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ヒートショックにご注意を!

記事ID:0071285 更新日:2024年10月18日更新 印刷ページ表示

ヒートショックにご注意を!~正しくお風呂で癒されましょう~

 冬場のこの時期、浴室や脱衣場・トイレなど室内でも特に寒いと感じる場所はありませんか。
 そのようなときに注意してほしいのが「ヒートショック」です。
 例えば、暖かい部屋から寒い場所へ移動すると、その気温差で脳や心臓などに悪影響を及ぼしてしまうことがあります。この現象がヒートショックです。人間が寒さを感じたとき、心拍数を上げて全身の血流を増やし体温を一定に保とうとしますが、同時に血圧も上昇します。この際、急激に上昇してしまうと体が耐え切れず、脳卒中や心筋梗塞を発症する危険性があります。
 寒い脱衣場や浴室で冷えた体のまま熱いお風呂に浸かったり、寒いトイレで排泄する際に力いっぱいいきむなど、急激に血圧が上昇するような行動は危険が伴いますので注意が必要です。中でも入浴中の急変は溺水や溺死など重大事故につながりかねません。おうちで高齢者が入浴する際は、こまめに家族が声掛けをするなど見守りをお願いします。

ヒートショックを防ぐ7つのポイント!

【入浴前】

 1 こんなときは入浴を避けよう。

  ●食後すぐ ●飲酒した後 ●医薬品の服用後

 2 脱衣所や浴室を暖かくしよう。

  ●脱衣所の暖房を入れる ●浴槽のふたを開けておく

 3 入浴前は家族に声をかけよう。

  ●早期発見のため、家族もこまめに様子を見に行こう

【入浴中】

 4 かけ湯をしよう。

  ●心臓に遠いところから、足→腹→胸の順に体を慣らす

 5 温度と時間の目安を知ろう。

  ●湯温は41℃以下、湯に浸かる時間は10分までを目安に

 6 浴槽からゆっくり出よう。

  ●立ちくらみを防ぐため浴槽から上がるときはゆっくりと

  ●床が濡れているため、手すりなどにつかまる

【入浴前・後】

 7 入浴前後の水分補給を忘れずに。

  ●発汗で失われる水分と塩分を補給

ヒートショックにご注意を!

浴槽でぐったりしている人(溺れている人)を発見したら・・・

(1)浴槽の栓を抜く。大声で助けを呼び人を集める。
(2)入浴者を浴槽から出す。(出せないようであれば溺れないように顔だけでも湯から出す)
(3)直ちに119番通報し救急車を要請する。