ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織でさがす > 生涯学習課 > 文化行政推進室 > 国指定史跡 平林城跡

本文

国指定史跡 平林城跡

記事ID:0046329 更新日:2020年4月11日更新 印刷ページ表示

国指定史跡平林城跡

近景
















 平林城跡は、小泉荘加納の国人領主色部氏の居城で、室町時代から慶長3年(1598年)、同氏が出羽国金山城(山形県南陽市)に移るまで続いた中世の山城および居館跡です。色部氏の移封後は廃城となったため大きな土地の改変が行われず今日まで中世遺構が良好に残る稀有な山城跡として昭和53年9月18日に国の史跡に指定されました。

平林城の歴史

 色部氏は、はじめ鎌倉に住んでいましたが、13世紀後半ごろ(鎌倉時代)、為長の子、公長が越後に移ってきたようです。色部氏の当初の本拠地は不明ですが、その姓から「小色部」付近が比定されています。色部氏が平林城跡に本拠(館)を移した時期はよくわかりませんが、15世紀末(戦国時代)には平林城は色部氏の居城となっていたと考えられています。廃城前の平林城の姿は、文禄4年(1595年)の上杉景勝の領内検地に基づく、慶長2年(1597年)の「越後国瀬波郡絵図」に描かれています。居館には塀を巡らせ、中央に櫓門や数棟の建物がみられますが、背後に山城は「加護山古城」と記されていることから、すでに山城は廃されていたようです。

平林城の縄張り

居館跡縄張り図

山城跡縄張り図

平林城跡の整備事業

 『整備基本計画』に則り、整備効果の高いメニューを優先的に選び出し5ヵ年ごとに計画を見直す「整備事業実施計画書」に基いて事業を実施しています。これまでは居館部における暗渠排水施設の布設、遺構の保護と城内における見通しを確保するための杉の伐採、城跡の紹介スペースを併設したトイレの建設や遺構の確認調査を行っています。

刊行物

発掘調査報告書

以下のリンク先からそれぞれ詳しい紹介ページをご覧いただけます。

「平林城跡1」
「平林城跡2」
「平林城跡3」

パンフレット

以下のPDFからダウンロードすることができます。

パンフレット表紙

平林城跡パンフレット(1) [その他のファイル/3.94MB]

平林城跡パンフレット(2) [その他のファイル/8.42MB]

アクセス

マップ

平林城跡地図

駐車場・トイレ

駐車場トイレ

 史跡見学者と要害山登山者の憩いスペースとして、軒ひろばと史跡資料展示室を併設したトイレです。駐車場は普通車13台、軽自動車2台のほか障害者用駐車スペース1台です。

  開館時間 8時30分~17時
  冬季期間(12月~3月上旬)は閉鎖いたしますのでご了承ください。