本文
奥三面ダム(おくみおもてだむ)
奥三面ダム(あさひ湖)
奥三面ダムは、村上市朝日地区から山形県鶴岡市を結ぶ朝日スーパーライン(県道鶴岡村上線)の途中にあります。新潟県が昭和42年の羽越水害を契機に、三面川流域の洪水防止、流水の正常な機能維持並びに発電を目的として、平成13年10月に完成しました。新潟県では最初の放物線型アーチ式コンクリートダムで高さは116メートル、新潟県庁の1・3倍の高さがあります。
このダムが完成したことにより、三面川流域の水量をコントロールすることが可能となり、下流にある三面ダムと共に下流で暮らしている人たちの生命と財産を守る重要な役割を果たしています。
また、このダムは磐梯朝日国立公園内に位置し、全国屈指のブナの天然林に代表される豊かな自然に恵まれています。その朝日山系の雄大な自然の魅力を生かすとともに景観に配慮した環境整備により、これからの観光や地域活性化に生かされています。
このダムの建設により、旧三面集落の民族と森林文化、さらには縄文時代を中心とした奥三面遺跡群が水没しましたが、遺跡で採掘した土器などは平成17年7月にオープンした「縄文の里・朝日 奥三面歴史交流館」で一般公開されています。
奥三面ダム建設事業は、ダム技術の発展に著しい貢献をしたと認められ、平成17年5月20日にダム工学会より「平成16年度ダム工学会技術賞」を受賞し、表彰を受けました。
所在地
村上市三面
交通手段
村上駅より車で約1時間
施設情報
駐車場、トイレ、休憩設備あり
【HP】 新潟県:三面ダムと奥三面ダム(新潟県ホームページ)
お問い合わせ
新潟県村上地域振興局地域整備部 電話:0254-52-7955