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南海トラフ地震について

記事ID:0084378 更新日:2024年8月15日更新 印刷ページ表示

 

南海トラフ地震とは

南海トラフ地震は、静岡県の駿河湾から宮崎県の日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として概ね100年から150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震です。この地震は、わが国で発生する最大級の地震として、その被害が甚大でかつ、その被災地域が広域にわたることが想定されています。(地震調査研究推進本部地震調査委員会の長期評価によると、マグニチュード8から9クラスの地震が今後30年以内に発生する確率は70%から80%)
前回の南海トラフ地震が発生してから70年以上が経過しており、南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきています。

南海トラフ地震臨時情報とは

南海トラフ周辺で大きな地震があった場合や通常とは異なるゆっくりすべりを観測した場合に、周辺で巨大地震が発生することへの注意を促す「南海トラフ地震臨時情報」が、内閣府・気象庁から発表されます。
南海トラフで発生する大規模地震には、1944年に南海トラフの東側で昭和東南海地震が発生し、その約2年後に南海トラフの西側で昭和南海地震が発生した事例や、1854年にも南海トラフの東側で大規模地震が発生した約32時間後に、西側でも大規模地震が発生した事例が知られています。

情報の種類と防災対応

南海トラフ地震臨時情報キーワード
出典:内閣府

南海トラフ地震臨時情報(調査中)

  • 南海トラフの想定震源域およびその周辺でマグニチュード6.8以上の地震などが発生した時に発表される

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)

  • 南海トラフ沿いの想定震源域内のプレート境界でマグニチュード8.0以上の地震が発生したと評価された時に発表される
  • 事前避難対象地域(地震発生からでは、避難が間に合わない地域として市町村が指定)は、事前避難する
  • 事前避難対象地域以外は、津波からすぐに避難できる準備を整え、個々の状況に応じて自主的に事前避難する
  • 日頃からの地震・津波への備えを再確認する

南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)

  • 南海トラフ沿いの想定震源域内のプレート境界でマグニチュード7.0以上マグニチュード8.0未満の地震や通常とは異なるゆっくりとしたすべりが発生したと評価された時に発表される
  • 津波からすぐに避難でき
  • 事前避難対象地域以外は、津波からすぐに避難できる準備を整え、個々の状況に応じて自主的に事前避難する
  • 日頃からの地震・津波への備えを再確認する

南海トラフ地震臨時情報(調査終了)

  • 巨大地震警戒、巨大地震注意のいずれにも当てはまらない現象と評価した場合に発表される
  • 大規模地震発生の可能性がなくなったわけではないことに留意しつつ、地震・津波の発生に注意しながら通常の生活を行う

情報の発表に伴い防災対応をとるべき地域(村上市は対象地域外)

新潟県内は対象地域外
(国の被害想定では、村上市では最大震度3以下、津波の発生はない想定です)

南海トラフ地震防災対策推進地域画像
出典:内閣府

対象地域一覧(内閣府)(外部リンク)

南海トラフ地震の被害想定

南海トラフ地震の被害想定画像
出典:内閣府

関連外部サイト

南海トラフ地震防災対策ページ(内閣府)(外部リンク)
南海トラフ地震臨時情報が発表されたら!(内閣府)(外部リンク)
南海トラフ地震について(気象庁)(外部リンク)
災害が起きる前にできること(首相官邸)(外部リンク)

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