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大満虚空蔵尊
記事ID:0019415 更新日:2015年12月28日更新 印刷ページ表示
越後猿沢 大満虚空蔵尊
古くから福徳、知恵、円満を授かる仏として知られ、十二年に一度、丑年に本尊が御開帳されます。
所在地
村上市猿沢地内
交通手段
村上駅より車で約30分
虚空蔵尊縁起
当大満虚空蔵尊は、千二百余年の歴史をもつ古刹であり、聖武天皇の御字天平二年(七三〇年)僧行基が北国巡錫のおり、当地の民を救わんとこの山に登らせ給い、山頂の池にて身を清め、一刀三拝して大満虚空蔵尊を刻み、山の岩窟に安置せり。その後、保元二年(一一五七年)越後乱世のため、後鳥羽上皇第三皇子雲上佐一郎公を下向せしめに、佐一郎公奇談に感じ、この山に登り、一字を建立し、岩窟の大満虚空蔵尊を安置されたのが奥の院と称する堂であり、この山を虚空蔵山と呼び、池を菩堤池と称す。
これより後、元和四年(一六一八年)村上城主堀丹後守直奇公、大満虚空蔵尊信仰厚く、その霊験四方に知るところなれど、当山女人結界なれば衆生済度のため、別堂一乗院をしてニレ沢に一字建立せしめ、一体分身御尊像を安置奉り衆生に無量の福徳、知恵、円満を授からん事をご祈願されたのが拝殿である。
古くから武人衆生の帰依厚く、俗に福徳、知恵、円満の仏として近郷近在の善男善女に親しまれてきた。
また、十二年に一度丑年に御開帳を設けている。
案内図