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公金の管理・基金運用について

記事ID:0084805 更新日:2025年3月31日更新 印刷ページ表示

村上市における公金の管理・運用

公金管理について

資金の管理・運用につきましては、「村上市公金の保管及び運用基準」及び公金の具体的運用方法等を定める「村上市債券運用指針」に基づき、資金の安全性を第一に、管理しています。
また、市では、条例に基づき、様々な目的のために資金を積み立て、または定額の資金を運用するために基金を設け、目的に応じた基金を保有しています。
これらの基金に積み立てた資金は、市の日常の歳出等に使用するものではなく、必要に応じて取り崩して使用することとしています。

資金管理計画について

村上市では「村上市公金の保管及び運用基準」に基づき、公金管理委員会で公金の運用方針、計画を定め資金の管理を行っております。

運用について

地方自治法において「基金は、確実かつ効率的に運用しなければならない」と規定されています(地方自治法第235条の4、同法施行令第168条の6)。
基金の運用については、令和5年度までは預金(定期・普通)でのみ運用してきました。
しかしながら、低金利の状況が続いていることから、令和6年度より、これらの資金を活用し、預金だけでなく、債券(地方債、一般担保付社債等)での運用も開始し、市民サービス向上のための施策の財源確保策のひとつとして取り組んでいます。​

公金の運用状況

(1) 歳計現金等の運用状況

歳計現金は、基本的には支払準備金ですので、支払いに支障をきたすことのないよう細心の注意を払うとともに、支払準備金に支障のない限り適時適正に預金(定期・普通)による運用の利益を図ることとしています。

(2) 基金の運用状況

2024年度(令和6年度)から、基金の債券による運用も始めました。
基本、安全性に留意しながら、一括運用が可能な基金については一括運用を行い、流動性を確保するための預金(定期預金)による短期的運用と、少しでも高い効率性・収益性を重視した債券での長期的運用を組み合わせて運用の利益を図ることとしています。


債券の保有状況
  令和6年度
保有金額 2,500,000,000円

基金 利子収入額の推移  (単位:円)
利子種別 令和3年度 令和4年度 令和5年度 令和6​年度 令和7年度
(見込み)
定期預金 1,472,264 1,459,207 1,675,003 3,124,291 3,460,500
普通預金 15,999 26,701 19,170

28,401

28,500
債券 - - - 5,477,596 13,420,000
1,488,263 1,485,908 1,694,173 8,600,288 16,909,000
利回り 0.018% 0.018% 0.021% 0.097% 0.258%

※債券運用は、令和6年度から実施

※普通預金利子には、繰替運用利子も含みます。

資金運用状況(過去5年) [PDFファイル/110KB]

資金運用状況年度推移(過去5年)

SDGsへの取り組み

近年、ESG投資が急拡大する中、投資家がESG債券(注1)を積極的に購入し、『投資表明(注2)』を行う動きが広まっています。

ゼロカーボンシティ宣言を行い、カーボンニュートラルを目指す本市としても、債券購入にあたっては、安全性や効率性に十分に配慮しながら、主に「グリーンボンド」・「ソーシャルボンド」・「サスティナビリティボンド」といったSDGs(ESG債)債券を積極的に購入することとし、購入の際には『投資表明』を行い、持続可能な社会づくりへの貢献を内外に発信します。

(注1)ESG債券:「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(ガバナンス=企業統治)」の3つの頭文字をとった略語で、それぞれがもつ課題を解決するために発行する債券をESG債といい、特に環境、社会貢献に特化したものをグリーンボンド、ソーシャルボンドなどと表現されます。

(注2)投資表明:『投資表明』とは、投資家(債券購入団体)がSDGsを推進する取組みとして、ESG債券の購入を行うことで、持続可能な社会の形成に寄与し、社会的使命・役割を果たしていくことを対外的に公表することです。

(参考)地方公共団体における多様な資金調達について (総務省 外部サイト)

ESG債券の購入に係る投資表明

村上市が保有するSDGs債など

基金で保有している債券のうち、ESG債券(※1)として外部評価を取得している債券は以下のとおりです。

※1)ESG債:グリーンボンド(環境面の課題解決に資する債券)・ソーシャルボンド(社会的課題解決に資する債券)・サスティナビリティボンド(環境面および社会的課題解決の両方に資する債券)などがあります。

市で保有しているSDGs債等
種別 保有している債券の主な発行体
地方債 東京都(ソーシャルボンド)​、群馬県(グリーンボンド)​
財投機関債

独立行政法人 日本学生支援機構(ソーシャルボンド)

独立行政法人 都市再生機構(サスティナビリティボンド)

水資源機構(サスティナビリティボンド)​

事業債

東日本高速道路株式会社(ソーシャルボンド​)、西日本高速道路株式会社(ソーシャルボンド)

阪神高速道路株式会社(サスティナビリティボンド)、名古屋高速道路公社(ソーシャルボンド)

村上市では、基金の保全に最大限留意しつつ、安全・確実な発行体のSDGs債の購入を通じた資金の供給により、持続可能な社会の形成に寄与し、その社会的使命・役割を果たしていきます。

S D G s

 

 

 

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