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すくすくコラムVol.15

記事ID:0025548 更新日:2016年11月24日更新 印刷ページ表示

ばい菌バイバイ!~感染症に負けないために~

子どもが熱を出したり、咳が止まらず苦しそうにしていると、親は心配になりますよね。

これからの季節、インフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行します。

そこで、今回は感染症予防について、お話ししたいと思います。        

子どもは免疫の学習をすることで、感染に強いからだをつくっていきます。

生まれて6か月頃までは、お母さんからもらった抗体でからだを守ります。その後は、子ども自身で守っていく必要があります。

子どもは、病気にかかり、抗体を作る「免疫の学習」をして、感染症に強いからだを作っていきます。そして、4歳頃には、大人並みの抗体を作る力「免疫力」を獲得します。

病原体との戦い

ウイルスなどの病原体は、口や鼻、のど、気管支、胃腸などから侵入します。これらの粘膜に病原体がつくと、粘液を出して外に排出します。それがくしゃみ、鼻水、咳などの症状として現れます。排除できなかった病原体は、血液中の白血球やリンパ球が攻撃します。これが、腫れたり熱が出たりする症状です。

抗体を作る

その後、やっつける相手を学習します。次に同じ病原体が入ってきたときのために、リンパ球が自分との違いを見分け、記憶し「抗体」を作ります。これによって、同じ病気にかかりにくくなります。こうして、感染に強いからだを作ります。予防接種は、この免疫力を利用しています。

風邪などの型が変化しやすいウイルスの場合は、抗体が作れないため何度もかかります。繰り返しかかることで、からだは戦う方法を学んでいきます。

普段から、バランスのとれた食事や生活リズムを整えることで、粘膜、リンパ球や抗体など、からだの細胞を元気にしておきましょう。

子育てや子どもの成長などの心配なことがあれば、いつでも保健師までご相談ください。