日時
平成29年8月15日(火曜日)午後6時30分~
場所
朝日みどりの里 日本庭園 特設能舞台
記事
160年以上前から大須戸集落で伝承されてきた民族芸能、新潟県無形文化財「大須戸能」による薪能が、みどりの里日本庭園特設能舞台で演能されました。
天候に恵まれた日本庭園の能舞台には蝉しぐれが降り注ぎ、開幕に舞囃子の「猩々」が優雅に舞われ、かがり火に点火されると凛とした舞台に神聖な気持ちになりました。狂言「瓜盗人」の場面では、畑で瓜盗人と案山子に扮した瓜作り名人との言葉やしぐさが滑稽で、能「船弁慶」の華やかに装束に身をまとった源義経と静御前の悲哀に満ちた優美さと勇壮さがかがり火に幻想的に映し出され、薪能の幽玄さを大いに魅了いたしました。
歴史的風致の大須戸能を継承しながら、未来へ繋げなければならない大切な役割を感じました。