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第9期百姓やってみ隊活動のようす

記事ID:0054828 更新日:2023年10月17日更新 印刷ページ表示
番外編 第1回 第2回 第3回 第4回
第5回 第6回      
 

番外編(2023年6月17日)

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本活動開始前に、焼畑のための準備として昨年の参加者と番外編として開催。
午前中は杉の葉を焼畑予定地に運ぶ作業を実施。軽トラ11杯分の杉の葉を実習地近くから運び入れました。本来であれば伐採した山の斜面で行う焼き畑ですが、体験版ということで実習地の畑で焼畑を実施するための重要な作業です。軽トラへの積み込みは重機の力を借りますが、畑の焼畑予定地へは人力で運びます。軽トラ一杯の杉の葉を積んだブルーシートはおよそ10人で力いっぱい引いて焼き畑予定地に運び入れ、なんとか完了できました。
午後は昨年の活動中に植え付けをした玉ねぎ、にんにくなどの収穫です。この地域は沿岸部ですが冬季には降雪もあるので、雪の下でじっと耐えた玉ねぎとにんにくが春から徐々に成長し大きな玉ができました。新玉ねぎを収穫し、少しお土産にお持ち帰りとしましたがお味はいかがでしたでしょうか。残ったものは責任をもって管理し、今年度の活動で順次お持ち帰りいただく予定です。
7月から本格活動開始です。

 

第1回活動のようす(2023年7月8日)

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いよいよ今年の本格活動開始です。
活動日前日の夕方に「明日は雨が強くなる。特に午後から」という情報が入り、夜に交流会を予定していた活動内容を急遽見直し、大幅に繰り上げて実施することを参加者に周知しての開催となりました。
朝は小雨。集合して名前のみの自己紹介、百姓やってみ隊の概要説明、本日の活動スケジュール確認、参加特典のまちづくりカレンダーの配布をして午前の作業へと入りました。
春に植えていた「じゃがいも」が収穫時期を迎えており、これ以上待ちきれず小雨の中で収穫決行!「きたあかり」「だんしゃく」「メークイン」の3種全て収穫です。スコップとクワを使い掘り起こしますが、水分を含んだ土が器具にくっつき思うように掘り起こしができません。ですが、みなさんの力を合わせて作業を行い、約1時間で全て掘り終えました。休憩時には春にこの畑で採れたイチゴを冷凍させたものを食べてエネルギーチャージ!次の作業へ進みました。次回活動では焼畑を予定しているため、事前に畑に搬入した杉の葉を乾燥させる「やぐらづくり」に挑戦。杉の葉にある少し長めの枝を放射状にバランスよく組み、その土台の上に杉の葉を積み上下に風を通して乾燥しやすくします。本来であれば杉の葉の山を何度も天地返しをする作業をしますが、百姓隊の活動では何度もこの作業をすることができないため、この方法で乾燥させます。多くの杉の葉があり、全部終えることはできないかと思われた作業でしたが、徐々にみなさんが慣れ、スピードアップしたことで予定した全てを乾燥させる状態にすることができました。初めて体験した人はやぐら組みが思いのほか楽しかったようです。
濡れた体をさっぱりさせる昼休憩をはさみ、午後は交流会を実施。再び自己紹介をして緊張を解きながら交流会がスタート。午前の作業で疲れた体と空腹にアルコールと美味しい料理がエネルギーを注入し、しだいに会話も弾みあっという間に時間は過ぎました。最後に今年1年みんなで楽しみながら活動しましょうということでこの会を閉め、第1回目の活動は無事終了となりました。
次回の活動は雨に降られることなく予定通りに実施できることを願います。

第2回活動のようす(2023年8月5日)

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暑い日が続き、活動日当日も夏本番の暑さの中、実習地での焼畑体験と笹川流れのきれいな海でシーカヤック体験をメインとした活動が始まりました。
焼畑は林業が盛んな山北地域に昔から残る農法で過去2年は活動日が悪天候で、隊員が体験することができませんでした。今年は暑すぎるほどの気温の晴天の中、焼畑を実施。前回の活動でやぐらを組み乾燥させた作業のおかげで、杉の葉は湿り気もなく順調に燃えました。自分たちで操れない火とならないよう、風下から徐々に火を広げ、周りに延焼しないよう放水しながら作業を進めました。慎重に火を操りながら、燃え残った太い枝を集め最後まで燃やし切り作業は終了。暑い中で火を使う作業ということで、用意した飲料水がなくなるほどでした。その後、枝豆の収穫や、畑の作業をして午前の活動は終了。暑い中でしたが、みんなの力で焼畑を無事終えることができました。
午後は桑川へ移動し、シーカヤックを体験。農作業仕様から、水遊び仕様に衣替えをし、涼しげな装いの参加者は始める前から笑顔になっていました。ストレッチと操縦の指導を受けていざ海へ!小さな波を超えてどんどん沖へ進み、潮風と笹川流れの景観を楽しみながらの体験はあっという間に感じました。海上で休憩を挟みながらおよそ2時間パドルを漕ぎましたが、シーカヤックの体験を終えたあと、波打ち際でぷかぷかと浮かんでいると、なんとも言えない心地よさがあり、この日の疲れが少し緩和されたような感覚でした。
全ての体験を終え、着替えなどの身支度を済ませたときは予定した終了時間を1時間程度超えていましたが、みなさん山北の夏を満喫した様子で、活動を終え帰路につきました。

 

第3回活動のようす(2023年9月9日)

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9月に入っても暑い日が続く中、3回目の活動を実施しました。
午前は秋、冬の作物用に畑の耕起作業と植え付け作業を行いました。事前に石灰を入れて酸性土壌を中和しておいた畑に、地元の養鶏場の鶏糞などを畑に入れて耕運機を使って耕起しました。今回は新たに乗用タイプの耕運機も使って耕起しました。何度も参加している方は手慣れたものなので、手押しの耕運機の操縦の指導員として活躍してもらいながら耕起作業を進めました。耕起は順調に進みましたが、植え付けのための畝立ては機械が1台だったため、予想より時間がかかってしまいました。すべての準備が整ったところで、種まきと植え付けを実施。人参と大根は種まき、キャベツと白菜は苗の植え付けを行い、たっぷりと水やりをし、秋冬収穫用の長ネギの追肥と土寄せも実施して午前の作業を終えました。お昼を少し超えてしまいましたが、やりたい作業はすべて終えることができたので、今後の作物の成長が楽しみです。
昼休憩の後、午後の活動へ。午後は地域のお祭りの神輿体験です。これまでの百姓やってみ隊の活動で実施したことはありませんでしたが、主催する勝和会の快諾により実現しました。みんなで大きな声を出しながら、勝木集落内をおよそ2時間半かけて練り歩きました。地域住民とおそろいの法被で一体感を味わい、休憩時にはいろいろな話をしながら交流できました。活動はこの神輿体験まででしたが、主催者のご厚意で終了後の親睦会にも参加し交流を深めました。最初は神輿体験はどんな感じなのか少し不安もあったという隊員の一人は、「こんなに楽しい体験でびっくりだった。次の機会があれば周りにこんなに楽しいんだよと伝えて、ぜひまた参加したい」と話していました。
次回は秋の味覚、さつまいもの収穫などを予定しています。

第4回活動のようす(2023年10月14日)

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10月に入り朝晩が寒くなり、山間部では薪ストーブが活躍する季節になった中、4回目の活動を実施しました。
午前は農作業。赤かぶとさつまいもの収穫を予定していましたが、今年は赤かぶが全く発芽せず、さつまいものみの収穫となりました。夏は雨も降らず暑い時期が続き、さつまいもの葉も例年ほど生い茂らなかったことから、収量は少ないだろうと思いながらの収穫でしたが、作業を進めていくとたくさんのさつまいもが出てきて安心しました。中には顔より大きなさつまいももいくつか収穫され、歓声も出ていました。収穫後、耕起作業とニンニクの植え付けをして午前の作業は終了しました。
午後は活動時の休憩場所として使うベンチやテーブルの修繕作業を行いました。経年劣化で塗装が剥げているものを電動ヤスリなどを使って研磨し、きれいになった面に塗料を塗る作業でした。思うように古い塗料が剥げず苦戦しましたが、皆さんの頑張りのおかげで最終的には全ての面を塗り終え、塗料も全て使い切り作業を終えることができました。残った時間で玉ねぎ用の植え替え用畑の耕起とマルチ張り、長ネギの追肥と土寄せを実施して今回の活動は終了しました。
収穫したさつまいもは、少し日陰干しをして追熟のために貯蔵し、今後の活動時のお土産としてお持ち帰りいただく予定です。

第5回活動のようす(2023年11月11日)

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急に寒くなり、たまに雨の降る中、第5回目の活動を実施しました。
午前中の活動は農作業。先の活動で種まきをした玉ねぎが苗として育ったので、来春用に植え替えを実施しました。白玉ねぎと赤玉ねぎの苗を植えたので冬を越えて来春に収穫できることを期待しています。その後、ようやく収穫適期となった白菜と長ネギを収穫。そして除草した草の後片付けをして午前の作業は終了しました。
午後は調理体験。燻製づくりと簡単キムチづくりに挑戦しました。燻製は段ボールで簡単にできる冷燻で、山北産の干物や煮卵などを1時間程度かけて香りづけしました。キムチは畑で収穫したばかりの白菜を使い、大量の唐辛子やにんにくを混ぜてペースト状にしたものを合わせてよく揉んで作りました。1週間後が食べ頃ということで、参加者には持ち帰りしてもらいました。お味はいかがだったでしょうか。
午後の活動終了後には、今年活動でお世話になった方も交えて交流会を実施しました。作ったばかりの燻製や白菜の鍋などを囲んで楽しい時間を過ごすことができました。
次回が今年度最後の活動です。畑の野菜を全て収穫し、蕎麦打ちをする予定です。

第6回活動のようす(2023年12月9日)

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12月に入り雨の多い日が続きましたが、第6回目の活動日は暖かな日差しのもとで実施しました。
午前中はそば打ち体験。百姓やってみ隊の活動収めの日ということで、最近はそば打ち体験が恒例になっています。「つなぎ」を使わないそば打ちは難易度高めですが、みなさんに挑戦してもらいました。水加減が難しいのですが、指導を受けながら伸ばしていきます。途中で一部が切れたりした班もありましたが、なんとか伸ばし終え切る工程へ。そば用の包丁は普通の包丁より大きいため、扱いに慣れていないので苦労していました。太いそばになる人もいて「きしめん」と言われる場面も。それでも段々とコツをつかみ、終盤はそばと呼べる細さのものができたようでした。切り終えた打ち立てのそばはゆで上げて昼食に早変わり。打ち立てのそばは風味がよく、かなり多めのそばを茹でましたが、全て残さず食べました。お腹いっぱいで眠気に負けた人もいたようでした。
午後は農作業。これまでの活動で育てた野菜を全て収穫しました。暖かい日差しで休憩時には冷たい飲み物もほしくなる天候の中、ネギ、キャベツ、人参、大根を手際よく収穫しました。ネギとキャベツの出来は上々でしたが、人参と大根は天候や虫の影響で小さいものとなりました。これからの季節、鍋の具材として活躍してくれることでしょう。収穫した野菜と先の活動で収穫し追熟しておいたさつまいもなどは皆さんにお持ち帰りいただき、活動は終了しました。
月1回程度の活動ではありましたが、地域の魅力を感じ地域の人と関わりを持ってもらう。この活動をとおして少しでも「また来たいな」と思ってもらえる関係を築くことができていれば嬉しいです。「来年は?」との声もありましたので、また準備が整いしだい周知をいたしますので、大勢の皆さんに参加いただければと思います。
また、今年度の活動にご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。


第9期百姓やってみ隊(2023)
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