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アルコールと自殺

記事ID:0036951 更新日:2024年3月1日更新 印刷ページ表示

アルコールと自殺

 1日1合程度の適量な飲酒は、気持ちをリラックスさせたり、血液の循環を良くするなどの作用もあります。しかし習慣的な多量飲酒は自殺の危険を高め、毎日2.5合以上飲酒する人はアルコールを飲まない人と比べると自殺の危険が2倍以上になるという報告もあります。

適量の飲酒

 
酒の種類 アルコール度数 飲酒量 純アルコール量
日本酒 15% 1合(180ml) 22g
ビール 5% ロング缶1本(500ml) 20g
ウイスキー 43% ダブル(60ml) 21g
酎ハイ 5% ロング缶1本(500ml) 20g
酎ハイ(ストロング) 9% ショート缶1本(350ml) 25g

 令和元年度の特定健康診査受診者の質問票から、1日当たりの飲酒量が「3合以上」と回答した人の割合は、男性は県平均に比べて高くなっています。この傾向は以前から続いており、多量飲酒の人が多い状態となっています。

 アルコールを繰り返し多量に摂取した結果、アルコールに依存し精神的および身体的機能が慢性的に障害される状態を「アルコール依存症」と言い、長期間多量に飲酒すれば誰でも「アルコール依存症」になる可能性があります。

アル中

 症状としては、  

  • 飲酒したいという強烈な欲求がわきおこる
  • 飲酒のコントロールがきかず節酒ができない
  • アルコールがからだから切れてくると手指の震えや発汗などの離脱症状がでる
  • 以前と比べて酔うために必要な酒量が増える    など

  アルコール依存症は、ただ単に個人の性格や意思が弱いなどの問題ではなく、精神疾患と考えられていますので、早めに専門機関への相談や受診が必要です。

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