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すくすくコラムVol.11

記事ID:0020950 更新日:2016年3月28日更新 印刷ページ表示

赤ちゃんの皮膚トラブルを防ぎましょう!

 赤ちゃんはよく皮膚のトラブルを起こします。それは、大人と違った特徴があるからです。

  1. 乳幼児の皮膚の真皮の厚さは大人の2分の1~3分の1。薄くて傷つきやすいので、洗うときやふくときはごしごしこすってはいけません。
  2. 皮膚はウイルスや細菌などの有害物がからだに入り込まないよう防御しています。また体内の水分が抜け出ないように守ります。これを皮膚の「バリア機能」といいますが、赤ちゃんはこの力が未熟です。
  3. 「すべすべお肌」というイメージがありますが、その逆で生後2~3か月過ぎてから思春期前までの子どもの肌は乾燥しやすいです。
  4. 乳幼児は新陳代謝が盛んで、汗っかきです。こうした赤ちゃんの肌を健康に保つには、「清潔」、「保湿」が大切になります。

お風呂で毎日きれいにしましょう

皮膚を清潔に保つためにも、お風呂に毎日入れましょう。最初の1か月くらいはベビーバスが安心です。
洗うときは石けんを泡立て、泡で包むように手でやさしく洗います。汚れのたまりやすいくびれ部分のほか、おでこやほほなど顔もガーゼと石けんで洗います。泡が残らないようにしっかりと洗い流してあげましょう。
洗ったあとは乾燥防止に保湿クリームやローションを塗りましょう。

新生児の湿疹について

生後すぐから2か月ごろまでの赤ちゃんは胎児期にお母さんからもらった女性ホルモンの影響で皮脂分泌が盛んです。顔に出るにきびのようなポツポツもそのためです。石けんで洗うなど「清潔」と「保湿」のケアが大切です。
まゆ毛やひたいにできる黄色いかさぶたのようなものは脂漏性湿疹です。これも皮脂分泌が盛んなためですから、石けんで洗います。かさぶたは無理にはがそうとせず、入浴前にワセリンやベビーオイルなどをつけ、ふやかしてから洗います。軽いものなら何度か洗えば自然にとれますが、ひどい場合や治りが悪い場合は皮膚科または小児科に相談しましょう。

    子育てや子どもの成長などの相談があれば、いつでも保健師までご相談ください。