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ビニール製シートを設置する際はご注意ください
飛沫防止用ビニールシートを設置する場合はご注意ください
新型コロナウイルス感染拡大対策に取り組んでる中、各店舗などでは窓口やレジ付近に透明のビニール製シートを設置し、飛沫防止を図っている店舗が見受けられます。
実はこのビニール製やナイロン製の飛沫防止シートは燃えやすい性質があるのをご存知でしたか?
ビニール製の飛沫防止シートに一度火がつくと、一気に拡大し、全体に燃え広がります。その後、燃えた状態でポタポタと垂れていくことから、レジ付近にある商品などから延焼拡大する可能性があると十分考えられます。
新型コロナウイルス感染症の飛沫感染防止対策として、窓口やレジ付近などに透明のビニールシートを設置する場合は、以下の点に注意し、感染予防対策とともに火災予防対策をお願いします。
1 火の近くに設置しない
ビニールシートは「防炎」などの性能を有しない場合、そのほとんどが燃えやすい素材であるため、コンロなどの火気や熱源、または照明器具(白熱灯)の近くに設置すると火災に至る可能性があります。
2 消防用設備等の障害になっていないか確認してください
消防用設備から距離をあけるようにしてください。
- スプリンクラー設備のスプリンクラーヘッド付近
(散水障害が生じる可能性があります。) - 自動火災報知設備の感知器付近
(熱や煙の感知の妨げになる可能性があります。)
3 避難上支障がある場所に設置しない
火災が発生したとき避難上支障のある場所には設置しないでください。また、避難口へ導く緑色の標識など(誘導標識や誘導灯)は安全に避難する際の目印ですので視認障害とならないよう注意してください。
- 避難経路を閉鎖するおそれのある場所
- 誘導灯の視認障害となる場所
4 火災を防止するために
ビニール製シートを設置する際は「防炎」や「難燃」などの燃えにくい素材で作られたものがあります。設置する際は「防炎」や「難燃」の物品の使用をご検討ください。
取り付けに際して不明な点がありましたら、管轄する消防署へ相談してください。
総務省消防庁リーフレットをご確認ください
飛沫防止用シートの火災に注意! [PDFファイル/1.37MB]