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平成28年度の地域活動報告
花いっぱいプロジェクト
神納東小学校での植栽
平成24年に地域の拠点である神納東小学校にシバザクラとマツバギクを植えて、その後も管理を進めてきましたが、生育不良の苗株が目立ち、改善が必要になってきました。
生育不良の原因を探り、今後の改善策を検討するため、新潟県都市緑化センターから花と緑のアドバイザーを派遣してもらい、現地診断と栽培・管理方法のご指導をいただき、今後の事業展開について運営委員と意見交換をおこないました。
今後は今回の指導をもとに、効果的な取り組みとなるよう検討を進めてまいります。
花いっぱいサポーター
住民有志による花の植栽や管理を支援する「花いっぱいサポーター」に取り組みました。今年度は4団体が活動に取り組み、地域の景観美化と快適な生活空間づくりが図られました。
里本庄区(集落入口のバス停の花植え)
里本庄区では、集落の入り口のバス停前に花壇を自作し、植栽をおこないました。ブロックで囲んだ本格的な花壇となり、子どもたちが雨の中がんばって花を植えました。色とりどりのきれいな花が集落を訪れる方を歓迎しています。
上助渕ふれあい茶の間(集会所花壇での花植え)
上助渕ふれあい茶の間では、上助渕コミュニティセンターの花壇に植栽をおこないました。ふれあい茶の間でのこの取り組みは、今年で4年連続となり、活動の定着が図られ、参加者や集落の方から好評です。今年も花壇は素敵な数々の花で彩られ、皆さん気持ちよく集会所を利用することができました。
下助渕区(農村公園での花植え)
下助渕区では、農村公園周辺の花植えをおこないました。地元に店舗を構える商店や集落の方のご厚意で予定より多くの花を植栽でき、花植え当日は子どもから大人まで80人が参加しました。年間を通じ集落の多くの方が使う公園が花で彩られ、環境美化への意識が一層高まりました。
志田平区(集落内市道沿い歩道への花植え)
志田平区では、集落内の市道沿いの歩道への植栽をおこないました。昨年から始まったこの取り組みでは、集落の端から端まで、全長約200メートルをマリーゴールドが植えられた100個のプランターで飾りました。一直線に花が並んだ光景は見事で、行き交う集落内外の方々からたいへん好評でした。
神林地区敬老会(平成28年6月18日)
昭和17年4月1日までに生まれた方を対象に神林地区敬老会が開催されました。神林地区で569人が出席、うち神納東地域は51人の敬老者が出席しました。神納東小学校児童が出演した演芸などを楽しみ、お互い健康での再会を喜び、笑顔で健康長寿をお祝いしました。
山元遺跡山道整備(平成28年10月2日)
神納東地域の北部に位置する山元遺跡は、日本海沿岸東北自動車道の建設に伴う発掘調査で見つかった弥生時代後期の遺跡です。高地性環濠集落としては日本海側最北の発見例で、集落の周囲からは筒型銅製品やガラス小玉がまとまって出土しました。当時の歴史や文化を知る上で大変貴重であることから、平成28年10月に国史跡に指定されました。
協議会では、郷土の宝を大切にし、遺跡についての理解を深め、愛郷の心を育むため、整備活動を計画しました。当日は、参加者で山道の清掃や上り段の補修、中腹の刈り払いをおこないました。整備活動の後、市教育委員会の大野主査から遺跡の解説を聞き、理解を深めました。今後も地域住民と行政の協働により地域の宝が守り育てられていくことが期待されています。
神納東ふれあい運動会(平成28年10月10日)
10月10日、体育の日に恒例の神納東ふれあい運動会を開催しました。前日からの雨によりグラウンドが回復せず、今年は体育館での開催となりました。体育館に応援の声が響く中、白熱した競技が繰り広げられました。新競技の綱引きは、選手の掛け声や各集落の応援で、この日一番の盛り上がりとなりました。地域伝統の運動会を通じ、いっそう交流と団結が図られました。
神納東ふれあい市(平成28年10月23日)
10月23日、地域の名産・特産を集めた軽トラ市「神納東ふれあい市」を開催しました。住民の交流による地域活性化、地元の自慢の品々を内外にアピールして産業振興を図ること、住民自らが地域の魅力を再発見することで愛郷の心を育むことを目的とし、今年で2回目の開催となりました。
神納東小学校を会場に、10店舗に出店していただき開催しました。神納東小学校の文化祭と同時開催し、児童の保護者をはじめ、大勢の地域の方にご来場いただきました。魅力的な商品の数々に、どのお客さまも買い物袋をたくさん抱えて、笑顔で買い物をしていただきました。
神納東ふれあい市ショップリスト [PDFファイル/169KB]
平成28年度研修会(平成29年2月26日)
地域の現状を認識し、これからの地域課題やその解決方法などについて学び、今後の活動の発展と協働のまちづくりへの意識高揚のため、地域住民を対象とした研修会を実施しました。
今年度の研修会は、地域づくり団体の中間支援組織として県内外で活躍中の都岐沙羅パートナーズセンター 斎藤主税事務局長を講師としてお招きし、人口動態の分析に基づく未来予測や地域課題の解決方法、住民自治の先進事例である「小規模多機能自治」について学びました。
講演の後、参加者でこれから地域で大切になってくることについて意見交換をおこないました。少子高齢化や人口減少など、地域の抱える課題はありますが、その解決へ向けて有意義な研修会となりました。