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最近、各地で悪質な消火器の訪問販売や訪問点検による被害が多発しています。不適切な点検を行う業者の手口は巧妙であり、高額で消火器を販売したり不適切な点検を行い高額な金額を請求したりします。
また、消防法や刑事・民事上の違反を明確に特定することができないケースが多くこれらに係る被害やトラブルの発生を未然に防止するには、各家庭や防火対象物の関係者らが次の事に十分注意しておくことが重要です。
一般家庭では、女性やお年寄りしかいない日中などに訪問して「消防署の方から来ました」とか、「法が改正されて一般家庭にも消火器の設置が必要です」などと設置義務のない一般家庭に言葉巧みに高額な消火器を販売する。
医療機関、学校、デパートや寺院などの消火器を多く設置している施設を狙って、その施設の契約している点検業者のように装って消火器を高額に販売または不適切な点検や薬剤の詰め替えを行い高額な料金を請求されます。
手順は簡単ですが、いざというときの為にしっかりと確認してください。
≪手順1≫ 安全ピンを抜いてください。
安全ピンはすべての消火器が上抜き式に統一されています。
≪手順2≫ ホースを火元に向けてください。
ホースの先端をしっかり持ち向けます。ノズル栓はガスの圧力で抜けます。
≪手順3≫ レバーを強く握ってください。
握力のない人は消火器を置いて上部レバーを押すことで噴射出来ます。
過去に、屋外に置いて腐食が進んだ消火器を廃棄しようと粉末消火薬剤を放射した際、本体が破裂して死者が発生するという痛ましい事故が発生しています。
古くなった消火器の引き取り業者については、消防本部予防課または各分署にお問い合わせください。また、株式会社消火器リサイクル推進センターのホームページでお近くのリサイクル窓口が検索できます。