平成28年村上市議会第2回定例会会議録(第4号) 〇議事日程 第4号 平成28年6月14日(火曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(26名)    1番   小  杉  武  仁  君     2番   河  村  幸  雄  君    3番   本  間  善  和  君     4番   鈴  木  好  彦  君    5番   稲  葉  久 美 子  君     6番   渡  辺     昌  君    7番   尾  形  修  平  君     8番   板  垣  千 代 子  君    9番   鈴  木  い せ 子  君    10番   本  間  清  人  君   11番   川  村  敏  晴  君    12番   小  杉  和  也  君   13番   姫  路     敏  君    14番   竹  内  喜 代 嗣  君   15番   平  山     耕  君    16番   川  崎  健  二  君   17番   木  村  貞  雄  君    18番   小  田  信  人  君   19番   長 谷 川     孝  君    20番   小  林  重  平  君   21番   佐  藤  重  陽  君    22番   大  滝  国  吉  君   23番   大  滝  久  志  君    24番   山  田     勉  君   25番   板  垣  一  徳  君    26番   三  田  敏  秋  君                                              〇欠席議員(なし)                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    高   橋   邦   芳   君        副  市  長    鈴   木   源左衛門    君 教  育  長    遠   藤   友   春   君        総 務 課 長    佐   藤   憲   昭   君        財 政 課 長    板   垣   喜 美 男   君        政策推進課長     渡   辺   正   信   君        自治振興課長     川   崎   光   一   君        税 務 課 長    建   部   昌   文   君        市 民 課 長    尾   方   貞   一   君        環 境 課 長    中   山       明   君        保健医療課長     菅   原   順   子   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    加   藤   良   成   君        農林水産課長     山   田   義   則   君        商工観光課長     竹   内   和   広   君        建 設 課 長    中   村   則   彦   君        都市計画課長     東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    早   川   明   男   君        水 道 局 長    川   村   甚   一   君        会 計 管 理 者    中   村   る み 子   君        農業委員会                   小   川   寛   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   木   村   正   夫   君        事 務 局 長        消  防  長    長       研   一   君        学校教育課長     遠   山   昭   一   君        生涯学習課長  田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    小   川       剛   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    齋   藤   泰   輝   君        山 北 支 所 長    五 十 嵐   好   勝   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    田   邉       覚        事 務 局 次 長    小   林   政   一        係     長    鈴   木       渉           午前 9時59分  開 議 〇議長(三田敏秋君) ただいまの出席議員数は全員です。定足数に達しておりますので、直ちに本 日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めてまいりますので、よろしくご協 力をお願い申し上げます。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇議長(三田敏秋君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定によって、6番、渡辺昌君、19番、長谷川孝君を指名いた します。ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇議長(三田敏秋君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。   本日の一般質問は4名を予定しております。ご了承願います。   最初に、19番、長谷川孝君の一般質問を許します。   長谷川孝君。(拍手)           〔19番 長谷川 孝君登壇〕 〇19番(長谷川 孝君) おはようございます。久しぶりに朝一番バッターとなりました。旧村上 市のときは、競って1番になりたくて朝早く来たことを思い出しますけれども、心を込めて一般質問 を行いますので、よろしくお願いします。   私の一般質問は、2項目です。村上市の地域を守る具体的な取り組みについて。昨年12月定例 会の私の一般質問で地域見守り事業について取り上げましたが、そのことを含め次の点についてお伺 いいたします。   @、その後地域見守りのための新しい取り組みが行われていますか。   A、高齢者のひとり暮らしの不安解消にはどのような仕組みが考えられますか。   B、空き家の実態を把握する情報ネットワークが必要と考えますが、いかがですか。   2項目めは、若者漁業就業者の現状についてであります。国では、浜の担い手・地域活性化対策 として、新規漁業就業者を毎年度2,000人確保をするとのことですが、本市ではどのような状況な のかお伺いいたします。   @、ここ数年本市の新規漁業就業者はいますか。   A、意欲ある若者が漁業に新規参入し、継続的に携われるための支援策についてどのようなもの がありますか。   B、独立する新規就業者の自立支援、漁船導入支援はどのようになっていますか。   以上2項目であります。   市長答弁の後再質問を行います。よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) おはようございます。それでは、長谷川議員の2項目のご質問につきまして 順次お答えをいたします。   最初に1項目め、村上市の地域を守る具体的な取り組みについての1点目、地域見守りのための 新しい取り組みは行われているかとのお尋ねについてでございますが、さきの定例会で長谷川議員に お答えを申し上げましたとおり、街中お年寄り愛所につきましては本年6月現在77事業所に加入を いただいております。休憩スペースを設置し、立ち寄った高齢者等への傾聴支援や相談支援、緊急時 には一時保護や救急要請などをお願いしておりますが、新たに日常業務の支障にならない範囲におい てお客様宅を訪問したときや事業所周辺で気になる方がおられたら市にご連絡をいただくことをお願 いをいたしているところであります。   次に2点目、高齢者のひとり暮らしの不安解消にはどのような仕組みが考えられるかとのお尋ね についてでございますが、本市では第6期の介護保険事業計画に高齢者が安心して健やかに心豊かに 暮らせるまちづくりを基本理念に掲げ、健康寿命を延ばす健康づくり事業や外出支援、軽度生活援助、 緊急通報装置の貸与といった住みなれた地域で暮らすための生活支援事業などを行っております。   高齢者の見守り事業といたしましては、街中お年寄り愛所のほか、社会福祉協議会に委託してお ります要援護老人安否確認事業や老人クラブに委託しております高齢者見守り支え合い体制づくり事 業などを行っております。また、県と民間事業者による新潟県における地域の見守り活動に関する協 定を締結しており、協定された民間事業者が日常の業務の範囲において異変を察知した場合、市への 連絡する体制が構築されております。   次に3点目、空き家の実態を把握する情報ネットワークが必要ではないかとのお尋ねについてで ございますが、平成25年7月の村上市空き家等適正管理に関する条例の制定時から区長の皆様方と の連携を図りながら、危険と思われる空き家等の情報提供をお願いしており、当面は町内・集落内の 実情を熟知しておられる区長の皆様方に情報提供のご協力をお願いをしてまいりたいと考えておりま す。   次に2項目め、若者漁業就労者の現状についての1点目、ここ数年で本市における新規漁業就業 者はいるかとのお尋ねについてでございますが、平成25年度からで独立した就業した人数は、岩船 港支所管内で3人、山北支所管内で1人であり、今後も岩船地区で2人、山北地区で1人の就業予定 者がいる状況であります。   次に2点目、意欲ある若者が新規参入し、継続的に携わるための支援策はあるかとのお尋ねにつ いてでございますが、国の事業を活用し、新規就業者が漁業現場での研修に対する支援や無線免許、 船舶免許取得経費の補助を受けるなど負担軽減を図りながら漁業に就業していただくための支援を行 っております。   次に3点目、独立する新規就業者の自立支援、漁船導入支援はどのようになっているかとのお尋 ねについてでございますが、本年度より漁具や漁船等資本装備のための漁業近代化資金につきまして は、融資機関に対し利子補給金を交付することで漁業者への負担軽減、経営の安定化を図る取り組み を行っております。また、本市では、漁業所得の向上、漁村地域の活性化を図るため、「浜の活力再 生プラン」の策定を行っておりますが、県内各地の浜プランをまとめた新たな広域浜プランに参画す ることにより国の事業である漁船リース事業で漁船取得や改修に対する支援を受けることができるた め、現在他地域との連携を進めているところであります。これからも国、県の制度の活用を行いなが ら漁業者への負担軽減を図ることで当地域の漁業者担い手確保に努めてまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 答弁をいただきましたので、再質問を行います。   1項目めの@番に地域見守りの新しい取り組みというところで、7事業所が加盟されていろいろ 取り組んでいるということですが、実際その成果みたいなものはどういう形で上がっているか、介護 高齢課長もしあれでしたらお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) このお願いしたのは5月からでありまして、まだ成果という成果は 上がっておりません。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) ということは、私が昨年度にですか提案してから新しく始めた事業とい うことで理解していいのですか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) そのとおりであります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 市長、新しく取り組んでくれたということなのですが、どういう形でこ 事業をやろうとしたかということは、市長、あと担当課長とかいろいろ議論した中で新規でやられた ということで理解しているのですけれども、その辺の経緯について教えていただきたいのですが。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これら地域の要援護を要する皆様方に対する見守りの体制というものは、昨 年議員からご指摘をいただいたことを含めて、グレードアップはしていますけれども、それ以前から、 平成24年度ぐらいからだったと思いますけれども、取り組んでいるところであります。   今その中で、やはり人口が減少する中、また地域の中で少しずつそういうひとり暮らしの世帯で あったりご高齢の世帯であったりがふえていく中で、ニーズも変化しますので、それに対応するため に既存のそういう資源、事業所も含めてでありますけれども、そういうところの皆さんのお力添えを いただきながら見守るその仕組みを少しずつ変化をさせながらグレードアップしていくということが 必要だなということの協議の結果、新たにその部分を加えてお願いをしたというところであります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 5月から始めた割合には、私先進地視察で昨年度行った輪島市ですと、 何年もかかって74事業所だったのですけれども、77事業所ということを5月からやったということ で非常に多い参加事業所があったというふうに思っているのですけれども、その辺の進め方というの はどのような形で行ったのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) この77事業所については、これまでも立ち寄って休憩してもらっ たりあるいは相談したり、そういったことで今まで加入した事業所、それが77事業所ということで あります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) はい、わかりました。今後いろいろな形でこの地域見守りの新しい取り 組みが進むことを祈っておりますので、よろしくお願いします。   次にA番目、街中お年寄り愛所というものが私が調べた時点では63事業所、商店と事業所が63 参加されていたというふうに理解しているのですが、今はどのような形になっていますか。 〇議長(三田敏秋君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) そこまで詳しいところはあれですけれども、郵便局さんとかあと介 護事業所、そういった方も入っておられますし、あとは燃料店、そういったところであります。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 今回の4月の選挙等でいろいろな方にお会いしましたら、特に一番今皆 さんが不安がっているのは、大きいうちに住んで、昔は3世代、場合によっては4世代の方が暮らし ていたと。皆さんが独立したりしたために、特に岩船の場合には八日市というところの農家のところ のおうちは非常に大きいうちが多いのですけれども、あるところのお宅を訪問しましたら、ここの8 軒はほとんどもう高齢者1人で生活しているということで、非常に不安に感じているということであ ります。   そこで、私実は5月の16日に新潟リハビリテーション大学の先生2人とそれから6月の1日に その先生を含めて学生さん3人とお話をさせていただきました。これは何でかといいますと、介護高 齢課長もちょっと考えて、私もいろいろ話した中であったということは、高齢者のひとり住まいのと ころに学生さんが一緒にシェアできないかということを何とか。それによって、いろいろ負担とか解 消できるのでないかということで、学校の生徒さんにも聞いてきましたし、先生の皆さんも岩船でや ります夢カフェとかに参加してくれておりますので、その実態をいろいろ話した中で、何か学生さん とか大学側が協力できる体制がつくれないものかということで話させていただいたのです。   その中で、学生さんは、結構自分の実家ではおばあちゃんとかおじいちゃんとか一緒に住んでい ると。ですから、高齢者1人と一緒に生活することには不満は感じないのだけれども、実際のこと言 うと、万が一のときに、万が一のときになった場合の責任問題とかが生じないかというのが心配だと いうことを言っていました。それで、それに関しては、一応東京あたりも世田谷とか文京区ですとや はりその中に両方の高齢者と学生さんの中に入るNPOとかというものがあるのですけれども、そう いうものを立ち上げてお互いの問題点を共有しながら一緒に生活してもらうような体制をつくってい るところがあります。なかなか難しい点もあるのですが、高齢者の見守りとかそういうようなことを 考えた場合に、岩船の地域性もありますけれども、そういうようなやり方というものは市長どのよう に感じておりますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今お話聞いていまして非常に可能性を感じさせるご意見だなということで聞 いておりました。   やはりそれぞれ市域全体の中でいろいろな地域があって、その中にある資源というものをどのよ うに活用できるか。また、それは当然相手のあることでありますので、そこのところをしっかりとコ ーディネートしなければならないと思いますけれども、そういう思いがある人とそういうことを求め ているそういう場所があった場合に、それをしっかりとつなぎ合わせるというのが必要だなというこ とを今ちょっと聞いていて感じましたので、ぜひ研究をさせていただいて、そのほかに例えば元気な 高齢者の皆さんがどんどん、どんどん地域に出ていくよという話もあります。それと、24時間とい うことと日中の活動できる時間といろいろな場面場面はあるとは思いますけれども、いろんな形でそ ういうものを提案していくというのは非常にいいことだと思いますので、しっかり研究させてもらい たいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) それと、Bに関連性があるのですが、空き家に関しては今度区長さんの ほうに情報はある程度流すというような話をされましたよね、答弁の中で。それはそれで結構なこと なのですが、もう一つ学生さんから話が出たのは、なかなか高齢者と同居というのは結構時間帯がお 昼と夜と学生と全く違うあれがあるので、できれば空き家を二、三人で学生がシェアできないかとい う話も出ました。   私は、例えば固定資産税が4倍とかになって、もうどんどん、どんどん岩船も駐車場に、もう更 地にするのですけれども、なかなか狭い面積なもので、駐車場にもなりにくいというようなところが どんどんふえています。これは、どういうことを意味するかといいますと、やはり岩船とか村上とか 瀬波とかというのは三大お祭りがありますよね。風致維持とか、それから景観上やはり余りどんどん、 どんどんあいたようなところでお祭りをするというのはなかなかそぐわないのでないかと思うので、 できれば本当に、もう崩壊寸前の空き家は別として、ある程度そこに風通しをよくした形の維持管理 とか、それからできれば上の山団地とかに申し込まれるお子さん連れの若い夫婦がそういうふうに、 岩船というところは例えば非常にいいところだから、お祭りもあるし、お祭りがすぐそばで見れるよ うな空き家がここにあるのだから、そういうところに住んで町内活動とかも一緒にやったほうがいい のでないかというようなことを区長さんとかがお願いできるようなそういう情報をきちんと持ってい ればそういう話が来たときにすぐ話に乗れるというようなことになるのではないかと思いますので、 その空き家をただ管理者に何とかせという問題だけではなくて、その空き家をうまく利活用できるよ うな体制も必要なのではないかなと私は思っているのですけれども、その辺に対しては市長はどのよ うな考えでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 同感であります。   昨日も一般質問のご答弁申し上げましたとおり、いわゆる行政でできる範囲というものはなかな か限られています。空き家対策については、しっかり取り組むわけでありますけれども、構わんでお くと管理不全になっていく部分もあるわけですから、一刻も早くそこに手をつけて、その所有者であ ったり管理者の方々の利益にもつながるような形ということは、いわゆるそれが売買できたり賃貸で きたりすればいいわけです。そのコーディネートをしてもらう方々というものは、行政のみならず、 いわゆるその専門の知見ということできのうお話申し上げましたけれども、専門の事業者さんがいら っしゃるわけでありますから、そんな方々が営業活動にもできるようなこと、そこを市が支援をして しっかりと物を底上げをしていく、そういう動きを出していくということによって、1つでも2つで も3つでもそういう空き家がそういう形でリフォームをされ活用されていくというのが非常に私は所 有者にとっても地域にとってもいいことなのではないかなと思っておりますので、ぜひその辺は取り 組みをさせてもらいたいと思っています。   また、学生の皆さんがそういうところをシェアして住まいをされて地域の資源として活躍もでき るというようなことは非常にいいことだと思いますので、まさにそれができれば最高だなというふう に思っておりますので、そのためにもしっかりとそういう仕組みというかルールをつくっていくこと も大切なので、この部分に関しては全国的にもいろんな事例があるわけでありますから、そこの中で 村上市に合った形、これをチョイスしながら早いタイミングでそういうものに着手できるように進め たいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 学生さんは、1週間に1度ぐらいならボランティアやってもいいという 学生さんが結構おられるのです。それで、確かに不動産屋さんがその空き家とかの関係で、どこが依 頼するかは別にしまして、東京ですとやっぱり空き家対策の1つとして、維持管理に一番空き家とい うものは大事なものは何かというとやっぱり風当たりをよくしなければだめだということで、何日間 に1日ぐらい窓をあけたりというようなことを学生がボランティアでやっているところも結構ありま す。ですから、いろいろな事例の中でそれぞれの地域に合ったやっぱりやり方が必要だし、今この地 域のいろいろな見守りに関しては各行政が試されているようなところもありますので、ぜひともその 辺もう少し前に進むような空き家対策を考えていただければというふうに思っているのですが、よろ しくお願いしたいというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) ぜひそれは積極的に取り組みたいなという課題の1つだというふうに私も捉 えております。いろんなアプローチの仕方あると思いますので、それを一つ一つやっぱりしっかりと 見きわめながらやりたいなというふうに思っております。   先ほどお話ありました大きな家屋でありますと、なかなかこれ維持管理するのも容易でないわけ でありまして、そこにお一人で暮らしているというのもまた大変だと。いろんな問題のあるケースが あると思います。ですから、そこのところをきめ細やかに対応するというのは、非常にハードルは高 いのかもしれませんけれども、何とかしてそれ前向きに取り組みたいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 地域を守る具体的な取り組みというものは、なかなか難しい面もあるこ とは承知していますけれども、そういうものはやっぱり地域でもって、将来的にはまちづくり協議会 というところの中にもひとつ加えていただいて、空き家対策とかそういうようなものもいろいろな方 がかかわれるような形をつくっていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いし ます。   次に、2項目めの若手漁業就業者の現状についてということで、先ほど岩船と山北で若い就業者 が若干なりにふえているということでありますので、非常に将来的に何とか若い人たちが新しい漁業 のあり方とかということを模索していただければというふうに思っております。   私今議員になってから18年目になるのですけれども、振り返ってみますと、第1次産業の農業 とか林業というものは結構一般質問等であったのですが、漁業というこの漁業の就業とかに関しては 記憶がなかったのです。それで、私も岩船港という地元にいながらなかなか漁業に関しては一般質問 する機会なかったのですけれども、今回市議会議員の選挙終わった後すぐにさかなまつりという、岩 船港のさかなまつりというものがありまして、それでその後の打ち上げのときに若い人が9人ぐらい 「長谷川さん、ちょっと話聞いてくれないか」ということで、私余り酒飲めないのですけれども、さ んざん飲まされて何を言ったかわからないのですけれども、その後今度もう一回正式に話をするとい うことを約束しておりましたら、実は6月の7日、その青年部の人たち6人と2時間余りお話をさせ ていただきました。非常に精力的で、エネルギーがあって、それで今までの漁協の考え方と全く違う 面がありまして、前の場合には何でこれなかなか一般質問とかに上げられてこないのかなというふう にいろいろ考えておりましたら、やはり今までの漁業者というものはどっちかといったら経験者にた てをつかないとか物申すということをしないようなところがあったのですけれども、今の若い人たち は自分たちの考えていることをやっぱり声にも出すし、行動にも示します。そういうことからいった ら、私も意外と行動するという人にほれるタイプなもので、結構話を聞いているとなるほどなという ことがいっぱいありました。   その中できょうお話しさせていただきたいのが何点かあるのですが、今岩船港のその支部の若い 人が中心になって越後岩船ブランド。これは何かといいますと、ヒラメとかの活け越し神経締めとい う手法なのです。それを何度か試験的に築地のほうにやりましたら、今こちらの競りでの値段に対し て、向こうの築地あたりだと3倍ぐらいになるのだということで、それを何とかブランド化していき たいということで一生懸命に頑張っています。   それで、実は私もうっかりしていてわからなかったのですが、魚を洗う、競りの場で魚を洗うと きに、岩船の場合は真水で洗っていたのです。真水で洗うということは、鮮度がやはり落ちるという ことで、それでこの前寝屋のほうに滅菌海水という装置が去年のたしか6月ぐらいに完成したという ことで見せていただきました。それは、滅菌海水というのはどういうことかといったら、やっぱり荷 さばき場とかのところの衛生面がということで、それで結局洗うとかという形で、衛生上の問題だと 言うのです。それで、海水とそれから滅菌海水、それと真水とこの3本がやっぱりあるのです。それ で、その滅菌海水というものは、魚を洗ってはだめだと。衛生上の問題なのだから、衛生的な部分に 関してその滅菌海水を使いなさいということで、寝屋の場合には県の港なものだから、県がもう 100%出してくれてつくってくれた施設だそうです。   でも、やっぱり荷さばき所がどこの衛生上の問題なので、何とか海水を引けないか。せめて今こ の活け越し神経締めという若い人たちがブランド化するためには、何日間寝かせて魚を活魚として飼 っていなければだめだと。では、今どうしているのと言ったら、瀬波の水産試験場から自分たち火曜 日に休みになったら全部青年部の人間が車でもって海水を運んできて使っているのだというようなこ とを言っていました。   ですから、衛生上の問題もあるし、できれば海水を使えるようになれば岩船の魚の鮮度も上がる ということを考えたら、岩船にもそういうものを設置してもらいたいというふうに考えていると言う のですが、その辺のことは市長耳にも入れている面もあると思いますが、どのような考え方でしょう か。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今議員お話しされました内容については、私は別なシチュエーションであり ますけれども、岩船港のシェフの皆さんの中で研究部会の若手のメンバーからこの神経締めのヒラメ と何にもしなかったヒラメと2つ並べて見せられて食べさせていただきました。   それで、神経締めの流通はこれまでにもある技術でありますけれども、岩船港から東京の首都圏 のほうにそういう活魚という状態でタグをつけて出したときのそのグレードというものは非常に高い というのはもう実感をされていますので、ぜひそれはやろうということで、岩船港の港の形態が河口 に広がる形態でありますので、そこに海水を引っ張ってくるというので、少し延長距離があるもので すから容易でない部分はあるのですけれども、実はそれやろうねということで今検討をしております ので、ぜひそんな形でブランドがしっかりと外に出ていくということのほうのメリットが大きいなと いうふうに思っております。   また、先ほど答弁で申し上げましたとおり、広域の浜プランをつくることによって荷さばき場等 のそういうところに対する支援策も当然あるわけでありますので、これはまずプランの中に組み入れ ていただいて、しっかりとそこで漁業をなりわいとしている皆さんが自分たちがやりたい思い、これ を遂げられるようなそういうところをしっかり応援したいというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 今市長もよくSNS使っていろいろな情報を発信していますけれども、 水産流通ポータブルサイトということで、株式会社フェイジソンというこれが築地にあるのだそうで す。そこに何回か試しにやってみたら、全国の魚が来る関係で、京都が1位で2位が岩船の魚だった ということで、非常に若い人たちは気をよくして、何とか金額的な販路を広げていきたいというふう な考え方なのですが、ところが株式会社フェイジソンというものを前インターネットで調べて、非常 に皆さんから資金を集めてそれでやっているようなところなもので、若い人たちは万が一漁協に迷惑 かけたりとかということも考えられるということなので、そういうような販路をある程度広げていく ということと、それから確かに京都あたりですと活け越し神経締めというものが非常に有名なところ もあるのですが、だけれどもこれが本当に商標登録されているかどうかというのとかも調べた中で、 もう少しきちんとした越後岩船というブランドをつくり上げたいということを考えているらしいので、 その辺に関してのやり方というものは、産業元気づくりプランと言うのですか、そういうようなもの を使いながら私も一緒になって申請しようではないかという話しているのですけれども、そういうよ うなことに関しては今の産業元気づくりプランの中には合致するというふうに考えていいわけですよ ね。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 主要プログラムについては、全ての産業に適用しようということでこさえた 制度でありますので、いろんな形でご提案をいただければ、それはいいかなというふうに思っており ますので、よろしくお願いします。   それともう一つ、今岩船港の若い世代の皆さんが直接そういう形で実際に成果を上げられている。 そこに誇りを感じ、喜びを感じ、よし行こうというふうになっているので、ぜひその辺のところは機 会をおくれさせないようにどんどん、どんどん前進めたほういいと思います。   それと、今私がいろんなところで食材のプレゼンテーションとかそういうところに行っています。 実は、岩船港、寝屋漁協のこの鮮魚というもののクオリティーというものは、県内でも有数でありま す。トップクラスだというふうに自負をしておりますけれども、それを出すとやっぱり東京、首都圏 のバイヤーさんなんかは非常にこれいいねというふうになります。あとは、それを供給する。需要に 対して供給をしていく。その販路を確立していくという作業になると思いますので、そのクオリティ ーを下げないものをしっかりと届けられるという仕組みづくりが必ず必要だと思いますので、ぜひそ このところは積極的に努力をさせていただきたいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 農林水産課長にちょっとお伺いしたいのですけれども、今漁業リース事 業というものが、これはやっぱり浜プランというものをつくった中で漁業リース事業が始まるという ふうに書いてありますけれども、新潟漁業協同組合の例えば岩船港支部、そして寝屋支部とかという ふうに分かれてありますけれども、この広域浜プランというものをつくるに当たっては、新潟漁業協 同組合がつくるのか、それとも岩船港支部と寝屋とかが2つでつくってもいいのか。その辺のこの申 請の出し方というのですか、そういうようなものはどういうふうになっているのでしょうか、教えて くれますか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 広域浜プランは、今現在新潟県の県庁の水産課と新潟県の連合会、 漁連でつくっております。それで、そこに参加となる再生協議会ですけれども、数は大体県内で13。 その中に村上地域の浜プラン、いわゆる再生協議会、それが岩船港支所と山北の地域と全域で1つに なっております。それが今月中に県の協議会が立ち上がるということになります。その協議会の立ち 上がる中で、今度その事業計画とかさまざまな今議員がおっしゃったリース関係の事業とか、そうい ったものが具体的に固まっていくというようなことの段取りでございます。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) それで、この浜プランに該当させるということの計画では、取り組み目 標として漁業所得が10%向上するということがありますよね。それと、あと5カ年で償却、利益が 10%向上するという法人というものがあるのですが、農業とかですと農業法人、漁業協同組合が農 業協同組合という、農協ということで位置づけるとすると、意外と農業をやられている方は農業法人 というものの法人格持ってやられている方がいっぱいいるのですけれども、漁業の法人というものは どういう位置づけなのですか。   私わからないのは、例えば何人かグループつくって法人つくっているというようなところちょっ とないような気がするのですが、その辺というものは課長ご存じでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 農林水産課長。 〇農林水産課長(山田義則君) 漁業と農業では、形態がちょっと違いますので、一概には言えませ んけれども、いわゆるこちらの漁業におきましては個人形態がまず主体かなというふうな感じがいた します。確かに法人といいますと、3人1組とかいうふうになりますけれども、法人としてどれだけ の漁船とどれだけの資材を投入してどのくらいの漁場で収穫をするのかというのが大きな課題になっ てきますので、今現在のこの岩船港支所、そして山北支所さんの形態からすれば、まずは個人的な魚 家の育成が先決かなというようなことで考えております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) この前話し合い〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕青年部の方と したときに、一番若い方で19歳で、19歳といえども4年ぐらい、新潟で3年、そしてここで1年ぐ らい修業しているということで、見習いやりながら独立。独立した場合には、やっぱり船が必要だと。 その船というものがなかなか簡単に車ぐらいの値段で買えるのだったらいいけれども、高いのだと 1,200万するとかという話になります。   それで、一番問題なのは、若い人たちが例えば二十そこそこの人たちが独立した場合になかなか 自己資金というものもないですし、一本立ちするのに大変なハンディがあるのだという話も聞いてお ります。新造船ですと、それを担保にして何年か払い続けるというやり方もあるのでしょうけれども、 この漁業リース事業というものが若い人たちに及ぼす、独立してともかく自分たちが頑張ってやって いこうというような形のものとして支援するという立場からしてそのような形で若手就業者を2,000 人ふやすにはこういうやり方もしなければだめだという国の政策なのでしょうけれども、市長はこの リース事業によって若い人たちが独立、自立しやすいような制度だというふうに理解しておりますで しょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先ほど申し上げました漁業関係者の皆さんと懇談をさせていただいたときに、 その漁具の部分についてのお話をいっぱいいただきました。やはり結構高額になります。今回そうい うところにやっぱりなかなか手出しにくいよねということで、中古船も含めていろんな形のそういう アプローチをされているのだなということを実は感じてきたわけでありますけれども、今回の広域浜 プランを策定することによって中核漁業者である、個人経営も当然でありますけれども、上限2,000 万で補助が受けられる仕組みになっております。そこに乗せます機具、要するにエンジンですとかそ ういうもの2分の1というような縛りはありますけれども、そんな形で設備投資部分に大きなボリュ ームで補助を活用できるというのは、やはり新規参入であったり、これから拡張していこうというと ころ。また、今それこそ船の更新時期を迎えている方なんかも含めて、非常にこれは有効なのではな かろうかなというふうには思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) 先ほど市長の神経締め等にしたものと普通のやつと比較してということ をおっしゃいましたよね。やっぱりおいしさは大分違いますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 全然違うのではないでしょうか。見た感じからもう全然違います。もう明ら かにその違いはわかるというようなクオリティーの差でありました。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) それで、6月の27日の議員の表彰の祝賀会のときに議長にお願いしまし てその神経締めを出していただいて、それで比較してもらうと。そこの中で乾杯した後5分間だけ青 年部の山田君というあばれる君と番組に出て年収1,200万ということで何か番組に出ていましたけ れども、その方が一生懸命に精を込めて説明させていただくということの場面を設けましたので、市 長及び副市長、そして教育長もぜひともお召し上がりいただいて、何とかここからまた新しい水産業 のブランドをつくり上げていただけるように行政の皆さんも一緒になって応援していただければとい うふうに思いますが、最後に一言お願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 岩船港はもとより、寝屋で上がる魚種の豊富なもの、これが本当にみんなに 食してもらいたいなというふうに思うぐらいのものだと思います。そこに今かかわっている若い世代 もそうなのですけれども、その若い世代が今何とかしようという〔質問終了時間5分前の予告ブザー あり〕そういう思いを各漁港の皆さんの年寄りの皆さんというのですか、上でそれを支えしている皆 さんもしっかりとそれを見守りながら応援をしています。これがやっぱり漁業のこれからの戦略的に 打って出る形なのかなということを実は両方の漁港に行って実は感じております。   ですから、そんなところ、やっぱり先頭に立つのはこれから若い世代だと思いますので、そこを しっかりと応援をするためにもまた改めて食してみたいと思います。やっぱり自分で経験したことを 伝えるというのが一番効果があるなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 長谷川孝君。 〇19番(長谷川 孝君) そこにこの前若い人たちの中にベテランの人も入っていただいたところ なのです。そのときに、我々が20年前でも大体漁獲高というものは年間1,200万ぐらいあったのだ と。   だけれども、実際のこと言うと、油代とかそういうものが上がってきて、それでだんだん、だん だん船というものも高度化してきたりしたもので、かえって昔よりも大変になっていると。   だけれども、若い人たちがそれだけチャレンジしようという精神というものは、やっぱり漁協と しても応援してやらなければだめなのでないかというようなことを言っていました。   ですから、やはり若い人たちがこれからの1次産業を変えていくのではないかというふうに期待 しておりますので、ぜひとも市挙げて応援態勢をよろしくお願いしたいと思います。   以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで長谷川孝君の一般質問を終わります。   午前11時まで休憩します。           午前10時47分  休 憩                                                        午前11時00分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、13番、姫路敏君の一般質問を許します。   姫路敏君。           〔13番 姫路 敏君登壇〕 〇13番(姫路 敏君) 皆さん、ごめんください。姫路敏でございます。戻ってまいりました。   今回の一般質問は、市長さんのほうに観光振興についてを聞いてみようということで一般質問い たしました。市長答弁の後に再質問いたしますので、よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、姫路議員の通告書にありますご質問につきましてお答えをいたし ます。   観光振興の今後の展開について。道の駅朝日並びに朝日みどりの里の拡充、瀬波温泉を中心とし たインバウンド観光など、市の観光誘客の手法はどのようなものがあるかとのお尋ねについてでござ いますが、道の駅朝日及び朝日みどりの里の拡充構想につきましては、日本海沿岸東北自動車道(国 道7号朝日温海道路)の延伸に伴い、国の管理する駐車場及びトイレ等の施設と、市が管理する朝日 みどりの里施設を一体的に整備するため、昨年度朝日温海道路インターチェンジ周辺土地利用基本構 想業務の中で、山北地域の休憩施設設置とあわせ構想を作成いたしたところであります。   本構想の基本的な考え方といたしましては、「道の駅朝日」が新潟と東北をつなぐゲートウェイ の役割を担うとともに、高速道路のサービスエリア機能を付加することなどにより、本市観光の中核 的施設として地域経済の活性化、交流人口の拡大を目指すものであります。今後国、地域の皆様など と基本計画の策定に向けて協議を進めてまいります。   次に、瀬波温泉を中心としたインバウンド観光につきましては、平成26年度に本市を訪れた外 国人観光客数は1,260人で、うち690人が瀬波温泉に宿泊をいただいております。本市は、これま で外国語パンフレットや観光PR動画の作成、Wi−Fi環境の整備を実施してまいりましたが、昨 日の河村幸雄議員のご質問でもお答えをさせていただきましたとおり、本年度、「村上市観光情報戦 略会議」のホームページに外国語によるページを取り入れることといたしております。また、外国人 観光客の増加が瀬波温泉の宿泊客の増加に直接結びつくものと考えられますので、魅力と感じていた だける観光コンテンツづくりとあわせ、積極的な情報発信、計画的なWi−Fi環境の整備などに努 めてまいりたいと考えております。   次に、市として観光誘客の手法についてのお尋ねについてでございますが、本市の観光入込客の 動向は、県内からの観光客が全体の約75%を占めており、県外観光客が少ない状況にあります。こ のため今後の展開といたしましては、これまで実施してまいりました東京都内を中心とした食や物産 の魅力を前面に掲げたプロモーション事業や、物産展を継続的に開催するとともに、関西方面への観 光宣伝を実施しながら、本市の認知度を向上させ、県外客の誘客促進を図っていく必要があると考え ております。   また、県内外を問わず、多くの個人客が旅行計画時に利用される情報誌や大手宿泊サイトを活用 した広告宣伝に取り組んでもまいりたいと考えております。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) ありがとうございました。市長、久しぶりでございます。初日からいて、 ずっと市長の答弁等聞いていて、非常にうまくまとめて答弁なさるなと感心しておりました。   それともう一つです、感謝したいことが一つありまして、この4月から人工透析の患者への通院 の補助金、これ非常に皆さん喜んでおります。これ2年半前に大滝市長の時代に私何度か訴えてきた のですが、そのときはスルーしていたのですが、市長もそのときは議会事務局長として脇で聞いてい たこともあってかわかりませんが、副市長のアドバイスもあってかわかりませんが、できたというこ とは非常に喜ばしいなと思っております。全体的に聞いていて、方向性も私と同じ方向性にあるのか なと思っております。頑張っていただきたいと、こういうふうに思います。   質問する前に頑張っていただきたいもあったものではないですけれども、ちょっとこれから質問 に入りたいと思います、再質問いたしますが、市のほうでは300万人観光を目指すということでご ざいますが、その300万人という数字はどこから来たのか、この辺市長いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 私が承知している範囲でいきますと、当然高度経済成長のときにどんどん、 どんどん観光客が伸びていった、大型観光が進んでいくとき伸びていったということを、実は実感と して体験をしています。そのときに、250万人をいよいよ超えるのではないかというタイミングが実 はありました。それを踏まえて、やっぱり300万人観光だろうというところを計画の中に書き込ん だのが一つの要因ではなかろうかなというふうに私は推察をしております。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) 私も過去のデータ等を見ると、そういった右肩上りに上っているときもあ りましたし、そういったところのデータから追っていって300、目指せ300ということなのかなと 思いますが、資料の1番の、ちょっと見ていただきたいのですが、これは資料1の表側、要所要所、 主要地点の観光の入りぐあいなのですが、ここでひとつ、例えば村上大祭ございますよね、去年とい うか、26年度が5万6,000、その前が7万、私村上祭りはもう少し来ているのかなとは思うのです が、商工観光課長、これどんなカウントをしているのですか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(竹内和広君) 村上大祭のカウントにつきましては、露店の本部の前の通過人数で すか、それを10分間ではかりまして、それに基づきまして1時間当たりの通過客をカウントいたし まして、それの露店開設時間プラスそこに若干の人出の、天気あんばいを見ながら加味した額で観光 入込客数ということで整理させていただいております。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) ということは、露店を中心としたカウントということに解釈しますけれど も、私夜なんかおしゃぎりが発進して、肴町のあたりからこう来ると、相当な人がそこに集まってい るような気がいたします。その辺もカウントに入れたら、あとお呼ばれ客もいらっしゃいます。その お呼ばれ客はどのぐらいかというのはちょっとわからない部分もありますけれども、仕出し屋に聞く わけにもいかないだろうし、そうやって考えてみると相当動いているのかなと思いますが、アバウト ではなくて、もう少しカウントのやり方を変えるという方法もありますけれども、今までのは今まで のでいいのです、プラス何かの方法で変えるという方法もあろうかと思いますが、市長どうですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これは、正確な数字まではなかなか難しいかもしれませんけれども、これか ら今ちょうど村上の祭りの調査を終えて、これからさらに新たなステージに向かおうとしているとき にあって、瀬波祭り、岩船祭りも含めた村上のお祭り、この3大のお祭りの状況、これをしっかり捉 えて、家並みもそうです、それと人の出入りもそうです、駐車場の確保もそうです、いろんなことが 関係しますので、少ししっかりとした統計をとれるような仕組みを検討してみたいというふうに思い ます。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) しっかりとした仕組みをつくって、ことしは10万人を超えるぐらいのカウ ントができ上がれば相当いいかなと、私なんかはそういうふうに思ってはおります。   それと、この裏面をちょっと見ていただきたいのですが、資料1の、ちょうど表側をです、裏面 は平成20年度から平成26年度までの間に増加しているところ、それで減少しているところで分け てみました。増加しているところがですね、朝日みどりの里、穂波の里、これ道の駅のところですね。 減少しているのが、瀬波温泉、そして鮮魚センター、それで漁協の直売所、イヨボヤ会館、特にです、 このイヨボヤ会館はびっくりするのですが、私も旧村上市のときには10万人切って慌てていた時代 もあるのですが、もうそういうカウントではないですね、これもう5万人を切っております。これを 見てです、私自分ながら思ったのですけれども、高速道路を沿線にして、穂波の里もそうだ、それで みどりの里もそうです、みどりの里は終わりのところなので相当数入っておりますけれども、その海 側のほう、いわゆる瀬波温泉ですね、瀬波温泉が入らなければ下ると、やっぱり減少すると、鮮魚セ ンターあるいは漁協も、これまた一緒になって落ちていくのだろうなと、こういうふうに思います。 そうすると、このデータからいうと、既に、既にと言ったらおかしいですけれども、高速道路がつな がって一番懸念されるのは、ただの通過点になってしまう。このただの通過点の兆候がこのデータの 中にあらわれているのだろうなというのが見えますけれども、市長どんなふうに見ますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これが通過点になる兆候だというところまでの認識には、実は私は至ってい ません。ただ、いずれにしましても議員おっしゃるとおり、それが可能性としてあるのであれば、そ れをつぶしていくという作業になるわけでして、今合併をしまして、穂波、道の駅であります、みど りの里、道の駅であります、夕日会館、道の駅であります。ここを周遊するルートであるとか、345 号、7号、日東道、この3本を使った交流であるとか、そういうものをこの地域に創出をできないか ということで、実は全ての道の駅を連携させるような、そういうクオリティーを上げる仕組みなんか も検討しています。ですから、今議員おっしゃるところで、そうするとそれがここに落下をしていた だいて、瀬波温泉に泊まっていただく、実はこれ温海温泉との連携も含めてです、今少しずつ前に進 めようとしているところであります。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) 市長そのものが、もうちょっと具体的に今後進めていくのでしょうけれど も、ひとつ朝日みどりの里についてなのですけれども、非常に伸びていますよね、高速道路の終点地 ということもあって伸びておりますが、ここに株式会社まほろばですか、その指定管理として村上市 の、平成27年度で890万、本年度で1,028万円の指定管理料をご用意して、それで運営してもらっ ています。7施設ございます、そこ。運営して、そこにいる元、いわゆる臨時職員さん、契約社員さ んに今なって、臨時職員さんのときは恐らく年収で150万くらいがです、今皆さん200万超えてい ます。この指定管理は非常によかったのだろうと、こういうふうに思っておりますし、またその会館 の中の食堂、物産、これの売り上げは相当数いっています。終点地というのも今あるのかもしれませ んが、約5,000万円、役員さんにちょっと聞いてきたのですが、5,000万ぐらいの収益ありますが、 きれい館に全て取られていっているということでございます。ですから、きれい館が今のところその 収益の中では足かせになっているのだろうなとは思いますが、これ今1,000万前後の指定管理料で やっておりますけれども、当時というか、直営の時代、あの7施設大体どのぐらいの経費かかってい たか、副市長わかりますか。 〇議長(三田敏秋君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 具体的な数字はわかりませんけれども、人件費を含めて5,000万ぐ らいはかかっているのではないか、私の想像ですけれども、それぐらいかなと推測いたします。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) そのとおりですね、6,000万弱かかっております、全部足すと。6,000万円 かかっていた直営の時代です、これを切り離して指定管理者にして、1,000万円前後の指定管理料を お渡しして、そしてなおかつうまく回して、民間ですね、回してお釣りが出てくるようなことですよ ね、それだけでも4,000万ぐらいの、4,000何がしかの節約をしたわけです、市は。非常にここはで す、指定管理者としては有力、物すごいところだなと私は判断しておりますけれども、今後です、そ こが拡充される、延伸に伴って拡充されるということもありますが、市長としてみれば、そこはどん なふうにしようかと、大体イメージですね、簡単に述べてもらいたいのですが。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 基本構想の中にもうたい上げていますけれども、そこに集まってこれる、当 然高速道路を使って利用される方もそうですけれども、村上市民にとってそこに集えるような、そこ で時間を過ごすことができるような、そういう複合的な施設にしていきたいなというふうに思ってお ります。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) それは、今までどおり指定管理ということになってくるのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 仕組みとしては、まほろばの皆さんをメインとした指定管理で運営するのが 一番ベストだろうなというふうに、今考えております。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) その役員さんの方々にちょっと話聞いたら、指定管理というのは市で、い わゆる施設をつくられて、それを民間の事業者に運営していただくというのが基本なのですが、ある 意味だと、そこの言われている役員さん方は、自分たちにつくらせてくれと、施設を。もうつくると いうことは、その人たちの固定資産税も発生します、当然。自分たちがいいように動線も考えてやっ ていきたいというご希望もあるみたいです。そうすると、指定管理とはならないのかもしれませんが、 一部が。それでも、そういったところでのあり方を見ると、現場が一番物知っているので、そういう ことをやっていただいて、固定資産税も払うから、そして土地代まで払うからどうだろうという声が 少しあるのですが、その辺市長どのように考えますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) まず、あくまでも道の駅というコンセプトからいうと、公の施設という形で 国の関係もありますのでそういうつくり方をします。これまで基本構想を積み上げるときに、私も実 はワークショップに参加をさせていただきながら、みどりの里、まほろばの社員の皆さんとも一緒に ワーキンググループ、ワークショップをやりながら積み上げてきました。ですから、ある意味大きな イメージというのは、社員の皆さんの思いは入っているのだろうなというふうに思っております。そ れで一つのコンセプトでつくり上げたものと連携をして、さらに相乗効果を上げるものを例えば周辺 につくるということは、これは一向に構わないのではないかなと、体力の中で許されればいいのかな というふうには思っております。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) そのワークショップが非常にすこぶる人気がよくない、実を言うと。ワー クショップですれば何でもうまくいくような気はしますけれども、人気がよくないというのは、現場 の声がわからないようにもうどんどん、どんどん、何かがあって、そこに進んでいくような感じがす るということも言っておられましたので、その辺よくまほろばの役員の方々と話しして、せっかくや っているのはその方々ですので、声が通るようにです、頑張ってもらいたいとは思います。   それともう一つ、指定管理だと、先ほど言った、これだけ成績が上がってきているところはです、 3年間でしょう、3年契約社員になっているのです、全てが。いわゆる不安ですよね、そういうとこ ろというのは。この辺も含めてちょっと今後の指定管理のあり方、3年がいいのか、5年がいいのか、 10年がいいのか、それだけ成績の上がっているところはもう少し長目にやっていただくというのも 一つの考え方だし、その辺もひとつ考えた上でお願いしたいと思っております。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 現在指定管理の施設については、全て状況の評価をやっています。その中で、 当然みどりの里はAランクに位置づけられている指定管理でありますので、また常々言っているとお り、やっぱり雇用が安定して確保されるということが、これは絶対条件として必要だと思いますので、 今議員おっしゃる内容については、今3年、5年という形でやっていますけれども、そこのところを しっかりと意識をしながら考えていきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) それでは、ちょっと私、先般市長の答弁の中で、お祭りもやっぱり観光の 一つの資源だという考え方で、私も同じなのですが、そういうふうに言っておりましたので、1つだ け、富山市の八尾の「おわら風の盆」というのを市長は見に行ったことがございますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 拝見をさせていただいたことあります。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) そこは、9月の1日から3日まで、雨降ると踊らないのですね。前夜祭が あって、前夜祭というのは8月の20日から8月の30日まで、11町内で7時から踊りの稽古して、 模範的な踊りの稽古して、それでビデオを見たりして、8時から、きょうは何々町内、きょうは何々 町内と分けておいて、その何々町内のところに行って、もう実践してくるわけです、観光客が。本番 は9月の1日からですよといったような形で迎え入れるわけですけれども、それも一つ、前夜祭も観 光になっているのです。私、これ村上に当てはまらないかなと思ってです、例えばの話、岩船お祭り、 10月の18、19が岩船の大祭でございますが、できれば私のこれ勝手な想像と提案ですけれども、 10月の1日あたりに組み立てていただいて、村上市で展示屋台小屋をその町内ごとにつくっていた だいて、村上市ですよ、それでそこに入れて、そのいわれやら何やらを置いておいて、それでスタン プラリー、9町内ありますけれども、9しゃぎりありますけれども、スタンプラリーで回ってという ことになると、岩船の町中にです、10月のそれが3日ごろからそういうのをやって、2週間ばかり 人が相当来るなという雰囲気があるのです。そうすると、人がやっぱり歩けばいろいろお金も落ちる し、いろんな経済効果があるなと思う。瀬波温泉に泊まっていただいて、こんなことを私考えている のですけれども、村上のお祭りも一緒なことが言えるのですけれども、市長どうですか、検討する余 地はありますか、急に言われてあれですけれども。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 実は以前から保存会の議論の中とかで、実は新発田の台輪がクリアな屋台小 屋なのです、屋根はしっかり屋台収蔵庫としてつくられていますけれども、年じゅう見られるように アクリル板で囲まれています。そんな仕組みでやれたらいいよねというような議論もしたことありま す。また、昨年は村上のまち協の皆さんの発案だったと思うのですけれども、各屋台収蔵庫をめぐる ツアーを開催をさせていただいて、非常に好評だったということもあります。議員おっしゃるとおり、 ターゲットとなるお祭りの前段で、その機運を盛り上げ、またそこに観光客を誘客をして、それを賑 やかにしていくということ、可能性としては非常にあるなとは思いますけれども、いずれのお祭りも 祭礼でありまして、それぞれ各ご町内の宝物でありますので、その辺のところも丁寧に議論を重ねた 上でです、いろんな活用方法が可能性があるのかどうか探りたいというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) いわゆる村上のおしゃぎり様めぐり、岩船祭りのおしゃぎり様めぐりとい うふうにです、ちょうど6月、7月、10月と離れていますし、いい感じかなと、私ながら思います。 そんなのを「おわら風の盆」に感じたところです。できないかなと思っております。   それとです、青砥武平治、すばらしい人だなと思って、今回質問の対象に私していて、ちょっと 調べてみたら、青砥武平治さんの生まれたのが1713年なのです。1713年に青砥武平治さんは金沢 の儀左衛門の次男として生まれて、そこから幼少のころに青砥のほうに行ったわけでございますけれ ども、その生まれた4年後に間部詮房が江戸からこちらに来られるのです。要するに青砥武平治が幼 少のときに間部詮房が来るのです。これは絵になるな、そして間部詮房は3年で亡くなってしまいま すけれども、その後です、内藤さんにかわりまして、ちょうど5代目のとき、信凭のときにこの青砥 武平治は70石の、いわゆる「石取り侍」になって昇進するのです。その前までの「三両二人扶持」 が上がっていくわけです。というのは、彼は鮭の漁獲高です、回帰性を利用して種川でふ化させて、 それをどんどん出したわけです。そうしたら、戻ってくるのが多くなってきた。漁獲高もふえる、そ の漁獲高が当時200両ぐらいから1,000両を超えるぐらいまでいってしまった。その内藤の殿様は、 喜んで70石をやったわけです。その70石をやったあたりから、いわゆるおしゃぎりの建造の年月 日がそれ以降にどんどんできるのです、この村上のおしゃぎり。10台ぐらいどんどんできる、町中 に。あれだけのものが、5万石のところにあれだけのおしゃぎりができるということは、やっぱり相 当潤ったのだろうなと、こんなふうに思っております。   したがいまして、青砥武平治はこの村上に対しての経済の効果も物すごく上げた人だし、この人 をこのままにしておけないと私は思います。どういうことかというとです、堺屋太一さんあたりに、 作家に書いてもらう、ちょっと色もついたりもしますけれども、堺屋太一さん、昭和57年「峠の群 像」ということで、忠臣蔵のNHKの大河ドラマの作家、それとあと平成8年には「秀吉」というの もやっていますけれども、非常にいいのではないか、調べていただいて、81歳です、御年。書いて もらって、この村上というところの青砥武平治というのを中心に書いてもらう、そしてやっていく。 どうですか、その書いてもらうというのは、相当な投資が必要ですけれども、私はですね、すばらし いと思いますけれども、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 積極的にアプローチをしていくというのは大切だろうなというふうには思い ます。また、青砥武平治、我々の心の中にある、絶対忘れられない偉人だということも当然でありま す。村上には本庄繁長を初め、それこそNHKの大河ドラマの題材にしてもおかしくないような素材 はいっぱいあるわけでありますので、その一つの可能性として検討させていただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) 青砥武平治誕生して、3歳のときに間部詮房公が「下に」と言ってあらわ れてお城に入る、そこから時代は目まぐるしく変わっていきますけれども、その青砥武平治が種川の 制度をつくって、そして村上藩のいわゆる漁獲高と量を上げていく、それが城下の庶民にも広がって、 これだけのお祭りのもの、おしゃぎりをつくり出した。絵になると思うのですけれども、ちょっと想 像してみて物を考えていただきたいのですけれども、私が用意したのは資料の2です、私は高速道路 の延伸に伴って、通過点にならないために、今すぐ通過点にならない、そんな兆候ではないと市長は 言いますけれども、先行ってもそうならないようにです、ぜひこの村上城の復元というのをひとつど こかに置いていただいて、取り組んでいただきたいなと思いますけれども、市長いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今駅前の方面、市役所のあるこの位置からお城山を見上げていただきますと、 石垣きれいに見えるようになったと思いませんか。あれは、結構その手前から見える雑木をちょっと 剪定をさせていただいて、この間ずっと石垣きれいに修復をしておりますので、あれをぜひ見ていた だきたいということで、ちょっとやっています。やはりあそこが我々、この地域に暮らす者にとって のやっぱりよりどころなのだろうなというふうに私は感じています。議員からご提案のあったお城の 修復の部分でありますけれども、気持ちとしてはぜひやりたいなというふうには思いますけれども、 これまでのいろいろないきさつとか、いろいろな関係機関との協議の、その経緯も聞いておりますの で、そこをしっかりと考えながら、今後検討していきたいというふうに思います。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) 市長、高速道路からお城山見ると、ずっと見えるのですよ。あそこにお城 あったら、こんなところにお城があるな、おもしろいなという気持ちにさせる、そこを通過しようと している人。それで、いわゆるそこからおりてきて観光という部分もあるし、あとそのほかのところ では穂波の里とか、朝日のみどりの里とか、そういったところもうまくそれに応じてやっていくので しょうけれども、中心部としてみれば、そういうところもいいのではないかなと、こういうふうに思 っております。ぜひ考えていただきたいなと。一つのみんなで目標を立ててやれればいいなと。   あと全然話変わりますけれども、「水曜どうでしょう」なんていうのを知っていますか、北海道 の、村上にも8月の6日の日に来ますね、神林の改善センターのところに11時から4時ぐらいまで、 大泉洋さんが来ていろいろと、あれ物すごく人気があるので、ぜひ市長も時間があればちょっと、全 国版で放送されますから、北海道テレビですけれども、ぜひ村上をPRしていただきたいと思います けれども、いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) その情報については承知をしておりまして、以前から少しこれやろうねとい うことで、逆にこっちに来てもらいたいというふうな話をしていた経緯もあります。機会とらえて、 時間が、日程が合えばぜひ行きたい。数千人単位で集客をしているようなイベントだと聞いておりま すので、神林わかるか、支所長、内容については支所長のほうから。 〇議長(三田敏秋君) 神林支所長。 〇神林支所長(鈴木芳晴君) 「水曜どうでしょう」という北海道にございます北海道テレビの、実 はその番組自体はもう既に終了しておりまして、そこから生まれたファンの方々のイベントでござい ます。それでグッズの販売、それに合わせまして、当村上市も特産品の販売や食べ物の販売をやろう ということでございまして、テレビの収録はございませんし、大泉洋さんに関しましても、若い当時 にその番組に出演していたということでございます。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) 実を言うと、村上が聖地になっているのだそうです、聖地。聖地は5つぐ らいあるのですけれども、結構聖地みたいなところを訪れようなんていうテレビのファンの方もいら っしゃいますので、実を言うとその収録終わってあれですけれども、北海道テレビがどう出るかわか りませんけれども、拡張現実、ARという、「Augmented Reality」というのだそ うです。スマホで掲げると、そこに幻想的な世界というか、あといろいろなものが説明が出るの、あ あいったものもちょっと北海道テレビと少しお話しして、村上のそういうところが出ればなと思って おりますけれども、いずれにしろです、ぜひそういうメディアも、もうわかっていると思いますけれ ども、大いに利用していただきたいなと、このように思いますけれども、いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) それこそインバウンド観光がここまで急激に伸びているというのは、SNS を中心とした情報の発信、メディアを有効に活用するということだと思いますので、議員ご提案の部 分についてはしっかりと取り組みを進めたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) もう一つ、これ瀬波温泉の件なのですけれども、瀬波温泉でこの前観光協 会の会長、浅野さんにもちょっとお話ししてきたのですけれども、あそこに工藝の里という、中心の ところにありますけれども、あそこがもう閉められてというか、半分閉めているような形で、そこに 社長さん、保科さんという方がいらっしゃって、私瀬波地区なものですから、ちょこっと呼ばれて話 聞いたら、もう辞められると、自分が体調も悪いということで辞められると。ひいてはおかしげなと いうか、宗教団体さんからアプローチが来ていて、そこに売り渡すような話も半分していたものです から、いや、社長それはちょっと困るのではないですかと。そこで、私に目の前の駐車場って使える のかと、いや、使えないとは言えないと。使えると言えば使える。でも、観光に来た人のための駐車 場だから、何するのですかと言ったら、その宗教団体の人が修業をするときに、車をそこにとめさせ ていただきたいけれども、どうかなと。いや、それはどうかなでは困るよねと私は言ったのですけれ ども、そんな話がちらほら出たりしているわけですよ。いや、困ったなと思って、こんな話が観光協 会のほうにもどうだろうと思って、浅野さんとお話ししたら、大変困ると。逆に言うと村上市も含め てです、何とかうまく話を解決していただきたいみたいなことを言っておりましたが、市長にはそう いう話入っていますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 内容については承知をしております。いろいろな方面からアプローチがあっ たということも承知をしておりますし、ただまず第一義的には個人間での売買の部分なので、市がど こまで介入できるかというのは非常に悩ましい部分だと思います。ただ、瀬波温泉としてのあのエリ アのその資源を考えたときに、村上市にとってはなくてはならない場所でありますので、そこがやっ ぱり今の状況から変化をして、プラス側の変化であればいいですよ、少なからずマイナスになるおそ れがあるのであれば、それを市としてもそれを回避する、そういう手だてを講じなければならないか なというふうには思っております。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) 私は早目に、しかも積極的にです、それと話し合ってです、何かいい方法 あれば回避していただいて、瀬波温泉の観光のためにもです、もう少し観光協会の会長とも話しした りです、そうあってもらいたいなと。現場は見たことありますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 観光協会を初め、温泉組合の皆さんと少しお話し合いをさせていただきたい と思います。現場は、私中に入ったことはありませんけれども、何回もあそこの周辺、また玄関先ま では行ったことがあります。あと以前のオープンしたときの写真を拝見させていただきました。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) 1人で見に行くわけにはいきませんけれども、何人かで一度見に行ったほ うがいいと思います。というのはです、大きいのです、とにかく中も。ここで修業、修業にぴったり だなみたいなところも感じられます、そういうことの話を聞くと。いや、これはあれだなと思って。 形も何かそんなふうに似たような門構えになっていますし、これでおかしな宗教団体がうろうろ、う ろうろしていたのでは、瀬波温泉もたまったものではないよなとは思います。社長さんには、そんな ことはやめてもらいたいと、私ははっきり言いました。きょう見ているか、聞いているか〔質問終了 時間10分前の予告ブザーあり〕わからないですけれども、しっかりとその辺は早目に何か考えたほ うがいいと思いますが、商工観光課長はこの辺のところの話はわかりますか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(竹内和広君) 私は、その件を市長に報告しておりますし、現場のほうも見させて いただきました。 〇13番(姫路 敏君) 見てきたのですか。 〇商工観光課長(竹内和広君) 見に行ってきました。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) 現場見に行ってきたって、中に入って見たのですか。 〇議長(三田敏秋君) 商工観光課長。 〇商工観光課長(竹内和広君) 中も拝見させていただきました。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) そんなようなことで、今ちょっとその辺がマイナス方向の課題になってお ります。まず、処分し切れなくて、これがまた空き家みたいというか、市民会館ではないですけれど も、なったら、これまた大変ですね。そんなところも考えて、よくよく物事よく考えて、観光協会の 会長、そして大観荘、あの辺の方々と関係者とよく話しして、進めていってもらいたいなと思います が、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 市民会館につきましては、今リニューアルさせていただきますので、それと 同様に、管理不全になっていくようなことがあってはならないというふうには思っております。ただ、 市としてそれをどういう手だてが一番ベストなのか、またできるのかできないのか、これも含めて検 討をさせていただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) 大体ざっと私は、観光の件について聞きましたけれども、ぜひ市長、頭も いいし、答弁もしっかりしているし、間違い起きないようにです、しっかりと村上市のトップリーダ ーとして引っ張っていってもらいたいと思います。どうでしょうか、最後に。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 恐れ入ります。本当にそうだなというふうに思っております。私は、これま でもそうでありますけれども、やっぱり今ある姿、これが全てであります。これを全身全霊をもって です、前に進んでいくということ、これをやめるつもりは毛頭ありませんし、またそれは議会の皆さ んとの連携を含めてです、いずれにしましても、ここに暮らす市民ひとりひとりが豊かに暮らせる、 そういう環境をつくるためにぜひ進みたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) では、最後ということになるかもしれませんけれども、副市長、あと3カ 月もないですけれども、今までいろいろと私も何やかんやと言ってきたこともございます。最後に何 か一言ございますか。 〇議長(三田敏秋君) 副市長。 〇副市長(鈴木源左衛門君) 8年間大変お世話になりました。いろいろ丁丁発止のご議論をした覚 えもございます。やはり議論の中で、最終的には市民の幸せ、そして村上の発展ということでつなが っておりますので、今後ともご支援、ご協力をよろしくお願いします。   大変お世話になりました。ありがとうございました。まだ任期ありますので、よろしくお願いし ます。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) では、教育長、教育長はこのたび私、戻ってきて初めてお会いするわけで ございますけれども、教育関係も含めて、観光は余り関係ないかもしれないですけれども、関係ない こともないかもしれない。ぜひ頑張ってもらいたいですけれども、何か一言ございますか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 今ほどの姫路議員、それから先ほどの長谷川議員さんのいろんな観光面、 それから第1次産業、特に水産業の面とかお話ありましたけれども、やはりこれは小中学生にも大い に関係があると思っています、私現役の校長のときから、やはりいろんな体験活動を地域も要望しま すし、学校側も参加させるのですが、単に体験させるだけでは大きな意味はないと思います。地域の 課題、それから観光面の課題、そういうものを意識して学習させる、地域にとってもプラス、学校、 子供たちにとってもプラス、そのような教育活動を学校が展開できるよう教育委員会として取り組ん でいきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 姫路敏君。 〇13番(姫路 敏君) 皆さんの勢いのいいお話聞きました。また、私も議員として復帰して頑張 って〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕まいりたいと思います。   この辺で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで姫路敏君の一般質問を終わります。   午後1時まで休憩します。           午前11時45分  休 憩                                                        午後 0時59分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、24番、山田勉君の一般質問を許します。   山田勉君。(拍手)           〔24番 山田 勉君登壇〕 〇24番(山田 勉君) 新政村上の山田勉です。議長のお許しをいただきましたので、これから一 般質問させていただきます。   私の質問は3項目でございます。スクールバス運行について。少子化により児童が減少し、スク ールバスを利用する児童数も減少しています。本市のバス通学の基準は、小学生4キロメートル、中 学生6キロメートルとされていますが、登校時は一緒でも下校時は部活動等もあり、ばらばらで下校 することから、保護者が迎えに行く状況が見られます。   村上警察署管内では、昨年度23件の不審者情報があり、今年度は既に5件情報が出ているとの ことですが、事件・事故が起きてからでは遅過ぎます。   通学距離が基準以下の児童・生徒であってもスクールバスが利用できるように、スクールバスを 運行する基準を見直すお考えはありますか。   2項目め、通学路への防犯灯の設置について。貝附集落と花立集落の小・中学生の通学路には、 一部区間は防犯灯がありません。子供たちを守るため、また集落住民の安全・安心のため、防犯灯が ない区間に防犯灯を設置する計画があるか伺います。   3項目め、地域における災害対応について。甚大な被害に見舞われた昭和42年の羽越水害によ って、花立集落が昭和44年に集団移転しました。阪神淡路大震災、中越地震、東日本大震災、熊本 地震など災害はいつ起こるかわかりません。   貝附集落の中には谷間に遊園地があり、災害時の移動には、この遊園地を迂回する必要がありま す。自然災害等に迅速に対応し、住民の生命・財産を守るため、この遊園地に土盛り等を行い避難路 を確保するなどの計画についてお伺いします。   答弁をいただいた後、再質問させていただきます。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、山田議員の3項目のご質問につきまして順次お答えをいたします。   最初に1項目め、スクールバスの運行については教育長に答弁をいたさせます。   次に、2項目め、通学路への防犯灯の設置について。貝附集落と花立集落の小中学生の通学路で 防犯灯がない区間があるが、設置の計画はあるかとのお尋ねでございますが、通学路における安全・ 安心の確保と犯罪の防止を図るため、「村上市防犯灯設置等に関する要綱」に基づいて現地調査を行 い、必要な箇所には順次防犯灯を設置してまいりたいと考えております。   なお、ご指摘の通学路につきましては、一部になりますが、本年度中に防犯灯を設置する予定で あります。   次に、3項目め、地域における災害対応について。自然災害等に迅速に対応し、住民の生命・財 産を守るため、貝附集落の遊園地に土盛り等を行い、避難路を確保するなどの計画はないかとのお尋 ねについてでございますが、貝附集落で想定されている災害といたしましては、当該区域が土砂災害 防止法に基づく土砂災害警戒区域に指定されていることから、降雨による土砂災害が考えられます。 この対応といたしましては、土砂災害発生の危険性が高まったと市が判断した場合は、避難準備情報、 その後も災害が起きる前に避難を完了していただくため、状況により避難勧告や避難指示を出すこと となりますので、現在の道路状況でも十分に避難は可能と考えております。このため、災害時の避難 路として整備する予定はございません。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) それでは、山田議員の1項目め、スクールバス運行について。通学距離が 基準以下の児童生徒であっても利用できるように、運行基準を見直す考えはないかとのお尋ねでござ いますが、先日の木村議員のご質問でもお答えいたしましたとおり、本市では遠距離通学する児童生 徒のためにスクールバス運行をしておりますが、文部科学省の基準をもとに、小学校では自宅から学 校までの距離が4キロメートル以上、中学校では6キロメートル以上を目安として運行しているとこ ろであります。また、冬期間につきましては、小学校で2キロメートル以上、中学校で3キロメート ル以上を目安に運行しております。   なお、統合時の要望、道路事情、通学する児童の学年・人数などの教育的配慮が必要な場合は、 その距離を緩和して運行しているところもあります。   通学路の交通安全、防犯につきましては、最大の配慮を指導してまいりますが、現時点での運行 基準の見直しは考えておりません。   以上でございます。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   それでは、1番のスクールバス運行についてお尋ねします。小学生4キロ、それと中学生6キロ となっていますが、この未満の場合も、現に生徒を乗せる場合あるのですか。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 今ほど教育長が答弁しましたように、統合されたときの保護者並び に地域の要望等に応える形で運行しているところ、また小学校1、2年生の低学年が集落で1名、2 名程度というような形で集団登校が難しい場合に運行しているところ等、そのほか下校時に1、2年 生が集団で下校することがならない場合には運行等を行っております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) そのときは、やっぱり子供たちが先生にお願いするのか、それとも先生が、 きょうはあれだからバス乗っていいとか、それはどういうふうな形で。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 通年運行しているというところがほとんどでございますので、臨時 は臨時でまた運行することがございますけれども、通年で運行しております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今私なんかもバスの中身を見ると、それこそ4キロ、6キロはわかるので すが、実際問題バスの中は半分ぐらい、いつでも乗れるような状態、特に冬の下校のときは、吹雪で 大変なときは、やっぱりこれは先生が、せっかくそこまで通るわけだから、そういうときはやっぱり 必ず生徒を乗せると、そういう話はどこでやるのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 冬期間につきましては、先ほど教育長からもお話ししましたとおり、 通常の距離の半分という形で運行しておりますし、またそれ以下につきましても運行しているところ もございます。また、そういった緊急的なところにつきましては、学校と各教育事務所とかの中で協 議しながら運行しております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 通学バス規定外区域といいましょうか、それ今荒川の保内小学校で4個、 金屋小学校2個になっていますが、支所長わかりますか、規定外の区域、どこの集落だかわかります か。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 金屋小学校の統合によるものと思われますが、名割集落と中野集落 の2集落のみかと思います。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 保内小学校は。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 保内小学校はございません。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それからもう一つ、バスでもし事故があった場合、子供たちが乗っている、 乗っていない場合、そういうときはどんなふうな指導を行っているのでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) スクールバスの委託方法といいますか、貸切委託通学業務というよ うな形で観光バス等に乗っている場合と、バスはうちで支度して、運転業務のみを委託している場合 がございますけれども、運転業務を委託している場合は、事故発生の場合は緊急に児童の安全第一、 確認等第一としながら、119番通報という形で警察並びにその場に待機して教育委員会、教育事務所、 当然学校へ連絡し、その指示に従うという形で指導等は行っております。貸切バス等につきましては、 やはり同じ形になりますけれども、各業者が主体的に当然同じような形で行っているということにな ります。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 各支所長にお尋ねしますが、バスの運行、要するに何時に、各支所から行 くわけですが、そういうとき点呼というか、何時にここ、それでもし緊急の場合、休む場合あるわけ ですが、そういうときの報告書なんかはもらっているのですか、各支所のほうからわかれば。 〇議長(三田敏秋君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(小川 剛君) 荒川支所管内では、そういう報告は受けておりません。 〇議長(三田敏秋君) 神林支所長。 〇神林支所長(鈴木芳晴君) 荒川と同様でございますが、そのスクールバスの運行については、教 育事務所のほうが管轄になりますので、そちらのほうには報告は行っていると思います。 〇議長(三田敏秋君) よろしいですか、教育事務所だということなのだけれども、同じだ、朝日も 山北も。いいですか。   山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ということは、では、きょうみんな送って、終わりましたという報告はど ういうふうな形で行っているのですか。要するにバスの運行で、生徒全部終わった、次は今度帰りは これから出発して、終わったという、そういう報告は受けないのですか、お任せですか。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 定期運行の場合ですけれども、各学校のほうである程度時間割をし まして、1週間置きぐらいに業者と打ち合わせ等を行い、特に問題がなければ報告等は各教育事務所 と教育委員会のほうには上がってはきません。各学校と調整していると思います。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ということは、もうバスも業者に一任して、要するに送り迎え終わっても、 その報告は出さないということですね。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 1カ月まとめた形で運転報告届というか、報告書はいただいており ますが、毎日行っているものではございません。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今までバスずっとやっていた、そのときに事故は一切ございませんでした か、今まで。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 先般議会でも報告、定例会でありましたが、2月18日、直近で、 スクールバスがスリップをして物損事故並びに子供らがちょっとぐあい悪くなったということはござ いますし、やはりそういうことのないようには指導をしていますけれども、皆無ということではなか なかなっていないということであります。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) そういう連絡は、ではどういうふうな連絡をとって担当課長のところに行 くのですか、今みたいな…… 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 先ほどお話ししましたように、運転手が当然警察並びに我々のとこ ろ、学校に連絡が上がってきます。冬の事故につきましては、神林地区でございましたので、教育事 務所経由で学校教育課のほうには報告が上がってきました。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 子供ぐあい悪くなると、そういう連絡は親に対してどういうふうな方法で 行うのですか。 〇議長(三田敏秋君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 学校のほうでそういった事故が起きますと、すぐ保護者にも同様に ご連絡し、状況を見ながら随時連絡しているという形をとっております。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それでは、2項目めに入らせていただきます。   中学生、外灯の、通学路の防犯灯の設置についてなのですが、佐々木学校町線、それから保内小 学校線まで45メートル間に、電信柱一つ置きにみんな外灯建っているのですよね。私もつい最近、 役員の人と一緒に回ってきましたけれども、ただ藤沢荒島線は、支所長多分わかると思いますが、ほ とんどないのです、中学校のところ。それで、これでは1本もないとなると、市長も何とかやるとい うことは言っておられましたけれども、やっぱり電信柱、あるところはあるのですけれども、荒島寄 りは全然電信柱がないから、経費も相当かかるとは思いますけれども、やっぱりこれは早急にやるべ きだなと思いますが、いかがでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然子供の安心安全側のことでありますので、限られた予算の中ではあるわ けでありますけれども、しっかりとその優先度の高いところから順次つけていきたいというふうに思 っております。以前から街路灯であるとか、防犯灯であるとか、いろいろなすみ分けはする必要ある わけでありますけれども、子供たちが現にそこを通学路として使っている以上は、そこをしっかりと 安全を確保するというのが責務だというふうに思っておりますので、残念ながら全部同時にというわ けにはいきませんけれども、順次つけさせていただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 本当にありがとうございます。佐々木のほうは本当にきれいになって、そ の十字路が反対側になると本当に何もなかったものですから、役員の人と回って、これは早急にお願 いしなければならないということで、今いい答弁いただきましたし、これからまた大変でしょうけれ ども、ひとつよろしくお願いしたいと思います。   それから、小学校の関係なのですが、貝附、花立の子供たちは、私も朝時間にどういうふうに行 くのかなと思ったら、国道113号線を通って、そして元の荒島保育園の近くを通って、それで春木 山、下鍜冶屋と、そこにもやっぱり防犯灯が少ないのです。それと同時に、保内小学校の玄関の近辺 も、1本か2個ぐらいありましたけれども、やっぱり少ないなと。私今言いたいのは、担当のほうで 現場を見たことありますか。 〇議長(三田敏秋君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(小川 剛君) 今ほど議員ご質問の小学校の通学路で、貝附、花立の子供たちの通学 路のことなのですが、私ども昨年12月ごろ、小学校の通学路の変更に伴ってです、前は春木山から 113号線を通学していたそうです。それが子供が少なくなったということで、荒島の子と一緒に登下 校するようになって、今議員おっしゃったように旧荒島保育園前を通って113号のほうに出ている ということで、通学路の変更があったそうです。それに伴って、防犯灯がそこに追いついていなかっ たということに気づきまして、先ほど市長答弁がありましたように、今年度から一部でありますが、 設置するようにお願いしております。   また、現場のほうも保内小学校の前の現場は承知しているつもりです。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) もう一つは、今まで要するに通学路、113号線、今支所長言ったように、 真っすぐ来て行ったということで、今何だか道路を変更して、子供たちが行きやすいようにいってい るのだか、その通りというのは、子供たちがそっちのほう、早くまた便利いいからそういうふうに指 導しているのですか、自由にどうぞという…… 〇議長(三田敏秋君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(小川 剛君) 先ほども申し上げましたが、貝附、花立の子供たちが少なくなったと いうことで、荒島の子たちと集団登下校できるように通学路の変更をしたというふうに聞いておりま す。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) そこだけではなくて、やっぱりいろんなところの道路がこのとおりだとい うことで指導していかないと、何かあった場合、今までこの通りだったのに何でここから来たのと、 そういうところを徹底的にやっぱり各集落には、そういうことはないと思いますけれども、ちゃんと したほうがいいと思いますが、いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(小川 剛君) 通学路で防犯灯が設置されていないということのないように、再度現 場を見て点検してまいりたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 通学路の変更等がある場合は、学校関係者、それから保護者、地域、それ から警察等とよく相談して、防犯上、それから交通安全上、どこが最適なのかというのを検討して変 更するようにしております。よって、その中で防犯上外灯が少ないとか、そのような事態が生じた場 合は、よくまた今の答弁あったように検討していきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) たまたま役員の人と回ったら、小学校今までこっち行っていたのだけれど も、今こっちなんさねなんて、どういうことか、親もわからないような状態、ちょうど役員の人です から、今はこう行って、それから荒島を曲がって中入ってやるのだと、いや、前は違ったのだよとい うな話しているから、あれ、私もびっくりして、父兄の人が通るところわからないのかなと思ったぐ らいですけれども、これから徹底的にお願いします、教えてあげてください。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それでは、3項目めに入らせていただきます。   地域における災害対応についてということで、この災害はつい最近、熊本地震がございました。 担当課長、亡くなられた方何人かわかりますか。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) はっきりした数字は今思い出せませんが、四、五十人だったと思います が。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) なぜかというと、何があってもおかしくない、新潟地震もそうですけれど も、緊急な場合、何あってもおかしくないわけですので、特に花立集落が羽越水害によって集団移転 しまして、そんな意味でも住民の生命、財産を守るために安心して生活できるなど、遊園地に土盛り などを行ってということでお願いします。前も高速道路の残土でしたか、それを埋めればという話が あったみたいですが、今回できなかったみたいなのですけれども、その残土というか、それを埋めて ちょうど用地の土盛り、少しでも埋めて、平らまでは相当お金もかかるのですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員ご指摘の部分については、市でも以前に検討したことはあったかという ふうに実は私は聞いております。ただ、貝附集落については、前の大きな水害によって高台のほうに 移転をされたということで、その結果、今現状ある場所については土砂災害の危険区域にも指定され ているわけでありまして、そのところを埋めて平らにして、それを回避できるかというと、回避はで きないというふうに判断を現在いたしております。   ただ、そこに至る前にですね、当然避難をしていただくという格好になるわけでありますから、 生命、財産を最優先に考えて、そちらのほうで十二分確保できる環境が整っているという判断を現在 はしておりますので、土盛りによる対応は今のところ考えていないということであります。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 集落の方が、やっぱりそこ平らにしてもらえれば安全なのになという話が 結構あるのです。私のほうは、私もちょうど選挙前でしたか、そのとき皆さん集まって、何があれな のと言ったら、そこ平らにすることによって随分違うのです、ただ向こうの土砂の絡みもあるから大 変なのだろうけれども、それによって随分行き来もできるし、災害だけではなくて、いろんな面で助 かるのだという話が来たものですから、私のほうでちょっと聞いてみますよということでお話しした のですが。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 今ほど申し上げましたとおり、今現状で生活環境の部分について不都合が生 じているということ、実は私お聞きをしておりませんので、なお貝附の集落の皆さんの状況について 確認をさせていただきたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 3項目について質問しましたが、大変いい答弁でございますので、私の質 問はこれで終わりたいと思います。   ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで山田勉君の一般質問を終わります。   午後1時40分まで休憩します。           午後 1時27分  休 憩                                                        午後 1時39分  開 議 〇議長(三田敏秋君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇議長(三田敏秋君) 次に、11番、川村敏晴君の一般質問を許します。   川村敏晴君。(拍手)           〔11番 川村敏晴君登壇〕 〇11番(川村敏晴君) 市政クラブの川村敏晴でございます。議長のお許しをいただきましたので、 一般質問をさせていただきます。   私の通告は3項目になります。1項目め、市教育行政について。@、5月21日付けで村上市教 育長となられました遠藤新教育長は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正により、議会 の同意を得て村上市長より直接任命されました。教育の政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、 地方教育行政における責任体制の明確化、迅速な危機管理体制の構築、地方公共団体の長と教育委員 会との連携の強化などが法改正の趣旨であります。法改正後初の教育長となられての思いと、教育長 として特に重点的に取り組みたいことは何でしょうか。   A、学校だけではなく、地域の子供を地域のみんなで育てることが重要だと考えますが、まだま だ学校の敷居が高いと感じている人も多く、学校現場になかなか足を踏み入れてくれない場合もある かと感じます。教育長は、どのような方法で地域とともに子供たちを育てていこうと考えているので しょうか。   2項目め、地域防災のかなめである常備消防と消防団との連携についてお伺いします。   @、本年4月、荒川地区において発生した住宅火災では、不幸にしてとうとい人命が失われまし た。常備消防職員や地区消防団の方々の必死の消火活動も、残念ながら今回の火災の火の速さには及 ばなかったようです。   市民の生命財産を守ることの重要性は言うに及びませんが、災害の大きさによっては人間の力は 皆無となることさえあり得ます。今回の火災の場合は、火災通報から消火活動までの時間的な流れは どのような状況だったのでしょうか。   A、火災通報から初期消火、そして延焼阻止等、常備消防職員と地区消防団との消火活動の区別 や連携については、明確に明文化されていますか。   B、地域の防災活動をさらに安定したものにするためには、まだまだ不足している地区消防団の 増員が必要と思われます。今年度から女性を中心とした広報指導分団の設置が予定されていますが、 その現状と今後の活動方針についてお聞かせください。   3項目め、観光振興について。@、今年度、村上市を売り込むために販売促進キャンペーン等を 開催し、村上市の食材や観光の魅力をPRすることを計画しているようですが、現在はどのようなと ころまで進んでいますか。   A、情報誌・宿泊予約サイトと連携したプロモーションの実施の取り組みはどのようになってお りますか。   市長答弁の後、関連について再質問させていただきます。よろしくお願いします。 〇議長(三田敏秋君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、川村敏晴議員の3項目のご質問につきまして順次お答えをいたし ます。   最初に1項目め、市教育行政については教育長に答弁をいたさせます。   次に、2項目め、地域防災のかなめである常備消防と消防団との連携についての1点目、4月に 荒川地区で発生した火災で、通報から消火活動までの時間的な流れはどのような状況であったかとの お尋ねについてでございますが、消防本部司令室で覚知した時刻は、4月1日午前4時24分であり ます。現場と火災状況を聴取し、2分後の4時26分に出動指令を出し、同時に防災無線も放送をい たしております。指令を受けて、4時28分に荒川消防隊、神林消防隊、関川消防隊の計3隊の消防 隊と指揮隊が出動をいたしております。現場到着時刻は、出動時間から荒川消防隊は3分後、神林消 防隊は8分後、関川消防隊は15分後に到着しており、到着からそれぞれ4分から6分の間に放水を 開始をいたしております。出動指令から放水開始までの時間は、現場に一番近い荒川消防隊で8分と なっております。消防団の出動につきましては、荒川方面隊で積載車1台、軽積載車4台が出動し、 そのうち積載車1台、軽積載車1台が放水をいたしております。   次に、2点目、常備消防職員と消防団との消火活動の区分や連携について明文化されているかと のお尋ねについてでございますが、消火活動においておのおのそれぞれの区分や連携につきましては、 明確に明文化されたものはありません。火災発生場所や周辺の水利状況等により、消火活動内容はそ れぞれ違ってきますので、常備消防ではより出火建物に近い部分での活動となり、地元消防団におい ては、初期消火から付近への延焼防止や周辺道路の車両進入規制、水利条件の悪いところでは水利確 保のための給水を行っていただくなど、その現場に合わせて連携を密にし、臨機応変に消火活動を行 っているところであります。   いずれにしましても、共通の目的は安全かつ迅速に消火することが重要であると考えております ので、引き続きふだんから常備消防と消防団との連携、協力を図ってまいります。   次に、3点目、広報指導分団設置の現状と今後の活動方針についてのお尋ねについてでございま すが、今年度から火災予防広報を主な活動とする広報指導分団の設置を目指し、市報などで団員の募 集を行っております。5月末日までに入団希望や活動内容につきまして、数人の方からお問い合わせ がありましたので、今後消防団協力事業者などを中心に、団員の募集をお願いいたしたいと考えてお ります。ある程度の活動ができる団員数がまとまりましたら、10月をめどに立ち上げ、団員には普 通救命講習を受講していただき、市民への応急手当の普及活動や、春、秋の火災予防運動における防 火広報などを中心に活動をお願いしたいと考えております。   次に、3項目め、観光振興についての1点目、今年度計画している食材や観光の魅力のPRはど こまで進んでいるかとのお尋ねについてでございますが、先日の小杉武仁議員、河村幸雄議員のご質 問でもお答えをいたしましたとおり、本市が誇る魅力ある物産及び食材は、観光戦略の大きな柱の一 つであり、その販売促進が本市の認知度の向上に密接に関連しているとの認識であります。   食材に関しましては、これまで東京都及び新潟市で「食材プレゼンテーション」を開催いたしま したほか、今後も都内の料理業関係者への情報発信を計画しております。また、昨年度実施いたしま した「新潟村上フェアin表参道」で、食材を利用し、PRしていただいた1店舗におきまして、本 年度も食材を提供する予定にいたしております。   物産に関しましては、JR大宮駅で毎年開催し、好評を得ております「村上フェア」を初めとし た物産展や、新たに取り組む駅弁の販売等につきまして、JR駅構内での開催を基本に計画中であり ます。   次に、2点目、情報誌・宿泊予約サイトと連携したプロモーションの取り組み状況についてのお 尋ねでございますが、観光客の形態につきましては、団体客と個人客に大きく分類することができま すが、本プロモーション事業は、個人客をターゲットとしているものであります。情報発信のあり方 といたしましては、食、イベント、景色等、四季折々の売りとなる観光資源の絞り込みが必要となる ため、現在本市といたしましての基本的な考え方を整理し、今後具体的な契約準備に取り組んでまい りたいと考えております。   以上であります。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) それでは、川村敏晴議員の1項目め、市教育行政についての1点目、法改 正後、初の教育長となっての思いと、教育長として重点的に取り組みたいことは何かとのお尋ねでご ざいますが、このたび新たな教育委員会制度のもとで、市長から直接任命された教育長となったこと、 教育委員長と教育長が一本化されたことなどで、教育行政における責任体系が明確になり、責任の重 さを痛感しております。既に設置されております総合教育会議の場を通じて、市長と教育委員会が十 分な意思疎通を図り、本市の教育の課題やあるべき姿を共有しながら教育行政を推進していけるよう、 教育長としてリーダーシップを発揮していく所存であります。   本市は、「郷育のまち・村上」を教育の基本理念に掲げ、子供も大人もともに育つまちをつくる 施策を推進しております。少子化、高齢化、都市部への人口流出が著しい昨今、活気ある村上市を目 指して、教育が担うべき役割を広い視野から検討することが大切だと考えております。学校や先生が、 子供たちの夢を具体的な目標に変え、子供たちがよりよく学び続けていける環境、そして文化やスポ ーツ面などの広い分野で市民が生涯にわたって楽しみ、学び続けていける環境整備に向けた教育施策 の推進に全力で取り組んでまいります。   その中で、重点的に取り組みたいと考えている事項が2つあります。1つ目は、本年度早急に着 手しなければならないこととしまして、第2次村上市教育基本計画の策定があります。既に着手され ている第2次村上市総合計画との整合性を図りつつ、これまでの教育施策の進捗状況と課題を確認し、 本市の未来を展望できる教育計画を総合教育会議の場で検討してまいります。   教育基本計画で掲げる「郷育のまち・村上」の教育理念は、揺るぎないものと考えますが、教育 施策の継続性を大切にしつつ、課題を明確にして、必要に応じ新たな施策を検討しなければならない と考えております。   2つ目は、本年3月に示された、村上市立小・中学校望ましい教育環境整備計画方針に沿った具 体的な学校教育環境整備の推進であります。いわゆる学校統合に向けた動きの推進でありますが、関 係する学校のPTAや区長等への説明会、保護者アンケート、地域での検討会の実施、統合関係校の 合同検討会・推進協議会の設立などに見通しを持って取り組んでいく必要があります。児童生徒がよ りよい環境で学び合うことのできる活力ある学校づくりに向け、丁寧に、そしてスピード感を持って 保護者や地域の皆様との合意形成に努めてまいります。   次に、2点目、どのような方法で地域とともに子供たちを育てていこうと考えているかとのお尋 ねでございますが、「学校は敷居が高い」という声は、私も耳にしておりますが、「郷育のまち・村 上」の教育理念を具体化するに当たり、「地域の子供は地域のみんなで育てる」ことを意識し、学校 を核として、学校、家庭、地域が緊密につながり、支え合う取り組みが進められております。多くの 学校で図書館ボランティア、読み聞かせボランティア、学校支援ボランティアなど多くのボランティ アの皆様が学校に気軽に足を運んでくださっているのも事実であります。また、放課後子供教室を開 催する小学校もふえ、毎週多くのボランティアの皆様が学校を訪れ、下学年児童の学習や遊び、もの づくり、読み聞かせ、スポーツ活動に携わっていただいております。これからも関係者が地域の子供 たちへの思いや願いを共有し、自分たちのできることは何かを考えていただき、連携・協働した取り 組みを一層推進していけるようにいたします。学校の管理職、教職員の意識を高め、保護者や地域の 方が学校の中におられることが常態化できるような学校環境づくりを働きかけていきたいと考えてお ります。   以上です。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) ご答弁ありがとうございました。   それでは、項目順に従いまして、関連についての再質問をさせていただきます。   まず、ただいまご答弁いただきました教育長、ありがとうございます。重点的に取り組みたい事 業ということで、第2次教育基本法に着手するということ、そしてまた望ましい教育環境の整備、こ ちらを推進していくというふうなご答弁でございました。先ほども申し上げましたが、新しい法改正 により教育長が任命され、そして村上市にも村上市総合教育会議、これが設置されたわけでございま すが、この総合教育会議の会議メンバー、またその会議の開催頻度等についてお聞かせ願えますでし ょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) まず、メンバーですけれども、市長及び教育長、それから教育委員がメン バーでございます。   そして、頻度についてですけれども、これはちょっと課長に答弁させます。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 昨年から教育会議開催してございますが、2回ほど開催してございます。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) この開催については不定期ということで理解してよろしいのですか。 〇議長(三田敏秋君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) はい、そのとおりでございます。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 従来の教育委員会の教育長や教育委員長のセンスの流れが、今回の法改正 で大きく変わったということでございます。そしてまた、行政の長である市長がこの教育委員会、教 育長を選任するということ、そしてまたこのような総合教育会議ですか、こちらに出席されて意見を 述べるというふうなことは、今まで以上に市長の意向が市の教育行政に強く反映されていく基盤が整 ったというふうに考えることができると思いますが、その中で新しく選任されました教育長としては、 教育行政のトップとして市長と村上市の教育環境のあるべき姿を共有し、そしてまた村上市の教育環 境の改善に全力で取り組んでいってもらう必要があるわけでありますが、ただえてして、行政の長で ある市長も思いと、そしてまた教育現場のプロであります教育長の村上市の教育に対しての将来像と、 ここが完全一致しないケースも多々発生するのではないかなというふうに思われるのですが、そのよ うな場合の遠藤教育長の心構えといいますか、そういうところをお聞かせ願えればと思います。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 心構えについてですけれども、まず私自身、この第2次教育基本計画を策 定するに当たり、今年度までの進捗状況、それから教育が担うべき課題、これを明確に把握していな ければならないと考えます。これを把握した上で、継続すべきものは継続する、それから新たなこう いう施策を持ちたいという願いを市長に、教育委員会委員のメンバーとともに市長に伝え、意思疎通 を図って進めていければなという心構えで総合教育会議には臨みたいと考えております。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 当市の高橋市長も、教育には非常に力を注ぐ意識をお持ちの市長でありま して、その辺です、逆に市長の強い思いと、それがまた教育長、教育行政の中でマッチングしないケ ースも出てくるのではないかなというふうなことも懸念されますので、あえてそこは教育長のリーダ ー性をしっかりと発揮していって、市長との共有感を常に保っていくよう努力していただきたいと、 そういう思いで聞かせていただきました。   ところで、先ほどから教育長が申されております第2次教育基本計画の策定、こちらは平成28 年度までで第1次が終了するというわけですが、こちらの総括を行いながら、次の準備に入るという ことだと思いますが、ホームページで確認させていただきましたところ、既に教育会議におきまして 第2次の柱ともなります村上市教育大綱案、これが策定されたというふうなことでございましたが、 それを見る限り、これは今までの教育基本計画の基本目標をしっかりと踏襲した内容になっているよ うに思われます。それは、とりもなおさず村上市のここで生きることを主軸として、郷土への自信と 誇りと生きる力を養うこと、そしてまたその喜びと生きがいを共有して、地域の大人から子供までが 互いに支え合いながら、ともに育つことを目的とする、村上市の高尚なる私は造語と申し上げますが、 「郷育」と書いて「きょういく」と読んでおりますが、この「郷育のまち・村上」の信念をしっかり と受け継いでいくというふうに理解してよろしいわけでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 今議員が言われたのは、今年度までの大綱でありまして、新しい大綱は、 今度の総合教育会議等を通じて新たに策定していく予定であります。その上でなのですけれども、今 議員おっしゃられたとおり、この「郷育のまち・村上」の概念は、先ほど答弁させてもらったとおり、 揺るぎないものと思っておりますので、現在私自身としては継続していかなければならない事項だと 考えております。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 平成28年度において、新たにまた総合教育会議が開催され、そこで新たに 第2次教育基本計画の柱となる大綱案、これが策定されるというふうな流れになるということでしょ うか。今ホームページ等で公開されているものについては、一応第2次教育基本計画のもとになる案 であるというふうな理解で私拝見していたのですけれども、そうではないということでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 先ほど答弁させてもらったとおり、今年度までの教育基本計画を支える部 分の大綱でございます。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) わかりました。私のほうでちょっと勘違いをしているようでございますが、 ただ今の教育長のご答弁からすれば、従来の郷育の理念、考え方をしっかりと受け継いでいくという ふうにご答弁されていたというふうに理解してもよろしいでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 私自身としては、現在そのように考えているところです。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 今、この郷育会議の流れがです、私も荒川地区において体育協会との中の 充て職担当として、設立以来参画をさせていただいてきたわけでありますが、非常に地域との連携を しっかりと支えていこうという学校、地域、そしてそれを取り巻く各団体との連携をつなぎ合わせる、 そういうしっかりとした目的を持った会議が、年2回ではあるのですが、開催されて、続けているこ とは非常にありがたいことであるというふうに感じておりました。しかしながら、いかんせん時間が ないところでです、この運営を担ってくださるのが当番校である学校の校長先生が事務方を受け持っ ていただいて、きちっとした形に整えて各地区に情報発信をさせてもらっているというふうな形であ ります。各地区での活動のあり方はそれぞれ違うのだろうというふうに思います。荒川地区における ものと他地区で行っているものの違いはあるのでしょうけれども、その根底には、やはり地域で学校 教育を支えていこうということへの取り組みであると理解しておりますが、非常に時間もないところ でありますが、この各地区ごとにある郷育会議の継続性というものについては、第2次教育基本計画 においてはどのような考えでいらっしゃるかお聞かせください。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 郷育のその理念を継続するという希望を持つということは、現在具体的に その郷育の活動について4つの視点で全地区共通して取り組んでいるのですけれども、それを継続し ていくのか、さらなる視点を考えていくのか、それは今後検討することになると思います。いずれに しても、大切な視点だと考えております。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) これから順次検討するということでございますが、できればここにそれぞ れ各地区の取り組んでいるもの、それぞれの地域で子供たちを支え、学校教育を支えていこうという、 これを時間のない中ではあると思いますが、それぞれの地域を横断的な情報交換、これらもぜひ取り 組んでいただければなというふうなことを私感じておりまして、このような取り組みがしっかり定着 することが、とりもなおさずこの村上市の地域で育てる学校、子供たちに対する教育を担っている行 政であるというふうなことが各地に発信されることが、この地域の人口減少を少なからず阻止するこ とができるものになるのではないかなと、こんなふうに考えているところであります。   あと1点、学校における活動について、それぞれボランティア活動、そしてまた放課後教室等の 開催、また各校である学校ボランティアの活動等によって、非常に大勢の方がそれぞれの学校に足を 運んでくれているという現実はあるものの、やはりまだまだ学校の現場になかなかなじめない、子供 が卒業してしまって学校から縁が遠退いてしまうというふうな現状が、やはりあります。これは、学 校のせいだけではないと思います。地域の方たちが、それぞれ学校とのかかわりが気薄になったこと によって発生するものでありますが、子供たちを見守っていく、先ほどの山田議員が提案していまし た防犯灯の設置等、これらも同じような意味合いだと思います。地域が地域の子供たちをしっかり見 守っていく、こういう体制をつくっていくことも、逆に防犯灯以上の防犯力を高めることになるので はないかというふうなことで、この辺については先ほど申し上げました郷育会議等からの発信、そし てまた学校から強く地域に依頼をしていく、そのような姿勢が大切なのだろうと思います。この辺に ついてのお考えをお聞かせください。 〇議長(三田敏秋君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 今議員おっしゃられたとおり、挨拶ボランティア、学校の中に直接来られ なくても、本当に朝の登校、それから下校の時間帯に挨拶ボランティア、それから一緒に通学に来て くださる方、それからながらパトロール等、本当に子供にたくさんかかわっている地域の方がおりま す。先般も郷育推進協議会、全地区の学校、それから郷育関係者が一堂に会してそういう取り組みの 交換をいたしました。それから、先進校のそういういい取り組みをもとに研究もしたりしております。 今後も情報交換をしながら、よりよい郷育のあり方を検討してまいりたいと思います。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) ぜひとも遠藤教育長には、長年培った教育のプロとしての目線でこの村上 市の教育行政をしっかりとリードしていっていただきたいということをお願いしまして、2項目めに 移らせていただきます。   地域防災であります、広域消防と消防団との連携についての再質問をさせていただきます。ただ いま市長からご答弁いただいたことにより、非常に荒川で発生した火災については速やかな出動がな されていたというふうなことを確認させていただきました。そしてまた、荒川分署だけではなく、隣 接する神林、関川からも時間的には地域消防団よりも早い到着になっていたのかなというふうなこと をお聞きしまして、まずは常備消防の能力の高さに非常に敬意を表させていただきたいと思います。   しかしながらです、とうとい人命が失われてしまった、その裏にはいろんな経緯があるのだと思 います。消防団の能力に及ばなかった自然の火の猛威について、非常に恐ろしいものであるというふ うな再認識をするわけでありますが、やはりこれらの災害を未然に防ぐためには、発見、そして通報、 そして初期消火、このような流れの中で常備消防を補佐する、フォローする関係で各地区の消防団の 活動がなされるわけでありますが、これも本当に意地悪い見方、質問の仕方をさせてもらうと、たと え仮に荒川で発生した火災の場合は1カ所であったというふうなこと、これがまた同時進行的に同地 区に、同時間に同様な火災が発生した場合、やはり常備消防の能力をしても、どうしても地域消防団 が先行到着をするようなことも想定としては考えておかなければならないのではないかなと。その中 で、やはりとうとい人命の中には消防活動に当たる常備活動の方、そして消防団もいるわけですので、 その中で緊急的に火災に巻き込まれている人の生命を守ろうという行動がなされないとは限らない。 そんな中で、やはりある程度の、ある程度という言い方が正しいかどうかあれなのですが、その消火 活動の規範といいますか、常備消防の皆さんには当然ながらそういうものはおありだと思いますが、 こと消防団については、ボランティアが基本で動いている中で、厳しい訓練もない中で、やはり正義 感だけで大きな災害に逆に巻き込まれてしまうということで、痛ましい事件、事故が発生しないよう に何かの手だてというものを必要とするのではないかなというふうな思いの中で、この明文化された 取り決めがなされているのかというふうな質問をさせていただいたのですが、このことについては市 長のほうで今後の考え方というものについてはどのようにお考えでしょうか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 非常に災害の発生現場におけるそれぞれの常備消防の隊員、また消防団の隊 員の判断というのはデリケートなものがあるのだろうなというふうに思っています。一つの教訓とい たしましては、東日本大震災のとき、あの発災時に消防団のとった行動が、本当に責務に忠実である がゆえにとうとい命を落としたというふうな状況もあるわけでありまして、私このたび春、それぞれ 各地区の消防団の演習に出向いて、お話をさせていただいたときに、まず第一は、みずからの命であ ります。みずからの命がしっかりと担保されない状況の中で、他の者の命を救うということはあり得 ないというふうに考えています。ですから、そこのところ、ともすれば団員の皆さん含めて、常備消 防もそうでありますが、突入します、突入したことによって、さらに被害が広がるということも当然 考えられるわけであります。そこのために常備消防も、消防団もきちんとした指揮命令系統の中で動 きます。現場指揮隊の中で、指揮命令を発する消防団長、方面隊長、また現場指揮に当たる消防署長、 またそれが出動できないときにはそれに次ぐ者という形で、きちんとした指揮命令系統の中で動きま すので、そういった意味合いから言えば、その中で担保をされているのだろうなというふうに思って おります。   いずれにしましても、常備消防、消防団員がみずからの命を落としてまで行かざるを得ないとい うところ、それは現場の指揮者としての指示が出ないケースも、それは当然あるのだろうなというふ うに理解をしております。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 今回の予算についてもです、消防団に対する装備の充実がなされておりま すので、その辺については非常に装備の充実が消防団の意識の連携の強さだとか、その規律の大切さ 等に伝わっていくのではないかなと思いますので、今回の措置については非常に感謝するものであり ます。   そして、今年度から設置が予定されています女性の広報団員、これについてまだ十分な団員が、 期間的にもまだ1カ月足らずということなので、集まっていないという状況でありますが、せっかく の新たな取り組みであり、これからの常備消防を支える地域消防団の拡大に向けて、非常に効果のあ る活動ではないかなと、取り組みではないかなと思っていますが、まずそのスタート時点でしっかり とした団員数を確保する上では、もう少し工夫が必要なのだろうと思いますが、この辺については消 防長の担当になるのでしょうか、対応策はどのようなお考えでいらっしゃいますか。 〇議長(三田敏秋君) 消防長。 〇消防長(長 研一君) 今後の対応策ということになりますけれども、市長答弁したとおりなので ありますが、7月以降協力事業所のほうをまず回らせていただきます。また、そちらのほうを中心と して回らせていただきますので、私のほうでまたほかの事業所も手を上げておりまして、今現在で 100事業所程度が何とかなるのではないかなというようなことで、一応その中でのいろいろお願いと いうような形で回りたいと思っておるところであります。   実は広報に載せまして、1カ月ありましたのですけれども、なかなか載せただけでは本当に議員 ご指摘のとおり、問い合わせも非常に少なかったわけでありますので、こちらからそういった形で行 くほうを今後重視していかなければならないと、そのように考えています。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 本当に市報等、ホームページでもなかなか周知というのは徹底されないの で、足で稼ぐしかないのだろうなと思っておりますので、ただ私も細かくこのホームページ確認した りしていないのですが、普通の男性消防団員並みの報酬だったり、装備だったり、そういうふうな条 件はあるのでしょうか。細かいところにはなりますが、せっかくの機会なのでお聞かせ願えればと思 います。 〇議長(三田敏秋君) 消防長。 〇消防長(長 研一君) 装備品につきましては、女性消防団員としての装備品規定ございますので、 ただ団に装備して、通常の団のほうの装備品の消火関係のものとは若干違うものになっております。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 今100事業所近い事業所に依頼をかけて〔質問終了時間10分前の予告ブ ザーあり〕いるというふうなことでありますが、村上市内で一番大きな事業所というと村上市役所だ と思いますが、やはりここは市の職員も率先して団員に応募していただきたいと、このように思って おりますし、また多分チームは1チーム編成なのだろうと思いますが、村上市内幅広く女性なりが参 画できるような体制が好ましいのだろうと思います。というのもです、やはりこの広報活動をする上 で、やはり子供たちにも火の脅威だとか、自然災害の脅威をしっかりと伝え、そしていざというとき の避難、そしてまた消防団というボランティア精神の大切さ、そういうことも幼いときからしっかり と知識の中に取り込んでいってもらいたいというふうな、今若者が全くいないわけではないのですが、 なかなか消防団に入団に否定的な方も多いという状況でございますので、そこについては女性の柔ら かい体制で団員の増員につながる、そしてまた市民多くにこの初期消火と通報の大切さをしっかりと 広報できるような、そういう体制づくりにしていただきたいと思う中で、この市職の職員の、女性職 員の応募については、特に問題はないと思いますが、いかがですか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然市の職員の中で、男性職員の消防団員も数多くいます。消防団のこれま での歴史を考えますと、その中で築き上げられてきたもの、それと新たに今市が取り組もうとしてい る女性を中心とした広報指導分団、これの編成ということでありますので、ここの意識醸成というの はなかなかこれからだなというふうに実は思っています。その中において、市の職員が率先してそこ に入っていくのだというふうな感覚というのはです、私は現状持っておりません。やはり消防団に入 って、消防業務に従事をするというのは、物すごく高尚な意識の中で行われているものだというふう に、私はこれまで団員の皆さんと会って、また合併後もいろんな形で災害現場で、一緒にともに活動 して感じています。ですから、そこまでの意識醸成を図りながらいかないと、なかなかこれは長続き するのではないのだろうなというふうに思っております。これは、男性でも女性でも、同様の消防団 員という特別職という枠組みの中で勤務してもらうわけでありますから、そこのところを、よし、で は私もやってみようという意識が一番大切だなというふうに思っておりますので、市の職員というこ とではなく、広く市域全域にお願いをしてまいりたいと。ただ、時折会ったときに、もう入ったよと いう方もいらっしゃいますので、市職員の中でです、そんな形でこれから少しずつその輪を広げてい ければいいかなというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) そこは、「強制」という言葉は私も好きではございませんので、やはり自 主的な判断、そして市長みずからです、お声がけをしていっているというふうなことの結果をしばら く待ちたいと思いますが、ぜひしっかりとした広報分団の設立を願っております。   それでは、3項目めに移らせていただきたいと思います。今年度のこの観光プロモーション事業 の予算を見ますと、約560万円台というようなことで、昨年の事業費に比べますとかなり3分の1 程度になっておりますが、東京での新潟村上カフェ事業の成果が広告費換算で6,000万円というふ うな評価が出ている中、ことし同様の盛り上がりを見せるためには、余りにもちょっと予算額が少な 過ぎるのではないかなというふうなことを感じたものですから、この辺去年よりもしぼんでもしよう がないのかなというところでの予算づけだったのか〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕その辺 市長の思いをお聞かせください。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 特にそういった視点での意識は持っていません。結果的に広報の効果として の宣伝効果の換算をしたときに6,000万円という、それが6,000万円がしっかりと地域の経済に結 びつかなければならないわけですし、所得につながっていかなければならないわけですから、そこの ところは特に重視はしていないわけでありますけれども、結果的にそういうものがやっぱり広告宣伝 効果あるねというところはしっかりと見据えていかなければならないというふうには思っております。 今回予算投入というのは、こここれだけにかかわらずです、いろんな方面で多角的に戦略を打ってい るわけでありますから、そこのところを全部総合的に勘案をしていくということになりますので、私 はこのプロモーションの部分1点を捉えて、そういうふうな形で観光行政全般を捉えてはいないので、 多分これが今まいている種がしっかりと芽を出す、そういうきっかけづくりのスタートに今いるのか なというふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 昨年12月、我が市政クラブの小杉議員の12月定例会の一般質問で、この 平成27年度のプロモーション事業に関して市長に質問しておりましたが、地域の声をしっかりと生 かしたものをプロモーション事業展開をしていってはどうかというふうなことに対しまして、市長か らは大手企画会社と、地元の強い思いとしっかりとコラボをさせたような形で企画を進めていきたい というふうなご答弁をなさっていたと思いますが、これについてはまだ記憶には残っていらっしゃい ますか。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) やっぱりそういうものをなりわいにしている皆さんというものの能力はすば らしいですよ、今回昨年村上カフェの、表参道でやったところの事業者さん1社と連携をして、事業 の継続をできることになっていきますけれども、それをやっぱりいろんな形で核にしながら幅を広げ ていく、底辺を広げていくという作業の仕掛けづくりをです、随分と提案をしていただいております ので、昨年もこの件でお話ししたときに言いましたけれども、やっぱり地元の皆さん、物産展やって くれという意見が結構あったのですけれども、これは物産展ではなくて、今後将来的に展開をできる ような仕組みづくりをつくっているのだという話を当時もさせていただいたと思います。そんなとこ ろの企画をです、総合的な形で提案をしてくれているというふうに私理解しておりますので、それが 今回平成28年度におけるプロモーションでも生かされていると思っておりますから、地元の皆さん の意向を踏まえて、そこにそれを反映していくというつもりで、これからも取り組みは進めたいとい うふうに思っております。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) そこでです、駅弁の件について若干お聞かせ願いたいのですが、先ほど市 長答弁にもありました、地元食材をしっかり都市部へ発信していく、提供していくというふうなお話 もございましたが、この駅弁をつくる上で、地元の参画というのはどのような形になっているか、端 的にお答えください。 〇議長(三田敏秋君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然地元食材を使ったものでありますので、地元でつくって、こちらから提 供するということですから、基本的に全て市内産物でやりたいというふうに思っております、業者も 含めて。 〇議長(三田敏秋君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 早く終わるつもりが、しっかり時間がなくなってしまいましたので、あと 細かいところは個別に確認にお邪魔させていただきたいと思いますが、これで私の一般質問を終わら せていただきます。   ありがとうございました。(拍手) 〇議長(三田敏秋君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。                                              〇議長(三田敏秋君) 本日はこれで散会いたします。   また明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   なお、午後2時45分から第一委員会室において全員協議会を開催いたしますので、ご参集くだ さい。   大変ご苦労さまでございました。           午後 2時30分  散 会