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洋上風力発電とは、イメージ図にありますように、洋上(海洋上)に設置する風力発電のことを言います。
洋上風力発電の特徴は、
(1)地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量が少ないこと
(2)陸上の風力発電に比べて、より大きな電力を生むことができること
などが挙げられ、洋上風力発電は、新しい発電事業として注目されています。
洋上風力発電には、風車に種類があります。
風車の種類には、「着床式」と「浮体式」があります。
「着床式」は、海の底に風車の根元が埋めてある種類で、海の浅いところに向いています。
「浮体式」は、海に浮いている種類の風車で、海の深いところに向いています。
海のどこに風車を建てるかによって、風車の種類が変わります。
近年、風車の大きさはだんだん大きくなっています。
風車は大きい方がたくさんの電気をつくることができます。
陸上風車は、道路輸送の関係上、3メガワットが限界とされていますが、洋上風車の設置は、海上輸送・海上建設ができることから、8メガワット以上のものが主流となっています。
世界では、ヨーロッパを中心に、数十基の洋上風車を建てた大規模なものが建設され、すでに稼働しています。
このように風車がたくさん集まった場所をウインドファームと呼びます。
写真は、ノルウェー沖の洋上風力発電です。