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すくすくコラムVol.27

記事ID:0046336 更新日:2019年11月21日更新 印刷ページ表示

おしっこをする力を育てよう

おしっこの間隔が2時間ぐらいあくようになったらトイレトレーニングを始めましょう

膀胱に100~150mlぐらいのおしっこをためられるようになると、おしっこの間隔が1時間半以上あくようになります。トイレトレーニングを開始するには、膀胱に一定の量のおしっこがためられることが必要です。

膀胱の容量
新生児2歳大人
30~50ml250ml500ml

自分の意思でおしっこを我慢したり出せるようにするには、何を育てていけばいいでしょう?

脳がおしっこを意識し、脳と膀胱をつなぐ神経を育てることです。

脳と膀胱をつなぐ神経

 どうやって育てるの?      

脳におしっこの意識をさせます

トイレに誘い「おしっこがでる感覚」を意識させましょう。最初は偶然から始まります。朝目覚めた時、お昼寝の後、間隔があいた時など、オムツが濡れてない時が誘うチャンスです。
布パンツに変えて、布パンツがぬれることで「おしっこがでる感覚」を覚えさせましょう。

膀胱の容量を大きくします

膀胱にギリギリいっぱいまで、おしっこをためる(我慢する)ことで膀胱は大きくなります。
少しずつトイレに誘う時間を伸ばしていきます。

膀胱や尿道の筋肉を育てます

筋肉は、体を使った遊び(全身運動)をすることで育ちます。

脳と膀胱をつなぐ神経は4歳半で完成します

自分の意思で自由におしっこを我慢したり、出したりできるようになるには、学習する時間が必要です。誰もが何度も失敗しながら学習し大人になっているのです。焦らないでください。

おしっこを我慢して失敗した時は、叱らずに、我慢できたことをほめてあげましょう。

子育てや子どもの成長などの心配なことがあれば、いつでも保健師までご相談ください。