平成28年村上市議会第1回定例会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成28年2月24日(水曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  平成28年度村上市施政方針及び議第3号から議第13号までに対する代表質問          議第3号から議第13号まで委員会付託                                                                    〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(23名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    15番   小  池     晃  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君    20番   佐  藤  重  陽  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君    25番   片  野  鉄  雄  君   26番   三  田  敏  秋  君                                              〇欠席議員(1名)   21番   相  馬  エ  イ  君                                               〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    高   橋   邦   芳   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君 教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    佐   藤   憲   昭   君        財 政 課 長    板   垣   喜 美 男   君        政策推進課長     渡   辺   正   信   君        自治振興課長     佐   藤   勝   則   君        税 務 課 長    加   藤   良   成   君        市 民 課 長    尾   方   貞   一   君        環 境 課 長    中   山       明   君        保健医療課長     菅   原   順   子   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     山   田   義   則   君        商工観光課長     建   部   昌   文   君        建 設 課 長    中   村   則   彦   君        都市計画課長     東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    早   川   明   男   君        水 道 局 長    川   村   甚   一   君        会 計 管 理 者    米   山       聡   君        農業委員会                   小   川   寛   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   木   村   正   夫   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長     遠   山   昭   一   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    小   川       剛   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    齋   藤   泰   輝   君        山 北 支 所 長    五 十 嵐   好   勝   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    田   邉       覚        事 務 局 次 長    小   林   政   一        係     長    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) ただいまの出席議員数は23名です。欠席の届け出のある者1名です。定足 数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の会議は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願いを いたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(三田敏秋君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、7番、冨樫宇栄一君、20番、佐藤重陽君を指名 します。ご了承願います。                                              日程第2 平成28年度村上市施政方針及び議第3号から議第13号までに対する代表質問      議第3号から議第13号まで委員会付託                 〇議長(三田敏秋君) 日程第2、これから平成28年度村上市施政方針及び議第3号から議第13 号までの11議案に対する代表質問を行います。   本日の代表質問は、配付してあります代表質問通告者一覧表の順に行います。   最初に、鷲ヶ巣会の代表質問を許します。   13番、木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) おはようございます。鷲ヶ巣会の木村貞雄でございます。施政方針に従っ て順次代表質問をさせていただきますが、時間の関係もありますので、順序不同になるかと思います が、よろしくお願い申し上げます。   まず、最初に本市の基幹産業であります農業についてお伺いします。昨年大筋合意に達したTP P環太平洋戦略的経済連携協定が本年2月4日に最終合意となりました。今後国内での審議がなされ ますが、昨年の暮れに新聞紙上にTPPの関連でGDP国内総生産の試算が示されました。そこへT PPが順調に進みますと、国内総生産が10兆円増になると示されました。しかしながら、その反面 農林水産関係における減額が3兆円と試算されております。農業関係だけでは2兆6,600億円との ことですが、私はこの減額になる数字というものは非常に大きいと思います。   今国の平成28年度の当初予算、農林水産予算は総額で2兆3,091億円と昨年並みであります。 それと平成27年度のTPP関連対策の補正が3,122億円であります。この金額を比べてもわかるよ うに、非常に大きなものと思います。今後本市の経済への影響があると思いますが、市長に対しどう すれとかという問題ではありませんが、市長はどのようなお考えなのか、お聞かせ願います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これまでの村上市はTPPに対して反対の意を表明をしてきたわけでありま すが、2月4日の大筋合意を経て、今後国、国内での審議が進む中、これをしっかりと前向きに捉え ることによって、それに対する対策を打っていくということが、これからは必要になるのだろうなと いうふうに思っております。しかしながら、国のほうがTPPに対して、たしかこれは前にも申し上 げたわけでありますけれども、国としての立ち位置を考えたときに、確かにTPP、環太平洋におけ る我が国の立場というのはしっかりと構築をしていかなけれはならない。ただ、国内における農林水 産業を中心とした全ての産業もそうでありますけれども、そこのところに大きな影響を及ぼしてそれ が衰退する、また後ろ向きになるというようなこと、これをあわせてそれをやることによってそうい うふうな状況が発生するということは、やっぱり避けなければならないだろうというふうに思ってい ます。ですから、国においても農林水産業を中心とした戦略的な産業の育成というところにも今回取 り組むというふうな姿勢も示しているわけでありますから、それと呼応しながら私どもは今回策定を させていただきました総合戦略を中心に、地域の農林水産業をしっかりと基盤から支えていく仕組み、 これを市ができる範囲でしっかりと取り組むこと、これが今まさに求められ、重要だなというふうに 考えております。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 私は、この件について農業後継者の問題で非常に心配しているところでご ざいます。現在我が国では少子高齢化に伴い、高齢者の人口の割合が非常に多いために社会保障費が 増大しております。そして若い人が雇用の場がないとよく言われております。しかしながら、今後 15年先のことを考えた場合に、今後は労働人口が少なくなります。そうなりますと、労働者を求め て企業間の競争になると思います。当然給料もアップし、将来は見捨てたものではないと考えます。   そこでその時代に今の農業のあり方でいきますと、こんな割の合わない農業はやめると、このよ うな方が多くなってきたら大変なことになります。環境、国土保全の面から考えても重要なことであ ります。私どもは先は長くないですけれども、次の世代につないでいかねばなりません。議会も行政 と一緒になって国のほうへ訴えていかなければならないと思います。国会議員も県会議員も農業の現 場がよくわかっていないようであります。農業のこれからの施策というものは、幾ら短くでもやはり 1スパン10年から20年先を考えた単なるばらまき、そういう補助ではなく、やはり後継者を育て るために持続性のある施策をやらなければならないと思っております。そのような意味で今後市長に も強く要望をお願いしたいところでございますが、コメントがありましたらお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 特に農業政策の部分におきましては、議員ご承知のとおり我が村上市におい ても耕作放棄地が広がる傾向にあります。これはまさに今ご発言があったとおり、高齢化それと担い 手の不足、これが大きくそれに起因しているものだというふうに私も認識しておるわけでありますけ れども、国土の保全という意味合いから、また日本の食料、これの供給体制を確保するという意味合 いからもやっぱり耕作放棄地というのはでき得るならばそれを解消し、それが優良な耕作地として継 続されることがこれがベストだというふうに考えております。   今後規制緩和も含めてでありますけれども、農業従事者のみならず、いろいろな企業ベースでの 耕作地への参入が可能となるように、国のほうの制度設計もそこへシフトしているようでありますの で。ただ、それが純粋な民間ベースの経済活動のみによるのではなくて、やっぱり耕作地というのは 日本の食料を支えるという大きな目的を担うわけでありますので、それが維持継続されなければなら ない。経済の論理だけでプラスマイナスではかれるものではないのだろうというふうに思っておりま す。ですから、やっぱりそこの耕作地をしっかりと、耕作地において農業政策を進めるということに 誇りを持つことができたり、そこに生きがいを見出すことができたり、そういうことも大切なのだろ うなというふうに思っています。そのためにもやはりしっかりとした所得、安定をした所得を得る、 そういうなりわいである必要があるわけでありますので、今回市としましても幾つかのそういう施策 を展開をさせていただきたいというふうに思っています。   あわせて今地域おこし協力隊を含めた形で、地域がしっかりと我々が暮らしてきたその土地を見 詰め直す。そこに生きがいを見出すという作業にも取り組んでいるわけでありますので、そんなとこ ろからも意識の醸成を図っていく、これが根幹的にこれから将来に向けてそういうものをしっかりと 大切に思っていくのだという、我が村上市民の心そのものを育てていくことにもつながるのなかとい うふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 農業関係では本市においては本年度新規事業、担い手育成とか国のほうよ りもっといい補助制度を行っておりますが、これからも前向きでよろしくお願いしたいと思います。   次に、村上市立小・中学校望ましい教育環境整備についての質問をさせていただきますが、1月 に村上市立小・中学校望ましい教育環境整備検討委員会が教育委員会へ答申をし、本年度から具体的 な整備計画を推進することとなっておりますが、施政方針の中にもできるだけ早い時期にその場を提 供することが子供たちの幸せにつながると言われておりますし、統合については丁寧かつ真摯に取り 組んでいくとのことですが、今後の取り組み方についてお伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 答申を受けて市教育委員会としての検討や協議を重ねております。1月 26日に答申を受けて、4度の検討会を行っております。今後も検討を重ねて本年度末をめどに村上 市立小・中学校望ましい教育環境整備計画方針を示したいと考えております。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 神林地区においては平成19年度に一つの方針立てたわけですけれども、あ れから8年目になりますが、そういった年数を経て今回そういう計画がなされていくわけですけれど も、その間あらゆる父兄に関してもかわってきましたし、そういった計画の段階に入る際には、やは り地域の区長さん方を中心にそういった説明会を進めていくと思いますけれども、あれから数年たっ ておりますので、やはり丁寧な説明に入ってもらいたいと思いますが、その辺でお伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今の点については、答申では合併前の旧神林村の学校統合に関する答申に ついては十分尊重することと、このような答申を受けております。教育委員会としましては、今ほど 議員がおっしゃったとおり、神林地区の小中学校については合併前の旧神林村での学校統合に関する 答申は尊重しますが、8年前とは状況が変化しておりますので、このことも考慮して話し合いを進め ていきたいと、このように考えております。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 統合の関係なのですが、朝日地区においては中学校は1校になっておりま すが、今後小学校の統廃合についてはどのような考え方で進めているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今回の答申を受けて、一番大切なことは子供たちの成長を促す十分な教育 効果を上げることであると、このように考えております。その第1の目的として、複式学級編成校の 統合から取り組む必要があると、このように認識しております。旧朝日村でも複式学級が出てきてお りますので、そこも統合を進めていくような形で教育委員会としては進めていこうと今のところ考え ています。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) それでは、次に村上市保育園等施設整備計画についての質問をさせていた だきますが、本年1月に村上市保育園等施設整備計画審議会に適正な保育環境のあり方について諮問 させていただいているところです。その中で朝日地区についてお伺いします。現在計画している塩野 町保育園と猿沢保育園、また三面保育園と高南保育園との統合の説明会が行われて、これも終わって おります。まずは統合の組み合わせについて基本的な根拠はどのようなことを考えての計画なのかお 伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 組み合わせというご発言でありますけれども、そもそもが保育園で保育を行 うときの保育園の規模、要するにそこに保育を受けるために通われる、通園される子供たちがしっか りとその中で保育を受け、協調性のとれるある程度のボリュームの環境の中でそこで保育を受けるこ とが大切なのでありまして、ですから当時合併前の朝日村で再度その地区ごとに地区割をして保育園 を設置をしたのだろうと思います。今人口が減少している中、子供が減っていく中で今の保育園のあ り方をどういうふうに検討しようかというところにおきましては、その地域の連携のとれるサイズ、 また小学校区、そこからさらに進む中学校区というふうな形で、いろいろなものを総合的に勘案をし て考えていくということであります。   それともう一つの視点というのは、やはり今そこで保育園に現在通園している方々の人数ですね、 ここのところでやはりそういうところを勘案した上で統合していくというのが基本的な考え方で、こ れは朝日地区にかかわらずどこのところでもそういう視点で捉えています。ですから、今回お話し申 し上げましたとおり、上海府保育園を1年前倒しをしまして瀬波保育園に統合するというのは、そう いう考え方に基づくものであります。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 朝日地区の保育園の説明会では、どのような意見があったの聞きたいので すけれども、特に三面保育園の関係ですけれども、お聞かせ願いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) それでは、三面保育園の関係のほうでちょっとお話させていただきたい と思います。   保護者のほうから本当に高南保育園、舘越保育園とどちらも通える保育園がありました。それで どちらのほうへ通うのがいいかというようなことで大変いろいろな意見をいただいておりまして、今 そちらにつきましては保護者の方とまた話し合いを進めておるところでございます。また、いろいろ ご意見いただいた中には本当に保育園自体、固有の問題とかもありまして、三面保育園、新しい保育 園ではありますけれども、古い保育園に行くので設備はどうかとか、あとこちらの保育園に行ったら 子供の入園に影響があるのではないかといった一般的な、皆様方不安に思うような、そういうご意見 をいただいておるところでございます。   以上でございます。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 先ほども教育長に小学校の統合の件でお伺いしたわけですけれども、私も 常々幼児教育から教育委員会がかかわってほしいとの思いが強いものですから、縦割り行政でできな くても教育長の考え方は行動連携という言葉をよく使いますけれども、私はその連携を重要に考えて おりますが、要するに小学校の統合の方針に基づいた保育園の統合がベストだと思っておりますけれ ども、福祉課長にお伺いしますけれども、この統合の計画については学校教育課との連携はあるので すか、どうですか。 〇議長(三田敏秋君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 今回の統廃合の話につきましては、学校教育課のほうのいろいろなご意 見もいただいておるところでございます。説明会にも同席していただいたこともあるわけでございま す。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 私の言っておるのは、要するに小学校の統合にあわせないと、今現在神林 地区においてはうまくその部分がかみ合っておりますけれども、神林地区においては保育園がさきに 統合した関係で小学校で分かれるというようなふぐあいな面がありますが、私はその今朝日地区で進 めているその計画が果たしてそういったうまく小学校の統合との関係がかみ合っているのか、その辺 が聞きたかったわけであります。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 小学校と保育園、幼稚園も含めてでありますけれども、幼児教育のときから、 今保育園というのは実は保育という切り口ではなくて教育でありますから、子供たちをしっかりとそ の年齢から教育をしていくというスタンスであるわけであります。それが今小学校と保育園が今議員 のご発言を聞きますと、やはり小学校があって、そこに集約していくような仕組みというか、小学校 のサイズにあわせた形の保育園ということになるわけでありますけれども、それをやろうとすると1 対1になってしまわざるを得ないということであります。今そういう状況になっていないわけであり ますので、そこは今までいた保育園から小学校に行くときにやっぱり緊張もするのですよ、子供たち は。その緊張も大切。少し小さいところから大きいところへ行って、緊張感を持ってそこで協調性を 持って溶け込んで暮らしていくということも大切なのだろうと思いますので、今まで過去の歴史を振 り返ればそういう形でこれまでもつくり上げられてきた。しかしながら、子供たちの数そのものが変 化していて、小さいサイズで保育を行うことがその子供たちに一番ベストな形なのかという、その視 点だと私は思っております。ですから、特段小学校の数と保育園の数、またそこに通われるいろいろ な要素、それも考慮しなければならないと思いますけれども、それが第一義的にあるものではないの だろうな。あくまでも子供たちの成長の過程において一番ベストな方法は何かということを考えてこ れは組み立てていく、そういう政策なのだろうというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 地元の声といいますか、あちこち歩いておりますけれども、地区の区長さ ん方あるいは父兄の方から非常に今の計画の段階で、特に三面保育園が高南保育園に行くというのは うまくないという、むしろ舘腰のほうに行ったほうがいいというような声を多く聞かされております。 それで福祉課長さんにお伺いしますけれども、今後その計画というのはどんなふうに進めていくので すか。 〇議長(三田敏秋君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 私どものほうで保護者の皆様といろいろ話をさせていただいております。 また、アンケート調査とかまたやらせていただいておりまして、その中でもう一度保護者会開かせて いただきまして、アンケートの結果等お示しした上で皆様方と意見の統一を図っていきたいと考えて おります。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) それから、もう一つ今それぞれの保育園でもそうですけれども、未満児の 部屋が希望どおりに追いついていないような意見が多く聞かされておりますけれども、その辺につい てはいかがなのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 未満児保育につきまして、いろいろご意見をいただいているところでご ざいます。私どもも平成28年度につきましてもいろいろそちらの対応策を考えておるところであり まして、そういった形で皆様方にご理解を得ながら進めていければと考えておるところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) この件については、やはり地域の関係者から意見を聞いた中でより計画の 詰めをしていただきたいと思います。よろしくお願いします。   次に、自然と景観を守る環境に優しいまちづくりということで、岩船沖洋上風力発電事業につい てお伺いします。各地区ごとに説明会が終わっていると思いますが、今までのことを聞いてきた中で 質問をさせていただきますが、一番最初に漁協の皆さんが賛成したことについては、やはりそこには 補償料などが関係してくるとは思いますが、これらについては明快な予想される数値などは示されて いるのでしょうか、その辺についてお伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 漁協関係の皆様方、当然漁場をなりわいにしている方々でありますので、一 番影響を受ける方々ということで、これまでも私各地区の説明会で一番その方々のご意向を大切にし なければならないのではないかということを言ってきました。その中でやはり漁協の皆さんもなかな かこれからの国のエネルギー政策を含めて、地球温暖化も含めていろんな視点から考えたときに、や むを得ないのだろうなと、こういうことも選択していかなければならないのだろうなという声をお持 ちの漁協の関係者の皆さんもいらっしゃいます。しかしながら、それを乗り越えて推進しようという 立場に今いらっしゃるというふうな私の率直な受け取り方であります。その中でそうなるがゆえにそ れを幾ら幾らで補償するよというふうなところの話というのは、私は明確なそういうものがあるとい うことを聞いておりませんので、承知しておりません。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) この件についてもう一つは、村上市へ固定資産税のようなものが入ってく るような話も聞こえてきましたけれども、この点についてはどのように考えているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 電力買い取りの期間が20年間ということで、本事業については計画されて いるわけでありまして、そうすると20年間の間、洋上に風車が立つわけでありますので、その20 年間を通してみますと、1基当たり約1億以上、明確にまだサイズとか大きさとかそういうものが固 まっておりませんけれども、1億を超える固定資産税が1基当たり入るのだろうなというふうにお聞 きをしております。したがいまして、44基の計画で粟島航路を除いたところが今37基ということに なっておりますので、それを乗する額が固定資産税として20年間の間、20年で1億ですから、そう すると20年間で37基であれば37億、1億の場合ですね。そういうふうな形の固定資産税が入ると いうふうに認識をしております。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 私も経験の中では東北電力さんとの契約の関係で今までもやってきた関係 で話ししていますけれども、今の送電線の要するに下の補償料といいますか、田んぼでもどこでもそ うですけれども、それが昔は年数の契約で私も区長をやっておった当時、20年の契約をして更新し ていけば順繰り順繰り長年にわたって補償料が入るというふうなことで20年契約をした経緯がある のですが、最近になって2年前ですか、それが次の20年契約というのができなくなって、要するに これが最後の一緒の契約なのだというような、今変わっております。これも国の事業ではなくて民間 がやるものですから、そういった社会情勢の中で変わっていくと思うのですけれども、その辺につい ては市長、どのように考えていますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 固定資産税と電力の系統系の話は別なのだろうというふうに思っております。 当然20年間の電力の買い取り期間ということの制度でスタートをさせますので、その間に事業者が 当然そこで利益を上げるということ、これがなければなかなかそれを継続していくわけにはいかない のだろうなというふうに思いますが、今国の電力政策としては今石油、石炭、ガスに依存している形、 それと原子力を徐々に低減させていくという中で、再生可能エネルギー、それを特に洋上における風 力発電の効果、有効性というのは非常に大きく期待をされているところであります。現在なかなか効 率性の問題から低い状態ですけれども、これは技術革新によってどんどん、どんどんそれが向上して いくのだろうなというふうに思っています。そうすると、長い将来にわたっての方向性がそういう形 になるわけでありますから、これは新しい産業として位置づけることが可能なのだろうというふうに 現時点では見きわめをしています。ですから、これは今後の社会情勢の変化も踏まえて、しっかりと 捉えていくというふうなことが大切だろうなというふうに今感じております。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) この事業の中ではメリット面が先行して進んでおりますが、私も別に反対 するわけではございませんけれども、デメリット面が少しはあると思いますが、その辺をこれからし っかりと影響のないようにお願いしたいと思います。   次に、安全で快適な住みよいまちづくりについて伺います。市道桃川牧目線が岩船港インターチ ェンジから国道7号までようやく完成いたしました。大変ありがとうございました。おかげさまで高 速インターから道の駅への車の行き来が大変よくなりました。施政方針の中ではこの道の駅のさらな る活性化に向けた取り組みを地域と連携し進めていくとのことですが、神林地区の区長会では4月に 総会を開いて、その後活性化協議会を5月に立ち上げたいとのことであります。行政の援助をいただ きながら連携し、活性化に向けて取り組んでいければと願っているところですが、市長の考えをお聞 かせください。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) あのアクセス道路で道の駅にアプローチをするというのは、非常にこれは効 果的だなということを、従来からそういう思いであそこをつくり込みをしているわけでありますけれ ども、まさにこれが完成したことによって、これでいよいよ次のステージに上がれるなという認識は 私も同じであります。神林の道の駅は非常に地元の特産品、これをしっかりと購買をしていただく格 好で、また訪れていただく方以外にも地元の方も含めていろんな形でああいうふうにご利用いただい ているということは、非常に道の駅としての効能としては大きいなというふうに実は思っています。 ですから、その辺のところを踏まえ、これまで地元の方を中心にしてそういう形で活性化を図ってき ていただいたことには感謝を申し上げながら、それをさらに進めていただく、これが大切だなという ふうに実は思っています。これまで合併後、市民協働のまちづくりという形で市民がみずからがそう いう形の発意で物事を進めていく。これが結果としてあらわれてきて、そこに産業が生まれる、こん なすばらしいことはないと思います。それを具体化しているのが神林の道の駅だというふうに思って おりますので、市民の皆様方の発意によって、そこを中心にしてそれをさらに前に進めるという、こ の4月の活性化協議会の立ち上げについては大いに期待をさせていただきたいというふうに思ってお ります。行政としてはそれをしっかりと支える仕組みとしてこれまでも施策を進めてきているわけで ありますから、そういうふうな形で対応をさせていただければ、なおこれが所期の目的を達成するこ とにつながるのかなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 道の駅の関係ではこの前観光協会との懇談会の折にも名指しで神林道の駅 の指摘があったわけでございますが、今後こういった体制の中で進めていきたいと、神林地区の区長 会から進んで意気込みを見せているところでございますが、商工観光課長、そういった関係でコメン トありますか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 先日も羽越河川国道事務所のほうで地元の方と、そしてうちの関係 各課と打ち合わせがありましたけれども、その中では今後大型バスの通行も可能になってきたという ことがありますので、それに伴うトイレの拡張ですとか、そういったこともこれから考えていかなけ ればならない、検討していかなければならないという話がありましたので、また今後も羽越河川国道 事務所のほうでそういった打ち合わせが行われるということですので、その中でもいろいろ要望等は していきたいというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) あそこも桃川牧目線踏切開通してから私も非常に気になっているものです から、ちょくちょく寄らせていただいたわけでございますが、当初はすごく車の台数がふえました。 しかしながら、ある程度たったらそんなに多く車が入っていないようでありますけれども、私も支所 のほうに電話して台数誰が調べているのかなというふうな電話をさせていただいたわけでございます けれども、そういった今後の車の入り状況とか、それに対してどういったお客様を呼び込むかという ふうな、今考えなくてはならないわけですけれども、そういったところはどの課で調べているとか、 そういうことはないのですか。 〇議長(三田敏秋君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 今ほど商工観光課長から羽越河川国道事務所のほうで打ち合わせがあっ たという話させていただきましたけれども、その会議の際に羽越河川国道事務所のほうから交通量に ついての報告を受けています。これにつきましては、桃川牧目線の踏切のところの通行が12月24 日から開通して今まで通行しているわけでございますが、2月11日に1日でございますが、通行量 の調査をいたしましたところ、神林のインターチェンジの乗りおりする客の14%が道の駅を利用し ているというふうなことでございます。昨年の同時期の2倍に通行量がふえているということでござ います。ただ、神林道の駅につきましては、野菜市が非常に売れ行きが順調でございますが、今の時 期閑散期でございますので、地元道の駅の野菜市の方はこれからますます通行量がふえるのではない かというふうな予測をしてございますし、我々も同じようなことを考えてございます。予想してござ います。   なお、国土交通省のほうでは連休ごろに再度交通量の調査をするというふうな話を聞いておりま す。   以上でございます。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) そういった点で地元と情報交換しながらよりよい活性化に向けてやってい きたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。   次に、支え合い安心して暮らせる思いやりのまちづくりについてお伺いします。地域医療体制の 確保ということで、厚生連村上総合病院の移転新築に関する協議にスピード感を持って取り組んでい くとのことですが、進捗状況をお聞かせください。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これまで村上市が示してきた姿勢につきましては、議員ご承知のとおりであ ります。私が就任する前、昨年の5月に厚生連村上総合病院のほうから今後の移転新築について明ら かにされたわけでありますので、現時点ではその状況のままということであります。さらにそれを進 めるために今後作業を進めて平成32年の開院を目指すのだというところ、これに向けて市としても しっかりその取り組みを進めるというふうなところであります。就任後厚生連の理事長さんと何回か お会いをさせていただきまして、その方向性につきましては確認をさせていただいておりますので、 もうしばらくするとまた議会の皆様方にもその辺のところをしっかりとお伝えすることができるとい うふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) 私たちもあちこち回っておりますうちに、市民の皆さんからいろいろ声が 聞こえてくるのですけれども、やはり高齢者の皆さんが今もお話が進んでいないために、生きている うちにつくってくれと、そういうような声が非常に多く聞こえてきますので、この施政方針にもスピ ード感を持ってという言葉がありますように、やはり停滞の時間を少なくするよう積極的な前向きな 態度で進めてほしいと思います。   よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) その部分に関しましては私も同感であります。今回の選挙戦の際もそうでし たけれども、その後〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕いろんな形で地区に出向きましてお 話をさせていただくときに、いろいろそういうお話をいただきます。今回私やっぱり我が市に、この 村上圏域、隣の自治体も含めてでありますけれども、この圏域の命を守るのはやっぱり地元の病院だ ろうというふうに思っています。これは県立の坂町病院もそうでありますし、山北地区の徳洲会病院 もそうであります。そういう2次医療機関がやはりしっかりとこの地域の命を支えていくのだと、守 るのだというスタンスでなければなりませんので、これは一刻も早くというのは私の強い思いでもあ りますので。ただ、内容的にはいろいろデリケートな部分もありますから、今この場で明らかにする ことは差し控えたいと思いますけれども、しっかりと実態としては進んでおりますので、その辺のと ころはご安心をいただきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) もう一点忘れましたけれども、施設そのものも大事ですけれども、今全県 下において同じことを言われますけれども、医師不足という観点から非常に施設よりも今私ども考え ているのはやはり医師の確保、これが一番重要かと考えておりますが、その辺について市長のお考え をお聞かせください。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 既にこれまで幾つか新しい病院が基幹病院として実は開業している関係もあ りまして、県内のドクターの数がいろんな形で再編されているというのは事実であります。したがい まして、村上圏域にある病院についてもその影響を受けているというのは、これ実際のところであり ます。いわゆるそこの医学生、要するにドクターになる医学生をどのような形で確保していくかとい う大きな問題でありますので、国としては医者になる、ドクターになる、そういうボリュームをふや してはいるわけでありますけれども、残念ながら新潟県がその形でしっかりとその恩恵を受けている という状況にはなっていないのが実態だと思います。ただ、県においても県の奨学金制度を活用して それを利用した場合につきましては、地元の医者として勤務をしてくれというふうな制度がいよいよ 具体的にもう既に発効していますので、実際医局に配置されるというふうなタイミングになってまい りますので、そこのところをしっかりと要望していくということがまず大切だなと。これは新潟の医 歯学大学病院に行ってもそういうお話をされます。県の病院局に行ってもそういうお話をされます。 そのためには何が必要だかというと、やはり研修医であったり、お医者さんが来ていただいて、そこ に勤務をしたいという病院をつくること、これも非常に重要だなというふうに実は思っていますので、 先ほどのスピード感の部分については、そこの部分も含めてしっかりと取り組みを進めることが大切 だというふうに思っています。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) よろしくお願い申し上げます。   次に、通院対応のデマンドタクシーの運行の関係についてですが、現在高齢者が多い中で車の免 許危険だからといって預けたり、また体調が悪くなって運転ができなくなり、そのために買い物に非 常に不便であるという方が非常にふえております。市民厚生常任委員会では閉会中の調査で、市長と 懇談した際にも一つの話題があったわけですけれども、現在農村部の集落においては老人クラブが非 常に活発に活動しているところがあります。常に知り合いの方たちが買い物のお手伝いをし、そして その会の活動も活発化し、またしっかりときずなを結び、ボランティア精神で財政的負担を余りかけ ないで、そして市から少しの援助をいただきながら地域の仲間づくりをし、また強いては災害の場合 においても若い人ばかりではなくて、老人クラブの方々にもしっかりと自分たちの仲間を見守ってい ければと思っておりますが、市長のお考えをお聞かせください。〔質問終了時間5分前の予告ブザー あり〕 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 同感であります。これまでいろんなところにお邪魔をさせていただいて、元 気な高齢者の皆さん、非常に多くいらっしゃいます。確かに我が村上市高齢化は進んでいるわけであ りますけれども、そういう中にあってもやっぱりそういう思いの強い皆さんとかがいっぱいいらっし ゃってて、ぜひやろうよと、一緒にやろうというふうに言ってくれる方々がいっぱいいます。そうす ると、そんな元気な高齢者の皆さんの力がその地域にとっては非常に大きな力になる。少なからずや はりいろんな形で行政もお手伝いをさせていただきながら、やっぱりそこに誇りと自信を持ってやる ことによって、少ないかもしれませんけれども、対価もあったりする。そうすると、やっぱり自分の 喜びにもつながったり、経済活動にもつながるというところもありますので、そんな形で持続させる ことのできるような仕組みで、今回地域との連携というものに取り組みをさせていただきたいという ことで申し上げたつもりであります。   その大きなターゲットとして考えているのが、地域の元気な高齢者の皆様方でありますので、こ れから老人クラブの会長さん含めて皆様方とその辺のところを具体で協議をさせていただきながら、 実際に動き出すことができればいいなというふうに考えておりますので、そこの部分はしっかりと取 り組みを進めたいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) この件については一概に全部村上市全域についてやりやすい地域とやはり やりにくい地域があると思いますけれども、そういった何もかにも平均化していくやり方ではなくて、 やはりその地域それぞれに合ったやり方といいますか、一番いい点を見つけながら財政負担をいかに 少なくして、そしてまた地域のそういったきずなというものをしっかりと結びつけていくような事業 をこれからも市長を先頭に進めていければなと考えておりますが、どうかよろしくお願い申し上げま す。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 各世代がしっかりとここで暮らすことに誇りを持てるようなまちづくりとい うのがやっぱり目指すべき方向性なのだろうなというふうに思っています。議員おっしゃるように、 村上市は広大な市域を有している関係からも、それぞれ先ほどの冒頭お話のありました通院型のデマ ンドバスひとつとりまして、移動距離そのものが違うというふうな状況にもなっています。買い物を するにしてもやはり車を使わなければならないところもあるという状況も十分承知をしております。 そこの地域、地域に合った形というのが多分あるのだろうなというふうに思っておりますので、そこ のところはしっかりと分析をしながら進めます。   それと老人クラブの皆様方に期待するところ実は大なのでありますが、それとあわせまして今い よいよ村上には5地区で総合型のスポーツクラブが立ち上がりましたので、ここが実は今回子供たち の体力づくりの部分についても取り組みを始めます。実は健康寿命を延ばすためにはやっぱりしっか りとした運動をするということが大切なので、スポーツクラブの皆さんに期待するところも実は大き くて、その辺がうまく連携をしていただけると、各世代にわたっての施策がまんべんなく提供できる 可能性があるなというふうに思っておりますので、財政を低く抑えることは非常に大切ですけれども、 効果的な部分については積極的にやはり予算を投入していくということも大切だと思いますので、そ れがしっかりとしてなりわいとして成り立つような仕組みでそれを持続させたいというふうに思って おります。 〇議長(三田敏秋君) 木村貞雄君。 〇13番(木村貞雄君) それぞれの質問をさせていただきましたが、前向きに取り組んでもらえる ようお願い申し上げまして、私の質問を終わります。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで鷲ヶ巣会の代表質問を終わります。   午前11時5分まで休憩といたします。           午前10時53分  休 憩                                                        午前11時05分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、清流会の代表質問を許します。   12番、川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 清流会代表の川崎健二です。前者と重複する部分もあると思いますが、ご 了承願います。   それでは、清流会の代表質問を行います。高橋市政として最初の予算編成に当たり、厳しい財源 の中で新規事業も取り入れながら、市民に目で見える施策を講ずるなど、大変ご苦労して予算編成を されたものと思います。市当局のご苦労に対し、お礼を申し上げます。   まず、この予算を編成するに当たり、大変ご苦労されたと思われますが、ご苦労された点を伺い ます。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 苦労したのは職員の皆さんが苦労したのだろうと思うのですけれども、私は これまでも行政にいたわけでありますので、予算編成のあり方、また継続性の重要性というのを重々 承知をしているわけでありまして、それを踏まえた形でしっかりと効果的な予算編成を行うことがで きたなというふうに実は思っています。そこにある苦労というのは、やっぱり物事をこれからなし遂 げるわけでありますけれども、それをいかに皆様方と真摯に議論をさせていただくところにまで今到 達をさせていただいたということでありますので、そこは意欲を持ってやりましたので、苦労という よりはいよいよこれからだなという思いのほうが実は強いというふうに思っております。   その中で予算編成を私の思いとしてつくり上げた部分については、先ほど議員もご発言ありまし たけれども、やはり具体的に目に見える形、それと即効性のある形、そういうものがきちんとすぐ市 民の皆さんに届くということが多分大切なのだろうなというふうに実は思っていまして、その辺のと ころを埋めることができる予算になるようにという思いでつくらせていただいたということでありま す。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   高橋市長が新年度の予算作成に当たり、特に高橋市政として目玉とする政策は何か伺います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 特に目玉と言われると全部目玉なので、なかなか大変なのでありますけれど も、どれ一つが欠けても多分だめなのだろうなというふうに思っています。ただ、その中で一番課題 に上げているのがやっぱり少子化であります。人口減を含めた少子化というところでありますので、 そこのところをしっかりと支える仕組みということを全ての分野でつくり上げたというふうに思って います。ですから、その中で全体のバランスの中でそれをボトムアップできるような仕組みというこ とを実は考えたわけでありますので、その中でも特に具体的に見ていただいて、ああなるほどなとい うふうに思っていただけるのは、やっぱり病児保育施設を医療機関と連携をするとか、ああいうもの というのはやっぱりいよいよそうなるとそこって使えるよねという話に、今子育て真っ最中の皆さん 方が思っていただけると思いますので、そこをしっかりと行政は見ているのだなということをお伝え することができたという意味合いにおいては、非常に大きなポイントを占めるかなというふうに思っ ております。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) それでは、平成28年度村上市施政方針を中心にお尋ねしてまいります。   初めに、新潟村上フェアでは本市の誇る食、伝統、技術、おもてなしという数々の魅力を発信し、 多くの皆様から反響をいただき、これらの魅力が人口減少問題対策の大きな柱となることを確信した とあるが、その確信とはいかなることかお聞かせください。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 本当に非常に効果的なフェアだったなというふうに実は思っています。ただ、 幾つかいろんなご批判も実はいただきました。新潟村上フェアという形の中でいろいろ食材のPRも 含めて、また表参道のちょっと裏手のカフェをおかりをしながら村上の食材をPRしたわけでありま すけれども、そうすると物産売ったほうがよかったのではないかというふうなご意見とか、もっとも っと前面に出てきてやったほうがよかったのではないかといういろんなお話もあったのですけれども、 これのコンセプトとしては今の若い世代が将来にわたって、例えば40代、50代、60代になったと きに村上ってそういえばあのときの村上だよねという形で交流をしていただいたりとか、そういう形 で村上をターゲットにいろんな動きをしてもらいたいというところが実は狙い目もあったわけですか ら。ただ、その反面、実は関東圏に行っていらっしゃる地元のふるさとの方ですとかそういう方々が どんどん来たりして、以外と我々がもくろんだコンセプトのみならず、いろんな形で人って動くのだ なというのが実はそこでわかりました。その後に展開をした食材フェアとかそういうものというのは、 非常にそういう意味合いからいうと大きな効果をあらわしたなというふうに実は思っていますので、 そこを実は確信をしたという認識でいるわけであります。これをやっぱり進めることによって、継続 させることによって多分そういう意味での交流人口を確保する手段というのは大いにこっから発生で きるのではないかなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 第2次村上市総合計画を策定する中で、市民の皆様が目に見え、実感でき る計画を策定するとあるが、具体的にはどのような施策を想定しているのかお聞かせください。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これはやはりスピード感だというふうに思っております。具体的にこれをや るよ、このぐらいの期間でやるよということを示しながら進めるということは大切だなと思いますの で、今の行政が担う分野というのは非常に多いわけですから、いろんなことに取り組みを進めていく ことになります。当面2020年の東京のオリンピック、パラリンピックを目指しては幾つかの例えば スポーツ振興の部分でありますとか、そこでアスリートを育てていくという作業とか、こういうもの がどういうふうにしてそれを育てるの、きちんとこういうところを施設として整備していきましょう というようなことを盛り込みながら、具体的に市民の皆さんにお知らせをしていく。そして皆さんの 目にそれが映るということは、やろうとしたことがこういう形になっているねというふうにわかるわ けです。そんなところを踏まえて、これは各産業の支援もそうでありますし、農林水産業もそうであ りますし、それぞれの分野、それぞれのカテゴリーで全てそういうものを設けていきたいというコン セプトで第2次の総合計画に向かうというスタンスであります。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 次に、日沿道の全線開通を見据えた魅力あるまちづくり、このことについ ては大変重要なことで、喫緊に進めなくてはならないことであるが、行政だけではなかなか難しいこ とと考えるが、市長はどのように地域の魅力あるまちづくりを進めるのかお聞かせください。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今の朝日道の駅をロングランプでインターから接続するというその計画のも と、いろんな形で地域のまちづくりといいますか、活性化策を検討をしております。これは地元道の 駅朝日を所管しておりますみどりの里の皆さん含めて、まほろばの皆さん含めていろんな形でそうい う実はワークショップをやったり、いろんな形で具体の絵を描いたり進めています。そこをそうやっ てつくり込むことによって、実は神林の道の駅、これから先に進んだときの山北の道の駅的な休憩施 設、それらがいろんな形で道路でつながっていくというのは実は大いに期待をしています。ですから、 そこの中で地元の皆さんが地域に来る、高速自動車道を活用してどんなことが我々は今後考えていけ るのか、また10年後、20年度、30年後ずっとあるわけですから、これを活用してここに暮らす人 たちがどういうふうなそこをよりどころとしていくのかというところを実は見据えてもらいたいので、 そういう意味合いからは地元の皆さんとの連携を非常に重要視していかなければならないというふう に思っております。   それと村上市の果たす役割として、新潟県の一番北に位置しているわけでありますから、日東道 の全線の中においては新潟県と山形県の県境という位置づけになります。ということは、いわゆる東 北に向けてのゲートウェイという仕組みです。そういう位置づけも非常に大切だなというふうに思っ ていますので、幸いこのエリアは山形からの日本海パークラインがちょうど笹川流れを通っていきま す。その間に幾つかの温泉地があります。これらの連携があるでしょう。7号線は幹線として今まで どおりしっかりとその位置づけを担うわけでありますので、そこに新たに高速道路ができて、そこに 暮らす我々がいるわけでありますから、そこはしっかりと見据えていくということで、期間的には長 いスパンでの考え方と、それが今どんどん、どんどん延伸していく状況の中でいち早くそれを着手し ておくということが大切だというふうに思っておりますので、朝日道の駅を中心としてそれら3拠点 をしっかりとつなぎ込む施策とか、そういうものについては延伸とあわせて並行しながら進めていく ということが今大切だなというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   村上駅周辺整備の中で、私は連絡通路の整備及び橋上駅は必要と考えるが、市長の考えをお聞か せください。また、駅周辺整備で中心となる施設はどのようなものを考えているのかお伺いいたしま す。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然駅を挟んで東側と西側に拠点があるわけでありますから、そこを連絡す るというのはごく自然な考え方であります。JRのほうではそういう構造物になるときには橋上駅だ よという話をするのだということも聞いております。直接的に私が橋上駅でいきましょうねというと ころまでお互いに話をしておりませんので、まだその辺については言及はできないというふうに思っ ているのですけれども、当然連絡する作業は必要だろうなというふうに思っております。それとJR の軌道をまたいていくケースがあるわけでありますから、病院があっちに行けば。今あるところ、こ っちのエリアであればJRの軌道は越えなくていいわけですけれども、あちらから来る場合について はそれは越えざるを得ないわけです。この方法論としては跨線橋であったり踏切であったり、いろん なやり方がありますので、その辺のところも総合的に勘案をして、これからの駅周辺のまちづくりと いうのは考えていく必要があるだろうなというのが一つあります。   橋上駅連絡通路の件に関してはその考え方でありますし、東側、今村上総合病院が西側に移転新 築をされたときの跡地利用も含めて、これまで基本構想を掲げましたので、それがベースになること は当然であります。   その中で特に村上市のやっぱり顔づくりという大きなテーマがやはり東側にはあるのだろうなと いうふうに思っています。そこに現在住民がまちを形成して暮らしているわけであります。そこをず っと連担していくことによって、そのまま市街地の町並みにつながっていくという形があるわけであ りますから、それをしっかりとつくり込んでいくというふうなことが大切だなというふうに思ってい ます。具体的なまちの顔づくりのイメージとしては、それは町並みであるかもしれません。そこにハ ード的な公共施設を建てるということも一つの考え方かもしれません。そこのところは基本構想の中 でうたい上げられたものをしっかりと見据えながら、私の考えをそこに盛り込んでいきたいなという ふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   次に、日本海スケートパークリニューアル事業、このことについても私も必要と考えるが、国、 県との協議は進んでいるのか、また国、県の支援策はあるのかないのかお伺いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) まず、日本海スケートパークのリニューアルはあれはやっぱりあの状態でご 利用いただいているのはなかなか大変だと思います。なので一刻も早くやっぱりリニューアルをしな ければならないというのは、皆さん共通の認識としてご理解をいただける部分なのではなかろうかな というふうに思っております。少なくともソチ五輪でシルバーメダリストを輩出した、そのアスリー トを育てた施設でありますので、やっぱり村上市の誇りある施設としてしっかりとつくり込むことが 必要だろうなというふうに思っております。こういうふうな仕組みの中でオリンピックに向けてこう やるから支援してくださいよというのは具体的には実はないのだそうであります。ですから、通常の スポーツ関連施設の整備事業の中でいろんな形の支援策を考えていくことが1つと、それと実は南魚 沼地区でハーフパイプの部分については県がそれを手当てをするというふうな形で言っています。そ んなところを切り口に2020年のオリンピックに向けて今スケートボードが候補競技という形になっ ているということを踏まえれば、やはりオリンピック開催までの間にいろんな形のアプローチをしな がら、それを支援してくれる仕組み、これをしっかり探しながらやっていく。実は具体的には県のほ うにも要望には行っているのですけれども、まだどういうふうな形で具体的に支援をしましょうとか、 こういう支援策がありますよというところまでの議論には至っていないというのが事実であります。 これからまだ時間あるわけでありますので、その中でしっかりと取り組みは進めさせていただきたい というふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   次に、支え合い安心して暮らせる思いやりのあるまちづくりについてお伺いします。厚生連村上 総合病院の移転新築に関する協議にスピード感を持って取り組むとあるが、先ほど進捗状況はお聞き しました。また、覚書などは交わしたのかお伺いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 年度内での覚書締結を目指して今まで事務を進めてきました。何とか年度内 に覚書の締結に至ることができるのではないかというふうに今考えておりますので、そのタイミング になりましたら、また改めて議会の皆様方にもお知らせをしたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   続いて、本年度から生活支援や介護予防を中心とした小さな拠点づくりを開始いたしますとある が、そのことについて具体的にお伺いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 小さな拠点づくりというのは、先ほど鷲ヶ巣会の木村貞雄議員の議論の中で もちょっとあったのですけれども、高齢者の皆様方を地域の中で活躍できる場をつくらせていただき たいというふうなことで、実は総合戦略の中でもうたい込みまして、そんな形で実はそこの地域の中 で活躍できる高齢者にも誇りを持って、自信を持ってそうやってしてもらうことによって、地域全体 を活性化させていこうというふうな位置づけで、総合戦略で提案をさせていただいた内容であります。 これは先ほども申し上げましたとおり、やっぱりそういう方々が元気に、それこそ川崎議員の場合は 特にゲートボールなどで非常に元気で、地域の皆様方を引っ張っていっていただいているリーダーシ ップの立場であります。まさにそのような活動をそこでしていただくような、コンパクトな仕組みを この地域に幾つも設けることが大切だろうなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   次に、自然と景観を守る環境に優しいまちづくりについてお伺いいたします。岩船沖洋上風力発 電について、現在の時点で障害となるような問題はないでしょうか。もしあるとしたらどのような点 ですか、お聞きします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今のところ障害となる問題点があるという認識には至っておりません。ただ、 やはり一番重要なのが私自身が今感じておるのが、地元の市民の皆さん方とのその辺の合意形成を構 築していくのが非常に重要だなというふうに思っております。やはりこれまでの経緯の中で景観が失 われるよねというご意見と、新たな景観が創出されて魅力がアップするよねというご意見が当然のよ うに2つあるわけです。ですから、そこをどうやって見ていくのかというのは非常に悩ましい部分で はありますけれども、それを超えなければこの事業はなかなか先に進まない。その中で我々市民がこ れからの将来をどこを見据えていくのだ。そこのところにどういう選択をするのかということは非常 に重要になってきますので、そこのところの決断をするタイミングというのはしっかりと見きわめを させていただきたいというふうに思っております。問題ということではないのですけれども、大切な 部分という捉え方をしています。   そんな形でこれから進めて、ことし11月に事業者が風況調査の結果に基づいて事業性評価を行 います。これが一つの大きな岐路になると思いますので。それまでもやるべきことはいっぱいやって、 いろんな形でこれからも情報を発信し、提供し、市民の皆さんと議論することは大切だなというふう に思っていますので、そこを進めようというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   そうすると、住民説明会を各地区で今やったような話出てきましたけれども、主にやっぱりそう いう話が中心でしたでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) やはり構造物が立つことによって市民の生活環境に及ぼす影響、ここのとこ ろを心配する向きがやはり多く寄せられました。それと同時に、その辺のところは私といたしまして は、科学的に検証を踏まえてお知らせをしていくというお話をさせていただいているわけであります けれども、それと洋上風力発電の事業が進むことによって、それが事業化として動き出したときに、 例えば雇用が創出される可能性がある。新しい産業でありますので、いろんな形でそれを維持継続す るためのバックヤードとしての役割もいろいろある。いろんな形で雇用が生まれたり、産業としての 成り立ちが進むのではなかろうかというふうなことで、当然そこには雇用も生まれるわけであります。 経済活動も大きく動くわけでありますので、そこに期待をされる、そういった発言も多く寄せられて おります。ですから、いろんな切り口があるものですから、その辺のところを丁寧に説明をさせてい ただかなければならないなというふうに思っているのが率直な感想であります。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   次に、公共下水道事業について、各地区の水洗化率をお伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 下水道課長。 〇下水道課長(早川明男君) それでは、今ほど議員からご質問のありました水洗化率について。公 共下水道で水洗化率、村上地区につきましては現在のところ56.7%でございます。同じく公共下水 道のほうで神林地区につきましては、10月1日現在で75%となっております。荒川地区の公共下水 道につきましては、同じく10月1日現在で61.4%となっております。朝日地区の公共下水道につき ましては、水洗化率、同じく10月1日現在で75.0%です。山北地区につきましては、10月1日現 在で91.7%となっております。   続きまして、集落排水事業のほうでございますが、こちらの水洗化率につきまして10月1日現 在では77.7%となっております。荒川地区の集落排水事業につきましては、10月1日現在で68.8% でございます。神林地区の集落排水事業につきましては、10月1日現在82.7%でございます。朝日 地区の集落排水につきましては、同じく10月1日現在で83.9%でございます。山北地区の集落排水 につきましては、同じく10月1日現在で91.9%となっております。   それで村上市全地区におきまして、10月1日現在でございますと、公共下水道で59.0%、特定 環境保全公共下水道と合わせますと、公共下水道としては66.1%になります。それとあと集落排水 につきましては、10月1日現在で80.9%でございます。公共と集排、これを合わせますと、10月1 日現在で69.2%でございます。ちなみに4月1日現在ですと68%でございましたので、10月1日は 1.2%伸びているという状況でございます。   以上でございます。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   次に、活気に満ちたにぎわいのまちづくりについてお伺いします。新規就農支援を含め、本市の 第1次産業、農林水産業担い手支援、生活基盤の支援での具体的な支援策とは、このことについてお 伺いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 生産基盤の拠点を築き上げるというのは、これはそれこそ第1次産業、農林 水産業全ての分野にわたって今そこにある課題をしっかりと克服していくことが、やっぱり基盤整備 につながるのだろうなというふうに思っております。ですから、農にあっては農、林産業にあっては 林産業というふうな形でそれぞれのものに取り組みを進めるということであります。それと水産業に あっては、今回近代化の部分について少し応援をさせていただいて、なかなか漁業従事者についても 担い手が不足されている。これは特にやはり専門性の高い産業になります、漁業の場合は。ですから、 そこのところは少し農業、林業という仕組みとはまたちょっと異なった部分がありますので、そこの 部分も課題にしっかりと向き合う、これが生産基盤をしっかりと築き上げていくことということにつ ながるのかなというふうに感じておりますので、そこを手厚く手当てをさせていただいたということ であります。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 畜産クラスター事業について、施設整備について補助事業と聞いているが、 詳しいことをお伺いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) この部分については、村上牛は我が村上市にとりましては大きなやっぱりウ エートを占める、ポイント、非常に戦力のある特産品だということ、これは明らかになっていますの で、そこをしっかりと支える仕組みをつくるということで、今回の主要事業の中でもその部分につい てはお示しをしたわけでありますけれども、そこに記載をされておりますとおり〔質問終了時間10 分前の予告ブザーあり〕主要事業の施策の中の13ページでもお示しをしておるわけでありますけれ ども、そこに取り組むための制度ということで今回構築をさせていただきたいというふうに考えてい るところであります。これをやることによりまして、やはりしっかりとした生産流通の形態を確保で きるというふうなことで、非常に大きな期待を持っている仕組みでありますので、ここはしっかりと 取り組みを進めるということであります。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 次に、耕作放棄地解消について、このことについても大変深刻な問題と思 うが、現在の状況は。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 耕作放棄地については、やはり担い手不足、それと高齢化によって進んでお るのが実態であります。実はそれを担っていただくために山北地区では振興公社さんとかそういうと ころで実はやっていただくような仕組みを設けているわけでありますけれども、やはり耕作放棄地と なる耕作地というのは非常に施業する場合でも容易でないところが余計なわけです。ですから、また それに放棄するのに拍車がかかるというふうな状況があるというふうに認識をしております。ここの 部分についてはそれを担うことのできる体力のある事業体、これに任せるような仕組みができないか なということで、実は検討、研究をさせていただいております。先ほどもちょっと触れましたけれど も、それは経済活動として動くのであればいろんな形での企業参入も含めて可能性を探っていきたい なというふうに思っています。耕作放棄地にしてしまうと、なかなかそれを復活させるのが難しいと いうことも聞いておりますので、何とかそうならない仕組みでいろんな形を取り組めればいいかなと いうふうに思っております。実は新たな産物の提供というふうなことも考えて、いろんなつくるもの も検討しながらやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   次に、漁業支援について伺います。水産業についても支援策が示されているが、このような支援 制度は現場で理解されているのか。もっともっと行政も生産現場へ行ってみて、漁業者との議論の中 で具体的な漁業の振興策を講ずるべきと思うが、市長の考えを伺います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先ほども少し触れましたが、漁業近代化の部分で近代化を進めるときの利子 補給については実は手当てをしようということで制度設計をさせていただいております。そんなとこ ろをPRをしながら、大切な水産業でありますので、しっかりと支えたい。それを担う漁港の部分も 含めて整備も進めていきたいというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   次に、住宅リフォーム補助事業、このことについては昨年非常に好評で、今年度は大幅に事業費 の拡充をしましたが、先般行われた村上市建設業協会との懇談会で、住宅、解体費用など、対象事業 の拡大を図ってもらいたいとの意見があったが、そのようなことは対応するのか、お伺いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) いろいろな形のメニューを広げてもらいたいというお話聞いておることは私 も承知をしております。その辺も踏まえて今後のリフォームの進捗を見きわめながら、制度設計をさ らに使いやすいものに変えていきたいなというふうに考えておりますので、今回は通常ベースで4月 早々に申請を受け付けさせていただきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   次に、豊かな心と文化を育むふれあいのまちづくりについて、私ども議会とスポーツクラブとの 懇談会で、また総務文教常任委員会所管事務調査を行い、各クラブのその取り組みにおいて大きく期 待しているところですが、各クラブの人材育成は将来にわたって大切だと考えます。よって、人材育 成に関する予算措置を望まれるというが、どのような考えかお伺いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 〇市長(高橋邦芳君) 先日5地区で設立されております各スポーツクラブのクラブマネジャーの皆 さんとディスカッションをさせていただきました。その中でも今後将来にわたって維持継続できるよ うな仕組みづくり、これは事業としてのボリュームアップも含めて、それを担う人材の育成も含めて しっかりやりましょうねということで話をさせていただきましたので、その線で進めさせていただき たいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   ひとりひとりの幸せのためにを公約スローガンに、市長は選挙戦を戦い、勝利されたと思います が、平成28年度予算をつくり、10年、20年後の村上市を考えたとき、一番重要な基本理念は何か 伺います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) やはりその予算を通じてしっかりとその瞬間、瞬間喜びをを感じられるよう な、そういう行政であることが一番大切だろうなというふうに思っております。そこは今ここで 暮 らす我々自身が幸せを感じることができること、そういう社会の中に生まれている子供であったり、 この社会を支えてくれた高齢の皆さんであったり、そういう方々がしっかりその姿を見ることによっ て、やっぱりこのまちは私たちがここに暮らしていてよかったのだなということを実感できるのだろ うと思いますので、それが理念ということに当てはまるかどうかというのはわかりませんが、そうい うふうな形で幸せを実感できるということ、これが形としてその人に届くということ、これがやはり 行政の役割の一番重要なところだと思います。それを進めるための予算でありますので、そこのとこ ろ、意識を持って編成させていただきながら、執行に当たるということだろうというふうに思ってお ります。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) ありがとうございました。   私は本市の最重要課題は人口減少についての対策、1次産業、建設業、中小企業等地場産業の振 興対策等の経済対策と考えるが、市長のリーダーシップに大きく期待するものであります。   最後に、市長の決意を伺います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先ほども申し上げましたとおり、やはり今議員がおっしゃる各産業、各分野、 それぞれがやっぱり光り輝くことが大切でありますので、それはなかなか難しいのかもしれません。 でも難しいということにしっかりと向き合いながら取り組むことの大切さというのはあると思います ので、そこを見据えて揺るぎなく真っすぐ進む、これが大切だなというふうに思っておりますので、 これからもしっかりとその理念に基づきまして前に進みたいというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 川崎健二君。 〇12番(川崎健二君) 大変ありがとうございました。これで私の代表質問を終わります。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで清流会の代表質問を終わります。   午後1時まで休憩といたします。           午前11時42分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、市民クラブの代表質問を許します。 18番、滝沢武司君。(拍手) 〇18番(滝沢武司君) 市民クラブの滝沢であります。私らの会派を代表しまして、市長提案の施 政方針及び同予算書に対して若干の要望などを加えながら質問させていただきます。特に予算書の内 容等につきましては、これから議会で特別委員会を設定していろいろ算定の基準とか基礎についての 検討を行いますので、主として施政方針に限定をしながら質問させていただきたいというふうに思い ます。   私は次のような形で質問をしたいというふうに思っております。一番最初、やはり平成28年度 あるいはそれ以降を考えると、今中心的な課題となっている問題について触れてみたいと思います。 その後、それぞれ総合計画の項目立てに従って提案されているようですので、それに沿って質問した いというふうに思いますので、よろしくお願いします。   まず、総括的に中心的な課題と考えられる点についてでありますが、やはり一番大きいものは村 上市の人口減少対策といいますか、それの今後の取り組みというのがやはり施政方針全体を見まして も、そのことが非常に色濃く、しかも深刻であるということが読み取れるわけであります。平成27 年の第2回定例会で当会派の本間議員がこの問題について市長にいろいろお聞きしました。市長から は特効薬が見つからないところが非常に大きな問題であると。村上市の場合は特殊出生率はそう低い とは言えないのだけれども、やはり社会的な流出人口というのは非常に多いと。このことについてや はり非常に大きな問題であり、またUターンをする人が少ないということなどについて悩みを打ち明 けられたように私は受けとめました。そういったことから、こういう急な事態に対して行政だけで対 応をするということは今非常に難しいのではないだろうかというふうに感じます。そこで行政、議会 あるいは市民、一体となった何か特別委員会あるいは特別このことについてのみ検討をする一つの組 織が必要ではないかなというふうに、特に人口ビジョンなんかを見ますと感じます。そういったこと について今後の人口減少についての対応をまず市長にお伺いしたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 平成28年度の予算編成も含めて、平成28年度どういう形での村上市の市 政運営を行うのか、それをお示しをした施政方針の中で、確かに人口減少、これに対する対応という のは非常に難しい状況なのだけれども、それにしっかりと向き合って取り組んでいきたいという思い がそこに入っているのは当然であります。それを一つの柱、大きな柱として、真ん中に据える柱とし て組み立てたわけであります。   先ほど議員ご発言のとおり、以前そういうふうな形で特殊出生率の部分についても触れたわけで ありますけれども、その中でも特に女性の割合というのでしょうか、そこの部分が少ないことが特殊 出生率が高い割には人口がなかなか、要するに若い世代の人口が伸びていっていない原因なのかなと いうことを実は人口ビジョンの中で分析をさせていただいております。また、加えて今回国勢調査の 速報値出たわけでありますけれども、確かに人口は減ります。しかしながら、今の5年間の人口の減 少の度合い、それとその前の5年間の人口の減少の度合いを比べますと、ほぼ減少率というものはあ る程度一定、むしろブレーキをかけながら減っているという状況が速報値の中から見て取れるのだろ うなというふうに思っております。ですから、いろんな形の施策を打ってきたわけであります。平成 22年の国勢調査と平成27年の国勢調査でありますから、平成22年の前の5年、平成27年の前の 5年の中で取り組んだ、この今の5年というのは合併後取り組んだことであります。ということは、 合併後取り組んだ施策というのが少なからずそういう部分に寄与しながら、社会的減少、自然的減少 なかなかとまりませんけれども、それにブレーキをかけつつあるという分析の仕方ができるのかなと いうふうに思っておりますので、そんなことを踏まえれば、第1次の総合計画、その方向性はほぼ間 違いなかったのだろうなということを実は改めて認識をしました。   それを踏まえて、今議員発言のあったいろいろな世代また分野、ポジションとが一堂に会した物 事の考え方というのは非常に重要だと思います。これまでも幾つかの形の中で民間主導のことであり ますとか、そういうことについても取り組んでまいりましたので、新たな制度、組織をつくるつくら ないにかかわらず、今までのところもう少し検証を踏まえながら進めていきたいというふうに考えて おります。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) お気持ちは大変よくわかりますし、現状をどう打開するかということにつ いての非常に真摯な態度については、私はその方向でいいのだろうというふうに思います。どうして も行政からの施策ですとかいろいろの情報の公開ですとか、そういった点でのやはり視野を広げてい くためにも、あるいは市民の皆さんが非常に行政以上に危機的に捉えていくための方策というのは、 今後とも必要なのだろうというふうに思います。   そういったこともかかわって昨年6月の市長選挙のときに、市長の公約としてキャッチフレーズ はひとりひとりの幸せのためにということで頑張られたわけですけれども、そして先ほどの本間議員 の質問に対しても、そのために市の行政施策を丁寧に進めたい、その意思疎通を図る仕組みを構築し たいと、そして市民ニーズと行政の果たすべき役割をしっかりマッチさせていきたいと、これは議事 録から抜いたものですから、ちょっとその意味をただしている部分があるかもしれませんが、おおむ ねそういうような答弁をされて、今回の恐らく施政方針というのはその一つの大きな証としてのもの なのだろうというふうに思います。そういったことから市長の公約されたひとりひとりの幸せのため にということで、特にこれからこういうことについては中心的に取り組んでいきたいという点があっ たらお伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) また特にと言われると実は困るのでありまして、欲張りなものですから、何 でもかんでもしたくなって、いろんなことを総動員させることによって、チーム力ってきっとそのポ テンシャルを高くできるのだろうなと思っているものですから、それぞれ一つのこれがということの 特化した形のやり方も大切なのでしょうけれども、いろんな形でいろんなメニューを広く提供してい くということの大切さも実はあるのではないかなということを考えています。それがまさにひとりひ とりの幸せを実現する、ニーズ違うわけですよね。いろんな幸せ観があるわけでありますので、それ に応えるためには若い世代の幸せ観、我々のような今中心となって働いている世代の幸せ観、現役か ら若干退きながら地域の中で暮らしている皆さんの幸せ観というのはそれぞれ違うので、そこに丁寧 に当たるのが大切なのだろうなというふうに実は思っています。   それと当然ながら先ほどのご質問にも関連するわけでありますけれども、市民の皆さん一人一人 が考えていること、これをきちんとこういうことをやったらどうだろうというふうにその思いを遂げ ていただくことは非常に大切だろうと思います。達成感をそこで感じてもらいながら、そこの効果ま たそこの改善点をみずからが見出していくということは実は大切なのかなというふうに思っていまし て、昨年村上のまちづくり協議会の皆さんがまちの駅というものを提唱されて、それをつくっていき たい。あの規模というのは実は今これから3月になると人形さま始まりますけれども、既に形として ベースができ上がっているような部分、それをしっかり形にしてみんなも元気にしていこうねという ような仕組みを具体的な形にするものだと思うのです。そういうふうなところを踏まえて、それを皆 さんまちづくり協議会がやろうということであれば、しっかりとそれを行政が応援するという仕組み ですとか、ですからどっちが主導という形ではなくて、いろんな形でいろんな世代間のそういうもの をピックアップしていただいて、それを誰がやるのが一番ベストなのかということを議論させていた だくと、非常にありがたいなというふうに思っております。ですから、特にとおっしゃられましても、 全部ということでご理解いただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 市長の思い、これから基本的な姿勢ということでお伺いしました。これか らお聞きする点については、今進行中のものを取り上げていきたいというふうに思いますので、ぜひ 簡潔な答弁をお願いをしたいというふうに思います。   まず、日沿道とそれから病院の問題なのです。日沿道の全線開通ということでの囲みの非常に大 きな要素となったのは、命の道という考え方で、これはどうしても地域としては進めていかなければ ならないというふうな意気込みでこれまでも、あるいはこれからもやっていくわけなのですけれども、 先ほど行われた代表質問の中で病院については命を支える機関なのだという答弁があったように聞き ました。命を守るあるいは命の道としての日沿道、そして命を守る機関としての病院、これはそれぞ れ別々なのだと言えばそれまでかもしれないのだけれども、非常に大きな今同時進行の問題でありま すから、その辺のところやはりもっとしっかりとつなげられる、高速道路と病院とをつなげられるよ うなやっぱり手だてを十分考えていかないと、そのためにはやっぱりアクセスの関係が必要なのだろ うと。アクセスが市長もご承知のように非常に一本道を通そうとしても非常に時間と財源がかかると いう実態があるわけですので、ぜひその辺のところ、十分なしつらえといいますか、持っていき方を 考えてほしいなと。道と病院ということについてもしコメントがあったらお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然高速道路の果たす役割というのは、やはり3次医療機関に一刻も早く搬 送するためには高速道路が有効な手段なわけであります。残念ながらまだ朝日地区の北、それと山北 地区につきましては、それぞれ第3次医療機関であります県立新発田病院、県境を越えて山形へ行き ますと日本海総合病院というふうな形で、そこまでに一つの目安としての60分以内に届くというこ とがまだ担保されていないエリアがあるわけです。そうすると、その部分はしっかりとつくり込んで くださいねというのが、これがまず一つの一番大きな目的であることは間違いありません。   それと命を支える医療機関と私さっき申し上げましたけれども、医療資源という捉え方をすれば、 病院というのは命をそこのポジションで支えてくれる仕組みであります。高速道路が命をつなぐ道で あります。両方の医療資源がしっかりと、どちらも完成することによって我々の生命、そういうもの については非常に高いレベルで維持できる、そういう資産がつくり上げられるということなので、そ れは両方同時に進めていく。それと我々がここで暮らしていて、病院ができたときの高速道路とのリ ンクのことを考えれば、当然ながら高速道路にアクセスさせるための道路というのは非常に重要であ ります。ですから、ここの部分については既に昨年から関係機関との協議を踏まえて、西側に村上総 合病院が移転した状況を踏まえた形での道路整備はこうあるべきだということの議論を始めています ので、これは確かに時間かかります。時間かかりますけれども、病院ができた、そのときに道路がな いからだめではないかではなくて、これはある程度スケジュールの中で全部そういうインフラをつく り上げて、完成形がいずれ訪れると。そこにスピード感を持って取り組んでいくのだという思いであ りますので、そこのところはそういうふうにご理解をいただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 非常に大きな問題がこれからも今の向かい方あるいは対応の仕方で進めて もらえればというふうに思います。   次に、洋上風力発電問題についてお伺いします。経過については民間が企画発想した荒川から三 面川までの間の洋上に風力発電施設をつくりたいと。民間でやることは民間で本当にしっかりやって もらわなければならないし、行政がそこに応援するというのは当然なのだけれども、市が委員会をつ くって、そして市として取り上げるということについては、私はうまくないのではないかということ で反対した一人でありますけれども、今の施政方針を見ても環境の問題というのが非常に大きな要素 として記述されているわけです。例えば恐らくCO2の関係なのだろうというふうに読み取っていま すけれども、私はもう一つ自然環境ということで鉄柱というのですか、ポールを立てるもとになる海 底のいろいろな環境が大きく変化するのだろうと。立てるためにいいかげんなことをすると、どこか のマンションみたいに傾きますから、そういうことがないようにするには相当の、例えばハッパをか けるとかあるいは深く掘り下げるとか、コンクリートで固めるのかどうかわかりませんけれども、そ ういう異物を投入するというような、いろいろな海底の変化というのは自然環境を破壊する一つの問 題なのだろうと私は捉えます。そういったことから、もう少し自然環境をただいまの陸上の身の回り の問題だけではなくて、広くこれからいろいろ調査等はすると思うのですけれども、その辺について もぜひ配慮してもらわないと、後々大きな問題を残すことになって大変だと思いますので、その点に ついて一言お願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員がご懸念される部分は、私これまで9カ所の地区での事業説明会を行わ せていただきまして、全ての説明会のときにそのご意見いただいております。私自身も海底を大きく 変化させてという部分が、どの程度の影響を及ぼすのかなというところを具体的な数字として把握を していません。それはなぜかというと規模はわかりますけれども、海底上どのぐらいの事業、どのぐ らいの基礎が必要なのかというところまでを詳細にまだ詰めていないわけでありますので、それがわ からないわけでありますが、それをやったときにどういう影響があって、どういう変化があって、そ れがどういうふうな形で影響を及ぼすよというふうなことについては、科学的に検証しましょうとい う話を全ての会場でさせていただきました。ですから、今ある自然環境、これが変わらないというこ とはありません。今までないものが立つわけですから、変わらないということはないのですけれども、 今の我々が大切にしている環境を大きく変化をさせないというレベル、これが例えば説明会の中でお 話をさせていただいたとおり、今三面川に遡上する鮭の漁獲量、これらが一つの目安になるのではな かろうかという話をしていますので、そのことを踏まえてそれらを調査をする鮭、鱒に特化した環境 影響調査もやるということで、今計画を立てているわけでありますので、その辺のところは丁寧に丁 寧にやりたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 何せ日本では前例のない仕事をやるものですから、恐らくデータとしても なかなかとりにくい、あるいはとり得ない部分があるのだろうと。そこに一番の心配をし、後世に悔 いを残さないようにというのはやっぱり現在生きている我々の仕事なのだろうというふうに思います ので、ぜひその辺を。   総括的な問題まだまだあるのだろうと思うのですけれども、非常に上っ面をなでたような質問の 仕方で大変恐縮でした。そういったことでそのほか私としてはこれまで何回も議会の一般質問でお話 ししたように、職員の配置の問題、これは前回市長からもう少し手を加えて考えなければならない、 仮称ですけれども、第2次行政改革の中にいろいろ考えていきたいというふうに言っていますので、 やはり市民にとって本当に行政が温かいものであってほしいと、そのためにも職員の意識改革あるい は実際の業務の執行、そういったことについて手当てを十分にしていただきたいというふうに、これ はお願いであります。   個々にいきまして、2ページのところに生涯を通した健康づくりということ、これ高齢化率とも 非常に密接な関係があると、市民の3割以上、高齢者としての範疇に入っているということですので、 高齢化と健康づくりというのは今のところ切っても切り離せない問題でありますので。特に生涯学習 課長が健康づくりの関係でのスポーツ団体とかあるいは施設とか、そういったことにかかわるもので すから、ぜひもっと健康寿命の延びる、あるいはこういう高齢者がスポーツに親しむ、そういったこ とについて今以上に力を入れてほしいなと思うのですけれども、特に今年度こんな点での配慮をした いという点があったらお伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 今地域においては総合体育館といいましょうか、そこまで来れない 高齢者の方もいるということなものですから、総合型スポーツクラブのスタッフには各町内集落での 地域での茶の間とか、あるいは町内集落での健康づくりのための出前講座等に力を入れていっていた だきたいということをお願いしているところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 市長にお伺いします。   今施設の問題が出ました。施設がどんどんと老朽化していって、何かもう年次的に改修なりの計 画をしっかりと持たないと、壊れたから直す、壊れたから直す、今度はこっちだというわけに、なか なか難しい面があるのだと思うのです。そのことは市の施設の改修計画なり年次的な目標を持った対 応の仕方というのが必要になってくるのだろうと思うのですけれども、必要になっているのだろうと 思うのですけれども、その辺についてはどのように、非常にたくさんあるものですから、どのように 考えているのかななんていうことでお伺いできればと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然地域で有効に活用していただいている施設、さらにはそこが可能性とし て大きなポテンシャルを秘めているという施設もあります。ただ、人口が減少する中でどんどん、ど んどんニーズが下がっていって、改修するのだけれども、なかなかそれがニーズとマッチングしてい かないというような部分とかがありますので、これはいずれかのタイミングでしっかりと前の議会で の発言でも申し上げた部分でありますけれども、きちんとした整理統合を図らなければならないとい うふうに思っております。全てのものを改修するのではなくて、しっかりと再構築をしていく、そこ も含めて考える必要があるなというふうに思っております。ただ、地域の皆様方からはこれまである そういう公共施設の活用方法について多くの要望をいただいておりますので、そこのところはニーズ 調査も含めてしっかりと把握をした上で、丁寧に対応しながら整理統合を図る必要があるなというふ うに率直に考えております。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 今の改修なりいろいろな保全の計画をつくれば、それらは非常に大きな財 源が、財政的な裏づけが必要だということもありますので、その辺もひとつ。慌てることのない管理 の方法というのですが、あり方を考えていただければと思います。   6ページのふるさと納税という点が、大変評判がいいということでうれしいのですけれども、私 自身はふるさと納税というのは本当に税をつくったときの趣旨が今生かされている様子になっている のかということで、若干苦々しさを感じる部分もあるのですけれども、それはそれぞれの考え方なの だろうと思うのですけれども、やはりこういうことに使うので、こういうことをもっと強化したいの で、村上市だったら村上市としては応援できる部分について応援を願いたいという目標をはっきりと 持っていく必要があるのではないかと。相当な金額になっていますから、市長としてはお持ちなのだ ろうと思うのですけれども、こういう形が村上市としてふるさと納税の趣旨を本当に大事にしたもの になるのだというようなことでの捉え方というのはどのようにお考えですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕 〇市長(高橋邦芳君) ふるさと応援寄附金を寄附される方の気持ちになったときに、やはりこの村 上市を応援したいという思い。そこで村上市がこういう状態だからそこを応援したいということもあ るのかもしれませんけれども、村上市というそういうネーム、これを捉えて応援したい。村上のおも てなしの気持ちが返礼品の中にあらわれていて、こういうふうな思いで応援してくれた方に接するま ちなのだなというところを応援してくれているのだろうというふうに実は思っています。現在ふるさ と応援寄附金のメニューとしては、選択方式で市長にお任せの寄附であったりとか、子育ての部分で あったり、そういう福祉であったりとかいろいろな切り口で選択をいただけるような仕組みになって いまして、現在市長にお任せが一番多く寄附をいただいておりますので、お任せをいただいているの かなというふうにも思っております。そこを皆さんからいただいたその思いをしっかりと真摯に受け とめて施策に反映させたのが、今回の平成28年度第1回目の予算編成なのだろうというふうに思っ ております。それぞれの地域課題あるわけでありますので、しっかりとその辺のところ、村上の気持 ちのPRが、これからもどんどん、どんどんそういう広報メディアを通じてやっていこうと思います ので、そこを応援していただける方の気持ちにしっかり応えていくというのが大切だなというふうに 思っております。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 返礼品としての地元の産業、商品とかいろいろなことの紹介にも、あるい はPRにもなるのだろうという側面を持っているのですけれども、それと同じようにちょっと気にか かるのは、北限の茶どころ村上というキャッチフレーズで進んできたのが、この二、三年大規模に茶 畑がなくなってきていると。宅地化されてきているというふうなことも、これでいいのかなというふ うに感じますので、そういったいろいろな産業あるいは物産、そういったことについての活用ができ ればなと思いながら、今の質問をしたわけであります。   7ページのところに生活道路の整備というのが書いてあります。大きな道路の改修、建設という のも大変大事なのだろうと思うのですけれども、市民の足元の道路、毎日の生活道路が側溝ですとか いろんな関係で注文が出されているということもありますので、この辺についても目に見える施策と いうのですか、そういったものについても十分配慮をしていったほうが先ほどのひとりひとりの幸せ のためにやはり直接つながるのだろうというふうに思いますが、いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これまでも緊急性にすぐ対応できるような形で、支所を含めてどこのポジシ ョンにもそういう形ですぐ機動力を生かして投入できる予算を配当しているわけでありますので、そ れを有効に活用して、そこにあるやっぱり修繕をしなければならないものは直ちに修繕するというこ とが、これはごく当たり前のことだと思いますので、常々そういうことで言っておりますので、この 予算の執行に当たっても引き続きそういう形で取り組みたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) 私のうろ覚えですと、十何年か前に加賀町の町の中の側溝の改修があって 以来、町内とかいろんな相当のスパンの中での改修というのは余り見られないのです。ぜひ市民のた めの施策、目に見えるものをやはりやってほしいというふうに思います。   時間も時間ですので、まだたくさん聞きたいことあるのですけれども、特に学校教育については 私の一般質問のところでやらせてもらいたいと思いますし、冨樫議員、それから本間議員もまた一般 質問でそれぞれの角度からお聞きすることになろうかと思います。〔質問終了時間5分前の予告ブザ ーあり〕ともかく新しい高橋市長の最初の施政方針ということで非常に興味深く読ませていただきま したし、またそれについてのいろいろな私の考えの一部をお示ししたわけであります。ぜひ市長が本 当に一生懸命両方のまなこで見渡してもなかなか全部を見れるとは限らない。職員の800人近くの 人でみんなでしっかりと見れば、本当に市長の足らざるところを補えるのではないかと思いますので、 職員のそういった意識改革と一緒にどのように、表現は悪いですけれども、活用するかというような ことをぜひ今後の命題にしていただければ、そのことが市民にとってはそれこそひとりひとりの幸せ のためにつながるのだというふうに私は思っております。そのために今後とも頑張っていただかなけ ればならない点がたくさんあろうかと思いますけれども、無理しないようにひとつ頑張ってください。   終わります。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) ご指摘大変ありがとうございます。以前建設課長が1,500の目というお話 をこの本会議場でもさせていただいたことがありました。やっぱり今議員おっしゃるとおり、私がた だ一人の目ではやっぱり見えない部分いっぱいあるのだろうと思います。そのために760を超える 今職員が両方の目でしっかりと市民を見ながら、村上市のまちを見ながら、物事を進めているという ふうに私は思っています。とりあえず庁内でのチーム戦で頑張ろうという話をしています。一人のや っぱり力みだけではなくて、全員の力を合わせたチーム力、これが非常に大きな力を発揮するのだろ うなというふうに思っております。そのことが今回の平成28年度の当初予算に全て盛り込まれたの ではなかろうかなというふうに思っておりますので、今いただきましたご指摘を踏まえまして、しっ かりと取り組みを進めたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 滝沢武司君。 〇18番(滝沢武司君) ここにもこれだけのそれぞれのエキスパートがいるわけですし、市役所は やっぱりそういう専門家の集団で、非常にたくさんの情報と力のある集団だと思いますので、ひとつ 一緒に頑張っていただければと思います。   ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで市民クラブの代表質問を終わります。   午後1時50分まで休憩といたします。           午後 1時37分  休 憩                                                        午後 1時50分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、市政クラブの代表質問を許します。   6番、川村敏晴君。(拍手) 〇6番(川村敏晴君) 市政クラブの川村でございます。それでは30分私の時間、代表質問させて いただきます。   もう既に大会派3会派からいろいろなご質問が出ておりましたので、私のほうからは市長の政策、 大目玉のすき間、そして小目玉、中目玉というところを教育長も含めてご質問させていただきたいと 思います。   配付されております施政方針の順を追ってお聞きしたいと思います。まず、1点目でございます が、これも先ほど質問出ましたが、少し中身についてお聞きしたいなと思っておりましたので、お聞 きします。日本海スケートパークのリニューアル事業、これについてでございます。先ほど市長のご 答弁をお聞きすれば、やはりオリンピック選手が輩出された施設である。これを我が村上市が有して いる、聖地としてのこの場所をやはりしっかりとした、他市の方にも見ていただけるものにしたいと いうふうな思いがあるのだろうなということで、リニューアル事業については私も同感でございます が、果たしてどのようなことが可能なのか。リニューアルに耐えられる施設かどうかも含めまして、 その辺のご計画をお聞きしたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) リニューアルといいますか、一旦ほぐして新しいものを建てるというのが目 指す方向性であります。実は今あそこにありますコースについては、県のご支援をいただきまして地 産材であります越後杉を使ったもので練習コースがつくられております。ただ、オリンピックコース となりますとRC、コンクリート構造でつくらなければならないというふうなこともお聞きをしてお りますので、その辺どういうふうな施工の仕方をしていくのかも含めて今検討をしている最中であり ますけれども、イメージとしてはあそこにある建物が全部なくなって新たに地元の地産材をふんだん に使った一つの箱のような、体育館のような品物ができ上がるというようなイメージを私は持ってお りまして、実際に上に当たっております協会の皆さんと協議をさせていただいているというところで あります。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 了解しました。やはり平野歩夢選手、現在も世界トップレベルで活躍してお りますし、また彼に続く選手層もかなりそろっているというふうにお聞きしておりますので、やはり ここは村上市が育て上げたオリンピック選手というこの伝統の第一歩になろうかと思いますので、そ このところはやはり地元産材をアピールできる非常にいい場所になるのではないかなと思いますので、 すばらしい計画をつくっていただきたいと、こんなふうに感じております。   2点目になります。これちょっと私の一般質問にも絡みますが、頭の部分だけちょっとお聞きし たかったのですが、山辺里保育園の未満児室を増設を計画されております。これについて計画した一 番の理由は何だったのかなというふうなことを端的にお聞きしたかったので、よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) やっぱりニーズが多いわけでありますから、それの手当てをしていくという シンプルな発想であります。それを構築することによって、やはり働くお母さん方の支援、またお父 さんも含めてでありますけれども、そこはしっかりできるわけありますから、具体的に効果があらわ れてくるものについては、シンプルにやりましょうという率直な事業計画に基づくものであります。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございます。やはりスピーディー感のある対応、これに尽きるの かなという、高橋市長の今回の施政方針、非常にスピーディー感を持った選択、こういう感が各所に 見受けられるように感じます。   そこで第3子以降の保育料、これも無料化ということで、さらにまたこれは山辺里保育園だけで はないのですが、子育て支援が拡充すれば、そこにまた保育園の預け入れるというふうなこともふえ ていくのだろうと、こんなふうに考えますが、非常にこれはプラスの相乗効果として捉えていいこと だと思います。これについてさらにまた担当課では頭を悩ますことにはなるのだろうと思いますが、 その辺について第3子以降の保育料無料化によって入園児希望者がふえる、これが予想されますが、 ここは担当課長はどのような対策を考えられているか、お聞かせください。 〇議長(三田敏秋君) 福祉課長。 〇福祉課長(長 研一君) 議員おっしゃるとおり、第3子以降本当に無料化ということになります と、そういった希望が多く出てくると考えております。それに対応しまして、平成27年度改修を行 っている部分ありますし、平成28年度そういった形で山辺里保育園のほうをまた計画しておるわけ でございます。また、平成28年度臨時保育士になるわけでありますけれども、こちらのほうも確保 を目指しまして、いろいろ対策しておるところでございます。そちらのほうをいろいろ対策した上で、 十分な形で受け入れていきたいと考えておるところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございます。この件については私の一般質問でまたさらに深掘り をさせていただきたいと、こんなふうに考えております。   続きまして、下水道施設に関連してお伺いします。ちょっと私も無知な部分で、非常に無知な質 問をしてしまうところがあろうかと思いますが、そこはご容赦願いたいと思いますが、端的にどうい うものかなというふうなところで疑問符に上ったところをお聞かせ願うこともありますが、下水道の 長寿命化耐震対策の推進が唱えられております。東北大震災よりも下水道に関しては新潟の中越沖地 震、この際に非常に下水道等の被害も多かったように思いますが、村上地区におきましては、中越沖 地震前に既にもう布設されている非常に古い下水道管等も数あるのではないかなと思いますが、それ らに対しての耐震対策というふうなことなのだろうというふうに理解していますが、具体的には地中 に埋まっている下水道施設の耐震化というのはどのような方策が施されるのか、ちょっとお聞かせ願 いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員ご指摘のとおり、比較的荒川が直近でありましたけれども、村上地区は まだやっている最中だということで、ほかの地区につきましては既に布設が終わっているところで、 ハードな管が入っておりますので、それを大きな震災後、フレキシブルな形に入れかえているという のが長寿命化、これは多少の揺れに対応できるような仕組みということになるのだろうと思います。 また、公共下水道そのものの長寿命化、これからの維持継続を考えた場合に、今合併する前に幾つか こさえました処理場、これをさらには統合しながら、少しコスト的にも将来的にそれが維持継続でき るような仕組みは新たに構築するということもあわせて視野に入れながら、その際にそういうかたい 管からやわらかいフレキシブルなものに入れかえるということの作業を進めるということが基本的な 考え方だと思います。 〇議長(三田敏秋君) 下水道課長。 〇下水道課長(早川明男君) 今ほどの市長の答弁に補足させていただきますと、そのほかに今ほど の統廃合のほかに施設、それとポンプ場等、これの延命を図るという意味で調査をしまして、その中 で長寿命化計画を進めているということでございます。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) やはり箱物施設もそうですが、こういうものについても非常に経年劣化によ る改築、改善というのが継続的に必要になってくるのだろうというふうに思いますので、今後につい ては新設と並行して行われるというふうなことで理解しております。   もう一つ、ちょっとこれも無知で恥ずかしいのですが、簡易水道や公共下水道に本年から公共企 業会計、これに移行するというふうなことが計画されております。長年簡易水道、下水道については 予算決算等審査されてきたものの、資料がまた大きく変わってくるのかなというふうな捉え方ととも に、これに移行する必要性、そしてまた移行後のメリットというのはどんなものかあるのか、簡単で 結構です、わかりやすべくご説明いただければ。 〇議長(三田敏秋君) 下水道課長。 〇下水道課長(早川明男君) それでは、今ほどの公営企業会計移行についてちょっとご説明させて いただきます。   これにつきましては平成27年、昨年の1月に総務大臣より通知されまして、その中で都道府県 及び人口3万人以上の市町村ということで、本市もそれに該当するわけなのですが、その中で公共下 水道、簡易水道事業の公営企業会計という中で、やはり経営の健全性や計画性、それと透明性の向上 を図ってくださいよということが第1の目的でございます。その中で地方公営企業法の適用をしなが ら、また施設資産等を明確にした上で経営健全を目指していくということが第1目標でございます。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございました。使用料の収益というふうなことが余計企業会計が 導入されることによって必要になってくるのだろうと、こんなふうに思っているわけでありますが、 そこについては建設を進めるとともに、やはり利用者への導入、推進を並行して強くお願いしていか なければならないのだろうと思いますので、それについては並行した対策を講じていただきたいと、 こんなふうにお願いしておきます。   それでは、就農支援事業補助金制度について、これ市独自で計画されたものということでござい ますが、国にも同様の制度がありますが、これよりもさらに利用しやすい制度として村上市が独自に 計画をされたというふうなことで、非常に現在の農業担い手を育成する上では効果のある、即効性の ある事業ではないかなと思うのですが、中身について若干お聞きしたいのですが、61歳未満の方を 対象にというふうなことでありますが、この辺就農する対象とされるための選考基準、この辺につい てはどのような基準が設けられているのか、お聞かせください。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 今現在国の制度が1人150万円のがあります。そこの中でここに も書いてありますとおり、複合経営とそして年齢制限というのがございます。当方におきましては、 国の制度は遵守しますが、年齢とそれと複合というのをやめまして、そしてできる限り地元の中心的 担い手になっていただきたいということを基準に、定めていきたいなということで考えております。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 複合でないということは、例えば稲作、畑作、花だとかいろいろあるのだと 思いますが、単品の営農でみずから起業したいというふうな方であれば、どなたでもいいというふう なことになるのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) そのような形で制度設計をしていきたいなということで考えており ます。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ちょっと予算額を把握していないのですが、今年度の対象人数は何人ぐらい。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 一応初めてでございますので、3名ということで少ないのですけれ ども、そのようなことで考えております。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ありがとうございました。   続いてまいります。経済建設常任委員会の正副委員長も条例作成の委員会に出席をさせていただ いておりました中小企業振興基本条例、策定経過の中でも非常に今までよりも、よりこの地域の中小 企業さんに対して手厚い補助、そしてまた起業しやすい補助事業が非常に数多く計画されて、非常に ありがたいことだと、このように思っております。ただ、私も市内の、弱小ですが、事業をしている 者として、せっかくこのようなすばらしい事業があっても、なかなか自分から情報を取りに行く、そ ういう作業に疎い方というのが中小企業さんの中に結構いらっしゃるので、そこに対して使う使わな いは別として、こういう情報があるのだということを市のホームページや市報のみだとなかなか情報 が届かないケースが多々あるのだというふうに私も感じているわけなのですが、できれば担当者お忙 しいのでしょうが、中小企業さん一軒一軒そういうチラシを持って歩いてお知らせするぐらいの意気 込みを持っていただきたいなというふうに感じているのですが、この件については可能な限り頑張っ ていただきたいのですが、どう感じていらっしゃいますでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今ほどの就農支援の部分も含めて、例えば今議論しておられました中小企業 振興基本条例をベースにした創業支援プログラム、これなんかは農業でも使えるわけでありますので、 いろんなそういう切り口があるので、それを工面して使っていただいて、ぜひみずからの創業企業に つなげていただきたいという思いであります。これまでも一応平成28年度予算編成に当たって、こ ういう思いでやりたいのだということを市内5つの、商工会議所を含めまして4商工会の皆さん方に 総会の席でもお話をさせていただいております。ということは、そこに加盟をしていただいている皆 さん方はもとより、出席をされた方々もそのことについては承知をしていただいていると思いますし、 商工会、商工会議所の事務局そのものがそういう政策を打つよということがわかっているわけであり ますので、そこからの情報発信のほうが私が一軒一軒歩くよりもむしろ早くて効果的なのかなという ふうにも思っています。また、加えてそれを活用していただくに当たって、今回市内の9つの、農協 さん2つ含めて9つの金融機関さんとも上乗せ分の融資、これについても連携協定をさせていただい ているメニューがありますから、いろんな形でいろんな分野でこの情報について触れていただける機 会は多く用意することができたのかなというふうに思っておりますので、ぜひご活用をいただきたい というふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 私も機会あるごとに情報発信をしていきたいと、こんなふうに捉えておりま すので、この制度がやはり実を結んで何年も継続できるような制度であってほしいというふうに願っ ております。   次、まいりますが、日沿道延伸におきまして、これも先ほど来何人かの代表者の方が質疑されて おりました。道の駅朝日、そしてまた道の駅神林に対する今後の日沿道延伸において道の駅の活用、 拡大が〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕期待されているところでございますが、これとと もに私は荒川地区でございますので、荒川のインターから村上まで、時には朝日まで高速を利用しま す。金屋エリアにありますパーキングエリア、これも整備中というふうなことで待ち遠しく感じてい るわけでありますが、日沿道の延伸の中で朝日まほろば、道の駅朝日の前段階の村上市の一つの休憩 所、基点ともなり得るところでありますので、ぜひともここについても国土交通省、県のほうに村上 市から強いアプローチを継続的にしていただきたいと、こんなふうに思っております。今後の金屋パ ーキングエリアの進展予想などというところは、市長の捉えているところはどんなあんばいか、お聞 かせ願えればと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 現在羽越河川国道事務所のお力添いによりまして、現在あそこのパーキング が整備されているわけであります。特にあそこのポイントというのは、いわゆる日東道と新潟山形南 部連絡道の交差をする地点でもありますので、やはり高速自動車交通の基点としては非常に大きなポ イントだというふうに思っております。所長さんとこれまでも何回かお話をさせていただく中で有効 に利用してくれということと、防災拠点としての位置づけもさせていただくというふうなことになっ ておりますので、いろいろな形でこれからの利活用について協議をしながら研究をしていきたいとい うふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ぜひとも並行して活動を続けていただきたいと思います。   生活道路、通学路等の整備計画の中から、考え方の中から道路側溝、過去の私の一般質問でも取 り上げさせていただきましたが、各集落にございます集落内の道路側溝に布設されています1枚30 キロほどあるコンクリートの非常に重いふた、まだこのふたがかなりの長さで布設されているところ だと思います。私の住まいする荒川地区荒島においても、やはり毎年1回下水掃除をするわけですが、 地域の方々の労働提供によってなされているわけですけれども、非常に高齢化が顕著に進んでいまし て、重いものを持ち上げる作業等については非常に苦慮しております。最近の軽い強度のあるものに 布設がえをされているところもございますが、やはりこういう部分についても日々の生活の中で下水 道がどんどん整備されていくの中で、やはり道路排水を地域でやっていくというふうな、これも市民 協働の一環というふうな考え方も捉えられると思います。これについてやはりここもけがの発生する 前に早急な対応が必要なのではないかなと、こんなふうに感じておりますが、市長のお考えをお聞か せください。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 側溝ふたに限らず、やっぱり生活環境、身の回りの部分でいろんなことをし なければならないのは承知をしております。それを踏まえまして、やはり行政がそれを全て担うとい うことになりますと、それは膨大なコストがかかるわけでありますので、それを踏まえて市民協働の まちづくりというようなしっかりと一人一人がみずからのこととして捉えながら、まちを支えていく のだというところにも期待をしながら、行政としてできるところをしっかりやるというスタンスなの だろうというふうに思っております。そのことを踏まえて身近なところにしっかりと目を向けるとい うのは、先ほど議論にもなりました職員1,500の眼〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕とい う形のものを踏まえながらしっかりと見ていく。そこの優先順位をしっかりと見きわめながら進めて いくということが大切なので、大きな軸とあわせて足元をしっかりと支えていく仕組みというのもあ わせて立証をしていきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) ぜひともよろしくお願い申し上げます。   奨学金制度について伺わせていただきます。先ほど村上地域の病院の医師不足等のお話も出てお りましたが、非常に村上市の奨学金制度、合併以来非常に効果を上げているのだろうというふうに感 じております。大きな滞納もそんなにないという運営の中で、ただやはり大学を出たはいいけれども、 地元になかなか戻れない、戻ってこないという現象がある中で、これはよしあしの判断の分かれると ころではあるかもしれませんが、特に医師を目指すような方々、非常に高額な経費もかかるというふ うに聞いておりますが、これらの方で医師免許取得されて市の奨学金を使われたような方については、 そして地元に戻られて勤務医なり等、地元で5年とか10年勤務される実績のある方には返済を減免 するだとか、こういう制度があってもいいのではないかなと。もうこれだけ安定してきた制度なので、 次の手段としてそういう制度を考えてもいい時期に来ているのではないかなというふうに考えますが、 これについては教育長でしょうか、市長ですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然県の制度がもうそういうふうにして発行しておりますし、ドクターに限 らず、Uターンをしてくれて地元で就職をした場合については、奨学金についてもその部分について は減免措置を設けるという情報は、全国いろいろな自治体でやっているところであります。可能性と しては非常にあると思いますので、研究をさせていただきたいと思いますけれども、まずもって施政 方針の中でも申し上げましたけれども、この地域の学力そのものを、医学部を目指すことのできる子 供たちの学力、これをつくり上げていくこともあわせてやりたいというふうに思っております。その 中でどんどん、どんどんよし医学部を目指そう、帰ってきてこの地域、地元で医者になってこの地域 の先輩方またはこれからの人材の命を助けようという、そういう思いに至る子供たちを多く輩出でき ること、これも大切だと思いますので、あわせてそんな取り組みをしたいというふうに思っておりま す。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇6番(川村敏晴君) 医学生だけではなくて、地元に戻って地元貢献のできる若者を数多くUター ンさせていく一つの手法として大いに活用していただきたいと思います。   それでは、先ほど来これも地域にとってはなくてはならない存在になってきたというふうに言わ れております総合型地域スポーツクラブ、この活動も教育面いろんな面で、福祉面、非常に幅広い活 動をされております。そしてまた総合計画、施政方針の中でもうたわれておりますが、各地区のまち づくり協議会の市民協働の原動力となる組織、また教育部門では郷育会議、これも合併以来しっかり として各地区に活動の拠点として根づいているところだと思います。あとは従来よりある青少年育成 会議等、私も幾つか活動に参加させてもらっている中で、前から思っているのですが、やはり市が求 めているものと、活動をしている方々の内容が非常にかぶさっているというふうなことで、縦割りで はなくて統合的な活動をしてもいい時期に来ているのではないかなと、こんなふうに思っております ので、これについて所感をお聞きしたかったのですが、時間がなくなってしまいましたので、〔質問 時間終了のブザーあり〕終わります。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで市政クラブの代表質問を終わります。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、高志会の代表質問を許します。   2番、尾形修平君。(拍手) 〇2番(尾形修平君) それでは、高志会を代表いたしまして、施政方針につきまして質問をさせて いただきます。   先ほど清流会の川崎議員からも質問ありましたけれども、本定例会で市長の初めての予算編成に 当たりまして、特に配慮された部分がおありであればご説明願いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これまでも各会派のご質問に対しましてお答え申し上げてまいったわけであ りますけれども、もともとが予算そのものもそうでありますけれども、行政の施策そのものもそうで ありますが、継続してこそ力を発揮するものだというふうに思っております。ですから、これまで短 いスパンであれば直近の平成27年度、長いスパンでいけば合併後の8年間というふうな流れの中で、 どのようなまちづくりが進められて、どのようなことを今花開かさなければならないのかというとこ ろの視点はひとつ大切だなというふうに思って予算編成に当たりました。なおかつ、そういう大きな 流れの中のものをしっかりと見てわかるような仕組みのものについては、それが実感できるような形 としてあらわれるような予算編成をしたつもりであります。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 昨日財政課長から主要事業に関しましては丁寧なご説明をいただきましたけ れども、本年度の歳入におきましては市債発行が昨年度31億に対しまして今年度は27億と、消防 デジタル無線の関係が減ったということもありますけれども、約3億5,000万円ほど圧縮されてお ります。その点は非常に評価するのですけれども、基金の繰入額が8億2,800万と、ここ近年にな いぐらいに基金からの繰り入れが多いように私は感じました。合併による交付税の減少も本年度から 約2億ですかあるわけなので、その辺もこの予算編成に当たって配慮したのかなという思いはあるの ですけれども、市長が選挙のときに公約されておりました今まで積んだものをこれからは積極的に使 っていくのだというものもこの予算には配慮されているのか、お聞かせ願いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然その視点で予算編成を行いました。やはり今行政の会計そのものにつき ましては、歳入歳出黒字になる仕組みで執行をされています。少なからず毎年繰越金を出すわけであ りますので、その部分の繰り越し幅を少なくすることによって、その年度に行う事業ができるわけで ありますから、いわゆるそれは基金に積んでいくわけなので、その辺のところを少し体力に見合った 形で財政を出動させるということが、地域の経済をしっかり支えることだろうという趣旨のもと、考 えのもと、今回の編成に当たったということです。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) これは昨年市長選挙の際に市長のほうから述べられていたことなのですけれ ども、いわゆる切れ目のない、いわゆる15カ月予算的な行政運営を行いたいのだということであり ましたけれども、本年それをどのように具現化していくのか、お聞かせ願いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 国が年明け補正予算を組みましたので、それ今繰越事業という形で各自治体 に来ています。そうすると、国はそういう形で今のタイミングで補正を打つものですから、そういう 形で切れ目がないよという仕組み、いわゆる15カ月というふうなイメージの予算組みをするわけで す。それに近いことをやりたいなというふうに思っておりますけれども、平成28年度当初予算にお きましては、そこに至ることはできませんでした。しかしながら、予算の執行を議会のご議決いただ いた後、会計年度が始まって直ちに執行させるのだということ、例えば今その中で市単独事業の公共 事業につきましては、4月早々に出すという仕組みで今考えていますし、住宅リフォーム、これもご 議決後につきましては4月早々に申請を受け付けると。そうすると経済が、例えば4月、5月のうち に地元の地場の経済が動き始めると、これはやっぱり目に見えて元気感があるのではなかろうかなと 思います。それを進めていって、例えば平成29年度に至るときには冬場、除雪から始まってそれが どんどん、どんどん先に行って雪が解けたときに仕事がすぐ出ていくような仕組み、こういうものが できればいいなというふうに思っておりますので、もう少し研究をしながら、そこの実現化に向けて いきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今市長申されたように、そうやって市の単費事業でも早着で出していただけ るということは、本当に地元業者にとってはありがたいことだなというふうに思っていますし、ぜひ そういうのを積極的に取り組んでいっていただきたいというふうに思います。   また、村上市の景況調査報告が出ましたけれども、これ市長、ごらんになりましたでしょうか、 近々のやつですけれども。これ見ると全業種でもDIが31%と、非常にこの先3カ月に関しては悪 く、落ち込んでいくのだろうというふうに予想されていますし、今ほど申し上げた建設業関連にする と50%近いぐらいの落ち込みがあるのではないかというふうに予想されています。ですから、今市 長言われた市単独の事業の前倒しというのは、非常に私はタイムリーな政策であると思っていますし、 評価したいというふうに思っております。   あと主要事業に沿って質問してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。支え合い安 心して暮らせる思いやりあるまちづくりから、本年4月から上海府保育園を休園し、瀬波保育園に統 合するということとしておりますけれども、住民説明会を行ったというふうに聞いておりますが、地 域の皆様方からはどのような声が出たのか、お聞かせ願いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 昨年秋口からこのアプローチを始めたわけでありますけれども、なかなかそ の間地域の皆さんとの意思の疎通をしっかりと私がとれなかったこともありまして、たまたま誤解を 招くようなところもあったわけでありますけれども、最終的にはお邪魔をさせていただきまして、各 地区、集落ごとの区ごとの説明会を経て、上海府地区全体の説明会のときに出席をさせていただきま した。いわゆる地域の皆さんはこれまでみずからがなれ親しんだやっぱり保育園であります。元気な 子供たちの声、それを見守る地域の皆さんの目、かかわり、非常にしっかりと取り組んでくれていた ものですからなおさらのこと、そこの地域から保育園がなくなって瀬波のほうに上海府の子供たちが 通うのだよということに対する残念な思いというのをひしひしと伝わりましたし、そのお話をいただ きました。また、それに向けて市がどのような形で説明を行ってきたのか、そのアプローチについて もやっぱりもう少し丁寧にやったほうがいいのではなかろうか。丁寧にはやったつもりなのですけれ ども、誤解を招いてしまったということだと思います。   そんなことを踏まえながら、地域の皆様とは最終的に今の人口減少の状況、少子化の状況を踏ま えれば、こういうことになっても仕方がないのだろうというお話にはなったわけでありますけれども、 そこでやっぱりこれまでも申し上げていますとおり、子供を中心に考えましょうということを訴えさ せていただきました。その子供たちがそういう混合保育であったり、複式を学校の中で教育を受けて いるということが、最善の教育環境なのかということをやっぱり真剣に考えてもらいたいということ を話をさせていただきまして、当事者である保護者の皆様方からご理解をいただいたのだろうなとい うふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 施政方針の中には上海府保育園を休園という表現をされていますけれども、 休園という表現はどのように捉えたらいいのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当初平成29年4月の統廃合を予定しておりましたので、それまでの間、あ れは認可された保育園という位置づけになっておるわけでありますので、それを休園をさせていただ く。廃園につきましては、平成29年の4月、当初計画どおりそのタイミングで行わせていただきた いという手法的なものであります。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) この件に関しましては、多分小学校も含めて上海府地区の方は覚悟している のだというふうに思っています。丁寧な対応をしていただきたいなというふうに思っております。   次に、自然と景観を守る環境に優しいまちづくりから、森林資源の有効な活用の観点から、この 件に関しましては以前から申し上げてきましたけれども、公共施設の木質バイオマスストーブ及びボ イラーの導入に関しまして市長のご見解を伺いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これまでも低炭素社会を目指すという形の中で、その事業につきましては積 極的に取り組んできたわけでありますので。ただ1点、木質バイオの部分についてなのですけれども、 ペレットストーブも含めて実はそこに補助金が出ているにもかかわらず、地元でペレットを製造する 場所がないというような実態がわかりました。わかりましたというか、私が認識をいたしました。そ ういうことでなくて、全ての物事に通ずるのですけれども、地域できちんと経済が循環する仕組みと いうのが大切だというふうに思っていますので、ぜひそんなところも含めて取り組みを進めたい。公 共施設における導入につきましては、積極的に活用していくということで考えています。今のところ 直近でそういう施設の整備計画というものはないものですから、そこに導入はできませんけれども、 少なからずそれに類するものとして、現在仕事を進めておりますいろいろな公共施設の整理につきま しては、地元産材をいっぱい使っていくのだということで進めておりますので、そんなところも今後 のそこの切り口、森林産業そのものを元気にしていくというところにつながるのかなというふうに思 っております。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 今市長言われたように、よそから買ってくるのでは全然この事業は意味がな いので、やっぱり地元の材を循環させるような仕組みづくりを早急に考えていただければというふう に思います。   あと先ほど来質問ありました水産業に関してなのですけれども、漁業近代化ということで今桑川 漁港、そしてこれから脇川漁港ですか、入るわけなのですけれども、岩船港に関してはいわゆる荷さ ばき場に海水のポンプ施設がなくて、言うてみて魚価が低迷している中、例えば活魚をやりたいと言 っても当然海水が必要なわけです。その施設がないことによって付加価値がつけられないというよう な熟知たるものもしているみたいなのですけれども、その辺に関して市長のご見解を伺います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 水産業の中でとりわけ海面の部分に関しては、やはり非常に魚種そのものも 含めてポテンシャルが高い。漁獲高そのものも岩船港と寝屋を合わせたときに大きな漁獲高を誇ると いうようなところがあるので、今海水ポンプの部分につきましては、私これまで承知をしていなかっ た部分ありますので。ただ、日本海の岩船港沖で揚がる活魚そのものの持つ力というのは、これまで の食材フェアとかああいうのを見ていて、十分認識をしておりますので、しっかりとそういう研究を して、できるものであれば早急に対応したいというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ぜひお願いしたいと思います。   次に、活気に満ちたにぎわいのまちづくりから、商工業の振興についてお尋ねいたします。プレ ミアム商品券の発行事業として本年2,200万円を計上しておりますけれども、一昨年私の一般質問 に対しまして、前大滝市長からいつまで続けるのですかという問いに対しまして、時期を見てやめる つもりであるというふうな答弁をいただいたのですけれども、高橋市長のお考えをお尋ねいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 比較的プレミアム商品券、いろいろなご意見はあるところでありますけれど も、効果的だよねという評価、分析をいただいております。今回も商工会議所、商工会の皆さんから 平成27年度と同規模でというふうなお話あったのですけれども、今回は住宅リフォームの事業費と プレミアムの事業費のバランスを勘案させていただきまして、この予算規模になったということであ ります。ですから、こういう形で地元の経済を何らかの形で回していけるような仕組みというのは、 刺激を与えられるものについては、やはりその効果があるものについては継続をさせていったほうが いいのかなというふうに思っておりますので、もうしばらく推移を見させていただきたいというふう に思っております。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 来年度はまた消費税が10%に上がるというふうなのが予測されていますの で、多分それも経済対策としては必要なのかなと。私が常々言っているのは、特にプレミアム商品券 の有効性というのですか、そういうものがほかの事業にかわることができるのではないかと、かわる 事業が必ずあるのではないかというふうに思っていますので、その継続性も大事だかもしれないです けれども、ある時点での中止というのも視野に入れていただきたいなというふうに思っております。   また、先ほど来出ております住宅リフォーム事業に関しまして、本年度は6,000万ということ で昨年度の倍の予算がついておりますけれども、これも先ほど清流会の川崎議員から出ましたが、解 体費用に関してもできないかというようなご意見がいっぱい出ております。私はちょっと観点が違っ て、村上市でも空き家対策条例を施行して取り組んでいるわけですけれども、なかなかそれが遅々と して進んでいないというのが現状にあると思います。そんな中でやっぱりある程度インセンティブを つける意味でも、解体費用の住宅リフォームに見合ったような格好で背中を押してやるような仕組み をつくってやると進むのではないかなというふうに私は考えておるのですけれども、市長の考えをお 聞きしたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 可能性がある手法だというふうに思います。本来であれば空き家にしておか ないで、そこに住まいをしていただく仕組みを優先するので一番本来はいいのかなというふうに思い ますけれども、なかなかそればかり言っていられません。どんどん、どんどん老朽化して逆に言うと 危険性の高まるような部分もあるわけでありますので、そこまでいく前段で対応できれば一番いいの でしょうけれども、いろんな形で活用できるような、常々思っていますけれども、ユーザー、市民の 皆さんが一番使いやすい手法、仕組み、それが一番いいのだろうなというふうに思っておりますので、 その部分についても研究をさせていただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 先ほど本住宅リフォームに関しては、4月早々早い時期に実施したいという お話でしたけれども、本年度6,000万ということで昨年度の倍計上しておるわけですけれども、平 成28年度中にさえ施工すればいいわけなので、それあと施主の方と施工業者の方とのご相談である 程度均一に持っていけるかなというふうには思うのですけれども、この6,000万が昨年度は1週間 か10日ぐらいの募集期間しかなかったですけれども、制度設計も含めて例えばこの6,000万が募集 期間内にみんな終わったとすると、後半の部分でちょっと息継ぎができないかなというふうに考える のですけれども、補正も含めたような対応もお考えでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 制度設計するときいろいろな方法を考えました。やっぱり住宅をリフォーム したいタイミング、人それぞれ違うのだろうと思って、そこにしっかりと届く仕組みはどうすればい いのかなということをいろいろと議論をしたのですけれども、結果的には頭でぼんと申請をしていた だいた後、好きなときにつくってくださいよという仕組みがいいよねという話になりました。申請期 間中に全てそれが充足した場合につきましては結果的に、実は今年度は平成27年度に申請をされた 方で漏れた方を優先にもう一回申請をいただければ、そこから充当させていただきたいというふうに 思っているわけでありますけれども、それが全部満たした場合につきましては、まだそれでも足りな かったということなので、平成27年度はあとは補正予算で打ち切りにしてつないだわけであります。 今回年度初めのことでもありますので、少し申請の状況を見きわめて検討したいなというふうに思っ ております。   ちなみに平成27年度が予算、申請規模額的には6,000万でしたので、その分の半分が終わって いて、今6,000万ということは3,000万の余裕があるかなという単純な計算ですけれどもあるので。 ただ、この制度を活用すればこういうこともできるよねということでふえる可能性もありますので、 その辺は〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕年度初めの申請状況を見きわめて検討をさせて いただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) ぜひ積極的な取り組みをお願いしたいと思います。   次に、安全で快適な住みよいまちづくりから、歴まち法に基づく歴史的風致維持向上計画の策定 に向けて現在取り組まれておりますけれども、国の認定に向けて作業が進められております。この事 業は事業期間が10年というふうに私聞いておるのですけれども、今後のスケジュール等が現時点で わかればお知らせ願いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 年度初め早々に法定の協議会を、ご議決をいただいた後でありますけれども、 設置をさせていただいて、その中でいろいろなことを策定をさせていただきます。それをもって認定 の申請を行うわけでありますので、その認可終わればその後から事業に着手ができるというふうに聞 いておりますので、10年のスパンでありますので、平成28年度は認可に向けて、次平成29年度以 降の事業の執行に向けての年度というふうな捉え方をしております。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) わかりました。   次に、簡素で効率のよい行政運営についてであります。以前より述べさせていただきましたけれ ども、職員定数適正化計画によりまして、私は過度に職員の数が減少し過ぎたかなというふうに感じ ております。人口減少対策は一朝一夕には解決できる課題ではなく、経済のパイを確保するためには 交流人口の拡大しかないというふうに私は確信しております。第1次総合計画では観光入り込み客数 を本年度までに300万人というふうに目標値を設定しておりましたけれども、実態は平成20年の当 時と変わっておりません。市内の物産の販売拡大には頑張っているというふうに大いに評価しており ますけれども、担当課である商工観光課の業務量が私は多過ぎて、観光交流事業に専念できていない のではないかというふうに感じてしまいます。市長の所感をお伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 急激に職員の数が減少したかどうかというところについては議論の分かれる ところだとは思いますが、観光人口の入り込みにつきましては300万人観光を目指している中で、 マックスで250万をちょっと超えたのをピークに、それ以後は230万、220万という形になってい るのが実態だろうというふうに思っております。   それと商工観光課の今の現状でありますけれども、確かに企業誘致も含めて商工労働、また観光 ということで、非常にあのボリュームで守備範囲が広いというのも、現実的にはそれが大きく影響し ているのだろうなというふうに私も認識をしております。今回平成28年度の頭で行政組織も含めて の対応がちょっとできなかったわけでありますけれども、平成29年度に向けてその辺のところもし っかりと対応をしていきたい。それとあとはコーディネートの問題なので、今農林水産物も含めて商 工観光になっているのです。ですから、ここの課がこうだ、ここの課がこうだということではなくて、 もう少しその辺がしっかりと連携できるような、機動力のあるそういう行政体がこれから求められる かなというふうに思っておりますので、そんなところを視野に少し見直しをさせていただきたいとい うふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 本当に今市長おっしゃられたように、観光課と言っても観光客だけ入ればい いという観光ではなくて、今言われたように農林水産物の売り込み等も含めて私は観光だと思ってお りますので、何分よろしくお願いしたいと思います。   また、昨年度から始まりましたふるさと納税につきましても、当初それこそ500万の予算で私 も一般質問でちょっと気合いかけましたけれども、ふたをあけてみれば実際7,700万もいただいて いるわけなのであります。その中でやっぱり今越後村上物産会のほうに事業委託という格好で出して おりますけれども、そういう分野に関してもやっぱり行政でもっと積極的に入っていって、もっとそ れこそ戦略的にやっぱりある程度目標値を設けて〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕この分ぐ らいクリアするためには何が必要なのだという、いわゆる戦略的な経営感覚というものを私は行政の ほうに求めたいというふうに思っておるのですけれども、市長、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これまでも長らく言われ続けてきていることでありますけれども、経営感覚 的な部分、行政は実は苦手な分野であります。越後村上物産会が機動力を発揮して主体となってふる さと納税、あれだけ元気づけていただいているのは事実なのですが、そのほかに村上市にある各産業、 ほかの産業ですね。特に観光交流の人口を受ける、受け皿となる瀬波温泉でありますとか、そういう ところ。そこも全部がやっぱりふるさと応援の恩恵を受けるその産業になってもらいたいというふう に思っておりますので、なかなか苦手分野ではありますけれども、職員一生懸命やっています。一生 懸命やっている状態をしっかりと民間の事業体と連携をとれるような仕組みをこれからも考えていき たいと思いますので、よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 観光に関しては議会としても(仮称)観光振興議員連盟というものも発足な ども考えております。本市発展には最重要課題であるというふうに私は位置づけております。行政も 議会も各関係団体、オール村上で取り組んでいくような体制を築いていきたいというふうに思ってお りますし、先ほど市長言われたような平成29年度に向けて機構改革も含めて、私は観光課と商工観 光課が一緒にあること自体が、ちょっと無理があるのではないかというふうに考えていますので、観 光課を例えば独立させるとか、そういうような大胆な発想で取り組んでいただきたいなというふうに 願っておりますけれども、市長、最後にお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員おっしゃるとおり、そういう形で取り組みを進めたいというふうに思っ ております。今の我が村上市の職員763ですか、それぞれのポジションでしっかりとそのことに向 き合っていてくれると思います。ただ、それが物理的なボリュームが違うというのも現にあるわけで ありますから、今社会が求めている、村上市が求めている、市民が求めている、そういうものにしっ かりと応えていけるような、そういう体制づくりというのはまさに必要なので、そこにも機動力を持 って、スピード感を持って対応していきたいというふうに思っています。 〇議長(三田敏秋君) 尾形修平君。 〇2番(尾形修平君) 以上で私の代表質問を終わらせていただきます。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで高志会の代表質問を終わります。   午後3時まで休憩といたします。           午後 2時49分  休 憩                                                        午後 3時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、凛政の風村上未来の代表質問を許します。   17番、長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 凛政の風村上未来の代表質問を行います。6番目となりますと、余り聞 くことも限られてきますけれども、重複する点もあるかもしれませんが、眠くならない程度にてきぱ きとやりたいと思いますので、よろしくお願いします。   市長、この前19日の日に岩船地区区長会の講演をいただきまして、そのときに「定住の里づく りの実現に向けて」という講演の題名で講演をいただいたのですけれども、そのときにやっぱり人口 減少対策の解消策の一環として、積極的に取り組む5つの事業ということで、施政方針のはじめにの 1ページに上げられている5つの問題について講演をしていただきました。ありがとうございます。   そこでこの中でまず最初に、日沿道の開通を見据えた魅力あるまちづくりについてちょっとお聞 きしたいのですけれども、道の駅朝日の拡充を含めた基本構想を作成したというふうに書いてありま すが、この策定した内容については議会にはいつぐらいに説明というのですか、してくれるのでしょ うか。ちょっと教えてくれますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今基本構想のまとめを終えている段階でありますので、これは早急に議会の ほうにもお示しをしたいなというふうには思っておりますが、これをベースにして今いろんな形の識 見の、要するに学識経験者の意見をいろんなところからお聞きをしていますので、それを全て網羅し ながら、コーディネートしながらよりよいものをつくりたいというふうに思っておりますので、これ も含めて議会のほうにもお知らせをしたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 平成28年度の予算組みの中で、朝日まほろばインターチェンジのロング ランプと道の駅を結ぶアクセス道路の整備ということで4,168万円上がっているのですが、これは アクセス道路ですから市が単独でつけるというふうになるのだというふうに思うのですが、この 4,168万で事業としては完了ということで理解していいのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) お答えします。   今日沿道のアクセス道路の事業として上がっている予算につきましては、本年度道路実施設計を してございます。来年、平成28年度につきましては用地測量、そして物件調査、これらの業務、ア クセス道路分に入ってございます。そのほかに本年度インター周辺の土地利用構想というふうなこと で、朝日まほろばの拡充及び山北地区の休憩施設というふうなことで基本構想を立てておりますが、 平成28年度につきましてはもう一歩進んで基本計画を策定する予定でございます。この設計委託、 調査委託含めてその金額の予算を計上させていただいております。工事費につきましては、含まれて ございません。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで建設課長にお聞きしたいのですけれども、今の形をずっと通って いきますと、ロングランプのある程度完成と、次に拡充ですから、道の駅の朝日の拡充、今よりも大 きくするという計画だと思うのですが、それに付随して朝日みどりの里の周辺の整備というものも考 えた中で実現化というのか、そういうものというのは将来的にどういうふうになるのかということを 教えていただけませんか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今回の予算組みは今課長のほうから申し上げた部分でありまして、実は拡充 というのが大きくするだけが拡充ではないのですけれども、やっぱり拠点となれるような仕組み、先 ほど申し上げましたとおり、東北へのゲートウェイになれるような、そういうポテンシャルを持った 道の駅を新たに構築をしたいと。これは我が村上市民全体の誇りにもつなげたいというふうに思って おりますので、かなり大規模なボリュームでの事業というふうになると捉えております。計数的なの はまだしっかりと捉えていませんけれども、例えば具体的には今ある道の駅のみどりの里の物産と食 堂部分が新たに別な場所にこさえるというふうなところも含めての規模でのリニューアルというふう に考えております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 私のほうは会派でその部分が非常に大事なのではないかということで、 株式会社まほろばに指定管理をしている朝日みどりの里の物販関係のところで、一番今好評を得てい る栃木県の茂木市の道の駅とか行きますと、まほろばさんがやられている指定管理ぐらいの大きさで も年間の売り上げが約10億ぐらい売り上げがあると。株式会社まほろばさんの今4年目のまだ決算 終わっていないので、3月末までですから。平成24年度、平成25年度、平成26年度の収支報告書 をいただいたのですけれども、年々伸びていることは伸びているのです。でもこれのはっきり言って 倍以上が私は自信を持って販売する力は持っていると思うので、ぜひともその辺の話を実現するのに 何とか強力な計画を立てていただきたいというふうに思っているのですが、そういうような話までい くにはやっぱりあと二、三年かかるというふうに理解していいわけですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) スケジュール的なものについては、まだ平成28年度基本計画というタイミ ングでありますので、ここで明確にこうだよという形にはお示しできないのですけれども、先ほど申 し上げましたとおり、平成25年の高速道路の事業化がスタートしてから、できれば10年でつくっ ていただきたいということで強く国に要望はしているのでありますが、これはなかなかそれが実現で きればベストだというふうには理解しておりますけれども、その中で3年経過しているわけです。今 ようやく朝日まほろばインターチェンジ先についての用地買収に着手をしたというところであります ので、その流れと並行してやりたいというふうに私は思っています。できたからさてこっちというの ではなくて、それができることによってこれがより効果を発揮することができるという仕組みです、 これをあわせて今盛り込みたいねということでの基本構想の取りまとめにしているわけでありますの で、そんなことを踏まえればここ数年のうちにそういう形のものにしていきたいというのは、今の思 いであります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 期待しておりますので、ぜひとも頑張っていただきたいというふうに思 います。   それと厚生連の村上総合病院については皆さんいろいろ聞いておりますので、1つだけ今年度中 にある程度のお話が聞けるというのは、例えば土地の売買とかそういうところまでの具体的な話まで いくというふうに理解していいわけでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) その辺のところも踏まえまして、今厚生連のほうと覚書を交わさせていただ きたいと思いますので、そのことについては次の議会の全員協議会のところでお諮りをさせていただ くようなことで、今議会事務局と議長さんと調整をさせていただいているというふうに承知をしてお ります。そこの中では当然ながら平成32年の早い時期での開院というのが昨年5月の公表事項であ りますので、それに向けて進める作業となれば、当然ながらその辺の用地取得も含めてしっかりと動 き出していくという考え方で、次の全員協議会での説明に当たりたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 次に、岩船洋上風力発電の導入実現というところでちょっとお聞きしま すけれども、本年の11月をめどに事業性の評価が出される予定だということで、これは10社のコ ンソーシアムの方が、やろうではないかというような結論を出すのが11月ぐらいだと思うのですけ れども、これからまたいろいろな形で市長も住民説明会とかも何度もやらなければだめなのだと思い ますが、やはり岩船港の今の現状と、それから一般質問とかでもありますけれども、みなとオアシス の件もあるし、それから塩谷の侵食問題とかいろいろ捉えた場合に、これから例えば10年後に岩船 港がこのようになりますよというような、ちょっとしたグランドデザインみたいなものも含めて、背 後地をこういうふうに利用したいとか、それから作業船が例えば4台、5台係留するにはこの辺を利 用したいとか、そういうようなグランドデザインをやっぱりお示ししながら住民説明会をやったほう が私はいいのではないかというふうに思うのですが、その辺についてはどのように考えておりますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) その辺の見きわめ、その辺のメニューを持った説明というタイミングは非常 に難しいというか、丁寧に考えないとだめかなというふうに思っています。ただ、しかしながら私ど もの期待だけでなくて、事業体そのものとそういうふうなことになったとき、バックヤードとしてこ ういうものをイメージしてもオーケーだよねということは、お互いのコンセンサスを得ながらやらな ければなりませんので、市だけの思いだけでもだめだと思いますので、その辺は少し事業者と協議を させてもらいたいと思います。   ただ、岩船港のあり方というのは洋上風力発電、非常に大きな影響を与えますけれども、それが 何としてでもやっぱりあそこの港をしっかりみなとオアシスにしたり、市民の心のよりどころにして いったり、あそこを核にしていろんなものを発信していくというのは必要なことであるし、これまで もそういう整備をしてきていますので、そのことを踏まえてやりたいなというふうに思っております。 ちなみに、洋上風力発電の事業が始まるということになれば、岩船港の接岸岸壁ではなかなか足りな いということにもなるのだろうと思いますので、港の抜本的な再構築も含めて、それらも視野に入れ なければならないぐらいのボリュームになるのかもしれません。ですから、そのところも事業者を含 めて関係機関、県、国を含めて少しその辺のところの知恵をおかりしながら、協議をしたいというふ うに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございました。   次に、日本海スケートパークリニューアル事業というのについては、先ほど旧市民会館を取り壊 して、それで地域産材を利用してつくるというところを市長答弁いただきましたので。これを東京オ リンピックの数年前につくられたとしたら、やっぱり東京オリンピックの選手村を木造でつくるとか という話もありますから、それの先進的な取り組みだというふうに評価される部分もありますので、 ぜひとも頑張っていただきたいというふうに思うと同時に、やはり岩船の方でもスノーボードのため に若い人たちが子供連れで南魚沼とか向こうのほうに泊まりがけで行くのです、今。それでスケート パークの聖地となれば、やはり若い人たちがこちらのほうに移住してくるということも考えられると いうことなので、ぜひとも取り組めるように頑張ってくれという話も岩船の若い人たちも結構います し、岩船では校長先生をやっている人もいるのです、中条にある学校の校長先生をやっているこうい う専門家とかもいますので、ぜひともそういう人たちが全国から仲間を呼び込むということも可能で すので、ぜひとも積極的に取り組んでもらいたいと同時に、この前から私一般質問等で話ししていま すように、あそこの左側のほうに大きい民有地が2つありますが、その辺の利活用というものは今回 これとつなげて考えているようなことはないものなのでしょうか。市長、お願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然現在の旧村上市民会館の跡地を利活用するということになれば、それの 隣地についても当然議論のベースには載せました。ただ、今回の日本海スケートパークのリニューア ルについてはそこまでの範囲を含めてということにはしないで、とりあえず今ある現状のものを東京 のオリパラに向けてどういう体制でつくり込みができるのかというところに絞り込んでやろうかとい うふうな形で考えておりますので、それはその後の話になっていくのかなというふうに思っておりま す。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それであと2つ重要なところがありますので、ちょっと走りばしりやら なければだめなので。安全と快適な住みよいまちづくりのところの8ページに、デマンドタクシー等 の話、公共交通等の話もありますし、市長と意見交換会を私どもの委員会でやったときにも話が出ま したのですけれども、その話は別にして、介護保険の特別会計の中に在宅医療介護連携推進事業とい うのがありますよね。自宅で安心して暮らせるような対象者の必要な情報を医療と介護に携わる関係 者で共有をするような在宅医療介護を支援していくという事業なのですが、そこで前も私市長に意見 交換会のときに話ししましたし、経験者であります板垣千代子さんのほうも詳しく知っていると思う のですけれども、施設内のヘルパーさんは別にして、外で働かれているヘルパーさんが非常に環境的 に余りいい環境の中で私は働いているのではないのではないかというふうに常々感じているのです。 ということは、あの人たちは事業所の中の雇用体系がパートさんと同じ扱いで、それでどっちかとい ったらその人たち一人一人が一人親方みたいな性格を持っているのです。ということは、きょうはこ こに行って働いて、次にここに行って働いて、そして家に帰ってきたら報告書を2時間かけて事業所 のほうに届けるとかということでやっていると同時に、万が一自分がぐあい悪くなったらチームが3 人か4人いて、その人たちに頼んでやると。そして大雪が降ったら何時までに行かなければだめだと、 急いで車へこんでもそれは自前で払わなければだめだというようなところで働いている。東京あたり のヘルパーさんですと、自転車でぐるぐる回ってということなのですけれども、こちらの場合は雪が 降るし、一軒一軒の訪問先が離れているというようなところで、やはり非常に危険性もあるので、そ の辺について事業所内の経営者とまた違う形で自分なりにきちんとした対応で働かなければだめだと いうような仕事内容なわけです。それで中には何度も何度も1日に食事つくっていて、自分の家の食 事もつくりたくないというような人まで出るぐらい非常に大変なところもあるので、そういう人たち に対して何か少しでも市で何か考えられるような形というのはとれないものかというのは、それこそ 朝行って雪かきもしなければだめだというようなことも前々から委員会で話ありましたが、そういう ようなところで何か市としても少し手伝って、その人たちがもう少し仕事に誇り持てるような〔質問 終了時間10分前の予告ブザーあり〕そういうようなことができるような体制づくりをつくってもら えればと思うのですが、市長、何かアイデアみたいなものないものかお伺いしたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今議員おっしゃられた業務に従事されている皆さん、本当に誇りを持ってや っていただいているのだろうと思っております。その誇りある業務、そのモチベーションを維持して いただくことが一番大切で、今いろいろおっしゃられた内容につきましては、この前のディスカッシ ョンの中でもお聞きをさせていただきましたし、私自身もそういう実態があるなということを承知を しております。今それを解消していくアイデアというお話だったのですけれども、今実は持ち合わせ ていません。持ち合わせていませんので、実はこの後民営福祉事業者さん方と懇談させていただいて、 率直にどこの部分がどう改善されていけばそれが変わっていくのかということをざっくばらんに検討 させていただく、その場面を設けさせていただくことにしました。定例会中ではあるわけであります けれども、それが何らかの形で方策が見出せるのであれば、速やかにそれこそ年度途中であっても対 応していけば、そこに従事している方々がよかったね、こういう形だともっともっと皆さんのところ に行けるよねとか、もっとグレードの高いサービス提供できるよねというようなのを実感してもらっ て、それが苦労になればだめなのです。容易でない思いをしてやっているものというのは多分長続き しないと思いますので、そこのところを埋められる仕組みを事業者さんとちょっと協議をさせてもら いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) よろしくお願いします。   それと最後の11ページの地域おこし協力隊のことについてお聞きします。今全国に公募してい る2期生というのですか、1年何か採用できなかったということで、今2人はいるのですけれども、 2期生というのは何か応募の中で決まったというような形になっているのでしょうか、ちょっと教え てくれますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) このたび平成28年度配属をいたします地域おこし協力隊2名を一応内定を させていただいたということであります。トータルで4名ということになります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 市のホームページの「市長の部屋」、あそこに今回新春対談で鈴木さん と加藤さんと市長の対談した、私も30分ぐらいの放映されたやつを見てほのぼのしく感じたという のがあるのです。というのは、小俣にお住まいの鈴木さんは集落の全員が先生みたいな形で、実の両 親よりも優しいというようなことを言っています。それで日々の暮らしの中に豊かさとかたくましさ を感じると。気持ちのよいおせっかいな人ばかりがいるのだというふうなこと、それは社交辞令もあ るかもしれないですけれども、そのように言っております。それから、長津の加藤さん、朝日地区、 地域の声をこれから共有して未来の朝日地区のことを考えながら、集落等で未来の形をつくっていき たいというようなことを話ししていたのですが、本当に一生懸命にやっているのだなという感じを受 けました。こういう人たちが外から入ってきて、それで村上市のよさを全国に発信できるような形を とってくれれば、村上市っていいところだなというふうに感じてくれる人がいっぱいいると思います ので、市長、定住人口をふやすとか交流人口をふやすということの一番の原点が、こういう人たちが 本当に村上市を愛してくれるということが一番のような気がしますのですが、ちょっともしコメント がありましたら。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) やっぱり親は怖い存在でいいと思いますので、親よりも親切だというのはそ れは〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕他人だからこそできる親切なのだと思っています。鈴 木さんはその前段として、加藤さんもそうなのですけれども、なじむまではやっぱり少し構えるので す。構えるのだけれども、その構えたものがすぐ解けてしまえば、どんどん、どんどんそれが信頼関 係につながっていくというふうな話もされておりました。だから、来る協力隊というのはかなりやっ ぱり重大な決心をしながら来ると思います。それをしっかり受けとめてやる地域、この優しさとかそ れをしっかりと委ねられるような仕組みというのが大切な、これやっぱり人と人との関係だと思いま す。お二人には嫁に来ればという話をよくするのですけれども、そんなところまでつなげられるよう な仕組みというのが地域おこし協力隊の本来の目的なのだろうというふうに思っています。やっぱり 彼女らが感じることは誰しもがここに来れば感じることができるのだろうなというふうに思っており ますので、ぜひそんなところを突破口に交流人口の拡大、来てもらうという仕組みというのに積極的 に取り組みたい。   加えて言うならば、森林施業の部分も含めて、そこにある程度の部隊として少し大きなボリュー ムで地域おこし協力隊を入れられるような仕組みについても、これから少し研究をしたいというふう に思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 市長に最後に村上市は駅周辺を中心に、言葉は私余り好きではないので すけれども、コンパクトシティを目指すのだというのと反対に、やはり離れていても集落の誇りとか を持って、やっぱりこういう若い人たちが中に入って何とかしようぜという気持ちを持っている集落 もいっぱいあると思います。ですから、集落自体をなくするというわけにはいかないと思うのです。 幾ら広い広大な面積持っているから、1つや2ついいねっかというわけにはいかないと思います。で すから、その辺のやっぱり考え方、市長は今の子供たちが30年後、やはりここにいてもらいたいと いうような気持ちを持って今市政運営に当たっていると思うので、その辺を含めて最後に全体を考え た場合、村上市の未来に対しての気持ちを最後に教えていただきたいというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 選挙戦のときもそうだったのですけれども、大栗田に行きます。あそこは今 4世帯ぐらいで暮らしています。やっぱりこっちに出てくれば便利もいいし、いいのだろうなと思い ますけれども、あそこで暮らすことを決断している皆さんであります。それはどこの集落も一緒だと 思います。自分が生まれ育ったところ、不便であろうが何であろうがやっぱりそこでそれをついの住 みかとしながら、そこで暮らすということがその人たちのやっぱり誇りだし、モチベーションを維持 していることだろうと思うので、これは確かに我が村上市は広いので、一つにまとまってくれればこ んなに効率的なことはないと思いますけれども、それはあり得ないというふうに思っております。あ り得ないならば、その中でどういうまちづくりを進めていくのか、そこそこにいる集落、町内、各区 の皆さんがそこに誇りを持って暮らさなければだめなので、そこのところだけは絶対譲れない線とし て行政運営に当たりたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 以上で会派の代表質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで凛政の風村上未来の代表質問を終わります。                                              〇議長(三田敏秋君) 最後に、日本共産党の代表質問を許します。   10番、竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、最後の質問になりましたので、はきはきと眠くならないよう に頑張りたいと思います。   日本共産党の竹内喜代嗣でございます。市長の施政方針演説並びに議案に対して質問をいたした いと思います。各会派の皆さんがおおむね全般にわたって質問をされましたので、私は厚生連村上総 合病院の問題に絞って質問をいたしたいと思います。   最初に、現状についてでございます。私どもが実施いたしました市民アンケートに寄せられた意 見をご紹介申し上げますと、寄せられた意見の中では老朽化や医師不足、スタッフ不足を心配をいた しまして、早期の移転と新築を切実に望むという数多くのご意見が寄せられています。議会には基本 的な構想の説明があります。そして平成29年度から事業化の見通しというふうな説明もあります。 用地についても確定をされている、そういうふうに認識をしています。移転新築の現状と今後の見通 しについて明らかにしていただきたいと思います。   最初に、地域医療に対する市長の責任についてでございます。安心して住み続けられる地域づく り、まちづくりにとって地域医療は不可欠であります。医療行政の権限は主に県でありますが、地域 医療を守るという点で地域医療の担い手が設立者のいかんを問わず、村上市長には重大な責務がある と思いますが、市長の認識を伺いたいと思います。   最初に、村上市の地域医療にとって村上総合病院はその根幹であり、基本構想に基づく移転新築 は地域医療を守り、充実していく上で、市政にとっても最優先の課題だと思いますが、市長のお考え を伺いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 言うまでもなく、村上総合病院は我が村上市にとっても基幹病院として、ま た新潟県の中の医療体制の中の岩船・村上医療圏の中の大きな基幹病院としての位置づけであるわけ でありますから、これは市も含めて県そのものの大きな枠組みの中での地域医療資源という捉え方を していますし、これまでもしてきましたし、これからもそれは変わることはありません。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 移転新築を進めていく上で、1つは経営、そして財政です。もう一つは、 医師を初め医療スタッフの確保であります。まず、移転新築に当たっての病院経営にかかわる市長の 認識について伺いたいと思います。   小泉内閣のときに医療崩壊が大きな社会問題になりました。社会保障抑制政策による医療費抑制、 診療報酬の削減によることは明らかであります。そして今安倍内閣のもとで再び社会保障費の自然増 カットと医療資源の効率的な配分の名のもとでの医療費削減が行われようとしています。一方、村上 総合病院の老朽化は深刻で、地域医療と医師確保などの角度からも移転新築は待ったなしであると考 えます。そういう点で村上市政としても村上総合病院の移転新築は市政の最優先課題と位置づけるべ きものと考えますが、市長の認識を伺います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 重ねて申し上げますけれども、最優先課題というふうに捉えてこのことにつ いては取り組みを進めているつもりであります。経営の部分に関しましては、医療費が削減される、 受診をする方が少なくなれば医療費は当然下がるわけでありまして、経営は立ち行かなくなるのかも しれませんが、その分健康な市民がふえているという状況にほかならないわけでありまして、その辺 が経営の側面、それと市民の健康という側面、非常にその辺のところにつきましては丁寧に対応しな ければならないのだろうなというふうに思っております。そのことを踏まえれば、最優先であるとい うことに変わりはないという認識であります。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 前市長のもとで市政の優先課題で逆立ちがあったと思います。村上総合 病院の移転新築を口実に村上駅周辺整備と村上駅橋上化の推進であります。市長にお伺いいたします。 村上駅周辺整備や村上駅橋上化のおくれや延期、そして中止にしてでも、村上総合病院の移転新築を 最優先で推進すべきではないでしょうか、お伺いをいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これをやるからこれがおくれているという代物ではないというふうに認識を いたしております。全く別なメニューで動いていて、それがしっかりとリンクをしなければならない 事業であることには間違いないわけでありますけれども、これをやめたからこっちが早くなるという ことではありませんので、そのことにつきましても次の全員協議会の中で議会にしっかりお示しをし たいというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 移転新築を進めていく上で財源対策が重要であると考えます。ひとつ提 案をしたいと考えます。国の制度が変わって公的病院を自治体が支援した場合、特別交付税で措置さ れることになりました。現実に補正予算で交付税算入された予定した額を村上総合病院に補助してい るというふうに考えます。それで国としても緊急課題になっているとは思うのですが、村上総合病院 の場合は公的病院でありますので、支援した場合に国の支援が最大限受けられるように、よく研究す べきだと思いますが、いかがでしょうか、お伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 公的病院に対する財政支援につきましては、もう既にそれを財政出動させて いる、投入しているところでありますので、そこの部分を最大限の活用については図っているつもり であります。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 村上総合病院の基本構想と医師を初め医療スタッフの確保についてでご ざいます。基本構想を実現していく上で、村上総合病院の医師を初め医療スタッフの確保にどのよう な課題があると市長は認識しておられますでしょうか、伺います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) まず1点目といたしましては、物理的なボリュームの少なさであります。絶 対数量が不足しているという状況、それと先ほど申し上げましたとおり、県内において幾つかの新し い公的病院が設立をされておりますので、そこに集中投入をされているという実態があるのだろうと いうふうに思っています。それを解して考えますと、村上総合病院が新しく新築移転がなされればあ る程度の規模に応じた形でのボリューム確保はできるのかなと、スタッフの確保はできるのかなとい うふうにも考えておりますが、そこを安穏とするのではなくて、しっかりとそのことを見据えて、こ こでできるのだからこういう体制をここでつくりたいということは関係機関に申し上げていきたいと いうふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 新潟県の人口10万人当たりの医療施設に従事する医師数、2014年12 月末で47都道府県の中で44位でした。2012年は43位、10年前の41位からも下がり続けていま す。医師数は全国最下位クラスにあります。この矛盾が今県内の中山間地、過疎地域に集中的にあら われています。医師確保の困難さと経営の困難さの両面から、旧栃尾市では厚生連の経営である栃尾 郷病院が有床診療所になり、それが今入院ベッドのない診療所になろうとして、これに支援をしよう ということで大運動が起きています。同じく厚生連の十日町市中条病院では療養病床が廃止になる、 大幅なベッド削減であります。津南町立病院では看護師不足から療養病床の休止、入院ベッドの半減 に追い込まれています。   村上総合病院でも私に寄せられたアンケートの中に、今度3月末に2人ドクターがやめるそうだ けれども、大丈夫なのだろうかという、何とかしてくださいというアンケート結果の要望ございまし た。村上総合病院の事務局に尋ねたところ、今人事異動の問題あるいは新潟大学に派遣要請している ところでもありまして、その問題についてお答えは控えさせていただきますとは言いましたが、ドク ターが2人やめるということではありませんという回答ではありませんでした。こうした地域医療の 困難さ、どのように認識されておられますか、何回も繰り返して申しわけありませんが、お願いしま す。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 人口10万人当たりの医師の数からいきますと、新潟県はもう少し今数字的 には悪くなっているというふうに承知をしております。それは非常に厳しい状況だなということに変 わりないわけでありますけれども、それらを踏まえてやはりそれをどうすれば、今地域の公的病院と してそれを確保して、我々の安心につなげられるかということを真剣に取り組んでやっているわけで ありますので、当事者であります厚生連村上総合病院につきましても、その思いは一緒だろうという ふうに思っております。ですから、そういうことも含めて新しく新築移転をすることがまずひとつ必 要な部分だろうと。ならばそれを早急に進めていくことが大切だろうというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) 地域医療を守るための医師や介護士、看護師など医療スタッフ確保は厚 生連の病院だから厚生連任せと言っている状況ではないと考えます。基本構想の前提は医療スタッフ の確保であります。それなしには絵に描いた餅になってしまいます。厚生連と連携をして村上市役所、 住民も一体になって医療スタッフの確保に全力で取り組むべきだと思いますが、市長はいかがお考え でしょうか。その先頭に立っていただきたいと思いますが、決意を伺いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然これまでもそのつもりで活動をしてきたつもりであります。第一義的に は村上総合病院がみずからの力でこの病院をしっかり維持していかなければならないのだという思い に至っていただくことが必要であります。これは病院長と私の合意をしている部分であります。やは り院長を先頭にしてしっかりとそういう思いを共有しなければならないのだという強い意思でいてく ださるというふうに思っております。それを受けて村上市としてもしっかりとそのことをともに確保 する、担保するための活動を前に進めるのだというお話を以前もさせていただいたことがありますの で、その上で村上市としてもともに歩んでいるということに変わりはないと思いますし、それを信じ てこれからも前に進んでいきたいと思っています。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) それでは、ちょっと内部に立ち至ってお話をお聞かせ願いたいと思いま す。   覚書を交わすということで一歩前進だなと考えますが、新潟県の下越医療圏全体なのでしょうけ れども、安倍政権の要するに医療資源の効率的な配分ということで、要するに全国最大25万ベッド を削減するというような、とんでもない計画だと私は考えるのですが、そうした計画をもとにした新 潟県の計画が残念ながら余りにもひどい内容だったからというふうなうさわも伝わっていますが、県 知事以下作成が非常におくれていたらしいです。それで4月には公表されるというふうには伺ってい るのですが、その結果を受けてもやはり直接的には国でありますが、県にも要請をして何としても村 上総合病院の新築移転を成功させる、そういうような決意をもう一度伺いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 村上総合病院の規模そのものについて現在263床、この規模を維持する病 院をつくりたい、つくらなければこの地域の医療は立ち行かなくなるということをよく林先生、私に おっしゃいます。ですから、その規模での新築移転を現在考えているわけでありまして、そのことを しっかり前に進めることが、今私たちが我々ここで暮らす市民、その命に向き合うことだというふう に思っておりますので、国、県のお考えはあろうとも、我が村上市において村上総合病院を市民の命 に向かい合うための医療資源としてつくり上げることのほうが私は優先をしたいと思いますので、そ こに全力で取り組みます。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) スタッフ不足の問題で同僚議員からも提案がございましたが、村上市で は奨学金制度もございます。村会議員時代に第1次の県立瀬波病院が厚生連に移管をされて、新新発 田病院に医師が引き揚げられたときに、村会議員時代であったのですが、給付型の奨学金制度をつく って、そして医師確保を目指すべきだなんて提案したこともあったのですが、きょう同僚議員も提案 いたしましたが、ドクターに限らず、看護師さん、医療スタッフの皆さんが、地元には看護学校もで きましたし、給付型の教育資金を提供するような形の検討を伺いたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先ほどもお答えいたしましたとおり、非常に可能性があるなというふうに思 っておりますので、ぜひ研究をさせていただきたいと思います。それがそれこそIターン、Uターン につながる可能性ありますので、その辺のところも踏まえてしっかりと研究をし、実現可能なものに ついては早急に対応したいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) まだ7分ありますから、もうちょっと、ほかの問題で。   住宅リフォーム制度の問題で、一般質問通告も行っています。私調べましたところ、課長さんに も調べてくれるようにご案内はしているのですが、住宅リフォームについては国の制度になったと、 去年は補正予算対応であったがということでございました。結論から言うと、国土交通省の住宅局に いろんなメニューの、先ほど皆さん提案したような住宅の解体等、それから耐震リフォームでも平成 12年度阪神・淡路大震災の基準以降の建築物でも可能というお話も伺っています。住宅局と綿密に 打ち合わせをして、先ほど同僚議員に市長は積極的なご答弁なさって拡充を進めるということもおっ しゃったのですが、商店街の丸ごと取り組むような仕組みについても先進的な事例については国は支 援すると、平成28年度予算がもうすぐ上がると思いますが、参議院が何があってもという衆議院の 制度でございますから。そういういろんなメニューがあるのですから、純生で出す必要ないのですか ら、検討をしていただけるでしょうか、市長、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) いろんな行政施策の中で、これまでもお答えをしているわけでありますけれ ども、やはり、市民であったり、各産業、各事業者分野が使いやすい、求めるものというのが今必要 な施策だというふうに思っておりますので、その可能性も〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕 含めて研究をしたいと思っております。これについてもそれが実現可能であって、効果が大きく期待 できるもの、効果が期待できるものであれば速やかに取り組むことが、それが我々の責務だというふ うに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) ありがとうございます。この件につきましては、ここでしゃべっていい のかわからないのでしゃべってしまっていますけれども、国土交通省関係者と称する人が直接電話を かけてきて、県を飛ばして直接市に補助するような住宅リフォーム、耐震リフォームの制度ができて いるから、村上市の現在取り組みは非常に前の取り組みでおくれているので、ぜひ実現してください というふうなことがあって、日本共産党も議席ふえましたので、国土交通委員会担当の秘書さんにお 電話いたしまして、いろいろ裏を取ったところ、やっぱりそのとおりだというふうなことで、住宅局 でいろんなリフォーム制度を扱っているので、それから先進的な取り組みに対しても取り上げますよ という提案もあったので、ちょうど代表質問で時間もまだありますから、ご提案をいたしました。で きたら、一般質問までに電話をして相談していただければいいかと思いますので、いろんなメニュー については資料を送ってくれるかと思いますので、一般質問では具体的に回答していただきたいと思 います。   次に、通学バスの事故での気にかかったことについて、昨日学校教育課長からも報告ありました ので、質問をしたいと思います。気にかかったのは、河内に迎えに行って事故が起きた、報告のとお りでありますが……。 〇議長(三田敏秋君) 施政の方針だから、控えてください。 〇10番(竹内喜代嗣君) 結論からいえば道路交通法を遵守しないまま事故が起きたのではないか と。道路交通法や契約を遵守しないような運行の仕方をするバス会社契約というのはいかがなもので しょうかということなのですが、議長、どうしましょう。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 契約そのものがそれを前提にして契約するものではないわけでありますので、 そこで起きた事故についてはきちんとコンプライアンスに基づいて処理するのが当然のことでありま す。それが実行されなかったというところに問題がありますので、そのことについては契約当事者で ある者に厳重に指導を行うということであります。あくまでもスクールバスにつきましては、公の施 設でありますから、それは市がやっている事務でありますので、そこの契約行為についてはしっかり と市が責任を持ってそれの指導に当たる、これが当然の責務だというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇10番(竹内喜代嗣君) お願いして終わります。   私が言いたかったのは、スキーバスの事故以降、高速バス等においてもシートベルトの着用を勧 めるようにという、そういう指示が出ていたはずです。にもかかわらず、そのまま聞いてしまえば補 助席に座った子が頸椎に違和感を覚えてというふうな報告であったかのように思いました。ですから、 非常に問題、遺憾であると思います。   以上、終わります。 〇議長(三田敏秋君) これで日本共産党の代表質問を終わります。   以上で代表質問を終了します。   ただいま代表質問の対象となりました議第3号から議第13号までの11議案については、平成 28年度一般会計予算付託表、平成28年度特別会計予算付託表のとおり、会議規則の規定によって一 般会計予算審査特別委員会並びに各所管常任委員会に付託をいたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。   本日はこれで散会いたします。   なお、26日から本会議を開き、一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   長時間大変ご苦労さまでございました。           午後 3時55分  散 会