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第10期百姓やってみ隊活動のようす

記事ID:0054900 更新日:2024年11月20日更新 印刷ページ表示
番外編 第1回 第2回 第3回 第4回
第5回 第6回      
 

番外編(2024年6月22日)開催

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 1週間ほど前までは雨の中の活動を予想していましたが、開催が近づくにつれて天気予報が好転、当日の山北地域は晴天で、雨の気配は全く感じられない青空のもと、昨年から植え付けていた玉ねぎ、にんにくの収穫をメインに番外編を開催しました。
 午前中はにんにくと玉ねぎの収穫作業からスタート。玉ねぎは思っていたより大きなサイズで、にんにくは去年に比べると少し小ぶりかなと感じるものでした。春に作付けしたじゃがいもの試し掘りも実施。だんしゃく、メークイン、きたあかりの3種をそれぞれ二株ずつ収穫しました。スコップで株の周りから掘り起こすとじゃがいもが出現。手で土をかき分け確認しながら取り残しのないよう作業を進めました。まだ少し小ぶりなので、来月の本収穫の時はきっといいサイズになっていることでしょう。収穫作業のほか、じゃがいもの土寄せ、にんにくと玉ねぎを日陰で乾燥させるために紐で「くくる作業」を実施。「くくる作業」は皆さん要領がよく、しっかりとまとめることができました。
 午後は人参と水菜の種まき作業。どちらも畝を作ったら「筋蒔き」という形で種を撒きますが、例年撒きすぎて間引きが大変になることから、「加減して撒くように」の号令で種蒔きを実施。参加したみなさんは少しずつ丁寧に種まきをしていたように見えましたが、結果はいかに。芽が出た状況が楽しみです。ここしばらく雨が降っていなかったので、種まき後は水やりをたっぷりとしました。翌日から数日は降雨の予報なので、元気に芽を出してくれることでしょう。その後、トウモロコシやスイカ、里芋に水やりをして畑での活動は終了。最後に、にんにくと玉ねぎを日陰に吊るして本日の活動は終了しました。陰干ししたものは、次回以降の活動時にお土産として持ち帰ってもらう予定です。
 7月の活動はじゃがいもの収穫が待っています。今回のように天気に恵まれて収穫作業ができることを願っています。

 

第1回活動のようす(2024年7月13日)開催

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 梅雨の最中の活動ということで2、3日前までは雨の中での活動を覚悟していましたが、参加する皆さんの熱意が通じたのか、本格活動初回は青空のもとでの実施となりました。
 午前中は収穫作業がメインの農作業体験。春に植えたじゃがいもが収穫時期を迎え「だんしゃく」「メークイン」「キタアカリ」の3種を収穫しました。スコップで畝を掘り、出てきたじゃがいもを集めます。大小さまざまなサイズが収穫できました。少し湿り気のある土の中からの収穫となったので、しばらく日陰で乾燥させてじゃがいもの状態を良くしてから保管し、今後の活動でお持ち帰りいただき味わってもらう予定です。じゃがいもの収穫後には番外編の活動で種まきをした水菜などを間引きながら収穫、長ネギの追肥・土寄せなどをして午前の活動を終了。収穫したものは参加した皆さんでお持ち帰りいただきました。
 午後は桑川漁港へ移動し、笹川流れで遊覧船に乗船しました。3連休の初日で天気も良かったことから、遊覧船乗り場は大賑わい。なんとか出航時間に間に合い、いざ笹川流れの海へ!穏やかな海で船上アナウンスの紹介を聞きながら笹川流れの景色を楽しんでいると、徐々にカモメが船の周りに増えてきます。ポイントに到着すると、船上で某お菓子を購入。そのお菓子を手に船外へ手を伸ばすと「パクッ」。カモメが指先のお菓子を求めて飛んできます!少し怖さもあったようですが、皆さん楽しめている様子でした。この遊覧船では夕日クルージングもあるので、今度は活動以外で訪れ、きれいな海と真っ赤な夕日を堪能してみるのもいいのではないでしょうか。
 夕方には今期一緒に活動する皆さんで交流会を実施しました。採りたて新鮮な水菜とオカヒジキ。魚貝を中心とした道の駅夕日会館の仕出しをつまみに交流会がスタート。予定していた皆さんの自己紹介を忘れるほど盛り上がり、あっという間にお開きとなりました。この交流会で親睦を深めたことで、今後はより楽しく活動できることと思います。
 次回は8月。お盆前の一番暑い時期に、山北の伝統農法「焼畑」の体験を予定しています。この体験も天気が重要なので、今回と同じように、皆さんの「いい天気の中で体験したい!」という熱い気持ちを天に届けて、天候に恵まれ活動できることを願いっています。

第2回活動のようす(2024年8月10日)開催

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梅雨が明け一番暑い季節が到来。山北ではこの時期に赤かぶ栽培のために焼畑(山焼き)を行います。今回はその伝統農法を体験です。
午前は畑で疑似焼畑を実施。本来は伐採後の杉の葉を焼きますが、今回は枯草に火をつけて焼畑の疑似体験です。焼畑予定地の周りを燃えるものがないように整地し、付近に水を散水しながら火入れを開始。枯草は乾燥しているように見えましたが、火の燃え方はいまひとつ。風下から徐々に焼いていきますが、杉の葉と違いうまく焼き続けてくれません。途中途中で新たに火をつけ、レーキ(畑で刈った草を集める道具)で草の焼け残りを整理しながら1時間ほどで完了しました。その後は長ネギの追肥と土寄せ、オカヒジキの収穫をして畑の作業は終了。収穫したオカヒジキと前回の活動で収穫したジャガイモなどを参加した皆さんには持ち帰ってもらいました。焼畑をした所へ赤かぶの種をまきますが、お盆を過ぎ、雨が降る前日あたりに事務局で実施します。昨年は猛暑で種を何度撒いても赤かぶが出なかったので、今年は赤かぶが出ることを祈ります。
午後は長めの休憩の後、本格的な山で山焼き体験。山北地内で山焼きをするグループにお邪魔して体験させてもらいました。伐採して杉の葉を乾かす作業(なぎ野)を完了した場所で午後4時半にいよいよ火入れです。山焼きは一番高い部分から火を入れ徐々に下に火を下ろします。上からゆっくりと、周りと息を揃えてほぼ横一直線に焼くことで、火に囲まれずじっくりと焼くことができ、焼き終えた後に草も生えにくく肥料もいらない土壌ができあがります。今回は延焼警戒にあたるジェットシューター部隊と、杉の葉などを使いながらゆっくりと下に火を移動させる作業の部隊に分かれて体験。延焼警戒は煙の中、斜面上部で焼畑予定地以外に飛び火をしないよう、約20リットルの水入りジェットシューターを担いで警戒にあたりました。火を移動させる作業は燃え盛る火のそばで、熱さに耐えながら周りと足並みを揃え火を操る作業です。みなさん斜面での作業に苦労しながら、暑い時期に一番熱い作業をする山焼きに集中していました。体験は午後7時頃で終了させていただき、今回の活動を終えました。今回体験させていただいた場所で最後まで火が下りたのは午前0時頃。この大変な作業を体験できた今回の活動は、参加した皆さんにとって貴重な経験となったのではないでしょうか。
次回の活動は農作業と地域のお祭りで神輿を担ぐ体験を予定しています。

 

第3回活動のようす(2024年9月14日)開催

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例年はもう少し涼しいはずですが、今回の活動日も暑い中での作業となりました。
午前は畑で農作業。秋、冬の作物への切り替え作業ということで、鶏糞、肥料、もみ殻を撒き、耕運機で耕起をしました。みなさんテキパキと作業をしてくれたおかげでスムーズに作業が進みました。畑の準備ができたところで、白菜、キャベツ、ワンカットレタスの苗を植え、大根と玉ねぎの種を撒きを実施。虫がつきやすい苗ものは全てネットをかけました。玉ねぎ以外は12月までに収穫できるものなので、できあがりが楽しみです。前回の活動で焼畑をした場所には赤かぶが育ち始めていました。昨年はまったく芽がでなかったので、芽が出てひと安心です。
午後は地域のお祭りにお邪魔して神輿の体験。法被を借りて地元の人と一緒に神輿を担ぎ「ソイヤ」の掛け声に合わせて神輿を煽ります。重い神輿を百姓やってみ隊の隊員も地元の人と協力し、大粒の汗を流しながら約2時間、神輿巡行を無事完了しました。事務局も一緒に神輿を担ぎ、翌日は肩が痛い状況でしたが、隊員のみなさんはどうでしたか?神輿体験後は地域の人のご厚意で交流会に参加。花火を見ながらおいしいお酒や食事を楽しみ、交流させてもらいました。
次回は実りの秋を実感するさつまいも、里芋などの収穫を予定しています。今年はさつまいもがいいという話も聞くので、来月の収穫が楽しみです。

第4回活動のようす(2024年10月13日)開催

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山北地区で開催される別な事業に合わせて、当初の予定から1日遅れての開催となった4回目の活動。
午前は農作業。秋晴れの少し暖かい天気の中での作業となりました。収穫作業では人参、リーフレタス、里芋、さつまいもを収穫。さつまいもはサイズはいいですが収量が思っていたより少なめ。人参、里芋は大きさ、量も良好。リーフレタスは思ったほど大きく育ちはしませんでしたが、葉物の市場価格は高いので皆さん喜んでいました。今年の活動で耕起からはじまり、除草や土寄せ、追肥の作業を経て収穫できた今回の野菜たち。秋らしく実りの秋を実感できた収穫作業でした。収穫のほかには来年へ向けたイチゴとニンニクを植え付け、午前の農作業は終了しました。
午後は海産物の調理体験。今回はイカの塩辛づくりとアジの開きの一夜干しづくり体験でした。イカは大きめのイカで地元漁師の奥様「本間さん」から指導してもらいました。講師は簡単そうに包丁を使いますが、慣れない参加者は悪戦苦闘しながらも、講師の助言をもらいながら調理を進めていきました。塩辛は皮を剥ぐ作業とはらわたを傷つけいないことが難しかったですが、うまく作ることができたようです。鯵の開きは中骨にできるだけ身を残さず、お腹の部分を切らないように開くことが難しかったようですが、なんとか開きを完了することができました。持ち帰ってもらいましたが、自分で作ったものは別格の味だったのではないでしょうか。
次回の活動は農作業と赤かぶ漬けの予定です。

 

第5回活動のようす(2024年11月9日)開催

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まだまだ暖かさを感じた11月の活動。
午前中は農作業。夏に焼畑をし種をまいた赤かぶが大きく育ち収穫を迎えました。昨年は猛暑で1つも赤かぶができなかったですが、今年はぐんぐん成長し大きな赤かぶが収穫できました。大きくなりすぎて割れている赤かぶもありましたが、100キロ以上の赤かぶを収穫することができました。赤かぶのほかにもキャベツ、白菜、長ネギ、大根(間引く程度に)を収穫。白菜は大きく育ち、スーパーで買ったら500円以上?と思えるほど立派なものが収穫できました。このほか、9月に種まきをして芽だしをしていた玉ねぎの植え替え作業を実施。昨年は冬の間にかなり玉ねぎが消えてしまったので、今年は試しに防虫ネットを張ってみました。雪対策がうまくいくことを願っています。
午後は赤かぶ漬け体験と交流会。午前に収穫した赤かぶを使って塩漬けまでを体験。赤かぶの茎の付け根と根っこを採り、きれいに洗ったあと、自分の好きな一口サイズに切り、塩をまぶしました。2キロ漬け用の樽で塩漬けしたので、水が上がってからの酢、砂糖、焼酎少々を入れての本漬けは各自持ち帰ってからの作業としました。赤かぶ漬けは継続参加の人は慣れた手つきで素早く完了。そのあとの交流会準備を手の空いた人から順に始め、予定した時間をオーバーすることなく準備を完了し、交流会へと移りました。
交流会のメインはちゃんこ鍋。ここにも収穫した白菜が大活躍。他には赤かぶの浅漬け(千切りを塩もみしたもの)、じゃがいも、さつまいものフライドポテトを用意し、畑で採れた収穫物を楽しみました。交流会には今年の活動でお世話になった人も参加していただき、隊員とおおいに交流してもらいました。ちゃんこが思ったより多く、お腹いっぱいながらもお酒が進み、楽しい時間はあっという過ぎ、隊員と地域の人が一緒に笑っている姿を見て、この事業を実施して良かったと思えたひとときでした。
次回は今年の最終回。おいしい手打ちそばと畑の野菜の全収穫の予定です。

第6回活動のようす(2024年12月14日)開催

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12月らしい寒さの中、今年最後の活動を実施しました。
午前はそば打ち体験。そば粉100パーセントのそばを打ちました。お湯とそば粉を混ぜ合わせる作業から開始し手早く均一に混ぜながらダマにならないように気を付け混ぜていきました。様子を見ながら水を追加してまとめていきます。この日は標準的な水の量より少なめがちょうどよくまとまるようでした。その後、のし棒を使って薄く広げていくのですが、これが一番難しかったようです。上手にできると薄く伸びた四角い板そばができあがりますが、思うような形で伸びてくれません。それでも、講師の助言で作業を進め薄く伸ばすことができました。折りたたんで最後の切る作業は、普段の包丁との違いに戸惑いながらも、各々のそばの太さに切り終えそば打ち体験は終了。2人1組で2回そば打ちを行いましたが、どの組も2回目の出来が良かったようです。打ちたてのそばはお昼に冷温それぞれで食べ、皆さん大満足の様子でした。
午後は農作業。午前のそば打ち中はみぞれ模様でしたが、皆さんの日頃の行いが良いおかげで、畑作業の際は雨があがっていました。大根と長ネギは全て収穫でしたが、「どこかから持ってきて畑に刺したでしょ」と言われるほど上出来の野菜でした。収穫作業のほかに電気柵の撤去作業と来春用玉ねぎのネット補修を実施しました。今回は事務局を含めて約20名の参加だったのでスムーズに作業を終えることができました。(寒かったので、みなさんが作業を早く終わらせたくて、いつも以上に頑張ってくれたのかもしれませんね笑)
最後に収穫した野菜と追熟したさつまいもをお土産として持ち帰っていただき最終回の活動は終了しました。
活動後のアンケートには、事務局へ向けた労いの言葉や「来年はもっと参加したい」といったありがたい言葉が綴られ、今年の活動が参加した皆さんにとって良い体験だったのだと感じました。この百姓やってみ隊を契機に、山北とつながって気軽に来訪できる場所となってもらえたら幸いです。
今年の活動に参加、ご協力いただき、ありがとうございました。また来年お会いしましょう。


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