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すくすくコラムVol.18
~乳幼児期の予防接種について~
なぜ、1歳までに多くの予防接種を受けるのでしょう
生後6か月頃までは、お母さんのお腹の中で抗体をもらっていることと、生まれてすぐに飲む初乳には、お母さんの抗体がたっぷり含まれていることから病気にかかりにくくなっています。しかし生後12か月までに病気に対する抵抗力(免疫)は、自然に失われていきます。そのため、この時期を過ぎると、赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要があります。その助けとなるのが予防接種です。
予防接種とは?
麻しん(はしか)や百日せきのような感染症の原因となるウイルスや細菌、または、菌が作り出す毒素の力を弱めて予防接種(ワクチン)をつくり、これを体に接種して、その病気に対する抵抗力(免疫)をつくることを予防接種といいます。
「予防接種」に使う薬液のことを「ワクチン」といいます。
すべての感染症に対してワクチンがつくれるわけではありません。細菌やウイルスなどの性質によってつくれないものもあります。(風邪や突発性発疹、手足口病、とびひなど)
予防接種をうけましょう
1歳ころまでは、抵抗力が弱いので、重症化して後遺症が残ったり、ときには死亡するような病気もあります。この時期に予防接種をして、抵抗力をつけておくことが大切になります。
子どもは発育と共に外出の機会が多くなり、感染症にかかる可能性も高くなります。予防接種に対する正しい理解の下で、村上市子育て応援ファイルにある「予防接種のスケジュール」をご覧になり、受け忘れなどないか確認しましょう。
子育てや子どもの成長などの心配なことがあれば、いつでも保健師までご相談ください。