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山北地域の事業紹介

記事ID:0045248 更新日:2019年9月25日更新 印刷ページ表示

山北地域の事業紹介

地域実践型インターン 「中継の志をつづる冊子づくりプロジェクト」

 学生3名がインターンとして、8月中旬からの1か月間中継集落で暮らします。そしてたくさんの人たちと出会い、話しをするなかで感じた、中継の人たちが持っている“志”を冊子にまとめるのが今回のプロジェクトになります。

インターン学生

 中継集落の特徴の一つは、子どもたちや高校生なども一緒になって地域行事を担っていること。インターン期間中には盆踊りや風神祭(奉納相撲)などがあり、集落の人たちと出会い話しをする機会がたくさんあります。

風神祭奉納相撲

1週目の活動のようす

盆踊り準備盆踊り

地域の皆さんと一緒に盆踊りの準備から活動をスタート。夜の盆踊りでは、地域の皆さんの踊りの輪に入り、歓迎会も開いてもらいました。

土俵づくり土俵づくり

盆踊りの翌日には、9月1日に行われる風神祭奉納相撲の土俵づくりが始まり、インターン生も俵づくりのお手伝い。

冊子づくり冊子づくりスケジュール

冊子づくりミーティングや勉強会も開催し、1か月後の完成に向けて動きだしました。

2週目の活動のようす

相撲練習

夜には、完成した土俵で奉納相撲の練習が始まりました。中継集落の若者たちの集まり「中継若連中」や子どもたちが熱心に練習する姿をインターン生も見学します。練習後の慰労会にも参加して、地域の方との距離が日ごとに近くなっていきます。

高校生と花火

集落に11名いる高校生の中継への想いを聞くため、チョットした交流イベントを企画。インターン生が生活している住宅に高校生を招待して、みんなで夏の風物詩「花火」を楽しみました。

畑作業写真畑作業

朝、インターン生が散歩をしていると地域の皆さんが気さくに声をかけてくれます。そして、インターン生も農作業や草むしりを手伝います。休憩時間に交わす何気ない会話のひとつひとつが、インターン生にはとても新鮮で興味深い物語です。

しな績みしな糸

中継集落では、国の伝統的工芸品に指定されている「羽越しな布」に使う糸を数名の方が作っています。その方のご自宅にお邪魔して糸をつくる”糸績(う)み”を見せてもらいお話しを聞きました。出来上がった糸は、機織りをしている山熊田集落の施設へ納品します。インターン生も、これに同行して機織りのようすを見学したり、しな布の特徴について話しを伺いました。

3週目の活動のようす

 イナカレッジ中間研修写真イナカレッジ中間研修写真

県内では、夏休み期間を利用して、同じように集落に1か月滞在しインターンを行っている学生がいます。その学生たちが、関川村に集まり、情報交換と交流を行う研修会に参加してきました。

風神祭準備写真風神祭準備写真

中継集落の一大行事である風神祭の奉納相撲。その前日準備の様子を取材。八幡幣(はちまんべい)と呼ばれる竹の根の飾りを手掛ける真剣な親子の眼差しに、思わず息を呑みます。

風神祭当日写真風神祭当日写真

風神祭当日。インターン生も、受付など風神祭の運営を手伝います。集落内の高まる熱気や、土俵上の取り組みの気迫を間近に感じながら取材を進めます。また、冊子に掲載する寄せ書き「あなたにとって中継とは」に、集落のみなさんの思いを記入してもらうように、会場に呼びかけました。

4週目の活動のようす

取材のようす写真寄せ書きの写真

風神祭も終わり、冊子づくりもまとめ作業に入ります。中継の皆さん一人ひとりから寄せ書きに記入してもらったり、1か月中継集落に暮らしてみて感じた思いを1冊の冊子にまとめていきます。

報告会の写真報告会の写真

睡眠時間を削って完成させた冊子。そのお披露目としてインターン報告会を中継集落公民館で行いました。昼の部と夜の部、それぞれ大勢の集落の方に足を運んでいただきました。

冊子表紙写真冊子写真

冊子のタイトルは『仲継(なかつぎ)』。お世話になった中継の人の、仲を継ぐ(つなぐ・つぐ)ことをしたい、そんな想いがいっぱい詰まった冊子です。冊子は、印刷会社で印刷・製本した後に、中継集落全戸に配布されます。

中継運動会写真

アッという間に過ぎた1か月でしたが、ムラの魅力・ヒトの魅力を感じながら暮らした経験は、インターン生にとって新たな価値観や視点、また素敵な人たちとの出会いもあり、とても有意義な学びの機会となりました。また、中継集落にとっても、今回のインターンを通じて地域の一員となったインターン生とのつながりは、今後も続いていくこととなります。後日、行われた運動会にさっそく参加して大活躍!!終了後に行われた交流会も大いに盛り上がりました。