平成28年村上市議会第4回定例会会議録(第2号) 〇議事日程 第2号 平成28年12月1日(木曜日) 午前10時開議 第 1  会議録署名議員の指名 第 2  一般質問                                              〇本日の会議に付した事件  議事日程に同じ                                              〇出席議員(23名)    1番   小  杉  武  仁  君     2番   河  村  幸  雄  君    3番   本  間  善  和  君     4番   鈴  木  好  彦  君    5番   稲  葉  久 美 子  君     6番   渡  辺     昌  君    7番   尾  形  修  平  君     8番   板  垣  千 代 子  君    9番   鈴  木  い せ 子  君    10番   本  間  清  人  君   11番   川  村  敏  晴  君    12番   小  杉  和  也  君   13番   姫  路     敏  君    14番   竹  内  喜 代 嗣  君   15番   平  山     耕  君    16番   川  崎  健  二  君   17番   木  村  貞  雄  君    18番   小  田  信  人  君   19番   長 谷 川     孝  君    21番   佐  藤  重  陽  君   22番   大  滝  国  吉  君    23番   大  滝  久  志  君   24番   山  田     勉  君                                              〇欠席議員(3名)   20番   小  林  重  平  君    25番   板  垣  一  徳  君   26番   三  田  敏  秋  君                                              〇地方自治法第121条の規定により出席した者        市     長    高   橋   邦   芳   君        副  市  長    忠           聡   君        教  育  長    遠   藤   友   春   君        総 務 課 長    佐   藤   憲   昭   君        財 政 課 長    板   垣   喜 美 男   君        政策推進課長     渡   辺   正   信   君        自治振興課長     川   崎   光   一   君        税 務 課 長    建   部   昌   文   君        市 民 課 長    尾   方   貞   一   君        環 境 課 長    中   山       明   君        保健医療課長     菅   原   順   子   君        介護高齢課長     冨   樫   孝   平   君        福 祉 課 長    加   藤   良   成   君        農林水産課長     山   田   義   則   君        商工観光課長     竹   内   和   広   君        建 設 課 長    中   村   則   彦   君        都市計画課長     東 海 林   則   雄   君        下 水 道 課 長    早   川   明   男   君        水 道 局 長    川   村   甚   一   君        会 計 管 理 者    中   村   る み 子   君        農業委員会                   小   川   寛   一   君        事 務 局 長        選管・監査                   木   村   正   夫   君        事 務 局 長        消  防  長    長       研   一   君        学校教育課長     遠   山   昭   一   君        生涯学習課長     田   嶋   雄   洋   君        荒 川 支 所 長    小   川       剛   君        神 林 支 所 長    鈴   木   芳   晴   君        朝 日 支 所 長    齋   藤   泰   輝   君        山 北 支 所 長    五 十 嵐   好   勝   君                                              〇事務局職員出席者        事 務 局 長    田   邉       覚        事 務 局 次 長    小   林   政   一        係     長    鈴   木       渉           午前10時01分  開 議 〇副議長(大滝国吉君) ただいまの出席議員数は23名です。遅参1名、定足数に達しております ので、これから本日の会議を開きます。   本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程により議事を進めますので、よろしくお願いいたし ます。                                              日程第1 会議録署名議員の指名 〇副議長(大滝国吉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。   会議録署名議員は、会議規則の規定により、3番、本間善和君、15番、平山耕君を指名いたし ますので、ご了承願います。                                              市長の発言 〇副議長(大滝国吉君) ここで市長より発言を求められておりますので、これを許します。   市長。 〇市長(高橋邦芳君) おはようございます。11月28日夕方に覚知いたしました、関川村地内で発 生をいたしました高病原性鳥インフルエンザ、これの本市の対応並びに経過について若干お時間をい ただいて、ご報告を申し上げたいというふうに思っております。   28日夕刻、覚知後、29日の午前零時から直ちに24時間体制での防除体制に入ったということ で、前段としては市におきまして鳥インフルエンザ防疫対策本部を立ち上げたということでございま す。その後、自衛隊を中心といたしまして部隊が入りましたので、県と自衛隊、これを中心にした現 在封じ込めを行っているという状況でございます。既に報道等でもご承知かと思いますけれども、お おむね3分の1程度まで封じ込めることができたということでございますけれども、なお引き続き 31万羽全ての防除、封じ込めをしっかりとやるということで現在進めているところであります。   その間、昨日上越市におきまして、高病原性鳥インフルエンザ、これ遺伝子検査の結果、確定を したわけでありますので、これが発生をいたしまして、本県におきまして2カ所ということでありま す。したがいまして、部隊の編制が二分されるという懸念等々勘案しまして、この後報道にもありま すとおり、各市町村にも県から協力要請が来るということで、現在市としてはその対応を行っている ということに準備をしているということであります。既に関川地内におきましては、後方支援として 保健師を中心としたクルーが24時間体制で健診に当たっているところでありますし、本日午後をス タートといたしまして、資機材等の物資搬入、それの整理という形で村上市としても新たな人員を派 遣するという体制になっております。   いずれにしましても、これを早期に封じ込め、鎮圧することが第一義というふうなことになりま すけれども、これまで政府、また県のほうでの報告も発表もありますとおり、特段鳥インフルエンザ に罹患をしたそういう鳥肉、また卵、これを食しても人体には影響ないということの報告もあるわけ でありますので、過度に反応することのないように、冷静に見守ってしっかりと対応をするというこ とで、市としても全力を挙げて取り組んでおりますので、そのことをご承知おきをいただきたいとい うことであります。ありがとうございました。 〇副議長(大滝国吉君) ただいまの報告にありましたとおり、対策本部会議のため、本日午後の再 開時間を午後1時15分を予定いたしますので、ご了承願います。                                              日程第2 一般質問 〇副議長(大滝国吉君) 日程第2、一般質問を行います。   質問の順序は、お手元に配付の一般質問通告書のとおり行います。なお、今定例会の一般質問通 告者は17名でしたので、本日の一般質問は5名を予定しておりますので、ご了承願います。   それでは、最初に14番、竹内喜代嗣君の一般質問を許します。   14番、竹内喜代嗣君。           〔14番 竹内喜代嗣君登壇〕 〇14番(竹内喜代嗣君) それでは、一般質問を通告した4項目について行いたいと思います。冒 頭鳥インフルエンザが無事封じ込めが行われまして、地域の安心が一刻も早く確立されることを願う ものであります。   最初に、市の介護保険事業の実施についてお伺いをいたします。   @、村上市では今までどおりのサービス提供という説明でしたが、実態はどうなっていますか。   A、認定者の数は、どうなっていますか。   B、介護事業者のヘルパー報酬は、変わりないか伺います。   大きな項目の2点目、上下水道料金格差問題についてお伺いをいたします。   @、合併から8年たちました。平成30年までに基本料金統合、その後従量料金改定という計画 ですが、上下水道料金の格差は放置できない状況です。平成30年からすぐに統合できるように、来 年度料金検討委員会を立ち上げる考えはないか、伺います。   A、県内の合併市で上下水道料金統合が終わっていない自治体、全国の自治体の数を伺います。   大きな項目の3点目、市民税・県民税の減免規定制定についてお伺いをいたします。制度がある というご説明ではありましたが、病気や失業などで生活困難に陥っている方から相談がありました。 市民税・県民税の減免規定や支払い方法を市民の目線で周知を徹底するお考えを伺います。   大きな項目の4点目、羽越大水害50周年記念事業についてお伺いをいたします。   @、40年のときに匹敵する大演習を同じ場所で行われるということですが、その内容を伺いま す。   A、天気予報、利水・発電ダムの放流シミュレーションに基づき訓練は行われるのでしょうか、 お伺いします。   B、40周年のときに河川敷にサッカー場建設の案がありました。長く後世に記憶されるように 人工芝サッカー場を主にした運動公園整備は、考えられないでしょうか。   以上、大きな項目4つの質問を申し上げます。積極的なご答弁をよろしくお願いいたします。一 旦降壇して、再質問いたします。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、竹内議員の4項目のご質問につきまして順次お答えをいたします。   最初に、1項目め、市の介護保険事業の実態についての1点目、今までどおりのサービス提供と いう説明であったが、実態はどうなっているかとのお尋ねについてでございますが、本年度から要支 援1及び要支援2の方に対する訪問介護及び通所介護は、新しい総合事業に移行されましたが、従来 介護予防給付として受けていた方の訪問・通所サービスは、新しい総合事業に移行された後も現行相 当サービスとして同様に利用できております。また、要支援・要介護認定申請による審査判定の結果、 非該当となった場合でも生活機能を強化し、要支援・要介護状態となるリスクを予測することを目的 とした基本チェックリストによる聞き取り調査を実施し、生活機能低下の恐れがあると判定された場 合には、新しい総合事業を利用できることとなっております。   次に2点目、認定者数についてのお尋ねについてでございますが、本年9月末現在の要支援・要 介護者の認定者数は、要支援1の方が267人、要支援2の方が347人、要介護1の方が844人、要 介護2の方が668人、要介護3の方が620人、要介護4の方が613人、要介護5の方が594人であ り、全体で3,953人となっております。   次に3点目、介護事業者のヘルパー報酬は変わりないかとのお尋ねについてでございますが、現 在市内には訪問介護を実施している事業所が17事業所あります。報酬単価につきましては、平成27 年の介護報酬の改定以降変更はなく、要支援1及び要支援2の方が利用する新しい総合事業の利用料 金につきましても、介護予防、訪問介護の報酬単価と同額となっております。   次に2項目め、上下水道料金格差問題についての1点目、従量料金を平成30年からすぐに統合 できるよう来年度、料金検討委員会を立ち上げる考えはないかとのお尋ねについてでございますが、 基本料金統一の際にご説明申し上げましたとおり、平成30年の基本料金統一後に従量料金の統一を 行う予定としております。そのため、平成29年度に検討組織を立ち上げるべく準備を進めていると ころでございます。   次に2点目、県内の合併市で上下水道料金の統合が終わっていない自治体と全国の自治体数につ いてのお尋ねでございますが、合併した17市のうち、水道料金の統一をしていない市は本市を含め て7市、下水道料金につきましては3市であります。また、全国の自治体数につきましては、民間の 調査にはなりますが、平成19年4月時点におきまして、合併に際し複数の料金体系となる自治体数 は、水道料金につきましては443市町村あり、そのうち327市町村が、下水道料金につきましては 358市町村のうち223市町村が統一していないとされておりましたが、その後の詳細につきまして は承知をいたしておりません。   次に3項目め、市民税・県民税の減免規定制定について、減免規定や支払い方法を市民目線で周 知を徹底する考えはないかとのお尋ねについてでございますが、市民税・県民税の減免は、病気や失 職等のため、所得が皆無または著しく低額となり、生活が困難になったときなどに該当する場合があ ります。減免規定や支払い方法の周知につきましては、市のホームページや村上市暮らしの便利帳、 市民税・県民税の納税通知書などに記載をしてお知らせをしておりますが、納税通知書に同封するチ ラシへも記載するなど、より周知を図ってまいりたいと考えております。また、市民税・県民税など 市税の納付が困難な場合は、減免制度のほか、納税を猶予する制度もございますので、あわせて周知 をしてまいりたいと考えております。   次に4項目め、羽越大水害50年事業についての1点目、演習内容についてのお尋ねでございま すが、演習会場は40年事業と同じ荒川縁新田地先を予定しており、演習内容につきましては、消防 団による荒川流域の特性に合った実践的な水防工法の実施に加え、昭和42年の羽越水害を超える洪 水規模を想定し、関係機関が一体となった洪水タイムラインに基づく実践的訓練の実施を予定をいた しております。また、地域防災力向上のために、地域住民、地域企業の参加による訓練も実施するほ か、洪水氾濫からの住民避難及び救難・救助訓練も実施される予定であります。   次に2点目、天気予報、利水・発電ダムの放流シミュレーションに基づいた訓練が行われるのか とのお尋ねについてでございますが、総合水防演習のうち荒川流域では大雨による堤防の侵食、堤防 越水による洪水氾濫、道路冠水に伴う通行規制等を予定しており、前線性出水を想定したタイムライ ンにおける訓練となっております。なお、羽越河川国道事務所によりますと、それぞれのダムで操作 規則が定められており、ダム間の連携シミュレーションは整備されていないとのことでありますので、 このたびの総合水防演習では放流シミュレーションに基づく連携訓練は実施しないと伺っております。   次に3点目、事業後は人工芝サッカー場を主にした運動公園の整備は考えられないかにつきまし ては、教育長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇副議長(大滝国吉君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) おはようございます。それでは、竹内議員の4項目め、羽越大水害50年 事業についての3点目、事業後は人工芝サッカー場を主にした運動公園の整備は考えられないかとの お尋ねについてでございますが、当該用地は河川敷であることから、大雨等による冠水も考えられ、 また整備に当たっては電気、水道等のインフラ整備も必要となりますので、立地条件として人工芝サ ッカー場を主にした運動公園としては適していない用地であると考えます。   なお、現在要望のある人工芝グラウンドの整備につきましては、既存の施設を改修することで進 めることとしております。   以上です。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) それでは、再質問させていただきます。   資料にもお示ししましたように、先ほどの答弁で今年度から村上市は実施を総合事業に移行して いるわけですが、従前に昨年度認定された方についてはそのままということでありますが、来年度か ら総合事業に移管した場合に、介護ヘルパーさんの例えばサービスで家事援助の項目が削られたりす るようなことがあるかと思いますが、総合事業に移管する全面的に移っていく中で、以前に認定され た方のサービスで変わっていくようなものを教えてください。 〇副議長(大滝国吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 特別変わるということはないというふうに考えております。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 家事援助のサービスが削減、変わるというふうに言われているわけです けれども、その点はいかがでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 今国のほうで介護保険制度の現状あるいは将来に向けた介護保険制 度の改正について検討されているということであります。そんなことではっきり議員が言われる、削 減されるということはまだ確定しているわけでございませんので、そのような状況で、我々のほうと すればそういった改正に対して注視していきたいというふうに考えております。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 認定者の数について、今度突っ込んでちょっとお伺いしたいのですが、 平成28年度に入って介護保険の前期高齢者65歳以上の人には通知来ているのですけれども、介護 保険を使うことができる年齢に到達した人の数がふえているかと思います。それに対して、認定者は 昨年度と平成28年度では今のところどんなものでしょうか、数を教えてください。 〇副議長(大滝国吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 全体的には、認定者数はほぼ横ばいという状況であります。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) それでは、特別養護老人ホームの待機者の数、昨年度と今だと10月1日、 わかる期日でいいのですが、待機者の数お願いできますか。 〇副議長(大滝国吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 388人であります。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 昨年度の待機者よりも随分数が減っているのですが、この理由は何でし ょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 平成27年度から特別養護老人ホームの入所基準が改められまして、 それで要介護3以上の方が基本的には入所できると。ただし、特例に該当する場合については、要介 護1、2の方も該当されるということで、それで数的には減ったということであります。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 今年度に入って、特例で特養ホームに入られた方って何人いらっしゃい ますでしょうか。大体でいいです。 〇副議長(大滝国吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 済みません。把握しておりません。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) それでは、介護保険事業の件で、介護事業者の方からお伺いした話をお 伝えして、市長にご答弁いただきたいと思います。平成27年度に介護報酬が非常に引き下げられて、 経営に四苦八苦していると、非常に困っているというふうに伺っています。この介護保険制度を続け ていくためにも、保険を掛けたのにサービスが受けられないというような、そんなことにならないよ うに、国に対して要望していただくことをお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先ほど議員がお話しされましたとおり、これからしばらく人口動態としては 高齢化が進んでいきます。そうしますと、当然ターゲットになる、対象となられる皆様方がふえてい くという状況、これは全国どこでも同様のスキームになっていくのだろうなというふうに考えており ますので、そういった意味合いからそこに従事をされます事業者、これをしっかりとその介護のサー ビスを供給できる体制をつくり上げるということが大切であります。それと同時に、総合事業に移行 する中で、やはりみずからの体を介護を要しない状態で維持していくということも大切でありますの で、健康寿命という視点からそこをしっかりと支えていく、そういう施策、それと今まさに介護サー ビスを提供しなければならないところにしっかりとした事業者がサービスを提供できる仕組み、これ の両建てということだろうというふうに私は考えておりますので、そのことにつきましては国もしく は関係機関としっかりと意見を申し上げていきたいというふうに思っております。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) ありがとうございました。   続きまして、上下水道料金の格差問題についてお伺いをいたします。検討委員会を来年度に立ち 上げるという点では、これから平成30年に向けてやっていくのだというお話ございました。それで、 資料に添付させていただきましたが、私9月決算議会で非常に混乱して、ちょっと間違ってしまった ものですから、改めてこの上下水道料金の問題を調べてみました。格差があっても仕方がないという 考え方はあるのですが、非常に大きな資料で平成19年度の各自治体、合併自治体の決算カードを添 付いたしました。これを見ますとおわかりのように、例えば神林が添付した資料で見ていただければ わかりますように、結論から言って上下水道料金を30立方メートルで換算して比べますと、村上を 標準にしますと神林地区が2,600円の格差、12カ月を掛けますと3万1,200円、年間3万円以上も 村上と料金が違う。山北が安いというふうに私勘違いしていたのですが、そしたら年間でわずかでは ありますが、平成30年度の到達ですけれども、1,200円1年間で山北が村上と比べて高いというこ とになります。荒川地区は、年間で1万2,000円高い。荒川の人は、荒川が一番安いというふうに 思われている方もいて、私もそのように議会報告会あったときにご説明したりしたのですが、実は大 きな勘違いであったということです。そして、朝日地区、年間で2万1,600円の30立方メートルで 計算した場合の格差がございます。これは、到底放置できない格差だと考えます。   それで、いや、借金いっぱい神林は持ち込んだのだからなんていうふうにお考えの方もいらっし ゃるかと思います。簡単に言えば、下水道の加入料金いただかない形でのというようなこともあった のですが、神林の決算カード見ていただきますと、77億円の地方債と債務負担行為のいわば借金が あるということではあります。しかし、この時点でも神林は上水道、下水道の整備が終わっていまし た。さらに、学校統合を見据えたということで、学校建築もほぼ終わっていました。それを勘案しま すと、神林は借金いっぱい持ち込んだという論点は全く成り立たない。それから、朝日であります。 朝日地区は、約80億の地方債と債務負担行為はわずかでありますが、持って合併しました。しかし ながら、朝日は僻地債、過疎債を使用できるということでの見方もございます。下水道の整備も終わ っておりました。このように、山北は55億の借金ですけれども、それからそのときに持ち込んだ積 立金の額もこの表を見ればよくわかるわけでありますが、基本的に合併のときどうのこうのというの は、もうひとしく平等にという市長のおっしゃるとおり、一人一人が主人公ということで大切にされ るということであるわけでありますから、それで改めてこの格差は放っておくことはできないという ふうに基本的なお考えを伺いたいと思います。市長、よろしくお願いします。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 何を捉えて格差と言っているのか、私にはちょっと理解ができないわけであ りますけれども、これまで長い歴史を積み重ねる中で、今議員からご議論いただいたとおり、各自治 体が精いっぱいの社会資本整備という、その住民に向き合う形でつくり上げてきたものだというふう に思っております。これを持ち寄りながら平成20年に合併をし、これからのこの地域しっかりと持 続し、継続できる、その町をつくり上げるためにどういうふうな手法があるのか、その中で今回基本 料金の統一を経た後に従量料金について統一化を図っていこう、これはそれぞれそこに取り組んだ皆 さんが真剣に考えていろいろな物事を考え、そして住民の利益、これを最優先に考える中で積み上げ てきたスキームだというふうに私は理解をしておりますので、先ほど答弁で申し上げましたとおり、 平成30年以降の統一に向けて平成29年度に検討委員会でまたしっかりと議論をするということで あります。ただ1点ここを切り取って、30立方メートルの根拠がこれは多分普通の一般家庭におけ る月の使用料という捉え方なのかもしれませんけども、私が承知しているのは30立方メートルを使 うというのはかなり大きな使用料なのではなかろうかなというふうに思っているわけでありますけれ ども、そういうところ1点切り取って、それを比較することの意味というのがどこにあるのか、私に はよくわからないということであります。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 上下水道料金の問題では、2014年の3月に新潟大学の大学院の中村康一 さんという方が研究論文を発表していらっしゃいます。この中に出てくる資料、格差問題では最高裁 の判例が出ています。これは、この議会でも議論したことありますが、別荘給水契約者の問題での差 別があったということの判例です。これは、やはり許されないということで判例が確定しているとい うことです。何をもって格差かというのは、この中で明確にうたわれておりまして、料金格差をこの 判例でもうたっています。さらに、添付いたしました、これはちょっと資料は古いのですけれども、 この2014年の論文に出てくる資料は平成21年ということではありますが、その格差、20立方メー トル当たりの格差、それから県内上水道高料金・低料金の順、1カ月当たり家庭用料金・20立方メ ートル当たりでいいますと、高料金では村上市が6番目に出てきます。朝日地区の20立方メートル 当たりということで、3,880円というふうになってまいります。低料金では、村上市の村上地区が 2,360円ということで、明らかに差がある、これを格差というわけですが、どうでしょうか。上水道 のことなのですけれども、この研究論文に出てくる資料というのは間違いないかと思うのですが、水 道局長いかがでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 水道局長。 〇水道局長(川村甚一君) 頂戴をいたしました資料31ページでございますか、上水道料金を含め た格差の状況ということで、当時お調べをなさった新潟大学の学生さんでいらっしゃいましょうか、 中村さんの論文でご使用いただいた資料でございますが、出典が水道料金の調査表でございます。ち ょうど中段に記載がございますが、平成21年の4月1日現在、振り返りますと私ども合併をいたし まして次の年ということでございまして、したがいまして下水道も含めまして上水道料金の統一を今 検討に入った、入る、その時期かというふうなことでございます。したがいまして、この数字につき ましては、上から下まで大分差が、水道料金の料金体系に各市町村に差があったわけでございますが、 その数字がここに記されているというふうに見させていただいております。   以上でございます。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) それで何をもって格差かと言われてしまいましたので、これは市民に聞 くしかないだろうなと思っています。年間3万円も、あるいは2万円も差があるということでは、こ れを知った方はやはり納得できないのではないかなということをご指摘申し上げます。それで、翻っ て今の市民の皆さんの状況について、今、年金制度をいじってどうなろうと引き下げると、労働者の 給料が下がっても引き下げ、あるいは物価が上がっても引き下げという仕組みに国会では衆議院で強 行採決されて、今参議院に付されているわけでありますが、それで市民課長に協力していただきまし て、現在の厚生年金と国民年金と両方もらっている方っていらっしゃるかと思うので、そこまではち ょっとわからなかったのですが、4万6,610人も年金もらっている方いらっしゃると。何と294億 も単純に言えばお金が入ってきている。厚生年金が極端な数字では年間10万円以上、これで10万 ぐらい下がるのだろうなと思われますが、それから国民年金で3万円も削減をされるのではないかな というふうに言われています。お伺いをしたいのは、まず私課長にいただいて、それで計算したので すが、まずこれで大体間違いないのかなということで、市民課長さん、この年金の状況ってどうなっ ていますか、教えてください。 〇副議長(大滝国吉君) 市民課長。 〇市民課長(尾方貞一君) 年金の状況につきましては、議員からのお尋ねのありましたとおり、国 のほうで公表しております受給者数、この表にありますとおりでございます。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) つまり市内の何と1人当たりの年金額でいくと、国民年金だと66万 8,000円、このような少ない金額で生活なさっている方が2万2,000人もいらっしゃると。ただし、 これは後になってお勤めになって、厚生年金と合わせていただいている方もいらっしゃるかと思いま すので、そのままとは思いませんが、つまり言いたいのは、市民の皆さんは大変な状況、生活状況に あると。先般の新潟県知事選挙で、TPPで農協も解体、厚生連病院もどうなってもいいというよう な内容で、大きな怒りが結集されて米山知事が誕生されたわけですけれども、市民の怒りは非常に大 きいと思います。こんなに年金が下げられる状況があるのに、格差とは思わないなどという市長の説 明ではちょっといかがかな。検討していくわけですから、この統一に向けて引き下げる方向で検討さ れるというふうにお聞きしたいのですが、いかがでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員がおっしゃることのうち、市民の生活を考えたときに、そこがしっかり と生活基盤を支えることをつくり上げていくのは、基礎自治体である市の役目でありますので、そこ のところは多分同じ感覚なのだろうかなというふうに思っておりますけれども、先ほど申し上げまし たとおり、それを格差という認識がないのがおかしいと言われても非常に困るわけでありまして、当 然その差を持ちながら、歴史な背景もあわせ持って違いを持ち寄って合併をしたわけでありますから 当然違う。そこをスタートにして、今ようやく基本料金については統一の形のスケジュール間で動い ているということ、それを踏まえてさらには従量料金についても統一をしていきましょう、これが皆 さん方と合併をしたときの合意事項であります。そういう形の中で物事を進めているわけであります から、私がさっき申し上げましたとおり、今ここの1点だけを切り取ってそういうふうなご発言をさ れるのはいかがなものかというお話をしました。   それと、県知事選挙における論点のお話の中で、今議員がおっしゃったこと少し違うのではなか ろうかなというふうに思っているわけでありますけれども、これはそれぞれの選挙に向かった立場で の考え方の違いもあろうかと思いますけれども、なかなか県民生活に密着した形でのそういう政策論 争がなかなかなされなかったのではなかろうかなという点においては、私も非常に残念に思っている というところであります。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 論点がすれ違ったままなので、時間も迫ってきましたので、次の市民 税・県民税の減免規定制定のことで先ほど回答ございました。お伺いしたいのは、換価の猶予でござ います。税務課長、換価の猶予についてご説明お願いします。 〇副議長(大滝国吉君) 税務課長。 〇税務課長(建部昌文君) 税金の滞納があった場合に、例えば差し押さえをする場合がありますけ れども、差し押さえについての換価、それを猶予するというようなものでございます。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 減免規定との絡みにもなるわけですが、借りてきても払えなんて話もあ ったのですけれども、生活ができないような場合、その換価の猶予であれば、要するに延滞税もかか らないし、生活を維持することができるというふうに考えますが、いかがでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 税務課長。 〇税務課長(建部昌文君) いろんな生活が困難だということの方が窓口に来られることもあります けれども、その収入ですとか、それから世帯の状況等々ありますので、いろいろその話を聞かせてい ただいて、そういった納税の徴収の猶予でありますとか、それから分納でありますとか、そういった 納付の方法についていろいろ相談させていただいております。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) この困った方というのは、私の知っている事例では、大工さんなのです けれども、けがをされて働けないと。去年ある程度いっぱい仕事したものだから、県市民税が月3万 近くもかかるようになって途方に暮れているというようなお話あったのです。どうですか。失業した り、あるいはそういうふうに病気で働けなくなっていればもう収入なくなるわけですけれども、そう いった場合も換価の猶予適用されるのではないでしょうか。ちなみに指摘しますと、国税では今認め るようになっています。お願いします。 〇副議長(大滝国吉君) 税務課長。 〇税務課長(建部昌文君) 換価の猶予というより減免のことというようなことで、換価の猶予とい うことでしょうか。住民税の減免ということでなくて。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 国の法律変わったので、一緒に地方税も変わる必要があるので税制改正 行われていると思うのですが、要するに例えば消費税であれば納められないでいると、当然差し押さ えというようなふうに動くわけですけれども、それについて猶予すると、待つと、普通であれば滞納 すると、滞納の利息、簡単に言えば督促の加算があるわけでありますが、それもないということで、 国保、国では今そういうふうに実際にこの税務署管内でもそういうお話伺っています。ですから、市 民税、県民税でも同じく規定を設けてやる必要があるのではないかなというのですが、いかがでしょ う。 〇副議長(大滝国吉君) 税務課長。 〇税務課長(建部昌文君) 生活が困難であるということで、来られた方については、その方は減免 の規定に該当するのか、あるいは換価といいますと差し押さえをした後のことになりますので、減免 にならない方でそれでも納められなかった方について差し押さえをするわけでございます。差し押さ えする場合がございまして、その後のことになりますので、まとめは生活が困難で納められない方の 場合は、減免あるいは納税の猶予に該当するかということになります。換価の猶予は、その後になり ます。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) それでは、最後の〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕項目の羽越 大水害の50年事業についてお伺いをいたします。   当初これがふれあいセンターで講演があって、その水害の演習も小さい規模で行われるというよ うな話であったのですが、40周年の練習をしのぐ規模でやりたいということでありますので、非常 に恐らく記憶ではっきりどんなことがあったかと覚えている人というのは、50年ですから、今60歳、 それも65歳、我々の年代から上の人ぐらいではないかなと思われます。そのときに大変な大水が発 生して、例えば私であれば翌朝、29日の朝に岩船の漁師さんが助けに来てくれまして、屋根の上か ら脱出したというようなふうに覚えています。当日は、飼っていた豚が自分も生き延びたいものです から、我々のいるところまで泳いできて、それを助けてあげられなかったなんていうのが非常に悲し かったななんて覚えています。それから、自衛隊の方にも議員になる前ですが、かなりの地位の人で すが、本当に命の恩人だというふうに感じたということをお話ししたのを記憶にしています。その方 は、余計な話を1つすれば、私たちは自衛官はいつでも国を守るためには命を投げ捨てる覚悟だと、 それから災害のときに支援するのは当然のことで、私も大水害のとき参加したのですよと言われたの が非常に記憶に残っています。このたびその大演習が決定したということで、非常に喜んでいます。 これが後世に伝えられるようなものになることを願っています。   それから、2つ目であります。シミュレーションの問題です。これについては、6月にお聞きし たときには、利水ダムではなくて発電ダムでたまった貯水している量も勘案して放流をするというよ うなことを伺ったので、非常に安心したといいますか、感じたわけであります。ただ、私のような算 数できない人でもとんでもない水が流れ出るであろうと、従前に早い時間帯からダムの放流を初めて 備えなければ、天気予報とあわせて備えなければ、これは守ることはできないと、その事実がこの大 演習に結びついたのではないかなと思います。支流の水位が上がって大変な状況になるというのは、 6月にも指摘しましたが、市では演習に基づいて、今ご提案したようなことでやっぱり想定していく ことが必要だと思うのですが、総務課長になるのかな、市長でもいいですけれども、お願いします。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員ご指摘のとおり、これは大規模な氾濫、これに伴う災害を想定すること になるということで、多分ボリュームもアップしているのだろうというふうに思っておりますけれど も、現在荒川水系におきましては国の1級河川でございますので、大規模氾濫に関する減災対策協議 会、これを設置をいたしまして、羽越河川国道事務所が中心となりますが、その中で荒川水系におけ る大規模氾濫、これは昭和42年の羽越大水害をさらに超えるような大きな想定も含めて現在それに 対する対策を講じているというふうなところであります。それを踏まえて、実際にどういうふうな災 害を想定しながらそれに対処していくべきかということを実際の訓練をするということなので、非常 にこれは意義のあることだろうというふうに思っております。   それと、昭和42年の水害の経験におきましては、私も小さかったわけでありますけれども、実 は母親方の実家が荒川地区の佐々木にあるものですから、その水害の状況はつぶさに私の記憶〔質問 終了時間5分前の予告ブザーあり〕にも残っているところであります。まさにそういうところに暮ら す一人一人の生活をしっかり支えていく、これがこの水防訓練の大きな意味も含んでいるのだろうな というふうに思っております。ともすれば、時間とともに風化しがちな部分をしっかりと我々のレガ シーとしてそこに息づかせるということの大切さ、これを私もしっかり取り組みをさせていただきた いというふうに思っております。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) 水害問題では、現在自衛隊の方が鳥インフルで大動員されて、不眠不休 で頑張っておられることには本当に敬意を表したいと思います。   それで、大水害のことでサッカー場の運動公園整備どうだろうということでお伺いして、先ほど 教育長から既存の設備、施設を改修してというような答弁でございました。実は、この件で羽越工事 事務所の所長さんと意見交換をいたしました。事務所としては、そんなサッカー場を国土交通省がつ くるわけにはいかないと、だけれども市が要請をしてくれば、その道路整備とか、あるいはその場所 についての整備でも協力できる可能性はあると。つけ加えて、とにかく50年の記念事業にするのだ からということで、お力添え願えないかというようなお話もしたのですが、その件については話は聞 いていただきました。どうでしょうか。教育長、水害に遭うというようなこともあるのですが、同じ く神林側には水辺の楽校という非常に好評な、何せ無料であったりもして、毎年どうやら同じ人が来 ているのではないかなと思われるような、いつも拝見しているのですが、お客様もいらっしゃるとい うふうになっていました。あの場所は、鉄道からも、あるいは国道からもよく見えて、完成されれば すごくいい施設になるのではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 先ほど答弁させてもらったように、河川敷につくるということは、この人 工芝サッカー場、非常に関係者の強い要望ですので、固定した施設を常設するというわけにはいきま せんので、いざ完成するとなったらすぐに撤去をしなければならないというそういう状況もあります ので、なかなか河川敷に設置させて、そこを中心に運動公園をつくるということにはいかないなと考 えております。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) この場所の整備については、サッカー場は無理だというお話ではござい ますが、できるだけ協力したいという国の羽越工事事務所の所長さんのお話もありましたので、ぜひ とも検討していただきたいと思います。例えばメモリアルパークみたいなものでもいいかなと思いま すが、市長いかがでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) その活用方法については、いろいろとあるのだろうとは思いますけれども、 ある意味今でも40年の水防演習からずっと引き続きあのように管理をされている形で今存在をして おります。国道から見ますと緑一面になっているわけでありますので、そういう意味合いにおいては 何らかの活用方法を検討することは必要かなというふうには思っております。また、羽越河川国道事 務所のお考えも今議員がご披露されたような内容であるということであれば、また私も改めて協議を させていただきたいというふうに思っております。 〇副議長(大滝国吉君) 竹内喜代嗣君。 〇14番(竹内喜代嗣君) ぜひとも50周年にふさわしい、皆さんの記憶に残るようなそういう整備 もお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。   ありがとうございました。 〇副議長(大滝国吉君) これで竹内喜代嗣君の一般質問を終わります。   午前11時10分まで休憩します。           午前11時56分  休 憩                                                        午前11時09分  開 議 〇副議長(大滝国吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(大滝国吉君) 次に、5番、稲葉久美子さんの一般質問を許します。   5番、稲葉久美子さん。(拍手)           〔5番 稲葉久美子君登壇〕 〇5番(稲葉久美子君) 日本共産党の稲葉久美子です。どうぞよろしくお願いいたします。質問通 告書に従いまして、一応質問させていただきます。   1番、子育て支援について。歯どめのかからない人口減少で少子化対策、人口減少対策の緊急性 を訴える方が多くいらっしゃいます。子供が少なくなったので、学校、保育園の統廃合を進めるだけ でなく、子供をふやすための、また人口をふやすための施策、多方面からの取り組みが必要なのでな いでしょうか。特に若者、子育て世代についての対策について、以下のとおり市の取り組みを伺いま す。   @番、保育園の3歳未満児保育について、6月議会でもお伺いしましたが、1月には山辺里保育 園を増築して20人を新たに保育できると聞いておりますが、現状はどうでしょうか。   A番、保育士、職員の採用は十分でしょうか。   B番、保育士、職員の賃金、待遇面で、処遇面で生活できる条件になっていますでしょうか。   大きな2番で、村上市奨学金制度についてお伺いいたします。   @番、村上市に返済の要らない村上版の給付制奨学資金制度を創設して、貧困の連鎖を断ち切る べきと考えますが、制度創設のお考えについて伺います。   A番、現在返済をしている人への返済金の軽減、免除をすべきと考えますが、いかがでしょうか。   大きな3番、社会福祉協議会の小口融資についてです。生活保護世帯に小口融資の枠がないのは 事実ですか。   A番、融資のための規則があるということですが、いつ、どのような経緯でそのような規則がで きたのか、教えていただきたいと思います。   B番、市からの補助でこの制度ができているのであれば、市の責任もあると思いますが、いかが でしょうか。   大きな4番です。町なかの道路清掃について。街路樹や、除草と書いてありますが、道路脇の草 取りのことです。道路の清掃について、合併前の旧村上市では、市と町内単位で環境美化推進委員会 をつくって環境美化に取り組んでまいりました。村上市に訪れた人たちが気持ちよく観光ができるよ うに、市から各町内に環境美化を依頼して、ごみ袋を提供してもよいのではないかと考えますが、い かがですか。   皆様方の答弁の後、また質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、稲葉議員の4項目のご質問につきまして順次お答えをいたします。   最初に1項目め、子育て支援についての1点目、保育園の3歳未満児保育について、1月には山 辺里保育園を増築し、新たに20人保育が可能になるが、現状はとのお尋ねについてでございますが、 山辺里保育園の改修、増築に伴い、定員を100人から120人に増員したところでありますが、今月 で改修、増築工事が終了し、1月から新たにゼロ歳児1人の入園を予定しております。1月1日現在 の園児数は、3歳未満児で35人、3歳以上児と合わせますと103人となる予定であります。   次に2点目、保育士、職員の採用は十分かとのお尋ねについてでございますが、職員の採用につ きましては、昨年度末で2人退職のところ、本年度6人の新規採用を行い、さらに経験者枠で10月 1日から3人を採用いたしました。希望される保育園に入園ができるよう、臨時保育士等の確保も喫 緊の課題であり、常にハローワーク等で求人登録を行っているところでありますが、十分な確保とは いかない状況であります。引き続き潜在保育士の掘り起こしや近隣のハローワークにも求人を広げる など、保育士の確保に努めてまいります。   次に3点目、保育士、職員の賃金、待遇面で生活できる条件になっているかとのお尋ねについて でございますが、本年度臨時職員の賃金を増額したほか、7.5時間勤務の臨時保育士につきましては、 本年度を基準年として過去5年の履歴、職歴月数に応じた額を日額に割り増しすることとしておりま す。生活できる条件かどうかにつきましては、個々の生活スタイルや考え方により異なると思います が、引き続き賃金や待遇面での改善を図ってまいりたいと考えております。   次に2項目め、村上市奨学金制度については、教育長に答弁をいたさせます。   次に3項目め、社会福祉協議会の小口融資についての1点目、生活保護世帯に小口融資の枠がな いのは事実かとのお尋ねについてでございますが、村上市社会福祉協議会小口資金貸し付け規程では、 対象者は村上市内に在住する低所得世帯で、生活保護世帯は除くこととなっております。なお、生活 保護受給者は、国で最低限の生活を保障されておりますので、貸し付けの対象にはしていないと伺っ ております。   次に2点目、融資のための規則があり、いつ、どのような経緯でできたのかとのお尋ねについて でございますが、本規程は緊急かつ不時の出費を要する方への貸付金として、平成20年4月1日に 制定されております。当時の対象は、市内に在住する要保護世帯及びこれに準ずる者と規程されてお りましたが、運用では生活保護世帯は対象外とされていたことから、対象者の明確化を図るため、平 成23年7月5日に低所得世帯、括弧書きといたしまして、ただし生活保護世帯は除くと一部改正さ れたものと伺っております。   次に3点目、市からの補助で制度ができているのであれば、市の責任もあるのではないかとのお 尋ねについてでございますが、この小口融資制度は村上市社会福祉協議会が独自に実施しているもの であり、市からの補助で行っているものではありません。   次に4項目め、町なかの道路清掃について、市から各町内に環境美化を依頼し、ごみ袋の提供を してもよいのではないかとのお尋ねについてでございますが、日ごろ道路清掃等に住民の皆様方の環 境美化活動でご協力いただいておりますことに感謝をいたしているところであります。道路植樹ます の除草や街路樹の落ち葉拾いなど、道路沿線の地域住民のボランティア活動の際には、これまでもご み袋の提供を行ってまいりました。また、市街地では落ち葉などの集積箱を市とまちづくり協議会で 製作し、活用いただいております。今後も道路清掃等の環境美化活動につきましては、引き続き道路 沿線の町内からのご協力をお願いしながら、取り組んでまいりたいと考えております。   なお、住民の方々の清掃活動に対しましては、ごみ袋の提供のほか、新たに清掃用具等の貸し出 しも予定しており、きれいな町並みが維持できるよう、今後とも環境美化に努めてまいりたいと考え ております。 〇副議長(大滝国吉君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) それでは、稲葉議員の2項目め、村上市奨学金制度についての1点目、村 上版給付制奨学資金制度創設についてのお尋ねでございますが、本市の奨学金は返還が必要な貸与型 ではありますが、無利子で貸与をしております。合併後の新制度としまして、平成21年度より大 学・短大・専門学校への進学者を対象として、月額3万円・5万円・7万円を毎年60名程度の方に 貸与しております。これまで452人の方が貸与を受けており、貸与月額と対象人数の多さは県内有 数であります。また、返還につきましては、卒業後1年を経過した後、最長10年間の間で行うもの であります。少しでも多くの村上市の子供たちに奨学金を活用していただくためには、給付型の奨学 金ではなく、現行の貸与型の奨学金制度を維持していくべきと考えております。   次に2点目、現在返済している人への返済金の軽減、免除についてのお尋ねでございますが、現 制度においても返還免除は奨学生もしくは返還者が死亡した場合や重大な障がい等により返還が不能 と認められる場合のみであります。しかし、人口減少対策の一環としまして、進学先から若者が戻っ てきやすい仕組みづくりを踏まえ、奨学金の返還者に対しまして返還金の支援を行うことで市内在 住・勤務の動機づけにできないか、研究中であります。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) ありがとうございました。それでは、最初のほうから順次再質問させてい ただきます。   保育園の未満児対策について、山辺里保育園、順に増築できて入られるという状態になったとい うことを伺っておりますが、11月初め時点でのゼロ歳児の待機児が23人いるということを聞きまし た。ちょうど入園の申し込みが4月から入るという予定の方ですが、これも始めたばかりのことなの ですが、担当者の話では1月になっても保育士が足りなくて、施設はあっても保育はできないという ようなことで、1月に育児休暇終わって当然子供を預けて仕事に出ようとしていたお母さんがそうい うふうに受付のところで受け付けられないというようなことを言われて、怒って電話くださった方が いたのです。市担当者に対しても、多分怒って言ったのだろうというふうに思うのですが、23人も ゼロ歳児なのです。それをどんなふうにやっていっていいのか、担当者も頭悩ませていたところなの ですけれども、そこら辺についてはどういうふうにお考えでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 福祉課長。 〇福祉課長(加藤良成君) 先ほどの市長の答弁でも話がありましたように、臨時保育士等の確保と いうのは喫緊の課題でありまして、その中で産休で休む方、それから病気等で休む方が約10人ほど いらっしゃいます。そういった休む方あるいはやめられる方について手当をしていかなくてはいけま せんので、そちらのほうが優先という形になってしまっておりますので、このような状況が続いてい ると、現状というふうに思っております。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) それは、1月に絶対それ以上は受けられないという状況なのでしょうかと いうことと、それから地域に企業内保育園があるということも伺っておりますが、企業内保育園と市 との関係についてはどんなふうになっていますでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 福祉課長。 〇福祉課長(加藤良成君) 先ほど申しましたように、今臨時の保育士をハローワーク等あるいは市 のホームページで募集しておりますので、そういったことをやっております。それから、企業内保育 につきましては、朝日地区の杏園さんのほうで企業内保育が1カ所あります。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) 企業内保育園の場合は、市からの認定はありますか。 〇副議長(大滝国吉君) 福祉課長。 〇福祉課長(加藤良成君) 市のほうからのあります。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) 企業内保育園は、杏園だけでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 福祉課長。 〇福祉課長(加藤良成君) 市内では、杏園だけでございます。(  部分は70頁に発言訂正あり) 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) 私から言ったのでは、申しわけないから言わないのですけれども、企業内 で中だけでやっているところも中にはあると思うのですけれども、そこら辺について、もし杏園さん の中で職場の職員に対してもちろん保育するのですけれども、地域枠ということもありますよね。そ れで、もしできるのであれば、地域に企業内保育園やっているところを見つけて、そこら辺に認定で きる、認可できる保育園があったらそこら辺も探してほしいと思うのですけれども、そこら辺につい てはいかがでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 福祉課長。 〇福祉課長(加藤良成君) 企業内保育園につきましては、地域枠というのがございまして、その地 域枠につきましては、一般というのでしょうか、企業に勤めていない方も入園というか入所できるよ うになっております。杏園さんの場合は、一応5名というようなことでその枠があります。それから、 今言いましたように、企業内保育の関係につきましては、いろいろ我々も情報を集めてその辺のとこ ろ、あるいはいろんな形の中で皆さんから情報をいただければありがたいなと思っております。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) ありがとうございます。   特に未満児の小さいお子さんたちは、地域にあちこちにあるというのは重要なことだと思います ので、企業内のほうもそこもあることも調べて、それから市からもお願いするような形があってもい いのではないかというふうに思いますので、働きかけのほうお願いしたいと思います。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) ただいまの議員ご提案の部分、非常に有効な手法ではないかなというふうに 思ってお聞きをさせていただきました。今国全体としましても、一億総活躍、要するに働きやすい社 会環境をつくっていくという大きな目標に向かっているところでありまして、ただ杏園さんの園内保 育園につきましては、本当に佐藤先生がそれをおつくりになりまして、非常にやっぱり積極的に地域 の子供たちをそこで受け入れて支えるのだと、本来企業内の保育園というのはやはり企業がしっかり 働きやすい環境をつくり上げて、なおかつ企業経営として向上させるというところが第一義になるの ですけれども、佐藤先生はさらにそこに加えて地域の子供たちも一緒だよということで受け入れてい ただいていましたので、非常にありがたいなというふうに思っております。そんなような意識で、地 域全体が働きやすい環境をつくっていくというのは、市としてもしっかりと応援をしていきたいと思 いますけれども、第一義的には市がしっかりと受け入れられる体制を市域、広くてなかなか個数的に はかかりますが、対応していきたいというふうに考えております。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) ありがとうございます。   特に村上総合病院は関係していないと思いますが、ほかの病院等企業内でやられているというこ と私は耳にしておりますので、それから大きな工業団地あたりの若いお母さんたちがいらっしゃる地 域でそういう企業内でつくっていただけたらもっといいのではないかというふうに思います。ゼロ歳 児、ことしは特に人数が多くて、今回が特にそういう状態になっているということで、私もそこら辺 わかるのですが、しかし仕事に出たいという人たちのためにも、それから今の市内の状況として育児 休暇もとれない状況もあるのです。看護師さんとか介護士さんに人手が足りなくて、1カ月、2カ月 の子供も預けて出なければならないという現状も出てきています。なお、未満児、ゼロ歳児の子供を 預ける場所が必要になってくると思いますので、そこら辺しっかりお願いしたいと思います。   また、保育士さんの補充についても働きかけてくださるようにお願いしたいということと、保育 士の処遇改善について、特に私もハローワーク行っていませんので、幾らの賃金で募集かけているの かについてちょっと調べていませんが、どこかで聞いたことがあると思いますが、保育士さんに月1 万円値上げするから来てほしいというようなことについての話はないでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 先ほど少し申し上げましたとおり、今年度臨時でおいでをいただいておりま す保育士さんの待遇につきましては、改善をさせていただきました。市が臨時職員の賃金単価を調整 するときには、いろいろな社会的な経済指標等を参考にするわけでありますけれども、それに加えて やはり保育士を確保できなければなかなか大変だということで、少しその枠を大きくかさ上げをしな がら賃金の改定をさせていただきました。その結果、比較的スムーズに平成28年度スタートさせる ことができたというのも実績であります。ただ、それとあわせて市で臨時保育士として経験を有する 方、期間はありますけれども、その方々の中から職員として採用する経験枠、これも今年度実施をさ せてもらいまして、10月1日から新たに臨時職員として勤務をされていた方で採用試験に合格をさ れた方3名来ていただいていますし、そういう何とかして保育士としてやはり子供たちと向き合って 働いていきたいというそういう思い、そのモチベーションがある方についてしっかりと受け入れられ る体制、村上市としてみれば職員の数がそういう形で確保できていけば、今後の保育園の統廃合も含 めてなのでありますけれども、将来に向かって持続できるような保育園の経営ということをしっかり とイメージしながらやっています。今やっている処遇の改善、待遇の改善がベストだというふうには 考えておりませんけれども、トータルの財政計画の中で今でき得る精いっぱいの対応をさせていただ いているというふうに私自身は認識をしております。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) 保育士というと、子供と遊んでいるから楽そうな仕事には見えるのですけ れども、すごく年数がたっていきますと、膝だの腰だの痛めるというようなこともありまして、本当 にきつい仕事だと思います。それで、子供たち縛られるというか、目が離せないというようなことも ありますので、本当に待遇の面ではしっかりやっていただきたいというふうに思います。保育士にな りたくてもだんだん子供が減ってきたし、保育園も少なくなってきたしということで、学生の時代に 保育士の仕事、道を進まなかったということも聞いていますので、聞いても仕事見ても本当にやって やろうというような仕事の一つになっていけたらというふうに思います。保育と子育てについては、 現在と未来に向かっての大きな事業ですので、本当に専門職である保育士しっかり育てることについ ても行政の仕事としてやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。   それから、2番目の奨学金制度についてですが、11月15日の新潟日報に子供の貧困ということ で、県が初調査という記事が載っておりました。実際学校へ行きたい、学校へやりたいというけれど も行けないという人も多数いらっしゃるというのがその記事の内容になっておりましたが、本当に今 大学受験しようとしている子供の話を聞きますと、お医者さんではないのですけれども、医療の学校 に進みたいという人がどのくらいお金かかるのだろうかと聞きました。入学金36万と言っていまし たが、入学金は別としても授業料が年間160万だそうです。それに生活しなければならないことを 考えると、アパート借りるか、寮生活になるか、それぞれによっても違うと思うのですが、やはり生 活するとなると10万ぐらいかかるとなると、今までかからなかったお金でそのくらいになっていく わけです。それで、さっき教育長のほうから利子はない、貸すお金はちゃんと用意してあるというふ うに伺いましたけれども、本当に年間160万といいますと、1カ月10万超える金額です。その額を 親が銀行からローンで借りるというような形、そして子供が生活する分の10万円を奨学資金で賄う というような形の学生生活になるというふうに聞いたところです。そういうふうになってくると、今 までは出費なかった分がそれが出ていくわけですから、本当に多額になるわけです。お医者さんにな ると何千万の借金になるというようなことも聞いたことありますが、それらを考えますと、将来本当 にその道へ進んだら返さなくてもいいよというような奨学金があっていいのではないかというふうに 思います。   それからもう一つは、生活保護世帯やさっき言われたような低所得者の方たちの生活を考えたら、 そういうことを考えてやらなければならないのではないかと思いますが、再度お聞きしますが、その お考え、制度は給付型の奨学金制度については全然そういうことは考えていないということでしょう か。それで、今返済している方については、そういう考慮もあるというふうに先ほど聞きました。今 学生たちが学校へ入った時点で、毎日アルバイト漬けになっているということもいろんな情報の中で 私たちは耳にしているわけですが、ある大学教授の話だと本当に子供たちが奨学資金の中で生活費を 当てていながら、そのほかに自分たちがアルバイトして、昔はそれを友達と喫茶店でお話ししたり、 いろんな交流したり、それから小旅行をやったりというふうに当てていたそうなのです。今は生活費 として働かなければならない。朝までバイトして学校へ飛び込んでくるようなこういう生徒を見ると、 とても勉強しろと言えないというようなことを言っておりました。そんなことを考えますと、本当に ブラックアルバイト、ブラックバイトと言われるところに関係することも中には出てくると思います が、本当に学びたい、勉強できるような状況をつくってやることについて、もう一度考えていただけ ないかというふうに思います。   それからもう一つ、中学3年生や高校3年生の受験のときのことについてお話ししたいと思いま すが、受験料についてもなかなか大変な金額です。それから、受験するために塾へ行きたいというの も出てきていると思います。それで、何とかして塾へ通わせている家庭については、その後のことに ついては別に考えたとしてもいいと思いますが、本当に塾へ行きたくても行けないような子供たちが います。その方たちのために、チャレンジというか、そこへやってやろうというような子供たちに対 しての貸し付けというのか、そういうチャレンジ精神に対して支援の貸付制度をつくっていただけた らと思いますが、そこら辺についてはどうでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 今中3、高3の塾への貸付料の制度についてのお尋ねでございますけれど も、現在そのようなことは検討はしておりません。ただ、やはり特に中3の生徒については、家庭学 習時間が短いとか、そういう実態もありますので、何とかそれを支えるような、塾ではないですけれ ども、できる範囲で子供の勉強を応援できるような体制は研究していきたいと思っております。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) よろしくお願いいたします。高校受験料でも2万7,400円、それから大 学でも8万円を要するというふうに言われていますので、本当に支援していただけたらありがたいと 思いますので、子供たちを取り巻く将来が明るくなると思います。よろしくお願いいたします。   続いて、小口融資のことでお伺いいたします。さっき市長のほうからも平成20年には「生活保 護世帯は」という言葉は入っていなかったのですが、平成23年の改正のときに括弧づけではありま すけれども、生活保護を除くというようなことが書かれました。生活保護世帯が本当に緊急なお金が 必要ではないというふうに思っていらっしゃるのでしょうか。みんな生活保護世帯もそんなに大金を 都合つけていただいているわけではないと思います。本当に1日1日を生活している人たちに、きょ うはストーブが壊れたとか、それから今湯沸かし器が壊れたとか、それから先日私も伺ったのは、炊 飯器が壊れて今御飯炊けない状態になったというふうなことが出てきましたけれども、そこら辺につ いては生活保護の受けている方が福祉のほうへ連絡したらどんなふうになるのでしょうか、教えてく ださい。 〇副議長(大滝国吉君) 福祉課長。 〇福祉課長(加藤良成君) 担当のケースワーカーがいらっしゃいますので、そういった方に相談し ていただくということになります。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) それは、当然のことなのですが、きょう壊れて、それから何日ぐらい日程 かかるかということと、許可がおりるということですね。ということと、あわせてそれから生活保護 費では買えない品物もあると思いますが、そこら辺についていかがでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 福祉課長。 〇福祉課長(加藤良成君) 今何日間くらいかかるかというのも、それはそれぞれのケースによって ちょっと違ってくるかとは思います。それから、今言いましたように生活保護の対象外に当たる品物 ということですが、私ちょっと把握しておりませんので、大変申しわけございませんが。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) おととしの話だと思いますが、高齢者が熱中症で倒れないようにというこ とで、緊急にエアコン取りつけの融資が可能になったことがあったのですけれども、それは生活保護 者も変わりなく、普通一般の人たちももちろんそうですが、そのときには一時保護下でいいですよと いうふうに許可いただきまして、そして協議会のほう行ってエアコン取りつけのお金を融資してもら った。そして、後から福祉のほうからいただいてそれを返済したというような経路があるのですけれ ども、今小口融資ではそれも許されない状況になっているのですけれども、いかがでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 福祉課長。 〇福祉課長(加藤良成君) 事業が実際やっているのは社会福祉協議会でございますので、社会福祉 協議会に直接ご相談に行くというようなことです。それで、社会福祉協議会さんのほうでは、ご相談 が来た際には、先ほど市長の答弁の中にもありましたように、そういった理由で生活保護者の方に対 しては貸し付けの対象にならないよというようなことで伺っております。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) 生活保護者は、国からの生活できる最低制限ではあるのですけれども、保 証されているというふうに言われていますけれども、本当に現実的に幸せな家庭を築けるような状況 の金額ではないというふうに思います。それこそ冠婚葬祭が急に出てきたり、それからどうしても買 わなければならないことがあるのに、それがどうすることもできないというか、時期的に間に合わな いというようなことが出てきた場合について、やっぱり以前と同じようにそれを融資可能にしていた だけたらと思いますが、そしてまた生活保護者ということを別枠に考える必要があるのかどうかにつ いて伺いたいと思います。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員がお話をされていること、至極ごもっともでよくわかるというふうにお 聞きをさせていただきました。ただ1点、いろんなケースがあります。いろんな生活もあります。い ろんな家庭がおありになるというふうに思います。その中で、法の制度として今回の対象となるもの から生活保護世帯については除くよというふうになりました。これについては、それでみんな頑張る のです。どの家庭も頑張って生活をしようとするのです。その中で生活保護というのは、ある一定の 基準に基づいて、この地域で暮らす部分についてはオーケーだよねということがあるものだから、小 口融資の部分から社会福祉協議会さんのほうでは外されたということなのだろうというふうに思って おります。我々は公的な機関でありますので、協議会もそうですけれども、公的な機関でありますか ら、まずそういうルールにのっとった形でサービスを提供していく、これが一番大切だと思います。 その中で、やはり困窮しているそういういろいろなケースについては、専門職がいるわけであります から、しっかりとそれに向き合う。それで制度上、それがふぐあいがあるのであれば、それを改善し ていくということはやぶさかでないというふうに思っておりますので、私も積極的にその部分につい ては社会福祉協議会と議論はさせていただきたいと思いますけれども、今現行の制度の中ではこうい う仕組みだということであります。ですから、大変な人もしっかりと頑張っている、そういう家庭も あるわけでありますので、そこに目を向けながらしっかりと応援していくというスタンスは一緒だと いうふうに私も理解しておりますので、議員からのご指摘についてはしっかり受けとめさせていただ きたいと思います。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) 家庭それぞれの生活があるように、生活保護者は除くというような言葉は 必要ないのではないかというふうに思います。そこ直していただけたらというふうに思いますので、 よろしくお願いします。   もう一つは、保証人の中で65歳以上はだめということと、民生委員、児童委員はだめと、保証 人にはなれないというふうに規定されていますが、そこら辺についてはどう思いますか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) それも先ほどの答弁と重複する部分あるかもしれませんけれども、制度設計 をしたときにある程度そういう形で使用する側についてもしっかりとしたリスク計算をしなければな らないのだろうと思っております。よかれと思ってやっていって、それを継続しなければ何の効果に もつながらないわけでありますので、それをトータルで考えたときにそういう人選、保証をされる方 の対象となる範囲を決めたのだろうというふうに思っておりますので、それは適切なことなのではな かろうかなと、今私はお話を聞いて感じをさせていただきました。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) そういうふうにやっていただけたらありがたいと思います。厚生労働省の ほうでも見直しの内容として、公共料金の滞納についても貸し付けをするというようなことでも出て います。それから、先日の全国の生活と健康を守る会と厚労省との交渉の中で、その貸し付け部分の 原資が余りにも残っているというふうなことも言われています。もっと有効利用されていいのではな いかというふうに思いますので、そこら辺市長の答弁のとおりにやっていただけたらありがたいと思 います。よろしくお願いいたします。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 一旦そういう形で納めなければならないものを納められないので滞納してい る部分にまた貸し付けを行うというのは、多分同一機関の中でやると、私の率直に受け取った感じで すけれども、無理なのではないかなというふうに思っています。当然それについてということになれ ば、そこで滞留しますよね、お金が。それまさに公金であります。そういうスキームが本当に現実と してあり得るのかどうかというのはちょっと研究をさせてもらいたいと思いますけれども、先ほど来 申し上げますとおり、生活する、これは時間を毎日毎日計画するわけでありますから、月で刻々と変 化をします。その中で必要なお金というのも当然あるわけでありますから、それをしっかりと〔質問 終了時間10分前の予告ブザーあり〕生活をしている人たちにそれが供給できるような仕組みという のはありだというふうに思っておりますので、それは研究させてもらいますけれども、やっぱりそこ には何でもかんでもという話にはならないのだという大前提の部分があるのだということも私は考え ながら、対応をこれからも進めていきたいというふうに思っております。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) ありがとうございます。水際作戦での受付窓口での拒否はされないように、 これから取り組んでいただけたらと思います。   それでは、町なかの道路清掃についてですが、これは大きなことではないのですけれども、秋の 街路樹の葉っぱが落ちたのを町なかの人たちが自分ちのごみ袋持ってきて、ほうき持ってきて掃除し て、そしてごみ出しているというのを目の当たりにしまして、前はもっと町内でやっていたのではな いかというふうに言われたわけです。そういえば町内で美化推進委員とかいうのいましたし、それで 町内でやろうというふうに全体で取り組んでいたことも私も覚えていたところだったのですが、みん なで一斉にやれる場合は確かにごみ袋も頂戴していると思います。それから、掃除用具の貸し付けも これからやるということですので、そこについては十分だと思うのですが、あとは道路と歩道の間の 草、結局車が走ることによって砂が歩道の境目のところにたまっていくと、そこが草が生えて、それ で梅雨過ぎたころにはそこが伸びた草がずっと並んでいるというようなことも見まして、国道であれ、 県道であれ、私たちの身近な目の前にあるのであれば、そこら辺は自分たちでやったほうがいいので ないかと、それはやるのは勝手だと言えばそれまでなのですけれども、やっぱりそういうふうにやろ うというふうに呼びかけてほしいというふうなことなのですが、そこら辺についていかがでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) この件については、決して小さいお話ではなくて、我が村上市はこのたび歴 史的風致維持向上計画の認定を国3省から受けました。これというのは、これまで先人が積み上げて きたこの地域のそういう風致、ハードウエアも含めてこれをしっかりと次の世代につないでいってく れというまちだよという認定でありますので、まさに大切なところでありまして、これまでも各ご町 内の皆様方にお宅の前の道路清掃についてご協力をお願いしたいというふうなことでお願いもしてま いりましたし、その結果、一部まちづくり協議会ではそれを連携した形で堆肥化も含めて、要するに 生物のリサイクル、再循環というようなそういう視点からも取り組みをしていただいているところも あるわけであります。これは、市民全体でいろんな道路環境の整備をしていこうということのあらわ れだろうというふうに思っておりますので、引き続きお願いをしてまいりたいと思っております。個 人的に個別にここ、道路の落ち葉掃いたから、集めたからごみ袋をくださいというのにも対応はして いるはずでありますので、そこのところは個別にやられていてもそういうことでオーケーなのだろう というふうに思っております。そういった意味合いから言えばやはり、それともう一点はあくまでも 道路上、また歩道も含めてなのですけれども、余りにも堆積して危険が生じるようなケースというふ うに、これはまた感覚的に違うのかもしれませんけれども、速やかに担当課のほうでそれを集積をし て排除するということもあわせて取り組んでおりますから、これはやっぱりみんなの力でみんながき ちんとそれに目配りをしながら進めていくという作業だというふうに思いますので、今後も市民の皆 さんの協力をお願いをしながら、市としてもそういう形でしっかりと取り組みを進めたいと思ってお ります。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) ありがとうございます。   1つお聞きしたいのは、道路の脇に側溝ありますね。側溝から道路に泥を上げるところもあると いうふうに聞いているのですが、ここは上げないでくみ取り機で、くみ取り車で吸い上げてもらうの がよろしいのでしょうか、そこら辺についてお聞きします。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 道路側溝の中の堆積物の排除の部分もそうですし、またそこに生えてくる草 もそうなのですけれども、第一義的には道路管理者〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕の管理 でそれを除去していくということで、国道であればそれこそ県で毎年時期を見つけて草刈りをしてい るというようなところをごらんになったこともあるかと思いますけれども、また各ご町内の住宅の前 の側溝についてはお願いをしているところもいっぱいあります。いろいろとご議論いただきまして、 側溝ぶたが重いので下水清掃ができにくいというようなお話もいっぱい聞いておりますので、それも 順次せいのドンという形で一気にはなかなかできない部分はあるわけでありますけれども、順次対応 しながら、ご町内の力もおかりをしながら、市民協働というスキームでこの作業を進めているという ところであります。 〇副議長(大滝国吉君) 稲葉久美子さん。 〇5番(稲葉久美子君) ありがとうございました。   以上で質問を終わらせていただきます。 〇副議長(大滝国吉君) これで稲葉久美子さんの一般質問を終わります。   午後1時15分まで休憩します。           午前11時56分  休 憩                                                        午後 1時15分  開 議 〇副議長(大滝国吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              会議録署名議員の追加指名 〇副議長(大滝国吉君) 会議録署名議員の追加を行います。   本日の会議録署名議員として、3番、本間善和君を指名いたしましたが、早退の届け出がありま したので、本日の会議録署名議員として8番、板垣千代子さんを追加指名いたしますので、ご了承願 います。                                              発言の訂正 〇副議長(大滝国吉君) ここで福祉課長から発言を求められておりますので、これを許します。   福祉課長。 〇福祉課長(加藤良成君) 先ほどの稲葉議員の一般質問の中で、市内の企業内保育所を杏園1カ所 と申し上げましたが、ほかにはまなす病院、村上記念病院にありましたので、訂正させていただきま す。 〇副議長(大滝国吉君) ご了承願います。                                              〇副議長(大滝国吉君) 次に、16番、川崎健二君の一般質問を許します。   16番、川崎健二君。           〔16番 川崎健二君登壇〕 〇16番(川崎健二君) 清流会の川崎健二です。議長のお許しを得ましたので、私は3つの質問を お願いいたします。   1番、健康寿命の延伸のためのスポーツの奨励と実践について。村上市民の約3割が高齢者であ ることから、本市は高齢社会にあると言えます。そして、このことは全国各自治体の例に漏れず、医 療費を初めとした社会保障費の増加の要因となるとも考えます。この対応として、健康寿命の延伸の 取り組みは、高齢者の生命の質、あるいは生活の質の向上を図る上で非常に重要なことであり、さら に健康寿命を延ばす第一は、いろいろな運動の奨励と実践だと考えます。このことを踏まえ、以下に ついて伺います。   @、本市においても健康寿命延伸に積極的に取り組んでおり、このことを評価するものでありま すが、今後のさらなる取り組みについて市長のお考えを伺います。   A、高齢者がいろいろな運動により健康な体を維持するとともに、外出や交流を促すことが重要 であると考えます。このため、高齢者がスポーツや踊りなど運動のため体育施設を初めとした各種施 設を利用する場合、利用料を無料にする考えはありませんか。   2番、公の施設のトイレの洋式化について。社会の健康志向の高まりから、市民がグラウンドゴ ルフ、ゲートボール、ジョギング、散歩などスポーツ等に取り組んだり、あるいは各種サークルや講 座などに参加して幅広い分野の習得を努めていることは、健康寿命延伸に効果的であるとともに、そ れらにかかわる人々の出会いやきずなを深め、人々の心の安定に効果的であるものと考えます。しか しながら、これら市民の活発な取り組みをさらに進めていただくためには、幅広い年齢層の人々が利 用する各種施設において、トイレを快適に利用できることが思いのほか大切なことであると思います。 ついては、市内各種施設のトイレの洋式化について、まだまだ満足できる状況であるとは言いがたい と考えることから、以下について伺います。   @、市内の公の施設のトイレの洋式化について、現状と今後の方針について伺います。   A、洋式トイレであっても、特に冬期間となると便座が冷たいため、高齢者の場合、腰をおろし た際に冷たくて跳び上がることがあると聞きます。利用者の体への負担も懸念されることから、暖房 便座を順次導入する考えはないか、伺います。   B、各家庭でトイレの洋式化が普及し、児童・生徒は学校の和式トイレがあいていても使用せず、 洋式トイレを使用するそうです。災害時の避難所としても使用される小中学校のトイレの洋式化の現 状について伺います。   大きい3番目、塩谷海岸の海岸侵食への対応として、離岸堤の設置等が進められているところで はありますが、しけにより海岸侵食がさらに進むことが危惧される季節を迎えております。今後の侵 食防止への対応について伺います。   一旦降壇して再質問いたします。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、川崎議員の3項目のご質問につきまして、順次お答えをいたしま す。   最初に1項目め、健康寿命の延伸のためのスポーツ奨励と実践についての1点目、今後のさらな る取り組みについて考えはとのお尋ねについてでございますが、本市では高齢者に限らず、市民の皆 様が健康で毎日の生活を生き生きと過ごしていただくために、健康・体力づくりを目的とした、誰で も気軽にできる各種スポーツ事業、疾病予防のための生活習慣病予防教室、高齢者の心身機能の維持 向上のための介護予防教室など、各地区の総合型地域スポーツクラブに委託をして実施をいたしてお ります。引き続き各地区の総合型地域スポーツクラブと連携しながら、市民の皆様のご要望を把握し、 ご期待に応えられる事業の運営・推進を図るとともに、施設・設備の充実などスポーツ環境の整備を 進め、市民の皆様から積極的にご参加いただけるよう周知に努めてまいります。また、教室参加者の 固定化や参加人数の減少等の課題もありますが、町内・集落に積極的に出向き、きめ細やかな事業を 開催するなど工夫・改善を行い、市民の皆様が参加しやすい教室運営を展開してまいりたいと考えて おりますので、今後も市民の健康づくり施策を積極的に進めてまいります。   次に2点目、高齢者が運動のため体育施設などを利用する場合は、利用料を無料にする考えはな いかにつきましては、教育長に答弁をいたさせます。   次に2項目め、公の施設のトイレの洋式化についての1点目、現状と今後の方針についてのお尋 ねでございますが、公の施設の中でも古い建物や公園等の公衆トイレの一部には、洋式トイレを設置 していない施設がありますので、これまでも順次洋式化への改修を進めてまいりましたが、次年度以 降も計画的に進めてまいります。   次に2点目、暖房便座を順次導入する考えはないかとのお尋ねについてでございますが、まずは 洋式化への改修を優先的に行い、あわせて暖房便座の導入も検討してまいりたいと考えております。   次に3点目、小中学校のトイレの洋式化の現状については、教育長に答弁をいたさせます。   次に3項目め、塩谷海岸の海岸侵食への対応について、今後の侵食防止への対応はとのお尋ねに ついてでございますが、塩谷海岸では毎年度県において岩船港の航路に冬季波浪等により堆積した漂 砂をパイプラインで侵食箇所に送り、また国土交通省羽越河川国道事務所におきましても、荒川河口 のしゅんせつ堆砂を侵食箇所に搬入し、その砂を県の養浜事業により敷きならす対策を講じていただ いていおります。また、塩谷海岸から岩船港への漂砂を防止する南防砂堤の築造工事の実施、また離 岸堤などが波浪等により沈下した箇所につきましては、その都度県においてかさ上げ工事などの対応 をいただいているほか、侵食の現況調査といたしまして、海岸の水深を計測する深浅調査なども実施 していただいており、侵食状況や対応の成果の把握にも努めていただいております。なお、これらの 対応状況につきましては、県と市及び塩谷地区で意見交換会の場におきまして県から説明がなされて おり、地区の皆様にもご理解を得られているものと考えております。今後とも侵食対策が早期に図ら れ、塩谷海岸が守られるよう引き続き国、県に対し強く要望をしてまいりたいと考えております。 〇副議長(大滝国吉君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) それでは、川崎議員の1項目め、健康寿命の延伸のためのスポーツの奨励 と実践についての2点目、高齢者が体育施設を初め各種施設を利用する場合は無料にする考えはない かとのお尋ねについてでございますが、体育施設の使用料につきましては、体育協会・スポーツ少年 団に所属する団体や社会体育団体が使用する場合は減免措置がありますが、個人が使用する場合は減 免の対象としておりません。現在受益者負担の原則の観点から、体育施設の使用料を無料化する考え はありません。なお、高齢者の交通事故防止や夕方・夜間・雨天時の転倒事故防止のため、65歳以 上の「歩こうむらかみプロジェクト参加者」につきましては、体育館の走路利用料金の免除を行って おります。   次に2項目め、公の施設のトイレの洋式化についての3点目、小中学校のトイレの洋式化の現状 についてのお尋ねでございますが、現在の市立学校の洋式トイレ率は、平均で41.8%であります。 新潟県平均が46.6%、全国平均が43.3%となっておりますので、本市とほぼ同率であります。本市 の内訳としましては、小学校が47.9%、中学校が29.8%となっております。校舎と体育館で分けま すと、小学校は校舎が51.3%、体育館が29%で、中学校は校舎が32.4%、体育館が23.2%となって おります。学校により洋式トイレ率に差がありますが、これまで大規模改修工事等を行った学校につ きましては、設置率が高くなっておりますが、多くの学校は建築から相当の年数を経ているため、ト イレ以外の改修工事を優先に進めてきたためと考えられます。また、市立小中学校28校全校が災害 時の市指定避難所となっておりますことから、万が一避難所生活を余儀なくされた場合、家庭に洋式 が普及していることや高齢者の使いやすさからも一層の洋式トイレ化は必要と考えております。今後 は、そのようなところも勘案しながら、計画的に洋式トイレ化を推進してまいりたいと考えておりま す。   以上です。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) ありがとうございました。   まず1問目、健康寿命の延伸のためのスポーツの奨励と実践について、例えば各種施設の利用料 が無料にならないということですけれども、高齢者が運動や健康づくりの活動などのため各種施設を 利用した場合、例えばポイント制度みたいのをつくって、それ昔、今もやっているかな。例えば子供 がラジオ体操に行ったら印鑑押して、それで10回行ったら1回を無料にするとか、そういうふうな 方式とかは市長、考えないですか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 少し前の情報番組だったと思いますけれども、高齢者が健康寿命を延ばすた めの体力増進の仕組みを貯金という形で、貯金なのですけれども、何回体力向上のメニューをやった ら何ポイントというのをつけていって、それでモチベーションを維持しながら、楽しみながらこうや って結果的にご自分の体が元気になっていくというようなことで、非常に効果を上げているというよ うなお話を拝見をさせていただきました。ああ、なるほどなというふうに、今議員がご指摘の点とい うのは、多分そういう仕組みに近いものかなと思って聞いておりました。非常に参考になる考え方だ と思いますし、ただそれを利用料金の減免もしくはそれの代替という形のものにできるかどうか、そ れは村上市独自の地域通貨としての機能を果たすのだよというようなものがもし実現可能なのであれ ば、そんなところにも取り組みたいと思いますので、研究をさせてください。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) この前、私も今ゲートボールやって、屋内でやっているわけですけれども、 割引にならないのであればお風呂の券でもくれればいいけれどもなというような話もしていましたけ れども、その辺についてはどう思いますか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) どういう形が一番ご本人のモチベーションを上げるのにつながっていくのか、 結果的には健康につなげて医療費の低減に寄与するのかというところをトータルでちょっと考えてみ たいと思いますので、温泉無料券の配付というのも一つのメニューであることは間違いないなという ふうにお聞きをいたしました。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) ぜひお願いします。お風呂の無料券あるいは使ったら逆に100円取るので はなくて、100円を上げるというような形をとっているところもあるそうです。その辺を参考にして、 今後よろしくお願いいたします。   次に2点目、トイレの件ですけれども、各学校で今これ聞くと100%はなっていないのです。ち なみに、山北支所長、山北では学校3つあると思うのですけれども、どのような何%ぐらいあれです か。 〇副議長(大滝国吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 山北に特化ということでありますが、小学校のほうでは約30%、 中学校のほうで低くなっておりまして8%というような形です。 〇16番(川崎健二君) 朝日は。 〇副議長(大滝国吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 朝日の小学校につきましては、平均でいきますと60%、小学校、 中学校が22%でございます。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) 神林と荒川も教えてください。 〇副議長(大滝国吉君) では、学校教育課長、全部一緒に答弁お願いします。 〇学校教育課長(遠山昭一君) それでは、村上のほう、小学校ですが平均で65%程度です。中学 校が40%、荒川ですが小学校が75%、荒川中学校が20%、神林地区、小学校ですが平均で30%、 中学校45%でございます。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) ありがとうございました。   これを見ますと、小学校はかなり高くなっておりますけれども、中学校が低いというのは何か理 由があるのですか。 〇副議長(大滝国吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) トイレの洋式化ということで、それに特化した工事というよりは、 大規模改修等であわせた形で行っております。耐震化と大規模改修を同時に行っているところが多く なっておりますので、そういったことで小学校のほうが工事的に多くなったということで、それが影 響しているものと考えられます。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) 私ら小さいころは、平林第二小学校、今の砂山小学校ですけれども、当時 は小さいほうと大きいほうあるわけですけれども、小さいほうの流れが全部大きいほうへ行くわけで す。それで、私もめったに入らなかったのですけれども、たまたまどういうあれで入ったかわからな いけれども、たまに入ったらポチャーンということで、何か体についたらしくて、子供のときに皆さ んにからかわれましたけれども、今の砂山小学校なんてトイレ入る前にもう電気がつく、トイレ行く ともう自然にふたがあく、はい、どうぞと言わぬばかりですけれども、できれば各学校みんな同じに して早急にやってもらいたいと思いますけれども、いかがですか。予算あると思いますけれども。 〇副議長(大滝国吉君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) 議員おっしゃるように、本当に大人にとっても、児童生徒にとっても、ト イレというのは非常に大切な場所だと思います。特に子供たちにとっては健康面、トイレが悪いから できない、使えないというようでは困りますし、それから安心な学校生活を営む上でも精神面で非常 に大事な場所だと思いますので、計画的に現状をよく把握して、順次改修に努めてまいりたいと思い ます。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) それと、ゲートボール場に関しては、すばらしいトイレあるわけですけれ ども、グラウンドゴルフやっているところ、例えば山北の野球場でトイレするのかな、野球場のトイ レというのは和式ですか洋式ですか。 〇副議長(大滝国吉君) 山北支所長。 〇山北支所長(五十嵐好勝君) 総合運動公園については、大の便器が5基ありますけれども、全部 和式でございます。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) 神林の野球場はどうです。 〇副議長(大滝国吉君) 神林支所長。 〇神林支所長(鈴木芳晴君) 野球場につきましては、トイレ数が6つございまして、そのうち1つ が洋式化になってございます。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) 朝日は。 〇副議長(大滝国吉君) 朝日支所長。 〇朝日支所長(齋藤泰輝君) 野球場というご質問でよろしいでしょうか。 〇16番(川崎健二君) 野球場と、あそこにはテニスコートの脇にもトイレありますよね。ゲート ボールとテニスの。あそこもできたら。 〇朝日支所長(齋藤泰輝君) 済みません。資料をちょっと見つけられなくてあれなのですが、屋外 トイレ11戸で和式でございます。 〇16番(川崎健二君) 全部和式ですか。 〇朝日支所長(齋藤泰輝君) はい。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) 荒川支所長、お願いします。荒川の野球場のところと、あとあそこにもグ ラウンドゴルフするところございますけれども、あそこのトイレはどうなっていますか。 〇副議長(大滝国吉君) 荒川支所長。 〇荒川支所長(小川 剛君) 荒川総合運動公園全体で47カ所ありまして、3カ所が洋式というふ うになっております。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) なぜ私がこういう質問をするかというと、実は私も健常者のときにはどう ってことなかったのですけれども、この前うちの公民館行って大のほうがちょっと催してきましたの で入ったら、洋式ではなくて和式なわけ。もう足腰悪くなったものですから、しゃがむとなかなか起 きれないのです。そして、そのときにいろいろ話ししましたら、年寄りはみんなこんなものなのだよ というようなことをあれしたので、ではこの次質問してなるべくお願いしてきますというようなこと を話ししたのです。今つえをつくばかりのような体ですけれども、なるべく元気にしてやっています。   それと、もう一つは今のトイレの件ですけれども、滋賀県の守山市というところのおもてなしト イレ改良工事助成金についてということで、各種最大30万ぐらいやっぱり出しているのです。市内 の中小企業のサービス向上・活性化を目的として、飲食店のトイレの改修に助成を行い、誰もが気持 ちよく利用できるお店のおもてなしトイレを普及、支援していますということでやっていますけれど も、村上市はどうなっておりますでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 住宅リフォームにつきましては、現在助成をしていますけれども、一般の飲 食店等の事業者に対しての特定のそういう助成事業については、現在村上市は持っておりません。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) 今ほど話ししましたけれども、ぜひ各家庭ではこういうふうに洋式トイレ が普及している中、行ったら和式であったなんかいうと、子供らもさっき言いましたけれども、しな いのではないかみたいな、外でしてくるみたいな感じのところ見受けられると悪いですから、もしで きたら助成していただいて、なるべく使いいいトイレをひとつお願いしたいと思います。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 議員ご指摘のこのトイレの部分については、非常にそれこそ学校教育施設も そうなのですけれども、今村上にいろんなところからおいでをいただいております。そうしたときに、 公衆トイレ、今それこそ待合広場とか、瀬波温泉でありますと今回リニューアルしたトイレとかがあ って、お使いいただいた方には非常に好評をいただいております。こんなところが先ほど滋賀県の守 山市のお話もされましたけれども、そういうところがやっぱり受け入れる側の気持ちとして伝わって いくのかなと思いますので、しっかり取り組みたいと思います。   また1点、先ほど事業者に対する助成制度がないというふうに私申し上げたのですけれども、産 業支援プログラムの中で例えばそこの住宅をこういう形で改修することによって集客が望めるとか、 例えば来ていただける方に居心地のいい空間を提供できるというようなスキームでの支援プログラム の活用は可能でありますので、多分今のうちの村上市の制度の中でも幾つかそれ対応できるものはあ ると思いますので、またPRに努めたいと思っております。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) 3番目、塩谷海岸の海岸侵食の対応についてということで、実はきのう天 気よかったので私も見に行ってきたわけですけれども、まあ相変わらずです。それで、たまたまこう いうチラシを入手することができましたので、これを見ますと今度300メートル延ばすということ で、この黒いやつが平成27年度、次白いやつが平成28年度、赤いやつが平成29年度、それから青 のやつが平成30年以降と、これを例えば県、国のほうに要請していたわけですけれども、平成30 年度というともう二、三年待たなければならぬわけでしょう。それで、平成30年以降ということは、 平成32年になるか平成33年になるかわからないわけでしょう。これは、例えば県会議員でも国会 議員でも、自分のうちがこの近くにあるなんていうと、恐らく早急に突貫工事やってくれと言うかも しらぬけれども、自分のところのエリアでないから関係ないような感じの人だから幾ら言っても何し ても毎回同じなのです。建設課長にお伺いします。私先般一般質問したときも同じ質問していますけ れども、その後何か進展ございましたか。 〇副議長(大滝国吉君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) その前に、議員お持ちの資料でございますけれども、その資料は直接海 岸侵食事業の工事ではございませんで、岩船港の工事でございます。それは、南防砂堤と第2防砂堤 の資料でございまして、それは塩谷海岸のほうからの漂砂を岩船港に入らないようにするためにとめ るための保護堤防でございます。それにつきましては、昨年度から工事を進めてございまして、こと しで2年目でございまして、昨年が25メートル50、ことしが34メートルの工事を予定してござい ます。全体が300メートルのうち、そこまで進捗したということでございまして、そのほかに第2 防砂堤170メートルにつきましても将来工事として予定されてございます。   昨年度よりどういう進捗があったかというようなことでございますが、基本的には塩谷の海岸侵 食につきましては、岩船港のしゅんせつ土砂、これをサンドバイパス、パイプでもって塩谷海岸のほ うに運んでございます。これは、港湾事業で運んでございます。そのほかに荒川の河床掘削した土砂、 これは国の羽越河川国道事務所の事業でございますが、それをダンプで運んでございます。そのあわ せた土砂を県のほうでならすというふうなことの海岸侵食対策事業を進めてございます。そのほかに 沖合にある離岸堤、こちらのほうは低くなった部分をかさ上げするという作業を県のほうで実施して ございます。なお、それらの成果もありまして、議員もごらんになったかと思いますが、以前と比べ ると随分砂がついてございます。ただ、しかしながら全量がそこに残るわけでございませんで、しけ が来ると沖合のほうに持っていかれる部分もございます。それは、粒径とかによって残るものと残ら ないものがあります。それらの調査を実はことしやってございまして、市長答弁にありましたように 深浅測量、これをやってございます。そうしますと、砂浜のところには欠けている部分もありますけ れども、若干海のほう、沖合のほうに砂が残っているというような状況も確認できてございますので、 事業効果としては上がっているのかなというふうなことで考えてございます。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) 確かに荒川のほうから玉石持ってきて、それでそれをサンドバイパス方式 て岩船から砂を送ると。ところが、これからまた毎日荒れるわけですけれども、もうすぐ流されるわ けです。だからあれ例えばここが波際として、こういうふうにして鉄板か何かに打って、そうすれば 例えば波ここへみんな当たるわけでしょう。単純な考えだよ。そうすると、石も流れないし、砂も流 れないのではないかというような感じは受けるのですけれども、その辺いかがですか。 〇副議長(大滝国吉君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 今年度でございますが、10月に塩谷の侵食対策委員の方々と市と県と そういうふうな懇談会を設けました。村上の地域振興局のほうで懇談会でいろいろ話し合いをしたわ けですけれども、その席でも矢板を打って、仮設的に海の中に矢板を打ってそこに砂を入れたらどう かというふうなお話もありましたけれども、それについては技術的に非常に難しいし、なかなか今の 段階では事業化はできないというような、県のほうからそういうふうなお話がありました。 〇副議長(大滝国吉君) 川崎健二君。 〇16番(川崎健二君) 最も金かかる話だから、海のものとも山のものともつかない金突っ込めな いと思うのですけれども、単純な計算でもかなり長い鉄板を打っていってやればそんな流れないので はないかなとは私個人の考えとしてはそういう感じはするのですけれども、いかんせん専門家がそう 言っているのであればしようがないと。でもこれからやっぱり地域住民の方が安心して冬を迎えると いうような感じで早急に何とかしてやってくださいということをお願いしまして、これで終わります。   ありがとうございました。(拍手) 〇副議長(大滝国吉君) これで川崎健二君の一般質問を終わります。   午後2時5分まで休憩します。           午後 1時55分  休 憩                                                        午後 2時04分  開 議 〇副議長(大滝国吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(大滝国吉君) 次に、11番、川村敏晴君の一般質問を許します。   11番、川村敏晴君。           〔11番 川村敏晴君登壇〕 〇11番(川村敏晴君) こんにちは。市政クラブの川村敏晴でございます。ただいま議長のお許し をいただきましたので、私の一般質問を始めさせていただきます。   まず、1項目め、村上市の災害対応体制についてお伺いします。10月に発生いたしました大型 台風が村上市を直撃する恐れがあるとして、10月5日に本市初の避難準備情報が発表されました。 幸い台風は、若干進路がずれ、間もなく熱帯低気圧に変わり、本市としては大きな被害も発生するこ となく済みました。今回の避難準備情報の発表については、台風の規模と進路予想図から判断して、 妥当な判断であったと思われます。地球温暖化の影響によるものなのか、昨今の異常気象の発生によ る多種多様の気象災害への心配、そして中越地震、中越沖地震や東日本大震災、またことしの熊本地 震や鳥取県中部を震源とする地震など、頻繁に発生する大規模地震などによる心配から、本市の災害 対応に対する市民の関心も高まっているものと考えられます。市政クラブでは、このような市民感情 を踏まえ、10月24、25日に千葉市にある市町村アカデミーで開催されました「災害に強い地域づ くり」と題する市町村議会議員特別セミナーに参加し、地域防災のあり方を改めて研修してまいりま した。歴史的周期から予想される大地震や異常気象のもたらす気象災害に対する本市の対応について、 次のとおりお伺いをいたします。   @、昨年12月定例会に私の一般質問で、災害発生予測に基づく危険情報の発信手段は確立され ているのかとの問いに、災害情報収集とそのことの住民への情報発信手段は整っていると答弁されて いましたが、今回は避難準備情報の発表となりました。この発令に至るまでの経緯についてをお伺い します。   A、避難所に指定した箇所と指定した理由を伺います。   B、各避難所における世代別・男女別避難者数と避難状況について伺います。   C、災害本部と各避難所との情報伝達のあり方とその結果についてお伺いします。   D、各避難所での消防本部の活動について伺います。   E、各地区の消防団や自主防災組織との連携についてお伺いをいたします。   F、市内避難所のトイレの数と仕様についてをお伺いします。   G、市が養成している防災士の地域ごとの配備状況をお伺いします。   H、防災専門員の採用については、現在どのように考えているか、お伺いします。   2項目め、市内小中学校・保育園のトイレの洋式化について。災害時の避難所にもなり得る小中 学校や保育園において、トイレの洋式化が教育現場で問題視されていることがあるようです。本市の 全ての小中学校と保育園のトイレの洋式化の現状について教えてください。また、洋式化されていな い公の施設への今後の対応についてをお聞かせください。   以上、理事者答弁の後、関連について再質問をさせていただきます。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、川村敏晴議員の2項目のご質問につきまして順次お答えをいたし ます。   最初に1項目め、村上市の災害対応体制についての1点目、今回の避難準備情報の発令に至るま での経緯についてのお尋ねについてでございますが、まず台風18号が本市を通過する予測であった ことから、午前9時過ぎに今後の雨や風の状況についての予測等、気象台とのホットラインにより詳 しく確認いたしました。その結果、警報級になる可能性が高いこと、台風の速度が速いため、急に 風・雨が強くなることが想定されたことから、開設する避難所に関して調整を行い、準備作業に入り ました。この間、市民に対しましては、台風に関する注意喚起の放送、防災メール配信を9時54分 に実施をいたしました。午後1時に避難準備情報の発表について最終協議を行い、台風の経路と通過 時間などを考慮し、夕暮れ前の早い段階で避難ができるよう、市防災行政無線、むらかみ情報ねっと、 緊急速報メール、市ホームページ、テレビ速報、ラジオ緊急速報のLアラート及びBSNデータ放送 を利用して午後3時に避難準備情報を発表をいたしたところであります。   次に2点目、避難所に指定した箇所と指定した理由についてのお尋ねでございますが、避難所に 指定した箇所は市内13カ所であり、市が指定する拠点指定避難所の中から地域を考慮して選定をい たしました。しかし、今回は学校施設の改修工事などを理由に、施設の安全性が確保できないことか ら、一部施設につきましては拠点指定避難所以外を避難所として開設をいたしました。   次に3点目、各避難所における世代別・男女別避難者数と避難状況についてのお尋ねでございま すが、避難者の総数は65世帯、78名で、各避難所の世代別・男女別の避難者状況につきましては、 村上地区では50代男性1人、女性1人の計2人、60代男性2人、70代男性4人、女性14人の計 18人、80代男性3人、女性14人の計17人、90代女性1人で合計40人であります。荒川地区では、 60代女性1人、70代男性1人、女性3人の計4人、80代男性1人、女性7人の計8人、90代女性 1人で合計14人であります。神林地区では全て女性で、60代1人、80代8人で合計9人でありま す。朝日地区では、70代の男性1人、女性2人の計3人、90代女性1人で合計4人であります。山 北地区では、40代女性1人、70代男性1人、女性1人の計2人、80代女性6人、90代男性1人、 女性1人の計2人で合計11人であります。全体の男女別では、男性が15名、女性が63名でありま した。   次に4点目、災害本部と各避難所との情報伝達のあり方とその結果についてのお尋ねでございま すが、各避難所で対応した職員の携帯電話を利用して、避難者の数、状況などについて随時情報の伝 達を行っております。   次に5点目、各避難場所での消防本部の活動についてのお尋ねでございますが、避難所の開設、 管理総括につきましては、災害対策本部の福祉部の任務となっておりますので、消防本部としての避 難所での活動は特段行っておりません。   次に6点目、各地区の消防団や自主防災組織との連携についてのお尋ねでございますが、消防団 につきましては、避難所の開設を消防団幹部へメール配信により周知をいたしました。また、団長の 指示により各方面隊長には、次の段階の避難勧告が発令された場合、市民の迅速かつ円滑な避難を支 援するため、消防車両による避難広報や必要に応じた的確な避難誘導と危険箇所の巡回などができる 体制の準備をお願いしております。今後とも消防団との関係におきましては、市民の避難誘導を自主 防災組織との連携を密にして、安全に、また迅速に行うことができるよう避難支援の協力体制を構築 してまいります。   次に7点目、市内避難所のトイレの数と仕様についてのお尋ねでございますが、今回開設した避 難所につきましては、男性用で洋式が12基、和式が20基、女性用では洋式が17基、和式が49基 であり、障がい者用につきましては6カ所で、6基であります。なお、洋式トイレのない避難所につ きましては、ダンボールトイレを設置し、避難者にご利用をいただいております。   次に8点目、市が養成している防災士の地域ごとの配備状況についてのお尋ねでございますが、 今回は初動段階である避難準備情報でありますので、各地域に対しまして防災士の配備は行わず、地 域ごとに避難者支援の対応をしていただいております。   次に9点目、防災専門員の採用についてどのように考えているかとのお尋ねについてでございま すが、新潟県内におきましては、身分等の違いはありますが、胎内市、燕市、上越市及び佐渡市で自 衛官OBを採用されていることは承知をいたしております。本市におきましても、防災の専門知識を 有する方を採用することは、防災教育の普及や災害時の対応に有意義であると考えております。今後 どのような方をどのような身分で採用するかも含めて検討し、前向きに取り組んでまいりたいと考え ております。   次に2項目め、市内小中学校・保育園のトイレの洋式化について、現状と洋式化されていない公 の施設への今後の対応についてのお尋ねでございますが、洋式トイレの普及により、家庭と保育園の 和式トイレの違いに戸惑う園児も多く、園児のトイレトレーニングには保育現場でも苦慮している状 況であります。感染症予防や衛生面からも、洋式化を図ってまいりたいと考えておりますが、家庭で の状況や小学校のトイレでも和式トイレがあることから、3歳以上児と3歳未満児のトイレに1基ず つ和式トイレを残す予定で改修を考えております。また、洋式化されていない公の施設への対応につ きましては、先ほどの川崎議員のご質問でもお答えをいたしましたとおり、古い建物や公園等の公衆 トイレの一部には、洋式トイレを設置していない施設がありますので、これまでも順次洋式化への改 修を行っておりますので、次年度以降も計画的に進めてまいります。   なお、小中学校の関係につきましては、教育長に答弁をいたさせます。   以上であります。 〇副議長(大滝国吉君) 教育長。 〇教育長(遠藤友春君) それでは、川村敏晴議員の2項目め、市内小中学校・保育園のトイレの洋 式化についての全ての小中学校のトイレの洋式化の現状についてのお尋ねでございますが、先ほどの 川崎議員のご質問でもお答えしましたとおり、現在の市立学校の洋式トイレ率は、平均で41.8%で あり、県平均及び全国平均とほぼ同率であります。本市の内訳としましては、小学校は47.9%、中 学校は29.8%となっております。校舎と体育館で分けますと、小学校は校舎が51.3%、体育館が 29%で、中学校では校舎が32.4%、体育館が23.2%となっております。議員ご指摘のとおり、市立 小中学校28校全校が災害時の市指定避難所となっており、そのうち拠点指定避難所は20校となっ ております。万が一避難所生活となった場合、家庭に洋式トイレが普及していることや高齢者の使い やすさからも、今後は一層の洋式トイレ化の推進を図る必要があると考えております。   以上です。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) ご答弁ありがとうございました。それでは、順を追って再質問をさせてい ただきたいと思います。   まず、1項目めでございますが、先ほども申し上げましたが、今回の避難準備情報の発表、非常 に災害そのものは未然に消滅したといいますか、その中でそういう可能性も発令前に若干あったよう に記憶しておりますが、その中で市長初め理事者の判断で準備情報の発令に至ったということで、そ のことについては非常によかったのだろうと思います。12月の昨年の一般質問においても、空振り を怖がらずに対応していくというふうな答弁もございました。今聞くと、午前9時ころからの災害本 部の活動から午後3時に発表に至ったというふうな流れでございますが、率直にこの時間的なものに ついては早かったのか遅かったのかというようなことでどのように捉えているか、お話ください。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 言うはやすし行うはがたしでありまして、非常にこの判断に至るまでは緊張 いたしました。やはりこういう形で、実際の避難準備情報を出すということの事の重大さも含めて非 常な緊張感を持って臨んだという記憶があります。9時協議開始後、やはり非常にその辺は慎重に情 報収集に努めました。やはり避難をしなくて、それが回避できるのであれば一番ベストなわけであり ます。ただ、今回はそういう形で十二分それに対応する時間が逆に言うとあったかなということであ りますので、以後のこういう類似の対応については非常に参考になるケースであったなというふうに 思っております。振り返りまして検証しますと、やはり夜間の移動というのは危険を伴いますので、 できるだけ早いタイミングでということで、明るいうちに出した効果は大きかったのかなと思います けれども、これが逆に言うと6時間、もしくは12時間ずれていたときには、夜間での判断をせざる を得ないということになりますので、非常にそこの部分の課題も残しながらの今回の避難準備情報の 発令だったというふうに検証をしております。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 市政クラブで千葉の市町村セミナーで防災の講習を受けてまいりましたが、 このときにも指摘されていたことがやはり行政と地域の消防団、そして自主防災組織、これの連携と いうのが避難後の地域住民の心のケアだとか、いろんな面で非常に重要になってくるというふうなこ とで、そういう意味合いからしてもやはり今回は消防団の避難誘導等の実務はなかったにしても、そ の団体、自主防災の団体等に準備を促すことができたというふうなことで、非常に実務を目の前にし たよい訓練になったのだなというふうに思います。今後これからの気象変動を考えると、怖いのはも っとスピードのある竜巻関係だとか、そういう突発的に発生する災害に対して間髪置かずにご判断を していただく、そういうことの大きな訓練になったのだろうと、こんなふうに捉えております。   そこで、ないにこしたことはないのですが、避難準備情報の次には避難指示、そして避難勧告と いうふうな段階になるわけですが、この避難準備情報を発令するに当たる基準というのはどんなとこ ろに置かれたのかなということで、ちょっと改めて防災情報の欄にはあるのだろうとは思うのですが。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 避難準備情報につきましては、避難勧告の前の段階という形になりますけれ ども、ただ今回1つ反省点として私自身が感じているのが、実は移動困難者とかそういう方々につい ては、避難準備情報が出た段階でもう逃げてくださいという形になるところの周知徹底がなかなかう まく理解されていない部分があったなというふうに思っています。そんな形で、移動に困難を要する 方々、また要援護者という形で仮登録をされているような方々については、避難準備情報でもうその 時点で移動してもらうという形です。早目、早目の移動になります。その準備情報から勧告、指示と いう形に行く、その段階的なものについては、それぞれの防災レベルの設定、これを厳密に一応つく ってはいます。ただ、今回の日本全国のいろんなケース見ますと、それよりも早く勧告、指示に切り かえて人命を救ったというケースもいっぱいあるのです。ですから、やっぱり机上のマニュアルにの っとったそれのみならず、やはり今回私どもがとったような、いろいろな気象情報とか関係機関との 連絡調整、そういうものを含めながら、ではこのタイミングで出そうというふうな形がより現場主義 的な部分が実は人命の安全を考えた場合には機能するのかなということを知り得た事例でもあったと いうふうに理解をしております。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) まさにその避難の困難者、ここを第一にまず保護するというふうなことの 発令なのだろうと思いますが、介護施設の方々とちょっと懇談する機会がありまして、避難準備情報 のあり方の中で避難準備、避難所として指定されている介護施設もありますし、そこにおられる要介 護の方たちも実際いるわけですね。だから自分たちの立場は、避難者を受け入れる側になるのか、避 難者を避難させる側になるのか、このところがいま一つ明確ではなかったと。今回以上のものが発生 した場合、自分たちの立ち位置はどうあるべきかというふうなことが非常に今後の課題として残った というふうな話が出ておりますが、その辺について、行政側として次のステップといいますか、はっ きりとした指針を持っておく必要があろうかと思いますが、この件についてはどんなお考えでしょう か。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 当然そういう現実に向き合うことになったのだろうというふうに思っており ます。先ほど来申し上げておりますとおり、我々行政としても大きな教訓を得ましたし、いろんな課 題も明らかにすることができました。幸い今まだ災害に直撃されておりませんので、時間あるわけで ありますから、この中で検証してそれに対応する方策をつくり上げることは今できるわけであります から、早速やっているということです。介護保険関係施設の皆さん方って、多分みんな同じような悩 みを抱えていらっしゃるのだろうというふうに思っておりますので、援護施設も含めてでありますけ れども、いろんな形で行政としての役割もあるわけであります。指定をしている行政の立場、責務も あるわけでありますので、その中で整理をさせていただければなというふうに思っております。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 私もその懇談の中で、やはりいろいろ考えることがあったのですが、例え ば明るい今回のように日中の場合、職員が多いので、何がしかの対応はとれると、そういうふうな対 応の自信もあるというようなお話。ただ、夜間宿泊となると、これが利用者と職員の数のバランスが 非常に逆転してくる。ここに避難情報等の発令があった場合、いきなり発令されても非常に対応がで きない。そんな場合、では何が必要なのか。自分たちの職員を緊急的に集めるということの困難さは 非常に感じているようでありますが、ここについてやはり行政の消防組織だとか、地域の消防団等の この辺のボランティアを含めた体系的な地区ごとに、どこにどれだけの介護施設があって、そこに夜 間どの程度利用者がいて、そのようなことをしっかり行政側でも包括支援センター等で把握しながら、 そういう準備態勢も整えておく必要があるのではないかなというふうに私は感じたのですが、いかが ですか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) まさにおっしゃるとおりだなというふうに今聞いておりました。先ほど来申 し上げておりますとおり、今回日中の発令でありましたので、比較的移動困難者の皆様方も余裕を持 って明るい中で動くことができました。しかしながら、この状態にありますと、例えば消防団とか自 主防災組織の機能を活用しようと思っても、皆さん勤務に従事されておりますので、全くもって当て にできないという状況があります。逆に言うと、夜間になると皆さんおうちにお戻りになって、消防 団も自主防の組織もある程度スキルアップしていくという形になるわけですから、その時間、どのタ イミングで出すか、それの中に介護保険施設がどういう形で配置をされていて、そこの手がまさに日 中は手が足りているけれども、夜が大変だ。町内各集落では、また逆の状況が発生するというような ところもトータルで考えたときに、やはりどこかでしっかりとコーディネートしながらそこのところ の、では発生のケースによって動くよねということを常々からシミュレーションしておくというのが 大切かなというふうに思っておりますので、そんなところも少し幾つかの訓練のタイミングとかそう いうものを見つけて、やっぱりこれはやめずに継続して、いつも言っていくということが大切だと思 いますので、そんな取り組みをさらに進めたいと思います。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) ぜひそういう方向性で、しっかりとした背景を確立していただきたいと思 います。   ちょっと細かい話をお聞きしたいなと思います。実際避難された方が約78人ほどいて、各地区 にそれぞれいたわけですが、これは宿泊まで伴った方というのはいらっしゃるのでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 全て朝までおられた方でございます。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) ということは、午後からですから、夕食、朝食、そして宿泊の寝具等々あ ったと思いますが、その辺についての流れ、要は食事の配備について不手際がなかったとか、寝具に ついて足りていたとか、あとはプライバシーを確保するための間仕切りなんかはどのような格好であ ったかないか、その辺ざっとした説明で構いませんが、お聞かせください。   以上。 〇副議長(大滝国吉君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 実は準備につきましては、9時半から避難所の準備態勢を協議してまい っております。今ご回答の前に、先ほど恐らく川村議員おっしゃったのは、福祉避難所の話だと思う のですけれども、福祉避難所につきましては防災計画で各施設に協定を結んでおりまして、どこどこ の施設何人、どこどこの施設何人ということで受け入れ態勢は協定書を組んでございます。ただ、実 際今現在の利用者を考えた場合どうなのかというのは少し不安残るところですが、市長が先ほど答弁 申しましたように、そういった体制はより強固に行っていきたいと思っております。   それで、体育館の関係ですが、寝具につきましては毛布を2枚ほどずつ配付をしてございます。 ただ、反省点としては、その毛布使った後に持ち帰ってもいいよということを一言申し添えればよか ったかなというふうに思っております。それから、間仕切りについては、残念ながら今回は用意でき ませんでした。それから、ダンボールベッドも当市については買ってございませんので、今後は用意 しておきたいと、新年度の予算で用意しておきたいなというふうに思っております。   それから、食事につきましては、本当に緊急対応ということで、アルファ米だとか缶詰だとかの 配給を行ったということでございまして、中には余りにも食事が粗末だねというふうなご意見もいた だいておりますが、その辺はご勘弁願いたい。   また、避難される方については、ご夫婦で避難された方もございまして、リュックサックをしょ って避難されてきたということです。   それで、私どもとしては、体育館の床はかなり冷たくてかたいだろうという配慮から、村上体育 館については格技室、柔道場を用意したわけでございますが、逆にそれが夜中人が歩くたびに揺れる と、床が揺れるのでということで反省をいただいております。   先ほど来川村議員さんおっしゃったように、消防団とか自主防災組織のご協力云々という話は出 ましたが、今回の災害避難準備につきましては、区長様のご協力はかなり大きかったです。といいま すのは、送ってくださる区長様、それから6時に避難所を閉鎖するわけでございますが、6時に区長 さんみずから迎えに来てくれた区長様もおいでになります。それから、議員テレビで拝見したと思う のですが、村上体育館にはお年寄りのお世話、話し相手に来ましたというボランティアの方も大勢お いでになりまして、改めて村上市民の温かい心といいましょうか、親切といいましょうか、そういっ た気持ちがわかったなということで、非常に意義深い訓練ではないのですが、対応だったかなという ふうに思っております。   以上です。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 非常に市民の自主的な活動が功を奏したなというふうな感じです。ただ、 今あれだったの敷き布団については、では手当てがなかったのかなという、床の上にそのままあれだ ったのでしょう。 〇副議長(大滝国吉君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 申しましたが、毛布を2枚ほどで、敷き毛布とかけ毛布ということでご ざいます。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) ちょっと季節によっては、毛布での敷き布団かというのは非常にご高齢の 方、特に私みたいに脂身のあるのはさほど問題ないのですが、おやせになっている方はつらい状況で はないかなというふうに感じますので、その辺も今後の課題だろうと思います。   本部と各避難所との連絡体系というようなことで、今区長さんのご協力が大きかったというお話 がありましたが、ある区長さんから要は最初村上特別支援学校も避難所になっていたのだけれども、 行ったら入れなくて村上高校に移ったのだよみたいな話でちらっ話しされていたので、その辺情報の 伝達にちょっと統率がとれない部分もあって仕方ないのだろうと思うのですが、県の施設というのは その辺、市の施設と違って土日、用のないときは非常に避難場所とされていても開場するのに時間が かかったり、不都合が発生する可能性があるのかななんて思って聞いていたのですが、その辺は事実 的にはどうだったのでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 全てを拠点避難所というわけにはいきませんでした。といいますのは、 村上地区におきましては、拠点避難所は村上小学校と村上南小学校でございます。ただ、この2校に ついては、ちょうど外壁工事で足場を組まれていまして、強風によってその足場が飛んでくる可能性 があるということで、急遽村上体育館と村上高校さんにご協力を願ったということでございます。ま た、ある区長様から、何で村上高校なのだというふうなお叱りもいただきまして、私どもの町内は村 上桜ケ丘高校に避難するということになっているということで、その辺はお叱りをいただいたのです が、各学校、校長先生から非常にご協力をいただきまして、今後例えば避難物資等については学校に 配置したほうがいいのでなかろうかとか、例えば1点これもお叱りを受けたわけでございますが、拠 点避難所、岩船地区でございますけれども、岩船小学校ということでなっていたわけですが、台風と いうことになりますと水が出るということで、岩船小学校ではなくて岩船中学校に本来すべきところ を岩船小学校ということで当初放送を流してしまったということで、途中から岩船中学校に変えさせ ていただいたということで、本当に大変申しわけなかったというふうに思っております。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 県外では誤報が大きな災害を誘発する事例もございますので、そこのとこ ろはしっかりとした情報伝達を心がけていただきたいと思いますが、1つ気になったのがこのときに 支所と本部との避難所との連携を職員の携帯電話でというふうなお話だったのですが、ご承知ですけ れども、大災害になると携帯電話は不通になる可能性が高いのですが、その辺の二番煎じといいます かはどのようなことで対応される予定ですか。 〇副議長(大滝国吉君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 今年度実は予算をいただきまして、11カ所学校にNTTの臨時の電話 回線を設けることにしてございますし、また次年度以降、これは国の総通局の補助事業ですが、観光 と防災を兼ねたWi―Fiの整備に手を挙げようと。それは、どういうことなのかというと、防災だ けなくて、学校における例えばタブレットの利用ですとかいうことで考えてございます。当然ながら 災害になりますと、Wi―Fiであろうが携帯であろうが音声データは遮断されますので、そういう ことで情報の構築を図っていきたいと思っております。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 先ほど市長から専門士の配備について要検討というふうな、まだそういう 段階であるというふうなお話でしたが、やはり昨年の同様の質問については地域の協力と、そして本 市の職員の防災に対するスキルを持ってすれば、あとは国、県の情報を集めることによって、特に専 門員を配備しなくてもやっていける体制であるというふうなことをおっしゃっていたので、まさに今 回この準備情報という状況ではあったのですけれども、おっしゃられているような結果ができたのか なというふうなことは感じておりますが、しかし災害そのものはまだまだ大きなものがいつ来るかわ からないというふうな状況でございますので、市で育てる50人規模の防災士、これ各地区に1人ず つ配置というふうなことが最終目的であったと思うのですけれども、この辺については現状、昨年と 変わっていないでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 防災士の部分につきましては、まずもってやはり各集落にお一人いていただ くのが一番やっぱりこれは、そこに暮らす人の安全側なのだろうと思いますけれども、では集落1人 でいいのか。大きな集落もありますし、いや、お一人で全部の各戸の世帯を把握できる方もいらっし ゃるという町内もあるわけですから、その辺は今後少し柔軟にといいますか、フレキシブルに対応し ていきたいなというふうに思っておりますし、防災専門員の部分につきましては、先ほども答弁で申 し上げましたとおり、やはり村上市広うございますので、いろいろな事象を想定しなければならない。 そのときに、やはり我々の経験則だけでそれをクリアしていくことが可能かどうかという非常に大き な課題にも直面をいたしておりますので、ぜひ前向きに検討していきたいというスタンスで今います。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) ぜひより安全、安心な地域づくりのために、そういうところも手当てをし ていっていただきたいと思います。   これ2項目めとかぶりますが、トイレの洋式化について若干お伺いします。先ほどの川崎議員に 対する質問の答弁で、ほぼお聞きしたいことは情報を得ておりますが、若干避難所と絡み、私のほう は絡みでここはどうしてかなと思うところが何点かあったのでお聞きしますが、まず小中学校は全て 一応避難所として指定されております。ここについては、場所によってはトイレの水洗、洋式化の差 はありますが、これは耐震化工事等にあわせての改良、そのときにというようなことで、ここはやむ を得ないところがあるのだろうと思っております。もう一つは、保育園のほうの水洗化率のほうもち ょっと確認をさせて〔質問終了時間10分前の予告ブザーあり〕いただきましたが、これについてち ょっと疑問が出たのが、あくまでも避難所として捉えたときの、要はこれも市町村セミナーでの避難 所であっただけでいいということではなくて、快適な避難所であることがこれからの防災をしっかり やっていく上では大切な要点であるという中で、やっぱりトイレという話も出ておりましたので、あ えてお聞きするのですが、山辺里保育園、向ヶ丘保育園、みのり保育園、それからあらかわ保育園、 これは大人用のトイレは100%洋式化されているにもかかわらず、ここは避難所として指定されてい ないのですが、何か不都合があるのでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 総務課長。 〇総務課長(佐藤憲昭君) 保育園については、避難所には指定していない不都合につきましては、 その周辺にかわる避難所があるということでございまして、特に保育園等については管理上のことも ありますので、避難所に指定していないということだと思います。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) あくまでもこれ快適な避難所という視点で申し上げるのですが、ではその 近くに集落センターがあったりいろいろするのだろうということは想定できますが、そこといろんな 避難生活、今回も1泊をされたわけですが、その間やはり頻繁にトイレ行く方は数回行かれるだろう というふうなところを考えると、そこの見直しというのは市の所有している施設をあくまでも有効に 活用する等から見れば、検討する余地はあるのかなと思いますが、いかがですか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 避難所の果たす役割を考えたときに、今議員おっしゃるとおり、快適な避難 所というのが非常に耳ざわりのいい言葉なのですけれども、避難所って多分急性期に避難をして、生 活をする場ではないということだと思います。でもやはり今までの経験則からいきますと、2日、3 日、4日、1週間は多分なかなか我慢し切れないと思うのですけれども、その時間が経過する中にあ って、やはりどんどん、どんどんと個人のプライバシーの問題だとか、要求だとか、いろんなものが 出てくる。それが快適さにつながっていないという時間がもたらす影響が出てくるのだと思いますの で、それは仮設の仕組みの中で、先ほどうちはダンボールベッドありません、間仕切りもありません でしたけれども、それがあることによって少なからず避難所としての機能を有しながら、快適な環境 を提供するということも可能なのだろうと思います。それと、避難所という使い方と常に日常的に使 っている施設というののすみ分けもこれはしていかなければならないわけでありますから、その辺の ところを整理をして考えていくということも大切だなというふうに思っております。ただ、ご指摘の 部分については同感でありますので、しっかりと肝に銘じて今後の対応に当たらさせていただきたい と思います。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) 決して旅行に行く快適さを申し上げているつもりはないのですが、先ほど 川崎議員から指摘あったように、高齢者だけではなくて、我々のような体型になってしまうと、非常 にここはトイレというのが大きなキーワードになってくるのであえて申し上げたのですが、やはり1 泊であれ、その足の曲げ伸ばし、これが非常に苦痛になる。特に緊急時については、いろんな心的な 要因もありますので、そこにそれを緩和できる施設が隣にあるのであればというふうな見方に必ず人 間てなっていくものだなというふうな思いもありますので、その辺のことをちょっと考えていただけ ればと思います。   あと最後に1点だけ、学校の洋式化の中でトイレの洋式化の中で、これある新聞情報でちょっと 見たので、私自身がはっきりとした確証ないのですが、行政のほうで確認できればと思いましてお聞 きしますが、洋式トイレで使用する水量と和式のトイレ、お互い水洗ですが、この場合の水道量につ いては、洋式のほうが水道量の〔質問終了時間5分前の予告ブザーあり〕削減に大きな効果があると いうふうな一説があったのですが、こういう考え方で捉えたことはございませんか。 〇副議長(大滝国吉君) 学校教育課長。 〇学校教育課長(遠山昭一君) 水道の量で検討したことはありません。 〇副議長(大滝国吉君) 川村敏晴君。 〇11番(川村敏晴君) ちょっとこれも確証のある情報でないので、非常にこれ以上突っ込めませ んが、いろんな観点から耐震工事に問わず、やっぱり必要性を感じた部分については予算措置をして いただいて、よりよい地域をつくっていただければということをお願いしまして、これで私の一般質 問を終わらせていただきます。   ありがとうございました。(拍手) 〇副議長(大滝国吉君) これで川村敏晴君の一般質問を終わります。   午後3時5分まで休憩します。           午後 2時51分  休 憩                                                        午後 3時05分  開 議 〇副議長(大滝国吉君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。                                              〇副議長(大滝国吉君) 次に、24番、山田勉君の一般質問を許します。   24番、山田勉君。(拍手)           〔24番 山田 勉君登壇〕 〇24番(山田 勉君) 新政村上の山田勉です。議長のお許しをいただきましたので、ただいまか ら一般質問させていただきます。   3項目ございます。1項目め、除雪体制について。ことしも大雪が予想されますが、ひとり暮ら しの高齢者世帯への対応や、特に障がいのある方などへの除雪対応が非常に困難をきわめている状況 にあると思いますが、これらどのような対応をお考えか、伺います。   A、通学路に対する除雪については、通学に支障を来さないようにしていただきたいと思います が、市の対応についてお伺いします。   2項目め、空き家の現状について。少子化、高齢化に伴い急激な過疎化が進んでいる地域もあり、 空き家がふえ、防犯、防災、衛生上の問題が多くなってきております。また、空き家の劣化が進み、 毎年の調査が必要になってくると考えます。ついては、以下についてお伺いします。   @、市民からの情報提供があると思いますが、今までどのくらいの空き家の情報が来ましたか。   A、情報提供があった空き家については、実態調査が行われましたか。   B、空き家バンクの申し込み状況についてお伺いします。   3項目め、特別養護老人ホームの入所待機者への対応について。特別養護老人ホームの入所待機 者を減らす対策について、昨年の第4回定例会の一般質問で質問したところ、地域密着型特別老人ホ ームを2施設、58人分、小規模多機能型居宅介護2事業所、50人分、認知症対策型共同生活介護4 ユニット、36人分計画しているとのことでした。これにより現在は待機者は減ったと思いますが、 現在の状況及び今後の予定についてお伺いします。   答弁をいただいた後、再質問させていただきます。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。           〔市長 高橋邦芳君登壇〕 〇市長(高橋邦芳君) それでは、山田議員の3項目のご質問につきまして順次お答えをいたします。   最初に1項目め、除雪体制についての1点目、ひとり暮らしの高齢者世帯や障がいのある方など への対応についてのお尋ねでございますが、本市では高齢者等除雪費援助事業により、おおむね65 歳以上の高齢者単身世帯及び高齢者のみの世帯や障がい者手帳等の交付を受ける障がい者単身世帯、 障がい者のみ世帯等で、いずれも市民税非課税か均等割のみ課税世帯が老齢、病弱等により除雪作業 ができず、除雪の援助が受けられない、また除雪費用の調達が困難な方に対しまして、除雪作業員の 賃金補助として1回につき1万円を上限とし、年度内に3回まで支援を行っております。昨年度の実 績では、支援件数は83件となっており、神林地区1件、朝日・山北地区はそれぞれ41件、村上・ 荒川地区はありませんでした。また、この事業での除雪作業をしていただく事業者の登録も行ってお り、現在18社の登録がありますが、除雪作業をしていただく方につきましては、事業者だけでなく、 家族や親戚の方を除く町内の方などに依頼することも可能としております。なお、本日12月1日号 の市報お知らせ版で制度についての周知をさせていただいたところであります。   次に2点目、通学路に対する除雪についてのお尋ねでございますが、歩道除雪につきましては、 国、県、市及び住民とが連携し、冬期の歩行者空間を確保するため、雪みち計画により路線を選定し、 除雪を実施しております。ことしの冬の除雪体制につきましては、歩道除雪の業者数を昨年度より1 社ふやして13社としたほか、歩道除雪機を新たに2台購入して除雪体制の強化を図っております。 今後につきましては、学校周辺の通学路の歩道除雪を最優先とし、登校時間帯までの歩行者の通路の 確保に努めてまいりたいと考えております。   次に2項目め、空き家の現状についての1点目、市民からの情報提供など、今までどのくらいの 空き家の情報が来たかとのお尋ねについてでございますが、平成25年7月に村上市空き家等の適正 管理に関する条例が施行されてから、本年10月末までに管理不全の空き家等の情報提供件数は185 件となっております。   次に2点目、情報提供があった空き家についての実態調査は行われたかとのお尋ねについてでご ざいますが、情報提供があった空き家等に関しましては、全て現地調査と所有者等の調査を行ってお ります。調査結果をもとに、管理不全な空き家等の所有者等に対し、適正な管理をしていただくよう に助言・指導を行ってまいりました結果、91件につきましては所有者等に対応をいただき、そのう ち29件の建物は取り壊しをしていただいております。残りの空き家等につきましては、所有者等に 適正な管理をしていただくよう働きかけをしているところであります。   次に3点目、空き家バンクの申し込み状況についてのお尋ねでございますが、本市の空き家バン ク制度が平成23年10月に開始して以来、登録累計は61棟となっており、これまでに16世帯、33 名の方が移住され、また4世帯、10名の方が2地域居住され、合計で20世帯、43名の方が制度を 利用されております。そのうち県外から利用された方は12世帯となっており、大半は関東圏の方の 利用となっております。   次に3項目め、特別養護老人ホームの入所待機者への対応について。減らす対策を計画している とのことであったが、現在の状況及び今後の予定はとのお尋ねについてでありますが、現在の入所申 込者の状況といたしましては、今年度全国一斉に「特別養護老人ホームの入所申込等に関する調査」 が本年4月1日を基準日として実施され、要介護3の方が156人、要介護4の方が113人、要介護 5の方が66人の計335人となっております。また、要介護1及び要介護2の方で認知症や家族の虐 待等により、在宅における日常生活が困難な理由による特例入所に該当する方につきましては、要介 護1の方が16人、要介護2の方が37人の計53人であり、総合計で388人が入所申し込みをして おります。このうち在宅のひとり暮らしや高齢者のみの世帯の方、認知症がひどく家族の介護が困難 であるなど、緊急度の高い方は107人となっております。なお、介護保険法の改正により、平成27 年4月1日から特別養護老人ホームへの入所が原則要介護3以上の方に限定されたことから、入所申 込者は減少しております。今後の施設、事業所の整備状況についてでありますが、本年度は公募の結 果、認知症対応型共同生活介護で2事業所、看護小規模多機能型居宅介護の1事業所が平成29年3 月の開所に向けて事業を進めており、平成29年度では地域密着型特別養護老人ホームが1事業所、 認知症対応型共同生活介護では2事業所が整備を進めることとしております。なお、これまで応募の なかった地域密着型特別養護老人ホーム1事業所、小規模多機能型居宅介護1事業所、定期巡回・随 時対応型訪問介護看護1事業所の計3事業所につきましては再度公募することとし、入所待機者の需 要に応えられるよう努めてまいります。   以上であります。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   先に1の除雪体制についてなのですが、坂町駅前まで消雪パイプについて時間、朝晩のラッシュ が大変混んで事故があってもおかしくない状態が本当にすばらしい消雪パイプができまして、ことし から多分動くと思うのですが、本当にありがとうございました。これに対しまして、地下水とか井戸 水などのほうは大丈夫なのでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 坂町地区の消雪パイプでございますが、井戸掘削しまして取水量の調査 をしますけれども、十分散水には対応できる取水量を確保してございます。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 最初この駅まで何とか消雪パイプお願いしたいと、水がどうもねとかいろ んな話をしていたものですから心配していましたけれども、では間違いなく大丈夫ということでよろ しいでしょうかね。ありがとうございました。   市民は、消雪パイプや機械による除雪の整備をきちんとしてほしいと願っているわけでございま す。除雪の冬は、多くのお年寄りや身体障がい者にとっては、市民の活動を抑制しかねません。降雪 が続き、しかも朝方にまとまって降るというケースがありますが、昨年度の反省、振り返って、この 辺はことしから変わったなということございますか。 〇副議長(大滝国吉君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 先ほど市長答弁に申し上げましたように、朝方にたくさんの雪降ったも のですから、車道除雪も一部間に合わなかった部分もあります。そしてまた、歩道除雪につきまして も遅くなった部分もありました。その関係で歩道除雪につきましては、作業体制の見直しをしました。 それと、あわせて歩道除雪機械を増強しまして、その体制に当たってございます。   なお、朝方の雪、大きなのがたくさん降る雪の体制につきましては、パトロール等を強化しまし てその対応に当たることにしております。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 高齢者世帯には、限度額3回まで1万を出すということでございますが、 屋根の雪おろしもそうですが、玄関から道路までの雪のけもこれも入るのですか。除雪といいましょ うか。 〇副議長(大滝国吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 除雪費援助事業につきましては、屋根の雪おろしが対象になってお ります。屋根の雪おろしをした、その雪の排雪する必要がある場合、一緒に自宅の前の通路といいま すか、そこも除雪することも可能だと思いますので。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 昨年はあれですが、屋根の雪おろしだけということであれですけれども、 中にはやっぱり玄関から道路まで何とかしてほしいという要望も結構あったのではないでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 介護高齢課長。 〇介護高齢課長(冨樫孝平君) 中には、そういう方もおられます。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それでは、1に関してはこれで終わりたいと思います。   2の通学路に関して、おおむね7時半まで歩道の確保を通学に間に合うように目指しているわけ でございますよね。小学生が7時を過ぎると家から出かけて、学校に向かって現にいるわけです。そ してまた、通勤、通学のラッシュとなると、7時半前後になると結構通りもそこのところへ最後30 分までということで集中的にやると、これ30分ぐらい早めることはできないものですか。 〇副議長(大滝国吉君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 場所場所によって、7時半となってございますが、遅くとも7時半とい うようなことでございますので、6時半にはあいているところもあれば、7時にあいているところが あるかと思います。遅くても7時半というようなことでございますので、ご理解いただきたいと思い ます。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 特に通学の場合は、今バスが出ていますから、そういう面では子供たちは 助かる部分も結構あると思いますけれども、中にはやっぱり多少徒歩遠いものだから少し早目に出て、 7時10分ぐらいになればもう出ている集落もあるみたいなのです。そうすると、その場所場所によ ってといいますけれども、やっぱり業者は7時半までちゃんとやればいいのだという頭にあるわけで すから、恐らく、いや、もうちょい30分早くすればもっときれいになって、安心して子供たちも歩 ける、そしてまた除雪車にはぶつからないとあると思いますが、いかがでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) スクールバスがあるところは比較的いいのでありますけれども、やはり徒歩 で通学をしているところは非常にこれは悩ましい状況で、その時々の雪の降りあんばいにもよります。 実際の除雪体制のところをいろいろお話聞きますと、これだけの延長がある中で同時にはできないの は当然であります。実際に歩道除雪、特に通学路の除雪に当たっている事業者の皆さん方、非常に夜 中から逆に動いたり、雪の降りあんばいを予測しながら、今やってもだめなのだけれども、このタイ ミングでやらないとだめだと、いろいろ工面をして頑張ってもらっていますので、やはりそれはその 雪道を利用する我々利用者側も含めてでありますけれども、お互いがそのことを理解をし合いながら 使っていくことが一番肝要かなというふうに思っております。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今先ほど答弁の中に、小型の除雪車でしょうか、何台かふやすということ なので、当然やっぱり小さい場所も完全に雪のけできるというあれですよね。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 歩道除雪用の小型除雪機ということで2台増設を考えておりますから、当然 そういうところを中心にしてやる予定にしております。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 旧村上、各町村には何台ずつ置いているのですか、その小型の機械は。 〇副議長(大滝国吉君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 歩道除雪の機械の地区ごとの数申し上げます。村上地区が12台でござ います。荒川3台、神林3台、朝日1台、山北1台、計20台ございます。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 私大ざっぱに見ましたら、山北は結構雪が多いところだと思うのですが、 1台で済むのですか。 〇副議長(大滝国吉君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 通学路の場合、完全に車道と分離された歩道がある場合は歩道除雪車で 入りますけれども、それ以外、路肩を通学されるパターンもございます。その場合は、車道除雪機械 で除雪するものですから、歩道除雪機械につきましては少なくて済むというふうな状況でございます。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) そこの場所も当然最後7時半までということで、やっぱり限定しているの ですか。 〇副議長(大滝国吉君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 先ほども申し上げましたように、それは降雪状況によります。朝方のた くさん雪降ったときは早く出て対応しますが、その時間帯に間に合わないというようなこともあると いうことでご理解いただきたいと思います。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ロータリーの除雪車は、各市町村には何台ぐらいあるのですか。昨年たし か2台入れたという話をしていましたよね。 〇副議長(大滝国吉君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 今ほど申し上げました歩道除雪車20台につきましては、これ全てロー タリー式でございます。かいたりするやつです。そのほかに車道用の大型のロータリー車が1台持っ てございます。車道用の大型のロータリー車でございます。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) この消雪パイプのことでお伺いしますが、実際問題いざ雪降ると消雪が思 うように出ていないところもあったり、またとんでもないところへ水が行ったり、反対に歩道のとこ ろまで行ったりするのですが、この準備のほうはちゃんともう何月ごろからやって、最低それを確認 しているのでしょうか。 〇副議長(大滝国吉君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) その質問につきましては、昨年度も同じ質問をいただいておりますが、 10月末に委託しまして、11月から入りまして点検に入ります。その点検が入って万全の体制とるわ けでございますが、雪が降る前に点検した後、雪降るまでの期間あきますと、消雪パイプのノズル4 個ついていますが、そこに砂が入ったりして、場合によってはいっぱい飛んでしまうというふうな状 況があります、実際降り始めのとき。その場合、再度点検してノズルを修正すると、直すと、修正す るというふうな作業をしております。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 消雪パイプ、井戸水からするのですけれども、今金気の水というか、茶色 い水が出て、ある集落に言わせると、それを直してくれと言ったらポンプ自体が壊れて、それで壊れ たままその冬期間はできなかったと、そういう点も聞くのですが、何カ所かありましたか、そういう。 〇副議長(大滝国吉君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 金気、それは恐らくさびによるものだと思いますけれども、実際そのポ ンプ作動しようとしたらポンプが故障して、どうもシーズン中に直せないというような場合は確かに あります。その場合は、そのシーズン機械除雪で対応させていただいて、翌年度工事費を予算組みま して、そのポンプを修繕するか、あるいは新設するかというようなことございます。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) たまに工事して、とまって、ポンプもだめになった。では来年度といった ら、担当者がかわって、それも何だか思うようにいかないという場合もあったみたいなのですが、い かがですか。 〇副議長(大滝国吉君) 建設課長。 〇建設課長(中村則彦君) 担当者がかわって思うようにいかなかったという話なのですけれども、 確認はしておりません。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) それでは、2項目めの空き家の現状についてお伺いします。今村上市は、 5地区ある各集落に必ずと言っていいほど空き家状態になっているお宅があると思われますが、祖先 伝来の土地、屋敷についてはなかなか手放せないというのが現状である中で、やっぱり完璧な建物を そのままにしておくと塩漬け状態になってしまっているというふうなことが多いものと思われます。 これからも村上市はふえてくるような想定されますが、やはり個人の財産とはいえ、この地域の活性 化を願う上でも、一軒でもそういう状況を改善し、人が住める、住んでもらえる状況にしていくこと が我々この村上地域の活性化につながる大きな鍵になるわけでございます。そこで、空き家の細かい 情報を提示して、そして空き家を提供したい方、利用したい方、それぞれ直接行政の担当窓口、メー ル、電話などしてもらい、これからの村上市の空き家対策に先ほど市長からも何人か何世帯が県外 12世帯ですか、それから43名の方が新しく入ったということですが、これからどういうふうな、そ の担当、専門専門でやるのだと思いますが、これからの。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 空き家バンク、これまで人口があったときに、それぞれの世帯で暮らしてい らっしゃって使っていた家がどんどん、どんどん人口減少とともに空き家になっていくということが あります。ただ、家の所有というものにつきましては、伝来のものも含めて所有者が必ず相続も含め てあるわけでありますので、第一義的には所有者がその管理をしっかりしていただければ何の問題も ないわけです。空き家でたとえあったとしても、常にメンテナンスをしていただければいい。ところ が、そういうふうな形で悩むのですから、いろんな形で空き家バンクを通じて借りていただいたり、 買っていただいたりということのコーディネートをしているということで、村上市の空き家バンクの 情報提供というのは非常にきめ細やかで、丁寧でわかりやすいなと私自身は思っています。その建物 の要素だけでなくて、その建物がある地域の風習ですとか、1年間の流れとか、そういうこともあわ せて情報提供しながら、ああ、ここを求めるとこんな生活が1年間できるのだなとか、自然環境も含 めていいなと思って見ているのですけれども、そんな中で20世帯、43名の方がこの制度を利用され て、こちらに移住されているということにもつながったのかな思っています。   あとそれだけでなくて、少しやっぱり専門の事業者がしっかりと空き家であることを確認した上 で、それを例えば売る、賃貸する、壊すというところをしっかりととりあえずできるような、そうい う仕組みをつくっておけば、それを専門的な立場の方がそれをコーディネートしていくと、空き家バ ンクとしてうちが情報提供するだけでなくて、もう少し加速できるかなということを考えております ので、少しその辺のところは事業として進めてみたいなというふうに考えております。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 初め買いたい方、その物件を見る方、実際問題は市役所に一報が入って、 いいところありませんか、こういうところありますということで紹介して、それで決まった場合はそ れが今度中心になる人はその2人だけで決める、それとも中に市の担当者が入るのですか、それとも 不動産屋が入るのですか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 何かいいところありませんかというアプローチというのは、なかなか少ない のかなと思っております。村上市がどんどん、どんどんアピールをしていって、例えば村上市の情報 を得て、あそこに住んでみたいなという、そういうケースもあるかとは思いますけれども、うちのほ うは空き家バンクを中心にしてやっているということにまずなっていると思います。いろいろなケー スがありますので、それは必ず役所に問い合わせが来ますので、そこを対応していくということにな ると思いますけれども、その実際の具体的な交渉の部分については、担当課のほうから説明をさせて いただきたいと思います。 〇副議長(大滝国吉君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(川崎光一君) 実際の交渉に当たりましては、市役所職員ではなく、宅建業者さん にお任せしております。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) いや、これ本当に人口がだんだん激減して、今市長が言われる20世帯の 43名も一遍に来られると。これからだんだんふえればこれほどいいことはないと思いますが、これ からますますふやしていくには、今よりプラスアルファして何か考えておられますか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) これが加速度的にふえていただくと、非常にありがたいのでありますけれど も、なかなかそれは望むべくもないというのが多分現実の話なのだろうと思います。ただ、お住まい いただいた方が非常に喜んでいただけるというのもこれ事実でありますので、やっぱり村上の魅力を 発信をして、実際に発信された魅力をそのまま受け取ってもらうと、ああ、本当にそういう土地だな と、それぞれの現役世代も含めて本当前線から退いた方も含めて、それぞれの選択をするときの年代 というのもあるのだろうと思います。ただ、そういうふうなところをいろいろなニーズに対してしっ かりと対応できるという準備を我々しながら、その情報をしっかりと提供していく。ですから、やっ ぱり情報提供というのが一番の私は確実で早く、また安定した空き家バンクの供給につながるのかな というふうに思っております。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) これに対しては、補助金とかそういう額的な補助しながらやっているので すよね。 〇副議長(大滝国吉君) 自治振興課長。 〇自治振興課長(川崎光一君) 空き家バンクにつきましては、利用者の方に空き家バンク移住応援 補助金という制度をご利用いただいております。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 先ほど危ない、危険な状態で、それを壊して何軒かやったということでご ざいますけれども、それは向こうも了解して、当然市のほうでやるのでしょうけれども、これに対し てもやっぱり補助はあるのですか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 市で直接何軒か壊したということはありません。それについての対応につき ましては、なかなかハードルが高い。現に各町内、集落の中にあって、それが本当に危ないというふ うな危険を感じるのですけれども、なかなかそれすぐに市がそれに対応するということはできない状 況であります。ただ、今回条例改正も含めて空き家対策をしっかりやろうということで、そのステッ プを踏むことができるようになりました。勧告をして、最終的には代執行という形までできるスキー ムはつくりましたので、それをやはりしっかりと運用していくというのが大切だということでありま すけれども、現時点で村上市は直接空き家を取り壊したという事例はございません。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 今までもやっぱり何件か裁判問題になったことありますか。この件で、要 するに壊した、いやいや、うちはまだ認めていないとか、そういうのはございませんでしたか。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) まだ一棟に対しても取り壊しを市が実施をしておりませんので、そういう状 況には至っておりません。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) ありがとうございました。   それでは、3項目の特別養護老人ホームの入所待機への対応についてお伺いします。全部でこれ 388人の場所の待機者はそんなにもうないということでよろしいのですよね。待機者。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) いや、我が市におきまして、まだ388名の方が待機をしていらっしゃいま すので、その方々のニーズに応えていないという施設の数として少ないということでありますから、 早急に対応するということで、今年度もそうですけれども、平成29年度においてもミニ特養を含め て施設整備にも当たっていきたいという考え方であります。まだまだ待機者がたくさんいるという認 識でおります。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) 388人の中には、1人で何カ所も申し込んでいる人もいるのでしょう。 〇副議長(大滝国吉君) 市長。 〇市長(高橋邦芳君) 純粋に待機をしている人でありますから、これが純粋な数であります。重複 している部分はないという理解をしていただいて構いません。 〇副議長(大滝国吉君) 山田勉君。 〇24番(山田 勉君) これからもどうかひとつ待機者の少ないように頑張っていただいて、私の 質問はこれで終わります。   ありがとうございました。(拍手) 〇副議長(大滝国吉君) これで山田勉君の一般質問を終わります。                                              〇副議長(大滝国吉君) 本日はこれで散会いたします。   また、明日も午前10時から一般質問を行いますので、定刻までにご参集ください。   大変ご苦労さまでした。           午後 3時40分  散 会