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笹川流れ
国の名勝天然記念物(県立自然公園)に指定されており、今や美しい海の代名詞といってもいい、見事な景観を誇る延長11キロメートルの笹川流れ。その名は、岩の間を盛り上がるように流れる潮流を、中心地笹川集落の名にちなんで付けられたといいます。四季折々、それぞれの魅力を放つ笹川流れ。一度訪れたら、この素晴らしい景色のとりこになることうけあい。鑑賞に値する美があります。
石碑
文人、頼山陽の子で詩人、幕末の志士であった頼三樹三郎が、男鹿と松島の景観を併せもつ笹川流れの景観をたたえ詩を詠んだものです。
笹川流れにそびえ立つ岩の数々
笹川流れの風景は車からも眺めることができますが、遊覧船に乗り、海岸にそびえ立つ岩を眺めるのがポイントです。自然が造り出した雄大な造形、美しさを存分にご鑑賞ください。
眼鏡岩
美しい笹川流れの景観を、より高めてくれます。
びょうぶ岩
大きな岩山が、まるでびょうぶのように立ち並びます。
恐竜岩
恐竜が、両手をついている姿を連想させます。
舞子岩(写真左)とニタリ岩(写真中央)
舞子岩は、義経の労苦をねぎらうため、義経の家来がこの岩をバックにして、船上できれいな舞を披露したことから、この名が付けられました。ニタリ岩は、源義経を笑わせたという、ユーモラスな岩。
君戻し岩(きみもどしいわ)
源義経が笹川流れの大きな景色に気がつかず、何気なく通り過ぎてしまった際に、義経の家来が景色を見せようと呼び戻したことが名前の由来となっています。
汐吹岩(しおふきいわ)
岩の中央に大きな空洞が開いており、洞窟の天井には穴が開いており、大波が入ると天井の穴から汐が吹き上げることから、この名がつけられています。
※この他にも数多くの岩が存在します。
詳しくは「笹川流れ観光汽船HP」をご覧下さい。
笹川流れの区域
村上市浜新保集落内「鳥越山」より村上市寒川集落内「狐崎」までの約11キロメートルの海岸線
笹川流れ(鳥越山)までのアクセス
日本海東北道村上瀬波温泉ICから県道、国道345号線を北上し、約30分。
鳥越山より狐崎まで約15分。
※途中数ヶ所に駐車場がございますので、路上駐車はお止めください。