平成28年村上市議会第3回定例会会議録(第4号) 〇議事日程 第4号 平成28年9月12日(月曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名                               第 2  一般質問                                                                                  〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(26名)    1番   小  杉  武  仁  君     2番   河  村  幸  雄  君    3番   本  間  善  和  君     4番   鈴  木  好  彦  君    5番   稲  葉  久 美 子  君     6番   渡  辺     昌  君    7番   尾  形  修  平  君     8番   板  垣  千 代 子  君    9番   鈴  木  い せ 子  君    10番   本  間  清  人  君   11番   川  村  敏  晴  君    12番   小  杉  和  也  君   13番   姫  路     敏  君    14番   竹  内  喜 代 嗣  君   15番   平  山     耕  君    16番   川  崎  健  二  君   17番   木  村  貞  雄  君    18番   小  田  信  人  君   19番   長 谷 川     孝  君    20番   小  林  重  平  君   21番   佐  藤  重  陽  君    22番   大  滝  国  吉  君   23番   大  滝  久  志  君    24番   山  田     勉  君   25番   板  垣  一  徳  君    26番   三  田  敏  秋  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    高   橋   邦   芳   君        副  市  長    忠           聡   君 教  育  長    遠   藤   友   春   君        総 務 課 長    佐   藤   憲   昭   君        財 政 課 長    板   垣   喜 美 男   君        政策推進課長     渡   辺   正   信   君        自治振興課長     川   崎   光   一   君        税 務 課 長    建   部   昌   文   君        市 民 課 長    尾   方   貞   一   君        環 境 課 長    中   山       明   君        保健医療課長     菅   原   順   子   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    加   藤   良   成   君        農林水産課長     山   田   義   則   君        商工観光課長     竹   内   和   広   君        建 設 課 長    中   村   則   彦   君        都市計画課長     東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    早   川   明   男   君        水 道 局 長    川   村   甚   一   君        会 計 管 理 者    中   村   る み 子   君        農業委員会                   小   川   寛   一   君        事 務 局 長        選挙管理委員会                   佐   藤       廣   君        委  員  長        選管・監査                   木   村   正   夫   君        事 務 局 長        消  防  長    長       研   一   君        学校教育課長     遠   山   昭   一   君        生涯学習課長  田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    小   川       剛   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    齋   藤   泰   輝   君        山 北 支 所 長    五 十 嵐   好   勝   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    田   邉       覚        事 務 局 次 長    小   林   政   一        係     長    鈴   木       渉           午前 9時58分  開 議 〇議長(三田敏秋君) ただいまの出席議員数は25名です。遅参の届け出のある者1名です。定足 数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程はお手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくご協力をお願い いたします。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(三田敏秋君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、12番、小杉和也君、14番、竹内喜代嗣君を指名 いたします。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(三田敏秋君) 日程第2、一般質問を行います。   本日の一般質問は3名を予定しております。ご了承願います。   最初に、24番、山田勉君の一般質問を許します。   24番、山田勉君。(拍手)           〔24番 山田 勉君登壇〕 〇24番(山田 勉君) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、一般質問させ ていただきます。新政村上の山田です。よろしくお願いします。   私の質問は、3項目お願いします。1点目、18歳以上の方に対する選挙権の広報・啓発につい て質問いたします。ことしの7月の参議院議員選挙から選挙権年齢が18歳に引き下げられましたが、 新たに18歳、19歳となった人に対し、選挙についての広報・啓発はどのようにされましたか、お伺 いします。   2項目め、大型台風への対策についてお伺いします。台風10号の記録的な大雨の影響で、北海 道や東北各地で深刻な被害が相次ぎ、自然豊かでのどかな地域は泥の海に一変しました。9月1日付 の新聞記事によれば、死者は11人、行方不明5人、岩手県内の高齢者施設では9人が亡くなりまし た。もし台風10号が村上市を直撃していたらどうなっていたかわかりません。上海府地区、下海府 地区、塩谷海岸など、離岸堤の整備、また、荒川や三面川なども降雨による堤防決壊などの災害が心 配されるため、県当局及び地元関係者とも連携しながら早急に対応していただきたいと思いますが、 いかがでしょうか。そこで、村上市では、災害のときにはどのような対応をとり、一般市民に対して どのように行動していきますかお伺いいたします。   3項目め、新しい荒川地区公民館、保健センターについて。荒川地区公民館、保健センターが新 しく生まれ変わる予定であり、平成31年4月1日から供用開始の予定とのことですが、大いに期待 しています。現在の施設が完成した当時、冷暖房の故障により夏は冷房がきかなく、冬は寒いため、 市民からの苦情が多かったように記憶しています。これからは市民が楽しく使用できるようにしてい ただき、また、ホールも市総合文化会館のように600人が入れるようにしていただきたいと思いま す。特に荒川地区は村上の南の玄関口として、また、国道113号と7号が交差して、何をするにも 大勢会場に来てくれると思いますし、一流ミュージシャン、歌手なども交通の利便がよいので来やす いと思われます。そこで、荒川地区公民館の整備内容についてお伺いします。   答弁をいただいた後、再質問させていただきます。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) おはようございます。それでは、山田議員の3項目のご質問につきまして順 次お答えをいたします。   最初に1項目め、18歳以上の方に対する選挙権の広報・啓発については、選挙管理委員会委員 長から答弁をいたさせます。   次に2項目め、大型台風への対策について。市では、災害時にどのような対策をとり、市民に対 してどのように行動しているのかとのお尋ねについてでございますが、本市では風水害や地震等の災 害時に備え、災害予防、災害応急対策、災害復旧の各計画をまとめた「地域防災計画」を作成してお ります。台風等の対応といたしましては、関係機関と連絡を密にするとともに、新潟地方気象台から 発表される気象情報や降雨情報、雨量や河川の水位情報などを参考に、関係職員による警戒体制をと っております。加えて、防災行政無線や防災メール等を使い、災害に備えるよう住民へ注意喚起を行 っております。また、警報が発表された場合や、河川水位が規定のレベルに達した場合、土砂災害警 戒情報が発表された場合など、状況に応じて職員を招集するとともに、災害の発生が予想される場合 には避難所を開設し、避難準備情報、避難勧告、避難指示を防災行政無線や緊急メール等により住民 に発信してまいります。ふだんの対応といたしましては、出前講座による防災教育や自主防災組織の 結成、防災士の養成を図ってきたほか、毎年8月末には各地区で風水害や津波災害を想定した防災訓 練を行っていただいているところであり、今後も継続をしてまいります。   また、河川や海岸部の危険箇所について早急な対応とのご指摘でございますが、市では国や県と 地元関係者による現地確認を毎年実施しており、それぞれの整備促進につきましても国、県など関係 機関に要望を行っているところであります。   次に3項目め、新しい荒川地区公民館、保健センターについては、教育長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 選挙管理委員長。 〇選挙管理委員会委員長(佐藤 廣君) おはようございます。それでは、山田議員の1項目め、 18歳以上の方に対する広報・啓発について、新たに18歳と19歳になった人に対して広報・啓発は どのようにされたかとのお尋ねについてでございますが、本年3月に荒川高等学校3・4年生70人、 5月には村上高等学校3年生166人、6月には村上桜ヶ丘高等学校198人を対象としまして、明る い選挙出前授業を実施しております。授業の内容は、選挙の意義や選挙制度等の説明、模擬投票でご ざいます。実施後のアンケートでは、「有権者になったら投票に行きますか」の設問に対し、9割以 上の生徒が「投票に行こうと思う」と回答しており、選挙管理委員会といたしましては、今後も継続 してまいりたいと考えております。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) おはようございます。それでは、山田議員の3項目め、新しい荒川地区公 民館、保健センターについて、整備内容はとのお尋ねについてでありますが、老朽化に伴い改築を予 定している同公民館につきましては、本年度中に基本設計を終え、来年度の早期に実施設計を行った 後、建設事業に着手する予定としており、施設建設後に現在の施設を撤去し、駐車場として整備する 予定であります。施設規模につきましては、全体的に縮小することを予定しておりますが、これは保 健センターで実施しております各種検診等を公民館施設で実施することで、施設の効率的な活用を図 り、会議室等につきましても利用人数に応じてパーテーション仕切りとするなど、利用場面に応じた 多様性のある施設とするためであります。   また、現在玄関に下足置きを設置しており、利用者の方にお手間をおかけしておりますが、土足 のまま施設利用ができる仕様とし、特に高齢者や幼児に配慮した施設としたいと考えております。   なお、ホールにつきましては、これまでの利用実態や冷暖房効率等を勘案し、また市内において 500人から1,000人規模のホールを有する施設があることから、300人規模を予定しております。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   平成28年の9月10日、新聞記事によれば総務省7月の参議院選で新たに有権者になった18歳、 19歳、約240万人の投票率を調べた結果、18歳は51.28%、19歳は42.30%、18歳と19歳を合わ せた投票率は46.78%だったと発表しました。村上市では、投票率を調査したといいますが、18歳、 19歳の投票率を教えてください。また、あわせて18歳と19歳を合わせた投票率はどのぐらいでし たか。 〇議長(三田敏秋君) 選挙管理委員長。 〇選挙管理委員会委員長(佐藤 廣君) お答えいたします。   18歳、19歳の投票率は、新潟県の平均が42.52%であり、村上市は35.59%でありました。大 変残念な結果となったと感じております。選挙啓発への啓発活動等が不足していたと反省していると ころであります。この結果を深く認識して、選挙管理委員会や明るい選挙推進協議会と連携して、若 者の投票率向上に努めたいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今18歳が35.5%ですか、19歳は何%でしたか、済みません。 〇議長(三田敏秋君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(木村正夫君) 年齢別に再度答弁させていただきますが、18歳の投票した 人が258人、40.82%、19歳は179人、30.03%、合計で437人、35.59%になっています。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 選挙区の広報、啓発したにもかかわらず、これ何で新潟県以下になってい たのだろう。それからもう一つは、東京の場合は投票率高いのです。これやっぱり選挙の指導といい ましょうか、高校だけではなくて、職業訓練校とか、新潟リハビリテーション大学とか、そういうと ころ、また学校へ行かないで中学校を卒業していった方とか、そういうのにもっとアピールしなけれ ば、せっかく18歳から選挙権があったということで、先ほど一番最初、90%は投票してくれるとい うような話したのがまるっきり違う結果になりましたが、どう思われますか。 〇議長(三田敏秋君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(木村正夫君) 全国平均、また県平均よりも下がっておりますけれども、こ れについては進学によって住所を持っていっていない方が多数いたのではないかなというのが1つで ございます。また、議員がご指摘の高校に通っていない方とか、19歳への選挙啓発が不足をしてい たのではないかというようなご指摘でございますが、その辺については私どもも選挙管理委員会とし てもそれについてはそのとおりだというふうに受けとめております。なお、高校に行っていない人、 または19歳への啓発については、現在20歳になった人に対してお祝いのメッセージを現在行って 選挙啓発を行っておりますが、それについてやはり18歳、また19歳を対象に広げて、メッセージ をその辺をしていきたいなと考えておりますが、選挙管理委員会の中でなお委員の皆さんと協議して 進めていきたいなというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 19歳が反対に少ない。これ18歳から19歳、すぐ20歳になるわけですが、 どう思われますか。 〇議長(三田敏秋君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(木村正夫君) 全体の投票率については、ちょっと年代別の投票率について はまだ調査してございませんが、サンプルの投票区において結果を見ていますと、20代については やはり一番年齢別には下がっております。ただ、18歳と19歳は20代よりも投票率が高くなってい る状況、または18歳については19歳よりも投票率が高くなっているというようなサンプルも結果 出ておりますので、当然学校に対して出前授業を行った結果が結びついているのではないかなという ふうに考えております。やはりこれについては、継続をして選挙啓発をしていくことによって、少し は改善が見込まれていくのではないかなというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 地方出身者が住民票を実家に残したまま進学や就職で都市圏に引っ越し、 投票に行かなかったケースも考えられますが、村上市ではどのぐらいいると思いますか。 〇議長(三田敏秋君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(木村正夫君) 具体的な数字はちょっと把握してございませんが、不在者投 票という制度がございます。市議会議員選挙と比較しまして、参議院選挙については不在者投票がほ ぼ300人という大体同じくらいの数字を持っておりますので、その不在者投票が伸びていないとい うことは、残念ながらそういった県外とか行った方が投票しなかったのかなというふうに考えており ます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 都道府県見ると、トップが東京なのです。あのでかい、一番大きい、それ がもう18歳の方は62.23%、ちょっと考えられませんけれども、それから19歳の方は53.8%なの です。それで、本県、新潟県は18歳が47.93%、19歳は36.98%、18歳と19歳合わせて投票率は 42.52%です。こういう結果になったわけですが、どうしたら投票率が上がると思われますか。 〇議長(三田敏秋君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(木村正夫君) 効果的なという部分は、ちょっとどうかわかりませんけれど も、やはり啓発活動または主権者教育を継続をしていくことによって、それが投票率向上につながっ ていくのではないかなというふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 抽出調査によると、5歳ごとに区切った年代別の結果も出ています。最も 高かったのは、70歳から74歳、73.67%、65歳から69歳までが71.65%、75歳から79歳が 70.13%、最も低かったのは20歳から24歳、33.21%、続いて25歳から29歳までが37.9%、30 歳から34歳が41.85%だったということですが、村上市でもこういう年代別で投票率を調べたこと はございますか。 〇議長(三田敏秋君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(木村正夫君) 先ほど申し上げましたが、全市を対象にしたそういった調査 はちょっとしてございません。先ほど申し上げましたが、サンプル投票区ということで調査をしまし たが、今議員のお話がございましたような傾向に村上市もあるのかなというふうに感じております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) これは、総務省で出た結果なのです。ですから、村上は村上でそれなりに 上げていると思うのです。その結果そうなったので、年代別も多分上げていると思うのですが、して いないのですか。 〇議長(三田敏秋君) 選管・監査事務局長。 〇選管・監査事務局長(木村正夫君) 県の報告は、サンプル全部の投票区ということではなくて、 村上市の中で標準的な投票区ということで、1つの投票区を調査しまして報告してございます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それでは、1項目めはこの辺にしまして、2項目めの大型台風への対策に ついてなのですが、離岸堤の整備等、根本的に対策として今年度はどのような計画を県と話し合って いるのですか。 〇議長(三田敏秋君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 離岸堤等の対策というようなことでございますが、非常に村上市の海岸 延長長くございまして、50キロ以上ございます。塩谷海岸から下海府の海岸まで、そういう中でい ろいろ支障となっている部分も数多くありまして、それらを沿線の方々あるいは市、そしてその県と 合同のパトロール等を実施しまして、支障箇所について要望してございます。その中で、大きな事業 としては寒川の地区の離岸堤、それとあと瀬波海岸、こちらのほうの離岸堤を交付金事業を使いまし て進めてございます。そのほかに塩谷海岸、こちらのほう、あるいは柏尾海岸、こちらのほうの整備 につきましても市のほうとしまして重点要望してございますし、一帯の海岸についても個々に要望し ているところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 波浪によるしけの影響で海岸護岸等、高波域の陥没など心配される事象が 目立ってきましたが、これで大丈夫ですかね。 〇議長(三田敏秋君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 議員おっしゃるとおり、海岸侵食がこれは日本全国的でございますが、 進んでございます。1日160ヘクタールが日本国土が減っているのだそうです。当然その海岸線の 長い市としても、その影響を受けてございます。私どものほうとしましても、侵食対策、越波対策、 これらのことにつきまして状況を把握しながら、そういう対策等について、海岸管理者は県でござい ますので、県のほうにその都度連絡をとりまして、対応、要望しておるところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 誰が見ても大変な、いつ何あってもおかしくないような状態なわけですが、 どうかひとつ県と大いに話し合って、少しでも早く安心して住めるようにお願いしたいと思います。 県内でも今までも新潟地震や羽越水害、中越地震、いつ来るかわかりません。何かあってからでは遅 い。特に川の堤防決壊、荒川、三面以外のところなどは大丈夫でしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 海岸も非常に長いわけでございますが、市域も村上市は県全体の9.3% ございます。そこで無数の河川、1級河川から普通河川まであるわけでございます。私も時には大き い河川、1級河川、これ国土交通省管轄の直轄河川あるいは県管理の河川ございます。そのほか2級 河川ございますが、こちらのほうも県の方々と出水期前、出水前等に合同パトロール等を実施しまし て、危険箇所の確認などを実施してございます。なお、塩谷区の区長さん方々等から危険箇所の通報 等ありましたら、その都度県のほうに連絡するなりして、出水期前には対策をとっているところでご ざいます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 川の決壊したら、大変なことになるところが結構あるような気もするので す。絶えず課長やっぱり村上市全体を見て、年に何回ぐらい見ているかわかりませんけれども、調べ ているのですか。 〇議長(三田敏秋君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 先ほどお話ししましたように、非常に多くの河川が市域にはあるわけで ございます。それ一つ一つ見ているかというと、そこまではできません。83河川ございます、市域 に。1級河川が31河川ございます、荒川ほか。そのほかに2級河川、準用水系で52河川、合わせ て83河川ございます。これらの河川の位置関係等には把握してございまして、支障あるところにつ きましては地区からの情報収集しながら、県、国のほうに要請しまして、出水期等に支障ないように 対策をとっているところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今回の台風で、施設から7人の全員亡くなられたわけですが、高齢者の施 設個人的にやっていると、また高齢者の施設はどのぐらいあるのでしょうか、村上市で。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) はっきり今数のほうは、把握しておりません。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 特に相当今個人的にやっているのも地元でも何件か出ていますし、ほかの 地区でも相当あるわけですが、災害の訓練はどのように施設の、年に何回しなければならないと、そ ういう指導は、反対に消防のほうよろしいのでしょうか、施設の。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 福祉施設につきましては、年に2回以上やっていただきたいという ことでお願いしているところであります。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 各施設年に2回ということで、当然やっぱりその結果については補完して いるのでしょうね。いや、こういう施設もあった、こうだ、ああだという結果を。把握はしていない のですか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) そこまで把握しておりません。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 本当に何かあったら、いや、こうだ、ああだ、あのときこうすればよかっ たとか、指導の関係もあると思うのですが、こういうときはやっぱりいつ調べて、また年に2回です から、春やったら今度は秋やるのか、そういうのもみんな施設ごとでやっぱりそれは点検やらなけれ ばならないのではないでしょうかね、補完して。今後の指導に当たらなければならないかなと思いま すが。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 今回岩手県のほうで災害あったということで、介護高齢課としまし ても各事業所に対しまして災害の対応についてということで、マニュアルのほうをきちっと実効性の あるマニュアルを作成するようにというようなことでお願いしてございますので、そのように対応し ていますし、また避難訓練等につきましては年に2回ですので、間隔を置きながらやっているという ことでございます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それから、障がい者、高齢者などは訓練はどのようにしているのでしょう か。また、目の見えない、耳の聞こえない、歩けない方はどのように指導されているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 各施設、避難計画といいますか、そういったものを定めて、それで 実施しているということで、深く細かくこちらのほうで内容のほうは把握してございません。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 一番あれなのは、何かあってからでは遅いわけですから、恐らくもう大変 なことになれば当然担当課のところへ行ったり、そのテレビ局あたりがぼんぼん行くと思うが、何に もわからないのですかとなると大変なことになるのですが、今後はどんな考えですか。同じですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) まず、福祉施設全ての施設に当てはまるのだろうと思いますけれども、まず 施設管理者が第一義的にはその避難計画を作成をして、避難をきちんと行うということの責務を担う のだろうというふうに思っております。市としましては、これまでも何回かお話し申し上げておりま すとおり、なかなか避難に難儀する方々に対する避難支援者、避難をするときに支援を行うものとか、 そういう形の幾つかのスキームでそういう対応はしているわけでありますけれども、議員今おっしゃ るとおり、施設において大きな災害が発生する、そういうおそれ、リスクがあるわけでありますので、 なお市としても今課長申し上げましたとおり、いろいろな側面から施設に対する安全側の指導、これ には取り組んでいきたいなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 反対に言うと、まさかそういう災害は来ないと思って、手おくれで今まで 前のデータなんか見ると、もっと早く逃げれば助かったのになぜということが結構やっぱり新聞など で出ていますが、それはやっぱり今度そこの施設の人が誘導してそれなりに行かないと、なかなか大 変な事態、スーパー台風なんていう話も今出てきているのです。何かあったら大変なのですけれども、 そういう誘導、もっと早く避難すれば助かったのにというのが結構あると思うのですが。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先ほども申し上げましたとおり、台風のことで言いますと、比較的近接して くるまで、それが影響を及ぼすまである程度時間を確保できるということもあります。その推移を見 据えながら、当然地元の気象台とも連携をし、土砂災害の警報が出るときになれば県から直接私のと ころに連絡が来ると、先日もお話ししましたが、昨年の8月が具体的にそれは本番のそういう状況が ありました。ですから、そういうふうなところで、その情報をきちんと皆さん、その被害が想定され るであろうポイントのところにお届けをするということをしっかりとやることによって、その施設が 持っていらっしゃいます避難計画、これがスムーズに発動されるというふうな仕組みになると思いま すので、その情報提供は積極的にしっかりとやるということがまず一番大切だと思っています。庁議 の中でもいろいろと申し上げています。避難指示、避難勧告等、これを発するのにちゅうちょするこ とによって被害が大きくなるというおそれもあるわけでありますから、空振りを恐れずに、早目、早 目に我が村上市は対応しようということを常々各課長さん方にも課長にも申し上げていますので、村 上市は今後そういうことがあった場合に、そういう対応をとるということであります。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それでは、3項目めの新しい荒川地区公民館、保健センターについてとい うことで、今教育長からお話ございました。私は、市長、村上市の副都市として南の玄関口で一番重 要なところだという話をよくされますが、これからやっぱり荒川の公民館、保健センターは重要な、 文化センターも文化会館もないわけです。込みでやるわけですから、旧朝日村の文化会館で600人 収容でき、すばらしい場所です。それから、村上のふれあいセンターももう会場を設置して大勢集ま っても、せっかくの一番南の玄関口でこれだけ重要視されて、市長はよく言われますが、それもやっ ぱり縮小せざるを得ないのですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 村上市の地域性から捉えたときに、南側に面しているのはこれ明らかに間違 いないわけでありますけれども、決して南の玄関口が最重要だという認識は、私は持っておりません。 村上市全体の各地域がしっかりと魅力を発出することによって、村上市全体のポテンシャルが上がる と思っています。今高速道路の関係でいきますと、朝日道の駅、これを今リニューアルしたいという ことで考えていますけれども、あれは東北に向けてのゲートウエイですから、今度は北に向かっての 玄関口、またそこから出ていくというところになるわけです。ですから、村上市はそういう地形を持 っておりますので、いろんなところがやっぱり魅力を発出する、そういう可能性があるのだろうなと いうふうに思っております。ですから、特段ここがいい、ここが悪いとかということではなくて、全 体のポテンシャルを高めていくということに現在取り組んでいます。   それと、施設規模ですけれども、今少しコンパクトにする形でつくっていくという計画を持って いるわけでありますけれども、ふれあいセンターで1,000人、総合文化会館で600、情報センターで 200、こういう形で市域の中に幾つかのそういうカテゴリーに応じて利用できる施設があるわけであ りますから、それを有効に活用していく、それを考えたときに荒川の公民館、保健センターを機能を 有した施設といったときに、これは300人規模が適当だろうという判断をしたということだと思い ます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 特に講演会とか講習会やる場合、またそのほかやる場合は、椅子を300下 から上に、その前日で大体20人からそのぐらいでみんな整理して、その次やって終わってからまた 片づける。今の時代、もう押したら自然に、そのぐらいの計画を持ってよろしいのではないですか。 だって1個1個出すのもそれこそ人件費を使って、それよりもある面では簡単にできるようにしてほ しいと思うのですが、いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 議員のご意見もあろうかと思いますが、現在の利用状況とかを判断 したときに、やはりフロアになって広く使えるようなことも考える必要があろうかと思いまして、手 間をかけることになるかもしれませんが、1回1回椅子を片づけるというような方式を考えたところ でございます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) いや、私は本当に椅子を出すのも片づけるのも、それはみんなやることで すから、それはいいのですけれども、今の時代に、ましてこれから一番旧荒川町の人口減らないとい うか、そういう一番大事なところで、少しでもいっぱい集まるところ、もっと何でお金をかけて、も っと大きくしないのですか。反対に縮小するというのはおかしいなと思いますが。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先ほども申し上げましたけれども、既に村上市には幾つかのそういう施設が あって、いろんな催し物の規模に応じて使えるところがあるわけです。ですから、そういう意味合い から言いますと、固定席のところの施設については今3カ所あるわけでありますから、それを活用し ていただくと。現在のさんぽく会館にしろ、神林の改善センターにしろ、ああいうところもキャパシ ティーとしては200、300が入るようなフロアを持っているわけですよね。さんぽく会館は、もう少 し大きいフロア持っています。そこも現在、いろんな形で利用するときに、やっぱり椅子は出したり 引っ込めたりする仕組みです、手で。そのときに、私も何回かお邪魔させていただきますが、例えば 敬老会とかああいうところのやり方ですと、やっぱり椅子よりも座ったほうがいいよねということで ござを敷くケースもあるわけですよね。やはり使い勝手、使い方のニーズに応じてそれが柔軟に対応 できる仕組みということで考えたわけでありまして、議員村上市の南の玄関口として一番重要なポイ ントだというお話をされますけれども、それはそのとおりなのだろうとは思いますけれども、その中 で通年を通して利用するときの形態、これを考えたときにどれが一番ベスト、ベターな選択なのだろ うということで現在計画をしているということだろうというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) いや、本当に言われればベターで出して、また引っ込めるのもそれも一つ のあれだけれども、もうその前を見据えて、反対に言うとボタン1つで自動的に出るような、反対に 言うと聖籠みたいにすぐ出せれば椅子になるような、そういうような方式で、ある面では職員も一日 かかって手伝いするわけです。もったいないではないですか。それよりも反対に新しくすれば、もっ と立派で皆さんも喜ぶのではないですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今の技術でいろんな形、そういうものを盛り込んでいくというのは、可能性 としてはあるのかもしれませんけれども、先ほど来申し上げておりますとおり、やっぱり使い勝手を どういうふうにしていくのか、それをしっかりとそれを準備をするにしても、そこの職員がそれやる のは当然責務として、職務としてやるわけでありますから、そこが容易でないからそこを改善しよう ということはあり得ないのだろうというふうに思っております。それよりも何よりも、施設が一番有 効に活用できる、その方策を考える、それとやっぱりコストもかかるわけでありますから、その建築 費用も含めてトータルの費用対効果も含めて考えた結果の選択だというふうに私は理解を〔質問終了 時間10分前の予告ブザーあり〕しています。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 新しい施設は、2階建てなのでしたっけ、1階ですか。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 今現在は2階建ての予定で、高齢者に配慮して、先ほど言いました ように土足でそのまま入れますし、エレベーターもつけて上がれるようにしたいというふうに考えて いるところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 規模的には、面積はどのぐらいですか。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 今詳しい面積は、まだ申し上げることができませんが、今は公民館 と保健センターとそれぞれ別々に建っているわけでございますが、今度は共用していこうということ で、先ほども言いましたように現在よりは規模が小さくなりますが、共用できるようにいろんな工夫 をして、パーテーションなども取り入れて、いろんな使い方ができるようにしてまいりたいというふ うに考えているところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) では、今の面積はどのぐらいあります、保健センターと合わせて。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 済みません。現在の資料を持ち合わせておりませんでした。申しわ けございません。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 荒川支所長、わかりますか。 〇荒川支所長(小川 剛君) 敷地面積が1万3,087平方メートルでございます。建築面積が公民 館が2,810平方メートル、保健センターが583平方メートルとなっております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) これが縮小されて、どのぐらい規模、3分の1ぐらい減るのですか。 〇議長(三田敏秋君) 生涯学習課長。 〇生涯学習課長(田嶋雄洋君) 申しわけございません。今現在まだ基本設計をこれから出すという ような段階でございますので、詳細の設計などできておりません。ただ、先ほど申し上げたように、 今よりは規模小さくなるということで、イメージだけ持っている段階でございます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) いや、誰から見ても立派な公民館であり、保健センター、ああ今までと違 うなと、そういう施設を期待しておりますが、私これで一般質問を終わります。   ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで山田勉君の一般質問を終わります。   午前10時55分まで休憩します。           午前10時46分  休 憩                                                        午前10時55分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、14番、竹内喜代嗣君の一般質問を許します。   14番、竹内喜代嗣君。           〔14番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇14番(竹内喜代嗣君) それでは、通告をいたしました大きな項目で3項目について一般質問を 申し上げます。   1点目、TPPの国会批准についてでございます。この9月の臨時国会においても安倍首相は、 他国に先行してTPPの国会の批准を、しかも強行採決をするのではないかと言われています。黒塗 り以外に公開されている資料で、わかる事柄からもいわば亡国の協定と言えるのではないかと私は考 えます。以下見解をお伺い申し上げます。   @、TPPの目的は、国民の幸福を追求するものではなく、特定の大企業、多国籍企業の利益追 求が目的になっていると考えますが、市長の見解を伺います。   A、具体的に国民の命・健康に深刻な影響を及ぼす重大な問題が含まれています。農業が破壊さ れる問題だけではなく、公的医療が破壊される問題、そして安全安心の食品を消費者が選択できなく なる問題、日本の公的医療制度が崩壊してしまう問題、食糧の確保ができなくなる問題、金融資産が 収奪される問題があると私は考えます。市長の見解を伺います。   B、ISDS条項により日本のさまざまな制度や規制が日本から奪われ、国の主権が喪失される と考えます。このことが最大の問題と考えますが、市長の見解を伺います。   C、以上を踏まえて徹底した国会審議を求めていく考えはありませんか。   大きな項目の2つ目、国保税の引き下げについてでございます。@、限界まで来ている国保加入 者の重税感をどう認識されていますか。   A、基金が、底を突いている自治体が大半です。また、県下の過半数を超える自治体が一般会計 から法定外繰り入れを行っています。村上市も基金取り崩しとあわせて繰り入れを行い「世帯割」の 引き下げを図る考えはありませんか。   3番目、洋上風力発電事業の懸念される問題についてでございます。   @、環境省が実施した風力発電等環境アセスメント基礎情報整備モデル事業で指摘された事項、 洋上風力発電事業を実施する場合の留意事項について、市の責任で調査をするべきと考えますが、市 長の見解を伺います。   A、議会に説明した、名古屋大学の安田教授の説明内容とプレゼンを、市としては真実と考えて いますか。   以上、お伺いをいたします。   それでは、この大きな項目3項目について、積極的なご答弁を期待いたしまして、一旦降壇をし て再質問いたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、竹内議員の3項目のご質問につきまして順次お答えをいたします。   最初に1項目め、TPP国会批准についての1点目、TPPの目的は、特定の大企業、多国籍企 業の利益追求になっているのではないか、2点目、TPPには農業を破壊する問題、公的医療が破壊 する問題、安心安全の食品を消費者が選択できなくなる問題、金融機関が収奪される問題があるので はないか、3点目、ISDS条項により日本のさまざまな制度や規制が奪われ、国の主権が喪失され る問題があるのではないか及び4点目、以上を踏まえて国会審議を求めていく考えはないかとのお尋 ねについてにつきまして、まとめてお答えをさせていただきます。   昨年の第3回及び第4回定例会で竹内議員の一般質問でもお答えをいたしましたとおり、本市で はTPP協定に参加することには反対をしておりますが、国益にかかわる重要なことでありますので、 今後の推移を見守ってまいりたいとの姿勢に変わりはありません。なお、国会審議を求めていく考え につきましても、昨年の第3回定例会で竹内議員の一般質問でもお答えをいたしましたとおり、考え ておりません。   次に、2項目め、国保税の引き下げについての1点目、限界まで来ている国保加入者の重税感を どう認識しているかとのお尋ねについてでございますが、社会保険料の半額を事業所が負担する会社 員等よりも、国民健康保険被保険者の負担が大きいことは認識をしております。そのため、所得の少 ない世帯に対しましては、その前年の所得に応じて7割、5割、2割を軽減する制度を設けて負担軽 減を図っております。平成25年度から平成27年度までの3年間で、軽減対象世帯は医療分で4,646 世帯から5,207世帯に、軽減額は約1億2,400万円から約1億4,300万円に増加しているところで ございます。本年度につきましても、5割及び2割軽減世帯の判定所得を引き上げましたので、軽減 世帯が拡大されるものと考えております。   次に2点目、基金取り崩しとあわせて繰り入れを行い、世帯割の引き下げを図る考えはないかと のお尋ねについてでございますが、国民健康保険給付等準備基金は、保険給付に要する費用に不足を 生じたときに備えるために設置しておりますので、世帯割の引き下げの目的のために基金を取り崩す 考えはございません。また、法定外繰り入れにつきましても、国保加入者以外の人との公平性の観点 から考えておりません。   次に3項目め、洋上風力発電事業の懸念される問題についての1点目、環境省のモデル事業で指 摘された事業を実施する場合の留意事項について、市の責任で調査するべきではないかとのお尋ねに ついてでございますが、環境省のモデル事業につきましては、岩船沖をモデル地区に選定し、環境基 礎情報の現地調査等を環境省が実施したもので、調査報告書にはモデル地区における風力発電事業を 実施する場合の留意事項が指摘されております。項目には、騒音や風車の影による地域住民等への影 響、鳥類や魚類・海岸植生など自然環境への影響、景観への影響、海岸侵食に対する影響、漁業操業 への影響などが指摘されています。今後事業を実施することになれば、事業者が環境アセスメントを 行うことになりますが、本市といたしましてはこれら留意事項を環境アセスメントに配慮するよう事 業者に指導をしてまいります。なお、三面川や荒川を遡上する鮭やアユ、マスの調査につきましては、 環境アセスメントとは別に事業者が漁業影響調査を実施する計画であります。   次に2点目、議会に説明した名古屋大学の安田教授の説明内容を市としては真実と考えているの かとのお尋ねについてでございますが、議会への説明につきましては、名古屋大学の安田教授を講師 に、平成26年2月と8月の全員協議会におきまして「洋上風力発電による地域振興」の内容で、ま た平成27年8月には「洋上風力発電と地域の共発展」の内容で講演があったと聞いております。本 市といたしましては、雇用創出や企業誘致による経済活性化、観光振興、漁業との共生など、洋上風 力発電における地域活性化が大いに期待できるものと捉えておりますので、講演で紹介のありました 欧州の事例を参考に地域活性化に向けた検討を進めてまいります。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) それでは、再質問申し上げます。   順番を変えて、最初に洋上風力発電の問題でお聞きをしたいと思います。皆様にお配りいたしま した今後の調査課題ということで、モデル事業が指定をした事項についてであります。この1ページ 目に、本業務では調査しなかった項目についてということでございます。騒音・超低周波音、留意事 項で述べたように、モデル地域は集落や観光地に接している。このため、バックグラウンド騒音・超 低周波音を測定し、予測・評価する必要があるというふうに報告書で述べてあります。現在私が判断 しているところによれば、心配している市民の方から言われておりますのは、この低周波の問題でご ざいます。1つは、低周波の問題です。低周波というのは、例えば海岸沿いでは冬の波浪で電線が鳴 ったり、あるいは家の建物にぶつかる風切り音等ですごい音がしたり、あるいは低周波も発生してい ると考えられるわけであります。そこで暮らしている人は、何にも感じていないのだから心配はない かというような議論もございます。しかし、立石元教授が講演なさったのを私聞いていたのですが、 正確なところで要するに私も騒音職場で働いた経験がありますからよくわかりますけれども、例えば 労働安全衛生法で労災適用では、低周波騒音はありません。それから、そういう浜辺の集落での騒音 や低周波の問題で、苦情を聞いたこともありません。私が考える結論は、そういう人は工場勤務しな いのです。そういう仕事につかないのです。向かないということで、すぐやめてしまいます。そして、 私もある人から何人か聞いておりますが、事情があって浜沿いの集落で何カ月か暮らしたけれども、 とても眠れなくてだめだ、こういうふうにおっしゃって、仮住まいの場所を変えたりしたというよう なことも聞いています。立石元教授の指摘された点は、研究はこれからだと、実際に低周波被害でい ろんな身体症状があらわれているということで、係争中になっている事例もあるようです。これも事 実のようであります。だけれども、そういう研究そのものもなされていない現状があるということで あります。この騒音、超低周波音について、測定し、予測、評価する必要があるという点では、どん なふうに担当課としてはお考えでしょうか。環境課長、お願いします。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 低周波音につきましては、今ほど議員ご指摘のとおり、身の回りにある 低周波音が絶えず出ているものでございまして、バスやトラック、それから波の音、それらから低周 波音が出ているものでございます。風車からだけ出ているというふうに勘違いされている方もおりま すけれども、そうではないのだということをご理解いただきたいと思います。   低周波音につきましては、環境省のほうでも調査しているところでございまして、今後こちらの ほうで事業をやるということになれば、環境アセスメントの中で詳しく調査をしていくことになりま す。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 課長、この報告書では調査しなかった項目というふうに書いてあるので すが、これは間違いではないのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 今議員おっしゃいましたのは、このモデル事業ということで、環境省が 風力発電等を早期に導入することを目的といたしまして、この村上地区をモデル事業として実施した 事業の内容でございます。今後本事業が正式に実施することになれば、環境アセスメントという形で この部分、低周波の部分を含めて実施することになりますので、モデル事業としては調査はしてござ いません。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) ありがとうございました。   そこで、地元の何人かの方から風力発電の施設の設置によって、流況、漂砂が変化して海底地形 に影響が生じるのか否かというのが報告書にあるのですけれども、要するに海岸侵食に影響どうある のかということなのですが、このことについてもどういうふうに今後は進んでいくのか、村上市では 調べる気はないということなのですが、お伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) 今の海岸侵食の部分につきましても、今まで研究会のほうの配慮事項の 中に含まれていた項目でございまして、環境アセスメントの中でどのような、有利なのかそれとも不 利なのか、それらも含めて調査することになります。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) それで、安田教授の議会に対する説明のことで確認をお伺いをしたいと 思います。昨年の8月に行われた説明会におきまして、助教授に当たる方でしょうか、講演をなさっ てくださったわけですが、ドイツのブレーマーハーフェン市の状況を紹介して、このように発展して いく可能性があるというようなことを言われたわけでありますが、私調べましたところ、ブレーマー ハーフェンというのは、かつてはアメリカ軍の基地が、海軍の基地があったところ、その前はドイツ 海軍の基地であったというところで、水深の深い港、そして後背地の基地の跡地を持つところであり ます。それが開発されて、風力発電関係の工場施設になったというのは理解できるのですが、これが 到底この村上市の地域に新たに港湾設備をつくったり、そういう工場が建設できるような可能性は物 すごく低いと考えるのですが、環境課としてはどのように検討なさって、判断なさっているのでしょ うか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) ドイツのブレーマーハーフェンのことにつきましては、大学のほうから いろいろ参考として聞いているところでございます。あくまで私らが聞いているのは、参考事例とし て聞いているところでございまして、岩船港につきましては今現在、風車の中での維持管理港という ことで捉えております。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 風車の設置場所について、8月の説明会のときに安田教授と質問、回答 いただきました。ドイツは、海岸から3海里離れたところに設置されなければ、国の買い取り、電力 の買い取り基準が適用されない。あるいは景観保全法、日本で言えば自然公園の規定でしょうか、こ の村上市の瀬波海岸などは自然公園に指定をされているわけでありますが、こういったところには風 車が設置されても買い取りの補助、要するにそんなところにはつくるなよというふうになっていると いうことでありました。安田教授にそのことを質問いたしましたら、5.6キロも離れたら採算とれま せんよというようなお話もございました。翻って、風力発電全体を私は否定をするものではありませ んが、日本国で初めて規制された地域ではなくて、一般海域で建設されるこの岩船沖の洋上風力発電 の計画なのですが、外国のこういう公害も含めての規制も考えてこういうふうに決められているわけ ですが、一番最初の説明で何で岩船沖を急ぐのかという理由を安田教授は、要するに誰もやっていな いから今やるのが大事なのだというふうに説明をしました。それでは非常に無責任だなと私は考えま した。ドイツの規制を村上市としてはどのように考えていらっしゃるのか、課長お答えできたらお願 いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 私のほうからお答えをさせていただきたいと思いますけれども、今ほど議員 ご指摘のドイツの基準、これやっぱりその国において、そういうことが必要だろうということでつく り上げてこられたものだと思いますので、それは非常に私どもも国の法律になることになると思いま すので、しっかりとそこは見据える必要があるのだろうなというふうに思っております。ただ1点、 安田教授の言葉をおかりをして今ご発言をされたわけでありますけれども、一番最初にやるからそれ が重要なのだということ、それが危ういというご指摘でありますけれども、逆に言いますと一番最初 にやるパイオニアであるからこそ、そこに可能性を見出すということも当然あるわけでありますので、 そこのところも踏まえてしっかりと考えていくということが必要だろうと。現在港湾区域において、 岩船沖の一般海域における事業の進め方、これを参考にして今回法律が変わったわけでありますけれ ども、港湾区域における洋上風力発電の推進に係るそのこと、これが我が村上市の岩船沖で建設を予 定をされる洋上風力発電をモデルにして法律ができ上がっていく、これがまさに日本の国の責任とし てそういうことに取り組んでいるということなので、私も機会があるごとに国土交通省にそのことに ついては申し上げておりまして、一般海域における法整備をしっかり進めてくれということでありま すので、ともにその方向に向かって進んでいく、そこに当然その法律がつくり上げられるときにその 基準、そういうものが定められていくものだろうというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 風力発電の問題で、最後に指摘させていただきまして、次の問題に移ろ うかと思います。   私は、日本共産党としては風力発電一般に反対する立場ではありません。しかし、今回の計画は 自然環境や生活環境への影響、市の財政負担など市民が賛成、反対を判断する上で必要な情報が提供 をされていない、説明されていないというふうに考えます。市の責任で今懸念される事項について調 査というふうに訴えたのですが、それは環境省の調査に委ねるというようなことでした。そのような ことから、今現在も必要なことは村上市は必要な情報を公開して、市民が判断できるようにすること が必要だと考えます。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先ほど議員のご発言の中に、村上市は調べる気がないというふうなご発言が あったわけでありますけれども、環境アセスの部分、多分この洋上風力発電に対する思いというのは、 その安全性を確保したいという気持ちというのは多分議員と私は一緒なのだろうというふうに思って おります。その中で、いろんな市民のご意見があることも私も承知をしております。決して村上市は、 調べる気がないということではありません。これまでも何回も発言していますとおり、科学的な根拠 に基づく、そういうことで安心を確保していっていただかなければ困るという話を常々事業者にもし ておりますし、推進協議会でも私は発言をさせてもらっていますので、そういう意味合いからいいま すと、今ほどまた再度村上市は調べる気がないというふうな指摘があったわけでありますので、そこ のところだけは全くもって違うということを私からも申し上げておきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 調べる気がないということではなくて、積極的にかかわっていくという ふうに捉えていいわけですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然これは、第一義的に事業者がやるわけでありますから、わざわざ環境ア セスのほかに内水面の魚種に対するアセスメントも行うというところまでお願いをしてまいりました。 やっぱりみんなが真剣に心配事を一つ一つ払拭をしていきたい、そういうふうな上でこの事業を進め ていきたいという思いは誰しも持っているわけでありますから、そこのところだけはご理解をいただ ければなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 済みません。1点だけ忘れていました。   課長にも事前にお願いはしたのですが、安田教授が世界一きれいな風力発電、洋上風力発電とい うようなことで紹介した事例で、市民の意見を取り入れて風車の配列等を考えたというようなことを 説明なさったのです。ところが、現在ではその瀬波温泉の6階の屋上から見たときどうなるのかとか、 諸上寺公園から見たときどうなるのかとか、岩船の海辺に住んでおられる方が眺めてどうなるのかと か、今の科学技術というか到達点であれば、CGですぐに可能だと思うのです。グーグルアースとい うソフトありますけれども、ああいうものがもう現実にあるわけですから、課長にも事前にお願いし ておいたのですが、やっぱり市民の方ができたらどうなるかというのがぱっとわかるようなふうに、 ホームページ等で公開であればそんなにお金もかからないかと思いますので、課長いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 環境課長。 〇環境課長(中山 明君) この件につきましては、以前も話ししておるのですけれども、風車の配 置計画が示せることになればCGを作成いたしまして、ホームページのほうで公開していきたいとい うふうに考えているところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) その前にやっていただくことをお願いしまして、次の事項に進みます。   国保税の問題であります。この問題では、3月議会でも6月議会でも議論を続けてまいりまして、 同じ結論で回答が寄せられたわけでありますが、まず今回というか、国の国保会計については今現在 保険料軽減分を補てんするなどの部分の若干ありますけれども、国保会計の収入は公費50%、保険 税50%が基本、これで来たのですが、小泉構造改革で一部が県の負担に改悪されました。国が43% で県が7%、国保の歴史を見るとこういうふうに、例えば事務費が一般財源化されてしまった問題と か、自治体の国保会計の経営が困難になるような事態が開閉されてきたことだったと思います。それ で、全国市長会でもこの国保の問題では要望を上げて、国保会計に国の補助を増額してくれというこ とで毎年要望を上げられていたかと思います。さらに、ことしの3月の国会でも議論されまして、志 位和夫委員長に答えまして、2019年には今補填されている部分の倍額の金額を補填をするというふ うな答弁もあります。去年9,000万円だったかと思うのですが、国保会計が新潟県一本化されても、 国保会計に対する補助や、あるいは国保の国保税については、その自治体が判断をして決められ、補 填もできるというふうになっているわけですが、国保の課長さんにお伺いいたします。ことしも昨年 度と同じく9,000万円、それから県の調整交付金、これらは間違いなく入ってくるわけであります が、さらに来年倍額ということになれば、国保税の引き下げの原資も考えられるのではないでしょう か、お伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 保健医療課長。 〇保健医療課長(菅原順子君) 国保に関してですけれども、昨年の夏に新薬ということで、かなり 高額な薬が承認されました。そういうことで、国保会計としては調剤費が6%以上も上がっていると いうことで、かなり医療費が上がっているという現実がありますので、現状のままでやっていきたい というふうに考えております。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 質問項目にも書きましたけれども、書いていたと思ったのだけれども、 これは6月議会の質問を3月議会でも同じことを言っているのですが、要するに新潟県内一本化され るのですけれども、基金が底をついていて、一般会計から繰り入れしている自治体が半数以上、それ から保険者の数でも半数以上ということであります。ですから、今回の繰越金などを使って引き下げ は十分可能だと考えています。そのことを指摘して、次に市長にお伺いしたいのですが、この国保の 論戦でいつも話かみ合わないのですけれども、国民健康保険という制度は太平洋戦争前の旧法では、 相互扶助の精神により疾病云々に関し保険給付をなす目的と相互扶助の目的でした。ところが、新法 の国保、つまり日本国憲法が現在の憲法が確定をして、1958年に国保制度が始まるわけですが、新 しい国保制度が始まったわけですが、この法律は国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社 会保障及び国民保険の向上に寄与することを目的とすると、国の責任で国民に医療を保障するための 制度としていました。それで、これは憲法のどこに依頼するものかといえば、憲法25条の生存権の 保障に基づくのが国民健康保険で、保険証もなく、医療を受ける権利が抑制される、短期保険証や、 あるいは短期保険証ならまだいいのですが、資格証なんていうふうになされているところを考えれば、 医療を受ける権利が抑制されているというふうに考えます。今国が進めている税と社会保障の一体改 革や広域化でよくなるのでしょうか。私は、村上市が生存権の保障のこの憲法25条の精神に立って 国保の事業を進めていただきたいと考えますが、市長いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 私以前にも申し上げたかと思いますけれども、ここの部分につきましては、 制度上要するに一般財源からの繰り出しをやるということになりますと、政策的な判断が必要だとい うふうに思っておりまして、その可能性を全て否定しているわけではありません。しかしながら、先 ほども答弁で申し上げましたとおり、現状の制度下におきまして、私ども村上市としては軽減を図っ ていく、その枠を広げていくというところで市民全体の公平性を確保していきたいという立場に今あ るという認識であります。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) それでは、これは税務課長と国保の課長さんとお二方にお聞きしないと はっきりしない。限界まで来ている国保の制度だというふうに私は考えているわけですけれども、そ の限界まで来ているというところでは、課税される180万円以下の世帯が加入世帯の約8割ぐらい になるかと思いますが、税務課長いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 税務課長。 〇税務課長(建部昌文君) 済みません。今資料を持ち合わせておりませんので、ちょっと今はっき り申し上げられません。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 8割で間違いないかと思います。それで、家族が多くて33万円までの所 得の世帯も約10%くらいだったかと思います。家族が1人あるいは2人、3人というふうに区分さ れるわけですけれども、3人も4人も先月の一般質問でも申し上げましたけれども、子供とそれから お母さんの家族で国保に加入されている方もいらっしゃるわけです。こういう人で33万円の所得と いうことで申告されている方もいらっしゃるわけです。そうした場合に、これはもう許容できる範囲 ではないというふうに考えますが、福祉課長いかがでしょうか。6月の一般質問でもここでとまって しまったのですけれども、要するにいわば生活保護基準を満たすような過程で国保に加入する世帯の 方がいらっしゃると、こういう現状は高過ぎる国保税でもう大変限界を超えているのではないかとい うことで考えるわけですが、いかがでしょうか。福祉課長。 〇議長(三田敏秋君) 福祉課長に総合的な所見を求めても、なかなか答えられないのではないの。   竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 私が言いたいのは、要するに申請をすれば生活保護基準に合致するよう な世帯が30万円以下の世帯ではないですかというふうに思うのですが、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 年間30万の所得ということは、多分そういう形ではなくて、いろんな形で 控除をされながら、結果的にトータルの所得はあるのだけれども、課税対象所得のベース落ちた段階、 それが30万程度だというふうに私は理解をしているわけでありますけれども、そういうところにし っかりと軽減策を図りながらやっている。これは、先ほども申し上げましたけれども、現状の制度下 において、今村上市としてはそういう判断を下しているのだというところで説明させていただきまし た。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 福祉の心を伺いたかったのですが、到底無理なようでありますので、そ れは次回にすることにいたしまして、TPPの問題で再質問をしたいと思います。   明確に市長がお答えになった事柄について、まず最初にお伺いしたいと思います。TPPについ ては、市としては反対の立場だというふうにお答えになりました。びっくりしたのは、これであれば 徹底した審議は必要だとお答えになるかと思ったら、徹底した国会審議を求めていく考えはないかと いうふうにお聞きしているわけですが、考えていないということでお答えになったのですが、間違い ないでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 国会審議に対して、私がその中で求めていくということは行わないというこ とでありまして、その前提としてこれまでもたびたびこの件につきましてお話をしておりますが、ま ず国益を考えるというそれぞれのポジション、役割、国会であったり都道府県、県政レベルであった り、市町村基礎自治体のレベルでそれぞれ考えることになるわけでありますので、そういう意味合い で反対の立場をとりながら、国益を議論していただくその国会の場での審議を求めていくことは行わ ないということで発言をさせていただきました。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 当初通告事項にも、TPPの批准について〔質問終了時間10分前の予告 ブザーあり〕アメリカ議会でも議論されない、そして現在の大統領候補2人いらっしゃるわけですが、 2人とも反対だという中で懸念事項こんなふうに書きましたけれども、強行採決をする姿勢というふ うに今うたわれています。このことについてお考えを聞いているわけですが、別に総理大臣に意見書 書けなんて言っているのではなくて、市長の考え方を伺いたいのです。強行採決で決めるべきだとい うふうに考えていますでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 推測の域を出ない議論の中で、私が答弁する立場にはないのかもしれません けれども、このTPPの問題につきましては、これまでもずっと議論がされてきた内容であります。 私何回も申し上げておりますとおり、まず国益を守ることが最優先されなければならない。それは、 何でかというと、国民であったり、我が村上市民、いろいろな産業に携わっている方いらっしゃるわ けでありますから、その生活を脅かすようなことは行うべきではないという立場でありますから、そ ういう意味で再三申し上げていることでありますので、私の立ち位置としてはそういうことだという ことでご理解いただけないでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) では、市長の立場に立って、では翻訳して私なりにこういうふうな理解 でいいかということでお聞きしますけれども、村上市としても自分としてもTPPの問題については 賛成しかねる心配な点があるということだけれども、あえて国政上の問題だからこの議場で発言する 気はないということでいいのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 極端な言い回しになっておりますので、そういうふうに聞こえたのかなとい うふうに思っておりますけれども、遠からずそういうことだろうというふうに思っております。ただ、 日本国としてこれを強行採決をしていくのだというような形ですよねというふうにご発言されること 自体が私はちょっとそこのところがどうなのかなというふうに思っております。組織でそういうもの をつくり上げていくわけでありますから、その中でしっかりとした議論の上に成り立っていくものだ ろうというふうに私は信じています。 〇議長(三田敏秋君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) それでは、もう時間残り少ないので、このTPPの問題で質問したいけ れどもと担当課長に相談したのですけれども、答えられないというような答えだったので、懸念され ている事項というふうに、こういうふうに指摘をしているわけですが、時間もないので心配される事 項について、今与党でない野党の大半は黒塗りで発表されたTPPの国会批准は今すぐやるべきでは ないというのが野党の立場だと思います。国の運命を左右するような、翻って日本が幕末に通商条約 ということで、日本が一方的に不利な条約を結んで、坂の上の雲の話ではありませんけれども、明治 時代に本当に苦労したと、それを乗り切るために富国強兵で戦争に突入していったというふうに私は 考えるのですが、特に国と国との取り決めについては、100年の未来を見据えて、50年の未来を見 据えて考えていくべきだろうと考えています。それで、この中で簡単に触れていましたけれども、ま ず最初に農林水産関係もあるわけでありますが、まず農産物の例外があるから守られたのかというこ とであります。英文を翻訳してくれたチームがありまして、そのパンフレットをちょっと紹介させて いただきますが、除外または再協議、あるいは米や麦や牛肉、豚肉、牛乳、砂糖などですが、除外ま たは再協議、聖域守れなければ脱退ということだったのですが、除外規定はありません。再協議とい うこともありません。むしろTPPというのは例外なき関税の撤廃ですから、人、物、金を自由にす ることでありますから、これをさかのぼりするような、ラチェットというのですけれども、ラチェッ ト条項が入っていて、再協議が米の場合あるかのように言われていますが、7年後に再協議〔質問終 了時間5分前の予告ブザーあり〕されるのは完全解放に向かって再協議されるということです。   それから、ISDS条項の問題と重なるわけですけれども、日本のようなISDSの問題で、I SDSというのは投資家間の利益を損なったような場合に訴えることができるというような、投資受 け入れ国が不利にならないよう濫訴防止の規定を盛り込んだので心配がないと言いますけれども、本 当でしょうかということですけれども、このISDS条項が濫訴防止を約束したというふうになって いますけれども、日本が訴えられることはない、濫訴防止の規定が盛り込められてない、心配ないと いうは誤りだと、ISDSで訴えられれば多額の裁判費用や賠償金を税金で負担することになります と。例えば基本条例、中小企業振興基本条例あるいは地方政府、村上市も地方政府なわけですが、公 共調達、公共事業やあるいはいろんな品物を自分の自治体にある会社から購入をするというようなこ とが今どこでもやられているわけですけれども、これも訴えられる可能性があるということでありま す。   それから、今、日本全体で年金基金が140兆円、ゆうちょ銀行で205兆円、JA共済が52兆円、 かんぽ生命が85兆円、こういう日本の資金が、それから企業の内部留保が350兆円ということで、 大変な資金が日本に蓄えられているわけですが、これらが金融サービスを自由化しろという、そうい うアメリカの金融資本の要求に対して歯どめをかけるルールが先ほどISDSと言いましたけれども、 ないと。翻って、要するに農協の共済が問題になっていますけれども、農協が病院を経営することも アメリカの商工会議所は問題だと、やめさせるべきだというふうに言っているわけであります。です から、TPPが進んでいけば、厚生連は公的な医療機関という性格がありますけれども、これが厚生 連から外されて独立した医療機関に変わる、そういう可能性が非常に大きいと考えます。   それから、今後診療も解禁をされて、ジェネリック薬品を使うようにということで、国保では保 険証の裏に書いてあるようなもの入っていますけれども、これらが結局ジェネリック医薬品のパテン トというのですか、権利が開発した開発者の利益が損なわれるということで、物すごく長期間、今の 日本の基準よりもアメリカは長期間になっていて、いつまでも製薬会社がもうけられるような仕組み になっているということで、日本の医療体制が大きく変わってしまう可能性があると言われています。 実際医療に関係している病院経営の方からもお話をお聞きしましたけれども、大変今回の安倍内閣の 医療改革も心配だけれども、TPPも大変心配なのだというふうにお話聞いています。           〔何事か呼ぶ者あり〕 〇14番(竹内喜代嗣君) 終わります。とにかく私どもの村上市民の生活が、そして日本国の運命 が〔質問時間終了のブザーあり〕左右されるTPPには反対を申し上げて、一般質問を終わります。 (拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで竹内喜代嗣君の一般質問を終わります。   昼食休憩のため午後1時まで休憩します。           午前11時46分  休 憩                                                        午後 0時59分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、12番、小杉和也君の一般質問を許します。   12番、小杉和也君。(拍手)           〔12番 小杉和也君登壇〕 〇12番(小杉和也君) 市政クラブの小杉和也でございます。本定例会一般質問のトリを務めさせ ていただきます。相撲で言えば結びの一番、午後5時55分からの取り組みでございます。では、議 長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。   私の質問は、3項目ございます。1項目めは、市民サービスの向上についてであります。人口減 少が叫ばれる中、「村上市で暮らしてみたい」「村上市に暮らしていてよかった」と実感してもらう ことで、定住人口も増加すると思われます。そのためには、市職員の資質を向上させ、多様化する市 民ニーズを捉え、公平かつ効率的な質の高い市民サービスを提供しなければなりません。市では、市 民の満足度を上げる取り組みをどのように行ってきたのですか。また、今後はどのように取り組もう と考えているのかをお伺いいたします。   2項目めは、村上市の魅力アップについてであります。市を活性化させる方法として、交流人口 の増加がありますが、村上市に魅力がなければ村上市を訪れることはなく、魅力があっても知らなけ れば人は訪れません。地域ブランド調査2015の魅力度市区町村ランキング(1,000市区町村)によ ると、1位は函館市、2位札幌市、3位京都市で、都道府県別で新潟県は19位となったものの、新 潟県内で最も上位にいるのが佐渡市で96位、村上市は594位となっています。つきましては、下記 について伺います。   @、市では魅力度アップのためにどのような取り組みを考え、実行しているのですか。   A、他市町村では、2020年開催の東京オリンピックの合宿誘致活動を行い、十日町市は日本女 子レスリングチームの強化合宿地として一躍有名になり知名度を上げています。村上市でもそのよう な取り組みを検討したことがあるのですか。   3項目めは、子育て拠点施設についてであります。子供たちの数も減少し、核家族化や地域のつ ながりが希薄化していることから、孤立化する子育て家庭がふえ、親が子育ての不安感や負担感を感 じるようになってきました。三条市では、子育て中の親子が気軽に集い、相互交流や子育ての不安・ 悩みを相談できる場として、子育て拠点施設「あそぼって」を平成28年4月にオープンさせ、村上 市高根地区でも空き家を活用しながら子供の居場所づくりに取り組む団体が設立されました。市では 子育て拠点施設整備をどのように捉え、今後はどのように整備していこうと考えているのかをお伺い いたします。   以上、3項目の質問ですので、よろしくお願いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、小杉和也議員の3項目のご質問につきまして順次お答えをいたし ます。   最初に1項目め、市民サービスの向上について、市民の満足度を上げる取り組みをどのように行 ってきたのか、また今後はどのように取り組もうとしているのかとのお尋ねについてでございますが、 市職員の資質向上面につきましては、研修を受ける機会を設け、倫理観・職務遂行能力・政策形成能 力の向上を図っております。研修所で受講する研修のほか、本市独自の研修も行っており、昨年度の 独自研修は主査・主任・主事級を対象に接遇研修を実施し、135人の職員が受講しております。本年 度も係長級を対象に実施し、市民に接する技術を向上させたいと考えております。このほか、国内研 修や職員提案制度も取り入れ、職務遂行能力等の向上に取り組んでおります。また、施策面では市総 合計画策定時に「市民アンケート」を実施し、暮らしに関することや行政運営等についてご意見をい ただき、諸政策に反映を図っております。なお、市民からのご提案やご指摘につきましては、職員用 電子掲示板等で情報を共有し、改善につなげるようしております。   次に、2項目め、村上市の魅力アップについての1点目、市では魅力度アップのためにどのよう な取り組みを考え、実行しているのかとのお尋ねについてでございますが、地域ブランド調査におけ る魅力度のアップには、本市の魅力を全国に知っていただくことが大変重要であると考えており、平 成27年度に策定した村上市総合戦略におきましても、政策の方向性の一つに新たな魅力づくり等に よる交流人口の拡大と定め、観光プロモーションの積極的な展開と地域資源を生かした観光開発と交 流の拡大の2つの基本施策のもと、本市の魅力向上のために取り組みを進めているところであります。 これまでも首都圏などにおける観光や食のプロモーション活動を初め、市内生産物が持つブランド力 や価値を高めながら、その魅力を全国に発信するよう努めておりますが、本市の知名度をさらに上げ ていくことが必要と考えております。   次に2点目、他市町村では2020年東京オリンピックの合宿誘致活動を行い、十日町市は日本女 子レスリングチームの強化合宿地として一躍有名になり、知名度を上げているが、本市でもそのよう な取り組みを検討したことがあるのかとのお尋ねについてでございますが、先日の長谷川議員のご質 問にお答えをいたしましたとおり、東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けた合宿誘致活動 につきましては、スケートパークの整備計画にあわせ、スケートボード競技の合宿について検討し、 県とも協議をいたしましたが、スケートボード競技は2020年東京オリンピック・パラリンピックの 追加種目として8月に決定したばかりで、大会に向けた合宿の基準等がまだ示されていない状況であ ります。しかし、2014年ソチ冬季オリンピック銀メダリストの平野歩夢選手が育った地として、今 後県とも協議をし、検討してまいりたいと考えております。また、大学等のスポーツ合宿につきまし ても、今後予定しているスポーツ施設の改修整備を見据えて検討をしてまいりたいと考えております。   次に3項目め、子育て拠点施設について、市では子育て拠点施設整備をどのように捉え、今後は どのように整備していこうと考えているかとのお尋ねについてでございますが、子育て支援センター の利用者数は年々増加しており、中でも親子で集える場として土曜日の利用が多くなってきておりま す。このように、平日以外でも親子で遊べる施設の拡充ニーズに応えるため、神林子育て支援センタ ーに続き、今年度からは山辺里子育て支援センターにおきましても土曜日開所の拡充を図ったところ であります。今後子ども・子育て支援事業計画に沿って、他の子育て支援センターにおきましても、 土曜日開所の拡充を進めるほか、土曜日開所による利用実績やニーズを把握しながら、日曜、祝日の 開所日拡充について検討を行い、子育ての拠点としての機能の充実、強化を図ってまいりたいと考え ております。また、小学校入学後は、学童保育所におきまして、昼間留守家庭となる小学校の1年生 から6年生を対象に適切な遊びの場を提供しておりますが、児童の健全な育成には地域の方々との世 代を超えての交流も大切となってきておりますので、一部地域で行っております交流の取り組みの拡 充を図ってまいります。   なお、市内におきましては、子育て支援の団体やサークルなどの活動が活発になってきており、 子育てに奮闘するお母さんたちが集い、情報交換や相談、体のリフレッシュの場を提供していただい ておりますので、引き続き一部財政支援を含めた活動支援を行ってまいります。いずれにいたしまし ても、各地域にある子育て支援施設の充実を図り、乳児から児童まで切れ目のない継続的な子育て支 援に取り組んでまいります。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) では、再質問いたします。   多様化する市民ニーズの把握というところで、総合計画でまちづくり市民アンケートとかをとっ て把握しているというような答弁があったわけですけれども、他市ですと例えば仙台、小平、高浜、 横須賀なんかの多くの市でも市民サービスのアンケートをとっております。通年であったり、1年に 1度期間を設けてということですけれども、この辺総務課長、村上市の現状はどんなになっています でしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 先ほど市長が答弁しましたし、今ほど議員が申し上げましたように、総 合計画の策定時にあわせて市民アンケートによって市民の満足度調査的なものをとっておりますが、 合併後実は窓口のサービス等につきましては、合併後直ちに窓口に来られた市民の方々にアンケート をとって、今後の窓口の対応のあり方等を検討した事例もございます。残念ながら、その後継続的に は行っていませんが、その結果例えば窓口に押しボタン式の番号札を配置するとかいうふうな格好で 窓口の利便性を図っておるところでございます。また、ワンストップ窓口の設定も考えたわけでござ いますが、いかんせんこの庁舎の構造上の問題もございまして、なかなか進まないという点もござい ますが、支所等も含めましてワンストップ窓口等も検討して、実施をしておるところでございます。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 私は、リアルタイムなやはりニーズの把握というものも必要なのだろうな と思うのですが、今現在やられていないということなので、市長その辺はどういうふうにお考えでし ょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 大切な視点だというふうに思います。特にどこの組織でもそうなのかもしれ ませんけれども、例えば単年度を時間軸、スパンとしていろんな物事をつくり上げていくというよう なのがまず基本になると思うのですけれども、やはり市民のニーズというのはさまざまなものがある というふうに捉えております。これは、どこの産業に従事をしている方、また各世代、年代でも違う でしょうし、そういうところの思いを今議員おっしゃるとおり、リアルタイムに聞き、それに対して 答えられるところは答えていく、これが多分今求めているものをすぐに提供していただけるという満 足度につながっていくのかなというふうに思っておりますので、これから少し研究をさせてもらいた いと思いますけれども、私自身が結構外に出ていろんなニーズを聞いています。それが可能なものに ついては、速やかに年度途中であってもそういうものに対応していくというようなことに全庁体制で 取り組んで今いると思いますので、そんなこともこれからも進めながら、さらにはそのニーズ把握に 努めていきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 平成28年度の村上市の施政方針の中で、各種研修や本年度から本格実施す る人事評価制度等を通じて職員の資質向上と意識改革に努めると言っています。書いてあります。こ の辺のところ、現在の人事評価制度の進捗状況について総務課長にお伺いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) これまで6年間施行してきたわけですが、今年度から本格実施というこ とで、現在第1次評価等は終わっておりまして、今後2次評価、3次評価ということで進めてまいり たいと考えています。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 市長の答弁の中で、市職員の研修、いろんなところでやっていますよとい うことを述べられていたのですが、例えば具体的にどんなところやられていたのか、総務課長に伺い ます。職員の研修。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) いろんな市長会とかの決まった研修のほかに、先ほど市長が答弁で申し 上げましたように、国内の自主的な国内研修ですとか、それから職員提案制度によっての事務改善、 市民サービスの向上を図ってきております。ただ、いかんせん昨今の職員数が減っているために、な かなか手を挙げて私たち3日間職員研修に通わせてくださいとなかなか言いづらい面もございますの で、その辺の職員の定数についても少し考えていって、よりよい研修体制を受け入れるような体制づ くりを組んでいきたいというふうに思っています。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 国内の自主的な研修と今課長答弁されましたけれども、具体的な名前って 挙げられないのですか。いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 申しわけございません。記憶がちょっと飛んでいます。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) まず、代表的なのが新潟県市町村総合事務組合の研修というのがあるかと 思います、新人研修とか。去年の実績見ましたら、新採用が16名、その他18名、34名、平成27 年度研修に行っています。我が市政クラブでは、10月の24日、25日、千葉にあります市町村アカ デミーで研修をしてまいります。ここは、全国の方から集まるので、私ども何回か行っていますけれ ども、いろいろな地方のいろいろな地域の考え方、議員の考え方、そういうのを学ぶことがすごくで きるのです。その中で、市町村職員の研修もございます。そして、比較的受講料も安うございますの で、交通費さえ何とか出て、さっき課長が答弁されましたように定数の兼ね合いがあって、その期間 仕事をあけることになるので、その辺の調整は必要でしょうけれども、市町村アカデミーというのは 千葉にありますので、そんなに遠くありませんし、非常にいい交流施設かな、研修施設かなと思うの ですけれども、この辺のところ市長はお考え。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 合併後、村上市ではたしか市町村アカデミー、職員としては派遣しておりま せんけれども、合併前、各市町村で市町村アカデミーに職員を派遣して研修をしておったというケー スがあります。私自身も前職のときに、市町村アカデミーに研修に行きました。ちょうど1週間、8 日ぐらいかな、職員研修だとそのぐらい缶詰にされますので、その中で1つのカリキュラム、1つの カテゴリーが大体40名1クラスという形で、寝食をともにしながら研修をします。私が鮮明に覚え ているのが当時武蔵野市の方が同じ研修を受けていらっしゃっていて、非常に武蔵野市、議員ご存じ のとおりいろんな制度設計のときに国からのモデル、市としてそれを受ける基礎自治体です。彼らの スキルというのに接することによって、私自身も刺激をされますし、そうした経験を持っています。 非常にいい研修施設だな、また研修のメニューだなというふうに思っております。現在市町村アカデ ミーに派遣をしようということで、庁内では指示をしておりますけれども、あとはそれ予算化と今総 務課長申し上げましたとおり、トータルの職員の組織としての業務のバランス、これを考えて少し検 討させていただきたいというふうに思っております。長期にわたるものですから、その間抜いたとき の影響も考えながら進めていきたいということであります。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 県職員の方は、民間の研修も行っているのです。そこで、民間出身の副市 長にお伺いしたいと思います。民間の立場から見ていて、行政の人が民間のこういった部分を学んで ほしいなとか思ったこともあると思うのですけれども、市職員の方が民間企業で研修をするというこ とについてどんなふうにお考えか、お伺いいたしたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 副市長。 〇副市長(忠  聡君) お答えいたします。   確かに市の職員さんも一生懸命仕事に励んでいるということは承知はしておりますけれども、や はり問題意識、それから問題解決能力をいかに高めていくかという、そういう日ごろの意識、これや っぱりもう少し醸成されるべきではなかろうかというふうに思います。そういった観点からしますと、 民間はまさに日々そういった活動を繰り返しているわけでありますので、民間での研修も効果の高い ものというふうに思いますが、ただどの民間であってもいいのかということでは決してなくて、きち っとそういった観点で受け入れながら、もちろん研修を受けられる本人の意識高揚につながるような、 そういう体制づくりもあわせて必要なのではないかなというふうに思います。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) まさにそのとおりだと思います。何を民間で学ばせるか、そういったこと が大切かなと思いますけれども、やはり例えば新潟県市町村総合事務組合とか、市町村アカデミーと かでは学べないようなことがまた学べるのかな。こういうことを学ばせたいから、こういう人をどん なふうに派遣するというものをきちっと組み立てながら進めるべきかと思いますけれども、民間への 研修について市長のお考えをお伺いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 民間の皆様方に受け入れていただいて研修を積むということ、これまでもた びたび議論はされるわけでありますけれども、実現に至っていないというケースがあります。ただ、 これが例えばそれが研修を積む期間が多分相当私自身としては時間をかけて、やっぱり研修を積むと いうことが必要なのだろうなというふうに実は思っています。果たしてそれが可能かどうかというと ころの検証も当然必要だと思います。今副市長から話があったとおり、やっぱりいろんな分野に携わ っているそれぞれの皆さんがいるわけであります。民間には民間の目的があります。行政には行政の 目的があります。その目的たるものを確実なものにしていくということがまず第一義的に必要だとい うふうに思っておりますので、比較的今研修の内容も以前のような行政一辺倒の研修から随分と講師 も含めてその辺の境がなくなってきていて、非常に民間指向的なものについても、今総合事務組合の 研修でも市長会の研修でもそういう形で提供されているというような状況があるものですから、そう いうところとの見きわめもしながら今後研究はしていきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) ぜひとも総合的に考えて、研究を進めていただきたいと思います。よろし くお願いします。   それから、市職員の方それぞれ得意分野があると思います。質の高い市民サービスの提供のため には、適材適所の人事が必要なのかなと私考えるのですけれども、市長にお伺いしますけれども、職 員の希望をとったりもすると思うのですけれども、その辺のところの配慮はしているのかどうか、お 伺いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 非常に適材適所、やはり職員が成長するにつれてその得意分野も変わってき たり、能力を発揮してくるところもあるので、非常にその辺のところは慎重に見きわめながらやって います。職員自身のモチベーションという意味合いからも、そういう意味合いでは私はこういう職業 ついてみたい、ここで力を発揮してみたいということの要望はとっています。それについて、ただ全 てそれに対応できていないというのが現実だと思います。ただ、その中でその職員一人一人が持つ思 いとかイメージとか、そういうものも知ることできますので、それをきちんと人事異動には反映させ ているということであります。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 今思いというふうなふうに言われましたけれども、職員の個々の適性把握 みたいなのはどんな感じで把握されていますでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然先ほど申し上げました人事評価制度含めて、客観的な指標での検証、そ れと今申し上げました本人が望む本人の思い、そういうものを見きわめているということであります。 当然人事評価の部分につきましては、上司がいますので、それぞれ今の仕組み、制度の中でしっかり と人としてのその検証も加えているということであります。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 市長は、今年度の人事、昨年就任されまして、今年度の人事少しはまられ たと思うのですけれども、適性に合った配置をしているかどうかという部分ではどうでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) すばらしい人事異動ができたのではないかなというふうに思っております。 見ていただければわかるとおり、全て優秀な人材をまさに適材に配置をしたというふうに思っており ます。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) ひな壇の課長だけでなくて、末端のほうの職員までぜひその辺のところを 適性に合ったというのでしょうか、力を発揮できる人事をしていただきたいなと思います。   もう一つ、継続的な事業をやっているときに、例えば担当者が急にかわってしまって、今までだ ったらすぐあうんの呼吸で話が通じたものがなかなか通じなくなったというような話も聞いたことあ るのですが、その辺についてはどう思われますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 非常に悩ましい部分であります。ともすると、ともするとというか、行政っ てやはり一人一人の職員に相当なレベルを求めます。ですから、例えば3年スパンとか5年スパンと かで人事異動をしながら、いろんな形でオールマイティーの職員を育てたい、また育っていってほし いというような思いもあります。そこに先ほど申し上げました一人一人の人間力としての適性がかか わってくるわけでありますけれども、なかなか難しい。そこを何とかしてフォローする、補完すると いう意味合いから、常々申し上げているのですけれども、やっぱりチーム戦だというふうに思ってお ります。チーム戦ということは、それぞれ誰がやっても同じ効果が期待できる、同じスキームで物事 が進められるということが大切だというふうに思っておりますので、そんなところをこれからも少し ずつ強化をしていきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 先ほど民間のというようなことで私言ったのですけれども、市民サービス の面で最近電話の性能がすごくよくなったのです。市役所に電話したら、ガシャッと切られた。そん なことはないと思います。話が終わったから切ったのだろうと推測するのですけれども、電話の性能 がよくなったために、ガシャッという音がすごく大きく聞こえると。これは、民間のビジネスマナー にしますと、注意すべきビジネスマナーであるというふうなことで書いてあるのですけれども、1つ 提案なのですけれども、相手が電話を切ってから職員の方が電話を切ると、少し間を置いてと、そん なに難しいことではないと思います。自分の対応が市役所を代表しているのではないかな。その人で はなくて、電話ガチャッと切られた市役所の職員がさというような形にどうしてもなってしまいがち ですので、その辺のところ、これは民間のビジネスマナーであるのですけれども、そういった電話、 相手が切ってから職員が切るということを提案したいと思うのですけれども、市長いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 最近お褒めの言葉をいただく機会がいっぱいあるものですから、ともすれば その辺が油断につながると悪いので、また改めてそういうことで職員にも話をしてみたいと思います。 そうやって言っている中でも、やっぱり市役所から電話をいただいたのだけれども、留守にしていて、 どこにかければいいのだかわからないのだけれどもという電話が逆に市民の皆さんから返ってくると いうことがあります。ということは、きちんとどこの誰がどういう目的でそこに、留守番電話とかに 伝えているということが明らかでないケースがあると思います。わかっているからいいよねという形 で、安易にやるケースもあると思いますので、そんなことのないようにしっかりと、今議員ご指摘の 部分も含めて少し話をしたいというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 話をするということは、やるというような理解でよろしいでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) そうさせていただきます。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) では、続きまして2番目の地域ブランド調査2015の件ですけれども、皆 様のお手元に資料として配付させていただきました。残念ながら、1,000の市区町村があるものです から、全てを載せることはできませんでした。ただ、ここベスト100、あと村上市と、妙高市とあり ますけれども、たまたま隣にあったものですから載せていただけなので、妙高市がというわけではご ざいません。このベスト100と村上市を見ていただければなと思います。こちらのほうは、ブラン ド総合研究所は20代、60代の消費者、2015の場合は2万9,046人だったそうです。インターネッ トで77の項目の設問をして、消費者が各地域に抱く魅力を数値化したもの、簡単に言えば知名度に も置きかえられるかもしれませんけれども、村上市は残念ながら10年よりは上がったのです。上が りましたけれども、594ということでございます。魅力があっても知らなければ訪れません。市長の 答弁にもありましたように、知名度を上げていかなければならない。平成27年に観光のプロモーシ ョンとかをやってPR努めているのだと言われましたけれども、商工観光課長に伺います。平成28 年の観光イベントの取り組みを教えてください。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(竹内和広君) 平成27年度も積極的に展開させていただきました。村上からは、 既に議会の皆様にご報告済みでございますが、28年度につきましては観光宣伝用の駅弁の作製に今 かかっております。10月の頭を目標に1万食売り切れるまで続けるということで現在準備を進めて おります。食材は、村上のものを使うということでほぼ固まっております。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 済みません。聞き漏らしたかもしれませんけれども、場所はどこでしょう か。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(竹内和広君) 東京駅の祭という駅弁店でございます。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) あと答弁の中で、生産力のブランド力も市長常々ポテンシャルはあるのだ と、村上の食材にというふうに言われていますけれども、この駅弁も村上の食材でということでござ いますが、他の食材のPRをということで農林水産課長にどんなような仕掛けをして、PRしてきて いるのかをお伺いいたします。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 市長もたびたび申し上げておりますけれども、昨年は東京1回と新 潟で1回、ことしの5月にも東京で1回、そしてまた最近もイタリア料理業界といいますか、そうい う方々を今度はお招きしてとか、そういったことで取り組んでおります。生産者につきましては、集 計が出ているのが5月、3回までの分ですけれども、42名、来ていただいたのが188名というよう なことで取り組んでおります。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 9月の10日にも何か東京でイベントがあって、市長参加されたというふう に聞いたのですけれども、この辺どう感じて来られましたでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今回東京でやりましたプロモーションにつきましては、ふるさと納税応援フ ェアというそういう仕組みの中で、比較的返礼品として人気の高いトップの4品目、これを中心にし て、それを即売するパターン、これがブリッジにいがた、日本橋、そこで開催をさせていただいて、 それと並行しながら、実はそこで人気のある返礼品を使った食材を料理をしていただいて食べていた だく、これを方舟銀座インズ店のほうで開催をさせていただきました。この試食のほうなのですけれ ども、実はこれパワーブローガーといいますか、ブログでどんどん、どんどん情報を発信している皆 様方をお招きして、ぜひその方々に村上の食をPRしてもらいたいと、そういうことでフェイスブッ ク等で拡散をしていただければありがたいなということの目的で開催させていただきました。比較的 若い世代のお母さん方が、お子様連れのお母さん方も多くおいでになっていらっしゃいまして、非常 に食材については好評をいただいております。早速それで、ご自分のブログでそれをPRしていただ いたという話も聞いておりますので、そんな形でどんどん、どんどん浸透させていく。今このプロモ ーションを始めてから1年少しでありますので、これからそういう知名度を上げるための情報の発信 と、あわせてそれに対応できるだけの生産力をあわせてつくり上げていく、その両建てで今進めてい る途上だというふうに理解をしております。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) フェイスブックということですので、市の職員の方が結構シェアをすれば、 またそれで拡散していきますので、その出たブローガーの方の部分をシェアしてどんどん広めていく というのも一つの方法なのかなと思っております。   副市長にお伺いしますけれども、副市長も物産展とかみずから行って、村上の食材を売り込んで おられたと思いますけれども、村上の食材とかのPRに関してはどう思われますでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 副市長。 〇副市長(忠  聡君) お答えいたします。   おっしゃるとおり、私も過去においてもずっと物産展に、県外に出張でお客様と直接対話をして きました。市長も申し上げましたけれども、食材の宝庫ではあるのですけれども、食材のままではど うしてもやっぱり消費者の方が口にするときは料理にして食べるということになりますし、それは決 して単品ではなくて、いろんなものを組み合わせていただくというふうなことになりますので、やは りそのコーディネート等をうまくして、それを伝えるかというところがやっぱり鍵になるのだろうと いうふうに思います。ですから、単品勝負ではなくて合わせわざでそれを提供すると、そういった機 会をもっともっとやっぱりふやすべきだろうというふうに思います。   もう一つとしては、直接消費者の方々にアプローチする部分と、県内には食品に関係する産業、 例えばお菓子ですとか、そういった工場がいっぱいあります。ですから、この地域のものをそういっ た食品産業に原料としてある程度の量を活用いただいて、その企業が持つお客様に対しても村上でと れた材料を使っていますよというふうなことのアプローチも今後は必要になってくるのではないかな というふうに思います。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) おもしろい視点だと思いますので、ぜひ進めて、市長とともに進めていた だければなと思います。   オリンピックの誘致、先般答弁されましたように、今も答弁されましたように合宿地要件が定ま らないので見きわめているし、県とも協議していくと。これスケートパークの整備とともにスケート ボードのというような言い方をされていましたけれども、今からでもいろんな各種団体へはアプロー チはできると思うのですけれども、その辺のところはいかがでしょう。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) できます。やりたいと思います。ただ、受け入れ態勢のキャパシティーの問 題、例えば宿泊であるとか期間をどういうふうにしてその期間をフォローアップしていくのかと、い ろんなこちら側の受け入れ側の体制づくりも必要です。そこに基準が今後示されてくるので、それに 合致していくかどうかということもあります。ただ、いずれにしましてもスケートボード競技におい ては、村上市のスケートパークそのものがリニューアルされる、東京オリパラの前にリニューアルさ れて、できて竣工していればそこに来ていただいて、例えば1カ月、2カ月とか、そういう期間につ いては十二分対応できると思いますので、それまでそういういろいろな物事のクリアを進めながら、 ぜひ来てもらえるように検討をしていきたいなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 今キャパの問題があるというのありましたけれども、ではスケートボード 以外に国内選手の合宿地誘致についてというのは、今のところは考えていないというような理解でよ ろしいですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今のところは、そこに力を注ぐということのほうが得策だなというふうに考 えております。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 十日町は、本当にいっぱい映りましたよね。今でもこの間の9月10日の新 聞でも凱旋報告と、またこうやって記事になって有名になるわけですので、いろんな手法でPRして いただければなと思っております。   あと私も実は、大学生の誘致という部分も再質問の中で考えておりまして、先ほどの答弁で大学 生の誘致、スポーツ施設の改修に向けて考えるというようなことを言われていました。例えば代表的 なのが山古志に東洋大の駅伝のチームが来ると、またそういったことでテレビに映ったりもしますし、 いろんなつながりでできるのだろうなと。市の職員の方の人脈であったり、村上市民の方の人脈だっ たり、こういったものを生かしながら、あらゆるネットワークを使ってそういった大学にアプローチ をかけたほうがいいなと思うのですけれども、さらにどうでしょう。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先日も東京村上郷友会の総会に出席をさせていただきまして、その中のつな がりとかでもいろいろそういう話をいただきます。ぜひやってみたい分野だなというふうには思って おります。そうしますと、毎年毎年必ず学生の皆さんは、代が変わってもその競技そのものはいつで も続くわけでありますから、その方々がここを第2のふるさと、第2の地元として活用していただけ るというようなことは非常にありがたいなというふうに思っております。今まちづくりの関係では、 山北地区で今でも大学の皆さんと連携をして、子供たちと一緒に活動しているというのがあります。 こんなところがずっと続くわけですので、そういう意味合いでも大学の協議も含めて、いろんな村上 で過ごしていただく時間をつくってもらえるようなそういうカリキュラムというか、そういうものを 含めて検討をしていきたいということであります。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 今オリンピックとか大学の誘致ということも言っていたのですけれども、 オリンピックとか抜きにして、大学のスキー部なんかはすごくいいのかなと思うのです。蒲萄スキー 場というのは中級、上級のコースですので、競技スキーをやったりするのには、練習を兼ねて、例え ばちょっと優遇して平日このバーンだけ貸し切りにするとか、そういったいろいろな工夫でできるの かなと思いますので、さっき市長の答弁でスポーツ施設の改修に向けて考えていくというのがありま したけれども、誘致の場合はどういう人を誘致するか、あとそのためには何が不足か、それを整備し たことによって誘致も可能になるし、市民のサービスも向上するよねというようなことをぜひちょっ とつけ加えて考えていただければなと思うのです。〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕実は、 胎内エリアにある野球場、ナイター設備があるのです。そこで公式野球にも対応しているということ で、結構人気があると、需要があるというふうに聞いています。現在村上市には、多目的のグラウン ドにはナイター照明あるのですけれども、球場にはちょっとナイターがないのかなと。球場どれだけ 使うのだいというようなことにはなると思いますけれども、市民だけでなくて誘致のための一つのツ ールとして使うということの考え方もできると思います。例えば荒川球場は、新潟アルビレックス・ ベースボール・クラブの公式戦が8月28日に行われました。公式戦も行われているわけです。あと きのう見事に勝ちまして、村上桜ヶ丘高校ベストエイト進出しました。いろんなところで勝ち進むと ナイターの試合とかも出てくるわけですので、そういったことにも使えると思いますし、あと公式の 少年野球チームというのが今村上につくられて、結構活発に活動されています。ナイター施設があれ ばというようなことも常々聞いておりますので、市長も公式少年野球チームの人たちと何か交流する 機会があればどうなのだねと、それを整備したことによってどういう、大学野球の誘致とか、合宿の 誘致とか、いろんな形の通年の利用とか、その辺を考えていってほしいのです。そのときの効果とか 管理費とか、そういうもの加味していかなければならないですけれども、それによってアプローチを 考えることによって人を呼び込むことができたり、あと魅力度アップにつながっていくのかなと思う のですけれども、市長いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) ぜひそういうふうにしていきたいというふうに思っています。今村上市には、 いろんなスポーツ施設がやはり総合型という形で各地区にあります。それの一つ一つ、先日も申し上 げましたけれども、全てを維持、整備していくというのは多分無理なのだろうというふうに思います けれども、それともう一点、今回アルビレックス・ベースボール・クラブの皆さんが毎年来ていてい ただいておりまして、非常にありがたいなと思います。やはりああいうふうなクオリティーの高い競 技に接することができる会場ということは、やはりそこをお迎えをする施設をそれに見合ったクオリ ティーの高さを求めていきたいというふうに実は思っています。ということは、どこかにそれを集中 をさせることによって、同じものを幾つも持っているのではなくて、やはりここをこれだったらここ 最高だよねというようなぐらいのものでお迎えをできるという仕組みは、これから必要かなというふ うに思っております。それと、先ほどのオリンピック誘致もそうなのですけれども、その背景地とし て、例えば期間がある程度必要なときには、その宿泊とかケータリングケアも含めていろんな形でそ れが対応できるような、そういう受け入れ側もつくっていく、これを双方からそういうふうに進めな がら、その施設の持てる力をぐっと上げてやるということが、よそからあそこに行って、あそこで大 会をしてみたいねというふうに思ってくれるのではないかなというふうに思っておりますので、その 辺の視点を大事にしながらこれから進めたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 東京で開かれるというので、やっぱり皆さんの意識も高いと思うのです。 これがどこかヨーロッパでやるのでオリンピックの競技の誘致なんていうのだめだと思うので、ここ まず二、三年ぐらいにこれをいい機会にして、そういった村上市だったらどういうことができるかと いうのをぜひつくり込んでいただきたいと思います。   それともう一つ、最後にお願いなのですけれども、最後にというか、この項目の最後のお願いな のですが、村上市594位でございます。ぜひとも今年度、来年度は500番を切って、半分から中に 入れるようにぜひしていただきたいと思いますが、市長の力強い言葉をいただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) どこをプッシュするとこの順位がどんどん上がっていくのかというの、その 検証も含めてしっかり魅力アップに努めていきたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) 最後に、子育て拠点施設についてでございますが、まず神林山辺里の子育 てセンターを充実されると、土曜日もやって、すごくありがたいなと思っております。サークルへの 情報交換、財政支援も充実を図っていきたいと市長答弁されました。ただ、屋内の部分が少し多いと 思うので、私はまず屋外にも少し目を向けたらどうかなという部分で、この三条市〔質問終了時間5 分前の予告ブザーあり〕の「あそぼって」というのは、三条市が旧一ノ木戸小学校の体育館を整備し たもので、遊具やおもちゃがある遊びの広場アリーナ、保育室を設けて、休日には一時保育にも対応 すると、総合的に対応できるのです。それと、あと旧小学校の校庭を利用して、この「あそぼって」 のある施設があるのが一ノ木戸ポプラ公園、ここ校庭を利用したところなのですけれども、滑り台な どの大型遊具や芝生の広場、地下に冠水対策の調整池、あと園内にはかまどとして使えるベンチとい うのがあって防災の拠点にもなっていると。子育ての拠点だけでなくて、いろいろ複合的に、調整池 だったりとか、かまどとして使える防災の拠点になるというようなことで、すごくすばらしい施設だ なと思っております。今度我が市政クラブでこちらのほうもぜひ視察に行こうと思って考えているの ですけれども、ここを利用した人が、ここができるまで三条市内には広い遊び場がなく、ふだんは長 岡市に行っていたけれども、今後はここで遊ばせたいというようなコメントも載っていました。町な かになかなかスペースがとられませんけれども、村上駅周辺まちづくりプランの中で旧ジャスコ跡地 に多目的な広場、空間整備を構想しております。ぜひともこういった三条の取り組み、複合的な取り 組みを参考にしてほしいと思いますが、市長いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) ぜひそういうふうな複合的なやっぱりエリアというのは、しっかりつくり込 むことが必要だなというふうに思っております。やはり一たび有事の際には災害拠点になるような、 そういう大きなある程度のボリュームのあるスペースも必要です。それが平時の場合には、いろんな 形で利用されているということが大切だなというふうに思います。また、今回スケートパークのリニ ューアルに伴って、県民いこいの森のあのエリアも実は今でもいっぱい人行っています。行っている ので、ということはあそこにニーズがあって、それを活用している、あそこをもう少しつくり込んで いくと、非常にそれは魅力的に変わっていくのではないかなというような場所が今既にあるところも 幾つもありますので、そんなところをトータルで考えて、以前から公園整備のお話もいただいている ところもありますので、本当に小さいお子さんをお持ちの皆さんがしっかりとここで遊べる、時間を 過ごすことができるようなエリアというのは大切だなと思っておりますので、その視点でこれから取 り組みを進めます。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) また、つくり込むほかに、さっき言われましたけれども、今ある公園を生 かすことも大切だと思います。先日の一般質問でも公園整備に対する答弁で、市長が利用する人のニ ーズに応えていきたいと答弁されています。現在の公園のところ、全国的な流れなのですが、遊具が 撤去されているのです。非常に遊具が少ない。里帰りで来たお母さん方も、どこで遊ばせたらいいの と、遊具1つ2つあるだけで全然違うのだというようなことも言っていますので、既存の公園につい てもその辺の遊具の整備というのでしょうか、いろんなものをクリアしながら、遊具の整備も行って ほしいと思いますけれども、この辺市長、いかがでしょう。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 遊具、どういう遊具が一番いいのかというのがなかなか難しいと思います。 私らの周辺のところでも、やっぱり危険度があったりとか、危ないねとかという形で撤去されるケー スもありますし、1回つけるのですけれども、それが全然メンテナンスされてなくて危なくなってい くというケースもあります。その辺のところもよく見きわめながら、例えば30分、1時間、1時間 半、2時間過ごせるような、そういうエリアをつくっていくということが大切だと思いますので、遊 具は非常に大きなそういう機能を発揮するものだとも思っておりますので、少しその辺もあわせて考 えていきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 小杉和也君。 〇12番(小杉和也君) あるデータによりますと、やっぱり子供が一番喜ぶのは滑り台だというよ うなことが出ています。鮭公園にあるのは、木でできて滑り台とかありますので、うまく越後杉との 絡み、前に私も言ったこともあるのですけれども、越後杉を絡めて、より安全性のある滑り台なんか もぜひ考えていただければなと思いますけれども、いかがでしょうか、最後。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 私もいろいろな公園に行ったときに、木でつくられた遊具というのが非常に いいなというふうに思います。ただ、それが傷んでくると逆にけがのもとになったりすることもあり ますけれども、でもやっぱり木のぬくもりを、特に地元の越後杉を使ったそういう形で提供するとい うのは〔質問時間終了のブザーあり〕非常に魅力アップにもつながると思いますので、しっかり取り 組みたいと思います。 〇12番(小杉和也君) 終わります。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで小杉和也君の一般質問を終わります。   以上で今定例会の一般質問を終わります。                                              〇議長(三田敏秋君) 本日はこれで散会いたします。   なお、明後日から第1委員会室において各常任委員会が開催されますので、定刻までにご参集く ださい。   大変ご苦労さまでございました。           午後 1時50分  散 会