります。   また、全国レベルの大会で活躍する選手も輩出してきており、その活躍は私たち市民の大きな希 望や励み、ひいては地域の活性化に結びつくものと思いますので、効果的なジュニア育成や指導者養 成、計画的な施設整備に努めてまいります。   次に、簡素で効率の良い行政経営についてであります。   合併以降、「第1次村上市行政改革大綱」に基づき、職員定員の適正化や指定管理者制度の導入 を積極的に推進し大きな成果を得ることができました。   しかしながら、国の制度変更等による新たな行政ニーズは今後も増え続けることも想定されます ので、第2次村上市総合計画にあわせ策定する「仮称第2次行政改革大綱」におきましては、真に必 要な業務をしっかりと把握することが必要ですので、昨年度に構築した行政評価制度を有効に活用し てまいります。   いずれにいたしましても、限られた職員数で幅広い業務に的確に対応するためには、個々の能力 の向上とあわせ、職員同士が情報共有し、課題解決に向けてチームで取り組むことが必要となります ので、各種研修や本年度から本格実施する人事評価制度等を通じ、職員の資質向上と意識改革に努め てまいります。   昨年度、関川村及び粟島浦村との「村上岩船定住自立圏」の形成に関する協定を締結し、「共生 ビジョン」を策定いたしました。   本ビジョンにより、本年度から消費生活相談や子育て支援センター、スポーツ少年団の体育施設 の利用が可能となりますので、今後も圏域住民の皆さまの利便性が高まるとともに、元気づくりに繋 がる施策を展開してまいります。   最後に、市民と行政の協働による行政経営についてであります。   市民協働のまちづくりにつきましては、これまで、地域の元気づくりを目標に掲げ、それぞれの 地域が個性を生かした光り輝くまちづくりに向けて取り組みを進めているところであります。日々、 ご尽力をいただいております関係者の皆さまには、その献身的なご努力に対し、改めて感謝申し上げ ます。   各まちづくり組織が、目標に基づく活発な活動を展開している中におきましても、人口減少に起 因した日常生活上の諸課題が顕著化してきている地域や集落が現実としてあります。   現在、「第2次村上市総合計画」の策定作業を進めておりますが、これらの課題を解決していく ために、地域の人は地域が支える「共助」、「共生」のスタイルを積極的に取り入れていく必要があ ると考えております。   地域が自らの地域を主体的に支え、その上で行政と手を取り合い、活動を推進していくシステム を構築し実践することは、地域を支える市民それぞれの自信や誇りに繋がり地域力が更に向上してい くものと信じておりますので、「共助」、「共生」に繋がる方策や取組の提案を行ってまいります。   また、客観的な視点から地域の魅力を捉え、新たな風を吹き込むとともに、地域活性化の担い手 として期待されます「地域おこし協力隊」の導入拡大についても継続して取組んでまいります。   以上が私の市政運営にあたっての所信と平成28年度の主要な事業概要であります。ひとりひと りが幸せを実感することができるような、10年、20年、30年先を見据えたまちづくりに誠心誠意 取り組んでまいります。   市民の皆さまと議員各位におかれましては、特段のご理解とご協力、ご支援を賜りますようお願 いを申し上げます。   なお、このたび平成28年度の施策を進めるに当たり、主要事業の説明書を作成させていただい たところであります、これでございます。合併後、ここで暮らすひとりひとりの幸せで、豊かな生活 を実現するため推進してまいりました各種施策につきましては、各課、各局において不断の検証と実 践により大いにその成果をもたらすことができたと考えております。このことは、今日まで職員一人 一人の我が村上市におけるまちづくりへの真摯な思いや、強い願いにより取り組みを進めてきた結果 によるものと考えているところであります。   このことを踏まえ、本市の将来に向けての施策を今後引き続き継続する事業、さらなる効果を派 出させるため拡充して継続する事業、さらには将来に向けて持続、継続できるまちづくりを実現する ため、新たに取り組む事業として整理を行ったところであります。議員各位にはもちろんですが、市 民の皆様にもこれをごらんいただくことで、村上市の今、そして将来に向けてのまちづくりの方向性 をストレートにご理解いただけるものと考えているところであります。財政課の職員を中心に、各課、 局でボトムアップした施策をイメージしやすくまとめることができました。大いにこれからの議論を 深めるためのツールとしてご活用いただければと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 以上で平成28年度村上市施政方針を終わります。   午前11時25分まで休憩します。           午前11時11分  休 憩                                                        午前11時25分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              発言の訂正 〇議長(三田敏秋君) ここで福祉課長から発言を求められておりますので、これを許します。   福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 先ほどの片野議員の質問にお答えしました件でありますが、村上市保育 料滞納整理方針、こちらホームページに載せておると認識というようなことでお答えしたわけであり ますが、こちら内部資料として取り扱っておりまして、載せてございませんので、よろしくお願いし たいと思います。 〇議長(三田敏秋君) ご了承願います。                                              日程第9 議第 3号 平成28年度村上市一般会計予算                    議第 4号 平成28年度村上市土地取得特別会計予算                議第 5号 平成28年度村上市情報通信事業特別会計予算              議第 6号 平成28年度村上市蒲萄スキー場特別会計予算              議第 7号 平成28年度村上市国民健康保険特別会計予算              議第 8号 平成28年度村上市後期高齢者医療特別会計予算             議第 9号 平成28年度村上市介護保険特別会計予算                議第10号 平成28年度村上市下水道事業特別会計予算               議第11号 平成28年度村上市集落排水事業特別会計予算              議第12号 平成28年度村上市簡易水道事業特別会計予算              議第13号 平成28年度村上市上水道事業会計予算            〇議長(三田敏秋君) 日程第9、議第3号から議第13号までの11議案を一括して議題といたし ます。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) ただいま上程をいただきました議第3号から議第13号までの11議案につ いて、一括して提案理由のご説明を申し上げます。   これらの議案は、平成28年度村上市各会計の予算案であります。施政方針の冒頭にも触れまし たように、本年度予算の編成におきましては、山辺里保育園未満児室増築事業や病児保育施設建設事 業、また市道桃川牧目線道路改良事業などの継続事業の早期完成に向けた取り組みのほか、住民生活 や地方創生に向けた新規事業を盛り込み、予算編成を行ったところであります。   平成28年度当初予算案の規模を申し上げます。一般会計は317億9,000万円、特別会計は9会 計で237億9,396万円、企業会計は19億1,037万円で、全会計合計では574億9,433万円となりま す。   予算案の内容につきましては、各会計ごとに順次申し上げます。最初に、議第3号は一般会計の 予算案であります。予算の総額は317億9,000万円、前年度当初予算と比較すると、予算総額では プラス0.4%、1億3,000万円の増額となります。増額となった理由についてでありますが、村上地 区の防災行政無線デジタル化事業及び消防救急無線デジタル化事業が終了したものの、山辺里保育園 未満児室増築事業、病児保育施設建設事業、旧荒川郷ごみ処理場解体事業や特別会計への繰出金の増 額などが主たる要因であります。また、投資的経費では、市道桃川牧目線道路改良事業や岩船備前屋 排水路改修事業などのインフラ整備のほか、旧荒川郷ごみ処理場解体事業、教育情報センター空調設 備改修事業などで31億1,258万8,000円を計上しておりますが、これは村上地区の防災行政無線デ ジタル化事業及び消防救急無線デジタル化事業の終了により、前年度比マイナス9.5%、3億2,612 万2,000円の減額となっております。また、職員人件費では、再任用職員の増により職員数で4人 の増となりましたが、前年度比マイナス1.0%、5,245万7,000円の減額で、49億6,467万2,000円 となっております。   また、第2条では継続費、第3条では債務負担行為、第4条では地方債の目的及び限度額等を、 第5条では一時借入金の借り入れ最高額を30億円に定めたところであります。   それでは、予算の概要から主なものを前年度と比較して申し上げます。歳入では、第1款市税を 法人税率の改定による減額などからマイナス0.4%、64億9,503万4,000円を見込みました。第2 款地方譲与税から第9款地方特例交付金までは、総務省自治税務局の見込みにより算定し、第10款 地方交付税ではプラス0.8%、127億2,000万円を、第14款国庫支出金では小中学校耐震化事業が 終了したことにより、学校施設環境改善交付金が減となり、マイナス7.4%で25億6,739万3,000 円を、第17款寄附金ではふるさと納税寄附金の大幅な増により1億2,000円を、第21款市債では 村上地区の防災行政無線デジタル化事業及び消防救急無線デジタル化事業の終了による消防債の減な どによりマイナス11.4%、27億4,960万円をそれぞれ計上いたしました。   次に、歳出では、第3款民生費87億6,058万8,000円、地域密着型施設整備事業費補助金、介 護保険特別会計などへの繰出金の増によりプラス2.7%、2億3,022万3,000円の増額。第4款衛生 費25億5,700万2,000円、旧荒川郷ごみ処理場解体事業などによりプラス5.9%、1億4,284万 7,000円の増額。第6款農林水産業費25億8,577万7,000円、村上牛生産振興対策事業補助金の拡 大、多面的機能支払い協議会交付金の増などによりプラス7.8%、1億8,693万円の増額。第7款商 工費14億7,073万4,000円、住宅リフォーム補助金、ふるさと納税寄附者記念品代などの増により プラス19.1%、2億3,567万6,000円の増額。第9款消防費16億3,090万2,000円、村上地区の防 災行政無線デジタル化事業及び消防救急無線デジタル化事業の終了によりマイナス27.0%、6億 270万1,000円の減額。第10款教育費36億5,099万8,000円、教育情報センター空調設備改修事 業及び生涯学習センター駐車場拡張事業などの増があるものの、小中学校耐震化事業の完了によりマ イナス0.4%、1,627万4,000円の減額といたしました。   続きまして、特別会計の予算案について申し上げます。議第4号は、土地取得特別会計の予算案 であります。予算の総額は前年度と同額の6万円であります。歳入では、第1款財産収入で5万 8,000円、歳出では、第2款諸支出金で土地開発基金積立金及び償還金を前年度同額計上いたしまし た。   次に、議第5号は、情報通信事業特別会計の予算案であります。予算の総額は5億520万円と し、前年度比プラス12.5%、5,620万円の増額であります。歳入では、第1款分担金及び負担金で、 情報通信施設負担金55万円を、第2款使用料及び手数料で情報通信施設使用料など5,507万7,000 円を、第3款繰入金で一般会計繰入金4億2,207万8,000円を、第5款諸収入で光伝送路等貸付料 など2,749万4,000円をそれぞれ計上いたしました。歳出では、第1款総務費で前年度比プラス 24.5%、5,621万7,000円増の2億8,520万9,000円を計上いたしました。これは前年度に更新した 山北地区告知システムの維持管理に係る経費の通年予算計上に伴う増分が主な要因であります。第2 款公債費は、起債の元利償還金2億1,699万1,000円を計上いたしました。   次に、議第6号は、蒲萄スキー場特別会計の予算案であります。予算の総額は7,070万円とし、 前年度比プラス4.0%、270万円の増額であります。歳入では、第2款使用料及び手数料で1,019万 円を、第3款繰入金で5,721万9,000円を、第5款諸収入で284万円をそれぞれ計上いたしました。 歳出では、蒲萄スキー場運営経費を含んだ第1款総務費で7,050万円を、第2款予備費で20万円を それぞれ計上いたしました。   次に、議第7号は、国民健康保険特別会計の予算案であります。予算の総額は78億3,700万円 とし、前年度比マイナス1.9%、1億5,400万円の減額であります。歳入では、第1款国民健康保険 税で11億9,432万9,000円を、第4款国庫支出金で16億9,174万円を、第6款前期高齢者交付金 で18億152万3,000円を、第9款共同事業交付金で18億533万8,000円を、第11款繰入金で6 億8,558万6,000円をそれぞれ計上いたしました。歳出では、第2款保険給付費で48億7,089万 5,000円を、第3款後期高齢者支援金等で7億7,532万5,000円を、第6款介護納付金で2億6,006 万2,000円を、第7款共同事業拠出金で17億1,552万7,000円を、第8款保健事業費で7,744万 4,000円をそれぞれ計上いたしました。   次に、議第8号は、後期高齢者医療特別会計の予算案であります。予算の総額は6億1,800万 円とし、前年度比マイナス3.7%、2,400万円の減額であります。歳入では、第1款後期高齢者医療 保険料で4億446万3,000円を、第3款繰入金で2億954万1,000円をそれぞれ計上いたしました。 歳出では、第1款総務費で1,276万8,000円を、第2款後期高齢者医療広域連合納付金で6億113 万8,000円を、第3款保健事業費で314万7,000円をそれぞれ計上いたしました。   次に、議第9号は、村上市介護保険特別会計の予算案であります。予算の総額は74億7,800万 円とし、前年度比プラス4.0%、2億8,900万円の増額であります。歳入では、第1款保険料で13 億9,218万円を、第4款国庫支出金で保険給付費、地域支援事業費の歳出見込み額により負担金割 合に応じて18億986万6,000円を、第5款支払基金交付金で20億121万6,000円を、第6款県支 出金で10億7,255万4,000円を、第8款繰入金で事務費等繰入金を含め11億9,379万2,000円を それぞれ計上いたしました。歳出では、平成27年度決算見込み額及び第6期介護保険事業計画を踏 まえ、第2款保険給付費で70億2,602万1,000円を、第3款地域支援事業費で介護予防生活支援サ ービス事業費などで2億4,876万8,000円をそれぞれ計上いたしました。   次に、議第10号は、下水道事業特別会計の予算案であります。予算の総額は53億3,300万円 とし、前年度比プラス7.0%、3億4,700万円の増額であります。歳入では、第1款分担金及び負担 金の受益者負担金、第2款使用料及び手数料の下水道使用料、第3款国庫補助金などで13億7,988 万4,000円を、第4款繰入金の一般会計繰入金で19億3,051万3,000円を、第7款市債で19億 5,930万円をそれぞれ計上いたしました。歳出では、第1款下水道費の下水道管理費で7億6,500万 6,000円を、下水道建設費で17億1,268万6,000円を、第2款公債費で28億5,280万8,000円をそ れぞれ計上いたしました。この予算によりまして、村上地区において約5.6キロメートルの管渠整備 により、処理区域を33ヘクタール拡大する予定としているとともに、瀬波第2中継ポンプ場の再構 築工事、瀬波1号幹線圧送管の改築工事を実施するほか、村上浄化センターの長寿命化計画を策定い たします。また、公営企業会計移行に向けた作業に着手するとともに、引き続き下水道施設の適正な 管理運営を行い、水洗化率の向上に努め、使用料収入の確保を図ってまいります。   次に、議第11号は、集落排水事業特別会計の予算案であります。予算の総額は11億2,400万 円とし、前年度比マイナス0.5%、600万円の減額であります。歳入では、第1款分担金及び負担金 の受益者分担金、第2款使用料及び手数料の使用料、第3款県支出金の県補助金などで2億2,048 万円を、第4款繰入金の一般会計繰入金5億7,021万7,000円を、第7款市債で3億1,490万円を それぞれ計上いたしました。歳出では、第1款集落排水費の集落排水管理費で2億6,626万4,000 円を、集落排水建設費で3,655万3,000円を、第2款公債費で8億1,868万3,000円をそれぞれ計 上いたしました。この予算によりまして、滝の前集落の舗装復旧工事を実施するとともに、越沢処理 場の機能強化実施設計、中山処理場の機能診断を実施をいたします。また、集落排水事業につきまし ても公営企業会計移行に向けた作業に着手するとともに、引き続き施設の適正な管理運営を行い、水 洗化率の向上に努めてまいります。   次に、議第12号は、簡易水道事業特別会計の予算案であります。予算の総額は8億2,800万円 とし、前年度比マイナス10.7%、9,900万円の減額であります。簡易水道事業の業務予定量は、給水 戸数4,346戸、年間総給水量109万8,000立方メートルを予定しております。歳入では、第1款分 担金及び負担金の工事費負担金、第2款使用料及び手数料で水道使用料など1億9,030万9,000円 を、第3款国庫支出金の国庫補助金で8,965万2,000円を、第4款繰入金の一般会計繰入金2億37 万5,000円を、第7款市債で3億4,120万円をそれぞれ計上いたしました。歳出では、第1款総務 費で1億4,719万円を、第2款施設費で4億5,434万6,000円を、第3款公債費で2億2,346万 4,000円をそれぞれ計上いたしました。主な事業といたしましては、南大平、指合、河内地区におけ る上水道事業への統合事業であります。また、簡易水道事業につきましても、公営企業会計移行に向 けた資産台帳整備を新たに進めてまいります。   次に、議第13号は、上水道事業会計の予算案であります。業務の予定量は、給水戸数2万768 戸、年間総給水量を631万4,869立方メートルと定めました。収益的収支予算では、事業収益を11 億4,056万6,000円、事業費用を10億5,599万5,000円とし、利益は8,457万1,000円を見込んで おります。資本的収支予算では、資本的収入を1億9,480万9,000円、資本的支出を8億5,437万 5,000円とし、主な事業といたしましては、拡張事業として村上地区の第4次拡張事業で愛宕山配水 池場内の舗装復旧工事等の実施、荒川地区の第3次拡張事業で新たな浄水場建設に向けての詳細設計 業務、第2配水池場内の整備工事等を実施いたします。また、各地区において、下水道及び道路改良 事業に伴う配水管布設替え、石綿管の改良などの老朽管の改良実施をいたします。収支差し引き不足 額6億5,956万6,000円は、当年度分消費税等資本的収支調整額3,806万5,000円、当年度分損益 勘定留保資金4億797万5,000円、減債積立金1億円及び建設改良積立金1億1,352万6,000円で 補填しようとするものであります。   以上、平成28年度の村上市各会計の予算案について一括してご説明を申し上げました。よろし くご審議の上、原案のとおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(三田敏秋君) 以上で議第3号から議第13号までの提案理由の説明を終わります。                                              追加日程第1 一般会計予算審査特別委員会の設置について 〇議長(三田敏秋君) お諮りします。   この際、ただいま議題となっております平成28年度村上市一般会計予算の審査を行うため、お 手元に配付の資料のとおり、一般会計予算審査特別委員会を設置し、審査を行うこととしたいと思い ます。   よって、一般会計予算審査特別委員会の設置についてを日程に追加し、議題といたしたいと思い ます。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) ご異議なしと認めます。   よって、一般会計予算審査特別委員会の設置についてを日程に追加し、直ちに議題といたします。   追加日程第1、お諮りします。平成28年度村上市一般会計予算の審査を行うため、お手元に配 布の資料のとおり、一般会計予算審査特別委員会を設置したいと思います。これにご異議ございませ んか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) ご異議なしと認めます。   よって、一般会計予算審査特別委員会の設置については決定されました。                                              追加日程第2 一般会計予算審査特別委員会の委員の選任について 〇議長(三田敏秋君) お諮りします。   ただいま設置されました一般会計予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8 条第1項の規定により、お手元に配付の資料のとおり、議長において議長を除く全議員を指名いたし ます。これにご異議ございませんか。           〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) ご異議なしと認めます。   よって、ただいま指名いたしました諸君は、一般会計予算審査特別委員会の委員に選任されまし た。   これから一般会計予算審査特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。           午前11時47分  休 憩                                                        午後 1時15分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   休憩中一般会計予算審査特別委員会が開催され、正副委員長の互選の結果、委員長に平山耕君、 副委員長に小杉和也君が選任された旨、報告がありました。   委員長から就任のご挨拶を願います。   平山耕君。           〔一般会計予算審査特別委員長 平山 耕君登壇〕 〇一般会計予算審査特別委員長(平山 耕君) ただいま一般会計予算審査特別委員会委員長に選任 されました平山耕であります。この委員会は、4月に改選があることから、現議員としては最後の予 算審査になります。したがって、精いっぱい努めて悔いのない予算審査委員会にしたいと思います。 どうか皆様のご協力をお願い申し上げまして、委員長就任の挨拶とします。                                              日程第10 議第14号 村上市過疎地域自立促進計画の策定について               議第15号 関川村との定住自立圏形成協定の変更締結について            議第16号 粟島浦村との定住自立圏形成協定の変更締結について           議第17号 村上市行政不服審査会条例制定について                 議第18号 村上市行政不服審査関係手数料条例制定について             議第19号 行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定             について                               議第20号 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の             施行に伴う関係条例の整理に関する条例制定について           議第21号 村上市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例制定             について                               議第22号 村上市情報公開条例の一部を改正する条例制定について          議第23号 村上市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定について        議第24号 村上市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条             例制定について                            議第25号 村上市集落集会施設条例の一部を改正する条例制定について        議第26号 村上市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する             条例制定について                           議第27号 村上市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改             正する条例制定について                        議第28号 村上市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する             条例制定について                           議第29号 旧村上市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例             の一部を改正する条例制定について                   議第30号 村上市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定に             ついて                                議第31号 村上市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例制定に             ついて                                議第32号 村上市火災予防条例の一部を改正する条例制定について          議第33号 市有財産の譲与について                        議第34号 市有財産の譲与について                        議第35号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第36号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第37号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第38号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第39号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第40号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第41号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第42号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第43号 公の施設に係る指定管理者の指定について                議第44号 公の施設に係る指定管理者の指定について          〇議長(三田敏秋君) 日程第10、議第14号から議第44号までの31議案についてを一括して議 題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) ただいま上程いただきました議第14号から議第44号までの31議案につき まして、一括して提案理由のご説明を申し上げます。   最初に、議第14号は、村上市過疎地域自立促進計画の策定についてであります。現在の計画が 平成28年3月31日で満了することから、新たな計画を策定するもので、県との事前協議が調った ため、過疎地域自立促進特別措置法第6条第1項の規定により、議会のご議決をお願いするものであ ります。   なお、本計画の期間は、平成28年度から平成32年度までの5カ年となります。 次に、議第15号及び議第16号につきましては、関川村及び粟島浦村との定住自立圏形成協定 の変更締結についてであります。この変更締結につきましては、平成27年第2回定例会でご議決い ただきました関川村及び粟島浦村との定住自立圏形成協定を変更するため、村上市議会の議決すべき 事件を定める条例第5号の規定により、議決をお願いするものであります。   議第15号につきましては、関川村とのグリーン・ツーリズムの推進及び林業の担い手育成の推 進に関する項目を、議第16号につきましては、粟島浦村とのグリーン・ツーリズムの推進に関する 項目を、それぞれ新たに追加するものであります。   次に、議第17号は、村上市行政不服審査会条例制定についてであります。本案は、行政不服審 査法が全部改正され、本年4月1日から施行されることに伴い、新たに審理員による審理手続や第三 者機関への諮問手続が設けられます。これにより審査庁の諮問につきまして、調査審議する第三者機 関である村上市行政不服審査会を市の附属機関として設置する必要があるので、その組織及び運営に ついて定める条例を整備するものであります。   次に、議第18号は、村上市行政不服審査関係手数料条例制定についてであります。本案は、議 第17号と同様、行政不服審査法の全部改正に伴うものであります。新制度では、審査請求事件の手 続において処分庁から審査庁に提出された書類等の閲覧だけではなく、写しの交付を求めることがで きるようになりました。そこで、これら写しの交付に係る手数料の額、徴収方法、減免に関する手続 等について定める必要があるため、新たに条例を整備するものであります。   次に、議第19号は、行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例制定についてで あります。本案も、議第17号と同様、行政不服審査法の全部改正に伴うものであります。現行制度 では、処分庁に対する不服申し立てにつきまして、審査請求のほか、上級庁がない場合は「異議申し 立て」とする区分がありました。新制度では、これらの不服申し立ての種類を原則として、審査請求 に一元化し、異議申し立てに対する判断についても「決定」としているところ、新制度では「裁決」 となります。また、現行制度では、不服申し立てをすることができる期間を「60日」としていると ころ、新制度では「3カ月」となります。これらの改正法の施行にあわせ、用語を整備するため、関 連する条例の改正を一括して行うものであります。   なお、このたびの行政不服審査法の全部改正により整理が必要となる村上市固定資産評価審査委 員会条例、村上市情報公開条例、村上市個人情報保護条例、村上市情報公開個人情報保護審査会条例、 村上市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例及び村上市職員の給与に関する条例につきまして は、改正法の施行による用語の整備以外にも改正すべき箇所があることから、本整備条例とは別に一 部改正条例を提案しております。   次に、議第20号は、地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴う 関係条例の整理に関する条例制定についてであります。本案は、地方公務員法及び地方独立行政法人 法の一部を改正する法律等の施行に伴い、条例改正が必要になる4つの条例において、文言改正や項 ずれを改めるもの及び項目を追加するものであります。   次に、議第21号は、村上市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例制定についてで あります。本案は、行政不服審査法の全部改正に伴うもののほか、行政不服審査法施行令が施行され ることにあわせ、手数料の額や減免等について新たに規定するほか、審査の申し出内容の追加、書面 審理の手続、決定書の記載内容の変更及び追加等につきまして改正するものであります。   次に、議第22号は、村上市情報公開条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案 も、行政不服審査法の全部改正に伴い、不服申し立て構造の見直し等に伴う用語の整理、行政文書の 公開決定に係る審査請求について、改正法における審理員による審理手続を適用除外する規定の追加 及び不作為事件を諮問対象に追加するため、規定を改正するものであります。また、現行規定では、 行政文書の公開を請求できる者を市民等に限定しているところ、市民等に限らず何人も請求できるよ うに公開請求権者を改正するもの及び公益上の理由により実施機関の裁量的公開ができるよう規定を 加えるため、所要の改正を行うものであります。   次に、議第23号は、村上市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定についてであります。 本案も、行政不服審査法が全部改正されることに伴うもので、不服申し立て構造の見直し等に伴う用 語の整理、保有個人情報の開示決定等に係る審査請求につきまして、改正法における審理員による審 理手続を適用除外する規定の追加及び不作為事件を諮問対象に追加するため、所要の改正を行うもの であります。   次に、議第24号は、村上市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例制定につ いてであります。本案も、行政不服審査法が全部改正されることに伴うもので、不服申し立て構造の 見直し等に伴う用語の整理及び村上市個人情報公開条例、村上市個人情報保護条例に係る審査請求事 件に対する調査審議手続につきまして、所要の改正を行うものであります。   次に、議第25号は、村上市集落集会施設条例の一部を改正する条例制定についてであります。 本案は、議第34号で市有財産の譲与に関しても提案しておりますが、平成21年に定めた行政改革 大綱の施設見直し計画に基づき、黒田集会施設を関係する自治会へ移譲することに伴うもの、また堤 下団地集会所につきましては、村上市営住宅条例第2条第3号の共同施設として取り扱うものとする ため、本条例から削除しようとするものであります。   次に、議第26号は、村上市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例制定に ついてであります。本案は、地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律の施行に伴 い、職員の勤務時間、休暇等に関する条例中の項ずれを改正するもの及び学校教育法の改正に伴い、 文言を追加するものであります。   次に、議第27号は、村上市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例 制定についてであります。本案は、現在開会中の国会で国の特別職給与法の改正が成立したことから、 改正後の国の特別職の期末手当の支給月数に準じ、本市議会議員の期末手当の支給月数を0.05月分 引き上げようとするものであります。   次に、議第28号は、村上市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定に ついてであります。本案も、議第27号と同様に、改正後の国の特別職給与法の期末手当の支給月数 に準じ、常勤の特別職職員の期末手当の支給月数を0.05月分引き上げようとするものであります。 また、市長及び副市長の給料月額につきましては、1月に開催いたしました特別職報酬等審議会から 引き上げの答申をいただきましたので、その答申に基づき、本年4月1日から引き上げようとするも のであります。   なお、審議会の審査対象外ではありますが、教育長の給料月額につきましても答申の趣旨にのっ とり、改正しようとするものであります。   次に、議第29号は、旧村上市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改 正する条例制定についてであります。教育長の給与につきましては、昨年地方教育行政の組織及び運 営に関する法律の改正に伴う関係条例を整理しておりますが、その後のいわゆる在任特例の教育長の 給与につきまして改正するものであります。議第27号及び議第28号と同様に、改正後の国の特別 職給与法の期末手当の支給月数に準じ、現在在職する教育長の期末手当の支給月数を0.05月分引き 上げようとするものであります。また、特別職報酬等審議会が市長及び副市長の給料月額を引き上げ るよう答申した趣旨にのっとり、現在在職する教育長の給料月額を本年4月1日から引き上げようと するものであります。   次に、議第30号は、村上市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定についてであ ります。本案は、昨年の新潟県人事委員会の給与勧告に準じ、本市においても職員の給与条例につい て改正を行おうとするものであります。改正内容といたしましては、給料表の平均0.4%の引き上げ 及び勤勉手当の支給月数の0.1月分引き上げを平成27年4月1日にさかのぼって適用するものであ ります。また、第2条は、地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律等の施行に伴 う法律の項ずれのほか、人事評価の実施に伴う条文、級別職務分類表の規定、勤務1時間当たりの給 与額算出、行政不服審査法の全部改正に伴う規定条項の改め、勤勉手当の支給割合の調整、単身赴任 手当の基礎額及び加算額等の改定であり、本年4月1日から適用するものであります。   次に、議第31号は、村上市職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例制定についてであ ります。本案は、2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合の 取り組みの一環で、本市からも職員の派遣が可能となった場合に、移転料等の支給ができるよう条文 を追加するものであります。   次に、議第32号は、村上市火災予防条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案 は、昨年11月13日に交付されました対象火器設備等の位置、構造及び管理並びに対象火器器具等 の取り扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部を改正する省令において、当初想定 していなかった設備及び器具が流通してきたことから、それらへの対応を図るため、当該設備及び器 具に係る離隔距離に関する規定が整備されたことに伴い、改正するものであります。   次に、議第33号及び議第34号につきましては、いずれも市有財産の譲与についてであります。 最初に、議第33号は、荒川の堤外地に存する土地で、登記簿上の所有者が大字福田となっている土 地であります。このたび福田区から区の管理地とするための譲与申請があり、福田区に譲与し、所有 権の所在を明確にしようとするものであります。   次に、議第34号は、村上市行政改革大綱後期実施計画に基づき、黒田集会施設を関係地縁団体 である黒田区に譲与するものであります。   次に、議第35号から議第44号につきましては、公の施設に係る指定管理者の指定についてで あります。各議案とも本年4月から指定しようとする公の施設に係る指定管理者の指定について、議 会のご議決をお願いするものであります。いずれも設置集落の自治会を指定管理者として、公募に寄 らず、現指定機関に引き続き4年間の指定管理を行おうとするものであります。選定の経過、指定管 理者となる団体の概要、施設管理及び運営の提案要旨等につきましては、指定管理者の指定に係る資 料をお示しいたしましたので、あわせてご参照をお願いをいたします。   以上、各議案の提案理由につきましてご説明を申し上げました。よろしくご審議の上、原案どお りご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(三田敏秋君) これから一括質疑を行います。   5番、本間清人君。 〇5番(本間清人君) 委員会審査もありますので、私も所管外でありますから、ちょっと簡単に質 問します。   議第34号の市有財産の譲与ということについてなのですが、この認可地縁団体の集会所とする ものということで、今各町内、各集落の集会所を指定管理にして、その町内の方々、代表者である区 長様を代表として指定管理する例が多いわけでありますが、今回の市有財産の譲与ということになり ますと、それが行政の今後のあり方として、その各集落のあります集会所、そういった施設をこれか らはどんどん町内に譲与していくという考え方なのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 各地区集落にある、その集会施設の機能を考えたときには、当然ながら集落 でそれを活用していくのが第一義的なものだと思っておりますので、以後もこれまでの行革の施設整 備計画に基づいて進めていくということであります。 〇議長(三田敏秋君) 5番、本間清人君。 〇5番(本間清人君) 我々もこれから選挙があるわけでありますが、市長も選挙を今回戦った中で、 各その集会所施設を我々、例えば演説だったり、集会を、その町内ではないのですけれども、借りま すよね、今まで市の指定管理でありますので、料金的にも2,000円、3,000円、5,000円、高いとこ ろでは1万なんてところもあったみたいですが、それぞれ料金は違うわけです。ですけれども、これ が例えば譲与ということになりますと、この町内の持ち物になった場合に、今後は町内のものですの で、部外者には貸しませんよとか、例えばそういう目的ではこの施設は使えません、使わせませんよ なんていうことを決められても、今度は文句言えないわけですよね、そもそも町内が決めたことです から。その辺についての何か網かけだとか、例えばそういう規定、こういうのを統一しようとか、料 金にしてもそれぞれまちまちなものを、では、市の所有だったものを譲与しましたから、勝手に値段 決めていいですよ、では、3万円にしますとか、そういうことになるのですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 少なからず、その施設の性格としてとらえたときに、これまでの歴史もある わけですから、そこのところは譲与を受けた団体のほうでしっかりと認識は逆にしてもらわなければ ならないというふうに思うのと、あとそれぞれ地域集落にあります集会施設の、それを借りる際の使 用料です、これの一般的な額というのはやっぱりあるのだと思います。それぞれ使うのが、例えば市 民であったり、地域の人であったりということになれば、当然それにいわゆる対価、例えば公の施設 になりますと、市域外の方が利用されるときには、例えば倍の使用料をいただいているというような ケースがありますので、それらを参考にしていただいて、あくまでも地域の皆さんがしっかりとそこ でそれを活用できるというのがベースになると思います。ただ、これまでの使用料に至った経緯とい うのは、それぞれの地区集落で違うのだろうと思います。ですから、そこのところは尊重して、それ を今全部統一する必要があるというふうのは私は今考えておりません。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 同和問題ではないのですけれども、例えばそういう部外者とか、集落外でも この人には使わせないとか、いや、おまえは何々党だからだめだとか、そんなことがぜひともないよ うに行政のほうでも指導を、そういったものの規定はやはり譲与するにしても一応細かく決めていた だいて譲与していただきたいなというふうに考えますが、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 趣旨十分理解をして、今後そのような形に取り組む場合の参考にさせていた だきたいと思います。それは文言として明記するかどうかについてもあわせて、そこの部分は研究を させていただたいと思います。 〇5番(本間清人君) よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 2番、尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今の本間議員に関連してなのですけれども、議第34号の市有財産の譲与に つきましてなのですけれども、指定管理に出す案件と譲与する案件の違い等がもしあるのであれば説 明していただきたいと思いますし、この黒田集落の集会所が譲与に至った経緯、経過等があればお知 らせ願いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 指定管理というのは、あくまでも公の施設でありますので、例えば起債であ りますとか補助金でありますとか、そういうものが入っていて、それを今譲与してしまうと、それの 分のマイナス部分のリスクを負うということになるものについては、まず指定管理をさせていただい ております。それが終わったところにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、地域の財産とし て有効に活用していただけるように、地域の皆さんに管理運営も含めてお任せするということで譲与 しているというところであります。   黒田の集会施設の経緯につきましては、財政課長から答弁いたさせます。 〇議長(三田敏秋君) 財政課長。 〇財政課長(板垣喜美男君) この施設に限らずですけれども、集落集会施設、国とか県の補助金を いただいて建設したものも多くあります。補助金の適正化法が切れたものとか、そういうもろもろの 条件が、補助金の返還要件だとかそういうものがクリアされて、さらに地元の集落と譲与を受けます よという協議が調ったものから順次行革の計画の中では移管していくということになっておりますし、 いや、うちの集落は受けませんと言われたものに関しては、なるべく協議をして、両者合意の上、移 譲するようにしますけれども、合意に至らないものについては移譲しないということになっておりま す。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ありがとうございました。   続いて、議第17号なのですけれども、審査会条例なのですが、組織の審査会は委員3人をもっ て組織するということになっておりますけれども、今までの慣例からすると、ちょっと人員的に3人 に規定したのがどういう趣旨があってというのがあればお知らせください。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) お答えをいたします。   この3人、確かに人数的には少ないのでございますけれども、国の例に倣って、また県内の20 市の中で3人及び5人、6人というところがあるのですが、これは分かれて審査する場合が想定され ましたので、一応3人ということで、識見を持っている方を3人選考してお願いしたいなというふう に考えております。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) そういうことであれば理解しますけれども、通常考えると3人というと、そ の中から会長が1人選任されて、委員の方2人で議論しても、なかなか意見がまとまらないのではな いかというふうに考えたものですから質問させていただきました。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) ほかにございますか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) これで質疑を終わります。   ただいま議題となっております議第14号から議第44号までの31議案については、議案付託表 のとおり会議規則の規定によって総務文教常任委員会に付託いたします。                                              日程第11 議第45号 村上市消費生活センター条例制定について                議第46号 村上市学童保育所条例の一部を改正する条例制定について         議第47号 村上市デイサービスセンター条例の一部を改正する条例制定に             ついて                                議第48号 村上市介護保険条例の一部を改正する条例制定について          議第49号 村上市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営等             に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について       議第50号 村上市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及             び運営等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定             について                               議第51号 村上市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例制定について 〇議長(三田敏秋君) 日程第11、議第45号から議第51号までの7議案についてを一括して議題 といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) ただいま上程いただきました議第45号から議第51号までの7議案につき まして、一括して提案理由のご説明を申し上げます。   最初に、議第45号は、村上市消費生活センター条例制定についてであります。本案は、これま で要綱により設置されていた村上市消費生活センターにつきまして、消費者安全法が平成26年6月 13日に一部改正され、本年4月1日から施行されることに伴い、同法第10条の2において消費生活 センターの組織及び運営に関する事項等を条例で定めなければならないため、新たに制定するもので あります。   次に、議第46号は、村上市学童保育所条例の一部を改正する条例制定についてであります。本 案は、保内学童保育所建設工事に伴い、定員の見直しを図り、60人から70人に変更するものであり ます。   次に、議第47号は、村上市デイサービス条例の一部を改正する条例制定についてであります。 本案は、介護保険法の改正により介護予防サービスのうち、介護予防通所介護につきまして、介護予 防日常生活支援総合事業に移行されたことに伴い、デイサービスセンターにおいて実施する事業、利 用対象者等につきまして所要の改正を行うものであります。   次に、議第48号は、村上市介護保険条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案 は、認知症施策の推進に当たり、地域支援事業を活用し、平成29年度から取り組むこととしており ましたが、認知症高齢者を取り巻く環境が厳しいことから、当初の予定を1年早め平成28年度から 取り組むため、所要の改正を行うものであります。   次に、議第49号は、村上市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営等に関する基 準を定める条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、国の指定地域密着型サービ スの事業の人員、設備及び運営に関する基準の一部が改正され、地域との連携や運営の透明性を確保 するため、認知症対応型通所介護において運営推進会議の設置が新たに義務づけられたことにより、 所要の改正を行うものであります。   次に、議第50号は、村上市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営等に 関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、国の指定地域密着 型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護 予防のための効果的な支援の方法に関する基準の一部が改正され、地域との連携や運営の透明性を確 保するため、介護予防認知症対応型通所介護において運営推進会議の設置が新たに義務づけられたこ とにより、所要の改正を行うものであります。   次に、議第51号は、村上市自転車等駐車場条例の一部を改正する条例制定についてであります。 本案は、JR岩船町駅利用者のために、現在整備を進めております岩船町駅前自転車等駐車場につき まして、新築工事完了後の5月2日から自転車等駐車場として供用開始し、維持管理をするため、条 例に「岩船町駅前自転車等駐車場」として名称及び位置を加えるものであります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(三田敏秋君) これから一括質疑を行います。   2番、尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 議第45号 村上市消費生活センター条例の制定についてでありますけれど も、これは昨年度法律が変わって、今年度から消費生活相談員を配置しなさいということの条例だと 思うのですけれども、今まで国民生活センターが行っていた「消費生活専門相談員」という資格があ ったと思うのですけれども、今村上市の消費生活センターにはその専門相談員の資格を持っている方 はおられるのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市民課長。 〇市民課長(尾方貞一君) 相談員2名のうち、1名が資格を有しております。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) これ専門の相談員、資格ですから、1名の方が有しているということですけ れども、蒲萄スキー場の件もそうでしたし、ある程度国家資格を庁内の職員の方が、複数を持ってい るというのが私は大事なのではないかなと思いますけれども、この資格、今年度から新たに取得をし なければならないというようなことになっていると思うのですけれども、その辺全般に関しまして市 長のご見解をお尋ねします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これまでも法改正前から消費者生活支援センターにつきましてはしっかりと 対応を進めたいということで、合併後人員を配置をして、そこの部分の拡充をしてきた施策でありま す。庁内の職員の中の資格を有するというものも大切なのですけれども、例えば新たにそこに雇用を 創出しながら、資格をお持ちの方の雇用の場を確保していくということも必要なので、その辺のとこ ろも含めて、やはりいろいろ多様化する消費者の問題、課題がこれからやっぱりふえていくのだろう なということが予見されるわけでありますから、そこにそういう対応をしていきたいというふうに思 っております。 〇2番(尾形修平君) ありがとうございました。終わります。 〇議長(三田敏秋君) ほかにございますか。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) これで質疑を終わります。   ただいま議題となっております議第45号から議第51号までの7議案については、議案付託表 のとおり会議規則の規定によって市民厚生常任委員会に付託いたします。                                              日程第12 議第52号 市道路線の変更について                        議第53号 村上市中小企業振興基本条例制定について                議第54号 村上市歴史的風致維持向上協議会条例制定について            議第55号 村上市農村公園条例の一部を改正する条例制定について          議第56号 朝日有機センター条例の一部を改正する条例制定について         議第57号 村上市下水道条例の一部を改正する条例制定について           議第58号 村上市集落排水処理施設条例の一部を改正する条例制定につい             て                                  議第59号 村上市上水道条例の一部を改正する条例制定について           議第60号 村上市簡易水道条例の一部を改正する条例制定について          議第61号 村上市産業等の活性化事業審査委員会条例を廃止する条例制定             について                         〇議長(三田敏秋君) 日程第12、議第52号から議第61号までの10議案についてを一括して議 題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) ただいま上程いただきました議第52号から議第61号までの10議案につき まして、一括して提案理由のご説明を申し上げます。   最初に、議第52号は、市道路線の変更についてであります。本案は、神林地区牧目地内の道路 改良工事完了に伴い、起終点の変更を行うものが1路線、また朝日地区早稲田地内において一般の交 通の用に供する必要が消滅した箇所について、起終点の変更をするものが1路線であります。   次に、議第53号は、村上市中小企業振興基本条例制定についてであります。本案は、本市にお ける中小企業の振興に関し基本理念を定め、市の責務、中小企業者や中小企業団体等の努力及び関係 機関並びに市民の理解と協力について明らかにするとともに、中小企業の振興に関する施策を総合的 に推進し、もって本市の経済の発展を確固たるものとし、これにより市民生活の向上を図ることを目 的に制定するものであります。   次に、議第54号は、村上市歴史的風致維持向上協議会条例制定についてであります。本案は、 地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律第11条第1項に基づき、同法第5条第1項に 規定する村上市歴史的風致維持向上計画の作成及び変更の協議、並びに同条第8項に規定する国の認 定を受けた計画の実施に係る連絡調整等を行う法定協議会である、村上市歴史的風致維持向上協議会 を設置しようとするものであります。   次に、議第55号は、村上市農村公園条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案 は、県営圃場整備事業荒川第3地区工事で創設した大津農村公園用地をゲートボール場や集落行事等 の使用に供するため、本年4月1日から「大津農村公園」として本条例に追加しようとするものであ ります。   次に、議第56号は、朝日有機センター条例の一部を改正する条例制定についてであります。本 案は、朝日有機センターへ新たに鶏ふんを搬入し、有機資源の再利用の促進と稼働率の向上を図るこ とを目的として、本年4月1日から鶏ふんの処理料金を新設し、あわせて牛ふん、豚ぷん処理料金の 見直しのため、本条例を改正するものであります。   次に、議第57号は、村上市下水道条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、 特定環境保全公共下水道施設に農業集落排水処理施設の一部を統合することにより生じる従量料金の 変動をなくすため、特定環境保全公共下水道施設の朝日処理区に山辺里地区の四日市の一部及び西興 屋による新たな処理区を追加するものであります。   次に、議第58号は、村上市集落排水処理施設条例の一部を改正する条例制定についてでありま す。本案は、農業集落排水処理施設の一部を特定環境保全公共下水道施設の朝日処理区へ統合するこ とに伴い、山辺里地区の四日市の一部及び西興屋の処理区域の変更と、瀬波地区において区域拡大に より面整備を行った滝の前を処理区域に追加するものであります。   議第59号は、村上市上水道条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、村上 地区の松山の一部が松山かみのとして新たな行政区となること及び簡易水道統合整備事業の完了によ り、蒲萄簡易水道を上水道事業へ統合することに伴い、村上市上水道事業の給水区域を改正するもの であります。   議第60号は、村上市簡易水道条例の一部を改正する条例制定についてであります。本案は、議 第59号でご説明申し上げましたとおり、上水道事業に統合する蒲萄簡易水道を廃止するものであり ます。   次に、議第61号は、村上市産業等の活性化事業審査委員会条例を廃止する条例制定についてで あります。本案は、村上市産業等の活性化事業を見直し、新たに策定した産業支援プログラムで交付 する補助金の審査を市で行うこととしたことから、条例を廃止するものであります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(三田敏秋君) これから一括質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) これで質疑を終わります。   ただいま議題となっております議第52号から議第61号までの10議案については、議案付託表 のとおり会議規則の規定によって経済建設常任委員会に付託いたします。                                              日程第13 議第62号 平成27年度村上市一般会計補正予算(第9号) 〇議長(三田敏秋君) 日程第13、議第62号 平成27年度村上市一般会計補正予算(第9号)を 議題といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) ただいま上程をいただきました議第62号につきまして、提案理由のご説明 を申し上げます。   本案は、平成27年度一般会計補正予算(第9号)についてであります。歳入歳出予算の総額に それぞれ4億640万円を追加し、予算の規模を335億9,280万円にしようとするものであります。   補正予算の主な内容といたしましては、給与改定に伴う職員人件費の調整を行い、国の補正予算 による年金生活者等支援臨時福祉給付金事業や担い手確保経営強化支援事業補助金などの経費を計上 いたしました。さらには、各事務事業において精算及び精算見込みによる調整を行いました。   歳入におきましては、第10款地方交付税では普通地方交付税1億5,034万5,000円を、第14 款国庫支出金では国の補正予算に伴う地方公共団体情報セキュリティー強化対策費補助金、年金生活 者等支援臨時福祉給付金給付事業費補助金などで2億9,938万3,000円を、第15款県支出金では担 い手確保・経営強化支援事業補助金などで6,172万4,000円をそれぞれ追加し、第18款繰入金では 財政調整基金繰入金2億円を減額し、第21款市債では生活交通確保対策事業債などで8,340万円を 追加いたしました。   歳出におきましては、第2款総務費では国の補正予算による情報セキュリティー強化対策経費な どで4,505万7,000円を、第3款民生費では年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業経費などで 3億3,481万8,000円をそれぞれ追加し、第4款衛生費ではごみ清掃対策経費などで871万3,000 円を減額し、第6款農林水産業費では担い手確保・経営強化支援事業補助金などで5,221万2,000 円を追加いたしました。さらに、第7款商工費では蒲萄スキー場特別会計繰出金などで1,123万 1,000円を、第8款土木費では下水道事業特別会計繰出金などで2,293万7,000円をそれぞれ減額い たしました。また、第9款消防費では消火栓工事負担金などで1,423万6,000円を、第13款諸支出 金では基金利子積立金などで170万8,000円をそれぞれ追加いたしました。   第2条、繰越明許費は、交通安全対策一般経費など翌年度に繰り越して使用できる経費を計上い たしました。   第3条、地方債の補正は、総務債などの変更であります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(三田敏秋君) これから質疑を行います。   10番、竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 繰入金の基金繰入金を2億円減らすということは、繰入金の残高がふえ るということになるかと思うのですが、これでほぼ会計閉鎖に至るとすれば、基金残高が幾らになる のか教えていただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 財政課長。 〇財政課長(板垣喜美男君) 財政調整基金、今補正で2億円の減額ということで、当初予算で4億 入れておりましたけれども、これで全額入れないということになりますので、37億という形になり ます。 〇議長(三田敏秋君) 5番、本間清人君。 〇5番(本間清人君) 議長、あれでしょうか、委員会付託をされている議案につきましては、その 委員会の人が委員会で審査をするので、なるべく本会議場で質問は、ほかの委員会についてはいいの ですが、そうしようと申し合わせ事項もあったはずです。今回の一般会計については、特別委員会が 議長を除く全員が委員でありますので、その委員会審議があるにもかかわらず、本会議でこういった 質疑をするというのはいかがと思うのですが、それを認めた議長としていかがなのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) そういうことでの申し合わせはありましたけれども、質問の意味がちょっと わからないので許可しました。わかっていればさせませんけれども。   本間清人君。 〇5番(本間清人君) 質問は別にいいのです、誰でもしたいし、質問することおれもいっぱいある のです。ただし、やっぱり委員会付託で、委員会で十分な質疑をしようと、そこでは3問というのも 決まりもないわけですから、この本会議場での質問はやめるべきだと思います。 〇議長(三田敏秋君) これで質疑を終わります。   ただいま議題となっております議第62号については、平成27年度一般会計予算付託表のとお り会議規則の規定によって一般会計予算審査特別委員会に付託いたします。                                              日程第14 議第63号 平成27年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第3号)  議第64号 平成27年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第2号)       議第65号 平成27年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)       議第66号 平成27年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)       議第67号 平成27年度村上市介護保険特別会計補正予算(第4号)         議第68号 平成27年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)        議第69号 平成27年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第3号)       議第70号 平成27年度村上市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)       議第71号 平成27年度村上市上水道事業会計補正予算(第2号)    〇議長(三田敏秋君) 日程第14、議第63号から議第71号までの9議案についてを一括して議題 といたします。   理事者から提案理由の説明を求めます。   市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) ただいま上程をいただきました議第63号から議第71号までの9議案につ きまして、一括して提案理由のご説明を申し上げます。   議第63号から議第71号までは、平成27年度各特別会計補正予算についてであります。   最初に、議第63号は、平成27年度村上市情報通信事業特別会計補正予算(第3号)について であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ160万円を追加し、予算の規模を4億6,460万円にし ようとするものであります。   補正の主な内容といたしましては、歳入におきまして第3款繰入金に一般会計繰入金160万円 を追加いたしました。   歳出におきましては、第1款総務費の情報通信事業職員人件費において、給与改定に伴う職員人 件費の調整のため17万6,000円を追加し、朝日地区施設維持管理経費に修繕料142万円を追加いた しました。   次に、議第64号は、平成27年度村上市蒲萄スキー場特別会計補正予算(第2号)についてで あります。歳入歳出予算の総額からそれぞれ10万円を減額し、予算の規模を7,560万円にしようと するものであります。   補正の主な内容といたしましては、歳入におきまして第3款繰入金で一般会計繰入金1,210万 円を減額し、第6款市債にスキー場整備事業債1,200万円を新たに計上いたしました。   歳出におきましては、第1款総務費では重機借上料などで8万4,000円を減額いたしました。   第2条、地方債は、スキー場整備事業債を新たに計上をいたしました。   次に、議第65号は、平成27年度村上市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてで あります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ5,430万円を追加し、予算の規模を81億8,500万円にし ようとするものであります。   補正の主な内容といたしましては、歳入におきまして第4款国庫支出金では特別調整交付金 3,448万円を、第9款共同事業交付金では保険財政共同安定化事業交付金1,924万8,000円を、第 11款繰入金では一般会計繰入金57万2,000円をそれぞれ追加いたしました。   歳出におきましては、第1款総務費で給与改定に伴う職員人件費の調整のため57万2,000円を、 第2款保険給付費では不足が見込まれるため7,948万円をそれぞれ追加し、第7款共同事業拠出金 では事業費の確定により2,581万1,000円を減額いたしました。   次に、議第66号は、平成27年度村上市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について であります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ20万円を追加し、予算の規模を6億3,800万円にしよ うとするものであります。   補正の主な内容といたしましては、歳入におきまして第3款繰入金に1万円を、第4款繰越金に 前年度繰越金14万5,000円を、第5款諸収入では特別対策補助金として4万5,000円をそれぞれ追 加いたしました。   歳出におきましては、第1款総務費で給与改定に伴う職員人件費の調整のため13万2,000円を 追加し、第3款保健事業費では補助対象として追加となった健康診査事業委託料4万5,000円を追 加いたしました。   次に、議第67号は、平成27年度村上市介護保険特別会計補正予算(第4号)についてであり ます。歳入歳出予算の総額にそれぞれ6,380万円を追加し、予算の規模を74億9,060万円にしよう とするものであります。   補正の主な内容といたしましては、歳入におきまして第4款国庫支出金に介護給付費負担金など 2,147万2,000円を、第5款支払基金交付金に介護給付費交付金など2,172万6,000円を、第6款県 支出金では介護給付費負担金など978万円を、第8款繰入金では一般会計繰入金1,082万2,000円 をそれぞれ追加いたしました。   歳出におきましては、給与改定に伴う職員人件費の調整を行ったほか、第2款保険給付費では施 設介護サービス給付費などで7,746万円を追加し、第4款基金積立金では介護保険給付費等準備基 金積立金1,524万5,000円を減額いたしました。   次に、議第68号は、平成27年度村上市下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてであ ります。歳入歳出予算の総額からそれぞれ1,490万円を減額し、予算の規模を48億650万円にしよ うとするものであります。   補正の主な内容といたしましては、歳入におきまして第4款繰入金で一般会計繰入金1,490万 円を減額いたしました。   歳出におきましては、第1款下水道費で給与改定に伴う職員人件費の調整のため97万円を追加 し、第2款公債費では決算の見込みにより、償還金、利子1,578万1,000円を減額いたしました。   次に、議第69号は、平成27年度村上市集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてで あります。歳入歳出予算の総額からそれぞれ370万円を減額し、予算の規模を11億2,980万円にし ようとするものであります。   補正の主な内容といたしましては、歳入におきまして第4款繰入金で一般会計繰入金370万円 を減額いたしました。   歳出におきましては、第1款集落排水費で給与改定に伴う職員人件費の調整のため33万9,000 円を追加し、第2款公債費では決算の見込みにより償還金、利子402万5,000円を減額いたしまし た。   次に、議第70号は、平成27年度村上市簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)についてで あります。歳入歳出予算の総額にそれぞれ40万円を追加し、予算の規模を8億9,690万円にしよう とするものであります。   補正の主な内容といたしましては、歳入におきまして第4款繰入金に一般会計繰入金40万円を 追加いたしました。   歳出におきましては、給与改定に伴う職員人件費の調整により、第1款総務費に31万8,000円 を追加し、第2款施設費では9万4,000円をそれぞれ追加いたしました。   最後に、議第71号は、平成27年度村上市上水道事業会計補正予算(第2号)についてであり ます。収益的収入及び支出におきまして、支出では人事異動等に伴う職員人件費8万2,000円を減 額し、総額10億5,337万円といたしました。   資本的収入及び支出におきまして、支出では給与改定に伴う職員人件費の調整により4万9,000 円を追加し、総額11億813万5,000円とし、7億2,931万4,000円の不足となりました。この不足 する額を当年度分消費税等資本収支調整額5,861万5,000円、当年度分損益勘定留保資金3億9,466 万1,000円、減債積立金5,000万円及び建設改良積立金2億2,603万8,000円で補?しようとするも のであります。   よろしくご審議の上、原案どおりご決定賜りますようお願い申し上げます。 〇議長(三田敏秋君) これから質疑を行います。           〔「なし」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) これで質疑を終わります。   ただいま議題となっております議第63号から議第71号までの9議案については、平成27年度 特別会計予算付託表のとおり、会議規則の規定によって各所管常任委員会に付託いたします。   午後2時25分まで休憩といたします。           午後 2時12分  休 憩                                                        午後 2時25分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   これから議第3号から議第13号までの平成28年度各会計予算の補足説明を受けるため、暫時 休憩し、直ちに協議会に切りかえます。           午後 2時25分  休 憩                                                        午後 2時49分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。   本日はこれで散会いたします。   なお、明日は午前10時から施政方針並びに議第3号から議第13号までの平成28年度一般会計 及び各特別会計、事業会計予算に対する代表質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでございました。           午後 2時49分  散 会