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冠木門跡

記事ID:0092716 更新日:2026年7月1日更新 印刷ページ表示

冠木門跡(かぶきもんあと)

概要

 冠木門とは、渡櫓(わたりやぐら)などを伴わない平屋建ての江戸時代の門の総称であり、左右の鏡柱(かがみばしら)の上部に横木を渡した2枚の扉を有するシンプルな形状のものを指します。天守への入口にあたる村上城の冠木門は、寛文7年(1667)の天守への落雷による火災により、他の櫓とともに焼失したものと思われますが、左右の礎石の柱穴、塀跡(へいあと)下の石垣に刻まれたほぞ穴が残されています。

 また、冠木門の奥の桝形(ますがた)と呼ばれる方形区画の正面の石垣には、入った者を威圧するような「鏡石(かがみいし)」と呼ばれる巨石が組み込まれています。

 冠木門を抜けた桝形の左には、更に櫓門(やぐらもん)が設けられており、厳重に天守への侵入を阻む空間となっていました。

 

平面図

冠木門周辺平面図(推定)

 

 

立面図

冠木門周辺立面図(推定)

 

 

ほぞ穴

冠木門跡礎石柱穴とほぞ穴

 

 

鏡石

冠木門跡桝形内の鏡石