平成27年第1回定例会 一般会計予算審査特別委員会審査記録 1 日  時  平成27年3月16日(月)午前10時00分 2 場  所  市役所 第一委員会室 3 議  題  議第3号 平成27年度村上市一般会計予算 4 出席委員(25名)          1番  渡 辺   昌 君    2番  尾 形 修 平 君          3番  板 垣 千代子 君    4番  鈴 木 いせ子 君          5番  本 間 清 人 君    6番  川 村 敏 晴 君          7番  冨 樫 宇栄一 君    8番  齋 藤 信一郎 君          9番  竹 内 喜代嗣 君   10番  川 崎 健 二 君         11番  木 村 貞 雄 君   12番  三 田 敏 秋 君         13番  小 池   晃 君   14番  姫 路   敏 君         15番  長谷川   孝 君   16番  滝 沢 武 司 君         17番  小 林 重 平 君   18号  佐 藤 重 陽 君         19番  相 馬 エ イ 君   20番  大 滝 国 吉 君         21番  大 滝 久 志 君   22番  山 田   勉 君         23番  片 野 鉄 雄 君   24番  小 杉 和 也 君         25番  平 山   耕 君 5 欠席委員         なし 6 地方自治法第105条による出席者         議 長  板 垣 一 徳 君 7 オブザーバーとして出席した者          なし 8 説明のため出席した者         なし 9 議会事務局職員       局  長      橋 邦 芳       次  長     小 林 政 一       書  記     鈴 木   渉 (午前10時00分) 委員長(平山 耕君)開会を宣する。 ○本日の審査は、議第3号 平成27年度村上市一般会計予算について審査したのち、議第3号につ いて採決を行う。 日程第1  議第3号 平成27年度村上市一般会計予算についてを議題とし、議第3号 平成27年       度村上市一般会計予算について、総務文教分科会長 小杉和也君から審査の概要につい       て報告を受けた後、総務文教分科会報告についての質疑を行い、市民厚生分科会長 本       間清人君から審査の概要について報告を受けた後、市民厚生分科会報告についての質疑       を行い、経済建設分科会長 片野鉄雄君から審査の概要について報告を受けた後、経済       建設分科会報告についての質疑を行う。 総務文教分科会 (報 告) 小杉総務文教分科会長  議第3号 平成27年度村上市一般会計予算のうち総務文教分科会の所管 する審査範囲についての審査の概要と経過について、ご報告申し上げる。去る3月5日、午前10時 から市役所第1委員会室において、正副予算特別委員長、分科会委員8名、並びに副市長および教育 長のほか理事者説明員の出席のもと、総務文教分科会を開会した。はじめに、歳入全款について担当 課長に説明を受けたのち質疑に入った。その主な内容は、委員より、第13款 使用料及び手数料の 教員住宅使用料で何人入居し、使用料はいくらか、との質疑に山北地区の大川谷教員住宅に単身棟5 つ、世帯棟が2つあり、すべて入居しており、単身棟が月1万円、世帯棟が月3万円である、との答 弁であった。委員より、第15款 県支出金 県補助金の電源立地地域対策交付金で毎年金額の変化は あるのか、との質疑に猿田発電所、三面発電所の分で発電量に応じて金額が決定するが発電量と単価 は県から示されておらず、平成27年度は1,284万1,000円で昨年より18万5,000円少ない、平成 29年度からは奥三面発電所の分も加算される、との答弁。委員より、電源立地地域対策交付金は現 在の村上市への交付金ではあるが発電所のある朝日地区への交付金だととらえている人が多いので、 その辺考慮して事業をやっているのか、との質疑に、朝日地区の三面地区を中心に事業を実施してお り保育士の人件費への支出も可能となったので、館腰保育園と三面保育園の保育士人件費にもあてて いる。今後は朝日地区のハード整備にあてることを考えている、との答弁であった。委員より、第 20款 諸収入 消防雑入の高速道救急業務支弁金で昨年と比較してかなり金額が減っているのではな いか、また、今後も続くのかとの質疑に、基礎の算定数値は国が定め公表されていない。平成26年 度と違い、平成27年度は出動率も影響するので、かなり減額となるが今後も継続する、との答弁。 委員より、奨学金貸付金収入で平成26年度と平成27年度の予算額が違うのはなぜか、との質疑に、 奨学金は3万円、5万円、7万円と借りている金額がそれぞれ違い新たに返済が始まる人もいるので、 その年度によって違いが出るとの答弁であった。委員より、第21款 市債 借換債の臨時財政対策債 で、借り換えの利率は、との質疑に、平成17年度当時は2.1%、今は0.5%程度で民間からの資 金なので10年という期間で借りている、との答弁であった。次に歳出について担当課長から説明を 求めた後、款ごとに質疑に入った。第1款 議会費については質疑なく、第2款 総務費について、委 員より、各支所緊急対応経費で、予算額はそれぞれ50万円だがこの金額で対応できるのか、金額が 少ないのではないか、との質疑に、平成26年度は緊急性のあるものと住民が共通する部分の不便解 消に使った。平成27年度も試行しながら取り組み金額は平成28年度に検討させてもらう、との答 弁。委員より、神林支所庁舎管理経費で、神林支所だけが燃料費が極端に少ないが何か理由でもある のか、との質疑に、神林支所は空調設備を電気で行っており、燃料費は補助暖房、草刈り機や小型除 雪機のもので他の支所に比べ金額が少なくなる、との答弁。委員より、定住自立圏経費で、定住自立 圏共生ビジョン審議会委員報酬は関川村、粟島浦村の委員の分も入っているのか、との質疑に、中心 市の村上市が負担することになっているので、村上市の委員の他、関川村、粟島浦村の委員の分も入 っている、との答弁。委員より、地域おこし推進事業経費で地域おこし協力隊員の採用の件と経緯は、 との質疑に、10月と11月に現地セミナーを開会し朝日地区には20代の女性が、山北地区には30 代の女性が決定した、との答弁であった。第8款 土木費については、さしたる質疑なく、第9款 消 防費について、委員より、消防対策費一般経費で備蓄品の予算は消耗品費の中からでているが、金額 に不足はないのか、との質疑に、備蓄品のうち食料品の賞味期限がおおむね5年なので必要な数を5 等分して順に入れ替える、単年度では約5分の1の経費となる、との答弁であった。第10款 教育 費について、委員より、学校スクールバス等運行経費で大きいバスと小さいバスが運行しているが、 大きいバスは満員になっているわけでもなく冬場は道路幅が狭くなるので通勤時間帯はすれ違いも大 変だ。経費面の要因なのか、との質疑に、何人の児童生徒が乗ると情報提供はしているが委託業者の 配車の関係でそうなっている。冬場の件は今後検討していきたい、との答弁。委員より、生涯学習推 進センター経費で1年が経過してもう少しこういったシステムが必要だとか、利用者からのニーズや 要望を平成27年度の予算で配慮した点はあるか、との質疑に、当初予算には反映していないが利用 団体との会議を2月に開催し、小さい要望がいくつか出されたので今後どこかで計上したい、との答 弁。委員より、学校給食施設経費で、工事請負費の内訳は、との質疑に、高南学校給食共同調理場の 工事が大きく耐震補強工事、排水改善工事、空調の工事で3,544万5,000円、ほかに6か所営繕工 事を行う、との答弁。委員より、文化財保護経費で祭屋台等製作修理技術者研修会村上大会実行委員 会負担金とあるが、市は主体的にかかわっていくのか、との質疑に、市も負担し職員も一緒になって 技術者の研修を考えていく、との答弁。委員より、体育施設経費で各地区の体育館が古くなっている。 耐震診断や雨漏りの改善などの予算はどうなっているか、との質疑に、荒川総合体育館の耐震診断を 予算に盛り込み平成27年12月25日まで県に報告する。雨漏りの件は改修も検討しているが事故が あっては困るので関係職員が十分留意していきたい、との答弁。委員より、学校給食経費で学校給食 用自主流通米負担金は、どこにどの位の差額を補てんしているのか、との質疑に、JAと2分の1づ つ負担し学校給食会に支払っている。岩船産こしひかりと標準米との差額はキロ70円である、との 答弁であった。以上で質疑を終結し、総務文教分科会の審査範囲についての賛否の態度を取りまとめ るにあたり、委員から賛否の態度についての発言を求めましたが、発言なく、起立採決の結果、議第 3号のうち、総務文教分科会所管の審査範囲については、原案のとおり、可決すべきものと態度を決 定いたした。以上で、総務文教分科会の審査の概要と経過についての報告を終わる。 (質 疑) なし 市民厚生分科会 (報 告) 本間市民厚生分科会長  議第3号 平成27年度村上市一般会計予算のうち、市民厚生分科会の所 管する審査範囲についての審査の概要と経過について、ご報告申し上げる。去る3月9日、午前10 時から市役所第1委員会室において、正副予算特別委員長、分科会委員7名、並びに副市長のほか税 務課、市民課及び環境課所管の説明員、議長および議会事務局長の出席のもと、市民厚生分科会を開 会した。はじめに、歳入全款について担当課長に説明を受けたのち質疑に入った。第1款 市税では 委員より、法人税の算出割合が14.7%と12.1%の2つに分かれているのはどういうことかとの質疑 に、平成26年度の条例改正によって平成26年10月から事業開始となった法人につきましては 14.7%から12.1%に引き下げられたとの答弁でした。委員より、軽自動車税の減免見込み額の285 台の減免見込みの対象者とはとの質疑に、減免見込みについては身体障害者の減免が主なものだとの 答弁であった。委員より、固定資産税の課税免除で企業設置条例の減免608万1,000円の減となっ ているが内容はとの質疑に、平成27年度については4社である。1社が新規事業者である。この新 規事業者が半分以上の額を占めているとの答弁であった。第11款 交通安全対策特別交付金では委 員より、事故防止対策の交付金との説明だったが数字的に年々減ってきているが、平成26年度と比 べると約300万円の減だが、どのような特徴かとの質疑に、平成27年度については前期と後期の2 期に分けて交付されておるが前期412万1,000円を見込み、合わせて800万円を計上した、平成25 年度の決算では1,014万9,000円であったので今後多く交付されるかもしれないが、この金額を見 込んだ。また、事故の件数は村上市内で28件減っているとの答弁であった。第12款 分担金及び負 担金では、質疑なく、第13款 使用料及び手数料では督促手数料が増えているのはどうしてかの質 疑に、昨年の実績を見て増やしたとの答弁であった。第14款 国庫支出金では、委員より、個人番 号カード交付事業補助金で市民との関係はどのようになるのかとの質疑に、平成27年10月から12 桁の個人番号が通知されてきて、平成28年1月から希望する方に個人番号カードを発行していくと の答弁であった。委員より、個人番号カード交付事業費は国が望んでいる国民総番号につながる事業 なのかとの質疑に、2013年5月に社会保障税番号制度の関連法が成立して施行された。それに基づ き番号法も成立して現在に至っているとの答弁であった。委員より、そのことに関して市民への周知 はどのように考えているかとの質疑に、政策推進課とも協議して周知に努めるとの答弁であった。委 員より、現在住基カードを取得している住民はどのくらいかとの質疑に、現在の総交付枚数は2,300 枚位で、亡くなった方などもおるので、1月30日時点での有効枚数は1,769枚であるとの答弁であ った。第15款 県支出金では質疑はなかった。第20款 諸収入では、委員より、ごみ処理場有価物 売却収入で、昨年より減額となっているが実績から思ったほどの売り上げになっていなかったので減 額したのかとの質疑に、鉄の価格が下がっておるので昨年より減額したとの答弁であった。次に、歳 出全款について担当課長の説明を受けたのち、質疑に入った。第2款 総務費では、委員より、各款 にある職員人件費の中で、寒冷地手当があるが公務員だけが今もって出すのはいかがなものか、行財 政改革の一貫としてこの辺から手をつけるべきと思うがどのように考えるかとの質疑に、今までは山 北地区にしか出しませんでしたが、気象状件などの変化等で数値を測定したところ、関川と朝日地区 も該当することになったので国から支給ということになったので支給することとした、支給するしな いは県の条例等もあり、それに準じて支給することとしているとの答弁であった。委員より、無料法 律相談委託料で予算的には充分間に合っているのかとの質疑に、無料法律相談は毎週火曜日と金曜日 の10時15分から12時45分の間、相談時間1人30分以内、1日5人となっているとの答弁であ った。委員より、空き家等管理不全防止対策経費で、空き家バンクに登録している建物等は別として も環境にも衛生的にも更には、積雪などで倒壊の危険性がある空き家もあると思うが、かなりの件数 があるのかとの質疑に、今年の雪はかなり重く倒壊した家は2件あった、場所は朝日地区の瑞雲と関 口になるとの答弁であった。委員より、来年度から空き家等特別措置法が施行されるが、今まで手を 出せなかったのが、この法によって変わるようなところがあるのかとの質疑に、まだガイドラインが 示されていないので5月か6月には、お示しできると思うとの答弁であった。委員より、固定資産の 関係で、建物があれば安く更地にすると評価が上がるようなことで取り壊す障害にもなっていると思 うが、税の関係も変わりがあるのかとの質疑に、宅地の場合、住宅が建っていれば200uまでは小 規模住宅用地ということで6分の1、200uを超える場合は、3分の1の規定で課税されているが、 建物を取り壊すと200u以下だと6倍になるし、200uを超えると4倍か5倍とかになる。特別措 置法が施行されて特定空き家に指定されると、建物を取り壊さなくとも建物が無いものとして3分の 1、6分の1ではないかたちで課税されるとの答弁であった。委員より、特定空き家に指定されると、 更地と同じ扱いになるということかとの質疑に、その通りであるとの答弁であった。委員より、税務 の収納推進員報酬で3人分の年間518万6,000円とあるが、週に何日来て、どのような仕事をして いるのかとの質疑に、勤務時間は平日9時から16時までの6時間勤務である。業務的には滞納者の 訪問徴収と、現年度分の未納者に対する納税督促が主な業務内容であるとの答弁であった。委員より、 収納推進員の席が今の場所でいいのか、相談相手にとってどうなのかとの質疑に、実際の分納制約と か納税の関係業務は職員が対応しているし、会計の奥に相談室が3室あるので、込み入った話はそこ で行っているとの答弁であった。委員より、消費生活相談員報酬が2人分で345万9,000円とある が、消費者の相談など年間どの位の報告があるかとの質疑に、平成26年4月1日から平成27年1 月31日までの相談件数で240件との答弁であった。第3款 民生費では委員より、昨年聞いたとき に若い人たちが所得の関係やリストラの関係で国民年金の未納で免除の手続きをしている方が増えて いる数字が出ていたが現在の状況はとの質疑に、平成26年度分について集計していないが昨年度末 で法定免除を受けている方が720人前後、学生特例の方が740人、若年性猶予で224人おったとの 答弁であった。第4款 衛生費では、委員より、岩船沖洋上風力発電推進事業の今後のスケジュ−ル はとの質疑に、今のところ6月にシンポジウムを開催したいと考えているとの答弁であった。委員よ り、メガソーラーの新規の受付はしないという事で余った電力を売ることに対して当初と違ってきて いる状況のようだが、その辺の関係はどのようになっているかとの質疑に、太陽光発電に関しては家 庭で使いましょうとして余った電力は売ります、大きいものは全部売りますが、私たちが進めている のは家庭で使いましょうとしているし買うのも制限があるから自分の家で使うにはCO2の削減にも 繋がるので何の支障もないと考えているとの答弁であった。委員より、昨年は電気自動車の充電器の 設置予算があったが今年はないようなので充足しているという理解でいいのかとの質疑に、当初は山 北地区に設置して計画を終わる予定だったが山形県鶴岡市の道の駅しゃりんに設置することが判明し たので山北からしゃりんは近いし、重複するかなということであるし、高速道路も延伸するので今後 検討しようということで今年は工事予算の計上は見送ったとの答弁であった。委員より、環境基本計 画中間総括業務委託料の業務の内容はとの質疑に、環境基本計画は平成23年3月に策定して平成24 年から10ヵ年にかけての計画である、その真ん中にある平成27年度に見直しをしようということ が謳われていて、今までの検証と今後5年間どんなことを進めていくかというようなことを計画する ための委託料であるとの答弁であった。委員より、臭気測定検査委託料は、朝日地区5ヶ所、村上地 区1ヶ所、神林地区1ヶ所で、春秋の年2回行っているとのことだが、この事業を委託して何年にな るかとの質疑に、合併前から行っているとのことだから相当になると思うとの答弁であった。委員よ り、予算を付けていても臭いの根元を断たなければ仕方がないと思うが、その点ではどのようにして いるかとの質疑に、臭気測定はもちろんだが集落の代表の方々と場合によっては県の方も入る場合が あるが、それぞれ畜舎の代表の方や工場長とかと昨年指摘した所はどうなっているか、また今年指摘 した所は来年どうするか、毎年行っておるし、集落の方々も私たちも見ているぞというようなところ で少しずつ改善していただいているし、法に反するようなことは県にお願いをしているとの答弁であ った。委員より、し尿収集委託料は胎内市にも委託しているが、下水道につなぎ込みが進めば予算が 減るのに増額となっているのはどうしてかとの質疑に、平成26年度までは1リットルあたり220円 税抜きだったが、前々から収集業者から、その算出では経営ができなくなってきていることから1台 当たり幾らにしていただきたいとの要望があり、平成27年度から1台当たりの数字で見込んだとの 答弁であった。委員より、その1台当たり幾らなのかとの質疑に、1台当たり114万2,410円の6.2 台分であり、そこに消費税が入る、114万2,410円は1ヶ月分であるとの答弁であった。第8款 土 木費の質疑はなし。これで税務課、市民課及び環境課所管分についての質疑を終了し、続いて保健医 療課、福祉課及び介護高齢課所管分について審査に入った。はじめに、歳入全款について担当課長に 説明を受けたのち、質疑に入った。第12款 分担金及び負担金では、委員より、保育園入園者負担 金で保育料の基準を所得の低い人への対応とのことだったが対象の人数はとの質疑に、想定している 人数は1,422人であるとの答弁であった。第13款 使用料及び手数料では質疑はなし。第14款 国 庫支出金では、さしたる質疑はなし。第15款 県支出金、第18款 繰入金ではさしたる質疑はなし。 第20款 諸収入では、委員より、保育園保育士等給食費負担金では減額になっているが、園児の数 が減り保育士の数も減ってこの数字と理解すればいいのかとの質疑に、単純に子どもの数が減ったと いうことばかりではないが子どもの年齢分布も考慮して保育士215人、調理員30人、用務員15人、 一時保育子育て支援センター3人、看護士1人の合計265人分を想定しておるとの答弁であった。 次に、歳出全款について担当課長の説明を受けたのち、質疑に入った。第3款 民生費では、委員よ り、生活困窮者自立支援事業経費で内容はわかるのだが、専門性の持った職員は確保されているかと の質疑に、委託の条件の中にそのような職員を配置するよう入れてあるとの答弁であった。委員より、 その事業の開始はいつからかとの質疑に、平成27年4月1日からになるとの答弁であった。委員よ り、4月1日から事業をするのだったら専門の資格者は確保してあるのかとの質疑に、社会福祉士の 資格をもった方が当たるとの答弁であった。委員より、介護報酬が平成27年度から減額となるが、 各自治体の特別老人ホームの留保金が2兆円を超えたのが大きな原因だと思う、しかし、民間のデイ サービスは厳しい運営をしていると思う、岩船福祉会にも相当な内部留保金があるが、償還金とかも あるので協議をしていただきたいとの質疑に、岩船福祉会の実態ついては毎年の決算も出ておるので、 内部留保にしても次の建設資金にするということである、今後の建て替えなども国の補助金などもあ るとは思うが岩船福祉会の方でしていただくし、私らがどうのこうのということも出来ない。サービ スの低下をしないように、また職員の待遇についてもこちらからは何も言えないので今後の実態の把 握に努めてまいるとの答弁であった。委員より、村上市は来年度より要支援1と2の人は介護事業か ら外れて、自治体の支援事業に変わるが、その準備や会議の予算はどこに入るかとの質疑に、介護保 険特別会計に入るとの答弁であった。委員より、生活保護扶助費について昨年の実績からの数字だと 思うが、内容はどの位の人数を対象にしたかとの質疑に、現在380世帯だが396世帯を想定してお る、住民は514人なので560人くらいの数字になるのではないかと思うとの答弁であった。第4款 衛生費では、委員より、県立坂町病院活性化協議会で年に何度か会議など開いているが、昨年この委 員会でも県に要望に行ったが、その後何かの支援はあったかとの質疑に、事務局は保健医療課になり、 毎年県に対して要望に行っておる、平成24年に呼吸器系の医師を補充していただいた経緯があると の答弁であった。委員より、自殺予防対策事業経費で村上市の自殺者の人数はとの質疑に、増えたり 減ったりのでこぼこであるが年間20人前後であるとの答弁であった。委員より、子ども医療費助成 費扶助の金額はわかったが、対象の人数はとの質疑に、合計で7,920人、内訳で小学生が4,862人、 中学生が1,472人、高校生が1,586人であるとの答弁であった。以上で質疑を終結し、市民厚生分 科会の審査範囲についての賛否の態度を取りまとめるにあたり、委員から賛否の態度についての発言 を求めたが発言なく、起立採決の結果、起立多数で議第3号のうち、市民厚生分科会所管の審査範囲 については、原案のとおり、可決すべきものと態度を決定した。以上で、市民厚生分科会の審査の概 要と経過についての報告を終わる。 (質 疑) なし 経済建設分科会 (報 告) 片野経済建設分科会長 議第3号 平成27年度村上市一般会計予算のうち経済建設分科会の所管す る審査範囲についての審査の概要と経過について、ご報告申し上げる。去る3月10日、午前10時 から市役所第1委員会室において、正副予算特別委員長、分科会委員8名、並びに副市長ほか理事者 説明員の出席のもと、経済建設分科会を開会した。はじめに、歳入全款について担当課長に説明を受 けたのち、質疑に入った。その主な内容は、第13款 使用料及び手数料で、委員より、露店市場出 店許可手数料について出店者が少なくなっているが、要件を緩和して、神林道の駅に出している人に も来てもらったらとの質疑に、商工振興係副参事より、今後、市場組合とも協議していきたいとの答 弁。第15款 県支出金で、委員より、木造住宅耐震診断事業費補助の実績と見込みはとの質疑に、 昨年の実績が3件、今年は6件を見込んだとの答弁。県営住宅管理委任交付金について、委員より、 貸したお金が未払いなどの状況はとの質疑に、商工振興係副参事より、過去に返済が不能になった事 例が1件あるがそれ以外は特に聞いていないとの答弁。以上で、歳入の質疑を終結し、引き続き歳出 中、当委員会所管分について所管課長の説明を受けた後、質疑に入った。第6款 農林水産業費中、 農作業労働賃金標準額策定経費に関連して、委員より、参考小作料は各地域どうなっているかとの質 疑に、農業委員会事務局長より、地域部会と農業委員が協力しながら現在試案を作っている。物納で 反当り90キロから35キロで設定されているようだ。詳しいことは決定承認を得ていないので差し 控えたいとの答弁。有害鳥獣対策経費について、委員より、鳥獣被害対策実施隊出動報酬の内訳はと の質疑に、課長より、1日3,000円で5名、20回分との答弁。委員より、猿1頭の捕獲費が8,000 円では安いのではないか。猟友会の人も高齢化しており、思い切って単価を上げて雇用促進につなげ てはどうかとの質疑に、副市長より、電気柵はある程度抑制になっているが大規模にできないのが難 点。駆除ということなのでむやみに殺すのは奨励しかねるが、検討課題としたいとの答弁。委員より、 村上ブランド育成拡大事業で全国相手となるが全部農協に丸投げかの質疑に、課長より、農家とJA と連携し、ブランドの販路拡大を図っていきたいとの答弁。委員より、機構集積協力支援事業経費 4,500万上がっているが、効果は出ているのかとの質疑に、課長より、各地区の今年度の実績に合わ せて計上したものであるとの答弁。委員より、青年就農給付金1,950万円の内訳はとの質疑に、課 長より、45歳まで13人分、年間1人150万円で5年間の制度との答弁。漁港施設整備経費につい て、委員より、村上市の漁業はとの質疑に、山北支所産業建設課長より、中浜、府屋、県営で寝屋、 市が脇川、桑川、また神林支所産業建設課長より、神林の塩谷漁港との答弁。第7款 商工費 ふるさ と納税寄附金記念品代について、委員より、ふるさと納税を9月から実施と聞いているが、返礼率を どのくらい考えているかとの質疑に、課長より、物産会に委託し、返礼率は50%以下を考えている との答弁。また、県内でもかなりの成果をあげているところもある。市は目標をたてて制度設計を進 めるべきでないかとの質疑に、課長より、物販から今後は体験交流なども視野に入れ、特産品の消費 拡大に活用したい。様子を見ながら政策推進課とも協議、検討をしていきたいとの答弁。委員より、 企業誘致経費と状況はとの質疑に、雇用促進係副参事より、東京、埼玉の普通旅費が30万、市内企 業を数多く訪問し、広く進出情報を入手し、村上市への進出をお願いしているが、なかなか厳しいと の答弁。海水浴場経費について、委員より、毎年飛砂で車が入れない状況、海岸清掃について、大き いものは市で考えられないかとの質疑に、課長より、先の爆弾低気圧で瀬波海岸が削られた。今後検 討をしたいとの答弁。委員より、市営ゴルフ場、みどりの里、夕日会館など、村上市もネーミングラ イツを活用してはどうかとの質疑に、観光交流室長より、以前県内の状況を調べたら、新潟市と佐渡 市でやっている。公募したが応募なしの例もあり、慎重に考えているとの答弁。第8款 土木費 神林 道の駅管理経費について、委員より、道の駅の整備見通しはとの質疑に、神林支所産業建設課長より、 道の駅までのアクセスについては、平成27年3月まで踏切などタッチする。27年度で駐車場整備を 考えていたが、1年先送りして、通行状況、混雑状況を見て考えたいとの答弁。道路橋りょう費一般 管理経費について、委員より、大谷沢橋の工事で、迂回路を通る住民は山が崩落する危険にさらされ ている。どうなっているのかとの質疑に、課長より、山北支所より聞いている。山自体が民地で平成 25年度に現地調査測量をしている。都市整備課整備室長より、大谷沢の橋については、今年度の3 月末に工事が終わり供用をする予定、また副市長より、安全については支所でパトロールをしてやっ ている。どういう補助があるか対応を検討したいとの答弁。日本海沿岸東北自動車道整備推進事業経 費について、委員より、国土交通省と市との役割分担はとの質疑に、課長より、本線は国、ロングラ ンプも国、ロングランプから道の駅まで市がやるとの答弁。道路対策事業経費について、委員より、 雪のため、木が道路にかぶさり、交通ができなく大変困った。民地の人に連絡がつかない場合、条例 を作ってすぐ対応できるようにしてはどうかとの質疑に、副市長より、苦慮しているところで、国の 法律もあるので、法整備について研究したいとの答弁。除雪対策費について、委員より、消雪パイプ 全体の総点検が必要ではないかとの質疑に、副市長より、老朽化も進んでおり、今後検討をしていき たいとの答弁。また、委員より、歩道除雪車の購入計画はとの質疑に、課長より、今回は現在の古い 機械を買い替える。今のところそこまではいかないとの答弁。都市計画総務費の歴史的風致維持向上 計画関連業務経費について、委員より、全体スキーム、住民意見などどういう取り組みかとの質疑に、 課長より、委員会を策定し、条例案で策定委員会と業者と住民とで素案をつくり、コンサルにまとめ てもらい、住民とやりとりしながら案を仕上げていくとの答弁。第11款 災害復旧費及び第2表債 務負担行為は特に質疑なく、以上で質疑を終結し、賛否態度の発言が1件あり、起立による賛否態度 の取りまとめを行った結果、議第3号のうち当分科会所管分については、起立全員にて原案のとおり 可決すべきものと、態度を決定した。以上で報告を終わる。 (質 疑) なし 【討 論】 相馬 エイ ご苦労さま。全体を見て非常に前向きな事業も今年はあるように思う。しかし、人 口増、それから地域の産業の活性化という点でももっともっと抜本的な対策が求められると思うし、 地域、行政指導の事業が特に目立つようになってきたという点で、反対といたす。  以上で質疑を終結し、討論を求めたが討論なく、起立による採決を行った結果、議第3号について は、起立多数にて原案のとおり認定すべきものと決定した。 委員長(平山 耕君)閉会を宣する。 (午前10時38分)