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平櫓跡
平櫓跡(ひらやぐらあと)
概要
平櫓とは、単層(一階建て)の櫓の総称で、比較的小型で簡単な構造のものが多くみられます。村上城本丸の平櫓は、約5m×4mの大きさで、正徳(しょうとく)元年(1711)の『村上御城廓(むらかみごじょうかく)』という史料には、5か所の窓と3か所の鉄砲狭間(はざま)があったと記載されています。また、『村上御城廓』からは、この平櫓に、1か所の窓と2か所の鉄砲狭間を備えた約4m×3mの多聞櫓(たもんやぐら)が連結されていたことが分かります。
平櫓は、本丸の東側へひときわ突き出るように配置されているのが特徴ですが、その目的は、その眼下の腰曲輪(こしぐるわ)群や埋門(うずめもん)を出入り口とする村上城東側の搦め手道(からめてどう)などを監視、防衛するためであったことが考えられます。

平櫓位置図

享保2年(1717)間部家(まなべけ)絵図(部分)に描かれた平櫓
[新潟県新発田市立歴史図書館蔵]

