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畝状竪堀群(うねじょうたてぼりぐん)
畝状竪堀群(うねじょうたてぼりぐん)
山の斜面や尾根の先端部分につくった竪堀(たてぼり)が連続して何本も配置されたものです。
畝型阻塞(うねがたそさい)ともいわれる遺構です。主に敵の横移動を阻止し、一列になったところを攻撃します。
大葉沢城跡では、50条(本)以上の畝状竪堀が残っており、1単位の規模は深さ約3m、間隔約6m、長さ約15mです。
大葉沢城跡の畝状竪堀群は、城の南側に確認することができます。この方角の先には、揚北衆(あがきたしゅう)の1人であった本庄氏(ほんじょうし)の居城である本庄城(現在の村上城跡)があり、当時の本庄氏との争いの中で築かれたものと考えられます。
畝状竪堀群※下図の(2)
縄張り図から読み取る畝状竪堀群