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国指定史跡 平林城跡
国指定史跡平林城跡
平林城の歴史
色部氏は、はじめ鎌倉に住んでいましたが、13世紀後半ごろ(鎌倉時代)、為長の子、公長が越後に移ってきたようです。色部氏の当初の本拠地は不明ですが、その姓から「小色部」付近が比定されています。色部氏が平林城跡に本拠(館)を移した時期はよくわかりませんが、15世紀末(戦国時代)には平林城は色部氏の居城となっていたと考えられています。廃城前の平林城の姿は、文禄4年(1595年)の上杉景勝の領内検地に基づく、慶長2年(1597年)の「越後国瀬波郡絵図」に描かれています。居館には塀を巡らせ、中央に櫓門や数棟の建物がみられますが、背後に山城は「加護山古城」と記されていることから、すでに山城は廃されていたようです。
平林城の縄張り
平林城跡の整備事業
『整備基本計画』に則り、整備効果の高いメニューを優先的に選び出し5ヵ年ごとに計画を見直す「整備事業実施計画書」に基いて事業を実施しています。これまでは居館部における暗渠排水施設の布設、遺構の保護と城内における見通しを確保するための杉の伐採、城跡の紹介スペースを併設したトイレの建設や遺構の確認調査を行っています。
刊行物
発掘調査報告書
以下のリンク先からそれぞれ詳しい紹介ページをご覧いただけます。
パンフレット
以下のPDFからダウンロードすることができます。
アクセス
マップ
駐車場・トイレ
史跡見学者と要害山登山者の憩いスペースとして、軒ひろばと史跡資料展示室を併設したトイレです。駐車場は普通車13台、軽自動車2台のほか障害者用駐車スペース1台です。
開館時間 8時30分~17時
冬季期間(12月~3月上旬)は閉鎖いたしますのでご了承ください。