平成28年村上市議会第1回定例会会議録(第5号) 〇議事日程 第5号 平成28年3月1日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(23名)    1番   渡  辺     昌  君     2番   尾  形  修  平  君    3番   板  垣  千 代 子  君     4番   鈴  木  い せ 子  君    5番   本  間  清  人  君     6番   川  村  敏  晴  君    7番   冨  樫  宇 栄 一  君     8番   小  杉  和  也  君    9番   齋  藤  信 一 郎  君    10番   竹  内  喜 代 嗣  君   11番   平  山     耕  君    12番   川  崎  健  二  君   13番   木  村  貞  雄  君    15番   小  池     晃  君   17番   長 谷 川     孝  君    18番   滝  沢  武  司  君   19番   小  林  重  平  君 20番   佐  藤  重  陽  君   22番   大  滝  国  吉  君   23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君   25番   片  野  鉄  雄  君   26番   三  田  敏  秋  君                                              〇欠席議員(1名)   21番   相  馬  エ  イ  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    高   橋   邦   芳   君        副  市  長 鈴   木   源左衛門    君        教  育  長    圓   山   文   堯   君        総 務 課 長    佐   藤   憲   昭   君        財 政 課 長    板   垣   喜 美 男   君        政策推進課長     渡   辺   正   信   君        自治振興課長     佐   藤   勝   則   君        税 務 課 長    加   藤   良   成 君        市 民 課 長    尾   方   貞   一   君        環 境 課 長    中   山       明   君        保健医療課長     菅   原   順   子   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    長       研   一   君        農林水産課長     山   田   義   則   君        商工観光課長     建   部   昌   文   君        建 設 課 長    中   村 則   彦   君        都市計画課長     東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    早   川   明   男   君        水 道 局 長    川   村   甚   一   君        会 計 管 理 者    米   山       聡   君        農業委員会                   小   川   寛   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   木   村   正   夫   君        事 務 局 長        消  防  長    板   垣   恵   一   君        学校教育課長  遠   山   昭   一   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    小   川       剛   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    齋   藤   泰   輝   君        山 北 支 所 長    五 十 嵐   好   勝   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    田   邉       覚        事 務 局 次 長    小   林   政   一        係     長    鈴   木       渉           午前10時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) ただいまの出席議員数は23名です。欠席の届け出のある者1名です。定足 数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願 いいたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(三田敏秋君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、10番、竹内喜代嗣君、24番、山田勉君を指名い たします。ご了承願います。                                              農林水産課長の発言 〇議長(三田敏秋君) 昨日の一般質問について理事者から発言を求められておりますので、これを 許します。   農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 昨日大滝久志議員よりご質問のありました岩船港支所の年齢別従業 者についてお答えいたします。   岩船港支所に確認しましたところ、正準組合数ということでの把握でございましたので、ご了承 をお願いいたします。20から29歳の者1人、30から39歳12人、40から49歳14人、50から59 歳43人、60から69歳115人、70から79歳128人、80歳以上は69名、合計382名でございま す。なお、平均年齢が68.8歳。また、登録漁船数はちょうど200隻ということでございました。   以上、よろしくお願いいたします。 〇議長(三田敏秋君) ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(三田敏秋君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は4名を予定しております。ご了承ください。   最初に、25番、片野鉄雄君の一般質問を許します。   片野鉄雄君。(拍手)           〔25番 片野鉄雄君登壇〕 〇25番(片野鉄雄君) おはようございます。鷲ヶ巣会の片野鉄雄でございます。議長のお許しを いただきましたので、一般質問をさせていただきます。   最初に、村上市内事業者の意見・要望についてであります。昨年5月に行った市民アンケートで は、約8割の人が村上市に愛着を感じていると回答し、今後どのようなことが必要かの問いには、 77.4%の人が「働く場をふやすこと」と回答しています。   しかし、現実には、市内民間事業所の従業員数が平成21年度の調査で2万8,328人であったが、 平成26年度は2万6,627人に減少しています。生活する経済基盤がなければ結婚も難しいし、生活 することもままなりません。生活基盤を確立できる経済状況につくり上げることこそ現下喫緊の急務 ではないでしょうか。   現在進めている村上市総合戦略では、「雇用を拡大し、賑わいと活気あるまちをつくる」を第1 に掲げ、具体策を進めておりますが、企業の競争力を高めることは極めて重要であります。昨年6月 から7月にかけて行った市内企業1,000社のアンケートの生の声が平成28年度の「活気に満ちた輝 くにぎわいのまちづくり」、その他の主要事業にどう反映されたのかお伺いいたします。   2番目に、農商工連携・6次産業化についてであります。昨年10月28日に都内のホテルで 「村上市観光・食材PRプレゼンテーション」を開催し、村上うんめもん大使の奥田政行氏と木村正 晃氏が地元食材を使用し料理の試食会が行われたということですが、鶴岡市では以前から市の担当者 が都内からホテルの料理担当者など10人以上を招いて作物の生育現地を案内し、農作物を売り込ん でいます。今後の村上市の方策についてお伺いいたします。   3番目に、イヨボヤの里開発公社の施設利用についてであります。村上市郷土資料館、イヨボヤ 会館、村上市民ふれあいセンターは、村上市の大切な施設であり、また市民の大切な触れ合いの場で もあります。平成22年度から平成26年度までの利用状況の推移を見ますと、利用者が毎年減少し てきています。それぞれ工夫し営業努力を払っていると思われますが、マンネリ化するとリピーター は減ると言われます。絶えずイノベーションを心がけ付加価値を高めていくことこそ大切ではないで しょうか。今後の方策についてお伺いいたします。   4つ目に、管理不全な空き家対策についてであります。平成25年4月1日から「村上市空き家 等の適正管理に関する条例」が施行されましたが、空き家等の情報提供があったのが150件以上、 そのうち約半分が建物に関する相談であったと聞いています。解体すると固定資産税が今までより高 くなる(200平方メートルの土地の場合、約4.2倍)ので、そのままにしておくケースも多いと思わ れます。不動産業者や宅建業者が所有者と交渉し進展させたくとも、情報が開示されません。管理不 全の空き家は、今後さらにふえると思われますが、以下についてお伺いいたします。   @、各所有者との交渉をもっと工夫・強化し、成功している先進地事例等を研究してはどうでし ょうか。   A、管理不全建物の評価点数表をつくり、その内容を所有者に詳しく説明すると同時に、所有者 同意のもと固定資産税を段階的に引き上げ、数年後には解体した場合と同額の固定資産税にする特例 措置などできないものでしょうか。お伺いしたいと思います。   なお、ご答弁いただいた後再質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) 皆様、おはようございます。それでは、片野議員の4項目の質問につきまし て順次お答えをいたします。   最初に1項目め、村上市内事業者の意見・要望について。昨年の市内企業1,000社アンケート の声が「活気に満ちた輝くにぎわいのまちづくり」等の主要事業にどのように反映されたのかとのお 尋ねについてでございますが、雇用を拡大し、にぎわいと活気あるまちをつくるために企業の競争力 を高めることは重要であると考えており、今年度市内企業の皆様にご協力をいただき実施した企業ア ンケートは、「販路開拓、雇用確保及び仕事と家庭の両立支援」をテーマに調査いたしました。   調査テーマにより来年度から反映させる事業につきましては、既に実施している事業もあります が、販路開拓では販路拡大きっかけづくり事業や産業元気づくり事業、雇用確保では社員のスキルア ップに向けた支援といたしまして、人材育成サポート事業などを実施いたします。また、仕事と家庭 の両立支援では、今年度から女性就労環境向上事業補助金を創設し、男女がともに働きやすい職場環 境づくりを目指すハッピーパートナー企業への登録を進めております。   次に2項目め、農商工連携・6次産業化について。農作物の売り込みに関して、今後どのような 方策を考えているかとのお尋ねについてでございますが、昨年10月に都内で開催いたしました「新 潟県村上市食材プレゼンテーション」では、市内22社17人と一緒に都内の飲食業、ホテル業者等 44社59人を対象に地元食材のアピールをしてまいりました。また、本年2月には、新潟県内を対象 といたしまして食材プレゼンテーションを開催し、市内18社29人の出展に県内業者43社94人の 出席がありました。   今後といたしましては、村上うんめもん大使である奥田政行氏、木村正晃氏の協力、提言を得な がら食材プレゼンテーションでの生産者、出席者から実績や意見等の取りまとめを生かし、引き続き 都内や県内及びその他の圏域に向けた市内食材のPR、商談会を中心に開催してまいります。また、 他の業種のイベントなどとも連携し、市内食材の魅力を発信して販路拡大に努めてまいります。   次に3項目め、イヨボヤの里開発公社の施設利用について。利用者が毎年減少してきており、絶 えずイノベーションを心がけ付加価値を高めていくような方策が大切ではないかとのお尋ねについて でございますが、議員ご指摘のとおり、イヨボヤの里開発公社で指定管理しております施設の平成 22年度から26年度までの利用状況は、毎年減少傾向にあります。それぞれの施設では、このままで はいけないと危機感を持って施設の活性化のために市担当課職員と対策会議を行い、新たな事業を企 画・実施いたしているところであります。   具体的には、郷土資料館での国の重要文化財に指定された元屋敷遺跡からの出土品を展示した 「元屋敷遺跡展」と村上歴史文化館の「村上市発掘資料展、春木山遺跡編」を2カ月間同時開催し、 期間中には生涯学習課の学芸員による村上学講座や展示資料説明会も行いました。   イヨボヤ会館におきましては、入館者の増加に向け、地下生態観察施設を含めた魅力のアップ、 来客者への対応向上や新規イベントの開催などを計画し、県内外の観光業者に訪問・宣伝することで 入館者の増加を図っていくことといたしております。   村上市民ふれあいセンターでは、利用促進事業として宣伝用チラシの配布やふれあいセンター友 の会事業を推進し、現在の利用団体のほか、新規利用者の獲得にも努めております。また、市民の皆 様に親しみを持って施設に足を運んでいただくため、定期的に市民演奏家や地元出身のアーティスト の発表の場を提供しておりますとともに、ご利用いただく方の利便性を高めるため、お客様サポート サービスを実施し、施設の利用や看板製作などの相談にも応じております。来年度以降につきまして も、それぞれの担当課職員と担当施設職員がアイデアを出し合い、特別展を企画するなど利用客の増 加、誘客促進及び観光振興等に向けて営業努力を行ってまいります。   次に4項目め、管理不全の空き家対策についての1点目、各所有者との交渉を工夫・強化し、成 功している先進事例等を研究してはどうかとのお尋ねについてでございますが、管理不全な空き家に つきましては個々の状況が異なることから、各市町村とも対応に苦慮している状況であり、県内各市 町村や国土交通省、北陸地方整備局管内の石川県、富山県、新潟県の3県合同情報交換会に参加する などして情報収集に努めているところであります。なお、国におきましては、先進的な取組事例の募 集が予定されており、取組事例内容を研究し本市の対策に生かしてまいりたいと考えております。   次に2点目、固定資産税を段階的に引き上げる特例措置などはできないかとのお尋ねについてで ございますが、住宅用地に係る課税標準の特例措置が適用を満たしている土地に対しましては、段階 的に固定資産税を引き上げることは個人に不利益を課すものであり、法的に不可能であると考えてお ります。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ありがとうございました。   最初に、市内事業者の意見・要望の件でありますが、今ほどのご答弁でも新年度中に事業にいろ いろ盛り込んでおられるということで、確かにそういう点あろうと思いますが、少し具体的にどんな 要望があったのか、それについてのお答えを願いたいと思います。   まず、販路拡大に関しまして、米の販売、販路のあっせんをしていただきたいと。あるいはJA と協力し一層村上市でも力を入れてほしいと、こういった要望出ておりましたが、これについてはど のようにお考えでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 幾つかのそういう形でアンケートのこれは主に自由意見という形でしょうか、 そういう形でご意見をいただいております。   それで、概要版でお知らせをしたところでありますけれども、販路開拓というものも大きな柱の 1つとして掲げております。特に米につきましては、せんだっても2JAの組合長さんとお話をさせ ていただきましたけれども、地元の生産の状況を踏まえまして、できれば私からぜひ県外も含めて営 業に歩きたいというお話をさせていただきました。   実はなぜかといいますと、やはり東京や関西に行きますと新潟県の米並んでいます。その中で、 岩船産コシヒカリという銘柄の名称が出ているところもありまして、そこが空になっているところも あるのです。だから、これはやっぱり魅力あるお米なのであればどんどん、どんどん行って売ったら どうかというようなことを提案をさせていただきました。   あとは、それぞれ個別に大きな販路を持っております。例えば大型店、スーパーさんですとか、 そういうところにも少し営業に歩かせてもらいたいという話もしておりますので、そんなことで取り 組みたいということで具体的に提案をさせていただいております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 大変結構な話であります。輸出はどうですか、輸出に関しては。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 生産事業者の皆さんからそういう部分についても積極的に取り組んだほうが いいのではなかろうかということで、活性化検討会というところで提案がありましたので、具体的に それを取り組みたいというこでそのときにお答えをさせていただいております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 非常に市長が積極的に、今まで我が市長が行ったことないのだそうですけ れども、関西県人会でしたか、そういうところにも市長は参加されたと。その上に、堆朱もそうです けれども、先日のふるさと納税、岩船産コシヒカリですかを売り込むべきというお話ありましたけれ ども、市長も出席するときにそういうふうに行動されておりますので、大変意を強くしております。 引き続きよろしくお願いしたいと思います。   それから、販路拡大に関して、物産展やるときの場所代の補助とかあるいは見本市展示会、例え ば福井県あたりの見本市の要望とかも新潟県にも勧めてくるのです。そのときの参加費、そういった 一部助成はお願いできませんでしょうかというこういったご意見も出ていましたから、これについて はいかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 具体的個々個別の助成のあり方というものは、いろいろな仕組みがあると思 いますので、もし詳しく設定がされているようでありましたら担当課長のほうから答弁をいたさせま すけれども、基本的なスタンスとして、物産展であるとか、例えば昨年取り組みました村上カフェの 事業とか、ああいうものは今後も継続してつないでいきたいという思いもあるものですから、そんな 形でいろいろな取り組みをしたいと思っております。   あと物産展を遠いところ、県外でやったりすると、今関西圏域でやりたいなというイメージは持 っておるのですけれども、そうするとそこに行っていただく方の旅費でありますとかいろいろやっぱ りエネルギー使うわけです。そこの部分を別建てで何とか仕組みづくりができないかということも含 めて、我が村上の持つ魅力はそのままストレートにそこで提示をさせていただければいいわけであり ますので、それが1つ。   それと、もう一つ大切なものは、実は生産者の方と実際にそれをお売りになっている方々と消費 者が会うということの大切さというものもありますので、そこのあたりをうまくコーディネートでき ればいいかなと思っております。そんなことで進めていきたいと思います。   具体的な支援状況については、担当課長のほうから説明いたさせます。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 今議員さんから話がありました件につきましては、産業支援プログ ラムで全部で7つの事業あるのですけれども、その中に販路拡大きっかけづくり事業補助金というも のがございます。   この販路拡大きっかけづくり事業と申しますのは、新製品や主力製品の販路拡大のきっかけづく りのために、宣伝経費でありますとか商談会、見本市への出店経費などについて補助するものでござ います。補助率3分の2以内、上限100万円の補助金の設定となってございます。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ありがとうございます。いや、大変結構だと思います。   それから、人材の確保、育成に関して、こういったものよくわかりました。観光ドライバーのレ ベルアップといいますか、質の向上といいますか、勉強する、そういう機会を設けてほしいというご 意見が出ておりましたが、これについてはいかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) 観光ドライバーのレベルアップの勉強する機会ということでござい ますけれども、これについては実は今年度村上市観光講座というものを開かせてもらいました。村上 市の歴史とか文化、それから物産、全般にわたる講座でございますけれども、これについてはタクシ ー会社の方も参加していただいておりまして、かなり参考になったかと思いますし、平成28年度に ついても開催する予定で予算を計上してございます。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 観光講座の資料をちょっと見せてもらいましたけれども、かなり専門的に 何回か市役所でありまして、専門的な知識で私も感心したのですが、それはそれなのですが、いわゆ る観光タクシー、タクシー運転手さん全員、そういった方を対象に。   ある都市へ行きましたら、ホテルの受付の方みんなこういうガイドブック持っていまして、みん なわかるのです。ちょっとよそから来た人に、村上であれば例えば仏海上人という方はどこにありま すかなどと聞けば、ああ、こういう方でありましてと。要は、本庄繁長どこ行けばわかりましょうと か、そういった外部から来た人はわかりませんから、それはもうちゃんとホテルのフロントの受付の 女の子もちゃんと「ちょっと待ってください」とか言ってガイドブックみたいなものを持っていて、 それでどこでも教えてくれる、どういう人だとういこと。そういうやっぱり細かい工夫も大事かと思 いますが、その観光講座はいいのですけれども、各ドライバーをもっと対象に、多くのドライバーを 対象にそういう勉強する機会もぜひ考えてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(建部昌文君) いろんな講座ですとかそういったものの講師の謝礼とかにつきまし ては、産業支援プログラム事業補助金の中に人材育成サポート事業補助金というものがございます。 これについては、講師の方の謝金ですとか旅費ですとか会場借料ですとか、そういったものについて も補助対象経費となりますので、こういった補助金を利用してそういった講習会を開催していただけ ればというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) では、時間もあれですから、それから人材バンクの設立をお願いしたいと。 村上市外に居住している方で将来村上に住むことを考えている方のリストを作成し、その人の能力や 経験、知識などを登録して企業からのコンタクトがとれるようにするというようなこういったご意見 も出ていましたが、これについてはいかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) ハローワークを中心にいたしまして、これらそういう人の情報についてのデ ータベースが構築されるということで昨日もお話し申し上げたところでありますけれども、それらを 活用して、やはり村上に対する思いがやっぱり関係される方だと大きいと思いますので、そんなとこ ろを切り口にしっかりとそういうものに取り組みを研究を進めさせていただきたいというふうに思っ ております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 設立まではまだいかないけれども、研究していきたいということでござい ます。はい、わかりました。   それから、事業を進める上でということで、観光振興担当の課というのですか、独立して設置し ていただきたいというようなそういう要望もございますが、これについていかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 私も現在施策を進める中におきまして、市の組織の中でやはり横断的な役割 を担わなければならないケースが結構あるものですから、その辺も踏まえて、今回総合戦略を含めた 28年度の当初予算にいろいろな形の事業を盛り込みましたけれども、それらがスムーズにまた次の 展開にシフトアップしていけるような仕組みづくり29年度を目がけてつくっていきたいなというふ うに思っておりますので、その中でトータルで検討させていただきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) いろいろ生の声は非常に貴重だと思います。そのほか外国人を採用してイ ンバウンドの支援をお願いしたいとかあるいは空き家をもっと有効活用していれば、逆にその取り組 みをする施策についてもやってほしいとか、ぜひ生の声をよくやっぱり研究していい方向に進めても らいたいと思います。   2番目に、農商工連携・6次産業化についてでありますが、先ほどのご答弁で食材プレゼンテー ションをやって、都内、県外、いろいろ積極的に進めているようでありますが、大変結構だと思いま す。こういうところには市長もほとんど行っていますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 時間の許す限り行っています。結構プレゼンテーションでお邪魔をしたとこ ろといいますと、いろんな形の例えば老舗でいらっしゃるとか大規模に展開されていらっしゃる方で すとか、例えばそこに品物を卸しているバイヤーの皆さんですとか、そういういろいろな方がいらっ しゃいますので、非常に参考になります。   村上の食材、特に食材についてを非常に高い評価をいただいておりまして、今の大量販売に迎合 することなく、しっかりとその魅力を誇りを持って売ってくれというふうなエールももらったりもし ているものですから、非常に心強く思ってこれからもどんどんそういう形で参加をしたいと思ってお ります。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) その生産者との関係なのですが、地元の生産者一番大事だと思います。そ ことの連携はどんなふうに考えていますか。これは担当かな。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 地元の生産者との連携につきましては、まずこちらから申し込みを 伺います。そしてまた、まだ持っていたり生産していたりするのですけれども、それらが自分ではま だおっくうというか、そういう方々には積極的に案内とか、そしてコミュニケーションをとって進め ております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 地元のものが売れるということが一番大事ですので、積極的にそれを開拓 してもらいたいと思います。   ぜひ会派で鶴岡へお邪魔したときに、ここに述べましたように非常に積極的に隣の方を呼び込ん で、現地の作物のなっている現品を見せて、ここはこういうふうな品物ですよというようなことをや っていました。鶴岡産材の応援隊ということで、3年ぐらい前から首都圏主婦の会という会なのです。 生産者への要望、情報交換、料理のプレゼンテーション、そういったことを積極的にやっておるので すが、村上市でも産材のことをやっているのですが、この市の単独予算だとなかなか厳しいのですが、 山形県の場合に3分の1補助のそういった事業、補助制度あります、1,700万まで出るのですけれど も。これは、村上市の場合はそういった補助金なんかは活用していますか、今後する予定ありますか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 補助は、積極的に活用したいとは考えておりますが、まずは私ども はことしから初めてプレゼンテーションをしております。生産者、そして来ていただく方、今後どう いうふうなアプローチがいいのか、それを十分吟味して、そしてさまざまな補助施策、支援等のもの を活用していきたいと考えております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ぜひ県単の補助事業なんかも研究して、2分の1なら一番ありがたいです けれども、3分の1ぐらいも補助になればそれだけ助かりますので、研究していただきたいと思いま すが、課長いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 方法等、そういう手法について十分研究していきたいと考えており ます。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) イヨボヤの里開発公社でございますが、いろいろ資料1にもちょっと載せ させてもらいましたが、27年度こういうふうにしてしっかり取り組んでおるわけなのですが、公社 の共通目的、地域プライドづくり、それから村上の魅力発信、市民に愛される施設づくりということ でいろいろ工夫されているようでございます。また、先ほどのご答弁にもありましたように、それぞ れ取り組んでおるようでございますが、数字的に見ると、ここのところは私がちょっと加えさせても らったのですが、これは各施設から聞いた数字でございます。大事な施設、それぞれみんな大事な施 設でございますので、これはもうやっぱりもっともっとはやりにしていきたいわけでありますが、 27年度、今年度の動きについては各施設前年度より伸びているとか横ばいとか、その辺の把握はさ れていますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 具体的な数字につきましては、担当課のほうでお答えをさせていただきたい と思いますけれども、いずれにしましても現在人口が減少する中において、私どもがこの施設をつく ったふれあいセンターは貸し館という形になるわけでありますけれども、資料館、それとイヨボヤ会 館、これにつきましてはそれぞれその任務と申しますか、その役割があるわけでありまして、ここの 中に訪れていただく方がふえればそれにこしたことはないのでありますけれども、それと同時にあの 施設をしっかりと維持していくということの大切さも一つあるのだろうなというふうに思っておりま す。それを現在指定管理しております公社の皆様方と常々話をさせていただきながら、そんな中でた くさん知恵出していただいています。非常にありがたいなというふうに思っております。   ですから、その辺のところを踏まえましてこれからしっかりと魅力に磨きをかける、施設そのも ののクオリティーを上げていくということの必要性を今痛感しておりますので、そんなことで取り組 んで集客の増につなげていきたいというふうに思っております。   データは、課長のほうから答弁をいたさせます。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 今27年度の状況についての具体的な数字は持っておりませんが、 入館料ベースで言いますと約300万ほど減っておりますので、今現在で減っている状況でございま すので、昨年よりもさらに入館者が減っているという状況でございます。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 例えば企業の場合であれば、営業努力、市内温泉のホテルあたりでもやっ ぱり常に営業マンが回って売り込みをしているかと思います。そういう点私は、それだけの手間も経 費もないというのかもしれませんが、営業努力。それからアイデア、これはちょっと私まとめさせて もらった、僣越なのですが。やっぱり常にアイデアを……出ているとは言うのだけれども、さらに画 期的なアイデアなのですけれども、一時的にぱっとはやって人がいっぱい来て、その後ぱたっと来な くなったのも困るのだけれども、じわじわとお客さんがふえていくというようなそういう方向がやっ ぱり望ましいのですが、端的のあれは加茂の水族館でしたか、非常に苦労されてああいうふうにされ たのだと思いますが、やはり魅力あるとなれば全国から人がおいでになると。新しいものをやっぱり 発見していかなければならないし、発明していかなければならないと、大げさに言うと。そして、村 上へ来るファンをふやしていくと、これがピーター・ドラッカーではありませんけれども、一番企業 系の大切なところだというような出ております。いまいち新しい価値を加えていくとなることも、変 化に疎いのが役所なのですが、ぜひ新しい市長さんはその点柔軟に、前向きに取り組んでおられます ので、ぜひ変化、いい方向にどんどん変化させてもらいたいなと思うわけであります。   そのアイデアがやっぱり皆様喜んでくれる、どうすれば人が来てくれるか、喜んでくれるか、常 にアンテナも張って考えたり勉強したりする必要があるのではないかとは思いますが、ぜひ前向きに 進んでいってもらいたいと思いますが、今後ぜひいい方向に進めてもらいたいと。   お願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 例えばイヨボヤ会館で申し上げますと、実は先ほど議員お話されました奥田 シェフが鶴岡市を20年かけてユネスコの食文化都市にしました。非常においしい野菜を中心にして 鶴岡の野菜として首都圏で非常に好評をいただいています。その奥田シェフは、やはり村上には村上 にしかない、ここにしかないオンリーワンのものがあるよね、これが三面川に遡上する鮭だというお 話をよく私にされます。そんなところを考えれば、やはりそういうオンリーワンのものに磨きをかけ ていくということが大切なのだろうなというふうに私自身は思っています。   ですから、新しいことに取り組むのも大切ですけれども、これまで長い歴史をかけて積み上げて きたその大切な歴史、それに磨きをかけてきたり、輝かせることが我々市民の誇りにも多分なるのだ ろうなと思っております。そこに魅力を感じてくれる人をふやしていくという手法を積極的に取り組 んでいきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) いや、全く市長のおっしゃるとおりだと思います。   鉄則としては、強いものをさらに強くすると。企業間、地域間の競争でもこれは村上は絶対によ そに負けないと。強いものをさらに強くすると同時に競争に弱いものは、これ行政だからそれは簡単 にいきませんけれども、やっぱり撤退するというのが鉄則なのです。イヨボヤ会館に幾ら予算投下し ても、それは企業的な発想からいけば、それは赤字を垂れ流ししているわけですから。それについて、 ふるさと納税の品物を1億、2億とかやるのです。燕市で4億、5億。さらに、それくらいのレベル を鈴木いせ子先生なんかは10億がいいだろうというようなことをおっしゃったようでございますが、 10億を目標に掲げるのであれば、人材、専門の人材、設備、コンピューターとか入れて、そしてや っても採算とれるわけでございます、収入のほうがふえるわけですから。契約すると同時に財務内容 高めるには税がふえると、税というか収入がふえるというようなことを常に考える発想が必要ではな いかと思っておりますので、ぜひ今後前向きに取り組んでもらいたいと思います。イヨボヤの里開発 公社については、ぜひいい方向に行きますようにご指導願いたいと思いますが、営業努力については どんなふうに考えていますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 既に現在営業活動はそれぞれ市を超えてやっておりますので、また引き続き 効果的な手法を考えたいというふうに思っております。   それと1点、今議員のご発言の中にやはり強いところを伸ばしていくのがセオリーだというお話 だったと思いますけれども、やっぱり私はたとえ小規模であっても回している、その経済活動を行っ ているところもしっかりやっぱり支える仕組みも必要だと思います。それが元気ないからいいじゃな いという話には当然ならないわけで、それも含めて我が村上市の経済力だと思っていますから、そう いう大きなところが伸びることによって、魅力あるところが進むことによってそれに波及効果を及ぼ す、相乗効果をもたらすというような仕組みが絶対大切だと思いますので、そこのところもしっかり 取り組みたいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ありがとうございます。   それから、強いものはさらに強くする。種川というものは、世界用語になっているのだそうです、 赤羽先生に聞くと。それで、村上の世界一の鮭のまち、世界一、最初にしたら日本一と言うのですけ れども、したいと今私は常々申し上げているのですが、進むこととそれから青砥武平治の像は種川の ほうを眺めて常に鮭が遡上するのを見守っているということであの公園にあるのですが、村上駅前を 見たら青砥武平治の像がでんと建っておると。あるいはイヨボヤ会館の前に立って記念写真撮るとか。 ありありとしてもう一つそういうものをやったらどんなものでしょうか。検討に値しませんでしょう か。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 現在朝日道の駅の基本構想立案のためにワークショップを何回か重ねさせて いただいているのですが、そこで堀井教授がよくお話をされます。訪れた方が必ずすることとは何だ と。記念撮影なのだそうです。ああ、なるほどなというふうに、わかっているようでわかっていない 部分だったものですから、少し少なからず管理業者から聞いたのですけれども。そういう意味から言 うと、そこに至らせる動線のつくり方、またおり立ったときの感動を与える仕組みというものは非常 に大切だと思いますので、今駅周辺まちづくりを進める中でそのことについても積極的に取り組みた いというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ありがとうございます。   坂町や荒川の方も貨車、あの大きい重たい貨車をもっと目立つところになどという話も言ったよ うでございますが、ぜひ村上も駅前にそういうシンボル的なものがあればさらにいいのではないかと 思っております。   それから、最後に空き家対策なのでございますが、先ほどのご答弁で個々の状況によってなかな か異なるので、なかなか難しいと。いろいろ国の動きとかそういうところも今後研究していきたいと いうことでございます。   さらに、固定資産税の特別措置は〔質問時間10分前の予告ブザーあり〕これは法的には難しい ということでございました。新潟県のほうもちょっとお聞きしましたら、基本的には市がやって県が お手伝いするといいますか、市の事業だということなのですが、秋田県横手市の測定基準、これにつ いては課長どんなふうにお考えですか。 〇議長(三田敏秋君) 市民課長。 〇市民課長(尾方貞一君) 管理不全な空き家等につきまして、こういった数値化をしてその判断基 準を明らかにしておくということは、大事なことだと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 村上市にも大いに参考にしてもらいたいと思いますが、村上市ですぐこう いったこと取り組むお考えないですか。 〇議長(三田敏秋君) 市民課長。 〇市民課長(尾方貞一君) 基準につきましては、いろいろな方法があろうかと思いますけれども、 こういったことを参考にさせていただきながら基準のほうにつきましても、この今空き家等の対策の 推進に関する特別措置法もございますので、そちらのほうの特別措置法の適用もできるような形でも ってこの判断基準のほうちょっと考えていきたいというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ありがとうございます。よろしくお願いしたいと思います。   時間若干あるようですので、1番目の事業者の意見・要望、それからアンケートで働く場が欲し いと。実際人もなかなか集まらないという話もありますが、それに関連してちょっと工業団地の計画 をお聞きしたいと思います。   市の事業シート、平成26年度から取り組む事業シートを見ますと、新たな工業団地の確保の研 究というものがございます。シートナンバー6です。これは、新勢力になる企業に対して迅速かつ柔 軟な対応を図る必要があることから大規模な工業用地を確保して積極的な企業誘致を展開すると、こ ういう目的で、日下地内にある圃場整備による創設非農用地について緊急に着手すると。以前に総合 グラウンドをやっぱり当初の申請どおりつくるのだと。その後またほかを考えるということで、総合 グラウンドというお話出ていました。もし具体的に計画についてお聞きしたいと思いますが。 〇議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡辺正信君) この日下の創設非農用地につきましては、要するに活用がされてい ない状況がずっと続いておりますので、当初の計画に沿った形で、レベルは下げるのですけれども、 そういう運動施設としての活用をすることが一番その近道だといいますか、それで動くということで 今関係課と調整しながらその方向で動いております。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) そうすると、農林水産省のやっぱり変更のあれを得るためには、やっぱり 当初の計画どおり総合グラウンド、グラウンドをやっぱりつくって進めると。その具体的な規模とか いつからとかというのは、そこまではまだ詰めていないのですか。 〇議長(三田敏秋君) 政策推進課長。 〇政策推進課長(渡辺正信君) 現在進めております。   ただ、具体的なその部分については、まだ詳細までは詰まっておりません。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) 長年塩漬けと言ってはあれかもしれませんが、ずっとそのままになってい ますので、やはり一刻も早く土地の有効活用ということで進めてもらいたいと思いますが、市長いか がでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) いろいろ研究をした結果、今課長申し上げましたとおり、当初の計画どおり に進めることが得策だということでありますので、それを粛々と進めていくつもりであります。 〇議長(三田敏秋君) 片野鉄雄君。 〇25番(片野鉄雄君) ありがとうございます。   ぜひ市長の手腕にも〔質問時間5分前の予告ブザーあり〕ご期待申し上げまして、私の一般質問 を終わらせていただきます。   ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで片野鉄雄君の一般質問を終わります。   午前11時まで休憩といたします。           午前10時48分  休 憩                                                        午前11時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、5番、本間清人君の一般質問を許します。   本間清人君。           〔5番 本間清人君登壇〕 〇5番(本間清人君) 市民クラブの本間清人でございます。議長のお許しをいただきましたので、 私の一般質問を行います。このたびの私の質問項目は、大きく4項目でございます。   まず1番目、学校給食についてでありますが、三条市では2014年12月から4カ月間試験的に 学校給食での牛乳の提供を停止しました。理由は、保護者などから「御飯に牛乳は合わない」との声 があったためだそうです。現在は、業界からクレーム等もあり、ドリンクタイムとして別の時間に提 供しているようですが、村上市としてはこのような学校給食の問題に関してどのように考えているか、 お聞きいたします。   2項目め、除雪作業について。@、幹線道路優先の除雪体制は十分にわかりますが、歩道の除雪 の体制がよくわかりません。スクールゾーンの歩道についても、除雪がなされていません。歩道除雪 の体制についてお聞きいたします。   A、工業団地の入り口の坂が凍結したりして朝の通勤時に渋滞が発生しているようです。そちら の体制についてもお聞きいたします。   3項目め、保育園について。最近未満児保育の入園希望者が多く、担当課でもご苦労されている のはわかります。私のところにも何人か相談に来ていましたが、子育て支援として未満児保育の受け 入れ強化をお願いしたいのですが、市長の考えをお聞きいたします。   4項目め、荒川総合体育館のリニューアル工事について。荒川総合体育館のリニューアル工事に ついて、住民への説明等今後の計画の説明をお願いしたいと思います。   以上4項目でございます。   市長答弁の後再質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、本間議員の4項目のご質問につきまして順次お答えをいたします。   最初に1項目め、学校給食については教育長に答弁をいたさせます。   次に2項目め、除雪作業についての1点目、歩道除雪の体制についてのお尋ねでございますが、 歩道除雪につきましては雪道計画により路線を選定し、除雪計画による歩道除雪を実施して歩道の確 保に努めております。スクールゾーンや通学路で歩道が設置されている区間は歩道除雪を行っており ますが、市街地では車道及び歩道の幅が狭いところもあり、早朝の大雪のときには間に合わない場合 や車道除雪した雪が歩道部に乗り上げ、歩道除雪に時間がかかるなど除雪がおくれる箇所があるのも 現状であります。今後は、歩道除雪を早く開始できるよう近隣の車道除雪路線での作業順路の見直し を実施するなどいたしまして、登校時までには除雪を完了し、児童の通学の安全確保に努めてまいり たいと考えております。   次に2点目、坪根工業団地入り口の除雪体制についてのお尋ねでございますが、坪根工業団地の 入り口につきましては、坂道でもあり、凍結が予測される場合におきましては機械除雪と凍結防止剤 の散布により対応をしておりますが、凍結防止剤の散布頻度を増すなどして渋滞を誘発しないよう努 めてまいりたいと考えております。なお、この坂道箇所につきましては、以前に工業用水の取水に使 用していた井戸を利用して消雪パイプの設置が可能か調査を進めているところであります。   次に3項目め、保育園について。未満児保育の受け入れを強化する考えはないかとのお尋ねにつ いてでございますが、先日の川村議員の質問でもお答えをいたしましたとおり、近年ニーズの高いゼ ロ歳児、1歳児の受け入れを拡充するため、荒川地区におきまして本年度金屋保育園の内部改修を行 い、来年度から定員を現在の100人から120人にふやして対応を行っているところであります。ま た、村上地区におきましては、来年度中に山辺里保育園の増改築工事を完了する計画で進めていると ころであります。1歳児の専用保育室を約70平方メートル増築するとともに、既存の保育室を内部 改修することで定員を現在の100人から120人に見直し、ゼロ歳児及び1歳児の受け入れ人数を拡 充する予定であります。   しかしながら、未満児、特にゼロ歳児、1歳児につきましては、特に多くの保育士の配置が必要 となるため、資格を有する保育士の確保が課題となっており、来年度には臨時保育士の待遇改善を行 い、必要な保育士の確保に努めてまいりたいと考えております。また、今後老朽化が進んだ保育園や 少人数の保育園につきまして、統廃合を計画的に進めながら保育士の確保に努め、よりニーズの高い 未満児保育に対応してまいりたいと考えております。   次に4項目め、荒川総合体育館のリニューアル工事については、教育長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、本間議員の1項目め、学校給食について。三条市で試験的に学 校給食での牛乳の提供を停止したことに対し、本市はどのように考えているかとのお尋ねについてで ございますが、学校給食は成長期にある児童生徒の心身の健全な発達のため、栄養バランスのとれた 豊かな食事を提供することにより、健康の増進、体位の向上を図ることを第一としているものと理解 しております。その中で牛乳は、家庭で不足しがちなカルシウム等を補う役割として大切なものであ り、学校給食法における完全給食の食品種目の中にミルクとして記載されております。   三条市の学校給食における牛乳の対応は、議員ご指摘のとおりと認識しておりますが、本市にお きましては今後とも学校給食時に牛乳の提供を継続してまいりたいと考えております。   次に4項目め、荒川総合体育館のリニューアル工事について。住民への説明等今後の計画はとの お尋ねについてでございますが、荒川総合体育館のリニューアル工事につきましては、2月9日に開 催されました全員協議会で報告させていただきましたが、経緯につきまして再度ご報告いたします。   平成25年策定の「村上市スポーツ施設整備計画」におきまして、荒川総合体育館につきまして は老朽化が進んでいるため、耐震診断、補強工事等は行わず、建てかえを検討するとしておりました が、その後の法改正により耐震診断が義務づけられ、また県からの診断結果、報告義務についての通 知を受けて耐震診断を行いました。その結果、一部耐震補強は必要なものの、躯体は非常に頑丈につ くられており、柱等の劣化もほとんど見受けられず、耐震改修を行うことで十分に利活用できること がわかりましたので、施設の耐震改修及びリニューアルを図る方針といたしました。このことにより コスト縮減が図られ、また地域随一の大きさを誇る現体育館を活用することで市民が求める大規模ス ポーツ大会の開催も見込まれるものと考えております。   村上市スポーツ施設整備計画では、平成29年度に建設の実施設計を行い、平成30、31年度の 2カ年で体育館を建設する計画になっておりますが、財政状況を踏まえ、耐震改修、リニューアル事 業を進めてまいりたいと考えております。   また、今後の予定でありますが、本日荒川地区のスポーツ団体、施設利用者への説明会を開催す る予定としております。その後荒川地域区長会へも説明を行い、必要により住民説明会の開催も検討 したいと考えております。   なお、リニューアルの内容につきましては、来年度中に地域住民や関係団体等のご意見をお聞き しながら検討、決定してまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ご答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問させていただきたい と思います。   まず、1項目めからであります。このたびの一般質問、私今回12番目ということで、久々に遅 いほうの出番でありましたが、いろいろな方のご答弁の中で、さすが行政でずっといただけありまし て、市長の答弁がもう100%うま過ぎるのです。   今回の質問の中で、私余り市長に今回は、いつも市長に答弁させるのが一般質問だと思っていま したので、課長や余り説明をいただかないようにしているのですが、副市長に今回いろいろ聞きたい ことも、副市長に何か聞こうかなと思っていたのですが、副市長ずっとマスクしてしゃべる気ないみ たいですし、質問項目からいって今回も副市長に質問する部分がないものですから、市長にやはり答 弁をいただきたいなと思います。   今回の1点目の学校給食につきましては、今教育長からご答弁いただきまして、村上市としては 継続するのだということでありますが、実は三条市の、私もPTAの会長職であったり役職が小中学 校合わせますと約8年役職をやっておりましたので、県連やら、また商工会議所の青年部等も役職を 務めていた関係上、三条にも結構知り合いがおりましたものですから、ちょっといろいろなそんな話 をお聞きしたのです。余りこういうことを言うと「また清人はあんなことばかり言いやがって」とい うことを言いますので、例えば副市長もわかりますように、朝日のみどりの里の議案取り下げの件の ときも「清人のことはおろさねばならない」みたいな、そういうことを言われるものですから、なか なかこういうことは言いづらいのですが、事実としてちょっと別な角度からその牛乳停止に至った経 緯。   表面上出ているのは、その保護者からいわゆる御飯給食もしくはパン給食、これは戦後の何かア メリカとのいろいろな取引、小麦をどうしても日本に売るのだと、日本で供給をするためのパン給食 にしていったという何か経緯があるそうです。牛乳もその当時結局欧米諸国の牛乳を日本に入れて提 供していったと。   そういう給食の流れの中で、今回の牛乳停止に至った経緯のもう一つの大きな理由が実はあるの だそうです。それを言うと、また業界の方とかにいろいろ言われてしまうので、私ここで言うのは、 業界のクレームを言うつもりではない。やはり市長の答弁の中で、行政は利益を出すわけではないわ けだから、どうしても地域にとって大切な施設、そういった赤字でもやっていかなければいけないの だということを言っていますので、公平、平等、そしてまた安心、安全の行政の役割としてちょっと 言うだけなのです。ですから、別に今村上小学校だとか、いや、市内の小学校だとか中学校に牛乳を 卸している販売店さんであったり、その牛乳メーカー、メグミルクであったりとか例えば塚田牛乳さ んであったりとか酪農さんだったりとか、そういうところのクレームを言うつもりではないので、そ の辺まず前置きさせていただきたい。   実は、牛乳に発がん性があるという報道されたのは、教育長ご存じでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 知りません。勉強不足で存じ上げておりません。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 実は、古い話なのですけれども、平成20年にこれは中国における牛乳への メラミン混入事案に関する学校給食における食品の安全確保についてということを文部科学省のほう から恐らく各都道府県の私立学校主幹課であるとか、また国公立の学校法人事務局であるとか、また 都道府県の指定都市、教育委員会、学校給食主事宛てにその20年に通知出されているのです。それ は、事務連絡として平成20年11月7日。   そのメラミン混入の事案の対応についてということで、新たなメラミンが検出されたのは、その 当時冷凍たこ焼き等の情報提供もあったそうです。全部の牛乳がその当時発がん性があるか、そうい うことではなくて、今やっぱり食の安全とは結構うるさくなってきていますよね。昔は、自然食品で 化学調味料だとかそんなものないわけですから、ほとんどが本当にぬか床に、家庭でもどこでもぬか 床があって、自分のぬか床で漬物を漬けたりと本当に自家製でした。ところが、義務教育の給食の場 合ですと、親は選べないのです。どうしても小学校6年間、そして中学校3年間はよほどの私立小中 学校に入学しない限りやはり学区内で義務教育としてどうしてもそこに義務ですから行かざるを得な い。そうすると、給食にしましても、今回のその牛乳は、ほぼ給食の提供には毎回つくわけです。そ こにそういった報道があったために、保護者の方からの一部でやはりご心配をされた部分も当然ある わけです。しかし、それは発がん性がある。その中にどういうことかといいますと、やはり牛乳も子 牛のときから当然えさを食べて育つわけです、牛も。その牛にやるえさは、大体が大豆であったりと かコーンの、いわゆるトウモロコシコーンのかすなのだそうです。そのえさ自体が遺伝子組み換えで あったり、いわゆる今食品表示法が変わりましていろいろ成分は何でありますとかここが遺伝子分解 組織は使っていませんとか、そういうものがありますよね。その前にそういったものを食べて育って いる牛から出た母乳がそういう形になったものを提供したので発がん性があるというようなことが指 摘されたのだそうです。ですから、今の学校給食に出ている例えばパック牛乳にして、それがすぐ発 がん性がある。そんなことを決して言うつもりはないのですが、ただ親の立場から言えば、毎日提供 される、やっぱり口から入れるものですので、子供の成長にとっては深いかと思うのです。カルシウ ムが本当に牛乳が一番その健康的に摂取できる食品かどうかというものも今正直言いましてインター ネットでいろいろ調べていますと、言わんとされている科学者の方多いのです。そういう部分の見地 からいきまして、教育長のお考えを少しお聞きしたいなと思います。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) その原因の発がん性云々かんぬんについては、ちょっと私も勉強不足でこ こでお答えすることはできないのですけれども、三条市の取り組みの牛乳を取りやめた1つの理由と して、三条市は完全米飯給食を行っていたと。そして、完全米飯給食で、そして和食をとり行ってい たと。このように聞いております。完全米飯で和食を行っていたときに、その給食と牛乳は合わない のではないかということで、そういう声が聞こえて、それを大事にして取りやめたというような部分 があると聞いております。   先ほど4カ月とり行われたということで、きょうのちょうど新潟日報にその「三条市の小中学校 ドリンクタイム半年」という形でありますが、学校給食で実際牛乳をなくした部分でのカルシウムを 摂取させようとするとなかなかそれがうまく取り出すことはできないということが書かれております。 牛乳におけるカルシウム、その子供たちが成長に必要なカルシウムを牛乳なしの学校給食だけではな かなかとり行えないと、こういうふうに書かれておりますし、またそのことによって、和食を中心に 行っていたメニューもやはり変更しなければいけないという部分が書かれております。そのために牛 乳をドリンクタイムとして別な時間帯に牛乳をやるというような形になっていると。   ですので、私は発がん性云々かんぬんは別といたしまして、牛乳が学校給食におけるカルシウム 摂取の部分で大切な役割を果たしているのではないかと、このように考えております。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 今教育長おっしゃったとおりであります。   三条市では、子供たちの生涯の健康を願い学校給食に力を入れています。主食は、毎日御飯、お 米は三条産コシヒカリ、地元の野菜や卵、肉をできるだけ使い、和食中心で子供たちが毎日楽しめる 工夫がいっぱいの給食です。給食を生きた教材と捉え、さらに望ましい食習慣の定着を目指し、平成 26年12月から平成27年3月の4カ月間牛乳を試験的に停止しますというその通知の中に、ではな ぜ牛乳を停止するの。三条市の学校給食は、主食は毎日御飯です。献立も和食のメニューが多く、以 前から御飯と牛乳の組み合わせが合わないという声が関係者や保護者から上がっていた経緯がありま す。また、平成26年4月からの消費税増税による給食費の値上げを回避することも今回の取り組み の結果になりましたと。2点あるわけです。そういう表には出ていない本当に牛乳として大丈夫なの かという部分も実は表にはここに出ていないのですがあるのです、保護者の中に。それは、実際私も 三条のほうから聞きました。   それともう一つ、今ここに書いてありますように、当時消費税が5%から8%。その3%分給食 費も当然高騰される。それを抑制するために何が考えられたのかというと、毎日出てくる牛乳という ことに結論になったわけです。そうしたら、やっぱり牛乳屋さんにしてみれば、それだけの毎日何千 本とかという、市内にしてもそれだけになるわけですから、それが一気になくなるということはこれ は死活問題になるわけですから、当然クレームも来る。ですから、三条市は試験的に4カ月間停止は しましたが、今は給食時に牛乳を提供するのではなくて、例えば10時であるとか3時であるとか、 そういうドリンクタイムにその牛乳を別口で提供しているということなのです。   その辺の取り組みについても、何か村上市ではそういったお声とかPTAとか何かそういうもの は何もないですか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 私の耳にはそのようなことは入っておりません。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 実は、ネット上で調べていきますと、世界と日本の自立ということで、牛乳 の危険性とかといろいろ実は過激なことも書いてあるのですが、確かに言っている方が匿名な方なの で、本当なのかどうかは別として、このインターネットに出ているというのは、失礼な言い方ですけ れども、トイレの落書きみたいなものなので、これをでは実際に全部取り上げられるかというと、私 はそうは思っていません。ましてや今村上市の安心、安全な給食面において、私もぜひ牛乳をやめて ほしいとかという見地から言っているのではなく、子供が毎日毎日口にするものの安心、安全性を確 実に教育委員会としては捉えて提供をされていますか。それは、牛乳以外でもです。地産地消であり、 そういう中でもやはり遺伝子分解組織、例えばそういったもの、化学調味料は余り正直言って体によ くありませんよね、石油製品ですから。そういったものをちゃんと検査、精査した上で、今育ち盛り の子供に提供する毎日の食事ですから、そういうところを真剣に捉えて教育委員会はその給食を取り 組んでいるのかどうかということをまず。食育という問題もあるわけですから、その辺をお聞きした いなと。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) その食品そのものの安全、安心は、当然子供たちに安全、安心なものを提 供する。これは、当然の中身でありますし、そのように取り組んでいるというふうに認識しておりま す。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) なかなか……後でちょっとその辺の話もしたいなと思うのですが、前から私 は保育園から幼、小、中と一貫での形で教育課が本当は学校教育課でありの所管になればいいのに、 これ国がどうしても幼稚園からは教育という意味で文部科学省が所管なのです。   ところが、保育園は預かるという意味からどうしてもその所管が厚生労働省になってしまう。保 育園は、大体8時間預かりますよ。ところが、幼稚園は大体4時間、平均的に。それでやっているも のですから、何か所管が違って、本当はそれが何か一緒になればいいななどと思っているのですが、 そういった意味から見て、市長にも答弁をお願いしたいなと思います。   市長も私の大先輩であります。PTAのいろいろ役員もずっとやって、県のほうでもかなり市長 のお名前は有名であるわけでありますが、市長もそのPTAやっている当時とか給食の問題とかもい ろいろご協議あった内容もあったかと思うのですが、その辺から市長のまず見解はどんなものでしょ うか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今の我々日本人を取り巻く環境、食の環境からいきますと、1日にとれる、 摂取をする栄養価ですよね、これをしっかりと取らせることが大切なのにもかかわらず、やっぱりそ れが確保できていないという状況があって、給食の役割というものは非常に大きいなと常々思ってい ました。やっぱり物を大切にして、私たちは残してしまうとしかられたわけでありますけれども、今 の子供たち比較的残っていてもそのままという子もいるように見受けられます。そこのところも、物 を大切にするとか、そういうことを含めてやっぱり教育する大きな場面だろうなと思って、非常に大 切な時間です。   それと、今の市の給食については、指定管理(  部分は273頁に発言訂正あり)を入れなが ら提供している部分があるわけでありますけれども、非常にやはり私も試食会に参加をさせていただ いて、当時ですけれども。非常に丁寧な仕事をしていただいているなというふうに思っております。 やはり議員おっしゃられたとおり、食育という感覚が非常にちょうど現場そのものにもあるというの を私も体感をしておりますので、そんな形で、学校全体として子供たちの教育に向かっているのだと いう姿勢を強く感じたという記憶があります。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ありがとうございます。   私も村上南小学校当時の給食業者を指定管理(  部分は273頁に発言訂正あり)で決めると きに、当然PTAの代表者と校長先生とかその紹介、あの当時3社ぐらいでしたか。それで、その集 会でどれが1番とかという項目を書いた。そこに出席した経験あるのですが、本当に子供の色彩面に しても栄養のバランスにしても、ちゃんと緑だとかそういったものをふんだんに使って、今市長が答 弁されたとおりに真剣に頑張っていただいているのだな。栄養士さんもちゃんと今学校における食育 推進、学校給食の充実という食育基本法、食育推進基本計画というものがもう法律で制定されました ので、どうしても衛生食品管理する方もちゃんといて、その方と栄養士さんとも協議をしながらちゃ んとバランス、カロリーだとかちゃんと先ほど言ったカルシウムだとかたんぱく質、そういったもの も計算した上でやっていますので、本当に今の給食については私はありがたいなと思っているのです。   ですので、別に今牛乳やめろとか牛乳がだめなのだということを今言いたいためにこのことを言 っているのではなくて、やはり例えばマクドナルドが中国の鳥肉の問題でナゲットを一部停止にした り、当時ああいう消費期限の、賞味期限と消費期限は違いますけれども、全く切れた、もう1年もた ったやつを提供したり、今回も冷凍豚カツ、ああいうカレー屋さんの豚カツの廃棄処分のやつをまた 別なところに転売してそれをまた提供している。それがもしも給食の材料に使われたり、子供の口に 入ったということになりますと、これは大変な問題になるものですから、そういう全体の中のうちの 一部をちょっと今今回引き合いに出しただけであって、そういった全体としての流れの食の安心、安 全ということをやはりぜひとも、考えているのでしょうけれども、もっともっと何か考えていただけ ればなというお願いであります。いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 議員のおっしゃるとおり、子供たちの安全、安心な給食が提供されるよう さらに教育委員会として努力してまいりたいと、このように考えます。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 総務課長、議会運営委員会で言った教育長の任期なんかこの場で言ってはま ずいのでしょうか、最終日の提案というあの件については。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇5番(本間清人君) ああ、そうですか。わかりました。いずれわかることでありますので、いい のですけれども。ご苦労さまでしたという言い方……わかりました。   では、2項目めに移ります。除雪作業についてでありますが、今のご答弁でそのスクールゾーン、 そういった道の計画をこれから早くできるよう安全確保に努めるというような話でございました。   私の周りで、村上市内、旧村上市内はスクールバス出ている部分が上海府とかあとは山辺里地区 とかは出ているのですが、村上南小学校、村上小学校はほとんどスクールバス出ていなかったかなと 思うのです。そうすると、今歩道のスクールゾーン、通学路になっている部分が本当に朝全然除雪さ れていなくて、子供たちが大変なのです。所管課に私のほうもちょっと連絡をした。スクールゾーン 以外でも、例えばせっかくできたインターまでのアクセス道路、あれだけのいい歩道が片側にもでき ているにもかかわらず、そこすらも除雪がされていないためにあそこを通る方々が車道を歩いていて かなり、例えばあそこだって坂だったり、真っすぐな道ではなくてこういう道になっていますので、 非常に歩行者の安全確保という意味では危険だなというふうに感じていたものですから、あそこの除 雪早くしてくれないかなということを担当課に言ったことがあるのですが、その辺市長、今答弁では 答弁でありますが、もう一つ、市長ご自身の認識としてはどんなものかお聞きしたいなと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 非常に限られた資機材、人材の中で非常に短い時間でやらなければならない。 相当ボリュームの大きな事業だということで、これが雪相手なものですから、なかなか思い通りにな らないというのが実はあります。   スクールゾーン、通学路に限定をして言えば、学校と協議をしながらきちんとそれが提案されて いて、それが雪道計画の中での除雪計画に反映されているという仕組みになっているわけであります けれども、そこにタイミングよく届かないというところに私は歯がゆさというか、そういうものも感 じております。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) この2項目めの工業団地の入り口とかの除雪処理も踏まえてなのですが、本 当に村上市の建設業協会の皆さん、そして村上市と締結をされて除雪の契約をされている業者さん本 当に夜中にかかわらず、朝にかかわらず本当に昼夜ともにこうやって市民の安全のため、ましてや道 の確保のためにご尽力していただいていることにはもう本当に敬意を表するのですが、前々から私言 っているのは、その業者以外にも、例えば今各町内であったりしてもその除雪の助成をもらってポー タブル除雪機というのでしょうか、そういったものを持っている方もいらっしゃいますし、例えば個 人経営されている方でユンボであるとか例えばバックフォーであるとか例えばリフトであるとかにバ ケットをつけてやっている方もいらっしゃいます。個人では、例えばパチンコ屋さんの駐車場であっ たり、コンビニの駐車場を個人で契約してそこを除雪している方もいらっしゃるわけです。   だから、何とか市内の除雪マップ的なもの、例えばこの道路からこの道路はどこの業者さん、こ の道路は。それが何かせめて区の自治会てあるわけではないですか、今全部。例えば南町自治会組織 があったり、例えば安全協議会があったり、防災組織があるわけなので、その中でよく言われるのは、 こっち側は同じ町内なのだけれども、こっち側はいつも朝早いのだけれども、こっち側はまず夕方し か来ないがなと。そういうものが何かあれば、例えばこっちは多分A社さんなのだろうし、こっちは B社さんなのだろうし。そうすると、A社さんは朝一はここなのだと。でも、B社さんに関しては朝 一は違うところ行かねばならないからここは二の次なのだというそういうふうになっている。これは しようがないわけです、台数も決められているし、道はいっぱいあるわけだから。だから、そういう ものが何か目に見えて町内でも配布されて、それが例えば区長さんに行ったときにでも除雪を例えば 建設課に私が言ったときに「いや、区長さんを通して言ってください」などと言われるわけですから。 であれば、区長さんにそういったものがあれば、区長さんだって、いや、実はそこはB社なのだけれ ども、そこは3時からこっちに来る予定で、朝の例えば5時から10時までの間というものは朝日の この地区をどうしてもやっている。決められた3台しかないのだから、今こっちが来られないからま ず3時まで待とうやと。それであれば、例えばうちのある町内を役員で例えば日曜日の日でも我々で 除雪するかねとかそういうことだって協働のまちづくりではないですか。だから、そういうことがで きていくわけです。そのときに前回言われたのは、保険の問題だとか何かあったときとかと言われる けれども、それはそれで皆さん保険入っています。俺らどこか行くといってもスポーツ障害1日500 円の保険だって入るわけだし、海外旅行行くといったら海外旅行だってちゃんと保険入るわけだから、 そういうことを心配する前に何かもっともっと暮らしやすく安心、安全に、住民のためにもう建設的 に画期的な何か方式があればなと思うのですが、建設課長いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) では、お答えさせていただきます。   市長先ほど雪道計画のお話させてもらいましたが、この雪道計画の基本理念としましては、業者 と市民が一体になって歩行者空間確保するのだというふうなことでございまして、市民協力をいただ いた上でも非常に重要だと思っております。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇建設課長(中村則彦君) 以前私ども子供のころは、雪を踏んで通してもらったこともあります。 今は、除雪で、市の除雪機械の補助で約14機ほど市内の方々がその除雪で公民館の除雪とかやって おります。あるいはバス停とか入っております。ここら辺をちょっと拡大して除雪が歩道あるいは車 道できないかというふうなこと、これ非常に除雪機械といいますと危険性があって、事故のリスクも 多いものですから、そこら辺を聞き取りして、できるものであれば市と住民の皆さん一体となって除 雪ができるような仕組みを考えていきたいなと思っております。   保険についても若干私ども研究させていただきまして、できるだろうというふうな見込みはつけ てございます。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひよろしくお願いします。   それと、ちょっとある方から言われたのは、例えば昔、今はほとんど兼業農家で、専業農家の方 が少なくなっているのは確かなのですけれども、当時は冬場になりますと、例えば東京の出稼ぎなど よくありましたよね。そうすると、土木作業がほとんどだったと。そういった方々も例えば冬の間例 えば除雪作業に例えばどこかの会社に所属しながらでもその除雪作業を人が足りないなら。だって、 その会社だって除雪だけが仕事ではないわけですから、ほかの仕事もあるし、例えば3月の工期だと いうのに2月のもう本当に豪雪になってしまって、2月の間除雪、除雪、除雪などと。当然本当の本 末転倒になってしまって、本当の本職であります道路工事だとか橋梁工事がどんどん、どんどんおく れていく。そういったことになるわけですから、ぜひそういった社外の例えば力も一緒に協力しなが ら何かできればいいなというふうなことを言っている人もいましたので、ぜひそういった面からもち ょっと少し研究、勉強していただいて何とか、ことしのように少雪であれば本当にいいのですが、少 雪でもああやって1日だけれども、日曜日にどんと降ると非常にああいうふうな形でそこそこの除雪 がままならないというような状況下になっているようなので、ひとつよろしくお願いしたいなと思い ます。   時間もありますが、1点だけ。工業団地の渋滞の件なのですけれども、それは除雪だけではない のだそうです、よく聞いたら。いや、信号機の問題もあるのだそうです。下相川のあの山辺里保育園 のところの信号機にどっと職業訓練校のあの高速の下までずっと並ぶのだそうです。だから、言われ たのは、そこに右折の矢印信号機に変えてくれないかと。ましてやスクールゾーンですから、あっち から子供のスクールが右折なんかしたりバスが来たり保護者が送っているのが来ているとどうしても そこから右折ができないのだそうです。右折しようとしてしまうと、赤になってしまうがために1台、 2台通ったら。これは、ちょっと横道にそれますけれども、例えば荒川のインタチェンジ、荒川から 向かってきて高速に、そして村上側に乗ろうとすると、あそこは矢印ちゃんとあるのだけれども、2 台ぐらいちょうどもうすぐ赤になってしまうのです。だから、そういうものも1つ何かあるのだそう です。   例えば今新潟市内なんかでは、学校の前の通りなんかを例えば午前7時か8時半まではもう一方 通行にして、その間こっちからは車来れませんよなどという道路結構あるではないですか。ただ、工 業団地の入り口のすぐ入った右の坂を上がっていくのではなくて、例えば工業団地にお勤めの方はそ のまま真っすぐ行っていただいて、逆に向こう側の川上製作所さんのほう、そっちの坂からそこはも う右折しないで一方通行でそっちから会社のほうに通勤行ってくれとかというのが何かその時間帯で 決めればもう少し緩和になるのかなと。   例えばコメリさんの今つくっているあの信号機、今あそこの交差点もよくなりました。ぜひその 道路を例えば真っすぐもう直結にすれば工業団地に行く方も専用道路みたいにそこが通れればもう少 しあの渋滞も多分緩和になるのだろうなと。胎内市さんは、今高速道路のアクセス道路を多分今工業 団地につくるそうですよね。そうすると、荒川から今まで乗っていて、荒川からは料金かかるから、 今まで胎内でETCぽんと荒川の料金の取られるのだけれども、その間にまたつくるのだから、また 料金所では荒川につくるのかな。ちょっと横道にそれますけれども、そういう問題あったりしますの で、何かそういう計画を都市計画課長、ましてや建設課長とともに1度実態朝見に行ってみて、私も この前見に行きました。行きました。ありがとうございます。そういったものを少しやっていただく とまた働きやすさというものもあるではないですか。どんなものでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) その状況は、私どもも〔質問時間10分前の予告ブザーあり〕把握して おりまして、ことし5回ほど現地のほう見ております。初めに5月の11日と記憶しておりますけれ ども、交通調査を私どもと商工観光課で実施しております。信号処理につきましても、商工観光課か ら警察のほうに協議を申し上げていろいろ検討をしていただいているところでございます。それだけ ではなかなかあの渋滞は緩和できないというふうなことで私考えておりまして、交通解析をする必要 あるのかなというふうなことで考えてございますので、今後さらに研究させていただきたいと思いま す。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひよろしくお願いします。   では、除雪でもう一点。これは答弁要りませんが、いろいろ集落の方々からも集落の外の外環道 路はきれいに行くのだけれども、中は本当になかなかという声もよく聞こえておりますので、その辺 も先ほどの計画地図、そういったものがもしここにあるのであれば、何かそういった工夫を。先ほど の繰り返しになりますけれども、何か区長様だけでも持っていれば何かもっと住民に対しても区長様 も「いや、そうすれば建設課に俺電話するよ」などと言う前に、ああ、これはこうなっているのだか ら、この辺は3時ぐらいになるので、向こう側はちょっとおくれるけれども必ず来るからということ をだって区長さんの一言住民に言えるではないですか。だから、そういったものもぜひ検討していた だければ。答弁は要りません。よろしくお願いしたいなと思います。   次に、3項目めの保育園についてですが、これは今回の一般質問の中にほかの議員さんも結構多 く保育園の問題言われていますので、私のほうから違う視点で1点だけ。村上幼稚園は、今正直言っ て部屋が空いている状況なのです。もう定員も全然割れてしまって、もう4クラスあったのが今は1 クラスぐらいしかないのかな。例えばさっき言ったように、所管する先、後ほど言いますよと言った 部分がありまして、それは学校教育、いわゆる幼稚園からは所管が文部科学省、そして保育園はどう しても厚生労働省、そういった面もあるのだけれども、保育士の確保が難しくて、今法律で教育免許 を持っていれば今後保育士も認めるというようなことになりますよね。だから、そうなったときに例 えば未満児の方を見るのは保育士さん、ちゃんとした保育課程を、例えば3歳児から6歳児までの学 校就学前の児童を見るのはそういった教員の資格を持っている方でも対応できてくればもっといいわ けではないですか。   ただ、村上幼稚園、これ村上幼稚園さんがしてくれと言われているわけではない、これ勝手に言 っているので、村上幼稚園さんの樋木さんに俺怒られるかもしれないけれども、例えばその空いてい るところを市と何か契約しながら、そこも未満児を受け入れて、それと市と例えば指定管理をしてい るわけだから、そういう指定管理なんかも捉えながら、俺指定管理反対だなどと言っておきながらこ のことを言うのも何か変な話なのだけれども。ただ、そういう施設を利用させてもらいながら言えば、 今は確かに山辺里を増床したり、そういった保育園増床計画もありがたい話なのですけれども、今実 際そこもあるわけだから、何かそういった協議も進めながらうまく利用していただくといいのではな いかなと常々思っているのですが、それは市長にお答えしてもらったほうがいいかな。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) そもそも保育園と幼稚園のかかわり方、議員おっしゃるとおりの仕組みであ りますけれども、村上市は従前から保育園ももう保育というよりも教育に近い状態に実はなっていま す。現場の園長先生以下保育士の皆さんのスキルは、非常に高くて、しっかりと小学校につなげるた めの保育をやるということで、非常に保育園を卒園する段階でもうよしになります。幼稚園と全く同 じレベルだというふうに私は実は認識をしておりますので、その辺現在それぞれ幼稚園を運営されて いらっしゃいます方々とさらにそういう部分を協議をしながら、いずれにしても我が村上市の子供た ちでありますので、幼稚園にしろ保育園にしろ思いは同じだと思いますので、そこのところで連携を とれれば一番いいなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ぜひよろしくお願いしたいなと思います。   保育園は、いろんな方も言っていますので、その辺で終わりたいと思います。   4番目の荒川総合体育館のリニューアルなのですが、前期、後期のこの利用状況を〔質問時間5 分前の予告ブザーあり〕こう見ますと、アリーナ、武道場、会議室もうびっちりの予定になっていま すよね。荒川のいろんな団体さんだとか荒川中の部活活動だとかあるわけです。例えば今吊り天井を 全部解体するとなりますと、当然高所作業車であんなものはできませんから、恐らく全面足場をかけ てそれで解体をしてという形になろうかと思う。そうすると、養生期間もあったり、足場組み立てが あったり、当然解体工事をして、はりを今度あらわしてはりを塗装するというふうに言っているわけ ですから、3日や4日で終わるわけではないわけです。恐らく数カ月かかった工事になっていく。そ のときのアリーナを使っているこういう方々は、代替としてどういうふうに今後なっていくのだろう ということが一番心配なのです。今までだって建てかえだということで来ていたのがいきなりリニュ ーアルだともう決まってしまったわけですから、それを変更せというわけにも当然いかないのでしょ うし、その辺はこれはどなたが答弁していただくのでしょう。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 具体的なこの工事の工程につきましては、まだ決まっておりません ので、正確さには欠けますが、アリーナの床とそれから吊り天井あわせた形で半年くらいここは使用 できなくなるのでなかろうかなというふうに思っておりまして、今のところ代替策がないという状況 でございます。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) 代替策がない。そうすると、この方々とか部活で一生懸命やっている方々と かはどうされる予定なのですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 以前その話になりまして、当然建てかえもあるわけでありますけれども、当 然何らかの形で使えない期間というものがあるので、でも村上市にはいっぱいその施設があるわけで ありますから、そういうところで新しい施設になる、それに向かってその間かかる期間については少 し我慢をしながら別なところに行く、別な施設を利用する。こういうこともしてもらわなければだめ なのではなかろうかという話は、私市民とのふれあいトークの中でも発言をさせていただいておりま す。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) これから計画の中で必要があれば住民説明会、きょうはまたそのスポ少の 方々と説明会があるということなので、その辺もしっかりとやはり説明してもらいたいなと思います。   多分向こうの方々は、建てかえというものはその場に建てかえするのだと思っていないのです。 別なところに建てかえをして、そこは使いながらほかのところに新しい体育館を建てるのだと。だか ら、全然問題ないという認識でいるのです。それを今ここでリニューアルだ、ここに建てかえするの だとなるから今の市長の発言になるわけであって、建てかえにしてもそこで建てかえをするのは当然 使えなくなるわけです。そうすると、そこが何年も使えなくなってしまうのだ。だから、その辺のこ とをやはり使っている方々にしては大切な施設なのです。   さっき市長だって前の答弁でもう赤字だろうが何だろうが市民にとっては大切な施設はやってい かねばならないのだと言っているわけですから、その辺の代替策とかやっぱり皆さんが、いや、リニ ューアルされてよくなるのはわかります。でも、その分その期間ご不便をかける部分を何とか不満の 出ない、皆さんでちゃんと使っていただけるような施設、代替策をきちんとするべきだと私は思いま すが、いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 先ほど言いましたように、工程表とか今まだ詳しく決まっていない ものですから、私のほうとしては特にアリーナ部分についてはさっき言ったような期間使えないので、 そこについては皆さんと話し合いをして、使える施設がここでもいいよというようなところがあるの であればそこをどんどんと使っていただくという話し合いをしてまいりたいというふうに考えており ます。 〇議長(三田敏秋君) 本間清人君。 〇5番(本間清人君) ひとつよろしくお願いをいたします。   最後になります。3人の課長の退職の皆さん、本当にお疲れさまでございました。また、このた び私の後ろにおります議員さんの中でも今期で勇退という方何人かいらっしゃいます。私も議員初当 選になりましてから10年間、今回の一般質問がちょうど40回目の一般質問となります。その間諸 先輩方にはいろいろご支援をいただきまして、この場をおかりして申し上げることではないかもしれ ませんが、この10年間の感謝をしながらこれからも村上市のためにご尽力いただけますようよろし くお願いを申し上げまして、私の一般質問これで終わらせていただきます。   ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで本間清人君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩とします。           午前11時49分  休 憩                                                        午後 1時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              発言の訂正 〇議長(三田敏秋君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。   市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先ほど本間議員の一般質問の学校給食についての答弁の中で、私学校の給食 が現在一部指定管理で行われているということを申し上げましたけれども、指定管理者による業務で はなくて、業務そのものを委託して事業者にお願いをしているということでございますので、ご訂正 申し上げたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) ご了承願います。   次に、本間清人議員より発言を求められておりますので、これを許します。   本間清人君。 〇5番(本間清人君) 今ほど同様私の先ほどの一般質問の中で、学校給食に関する質問の中で村上 南小学校の給食調理について指定管理と申し上げましたが、業務委託の間違いでしたので、修正いた します。 〇議長(三田敏秋君) ご了承願います。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、17番、長谷川孝君の一般質問を許します。   長谷川孝君。           〔17番 長谷川 孝君登壇〕 〇17番(長谷川 孝君) 凛政の風村上未来、長谷川孝の一般質問を行います。質問事項は3項目 です。   1項目め、岩船港の「みなとオアシス」認定について。平成27年12月17日現在全国で「みな とオアシス」に認定されている港は86カ所(ほかに仮登録4カ所)があり、県内では新潟港の東港 と西港、そして両津港が認定されています。「みなとオアシス」に認定されますと、岩船住民のより どころであります港や地域の魅力を全国に発信できるなど活性化が大いに期待されます。設置者、施 設構成など国の認定に向けた市長のお考えをお聞かせください。   2項目め、臨港道路の防犯灯の設置について。2月7日(日曜日)に岩船まちづくり協議会によ る「いわふね夢カフェ」が開催され、岩船地区住民と新潟リハビリテーション大学・新潟看護医療専 門学校の学生による意見交換会が行われました。その席上、岩船縦新町の学生アパートからセーブオ ンまでの臨港道路岩船港線歩道の防犯灯設置要望がありました。この件は、以前から市長もご承知の ことと思いますが、学生、そして住民の安全安心のため即対策をお願いしたいと思いますが、いかが でしょうか。   3項目め、耕作放棄地の利活用について。耕作放棄地の利活用についてお伺いします。@、市の 耕作放棄地はどのぐらいありますか。   A、耕作放棄地を利活用するにはどのような方法がありますか。また、制限はあるものでしょう か。   B、創業、雇用の確保、販路の拡大などを目指した事業化に対し市の積極的な支援は可能ですか。   以上3項目について市長答弁の後再質問を行いますので、よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、長谷川議員の3項目のご質問につきまして順次お答えをいたしま す。   最初に1項目め、岩船港の「みなとオアシス」の認定について。港や地域の魅力を全国に発信で き、活性化に大いに期待されるが、設置者や施設構成など国の認定に向けた考えはとのお尋ねについ てでございますが、岩船港はとりわけ岩船地区の皆様にとっても憩いの場であり、また毎年地域の商 工業界などが中心となった「港フェスティバル」や漁協の「さかなまつり」等数多くのイベントが開 催され、市内外から多くのお客様が訪れてにぎわいを見せており、地域のよりどころにもなっており ます。   「みなとオアシス」に認定されますと、国土交通省のホームページ等の広報により港や地域の魅 力を全国に発信できるほか、道路地図への掲載や標識の設置支援など各種の支援が受けられ、集客効 果も上がります。地域にとってもより一層の活性化が期待できるものと考えております。したがいま して、市が申請者となり、来年度の認定を目指して現在事務作業を進めているところであります。ま た、2月17日には、国土交通省より講師を招き、港湾管理者の県やイベント開催の中心となってい る地域の商工業界、漁協などの関係団体等により「みなとオアシス」認定に向けた勉強会を開催して おります。今後国土交通省、県、関係団体等と協議・調整を図りながら認定に向け来年度早々に申請 ができるよう進めてまいりたいと考えております。   次に2項目め、臨港道路の防犯灯の設置について。学生や地域住民の安全安心のため即対応はで きないかとのお尋ねについてでございますが、臨港道路岩船港線への防犯灯設置につきましては、県 等のご協力をいただきながら整備を進めてきたところであります。ご指摘の区間につきましては、地 域の皆様や大学からの要望もあることから、設置の必要性は認識しておりますので、道路管理者等と も協議の上早急に設置いたしたいと考えております。   次に3項目め、耕作放棄地の利活用についての1点目、市の耕作放棄地はどのくらいあるかとの お尋ねについてでございますが、現時点で再生利用が可能な耕作放棄地の面積は、水田で49.6ヘク タール、畑で74.3ヘクタール、合計で123.9ヘクタールとなっており、この3年間で新たに確認さ れたものを含め約20ヘクタール増加しております。   次に2点目、耕作放棄地を利活用するにはどのような方法があるか、また制限はあるかとのお尋 ねについてでございますが、農地法上は耕作放棄地でも農地であるため、貸借等を行う場合は許可が 必要となります。平成21年の農地法の改正により農業生産法人以外の一般法人等が農地を貸借する 場合でも解除条件付貸借の場合は許可ができるようになりました。許可の要件といたしましては、農 地を適正に利用していない場合に解除する旨の条件が書面により契約されている場合、地域の他の農 業者と適切な役割分担のもとに継続的かつ安定的に農業を行うと認められる場合及び当該法人の業務 を執行する役員のうち1人以上が耕作または養畜の事業に常時従事すると認められる場合の3点であ ります。また、契約期間は5年以内で、毎年利用状況につきまして農業委員会への報告が必要となっ ております。   次に3点目、創業・雇用の確保・販路の拡大等を目指した事業化に対し市の積極的な支援は可能 かとのお尋ねについてでございますが、創業・販路拡大等を目指す事業化への支援といたしましては、 産業支援プログラム事業補助金及び金融機関と連携した村上市雇用創出型創業チャレンジ交付金制度 を活用していただくことといたしております。また、本年度から耕作放棄地対策といたしましても活 用していただくために、有害鳥獣対策振興作物支援及び村上ブランド育成拡大支援事業補助金を予算 化し支援してまいりました。不作付地や耕作放棄地などで意欲的に取り組みたいという農業者等には、 関係機関と連携し適応作物の選定、栽培方法、加工等の支援及び制度の活用につきまして積極的に支 援を行っていきたいと考えているところであります。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 答弁ありがとうございます。   そこで、1項目めから再質問を行わせていただきますが、最初にみなとオアシスの件なのですが、 登録に必要な施設というものがあるのですが、その中で港に関する情報、地域情報、観光情報を提供 できる施設、つまりはパンフレットを設置する場所とか、それから観光地図を置くとか、それから案 内所を兼ねるとか、そういうような施設が新潟県の県内の佐渡にしても東港にしても西港にしてもそ れぞれの施設があるように、私インターネットで調べたらあるように思われるのですが、岩船港の場 合にはそういうような今施設としては粟島汽船の乗り場の辺とか、それから直売所周辺とか、そうい う施設を利用してできないことはないのですが、今市長としてはそういう案内施設等に関してはまた 新しく設けるというようなところまで話が進んでいるのかどうかについてお聞かせいただきたいと思 います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 現時点で具体的な情報提供をする場所をそれをハードとして整備するしない も含めて検討の段には至っておりません。   ただ、粟島汽船の発着所、それと直売所、荷さばき場周辺、あの辺のところが今港フェティバル を行うメーンのエリアになっていますので、その辺で工夫をしながら提供するのが一番いいかなとい うふうに思っておりますし、あといろんなところで情報発信はSNS等も活用しながら広くやれれば いいかなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで、各東港と西港とそれから佐渡の両津港の既存のみなとオアシス 設置している場所のことをちょっと調べさせてもらったのですが、みなとオアシス新潟というものは 西港なのですが、平成19年4月24日に登録申請を行っております。こちらは、みなとぴあとか山 の下みなとタワーとか、それから入船みなとタワーとか、中には朱鷺メッセという代表的な施設もあ るのですが、非常に広範囲なエリアをみなとオアシスとして設置場所として大きく捉えているような 感じがします。   それと、東港の場合には、みなとオアシス聖籠ということで、平成27年7月16日に申請許可 がおりているのですが、聖籠町海のにぎわい館ということで網路浜海水浴場が中心になったようなに ぎわい空間をつくっているということであります。   それから、みなとオアシス佐渡両津については、平成27年2月24日、これは一番新しく認定 されたところなのですけれども、ここはランドマークアイポート佐渡ということで、非常に真新しい 施設を黒川紀章が設計したような施設をつくっております。   岩船港は、市長の考え方としては、西港のように例えば新潟の花火とか、それから各いろいろな ところにイベントがあるわけなのですけれども、そういうようなことを踏まえた中で、岩船のみなと オアシスはどの場所までのエリアというふうに考えた申請を行う予定なのかということを教えてもら えますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) それぞれ港の持つ魅力を最大限生かせるような、またそれを核にした形で物 事が進められるような仕組みを多分それぞれの地域、港で考えていらっしゃるのだろうというふうに 思っております。当然ながらこれまでたびたびお話し申し上げておりますが、高速道路の東北に向け てのゲートウエイを朝日道の駅でつくりたいというイメージと同様に、日本海道、要するに海の道の 中における岩船港の役割というものがやっぱり非常に重要だなというふうに思っています。というこ とは、村上市が海を使った外に向かっての顔というものは、当然岩船港になっていく。そこのバック ヤードとして市街地を含めて温泉地を持っているというふうなところもありますので、従来から私た ちがなれ親しんだエリアとしては岩船港から瀬波温泉のエリアというふうなイメージを今持っており ますけれども、具体的にはこれからということであります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) それで、申請するのは市町村ということで、村上市がするということな のですが、その後みなとオアシス自体を運営するということは、市町村が……市町村というよりは村 上市が推薦する公的な団体ということになるのではないかと思うのですが、その辺の考え方、つまり 運営母体としてはどういうふうな形を。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 現時点でこうするという形のものはまだ私自身は持ち得ていないのですけれ ども、これまで村上市の素案として市民協働というスタンスでやってきました。それと、やはり共生 ということを考えれば、当然まずはノウハウを持っている、それに長けた方々がやる。ということは、 港をこれまで利活用されてきた方々の意見がしっかりと反映されるような仕組み、それを全体でコー ディネートできるような形が理想なのだろうなというふうに思っておりますので、その辺をターゲッ トに運営主体については協議をさせていただきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 岩船の住民というのは、江戸時代のころから北前船で非常に岩船自体が 発展したところであります。一時は村上藩の武士を抜けた旧村上地区の住民と同じぐらい岩船に住民 が住んでいたという時代もありました。一番最盛期で、私結構岩船の歴史調べるのが好きなものです から、料亭が11個あってというような時代もありましたので、非常ににぎやかなところだったと思 います。ですから、港に関しては非常に思い入れがありまして、陣谷れいさいさん、陣谷さんという 酒屋さんあるのですけれども、その陣谷れいさいさんが江戸時代のころに岩船港を何とか築港したい ということで、自分が人柱になってもいいというぐらいの気持ちで北前船で稼いだお金を全部投入し た時代もあります。ですから、そういう岩船の思いというものを非常に具現化していったというのが 今の港の以前陣谷れいさいさんが考えた築港の姿と同じのが今の港の姿だということになっていると いうことですので、そういうことを考えますと、このみなとオアシスがやはり認定されて、全国のイ ンターネットとかを通して全国に広がってなお一層にぎやかになっていただきたいというのは、岩船 の住民の願いだと思いますので、今後とも海の駅、つまりマリーナとかそういうものを含めまして海 の駅といういうものと併設しているようなみなとオアシスもありますので、そういうことを踏まえて ぜひともみなとオアシスの認定に向けて市長みずから頑張っていただきたいというふうに思いますの で、よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) まさにその覚悟で実は取り組もうというふうに思っております。   村上市は、議員もご承知のとおり、いろんな形で交通路、海も陸も全てそういうものに向けてい る部分があります。これをしっかりとつくることがそこに暮らす者にとりましてもここにつながりま すし、それはひいては村上市全体の魅力、ポテンシャルを上げるということにもなると思いますので、 そんなつもりでこれからしっかり取り組みたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございます。   2項目めに入らせていただき、2項目めに関しては市長の早急に設置するということですので、 感謝しているのですが、ちょっとこの辺について私も実は4年前ぐらいからいろいろ携わってきたも のですから、ちょっとお話させてもらいたいと思いますのは、現在、きのう、夜でないと私も現場、 実際防犯灯とかがちゃんと照らされているというのが現状がわからないものですから、9時ぐらいに ちょっと見てきて、それで全部印つけてきました。昨年に開校しました看護学校の今の場所に理事長 さんが岩船で何とか開校したいということで訪ねてきまして、それで場所がないかということで今の 場所に決まったいきさつがあるのですが、そのときに一番私としてお願いしたのは、専門学校は非常 にうれしいのですが、港につながる道路自体が非常に暗いものですから、何とか学生が安心、安全な 形をとるには防犯灯とか等があるほうが必要だということをぜひとも学校側からも県、市にお願いし てくれということで、実は専門学校から大学の入り口のセーブオンまでに関しては、交差点のところ には各街路灯が2個ずつ大きいものがついています。そして、ここの間の距離が630メートル。そ れで、8個の防犯灯が今回新設、県と村上市が折半してつくっていただきまして、LED使っている のでないかと思うのですが、非常に明るい防犯灯がついております。それで、もし暗かったらまだ防 犯灯になるような電柱もまだありますので、まだつけようと思えばつきますけれども、今のところこ れで十分だというふうに私は思いました。   それで、今回のお願いしているところに関しては、セーブオンから椿ケ丘学生アパートと、これ は岩船の方がツバキを植えてそこに学生アパートをつくったものですから、椿ケ丘学生アパートと言 っているのですが、ニイダヤさんのところまでの間は距離にして500メートル、この間に実は3個 しか防犯灯がないのですが、この3個の防犯灯が4年前に東北電力さんにお願いしまして何とか東北 電力さん前のほうの道路の反対側の電柱から送電するという形で電柱を3本ぐらいつけてもらってそ こに街路灯、防犯灯をつけさせてもらえないかということでお願いしまして、県とか市に関係なくつ けてもらったのが3個あるのです。それは、その当時はこの専門学校ができなかったものですから、 非常に明るくなったと喜んでいたのですが、専門学校のほうの歩道に防犯灯がもう非常に明るくつき ましたので、このところが物すごく暗く感じるということで、今回何とか市長にお願いしたいという ことでお願いに、夢カフェのときもお願いしましたし、集会岩船であったときもお願いしたという次 第なのですが、この間の500メートルに関しては今市長は早急に設置するということだったもので すから、ちょっとその時期とそれから500メートルで何カ所ぐらいに防犯灯をつけるとかいうもの をもし協議されていましたら教えていただきたいというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今議員ご指摘の部分につきましては、私もまさにそこが暗いということで、 早速確認をしてからすぐ担当課長のほうに指示をさせていただきました。   現状としては、新たに柱を立ててそこにつける方法になるのだろうということで聞いているわけ でありますけれども、それの工程の部分とあとは予算づけの部分。せんだって東北電力様から防犯灯 のご寄附もいただいておりますので、そういうものを速やかに危険箇所につけていくということがそ の寄附の趣旨にものっとることだろうというふうに思っておりまして、早急にできるならば年度内を イメージしながらやってくれということで指示はしております。   ただ、それがどういうふうな形になるのか、年度またぐのかどうかというところまでまだ確認は しておりませんけれども、そのぐらいのスケジュールでいきたいと。   せんだっても申し上げましたけれども、今議員のお力で実はあれ立った3灯なわけでありますけ れども、それとの体裁の取り合い、その辺も少し含めて考えさせていただいて、当然そこ歩くわけで ありますから、景観にも配慮した形でのつくり込みをしたいなというふうに思っておりますので、そ れを踏まえて基数についても考えていきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 市長からこの前市長室に行きまして早急に何とかしたいという話を岩船 の住民の皆さんにしましたら、非常に即対応してくれるということで、非常に喜んでおりました。今 まではどうだったというわけのことは言わないですけれども、県とか、この臨港道路というものは意 外と難しい道路らしくて、県が何とかしなければ市だけではできないのだとかといろいろな理由はあ ったのですけれども、今回専門学校ができたためにいろいろ前に進むということになりましたので、 まず皆さんが喜んでいたということをお話しして、早急にお願いしたいというふうに思いますので、 よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) では、3項目めに移らせていただきます。   3項目めの耕作放棄地については、私も農業とか直接関係ある人間ではないものですから、なか なかわかりにくいところも実はあります。そこで、ちょっと事前に農業委員会とそれから農林水産の 課長とかいろいろ話をお聞きしまして大体理解はしたのですが、実は耕作放棄地については年間3% ずつぐらいたしか利活用を上げていくみたいな文面が書いてあるところもあるのですが、実際さっき の市長答弁ですと、20ヘクタールぐらい増加しているということをお聞きしました。   これは、やはり耕作放棄地が余計になるとどういうことが起きるかというのは、やはり猿害も、 猿とかも頻繁に来ますし、それから隣で例えば畑とか田んぼとかやっていますとそれに対しての虫の 被害とかそういうこととかいろいろな要因があって、やっぱり放棄したままではよくないのではない かということで何とかしたいというふうに農業委員会等も考えているのだとは思うのですが、その辺 なかなか放棄地の利活用ができないという原因はどういうところにあるのだというふうに感じている か、ちょっと農業委員会事務局長にもしあれでしたらお聞きしたいというふうに思いますが、よろし くお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 農業委員会事務局長。 〇農業委員会事務局長(小川寛一君) 耕作放棄地の原因ということで、意向調査等によりまして調 査した結果によりますと、やはり一番は農業従事者の高齢化、それとその農地を受けてくださる受け 手がいないというのが挙げられております。そのほか農地の基盤整備が整備されていないということ 等の理由によるものです。           〔「ちょっと議長済みません、資料そこに置いたまま」と呼ぶ者あ り〕 〇議長(三田敏秋君) はい。           〔「議長、済みません」と呼ぶ者あり〕 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 申しわけございませんでした。   それで、利活用する方法として、なかなか簡単にはいかないというのもわかるのですが、今先ほ ど市長答弁ですと、一般法人でも1人以上役員が農業に従事していれば貸せるという話聞いたのです が、今現在は例えば今回就農者として3人ですか、3人を年間100万を5年間ということで、新規 で農業にかかわりたいという方が61歳以下の方ですと、村上市に来たいという人に関してはそうい うような就農支援みたいな形もありますけれども、なかなか農業をやったことがない人が農業をやる というのは非常に大変なのではないかと思いますので、その辺の一般法人で農業従事者が1人以上と いうところに一緒になって就農支援をするような形しかその農業をやったことがない人が突然こちら のほうに移って農業をやるといってもなかなか難しいので、その辺の体制というものはやはりその人 を受け入れるときにきちんとした体制がなければだめだというふうに私は思っているのですけれども、 その辺はどういうふうになっているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 議員ご指摘の就農に関する支援事業に関しましては、当方としまし てはいわゆる国の制度が非常にハードルが高いと。そして、就農したいのだけれども、条件が厳し過 ぎてというものがあります。ですので、それを和らげて就農していただくということを趣旨にしてお ります。   農業法人の中に構成員として入る人がどの程度の方、その方が本当に法人の構成員としてどこか で例えば就農してきたとか、そういうふうになると対象から漏れるとは思いますけれども、法人の形 態とその構成員、そしてそれが農地として貸借、農業委員会のほうをクリアしてくるのかと、そして また認定農業者、地域の担い手等となってくれるのかというようなことも総合的にやっぱり判断して 支援していくというようなことになると思います。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) そこで、市長にちょっとお聞きしたいのですが、創業と言っても耕作放 棄地を利活用して雇用確保をしたり販路の拡大とかということは、非常に簡単ではないとは思うので すが、例えば都会あたりでこういうような商社とかそういうような販路というものがある程度見つけ てくれる人とか、それからこういうような業態で耕作放棄地の利活用ができるのでないかとかという、 そして補助金を何とかこういうような形で取り入れたらというようなアドバイスできるような人が仮 にいたとしたら、そういう人を村上市で何とか利活用して、なかなかそういう人はいないとは思うの ですけれども、そういうようなところまで考えた中で新しい村上産のものをつくるような形ができる としたら、そういうような人を村上市のほうで登用するとか、それから何かの形で活用する人材とし て村上市として考えようとか、そういうようなことは今市長としてはどのように考えて。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 村上市の耕作放棄地の利活用1点をまず見てみますと、当然これは利活用さ れることがいいわけでありますので、残念ながら耕作地はほうっておくと土地そのものが傷むわけで ありまして、またでは再利用するときにスムーズに移行できるかというとなかなか難しいというお話 も聞いていますので、できれば時間をあけないで使っていくというのが大切なのだろうというふうに 思っております。   そのために、そこをみずからが使って何かをしたいというものについては、ウエルカムという状 態なのだろうと思います。それがまさに創業支援ということになります。ただ、その中で1つ私の気 持ちとして注意しておきたいのが、やっぱり村上の地場の魅力というものを、特産品があるわけであ りますから、それの例えば付加価値を上げていくものであったり、さらに新しい品種をそこにライン ナップふやすというところ、それが今ここ我々が目指しているそういうところにマッチングしていく のかどうかというところは、しっかりと議論をする必要があるかなというのが1つとそれが具体の耕 作放棄地の利活用に活用していただける可能性はオーケーだということなのですけれども、それと同 時にそれらを含めて、今後村上市のあり方をどういうふうなそれを見据えていくのかというそのコー ディネートをしていただける、ある意味シンクタンク的なそういうアイデアを提供していただけるよ うな仕組みづくりというものは、これは人であったり組織であったりする可能性あるわけであります けれども、それらについてもこれまで申し上げていますとおり、次の組織のあり方を検討する中でや っぱりきちんとつくり上げていくことが必要だろう。それの1つのターゲットが29年の4月という ことになります。   ただ、いずれにしましても、28年度市政を運営していく中でこれは何としてでもこのタイミン グでこういう仕組みが必要だということになれば、それはその29年4月にかかわらずに、早ければ 早いほど効果は出ると思いますので、そういう感覚で取り組みたいと。   この2つの切り口があるのかなというふうに今お聞きをいたしました。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) 何か漠然とした話で禅問答みたいな話になっているところもあるのです が、申しわけないのですけれども。   そういう例えば今言われたようにいろいろな人のアドバイスを聞きながら、では耕作放棄地をあ る程度利活用しようという話になった場合に、なかなか一番難しいというものは、今までその場所を 畑とか田んぼで使っていたところを耕作放棄地にしたというのは、やはり人口減少とか高齢化とかい ろいろな要素はあるわけなのです。それをその人たちが一緒になって入って農業法人とかつくった形 で利活用をしてくれれば一番いいのですけれども、そういうような形でない場合には、やはりよそか ら入ってきて就農しようとしても、なかなか難しい面があるのではないかと思っているのです。です から、その辺に関しての村上市の考え方がきちんとしていないとなかなかよそから来て積極的に就農 にかかわって〔質問時間10分前の予告ブザーあり〕いきたいというのはなかなか難しい面もあると 思うのですが、その辺に関してどのような考え方を持っているのか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 非常に大切な視点だと思っています。   これは、地域おこし協力隊とかも含めてみんな同じなのですけれども、それともう一つあるのが、 実は先ほど農業委員会事務局長申し上げましたとおり、耕作放棄地になるのが例えば高齢化に伴う担 い手が不足していく仕組みであったりするわけです。   でも、今まで1から10まで全部みずからがやらなければならないと容易でなかったのですけれ ども、例えばこの部分の整理だけはできるよとかこういう部分の指導だけはできるよという形で、ど んどん、どんどん高齢化されても活躍できる場とは実はあるのではないかということをこれまでも何 回か庁内でも話しているのですけれども、そうしたときに新たなそういうエネルギーが入ってきて、 その方が主体的に耕作放棄地を使うのだけれども、そこをアドバイスしたりするのはその耕作放棄地 を持っている方であって、少なからずそこから対価を得る、所得を得ると。そうすると、やっぱり高 齢化になったタイミングでの生活の道もちょっと見出せるのではないかななどというふうに思ってい まして、生きがいにもつながるのかな、健康寿命も延びていくのかなということで、そんな仕組みで 訪れてくれる方と連携がとれるような仕組みができたらいいなというふうに思っています。それをコ ーディネートしていただけるような仕組み、またみずからがコーディネートするような仕組みをつく り上げるといいのかなというふうに思っていますので、その辺は議員指摘の部分についてしっかりと 考えていきたいなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございます。   一番地場産として、例えばお茶とかそういうものに関してもある程度積極的に、今住宅地になる ところはやむを得ないいろいろな事情もあるのでしょうけれども、そういうようなものもありますけ れども、そういう耕作放棄地を使って村上のお茶とかを何とかもう少し大きい形で販売ルートに乗せ るというようなアドバイスもお聞きしましたし、それからハーブとかを何とか蜂蜜にできないかとい う話も私も一生懸命に今勉強しているのですが、そういうようなものを何とか村上産の蜂蜜をできれ ば安い中国産の蜂蜜に比べて村上産として価値観のあるものができて、それで6次産業、ハーブもそ うですけれども、蜂蜜もそうですけれども、いろいろ横に広がっていく6次産業として大きい成長で きるようなものがあるというふうに私は確信して今西区の佐潟に長島さんというハーブの専門家がい るのですけれども、そういうような人にアドバイスもらいながら何とか村上でハーブの効用をよく理 解しながら村上産の蜂蜜に結びつかないものかというふうなことを考えながら今耕作放棄地を利活用 するというようなことも一つの考え方として今考えているのですが、何とか耕作放棄地を少しでもそ ういうふうに利活用することによって、村上市の産業もふえて、それから付加価値も上がる、雇用も ふえるというようなことに結びつけば第1次産業として、特に私はみどりの里とか道の駅朝日とかに もそういうようなものを提供できるようなところまでいければいいなというふうに思っているので、 夢はなるべく大きく持ったほうがいいというふうなのが私の持論ですから、そのようなものを踏まえ て耕作放棄地の利活用を考えればいいのでないかと思うのですけれども、市長の考えとしてもう一度 お聞きしたいというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 耕作放棄地の利活用がそれでなし得るということになれば〔質問時間5分前 の予告ブザーあり〕非常にこれはありがたいなと思っているわけでありまして、その中においてみど りの里、朝日道の駅、例えばまゆのクラフトとハーブと養蜂農家による蜂蜜とがリンクすると何か非 常にある意味アカデミックなといいますか、そういうふうな、何で心に訴えるようなそういう優しさ を提供できるようなことにもつながるかなというふうに思って今聞いていたのですけれども、そんな 特徴とかそういうものをつくり込みができて、それが村上のあそこに行けばそういうところに触れら れるよ。それは、訪れていただく方もそうですけれども、地元の市民の皆さんが例えば週末になれば あそこへ行ってぼやっとすること、使ってみようとか遊んでみようとかというふうなところにまで広 げていけるといいなというふうに思いますので、ぜひその辺もしっかりと可能性を研究したいという ふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇17番(長谷川 孝君) ありがとうございます。   時間ちょっと早いのですけれども、先ほど本間議員のほうからも3名の職員の皆さん、今演壇に おられますその3名の課長の皆さんが定年退職ということなのですが、その方に挨拶は私はもらいま せんが、5名の議員の皆さん、私の先輩の議員もおられますし、合併されてから一緒に過ごした、8 年間過ごした議員の皆さんもおられます。5名の議員の皆さんが勇退するということなのですが、本 当は相馬エイ議員はもっとやりたかったのではないかと思いますし、議会としてやはり女性ではあり ますけれども、男以上に一生懸命に我々を叱咤激励しながら議会のためになるということは本人も一 生懸命にやったのではないかというふうに思いますし、それから平成11年に同期であります滝沢議 員に関しては、合併のいろいろないきさつはありましたけれども、17年間ずっと一緒に左の議席同 士でずっと過ごしてまいりました。いろいろお世話になりましたし、それから会派の齋藤信一郎さん、 4年間でありましたけれども、非常にお互いに勉強させていただきました。そして、冨樫宇栄一さん、 小池晃さんも合併当時から一緒に過ごした議員であります。皆さん勇退されたとしても、今後村上市 政のために陰ながら一緒にこれからも市民の一人としてご活躍していただいて、議会を温かく見守っ ていただきたいというふうにお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。   ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。   午後2時まで休憩します。           午後 1時50分  休 憩                                                        午後 2時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、24番、山田勉君の一般質問を許します。   山田勉君。(拍手)           〔24番 山田 勉君登壇〕 〇24番(山田 勉君) 鷲ヶ巣会の山田勉です。議長のお許しをいただきましたので、ただいまよ り一般質問させていただきます。最後の一般質問となりましたので、重複する部分が多々あると思い ますが、よろしくお願いします。   1項目め、人口減少問題対策についてお伺いします。@、人口減少問題対策としての婚活イベン ト、男女の出会いの場は、若い人たちの交流機会の創出など市では婚活事業を始めてまいりましたが、 改めて実施の状況と今後の取り組みについて伺います。   A、人口減少問題対策としても、村上への移住・定住を促進するためには、特に行政のかかわり が必要になってくると思います。姉妹都市である鯖江市は、地方都市が人口減少する中で人口が増加 しています。姉妹都市鯖江市と村上市どこが違うのか。このことについては、双方の市の現状や取り 組みについて情報交換が必要になると思いますが、市長のお考えを伺います。   2項目め、武道館建設について。武道館建設については、平成20年に村上武道協会が主体とな った村上総合武道館建設委員会が発足して精力的に建設へ向けた運動を展開しています。武道の振興 を図る上で拠点となる武道館が必要と思いますが、これからの子供たちのためにも市長のお考えを伺 います。   答弁をいただいた後に再質問をさせていただきます。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、山田議員の2項目のご質問につきまして順次お答えをいたします。   最初に1項目め、人口減少問題対策についての1点目、婚活事業の実施の状況と今後の取り組み についてのお尋ねでございますが、本市では平成26年度から婚活支援事業といたしまして、少子化 の要因ともなっている晩婚化、未婚化の拡大を防ぎ、人口減少の緩和と地域活性化の推進のため、独 身男女の出会いの場を積極的に創出する事業を行う団体に対し10万円を限度に補助金を交付して婚 活イベントの開催支援を行っております。   平成26年度は、7団体が事業を実施し、男性93人、女性が68人、合計で161人の参加者が あり、12組のカップルが成立したという実績でありました。今年度は、若者出会い推進事業として、 村上市総合戦略に位置づけ、補助金額の増額とあわせて補助対象経費を緩和の意見から見直しを行い、 1事業当たり50万円を限度額とし、より使い勝手のよい補助とするため、村上市婚活支援事業交付 金として実施団体を募集したところ、4団体7事業の申請がありました。実績といたしましては、婚 活事業への参加に向けて魅力アップや積極性を高めるためのエスコートセミナーが実施されたことも あり、2月25日現在で5事業が実施され、男性61人、女性66人の合計127人の参加者があり、 カップル成立も19組と前年度の実績を超えるものとなっております。本年度事業がまだ2件残って おりますが、この2年間の実績を踏まえ、来年度以降も本事業の継続を図ってまいりたいと考えてお ります。   次に2点目、姉妹都市である鯖江市は人口が増加しており、どこが違うのか、また現状や取り組 みに関する情報交換が必要ではないかとのお尋ねについてでございますが、福井県鯖江市は旧村上市 と昭和56年に姉妹都市となり、現在も議会やスポーツを通し交流を深めておりますが、昨年実施さ れました国勢調査の速報値におきましても、平成22年国勢調査と比較して福井県内で唯一人口数が 増加した市であります。市の面積が84.59平方キロメートルと小さいながらも国道や高速道路、J R等の交通の便に恵まれた中で、隣接する福井市や越前市のベッドタウンとなっております。その地 理的な優位性が人口増加の大きな要因となっているものと考えますが、これらの環境を最大限に生か しながら、眼鏡、繊維、漆器等の地場産業に代表される「ものづくり」と安心して産み育てられる子 育て環境や若者が住みたくなる、住み続けたくなるまちづくりを中心とした人のふえるまちづくりを 柱に総合的な各種施策を展開し、定住人口の増加に結びつけているとお聞きをいたしております。   本市とは、地理等の物理的な条件や取り巻く環境が異なっておりますが、今後とも交流事業等の 機会を利用いたしまして積極的な情報交換を行ってまいりたいと考えております。   次に2項目め、武道館建設については、教育長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) それでは、山田議員の2項目め、武道館建設について、平成20年に村上 武道協会が主体となった村上総合武道館建設委員会が発足して建設に向けた運動を展開しており、武 道の振興を図る上で拠点となる武道館が必要ではないかとのお尋ねについてでございますが、武道館 建設につきましては長年武道団体や愛好者の皆様からご要望をいただいているところであり、武道館 建設委員会の皆様が建設に向け精力的に活動していることは承知いたしております。   礼節を重んじ、心身の鍛練を目指す武道には、本市におきましても青少年の健全育成や生涯スポ ーツの振興に寄与し、多くの愛好者の皆様が日夜修練に励んでおられることから、拠点となる施設の 必要性は十分認識しております。   平成25年に策定しました「村上市スポーツ施設整備計画」でも市民から要望あった施設につき ましては、財源の確保や建設候補地など諸条件が整い次第建設に向けた協議に入ることになっており ますので、引き続き検討してまいります。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   未婚率は、上昇の一途をたどるばかりでございます。家の後継ぎなど後継者がおらず、大変困っ ている現在でございます。嫁婿対策は、少子化対策の一環も担っている非常に大事な問題であります。 元気なまちづくり部会においても、具体的な検討を進め、平成26年度一般質問ではこれから実施し て取り組むと言っておられましたが、最近の新聞では県の予算案としても、結婚し、結婚応援プロジ ェクトには15年の当初の2.6倍、1億2,000万を投じるとのことです。村上市も思い切った行動を とってもらいたいと思いますが、市長のお考えを伺います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 県全体の人口が今回の国勢調査速報値でも下がっているところ、また本日の 新潟日報でありましたか、230万人を切ったというような新聞報道もあったわけでありまして、なか なかこの人口減少に歯どめがかからない。   それの大きな要因というものが結婚されて子供をたくさん産む、そういう環境にないということ。 これを県もしっかりと捉えて、今回は子育て支援のところを大きくボリュームアップする予算編成と いうふうに私も承知をしております。   県は県といたしまして、しっかりと県民のあり方、これに取り組むと。私ども村上市としまして も、今ほど申し上げましたとおり、婚活をなかなか行政がやるよりもその専門の立場からやったほう が効果的だろうということで、結果的には効果的な数値も出ているわけでありますので、そこの補助 の上限額を50万円にかさ上げをして、なおかつ交付金制度で実施をするというところに取り組みま すので、積極的に取り組んでいる、またこれによって大きな効果が出てくるのではなかろうかなとい うことを期待をしております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 予算を大きく上げて、少しでもということで市長のご答弁ございましたが、 市民は行政が主体となると安心感があるわけです。参加者にとっては、敷居の高いものがある。民間 の知恵も生かして婚活事業の連携強化を求め、村上市においても前向きで進んでもらいたいと思って います。   村上市でも結婚応援プロジェクトをつくってはいかがですか。村上市でも少しでも多くの方が結 婚できるようにしていただきたいと思いますが、市長のお考えをお伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 行政が主体的に取り組むことで安心感が増すというご発言、本当にありがた く思っております。尊重させていただきたいと思います。逆に恐縮をしてしまいます。   先ほど申し上げましたとおり、民間の皆さんのコンサルティングノウハウというものがやっぱり 行政よりも少し先に出ている部分があると思うのです。ですから、そこのところはしっかり得意な分 野で得意な方々に活躍をしてもらうと、結果的に先ほどお話ししましたとおり効果が上がっていると、 カップルの数がふえているということになってもつながっておりますので、結婚プロジェクトですか、 応援プロジェクトですか、そういうこと、名前の如何は問わず、今市が打っている施策がそういうと ころにつながっているというふうに私は理解をしておりますので、しっかりとそれをまた今後も進め ていきます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 前私テレビで思い切って全国から公募していかがですかという質問したこ とあるのです。市長がかわったから恐らくそのぐらいの気合いを入れて少しでも人口を、結婚する方 をふやしていく考えはございませんか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 非常にあの事業というか、プロデュースされているテレビ番組ですよね。あ れは、魅力はあるのですけれども、なかなかハードルも高いということもお聞きをしております。で すから、いずれ機会があればそういう形で村上市をチョイスしてくれるようなPRは行っていきたい というふうには思いますけれども、それとまた地に足をつけた形でしっかりと地道にやっていくとい うことも大切だと思いますので、そんな形で取り組みをしばらくさせていただきたいというふうに思 っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今回450万という大金もあれなのですけれども、もっと大きい予算をつけ て思い切って、もう県でも相当これに対してはもう邁進しているわけですが、そういう面でもやっぱ り新潟県は特に村上市は人口がだんだん6,000人弱が少なくなっているわけですので、そういう面 でも何とかしてこれを生かす方法、そして今の450万ではなくて、何千万というか、それぐらいの 単位でいかがですか。そういう考えありませんか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 少なからず平成27年度から比べて28年度は積極的に取り組むということ を今イメージしています。金額の高によらずに、いわゆる投入した予算の効果的な数値が求められる ような仕組みのほうが私はいいのかなというふうに思っております。   当然ながらこれがもっとどんどん、どんどん加速させたほうがいいよねというそういう判断をす るタイミングになりましたら、予算もそれなりに投入をしながらこれをボリュームをアップしていく ということで進めていきたいなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今県では、もう東京で事務所を持って少しでも情報交換をしながらそうい う面でも県知事先頭になってやるという予算がついていますが、それに伴って私は村上もやっぱりそ のぐらいの、県とは一緒にはできませんでしょうけれども、そのぐらい強い姿勢で頑張ってほしいな と思うのですが、いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 県は県のサイズでいろいろお考えもあろうかと思いますので、私が言及する 立場にないのかもしれませんけれども、その思いというものは多分県も私ども村上市も同じなのだと 思います。共通な課題に向かって、ではどういうふうな形で知恵を出していくかということですから、 それはまさに私が先頭に立って物事を進めていくという立場にありますので、しっかりと知恵を出し て取り組みたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 市長も大阪行ったりいろんなところへ行って営業された。それこそこの問 題だけでなくて、村上市の物産を売るとかいろいろな面で頑張っているわけですから、そういう面で もそういう何かきっかけをつくるような方法でそういう営業も何とかできませんか、交流といいまし ょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) いろんな形で県人会の皆さんと交流をさせていただいていて、村上市をしっ かりと全国津々浦々から応援していただいているなという気持ちはひしひしと伝わります。それがU ターン、Iターンにつながりながら、さらには婚活につながっていけばいいなというふうに思ってお りますので、東京のエリアと関西のエリアとどういう形で婚活のメニューが企画できるのかなという こともありますので、その辺は少し研究をさせていただきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) これから市長に期待しながら、よろしくお願いします。   それでは、Aの人口問題につきましてお伺いします。平成27年11月26日、鷲ヶ巣会で長野県 の伊那市に行ってまいりました。移住・定住促進について視察してまいりました。伊那市は、長野県 の南部に位置して、人口は約6万9,000人です。南アルプス、中央アルプスを臨む雄大な美しい景 観が広がっています。   伊那市では、25年度に移住・定住促進プログラムを策定し、全町一丸となって人口減少の緩和 を図るため各事業をしていますが、中でも特徴的なものは、シティプロモーション戦略で、単なる情 報発信だけでなく、多様なメディア、市の魅力や住まい、子育て、教育、職業等への行政と移住への 行動を図る取り組みです。その結果年間200件の相談、移住、定住についての相談があった。相当 大きいのです。それで、26年度には、24家族56名の移住者があったと。これは、恐らくそれなり の支援策が用意されたと私は思っていますが、これによって少しでも人口をということでふえている わけです。県の予算案としても、Uターン対策では県外の学生が県内で就職活動をする際の交通補助 を始める。また、東京有楽町駅前のビル内に相談員を置くなどして首都圏における情報発信を強化し、 県外で就職した本県出身者がUターンして転職した場合、奨学金返済6年間を支援する。医療環境の 整備では、2機目となるドクターヘリの更新の運行開始に向け3億8,000万円投入するとのことで す。県でも予算案に対して、思い切った人口対策でも予算を多くとっています。   これから村上市においても、人口対策での補助も考えて少しでも人口の増加につながるようにし なければなりません。市長のお考えを聞きます。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 人口減少問題に向き合うときのその定住、移住の部分というものは、非常に 大切だなというふうに思っております。   先ほど申し上げましたとおり、鯖江市さんが何で国勢調査で人口を伸ばしているのか。いろんな 要因はあると思いますけれども、やっぱり鯖江で暮らすことに市民が誇りを持って、自信を持って、 そこで暮らしていてきちんと所得があり、経済が回るという仕組みなのだろうというふうに思ってお ります。それこそ私が常々申し上げます公共交通の低床バスは、鯖江市さんのつつじバス、あれがイ メージがあるものですから。そうすると、市民に優しいまちづくりを進めるということがまず1つの 柱として大切だなというふうに思っています。   それと、今議員お話されました例えば都会に出ていって、学校へ行くために都会に出ていって、 では帰ってきたいのだけれども、なかなか帰ってこれない。実は、就職する場所は幾つかあるのです けれども、その帰ってきたいという学生のニーズとのマッチングがなかなかうまくいかないというよ うな現実もあります。そこのところに例えば就業の支度金でありますとか支援金でありますとか通勤 に係る経費の支援でありますとか、その辺のところは幾つか取り組みもありますので、可能性は非常 に実はあるのかなというふうに、今私自身の気持ちの中ではイメージすることがあります。   ただ、まだ庁内での議論に至っていませんので、今後そんな部分も含めて議論をできるようにし ていければいいかなというふうに思っております。   国勢調査、26年度ベースで考えますと、やっぱり社会的増減と自然的増減の差でいきますと、 やっぱり社会的増減が600を超える数字が1年間に外に出ていくわけです。ですから、そこの部分 を何とかして。いいのです、一旦出ていっても、学校に行くのですから。行って、またそのまま帰っ てきてくれればいいわけです。以前はそういう形があったわけです。だから、以前のそういう形のと ころに戻れるような仕組みを少し考えていく必要があるかなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 「田舎の暮らし応援します」ということで400万円予算が出ておりますが、 これはどのぐらいの方が移住するとこの予算をつけたのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤勝則君) 村上市空き家バンクで市の空き家の有効活用を通して地域住民と都 市住民の交流拡大ということで、都市のほうから村上市のほうに空き家バンクを利用し1年以内に空 き家を改修し、生活するために必要な台所などを改修、耐震補強をする際、条件とか補助要件はある のですが、1件100万円をめどに100万円以内で4件分を見ております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 昨年は、村上で暮らしたいというそういう相談は何件ぐらいありました。 〇議長(三田敏秋君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤勝則君) 先日渡辺議員の質問の際にもお答えしていますが、50件程度でご ざいます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それで、50件の相談があって、現実に何件村上市内で。 〇議長(三田敏秋君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(佐藤勝則君) 結果的にはっきりしたところはないのですが、今まで成約したもの が18件ございます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 伊那市でこれからいろんな企画、定住、住居、雇用、農業ということで、 伊那市では未来設計図ということで高校生による伊那市のまちづくりビジョンをコンテスト、要する にその中で1位になった人は特例で部長として行政体験する、そういうものもつくっているのです。 これは、また大変いいことだと思いますし、それからまた住まいのソーイングという子育て世代等を 対象とした利便性、経済の高い住宅地図の整備を図る。それから、ふるさとの空き家ネットでは、民 間不動産業者の空き家、空き家店舗情報を集約して市の公式ホームページで公開する。雇用の問題で も世代を担う有能な人材の獲得に向け、伊那市ならではの特殊なインターシップを実施する。それか ら、雇用の問題でも自然災害の圧倒的な小さい立地のよさを都市記事をアピールし、空き店舗の活用 を含め、サテライトオフィス等を誘致する。それから、農業では地域食材を取り入れたレシピの募集 とPRにより生産のブランド化や6次産業に向けて結びつくということで、こんないい情報はあるわ けですが、これを聞いて市長は今後の人口の問題でもどんなふうな考えですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 若い世代の企画力というものは、非常にはかり知れないポテンシャルを持っ ているなというふうに感じています。全国を見渡してみますと、いろんな形で取り組みをされている ところもあります。特に今回ご質問の鯖江市さんの部分でありますと、JK課という形で、これは女 子高生の皆さんで課を持っているのです、鯖江市役所の中に。そこの企画がきちんと施策になるとい うふうな仕組み。非常におもしろいなというふうに思っておりますので、ぜひ機会を捉えてそういう ふうなことにも取り組みをできることになればいいなというふうには思っております。   今回それこそ市民アンケートを昨年実施した中にも、今議員お話しされたようなイメージを持た れている方、市民の皆さんいっぱいいます。例えば空き店舗を使ったイベント期間中、今ちょうど人 形さま始まりましたけれども、この間の例えばその期間における例えば店舗展開とかいうところを支 援したらおもしろいのではないのとか、今はもっともっと若い世代の意見を聞いて、それをストレー トに施策にあらわしたらいいのではないのと。現に我が村上市民の皆さんもそういうふうな形で考え ていらっしゃる意見がいっぱいあって、それを私たちはアンケートの集計結果として持っているわけ でありますから、それをその思いを、それが全てではないと思いますけれども、そんなところを施策 を展開するきっかけにしながら事業を進めていくことが大切だと思います。   それぞれ各自治体が知恵を振り絞って今この人口減少問題に向かい合っていますので、我が村上 市においてもそういうことをしっかりと取り組みを進めていくというスタンスで日々おりますので、 よろしくお願いいたしたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 本当に高校生、女子高校生とか一般の中学生、いろんな夢を持っているわ けですが、それを大いに収集しながら、少しでも何か村上市に得するような何かあったらやっぱり皆 さんに公募をしながらこれからやってほしいと思います。   それとまた、教育、出産、知名度アップということで、これも話されておりました。移住希望者 に向けて伊那市の特色ある教育環境を体験できる機会を創出する。それから、文化、芸術のイベント に全ての事業を総合PRし、伊那市を文化、芸術のまちとして全国にアピールする。   これ出産では、子供の数が多い世帯ほど優位な事業の制度化を検討し、プラスワンを講じる。い ろんな企画をしています。   最後に、女子高校生の参加により知名度、独自の目線から商品開発やイベント企画を結びつける と。   こういう意味でも今後やっぱりこのことについても市長はどう考えますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今議員がお話しされている内容につきましては、村上市でもしっかり個別の 事案として取り組んでいることでありますし、今回ご質問の鯖江市さんにおきましても、古くから漆 の伝統芸能をベースにして、非常に大きな産業としてあれを育てていらっしゃいます。それがやはり 眼鏡産業とあわせて越前の鯖江における漆産業、これが非常に多分市民の皆さんの誇りにつながって いるのだろうと思っています。それを私ども村上市もぜひやっていかなければならないという強い意 思のもとに今回総合戦略の中でそういう伝統産業部分についての支援を打ち出しています。そんなこ とを一つ一つ取り組むことがやはり我々の誇りづくりにつながると思います。   それと、若い世代のみならず、ここに暮らす全ての世代がしっかりと豊かな生活を暮らしていけ るということは大切だと思いますので、私の視点はやはりそういう全ての世代を見据えた形で人口減 少に立ち向かおうということでこれからも進んでいきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 市長に期待しておりますが、どうか頑張ってください。   次に、武道館建設についてお伺いします。武道館建設委員会では、裁判所が移転した場合その場 所を建設候補地として要望していましたが、その後の計画をお聞かせください。   また、裁判所の場所は、旧村上藩の藩校克従館があった場所であるため、建設委員会から要望が 出ているが、その後具体的な動きはありません。現在までの具体的な情報をお聞かせ願います。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 今ほど議員からお話ありました裁判所の場所を武道館として建設したいと いう要望が出ていることは承知しております。また、その場所が旧村上藩の藩校の克従館であること も承知しておりますが、ご承知のとおり今裁判所があるわけでありまして、そのことについては具体 的な動きは現在のところありません。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 次に、中学校の武道必修化が始まって数年たちますが、全ての中学校には 格技場の施設がありますか。また、武道授業の効果はどうでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 武道施設があるのは、村上第一中学校、村上東中学校、山北中学校だと認 識しております。荒川中学校は、総合体育館の武道場を活用して行っていると。その他の学校につい ては、その他の施設を活用しているというふうに認識しております。   この武道を授業に取り入れたことによりということですが、具体的な効果ということは具体的に 聞かなければならないのですけれども、1つやっぱり武道というものは礼を重んじるスポーツであり ます。礼から始まって礼に終わる。このことは、やはり大きいのではないか。それから、履物をそろ えるとかそういう部分も当然その中に含まれる所作ではなかろうかと。そういうことを中学校のとこ ろで知り得るということは大切な部分である。   もう一つは、やはり今子供たちはバーチャルゲームで、要するにゲーム感覚で殴り合いをしたり という痛みを知らない部分があると思います。投げられる、それから投げられたときの痛みとか、そ れから倒すとか、それから剣道で打つとか、痛みを知るということもこれは子供にとって大切な部分 ではないかな。それがよしあしは別としますけれども、柔道を通して、スポーツを通しての痛みです けれども、そのことを知るということも子供たちにとっては大切な部分ではないかなと、このような ことを考えます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 武道を各学校にやってから子供たちも礼に始まって礼に終わる、それはや っぱり変わってきましたか、それとも全く今までとは変わりませんか、武道やってから。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 申しわけありません。その点については、各学校にどのように変わったか と直接聞かないとその部分についてはわかりませんけれども、先ほど申し上げましたように、そのよ うなことを通して子供たちに身についていくのではないかと、このように考えます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今各学校で剣道、柔道、そのほかやっているとは思うのですが、今武道を 愛好する人口はどのぐらいいらっしゃるのですか。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 現在柔道、剣道、空手、少林寺拳法、弓道の体育協会、それからス ポーツ少年団の加盟団体と、それからそれらに加盟していない合気道、居合道、裁断道など非加盟団 体の合計で約450名ほどいるというふうに聞いております。このほかに中学校、高校の部活動を含 めますともう50名ほどふえるのかなというふうに把握しております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 各学校によっても違うと思うのですが、剣道を主体にして、それと柔道を 主体とか、何か同じ武道を必修ということで、わかれば教えてください。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 授業でよろしいでしょうか。           〔「はい、はい」と呼ぶ者あり〕 〇教育長(圓山文堯君) 管内の中学校で選択状況で柔道が7校、剣道が1校というふうに聞いてお ります。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今村上でも少林寺とかも全日本でも優勝しているぐらいですから、そうい う武道もあるし、空手も、空手は今度オリンピックあるわけです。そういうものも今後取り入れる考 えはありませんか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 授業の中ででありますので、今のところ柔道と剣道のこの2種目というふ うに捉えています。選択科目で中学の場合ダンスということもできますけれども、これは学習指導要 領の中で定められている中身であるというふうに認識しております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 市内の武道団体も頑張っています。少林寺拳法では、昨年の全国大会で優 勝しました。柔道や弓道でも優秀な選手が育ってきています。また、空手もオリンピック候補種目に なっています。   市長は、武道館の必要性についてはどのように認識をお持ちでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今教育長が申し上げましたとおり、この武道に携わる皆さん方、小さいとき からそういうものに携わってきた子供たちの所作、身なり、礼儀、すばらしいものがあると思います。 日本人固有のやはり精神、心に持っているものがそのまま真っすぐ育っていくとこういうふうになる のかな。これを武道を通じて体得しているのかなということをそういう瞬間に出会うとまざまざと感 じさせられます。   せんだって体育協会の表彰式に出席をさせていただきましたけれども、武道に携わられている皆 さん方の中で多くが全国レベルの大会で表彰をされています。村上市そのものにつきましては、合併 前からもそうでありますけれども、合併後の5市町村全てがそういう形で武道に秀でたそういう土地 柄だというふうに私は認識をしております。これを踏まえれば、武道館というものがあればそれは非 常にうれしいなというふうに率直に思っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 市長もそういう考えであれば、これはこれから青少年育成を考える場合や っぱり早急に武道館建設も考えなければならないのではないでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これまで全国レベル、世界レベルの大会でそういう優秀な選手を輩出してい る。今の環境の中でもしっかりとそういうものをつくり上げてきていただいています。ですから、そ ういうことを踏まえれば、今武道館のあるなしにかかわらず、我が村上市の武道に携わる皆さん方の 能力というものは非常に円熟期にあるのかなというふうに思っております、これは指導する方の姿勢 も含めて。ですから、そこのところを踏まえて今後しっかりとその状況を見据えて考えていきたいと いうふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 武道館建設は別に今後武道協会や武道団体へ市としてどのような支援を考 えておられますか。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 武道協会の関係でいいますと、武道祭のほうに開催する折には補助 金を出しておりますし、体育協会やスポーツ〔質問時間10分前の予告ブザーあり〕少年団の加盟団 体の武道関係の皆様にも活動費の支援をしているところでございまして、これからも武道関係の皆様 と良好な関係の活動の支援をしてまいりたいというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今先ほど剣道と柔道を各学校でやっていると言われました。先生方にはど のような指導料というかやっているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 当然体育の教員がいるわけでありまして、その中で体育の指導であります ので、柔道、剣道の指導を行えると考えております。   また、これが導入される際には、このことに対する研修がとり行われているというふうに認識し ております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 学校では、そういう武道をやっている先生もいらっしゃるかもしれません けれども、警察の監督やったり、剣道の監督やったり、そういう人は特別に多分指導していると思う のですが、そういう方々も恐らく柔道も全く同じだと思いますが、どんなふうな支援をしていらっし ゃるのですか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(圓山文堯君) 部活動においては、それぞれ支援受けている学校があると認識しておりま すが、授業そのものについてはそのような支援を受けているというのは、ちょっと私が認識不足であ りますが、というふうに認識しております。   もしかしてそういうことを受けている学校があるかもしれませんけれども、私が知る範囲では授 業の中では受けていないだろうと。部活動においては、支援を受けている学校があると、このように 認識しております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 村上市は、昔から武道の盛んなまちです。老若男女日夜修練に励んでおり、 武道精神が息づいているまちですので、ぜひ武道館を建設していただいて青少年の健全育成や人間形 成に役立ててほしいと願っておりますが、最後に市長お願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先ほど来申し上げておりますとおり、私も非常に議員今ご指摘の部分につい ては人間が生きていく上において非常に重要な部分であるし、ましてや子供が、若い世代からそうい うものを感じて体得をしてみずからのものにするということは、非常にこれはその人間にとりまして 私はいいことだろうなというふうに思っておりますので、その思いでこれからもいろんな政策に取り 組んでいきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) どうぞこれからもよろしくお願いします。   最後に、今月で退職されます自治振興の佐藤課長、消防長の板垣課長、それで会計管理者の米山 課長並びに大変お疲れさまでご苦労さまでした。退職されても健康に留意されてこれからも村上のた めに指導してくださるようにお願いしまして一般質問を終わらせていただきます。   きょうはありがとうございました。終わります。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで山田勉君の一般質問を終わります。   以上で今定例会の一般質問を終わります。                                              〇議長(三田敏秋君) 本日はこれで散会いたします。   なお、3日から各常任委員会並びに一般会計予算審査特別委員会が開催されますので、定刻まで にご参集ください。   大変ご苦労さまでした。           午後 2時45分  散 会