村上市森づくり基本計画を策定しました

記事ID：0058812 更新日：2021年4月1日更新印刷ページ表示

　本市面積の85％を占める森林は、戦後造成された人工林が本格的な利用期を迎えており、素材生産量は新潟県の34％を占め、品質ともに県産材の主要産地と期待されております。しかしながら、森林・林業を取り巻く情勢をみると長引く木材価格の低迷から林家の経営意欲は薄れ、森林・林業の循環サイクルの構築や、良質材の安定的な生産・供給が困難となっています。
　また、森林経営管理法の施行や森林環境譲与税の譲与開始など、森林・林業行政は大きな転換期を迎えています。

　本市では、こうした情勢の変化に対応するため、森林整備や木材利用の促進、普及啓発などを効果的に推進することを目的に、令和3年度から令和12年度までの10年間を計画期間とした村上市森づくり基本計画を策定しました。
　本計画では、森づくりの基本理念を「みんなで取り組む・村上の持続可能な森づくり」と定め、森林保全や林業振興施設などを含む各種取組を検討し、関係者・関係機関が連携して進めていく計画としました。
　本市の大切な資源である森林を将来にわたって守り、育て、利用していくために、市民の皆様のご理解とご協力を得ながら地域一体となった取組を進め、森林資源の持続的な循環利用と持続可能な林業経営を目指します。